JP4758083B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録ヘッドからインク滴を吐出して記録媒体に印字を行うインクジェット記録装置に係り、詳細には、記録媒体の搬送方向と直交する方向に沿って多数のインク吐出口を配列した記録媒体幅対応の非走査型の記録ヘッドにより、記録媒体を連続搬送しつつ印字を行うインクジェット記録装置に関する。
記録ヘッドからインク滴を吐出して記録媒体に印字を行うインクジェット記録装置では、記録媒体を搬送しながらその搬送方向と直交する方向へ記録ヘッドを往復移動させて1ラインずつ印字を行うシリアルスキャンと呼ばれる印字方式が主にパーソナルユースで広く使用されている。また近年では、記録媒体の搬送方向と直交する方向(幅方向)に沿って多数のインク吐出口(ノズル)を配列した記録媒体幅対応の非走査型の記録ヘッドを用い、記録媒体を連続搬送しつつ印字を行うことにより、印字速度を向上させてオフィスユースにも対応可能とした、いわゆるフルラインヘッド式のインクジェット記録装置が製品化されている。
このようなフルラインヘッド式のインクジェット記録装置では、記録媒体の幅方向の画像解像度が記録ヘッドのノズルピッチに依存するため高解像度化しにくく、また、ノズルに1つでも不良があると画質を著しく低下させてしまう欠点がある。そこで、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向へ移動させることにより(例えば、特許文献1及び2参照)、あるいは、幅方向においてノズルの配置を異ならせた複数の記録ヘッド(ラインヘッド)を記録媒体の搬送方向に沿って配設することにより(例えば、特許文献3参照)、記録媒体の幅方向における画像解像度を向上させるとともに、不良ノズルによって生じる画像の欠陥を目立たないようにする技術が提案されている。
特開2003−62989号公報 特開平11−254665号公報 特開2000−6389号公報
図8に、上記の特許文献1及び2の技術にあるような記録媒体幅対応の非走査型記録ヘッドにより、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動させて、記録媒体1枚分(1ページ分)の印字を2回に分けて行い画像を記録する例を示す。
図8に示される記録ヘッド100は、用紙Pの搬送方向(矢印Y方向)と直交する方向(矢印X方向)に沿ってn個のノズル102が配列されており、そのノズル配列方向の長さ:H5(ヘッド幅)が、印字可能な最大サイズの用紙Pの最大印字幅:Lよりも距離S5だけ長くされている。
この記録ヘッド100では、記録ヘッド100を用紙Pの搬送方向と直交する方向に距離S5だけ移動させ位置を変更して用紙Pに印字を2回行うことにより、1枚の用紙Pに1ページ分の画像を所定の解像度で印字している。この2回行う印字の1回目で、記録ヘッド100は図8(A)の位置Aに配置され、その位置Aでは、記録ヘッド100の5〜n番目までのノズル102が用紙Pの最大印字幅(L)に対応して配置される。
1回目の印字では、画像の奇数ラインに奇数番号のノズル102を対応させ、偶数ラインに偶数番号のノズル102を対応させて印字を行う。すなわち、画像の奇数ラインの各ドットは、5、7、9・・・といった奇数番号のノズル102がインク滴をそれぞれ吐出して印字を行い、偶数ラインの各ドットは、6、8、10・・・といった偶数番号のノズル102がインク滴をそれぞれ吐出して印字を行う(図8(B)参照)。
1回目の印字が終了すると、記録ヘッド100は、用紙Pの搬送方向と直交する方向に距離S5だけ移動されて図8(A)の位置Bに配置され、その位置Bでは、記録ヘッド100の1〜(n−4)番目までのノズル102が用紙Pの最大印字幅(L)に対応して配置される。
2回目の印字では、画像の奇数ラインに偶数番号のノズル102を対応させ、偶数ラインに奇数番号のノズル102を対応させて印字を行う。すなわち、画像の奇数ラインの各ドットは、2、4、6・・・といった偶数番号のノズル102がインク滴をそれぞれ吐出して印字を行い、偶数ラインの各ドットは、1、3、5・・・といった奇数番号のノズル102がインク滴をそれぞれ吐出して印字を行う(図8(B)参照)。
このように、記録ヘッド100の位置を距離S5だけ変更し、画像の奇数及び偶数の各ラインに対応させて記録ヘッド100の所定のノズル102から所定のタイミングでインク滴を吐出することにより用紙Pに記録された画像は、各ドットD3が図8(B)に示されるように配列される。
しかし、上述したように記録媒体幅対応の非走査型記録ヘッドを移動させ位置を変更して印字を複数回行う構成の特許文献1及び2の技術では、記録ヘッドの幅寸法(H5)が、最大印字幅(L)に記録ヘッドの移動距離分(S5)を加えた寸法だけ必要となるため、記録ヘッドが最大印字幅よりも長くなり大型化する。また、最大印字幅以上のノズル数が必要となるため、記録ヘッドの製造コスト、及び、インクの吐出を制御するヘッド制御部のコストが増加してしまう。さらに、装置内における記録ヘッドの幅方向外側には、最大印字幅に対して外側へはみ出した記録ヘッドの側端部が配置される、記録ヘッドの退避スペースを確保する必要があるため、装置全体も大型化する問題がある。
図9には、従来の記録媒体幅対応の非走査型記録ヘッドにより、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動させて、記録媒体1枚分(1ページ分)の印字を2回に分けて行いノズルピッチよりも高い解像度の画像を記録する例を示す。
図9に示される記録ヘッド110は、用紙Pの搬送方向(矢印Y方向)と直交する方向(矢印X方向)に沿ってn個のノズル112が所定のノズルピッチ:P6で配列されており、そのノズル配列方向の長さ:H6(ヘッド幅)が、印字可能な最大サイズの用紙Pの最大印字幅:Lよりも距離S6(=P6×1/2)だけ短くされている。
この記録ヘッド110では、記録ヘッド110を用紙Pの搬送方向と直交する方向に距離S6だけ移動させ位置を変更して用紙Pに印字を2回行うことにより、1枚の用紙Pに1ページ分の画像を高解像度で印字している。この2回行う印字の1回目で、記録ヘッド110は、図9(A)の位置Aに配置され、その位置Aでは、全てのノズル112が用紙Pの最大印字幅(L)に対応して図9(A)においては左寄りに配置される。
1回目の印字では、画像の奇数ラインのみを記録ヘッド110の全てのノズル112からインク滴をそれぞれ吐出して印字を行う(図9(B)参照)。
