JP4757227B2 - 撮像装置、撮像表示システム及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置、撮像表示システム及び撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、見栄えの良い横撮り及び縦撮り画像が得られる撮像装置、撮像表示システム及び撮像方法に関する。
近年、撮像素子で撮像した画像を画像データとして記憶する撮像装置(デジタルスチルカメラ)が広く使われている。このような撮像装置では、光学系を介して被写体からの光をCCD(Charged Coupled Device)又はCMOSイメージセンサで構成された撮像素子で受光して画像データに変換し、内部メモリ等に記憶する。撮像装置で記憶された画像データは、撮像装置に設けられた表示部及び外部に設けられた表示装置等に与えられて表示される。
撮像装置には、長辺と短辺の比16:9、4:3又は3:2を有する矩形状の撮像面を備えた撮像素子が広く用いられている。以下、長辺と短辺の比をアスペクト比と呼ぶ。撮像素子は、撮像装置の筐体を被写体の正立方向に保持した場合、撮像面の長辺が略水平方向を向いた状態で撮像面が直立し被写体と対面するように筐体内に取付けられている。撮影者は、被写体の形状及び構図等に応じて、撮像装置を正立方向に対して略90度傾けた姿勢、すなわち撮像面の長辺が略鉛直方向を向いた状態で撮影する場合がある。撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向を向いた状態に撮像装置を保持し撮影することを、夫々横撮り及び縦撮りと呼ばれている。
また、横撮り及び縦撮りで撮像された画像を、夫々横撮り画像及び縦撮り画像と呼ぶ。縦撮り画像は、正立方向に対し時計回り方向又は半時計回り方向に略90度回転し、天地が横転した横転画像となっている。例えば、直立した人物を縦撮りした場合、記録された縦撮り画像は、頭部を左又は右にした横転画像となっている。撮像装置の画像データの記録フォーマットとして広く採用されているExif(Exchangeable image file format)では、縦撮り及び横撮りによる画像の回転角度を示す回転情報が含まれており、撮影時の角度情報を記録する事もできる。
撮像装置及び表示装置は、画像データに含まれる回転情報を取得し、回転情報が縦撮りを示している場合、回転補正を施して正立表示する表示機能が備えられているものがある。撮像装置に備えられた撮像素子には、アスペクト比4:3及び16:9の撮像面を有すものがある。また、テレビ等の撮像装置の外部に設置された表示装置の表示画面には、アスペクト比4:3の標準画面及び標準画面よりも横長のアスペクト比16:9のワイド画面がある。ここでアスペクト比16:9の撮像面を有する撮像素子を備えた撮像装置で撮影された画像データを、ワイド画面を備えた表示装置に表示する従来の方法について説明する。
図12は、従来技術における横撮り画像データのワイド画面への表示を説明する説明図である。図中(a)、(b)及び(c)は、夫々撮像装置の筐体を保持する方向、撮像装置に記憶された横撮り画像データ及び横撮り画像データが表示されたワイド画面を有する表示装置を示す。図中の101及び201は、夫々アスペクト比16:9の撮像面を有する撮像素子及び表示部を備えた撮像装置と、アスペクト比16:9のワイド画面を備えた表示装置とを示す。
図中(b)に示す横撮り画像データは、アスペクト比16:9の正立画像となっており、回転角度0度の回転情報を含んでいる。横撮り画像データを取得した表示装置201は、回転補正を施すことなくワイド画面に表示する。横撮り画像データは、図中(c)に示す表示装置201のワイド画面と同一のアスペクト比16:9を有しているため、表示装置201のワイド画面に画像の表示されていない余白部分が生じることなく見栄え良く正立表示される。
図13は、従来技術における縦撮り画像データのワイド画面への表示を説明する説明図である。図中(a)、(b)及び(c)は、夫々撮像装置101の筐体を保持する方向、撮像装置101に記憶された縦撮り画像データ及び縦撮り画像データが表示されたワイド画面を有する表示装置201を示す。図中(b)に示す縦撮り画像データは、アスペクト比16:9の横転画像となっており、回転角度+90度の回転情報を含んでいる。縦撮り画像データを取得した表示装置201は、回転情報に基づいて−90度の回転補正を施してワイド画面に正立表示する。
回転補正を施した縦撮り画像は縦長の画像となり、表示装置201のワイド画面に表示された縦撮り画像の両脇に図中(c)の斜線で示す広い空白部分が存在し、見栄えが悪い。特許文献1には、横撮り及び縦撮りに応じて撮像装置に備えられた正方形の表示画面にアスペクト比の異なる表示範囲を設定し見栄え良く正立表示する方法が記載されている。
特開2006−203732号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、記憶される縦撮り画像データのアスペクト比は撮像面のアスペクト比と同一であり、外部に設置された表示装置のワイド画面に正立表示した場合、図13(c)に示す例のように見栄えが悪いという問題があった。また、アスペクト比4:3を有する撮像面を備えた撮像装置においても、横撮り画像データを外部に設置された表示装置のワイド画面に正立表示した場合、表示された画像の左右に広い空白部分が存在し、見栄えが悪いという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、横撮り及び縦撮りのいずれの状態にあるかを判定する判定手段と、判定結果に応じて撮像素子が出力する画像データから矩形状の画像データを抽出する抽出手段と、抽出した画像データに判定結果を付加して記憶する記憶部とを備えることにより、ワイド画面を有する表示装置に狭い余白部分を有して見栄え良く表示される画像データが、撮影者による横撮り及び縦撮りの指示を必要とせずに得られる撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、外部の表示装置に設けられたワイド画面のアスペクト比の比率と略同一の比率を有する撮像面を備えた撮像装置で縦撮りする場合、撮像素子が出力する画像データからワイド画面の比率よりも小さい比率を有する矩形状の画像データを抽出するように抽出手段を構成することにより、ワイド画面に狭い余白部分を有して見栄え良く表示される画像データを得ると共に、横撮りする場合、撮像素子が出力する画像データの全範囲を有効に用いて見栄え良く表示される画像データを得ることが可能となる撮像装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、表示装置のワイド画面よりも小さいアスペクト比の比率を有する撮像面を備えた撮像装置で横撮りする場合、撮像素子が出力する画像データからワイド画面の比率と略同一の比率を有する矩形状の画像データを抽出するように抽出手段を構成することにより、ワイド画面に狭い余白部分を有して見栄え良く表示される画像データを得ると共に、縦撮りで撮影する場合、撮像素子が出力する画像データの全範囲を有効に用いて見栄え良く表示される画像データを得ることが可能となる撮像装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、縦撮り及び横撮りのいずれかを選択する指示を受付ける方向受付手段を備えることにより、撮影者が横撮り及び縦撮りのいずれかを適宜選択して自由度の高い撮影を可能にする撮像装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、抽出手段による抽出を無効にする指示を受付ける無効受付手段を備えることにより、撮影者が抽出手段による画像データの抽出を適宜無効にして自由度の高い撮影を可能にする撮像装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、横撮り及び縦撮りのいずれの状態にあるかを判定し判定結果を画像データに付加して記憶する撮像装置と、判定結果に応じて取得した画像データから、矩形状の画像データを抽出してワイド画面に表示する表示装置とから構成することにより、横撮り及び縦撮り画像データをワイド画面に狭い空白部分を有して見栄え良く表示する撮像表示システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、横撮り及び縦撮りのいずれの状態にあるかを判定し、判定結果に応じて撮像素子が出力する画像データから矩形状の画像データを抽出し、判定結果を付加して記憶することにより、ワイド画面を有する表示装置に表示した場合、見栄えの良い画像を撮像装置で記憶する撮像方法を提供することにある。
本発明に係る撮像装置は、被写体を矩形状の撮像面で撮像して画像データを出力する撮像素子を備え、該撮像素子が出力する画像データを用いて、外部表示装置に設けられた矩形状の表示画面に表示させる画像データを記憶する撮像装置において、前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定する判定手段と、該判定手段による判定結果に応じて、前記撮像素子が出力する画像データから前記撮像面の短辺に対する長辺の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出する抽出手段と、該抽出手段が抽出した画像データに前記判定結果を付加して記憶する記憶部と、前記抽出手段による抽出を無効にする指示を受付ける無効受付手段とを備え、前記抽出手段は、前記無効受付手段が受付けた指示により抽出を無効にするように構成されてあることを特徴とする。
本発明にあっては、判定手段により横撮り又は縦撮りのいずれの状態にあるかが判定される。抽出手段は、判定結果に応じて撮像素子が出力する画像データから撮像面のアスペクト比の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出し、判定結果を付加して記憶する。また、撮影者による無効の指示を受け付けた場合、抽出手段は、抽出を無効にする。
本発明に係る撮像装置は、前記撮像面は、前記表示画面の比率と略同一の比率を有し、前記抽出手段は、前記判定手段により前記撮像面の長辺が略鉛直方向を向いていると判定された場合、前記撮像素子が出力する画像データから前記撮像面の比率よりも小さい比率を有する矩形状の画像データを抽出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、表示装置の表示画面と同一の比率を有する撮像面を備え、抽出手段は、判定手段が縦撮りと判定した場合、撮像面の比率よりも小さい比率を有する画像データを抽出し、記憶部により判定結果が付加されて記憶される。一方、判定手段が横撮りと判定した場合、抽出手段による抽出は行われず、撮像素子が出力する全範囲の画像データに判定結果が付加されて記憶される。
本発明に係る撮像装置は、前記撮像面は、前記表示画面の比率よりも小さい比率を有し、前記抽出手段は、前記判定手段により前記撮像面の長辺が略水平方向を向いていると判定された場合、前記撮像素子が出力する画像データから前記表示画面の比率と略同一の比率を有する矩形状の画像データを抽出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、表示装置の表示画面の比率よりも小さい比率を有する撮像面を備え、抽出手段は、判定手段が横撮りと判定した場合、表示画面の比率と略同一の比率を有する画像データを抽出し、記憶部により判定結果が付加されて記憶される。一方、判定手段が縦撮りと判定した場合、抽出手段による抽出は行わず、撮像素子が出力する全範囲の画像データに判定結果が付加されて記憶される。
本発明に係る撮像装置は、被写体を矩形状の撮像面で撮像して画像データを出力する撮像素子を備え、該撮像素子が出力する画像データを用いて、外部表示装置に設けられた矩形状の表示画面に表示させる画像データを記憶する撮像装置において、前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定する判定手段と、該判定手段による判定結果に応じて、前記撮像素子が出力する画像データから前記撮像面の短辺に対する長辺の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出する抽出手段と、該抽出手段が抽出した画像データに前記判定結果を付加して記憶する記憶部とを備え、前記撮像面は、前記表示画面の比率よりも小さい比率を有し、前記抽出手段は、前記判定手段により前記撮像面の長辺が略水平方向を向いていると判定された場合、前記撮像素子が出力する画像データから前記表示画面の比率と略同一の比率を有する矩形状の画像データを抽出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、判定手段により横撮り又は縦撮りのいずれの状態にあるかが判定される。抽出手段は、判定結果に応じて撮像素子が出力する画像データから撮像面のアスペクト比の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出し、判定結果を付加して記憶する。また、表示装置の表示画面の比率よりも小さい比率を有する撮像面を備え、抽出手段は、判定手段が横撮りと判定した場合、表示画面の比率と略同一の比率を有する画像データを抽出し、記憶部により判定結果が付加されて記憶される。一方、判定手段が縦撮りと判定した場合、抽出手段による抽出は行わず、撮像素子が出力する全範囲の画像データに判定結果が付加されて記憶される。
本発明に係る撮像装置は、前記抽出手段による抽出を無効にする指示を受付ける無効受付手段を備え、前記抽出手段は、前記無効受付手段が受付けた指示により抽出を無効にするように構成されてあることを特徴とする。
