JP4769155B2 - モーア - Google Patents

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Description

本発明は、刈り刃ハウジングの内部に刈り刃ハウジング横方向に並んで位置するとともに刈り刃ハウジング上下向き軸芯まわりで回転自在な複数の回転刈り刃と、前記刈り刃ハウジングの内部の前記各回転刈り刃の回転域の前方に位置した前バッフルプレートと、前記刈り刃ハウジングの横一端部に位置した刈り草排出口とを備えたモーアに関する。
上記したモーアとして、従来、たとえば特許文献1に示されるものがあった。特許文献1に示されるモーアは、モーアデッキ(刈り刃ハウジングに相当)と、3枚のブレード(回転刈り刃に相当)と、前部バッフルプレート(前バッフルプレートに相当)と、排出口(刈り草排出口に相当)とを備えている。
特開2006−20531号公報(段落〔0012〕,〔0013〕、図4,5)
この種のモーアでは、特許文献1に示される如く、刈り刃ハウジングの刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部における刈り刃ハウジング内に、刈り刃ハウジングの前縦壁と横縦壁とによって角部を形成されることがある。また、回転刈り刃によって切断された刈り草は、回転刈り刃の回転によって発生した風によって刈り刃ハウジングの横端部に搬送され、刈り草排出口から刈り刃ハウジング外に排出される。このため、回転刈り刃によって発生した風が前バッフルプレートから前記角部に漏れ出ることがあった。また、前バッフルプレートによる草の押し倒しが発生しにくいように前バッフルプレートの地面との隙間を大にするほど、前バッフルプレートからの風の漏れ出しが発生しやすくなる。従来、角部に漏れ出た風は、角部を前縦壁や横縦壁に沿って下降し、角部から刈り刃ハウジング外に漏れ出やすくなっていた。角部の角度が急角度になるほど、風が刈り刃ハウジングに沿って横流れしにくくなり、風の刈り刃ハウジング外への漏れ出しが発生しやすくなっていた。この結果、刈り刃ハウジング外に漏れ出た風による草の押し倒しが発生しやすくなっていた。
本発明の目的は、前記角部への風漏れ出しが発生しても、角部から刈り刃ハウジング外への風漏れ出しを抑制しやすいモーアを提供することにある。
本第1発明は、刈り刃ハウジングの内部に刈り刃ハウジング横方向に並んで位置するとともに刈り刃ハウジング上下向き軸芯まわりで回転自在な複数の回転刈り刃と、前記刈り刃ハウジングの内部の前記各回転刈り刃の回転域の前方に位置した前バッフルプレートと、前記刈り刃ハウジングの横一端部に位置した刈り草排出口とを備えたモーアにおいて、
前記前バッフルプレートは、前記刈り草排出口が位置する刈り刃ハウジングの横一端部と前記刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部とにわたって位置し、かつその下端が前バッフルプレートの全長にわたって前記回転刈り刃の起風羽根の上端よりも高く位置するように形成してあり、
前記刈り刃ハウジングの前記刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部で刈り刃ハウジングの横縦壁と前縦壁とによって刈り刃ハウジング内に形成される角部に、前記前バッフルプレートの下端よりも低く位置させた底面を形成した角部ガイドを備え、
前記刈り刃ハウジングの前縦壁の下端部から刈り刃ハウジング内後方側に向かって延出され、かつ前記前バッフルプレートの下端よりも低く位置するガイド面を形成したガイドを、前記角部ガイドと前記刈り草排出口との間に前記前縦壁に沿わせて設け、