1回目の印字が終了すると、記録ヘッド110は、用紙Pの搬送方向と直交する方向に距離S6だけ移動されて図9(A)の位置Bに配置され、その位置Bでは、全てのノズル112が用紙Pの最大印字幅(L)に対応して図9(A)においては右寄りに配置される。
そして2回目の印字では、画像の偶数ラインのみを記録ヘッド110の全てのノズル112からインク滴をそれぞれ吐出して印字を行う(図9(B)参照)。
このように、記録ヘッド110の位置を変更し、記録ヘッド110の全てのノズル112から所定のタイミングでインク滴を吐出し画像の奇数ライン及び偶数ラインを2回に分けて印字することにより、用紙Pに記録された画像は、図9(B)に示されるように各ドットD4が配列されてノズルピッチのよりも高い解像度で画像形成される。
この記録媒体幅対応の非走査型記録ヘッドをノズルピッチ以下の距離(S6=P6×1/2)だけ移動させ位置を変更して印字を複数回行い画像の高解像度化を図る場合は、記録ヘッドの幅寸法(H6)を最大印字幅(L)とほぼ等しくできるため、図8に示した記録ヘッド100の場合のようにヘッド及び装置が大型化されることに対する影響は少ない。
ただし、記録ヘッドの移動距離が微小であるため、インク吐出不良やインク吐出特性のバラツキが起きると、それによって画像に生じるスジ状の欠陥が目立ち、前述したように画質を著しく低下させてしまう問題がある。
図9では、記録ヘッド110の3番目のノズル112のインク吐出量が少ない場合を例示しており、この場合、3番目のノズル112による2回の印字で形成された隣接する2列のドットD4(図9(B)のA3及びB3)は濃度が共に低下するため、その濃度低下部が太いスジ状となって画像に現れ画質の低下を招いている。
一方、記録ヘッドを移動させる替わりに、ノズルの配置が異なる複数の記録ヘッドを固定的に搭載した構成の特許文献3の技術では、高解像度化や画像欠陥の補正精度の向上を進めると、それに伴い記録ヘッドの必要数や1つの記録ヘッドに設けるノズル数が増加することになるため、やはり記録ヘッドのコストアップと装置の大型化を招く問題がある。
本発明は上記事実を考慮して、記録ヘッド及び装置全体の大型化を抑えつつ、高解像度及び高品質の画像を高速で印字することができるインクジェット記録装置を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、記録媒体の搬送方向と直交する方向に沿って配列された複数のインク吐出口が所定数ずつグループ化した複数のインク吐出口群を備えたノズル形成面を備え、1個では印字可能な最大サイズの記録媒体の最大印字幅より短くされ、2個並べることで印字可能な最大サイズの記録媒体の最大印字幅の略全域をカバーし、同一色のインク滴を前記インク吐出口から吐出して記録媒体に同一色の印字を行うと共に一方に設けられた複数の前記ノズル形成面同士の配列ピッチがインク吐出口の配列方向における前記ノズル形成面の長さの2倍に設定されている記録ヘッドと、2個の前記記録ヘッドをそれぞれ前記搬送方向と直交する方向へ移動可能に支持する支持手段と、2個の前記記録ヘッドを前記搬送方向と直交する方向へ前記最大印字幅の範囲内でそれぞれ個別に移動させる移動手段と、を有し、一方の前記記録ヘッドに設けられた前記ノズル形成面と、他方の前記記録ヘッドに設けられた前記ノズル形成面とが、前記搬送方向から見て重ならない第1の位置に一方及び他方の前記記録ヘッドを配置して、前記インク吐出口によって印字される被印字面が前記記録ヘッドと対向する位置を最初に通過したときに被印字面に最初の印字を行い、前記第1の位置とは異なると共に、一方の前記記録ヘッドに設けられた前記ノズル形成面と、他方の前記記録ヘッドに設けられた前記ノズル形成面とが、前記搬送方向から見て重ならない第2の位置に、2個の前記記録ヘッドを前記移動手段によって夫々移動させ、前記被印字面が再度前記記録ヘッドと対向する位置を通過するときに、最初の印字位置とは異なる位置に印字することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、同一色のインク滴を複数のインク吐出口から吐出し記録媒体に同一色の印字を行う2個の記録ヘッドは、記録媒体の搬送方向と直交する方向に沿って配列された複数のインク吐出口が所定数ずつグループ化した複数のインク吐出口群を備えたノズル形成面を備え、1個では印字可能な最大サイズの記録媒体の最大印字幅より短くされると共に、2個個並べることで印字可能な最大サイズの記録媒体の最大印字幅の略全域をカバーし、同一色のインク滴をインク吐出口から吐出して記録媒体に同一色の印字を行う。
そして、一方の記録ヘッドに設けられたノズル形成面と、他方の記録ヘッドに設けられたノズル形成面とが、搬送方向から見て重ならない第1の位置に一方及び他方の記録ヘッドを配置して、インク吐出口によって印字される被印字面が記録ヘッドと対向する位置を最初に通過したときに被印字面に最初の印字を行う。
さらに、第1の位置とは異なると共に、一方の記録ヘッドに設けられたノズル形成面と、他方の記録ヘッドに設けられたノズル形成面とが、搬送方向から見て重ならない第2の位置に、2個の記録ヘッドを移動手段によって夫々移動させる。そして、被印字面が再度記録ヘッドと対向する位置を通過するときに、最初の印字位置とは異なる位置に印字する。
この印字動作では、最大印字幅全域をカバーするよう各々所定の位置に配置された非走査型の各記録ヘッドによって印字が行われるため、例えば記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向へ往復移動(走査)させて1ラインずつ印字を行う印字方式等に対し、各記録ヘッドをそのように走査することはないため印字速度を向上することができる。
また、移動手段によって移動させる各記録ヘッドの移動範囲は最大印字幅の範囲内であるため、例えば、装置内における記録ヘッドの幅方向外側に、記録ヘッドの側端部が配置される退避スペースを確保する必要はなく、これにより、装置全体が大型化することを抑制できる。
また、各記録ヘッドを移動手段によって記録媒体の搬送方向と直交する方向へ個別に移動させる構成であるため、例えば、各記録ヘッドを所定距離移動させ各記録ヘッドの位置を変えて複数回印字を行うことにより、インク吐出口の配列ピッチよりも高い解像度の画像が印字可能となり、解像度を向上させることができる。
また、同一色の印字を行う記録ヘッドを複数設け、各記録ヘッドを移動手段によって最大印字幅の範囲内を移動させる構成であるため、例えば、各記録ヘッドを所定距離移動させ各記録ヘッドの位置を変更して記録媒体に対し複数回印字を行うことにより、特定の記録ヘッドにおける特定のインク吐出口でインク吐出不良が起きた場合でも、それによって生じる画像の欠陥が目立たないよう補正することができる。
