JP4761820B2 - 開閉体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、店頭などにおいて、日除けや雨除けなどのために開閉体手段を、開閉動作することで張設・保持・収納する開閉体装置に係り、特に開閉体手段の張設や収納をスムースに行うことのできる開閉体装置に関する。
図1は、従来のオーニング装置の構成を示す概略図である。オーニング装置は、図1に示すように、例えば、店舗や住宅家屋などの建物の外壁等に取付ブラケット101を介して取り付けられる。なお、図1では、オーニング装置の左側だけを透視図として示し、示された左側だけの構成について説明を行なうが、同様の構成のものが右側にも存在することは言うまでもないので、その説明は省略する。取付ブラケット101は、上辺が長く、中辺と下辺が同じ長さをしたE字形をしている。このE字形の取付ブラケット101の中辺と下辺との間に角柱形状のアーム支持枠103がボルトとナットによって締め付け固定されている。このアーム支持枠103の左右両端近傍であって、取付ブラケット101の内側には、位置2自由度を有するリンク方式の関節アーム105,106がアームブラケット107を介して取り付けられている。関節アーム105の一端と関節アーム106の一端は、関節部材を介して回転自在に結合されている。
関節アーム105の他端は関節部材を介してアームブラケット107に結合され、関節アーム106の他端は関節部在を介してキャンバス支持前枠108に回転自在に結合されている。なお、図示しないが、関節アーム105,106の内部には、関節アーム105,106を伸張させるような付勢力を作用させる引張コイルスプリングなどの弾性体を有する。従って、左右に取り付けられた関節アームによって、キャンバス支持前枠108には常に前方に向かって伸張しようとする付勢力が加わることになる。キャンバス支持前枠108は、日除け又は雨覆いとなる合成繊維製布地のキャンバス109の一端側が取り付けられる。キャンバス109の他端側は、巻取パイプ110に巻き回されている。巻取パイプ110は、アーム支持枠103の両端部に取り付けられたエンドブラケット111に回動自在に支持されている。
巻取パイプ110は、中空パイプ形状をしている。オーニング装置が電動で開閉を行なう場合には、巻取パイプ110のいずれか一方の端部に、駆動源としての回転モータが内装される。なお、回転モータは巻取パイプ110内にあるので図示していない。回転モータの本体外側と巻取パイプ110の内側とが固定され、回転モータの出力軸がエンドブラケット111に回転しないようにボルトなどで固定されている。従って、回転モータが正方向に回転することによって、キャンバス109は繰り出されるように動作し、逆方向に回転することによってキャンバス109は巻き取られるように動作する。すなわち、回転モータを正逆方向に回転させることによって開閉体であるキャンバス109の開閉動作を制御している。
カバープレートは、上部カバー112と左右両端の側カバー113,114とで構成される。上部カバー112は、前縁が下向きに湾曲し、その断面形状が略J字状に形成された湾曲したアルミ合金などを素材とする板材で構成され、両端近傍における下面が取付ブラケット101(右側にも取付ブラケットが存在するがカバープレートに隠れていて図示されていない)の上端に固定されて、巻取パイプ110とこれに巻回されるキャンバス109を上方より覆い、かつ、側カバー113,114にて左右の外側面側を覆うようになっている。なお、この上部カバー112は、左右幅方向に長尺なことからそのたわみを防止するために、略L字形状のサポートブラケットが略中間位置に設けられ、上部カバー112を支持するようになっている。なお、このサポートブラケットについては図示を省略してある。このようなオーニング装置として、特許文献1,2に記載されたものがある。
実開平03−092234号公報 実開平03−092235号公報
特許文献1,2に記載されたものは、上述のように左右に取り付けられた関節アーム105,106の内部に設けられた引張コイルスプリングなどの弾性体によって、常に前方に向かって伸張させるような付勢力をキャンバス支持前枠108に作用させているので、巻取パイプ110に設けられた回転モータを正逆方向に回転させて、巻取パイプ110にキャンバス109を巻き取ったり、巻き戻したりして開閉体であるキャンバス109の開閉動作を制御している。
すなわち、合成繊維製布地などのキャンバスを張設したり、保持したり、収納したりするためには、合成繊維製布地などのキャンバス自体に付勢力を常時与える必要がある。特許文献1,2に記載されたオーニング装置などは、巻取パイプ110に設けられた回転モータとアーム105,106の内部に設けられた引張コイルスプリングなどの弾性体でこの付勢力を与えている。一方、合成繊維製布地などを開閉体手段とする上下方向へ開閉動作するロールスクリーンの場合には、ロールスクリーンの上下2箇所に回転モータを設けて、上下方向に付勢力を与えたり、ロールスクリーンの自重を用いて閉鎖時の付勢力を与えたりしている。
一方、テラスなどを構成する枠体に日除けや雨除けなどのために合成繊維製布地などのキャンバスを張設するためには、その枠体をガイドレールとして利用したり、キャンバスに付勢力を与えるために回転モータなどを上下2箇所に設けたりする必要があり、構成が複雑となり、価格的にも高価である。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、テラスなどを構成する枠体に沿って日除けや雨除けなどのために合成繊維製布地などの開閉体手段を容易に張設することができる開閉体装置を提供することを目的とする。
本発明の開閉体装置の第1の特徴は、少なくとも一本のガイドレール手段と、前記ガイドレール手段に沿って移動するように設けられた枠手段と、前記枠手段に一端が固定された開閉体手段と、前記開閉体手段の他端部が固定され、前記開閉体手段を巻き取ったり、巻き戻したりする巻取手段とからなる開閉体装置において、前記開閉体手段が前記巻取手段によって巻き取られる方向とは反対向の荷重を前記枠手段にかける荷重付与手段を備え、前記巻取手段によって前記開閉体手段の開閉状態を制御するようにしたことにある。
通常、開閉体装置がビルや住宅、工場などの構築・構造物の出入口などの開口部をシート状のカーテンなどの開閉体手段を用いて仕切るものの場合には、枠手段自体の重量を利用して開閉体手段に巻き取られる方向とは反対向の荷重をかけて、開閉体手段を巻取手段に巻き取ったり、巻き戻したりすることによって、開閉体手段の開閉状態を制御している。ところが、テラスなどを構成する枠体のうち例えば屋根部や天井部を構成している一部の枠体に沿って日除けや雨除けなどのために開閉体手段を張設する場合、開閉体手段の開閉方向が水平方向やほぼ水平に近い傾斜方向となることが多く、枠手段自体の重量を有効に利用することができない。そこで、この発明では、枠手段に対して巻取手段によって巻き取られる方向とは反対向の荷重をかける荷重付与手段を設けた。これによって、開閉体手段の開閉方向が例えば水平方向であっても、開閉体手段を巻取手段に巻き取ったり、巻き戻したりすることによって、開閉体手段の開閉状態を制御することができる。
なお、この発明に係る開閉体装置は、開閉体手段がほぼ水平方向に開閉動作するようにほぼ水平状態に設置されるもの以外に、ほぼ垂直や傾斜状態に設置されるものでも良く、開閉体装置が設置される被設置部の状態に応じて任意な状態で設置可能である。この発明に係る開閉体装置は、少なくともガイドレール手段を支持する枠体を有するビルや住宅、工場などの建築構造物やテラス、カーポート、サンルーム、パーゴラ、バルコニーなどの建築構造物に付設される付設構造物などに適用可能である。この発明に係る開閉体装置の適用箇所は、屋根部、天上部、側壁部、床部、開口部などの枠体を有する部分であって、日除けや雨除け、目隠しなどの効果が求められる箇所が好ましい。屋根部、天上部、側壁部、床部については、その一部分がガラス製又は合成樹脂製等の透明部又は半透明部となっている部分を有している場合に、その部分に対してこの開閉体装置を適用することが好ましい。
