JP4764264B2 - 汎用エンジンの電気配線構造 - Google Patents

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Description

本発明は、汎用エンジンの操作パネルから発電機、スタータやメインスイッチを含む電装部品に配線する電気配線の構造に関するものである。
汎用エンジンの電気配線構造として、汎用エンジンのシリンダブロック廻りに電気配線を通したものが実用に供されている。
実用の汎用エンジンの電気配線構造は、最短経路にて電気配線を引回し、電気配線を適宜エンジン側に支持すれば実用上十分であった。
このような汎用エンジンの電気配線構造として、汎用エンジンの側面に電気配線を通したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−276514公報(第6頁、図2)
図13は従来の基本構成を説明する図であり、汎用エンジンの電気配線構造310は、エンジン311の側面に、スタータ312、整流器313、マグネットスイッチ314、始動スイッチ315などの電装部品を配置し、これらのスタータ312、整流器313、マグネットスイッチ314、始動スイッチ315間を電気配線316で結線したものである。
しかし、汎用エンジンの電気配線構造では、エンジンの側面に電気配線が宙ぶらりんに引回したものなので、電気配線が振動を受けやすいという問題があった。
また、汎用エンジンの電気配線構造では、例えば、マグネットスイッチをエンジンの側面から取外す場合には、電気配線でエンジンに取付いたままの形態になるので、電装部品のメンテナンス性が悪いという欠点があった。
すなわち、電気配線に振動の影響をが及ぶことを防止でき、電装部品のメンテナンス性に優れた汎用エンジンの電気配線構造が望まれる。
本発明は、電気配線が揺れる点を解決し、電気配線の振動を防止することができる汎用エンジンの電気配線構造を提供するとともに、電装部品のメンテナンス性が悪い点を解決し、電装部品のメンテナンス性に優れた汎用エンジンの電気配線構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る汎用エンジンの電気配線構造の発明は、燃料タンク、エアクリーナやマフラをエンジンのシリンダブロックの上面に配置するとともに、エンジンの出力軸と同軸に冷却ファンを設け、この冷却ファンを囲うためにエンジンのシリンダブロックにファンカバーを設け、発電機及びメインスイッチに配線する電気配線をシリンダブロック廻りに通した汎用エンジンにおいて、電気配線に、電気配線同士を結線するコネクタを設け、メインスイッチを操作する操作部材の隣接位置でファンカバーに、電気配線を収納する箱体を一体的に形成し、この箱体内で電気配線同士を結線し、箱体が、エンジンの外方に向けて開口されるとともに、箱体の底部分に、電気配線を支持する保持部を一体的に設け、保持部に電気配線を保持するとともに、箱体内に電気配線を通過させたことを特徴とする。
例えば、電気配線の振動を防止することができるとすれば、電装部品の結線の信頼性を向上することができるので好ましいことであり、電装部品のメンテナンス性を向上することができれば、修理作業を迅速に遂行することができるので好都合である。
そこで、電気配線に、電気配線同士を結線するコネクタを設け、シリンダブロック側に、電気配線を収納する箱体を設け、この箱体内で電気配線同士を結線することで、箱体の中で集中的に電装部品間の結線をすることができる。
体を、メインスイッチを操作する操作部材の隣接位置に設けることで、操作部材の機能を確認しつつ電気配線を確認することができる。
箱体の底部分に、電気配線を支持する保持部を一体的に設け、保持部に電気配線を保持するとともに、箱体内に電気配線を通過させることで、電気配線の振動を容易に防止することができる。
エンジンの出力軸と同軸に冷却ファンを設け、この冷却ファンを囲うためにエンジンのシリンダブロックにファンカバーを設け、このファンカバーに箱体を一体的に形成することで、汎用エンジンの電気配線構造のコストの低減を図ることができる。
請求項1に係る発明では、電気配線に、電気配線同士を結線するコネクタを設け、メインスイッチを操作する操作部材の隣接位置でファンカバーに、電気配線を収納する箱体を一体的に形成し、この箱体内で電気配線同士を結線したので、箱体の中で集中的に電装部品間の結線をすることができる。この結果、電装部品のメンテナンス性を向上することができ、修理作業を迅速に遂行することができるという利点がある。
箱体の底部分を、メインスイッチを操作する操作部材の隣接位置に設けたので、操作部材の機能を確認しつつ電気配線を確認することができる。この結果、メンテナンス時の利便性の向上を図ることができるという利点がある。
箱体の底部分に、電気配線を支持する保持部を一体的に設け、保持部に電気配線を保持するとともに、箱体内に電気配線を通過させたので、電気配線の振動を容易に防止することができる。この結果、電装部品の結線の信頼性を向上することができるという利点がある。
