JP4763336B2 - 保守業務支援プログラム - Google Patents

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Description

本発明は,計算機や電子機器などの障害に対する部品交換を伴う保守作業を支援するための情報処理技術に関する。さらに詳しくは,本発明は,過去の保守作業履歴情報から適切な保守作業手順を推定して保守作業者に提示する保守作業支援処理のための保守業務支援プログラムに関するものである。
計算機や電子機器などの保守を行うサポートセンターでは,顧客から障害発生の連絡を受けると,保守作業者が顧客先を訪問して調整や部品交換などの保守作業を行い,障害機器を復旧させる。そして,保守作業にあたっては,例えば交換すべき部品や所要作業時間などの情報について,機種別あるいは障害現象別にまとめた保守作業手順情報を参照することが従来より行われている。
例えば,特許文献1に開示されたコンピュータシステムの保守システムおよび保守方法では,保守作業者が障害現象および障害機器の情報をシステム側に送信し,システム側から送信内容に対応する部品交換手順情報を保守作業者に返信することにより,保守作業手順情報の参照を可能にしている。
特開2004−220460号公報
しかしながら,特許文献1に開示された保守システムにおいては,部品の優先交換順序のみが参照可能であり,その部品交換によって,どの程度の確率で障害機器が復旧するのかを知ることができなかった。そのため,実際の保守作業前に,交換部品をどの程度まで揃えればよいのかを判断する材料がなく,おおよそ必要な部品数が見積もりにくいという問題点があった。
また,部品交換などの作業時間は,障害の種類などに応じて変動することが知られている。しかし,特許文献1の保守システムでは,作業時間情報については,交換する部品などに基づいてあらかじめ決められた情報しか参照できず,保守作業者が障害の種類などに応じて変動する要因を考慮した保守作業計画を立てることが困難であるという問題点があった。
さらに,特許文献1の保守システムでは,参照できる交換順序において,交換作業に要する時間が考慮されていないため,例えば障害復旧時間を最小限にする必要がある場合に,交換作業が短時間で済む部品を先に交換するなどの手順が提示できないという問題点があった。
以上の点を考慮すれば,例えば,特許文献1の保守システムのような従来の技術では,保守作業時には考え得る最大限の部品数および作業時間を想定しておかなければならず,交換部品数の削減および作業時間短縮の観点から効率的な保守作業を行うのが困難であるという問題点があった。
そこで,本発明は,過去の保守実績情報から障害機種や障害内容ごとに分析した保守作業項目別の障害復旧率データおよび推定作業時間を提示し,さらに保守作業者のさまざまな要求に応じた最適な保守作業手順を保守作業者に提示することができる保守作業支援処理技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明の保守業務支援プログラムは,機器の障害に対する保守作業を支援するために,案件情報記憶手段および交換部品試験結果情報記憶手段を備えるコンピュータを,1)過去に実行された保守作業に関する情報であって,保守作業の作業内容を示す作業項目,障害カテゴリ,交換された部品の部品種別,障害機種,障害再現フラグ,保守作業案件を識別するインシデントIDおよび作業時間を含む案件情報を受け付けて前記案件情報記憶手段に格納する案件情報入力受付手段と,2)前記保守作業において交換された部品の部品種別,前記部品に対して実施された障害再現試験,保守作業案件を識別するインシデントID,および障害再現試験結果を含む交換部品試験結果情報を受け付けて前記交換部品試験結果情報記憶手段に格納する交換部品試験結果情報入力受付手段と,3)前記案件情報記憶手段に格納された案件情報のうち指定された障害カテゴリおよび障害機種を含む案件情報と該案件情報のインシデントIDを抽出し,抽出をした案件情報のうち障害再現フラグがなしに設定された案件情報の作業項目および部品種別をインシデントIDと関連付けた作業ステータス・試験結果ステータス情報を記憶し前記交換部品試験結果情報記憶手段から前記抽出をしたインシデントIDを持つ交換部品試験結果情報を抽出し,抽出をした交換部品試験結果情報の試験結果が故障を示すステータスまたは障害の未再現を示すステータスのいずれかであれば,該当するステータスをインシデントIDが対応する前記作業ステータス・試験結果ステータス情報に設定し前記作業ステータス・試験結果ステータス情報の部品種別ごとのインシデントIDの件数を処置件数として集計し前記作業ステータス・試験結果ステータス情報の部品種別ごとの故障を示すステータスの件数と障害の未再現を示すステータスの件数とを試験件数として集計し集計をした故障を示すステータスの件数と障害の未再現を示すステータスの件数とから,部品種別ごとの部品故障率を算出し集計をした処置件数と算出をした部品故障率とから,部品種別ごとの適切な処理であったと推定される推定適切処置件数を算出し算出をした推定適切処置件数と部品種別ごとの推定適切処置件数の合計とから,部品種別ごとの障害復旧率を算出する障害復旧率推定手段と,4)前記案件情報記憶手段に格納された案件情報から作業項目ごとの作業時間を取得し,前記作業項目と作業時間の関係を示すモデルに基づいて作業項目ごとの作業時間を示す作業項目別作業時間を推定する作業時間推定手段と,5)前記作業項目別障害復旧率および前記作業項目別作業時間に基づいて,前記作業項目別障害復旧率が高くかつ前記作業項目別作業時間が短い作業項目を,最適な作業手順と推定し保守作業者に提示する作業手順提示手段として機能させるためのものである。
本発明を実施するコンピュータは,案件情報入力受付手段によって保守作業の作業内容および作業時間を含む案件情報の入力を受け付けて案件情報記憶手段に格納し,交換部品試験結果情報入力受付手段によって,保守作業において交換された部品の障害再現試験結果を示す交換部品試験結果情報の入力を受け付け,交換部品試験結果情報記憶手段に格納する。そして,前記のコンピュータは,障害復旧率推定手段によって,前記案件情報記憶手段に格納された案件情報のうち指定された障害カテゴリおよび障害機種を含む案件情報と該案件情報のインシデントIDを抽出し,抽出をした案件情報のうち障害再現フラグがなしに設定された案件情報の作業項目および部品種別をインシデントIDと関連付けた作業ステータス・試験結果ステータス情報を記憶し前記交換部品試験結果情報記憶手段から前記抽出をしたインシデントIDを持つ交換部品試験結果情報を抽出し,抽出をした交換部品試験結果情報の試験結果が故障を示すステータスまたは障害の未再現を示すステータスのいずれかであれば,該当するステータスをインシデントIDが対応する前記作業ステータス・試験結果ステータス情報に設定し前記作業ステータス・試験結果ステータス情報の部品種別ごとのインシデントIDの件数を処置件数として集計し前記作業ステータス・試験結果ステータス情報の部品種別ごとの故障を示すステータスの件数と障害の未再現を示すステータスの件数とを試験件数として集計し集計をした故障を示すステータスの件数と障害の未再現を示すステータスの件数とから,部品種別ごとの部品故障率を算出し集計をした処置件数と算出をした部品故障率とから,部品種別ごとの適切な処理であったと推定される推定適切処置件数を算出し算出をした推定適切処置件数と部品種別ごとの推定適切処置件数の合計とから,部品種別ごとの障害復旧率を算出する。さらに,前記のコンピュータは,作業時間推定手段によって,前記案件情報記憶手段に格納された案件情報から作業項目ごとの作業時間を取得し,前記作業項目と作業時間の関係を示すモデルに基づいて作業項目ごとの作業時間を示す作業項目別作業時間を推定する。そして,前記のコンピュータは,作業手順提示手段によって,前記作業項目別障害復旧率および前記作業項目別作業時間に基づいて,前記作業項目別障害復旧率が高くかつ前記作業項目別作業時間が短い作業項目を,最適な作業手順と推定し保守作業者に提示する。
