JP4768350B2 - 車両用データ記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用データ記録装置に関するものである。
近年、航空機等に設けられているフライトレコーダと呼ばれる記録装置を車両に適用した車両用データ記録装置(ドライブレコーダ)が検討されている。このような車両用データ記録装置は、車両に設置したセンサによって検出した車両の走行状態に関するデータを常時記録し、例えば、車両が外部から所定値以上の衝撃力を受ける等の緊急状態に至った場合に、事後解析において記録されたデータからこの車両が緊急状態に至った原因を客観的に解析しようとするものである。このような車両用データ記録装置では、全走行時間分のデータを記録しておくことは膨大な記録容量を必要として現実的ではないため、一定時間分のセンサのデータを絶えず書き換え可能な記録装置に上書きして記録しており、緊急状態に至った時点より前の一定時間分のデータを保存して事後解析時にこのデータを利用可能となるようにしている(特許文献1)。
特開平07―244064号公報
ところで、このような車両用データ記録装置では、一度緊急事態に至ってデータが記録されると、その後センサのデータの記録は停止してしまう。したがって、例えば車両が外部から所定値以上の衝撃力を受けてその際のデータが記録された直後、さらに大きな衝撃力を受けた場合、さらに大きな衝撃力を受けた際のデータは記録されない。このため、緊急事態発生後により重大な緊急事態に至った際の原因解析等の事後解析ができないという問題点がある。
本発明の課題は、走行時の車両の状態を検出するセンサの検出値が所定の条件を満たした際に、その前後所定時間分の検出値を繰り返し記録することができる車両用データ記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、走行時の車両の状態を検出する車両状態検出センサと、前記車両状態検出センサの検出値を記録するリングバッファ記録領域を備えるリングバッファと、前記車両状態検出センサの検出値を記録する第一の記録領域と第二の記録領域とを備える記録部と、通常時は所定の周期で前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの前記検出値を記録する通常動作を行い、前記車両状態検出センサの前記検出値が所定の条件を満たした際は、前記所定の周期で前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな前記検出値を記録する前に、前記リングバッファ記録領域に既に記録されている前記車両状態検出センサの前記検出値を前記記録部の前記第一の記録領域に記録し、その後に前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな検出値を記録するとともに、前記車両状態検出センサの前記新たな検出値を前記記録部の前記第二の記録領域にも記録する記録動作を、前記車両状態検出センサの前記検出値が所定の条件を満たした際に前記リングバッファ記録領域に既に記録されていた前記車両状態検出センサの前記検出値が前記記録部の前記第一の記録領域にすべて記録されるまで行い、その後は前記通常動作を行う記録制御部とを備えることを特徴としている。
また請求項2に記載の発明は、走行時の車両の状態を検出する車両状態検出センサと、前記車両状態検出センサのN個の検出値を記録するリングバッファ記録領域を備えるリングバッファと、前記車両状態検出センサの少なくとも2N個の検出値を記録する記録部記録領域を備える記録部と、前記リングバッファ記録領域のアドレスを指示し、前記検出値がN個に至るまでは第一の先頭アドレスから順次加算され、前記検出値がN個を超えた場合はN個毎に前記第一の先頭アドレスに戻って順次加算される第一のポインタと、前記記録部記録領域のアドレスを指示し、第二の先頭アドレスから順次加算される第二のポインタと、前記記録部記録領域のアドレスを指示し、第三の先頭アドレスから順次加算される第三のポインタとを備え、通常時は、所定の周期で前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの前記検出値を記録し前記第一のポインタの加算を行う通常動作を行い、前記車両状態検出センサの前記検出値が所定の条件を満たした際は、前記所定の周期で前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな前記検出値を記録する前に、前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に既に記録されている前記車両状態検出センサの前記検出値を前記第二のポインタが指示するアドレスの前記記録部記録領域に記録し、その後に前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな検出値を記録して前記第一のポインタおよび前記第二のポインタを加算するとともに、前記車両状態検出センサの前記新たな検出値を前記第三のポインタが指示するアドレスの前記記録部記録領域にも記録して前記第三のポインタを加算する記録動作を前記所定の周期でN回行い、その後は前記通常動作を行う記録制御部とを備えることを特徴としている。