このように、本発明のインクジェット記録装置では、記録ヘッド及び装置全体の大型化を抑えつつ、高解像度及び高品質の画像を高速で印字することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1のインクジェット記録装置において、前記ノズル形成面は、停止された2個の前記記録ヘッドをインク吐出口形成面側から見て2個の前記記録ヘッドに千鳥状に配置される。
請求項2に記載の発明では、例えば、記録ヘッドに複数のインク吐出口がその配列方向に沿って連続的に設けられるような構成に比べて、1つの記録ヘッドに設けるインク吐出口の総数を少なくすることができるため、記録ヘッドの製造が容易となってコストを更に低減でき、インクの吐出を制御するヘッド制御部のコストも低減することができる。また、1つの記録ヘッドを、インク吐出口群毎に分割した小型の単位記録ヘッドを複数連結して形成することも可能であり、そのような構成を採ることで記録ヘッドの生産性を良好にできる。
本発明のインクジェット記録装置は上記構成としたので、記録ヘッド及び装置全体の大型化を抑えつつ、高解像度及び高品質の画像を高速で印字することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示されるように、本実施形態のインクジェット記録装置10はインクジェット記録装置本体12を備え、インクジェット記録装置本体12の下部に、用紙Pが束状に積層されて収納される給紙トレイ14が配置されている。
給紙トレイ14の先端部の上方には、円柱状のピックアップローラ16が配置されている。このピックアップローラ16は、給紙トレイ14内に収納され図示しない積載板により上方へ付勢された用紙P上面の先端側に圧接しており、インクジェット記録装置10による印字動作で所定方向へ所定量回転されることにより、給紙トレイ14内から最上部の用紙Pを1枚取り出す。
給紙トレイ14の上方には、給紙トレイ14の先端部(ピックアップローラ16の用紙Pとの圧接部)付近から上方へ略S字状に湾曲して延出され、インクジェット記録装置本体12の上部に設けられた排紙トレイ18に至る搬送路20が設けられている。
搬送路20には、給紙トレイ14のほぼ真上に略水平に配置されて直線状に延出された水平搬送路部22が設けられており、この水平搬送路部22の中間位置付近における上側に、インクジェット記録装置本体12の略中央に位置して中間転写ドラム24が設けられている。また、水平搬送路部22の中間位置付近における下側には、中間転写ドラム24に対向して圧接ローラ26が配置されており、圧接ローラ26は、基端部を回動中心として先端側が揺動可能とされた圧接ローラ支持アーム28の先端部に取り付けられ、圧接ローラ支持アーム28の揺動により中間転写ドラム24に圧接及び離間可能とされている。
これらの中間転写ドラム24と圧接ローラ26の間が、水平搬送路部22を上流側から下流側へ(図1の左方向へ)搬送される用紙Pに対し中間転写ドラム24から画像が転写されて印字が行われる印字位置(画像転写位置)30とされている。
搬送路20には、印字位置30よりも用紙Pの搬送方向上流側に、一対の円柱状の搬送ローラ32、34からなる搬送ローラ対36が複数配置されている。搬送路20における印字位置30よりも上流側では、この複数の搬送ローラ対36によって、給紙トレイ14からピックアップローラ16によって取り出された用紙Pが搬送路20に沿って印字位置30まで搬送され、中間転写ドラム24と圧接ローラ26の間に送り込まれる。
搬送路20の印字位置30よりも用紙Pの搬送方向下流側には、外周層がゴム等の弾性材料により形成された円柱状の弾性ローラ38、及び、外周面に軸方向へ延在する山形の突起部が周方向に沿って連続的に形成されると共に、突起部の表面に撥液性を有するコーティング層が成膜された拍車ローラ40で一対とされた搬送ローラ対42が複数配置されている。搬送路20における印字位置30よりも下流側では、この複数の搬送ローラ対42によって、画像記録済みの用紙Pが搬送路20に沿ってインクジェット記録装置本体12の上部に搬送され、排紙トレイ18に排出される。
中間転写ドラム24は、インクジェット記録装置10による印字動作で、回転支軸44を中心に右回り(図1では時計回り)に回転するよう制御される。この中間転写ドラム24の上側には、ドラムの周方向に沿って中間転写ドラム24の回転方向下流側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(B)の4色のインク滴をそれぞれ中間転写ドラム24の表面に吐出しドラム表面にカラー画像を形成する記録ヘッドユニット50Y、50M、50C、50Bがドラム表面に近接して配置されている。さらに、黒色の記録ヘッドユニット50Bと印字位置30との間には、印字位置30での用紙Pへの画像転写後に中間転写ドラム24の表面に付着している残留インクを除去するクリーナ58がドラム表面に接離可能に設けられている。
また、インクジェット記録装置本体12には、イエロー、マゼンタ、シアン及び黒の4色のインク滴をそれぞれ貯溜するインクタンク60Y、60M、60C、60Bが設けられており、記録ヘッドユニット50Y、50M、50C、50Bには、これらのインクタンク60Y、60M、60C、60Bから図示しない配管を通して各色のインクが供給される。
図1に示されるように、各色の記録ヘッドユニット50Y、50M、50C、50Bには、記録ヘッド51が2本ずつ(記録ヘッド51YA、51YB、記録ヘッド51MA、51MB、記録ヘッド51CA、51CB、及び、記録ヘッド51BA、51BB)設けられている。これらの記録ヘッド51MA〜51BBは、図2に示されるように中間転写ドラム24の軸方向に沿って延出された長尺の非走査型のラインヘッドとされており、全て同一構成とされている。
記録ヘッド51MA〜51BBは、インク滴を吐出するノズルが形成されたノズル形成面52が中間転写ドラム24の表面に向けられるとともに、その中間転写ドラム24の表面と所定距離(0.2mm〜2mm程度)だけ離されて配置されている。
これらの記録ヘッド51MA〜51BBは、図3に示されるように、両側端部に設けられた一対のシャフト62がそれぞれリニアベアリング64を介してインクジェット記録装置本体12のフレーム66に支持され、用紙Pの搬送方向(矢印Y方向)と直交する方向(矢印X方向)へ個別に移動可能とされている。さらに、記録ヘッド51MA〜51BBの一方のシャフト62はアクチュエータ68に連結されており、このアクチュエータ68の駆動により、記録ヘッド51MA〜51BBは矢印X方向へ移動して位置が変更される。