本発明では,過去の保守作業の実績情報を用いて推定した作業項目別の障害復旧率に基づいて最適な作業手順を提示することができる。そのため,保守作業者は,どの作業内容によればどの程度の確率で復旧できるのかを把握して,保守作業の準備をより効率的に行うことができる。
さらに,本発明の保守業務支援プログラムは,5)案件情報記憶手段に格納された案件情報の作業時間に基づいて,作業項目別の作業時間を示す作業項目別作業時間を推定する作業時間推定手段とを備えるとともに,作業手順提示手段は,障害復旧率推定手段によって推定された作業項目別障害復旧率および作業時間推定手段によって推定された作業項目別作業時間に基づいて,最適な作業手順を推定し保守作業者に提示することを特徴とする。
本発明では,過去の保守作業の実績情報を用いて推定した作業項目別の障害復旧率および作業時間に基づいて最適な作業手順を提示することができる。そのため,保守作業者は,障害の種類などの変動要因を考慮して,保守作業の準備をより正確に行うことができる。
本発明によれば,過去の保守作業の実績情報から交換された部品に関する情報(交換部品情報),交換部品の再現試験結果を示す情報(交換部品試験結果情報),および各交換部品の交換作業にかかる作業時間を示す情報(作業時間情報)を抽出し,障害機種および障害内容のカテゴリ別に作業項目ごとの障害復旧率情報および推定作業時間情報を分析することとしたので,実際の障害内容に合わせて効率的な部品手配や保守作業計画立案を行うための情報を保守作業者に提示することが可能となる。
また,本発明によれば,作業項目別の障害復旧率情報および推定作業時間情報に基づいて,最適な保守作業手順を推定することにより,個々の障害状況に合わせてより効率的な保守作業を行うための保守作業手順を保守作業者に提示することが可能となる。
図1は,本発明を実施するための最良の形態における,本発明の構成例を示すブロック図である。
図1において,保守業務支援システムは,保守業務支援装置1,保守作業者端末2,および交換部品試験結果入力用端末3によって構成される。
保守業務支援装置1は,過去の保守作業の実績情報を用いて,実際の障害内容に合わせて効率的な部品手配や保守作業計画立案を行うための情報を保守作業者に提示する情報処理装置である。
保守作業者端末2は,保守作業者がLAN4を介して保守業務支援装置1に接続し,案件情報の入力および保守作業手順情報の取得を行う処理装置である。交換部品試験結果入力用端末3は,LAN4を介して保守業務支援装置1に接続して交換部品試験結果を入力する処理装置である。
保守業務支援装置1は,記憶部11と,制御部12と,通信制御インターフェース部(通信制御IF部)13とを備える。
記憶部11は,制御部12による各種処理に必要なデータを記憶する記憶手段であり,案件データベース111と交換部品試験結果データベース112と,障害復旧率データベース113と,作業時間データベース114とを備える。
制御部12は本発明にかかる手段を実現するために各種処理を実行する処理手段であり,案件情報入力受付部121と,交換部品試験結果情報入力受付部122と,障害復旧率推定部123と,作業時間推定部124と,作業手順提示部125とを備える。
記憶部11の案件データベース111は,案件情報入力受付部121によって案件入力画面20から入力された案件情報を記憶するデータベースである。
図2は,案件データベース111に記憶される案件情報のデータ構成例を示す図である。案件データベース111の案件情報は,具体的には,「インシデントID」,「作業者ID」,「顧客ID」,「障害機種」,「作業開始時刻」,「作業終了時刻」,「障害カテゴリ」,「障害内容詳細」,「作業内容」,および「障害再現フラグ」というフィールドを備えている。
「インシデントID」は,保守作業案件(インシデント)を識別するための一意の識別情報である。「作業者ID」は,保守作業者を識別するための一意の識別情報である。「顧客ID」は,顧客を識別するための一意の識別情報である。「障害機種」は,保守作業を行う障害機器の機種情報である。「作業開始時刻」は保守作業が開始された日時を示す情報であり,「作業終了時刻」は保守作業が終了した日時を示す情報である。「障害カテゴリ」は,障害内容を分類するためのカテゴリであって,例えば「起動不可」,「電源投入不可」,「メモリエラー」などを示す情報である。「障害内容詳細」は,障害内容の詳細について記述された情報である。「作業内容」は,保守作業の案件において行われた具体的な作業項目を列挙した情報である。本実施例において,作業項目として,「設定変更」,「調整」,「CPU交換」,「MB(マザーボード)交換」「MEM(メモリ)交換」,「HDD(ハードディスク)交換」が用意されているとする。「障害再現フラグ」は,保守作業後の一定期間内に同様の障害が再現したかどうかを示すフラグであって,再現した場合は「あり」,再現しなかった場合は「なし」が入力される。
図3は,案件入力画面20の例を示す図である。案件入力画面20には,「インシデントID」,「作業者ID」,「顧客ID」,「障害機種」,「障害カテゴリ」,「障害内容詳細」,「作業内容」,「作業開始時刻」,「作業終了時刻」,および「障害再現」の入力項目と,「新規入力」,「入力完了」,および「情報更新」ボタンとが備えられている。なお,図3の案件入力画面20の入力項目は,図2に示す案件データベース111の案件情報に対応している。
「インシデントID」には,「新規入力」ボタンが選択され,案件情報入力受付部121によって採番された情報が表示される。「作業者ID」,「顧客ID」,「障害機種」,「障害カテゴリ」,「障害内容詳細」,「作業内容」,「作業開始時刻」,および「作業終了時刻」には,「新規入力」ボタンが選択された場合に保守作業者によって入力または選択された情報が表示される。また,これらの入力項目の情報は,「入力完了」ボタンが選択されると,案件情報入力受付部121によって案件データベース111へ格納される。「障害再現」は,保守作業の終了後に「情報更新」ボタンが選択された場合に,例えば保守作業者によって選択される入力項目である。「入力完了」ボタンが選択されると,案件情報入力受付部121によって,「障害再現」で選択された情報をもとに,案件データベース111の「インシデントID」が同一のデータの障害再現フラグに「あり」/「なし」が設定される。
交換部品試験結果データベース112は,交換部品試験結果情報入力受付部122によって交換部品試験結果入力画面22から入力された交換部品試験結果情報を記憶するデータベースである。本実施例では,各保守作業において部品交換が行われた場合に,交換された部品の一部について障害が再現するかどうかを判定する試験を行うものとし,これを交換部品試験結果と呼ぶものとする。