また請求項3に記載の発明は、走行時の車両の状態を検出する車両状態検出センサと、前記車両状態検出センサのN個の検出値を記録するリングバッファ記録領域を備えるリングバッファと、前記車両状態検出センサの少なくとも2N個の検出値を記録する記録部記録領域を備える記録部と、前記リングバッファ記録領域のアドレスを指示し、前記検出値がN個に至るまでは第一の先頭アドレスから順次加算され、前記検出値がN個を超えた場合はN個毎に前記第一の先頭アドレスに戻って順次加算される第一のポインタと、前記記録部記録領域のアドレスを指示し、第二の先頭アドレスから順次加算される第二のポインタとを備え、通常時は、所定の周期で前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの前記検出値を記録し前記第一のポインタの加算を行う通常動作を行い、前記車両状態検出センサの前記検出値が所定の条件を満たした際は、前記所定の周期で前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな前記検出値を記録する前に、前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に既に記録された前記車両状態検出センサの前記検出値を前記第二のポインタが指示するアドレスの前記記録部記録領域に記録し、その後に前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな検出値を記録して前記第一のポインタを加算するとともに、前記車両状態検出センサの前記新たな検出値を前記第二のポインタが指示するアドレスと所定のアドレス間隔離れたアドレスの前記記録部記録領域に記録して前記第二のポインタを加算する記録動作を前記所定の周期でN回行い、その後は前記通常動作を行う記録制御部とを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、車両用データ記録装置は、車両状態検出センサの検出値が所定の条件を満たした際に、その前後所定時間分の車両状態検出センサの検出値を記録部に記録するとともに、リングバッファへの新たな検出値の記録を継続する。この動作により、事後解析時に車両状態検出センサの検出値が所定の条件を満たした際の前後所定時間分の検出値を解析できる。また、車両状態検出センサの検出値が所定の条件を満たした場合が複数回発生した場合に、その都度検出値が記録され、最後に車両状態検出センサの検出値が所定の条件を満たした場合の検出値を事後解析時に利用することができる。
また請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項において、前記記録制御部は、外部からトリガ信号を受け取っている場合は、新たな記録条件の成立が開始しても記録条件の成立が開始した際の動作は行わないことを特徴とする。
上記構成によれば、外部からのトリガ信号を用いて、重要な検出値が記録部に記録された後は記録部への検出値の上書きを停止し、重要な検出値を保存することができる。
また請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項において、前記車両状態検出センサは、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサと、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出センサのうち少なくとも加速度センサを備え、前記所定の条件は前記加速度センサの検出値が所定の値以上となることを特徴としている。
上記構成によれば、加速度センサの検出値が所定値以上になった際の前後所定時間分の加速度センサの検出値を事後解析時に利用することができる。
また請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記加速度センサは、前記車両の前方付近に設置され前記車両の前方からの衝撃力を検出する前方加速度センサと、前記車両の中央付近に設置され前記車両の前方と右側方と左側方からの衝撃力を検出する中央加速度センサと、前記車両の右側方付近に設置され前記車両の右側方からの衝撃力を検出する右側方加速度センサと、前記車両の左側方付近に設置され前記車両の左側方からの衝撃力を検出する左側方加速度センサとを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、車両に外部から衝撃力が加わった際に車両が受ける加速度を複数の方向における加速度として記録することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
また請求項7に記載の発明は、請求項5において、前記走行状態検出センサは、前記車両の車速を検出する車速センサと、前記車両が備えるエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと、前記車両のブレーキのオンオフを検出するブレーキオンオフセンサと、前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度センサのうち少なくとも1つを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、加速度センサの検出値とともに、走行状態検出センサの検出値が記録され、車両の状態をより詳しく知ることができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
また請求項8に記載の発明は、請求項2において、前記第三の先頭アドレスは前記第二の先頭アドレス+Nであることを特徴としている。
上記構成によれば、2N個の検出値を記録部の連続するアドレスの記録領域に時系列順に記録することができる。