本発明の開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴において、前記荷重付与手段が、荷重に応じて長さを伸縮させる伸縮手段と、前記伸縮手段の少なくとも一端部側に設けられた滑車手段と、前記枠手段に一端部が接続され、前記ガイドレール手段に他端部が接続され、前記滑車手段を介して前記伸縮方向に沿って反転案内されるように構成された線状手段とを備え、前記伸縮手段、前記滑車手段及び前記線状手段によって前記開閉体手段が前記巻取手段によって巻き取られる方向とは反対向の荷重を前記枠手段にかけるようにしたことにある。
これは、枠手段に対して巻取手段によって巻き取られる方向とは反対向の荷重をかける荷重付与手段の詳細構成に関するものである。この発明では荷重付加手段は、荷重に応じて長さを伸縮させる伸縮手段と、この伸縮手段の少なくとも一端部側に設けられた滑車手段と、この滑車手段を介して枠手段に一端部が、ガイドレール手段に他端部が接続される線状手段とから構成される。通常、一端の固定された線状手段を滑車手段を介して反転案内した場合、伸縮手段の伸縮に応じて滑車手段が移動すると、それによって反転案内された線状手段の他端はその移動距離の約2倍に相当する長さ分移動することになる。この発明では、滑車手段を介して線状手段の一端が枠手段に、他端がガイドレール手段に接続され、伸縮手段の伸縮によって開閉体手段が巻取手段に巻き取られる方向とは反対向の荷重が常に枠手段にかかるようにしているので、開閉体手段を巻取手段に巻き取ったり、巻き戻したりすることによって、開閉体手段の開閉状態を制御することができる。なお、滑車手段を伸縮手段の両端部に複数設けて、反転案内を複数回行うことによって、線状手段の移動距離は4倍、6倍のように徐々に増加させることができる。従って、枠手段を案内するガイドレール手段の長さと伸縮手段の伸縮量に応じて滑車手段を伸縮手段の両端部にどのように配置するかを決定すればよい。
本発明の開閉体装置の第3の特徴は、前記第1の特徴において、前記荷重付与手段が、シリンダチューブ手段の一端から突出するように設けられピストンロッド手段にかけられる荷重に応じてその押し込み量が変化するように構成されたガススプリング手段と、前記ガススプリング手段の両端部にそれぞれ設けられた滑車手段と、前記枠手段に一端部が接続され、前記ガイドレール手段又は前記ガススプリング手段に他端部が接続され、前記滑車手段を介して前記押し込み方向に沿って反転案内されるように設けられたワイヤ手段とから構成されることにある。
これは、荷重付与手段の構成を具体的にしたものであり、伸縮手段がシリンダチューブ手段とピストンロッド手段を備えたガススプリング手段で構成され、この両端部に滑車手段が設けられ、線状手段がワイヤ手段で構成され、このワイヤ手段の一端が移動可能な枠手段に、他端が移動しないガイドレール手段又はガススプリング手段に接続されている。
本発明の開閉体装置の第4の特徴は、前記第1の特徴において、2本以上で構成された前記ガイドレール手段間の距離が変化した場合に、前記ガイドレール手段の長手方向に対して略垂直な方向に前記枠手段を移動させることによって前記距離の変化を吸収し、前記枠手段を全体的に前記ガイドレール手段に沿って移動させるように構成したことにある。
ガイドレール手段が2本以上で構成される場合、ガイドレール手段間の距離を正確に一定となるようにすることは困難なので、この発明では、枠手段をガイドレール手段の長手方向に対して略垂直な方向に移動可能とすることによって、ガイドレール手段間の距離の変化を吸収するようにしたものである。
本発明の開閉体装置の第5の特徴は、前記第1の特徴において、前記巻取手段に巻き取られた前記開閉体手段の外周部に接触することによって前記巻取手段に巻き取られた前記開閉体手段の巻取り径の変化に応じて前記巻取手段の回転軸をスライド移動させると共に前記巻取手段の重量を支持するサポート手段を備えたことにある。