ンジンの出力軸と同軸に冷却ファンを設け、この冷却ファンを囲うためにエンジンのシリンダブロックにファンカバーを設け、このファンカバーに箱体を一体的に形成したので、汎用エンジンの電気配線構造のコストの低減を図ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る電気配線構造を採用した汎用エンジンの正面図であり、内燃機関としてのエンジン(汎用エンジン)10は、オイル(潤滑油)12を貯留するクランクケース13と、このクランクケース13に水平に且つ回転自在に取付けた出力軸としてのクランク軸14と、クランクケース13に一体的に且つ傾斜させて形成した1個のシリンダブロック15と、このシリンダブロック15のシリンダ16にスライド可能に取付けたピストン17と、これらのピストン17及びクランク軸14を連結するコンロッド18と、シリンダブロック15の開口19に取付けたシリンダヘッド21と、このシリンダヘッド21の吸気ポート22に昇降自在に取付けた吸気弁24と、シリンダヘッド21の排気ポート23に取付けた昇降自在に排気弁25と、を主要構成とする単気筒且つ傾斜シリンダ型のOHC(overhead camshaft)式空冷エンジンである。
なお、26はグランド面(水平面)を示し、シリンダブロック15はグランド面(水平面)に対して傾斜させたものである。
また、エンジン本体27を、クランクケース13、シリンダブロック15、シリンダヘッド21、クランク軸14、コンロッド18、ピストン17、吸気弁24及び排気弁25で構成し、クランクケース13、シリンダブロック15、シリンダヘッド21でエンジン本体27のケーシング28を構成し、シリンダブロック15及びシリンダヘッド21で燃焼室29を構成する。
また、クランク軸14は、動力取出しのための軸でもあり、一端に動力取出し部31を形成し、この動力取出し部31をPTO(power take-off)と呼ぶことがある。
シリンダヘッド21は、吸気弁24及び排気弁25をクランク軸14の回転で駆動するための動弁室32を備える。図中、33はオイルレベルゲージ、41はマフラカバー、45はマフラカバー41に取付けた排気ガスの出口である排出パイプを示す。
図2は本発明に係る電気配線構造を採用した汎用エンジンの側面図であり、エンジン10は、エンジン本体27に、エンジン10作動のための付属品である補機類を備え、その主なものとして、外気を引込むエアクリーナ35と、燃料(ガソリン)を気化させ燃焼室29(図1参照)に送込むキャブレタ36と、燃料を貯留する燃料タンク37と、排気ガスの排気音の低減を図るマフラ40(図1参照)と、エンジン10を始動するリコイルスタータ39と、オイルレベル(潤滑油レベル)を検知するオイルレベル検知装置(オイルアラート)50と、点火のための図10にイグニッション部(イグニッションコイル)204を内蔵したプラグキャップ60と、を付設したものである。
図中、42はオイルを補給するオイル供給口、43は一端をシリンダヘッド21から延出し他端にマフラ40を取付けた排気管、44はリコイルスタータ39の始動ノブ(グリップ)を示す。
図3は本発明に係る電気配線構造を採用した汎用エンジンの背面図であり、エンジン10は、クランク軸14の動力取出し部31(図1参照)の対向側に電装部品としての発電機46及び冷却ファン47を内側からこの順に取付け、この冷却ファン47をファンカバー48で囲み、始動時にクランク軸14(図1参照)に噛合わせて回転させるリコイルスタータ39を設け、このリコイルスタータ39をリコイルスタータカバー49で覆い、このリコイルスタータカバー49の側方上部にメインパネル52を配置し、このメインパネル52に連続させるとともに燃料タンク37及びリコイルスタータカバー49の間に内部を覆うカバーパネル53を設けたものである。
なお、メインパネル52及びカバーパネル53で操作パネルを構成し、メインパネル52は、エンジン10をON状態に設定する操作部材としてのスイッチノブ54と、キャブレタ36(図2参照)に備えたガバナモータ203(図10参照)の特性を調整する操作部材としての調整ツマミ55と、を配置したものである。図中、38はエアクリーナ35の接続管(吸気管)である。
図4は本発明に係る電気配線構造を採用した汎用エンジンの側面断面図であり、図中71は発電機46のステータ、72は発電機46のロータを示す。
リコイルスタータ39は、リコイルスタータカバー49と、プーリ74と、このプーリ74回転時にカップ73に噛合わせるラッチ75と、ロープ76と、を主要構成とする。
図5は本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造の正面図であり、図6は本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造に採用するファンカバーの正面図である。
汎用エンジンの電気配線構造110は、発電機46(図4参照)やメインスイッチ101を含む電装部品に配線する電気配線群103をシリンダブロック15廻りに通した配線構造であり、操作パネル51は、メインスイッチ101及びボリューム102などの電装部品を配列する縦長の樹脂にて形成したメインパネル52と、電気配線群103を覆う樹脂にて形成したカバーパネル53と、から構成される。