本発明にあっては、撮影者による無効の指示を受け付けた場合、抽出手段は、抽出を無効にする。
本発明に係る撮像装置は、前記撮像面の長辺が略鉛直方向及び略水平方向のいずれの方向を向いているかを選択する指示を受付ける方向受付手段を備え、前記判定手段は、前記方向受付手段が受けた指示を前記判定結果とするよう構成されてあることを特徴とする。
本発明にあっては、縦撮り及び横撮りのいずれかの状態が撮影者により選択される。
本発明に係る撮像表示システムは、被写体を矩形状の撮像面で撮像して画像データを出力する撮像素子を備えた撮像装置と、該撮像装置から前記画像データを取得する画像取得手段及び取得した前記画像データを表示する矩形状の表示画面を備えた表示装置とから構成される撮像表示システムにおいて、前記撮像装置は、前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定する判定手段と、該判定手段による判定結果を前記画像データに付加する判定結果付加手段とを備え、前記表示装置は、前記判定結果を取得する判定結果取得手段と、取得した前記判定結果に応じて、前記画像取得手段が取得した画像データから前記撮像面の短辺に対する長辺の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出する抽出手段とを備え、前記表示画面は、前記抽出手段が抽出した画像データを表示するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、被写体を撮像し画像データを記憶する撮像装置と、画像データを表示する表示装置とにより、撮像表示システムが構成される。撮像装置に設けられた判定手段は、縦撮り及び横撮りのいずれの状態にあるかを判定する。撮像装置は、判定手段の判定結果を画像データに付加して記憶部に記憶する。表示装置に設けられた画像取得手段及び判定結果取得手段は、夫々撮像装置の記憶部から画像データ及び画像データに含まれる判定結果を取得する。表示装置に設けられた抽出手段は、取得した判定結果に基づき、取得した画像データから、画像データのアスペクト比の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出し、表示画面に抽出された画像データが表示される。
本発明に係る撮像方法は、矩形状の表示画面を有する表示装置に表示させる画像データを矩形状の撮像面で撮像し画像データを出力する撮像素子を備えた撮像装置で記憶する撮像方法において、前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定し、判定結果に応じて、前記撮像素子が出力する画像データから前記撮像面の短辺に対する長辺の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出し、前記判定結果を付加して記憶し、画像データの抽出を無効にする指示を受付け、受付けた指示により抽出を無効にすることを特徴とする。
本発明にあっては、矩形状の表示画面を有する表示装置に表示させる画像データを矩形状の撮像面を有する撮像素子を備えた撮像装置で記憶する場合、縦撮り及び横撮りのいずれの状態にあるかを判定し、判定結果に応じて撮像素子が出力する画像データから撮像面のアスペクト比の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出し、判定結果を付加して記憶する。また、撮影者による無効の指示を受け付けた場合、抽出手段は、抽出を無効にする。
本発明に係る撮像方法は、矩形状の表示画面を有する表示装置に表示させる画像データを、前記表示画面の比率よりも小さい比率を有する矩形状の撮像面で撮像し画像データを出力する撮像素子を備えた撮像装置で記憶する撮像方法において、前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定し、前記撮像面の長辺が略水平方向を向いていると判定された場合、前記撮像素子が出力する画像データから前記表示画面の比率と略同一の比率を有する矩形状の画像データを抽出し、前記判定結果を付加して記憶することを特徴とする。
本発明にあっては、表示装置の表示画面の比率よりも小さい比率を有する撮像面を備え、抽出手段は、判定手段が横撮りと判定した場合、表示画面の比率と略同一の比率を有する画像データを抽出し、記憶部により判定結果が付加されて記憶される。一方、判定手段が縦撮りと判定した場合、抽出手段による抽出は行わず、撮像素子が出力する全範囲の画像データに判定結果が付加されて記憶される。
本発明にあっては、横撮り及び縦撮りのいずれの状態にあるかを判定する判定手段と、判定結果に応じて撮像素子が出力する画像データから矩形状の画像データを抽出する抽出手段と、抽出した画像データに判定結果を付加して記憶する記憶部とを備えることにより、ワイド画面を有する表示装置に狭い余白部分を有して見栄え良く表示される画像データが、撮影者による横撮り及び縦撮りの指示を必要とせずに得ることが可能となる。
また、本発明にあっては、外部の表示装置に設けられたワイド画面のアスペクト比の比率と略同一の比率を有する撮像面を備えた撮像装置で縦撮りする場合、撮像素子が出力する画像データからワイド画面の比率よりも小さい比率を有する矩形状の画像データを抽出するように抽出手段を構成することにより、ワイド画面に狭い余白部分を有して見栄え良く表示される画像データを得ると共に、横撮りする場合、撮像素子が出力する画像データの全範囲を有効に用いて見栄え良く表示される画像データを得ることが可能となる。
また、本発明にあっては、表示装置のワイド画面よりも小さいアスペクト比の比率を有する撮像面を備えた撮像装置で横撮りする場合、撮像素子が出力する画像データからワイド画面の比率と略同一の比率を有する矩形状の画像データを抽出するように抽出手段を構成することにより、ワイド画面に狭い余白部分を有して見栄え良く表示される画像データを得ると共に、縦撮りで撮影する場合、撮像素子が出力する画像データの全範囲を有効に用いて見栄え良く表示される画像データを得ることが可能となる。
また、本発明にあっては、横撮り及び縦撮りのいずれかを選択する指示を受付ける受付手段を備えることにより、撮影者が横撮り及び縦撮りのいずれかを適宜選択して自由度の高い撮影が可能となる。
また、本発明にあっては、抽出手段による抽出を無効にする指示を受付ける無効受付手段を備えることにより、撮影者が抽出手段による画像データの抽出を適宜無効にして自由度の高い撮影が可能となる。
また、本発明にあっては、横撮り及び縦撮りのいずれの状態にあるかを判定し判定結果を画像データに付加して記憶する撮像装置と、判定結果に応じて取得した画像データから、撮像面のアスペクト比の比率と異なる比率の矩形状の画像データを抽出してワイド画面に表示する表示装置とから構成することにより、横撮り及び縦撮り画像データをワイド画面に狭い空白部分を有して見栄え良く表示することが可能となる。
