JP4764448B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置を備えた電子機器に関するものである。
この種の電子機器としては、ノートブック型パーソナルコンピュータが知られている。ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、単に「ノートPC」という)は、本体筐体及び蓋体を備えて構成されている。本体筐体はコンピュータの構成部品を収容した箱体であり、その上面にキーボードが設けられている。蓋体は本体筐体の上面に対向する面に液晶ディスプレイ等の表示装置を備えたものである。この蓋体は、本体筐体に回転可能に支持されており、本体筐体に対して閉じた場合に本体筐体の上面を覆う一方、本体筐体に対して開いた場合に本体筐体の上面を開放するとともに、本体筐体の手前側に向けて表示画面を露出させる。
近年、上記ノートPCにおいて、表示装置を蓋体に対して回転可能に支持するように構成したものが検討されている(例えば特許文献1を参照)。このノートPCは、表示装置を通常の横長に配置した状態(以下、これを「横長位置」という)から、表示装置を蓋体に対して90°回転させて縦長に配置した状態(以下、これを「縦長位置」という)に変更することができる。
特許第3322021号公報
ところで、特許文献1に示されるノートPCの表示装置を縦長位置に配置した場合、表示装置を横長位置に配置した場合と比べて、表示画面の中央となる位置が高くなる。このため、表示装置を横長位置から縦長位置、あるいは、縦長位置から横長位置に変更すると、表示画面の中央位置がずれるため、使用者が表示画面を見る視線もずれてしまい、使用者が違和感を感じるという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、横長位置と縦長位置のいずれにも配置可能な表示装置を備えた電子機器において、表示装置を縦長位置から横長位置に変更したとき、あるいは横長位置から縦長位置に変更したときに、使用者の視線がずれることがなく、使用者の違和感を低減させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、本体筐体と、前記本体筐体の上面を開放する開放位置と、前記本体筐体の上面を覆う閉塞位置との間で前記本体筐体に対して回転可能に支持され蓋体と、長方形状を成し、支持機構を介して前記蓋体に支持され表示装置とを備えた電子機器において、前記支持機構は、前記蓋体が開放位置にあるときに、前記表示装置横長の姿勢で下端部となる長辺部が前記蓋体の下端部に当接する第1横長位置と、横長の姿勢で下端部となる長辺部が前記蓋体の下端部から離隔した第2横長位置との間で移動可能となり、かつ、前記第2横長位置縦長の姿勢で下端部となる短辺部が前記蓋体の下端部に当接する縦長位置との間で移動可能となるように、前記表示装置の背面またはこれに対向する蓋体のいずれか一方に面に設けられ、前記蓋体を開閉可能に支持するヒンジ部の中心軸から離隔した第1ガイドピンと、前記第1ガイドピンを設けた一方の面に設けられ、前記ヒンジ部の中心軸と前記第1ガイドピンとから離隔した第2ガイドピンと、前記第1ガイドピンと前記第2ガイドピンとを設けた一方の面と対向する他方の面に設けられ、前記ヒンジ部の中心軸と直角方向に真っ直ぐに延在し、前記第1ガイドピンを案内する第1溝部と、前記第1溝部を設けた他方の面に設けられ、前記第1溝部の周囲を取り囲むように、前記第1溝部と平行な直線部と、前記直線部から延在し、前記第1溝部の上端に案内された第1ガイドピンを中心とする円弧部と、前記円弧部から延在した曲線部とを有し、前記第2ガイドピンを案内する第2溝部とを有することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記支持機構が、前記表示装置を前記第1横長位置、前記第2横長位置及び前記縦長位置にそれぞれ保持する保持手段を備えることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記保持手段が、前記第1ガイドピンと前記第2ガイドピンとの間に形成した係合突起と、前記他方の面に形成した第1係合孔、第2係合孔及び第3係合孔とから構成され、前記第1ガイドピン及び第2ガイドピンの移動に伴い、前記係合突起を前記第1係合孔に係合させることによって前記表示装置を前記第1横長位置に保持し、前記係合突起を前記第2係合孔に係合させることによって前記表示装置を前記第2横長位置に保持し、前記係合突起を前記第3係合孔に係合させることによって前記表示装置を前記縦長位置に保持することが望ましい。