ファンカバー48は、樹脂製の部材であってエンジン本体27(図1参照)側に取付ける部材であるとともに図5に示す冷却ファン47を囲む部材である。
さらに、ファンカバー48は、冷却ファン47及びリコイルスタータ39を仕切る仕切り壁106と、この仕切り壁106に開けることで冷却ファン47を臨ませる円形開口107と、仕切り壁106の上部に設けることで電気配線群103(図5参照)を収納する箱体104(電気配線収納部)と、この箱体104の側方に設けることで図5に示すメインスイッチ101及びボリューム102などの電装部品を収納する有底の凹部108と、からなる。
仕切り壁106は、シリンダブロック15(図5参照)側に止める止め部111と、リコイルスタータカバー49(図5参照)をねじ止めするための固定ボス112・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)と、を備える。
箱体104は、凹部108と連続的に設けた第1のコネクタ接続部113と、この第1のコネクタ接続部113に離間して設けた第2のコネクタ接続部114と、これらのコネクタ接続部113,114の間に形成した略コ字形の開口部115と、からなる。
エンジン10(図1参照)のクランク軸(出力軸)14と同軸に冷却ファン47を設け、この冷却ファン47を囲うためにエンジン10のシリンダブロック15にファンカバー48を設け、このファンカバー48に箱体104を一体的に形成することで、汎用エンジンの電気配線構造110のコストの低減を図ることができる。
図7(a),(b)は本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造の第1のコネクタ接続部の正面図であり、(a)は第1のコネクタ接続部のみの平面を示し、(b)は電気配線を収納した状態の第1のコネクタ接続部を示す。
(a)に示すように、第1のコネクタ接続部113は、キャブレタ36(図2参照)側から延出した電気配線としての第1ハーネス151と、この第1ハーネス151から分岐させた電気配線としての第2ハーネス152と、この第2ハーネス152に接続する電気配線としてのボリューム側ハーネス154と、プラグキャップ60(図2参照)に内蔵したイグニッション部(イグニッションコイル)204(図10参照)側から延出した電気配線としての第3ハーネス153と、この第3ハーネス153に接続する電気配線としてのメインスイッチ側ハーネス155と、第1ハーネス151に中継する電気配線としての中継ハーネス156と、を収納するとともに、これらのハーネス151〜156の接続若しくは切離し可能にした接続部である。
第1〜第3ハーネス151〜153は、それぞれ先端(一端)に差込み側コネクタを161〜163を備え、ボリューム側ハーネス154は、先端に受け側コネクタ164を備え、メインスイッチ側ハーネス155は、先端に受け側コネクタ165を備え、中継ハーネス156は、受け側コネクタ166を備える。
(b)に示すように、第1のコネクタ接続部113は、(a)に示す第1ハーネス151の差込み側コネクタ161を保持する第1の保持部171と、(a)に示すボリューム側ハーネス154の受け側コネクタ164を保持するボリューム側保持部174と、(a)に示すメインスイッチ側ハーネス155の受け側コネクタ165を保持するスイッチ側保持部175と、中継ハーネス156を延出するための孔176と、カバーパネル53(図5参照)を係止する嵌合凸部(嵌合爪)177,177と、カバーパネル53をねじ止めする止めボス178,178と、を形成したものである。
図8(a),(b)は本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造の第2のコネクタ接続部の正面図であり、(a)は第2のコネクタ接続部のみの平面を示し、(b)は電気配線を収納した状態の第2のコネクタ接続部を示す。
(a)に示すように、第1ハーネス151は、他端に差込み側コネクタ181を備え、この差込み側コネクタ181から別配材182を延出したことを示し、第3ハーネス153は、開口部115及び第2コネクタ接続部114を経由させたことを示す。
(b)に示すように、第2コネクタ接続部114は、第3のハーネス153を支持するL型支持部183と、第3のハーネス153を支持するI型支持部184と、を備える。
開口部115は、別配材182を第2コネクタ接続部114から延出するとともに、第2コネクタ接続部114側に保持するヘアーピン形状の切り欠き185を備える。
図9(a),(b)は本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造のカバーパネルの説明図であり、(a)はカバーパネルの正面を示し、(b)はカバーパネルの平面を示す。
(a),(b)において、第1のコネクタ接続部113(図7参照)を覆う第1カバー部191と、開口部115(図8参照)を覆う開口カバー部193と、第2のコネクタ接続部114を覆う第2カバー部192と、を一体的に形成したものである。