前記刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部に配設されている回転刈り刃の起風羽根の回転によって発生し前記前バッフルプレートの下方を通って前記角部に漏れ出た風を、前記角部ガイドの底面によって刈り刃ハウジングの横縦壁と前縦壁とに沿って流動案内し、前記角部ガイドからの風と、各回転刈り刃の起風羽根の回転によって発生し、各回転域から前記前バッフルプレートの下方を通って前縦壁の付近に漏れ出た風を、前記ガイドのガイド面によって流動案内して、前記前バッフルプレートと前記前縦壁との間を通して前記刈り草排出口に流動案内するように構成してある
本第1発明の構成によると、前バッフルプレートから角部への風漏れ出しが発生しても、漏れ出た風は、角部ガイドの底面によって流動案内され、横縦壁と前縦壁とに沿って刈り草排出口に向けて流動しやすくなる。この結果、角部から刈り刃ハウジング外への風漏れ出しが発生しにくくなる。
これにより、前バッフルプレートに大きな地面との隙間を備えさせたり、刈り刃ハウジングに角部角度が急角度になる形状を備えさせたりしても、刈り刃ハウジングの角部から外部に風が漏れ出して草が押し倒される事態の発生を回避しやすく、刈り高さが揃うなど仕上がりのよい草刈り作業を行うことができる。
また、角部ガイドからの風がガイドによる流動案内によって刈り草排出口にスムーズに流動し、刈り刃ハウジングから前方への風漏れ出しも発生しにくくなって刈り刃ハウジングの前方に位置する草がスムーズに、かつ風による押し倒しの少ない姿勢で刈り刃ハウジング内に導入されやすくなる。
これにより、刈り刃ハウジングの前方に位置する草を刈り刃ハウジング内に適切な姿勢でスムーズに導入して切断処理され、刈り高さが揃うなど仕上がりのよい草刈り作業を能率よく行うことができる。
本第2発明は、本第1発明の構成において、前記角部ガイドは、前記刈り刃ハウジングの横縦壁と前縦壁とによって刈り刃ハウジング内に形成される前記角部に沿って平面視で湾曲形状に形成してあり、
この角部ガイドとは別体で前記刈り刃ハウジングの前縦壁に沿って設けられるガイドは、前記刈り草排出口が位置する側の横端部に近い側における前記刈り刃ハウジングの前縦壁の直線部分に沿って平面視で直線状に形成された部分と、前記刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部に近い側における前記刈り刃ハウジングの前縦壁の直線部分に沿って平面視で直線状に形成された部分とに分割して構成してある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、乗用型草刈機の全体側面図である。図2は、乗用型草刈機の全体平面図である。これらの図に示すように、乗用型草刈機は、左右一対の前車輪1,1と左右一対の後車輪2,2とを有した自走車体と、この自走車体の車体フレーム3の前輪1と後輪2との間にリンク機構4を介して装着された本発明の実施例に係るモーア20とを備えている。
この乗用型草刈機は、草刈りや芝刈り作業を行うものである。
すなわち、リンク機構4の左右一対の後揺動リンク4b,4bを一体揺動自在に支持している支軸4dに連結された昇降シリンダ14を操作すると、リンク機構4が昇降シリンダ14によって車体フレーム3に対して上下に揺動操作され、モーア20をゲージ輪25が地面に接地した下降作業状態と、ゲージ輪25が地面から上昇した上昇非作業状態とに昇降操作する。モーア20を下降作業状態にして自走車体を走行させると、モーア20は、刈り刃ハウジング21の内部に位置する3枚の回転刈り刃22L,22C,22R(図3参照)によって草や芝の刈り処理を行い、刈り草や刈り草を各回転刈り刃22L,22C,22Rの回転によって発生した風によって刈り刃ハウジング21の内部を刈り刃ハウジング21の横一端部に位置する刈り草排出口23(図3参照)に搬送し、この刈り草排出口23から放出ガイド24によって案内させながら自走車体横外側に放出する。
自走車体について詳述する。