これは、開閉体手段が巻取手段に巻き取られ、その巻き取り量が大きくなると巻取手段及びそれに巻き取られた開閉体手段の重量が大きくなり、巻取手段がその重量によって撓むことになる。そこで、この発明では、巻取手段の回転軸をスライド移動させると共に開閉体手段の巻き取られた巻取手段の重量を支持するサポート手段を設けた。サポート手段は、巻取手段に巻き取られた開閉体手段の外周部に接触するように設けられているので、開閉体手段の巻き回された巻取手段の重量を支持すると共に巻き取られた開閉体手段の巻取り径が変化した場合に巻取手段の回転軸をスライド移動させている。これによって、巻き取られた開閉体手段の重量が大きくなっても、巻取手段がその重量によって撓むことを防止することができる。
本発明によれば、テラスなどを構成する枠体に沿って日除けや雨除けなどのために合成繊維製布地などの開閉体手段を容易に張設することができるという効果がある。
以下、添付図面に従って本発明に係る開閉体装置の好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態ではガススプリングを内蔵したガイドレールを備えた開閉体装置を例に説明する。
図2は、本発明に係る開閉体装置の外観の概略を示す斜視図であり、キャンバスが収納された状態を示す図である。図3は、図2において上部カバーを省略した図である。図4は、キャンバスが張設された状態を示す図である。なお、図4では、同じく上部カバーが省略してある。図5は、図2を下側から見た斜視図である。図6は、図2の開閉体装置を上側から見た図である。図7は、図6の側面図である。本発明に係る開閉体装置で採用した新しい点は、ガイドレールにガススプリングを内蔵し、このガススプリングの伸縮作用を利用してキャンバスに付勢力を与えるようにした点である。
この開閉体装置は、図2〜図7に示すように、例えば、店舗や住宅家屋などの建物のテラスなどの枠体に取り付けられるものである。取付ブラケット201は、全体的に長尺形状をしており、その中央部分がT字状の突起部を備え、このT字状の突起部にエンドブラケット202,203、巻取サポート204〜206、カバー支持枠207〜212がボルトとナットによって締め付け固定されている。この取付ブラケット201の左右両端近傍及び中央付近にはガススプリングの内蔵されたガイドレール301〜303がテラスなどの枠体に取り付けられる。ガイドレール301〜303の先端部にはキャップ304〜306が設けられ、その他端は取付ブラケット201に結合されている。
キャンバス支持前枠401は、ガイドレール301〜303の上面に沿って習動するように取り付けられている。図2〜図7には示してないが、ガイドレール301〜303の上面には、ガイドレール301〜303に沿ってスライド移動する移動枠体402〜404が設けられている。この移動枠体402〜404に対してキャンバス200を伸張させるような付勢力を作用させるガススプリングがガイドレール301〜303に内蔵されている。取付ブラケット201の左右及び中央にそれぞれ取り付けられたガイドレール301〜303の上面をスライド移動する移動枠体402〜404、すなわちキャンバス支持前枠401を常に前方に向かって伸張しようとする付勢力がこのガススプリングによって加えられるようになっている。このガススプリングの詳細について後述する。
キャンバス支持前枠401は、日除け又は雨覆いとなる合成繊維製布地のキャンバス200の一端側が取り付けられている。キャンバス200の他端側は、巻取パイプ213に巻き回されている。巻取パイプ213は、取付ブラケット201の両端部に取り付けられたエンドブラケット202,203に回動自在に支持されている。
巻取パイプ213は、中空パイプ形状をしている。開閉体装置が電動で開閉を行なう場合には、巻取パイプ213のいずれか一方の端部に、駆動源としての回転モータが内装されている。なお、回転モータは巻取パイプ213内にあるので図示していない。図では、回転モータの本体外側と巻取パイプ213の内側とが固定され、回転モータの出力軸がエンドブラケット202に回転しないようにボルトなどで固定されている。従って、回転モータが正方向に回転することによって、キャンバス200は繰り出されるように動作し、逆方向に回転することによってキャンバス200は巻き取られるように動作する。すなわち、回転モータを正逆方向に回転させることによって開閉体であるキャンバス200の開閉動作を制御している。巻取手段である巻取パイプ213を回転させるための駆動源としては、上述のモータ等による電動方式でも、その他の機構を介した手動方式でもよい。