第1カバー部191は、嵌合凸部(嵌合爪)177,177(図7参照)に係止する嵌合凹部(嵌合孔)194,194と、一方の止めボス178に止める止め部195と、を備える。
第2カバー部192は、(b)に示すように、エンジン本体27(図1参照)から外方に膨出させることで第1ハーネス151(図7参照)の他端に取付けた差込む側コネクタ181を覆う膨出部197を備える。
開口カバー部193は、(a)に示すように、他方の止めボス178に止める止め部196を備える。
図10は本発明に係る電気配線構造を採用する汎用エンジンの制御ブロック図であり、エンジン10の制御回路の一例を示す。
エンジン10は、発電機46で発電した電力をECU(Electronic Controled Unitの略)201に供給し、このECU201にオイルレベル検出装置(オイルアラート)50からオイルレベル情報を取込み、発電機46の回転数を検出するパルスコイル(回転検出センサ)77の情報を取込み、シリンダブロック15(図1参照)の温度を検出する温度センサ202の情報を取込み、メインスイッチ101の状態を判別し、キャブレタ35(図2参照)に設けたガバナモータ203の特性を調整するボリューム102の情報を取込み、プラグキャップ60(図2参照)に設けたイグニッション部(イグニッションコイル)に204に点火情報を発信し、ガバナモータ203にスロットル開情報を発信し、燃料の供給を停止する燃料カット用ソレノイド205を駆動するものである。
ECU201は、故障診断をする診断機206と、この診断機206の診断情報を表示するLED(Light Emitting Diodeの略)207を備える。
なお、発電機46、ECU201、オイルレベル検出装置(オイルアラート)50、パルスコイル(回転検出センサ)77、燃料カット用ソレノイド205、イグニッション部(イグニッションコイル)204、燃料カット用ソレノイド205は、すべて電装部品に該当する。
図11(a),(b)は本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造の作用説明図であり、(a)において、カバーパネル53を取付けた状態を示し、(b)に示すハーネス(電気配線)151〜156を覆った状態なので、エンジン10(図3参照)の意匠性の向上を図ることができる。また、ハーネス(電気配線)151〜156に不用意に触れることも防止できるので、エンジン10の信頼性の向上を図ることができる。なお、198,198はカバーパネル53を(b)に示すファンカバー48に取付ける取付ねじを示す。
(b)において、カバーパネル53を矢印d1,d1の如く外すことで、箱体104を構成する第1・第2のコネクタ接続部113,114(図8参照)及び開口部115を露出させることができる。これにより、エンジン10の電気系統のメンテナンスを集中して行うことができる。
汎用エンジンの電気配線構造110は、図2に示すように、燃料タンク37、エアクリーナ35やマフラ40を含む補機類をエンジン10のシリンダブロック15(図1参照)の上面に配置するとともに、発電機46(図4参照)やメインスイッチ102(図5参照)を含む電装部品に配線するハーネス(電気配線)151〜156をシリンダブロック15廻りに通した汎用エンジンにおいて、ハーネス(電気配線)151〜156に、ハーネス(電気配線)151〜156同士を結線するコネクタ161〜166を設け、シリンダブロック15(図5参照)側に、ハーネス(電気配線)151〜156を収納する箱体104を設け、この箱体104内でハーネス(電気配線)151〜156同士を結線するようにしたものと言える。
一般的には、電気配線の保護のために、シリンダブロックと燃料タンク、エアクリーナや燃料タンクなどの補記類とで挟まれた空間に電気配線を通すことが多い。しかし、汎用エンジンはコンパクト性を追求するために、シリンダブロックと燃料タンク、エアクリーナや燃料タンクなどの補記類とで挟まれた空間は狭いものなので、その空間を通す電気配線の結線が難しいことが知られる。
そこで、ハーネス(電気配線)151〜156に、ハーネス(電気配線)151〜156同士を結線するコネクタ161〜166を設け、シリンダブロック15側に、ハーネス(電気配線)151〜156を収納する箱体104を設け、この箱体104内でハーネス(電気配線)151〜156同士を結線することで、箱体104の中で集中的に図10に示すガバナモータ203やボリューム102などの電装部品間の結線をすることができる。この結果、電装部品のメンテナンス性を向上することができ、修理作業を迅速に遂行することができる。
また、箱体104を、メインスイッチ101を操作するスイッチノブ54や、ボリューム102を操作する調整ツマミ55(図5参照)などの操作部材の隣接位置に設けることで、操作部材の機能を確認しつつハーネス(電気配線)151〜156を確認することができる。この結果、メンテナンス時の利便性の向上を図ることができる。