自走車体は、前記左右一対の前車輪1,1と前記左右一対の後車輪2,2とを備える他、車体後部に設けたエンジン5を有した原動部と、運転座席6及び左右一対の操縦レバー7,7を有した運転部と、運転座席6の後側近くに位置した転倒保護枠8と、前記左右の後車輪2,2を支持する伝動装置9と、伝動装置9の前部に位置する動力取り出し軸10の駆動力をモーア20の刈り刃駆動機構20Dに伝達する回転軸11とを備えている。左右の前車輪1は、車体フレーム3の前部に連結された前輪支持フレーム12の端部に前輪支持フォーク13を介して遊転自在に支持されている。左右の前車輪1は、前輪支持フォーク13と共に前輪支持フレーム12に対して揺動操向する。左右の後車輪2,2は、伝動装置9が備える一対の静油圧式無段変速装置(図示せず)によって各別に駆動され、前記左右一対の操縦レバー7,7による一対の静油圧式無段変速装置の各別な変速操作によって各別に前進側及び後進側に変速され、かつ停止操作される。
次に、リンク機構4について詳述する。
リンク機構4は、車体フレーム3とモーア20の刈り刃ハウジング21の前端側とにわたって連結されて、モーア20の前端側を車体フレーム3に昇降自在に連結している左右一対の前揺動リンク4a,4aと、車体フレーム3と前記刈り刃ハウジング21の後端側とにわたって連結されて、モーア20の後端側を車体フレーム3に昇降自在に連結している左右一対の後揺動リンク4b,4bと、左右両側において前揺動リンク4aと後揺動リンク4bとにわたって連結された連動リンク4cとを備えている。
次に、モーア20について詳述する。図3は、モーア20の底面図である。図4は、モーア20の底面側からの斜視図である。
これらの図に示すように、モーア20は、前記刈り刃ハウジング21と、前記3枚の回転刈り刃22L,22R,22Cと、前記刈り草排出口23と、前記ゲージ輪25とを備える他、刈り刃ハウジング21の内部に各回転刈り刃22L,22R,22Cよりも前側に配置して設けた前バッフルプレート40と、刈り刃ハウジング21の内部に各回転刈り刃22L,22R,22Cよりも後側に配置して設けた後バッフルプレート50とを備えている。
刈り刃ハウジング21は、天板21aと、この天板21aの山形の前縁部から刈り刃ハウジング下方向きに延出した前縦壁21bと、天板21aの後縁部から刈り刃ハウジング下向きに延出した後縦壁21cと、天板21aの横端部から刈り刃ハウジング下向きに延出した横縦壁21dとによって構成され、自走機体下方向きに開口した容器形になっている。後縦壁21cは、この後縦壁21cの刈り刃ハウジング横方向での両端部に位置するとともに刈り刃ハウジング上下方向視で円弧形になった円弧形端部壁31と、前記一対の円弧形端部壁31,31の間に位置するとともに刈り刃ハウジング上下方向視で直線形になった直線形中間部壁32と備えている。刈り刃ハウジング21の前記刈り草排出口23は、天板21aと前縦壁21bと後縦壁21cとのそれぞれの端部によって形成されている。
図3,4に示すように、前記後縦壁21cは、この後縦壁21cの刈り刃ハウジング横幅方向での中央部に位置する部位としての前記直線形中間壁部32の中央部位に設けた通気口33と、この通気口33の両横側に配置して前記直線形中間壁部32に設けた第二通気口34とを備えている。前記各第二通気口34と前記通気口33とは、前記通気口33を挿通させて前記後バッフルプレート50のセンタ刈り刃対応部52と前記直線形中間壁部32とにわたって連結された左右一対の板金製の支持部材60,60のうちの第二通気口34に近い方の支持部材60を挟んだ位置関係になっている。前記各第二通気口34は、前記通気口33とで挟んでいる前記支持部材60の近くに配置されている。
図3,4に示すように、前記3枚の回転刈り刃22L,22R,22Cは、刈り刃ハウジング21の内部に刈り刃ハウジング横方向に並んでいる。各回転刈り刃22L,22R,22Cは、刈り刃ハウジング21の天板21aにベアリング支持ケースで成る支持部材26を介して回転自在に支持された刈り刃駆動軸27の下端部に一体回転自在に支持されており、刈り刃駆動軸27が備える刈り刃ハウジング上下向きの軸芯Xまわりで刈り刃駆動軸27と共に刈り刃ハウジング21に対して回転する。各回転刈り刃22L,22R,22Cは、回転刈り刃22L,22R,22Cの両端部に設けた切断刃28と、各切断刃28の背後側に設けた起風羽根29とを備えている。