図4は,交換部品試験結果データベース112に記憶される交換部品試験結果情報のデータ構成例を示す図である。交換部品試験結果データベース112の交換部品試験結果情報は,具体的に,「試験ID」,「インシデントID」,「部品種別」,「部品型番」,「試験結果」というフィールドを備えている。
「試験ID」は,交換部品試験を識別するための一意の識別情報である。「インシデントID」は,試験を行う部品が交換された保守作業におけるインシデントIDが記述された情報である。「部品種別」は,試験を行う部品の種別を示す情報である。本実施例では,部品種別は「CPU」,「MB」,「MEM」,「HDD」のいずれかであるとする。「部品型番」は,試験を行う交換部品の型式を示す情報である。「試験結果」には,交換部品試験結果が格納される。本実施例では,「障害再現(障害が再現した)」,「障害未再現(障害は再現しなかった)」,「試験不可(部品破損などの原因で試験が実施できなかった)」のいずれかが記入されるものとする。
図5は,交換部品試験結果入力画面22の例を示す図である。交換部品試験結果入力画面22には,「試験ID」,「インシデントID」,「部品種別」,「部品型番」,および「試験結果」の入力項目と,「新規入力」および「入力完了」ボタンが備えられている。なお,図5に示した交換部品試験結果入力画面22の入力項目は,図4に示す交換部品試験結果データベース112の交換部品試験結果情報に対応している。
障害復旧率データベース113は,対象となる障害機種および障害カテゴリにおける障害復旧率情報を記憶するデータベースである。図6に,障害復旧率データベース113に記憶される障害復旧率情報のデータ構成例を示す。障害復旧率データベース113の障害復旧率情報は,「障害機種」,「障害カテゴリ」,および「作業項目」に対応する「障害復旧率」というフィールドを備えている。
「障害機種」は,対象となる機器の機種情報で案件情報データベースの「障害機種」に対応している。「障害カテゴリ」は,対象となる障害内容のカテゴリであり,案件情報データベースの「障害カテゴリ」に対応する。「作業項目」は,保守作業における作業項目であり,案件データベース111の「作業内容」フィールドに記入される作業項目に対応する。「障害復旧率」は,対応する作業項目の保守作業を行うことにより障害が復旧する確率の推定値である。
作業時間データベース114は,対象となる障害機種および障害カテゴリにおける作業時間情報を記憶するデータベースである。図7に,作業時間データベース114に記憶される作業時間情報のデータ構成例を示す。作業時間データベース114の作業時間情報は,具体的には,「障害機種」,「障害カテゴリ」,および「作業項目」に対応する「推定作業時間」というフィールドを備えている。
「障害機種」は,対象となる機器の機種情報で案件情報データベースの「障害機種」に対応している。「障害カテゴリ」は,対象となる障害内容のカテゴリであり,案件情報データベースの「障害カテゴリ」に対応する。「作業項目」は,保守作業における作業項目であり,案件データベース111の「作業内容」フィールドに記入される作業項目に対応するが,本実施例では,案件データベース111の「作業内容」フィールドに記入される作業項目の他に,切り分け調査(調査)という作業項目を加えたものとする。「調査」は,部品交換などの保守作業の前に,障害機器の筐体を開けて障害状況を調べるなどの作業で,全ての保守作業において最初に行う作業とする。「推定作業時間」は対応する作業項目の作業における所要時間の推定値である。
通信制御IF部13は,保守作業者端末2または交換部品試験結果入力用端末3の間で各種情報の通信を制御する処理手段である。
以下に,保守業務支援装置1の各処理手段の処理手順を説明する。
[案件情報入力受付部121の処理手順]
案件情報入力受付部121は,保守作業者が新たな保守作業を行ったときに保守作業者端末2からの案件入力画面20の取得要求を受けて,保守作業者端末2に図3の案件入力画面20を送信することで案件情報の入力を受け付ける。
図8は,案件情報入力受付部121における動作を説明するための処理フローチャートである。図8に示す処理は,いずれかの保守作業者端末2から案件入力画面20の表示要求があったときに開始される。
図8において処理が開始されると,案件情報入力受付部121は,案件入力画面20の表示要求があった保守作業者端末2に案件入力画面20を表示する(ステップS10)。次に,案件入力画面20中の「新規入力」ボタンが押されたかどうかを判定し(ステップS11),「新規入力」ボタンが押された場合には(ステップS11のYES),インシデントIDを採番する(ステップS12)。採番方法は,例えば,数字13桁で「年月日8桁」+「ID種別1桁」+「通し番号4桁」という形を採用する。ここで「ID種別」は保守業務支援装置1における機能別の処理部を識別するものとし,例えば案件情報入力受付部121では「0」とする。すなわち,例えば2005年3月14日で25番目に案件情報入力受付部121で処理する案件のインシデントIDは「2005031400025」となる。
次に,採番されたインシデントIDを案件入力画面20に表示する(ステップS13)。
さらに,案件入力画面20中の他の入力項目の入力を受け付け,「入力完了」ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS14)。「入力完了」ボタンが押されると(ステップS14のYES),案件入力画面20に表示されている各入力項目の内容を案件データベース111に書き込み(ステップS15),処理を終了する。
[交換部品試験結果情報入力受付部122の処理手順]
交換部品試験結果情報入力受付部122は,交換部品試験が行われたときに交換部品試験結果入力用端末3からの交換部品試験結果入力画面22の取得要求を受けて,交換部品試験結果入力用端末3に図5に示す交換部品試験結果入力画面22を送信することで交換部品試験結果情報の入力を受け付ける。
図9は,交換部品試験結果情報入力受付部122における動作を説明するための処理フローチャートである。図9における処理は,交換部品試験結果入力用端末3から交換部品試験結果入力画面22の表示要求があったときに開始される。
図9において処理が開始されると,交換部品試験結果情報入力受付部122は,交換部品試験結果入力用端末3に交換部品試験結果入力画面22を表示する(ステップS20)。次に,交換部品試験結果入力画面22中の「新規入力」ボタンが押されたかどうかを判定し(ステップS21),「新規入力」ボタンが押された場合には(ステップS21のYES),試験IDを採番する(ステップS22)。採番方法は,例えば数字13桁で「年月日8桁」+「ID種別1桁」+「通し番号4桁」という形を採用する。ここで「ID種別」は保守業務支援装置1における機能別の処理部を識別するものとし,交換部品試験結果情報入力受付部122では「5」とする。すなわち,例えば2005年3月24日で35番目に交換部品試験結果情報入力受付部122で処理する試験の試験IDは「2005032450035」となる。
次に,採番された試験IDを交換部品試験結果入力画面22に表示する(ステップS23)。