また請求項9に記載の発明は、請求項3において、前記所定のアドレス間隔はNであることを特徴としている。
上記構成によれば、2N個の検出値を記録部の連続するアドレスの記録領域に時系列順に記録することができる。
本発明によれば、走行時の車両の状態を検出するセンサの検出値が所定の条件を満たした際に、その前後所定時間分の検出値を繰り返し記録することができる車両用データ記録装置を実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1に本実施例のブロック図を示す。
車両用データ記録装置10の記録装置本体100は、イグニッションスイッチ300を介してバッテリと接続されている。またその内部に、バッテリとの接続が切断された際のバックアップ用電源250を備えている。
また、記録装置本体100は、外部から車両に加わる衝撃力を検出する加速度センサ210および車両の走行状態を検出する走行状態検出センサ220と電気的に接続されており、それぞれの検出値を取り込む。この加速度センサ210と走行状態検出センサ220が、請求項での車両状態検出センサ200にあたる。
加速度センサ210は、車両前方からの衝撃力を検出する前方加速度センサ211、車両前方、車両右側方、車両左側方の各方向からの衝撃力を検出する中央加速度センサ212、車両右側方からの衝撃力を検出する右側方加速度センサ213、車両左側方からの衝撃力を検出する左側方加速度センサ214を備えている。
図2に示すように、前方加速度センサ211はフロントグリル500内側に取り付けられている。また中央加速度センサ212は車両の略中央のセンターコンソール(図示省略)内側に取り付けられている。また右側方加速度センサ213は車両右Bピラー511内部に取り付けられている。また左側方加速度センサ214は車両左Bピラー512内部に取り付けられている。
走行状態検出センサ220は、車速を検出する車速センサ221、エンジンの回転数を検出するエンジン(図1ではENGと記載)回転数センサ222、ブレーキのオンオフを検出するブレーキオンオフセンサ223、アクセルの開度を検出するアクセル開度センサ224を備えている。
記録装置本体100は、制御部110と、車両状態検出センサ200の検出値が記録される記録部130を備えている。
制御部110は、記録制御を行うCPUである記録制御部111と、加速度センサ210および走行状態検出センサ220が検出した検出値を一時的に記録するリングバッファ120を備えている。リングバッファ120は、前方加速度センサ211の検出値を記録する第一(図1では#1と記載)リングバッファ121、中央加速度センサ212の検出値を記録する第二(図1では#2と記載)リングバッファ122、右側方加速度センサ213の検出値を記録する第三(図1では#3と記載)リングバッファ123、左側方加速度センサ214の検出値を記録する第四(図1では#4と記載)リングバッファ124、車速センサ221の検出値を記録する第五(図1では#5と記載)リングバッファ125、エンジン回転数センサ222の検出値を記録する第六(図1では#6と記載)リングバッファ126、ブレーキオンオフセンサ223の検出値を記録する第七(図1では#7と記載)リングバッファ127、アクセル開度センサ224の検出値を記録する第八(図1では#8と記載)リングバッファ128を備えている。
ここで第一リングバッファ121〜第八リングバッファ128は、各センサの検出値を7個記録する記録容量を有し、記録容量以上のデータを受け取った場合に古いデータを消去して新しいデータを取り込むいわゆる後入れ先出し方式のリングバッファである(後述)。また各センサの検出値を7個記録する記録領域には、それぞれ個別のアドレスが7個割り当てられており、記録制御部111の第一のポインタが指示するアドレスの記録領域に新たな検出値が記録される。第一リングバッファ121には、A1を先頭アドレスとし、A1+1、A1+2、・・・、A1+7のアドレスが設定されている(図5参照)。また、第二リングバッファ122には、A2を先頭アドレスとし、A2+1、A2+2、・・・、A2+7のアドレスが設定されている(図示省略)。以下同様に、第三リングバッファ123〜第8リングバッファ128にそれぞれアドレスが設定されている。また、各記録領域には、初期値FFhが記録されている。
記録部130は、車両状態検出センサ200の検出値が所定の条件を満足した場合(後述)にリングバッファ120に記録された検出値を一時的に記録する揮発性メモリである検出値一時記録バッファ131と、検出値一時記録バッファ131に記録された検出値を保存する不揮発性メモリの検出値保存部132を備えている。検出値一時記録バッファ131および検出値保存部132は、各センサの検出値を14個記録する記録領域を備えており、それぞれ個別のアドレスが14個割り当てられている。前方加速度センサ211の検出値を記録する記録領域には、B1を先頭アドレスとし、B1+1、B1+2、・・・、B1+7のアドレスと、C1を先頭アドレスとし、C1+1、C1+2、・・・、C1+7のアドレスが設定されている(図8参照)。また、中央加速度センサ212の検出値を記録する記録領域には、B2を先頭アドレスとし、B2+1、B2+2、・・・、B2+7のアドレスと、C2を先頭アドレスとし、C2+1、C2+2、・・・、C2+7のアドレスが設定されている(図示省略)。以下同様に、右側方加速度センサ213、左側方加速度センサ214、車速センサ221、エンジン回転数センサ222、ブレーキオンオフセンサ223、アクセル開度センサ224の検出値を記録する記録領域にそれぞれアドレスが設定されている。また、各記録領域には、初期値FFhが記録されている。この検出値一時記録バッファ131が、請求項における記録部にあたる。