カバープレートは、上部カバー501と左右両端の側カバー502,503とで構成される。上部カバー501は、後部側カバー501aと上部側カバー501bとに分割されており、それぞれがボルトとナットによって締め付け固定されている。同様に、後部側カバー501aはカバー支持枠207〜212にボルトとナットによって締め付け固定されている。側カバー502,503は、後部カバー501aにボルトとナットによって締め付け固定されている。従って、上部カバー501によって、巻取パイプ213とこれに巻回されたキャンバス200を上方より覆い、かつ、左右両端の側カバー502,503にて左右の外側面側を覆うようになっている。なお、この上部カバー501は、左右幅方向に長尺なことからそのたわみを防止するために、複数のカバー支持枠207〜212がそれぞれの略中間位置に設けられ、後部側カバー501aを支持するようになっている。
図8は、ガススプリングの内蔵されたガイドレールの詳細構成を示す図であり、図8(A)は、ガススプリングの内蔵されたガイドレールの上面図であり、図8(B)はその側面図である。図9は、ガススプリングの詳細構成を示す図である。図10は、図9の端部付近を拡大して示す図である。図8は、図4に示すようにキャンバス支持前枠401がガイドレール301〜303の先端部に伸張された状態を示す。図では、ガススプリング800を実線で示し、これ以外にガイドレール301〜303等の構成については、点線で示してある。このガイドレール301〜303が店舗や住宅家屋などの建物のテラスなどの枠体に取り付けられる。
ガススプリング800は、密閉されたシリンダチューブ801内に高圧ガスとオイルが封じ込まれており、その一端から突出したピストンロッド802を押し込むことにより、荷重を発生させる機構となっている。この実施の形態では、ガススプリング800のシリンダチューブ801及びピストンロッド802の端部に、ワイヤ900を案内するためのガイドローラ901〜904がそれぞれ設けられている。ガイドローラ901,903は、シリンダチューブ801の端部に、ガイドローラ902,904はピストンロッド802の端部に、それぞれ設けられている。ワイヤ900の一端は、接続部材905のロッド部に巻回接続されている。接続部材905と移動枠体402〜404とは、ガイドレール301〜303の側面に設けられたスリットを介してボルトとナットで結合されている。
接続部材905に接続されたワイヤ900は、ガイドローラ901を介してガイドローラ902に向かうワイヤ900aとして反転案内される。ガイドローラ902では、ワイヤ900aがガイドローラ903に向かうワイヤ900bとして反転案内される。ガイドローラ903では、ワイヤ900bがガイドローラ904に向かうワイヤ900cとして反転案内される。ガイドローラ904では、ワイヤ900cがワイヤ保持部906に向かうワイヤ900dとして反転案内される。すなわち、ワイヤ900は、ガイドローラ901〜904で順次反転案内されて、ワイヤ保持部906に接続される。従って、キャンバス200が回転モータによって巻取パイプ213に巻き取られると、キャンバス支持前枠401すなわち接続部材905はガイドローラ901からガイドローラ902,904側に向かって移動することになる。この移動に伴ってワイヤ900が引っ張られることによって、ガススプリング800のピストンロッド802がシリンダチューブ801に押し込まれる。このときの押し込まれる量は、接続部材905の移動量の約4分の1に相当する長さとなる。従って、図示のように、ガススプリング800の押し込まれる量がガイドレール301〜303の長さに対して3分の1程度であれば、十分にキャンバス200をガイドレール301〜303に沿って移動させることができる。
