JP4767977B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、立体画像や二種類の画像を表示するための画像表示装置に関する。
従来、この種の装置として、次のようなものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
この装置は、視差がある右眼用画像と左眼用画像とを液晶表示パネルに時分割で交互に切り換え表示するとともに、画像の切り換え表示に同期して右眼用と左眼用の一対の光源を交互に点滅動作させている。具体的には、液晶表示パネルに右眼用画像が表示されている場合には、右眼用の光源が点灯し、左眼用の光源が消灯する。右眼用の光源から照射された光は、フレネルレンズで集光されて平行光となり、観察者の右眼に向けられる。一方、液晶表示パネルに左眼用画像が表示されている場合には、右眼用の光源が消灯し、左眼用の光源が点灯する。左眼用の光源から照射された光は、フレネルレンズで集光されて平行光となり、観察者の左眼に向けられる。このようにして、右眼用画像と左眼用画像とが分離して観察者の右眼と左眼とに入射することにより、観察者はいわゆる両眼視差に基づく3次元知覚により立体画像を見ることができる。
上記の従来例では、液晶表示パネルと光源との間に長い距離が必要となるので、装置の奥行きが長くなるという問題がある。そこで、液晶表示パネル側に光源を配置し、液晶表示パネルの奥側にフレネルミラーを配置し、このフレネルミラーを用いて液晶表示パネル側へ光源の光を反射させる構成(第1の装置)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この構成によると、光源からの光を液晶表示パネル側から照射して、フレネルミラーで液晶表示パネル側へ反射させることにより、装置の奥行きを短くすることができる。
また、この種の装置として、次のものが挙げられる(例えば、特許文献3参照)。
この装置(第2の装置)は、液晶表示パネルの背面側に二枚の導光板(第1導光板、第2導光板)を積層して備え、それぞれの反対側にあたる導光板の端面に左眼用と右眼用の光源(第1光源、第2光源)を備えている。第1光源から照射された光は第1導光板で面方向に導かれて液晶表示パネルの背面に照射され、第2光源から照射された光は第2導光板で面方向に導かれ、第1導光板を透過して液晶表示パネルの背面に照射される。
特開平8−262370号公報(段落番号「0025」〜「0026」、図3) 特開2000−147669号公報(図1〜図3) 特許3908241号公報(図3、図15、図16)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、第1の装置は、右眼用の光源と左眼用の光源からの光をそれぞれ右眼及び左目方向に反射させるために、フレネルミラーが、右眼用の光源と左眼用の光源側に縦長状の反射面が形成された帯状のミラーを交互に組み合わせて構成されている。そのため、液晶表示パネルにはフレネルミラーの構造に起因して縦縞状に明暗が発生し、画像の左右方向における明暗均一性が悪いという問題がある。
上記の問題を解決するために、光を左右方向に拡散する拡散部材を配置することが考えられる。しかしながら、この場合には、クロストーク(右眼用画像が左眼に入射し、左眼用画像が右眼に入射するという現象)が悪化して、立体画像の立体感が著しく悪化するという別異の問題が生じる。
また、第2の装置は、クロストークを少なくすることができるものの、第1光源と第2光源が同じ光度である場合、第2光源が第1導光板を通過する関係上、第2光源により照射される画像が暗くなる。このため、第2光源の光度を第1光源より強くする必要があるが、第2光源の光の利用効率が悪いことに変わりはない。また、第1導光板は、第2導光板から照射される第2光源の光を透過する必要があるので、背面側には光漏れ防止の措置をとることができない。そのため、第1導光板からの光は液晶表示パネル側だけでなく、第2導光板側にも漏れてしまうので、第1光源の光の利用効率も悪いという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、一対の光源が配置されている方向とは直交する方向に反射部材を積層配置することにより、画像の左右方向における明暗均一性を向上させつつも、クロストークを低下させることがなく、しかも光の利用効率が良好な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、画像を表示するための透過型の液晶表示パネルと、前記透過型の液晶表示パネルを背面側から照射するための第1の光源及び第2の光源を備えた一対の光源と、前記第1の光源及び前記第2の光源からの光をそれぞれ異なる第1の方向及び第2の方向に出光させる機能を有し、第1の方向に光を出光する第1の導光体と、第2の方向に光を出光させる第2の導光体とを備え、前記第1の導光体と前記第2の導光体の出光面が前記透過型の液晶表示パネル側に向けられ、前記第1の導光体と前記第2の導光体とを交互に、前記一対の光源を結ぶラインとは直交する方向に積層して構成された反射ユニットと、前記第1の光源及び第2の光源を構成し、前記第1の導光体及び第2の導光体が積層されている方向に配設された複数個の発光源と、前記透過型の液晶表示パネルに第1の画像と第2の画像とを交互に出力する画像出力手段と、前記画像出力手段が第1の画像から第2の画像に、または第2の画像から第1の画像に順次に切り換える際に、それぞれの画像に応じて前記一対の光源の点灯を制御する光源制御手段と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、一対の光源のうち第1の光源から放射された光は、第1の導光体で第1の方向に出射され、透過型の液晶表示パネルを透過して第1の画像が第1の方向に集光される。