JP4769634B2 - 撮像装置および撮像装置におけるノイズ除去方法 - Google Patents
撮像装置および撮像装置におけるノイズ除去方法 Download PDFInfo
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Description
前記イメージセンサの露光時間を相対的に短くかつ前記増幅器の増幅率を相対的に高く設定するA露光で撮像を行ってA露光データを取得する手段と、
前記イメージセンサの露光時間を相対的に長くかつ前記増幅器の増幅率を相対的に低く設定するB露光で撮像を行ってB露光データを取得する手段と、
前記B露光データを用いた補正により前記A露光データに対してノイズ除去を行う手段とを備えた構成とされている。この構成において、前記信号処理部としては、DSP(Digital Signal Processor)または画像処理LSIが好ましい。
イメージセンサから得られる露光データについて、前記イメージセンサのシャッター速度を高速かつ感度を高く設定するA露光で撮像を行ってA露光データを取得するステップと、
前記イメージセンサのシャッター速度を低速かつ感度を低く設定するB露光で撮像を行ってB露光データを取得するステップと、
前記B露光データを用いた補正により前記A露光データに対してノイズ除去を行うステップと、
前記ノイズ除去の処理において、前記B露光データの前記A露光データに対する類似度を小領域毎に算出するステップとを含み、
前記ノイズ除去の処理において、前記A露光データに基づいて前記B露光データのぶれ補正を行った後、前記類似度を算出し、前記類似度に応じて前記B露光データによる前記A露光データに対する補正への寄与度を調整するものである。
図1は本発明の実施の形態1における撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、1は撮像装置外部からの光を取り込むためのレンズ、2はレンズ1から入射した光を指定の期間(1/シャッター速度)だけ通過させるためのメカシャッター、3は入射した光を光電変換により電荷として蓄積し、アナログ信号として出力するためのイメージセンサ、4はアナログ信号を指定倍率(感度)だけ増幅するための増幅器、5はアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器、6はデジタル信号にさまざまな信号処理を施すための信号処理部(DSPまたは信号処理LSI)、7はイメージセンサ3に対して電荷の転送を行わせる転送パルスや、電荷の蓄積時間を決定する電子シャッターパルスなどの駆動パルスを与えるためのタイミングジェネレータ(TG)、8は信号処理部6により処理されたデジタル信号をデータとして一時的に記憶するためのフレームメモリ、9はフレームメモリ8上のデータを最終的に保存するための記録メディアである。
これにより、A露光データEaに対してB露光データEbは、手ぶれ等により類似度Sがやや低い領域Q1、被写体ぶれや新たな被写体が画面に進入することにより類似度Sが著しく低い領域Q2、ぶれの影響があまり目立たず類似度Sが高い領域Q3に分けられる。仮に類似度Sを画像として表現すると、図3(c)のようになる。なお、類似度Sは小領域毎に参照できればよいので、露光データ全体に対応する類似度Sを記憶するためのフレームメモリは不要である。
次に、画素値Paとその周辺8画素pcの加算平均値Pmを以下の式により求める。
ここで、露光条件から通常、画素値Pbは画素値PaよりもS/Nが良いので、差分ΔPが大のときは、画素値Paはノイズである可能性が高く、反対に差分ΔPが小のときは、画素値Paは正常な値である可能性が高い。したがって、ノイズ除去後の画素値Pa′については、図5のグラフのように、差分ΔPが閾値TH未満においては、画素値Paの値をそのまま使用する。一方、差分ΔPが閾値TH以上においては、画素値Pa′は加算平均値Pmの値に補正傾きGで近づきノイズが平滑化されるように処理される。これを式で表すと以下のようになる。
(ただし、Pa≦Pa′≦Pmもしくは Pm≦Pa′≦Pa)
G=G′(Pm−Pa), (G′は補正傾きゲイン)
ただし、3本の斜線で示すように、画素値PaのS/Nによらず、類似度Sが低い(画素値Pbが画素値Paに対してぶれている)ほど差分ΔPが大きく、類似度Sが高いほど差分ΔPが小さくなり、理想の補正傾きに対してズレが生じる。そのため、補正傾きゲインG′を以下のように定義し、ズレを補正する。
これにより、類似度Sが高い領域ほど補正傾きGが大きくなり、画素値Pbからなる差分ΔPの項の画素値Pa′に対する寄与度が大きく、つまりはB露光データEbのノイズ除去に対する寄与度が高くなる。つまり、類似度Sが高いほどノイズ除去効果が大きい。そして、画素値Pa′を小領域の先頭から終端まで座標をずらしつつ計算し、ノイズ除去後データEa′を得てフレームメモリ8に格納する。