また、本発明の他の目的は、横撮り及び縦撮りのいずれの状態にあるかを判定し、判定結果に応じて撮像素子が出力する画像データから矩形状の画像データを抽出し、判定結果を付加して記憶することにより、ワイド画面を有する表示装置に表示した場合、見栄えの良い画像を撮像装置で記憶することが可能となる。
実施の形態1
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、実施の形態1に係る撮像装置及び記憶媒体の構成を示すブロック図である。図中1は、撮像装置であり、被写体からの光を受光する撮像面131を有する撮像素子13、撮像装置1の筐体の姿勢を検知する姿勢センサ11、操作を受付ける受付部12、撮像指示を受付けるシャッタボタン20、撮像した画像データを表示する表示部17、画像データを外部の記憶媒体に書き込む記憶媒体書込部15及び画像データを出力するデータ出力部16を備えている。
図中2は、外部から記憶媒体書込部15に挿入され、撮像装置1により撮像された画像データが書き込まれる記憶媒体であり、メモリ又はメモリカード等である。また、撮像装置1は、撮像素子13が出力する画像データ、姿勢センサ11が検出した姿勢信号及び受付部12が受付けた操作に係る信号を処理すると共に各ハードウェアを制御する処理部14と、処理部14で行われる演算処理等を実行させるプログラムが格納されたROM19と、処理部14の演算処理中に生じるデータを記憶するRAM18とを備えている。
姿勢センサ11は、加速度検出素子等で構成され、撮像装置1の筐体に固定されており、筐体の傾斜を示す姿勢信号を処理部14に与える。撮像面131は、矩形状であり、アスペクト比16:9を有する。撮像素子13は、撮影者が撮像装置1を被写体に向けて正立方向に保持した場合、撮像面131の長辺が略水平方向に向かう方向となり、撮像面131が直立して被写体に対面するように撮像装置1の筐体に取付けられている。
処理部14は、姿勢センサ11から与えられる姿勢信号により撮像面131の長辺が略水平方向を向いた状態に筐体を保持して撮影を行う横撮り又は略鉛直方向を向いた状態で筐体を保持して撮影を行う縦撮りのいずれの状態にあるかを判定する。また、処理部14は、受付部12が受付けた選択操作によっても、横撮り又は縦撮りのいずれの状態にあるかを判定することが可能となるよう構成されている。撮像面131で受光した被写体からの光は、画像データに変換され撮像素子13から処理部14に対して出力される。
処理部14は、横撮り又は縦撮りの判定結果に応じて撮像素子13から出力される画像データから矩形状の画像データを抽出する。処理部14は、抽出した画像データを即時に表示部17に与えて表示し、表示部17には撮像素子13が受像している被写体の画像から抽出された画像が即時に表示される。また、処理部14は、抽出された画像データに横撮り又は縦撮りに係る回転情報を付加して、記憶媒体書込部15に与える。記憶媒体書込部15は、記憶媒体2に画像データを書き込む。
処理部14は、記憶媒体書込部15に挿入された記憶媒体2に記憶されている画像データを読み取ってデータ出力部16に出力することが可能に構成されている。データ出力部16は、図示しない外部表示装置等のデータ転送線が接続され、データ転送線を介して画像データを出力する。撮像装置1は、アスペクト比16:9のワイド画面を備えた表示装置に表示する画像データを撮影するためのワイド撮影モードを備えている。ワイド撮影モードは、撮影者による設定指示を受付部12が受付けた場合、処理部14に設定される。
処理部14は、ワイド撮影モードが設定されている場合、横撮り又は縦撮りの判定結果に応じて撮像素子13が出力する画像データから撮像面131のアスペクト比の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出し、記憶媒体書込部15に与えて記憶媒体2に書き込む。処理部14は、ワイド撮影モードが設定されていない場合、画像データの抽出を行わず、撮像素子13から出力される画像データの全範囲を記憶媒体書込部15に与えて記憶する。また、処理部14による画像データの抽出は、撮影者による無効指示を受付部12が受付けた場合、無効にされる。
図2は、実施の形態1に係る縦撮りにおける画像データの抽出方法を説明する説明図である。図2中(a)、(b)及び(c)は、夫々、撮像素子13が出力する画像データに設定された矩形状の抽出範囲、縦撮り画像から抽出された画像データが表示されたワイド画面、及び画像データの抽出が行われずに縦撮り画像が表示されたワイド画面を示す。処理部14は、姿勢センサ11から与えられる姿勢信号又は受付部12が受付けた選択指示により縦撮りと判定した場合、撮像面131のアスペクト比の比率よりも小さい比率を有する内接矩形状の抽出範囲を撮像素子13が出力する画像データ上に設定する。
図2(a)に示す例では、アスペクト比16:9を有する撮像素子13が出力する画像データの中央部に、アスペクト比4:3の内接矩形状の抽出範囲が斜線で示した範囲に設定されており、抽出範囲内に頭部を右に向けた人物の横転像が撮像されている。処理部14が記憶媒体書込部15に挿入された記憶媒体2に書き込んだ縦撮り画像データは、アスペクト比が4:3の横転画像となる。ワイド画面を有する表示装置は、データ出力部16から出力される縦撮り画像データ又は記憶媒体2に書き込まれた縦撮り画像データを取得し、取得した縦撮り画像データに含まれる回転情報に基づいて横転画像に回転補正を施して正立画像を表示する。
図2(b)に示す例では、回転補正により−90度の回転を施されたアスペクト比4:3の縦撮り画像が正立表示されている。処理部14は、姿勢センサ11から与えられる姿勢信号により縦撮りと判定したとき、ワイド撮影モードが設定されていないとき及び抽出の無効指示を受付けたときのいずれかに該当する場合、抽出を行わず、処理部14が記憶媒体書込部15に挿入された記憶媒体2に書き込まれた画像データは、アスペクト比16:9の横転画像となる。
図2(c)に示す例では、回転補正により−90度の回転を施されたアスペクト比16:9の縦撮り画像が正立表示されている。図2(b)に示す縦撮り画像の両脇に位置する空白部分は、図2(c)に示す空白部分よりも狭くなっており、画像データの抽出により得られた縦撮り画像データは、見栄え良く表示されている。図2(a)に示す例ではアスペクト比4:3の抽出範囲を撮像素子13が出力する画像データ上に設定する例を示したが、これに限るものではなく、アスペクト比16:9の比率よりも小さい比率を有する矩形状の抽出範囲であれば良い。