図11は、キャンバス支持前枠と移動枠体とガイドレールとの関係を示す拡大図である。図11(A)は、図8(A)の一部を拡大して図であり、図11(B)は、図8(B)の一部を拡大した図である。図11(A)及び(B)では、キャンバス支持前枠401の左右に設けられるカバー401a及び移動枠体402を点線で示し、図11(A)では、移動枠体402を点線で示してある。キャンバス支持前枠401は、第1空洞部401cと第2空洞部401dを備えた1ピースで構成されている。移動枠体402は、ガイドレール301〜303の側面に設けられたスリットを介して接続部材905にボルトとナットで結合されている。キャンバス支持前枠401のキャンバス側には、キャンバス200の端部200aを挿入することによってキャンバス200を保持する保持部434を有する。これによって、キャンバス支持前枠401の移動に伴って、接続部材905が移動する。
なお、キャンバス支持前枠401がガイドレール301〜303に沿って移動する場合に、ガイドレール301〜303の設置間隔や設置角度が一定でない場合がある。このような場合に、キャンバス支持前枠401全体を移動枠体402〜404に沿ってガイドレール301〜303とほぼ垂直な方向にスライド移動するようにしている。すなわち、移動枠体402には、スライドロッド402aが取り付けられている。キャンバス支持前枠401には、このスライドロッド402aが嵌合して、スライドすることができるような円筒部を全長に渡って備えているので、ガイドレール301〜303の設置間隔や設置角度が一定でない場合でも、このスライドロッド402aが円筒部を移動することによって、設置間隔や設置角度の変動誤差を吸収することができるようになっている。なお、スライドロッド402aには、ボルトロッド402bが埋め込まれており、このボルトロッド402bが移動枠体402にボルト402cで固定されている。
図12は、取付ブラケット201に取り付けられる巻取サポート204〜206の詳細構成を示す図である。この巻取サポート204〜206は、取付ブラケット201の両側に設けられたエンドブラケット202,203と共に協働してキャンバス200の安定した巻取動作を実現している。図12(A)は、巻取パイプ213とエンドブラケット202との関係を示す図であり、図12(B)は、巻取サポート204〜206と巻取パイプ213との関係を示す図であり、図12(C)は、巻取パイプ213とエンドブラケット203との関係を示す図である。図12(A)〜(C)は共にエンドブラケット202側からエンドブラケット203側を見た図である。
図12(A)に示すように、エンドブラケット202には、横方向にスライド移動する移動体202aが設けられている。エンドブラケット202は、両端が半円形をした長方形状の開口部202bを備えている。移動体202aは、この開口部202b内をスライド移動可能な開口部202bと相似形をしている。回転モータの出力軸は、回転しないように移動体202aに2箇所ボルトなどで固定されている。一方、図12(C)に示すように、エンドブラケット203には、巻取パイプ213の回転軸213cがスライド移動可能な楕円形状の開口部203bを備えている。図12では、キャンバス200が巻取パイプ213に巻き取られた状態をキャンバス213aとして実線で示し、キャンバス200が伸張した状態をキャンバス213bとして点線で示している。
従って、図12(B)に示すように、巻取パイプ213にキャンバス200が巻き取られたり、巻き戻されることによって、巻取パイプ213の巻取り径は変化する。このときに、キャンバス200には常に伸張する方向の付勢力がかかっているので、図12(B)に示すように、巻取サポート204〜206とキャンバス213a,213bとは常に接触する状態にある。例えば、巻き取られた状態のキャンバス213aでは、移動体202a及び回転軸213cは実線に示すような位置にあるが、伸張したキャンバス213bでは、移動体202a及び回転軸213cは点線のような位置に移動する。これは、巻取サポート204とキャンバス213a,213bの外周とが常に同じ位置で接触しているからである。キャンバス213aのようにキャンバス200が巻き取られた状態の巻取パイプ213の重量は、比較的大きくなるので、巻取パイプ213自体がキャンバス213aの重量によって撓むことがある。ところが、この実施の形態のように、巻取パイプ213の回転軸213cをスライド移動可能とし、キャンバス213a,213bの外周が巻取サポート204に常に接触するようにすることによって、キャンバス213aのように巻取パイプ213の重量が大きくなった場合でも、巻取サポート204がその巻取パイプ213の重量を支持するので、巻取パイプ213の撓みを防止することができる。