また、一対の光源のうち第2の光源から放射された光は、第2の導光体で第2の方向に出射され、透過型の液晶表示パネルを透過して第2の画像が第2の方向に集光される。反射ユニットは、第1の導光体と第2の導光体を交互に、一対の光源を結ぶラインに直交する方向に積層して構成されているので、画像の左右方向における明暗均一性を向上させることができる。したがって、左右方向に光を拡散させる必要がないので、第1の画像と第2の画像とが混在するクロストークを悪化させることがない。また、反射ユニットは、光源からの光を第1及び第2の導光体で液晶表示パネルの背面に導くので、光を減衰させる部材がほとんどなく、光の利用効率を良好にすることができる。
なお、透過型の液晶表示パネルに第1の画像と第2の画像とを交互に表示させる際に、液晶素子のメモリ効果により、前後するフィールドの両方の画像が表示されている状態が存在する。その場合には、両方の画像が観察者に同時に入射するので正常に画像を観察することができない。そこで、光源制御手段が、画像出力手段から出力されている画像に対応した側の発光源を画像の表示位置に応じて点灯させる(スキャンさせる)。これにより両画像(第1の画像及び第2の画像)が液晶表示パネルに同時に表示されている状態であっても正常に画像を観察することができる。また、両画像が表示されて正常に画像を観察できない期間に全ての発光源を消灯させる必要もないので、画像の輝度が低下することもない。
また、請求項2に記載の発明は、画像を表示するための透過型の液晶表示パネルと、前記透過型の液晶表示パネルを背面側から照射するための第1の光源及び第2の光源を備えた一対の光源と、前記第1の光源及び前記第2の光源からの光をそれぞれ位置が異なる第1の焦点及び第2の焦点に集光させる機能を有し、前記第1の光源付近と前記第1の焦点近辺とを焦点とする楕円の円弧の一部として形成された帯状の第1の楕円ミラーと、前記第2の光源付近と前記第2の焦点近辺とを焦点とする楕円の円弧の一部として形成された帯状の第2の楕円ミラーとを備え、前記第1の楕円ミラーの反射面と前記第2の楕円ミラーの反射面とが前記透過型の液晶表示パネル側に向けられ、第1の楕円ミラーと第2の楕円ミラーを互い違いの状態にして、前記一対の光源を結ぶラインとは直交する方向に積層して構成された反射ユニットと、前記第1の光源及び第2の光源を構成し、前記第1の楕円ミラー及び第2の楕円ミラーが積層されている方向に配設された複数個の発光源と、前記透過型の液晶表示パネルに第1の画像と第2の画像とを交互に出力する画像出力手段と、前記画像出力手段が第1の画像から第2の画像に、または第2の画像から第1の画像に順次に切り換える際に、それぞれの画像に応じて前記一対の光源の点灯を制御する光源制御手段と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項2に記載の発明によれば、一対の光源のうち第1の光源から放射された光は、第1の楕円ミラーの楕円の反射面で反射し、透過型の液晶表示パネルを透過して第1の焦点に第1の画像を集光される。また、一対の光源のうち第2の光源から放射された光は、第2の楕円ミラーの反射面で反射し、透過型の液晶表示パネルを透過して第2の焦点に第2の画像を集光される。反射ユニットは、第1の楕円ミラーと第2の楕円ミラーとを互い違いの状態で、一対の光源を結ぶラインに直交する方向に積層して構成されているので、画像の左右方向における明暗均一性を向上させることができる。したがって、左右方向に光を拡散させる必要がないので、第1の画像と第2の画像とが混在するクロストークを悪化させることがない。また、反射ユニットは、光源からの光を第1及び第2の楕円ミラーの反射面で反射させて液晶表示パネルの背面に導くので、光を減衰させる部材がほとんどなく、光の利用効率を良好にすることができる。
なお、透過型の液晶表示パネルに第1の画像と第2の画像とを交互に表示させる際に、液晶素子のメモリ効果により、前後するフィールドの両方の画像が表示されている状態が存在する。その場合には、両方の画像が観察者に同時に入射するので正常に画像を観察することができない。そこで、光源制御手段が、画像出力手段から出力されている画像に対応した側の発光源を画像の表示位置に応じて点灯させる(スキャンさせる)。これにより両画像(第1の画像及び第2の画像)が液晶表示パネルに同時に表示されている状態であっても正常に画像を観察することができる。また、両画像が表示されて正常に画像を観察できない期間に全ての発光源を消灯させる必要もないので、画像の輝度が低下することもない。
また、本発明において、前記反射ユニットと前記透過型の液晶表示パネル側との間には、前記反射ユニットからの光を前記積層方向へ拡散させる拡散部材を備えていることが好ましい(請求項3)。拡散部材によって光を拡散させるものの、拡散させる方向が楕円ミラーまたは導光体の積層方向であるので、クロストークを低下させることなく、楕円ミラーまたは導光体による画像の上下方向の明暗均一性を向上させることができる。
また、本発明において、前記複数個の発光源は、隣接する少なくとも2個の発光源を含む単位をブロックとして、前記ブロックを複数個備えており、前記光源制御手段は、前記ブロックごとに点灯を制御することが好ましい(請求項4)。ブロックを単位として点灯制御すればよいので、光源制御手段の負荷を軽減することができる。