本発明の電子機器は、表示装置を蓋体に対して移動可能に支持させる支持機構を備えたものであり、この支持機構は、表示装置が横長の姿勢で下端部となる長辺部が蓋体の下端部に当接する第1横長位置横長の姿勢で下端部となる長辺部が蓋体の下端部から離隔した第2横長位置との間で移動可能となり、かつ、第2横長位置と縦長の姿勢で下端部となる短辺部が蓋体の下端部に当接する縦長位置との間で移動可能となるように構成されている。上記のように構成することで、表示装置を第2横長位置に配置した場合の表示画面の中央位置と、縦長位置に配置した場合の表示画面の中央位置とをほぼ同じ高さにすることが可能となる。その結果、表示装置を縦長位置から第2横長位置、あるいは、縦長位置から第2横長位置に変更した場合に、使用者の視線がずれるといったことがなくなるため、使用者の違和感を低減させることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の電子機器をノートブック型パーソナルコンピュータに適用した場合の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態であるノートブック型パーソナルコンピュータ1(以下、単に「ノートPC1」と称する)を示した斜視図である。ここで例示するノートPC1は、本体筐体10及び蓋体20を備えている。
本体筐体10は、図には明示していないが、その内部に制御手段であるCPUや記憶手段であるメモリ、電源装置であるバッテリー等のノートPC1の構成部品を収容した箱体であり、その上面11にキーボード12を備えている。キーボード12は、図示は省略するが、金属板によって構成したベース部材の上面にメンブレンスイッチシート及び複数のキートップ13を配設して構成した入力装置である。図1に示すように、本体筐体10の上面11において手前側に位置する部位にはパームレスト領域14が確保してあり、このパームレスト領域14よりも奥側となる部位にキーボード12が配設してある。
蓋体20は、本体筐体10の上面に対向する面に液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等から構成される表示装置30を備えた平面視長方形状をなすもので、図1に示すように、本体筐体10の奥側縁部にヒンジ部15によってその下端部22が回転可能に支持されている。この蓋体20は、本体筐体10に対して開いた場合に本体筐体10の手前側に向けて表示装置30の表示画面32を露出させるとともに、本体筐体10の上面11を開放した状態となる。一方、ヒンジ部15を介して回転させれば、本体筐体10の上面11及び表示装置30を同時に覆うカバーとして機能する。なお、以下の説明では、蓋体20が本体筐体10の上面11を開放した状態における蓋体20の位置を「開放位置」とよび、蓋体20が本体筐体10の上面11を覆った状態における蓋体20の位置を「閉塞位置」とよぶ。
表示装置30は、上述した液晶ディスプレイや有機ELディスプレイをケース体31に収容した平面視長方形状をなすものである。この表示装置30は、後述する支持機構40によって、蓋体20に対して移動可能に蓋体20の内側の面21(図2を参照)に支持されている。
図2〜図4は、図1に示すノートPC1の表示装置30を蓋体20に対して移動させた状態を示す図である。表示装置30は、図1に示すように、その長辺部34が蓋体20の下端部22に当接するように横長に配置された状態と、図1に示す位置から蓋体20に沿って上方に平行移動し、図2に示すように長辺部34が蓋体20の下端部22から離れた状態、すなわち、本体筐体10から離れて横長に配置された状態と、図2に示す位置から図3に示すように蓋体20に沿って左回りに回転させていき、図4に示すように短辺部35が蓋体20の下端部22に当接するように縦長に配置された状態の3つの位置に配置可能に構成してある。以下、図1に示すように、表示装置30を本体筐体10に近づけて横長に配置した状態を「第1横長位置」、図2に示すように、表示装置30を本体筐体10から離して横長に配置した状態を「第2横長位置」、図4に示すように、表示装置30を縦長に配置した状態を「縦長位置」とよぶことにする。
図5は、蓋体20に対して表示装置30を移動可能に支持させる支持機構40の分解斜視図である。支持機構40は、図5に示すように、第1溝部51及び第2溝部52が形成されたガイドプレート50と、第1溝部51に案内される第1ガイドピン71と、第2溝部52に案内される第2ガイドピン72と、第1ガイドピン71及び第2ガイドピン72とを連結するリンク部材60とから構成されるものである。
ガイドプレート50は、ステンレス鋼等の金属で構成した平板部材である。第1溝部51は、ガイドプレート50の中央部に直線状に形成してある。一方、第2溝部52は、第1溝部51の周囲を取り囲むように形成してあり、第1溝部51と平行な直線状に形成された直線部52aと、この直線部52aから屈曲して円弧状に延在した後、曲線につながるように形成された曲線部52bとからなるものである。上記のように構成したガイドプレート50は、第2溝部52の曲線部52bの円弧部分が上に凸となる状態で、図示せぬビス等の締結部材を用いて蓋体20の内側の面21に固定されている(図7〜図10を参照)。
リンク部材60は、ステンレス鋼等の金属で構成した細長形状の平板部材であり、その両端部に形成した第1貫通孔61及び第2貫通孔62に後述する第1ガイドピン71及び第2ガイドピン72をそれぞれ挿通・固定することにより、第1ガイドピン71及び第2ガイドピン72を連結するものである。このリンク部材60は、図5に示すように、第1ガイドピン71と止め具73によって、ガイドプレート50に対して移動可能に取付けられている。上記のように構成したリンク部材60は、図示しないビス等の締結部材を用いて表示装置30におけるケース体31の背面33に固定されている(図7〜図10を参照)。
第1ガイドピン71は、円筒状の本体71aの一端部に、本体71aよりも直径の大きな頭71bがついたリベット部材である。この第1ガイドピン71は、リンク部材60の第1貫通孔61、摩擦板74、及び、ガイドプレート50の第1溝部51に挿通された状態で、他端部に止め具73が取付けられることで、第1溝部51にスライド自在に係合している。ガイドプレート50とリンク部材60との間に介装された摩擦板74は、第1ガイドピン71が第1溝部51をスライドする際に所定の摩擦力を与えることにより、使用者が表示装置30を回転させる際の操作性をよくするものである。
第2ガイドピン72は、その一端部がリンク部材60の第2貫通孔62に挿通・固定され、ガイドプレート50の第2溝部52にスライド自在に係合している。なお、図5に示す第2ガイドピン72には止め具が取付けられていないが、第2溝部52からの抜け止めを確実に防止するために、第2ガイドピン72にも止め具を設けてもよい。
上記のように構成した支持機構40は、使用者が表示装置30を押し上げ又は回転させるように力を加えると、リンク部材60を介して表示装置30に取付けられた第1ガイドピン71及び第2ガイドピン72が第1溝部51及び第2溝部52に同時に案内されることで、表示装置30を蓋体20に対して移動させることができる。より詳細には、第1ガイドピン71が第1溝部51、第2ガイドピン72が第2溝部52の直線部52aを同時に案内されることで、表示装置30を図1に示す第1横長位置から図2に示す第2横長位置に平行に移動させることができる。また、第1ガイドピン71を軸心として第2ガイドピン72が第2溝部52の曲線部52bを案内されることで、表示装置30を図2に示す第2横長位置から図4に示す縦長位置に回転させることができる。なお、表示装置30が第2横長位置と縦長位置との間を移動するのに連動して、表示画面32の表示が横長表示又は縦長表示に切換わるようになっている。
さらに、表示装置30を上述した第1横長位置、第2横長位置及び縦長位置の各位置に配置した際に、表示装置30が勝手に動くのを規制し、表示装置30を各位置に保持するための手段を適宜設けてもよい。本実施の形態では、図5及び図6に示すように、リンク部材60の第1貫通孔61と第2貫通孔62との間の部分を切り欠くことにより板ばね部63を形成し、この板ばね部63に係合突起64を突設する一方、この係合突起64に係合する係合孔53a,53b,53cをガイドプレート50の所定位置に形成している。
表示装置30が図1に示す第1横長位置に配置されるときには、リンク部材60の係合突起64がガイドプレート50の係合孔53aに係合することで、表示装置30が第1横長位置に保持される。また、表示装置30が図2に示す第2横長位置に配置されるときには、係合突起64が係合孔53bに係合することで、表示装置30が第2横長位置に保持される。また、表示装置30が図4に示す縦長位置に配置されるときには、係合突起64が係合孔53cに係合することで、表示装置30が縦長位置に保持される。また、係合突起64が各係合孔53a〜53cに係合した状態にあるときに表示装置30に力が加えられると、リンク部材60の板ばね部63が弾性変形することによって係合突起64が各係合孔から離脱し、表示装置30を移動させることができる。