ここで、本実施例では「車両状態検出センサ200の検出値が所定の条件を満足した場合」を、「前方加速度センサ211の値が所定値以上となった場合」と設定し、以下これを記録条件成立時と呼ぶ。
次に、図3、図4に示すフローチャートと、図5〜図14に示す動作説明図を用いて、本実施例の動作を説明する。なお、以下の説明では、前方加速度センサ211の検出値の記録動作を例として説明を行う。
図3は、車両用データ記録装置10の通常動作のフローチャートである。車両用データ記録装置10は、前方加速度センサ211からの検出値を第一リングバッファ121に継続して記録する通常動作を行う。
ステップS101では、一定時間間隔(所定の周期)のサンプリングを実施する為のウエイトを設けている。
ステップS102では、前方加速度センサ211により検出された新たな検出値が、所定の周期で制御部110に取り込まれる。この後に、フローはステップS103へ移行する。
ステップS103では、制御部110に取り込まれた検出値が、第一のポインタが指示する第一リングバッファ121のアドレスの記録領域に所定の周期で記録される。
例えば、図5に示すように、時刻t6において、第一リングバッファ121のアドレス値「A1」から「A1+4」の記録領域にそれぞれ時刻t1〜t5での検出値が記録され、第一のポインタが「A1+5」を指示している場合は、アドレス「A1+5」の記録領域に時刻t6での検出値が記録される。
また、図6に示すように、時刻t7において、第一リングバッファ121のアドレス値「A1」から「A1+5」の記録領域にそれぞれ時刻t1〜t6での検出値が記録され、第一のポインタが「A1+6」を指示している場合は、アドレス「A1+6」の記録領域に時刻t7での検出値が記録される。
また、図7に示すように、時刻t8において、第一リングバッファ121のアドレス値「A1」から「A1+6」の記録領域にそれぞれ時刻t1〜t7での検出値が記録され、第一のポインタが「A1+6」の次の「A1」を指示している場合は、アドレス「A1」の記録領域に時刻t8での検出値が記録される。ここで、既にアドレス「A1」の記録領域には時刻t1での検出値が記録されているため、時刻t8での検出値は時刻t1での検出値に上書きされる。
この後に、フローはステップS104へ移行する。
ステップS104では、次回の記録のために、第一のポインタ値を+1インクリメントする。
例えば、図5のようにアドレス「A1+5」の記録領域に時刻t6での検出値を記録した後は、第一のポインタ値を「A1+6」とする。
また、図6のようにアドレス「A1+6」の記録領域に時刻t7での検出値を記録した後は、第一のポインタのアドレスの値がA1〜A1+6の7個に設定されているため、第一のポインタ値を「A1+7」とはせずに「A1」に戻す。
また、図7のようにアドレス「A1」の記録領域に時刻t8での検出値を記録した後は、第一のポインタ値を「A1+1」とする。
この後に、フローはステップS101へ戻り、ステップS101〜ステップS104を繰り返す。
以上の動作により、車両用データ記録装置10は、前方加速度センサ211からの検出値を第一リングバッファ121に継続して記録する。
図4は、記録条件成立時の車両用データ記録装置10の記録動作のフローチャートである。車両用データ記録装置10は、記録条件成立時に、第一リングバッファ121に新たな検出値を記録する前に、第一リングバッファ121に既に記録されている検出値を検出値一時記録バッファ131の所定の記録領域に所定の周期で記録する。また、新たな検出値を検出値一時記録バッファ131の他の記録領域に所定の周期で記録する。ここで、検出値一時記録バッファ131への記録は、記録条件成立時に第一リングバッファ121に記録されていた7個の検出値がすべて検出値一時記録バッファ131の所定の記録領域に記録されるまで行われる。
以下、時刻tnにおける前方加速度センサ211の検出値が所定値以上となり記録条件が成立したものとして説明を行う。
ステップS201では、一定時間間隔(所定の周期)のサンプリングを実施する為のウエイトを設けている。
ステップS202では、前方加速度センサ211により検出された新たな検出値が、所定の周期で制御部110に取り込まれる。この後に、フローはステップS203へ移行する。
ステップS203では、今回の周期において記録条件の成立が開始しているかどうかの判定が行われる。今回の周期において記録条件の成立が開始している場合は、ステップS204へ移行する。一方、今回の周期において記録条件の成立が開始していない場合は、ステップS206へ移行する。
ステップS204では、外部からトリガ信号を受け取っているかどうかの判定が行われる。トリガ信号を受け取っている場合は、新たな記録条件の成立が開始しても記録条件の成立が開始した際の動作は行わず、フローはステップS206へ移行する。一方、外部からトリガ信号を受け取っていない場合は、フローはステップS205へ移行する。ここで、トリガ信号は、例えばエアバッグ装置のエアバッグ展開信号を所定時間遅延させた信号、本実施例では例えば検出値が7個記録される時間分遅延させた信号等を用いることができる。
ステップS205では、記録部130に記録する検出値の数をカウントするカウンタ値Kに値1が設定されるとともに、第二のポインタ及び第三のポインタを初期化(それぞれの記録領域の先頭アドレスにセット)する。この後に、フローはステップS206へ移行する。
