JP4767577B2 - 留置具 - Google Patents

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Description

本発明は、外科手術等に際して体腔内に留置される留置具に関する。
腹腔鏡下もしくは開腹による外科手術において、胃や大腸等の管腔器官の内側に生じた病変部を把握するための処置として、点墨法がある。点墨法とは、手術の数日から数週間前に、管腔器官の内側から、病変部を生じた生体組織に目印となる墨汁を注入し、管腔器官の外側から病変部の位置を直接的または間接的に肉眼で特定し易くする処置である。具体的には、内視鏡を口から挿入し、管腔器官の内側から病変部近傍に位置する器官壁部に針を刺して墨汁を注入する。注入された墨汁は壁部に沿って広がり、切除の際に病変部を肉眼で確認する際の補助となる。
このとき、針の先端が壁部を突き抜けず、かつ管腔器官を外側から見て入れ墨の位置が視認できるぎりぎりの深さに注入するように心がける必要がある。もし、針が壁部を貫いた場合、病変部位が不明になるだけでなく、他の多くの臓器が墨汁によって覆われ、手術が続行できない状態となる場合がある。また、胃や大腸の外側に見えるように墨汁を注入できなければ、病変部位が判別できず、病変の取り残しの原因となり得る。要するに、この点墨法の問題点は、確実に点墨を実施するべく、針を刺す深度を調整するための高い技術を要することである。
そこで、腹腔鏡下もしくは開腹による外科手術において、高い技量を要する点墨を行わなくても、管腔器官の所望の箇所を正確に把握することを可能にする方法が提案されている。その方法とは、管腔器官の内側の所定の位置にあらかじめ磁性体を留置しておき、手術にあたって管腔器官の外側に磁束密度可変式の磁性体鉗子を近づけ、管腔器官の内側に留置した磁性体を管腔器官の生体組織ごと磁性体鉗子に引き寄せるというものである(下記の非特許文献1を参照)。この方法に従って、内側に磁性体を留置した管腔器官の外側に磁性体鉗子を近づけると、磁性体が磁性体鉗子に引き寄せられ、磁性体を留置した管腔器官の壁部が外側に盛り上がるように変形する。そこで、管腔器官の外側からその変形を視認することにより、磁性体を留置した位置を簡単かつ短時間のうちに正確に把握することができる。
さらに、管腔器官の内側に留置した磁性体を管腔器官の生体組織ごと磁性体鉗子に引き寄せるだけでなく、磁性体を管腔器官の生体組織ごと磁性体鉗子に吸着させることにより、管腔器官の所望の箇所を正確に、かつ生体組織を傷つけることなく把持することを可能が可能である。
日本外科学会雑誌第105巻臨時増刊号2004年3月15日発行「第104階日本外科学会的学術集会抄録集」、第307頁「鏡視下手術における病変捕捉および腸管切除における磁束密度可変式磁力操作鉗子の有用性:大平 猛、昌子 正實、永井秀雄」
上記のような磁性体を利用した管腔器官の探査方法においては、管腔器官の内側の所定の位置に磁性体を留置するにあたり、クリップ等の係着具に予め磁性体をワイヤ等で連結しておき、このワイヤを介して磁性体を連結した係着具を、管腔器官の内側位置に係着することが考えられる。
しかしながら、このような留置方法であると、比較的小さな部品である、係着具と磁性体とをワイヤ等で連結しなければならず、そのワイヤ等による連結作業が面倒である。また、これら連結した係着具等を内視鏡のチャンネルにセットしなければならず、チャンネル径が小さいこともあって、それらのセット作業が面倒である。また、磁性体を係着具とともに内視鏡のチャンネルにセットするため、比較的小さな磁性体しか留置できない。さらに、ワイヤ等で連結するため、係着具と磁性体を対で管理しなければならず、それらの管理も面倒となるという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、係着具と磁性体とを予め連結する必要がなく、内視鏡の先端へ容易に組み付けることができ、また、比較的大きな磁性体を使用することができ、さらに、係着具と磁性体とを別々に管理することができる留置具を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するための手段として、次のような構成の留置具を採用する。
