JP4757203B2 - 筒状包装体及びその包装方法と包装装置 - Google Patents

筒状包装体及びその包装方法と包装装置 Download PDF

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Description

本発明は、液状或いは練り状食品、特に、ソーセージ等の包装後に加熱処理を施す食品の包装に適した筒状包装体、及び、その包装方法と該方法を実施する包装装置に関する。
漬け物やチーズ、ソーセージといった液状或いは練り状食品など、流動性を有する物品の包装形態として、長尺の合成樹脂フィルムの側端部同士を重ねて融着した筒状フィルム内に上記物品或いはその原料を充填し、該フィルムの両端部を封止してなる筒状包装体が広く用いられている。図10に筒状包装体の模式図を示す。図中、111は合成樹脂フィルム、112はフィルム側端部を融着してなる融着部、113は封止材である。
この様な筒状包装体の包装作業は、通常、筒状フィルムの形成から封止まで連続工程で行われる。具体的には、帯状の合成樹脂フィルムを繰り出しながら側端部同士を融着させて筒状フィルムを形成し、該筒状フィルム内に被包装物を連続的に充填して筒状体を形成し、所定の間隔で外部より該筒状体を絞って内部の被包装物を押しのけ、押しのけた部分のフィルムを集束させて封止材により封止し、フィルムを切断する。
従来、筒状包装体の封止材としては、結紮工程において、カシメ易く、塑性変形して戻らないことから、気密性保持の目的でアルミニウム線材が用いられていた。
しかしながら、金属線材を用いた場合、包装後に金属製夾雑物が混入しているかどうかを金属探知器により検知することができない。また、包装体の密封性を保つため、アルミニウム線材はフィルムに強固に取り付けられるため、包装体を開封後にフィルムからアルミニウム線材を取り外すことが容易ではなく、フィルムやアルミニウム線材をリサイクルする上で好ましくない。さらに、結紮工程では、潤滑と冷却のために、アルミニウム線材には薄く油が塗布されており、該油の付着が食品衛生上好ましくなく、洗浄工程も必要となっている。さらに、従来のアルミニウム線材を用いた場合の、気密度(エア耐圧)の基準は0.15MPaであり、この基準を維持・管理するのは容易ではなかった。
上記のような理由から、アルミニウム線材に代わる封止材が求められていた。
特許文献1には、筒状体を所定の間隔で外部より絞って形成したケーシングフィルムの集束部に補強フィルムを配して超音波融着させた封止部を備えた包装体が開示されている。
特開昭63−272637号公報
しかしながら、フィルムの集束部において超音波を印加して補強フィルムとケーシングフィルムとを融着させた場合、包装体のケーシングフィルムが溶融し、内部応力によってケーシングフィルムの厚みが薄くなったり、微細な穴が生じてしまい、以後の搬送等において包装体が破裂するなどの問題を生じやすい。特に、包装後に加熱する物品の場合には、加熱槽の中で破裂するという問題を生じてしまう。破裂した包装体の内容物は全て損失となり、また、破裂して他の包装体を汚染した場合には、汚染された包装体の洗浄操作が必要になるため、包装体の破裂は製造コストの削減を阻む一因となっている。
本発明の課題は、このような問題に鑑み、金属線材を用いることのない包装体において、破裂等の不良品の発生を防止することにある。
本発明の第一は、被包装物を充填した筒状フィルムの両端部を合成樹脂線材により封止してなる筒状包装体の包装方法であって、
帯状の合成樹脂フィルムを連続して繰り出しながら、該フィルムの側端部同士を重ねて融着して筒状フィルムを連続的に形成し、
該筒状フィルム内に被包装物を連続的に充填して筒状体を形成し、
該筒状体を所定の間隔で連続的に外部より絞って内部の被包装物を押しのけ、該被包装物が押しのけられた領域のフィルムを集束してフィルム集束部を形成し、
直線状の合成樹脂線材をU字形に成形した後、該U字内に上記フィルム集束部を配置し、
該合成樹脂線材の端部同士を接触させて該合成樹脂線材をO字形に成形し、該端部同士の接触部に対して、該接触部と該合成樹脂線材の長さ方向の中央部とを結ぶ方向に超音波を印加することにより融着させて封止し、
該線材が包装体の両端部に位置するようにフィルムを切断することを特徴とする筒状包装体の包装方法である。
本発明の第二は、長尺の合成樹脂フィルムの側端部同士を重ねて融着した筒状フィルム内に被包装物が充填され、該フィルムの両端部に、該合成樹脂フィルムを囲んで合成樹脂線材をO字形に成形し、端部同士を融着させてなる封止部を有し、本発明の包装方法により包装されたことを特徴とする筒状包装体である。