ステップS206では、記録の為のカウンタ値Kが0であるかどうかの判定が行われる。ここで、カウンタ値Kの初期値は0が設定されている。カウンタ値Kが0で無ければ記録部への記録動作中にあたり、フローはステップS207へ移行する。一方、カウンタ値Kが0であれば記録部への記録動作中ではなく、フローはステップS213へ移行する。
ステップS207では、第一のポインタが指示する第一リングバッファ121のアドレスの記録領域に記録された検出値が、第二のポインタが指示する検出値一時記録バッファ131のアドレスの記録領域に記録される。ここで、第一のポインタは、第一リングバッファ121に記録されている検出値のうち一番古く記録された検出値が記録されているアドレスを指示している。また、第二のポインタは、アドレス値B1を先頭アドレスとし、B1+1、B1+2、・・・、B1+6を指示する。
例えば、図8の動作#1に示すように、現在の時刻がtnであり、第一リングバッファ121には時刻tn−7から時刻tn−1までの検出値が記録されており、第一のポインタは一番古い時刻tnー7での検出値が記録された記録領域のアドレス「A1+3」を指示し、第二のポインタは検出値一時記録バッファ131のアドレス「B1」を指示しているものとすると、図9に示すように、第一リングバッファ121のアドレス「A1+3」の記録領域に記録された時刻tnー7での検出値が検出値一時記録バッファ131のアドレス「B1」の記録領域に記録される。
また、図10の動作#1に示すように、現在の時刻がtn+1であり、第一リングバッファ121には時刻tn−6から時刻tnまでの検出値が記録されており、第一のポインタは一番古い時刻tnー6での検出値が記録された記録領域のアドレス「A1+4」を指示し、第二のポインタは検出値一時記録バッファ131のアドレス「B1+1」を指示しているものとすると、図11に示すように、第一リングバッファ121のアドレス「A1+4」の記録領域に記録された時刻tnー6での検出値が検出値一時記録バッファ131のアドレス「B1+1」の記録領域に記録される。
また、図12の動作#1に示すように、現在の時刻がtn+3であり、第一リングバッファ121には時刻tn−4から時刻tn+2までの検出値が記録されており、第一のポインタは一番古い時刻tnー4での検出値が記録された記録領域のアドレス「A1+6」を指示し、第二のポインタは検出値一時記録バッファ131のアドレス「B1+3」を指示しているものとすると、図13に示すように、第一リングバッファ121のアドレス「A1+6」の記録領域に記録された時刻tnー4での検出値が検出値一時記録バッファ131のアドレス「B1+3」の記録領域に記録される。
この後に、フローはステップS208へ移行する。
ステップS208では、第三のポインタが指示する検出値一時記録バッファ131のアドレスの記録領域に新たな検出値が記録される。ここで、第三のポインタは、アドレス値C1を先頭アドレスとし、C1+1、C1+2、・・・、C1+6を指示する。
例えば、図8の動作#2に示すように、時刻tnにおいて第三のポインタが検出値一時記録バッファ131のアドレス「C1」を指示している場合は、図9に示すように、時刻tnでの新たな検出値が検出値一時記録バッファ131のアドレス「C1」の記録領域に記録される。
また、図10の動作#2に示すように、時刻tn+1おいて第三のポインタが検出値一時記録バッファ131のアドレス「C1+1」を指示している場合は、図11に示すように、時刻tn+1での新たな検出値が検出値一時記録バッファ131のアドレス「C1+1」の記録領域に記録される。
また、図12の動作#2に示すように、時刻tn+3おいて第三のポインタが検出値一時記録バッファ131のアドレス「C1+3」を指示している場合は、図13に示すように、時刻tn+3での新たな検出値が検出値一時記録バッファ131のアドレス「C1+3」の記録領域に記録される。
この後に、フローはステップS209へ移行する。
ステップS209では、次回の記録のために、第二のポインタ値および第三のポインタ値を+1インクリメントする。
例えば、図8の動作#3および図9に示すように、検出値一時記録バッファ131への記録終了後、第二のポインタ値は「B1」から「B1+1」に更新される。また、第三のポインタ値は「C1」から「C1+1」に更新される。
また、図10の動作#3および図11に示すように、検出値一時記録バッファ131への記録終了後、第二のポインタ値は「B1+1」から「B1+2」に更新される。また、第三のポインタ値は「C1+1」から「C1+2」に更新される。
また、図12の動作#3および図13に示すように、検出値一時記録バッファ131への記録終了後、第二のポインタ値は「B1+3」から「B1+4」に更新される。また、第三のポインタ値は「C1+3」から「C1+4」に更新される。
この後に、フローはステップS210へ移行する。
ステップS210では、記録条件成立時に第一リングバッファ121に記録されていた検出値を全て検出値一時記録バッファ131へ記録し終わったかどうかの判定が行われる。ここで、本実施例では第一リングバッファ121に記録される検出値の個数は7個であるため、K=7であれば、記録条件成立時に第一リングバッファ121に既に記録されていた検出値を全て検出値一時記録バッファ131へ記録し終わったこととなり、フローはステップS211へ移行する。一方、K=7でない場合は、フローはステップS212へ移行する。
ステップS211では、Kの値を記録終了である0にセットし、フローはステップS213へと移行して、第一リングバッファ121への記録のみが行われる通常動作に復帰する。