図4(A)には、記録ヘッド51MA〜51BBをノズル形成面52側から見た図が示されている。
図4(A)に示されるように、記録ヘッド51MA〜51BBは、ノズル形成面52に用紙Pの搬送方向(矢印Y方向)と直交する方向(矢印X方向)に沿って複数のノズル54が配列されており、そのノズル配列方向の長さ:H1(ヘッド幅)が、印字可能な最大サイズ(例えばA4サイズ)の用紙Pの最大印字幅:Lよりも距離S1だけ短くされている。また、上述したスライド機構及びアクチュエータ68により、用紙Pの搬送方向と直交する方向へ個別に移動可能とされた記録ヘッド51MA〜51BBは、最大印字幅(L)の範囲内を移動するよう移動範囲が設定されている。
各色の記録ヘッドユニットでは、一方の記録ヘッド(記録ヘッド51YA、51MA、51CA、51BA)に形成されたノズル54と、他方の記録ヘッド(記録ヘッド51YB、51MB、51CB、51BB)に形成されたノズル54を合計した1色の記録ヘッドユニット当たりのノズル総数はn個とされている。また、1つの記録ヘッドでは、n×1/2個設けられたノズル54が、ノズル54を4つずつグループ化した複数のノズル群56によって構成されており、1つのノズル群56では、4つ設けられたノズル54のノズルピッチがP1に設定されている。このノズル群56のノズル配列方向における長さ:H2は上記の距離S1と同じに設定され、ノズル群56同士の配列ピッチはノズル群56の長さ(H2)の2倍(H2×2)に設定されている。
また、各色の記録ヘッドユニットにおける一方の記録ヘッドと他方の記録ヘッドは、インクジェット記録装置10の印字動作では互いに反対方向へ移動されて、図4(A)においてはそれぞれ最大印字幅(L)の範囲内の左端又は右端に配置され、最大印字幅(L)の全域をカバーする位置A又は位置Bに配置される。また、この位置A又は位置Bに配置された記録ヘッド51MA〜51BBをノズル形成面52側から見ると、記録ヘッド51MA〜51BBに設けられた各ノズル群56は、図4(A)に示されるように千鳥状に配置される。
次に、上記の構成とされた本実施形態のインクジェット記録装置10による印字動作(カラー画像形成動作)について説明する。
インクジェット記録装置10では、起動した際に圧接ローラ26及びクリーナ58が中間転写ドラム24から離間しており、印字ジョブが入力されて印字動作が開始されると、先ず中間転写ドラム24が所定の回転方向へ回転駆動する。この中間転写ドラム24の回転に同期して、記録ヘッドユニット50Y、50M、50C、50Bの記録ヘッド51MA〜51BBが作動し、記録ヘッド51MA〜51BBはインクタンク60Y、60M、60C、60Bから供給されたインクを所定のタイミングでノズル54から吐出する。
回転する中間転写ドラム24の表面には、記録ヘッド51MA〜51BBから吐出されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のインク滴が順次着弾され、これらのインク滴によって形成された各色の画像が重畳されカラー画像が形成される。
本実施形態のインクジェット記録装置10では、1枚の用紙Pに1ページ分の画像を所定の解像度で印字する際に、記録ヘッド51YA、51MA、51CA、51BAを中間転写ドラム24の回転方向(用紙Pの搬送方向)と直交する方向に最大印字幅(L)の範囲内で距離S1だけ移動させ、又、記録ヘッド51YB、51MB、51CB、51BBを記録ヘッド51YA、51MA、51CA、51BAとは反対方向に最大印字幅(L)の範囲内で距離S1だけ移動させて各記録ヘッドの位置を変更するとともに、中間転写ドラム24を2回転させ、上記の記録ヘッド51MA〜51BBによる中間転写ドラム24表面への印字を2回行うことにより、1ページ分の画像を形成する。
この2回行う印字の1回目で、記録ヘッド51MA〜51BBは、図4(A)の位置Aに配置される。位置Aでは、記録ヘッド51YA、51MA、51CA、51BAが図4(A)においては最大印字幅(L)の左端に、記録ヘッド51YB、51MB、51CB、51BBが図4(A)においては最大印字幅(L)の右端にそれぞれ配置され、その状態で、2本構成とされた各色の記録ヘッドの1〜nまでの全てのノズル54が用紙Pの最大印字幅(L)に対応して配置される。
そして中間転写ドラム24の1回転目に行う1回目の印字では、画像の奇数ラインに記録ヘッド51MA〜51BBの奇数番号のノズル54を対応させ、偶数ラインに記録ヘッド51MA〜51BBの偶数番号のノズル54を対応させて印字を行う。すなわち、画像の奇数ラインでは、記録ヘッド51MA〜51BBにおける1、3、5、7、9・・・といった奇数番号のノズル54がインク滴をそれぞれ吐出して1ドット置きに間引いて印字を行い、偶数ラインでは、2、4、6、8、10・・・といった偶数番号のノズル54がインク滴をそれぞれ吐出して1ドット置きに間引いて印字を行う(図4(B)参照)。
1回目の印字が終了すると、記録ヘッド51MA〜51BBは、それぞれ反対方向へ距離S1だけ移動されて図4(A)の位置Bに配置される。位置Bでは、記録ヘッド51YA、51MA、51CA、51BAが図4(A)においては最大印字幅(L)の右端に、記録ヘッド51YB、51MB、51CB、51BBが図4(A)においては最大印字幅(L)の左端にそれぞれ配置され、この状態でも、位置Aと同じく、2本構成とされた各色の記録ヘッドの1〜nまでの全てのノズル54が用紙Pの最大印字幅(L)に対応して配置される。
そして中間転写ドラム24の2回転目に行う2回目の印字では、画像の奇数ラインに記録ヘッド51MA〜51BBの偶数番号のノズル54を対応させ、偶数ラインに記録ヘッド51MA〜51BBの奇数番号のノズル54を対応させて印字を行う。すなわち、画像の奇数ラインでは、記録ヘッド51MA〜51BBにおける6、8、2、4、14、16、10、12・・・といった偶数番号のノズル54がインク滴をそれぞれ吐出して1回目の奇数ラインの印字で間引いた各ドットの印字を行い、偶数ラインでは、5、7、1、3、13、15、9、11・・・といった奇数番号のノズル54がインク滴をそれぞれ吐出して1回目の偶数ラインの印字で間引いた各ドットの印字を行う(図4(B)参照)。
このように、記録ヘッド51MA〜51BBの位置を距離S1だけ変更し、画像の奇数及び偶数の各ラインに対応させて記録ヘッド51MA〜51BBの所定のノズル54から所定のタイミングでインク滴を吐出することにより中間転写ドラム24の表面に形成された画像は、各ドットD1が図4(B)に示されるように配列される。