すなわち本発明の留置具は、体腔内に留置される留置具であって、内視鏡の挿入部に設けられたチャンネルに挿通可能な大きさで、生体組織に係着される係着具と、前記内視鏡の挿入部の先端に設けられたフードに係脱可能に係止される磁性体と、前記内視鏡の挿入部の先端の前記フードに係止された磁性体に対して前記係着具が接近するように相対移動したときに、それら前記磁性体と前記係着具とを係止させる係止手段とを備える。
本発明の留置具では、内視鏡の挿入部の先端のフードに磁性体を係止させるとともに、係着具を内視鏡のチャンネルにセットする。この状態で、係着具をチャンネルの先端側へ移動させる。すると、磁性体と係着具とが係止手段によって係止される。その後、係着具のさらなる移動によって、磁性体が内視鏡の先端のフードから離脱する。そして、係着具が生体組織に係着されるとき、係止手段を介して係着具に係止される磁性体も同時に生体組織の所定個所に留置される。また、磁性体は、内視鏡のチャンネルではなく先端のフードに係止させておくので、比較的大きな磁性体でも内視鏡にセットすることができる。
本発明の留置具においては、前記係止手段が、前記磁性体に設けられた係止紐からなり、前記係着具が前記生体組織に係着されるとき、前記係止紐が前記係着具と前記生体組織との間に挟み込まれることが好ましい。
この場合、磁性体を内視鏡の挿入部の先端のフードに係止するとき、磁性体に設けた係止紐がチャンネルの出口部分に位置するようにセットする。この状態で、チャンネルから係着具を突出させると、係着具は係止紐を係止する。そして、係止具が生体組織に係着されるとき、係着具と生体組織との間に係止紐が挟み込まれる。
本発明の留置具においては、前記係着具が、前記生体組織を挟む一対のクリップ爪部を備えてなり、前記一対のクリップ爪部の間には、前記係止紐を保持する保持部が設けられていることが好ましい。
この場合、一対のクリップ爪部の間の保持部に係止紐が一旦保持されると、例え、磁性体に重力が作用し、磁性体がクリップ爪部から落下されるようとする場合であっても、磁性体が落下することはない。つまり、係着具が生体組織に係着される前に、一対のクリップ爪部の先端が下方に向く場合でも、この一対のクリップ爪部から磁性体が落下するのを防止できる。
本発明の留置具においては、前記磁性体には、前記フードに対し、前記磁性体が所定角度相対回転される毎に、係止状態から解除状態へ切り替わる係脱部が設けられていることが好ましい。
この場合、内視鏡の先端のフードに取り付けた磁性体を、係止紐を介して係着具に係止させた後、係着具を回転させることで、磁性体をフードに対して相対回転させることができる。これにより、フードに対し係止状態にある磁性体を、解除状態にすることができる。
本発明の留置具においては、前記係止手段が、前記磁性体に形成された、前記係着具を挿通可能な大きさの挿通孔に通される連結紐と、前記連結紐によって前記係着具と連結され、かつ前記挿入部から前記体腔内へと出た後に前記磁性体の前記挿通孔に挿通不能となる棒部材とからなっていることが好ましい。
この場合、連結紐によって棒部材と連結された係着具を、磁性体の挿通孔に挿通させ、連結紐を磁性体の挿通孔に通した状態のまま係着具を生体組織に係着させる。これにより、磁性体は、係着具が係着された生体組織と棒部材との間しか移動できなくなって、結果的に生体組織に留置される。
本発明の留置具においては、前記係着具が、前記磁性体に形成された係止挿通孔に対し、縮径状態のときに挿通可能かつ拡径状態のときに挿通不能となるパンタグラフ材からなり、前記係止手段が、前記パンタグラフ材に取り付けられた係止筒からなり、前記係止筒の外周には、前記係止筒が前記磁性体の前記係止挿通孔に挿入されるとき、該係止挿入孔の内周に形成された凸部または凹部と嵌合する嵌合部が設けられていることが好ましい。
この場合、磁性体に形成された係止挿通孔に縮径状態にあるパンタグラフ材を通した後、さらにパンタグラフ材を同方向に移動させると、パンタグラフ材に取り付けられた係止筒が、嵌合部によって磁性体の係止挿通孔と嵌合する。その後、パンタグラフ材を生体組織に侵入させ、その生体組織の中で拡径状態にする。これによって、磁性体を生体組織の所定位置に留置することができる。