さらに,交換部品試験結果入力画面22中の他の入力項目の入力を受け付け,「入力完了」ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS24)。「入力完了」ボタンが押されると(ステップS24のYES),交換部品試験結果入力画面22に表示されている各入力項目を交換部品試験結果データベース112に書き込み(ステップS25),処理を終了する。
[障害復旧率推定部123の処理手順]
障害復旧率推定部123は,案件データベース111に記憶されている案件情報および交換部品試験結果データベース112に記憶されている交換部品試験結果情報をもとに,障害機種および障害カテゴリ別の障害復旧率を推定する。
図10は,障害復旧率推定部123における動作を説明するための処理フローチャートである。図10における処理は,例えば,保守業務支援装置1の管理者が障害復旧率推定処理の開始を保守業務支援装置1に指示したときに開始される。
図10において処理が開始されると,障害復旧率推定部123は,まず案件データベース111の「障害カテゴリ」フィールドに登録されている障害カテゴリの中から1つのカテゴリを指定する(ステップS30)。次に,案件データベース111の「障害機種」フィールドに登録されている障害機種の中から1つの機種を指定する(ステップS31)。
そして,次の作業項目・交換部品試験結果読み込み処理では,指定された障害カテゴリおよび障害機種の案件情報から,作業項目情報および交換部品試験結果情報を読み込む(ステップS32)。
図11は,作業項目・交換部品試験結果読み込み処理(ステップS32)の動作をより詳細に説明するための処理フローチャートである。図11において処理が開始されると,障害復旧率推定部123は,まず指定された障害カテゴリおよび障害機種をキーにして案件データベース111を検索し,指定された障害カテゴリおよび障害機種を含む案件情報のインシデントIDを抽出する(ステップS320)。次に,抽出されたインシデントIDのうちの1つを指定し(ステップS321),指定されたインシデントIDの案件情報を案件データベース111より読み込む(ステップS322)。次に,読み込んだ案件情報のうち「障害再現フラグ」が「なし」であるかどうかを判断し(ステップS323),「障害再現フラグ」が「なし」であれば(ステップS323のYES),次のステップS324へ進む。
次に,作業ステータス・試験結果ステータス情報に作業ステータスをセットする(ステップS324)。作業ステータス・試験結果ステータス情報は,図12に示すような構造を備えて,制御部12の内部メモリに格納されている。図12に示すように,作業ステータス・試験結果ステータス情報は,「インシデントID」と,「設定変更」,「調整」,「CPU」や「MB」などの部品種別に対応した「部品交換・試験結果」などの作業項目とで構成されている。「インシデントID」には,現在読み込んでいる案件情報インシデントIDが記入され,以降の作業項目の欄には,読み込まれた案件情報のうち「作業内容」フィールドに記述されている作業項目をもとにして,各作業項目が行われたかどうかのステータスがセットされる。例えば,図2に示した案件データベース111の案件情報が読み込まれた場合,「インシデントID」は「2005031400025」であり,「作業内容」は「MB交換」および「HDD交換」であるので,図12に示した作業ステータス・試験結果ステータス情報の1行目の「インシデントID」は「2005031400025」が記入され,作業ステータスとして「部品交換・試験結果」の「MB」および「HDD」の欄に「交換」のステータスが記入されている。
次に,指定されたインシデントIDを含む交換部品試験結果情報を交換部品試験結果データベース112から抽出し,「部品種別」および「試験結果」の各フィールドを読み込む(ステップS325)。さらに,試験結果情報を試験結果ステータスとしてセットする(ステップS326)。試験結果ステータスは,図12に示す作業ステータス・試験結果ステータス情報と同一の情報を用いる。試験結果ステータスのセット方法は,図12に示す作業ステータス・試験結果ステータス情報の「部品交換・試験結果」における該当する部品種別の欄に,「試験結果」の情報をセットする。ただし,本実施例では,交換部品試験結果データベース112中の「試験結果」が「障害再現」または「試験不可」であれば「故障」というステータスを,また「試験結果」が「障害未再現」であれば「未再」というステータスをセットするものとする。例えば,図4に示した交換部品試験結果情報が読み込まれた場合に,「インシデントID」は「2005031450035」であり,「部品種別」は「MB」であり,「試験結果」は「障害再現」であるので,図12に示した試験結果ステータス情報の1行目において,「MB」の欄に「故障」のステータスが記入されている。試験結果ステータスセット処理が完了すると,他に指定されたインシデントIDを含む交換部品試験結果情報があるかどうかを判定し(ステップS327),他に指定されたインシデントIDを含む交換部品試験結果情報があれば(ステップS327のYES),試験結果ステータスセットの処理を繰り返す(ステップS325〜S327)。他に指定されたインシデントIDを含む交換部品試験結果情報がなければ(ステップS327のNO),作業項目・交換部品試験結果情報の読み込み処理が未完了であるインシデントIDが残っているかどうかを判断し(ステップS328),作業項目・交換部品試験結果情報の読み込み処理が未完了のインシデントIDが残っていれば(ステップS328のYES),次のインシデントIDを指定して(ステップS321),ステップS322以降の処理を繰り返す。作業項目・交換部品試験結果情報の読み込み処理が未完了のインシデントIDが残っていなければ(ステップS328のNO),作業項目・交換部品試験結果読み込み処理を終了する。
そして,図10の処理フローチャートに戻り,作業項目・交換部品試験結果読み込み処理(ステップS32)が終了すれば,次の障害復旧率算出処理が開始される(ステップS33)。
図13は,障害復旧率算出処理(ステップS33)の動作をより詳細に説明するための処理フローチャートである。図13において処理が開始されると,障害復旧率推定部123は,まず図12に示した作業ステータス・試験結果ステータス情報から処置件数を集計する(ステップS330)。処置件数は作業項目別の作業件数を示し,図12において「設定変更」および「調整」の作業項目ではそれぞれのステータスが入力されているインシデントIDの件数が処置件数となる。また,部品種別ごとの「部品交換・試験結果」の項目では「交換」のステータスが入力されているインシデントIDの件数が処置件数となる。
次に,試験件数を集計する(ステップS331)。試験件数は,故障件数と未再現件数とに分けられ,図12に示した作業ステータス・試験結果ステータス情報における部品種別ごとの「部品交換・試験結果」の項目に「故障」および「未再」ステータスが入力されているインシデントIDの件数がそれぞれ故障件数および未再現件数となる。
次に,部品故障率を算出する(ステップS332)。部品故障率は部品種別ごとに(式1)によって算出する。

部品故障率 = 故障件数/(故障件数+未再現件数) (式1)

次に,推定適切処置件数を算出する(ステップS333)。推定適切処置件数は,各作業項目における処置件数のうち適切な処置であったと推定される件数で,本実施例では作業項目のうち「設定変更」および「調整」の推定適切処置件数は,処置件数と同じとし,各部品種別の交換における推定適切処置件数は(式2)によって算出する。