図3及び図4は、実施の形態1に係る画像データの抽出処理の手順を示すフローチャートである。画像データの抽出処理は、ROM19から処理部14が読込んだプログラムに従って実行される。処理部14は、受付部12に撮影者による操作を受付けさせる(ステップS1)。処理部14は、受付部12が受付けた操作が、画像データの抽出の無効を指示する操作、ワイド撮影モードの設定を指示する操作、並びに縦撮り及び横撮りのいずれの状態にあるかを選択指示する操作のいずれの操作であるかを判定する(ステップS2)。
処理部14は、画像データの抽出の無効を指示する操作であると判定した場合(ステップS2で“無効”)、無効フラグをセットする(ステップS3)。処理部14は、ワイド撮影モードの設定を指示する操作であると判定した場合(ステップS2で“ワイド”)、ワイドフラグをセットする(ステップS4)。処理部14は、縦撮り及び横撮りのいずれの状態にあるかを選択指示する操作であると判定した場合(ステップS2で“選択”)、選択フラグをセットする(ステップS5)。
処理部14は、無効フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS6)。処理部14は、無効フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS6でNO)、ワイドフラグが設定されているか否かを判定する(ステップS7)。処理部14は、ワイドフラグがセットされている判定した場合(ステップS7でYES)、選択フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS8)。処理部14は、選択フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS8でNO)、姿勢センサ11から姿勢信号を取得する(ステップS9)。
処理部14は、取得した姿勢信号から縦撮りの状態であるか否かを判定する(ステップS10)。処理部14は、選択フラグがセットされているか否かを判定するステップS8において、セットされていると判定した場合(ステップS8でYES)、姿勢センサ11から姿勢信号の取得を行わずに、受付部12が受付けた選択指示に基づいて縦撮りの状態であるか否かを判定する(ステップS10)。処理部14は、縦撮りの状態であると判定した場合(ステップS10でYES)、撮像素子13から与えられる画像データ上に前述の抽出範囲を設定する(ステップS11)。
処理部14は、撮像素子13が出力する画像データから抽出範囲に設定された画像データを抽出する(ステップS12)。処理部14は、抽出した画像データを表示部17に表示する(ステップS13)。処理部14は、無効フラグがセットされているか否かを判定するステップS6においてセットされていると判定した場合(ステップS6でYES)、ワイドフラグがセットされているか否かを判定するステップS7においてセットされていないと判定した場合(ステップS7でNO)、又は縦撮りの状態であるか否かを判定するステップS10において縦撮りの状態にないと判定した場合(ステップS10でNO)、画像データの抽出を行わずに撮像素子13が出力する全範囲の画像データを表示部17に表示する(ステップS13)。
処理部14は、シャッタボタン20がシャッタボタンの押下を検知したか否かを判定する(ステップS14)。処理部14は、押下を検知していないと判定した場合(ステップS14でNO)、受付部12に撮影者による操作を受付けさせるステップS1に処理を戻す。処理部14は、押下を検知したと判定した場合(ステップS14でYES)、無効フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS15)。処理部14は、無効フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS15でNO)、撮像素子13が出力する画像データから抽出範囲に設定された画像データを抽出する(ステップS16)。
処理部14は、無効フラグがセットされていると判定した場合(ステップS15でYES)、撮像素子13が出力する全範囲の画像データを取得する(ステップS17)。処理部14は、縦撮り又は横撮りに係る回転角度を示す回転情報を画像データに付加する(ステップS18)。処理部14は、回転情報を付加した画像データを記憶媒体書込部15に与え、記憶媒体書込部15に挿入された記憶媒体2に記憶し(ステップS19)、画像データの抽出処理を終了する。
実施の形態2
撮像面131は、矩形状であり、アスペクト比4:3を有する。撮像素子13は、撮影者が撮像装置1を正立方向に被写体に向けて保持した場合、撮像面131の長辺が略水平方向に向かう方向となり、撮像面131が直立して被写体に対面するように撮像装置1の筐体に取付けられている。処理部14は、ワイド撮影モードが設定された状態で姿勢センサ11から与えられる姿勢信号又は受付部12が受付けた選択指示により横撮りと判定した場合、外部の表示装置に備えられたワイド画面のアスペクト比16:9と略同一の比を有する内接矩形状の抽出範囲を撮像素子13が出力する画像データ上に設定する。
図5は、実施の形態2に係る横撮りにおける画像データの抽出方法を説明する説明図である。図5に示す例では、アスペクト比4:3の撮像面131を有する撮像素子13が出力する画像データの中央部に、アスペクト比16:9の内接矩形状の抽出範囲が斜線で示した範囲に設定されている。処理部14が記憶媒体書込部15に挿入された記憶媒体2に記憶した画像データは、アスペクト比16:9の正立画像となる。ワイド画面を有する表示装置は、データ出力部16から出力される画像データ又は記憶媒体2に書き込まれた画像データを取得し、取得した画像データに含まれる回転情報に基づいて回転補正を行わずに表示する。
ワイド画面を有する表示装置に記録媒体2に記憶された横撮り画像データを表示する場合、ワイド画面のアスペクト比と同一の16:9の横撮り画像が正立表示され、画像の表示されない余白部分が存在しない見栄えの良い表示画像が得られる。処理部14は、姿勢センサ11から与えられる姿勢信号により縦撮りと判定したとき、ワイド撮影モードが設定されていないとき及び画像データの抽出の無効が選択されているときのいずれかに該当する場合、画像データの抽出を行わず、撮像素子13が出力する全範囲の画像データを記憶媒体書込部15に与えて記憶媒体2に書き込む。
図6及び図7は、実施の形態2に係る画像データの抽出処理の手順を示すフローチャートである。画像データの抽出処理は、ROM19から処理部14が読込んだプログラムに従って実行される。処理部14は、受付部12に撮影者による操作を受付けさせる(ステップS21)。処理部14は、受付部12が受付けた操作が、画像データの抽出の無効を指示する操作、ワイド撮影モードの設定を指示する操作、並びに縦撮り及び横撮りのいずれの状態にあるかを選択指示する操作のいずれの操作であるかを判定する(ステップS22)。