本発明の留置具においては、前記パンタグラフ材が、先端部に結ばれたワイヤを基端側へ引っ張られることで、縮径状態から拡径状態に切り替わることが好ましい。
この場合、パンタグラフ材を生体組織内に侵入させた後、前記パンタグラフ材の先端部に結んだワイヤを基端側へ引っ張ることで、パンタグラフ材を縮径状態から拡径状態に切り替えることができる。このように簡単な操作によって、パンタグラフ材及びパンタグラフ材に係止筒を介して嵌合した磁性体を、生体組織を留置することができる。
本発明によれば、係着具と磁性体とを予め連結することなく、磁性体を生体組織に留置させることができる。また、磁性体を、内視鏡のチャンネルではなく先端のフードに係止させておくので、比較的大きな磁性体でも内視鏡にセットすることができる。また、係着具と磁性体とを予め連結する必要がないので、それら係着具と磁性体の内視鏡先端への組付作業が容易になり、かつそれらを別々に管理することができる
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態を図1〜図11に示して説明する。
図1に示すように、本実施形態の留置具1Aは、磁石(磁性体)10と、クリップ(係着具)11と、磁石10とクリップ11とを係止するワイヤ(係止紐)12とを備えている。クリップ11は金属製である。また、ワイヤ12は金属製であってもよいが、内視鏡用の処置具で切断する必要が生じる場合等には、それに対処できるよう、例えば、樹脂製であることが好ましい。
磁石10はリング状に形成されている。磁石10は、外径が、内視鏡の挿入部4の先端に取り付けられた円筒状のフード5の内径よりも若干小さく設定されている。リング状の磁石10には、前記ワイヤ12が半径方向に延びるように取り付けられている。
クリップ11は、円筒状に形成された管体11aと、管体11a内に挿入されかつ管体11aの軸線方向に移動可能とされた一対のクリップ爪部11bとを備えている。管体11aは、外径が内視鏡のチャンネル6の内径よりも小さく設定されていて、チャンネル6内に挿通可能とされている。一対のクリップ爪部11bは、基端どうしが繋がっていて、実際はひとつのバネ材からなっている。一対のクリップ爪部11bは、基端から先端に向けてX状に延びて互いに交差している。そして、交差部11cの基端側は、リング状に閉じられていて、前記ワイヤ12を保持する保持部11dとなっている。クリップ爪部11bの先端は、互いに接近する方向に折り曲げられている。留置具1Aを構成する各部材は、生体への影響をなくすために、シリコンまたはチタン等のコーティングがなされている。
一対のクリップ爪部11bは、管体11aから突き出した状態では先端を開いているが、専用の器具3を使って管体11aが、クリップ爪部11bの先端側に近づくように操作されると、一対のクリップ爪部11bの先端が互いに接近する。クリップ11を生体組織を固定するには、一対のクリップ爪部11bを生体組織に近づけ、生体組織をクリップ爪部11bの間に配置したうえで、管体11aをそれらクリップ爪部11Bの先端側へ移動させ、一対のクリップ爪部11bの先端を接近させる。これにより、一対のクリップ爪部11bの間で生体組織を挟み込み、結果的に、クリップ11を生体組織に固定する(図5参照)。
前記フード5は、基端側に拡径部5aが設けられ、この拡径部5aによって内視鏡の挿入部4の先端に嵌合される。フード5には、内面の所定個所に突起5bが周方向に間隔をあけて複数形成されている。フード5が内視鏡の挿入部4の先端に嵌合されたとき、内視鏡の挿入部4の先端と前記突起5bとの間には隙間5cが形成され、この隙間5cに前記磁石10が係止される。フード5はプラスチック等の弾性材からなっている。前記隙間5cに係止された磁石10は、例えば、クリップ11等によってフード5の先端側に押されるとき、突起5bが弾性変形することで、隙間5cから外れる。
上記のように構成された留置具1Aを、内視鏡を使用して患者の胃の内部に留置する方法について説明する。
まず、図1に示すように、内視鏡の挿入部4の先端とそこに取り付けたフード5との間の隙間5cに磁石10をセットする。このとき、図2に示すように磁石10に予め取り付けられているワイヤ12が、内視鏡の挿入部4のチャンネル6の開口部分に位置するように、磁石10の組付角度を調整する。また、クリップ11とこのクリップ11を開閉操作する器具3とをシース2に挿入する。次に、先端にクリップ11等をセットしたシース2を内視鏡の挿入部4のチャンネル6にセットする。続いて、シース2をチャンネル6の先端側に押し込むように操作し、クリップ11を挿入部4の先端まで移動させる。