推定適切処置件数 = 処置件数×部品故障率 (式2)

最後に,障害復旧率を算出する(ステップS334)。障害復旧率は,推定処置件数の作業項目別の分布比率とする。すなわち,各作業項目における障害復旧率は(式3)によって算出する。

障害復旧率=推定適切処置件数/推定適切処置件数の合計値 (式3)

図13に示す障害復旧率算出処理を,具体例を用いて詳細に説明する。
図14は,障害復旧率の算出処理を説明するための図である。図14において,「処置件数」および「試験件数」の「故障」および「未再現」の各行には,作業項目あるいは部品種別における処置件数,故障件数,未再現件数がそれぞれ集計されている。また,「合計」の列にはそれぞれの件数の合計値が記入されている。また,「部品故障率」の行には部品故障率の算出結果が記入されている。ただし,「設定変更」および「調整」では部品故障率は算出されないので,それぞれの列の欄には「−」が記入されている。例えば,「CPU」の部品故障率は,前記(式1)に基づいて,「137/(137+57)=70.6%」と算出されるので「70.6%」が記入されている。
次に,「推定適切処置件数」の行には推定適切処置件数の算出結果が記入されている。例えば,「設定変更」の推定適切処置件数は,処置件数と同じとするため,処置件数と同じ「45」が記入されている。また,「CPU交換」の推定適切処置件数は,前記(式2)に基づいて,「209×70.6%=147」と算出されるため,「147」が記入されている。
また,「合計」の列には推定適切処置件数の合計値として「370」が記入されている。さらに,「障害復旧率」の行には障害復旧率の算出結果が記入されている。例えば,「設定変更」の障害復旧率は,前記(式3)に基づいて,「45/370=12.1%」と算出されるため,「12.1%」が記入されている。
図10の処理フローチャートに戻り,障害復旧率算出処理が終了すると(ステップS33),障害復旧率を障害復旧率データベース113に書き込む(ステップS34)。具体的には,図14に示す障害復旧率算出過程における障害復旧率を,図6に示す障害復旧率データベース113の障害復旧率情報の「作業項目」に対応する「障害復旧率」のフィールドに書き込む。例えば,図14によれば「設定変更」の作業項目における障害復旧率は12.1%と算出されているので,図6の「設定変更」における「障害復旧率」の欄に「12.1%」という値を書き込む。
障害復旧率の書き込みが終了すると障害復旧率推定処理は完了するが,障害復旧率推定処理は,すべての障害機種および障害カテゴリについて行われるので,まず,すべての障害機種について処理が終了したかどうかを判断する(ステップS35)。すべての障害機種について処理が終了していなければ(ステップS35のNO),ステップS31の処理へ戻って,未処理の障害機種の中から1つの機種を指定し,ステップS32以降の障害復旧率推定処理を繰り返し行う。そして,すべての障害機種について処理が終了していれば(ステップS35のYES),すべての障害カテゴリについて処理が終了したかどうかを判断する(ステップS36)。すべての障害カテゴリについて処理が終了していなければ(ステップS36のNO),ステップS30の処理へ戻って,未処理の障害カテゴリの中から1つの機種を指定し,ステップS31以降の障害復旧率推定処理を繰り返し行う。すべての障害カテゴリにおける処理が終了したならば(ステップS36のYES),障害復旧率推定部123における処理を終了する。
[作業時間推定部124における処理手順]
作業時間推定部124は,案件データベース111に記憶されている案件情報をもとに,障害機種および障害カテゴリ別の作業時間を推定する。
図15は,作業時間推定部124における動作を説明するための処理フローチャートである。図15における処理は,例えば保守業務支援装置1の管理者が作業時間推定処理の開始を保守業務支援装置1に指示したときに開始される。
図15において処理が開始されると,作業時間推定部124は,まず案件データベース111の「障害カテゴリ」フィールドに登録されている障害カテゴリの中から1つのカテゴリを指定する(ステップS40)。次に,案件データベース111の「障害機種」フィールドに登録されている障害機種の中から1つの機種を指定する(ステップS41)。次の作業項目・作業時間読み込み処理では,指定された障害カテゴリおよび障害機種の案件情報から,作業項目情報および作業時間情報を読み込む(ステップS42)。
図16は,作業項目・作業時間読み込み処理(ステップS42)の動作をより詳細に説明するための処理フローチャートである。
図16において処理が開始されると,作業時間推定部124は,まず指定された障害カテゴリおよび障害機種をキーにして案件データベース111を検索し,指定された障害カテゴリおよび障害機種を含む案件情報のインシデントIDを抽出する(ステップS420)。次に,抽出されたインシデントIDのうちの1つを指定し(ステップS421),指定されたインシデントIDの案件情報を案件データベース111より読み込む(ステップS422)。次に,案件情報のうち「障害再現フラグ」が「なし」であるかどうかを判断し(ステップS423),「障害再現フラグ」が「なし」であれば(ステップS423のYES),作業ステータス・作業時間情報に作業ステータスをセットする(ステップS424)。
ステップS424における処理は,障害復旧率推定部123における作業ステータスセットの処理(図11:ステップS324)と同様である。作業ステータス・作業時間情報は,図17に示すような構造を備えて,制御部12の内部メモリに格納されている。図17に示すように,作業ステータス・作業時間情報は,図12に示した作業ステータス・試験結果ステータス情報と同様の項目に,「作業時間」というフィールドを加えた項目で構成されている。例えば,図2に示す案件データベース111の案件情報が読み込まれた場合に,「インシデントID」は「2005031400025」であり,「作業内容」は「MB交換」および「HDD交換」であるので,図12に示した作業ステータス情報の1行目の「インシデントID」は「2005031400025」が記入され,作業ステータスとして「部品交換」の「MB」および「HDD」の欄に「交換」のステータスが記入されている。
次に,作業ステータス・作業時間情報に作業時間をセットする(ステップS425)。作業時間は案件情報のうちの「作業開始時刻」から「作業終了時刻」までの時間である。図2に示す案件情報では,「作業開始時刻」が「14時30分」であり,「作業終了時刻」が「15時30分」であるので,作業時間は60分と算出される。従って図17における「作業時間」の欄に「60分」という値がセットされる。
最後に作業項目・作業時間情報の読み込み処理が未完了のインシデントIDが残っているかどうかを判断し(ステップS426),作業項目・作業時間情報の読み込み処理が未完了のインシデントIDが残っていれば(ステップS426のYES),次のインシデントIDを指定して(ステップS421),ステップS422以降の処理を繰り返す。作業項目・作業時間情報の読み込み処理が未完了のインシデントIDが残っていなければ(ステップS426のNO),作業項目・作業時間読み込み処理を終了する。