また、本発明において、前記画像出力手段は、第1の画像と第2の画像との境界に黒帯を挿入することが好ましい(請求項5)。第1の画像と第2の画像との境界は、液晶素子のメモリ効果により、画像が確定していない状態、例えば前の画像から次の画像への遷移状態が表示されるだけで不鮮明な画像となる。したがって、この境界に黒帯を表示することにより、不確定画像の影響を抑制して立体画像を鮮明に表示させることができる。
また、本発明において、前記光源制御手段は、前記画像出力制御手段が画像を出力した時点から、実際に前記透過型の液晶表示パネルにその画像が表示されるまでの応答時間だけ遅れて前記各ブロックの発光源を点灯させることが好ましい(請求項6)。応答時間の前に発光源を点灯させても、液晶表示パネルには不確定な画像、例えば前の画像からの遷移状態が表示されるだけで不鮮明な画像となる。そこで、画像の出力時点から液晶表示パネルの応答時間だけ遅れて発光源を点灯させることで、不確定な状態となっている第1の画像と第2の画像との境界では画像が確定するまで光源を消灯していることになり、鮮明な画像を表示させることができる。
また、本発明において、前記光源制御手段は、第1の画像と第2の画像との境界にあたる光源を消灯させることが好ましい(請求項7)。第1の画像と第2の画像との境界は、液晶素子のメモリ効果により、画像が確定していない状態、例えば前の画像から次の画像への遷移状態が表示されるだけで不鮮明な画像となる。したがって、この境界にあたる光源を消灯させることにより、不確定画像の影響を抑制して立体画像を鮮明に表示させることができる。
本発明に係る画像表示装置によれば、反射ユニットは、第1の導光体と第2の導光体を交互に、一対の光源を結ぶラインに直交する方向に積層して構成されているので、画像の左右方向における明暗均一性を向上させることができる。したがって、左右方向に光を拡散させる必要がないので、第1の画像と第2の画像とが混在するクロストークを悪化させることがない。また、反射ユニットは、光源からの光を第1及び第2の導光体で液晶表示パネルの背面に導くので、光を減衰させる部材がほとんどなく、光の利用効率を良好にすることができる。さらに、光源制御手段が、画像出力手段から出力されている画像に対応した側の発光源を画像の表示位置に応じて点灯させるので、両画像(第1の画像及び第2の画像)が液晶表示パネルに同時に表示されている状態であっても正常に画像を観察することができる。また、両画像が表示されて正常に画像が観察できない期間に全ての発光源を消灯させる必要もないので、画像の輝度が低下することもない。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図1は、実施例に係る立体表示装置の概略構成を示す横断面図であり、図2は、楕円ミラーを構成する楕円を説明する模式図である。図3は、楕円ミラーの一部断面を示す図であり、(a)は楕円ミラーの正面図、(b)は側面図であり、図4は、楕円ミラーの外観斜視図である。図5は、反射ユニットの外観斜視図であり、(a)は出射面側から見た図であり、(b)はその反対側から見た図であり、図6は、反射ユニットの正面図である。
本実施例に係る立体画像表示装置(本発明における画像表示装置)は、横断面がコの字状を呈する筐体3を備えている。この筐体3の前面4には、透過型の液晶表示パネル5がフロントベゼルを含む支持部7を介して取り付けられている。液晶表示パネル5の両端側にあたる支持部7の奥側には、支持枠9を介して拡散部材11が取り付けられている。この拡散部材11は、光を縦方向(紙面方向)に拡散させる機能を備えている。支持枠9の一方の奥側(前面4から見て左側奥)には、放熱機構13を介して右眼用の光源15が取り付けられ、支持枠9の他方の奥側(前面4から見て右側奥)には、放熱機構14を介して左眼用の光源16が取り付けられている。光源15,16は外観が棒状を呈し、図1において、紙面方向に長手方向が位置するように配置されている。
一対の光源15,16の奥側には、同形状の楕円ミラー17を互い違いに積層して構成された反射ユニット19が配設されている(図1及び図5参照)。楕円ミラー17は、薄板状の外観を呈しており、面方向(紙面方向)からみて一端面が楕円の円弧の一部を構成している。楕円ミラー17は、左眼用も右眼用も向きが異なるだけで同じ構成であるので、ここでは右眼用を例に採って図2を参照しながら説明する。
なお、上述した楕円ミラー17が本発明における第1の楕円ミラーと第2の楕円ミラーに相当する。また、光源15が本発明における第1の光源に相当し、光源16が本発明における第2の光源に相当する。
楕円ミラー17は、外観形状が刃状を呈するブレード18を備えている。このブレード18は、楕円21の円弧の一部から構成されている。一方の焦点f1の位置には、楕円ミラー17の長軸aに沿う面23と、短軸bに沿う入射面25とが形成する角が位置する。つまり、一方の焦点f1側に面23と入射面25とからなる入射部26を備えている。換言すると、楕円ミラー17のブレード18は、一方の焦点f1側の円弧の内周側で構成されている。また、面方向(紙面方向)からみて直線状を呈する他端面には、出射面27を備えている。楕円ミラー17の端面側から見て帯状を呈する円弧部28は、出射面27から出射した光が他方の焦点f2側に集光するように形成されている。但し、後述する楕円ミラー17の構成により、出射面27から出射した光は、他方の焦点f2よりも楕円21の中心c側に寄った焦点fに集光する。この焦点fの位置は、観察者の右眼ERの位置にあたる。なお、楕円ミラー17を左右反転させると、焦点fの位置は観察者の左眼ELの位置にあたる。右眼ERと左眼ELとの間隔、つまり焦点fと焦点(f)との間隔は、平均的に64mm程度、最大でも80mm程度である。