給紙トレイ14側では、この記録ヘッド51MA〜51BBによる中間転写ドラム24への印字に同期して、ピックアップローラ16が所定方向へ所定量回転し、給紙トレイ14に収容された用紙束から最上部の用紙Pを1枚取り出して搬送路20へ送り出す。取り出された用紙Pは、複数の搬送ローラ対36によって水平搬送路部22の上流側へ搬送され、上述した中間転写ドラム24上への画像形成後に、この用紙Pの先端が印字位置30の手前に差し掛かった所定のタイミングで、圧接ローラ支持アーム28は先端側を上昇させる方向へ揺動し、圧接ローラ26を中間転写ドラム24に圧接させる。
圧接ローラ26が中間転写ドラム24に圧接されると、圧接ローラ26は中間転写ドラム24の回転に伴って回転し、用紙Pは、この回転する中間転写ドラム24と圧接ローラ26の間に送り込まれる。そして用紙Pは、中間転写ドラム24と圧接ローラ26に挟持されつつ搬送され、この中間転写ドラム24と圧接ローラ26の間に設けられた印字位置30で、圧接ローラ26により中間転写ドラム24側へ加圧される。これにより、用紙Pの表面に中間転写ドラム24からカラー画像が転写されて記録される。
カラー画像が記録された用紙Pは、中間転写ドラム24及び圧接ローラ26の回転に伴い印字位置30から水平搬送路部22の下流側へ送り出され、複数の搬送ローラ対42によって搬送路20を通しインクジェット記録装置本体12の上部へ搬送され、排紙トレイ18に排出される。ここで、画像記録済みの用紙Pが複数の搬送ローラ対42によって搬送される際は、用紙Pの画像記録面と拍車ローラ40の接触面積が極めて小さくされ、さらに拍車ローラ40の突起部表面に撥液性を有するコーティング層が成膜されていることにより、用紙Pから拍車ローラ40へのインク転移が抑えられる。したがって、拍車ローラ40との接触により用紙Pの画像記録面にインクにじみが発生することが防止される。
中間転写ドラム24による1枚の用紙Pへの画像転写が終了すると、圧接ローラ支持アーム28は先端側を下降させる方向へ揺動して圧接ローラ26を中間転写ドラム24から離間させ、さらに、継続回転する中間転写ドラム24にクリーナ58が接触する。
用紙Pへの画像転写後に中間転写ドラム24の表面に残留している不要インクは、中間転写ドラム24が回転するのに伴いクリーナ58によってドラム表面から除去される。この中間転写ドラム24のクリーニング後には、クリーナ58が中間転写ドラム24から離間する。
以上により、インクジェット記録装置10によって1枚の用紙Pにカラー画像が記録される。ここで、印字ジョブが複数ページの印刷物を印字するものである場合には2ページ目以降の印字を継続して行うことになり、その場合、表面がクリーニングされた中間転写ドラム24はそのまま回転を続け、インクジェット記録装置10は、上述した動作を繰り返し、2枚目以降の用紙Pに対して同様にカラー画像を記録する。そして、印字ジョブに含まれる枚数分の印字が終了すると、インクジェット記録装置10はこの印字ジョブに対する印字動作を終了し、次の印字ジョブが既に入力されている場合には、その印字ジョブに対する印字処理を継続して行い、次の印字ジョブが入力されていない場合には、中間転写ドラム24を回転停止させて印字ジョブの入力を待つ待機状態となる。
次に、上述したインクジェット記録装置10による作用について説明する。
本実施形態のインクジェット記録装置10では、一対のシャフト62がそれぞれリニアベアリング64に支持されることにより用紙Pの搬送方向(中間転写ドラム24の回転方向)と直交する方向へそれぞれ移動可能とされた記録ヘッド51MA〜51BBは、印字動作で、アクチュエータ68により用紙Pの搬送方向と直交する方向へそれぞれ移動され、印字可能な最大サイズの用紙Pの最大印字幅(L)全域をカバーするよう各々所定の位置に配置されて、用紙Pの搬送方向と直交する方向に沿って配列された各々の複数のノズル54から各色のインク滴を吐出する。そして用紙Pには、回転に伴い記録ヘッド51MA〜51BBから吐出された各色のインク滴によって表面にカラー画像が形成される中間転写ドラム24を介し、そのカラー画像が中間転写ドラム24から転写されて印字される。
この印字動作では、最大印字幅(L)の全域をカバーするよう各々所定の位置に配置された非走査型の記録ヘッド51MA〜51BBによって印字が行われるため、例えば記録ヘッドを用紙Pの搬送方向と直交する方向へ往復移動(走査)させて1ラインずつ印字を行う印字方式等に対し、記録ヘッド51MA〜51BBをそのように走査することはないため印字速度を向上することができる。
また、記録ヘッド51MA〜51BBは、複数のノズル54の配列方向における長さ(H1)が、印字可能な最大サイズの用紙Pの最大印字幅(L)よりも短いため、小型化が可能となり製造コストを低減できる。さらに、アクチュエータ68によって移動させる記録ヘッド51MA〜51BBの移動範囲は最大印字幅(L)の範囲内であるため、インクジェット記録装置10が大型化することを抑制できる。
このように、本実施形態のインクジェット記録装置10では、記録ヘッド及び装置全体の大型化を抑えつつ、画像を高速で印字することができる。
また、本実施形態では、1つの記録ヘッドに設ける複数のノズル54を4個(所定数)ずつグループ化した複数のノズル群56によって構成し、各ノズル群56は、記録ヘッド51MA〜51BBをノズル形成面52側から見て記録ヘッド51MA〜51BBに千鳥状に配置しているため、例えば前述した従来の記録ヘッド100、110のように、複数のノズル102、112がその配列方向に沿って連続的に設けられるような構成に比べて、1つの記録ヘッドに設けるノズルの総数を少なくすることができる。これにより、記録ヘッドの製造が容易となってコストを更に低減でき、インクの吐出を制御するヘッド制御部のコストも低減することができる。また、1つの記録ヘッドを、ノズル群56毎に分割した小型の単位記録ヘッドを複数連結して形成することも可能であり、そのような構成を採ることで記録ヘッドの生産性を良好にできる。
また、本実施形態では、1つの記録ヘッドに設ける複数のノズル群56同士の配列ピッチをノズル54の配列方向におけるノズル群56の長さの2倍(整数倍)に設定しているため、例えば同一色の2本の記録ヘッドにおける一方の記録ヘッドが動作不良となった場合には、その動作不良となった記録ヘッドが印字を行う位置と相当する位置に、正常に動作する他方の記録ヘッドを移動させて印字を行うことにより、所望の画像を印字することが可能である。これにより、同一色の2本の記録ヘッドのうちの1本が動作不良となった場合でも、印字動作を停止させることなく継続して行うことができ、そのような記録ヘッドの動作不良に対応することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10において、記録ヘッドの構成及び動作を変更することにより、用紙Pに記録する画像を記録ヘッドのノズルピッチよりも高い解像度で印字するものであり、以下、第2の実施形態に係る記録ヘッドの構成及びその記録ヘッドを用いて行うインクジェット記録装置の印字動作について説明する。
