JP4761908B2 - 体腔内検査装置のアングル操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡等の体腔内検査装置における挿入部の先端部分を遠隔操作により湾曲させるためのアングル操作装置に関するものである。
体腔内検査装置として、例えば内視鏡は、本体操作部に体腔内に挿入される挿入部を連結して設ける構成としたものであり、照明部と観察部とからなる内視鏡観察手段を設けた挿入部の先端硬質部を所望の方向に向けるために、この先端硬質部にはアングル部が連結して設けられる。アングル部は本体操作部からの遠隔操作により少なくとも1方向、または2方向、さらに好ましくは上下及び左右の4方向に湾曲操作できるようになっている。このために、本体操作部に設けられるのがアングル操作装置である。アングル操作装置はプーリを備え、このプーリに操作ワイヤを巻回させ、操作ワイヤを挿入部に延在させて、その先端がアングル部の先端または先端硬質部に固定される。プーリを回動させると、操作ワイヤが押し引きされて、操作ワイヤに張力が加わった方向に湾曲する。
アングル操作装置は、操作ワイヤを巻回させたプーリと、このプーリに連結したプーリ駆動軸と、このプーリ駆動軸に連結した操作レバーや操作リング等からなるプーリ操作手段とを備える構成としている。プーリに巻回される操作ワイヤは1本または2本である。従って、アングル部を上下及び左右に湾曲させるには、プーリを2個装着し、それぞれのプーリに上下の対の操作ワイヤと左右の対の操作ワイヤとを巻回して設ける。プーリ駆動軸及びプーリ操作手段も2組設けるが、2本のプーリ駆動軸は同軸に設けるか、それぞれ独立した軸として、本体操作部のケーシングから外部に延在させる。そして、これら各プーリ駆動軸にはそれぞれプーリ操作手段が装着される。例えば、アングル部を上下に湾曲させる場合、プーリ操作手段を手指操作により一方に回動させると、アングル部は上方に湾曲し、逆方向に回動させると、アングル部は下方に湾曲することになり、しかもプーリ操作手段の操作角度に応じた分だけ湾曲する。
アングル操作装置にはロック手段が設けられる。ロック手段は、プーリ操作手段を操作してアングル部を、いずれかの方向に所望の角度湾曲させた状態でロックするためのものである。このロック手段はロック操作部材により作動するロック部材から構成されるものであって、ロック部材をプーリ駆動軸に装着した摩擦部材の表面に押圧させることによって、プーリ駆動軸が所定の回動位置にロックされて、このプーリ駆動軸に装着したプーリが回らないように保持される。ロック手段を構成するロック操作部材は本体操作部のケーシングの外部に位置しており、ロック部材はケーシング内に設けられる。従って、ロック操作部材及びロック部材は、ケーシングを貫通するように設けたロック作動軸の両端部に連結されることになる。
ここで、ロック部材を連結したロック作動軸はプーリ駆動軸と同軸に設ける構成としたものが特許文献1に開示されており、また特許文献2にロック作動軸をプーリ駆動軸と平行に設ける構成としたものも知られている。この特許文献2の構成では、ロック部材はプーリ駆動軸に嵌合されており、ロック作動軸にはこのロック部材に係合する係合部材を設ける構成としている。
特開平7−159700号公報 特開2005−160790号公報
ところで、前述した公知技術においては、ロック作動軸をプーリ駆動軸と同軸に設けるにしろ、またロック作動軸をプーリ駆動軸と平行に設けるにしろ、摩擦部材とロック部材とはプーリ駆動軸に同軸に装着されており、またロック解除状態としたときには、摩擦部材とロック部材とが所定の間隔だけ離間させておく必要がある。しかも、ロック手段を安定的に作動させるために、これら摩擦部材及びロック部材は密閉された本体操作部のケーシング内に配置されることになる。このように、ロック部材を設けたプーリ駆動軸は、そのケーシング内に位置する部位が長尺化するという問題点がある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、コンパクトな構成で、プーリ駆動軸を格別長尺化することなく、このプーリ駆動軸に連結したプーリをロック位置とロック解除位置とに確実に切り換え可能にすることにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、体腔内検査装置の挿入部を構成するアングル部を操作ワイヤの押し引き操作により湾曲させるために、本体操作部のケーシング内に設けられ、前記操作ワイヤを巻回させたプーリと、このプーリから前記ケーシングの外部に導出させたプーリ駆動軸と、このプーリ駆動軸に連結したプーリ操作手段とを備えたアングル操作装置であって、前記プーリ駆動軸と平行に設けられ、前記本体操作部のケーシングに回動可能に支持させロック作動軸と、前記ケーシング内で前記ロック作動軸と一体的に設けられ、このロック作動軸の軸線と直交する方向に張り出した突出部からなるロック部材と、前記ロック作動軸の前記ケーシングから外部への導出部に連結して設けたロック操作部材とからなり、前記ロック操作部材により前記ロック作動軸を回動させることによって、前記プーリ駆動軸が回動可能となるロック解除位置と、前記ロック部材が前記プーリ駆動軸と係合して、このプーリ駆動軸が回動しないように保持するロック位置とに回動変位可能な構成としたことをその特徴とするものである。
本発明のアングル操作装置が適用される体腔内検査装置としては、体腔内に挿入される挿入部を有し、しかもこの挿入部は本体操作部からの遠隔操作で湾曲させるアングル部を備えたものである。その代表的なものとしては内視鏡であるが、内視鏡以外にも、超音波プローブ等であっても、アングル部を備えた挿入部を有する検査装置に適用できる。
操作ワイヤが巻回されるプーリは本体操作部のケーシング内に設けられるが、1個のプーリを設けて、このプーリに1本の操作ワイヤを巻回すると、アングル部は1方向に湾曲操作できる。また、2本の操作ワイヤを巻回させるように構成すると、アングル部は2方向、例えば上下方向に湾曲させることができる。2個のプーリを配置して、プーリに各々2本の操作ワイヤを巻回させると、アングル部を上下及び左右の4方向に湾曲操作することができる。
プーリからプーリ駆動軸を本体操作部のケーシングの外部に延在させるが、2個のプーリを設ける場合において、ケーシング内に仕切り板を装着し、この仕切り板の両面にプーリを装着し、各々プーリ駆動軸をケーシングの左右両側に導出させる構成とすることができる。ただし、各プーリ駆動軸をケーシングに回動可能に支持させて、プーリをこれらプーリ駆動軸に装着する構成とした場合には、前述した仕切り板を設ける必要はない。
ロック作動軸に設けたロック部材はプーリ駆動軸に対して係脱可能となし、係合状態ではプーリ駆動軸が回動しないように保持される。ロック作動軸はプーリ駆動軸とは独立してケーシングに回動可能に支持させるために、ロック作動軸はプーリ駆動軸と平行に設け。ロック部材は、直接的であれ、間接的であれ、プーリ駆動軸に作用して、このプーリ駆動軸が動かないように固定させる。ロック作動軸をプーリ駆動軸と平行に設けるようになし、ロック部材はこのロック作動軸と一体的に設けられ、このロック作動軸の側方に張り出した突出部で構成している

ロック部材をプーリ駆動軸に作用させるために、ロック部材またはプーリ駆動軸におけるロック部材が当接する部位の少なくとも一方を弾性部材で構成して、ロック位置ではこの弾性部材を圧縮させる構成とすることができる。また、プーリ駆動軸には、弾性リングを嵌合され、さらにこの弾性リングに硬質部材からなるカラーを嵌合させて設ける構成とするのが望ましい。ロック位置では弾性リングを圧縮させるようにするが、弾性リングをプーリ駆動軸の中心に向けて押圧するように硬質カラーに圧接させるように構成すると、プーリ駆動軸を安定的に固定することができ、またロック作動軸も安定化させることができる。
ロック操作部材はロック軸の端部をリング状に形成するか、ロック作動軸に連結して設けたレバーで構成するのが望ましい。ケーシングやこのケーシング内に固定的に設けた部材にロック部材をロック解除位置とロック位置とに位置決めするストッパ部材を設けることができる。従って、これらのストッパ部材はロック操作部材の回動ストロークを規制するストローク端規制部材となる。
ロック部材をプーリ駆動軸に係合させることによって、このプーリ駆動軸を長尺化させることなく、コンパクトな構成によって、プーリが回動しないようにロックするロック位置とプーリ駆動軸の操作によりプーリを回動させて、アングル部を湾曲操作可能にするロック解除位置とに確実に切り換えることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1に体腔内検査装置の一例としての内視鏡の構成を示す。同図において、1は本体操作部、2は軸状挿入部としての体腔内への挿入部、3はユニバーサルコードである。