上述したように楕円ミラー17のブレード18が一方の焦点f1側の円弧の内周側で構成されているので、ブレード18の面同士を重ね合わせるだけで実用的な強度を備えた反射ユニット19を構成することができる。なお、ブレード18間での光の漏れを抑制できるように以下のように構成することが好ましい。
楕円ミラー17のブレード18は、光源15,16の光を透過する光透過性の樹脂、例えば、アクリル樹脂で構成され、厚さが数ミリ程度(例えば、2mm)である。楕円ミラー17の円弧部28は、アクリル樹脂29の外面に光反射材料、例えば、アルミニウム膜31が蒸着されている。その上には、白色塗装33に重ねて黒色塗装35が施されている。換言すると、円弧部28の端面は、アルミニウム膜31と、白色塗装33と、黒色塗装35とにより覆われ、最内側面が反射面36を構成している。また、楕円21の長軸bに沿う、楕円ミラー17の入射面25側に近い側の一端面が副反射部37として形成されている。この副反射部37は、円弧部28と同様に、アルミニウム膜31と、白色塗装33と、黒色塗装35とからなる三重塗装を施されている。副反射部37のアルミニウム膜31は、副反射面39を構成している。入射部26の反対側にあたる先端部41及び面23は、アルミニウム膜31及び白色塗装33が被着されておらず、反射面36を構成していない。入射部26のうち入射面25と、出射面27とは一切塗装が施されていないが、アクリル樹脂29の両面は白色塗装33に重ねて黒色塗装35が施されているだけである。
なお、円弧部28には、上述したアルミニウム膜を蒸着する他に、光反射材料を塗布することによって被膜を形成するようにしてもよく、さらに金属箔を貼り付けることによって被膜を形成するようにしてもよい。また、光反射材料として、上述したアルミニウムの他に、例えば、銀合金からなる被膜を形成するようにしてもよい。さらに、アクリル樹脂29の両面には、白色塗装33に重ねて黒色塗装35だけでなく、最内面に、上述した光反射材料からなる被膜を形成するようにしてもよい。
楕円ミラー17は、上述したように構成されており、光透過性のアクリル樹脂により光源15,16の光を効率的に透過させることができ、入射した光を反射面36の光反射材料で反射させることができるとともに、白色塗装33及び黒色塗装35により入射した光を効率的に出射面27に導くことができる。また、反射面36のアルミニウム膜31がアクリル樹脂29で保護されることになるので、アルミニウム膜31が曇ったり腐食したりすることで反射率が低下するような経時劣化を抑制できる。
なお、上述したように、楕円21の一方の焦点f1側から放射された光が、楕円21の他方の焦点f2ではなく焦点fに集光するのは、楕円ミラー17がアクリル樹脂29で構成されているので、その出射面27で屈折することによる。
また、立体画像表示装置では、通常、観察者の眼が集光位置からずれると画像が見えなくなるが、副反射面39及び反射面36により焦点位置fよりも外側に向かって出射するようにしているので、立体画像は見ることができないものの、右眼用画像または左眼用画像だけによる二次元画像として見ることができる。したがって、立体視している観察者の周囲であっても観察者が立体視している画像の概略を知ることができるようになっている。
反射ユニット19は、図1及び図5に示すように、楕円ミラー17の出射面27を透過型の液晶表示パネル5側に向けるとともに、入射部26を互いに反対側へ向けた互い違いの状態で、一対の光源15,16を結ぶラインに直交する方向(図1の紙面方向、図5の上下方向)に、かつ、一対の光源15,16の長手方向に面同士を積層して構成されている。その際、出射面27が一つの平面を構成するようにして積層してあるので、拡散板11を容易に配設することができるようになっている。このように構成された反射ユニット19は、図2に示すように、光源15及び光源16からの光をそれぞれ位置が異なる第1の焦点f2及び第2の焦点(f2)に集光させる機能を有する。
このように構成されている立体画像表示装置は、一方の焦点側f1にあたる右眼用の光源15から放射された光は、反射ユニット19の楕円ミラー17の入射部26から入射し、反射面36で反射し、透過型の液晶表示パネル5を透過して他方の焦点位置f2にあたる焦点fに右眼用画像を集光する。また、左眼用の光源16から放射された光は、右眼用のものとは左右対称の関係で入射部26が反対側に向けられた同形状の楕円ミラー17により、他方の焦点側f2にあたる位置に左眼用画像を集光する。反射ユニット19は、立体画像表示装置の正面からみて上下方向に面同士を積層して構成されているので、画像の左右方向における明暗均一性を向上させることができる。したがって、左右方向に光を拡散させる必要がないので、クロストークを悪化させることがない。
また、拡散部材11によって光を上下方向に拡散させるものの、拡散させる方向が楕円ミラー17の積層方向であるので、クロストークを悪化させることなく、楕円ミラー17による画像の上下方向の明暗均一性を向上させることができる。
さらに、反射ユニット19は、光源15,16からの光を楕円ミラー17の反射面36で反射させて液晶表示パネル5の背面に導くので、光を減衰させる部材がほとんどなく、光の利用効率を良好にすることができる。