図5(A)には、本実施形態に係る記録ヘッドをノズル形成面側から見た図が示されている。
図5(A)に示されるように、本実施形態の各色の記録ヘッド71YA、71YB、記録ヘッド71MA、71MB、記録ヘッド71CA、71CB、及び、記録ヘッド71BA、71BBは、ノズル形成面72に用紙Pの搬送方向(矢印Y方向)と直交する方向(矢印X方向)に沿って複数のノズル74が配列されており、そのノズル配列方向の長さ:H3(ヘッド幅)が、印字可能な最大サイズ(例えばA4サイズ)の用紙Pの最大印字幅:Lよりも距離S2だけ短くされている。
また、記録ヘッド71MA〜71BBは、第1の実施形態と同じスライド機構及びアクチュエータ68により、用紙Pの搬送方向と直交する方向へ個別に移動可能とされるとともに、最大印字幅(L)の範囲内を移動するよう移動範囲が設定されている。
各色の記録ヘッドユニットでは、第1の実施形態と同じく、一方の記録ヘッド(記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BA)に形成されたノズル74と、他方の記録ヘッド(記録ヘッド71YB、71MB、71CB、71BB)に形成されたノズル74を合計した1色の記録ヘッドユニット当たりのノズル総数はn個とされ、1つの記録ヘッドでは、n×1/2個設けられたノズル74が、ノズル74を4つずつグループ化した複数のノズル群76によって構成されており、1つのノズル群76では、4つ設けられたノズル74のノズルピッチがP2に設定されている。また、ノズル群76同士の配列ピッチは、ノズル群76のノズル配列方向における長さ:H4の2倍(H4×2)に設定されており、このH4と上記の距離S2の関係は、H4にノズルピッチ(P2)の1/2を加えた値が距離S2となるように設定されている(S2=H4+(P2×1/2))。
また、各色の記録ヘッドユニットにおける一方の記録ヘッドと他方の記録ヘッドは、第1の実施形態と同様に、インクジェット記録装置10の印字動作では互いに反対方向へ移動されて、図5(A)においてはそれぞれ最大印字幅(L)の範囲内の左側又は右側に配置される。ただし、本実施形態では、一方の記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BAは、上記の距離S2だけ移動されて最大印字幅内における左端又は右端に配置されるのに対し、他方の記録ヘッド71YB、71MB、71CB、71BBは、H4からノズルピッチ(P2)の1/2を引いた値の距離S3(S3=H4−(P2×1/2)=S2−P2)だけ移動されて、最大印字幅内における左端よりもノズルピッチの1/2だけ内側又は右端よりもノズルピッチの1/2だけ内側に配置される。したがって、この記録ヘッド71MA〜71BBは、最大印字幅(L)の略全域をカバーする図5(A)に示した位置A又は位置Bに配置される。また、位置A又は位置Bに配置された記録ヘッド71MA〜71BBをノズル形成面72側から見ると、記録ヘッド71MA〜71BBに設けられた各ノズル群76は、図5(A)に示されるように千鳥状に配置される。
次に、上記の構成とされた本実施形態の記録ヘッド71MA〜71BBを備えるインクジェット記録装置10により用紙Pに画像を記録する印字動作について説明する。
本実施形態では、1枚の用紙Pに1ページ分の画像を記録ヘッド71MA〜71BBのノズルピッチ(P2)よりも高い解像度で印字する際に、記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BAを中間転写ドラム24の回転方向(用紙Pの搬送方向)と直交する方向に最大印字幅(L)の範囲内で距離S2だけ移動させ、又、記録ヘッド71YB、71MB、71CB、71BBを記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BAとは反対方向に最大印字幅(L)の範囲内で距離S3だけ移動させて各記録ヘッドの位置を変更するとともに、中間転写ドラム24を2回転させ、上記の記録ヘッド71MA〜71BBによる中間転写ドラム24表面への印字を2回行うことにより、1ページ分の画像を形成する。
この2回行う印字の1回目で、記録ヘッド71MA〜71BBは、図5(A)の位置Aに配置される。位置Aでは、記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BAが図5(A)においては最大印字幅(L)の左端に、記録ヘッド71YB、71MB、71CB、71BBが図5(A)においては最大印字幅(L)の右側にそれぞれ配置され、その状態で、2本構成とされた各色の記録ヘッドの1〜nまでの全てのノズル74が用紙Pの最大印字幅(L)に対応して配置される。
そして中間転写ドラム24の1回転目に行う1回目の印字では、画像の奇数ラインのみを記録ヘッド71MA〜71BBの全てのノズル74からインク滴をそれぞれ吐出して印字を行う(図5(B)参照)。
1回目の印字が終了すると、記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BAは距離S2だけ、又、記録ヘッド71YB、71MB、71CB、71BBは距離S3だけそれぞれ反対方向へ移動されて図5(A)の位置Bに配置される。位置Bでは、記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BAが図5(A)においては最大印字幅(L)の右端に、記録ヘッド71YB、71MB、71CB、71BBが図5(A)においては最大印字幅(L)の左側にそれぞれ配置され、この状態でも、位置Aと同じく、2本構成とされた各色の記録ヘッドの1〜nまでの全てのノズル74が用紙Pの最大印字幅(L)に対応して配置される。
そして中間転写ドラム24の2回転目に行う2回目の印字では、画像の偶数ラインのみを記録ヘッド71MA〜71BBの全てのノズル74からインク滴をそれぞれ吐出して印字を行う(図5(B)参照)。