本実施の形態においては、挿入部2の本体操作部1への連結部から大半の長さ分は硬質部2aで構成されている。なお、硬質部2aに代えて、軟性部として構成することもできる。硬質部2aの先端にはアングル部2bが連結されており、またアングル部2bの先端には先端硬質部2cが連結して設けられている。図示は省略するが、先端硬質部2cには、照明光を照射する照明部と、この照明部からの照明下で体腔内の撮影を行う観察部とが設けられている。観察部としては、本実施の形態では、固体撮像手段を備える構成としている。ユニバーサルコード3は照明部に照明光を伝送するための光源装置と、観察部を構成する固体撮像手段を駆動し、かつこの固体撮像手段からの映像信号を処理するプロセッサに着脱可能に接続されるコネクタ4,5を備えている。
本体操作部1は、例えば術者が手で把持して内視鏡の操作を行うためのものであり、この操作の一つとして、挿入部2におけるアングル部2bを湾曲させる、所謂アングル操作がある。図2乃至図4に示したように、本体操作部1のケーシング10にアングル操作手段が設けられている。ケーシング10は金属または合成樹脂で構成されており、このケーシング10を分解可能とするために、本体ケーシング10aの両端に前部ケーシング10b及び後部ケーシング10cを連結して設けられている。挿入部2は前部ケーシング10bから延在されており、またユニバーサルコード3は後部ケーシング10cから引き出されている。そして、アングル操作装置は本体ケーシング10aに装着されている。
図示したアングル装置はアングル部2bを上下及び左右に湾曲させる構成としている。このために、本体操作部1のケーシング10内には仕切り板11が設けられており、この仕切り板11の両面には、プーリ12,12が支持されている。これら各プーリ12,12にはアングル部2bから延在させた4本の操作ワイヤ13が巻回して設けられる。一方のプーリ12に巻回させた2本の操作ワイヤ13,13はアングル部2bを上下方向に湾曲させるためのものであり、また他方のプーリ12に巻回させた2本の操作ワイヤ13,13はアングル部2bを左右に湾曲させるためのものである。プーリ12を回動させ、一対からなる操作ワイヤ13の一方に引っ張り力を作用させることによって、アングル部2bが湾曲し、このときには他方の操作ワイヤ13はプーリ12から繰り出される。
アングル操作装置は、このように、プーリ12を回動させるためのものである。このために、プーリ12には中空の支軸部14が一体に設けられており、支軸部14は仕切り板11から離間して、本体ケーシング10aの側面部に向けて延在されている。そして、本体ケーシング10aの左右の側面部には開口15が形成されており、これら各開口15に操作手段アセンブリ16が装着されている。操作手段アセンブリ16は、円形の支持円板17を備えており、この支持円板17はシールリング18を介して開口15に装着されて、ケーシング10の内部を気密構造としている。
支持円板17には第1の挿通孔17aが厚み方向に貫通するように穿設されており、この第1の挿通孔17aにプーリ駆動軸19が装着されている。このプーリ駆動軸19の先端部19aは支軸部14に嵌合されて、止めねじ20で連結状態に固定されている。そして、プーリ駆動軸19の先端部19aの外周面には面取り部が形成されており、また支軸部14の中空部も平坦面が形成されており、これによりプーリ駆動軸19とプーリ12の支軸部14とは一体回動することになる。従って、支軸部14もプーリ駆動軸19の一部を構成する。
プーリ駆動軸19は支持円板17を貫通して本体ケーシング10aの外部に導出され、その基端部近傍にはシール部材21が装着され、このシール部材21は第1の挿通孔17aの孔壁に密着して、この第1の挿通孔17aを気密状態に保持している。プーリ駆動軸19の軸端にはアングル操作手段としてのアングル操作レバー22が一体回動するように連結して設けられている。アングル操作レバー22は、プーリ駆動軸19に直交する方向に延在されて、先端部がプーリ駆動軸19と平行な方向に曲折されて、手指で操作される操作部22aとなっている。従って、アングル操作レバー22を操作することによって、プーリ駆動軸19を回動させて、このプーリ駆動軸19に連結した支軸部14及びプーリ12を回動させることができる。その結果、プーリ12に巻回した一対の操作ワイヤ13の一方がプーリ12に引き込まれ、他方が繰り出されて、アングル部2bが操作を行った方向に湾曲することになる。
前述のようにしてアングル操作レバー22を操作することによりアングル部2bを湾曲させるが、このアングル操作装置は、所望の湾曲状態でロックする手段を備えている。このロック手段は、支持円板17に穿設した第2の挿通孔17bに挿通させたロック作動軸23から構成される。このロック作動軸23は本体ケーシング10aの外部に導出されており、その端部にロック操作部材としてのロックレバー24が連結されている。従って、このロックレバー24を回動操作することによりロック作動軸23が回動する。なお、図中25はロック作動軸23の第2の挿通孔17bからの導出部に設けたシール部材である。