図7〜図10は、図1〜図4に示したノートPC1の蓋体20(表示装置30)を正面から見た図である。以下、図1〜図4及び図7〜図10を参照しながら、表示装置30の移動動作について説明する。
図7に示すように、上述した支持機構40におけるガイドプレート50は、第2溝部52における曲線部52bの円弧部分が上に凸となる状態で、蓋体20の内側の面21に固定されている。一方、支持機構40におけるリンク部材60は、表示装置30のケース体31の背面33に固定されている。
図1に示すように蓋体20が開放位置にあり、かつ、表示装置30が第1横長位置に配置されているとき、第1ガイドピン71は第1溝部51の最下端部に位置し、第2ガイドピン72は第2溝部52の直線部52aに位置しており、リンク部材60の係合突起64が係合孔53aに係合している。この状態から使用者が表示装置30を押し上げるように力を加えると、リンク部材60の板ばね部63が弾性変形して係合突起64が係合孔53aから離脱する。使用者が表示装置30にさらに力を加えると、第1ガイドピン71が第1溝部51、第2ガイドピンが第2溝部52の直線部52aに同時に案内されて上方にスライドし、表示装置30は第1横長位置から上方に平行移動する。そして、第1ガイドピン71が第1溝部51の最上端部に達し、第2ガイドピン72が第2溝部52の直線部52aの最上端部に達すると、リンク部材60の係合突起64が係合孔53bに係合し、表示装置30が図8に示す第2横長位置に保持される。
図8に示した状態から、使用者が表示装置30を左回りに回転させるように力を加えると、係合突起64が係合孔53bから離脱し、図9に示すように、第2ガイドピン72が、第1溝部51の最上端部に位置する第1ガイドピン71を軸心にして、第2溝部52の曲線部52bの円弧部分に案内されることで、表示装置30が左回りに回転する。図9に示すように第2ガイドピン72が曲線部52bの円弧部分の最高部を通過し、曲線部52bを下降し始めると、第1ガイドピン71も第1溝部51の最下端部に向かってスライドすることで、表示装置30が左回りに回転しながら下方に移動していく。そして、第1ガイドピン71が第1溝部51の最下端部に達し、かつ、第2ガイドピン72が第2溝部52の最下端部に達すると、リンク部材60の係合突起64が係合孔53cに係合し、表示装置30が図10に示す縦長位置に保持される。
また、表示装置30が図10に示す縦長位置に配置された状態から、使用者が表示装置30を右回りに回転させるように力を加えると、リンク部材60の係合突起64が係合孔53cから離脱し、第1ガイドピン71が第1溝部51、第2ガイドピン72が第2溝部52の曲線部52bを同時に案内されることで、表示装置30が右回りに回転しながら上方に移動する。そして、第2ガイドピン72が、第1溝部51の最上端部に位置する第1ガイドピン71を軸心にして、曲線部52bの円弧部分に案内されることで表示装置30が右回りに回転し、リンク部材60の係合突起64が係合孔53bに係合することで、表示装置30が図8に示す第2横長位置に保持される。
この状態から使用者が表示装置30を下に押し下げるように力を加えると、係合突起64が係合孔53bから離脱し、第1ガイドピン71が第1溝部51、第2ガイドピン72が第2溝部52の直線部52aに同時に案内されて下方にスライドすることで、表示装置30が第2横長位置から下方に向けて平行移動する。そして、第1ガイドピン71が第1溝部51の最下端部に達し、第2ガイドピン72が第2溝部52の直線部52aの最下端部に達すると、リンク部材60の係合突起64が係合孔53aに係合し、表示装置30が図7に示す第1横長位置に保持される。
なお、上述した支持機構40では、表示装置30が第2横長位置と縦長位置との間で回転する間、表示装置30の角部36が蓋体20の下端部22に接触することがないように、第1溝部51及び第2溝部52の形状が設定されている。
また、上述した支持機構40では、表示装置30を第2横長位置に配置したときの表示画面32の中央位置の高さが、縦長位置に配置したときの表示画面32の中央位置の高さとほぼ同じになるように、第1溝部51及び第2溝部52の直線部52aの長さが適切に設定されている。
図11は、表示装置30を第1横長位置、第2横長位置、縦長位置の各位置に配置したときの表示装置30(表示画面32)の中央位置と、各中央位置を見る使用者の視線を概念的に示したものである。図11に示すように、表示装置30を第1横長位置から第2横長位置に移動させると、表示装置30の中央位置が高くなるのに伴い、使用者の視線も上方にずれる。一方、第2横長位置に配置したときの表示装置30の中央位置は、縦長位置に配置したときの表示装置30の中央位置とほぼ同じ高さとなっている。従って、表示装置30を第2横長位置から縦長位置に移動させた場合、あるいは、縦長位置から第2横長位置に移動させた場合に、使用者の視線がずれることはない。
以上説明したように、本実施の形態であるノートPC1は、表示装置30を蓋体20に対して移動可能に支持させる支持機構40を備えたものであり、この支持機構40によって、表示装置30を本体筐体10に近づけて配置する第1横長位置、表示装置30を本体筐体10から離して配置する第2横長位置、及び、第2横長位置から90°回転させた縦長位置との間で表示装置30を蓋体20に対して移動可能に支持させるようにした。上記のように構成することで、表示装置30を第2横長位置に配置した場合の表示画面32の中央位置と、縦長位置に配置した場合の表示画面32の中央位置とをほぼ同じ高さにすることが可能となる。その結果、表示装置30を縦長位置から第2横長位置、あるいは、縦長位置から第2横長位置に変更した場合に、使用者の視線がずれるといったことがなくなるため、使用者の違和感を低減させることができる。
また、一般的に、デスクトップ型パーソナルコンピュータの表示画面の中央位置が使用者の目の高さとほぼ同じ高さであるのに対し、ノートPCを通常の横長位置に配置したときの表示画面の中央位置は、使用者の目の高さよりもかなり低くなる。このため、使用者が従来のノートPCを使用する際には、デスクトップ型パーソナルコンピュータを使用する場合と比べて視線が下向きになるため、デスクトップ型パーソナルコンピュータに慣れた使用者にとっては使いにくいという問題があった。従って、本実施の形態のノートPCによれば、表示装置30を従来のように本体筐体10に近づけて配置した位置から、蓋体20に沿って上方に移動させ、本体筐体10から離して配置するようにしたことで、通常の横長位置よりも表示画面32の中央位置を高くすることができる。その結果、ノートPCの使い勝手を向上させることができる。
また、本実施の形態であるノートPC1における支持機構40は、表示装置30の背面33に設けられた第1ガイドピン71及び第2ガイドピン72と、第1ガイドピン71を直線状に案内する第1溝部51と、第2ガイドピン72を第1ガイドピン71と平行に案内する直線部52a及び第2ガイドピン72の回転を案内する曲線部72bとからなる第2溝部52とを備え、第1ガイドピン71が第1溝部51、第2ガイドピン72が第2溝部52の直線部52aに同時に案内されることにより、表示装置30を蓋体20に対して第1横長位置と第2横長位置との間で移動可能に支持させ、第1ガイドピン71が第1溝部51、第2ガイドピン72が第2溝部52の曲線部72bに同時に案内されることにより、表示装置30を蓋体20に対して第2横長位置と縦長位置との間で回転可能に支持させる構成としている。このため、簡易な構成で、表示装置30を各位置に確実に移動させることができる。
さらに、本実施の形態の電子機器によれば、表示装置30を第1横長位置、第2横長位置及び縦長位置の各位置にそれぞれ保持する保持手段(係合突起64及び係合孔53a,53b,53c)を備えた構成としたことで、簡易な構成で、表示装置30を各位置に確実に保持することができる。
なお、上記実施の形態では、ガイドプレート50を蓋体20側に固定し、リンク部材60を表示装置30側に固定したが、これに限定されるものではなく、リンク部材60を蓋体20側に固定し、ガイドプレート50を表示装置30側に固定してもよいのはもちろんである。
また、上記実施の形態では、支持機構40をガイドプレート50とリンク部材60とで構成したが、ガイドプレート50とリンク部材60を省略してもよい。すなわち、第1溝部51及び第2溝部52を蓋体20の内側の面21に直接形成するとともに、第1ガイドピン71及び第2ガイドピン72を表示装置30の背面33に直接設けた構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、表示装置30を第1横長位置、第2横長位置、縦長位置の3つの位置に配置可能な構成としたが、他の位置に配置可能な構成としてもよい。例えば、第2溝部52の曲線部52bにおいて、円弧部分から滑らかにつながる曲線部分を、第1溝部51と平行な直線状に形成した場合、表示装置30を、図4に示す縦長位置から蓋体20に沿って上方に平行移動させた第2縦長位置に配置することもできる。
また、上記実施の形態では、本発明の電子機器をノートブック型パーソナルコンピュータに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示装置を備えたその他の電子機器に適用することも可能である。