このように、記録ヘッド71MA〜71BBの位置を変更し、記録ヘッド71MA〜71BBの全てのノズル74から所定のタイミングでインク滴を吐出し画像の奇数及び偶数の各ラインを印字することにより、用紙Pに記録された画像の各ドットは、図5(B)に示されるように配列され、画像が高解像度に形成される。
以上により、本実施形態では、同一色の印字を行う記録ヘッドを2本ずつ設けてそれらをアクチュエータ68によって用紙Pの搬送方向と直交する方向へ個別に移動させる構成とし、そのアクチュエータ68によって、同一色のうちの一方の記録ヘッド51YA、51MA、51CA、51BAは距離S2だけ移動させ、他方の記録ヘッド51YB、51MB、51CB、51BBは距離S3だけ移動させ、各記録ヘッドの位置を変えて複数回印字を行うことにより、ノズルピッチ(P2)よりも高い解像度の画像が印字可能となり、解像度を向上させることができる。また、これにより、いずれかの記録ヘッドでノズル54にインク吐出不良が起きた場合でも、それによって生じる画像の欠陥が目立たないよう補正することができる。
図5では、同一色に2本ずつ設けられた記録ヘッドの一方(記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BA)で、3番目のノズル74のインク吐出量が少ない場合を例示している。この場合、3番目のノズル74による2回の印字で形成された2列のドットD4(5のA3及びB3)の濃度が低下しても、その濃度が低下した2列のドットD4は図示のように距離S2だけ離間されるため、それらの濃度低下部が画像に現れにくくなり、画質を向上できる。
このように、本実施形態のインクジェット記録装置では、記録ヘッド及び装置全体の大型化を抑えつつ、高解像度及び高品質の画像を高速で印字することができる。
また、本実施形態でも、第1の実施形態と同様の構成による同様の作用・効果が得られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態に係る記録ヘッドに適用するスライド機構を変更したものであり、以下、第3の実施形態に係る記録ヘッドのスライド機構の構成及びそのスライド機構による記録ヘッドの動作について図6を用いて説明する。なお、第3の実施形態では、図6に示したように、第1の実施形態の記録ヘッド51YA、51MA、51CA、51BA、及び、第2の実施形態の記録ヘッド71YA、71MA、71CA、71BAを記録ヘッド78Aとし、第1の実施形態の記録ヘッド51YB、51MB、51CB、51BB、及び、第2の実施形態の記録ヘッド71YB、71MB、71CB、71BBを記録ヘッド78Bとして説明する。
図6に示されるように、同一色のインク滴を吐出する2本の記録ヘッド78A、78Bは、第1の実施形態と同様に、両側端部に設けられた一対のシャフト62がそれぞれリニアベアリング64を介してインクジェット記録装置本体12のフレーム66に支持され、用紙Pの搬送方向(矢印Y方向)と直交する方向(矢印X方向)へ個別に移動可能とされている。
記録ヘッド78A、78Bの一側方には、アクチュエータ68が1つだけ配置されている。このアクチュエータ68の駆動シャフト80は、記録ヘッド78Aと記録ヘッド78Bの間に配置されて、記録ヘッド78A、78Bの中央部付近(印字幅の中間付近)まで記録ヘッド78A、78Bと平行に延出されている。駆動シャフト80の先端部には、図示しないステッピングモータが取り付けられており、このステッピングモータの回転軸82にはピニオンギア84が取り付けられている。
また、記録ヘッド78A、78Bのそれぞれの対向面における中央の所定範囲には、ラック部86A、86Bが形成されており、上記のピニオンギア84は、このラック部86A、86Bに噛み合っている。
以上の構成により、本実施形態では、ステッピングモータが回転駆動すると、回転軸82に取り付けられたピニオンギア84が回転し、記録ヘッド78A、78Bは互いに反対方向へ移動してそれぞれ位置が変更される。また、アクチュエータ68が駆動して駆動シャフト80を矢印X方向へ移動させると、その駆動シャフト80の移動に連動して、記録ヘッド78A、78Bは同じ方向へ移動する。
このように、駆動源(移動手段)としてアクチュエータ68及びステッピングモータを用い、ラック&ピニオンを組み合わせた構成のスライド機構によっても、記録ヘッド78A、78Bを互いに反対方向へ移動させたり、同じ方向へ移動させてそれぞれの位置を変更することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第1及び第2の実施形態に係る記録ヘッドに適用するスライド機構を第3の実施形態とは異なる構成に変更したものであり、以下、第4の実施形態に係る記録ヘッドのスライド機構の構成及びそのスライド機構による記録ヘッドの動作について図7を用いて説明する。なお、この第4の実施形態では、第3の実施形態と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、記録ヘッド78A、78Bの一側方に配置されたアクチュエータ68から、記録ヘッド78Aと記録ヘッド78Bの間を記録ヘッド78A、78Bと平行に延出された駆動シャフト90は、記録ヘッド78A、78Bの他側方付近付近まで延出されている。
この駆動シャフト90の先端側及び基端側には、それぞれステッピングモータ91が取り付けられており、この2つのステッピングモータ91の回転軸92には一対の回転リンク94が取り付けられている。
回転リンク94の両端部は、記録ヘッド78A側及び記録ヘッド78B側に向けて延出され、その両端部にそれぞれ形成された長穴96には、記録ヘッド78A及び記録ヘッド78Bにそれぞれ設けられた一対のピン98が挿入されている。
以上の構成により、本実施形態では、2つのステッピングモータ91が同期して回転駆動すると、それぞれのステッピングモータ91の回転軸92に取り付けられた一対の回転リンク94が回動し、記録ヘッド78A、78Bは互いに反対方向へ移動してそれぞれ位置が変更される。また、アクチュエータ68が駆動して駆動シャフト90を矢印X方向へ移動させると、その駆動シャフト90の移動に連動して、記録ヘッド78A、78Bは同じ方向へ移動する。
このように、駆動源(移動手段)としてアクチュエータ68及び2つのステッピングモータ91を用い、一対の回転リンク94を組み合わせた構成のスライド機構によっても、記録ヘッド78A、78Bを互いに反対方向へ移動させたり、同じ方向へ移動させてそれぞれの位置を変更することができる。
以上、本発明を上述した第1〜第4の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の形態が実施可能である。