処理部14は、画像データの抽出の無効を指示する操作であると判定した場合(ステップS22で“無効”)、無効フラグをセットする(ステップS23)。処理部14は、ワイド撮影モードの設定を指示する操作であると判定した場合(ステップS22で“ワイド”)、ワイドフラグをセットする(ステップS24)。処理部14は、縦撮り及び横撮りのいずれの状態にあるかを選択指示する操作であると判定した場合(ステップS22で“選択”)、選択フラグをセットする(ステップS25)。
処理部14は、無効フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS26)。処理部14は、無効フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS26でNO)、ワイドフラグが設定されているか否かを判定する(ステップS27)。処理部14は、ワイドフラグがセットされていると判定した場合(ステップS27でYES)、選択フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS28)。処理部14は、選択フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS28でNO)、姿勢センサ11から姿勢信号を取得する(ステップS29)。
処理部14は、取得した姿勢信号から横撮りの状態であるか否かを判定する(ステップS30)。処理部14は、選択フラグがセットされているか否かを判定するステップS28において、セットされていると判定した場合(ステップS28でYES)、姿勢センサ11から姿勢信号の取得を行わずに、受付部12が受付けた選択指示に基づいて横撮りの状態であるか否かを判定する(ステップS30)。処理部14は、横撮りの状態であると判定した場合(ステップS30でYES)、撮像素子13が出力する画像データ上に前述の抽出範囲を設定する(ステップS31)。
処理部14は、撮像素子13が出力する画像データから抽出範囲に設定された画像データを抽出する(ステップS32)。処理部14は、抽出した画像データを表示部17に表示する(ステップS33)。処理部14は、無効フラグがセットされているか否かを判定するステップS26においてセットされていると判定した場合(ステップS26でYES)、ワイドフラグがセットされているか否かを判定するステップS27においてセットされていないと判定した場合(ステップS27でNO)、又は横撮りの状態であるか否かを判定するステップS30において横撮りの状態にないと判定した場合(ステップS30でNO)、画像データの抽出を行わずに撮像素子13が出力する全範囲の画像データを表示部17に表示する(ステップS33)。
処理部14は、シャッタボタン20がシャッタボタンの押下を検知したか否かを判定する(ステップS34)。処理部14は、押下を検知していないと判定した場合(ステップS34でNO)、受付部12に撮影者による操作を受付けさせるステップS21に処理を戻す。処理部14は、押下を検知したと判定した場合(ステップS34でYES)、無効フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS35)。処理部14は、無効フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS35でNO)、撮像素子13が出力する画像データ上に設定された抽出範囲内の画像データを抽出する(ステップS36)。
処理部14は、無効フラグがセットされていると判定した場合(ステップS35でYES)、撮像素子13が出力する全範囲の画像データを取得する(ステップS37)。処理部14は、縦撮り又は横撮りに係る回転角度を示す回転情報を画像データに付加する(ステップS38)。処理部14は、画像データを記憶媒体書込部15に与えて記憶媒体書込部15に挿入された記憶媒体2に記憶し(ステップS39)、画像データの抽出処理を終了する。本実施の形態2の撮像面131は、アスペクト比4:3を有する例を示したが、これに限るものではなく、アスペクト比3:2を有しても良い。
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、撮像面131のアスペクト比が異なることの他、構成及び作用は実施の形態1と同様であるので対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
図8は、実施の形態3における撮像表示システムの構成を示すブロック図である。図中1及び4は、それぞれ撮像装置及び表示装置を示している。撮像表示システムは、夫々異なる筐体を有する撮像装置1及び表示装置4から構成されている。データ転送線3は、撮像装置1に設けられたデータ出力部16及び表示装置4に設けられたデータ入力部41を接続しており、データ出力部16から出力された画像データは、データ転送線3を介してデータ入力部41に入力される。データ転送線3は、撮像装置1のデータ出力部16及び表示装置4のデータ入力部41から容易に取り外すことが可能に構成されている。
撮像素子13の撮像面131で受光した被写体からの光は、画像データに変換され撮像素子13から処理部14に対して出力される。姿勢センサ11は、撮像装置1の筐体に固定されており、筐体の傾斜に係る姿勢信号を処理部14に与える。処理部14は、姿勢センサ11から与えられる姿勢信号により撮像面131の長辺が略水平方向を向いた状態で撮影を行う横撮り又は略鉛直方向を向いた状態で撮影を行う縦撮りのいずれの状態にあるかを判定する。
処理部14は、判定結果を画像データに付加して記憶媒体書込部15に与える。記憶媒体書込部15は、外部から挿入されたUSBメモリ又はメモリカード等の記憶媒体に画像データを書き込む。また、処理部14は、記憶媒体書込部15に挿入された記憶媒体に記憶された画像データを読み取ってデータ出力部16に出力することが可能に構成されている。データ出力部16は、与えられた画像データを接続されたデータ転送線3に出力する。表示装置4は、画像データが入力されるデータ入力部41、操作を受付ける受付部44、及び画像データを表示する表示画面431を有する表示部43を備えている。
表示画面431は、アスペクト比16:9のワイド画面となっている。また、表示装置4は、データ入力部41に入力された画像データの処理及び受付部44が受付けた操作に応じた処理を実行すると共に各ハードウェアを制御する処理部42と、処理部42で行われる演算処理等を実行させるプログラムが格納されたROM46と、処理部42の演算処理中に生じるデータを記憶するRAM45とを備えている。データ入力部41に入力された画像データは、処理部42に与えられる。処理部42は、与えられた画像データに後述する抽出範囲を設定して画像データの抽出を行うと共に、回転補正を施して表示部43の表示画面431に表示させる。