巻取サポート204〜206は、図12に示すように、キャンバス213aの外周に沿った略4分の1円形状をしたものであり、キャンバス213aとの接触部に複数のコロ部材を備え、このコロ部材がキャンバス213aと接触して回転するようになっている。このように巻取サポート204〜206を略4分の1円形状にすることによって、巻取パイプ213の回転軸213cを図12に示すように横方向にスライド移動すると共に巻取パイプ213の重量をより有効に支持することができる。なお、コロ部材を設けないで巻取サポート204〜206のキャンバス213aとの接触部に滑らかな滑り部材を用いるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、開閉体手段として、キャンバス等のスクリーン状のものを用いる場合について説明したが、ネット状のものやすだれ状のもの等でもよい。また、上述の実施の形態では、ガススプリング800の両端にそれぞれガイドローラ901〜904を設ける場合について説明したが、ガイドローラの数は、ガイドレールの長さに応じて適宜決定してもよい。ガススプリングに代えて、同様の作用をする伸縮手段を用いてもよい。ガススプリングは、ガイドレールに内蔵する場合について説明したが、内蔵ではなくガイドレールに外付けしてもよい。上述の実施の形態では、ガイドレールが3本の場合について説明したが、ガイドレールの本数は1本でも2本でもこれ以上でもよく、キャンバスの大きさに応じて適宜変更可能である。上述の実施の形態では、キャンバスを巻き取ることによって、伸縮手段が縮むようになっているが、逆に、キャンバスを巻き取るときに、伸縮手段が伸びるように構成してもよい。上述の実施の形態では、巻取サポート204によって、移動体202a及び回転軸213cが横方向に移動する場合について説明したが、移動体202a及び回転軸213cの移動方向は斜め方向でも垂直方向でもよい。すなわち、巻取サポート204がキャンバス213aとどのような角度で接触するかによって、その重量を支持する度合が変化するので、移動体202a及び回転軸213cの移動方向をそれに応じて斜め方向や垂直方向に設定することができる。
従来のオーニング装置の構成を示す概略図である。 本発明に係る開閉体装置の外観の概略を示す斜視図であり、キャンバスが収納された状態を示す図である。図3は、図4は、なお、図4では、同じく上部カバーが省略してある。図5は、図6は、図7は、 図2において上部カバーを省略した図である。 キャンバスが張設された状態を示す図である。 図2を下側から見た斜視図である。 図2の開閉体装置を上側から見た図である。 図6の側面図である。 ガススプリングの内蔵されたガイドレールの詳細構成を示す図であり、図8(A)は、ガススプリングの内蔵されたガイドレールの上面図であり、図8(B)はその側面図である。 ガススプリングの詳細構成を示す図である。 図9の端部付近を拡大して示す図である。 キャンバス支持前枠と移動枠体とガイドレールとの関係を示す拡大図である。 取付ブラケットに取り付けられる巻取サポートの詳細構成を示す図である。
符号の説明
200…キャンバス
201…取付ブラケット
202,203…エンドブラケット
204〜206…巻取サポート
207〜212…カバー支持枠
213…巻取パイプ
301〜303…ガイドレール
304〜306…キャップ
401…キャンバス支持前枠
402〜404…移動枠体
501…上部カバー
501a…後部側カバー
501b…上部側カバー
502,503…側カバー
207〜212…カバー支持枠