例えば、記録ヘッドについては、同一色の印字を行う記録ヘッドを2本設けているが、3本以上としてもよい。また、1つの記録ヘッドに設ける複数のノズル群同士の配列ピッチは、ノズル配列方向におけるノズル群の長さの2倍に設定しているが、これは整数倍であればよく3倍以上としてもよい。また、上述した実施形態では、ノズルを一列に配列したラインヘッドの場合で説明したが、本発明は、ノズルをマトリックス状に配列したラインヘッドにも適用することができる。
また、上述した実施形態では、記録ヘッドから吐出するインク滴によって中間転写ドラム上に画像を形成し、その画像を中間転写ドラムから記録媒体に転写することにより印字を行う中間転写方式のインクジェット記録装置を例に説明したが、本発明はこのような中間転写方式に限らず、記録ヘッドから吐出するインク滴によって、ドラムに巻きつけた記録媒体に直接画像を形成する、あるいは、静電吸着ベルトに吸着されて連続搬送される記録媒体に直接画像を形成するなどのインクジェット記録装置にも適用できる。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す構成図である。 図1のインクジェット記録装置における中間転写ドラム及び中間転写ドラムの周囲に配置される複数の記録ヘッドを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録ヘッドのスライド機構の概略構成を示す構成図である。 (A)は本発明の第1の実施形態に係る複数の記録ヘッドにそれぞれ設けられた複数のノズル群をノズル形成面側から見た場合の配置、及び、印字動作における複数の記録ヘッドと用紙の最大印字幅の位置関係を示す説明図、(B)は(A)における用紙に記録された画像の4(B)部を拡大して画像のドットを示す拡大図である。 (A)は本発明の第2の実施形態に係る複数の記録ヘッドにそれぞれ設けられた複数のノズル群をノズル形成面側から見た場合の配置、及び、印字動作における複数の記録ヘッドと用紙の最大印字幅の位置関係を示す説明図、(B)は(A)における用紙に記録された画像の5(B)部を拡大して画像のドットを示す拡大図である。 本発明の第3の実施形態に係る記録ヘッドのスライド機構の概略構成を示す構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る記録ヘッドのスライド機構の概略構成を示す構成図である。 (A)は従来の記録ヘッドに設けられた複数のノズルをノズル形成面側から見た場合の配置、及び、印字動作における記録ヘッドと用紙の最大印字幅の位置関係を示す説明図、(B)は(A)における用紙に記録された画像の8(B)部を拡大して画像のドットを示す拡大図である。 (A)は高解像度の画像を印字する従来の記録ヘッドに設けられた複数のノズルをノズル形成面側から見た場合の配置、及び、印字動作における記録ヘッドと用紙の最大印字幅の位置関係を示す説明図、(B)は(A)における用紙に記録された画像の9(B)部を拡大して画像のドットを示す拡大図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
51YA 記録ヘッド
51YB 記録ヘッド
51MA 記録ヘッド
51MB 記録ヘッド
51CA 記録ヘッド
51CB 記録ヘッド
51BA 記録ヘッド
51BB 記録ヘッド
52 ノズル形成面
54 ノズル(インク吐出口)
56 ノズル群(インク吐出口群)
62 シャフト(支持手段)
64 リニアベアリング(支持手段)
68 アクチュエータ(移動手段)
71YA 記録ヘッド
71YB 記録ヘッド
71MA 記録ヘッド
71MB 記録ヘッド
71CA 記録ヘッド
71CB 記録ヘッド
71BA 記録ヘッド
71BB 記録ヘッド
72 ノズル形成面
74 ノズル(インク吐出口)
76 ノズル群(インク吐出口群)
78A 記録ヘッド
78B 記録ヘッド
80 駆動シャフト(移動手段)
84 ピニオンギア(移動手段)
86A ラック部(移動手段)
86B ラック部(移動手段)
90 駆動シャフト(移動手段)
91 ステッピングモータ(移動手段)
94 回転リンク(移動手段)
98 ピン(移動手段)
H1 記録ヘッドのノズル配列方向における長さ
H2 ノズル群のノズル配列方向における長さ
H3 記録ヘッドのノズル配列方向における長さ
H4 ノズル群のノズル配列方向における長さ
L 最大印字幅
P1 ノズルピッチ
P2 ノズルピッチ
P 用紙(記録媒体)

Claims (2)

  1. 記録媒体の搬送方向と直交する方向に沿って配列された複数のインク吐出口が所定数ずつグループ化した複数のインク吐出口群を備えたノズル形成面を備え、1個では印字可能な最大サイズの記録媒体の最大印字幅より短くされ、2個並べることで印字可能な最大サイズの記録媒体の最大印字幅の略全域をカバーし、同一色のインク滴を前記インク吐出口から吐出して記録媒体に同一色の印字を行うと共に一方に設けられた複数の前記ノズル形成面同士の配列ピッチがインク吐出口の配列方向における前記ノズル形成面の長さの2倍に設定されている記録ヘッドと、
    2個の前記記録ヘッドをそれぞれ前記搬送方向と直交する方向へ移動可能に支持する支持手段と、
    2個の前記記録ヘッドを前記搬送方向と直交する方向へ前記最大印字幅の範囲内でそれぞれ個別に移動させる移動手段と、を有し、
    一方の前記記録ヘッドに設けられた前記ノズル形成面と、他方の前記記録ヘッドに設けられた前記ノズル形成面とが、前記搬送方向から見て重ならない第1の位置に一方及び他方の前記記録ヘッドを配置して、前記インク吐出口によって印字される被印字面が前記記録ヘッドと対向する位置を最初に通過したときに被印字面に最初の印字を行い、
    前記第1の位置とは異なると共に、一方の前記記録ヘッドに設けられた前記ノズル形成面と、他方の前記記録ヘッドに設けられた前記ノズル形成面とが、前記搬送方向から見て重ならない第2の位置に、2個の前記記録ヘッドを前記移動手段によって夫々移動させ、
    前記被印字面が再度前記記録ヘッドと対向する位置を通過するときに、最初の印字位置とは異なる位置に印字することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ノズル形成面は、停止された2個の前記記録ヘッドをインク吐出口形成面側から見て2個の前記記録ヘッドに千鳥状に配置される請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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