前バッフルプレート40は、3枚の回転刈り刃22L,22R,22Cのうちの前記刈り草排出口23が位置する側とは反対側の端に位置した反排出側サイド回転刈り刃22Lの前方近くに位置したサイド刈り刃対応部41と、3枚の回転刈り刃22L,22R,22Cのうちの中央に位置したセンタ回転刈り刃22Cの前方近くに位置したセンタ刈り刃対応部42と、3枚の回転刈り刃22L,22R,22Cのうちの前記刈り草排出口23が位置する側の端に位置した排出側サイド回転刈り刃22Rの前方に位置したサイド刈り刃対応部43とを備えている。前記サイド刈り刃対応部41は、刈り刃ハウジング上下方向視で反排出側回転刈り刃22Lの回転域22LAの前部にほぼ沿った円弧形になっている。前記センタ刈り刃対応部42は、刈り刃ハウジング上下方向視でセンタ回転刈り刃22Cの回転域22CAの前部にほぼ沿った円弧形になっている。前記サイド刈り刃対応部43は、排出側サイド回転刈り刃22Rの回転域22RAから前方にかなり離れている。このサイド刈り刃対応部43は、センタ刈り刃対応部42に連結している側の端部分では刈り刃ハウジング上下方向視で円弧形になり、その他の部分では刈り刃ハウジング上下方向視で直線形になっている。前バッフルプレート40は、前バッフルプレート40の長手方向での複数箇所に連結された取り付けロッド45によって刈り刃ハウジング21の天板21aに連結されている。図5,7に示すように、前バッフルプレート40と地面Gとの隙間が前縦壁21bと地面Gとの隙間よりも大になるよう、前バッフルプレート40の下端の配置高さH1が前縦壁21bの下端の配置高さH2よりも高くなっている。
後バッフルプレート50は、前記反排出側サイド回転刈り刃22Lに対応したサイド刈り刃対応部51と、前記センタ回転刈り刃22Cに対応した前記センタ刈り刃対応部52と、前記排出側サイド刈り刃22Rに対応したサイド刈り刃対応部53とを備えている。前記サイド刈り刃対応部51は、刈り刃ハウジング上下方向視で反排出側回転刈り刃22Lの回転域22LAに沿った円弧形になっている。このサイド刈り刃対応部51の一部は、前記円弧形端部壁31によって構成してある。前記センタ刈り刃対応部52は、刈り刃ハウジング上下方向視でセンタ回転刈り刃22Cの回転域22CAに沿った円弧形になっている。前記サイド刈り刃対応部53は、刈り刃ハウジング上下方向視で排出側サイド回転刈り刃22Rの回転域22RAに沿った円弧形になっている。このサイド刈り刃対応部53の一部は、前記円弧形端部壁31によって構成してある。
刈り刃ハウジング21の前記刈り草排出口23が位置する側とは反対側の横端部を、図6に示す如く構成してある。前記横縦壁21dと前記前縦壁21bとによって図6の如き角部70が刈り刃ハウジング21の内部に形成され、かつ、横縦壁21dの直線部分における延長線21dLと、前縦壁21bの直線部分における延長線21bLとの交点Yが前記反排出側サイド回転刈り刃22Lの回転域22LAから刈り刃ハウジング前方側に間隔Dを離れて位置した状態の横端部に構成してある。
図3,4に示すように、刈り刃ハウジング21は、刈り刃ハウジング21の前記角部70に設けた角部ガイド71と、この角部ガイド71と前記刈り草排出口23との間に前縦壁21bに沿わせて設けたガイド72とを備えている。図6は、角部カイド71の底面視での構造を示し、図7は、角部ガイド71の横断面視での構造を示す。これらの図に示すように、角部ガイド71は、前縦壁21bの下端部と横縦壁21dの下端部との端部どうしにわたって連結した板体によって構成してある。角部ガイド71は、前記角部70に刈り刃ハウジング上方向きの底面71aを形成している。この底面71aは、前バッフルプレート40の前記サイド刈り刃対応部41の端部よりも前方に前バッフルプレート40の下端よりも低い配置高さで位置している。