ロック作動軸23は、図5に示したように、本体ケーシング10a内に位置する先端部、つまりロックレバー24の連結部とは反対側の端部に一体的に形成した大径の円板からなるロック板23aを有するものであり、このロック板23aはロック作動軸23の軸線に対して偏心している。従って、ロック板23aはロック作動軸23の軸線と直交する方向に突出している。これによって、ロック作動軸23を軸回りに回動させると、ロック板23aが偏心回動し、もってプーリ駆動軸19の外周面に接離することになる。このロック板23aがロック部材である。
プーリ駆動軸19のロック板23aが接離する部位にゴム等からなる弾性リング26が嵌合されており、さらにこの弾性リング26には合成樹脂または金属からなる硬質のカラー27が嵌合している。ここで、弾性リング26はプーリ駆動軸19の外周面とカラー27の内周面とによりある程度撓められた状態に装着されており、その結果これら弾性リング26及びカラー27はプーリ駆動軸19に対して相対回動しないように固定されている。なお、必要に応じて、これら弾性リング26をプーリ駆動軸19及びカラー27に接着させても良い。
本体操作部1において、ロックレバー24の操作位置のうち、図6はプーリ駆動軸19が回動可能なロック解除位置、図7はプーリ駆動軸19が回動できないようにロックするロック位置が示されている。また、操作手段アセンブリ16において、ロック解除位置の状態を図8に、ロック位置の状態を図9に示す。これら図8及び図9において、28はロック解除位置のストッパピン、29はロック位置のストッパピンであり、これら両ストッパピン28,29は支持円板17の内面に設けられ、ケーシング10内に向けて突出し、ロック板23aの側面に当接可能なものである。従って、ロック作動軸23の回動ストロークはこれらストッパピン28,29に規制された範囲となる。なお、支持円板17の内面には、図3及び図4から明らかなように、段差が設けられて、外周部がプーリ13側に向けて突出しているので、ロック板23aがその内壁(図8に符号17Wで示す)に当接する位置をロック解除位置とすることができ、この場合には、ストッパピン28は設ける必要はない。
而して、図8及び図9において、プーリ駆動軸19の軸中心をC1、ロック作動軸23の軸中心をC2とし、またロック作動軸23からのロック板23aの最も突出している方向は線Pの方向とする。
ロックレバー24が図6のロック解除位置としたときには、図8に示したようにロック板23aはカラー27と当接しており、ロック板23aの突出方向線Pはプーリ駆動軸19の軸中心C1とロック作動軸23の軸中心C2を結ぶ線Lに対して所定角度をなしている。このときには、弾性リング26は非圧縮状態で、プーリ駆動軸19に負荷は作用していないので、プーリ駆動軸19は回動可能となる。従って、アングル操作レバー22を操作すれば、このプーリ駆動軸19は追従回動する。このときにロック板23aとカラー27とは摺動するが、ロック板23a及びカラー27は共に硬質部材で構成されているから、実質的に抵抗なく摺動することになる。従って、これらロック板23a及びカラー27は摺動性の良い部材で形成し、また潤滑剤をコーティングすることも可能である。しかも、ロック板23aはカラー27だけでなく、ストッパピン28にも当接しているので、プーリ駆動軸19を操作したときにも、ロック作動軸23及びロックレバー24はみだりに回動することなく安定的に保持される。
一方、ロックレバー24を図7のロック位置に回動操作したときには、ロック板23aの突出方向線Pがプーリ駆動軸19の軸中心C1とロック作動軸23の軸中心C2を結ぶ線Lと概略一致するか、好ましくは図9に示したようにこの突出方向線Pを僅かにストッパピン29側に変位させた位置となる。その結果、プーリ駆動軸19に嵌合させた弾性リング26が圧縮されて、このプーリ駆動軸19がロックされ、アングル操作レバー22及びプーリ駆動軸19を回動させようとする負荷が作用しても、ロック板23aがカラー27とストッパピン29との間に挟持された状態に保持されるから、このロック板23aは回動することはない。従って、プーリ駆動軸19は極めて安定した状態に保持される。そして、ロック板23aの突出方向線Pが線Lを越えた位置まで回動操作したときにロック板23aがストッパピン29に当接するように設定すると、ロックレバー24にクリック感を作用させることができるので、術者にプーリ駆動軸19がロックされたことを確実に認識させることができる。