ステップS212では、Kの値が+1インクリメントされる。この後に、フローはステップS213へと移行し、K=7となるまで検出値一時記録バッファ131への記録動作が繰り返される。
ステップS213では、第一のポインタが指示する第一リングバッファ121のアドレスの記録領域に、新たな検出値が記録される。
例えば、図8の動作#4に示すように、時刻tnで第一のポインタが「A1+3」を指示している場合は、図9に示すように、アドレス「A1+3」の記録領域に時刻tnでの新たな検出値が記録される。
また、図10の動作#4に示すように、時刻tn+1で第一のポインタが「A1+4」を指示している場合は、図11に示すように、アドレス「A1+4」の記録領域に時刻tn+1での新たな検出値が記録される。
また、図12の動作#4に示すように、時刻tn+3で第一のポインタが「A1+6」を指示している場合は、図13に示すように、アドレス「A1+6」の記録領域に時刻tn+3での新たな検出値が記録される。
この後に、フローはステップS214へ移行する。
ステップS214では、次回の記録のために、第一のポインタ値を+1インクリメントする。
例えば、図8の動作#5に示すように、第一リングバッファ121のアドレス「A1+3」の記録領域に時刻tnでの検出値を記録した後は、図9に示すように、第一のポインタ値を「A1+4」とする。
また、図10の動作#5に示すように、第一リングバッファ121のアドレス「A1+4」の記録領域に時刻tn+1での検出値を記録した後は、図11に示すように、第一のポインタ値を「A1+5」とする。
また、図12の動作#5に示すように、第一リングバッファ121のアドレス「A1+6」の記録領域に時刻tn+3での検出値を記録した後は、第一のポインタのアドレスの値がA1〜A1+6の7個に設定されているため、第一のポインタ値を「A1+7」とはせずに「A1」に戻す。
この後に、フローはステップS201へ戻り、ステップS201〜ステップS214を繰り返す。
図14に、K=7となった場合の第一リングバッファ121、検出値一時記録バッファ131の記録状態を示す。図14に示すように、K=7となった時点で、記録条件が成立した時刻tnにおいて第一リングバッファ121に既に記録されていた時刻tn―7〜時刻tn−1の7個の検出値が、検出値一時記録バッファ131のアドレスB1〜B1+6の記録領域に記録される。また、時刻tn〜時刻tn+6の7個の検出値が検出値一時記録バッファ131のアドレスC1〜C1+6の記録領域に記録される。
ここで、アドレスC1=B1+7とすると、時刻tn−7から時刻tn+6までの14個の検出値が検出値一時記録バッファ131の連続するアドレスの記録領域に時系列順に記録される。
また、第二のポインタが指示するアドレスと第三のポインタが指示するアドレスとのアドレス間隔は一定であるため、第三のポインタ=第二のポインタ+所定のアドレス間隔とすることで、第三のポインタを用いなくても上記動作を行うことができる。ここで、このアドレス間隔を、第一リングバッファ121〜第八リングバッファ128がそれぞれ記録する車両状態検出センサ200の検出値の個数7に設定すると、時刻tn−7から時刻tn+6までの14個の検出値が検出値一時記録バッファ131の連続するアドレスの記録領域に時系列順に記録される。
なお、検出値一時記録バッファ131への記録が終了した後に、検出値一時記録バッファ131に記録された前方加速度センサ211の検出値は不揮発性メモリである検出値保存部132にコピーされ、記録装置本体100の電源供給が停止しても消えることなく保存される。
以上、前方加速度センサ211の検出値の記録動作について説明を行ったが、中央加速度センサ212、右側方加速度センサ213、左側方加速度センサ214、車速センサ221、エンジン回転数センサ222、ブレーキオンオフセンサ223、アクセル開度センサ224についても同等の記録動作が行われる。
なお、上記説明において、第一リングバッファ121〜第八リングバッファ128の各記録領域が請求項1および請求項2、3におけるリングバッファ記録領域にあたる。また、検出値一時記録バッファ131の記録領域が請求項1における記録部の第一の記録領域および第二の記録領域、請求項2、3における記録部記録領域にあたる。
以上のように、車両用データ記録装置10は、加速度センサ210および走行状態検出センサ220からの検出値を所定の周期でリングバッファ120に継続して記録する。
また、記録条件成立時は、リングバッファ120に新たな検出値を記録する前に、リングバッファ120に既に記録されている検出値を記録部130の所定の記録領域に記録する。
また、記録条件成立時は、新たな検出値を所定の周期で記録部130の他の記録領域に記録する。
ここで、記録部130への記録は、記録条件成立時にリングバッファ120に既に記録されていた検出値がすべて記録部130の所定の記録領域に記録されるまでの間行われる。
また、外部からトリガ信号を受け取った際は、それ以降記録部130への検出値の記録は停止する。
以上の動作により、記録条件成立時の前後所定時間分、上記実施例では記録条件成立時刻tnに対し、時刻tn−7〜tn+6の間の車両状態検出センサの検出値が不揮発性メモリに記録される。