図15の処理フローチャートに戻り,作業項目別作業時間パラメータを算出する(ステップS43)。保守業務において,同じ障害機種および障害カテゴリにおける作業時間Sは(式4)に示すモデル式で表されることが経験的に得られている。
Figure 0004763336
(式4)において,iは保守作業項目,Tiは保守作業項目iにおける作業時間パラメータ,Xiはその保守作業項目iを行ったかどうかを表すフラグで,保守作業項目iを行っていれば1,保守作業項目iを行っていなければ0とする。また,Cは調査時間パラメータである。調査時間とは保守作業の前に,障害機器の筐体を開けて障害状況を調べるなどの作業に要する時間で,全ての保守作業時間に加えられるものとする。すなわち,パラメータは「Ti」および「C」となる。図17に示す情報を参照すれば,TSは「作業時間」に対応し,作業項目iは順に「設定変更」,「調整」,「CPU交換」,「MB交換」,「MEM交換」,「HDD交換」とすることによって,また,Xiは作業ステータスを参照することによって取得可能である。パラメータは,例えば線形回帰分析と呼ばれる方法を用いて計算することが可能である。
次に,推定されたパラメータ値を作業時間データベース114に書き込む(ステップS44)。具体的には,パラメータ値を,図7に示した作業時間データベース114の「作業項目」に対応する「推定作業時間」の欄に書き込む。ここで,作業項目のうち「調査」については調査時間パラメータCの値を書き込み,残りの「設定変更」,「調整」,「CPU交換」,「MB交換」,「MEM交換」,および「HDD交換」には,それぞれの作業項目に対応する作業時間パラメータTiの推定値をそれぞれ書き込む。
推定作業時間パラメータの書き込みが終了すると作業時間推定処理は完了するが,作業時間推定処理はすべての障害機種および障害カテゴリについて行われるので,すべての障害機種について処理が終了したかどうかを判断する(ステップS45)。すべての障害機種について処理が終了していなければ(ステップS45のNO),ステップS41の処理へ戻って,未処理の障害機種の中から1つの機種を指定し,ステップS42以降の作業時間推定処理を繰り返し行う。そして,すべての障害機種について処理が終了していれば(ステップS45のYES),すべての障害カテゴリについて処理が終了したかどうかを判断する(ステップS46)。すべての障害カテゴリについて処理が終了していなければ(ステップS46のNO),ステップS40の処理へ戻って,未処理の障害カテゴリの中から1つの機種を指定し,ステップS41以降の作業時間推定処理を繰り返し行う。すべての障害カテゴリにおける処理が終了したならば(ステップS46のYES),作業時間推定部124における処理を終了する。
[作業手順提示部125における処理手順]
作業手順提示部125は,障害復旧率データベース113に記憶されている障害復旧率および作業時間データベース114に記憶されている作業時間情報をもとに,最適な作業手順を決定して保守作業者端末2に送信する。
図18は,作業手順提示部125における動作を説明するための処理フローチャートである。図18における処理は,保守作業者から保守作業者端末2を通じて作業手順の提示要求を受けたときに開始される。
図18において処理が開始されると,作業手順提示部125は,まず保守作業者端末2から作業手順を提示する障害機種,障害カテゴリ,および作業手順のソート方法の指定を受け付ける(ステップS50)。作業手順のソート方法は,交換部品数や作業時間などの要素のうち,どの要素を優先した作業手順のソート方法を選択するかを指示するものである。本実施例では「障害復旧率を優先」,「交換部品数を最小」,「作業時間を最短」,および「交換部品数低減と作業時間短縮を両立」の4種類のソート方法から選択できるものとする。
次に,指定された障害機種および障害カテゴリの障害復旧率情報を,障害復旧率データベース113より読み込む(ステップS51)。さらに,指定された障害機種および障害カテゴリの作業時間情報を作業時間データベースより読み込む(ステップS52)。
次に,読み込まれた障害復旧率情報および作業時間情報に基づいて,指定された作業手順のソート方法に従って作業項目をソートする(ステップS53)。本実施例では,ソートする作業項目は,「調査」,「設定変更」,「調整」,「CPU交換」,「MB交換」,「MEM交換」,および「HDD交換」の7項目とする。また,いずれのソート方法においても「調査」の作業項目は作業手順の1番目とするものとして,残り6項目のソートを行うものとする。
ここでは上述した4種類のソート方法について,例をあげて具体的に説明する。
まず「障害復旧率を優先」が指定された場合には,作業手順提示部125は,障害復旧率の高い順に作業項目をソートする。例えば,図6に示す障害復旧率情報の場合では,障害復旧率の高い順は,「CPU交換」,「MB交換」,「設定変更」,「MEM交換」,「HDD交換」,「調整」となる。したがって,作業手順は,1番目の「調査」に続いてこの順となる。図19は,「障害復旧率を優先」の場合の推奨作業手順出力表の例を示す図である。
次に,「交換部品数を最小」が指定された場合には,作業手順提示部125は,交換部品数の期待値がなるべく少なくなるように作業項目をソートする。具体的には,まず部品交換を行わない「設定変更」および「調整」を他の項目よりも上位とする。さらに,「設定変更」と「調整」のうち障害復旧率の高い方を上位とする。また残りの項目についても,障害復旧率の高いものを上位とする。すなわち,例えば図6に示す障害復旧率情報の場合では,ソート順は「設定変更」,「調整」,「CPU交換」,「MB交換」,「MEM交換」,「HDD交換」となる。したがって,作業手順は,1番目の「調査」に続いてこの順となる。図20は,「交換部品数を最小」の場合の推奨作業手順出力表の例を示す図である。
次に「作業時間を最短」が指定された場合には,作業手順提示部125は,合計作業時間の期待値がなるべく少なくなるように作業項目をソートする。具体的には,各作業項目の作業を最初に行った場合に,次の作業が必要になる場合の平均作業時間を加味した作業項目別作業時間期待値を計算し,作業項目別作業時間期待値の少ない順にソートする。作業項目jにおける作業項目別作業時間期待値Ejは,例えば(式5)のように計算することができる。
Figure 0004763336
(式5)において,Tjは作業項目jの推定作業時間,Tiは作業項目j以外の作業項目iにおける推定作業時間,Riは作業項目iの障害復旧率である。例えば,図6に示す障害復旧率情報および図7に示す作業時間情報の場合では,「設定変更」に対する作業項目別作業時間期待値は,
「25+(20×0.076+30×0.397+40×0.192+15×0.111+30×0.103)=50.865」分と算出される。同様にして,「調整」,「CPU交換」,「MB交換」,「MEM交換」,「HDD交換」の作業項目別作業時間期待値はそれぞれ,47.37分,46.98分,60.4分,42.225分,55.8分と計算される。したがって,作業項目別作業時間期待値の少ない順は,「MEM交換」,「CPU交換」,「調整」,「設定変更」,「HDD交換」,「MB交換」の順となり,作業手順は1番目の「調査」に続いてこの順となる。図21は,「作業時間を最短」の場合の推奨作業手順出力表の例を示す図である。