図9は、実施の形態3における画像データの抽出方法及び回転補正の方法を説明する説明図である。図中(a)及び(b)は、夫々撮像装置1に記憶された縦撮り画像データと、表示装置4の処理部42により抽出範囲の設定及び回転補正が施された縦撮り画像データを示す。図中の斜線で示された部分は、画像データに設定された抽出範囲を示す。図中(a)に示す縦撮り画像データは、撮像面131のアスペクト比と同一のアスペクト比16:9の横転画像となっており、回転角度+90度の回転情報を含んでいる。
図中(b)に示す例では、回転情報を基に縦撮り画像データに−90度の回転補正を施して得られた縦長の正立画像にアスペクト比4:3の矩形状の縦長の抽出範囲が設定されている。処理部42は、抽出範囲内の画像データを抽出して表示部43の表示画面431に表示する。これにより、縦撮り画像データの全範囲が表示される場合と比較して表示装置4の表示画面431に表示される縦撮り画像の両脇に位置する空白部分が狭くなり見栄え良く表示される。アスペクト比が4:3となる抽出範囲を設定する例を示したが、これに限るものではなく、アスペクト比16:9の比率よりも小さい比率を有する矩形状の抽出範囲であれば良い。
図10は、実施の形態3における撮像処理の手順を示すフローチャートである。撮像処理は、撮像装置1の処理部14によりROM19から読込んだプログラムに従って実行される。処理部14は、受付部12に撮影者による操作を受付けさせる(ステップS41)。処理部14は、受付部12が受付けた操作が、縦撮り及び横撮りのいずれの状態にあるかを選択指示する操作であるか否かを判定する(ステップS42)。処理部14は、選択指示でないと判定した場合(ステップS42でNO)、姿勢センサ11から姿勢信号を取得する(ステップS43)。
処理部14は、シャッタボタン20の押下を検知したか否かを判定する(ステップS44)。処理部14は、縦撮り又は横撮りのいずれの状態にあるかを選択指示する操作であるか否かを判定するステップS42において、選択指示であると判定した場合(ステップS42でYES)、姿勢センサ11から姿勢信号の取得を行わずに、シャッタボタン20の押下を検知したか否かを判定する(ステップS44)。
処理部14は、押下を検知していないと判定した場合(ステップS44でNO)、受付部12に撮影者による操作を受付けさせるステップS41に処理を戻す。処理部14は、押下を検知したと判定した場合(ステップS44でYES)、縦撮り又は横撮りに係る回転角度を示す回転情報を取得した画像データに付加する(ステップS45)。処理部14は、画像データを記憶媒体書込部15に与えて記憶媒体書込部15に挿入された記憶媒体に記憶し(ステップS46)、撮影処理を終了する。
図11は、実施の形態3における表示処理の手順を示すフローチャートである。表示処理は、ROM46から処理部42が読込んだプログラムに従って実行される。処理部42は、受付部44に撮影者による操作を受付けさせる(ステップS51)。処理部42は、受付部44が受付けた操作が、抽出範囲の設定の無効を指示する操作及びワイド撮影モードの設定を指示する操作のいずれの操作であるかを判定する(ステップS52)。処理部42は、抽出範囲の設定の無効を指示する操作であると判定した場合(ステップS52で“無効”)、無効フラグをセットする(ステップS53)。
処理部42は、ワイド撮影モードの設定を指示する操作であると判定した場合(ステップS52で“ワイド”)、ワイドフラグをセットする(ステップS54)。処理部42は、データ入力部41に画像データが入力されたか否かを判定する(ステップS55)。処理部42は、入力されていないと判定した場合(ステップS55でNO)、受付部44に撮影者による操作を受付けさせるステップS51に処理を戻す。処理部42は、入力されたと判定した場合(ステップS55でYES)、無効フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS56)。
処理部42は、無効フラグがセットされていると判定した場合(ステップS56でYES)、後述する全範囲の画像データを表示するステップS63に処理を移す。処理部42は、無効フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS56でNO)、ワイドフラグがセットされているか否かを判定する(ステップS57)。処理部42は、ワイドフラグがセットされていると判定した場合(ステップS57でYES)、データ入力部41に入力された画像データに含まれる回転情報を取得する(ステップS58)。
処理部42は、取得した回転情報に基づいて縦撮りの状態であるか否かを判定する(ステップS59)。処理部42は、縦撮りの状態であると判定した場合(ステップS59でYES)、入力された画像データに前述の抽出範囲を設定する(ステップS60)。処理部42は、無効フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS61)。また、処理部42は、ワイドフラグがセットされているか否かを判定するステップS57においてセットされていないと判定した場合(ステップS57でNO)、又は縦撮りの状態にあるか否かを判定するステップS59において縦撮りの状態にないと判定した場合(ステップS59でNO)、無効フラグがセットされているか否かを判定するステップS61に処理を移す。
処理部42は、無効フラグがセットされていないと判定した場合(ステップS61でNO)、入力された画像データから設定された抽出範囲に含まれる画像データを抽出して表示部43の表示画面431に表示し(ステップS62)、受付部44に撮影者による操作を受付けさせるステップS51に処理を戻す。処理部42は、無効フラグがセットされていると判定した場合(ステップS61でYES)、入力された画像データの全範囲を表示部43の表示画面431に表示し(ステップS63)、受付部44に撮影者による操作を受付けさせるステップS51に処理を戻す。
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態1に係る撮像装置及び記憶媒体の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る縦撮りにおける画像データの抽出方法を説明する説明図である。 実施の形態1に係る画像データの抽出処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る画像データの抽出処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る横撮りにおける画像データの抽出方法を説明する説明図である。 実施の形態2に係る画像データの抽出処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る画像データの抽出処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における撮像表示システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3における画像データの抽出方法及び回転補正の方法を説明する説明図である。 実施の形態3における撮像処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における表示処理の手順を示すフローチャートである。 従来技術における横撮り画像データのワイド画面への表示を説明する説明図である。 従来技術における縦撮り画像データのワイド画面への表示を説明する説明図である。