また、記録条件成立後もリングバッファは継続して新たな検出値を記録しているため、記録条件成立が複数回発生した場合、最後の記録条件成立時の検出値を記録部に上書きして記録することが可能となる。ここで、外部からトリガ信号を受け取った際は、それ以降記録部への検出値の記録は停止されるため、トリガ信号を用いて重要な検出値が記録された記録部に新たな検出値を上書きしてしまうことを回避することができる。例えば外部から衝撃を受けてエアバッグ装置のエアバッグが展開するとともに記録条件が成立して車両状態検出センサの検出値が記録部に記録され、その後外部からさらに衝撃を受けて記録条件が成立した場合、エアバッグの展開信号に基づいてトリガ信号を発生させ、2度目に記録条件が成立した場合の記録部への上書きを停止することで、エアバッグが展開した際の車両状態検出センサの検出値を保存することができる。
また、リングバッファに記録された検出値の並べ替え等の動作は行わず、ポインタの指示する記録領域に所定の周期で検出値を記録していく動作を行うため、記録制御部の負荷を軽減することがでる。このため、記録制御部に高速動作が可能な高価なCPUを用いる必要がなく、装置のコストアップを抑制することができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、本実施例では「車両状態検出センサの検出値が所定の条件を満足した場合(記録条件成立時)」を「前方加速度センサの検出値が所定値以上となる場合」としているが、「中央加速度センサの検出値が所定値以上となる場合」等、他の条件が成立した場合を設定しても良い。
また、本実施例では、記録部の記録容量を制限し、複数回の記録条件成立があった場合は、記録部への上書きを行っているが、記録部の記録容量を大きくして複数回の記録条件成立があった場合の検出値をすべて記録するようにしても良い。
また、リングバッファおよび記録部に記録される検出値の数Nは本実施例に記載した数7に限定されるものではない。
また、各センサの取り付け位置や数は本実施例に記載した位置に限定されるものではない。
また、走行状態検出センサは、本実施例に記載したセンサに限定されるものではなく、車両の走行状態を検出するセンサであれば良い。
また、走行状態検出センサの検出値は、分散型制御ネットワークの規格であるCAN(Controller Area Network)を経由して取り込む構成としても良い。
さらに、ブロック図は本実施例に記載したものに限定されず、同等の機能を備える構成であれば良い。
本発明の実施例のブロック図である。 本発明の実施例の加速度センサの取り付け位置を示す図である。 本発明の実施例の通常動作のフローチャートである。 本発明の実施例の記録条件成立時の記録動作のフローチャートである。 本発明の実施例の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。
符号の説明
10 車両用データ記録装置
100 記録装置本体
110 制御部
111 記録制御部
120 リングバッファ
121〜128 第一リングバッファ〜第八リングバッファ
130 記録部
131 検出値一時記録バッファ
132 検出値保存部
200 車両状態検出センサ
210 加速度センサ
211 前方加速度センサ
212 中央加速度センサ
213 右側方加速度センサ
214 左側方加速度センサ
220 走行状態検出センサ
221 車速センサ
222 エンジン(ENG)回転数センサ
223 ブレーキオンオフセンサ
224 アクセル開度センサ
250 バックアップ用電源
300 イグニッションスイッチ

Claims (9)

  1. 走行時の車両の状態を検出する車両状態検出センサと、
    前記車両状態検出センサの検出値を記録するリングバッファ記録領域を備えるリングバッファと、
    前記車両状態検出センサの検出値を記録する第一の記録領域と第二の記録領域とを備える記録部と、
    通常時は所定の周期で前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの前記検出値を記録する通常動作を行い、前記車両状態検出センサの前記検出値が所定の条件を満たした際は、前記所定の周期で前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな前記検出値を記録する前に、前記リングバッファ記録領域に既に記録されている前記車両状態検出センサの前記検出値を前記記録部の前記第一の記録領域に記録し、その後に前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな検出値を記録するとともに、前記車両状態検出センサの前記新たな検出値を前記記録部の前記第二の記録領域にも記録する記録動作を、前記車両状態検出センサの前記検出値が所定の条件を満たした際に前記リングバッファ記録領域に既に記録されていた前記車両状態検出センサの前記検出値が前記記録部の前記第一の記録領域にすべて記録されるまで行い、その後は前記通常動作を行う記録制御部とを備えることを特徴とする車両用データ記録装置。
  2. 走行時の車両の状態を検出する車両状態検出センサと、
    前記車両状態検出センサのN個の検出値を記録するリングバッファ記録領域を備えるリングバッファと、
    前記車両状態検出センサの少なくとも2N個の検出値を記録する記録部記録領域を備える記録部と、