なお、上述した入射部26は、次のように構成することが好ましい。ここで図7を参照する。図7(a)〜(e)は、入射部の各種構成を示す概略構成図である。ここでの前提として、光源15(16)が複数個の発光ダイオード43で構成されているものとする。なお、以下の構成によると、発光ダイオード43の光の利用効率を高めることができる。
(1)図7(a) 楕円ミラー17の入射面25と光源15(16)との間には、楕円ミラー17の積層方向に光を拡散する拡散部材45を備えている。これにより発光ダイオード43の位置ずれ等があっても、確実に光を入射面25に入射させることができる。
(2)図7(b) 入射面25の厚みを、楕円ミラー17における反射面36の厚みの2倍程度にする。例えば、図7(b)のように、入射面25側に向かって厚みが増すように傾斜面46を形成しておく。傾斜面46の角度を、入射した光が全反射するように形成しておくと、傾斜面46への反射材は不要にできる。
(3)図7(c) 楕円ミラー17の間であって、入射面25に一致する位置に、反射板47を配置する。これにより、楕円ミラー17間に照射された光が発光ダイオード43側へ反射されるとともに、拡散部材45によって反射されて入射面25に光を向かわせることができる。
(4)図7(d) 楕円ミラー17と発光ダイオード43とを一対一に対応させて配置する。この場合には、拡散部材45を省略することができ、構成を簡易化することができる。
(5)図7(e) 上述した(3)の変形例であり、反射板47を入射面25よりも円弧部28側へ配置したものである。この場合、楕円ミラー17の入射面25側における外周面の塗装を行わず、アクリル樹脂29を露出させたままとする。これにより、反射板47により楕円ミラー17の間に出射された光を、反射板47によって反射させてアクリル樹脂29に入射させることができる。また、点線で示すように反射板47を傾斜姿勢としてもよい。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、楕円ミラー17の出射面27と入射部26を除いた面に、白色塗装33と黒色塗装35を施しているが、積層面に微小突起を設けて、積層した状態で楕円ミラー17の面同士が密着しないように構成してもよい。このように構成すると、白色塗装33と黒色塗装35を省略することができ、楕円ミラー17のコストを低減することができる。なお、アクリル樹脂29と微小空間(空気)とでは、アクリル樹脂29の方が屈折率が高いので、隣接する楕円ミラー17へ光が漏れることが抑制できる。
また、微小突起に代えて、楕円ミラー17の間に光漏れを防止するシートを挟んで積層するようにしてもよい。
(2)上述した実施例では、拡散部材11を設けて楕円ミラー17の積層方向へ光を拡散させるように構成しているが、楕円ミラー17の出射面27に工夫を施すことにより、拡散部材11を省略して、構造の簡易化及びコスト低減を図ることができる。
例えば、出射面27で光が拡散するように、表面を荒らすエッチング処理を行ったり、表面が内側にへこんだ凹レンズを形成したりすればよい。
(3)なお、上述した楕円ミラー17に代えて、図8に示す楕円ミラー17Aを採用してもよい。なお、図8は、楕円ミラーの変形例を示す概略構成図である。
この楕円ミラー17Aは、反射面36が上述した楕円ミラー17と同様の楕円の円弧の一部で構成されているが、一方の焦点f1より円弧の外周側に楕円ミラー17Aのブレード50が存在する。つまり、光は空気中を進み、反射面36で反射されるように構成されている。このような構造の楕円ミラー17Aを積層して反射ユニット19Aを構成しても、上述した反射ユニット19による構成と同様の効果を奏することができる。但し、隣接する楕円ミラー17Aの間における光漏れを防止するための遮断部材51を各楕円ミラー17A間に配置する必要がある。
<点灯制御例>
次に、図9を参照して、上述した構成の立体画像表示装置において、光源15A,16Aを採用した場合について説明する。なお、図9は、立体表示装置の概略構成を示すブロック図である。
この構成では、光源15A,16Aがそれぞれ複数個の発光ダイオード61で構成されている。反射ユニット19Aを構成する楕円ミラー17は、厚さが液晶表示パネル5の表示ラインのピッチに一致していることが好ましい。また、各発光ダイオード61は、楕円ミラー17ごとに配設され、各々が独立して点灯制御される。
なお、上記発光ダイオード61が本発明における発光源に相当する。
制御部63は、映像信号VDを受け取るとともに液晶表示パネル5に右眼用画像と左眼用画像とに応じた映像信号を交互に出力する画像信号出力部65と、画像信号出力部65が右眼用画像と左眼用画像との映像信号を順次に切り換える際に、垂直同期信号VSに応じて、画像(右眼用画像または左眼用画像)に対応した側の光源15A,16Aの発光ダイオード61を画像の表示位置に応じて点灯させてゆく光源制御部67とを備えている。
なお、画像信号出力部65が本発明における画像出力手段に相当し、光源制御部67が本発明における光源制御手段に相当する。また、右眼用画像が本発明における第1の画像に相当し、左眼用画像が本発明における第2の画像に相当する。
光源制御部67は、画像信号出力部65が右眼用画像と左眼用画像に相当する画像信号を液晶表示パネル5に出力する際に、右眼用の光源15Aと左眼用の光源16Aの各発光ダイオード61を点灯させてゆく。具体的には、図10のように制御してゆく。なお、図10(a)〜(d)は光源の制御例を示す模式図である。