次に、内視鏡の挿入部4を患者の口から体内に挿入する。挿入部4の先端が胃に到達した時点で、クリップ11をシース2ごとチャンネル6の先端側へ移動させる。これにより、クリップ11が内視鏡の挿入部のチャンネル6の開口部分から押し出され、この押しだされたクリップ11の先端で、磁石10に取り付けたワイヤ12を挟み込む。
そして、この状態で、図6,図7に示すように、器具3およびシース2を操作してクリップ11を所定方向へ回転させる。このとき、クリップ11が弾性変形し、一対のクリップ爪部11bの交差部11cを開口させて、ワイヤ12を保持部11dの内部へ侵入させる。これによって、ワイヤ12をクリップ11の保持部11dに保持させることができる。
次に、器具3を介してクリップ11をシース2ごとさらにフード5の先端側へ移動させる。これに伴い、磁石10が、クリップ11及びクリップに係止されているワイヤ12を介してフード5の先端側へ押されて移動する。このとき、フード5の突起5bが弾性変形し、磁石10のフード5の先端側への移動を許容する。つまり、磁石10が、フード5の隙間5cから離れる。磁石10は、クリップ11によってワイヤ12を係止されたままさらに前方(図1において左方)へ移動し、フード5から抜け出る。
次に、図4及び図5に示すように、内視鏡を使って病変部を視覚的に認識したうえで、その近傍に位置する胃の内壁に、クリップ11を固定する(クリップ11を固定する操作手順については、上記参照)。このとき、手術の際に病変部を正確に切除できるように、病変部と、留置具1Aすなわちクリップ11を固定した箇所との位置関係を正確に把握しておく。
複数の留置具1Aを胃の内部に留置する場合には、内視鏡を一旦体外へ抜き出させ、チャンネル6からシース2とクリップ操作用の器具3とを抜き出す。そして、新たに、磁石10をフード5にセットするとともに、クリップ11を装着したシース2をクリップ操作用の器具3とともに、挿入部4の基端側からチャンネル6に挿入する。そして、上記と同様の手順を繰り返し、留置具1Aを胃の内部に留置させる。
本発明によれば、クリップ11と磁石10とを予め連結する必要がなく、磁石10を生体組織に留置させることができる。また、磁石10を、内視鏡のチャンネル6ではなく先端のフード5に係止させておくので、比較的大きな磁石10でも内視鏡にセットすることができる。また、クリップ11と磁石10とを予め連結する必要がないので、それらクリップ11と磁石10とを内視鏡先端に容易に組み付けることができ、しかも、それらクリップ11と磁石10とを別々に管理することができる。
なお、この実施形態においては、磁石10をフード5にセットするにあたり、フード5の内周に設けた複数の突起5bを利用しているが、これに限られることなく、図8〜図10に示すような構成を利用してもよい。
図8〜図10に示すものは、フード20の内周に、係止突起20aが周方向所定角度置きに設けられている。また、磁石21の外周には、これら係止突起20aに対応するように、係止突起21aと係止溝部21bとが周方向に交互に設けられている。ここで、磁石21の係止突起21a及び係止溝部21bは、フード20に対し、磁石21が所定角度相対回転されるときに、係止状態から解除状態へ切り替わる係脱部を構成している。
磁石21を、フード20にセットするときには、正面から見て、係止溝部21bが係止突起20aに合致するよう、磁石21の角度を調整し、この状態で、磁石21をフード20の奥方に押し込む。そして、磁石が係止突起よりも奥方に押し込んだ後、磁石21を所定角度回転させ、図10に示すように、正面から見て、磁石21の係止突起21aがフード20の係止突起20aに重なるようにする。これによって、磁石21を脱落させることなく、フード20にセットすることができる。
また、例えば、患者の胃の内部にて、磁石21をフード20から取り外すには、クリップによってワイヤ12を係止させたまま、クリップごと磁石21を所定方向へ回転させる。このようにして、正面から見て、磁石21の係止溝部21bをフード20の係止突起20aに合致させる。この状態で、クリップを介して磁石21をフード20の開口側へ押して移動させればよい。