800…ガススプリング
801…シリンダチューブ
802…ピストンロッド
900,900a,900b,900c,900d…ワイヤ
901〜904…ガイドローラ
905…接続部材
906…ワイヤ保持部

Claims (5)

  1. 少なくとも一本のガイドレール手段と、
    前記ガイドレール手段に沿って移動するように設けられた枠手段と、
    前記枠手段に一端が固定された開閉体手段と、
    前記開閉体手段の他端部が固定され、前記開閉体手段を巻き取ったり、巻き戻したりする巻取手段と、
    前記開閉体手段が前記巻取手段によって巻き取られる方向とは反対向の荷重を前記枠手段にかける荷重付与手段とからなる開閉体装置において、
    前記荷重付与手段は、
    高圧ガスとオイルの封じ込まれたシリンダチューブ手段と、このシリンダチューブ手段の一端から突出するように設けられたピストンロッド手段とから構成されるガススプリング手段であって、前記ピストンロッド手段にかけられる荷重に応じてその押し込み量を変化させて全体の長さを伸縮させるガススプリング手段と、
    前記ガススプリング手段の前記シリンダチューブ手段及びピストンロッド手段の端部にそれぞれ設けられた複数の滑車手段と、
    前記枠手段に一端部が接続され、前記ガイドレール手段又は前記ガススプリング手段に他端部が接続され、前記滑車手段を介して前記ピストンロッド手段の押し込まれる方向に沿って複数回反転案内されるように設けられたワイヤ手段とから構成され、
    前記ガススプリング手段、前記滑車手段及び前記ワイヤ手段によって前記開閉体手段が前記巻取手段によって巻き取られる方向とは反対方向の荷重を前記枠手段にかけるようにし、前記巻取手段が前記開閉体手段を巻き取ったり、巻き戻したりすることによって前記開閉体手段の開閉状態を制御するようにしたことを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1において、前記複数の滑車手段は、前記枠手段の一端部であって前記巻き取られる方向とは反対方向側に接続された前記ワイヤ手段を、前記巻き取られる方向に反転させる第1のガイドローラ手段と、前記第1のガイドローラ手段によって反転された前記ワイヤ手段を前記巻き取られる方向とは反対方向に反転させる第2のガイドローラ手段と、前記第2のガイドローラ手段によって反転された前記ワイヤ手段を前記巻き取られる方向に反転させる第3のガイドローラ手段と、前記第3のガイドローラ手段によって反転された前記ワイヤ手段を前記巻き取られる方向とは反対方向に反転させる第4のガイドローラ手段とから構成され、
    前記第1及び第3のガイドローラ手段は前記枠手段側の前記シリンダチューブ手段の端部側に設けられ、前記第2及び第4のガイドローラ手段は前記ピストンロッド手段の端部側に設けられ、前記第4のガイドローラ手段によって反転された前記ワイヤ手段は前記枠手段側の前記シリンダチューブ手段の端部側に設けられることを特徴とする開閉体装置。
  3. 請求項1において、前記ガススプリング手段の前記ピストンロッド手段が前記シリンダチューブ手段内に押し込まれる量は、前記ガイドレール手段の長さに対して3分の1程度としたことを特徴とする開閉体装置。
  4. 請求項1、2又は3において、2本以上で構成された前記ガイドレール手段間の距離が変化した場合に、前記ガイドレール手段の長手方向に対して略垂直な方向に前記枠手段をスライド移動させることによって前記距離の変化を吸収し、前記枠手段を全体的に前記ガイドレール手段に沿って移動させるように構成したスライド移動手段を設けたことを特徴とする開閉体装置。
  5. 請求項1、2、3又は4において、前記巻取手段に巻き取られた前記開閉体手段の外周部に接触することによって前記巻取手段に巻き取られた前記開閉体手段の巻取り径の変化に応じて前記巻取手段の回転軸をスライド移動させると共に前記巻取手段の重量を支持するサポート手段を備えたことを特徴とする開閉体装置。
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