図10(a)に示すように、まず左眼用画像だけが液晶表示パネル5に表示されている状態では、左眼用の光源16Aの全発光ダイオード61を点灯させる。次に、右眼用画像に切り替わるが、図10(b),(c)に示すように、その最初の段階では、液晶表示パネル5のうちの上部が右眼用画像に書き換えられるだけである。その状態では、左眼用画像に対応する側の左眼用の光源16Aのうち左眼用画像の表示位置に応じた発光ダイオード61だけを発光させるとともに、右眼用画像に対応する側の右眼用の光源15Aのうち右眼用画像の表示位置に応じた発光ダイオード61だけを発光させる。このようにして、図10(d)のように液晶表示パネル5の画像が右眼用画像だけとなるまで右眼用の光源15Aと、左眼用の光源16Aとを構成している複数個の発光ダイオード61の点灯を独立して制御する。
液晶表示パネル5に左眼用画像と右眼用画像とを交互に表示させる際に、液晶素子のメモリ効果により、前後するフィールドの両方の画像が表示されている状態が存在する(図10(b),(c))。その場合には、両方の画像が観察者に同時に入射するので正常に立体視することができない。そこで、光源制御部67が、一対の光源15A,16Aを構成している複数個の発光ダイオード61のうち、画像に対応している側の発光ダイオード61だけを画像の表示位置に応じて点灯させてゆく(スキャンさせる)。これにより、左眼用画像は左眼に、右眼用画像は右眼に入射するので、液晶表示パネル5に両画像が同時に表示されていても正常に立体視することができる。また、両画像が表示されて正常に立体視できない期間に一方の光源を消灯させる必要もないので、画像の輝度が低下することもない。
なお、上記の説明では、各発光ダイオード61が楕円ミラー17ごとに配設されているとしているが、数枚の楕円ミラー17ごとに一つの発光ダイオード61を備える構成としてもよい。この場合には、発光ダイオード61の個数を少なくできるので、コストを抑制することができる。
上記の構成とした場合には、図10中に示すように、例えば、隣接する2個以上の発光ダイオード61を含む単位をブロックとして、ブロックBL1〜4からなる4つのブロックに分けて点灯制御を行うようにすればよい。これにより正常に立体視を行うことができつつも光源制御部67の負荷を軽減して点灯制御を比較的容易に行うことができる。
上記の構成の場合の他の制御例について図11を参照して説明する。なお、図11(a)〜(d)は、光源の他の制御例を示す模式図である。
この例では、左眼用画像と右眼用画像との境界(隣接する領域)に、黒帯BSを表示させるようになっている。具体的には、上述した画像信号出力部65が、右眼用画像と左眼用画像とを液晶表示パネル5に出力する際に、画像間に黒帯BSに係る映像信号を挿入して出力する。この場合には、黒帯BSの部分においては右眼用及び左眼用の光源15A,16Aの両方が点灯していてもよいので、点灯制御を容易にすることができる。したがって、上述した発光ダイオード61のブロックBL1〜4ごとの制御に好適である。
また、左眼用画像と右眼用画像との境界は、液晶素子のメモリ効果により、画像が確定していない状態、例えば前の画像から次の画像への遷移状態が表示されるだけで不鮮明な画像となる。したがって、この境界に黒帯BSを表示することにより、不確定画像の影響を抑制して立体画像を鮮明に表示させることができる。
なお、上記の例では、画像に黒帯BSを挿入するようにしているが、これを省略して黒帯BSに対応する位置にあたる光源だけを消灯するように制御するようにしてもよい。このようにしても上述した黒帯BS挿入と同様の効果を奏する。
ここで、発光ダイオード61をブロック化してブロックBL1〜4とした場合の好適な点灯制御例について図12を参照して説明する。なお、図12(a)は、液晶表示パネルの領域とブロックの対応を示す模式図であり、図12(b)は、画像信号と発光ダイオードの点灯タイミングを表すタイムチャートである。
なお、この例では、液晶表示パネル5の表示領域を4つに分割し、上から順に領域r1〜r4としている。これらの領域r1〜r4は、液晶表示パネル5における複数の画素ラインを含む。そして、各領域r1〜r4に各ブロックBL1〜BL4が対応しているものとする。また、この図12(b)中における符号rtは、応答時間を表している。この応答時間rtは、液晶表示パネル5に対して映像信号が与えられた時点から、実際にその映像信号に基づく画像が表示されるまでに要する時間である。なお、この応答時間rtは、液晶表示パネル5によって固有のものであるので、予め測定しておき、これを光源制御部67が参照できるように記憶させておけばよい。また、符号htは、表示されている画像から、次の画像の映像信号を出力するまでの期間にあたる画面ホールド期間であり、画面書換期間は、映像信号が与えられている時間である。
画像信号出力部65は、t2時点からt6時点までの間に右眼用画像の映像信号を出力する。そのうち、t2〜t3時点が領域r1の映像信号、t3〜t4時点が領域r2の映像信号、t4〜t5時点が領域r3の映像信号、t5〜t6時点が領域r4の映像信号に対応するする。これに対して、光源制御部67は、領域r1を照明するブロックBL1を、領域r1に対する映像信号が出力され終わるt3時点から応答時間rtだけ遅れて点灯させる。この点灯状態は、左眼用画像の領域r1の映像信号が与えられる時点r7までに消灯される。領域r2を照明するブロックBL2は、領域r2に対する映像信号が出力され終わるt4時点から応答時間rtだけ遅れて点灯され、領域r3を照明するブロックBL3は、領域r3に対する映像信号が出力され終わるt5時点から応答時間rtだけ遅れて点灯され、領域r4を照明するブロックBL4は、領域r4N対する映像信号が出力され終わるt6から応答時間rtだけ遅れて点灯される。