また、前述の実施形態では、体腔内に留置する磁性体として、リング状の磁石10、21を利用したが、これに限られることなく、図11に示すように、磁性体として円柱状の磁石25を用いてもよい。この場合、磁石25とクリップ11とを係止させる係止手段としては、例えば、円柱状の磁石25の一端にループを形成するように取り付けられる係止紐26が用いられる。円柱状の磁石25がフード5にセットされるとき、係止紐26のループの一部分は、フード5の内周面に設けられる図示せぬ係止紐保持部によって、内視鏡のチャンネルの開口部分に位置するように位置決めされる。
次に、本発明の第2の実施形態を図12〜図15に示して説明する。なお、上記の実施形態において既に説明した構成要素には同一符号を付して説明は省略する。
図12に示すように、本実施形態の留置具1Bでは、フード5の内面に係止されるリング状の磁石30に、磁石の軸線方向に平行な挿通孔31が形成されている。この挿通孔31は、磁石30がフード5に対して正規の位置にセットされるとき、内視鏡のチャンネル6の開口部分に合致する位置に形成されている。また、挿通孔31は、クリップ11が挿通可能なように、内径がチャンネル6の内径とほぼ同じ値に設定されている。
また、磁石30には、挿通孔31と同様に、内視鏡の画像を撮像手段(CCD)に取り込むための対物レンズや、観察光を照射するライトガイドレンズ面に対応する位置にも、それぞれ開口部30a、30bが設けられている。これにより、通常の内視鏡観察と同じ画像の下で、後述する磁石30の留置が可能になる。
クリップ11には、ワイヤ(連結紐)32の一端が連結され、ワイヤ32の他端は所定長さに設定された直線状の棒部材33の略中央部に連結されている。ワイヤ32の長さは、磁石の厚みよりも長く設定されている。また、棒部材33は、長さが挿通孔31の内径よりも長い値に設定されている。ここで、ワイヤ32及び棒部材33は、磁石30とクリップ11とを係止する係止手段を構成する。
上記のように構成された留置具1Bを、内視鏡を使用して患者の胃の内部に留置する方法について説明する。
まず、図12に示すように、内視鏡の挿入部4の先端とフード5との間の隙間に磁石30をセットする。このとき、磁石30の挿通孔31が内視鏡のチャンネル6の開口部分に合致するように、磁石30の組付角度を調整する。また、クリップ11とこのクリップ11を開閉操作する器具3とをシース2に挿入する。次に、先端にクリップ11等をセットしたシース2を内視鏡の挿入部4のチャンネル6にセットする。続いて、シース2をチャンネル6の先端側に押し込むように操作し、クリップ11を挿入部4の先端まで移動させる。
次に、内視鏡の挿入部4を患者の口から体内に挿入する。挿入部の先端が胃に到達した時点で、クリップ11をシース2ごとチャンネル6の先端側へ移動させる。これにより、クリップ11とともにシース2の先端が、チャンネル6から外方へ突出し、磁石30の挿通孔31に挿通される。ここで、シース2の外周には予め突起2a(あるいは段部でもよい)が設けられており、この突起2aが挿通孔31に係止した後は、クリップ11及びシース2とともに磁石30が、それらと一体になって前方へ押されてフード5から抜け出る。
次に、内視鏡を使って病変部を視覚的に認識したうえで、その近傍に位置する胃の内壁に、クリップ11を固定する。すなわち、図14に示すように、クリップ11の一対のクリップ爪部11bの先端を一旦開かせ、生体組織を係止できる位置まで前進させた後、一対のクリップ爪部の先端を閉じさせて、生体組織Bを挟ませる。その後、クリップ操作用の器具3及びシース2を、クリップ11との係合を解いてチャンネル6内に引き込ませる。
このとき、クリップ11及びこのクリップ11にワイヤ32を介して連結された棒部材33は、そのまま患者の体内に残る。すなわち、シース2の先端側がチャンネル6内に引き込まれるときに、ワイヤ32及び棒部材33がシース2から抜け出る。棒部材33は、その中央部にワイヤ32が連結されているため、シース2から抜け出てシース2によって姿勢を規制されない自由状態となるとき、ワイヤ32に対しある角度をもつ形態となり、結果的に、磁石30の挿通孔31を通ることができず、同挿通孔31に対して挿通不能になる。