符号の説明
1 撮像装置
2 記憶媒体
11 姿勢センサ
12 受付部
13 撮像素子
14 処理部
15 記憶媒体書込部
16 データ出力部
17 表示部
18 RAM
19 ROM
20 シャッタボタン
131 撮像面

Claims (9)

  1. 被写体を矩形状の撮像面で撮像して画像データを出力する撮像素子を備え、該撮像素子が出力する画像データを用いて、外部表示装置に設けられた矩形状の表示画面に表示させる画像データを記憶する撮像装置において、
    前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定結果に応じて、前記撮像素子が出力する画像データから前記撮像面の短辺に対する長辺の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出する抽出手段と、
    該抽出手段が抽出した画像データに前記判定結果を付加して記憶する記憶部と
    前記抽出手段による抽出を無効にする指示を受付ける無効受付手段と
    を備え、
    前記抽出手段は、前記無効受付手段が受付けた指示により抽出を無効にするように構成されてあることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像面は、前記表示画面の比率と略同一の比率を有し、
    前記抽出手段は、前記判定手段により前記撮像面の長辺が略鉛直方向を向いていると判定された場合、前記撮像素子が出力する画像データから前記撮像面の比率よりも小さい比率を有する矩形状の画像データを抽出するよう構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像面は、前記表示画面の比率よりも小さい比率を有し、
    前記抽出手段は、前記判定手段により前記撮像面の長辺が略水平方向を向いていると判定された場合、前記撮像素子が出力する画像データから前記表示画面の比率と略同一の比率を有する矩形状の画像データを抽出するよう構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 被写体を矩形状の撮像面で撮像して画像データを出力する撮像素子を備え、該撮像素子が出力する画像データを用いて、外部表示装置に設けられた矩形状の表示画面に表示させる画像データを記憶する撮像装置において、
    前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定結果に応じて、前記撮像素子が出力する画像データから前記撮像面の短辺に対する長辺の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出する抽出手段と、
    該抽出手段が抽出した画像データに前記判定結果を付加して記憶する記憶部と
    を備え
    前記撮像面は、前記表示画面の比率よりも小さい比率を有し、
    前記抽出手段は、前記判定手段により前記撮像面の長辺が略水平方向を向いていると判定された場合、前記撮像素子が出力する画像データから前記表示画面の比率と略同一の比率を有する矩形状の画像データを抽出するよう構成してあることを特徴とする撮像装置。
  5. 前記抽出手段による抽出を無効にする指示を受付ける無効受付手段を備え、
    前記抽出手段は、前記無効受付手段が受付けた指示により抽出を無効にするように構成されてあること
    を特徴とする請求項4のいずれか1つに記載の撮像装置。
  6. 前記撮像面の長辺が略鉛直方向及び略水平方向のいずれの方向を向いているかを選択する指示を受付ける方向受付手段を備え、
    前記判定手段は、前記方向受付手段が受けた指示を前記判定結果とするよう構成されてあること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の撮像装置。
  7. 被写体を矩形状の撮像面で撮像して画像データを出力する撮像素子を備えた撮像装置と、該撮像装置から前記画像データを取得する画像取得手段及び取得した前記画像データを表示する矩形状の表示画面を備えた表示装置とから構成される撮像表示システムにおいて、
    前記撮像装置は、
    前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定結果を前記画像データに付加する判定結果付加手段と
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記判定結果を取得する判定結果取得手段と、
    取得した前記判定結果に応じて、前記画像取得手段が取得した画像データから前記撮像面の短辺に対する長辺の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出する抽出手段と
    を備え、
    前記表示画面は、前記抽出手段が抽出した画像データを表示するように構成してあること
    を特徴とする撮像表示システム。
  8. 矩形状の表示画面を有する表示装置に表示させる画像データを矩形状の撮像面で撮像し画像データを出力する撮像素子を備えた撮像装置で記憶する撮像方法において、
    前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定し、
    判定結果に応じて、前記撮像素子が出力する画像データから前記撮像面の短辺に対する長辺の比率と異なる比率を有する矩形状の画像データを抽出し、前記判定結果を付加して記憶し、
    画像データの抽出を無効にする指示を受付け、
    受付けた指示により抽出を無効にすること
    を特徴とする撮像方法。
  9. 矩形状の表示画面を有する表示装置に表示させる画像データを、前記表示画面の比率よりも小さい比率を有する矩形状の撮像面で撮像し画像データを出力する撮像素子を備えた撮像装置で記憶する撮像方法において、
    前記撮像面の長辺が略水平方向及び略鉛直方向のいずれの方向を向いているかを判定し、
    前記撮像面の長辺が略水平方向を向いていると判定された場合、前記撮像素子が出力する画像データから前記表示画面の比率と略同一の比率を有する矩形状の画像データを抽出し、前記判定結果を付加して記憶すること
    を特徴とする撮像方法。
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