最後に「交換部品数低減と作業時間短縮を両立」が指定された場合には,作業手順提示部125は,「交換部品数を最小」と「作業時間を短縮」のソート方法を組み合わせたソート方法によって作業項目をソートする。具体的には,まず部品交換を行わない「設定変更」および「調整」を他の項目よりも上位とする。さらに,「設定変更」と「調整」のうち作業項目別作業時間期待値の少ないほうを上位とする。また,残りの項目についても作業項目別作業時間期待値の少ないものを上位とする。すなわち,例えば図6に示した障害復旧率データおよび図7に示した作業時間データの場合では,ソート順は「調整」「設定変更」「MEM交換」「CPU交換」「HDD交換」「MB交換」となる。従って作業手順は,1番目の「調査」に続いてこの順となる。図22は,「交換部品数低減と作業時間短縮を両立」の場合の推奨作業手順出力表の例を示す図である。
図18に示す処理フローチャートへ戻り,最後にソートされた順に従って作業項目,障害復旧率,推定作業時間の各情報を保守作業者端末2に送信する(ステップS54)。具体的には図19〜図22に示したような形式で保守作業者端末2に送信する。
以上,本発明をその実施の形態により説明したが,本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
また,本発明は,コンピュータにより読み取られ実行される処理プログラムとして実施するものとして説明したが,本発明を実現する処理プログラムは,コンピュータが読み取り可能な,可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ,これらの記録媒体に記録して提供され,または,通信インターフェースを介して種々の通信網を利用した送受信により提供されるものである。
本発明の形態および実施例の特徴を列記すると以下のとおりである。
(付記1) 機器の障害に対する保守作業を支援するために,コンピュータを,
保守作業の作業内容および作業時間を含む案件情報を受け付けて案件情報記憶手段に格納する案件情報入力受付手段と,
前記保守作業において交換された部品の障害再現試験結果を示す交換部品試験結果情報を受け付けて交換部品試験結果情報記憶手段に格納する交換部品試験結果情報入力受付手段と,
前記案件情報記憶手段に格納された前記案件情報の作業内容および前記交換部品試験結果情報記憶手段に格納された前記交換部品試験結果情報の障害再現試験結果に基づいて,作業項目別の障害復旧率を示す作業項目別障害復旧率を推定する障害復旧率推定手段と,
前記障害復旧率推定手段によって推定された作業項目別障害復旧率に基づいて最適な作業手順を推定し保守作業者に提示する作業手順提示手段として機能させる
ための保守業務支援プログラム。
(付記2) 前記案件情報記憶手段に格納された案件情報の作業時間に基づいて,作業項目別の作業時間を示す作業項目別作業時間を推定する作業時間推定手段とを備えるとともに,
前記作業手順提示手段は,前記障害復旧率推定手段によって推定された作業項目別障害復旧率および前記作業時間推定手段によって推定された作業項目別作業時間に基づいて,最適な作業手順を推定し保守作業者に提示する
ことを特徴とする前記付記1記載の保守業務支援プログラム。
(付記3) 前記障害復旧率推定手段は,前記交換部品試験結果情報の障害再現試験結果に基づいて部品種類別の故障率を計算し,前記計算された故障率および前記保守作業における作業内容に基づいて集計された部品種類別の交換件数から部品交換処置が適切であったと推定される推定適切処置件数を計算し,前記計算された推定適切処置件数に基づいて前記作業項目別障害復旧率を推定する
ことを特徴とする前記付記1または付記2のいずれか一項に記載の保守業務支援プログラム。
(付記4) 前記作業時間推定手段は,前記保守作業における作業内容に基づいて各作業項目を行ったかどうかを表す作業有無フラグを抽出し,前記抽出された作業有無フラグおよび前記保守作業における作業時間に基づいて前記作業項目別作業時間を推定する
ことを特徴とする前記付記2記載の保守業務支援プログラム。
(付記5) 前記作業手順提示手段は,前記障害復旧率推定手段によって推定された作業項目別障害復旧率および前記作業時間推定手段によって推定された作業項目別作業時間に基づいて,各作業項目の作業を最初に行った場合に平均的に必要と推定される作業項目別作業時間期待値を計算し,前記作業項目別作業時間期待値の少ない順に作業手順として提示する
ことを特徴とする前記付記2記載の保守業務支援プログラム。
(付記6) 前記作業手順提示手段は,前記障害復旧率推定手段によって推定された作業項目別障害復旧率の高い順に作業手順として提示する
ことを特徴とする前記付記1ないし付記5のいずれか一項に記載の保守業務支援プログラム。
(付記7) 前記作業手順提示手段は,作業項目のうち部品交換を行わない作業項目を上位手順として提示する
ことを特徴とする前記付記6記載の保守業務支援プログラム。
(付記8) 機器の障害に対する保守作業を支援する装置であって,
保守作業の作業内容および作業時間を含む案件情報を記憶する案件情報記憶手段と,
前記保守作業において交換された部品の障害再現試験結果を示す交換部品試験結果情報を記憶する交換部品試験結果情報記憶手段と,
前記案件情報の入力を受け付けて前記案件情報記憶手段に格納する案件情報入力受付手段と,
前記交換部品試験結果情報の入力を受け付けて前記交換部品試験結果情報記憶手段に格納する交換部品試験結果情報入力受付手段と,
前記案件情報記憶手段に記憶された前記案件情報の作業内容および前記交換部品試験結果情報記憶手段に記憶された前記交換部品試験結果情報の障害再現試験結果に基づいて,作業項目別の障害復旧率を示す作業項目別障害復旧率を推定する障害復旧率推定手段と,
前記障害復旧率推定手段によって推定された作業項目別障害復旧率に基づいて最適な作業手順を推定し保守作業者に提示する作業手順提示手段とを備える
ことを特徴とする保守業務支援装置。
(付記9) 前記案件情報入力受付手段によって取得された案件情報の作業時間に基づいて,作業項目別の作業時間を示す作業項目別作業時間を推定する作業時間推定手段とを備えるとともに,
前記作業手順提示手段は,前記障害復旧率推定手段によって推定された作業項目別障害復旧率および前記作業時間推定手段によって推定された作業項目別作業時間に基づいて,最適な作業手順を推定し保守作業者に提示する
ことを特徴とする前記付記8記載の保守業務支援装置。
(付記10) 機器の障害に対する保守作業を支援するために,コンピュータが行う処理方法であって,
保守作業の作業内容および作業時間を含む案件情報を受け付けて案件情報記憶手段に格納する案件情報入力受付処理ステップと,
前記保守作業において交換された部品の障害再現試験結果を示す交換部品試験結果情報を受け付けて交換部品試験結果情報記憶手段に格納する交換部品試験結果情報入力受付処理ステップと,
前記案件情報記憶手段に格納された前記案件情報の作業内容および前記交換部品試験結果情報記憶手段に格納された前記交換部品試験結果情報の障害再現試験結果に基づいて,作業項目別の障害復旧率を示す作業項目別障害復旧率を推定する障害復旧率推定処理ステップと,
前記障害復旧率推定処理ステップにおいて推定された作業項目別障害復旧率に基づいて最適な作業手順を推定し保守作業者に提示する作業手順提示処理ステップとを有する
ことを特徴とする保守業務支援処理方法。
(付記11) 前記案件情報記憶手段に格納された案件情報の作業時間に基づいて,作業項目別の作業時間を示す作業項目別作業時間を推定する作業時間推定処理ステップを有するとともに,