結局、磁石30は、クリップ11と棒部材33との間しか移動することができず、患者の体内に留置される。
複数の留置具1Bを胃の内部に留置する場合には、内視鏡を一旦体外へ抜き出させ、チャンネル6からシース2とクリップ操作用の器具3とを抜き出す。そして、新たに、磁石30をフード5にセットするとともに、新たなクリップ11を装着したシース2をクリップ操作用の器具3とともに、挿入部4の基端側からチャンネル6に挿入する。そして、上記と同様の手順を繰り返し、留置具1Aを胃の内部に留置させる。
本発明によれば、前述の第1の実施形態と同様、クリップ11と磁石30とを予め連結する必要がなく、磁石30を生体組織に留置させることができる。また、磁石30を、内視鏡のチャンネル6ではなく先端のフード5に係止させておくので、比較的大きな磁石30でも内視鏡にセットすることができる。また、クリップ11と磁石30とを予め連結する必要がないので、それらクリップ11と磁石30とを内視鏡先端に容易に組み付けることができ、しかも、それらクリップ11と磁石30とを別々に管理することができる。
なお、上述の実施形態においては、クリップ11と磁石30とを係止させるのに、単なる直線状の棒部材33を利用しているが、これに限られることなく、図15に示すような構成の棒部材34を利用してもよい。
図15に示す棒部材34は、例えば、中央の核部分34aから各枝部34bが放射状に延びて形成されるものであり、少なくとも各枝部34bはプラスチックやバネ材等の弾性材からなっている。この棒部材34は、シース2内にセットされるときは、図15(a)で示すように、傘のごとく枝部34bが折り畳まれる。シース2から抜け出ると、自身の弾性作用によって各枝部34bが拡がり、磁石30の挿通孔31に対して挿通不能となる。
このような、構成の棒部材34を利用しても、クリップ11と磁石30とを係止させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態を図16〜図20に示して説明する。なお、上記の実施形態において既に説明した構成要素には同一符号を付して説明は省略する。
図16に示すように、本実施形態の留置具1Cでは、生体組織に係着される係着具として、パンタグラフ材40が用いられている。パンタグラフ材40は、フード5の内面に係止されるリング状の磁石41に形成された係止挿通孔42に対し、縮径状態のときに挿通可能かつ拡径状態のときに挿通不能となるものである。パンタグラフ材40の具体的な構成としては、中央部に節のあるL字状の線材40aが、複数本(例えば3本あるいは4本)各節を外方に向くように束ねられて、先端部と基端部とをそれぞれ連結されたものが挙げられる。また、パンタグラフ材40は、線材40aの先端部にワイヤ40bが結ばれていて、このワイヤ40bが基端側へ引っ張られることで、各線材40aがそれぞれ節から折れ曲がり、結果的に、縮径状態から拡径状態に切り替わる。
パンタグラフ材40の基端には係止筒43が取り付けられている。係止筒43の中央部外周にはリング状のつば部(嵌合部)43aが形成されている。係止筒43は、磁石41の係止挿通孔42に挿入されるとき、つば部43aが係止挿入孔42の内周に形成されたリング状の凹部42aと嵌合し、これにより、磁石41と係止する。すなわち、係止筒43は、磁石41とパンタグラフ材10とを係止する係止手段を構成する。
上記のように構成された留置具1Cを、内視鏡を使用して患者の胃の内部に留置する方法について説明する。
まず、図16に示すように、内視鏡の挿入部4の先端とフード5との間に磁石41をセットする。このとき、磁石41の係止挿通孔42が内視鏡のチャンネル6の開口部分に合致するように、磁石41を位置決めする。また、パンタグラフ材40とこのパンタグラフ材40をワイヤ40bを介して拡
径操作する器具3とをシース2に挿入する。次に、このシース2を内視鏡の挿入部4のチャンネル6にセットする。続いて、シース2をチャンネル6の先端側に押し込むように操作し、パンタグラフ材40を挿入部4の先端まで移動させる。