ただし、動きベクトルVは、A露光データEaのノイズレベルが高い領域では精度が低下する可能性がある。また、一般に露光データのノイズレベルは輝度によって変化する。
V′=g1V+(g2V−g1V)・(Y−Y1)/(Y2−Y1) (Y1≦Y<Y2のとき)
V′=g2V+(g3V−g2V)・(Y−Y2)/(Y3−Y2) (Y2≦Y<Y3のとき)
V′=g3V (Y3≦Yのとき)
ただし、g0,g1,g2,g3は1以下の定数である。
本発明の実施の形態2における撮像装置は、イメージセンサを単一としながら、A露光とB露光を同時に行うようにしたものである。
2 メカシャッター
3 イメージセンサ
4 増幅器
5 A/D変換器
6 信号処理部
7 タイミングジェネレータ(TG)
8 フレームメモリ
9 記録メディア
51 撮像素子
52 エリアセンサ
53 垂直シフトレジスタ
54 リセット用シフトレジスタ
55 リセットマスク制御部
56 電荷読出し制御部
57 水平シフトレジスタ
58 増幅率制御部
59 増幅部
Q1 類似度Sがやや低い領域
Q2 類似度Sが著しく低い領域
Q3 類似度Sが高い領域
Claims (9)
- 受光した光を電気信号に変換するイメージセンサと、
前記電気信号を増幅する増幅器と、
増幅された信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記イメージセンサおよび前記増幅器を制御し前記A/D変換器による前記デジタル信号を処理する信号処理部とを備え、
前記信号処理部は、
前記イメージセンサの露光時間を相対的に短くかつ前記増幅器の増幅率を相対的に高く設定するA露光で撮像を行ってA露光データを取得する手段と、
前記イメージセンサの露光時間を相対的に長くかつ前記増幅器の増幅率を相対的に低く設定するB露光で撮像を行ってB露光データを取得する手段と、
前記B露光データを用いた補正により前記A露光データに対してノイズ除去を行う手段と、
前記ノイズ除去の処理において、前記B露光データの前記A露光データに対する類似度を小領域毎に算出する手段とを備え、
前記ノイズ除去の処理において、前記A露光データに基づいて前記B露光データのぶれ補正を行った後、前記類似度を算出し、前記類似度に応じて前記B露光データによる前記A露光データに対する補正への寄与度を調整する撮像装置。 - 前記信号処理部は、前記A露光データに基づく前記B露光データのぶれ補正を、前記B露光データの前記A露光データに対する類似度が所定値以下の条件下でのみ行う請求項1に記載の撮像装置。
- 前記信号処理部は、前記A露光データに基づく前記B露光データのぶれ補正において、前記A露光データによるぶれ補正への寄与度を、前記A露光データの画素値または小領域の平均輝度に応じて調整する請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
- 前記イメージセンサが単一であり、前記信号処理部は、前記単一のイメージセンサを用いて、前記A露光を行った後に前記B露光を行う請求項1から請求項3までのいずれかに記載の撮像装置。
- 前記イメージセンサが複数であり、前記信号処理部は、前記複数のイメージセンサを用いて、前記A露光と前記B露光を同時に行う請求項1から請求項3までのいずれかに記載の撮像装置。
- 前記イメージセンサは、X−Yアドレス型に構成され蓄積電荷のリセットタイミングがライン単位で制御可能な撮像素子のアレイと、前記撮像素子のアレイからの信号を増幅し、その増幅率がライン単位で変更可能な増幅部とを有するものに構成され、ライン毎に露光時間と増幅率を調整しながら前記A露光と前記B露光を同時に行う請求項1から請求項3までのいずれかに記載の撮像装置。
- 前記信号処理部は、前記A露光および前記B露光によるデータを所要のライン数分だけ格納するラインメモリを有し、前記ラインメモリ上で前記ノイズ除去の処理を行う請求項6に記載の撮像装置。
- イメージセンサから得られる露光データについて、前記イメージセンサのシャッター速度を高速かつ感度を高く設定するA露光で撮像を行ってA露光データを取得するステップと、
前記イメージセンサのシャッター速度を低速かつ感度を低く設定するB露光で撮像を行ってB露光データを取得するステップと、
前記B露光データを用いた補正により前記A露光データに対してノイズ除去を行うステップと、
前記ノイズ除去の処理において、前記B露光データの前記A露光データに対する類似度を小領域毎に算出するステップとを含み、
前記ノイズ除去の処理において、前記A露光データに基づいて前記B露光データのぶれ補正を行った後、前記類似度を算出し、前記類似度に応じて前記B露光データによる前記A露光データに対する補正への寄与度を調整する撮像装置におけるノイズ除去方法。 - 前記感度を前記イメージセンサからの信号を増幅する増幅器の増幅率とする請求項8に記載の撮像装置におけるノイズ除去方法。
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