液晶表示パネル5の液晶素子には、一般的に上記のように応答時間rtが存在するので、応答時間rtよりも前に点灯させても、液晶表示パネル5には不確定な画像、例えば前の画像からの遷移状態が表示されるだけで不鮮明な画像となる。そこで、上記のように応答時間rtを考慮した点灯制御を行うことにより、鮮明な立体画像を表示させることができる。換言すると、不確定な状態となっている左眼用画像と右眼用画像との境界では画像が確定するまで光源を消灯していることになるので、鮮明な立体画像を表示させることができる。
以上、立体画像表示装置を例に採って説明したが、本発明は、以下のような画像表示装置についても適用することができる。
(デュアルビュー表示)
ここで図13を参照する。なお、図13は、デュアルビューの表示装置の概念を説明する模式図である。
焦点fと焦点(f)との間隔が、平均的な人の両眼間隔よりも広くなるような楕円ミラー17及び反射ユニット19を採用することにより、観察方向により異なる画像を見ることができる装置とすることができる。このようなものをデュアルビューと称する。例えば、自動車のセンターコンソールに配備することにより、運転席側にはナビゲーション画像を表示させ、助手席側にはテレビ画像を表示させることができる。具体的には、楕円ミラー17の副反射部39によって得られる二次元画像を観察可能な領域を利用すればよい。つまり、図13における不可視領域IVR1を除いた可視領域VR1,VR2(図13中のハッチングされた領域)を利用する。なお、焦点f,(f)を上記の間隔に設定することにより、両画像が重複して観察されてしまう領域を極力少なくすることができる。また、図13における点線DLよりも外側に焦点fが位置するように楕円ミラー17を構成することにより、装置正面から見て両画像が重複して観察可能な領域をなくすことができる。図13においては、図示省略してあるが、他方の焦点f2,(f2)は、楕円21よりも外側に位置する。
制御的には、上述した立体画像表示装置における右眼用画像と左眼用画像に代えて、第1の画像(例えば、ナビゲーション画像)と第2の画像(例えば、テレビ画像)とを画像信号出力部65(図9)から交互に出力させるとともに、それぞれに応じた光源15,16を交互に点灯させればよい。
また、可視領域VR1,VR2における光量を増加させるために、光源15,16だけでなく、副反射面39を入射可能な面とし、ここに光源15,16と同様の光源を追加することが好ましい。
また、このデュアルビューの表示装置であっても、上述した<点灯制御例>のように光源15,16を制御することにより、同様の効果を奏することは言うまでもない。
なお、上述した実施例では、反射ユニット19を楕円ミラー17で構成しているが、楕円ミラー17に代えて以下のような導光体を採用してもよい。
(導光体 その1)
ここで図14を参照する。なお、図14は、反射ユニットの変形例を示す図である。
この反射ユニット19Bは、複数枚の導光体71を備えている。導光体71は、薄板状の外観を呈し、光源15側から順に、上向き傾斜面を備えた反射面73〜75を備えている。各反射面73〜75は、光源15側からみて段違いに構成され、光源15からの光を出光面77側に導く。
このような導光体71を互いに反対側に向けた状態で面同士を積層して構成したのが反射ユニット19Bである。したがって、光源15側の光を第1の方向(二点鎖線で示す)に出光する導光体71が本発明における第1の導光体に相当し、光源16側の光を第2の方向(点線で示す)に出光する導光体71が本発明における第2の導光体に相当する。
(導光体 その2)
ここで図15を参照する。なお、図15は、反射ユニットの変形例を示す図である。
この反射ユニット19Cは、複数枚の導光体81を備えている。導光体81は、薄板状の外観を呈し、光源15側から順に、凹部83〜85を備えている。各凹部83〜85は、光源15側から離れるにしたがって深さが深くなるように構成されている。各凹部83〜85は、光源15側の面がそれぞれ反射面86〜88として機能する。各反射面86〜88は、光源15からの光を出光面89側に導く。
このような導光体81を互いに反対側に向けた状態で面同士を積層して構成したのが反射ユニット19Cである。したがって、光源15側の光を第1の方向(二点鎖線で示す)に出光する導光体81が本発明における第1の導光体に相当し、光源16側の光を第2の方向(点線で示す)に出光する導光体81が本発明における第2の導光体に相当する。
上述したような反射ユニット19B,19Cであっても、楕円ミラー17を用いた反射ユニット19,19Aと同様の効果を奏することができる。また、楕円ミラー17に比較して、導光体71,81は奥行きを狭く、かつ軽くすることができるので、画像表示装置として小型軽量化を図ることができる。なお、これらの反射ユニット19B,19Cを備えた画像表示装置であっても、上述した<点灯制御例>のようにして光源15,16を制御することにより、同様の効果を奏することは言うまでもない。