次に、内視鏡の挿入部4を患者の口から体内に挿入する。挿入部の先端が胃に到達した時点で、パンタグラフ材操作用の器具3をチャンネル6にさらに押し込むように操作する。これにより、パンタグラフ材40とともにシース2の先端が、チャンネル6から外方へ突出する。このとき、まず、パンタグラフ材40が磁石41の係止挿通孔42に挿通され、続いて、係止筒が43が係止挿入孔42に挿入されるが、係止筒43のつば部43aが、係止挿入孔42の内周に形成されたリング状の凹部42aに来たところで、それらつば部43aとリング状の凹部42aとは嵌合する。
その後、係止筒43と嵌合された磁石41は、パンタグラフ材40及びシース2と一体になって前方へ押されて、フード5から抜け出る。
次に、内視鏡を使って病変部を視覚的に認識したうえで、その近傍に位置する胃の内壁に、パンタグラフ材40を固定する。すなわち、図17に示すように、パンタグラフ材40を生体組織内に所定深さまで侵入させ、次いで、ワイヤ40bを、パンタグラフ材40の基端側に引き寄せる。これにより、パンタグラフ材40は縮径状態から拡径状態に切り替わり、生体組織内に固定される。
この結果、磁石は、係止筒43を介してパンタグラフ材40と一体になって、患者の体内に留置されることとなる。その後、パンタグラフ材操作用の器具3及びシース2を、パンタグラフ材40との係合を解いてチャンネル6内に引き込ませる。
複数の留置具1Cを胃の内部に留置する場合には、内視鏡を一旦体外へ抜き出させ、チャンネル6からシース2とクリップ操作用の器具3とを抜き出す。そして、新たに、磁石41をフード5にセットするとともに、新たなパンタグラフ材40を装着したシース2を、パンタグラフ材拡径操作用の器具3とともに、挿入部4の基端側からチャンネル6に挿入する。そして、上記と同様の手順を繰り返し、留置具1Aを胃の内部に留置させる。
本実施形態によれば、前述の第1及び第2の実施形態と同様、パンタグラフ材40と磁石41とを予め連結する必要がなく、磁石41を生体組織に留置させることができる。また、磁石41を、内視鏡のチャンネル6ではなく先端のフード5に係止させておくので、比較的大きな磁石41でも内視鏡にセットすることができる。また、パンタグラフ材40と磁石41とを予め連結する必要がないので、それらパンタグラフ材40と磁石41とを内視鏡先端に容易に組み付けることができ、しかも、それらパンタグラフ材40と磁石41とを別々に管理することができる。
なお、上述の第3の実施形態の図示例においては、パンタグラフ材40を利用して磁石を生体組織に留置しているが、パンタグラフ材40の固定力が弱い場合には、図19及び図20に示すような、構成によって磁石41の係着力を高めるようにしても良い。
すなわち、図19に示すものは、パンタグラフ材40を固定しようとする生体組織内に、プローブ44によって磁性材からなる板材45を埋め込み、板材45と磁石41との吸着力を利用して、磁石41の固定力を高めるものである。板材45としては、例えば、図20に示すように、生体組織内に挿入しやすいよう先端部を、先細りにされるとともに厚さ方向に湾曲形成されたものが利用される。板材45の生体組織への埋め込みは、パンタグラフ材40の留置工程と同時、あるいは同工程よりも前に行ってもよい。
また、上述の第3実施形態の図示例では、磁石41の係止挿通孔42の内面にリング状の凹部42aを設けるとともに、係止筒43の外周につば部43aを設けているが、逆に、磁石41の係止挿通孔の内面につば部を設け、係止筒43の外周にリング状の凹部を設けてもよい。
上記の各実施形態では、留置具を胃の内部に留置する処理について説明したが、留置具を留置することができる箇所は、胃以外のあらゆる管腔器官が含まれる。例えば、留置具を大腸の内部に留置することも可能である。その場合は、内視鏡を肛門から挿入することになる。
また、各実施形態では、体内に留置される磁性体として自ら磁力を有する磁石を使用しているが、磁性体鉗子が強力な磁力を発するものであれば、体内に留置される磁性体に磁石を使用する必要はなく、単に磁力が作用すると磁石に吸着される金属材料を使用すればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