つまり、角部ガイド71は、反排出側回転刈り刃22Lの起風羽根29の回転によって発生し、回転域22LAから前バッフルプレート40のサイド刈り刃対応部41の下方を通って角部70に漏れ出た風を横縦壁21dと前縦壁21bとに沿って刈り草排出口23に向けて流動するよう底面71aによって流動案内する。
図3,6は、ガイド72の底面視での構造を示し、図5は、ガイド72の横断面視での構造を示す。これらの図に示すように、ガイド72は、前記前縦壁21bの下端部から刈り刃ハウジング内後方側に向かって延出した刈り刃ハウジング上向きの案内面72aを備えるよう、前縦壁21bの内面側に縦辺部が連結ボルト73で連結された折り曲げ板体の横辺部によって構成してある。ガイド72は、刈り刃ハウジング21の横方向に分割された2つの分割折り曲げ板体によって構成してある。案内面72aは、前バッフルプレート40よりも前方に前記角部ガイド71の底面71aの配置高さと同一の配置高さで位置している。
つまり、ガイド72は、前記角部ガイド71からの風と、各回転刈り刃22L,22C,22Rの起風羽根29の回転によって発生し、各回転域22LA,22CA,22RAから前バッフルプレート40の下方を通って前縦壁21bの付近に漏れ出た風を前縦壁21bに沿って刈り草排出口23に向けて流動するようガイド面72aによって流動案内する。
つまり、エンジン5からの駆動力を回転軸11によって刈り刃駆動機構20Dに伝達し、この刈り刃駆動機構20Dによって各刈り刃駆動軸27を駆動することにより、各回転刈り刃22L,22R,22Cを刈り刃駆動軸27が有する刈り刃ハウジング上下向きの軸芯Xまわりで図3に示す回転方向Aに駆動する。すると、反排出側サイド回転刈り刃22Lと排出側サイド回転刈り刃22Rとは、起風羽根29の起風作用により、刈り刃ハウジング21の外部の空気を刈り刃ハウジング21の前縦壁21b、横縦壁21d、後縦壁21cの下方から回転域22LA,22RAに導入して空気流を発生させ、芝、草を空気流によって起立させながら切断刃28によって切断処理する。センタ回転刈り刃22Cは、起風羽根29の起風作用により、刈り刃ハウジング21の外部の空気を刈り刃ハウジング21の前縦壁21bの下方から、さらに後縦壁21cの下方と通気口33と各第二通気口34とから後バッフルプレート50の下方を通してそれぞれ回転域22CAに導入して空気流を発生させ、芝、草を空気流によって起立させながら切断刃28によって切断処理する。各ゲージ輪25が地面に接地して刈り刃ハウジング21を接地支持し、各回転刈り刃22L,22R,22Cを設定刈り高さとしての設定対地高さに維持していることにより、各回転刈り刃22L,22R,22Cによる刈り高さが設定刈り高さになる。各回転刈り刃22L,22R,22Cによって切断処理された刈り草や刈り芝を各回転刈り刃22L,22R,22Cの起風羽根29によって発生した風により、後バッフルプレート50と前バッフルプレート40とに案内させて刈り刃ハウジング21の内部を刈り草排出口23が位置する横一端側に搬送し、刈り草排出口23から刈り刃ハウジング21の横外側に放出する。このとき、各回転刈り刃22L,22C,22Rによって発生した風が前バッフルプレート40から刈り刃ハウジング前方側に漏れ出ても、漏れ出た風は、角部ガイド71の底面71aやガイド72の案内面72aによる流動案内によって横縦壁21dや前縦壁21bに沿って刈り草排出口23に向けて流動し、刈り刃ハウジング21の角部70や前縦壁21bから外部に漏れ出にくくなる。
図3に示すように、モーア20は、刈り刃ハウジング21の刈り刃ハウジング横方向での中央部の前側と後側とに刈り刃ハウジング横方向に並べて設けた一対の接地ローラ61,61,62,62を備えている。
前側の左右一対の接地ローラ61,61は、刈り刃ハウジング21の前縦壁21bに連結された左右一対の支持部材63に支軸64を介して遊転自在に支持されている。前側の左右一対の接地ローラ61,61は、地面に***部などの障害物があると、この障害物に乗り上がって刈り刃ハウジング21の前端側を障害物に突っ込まないように接地支持しながら障害物を乗り越えていく。