    前記リングバッファ記録領域のアドレスを指示し、前記検出値がN個に至るまでは第一の先頭アドレスから順次加算され、前記検出値がN個を超えた場合はN個毎に前記第一の先頭アドレスに戻って順次加算される第一のポインタと、前記記録部記録領域のアドレスを指示し、第二の先頭アドレスから順次加算される第二のポインタと、前記記録部記録領域のアドレスを指示し、第三の先頭アドレスから順次加算される第三のポインタとを備え、通常時は、所定の周期で前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの前記検出値を記録し前記第一のポインタの加算を行う通常動作を行い、前記車両状態検出センサの前記検出値が所定の条件を満たした際は、前記所定の周期で前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな前記検出値を記録する前に、前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に既に記録されている前記車両状態検出センサの前記検出値を前記第二のポインタが指示するアドレスの前記記録部記録領域に記録し、その後に前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな検出値を記録して前記第一のポインタおよび前記第二のポインタを加算するとともに、前記車両状態検出センサの前記新たな検出値を前記第三のポインタが指示するアドレスの前記記録部記録領域にも記録して前記第三のポインタを加算する記録動作を前記所定の周期でN回行い、その後は前記通常動作を行う記録制御部とを備えることを特徴とする車両用データ記録装置。
  3. 走行時の車両の状態を検出する車両状態検出センサと、
    前記車両状態検出センサのN個の検出値を記録するリングバッファ記録領域を備えるリングバッファと、
    前記車両状態検出センサの少なくとも2N個の検出値を記録する記録部記録領域を備える記録部と、
    前記リングバッファ記録領域のアドレスを指示し、前記検出値がN個に至るまでは第一の先頭アドレスから順次加算され、前記検出値がN個を超えた場合はN個毎に前記第一の先頭アドレスに戻って順次加算される第一のポインタと、前記記録部記録領域のアドレスを指示し、第二の先頭アドレスから順次加算される第二のポインタとを備え、通常時は、所定の周期で前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの前記検出値を記録し前記第一のポインタの加算を行う通常動作を行い、前記車両状態検出センサの前記検出値が所定の条件を満たした際は、前記所定の周期で前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな前記検出値を記録する前に、前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に既に記録された前記車両状態検出センサの前記検出値を前記第二のポインタが指示するアドレスの前記記録部記録領域に記録し、その後に前記第一のポインタが指示するアドレスの前記リングバッファ記録領域に前記車両状態検出センサの新たな検出値を記録して前記第一のポインタを加算するとともに、前記車両状態検出センサの前記新たな検出値を前記第二のポインタが指示するアドレスと所定のアドレス間隔離れたアドレスの前記記録部記録領域に記録して前記第二のポインタを加算する記録動作を前記所定の周期でN回行い、その後は前記通常動作を行う記録制御部とを備えることを特徴とする車両用データ記録装置。
  4. 前記記録制御部は、外部からトリガ信号を受け取っている場合は、新たな記録条件の成立が開始しても記録条件の成立が開始した際の動作は行わないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用データ記録装置。
  5. 前記車両状態検出センサは、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサと、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出センサのうち少なくとも加速度センサを備え、前記所定の条件は前記加速度センサの検出値が所定の値以上となることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用データ記録装置。
  6. 前記加速度センサは、前記車両の前方付近に設置され前記車両の前方からの衝撃力を検出する前方加速度センサと、前記車両の中央付近に設置され前記車両の前方と右側方と左側方からの衝撃力を検出する中央加速度センサと、前記車両の右側方付近に設置され前記車両の右側方からの衝撃力を検出する右側方加速度センサと、前記車両の左側方付近に設置され前記車両の左側方からの衝撃力を検出する左側方加速度センサとを備えることを特徴とする請求項5に記載の車両用データ記録装置。
  7. 前記走行状態検出センサは、前記車両の車速を検出する車速センサと、前記車両が備えるエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと、前記車両のブレーキのオンオフを検出するブレーキオンオフセンサと、前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度センサのうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項5に記載の車両用データ記録装置。
  8. 前記第三の先頭アドレスは前記第二の先頭アドレス+Nであることを特徴とする請求項2に記載の車両用データ記録装置。
  9. 前記所定のアドレス間隔はNであることを特徴とする請求項3に記載の車両用データ記録装置。
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