本発明の留置具の第1の実施形態を示す斜視図である。 第1の実施形態の留置具の斜視図である。 第1の実施形態の留置具の正面図である。 第1の実施形態の留置具の留置方法を説明する斜視図である。 第1の実施形態の留置具の留置方法を説明する斜視図である。 第1の実施形態の留置具の留置方法を説明する斜視図である。 第1の実施形態の留置具の留置方法を説明する斜視図である。 第1の実施形態の留置具の変形例を説明する断面図である。 第1の実施形態の留置具の変形例を説明する斜視図である。 第1の実施形態の留置具の変形例を説明する正面図である。 第1の実施形態の留置具の変形例を説明する斜視図である。 本発明の留置具の第2の実施形態を示す斜視図である。 第2の実施形態の留置具の留置方法を説明する斜視図である。 第2の実施形態の留置具の留置方法を説明する斜視図である。 (a)、(b)とも第2の実施形態の留置具の変形例を示す斜視図である。 本発明の留置具の第3の実施形態を示す斜視図である。 第3の実施形態の留置具の留置方法を説明する斜視図である。 第3の実施形態の留置具の留置方法を説明する斜視図である。 第3の実施形態の留置具の変形例を示す斜視図である。 第3の実施形態の留置具の変形例を示すもので(a)は板材の正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1A:留置具、3:器具、4:挿入部、5:フード、10:磁石(磁性体)、11:クリップ(係着具)、11b:クリップ爪部、11d:保持部、12:ワイヤ(係止紐)、1B:留置具、21:磁石(磁性体)、21a:係止突起(係脱部)、21b:係止溝部(係脱部)、1B:留置具、30:磁石(磁性体)、31:挿入孔、32:ワイヤ(連結紐)、33:棒部材、34:棒部材、1C:留置具40:パンタグラフ材、41:磁石(磁性体)、42:係止挿通孔、43:係止筒。43a:つば部(嵌合部)

Claims (7)

  1. 体腔内に留置される留置具であって、
    内視鏡の挿入部に設けられたチャンネルに挿通可能な大きさで、生体組織に係着される係着具と、
    前記内視鏡の挿入部の先端に設けられたフードに係脱可能に係止される磁性体と、
    前記内視鏡の挿入部の先端の前記フードに係止された前記磁性体に対して前記係着具が接近するように相対移動したときに、それら前記磁性体と前記係着具とを係止させる係止手段とを備えることを特徴とする留置具。
  2. 前記係止手段が、前記磁性体に設けられた係止紐からなり、
    前記係着具が前記生体組織に係着されるとき、前記係止紐が前記係着具と前記生体組織との間に挟み込まれることを特徴とする請求項1に記載の留置具。
  3. 前記係着具が、前記生体組織を挟む一対のクリップ爪部を備えてなり、
    前記一対のクリップ爪部の間には、前記係止紐を保持する保持部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の留置具。
  4. 前記磁性体には、前記フードに対し、前記磁性体が所定角度相対回転されるときに、係止状態から解除状態へ切り替わる係脱部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の留置具。
  5. 前記係止手段が、
    前記磁性体に形成された、前記係着具を挿通可能な大きさの挿通孔に通される連結紐と、
    前記連結紐によって前記係着具と連結され、かつ前記挿入部から前記体腔内へと出た後に前記磁性体の前記挿通孔に挿通不能となる棒部材とからなっていることを特徴とする請求項1に記載の留置具。
  6. 前記係着具が、前記磁性体に形成された係止挿通孔に対し、縮径状態のときに挿通可能かつ拡径状態のときに挿通不能となるパンタグラフ材からなり、
    前記係止手段が、前記パンタグラフ材に取り付けられた係止筒からなり、
    前記係止筒の外周には、前記係止筒が前記磁性体の前記係止挿通孔に挿入されるとき、該係止挿入孔の内周に形成された凸部または凹部と嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の留置具。
  7. 前記パンタグラフ材が、先端部に結ばれたワイヤを基端側へ引っ張られることで、縮径状態から拡径状態に切り替わることを特徴とする請求項6に記載の留置具。
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