さらに、箱体104に、ハーネス(電気配線)151〜156を支持する保持部171,174,175を設けることで、ハーネス(電気配線)151〜156の振動を容易に防止することができる。この結果、ハーネス(電気配線)151〜156の結線の信頼性を向上することができる。
図12は本発明に係る電気配線構造を採用する別実施形態の汎用エンジンの制御ブロック図であり、汎用エンジン(エンジン)210は、始動するためのスタータモータ211と、このスタータモータ211に電力を供給するバッテリ212と、発電機46とバッテリ212との間に介在させたレギュレータ213と、始動時に自動でチョーク(不図示)を引くためのチョークモータ214と、を備えたものである。
図中、50はオイルレベル検出装置(オイルアラート)、77はパルスコイル、102はボリューム、201はECU、202は温度センサ、203はガバナモータ、204はイグニッション部(イグニッションコイル)、205は燃料カット用ソレノイド、206は診断機、207はLEDを示す。なお、ECU201はチョークモータ214を接続するポートを備えたものである。
尚、本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造は、箱体104を、第1・第2のコネクタ接続部113,114と、これらの第1・第2のコネクタ接続部113,114間に設けた開口部115と、から構成したが、これに限るものではなく、第1のコネクタ接続部のみで構成するものであってもよい。
本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造は、ハーネス(電気配線)151〜156を収納する収納部分を箱体104としたが、これに限るものではなく、例えば、矩形の箱の側面を開放したもの、矩形の箱の底面若しくは側面に切り欠き若しくは孔を設けたものを含み、箱の形状も矩形に限るものではなく、適宜形状(外形)を変形することを妨げるものではない。
本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造は、小型の空冷エンジンや自動車用エンジンに採用するのに好適である。
本発明に係る電気配線構造を採用した汎用エンジンの正面図である。 本発明に係る電気配線構造を採用した汎用エンジンの側面図である。 本発明に係る電気配線構造を採用した汎用エンジンの背面図である。 本発明に係る電気配線構造を採用した汎用エンジンの側面断面図である。 本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造の正面図である。 本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造に採用するファンカバーの正面図である。 本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造の第1のコネクタ接続部の正面図である。 本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造の第2のコネクタ接続部の正面図である。 本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造のカバーパネルの説明図である。 本発明に係る電気配線構造を採用する汎用エンジンの制御ブロック図である。 本発明に係る汎用エンジンの電気配線構造の作用説明図である。 本発明に係る電気配線構造を採用する別実施形態の汎用エンジンの制御ブロック図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…エンジン、14…出力軸(クランク軸)、15…シリンダブロック、37…燃料タンク、47…冷却ファン、48…ファンカバー、54…操作部材(スイッチノブ)、55…操作部材(調整ツマミ)、104…箱体、110…汎用エンジンの電気配線構造、151〜156…電気配線(ハーネス)、171,174,175…保持部、203…電装部品(ガバナモータ)。

Claims (1)

  1. 燃料タンク、エアクリーナやマフラをエンジンのシリンダブロックの上面に配置するとともに、前記エンジンの出力軸と同軸に冷却ファンを設け、この冷却ファンを囲うためにエンジンのシリンダブロックにファンカバーを設け、発電機及びメインスイッチに配線する電気配線をシリンダブロック廻りに通した汎用エンジンにおいて、
    前記電気配線に、前記電気配線同士を結線するコネクタを設け、前記メインスイッチを操作する操作部材の隣接位置で前記ファンカバーに、前記電気配線を収納する箱体を一体的に形成し、この箱体内で前記電気配線同士を結線し、
    前記箱体は、前記エンジンの外方に向けて開口されるとともに、該箱体の底部分に、前記電気配線を支持する保持部を一体的に設け、該保持部に前記電気配線を保持するとともに、前記箱体内に前記電気配線を通過させたことを特徴とする汎用エンジンの電気配線構造。
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