図3,4,5に示すように、後側の左右一対の接地ローラ62,62は、前記後バッフルプレート50と直線形中間壁部32とにわたって連結された前記左右一対の支持部材60,60の前記通気口33から後方に突出した部位に支軸65を介して遊転自在に支持されている。後側の左右一対の接地ローラ62,62は、地面に***部などの障害物があると、この障害物に乗り上がって刈り刃ハウジング21の後端側を障害物に突っ込まないように接地支持しながら障害物を乗り越えていく。この左右一対の接地ローラ62,62は、通気口33の通気障害になりにくいように接地ローラ62の全体が通気口33から後方に突出した配置で支持されている。
乗用型草刈機全体の側面図 乗用型草刈機全体の平面図 モーアの底面図 モーアの斜視図 モーアの縦断側面図 モーアの横端部の平面図 図6のVII−VII断面矢視図
21 刈り刃ハウジング
21b 前縦壁
21d 横縦壁
22L,22C,22R 回転刈り刃
22LA,22CA,22RA 回転域
40 前バッフルプレート
70 角部
71 角部ガイド
71a 底面
72 ガイド
X 軸芯

Claims (2)

  1. 刈り刃ハウジングの内部に刈り刃ハウジング横方向に並んで位置するとともに刈り刃ハウジング上下向き軸芯まわりで回転自在な複数の回転刈り刃と、前記刈り刃ハウジングの内部の前記各回転刈り刃の回転域の前方に位置した前バッフルプレートと、前記刈り刃ハウジングの横一端部に位置した刈り草排出口とを備えたモーアであって、
    前記前バッフルプレートは、前記刈り草排出口が位置する刈り刃ハウジングの横一端部と前記刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部とにわたって位置し、かつその下端が前バッフルプレートの全長にわたって前記回転刈り刃の起風羽根の上端よりも高く位置するように形成してあり、
    前記刈り刃ハウジングの前記刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部で刈り刃ハウジングの横縦壁と前縦壁とによって刈り刃ハウジング内に形成される角部に、前記前バッフルプレートの下端よりも低く位置させた底面を形成した角部ガイドを備え、
    前記刈り刃ハウジングの前縦壁の下端部から刈り刃ハウジング内後方側に向かって延出され、かつ前記前バッフルプレートの下端よりも低く位置するガイド面を形成したガイドを、前記角部ガイドと前記刈り草排出口との間に前記前縦壁に沿わせて設け、
    前記刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部に配設されている回転刈り刃の起風羽根の回転によって発生し前記前バッフルプレートの下方を通って前記角部に漏れ出た風を、前記角部ガイドの底面によって刈り刃ハウジングの横縦壁と前縦壁とに沿って流動案内し、前記角部ガイドからの風と、各回転刈り刃の起風羽根の回転によって発生し、各回転域から前記前バッフルプレートの下方を通って前縦壁の付近に漏れ出た風を、前記ガイドのガイド面によって流動案内して、前記前バッフルプレートと前記前縦壁との間を通して前記刈り草排出口に流動案内するように構成してあるモーア。
  2. 前記角部ガイドは、前記刈り刃ハウジングの横縦壁と前縦壁とによって刈り刃ハウジング内に形成される前記角部に沿って平面視で湾曲形状に形成してあり、
    この角部ガイドとは別体で前記刈り刃ハウジングの前縦壁に沿って設けられるガイドは、前記刈り草排出口が位置する側の横端部に近い側における前記刈り刃ハウジングの前縦壁の直線部分に沿って平面視で直線状に形成された部分と、前記刈り草排出口が位置する側とは反対側の横端部に近い側における前記刈り刃ハウジングの前縦壁の直線部分に沿って平面視で直線状に形成された部分とに分割して構成してある請求項1記載のモーア。
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