実施例に係る立体表示装置の概略構成を示す横断面図である。 楕円ミラーを構成する楕円を説明する模式図である。 楕円ミラーの一部断面を示す図であり、(a)は楕円ミラーの正面図、(b)は側面図である。 楕円ミラーの外観斜視図である。 反射ユニットの外観斜視図であり、(a)は出射面側から見た図であり、(b)はその反対側から見た図である。 反射ユニットの正面図である。 (a)〜(e)は入射部の各種構成を示す概略構成図である。 楕円ミラーの変形例を示す概略構成図である。 立体表示装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)〜(d)は光源の制御例を示す模式図である。 (a)〜(d)は光源の他の制御例を示す模式図である。 (a)は、液晶表示パネルの領域とブロックの対応を示す模式図であり、(b)は画像信号と発光ダイオードの点灯タイミングを表すタイムチャートである。 デュアルビューの表示装置の概念を説明する模式図である。 反射ユニットの変形例を示す図である。 反射ユニットの変形例を示す図である。
符号の説明
3 … 筐体
5 … 液晶表示パネル
11 … 拡散部材
15 … 右眼用の光源
16 … 左眼用の光源
17 … 楕円ミラー
19 … 反射ユニット
21 … 楕円
26 … 入射部
27 … 出射面
29 … アクリル樹脂
31 … アルミニウム膜
36 … 反射面
63 … 制御部
65 … 画像信号出力部
67 … 光源制御部

Claims (7)

  1. 画像を表示するための透過型の液晶表示パネルと、
    前記透過型の液晶表示パネルを背面側から照射するための第1の光源及び第2の光源を備えた一対の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源からの光をそれぞれ異なる第1の方向及び第2の方向に出光させる機能を有し、第1の方向に光を出光する第1の導光体と、第2の方向に光を出光させる第2の導光体とを備え、前記第1の導光体と前記第2の導光体の出光面が前記透過型の液晶表示パネル側に向けられ、前記第1の導光体と前記第2の導光体とを交互に、前記一対の光源を結ぶラインとは直交する方向に積層して構成された反射ユニットと、
    前記第1の光源及び第2の光源を構成し、前記第1の導光体及び第2の導光体が積層されている方向に配設された複数個の発光源と、
    前記透過型の液晶表示パネルに第1の画像と第2の画像とを交互に出力する画像出力手段と、
    前記画像出力手段が第1の画像から第2の画像に、または第2の画像から第1の画像に順次に切り換える際に、それぞれの画像に応じて前記一対の光源の点灯を制御する光源制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 画像を表示するための透過型の液晶表示パネルと、
    前記透過型の液晶表示パネルを背面側から照射するための第1の光源及び第2の光源を備えた一対の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源からの光をそれぞれ位置が異なる第1の焦点及び第2の焦点に集光させる機能を有し、前記第1の光源付近と前記第1の焦点近辺とを焦点とする楕円の円弧の一部として形成された帯状の第1の楕円ミラーと、前記第2の光源付近と前記第2の焦点近辺とを焦点とする楕円の円弧の一部として形成された帯状の第2の楕円ミラーとを備え、前記第1の楕円ミラーの反射面と前記第2の楕円ミラーの反射面とが前記透過型の液晶表示パネル側に向けられ、第1の楕円ミラーと第2の楕円ミラーを互い違いの状態にして、前記一対の光源を結ぶラインとは直交する方向に積層して構成された反射ユニットと、
    前記第1の光源及び第2の光源を構成し、前記第1の楕円ミラー及び第2の楕円ミラーが積層されている方向に配設された複数個の発光源と、
    前記透過型の液晶表示パネルに第1の画像と第2の画像とを交互に出力する画像出力手段と、
    前記画像出力手段が第1の画像から第2の画像に、または第2の画像から第1の画像に順次に切り換える際に、それぞれの画像に応じて前記一対の光源の点灯を制御する光源制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像表示装置において、
    前記反射ユニットと前記透過型の液晶表示パネル側との間には、前記反射ユニットからの光を前記積層方向へ拡散させる拡散部材を備えていることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置において、
    前記複数個の発光源は、隣接する少なくとも2個の発光源を含む単位をブロックとして、前記ブロックを複数個備えており、
    前記光源制御手段は、前記ブロックごとに点灯を制御することを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の画像表示装置において、
    前記画像出力手段は、第1の画像と第2の画像との境界に黒帯を挿入することを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項4に記載の画像表示装置において、
    前記光源制御手段は、前記画像出力制御手段が画像を出力した時点から、実際に前記透過型の液晶表示パネルにその画像が表示されるまでの応答時間だけ遅れて前記各ブロックの発光源を点灯させることを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置において、
    前記光源制御手段は、第1の画像と第2の画像との境界にあたる光源を消灯させることを特徴とする画像表示装置。
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