このように、弾性リング26を圧縮させるか否かによりロック及びロックの解除を行うことによって、組み付け状態に応じて、ロック位置での弾性リング26の圧縮度合いが多少異なっていても、ロック作動軸23に連結したロック板23aの回動ストローク範囲を規制するストッパピン28,29の位置が正確に設定されている限り、ロック手段の作動に影響を与えない。従って、プーリ駆動軸19とロック作動軸23等の部品のばらつきや組み付け誤差等を吸収でき、安定した作動が可能となる。また、操作手段アセンブリ16を構成する支持円板17にプーリ12を駆動し、かつその制動を行う機構を組み込んでいるので、ケーシング10から支持円板17を取り外すことによって、これら各部品を組み付けたり、分解したりすることができ、修理や部品交換を含むメンテナンスを容易に行うことができる。
本発明のアングル操作装置が適用される体腔内検査装置の一例としての内視鏡の全体構成図である。 図1の内視鏡の本体操作部の断面図である。 図2のX−X断面図である。 操作手段アセンブリを分離して示す図3と同様の断面図である。 ロック作動軸及びロック板を示す外観斜視図である。 ロックレバーをロック解除位置とした状態を示す本体操作部の外観図である。 ロックレバーをロック位置とした状態を示す本体操作部の外観図である。 操作手段アセンブリにおいて、ロックレバーをロック解除位置とした状態の図4の矢印方向から見た図である。 操作手段アセンブリにおいて、ロックレバーをロック位置とした状態の図4の矢印方向から見た図である。
符号の説明
1 本体操作部 2 挿入部
2b アングル部 10 ケーシング
11 仕切り板 12 プーリ
13 操作ワイヤ 14 支軸部
16 操作手段アセンブリ 17 支持円板
19 プーリ駆動軸 22 アングル操作レバー
23 ロック作動軸 23a ロック板
24 ロックレバー 26 弾性リング
27 カラー 28,29 ストッパピン

Claims (5)

  1. 体腔内検査装置の挿入部を構成するアングル部を操作ワイヤの押し引き操作により湾曲させるために、本体操作部のケーシング内に設けられ、前記操作ワイヤを巻回させたプーリと、このプーリから前記ケーシングの外部に導出させたプーリ駆動軸と、このプーリ駆動軸に連結したプーリ操作手段とを備えたアングル操作装置において、
    前記プーリ駆動軸と平行に設けられ、前記本体操作部のケーシングに回動可能に支持させロック作動軸と、
    前記ケーシング内で前記ロック作動軸と一体的に設けられ、このロック作動軸の軸線と直交する方向に張り出した突出部からなるロック部材と、
    前記ロック作動軸の前記ケーシングから外部への導出部に連結して設けたロック操作部材とからなり、
    前記ロック操作部材により前記ロック作動軸を回動させることによって、前記プーリ駆動軸が回動可能となるロック解除位置と、前記ロック部材が前記プーリ駆動軸と係合して、このプーリ駆動軸が回動しないように保持するロック位置とに回動変位可能な
    構成としたことを特徴とする体腔内検査装置のアングル操作装置。
  2. 前記ロック部材は前記ロック解除位置と前記ロック位置とでストッパ部材に当接するようになし、これら両ストッパにより前記ロック操作部材の回動ストローク端を規制する構成としたことを特徴とする請求項1記載の体腔内検査装置のアングル操作装置。
  3. 前記プーリ駆動軸には、弾性リングが嵌合され、さらにこの弾性リングに硬質カラー部材を嵌合させて設け、前記ロック部材はこの硬質カラー部材に接離する構成としたことを特徴とする請求項1記載の体腔内検査装置のアングル操作装置。
  4. 前記ロック部材は、前記ロック位置では前記弾性リングを概略前記プーリ駆動軸の中心方向に向けて押圧するように前記カラーに圧接させる構成としたことを特徴とする請求項3記載の体腔内検査装置のアングル操作装置。
  5. 前記ケーシング内には仕切り板が設けられ、この仕切り板を挟むようにして2個のプーリが装着されており、これら両プーリから相互に離間する方向にプーリ駆動軸を延在させ、かつこれら両プーリ駆動軸と平行にそれぞれロック作動軸を設ける構成としたことを特徴とする請求項1記載の体腔内検査装置のアングル操作装置。
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