本発明の実施の形態であるノートPCを示した概略斜視図であり、表示装置を第1横長位置に配置した状態を示した図である。 図1に示すノートPCの表示装置を第2横長位置に配置した状態を示す図である。 図2に示すノートPCの表示装置を第2横長位置から所定角度回転させた状態を示す図である。 図3に示すノートPCの表示装置をさらに回転させ縦長位置に配置した状態を示す図である。 支持機構の分解斜視図である。 支持機構のリンク部材の一部を拡大して示した図である。 図1に示したノートPCの蓋体部分の正面図である。 図2に示したノートPCの蓋体部分の正面図である。 図3に示したノートPCの蓋体部分の正面図である。 図4に示したノートPCの蓋体部分の正面図である。 表示装置を第1横長位置、第2横長位置、縦長位置に配置したときの表示画面の中央位置と、各中央位置を見る使用者の視線を概念的に示したものである。
符号の説明
1 ノートブック型パーソナルコンピュータ(電子機器)
10 本体筐体
11 本体筐体の上面
12 キーボード
13 キートップ
14 パームレスト領域
15 ヒンジ部
20 蓋体
21 蓋体の内側の面
22 蓋体の下端部
30 表示装置
31 ケース体
32 表示画面
33 ケース体の背面
34 長辺部
35 短辺部
36 角部
40 支持機構
50 ガイドプレート
51 第1溝部
52 第2溝部
52a 直線部
52b 曲線部
53a,53b,53c 係合孔(保持手段)
60 リンク部材
61 第1貫通孔
62 第2貫通孔
63 板ばね部
64 係合突起(保持手段)
71 第1ガイドピン
71a (第1ガイドピンの)本体
71b (第1ガイドピンの)頭
72 第2ガイドピン
73 止め具
74 摩擦板

Claims (3)

  1. 本体筐体と、
    前記本体筐体の上面を開放する開放位置と、前記本体筐体の上面を覆う閉塞位置との間で前記本体筐体に対して回転可能に支持され蓋体と、
    長方形状を成し、支持機構を介して前記蓋体に支持され表示装置とを備えた電子機器において、
    前記支持機構は、
    前記蓋体が開放位置にあるときに、
    前記表示装置横長の姿勢で下端部となる長辺部が前記蓋体の下端部に当接する第1横長位置と、横長の姿勢で下端部となる長辺部が前記蓋体の下端部から離隔した第2横長位置との間で移動可能となり、
    かつ、
    前記第2横長位置縦長の姿勢で下端部となる短辺部が前記蓋体の下端部に当接する縦長位置との間で移動可能となるように、
    前記表示装置の背面またはこれに対向する蓋体のいずれか一方に面に設けられ、前記蓋体を開閉可能に支持するヒンジ部の中心軸から離隔した第1ガイドピンと、
    前記第1ガイドピンを設けた一方の面に設けられ、前記ヒンジ部の中心軸と前記第1ガイドピンとから離隔した第2ガイドピンと、
    前記第1ガイドピンと前記第2ガイドピンとを設けた一方の面と対向する他方の面に設けられ、前記ヒンジ部の中心軸と直角方向に真っ直ぐに延在し、前記第1ガイドピンを案内する第1溝部と、
    前記第1溝部を設けた他方の面に設けられ、前記第1溝部の周囲を取り囲むように、前記第1溝部と平行な直線部と、前記直線部から延在し、前記第1溝部の上端に案内された第1ガイドピンを中心とする円弧部と、前記円弧部から延在した曲線部とを有し、前記第2ガイドピンを案内する第2溝部と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記支持機構は、前記表示装置を前記第1横長位置、前記第2横長位置及び前記縦長位置にそれぞれ保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記保持手段は、
    前記第1ガイドピンと前記第2ガイドピンとの間に形成した係合突起と、前記他方の面に形成した第1係合孔、第2係合孔及び第3係合孔とから構成され、
    前記第1ガイドピン及び第2ガイドピンの移動に伴い、前記係合突起を前記第1係合孔に係合させることによって前記表示装置を前記第1横長位置に保持し、前記係合突起を前記第2係合孔に係合させることによって前記表示装置を前記第2横長位置に保持し、前記係合突起を前記第3係合孔に係合させることによって前記表示装置を前記縦長位置に保持することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
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