前記作業手順提示処理ステップでは,前記障害復旧率推定処理ステップにおいて推定された作業項目別障害復旧率および前記作業時間推定処理ステップにおいて推定された作業項目別作業時間に基づいて,最適な作業手順を推定し保守作業者に提示する
ことを特徴とする前記付記10記載の保守業務支援処理方法。
本発明を実施するための最良の形態における,本発明の構成例を示すブロック図である。 案件データベースに記憶される案件情報のデータ構成例を示す図である。 案件入力画面の例を示す図である。 交換部品試験結果データベースに記憶される交換部品試験結果情報のデータ構成例を示す図である。 交換部品試験結果入力画面の例を示す図である。 障害復旧率データベースに記憶される障害復旧率情報のデータ構成例を示す図である。 作業時間データベースに記憶される作業時間情報のデータ構成例を示す図である。 案件情報入力受付部における動作を説明するための処理フローチャートである。 交換部品試験結果情報入力受付部における動作を説明するための処理フローチャートである。 障害復旧率推定部における動作を説明するための処理フローチャートである。 作業項目・交換部品試験結果読み込み処理の動作をより詳細に説明するための処理フローチャートである。 作業ステータス・試験結果ステータス情報のデータ構造例を示す図である。 障害復旧率算出処理の動作をより詳細に説明するための処理フローチャートである。 障害復旧率の算出処理を説明するための図である。 作業時間推定部における動作を説明するための処理フローチャートである。 作業項目・作業時間読み込み処理の動作をより詳細に説明するための処理フローチャートである。 作業ステータス・作業時間情報のデータ構造例を示す図である。 作業手順提示部における動作を説明するための処理フローチャートである。 「障害復旧率を優先」が指定された場合の推奨作業手順出力表の例を示す図である。 「交換部品数を最小」が指定された場合の推奨作業手順出力表の例を示す図である。 「作業時間を最短」が指定された場合の推奨作業手順出力表の例を示す図である。 「交換部品数低減と作業時間短縮を両立」が指定された場合の推奨作業手順出力表の例を示す図である。
符号の説明
1 保守業務支援装置
11 記憶部
111 案件データベース
112 交換部品試験結果データベース
113 障害復旧率データベース
114 作業時間データベース
12 制御部
121 案件情報入力受付部
122 交換部品試験結果情報入力受付部
123 障害復旧率推定部
124 作業時間推定部
125 作業手順提示部
13 通信制御インターフェース部(通信制御IF部)
2 保守作業者端末
3 交換部品試験結果入力用端末
4 LAN

Claims (4)

  1. 機器の障害に対する保守作業を支援するために,案件情報記憶手段および交換部品試験結果情報記憶手段を備えるコンピュータを,
    過去に実行された保守作業に関する情報であって,保守作業の作業内容を示す作業項目,障害カテゴリ,交換された部品の部品種別,障害機種,障害再現フラグ,保守作業案件を識別するインシデントIDおよび作業時間を含む案件情報を受け付けて前記案件情報記憶手段に格納する案件情報入力受付手段と,
    前記保守作業において交換された部品の部品種別,前記部品に対して実施された障害再現試験,保守作業案件を識別するインシデントID,および障害再現試験結果を含む交換部品試験結果情報を受け付けて前記交換部品試験結果情報記憶手段に格納する交換部品試験結果情報入力受付手段と,
    前記案件情報記憶手段に格納された案件情報のうち指定された障害カテゴリおよび障害機種を含む案件情報と該案件情報のインシデントIDを抽出し,抽出をした案件情報のうち障害再現フラグがなしに設定された案件情報の作業項目および部品種別をインシデントIDと関連付けた作業ステータス・試験結果ステータス情報を記憶し
    前記交換部品試験結果情報記憶手段から前記抽出をしたインシデントIDを持つ交換部品試験結果情報を抽出し,抽出をした交換部品試験結果情報の試験結果が故障を示すステータスまたは障害の未再現を示すステータスのいずれかであれば,該当するステータスをインシデントIDが対応する前記作業ステータス・試験結果ステータス情報に設定し
    前記作業ステータス・試験結果ステータス情報の部品種別ごとのインシデントIDの件数を処置件数として集計し
    前記作業ステータス・試験結果ステータス情報の部品種別ごとの故障を示すステータスの件数と障害の未再現を示すステータスの件数とを試験件数として集計し集計をした故障を示すステータスの件数と障害の未再現を示すステータスの件数とから,部品種別ごとの部品故障率を算出し
    集計をした処置件数と算出をした部品故障率とから,部品種別ごとの適切な処理であったと推定される推定適切処置件数を算出し
    算出をした推定適切処置件数と部品種別ごとの推定適切処置件数の合計とから,部品種別ごとの障害復旧率を算出する障害復旧率推定手段と,
    前記案件情報記憶手段に格納された案件情報から作業項目ごとの作業時間を取得し,前記作業項目と作業時間の関係を示すモデルに基づいて作業項目ごとの作業時間を示す作業項目別作業時間を推定する作業時間推定手段と,
    前記作業項目別障害復旧率および前記作業項目別作業時間に基づいて,前記作業項目別障害復旧率が高くかつ前記作業項目別作業時間が短い作業項目を,最適な作業手順と推定し保守作業者に提示する作業手順提示手段として機能させる
    ための保守業務支援プログラム。
  2. 前記障害復旧率推定手段は,前記推定適切処置件数を算出する際に,前記作業ステータス・試験結果ステータス情報の作業項目が設計変更または調整である場合に作業ステータス・試験結果ステータス情報のインシデントIDのうち,設計変更である作業項目に関連付けたインシデントIDの件数を集計した処置件数を前記推定適切処置件数とし,該作業ステータス・試験結果ステータス情報の部品種別ごとのインシデントIDのうち,交換である作業項目に関連付けたインシデントIDの件数を集計した処置件数に対応する部品種別の部品故障率を乗じた数を推定適切処置件数とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の保守業務支援プログラム。
  3. 前記作業時間推定手段は,前記保守作業作業内容を示す作業項目について前記作業項目を行ったかを示す作業有無フラグを抽出し,前記抽出された作業有無フラグおよび前記保守作業における作業時間に基づいて前記作業項目別作業時間を推定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保守業務支援プログラム。
  4. 前記作業手順提示手段は,前記保守作業の作業内容を示す作業項目の作業時間に,該作業項目を最初に行った場合に次に必要とされる作業項目の作業別作業時間に作業項目別障害復旧率を乗じて算出した作業時間の平均を付加した作業項目別作業時間期待値を作業項目ごとに計算し,前記作業項目別作業時間期待値の少ない順に作業項目を並べた作業手順を提示する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保守業務支援プログラム。
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