本発明の第三は、長尺の合成樹脂フィルムの側端部同士を重ねて融着した筒状フィルム内に被包装物が充填され、該フィルムの両端部に、該合成樹脂フィルムを囲んで合成樹脂線材をO字形に成形し、端部同士を融着させてなる封止部を有し、該封止部とフィルム端部との間に断面形状がコ字形のフィルム融着部を有し、本発明の包装方法により包装されたことを特徴とする筒状包装体である。
本発明の第四は、被包装物を充填した筒状フィルムの両端部を合成樹脂線材により封止してなる筒状包装体の包装装置であって、
帯状の合成樹脂フィルムを連続して繰り出す手段と、
該フィルムの側端部同士を重ねて融着して筒状フィルムを連続的に形成する手段と、
該筒状フィルム内に被包装物を連続的に充填して筒状体を形成する手段と、
該筒状体を所定の間隔で連続的に外部より絞って内部の被包装物を押しのける手段と、
被包装物が押しのけられた領域のフィルムを集束してフィルム集束部を形成する手段と、
所定の長さの直線状の合成樹脂線材をU字形に成形する成形手段と、
U字形の合成樹脂線材の湾曲部を支えるアンビルと、該合成樹脂線材のU字内にフィルム集束部を配置した後、該合成樹脂線材のU字の両端部に押し当てて該端部同士を接触させて該合成樹脂線材をO字形に成形するホーンとを備え、合成樹脂線材の長さ方向の中央部と端部同士の接触部とを結ぶ方向に超音波を印加する封止用超音波印加手段と、
該合成樹脂線材が包装体の両端部に位置するようにフィルムを切断する切断手段と、
を少なくとも備えたことを特徴とする筒状包装体の包装装置である。
本発明においては、下記の効果が得られる。
封止材として合成樹脂線材を用いるため、封止工程が簡易で、筒状包装体の両端部の封止に好ましく用いられ、また、射出成形品に比較して単価が大幅に低減される。また、金属が用いられないため、包装後の金属探知器による金属製夾雑物の検知が可能であり、食品衛生上も好ましい。特に、合成樹脂線材と合成樹脂フィルムとに同じ素材を用いた場合には、分別せずにリサイクルに供することができる。
封止材が線材であるため、一度に多数個分を供給することができ、線材の供給のために頻繁に包装装置を停止する必要が無く、包装効率が高い。
本発明においては、フィルム集束部において、合成樹脂線材の端部同士が融着により強固に一体化しており、ソーセージのように、包装後に加熱処理により内圧が高くなるような場合にも十分に密封性を維持することができる。さらに、本発明において合成樹脂線材とフィルムとを一部で融着させることにより、包装体から合成樹脂線材が脱離することがない。また、この場合、合成樹脂とフィルムとの融着部を一部に限定することで、封止部のフィルムに薄肉部や微少な穴が生じにくく、十分な密封性を維持することができる。
また、線材融着部に液体を接触させたり、或いは線材の材質を選択することによって、線材融着部の冷却時間を短縮することにより、生産効率を上げることができる。
さらに、本発明において、合成樹脂フィルムの切断手段として超音波印加による溶断を用いた場合、溶断部であるフィルム末端部が互いに融着するため、合成樹脂線材による封止と相俟って高い密封性が得られる。さらに、合成樹脂線材の融着とフィルムの溶断の両方の操作を備えた超音波印加手段を用いることができ、両作業を同時に且つ簡易に実施することができる。
また、本発明において、フィルムの切断を切断刃により行い、切断部を避けてフィルム融着部を形成することにより、融着して塊状となったフィルム融着部による他の包装体の損傷を防止することができる。
以下に本発明の筒状包装体、包装方法、包装装置について図面を用いて詳細に説明する。
本発明の筒状包装体は、先に図10に示した形態と基本的には同じである。即ち、長尺の合成樹脂フィルム111の側端部同士を重ねて融着した筒状フィルム内に被包装物を充填し、該フィルムの両端部を封止材113により封止した形態であり、本発明は、封止材113として合成樹脂線材を用い、合成樹脂フィルム111を集束したフィルム集束部において、直線状の合成樹脂線材をO字形に成形し、端部同士を融着させて封止したことに特徴を有する。
図1に、本発明の包装装置の好ましい形態の一例の概略図を示す。本実施形態は、フィルムの切断手段として超音波印加による溶断を用いた形態である。
図1中、1はフィードポンプ、2は充填ノズル、3は製筒装置、4はロール、5は合成樹脂フィルム、6は電極、7は被包装物、8は移送ローラー、9は絞りローラー、10は封止・切断手段、11a、11b、12a、12bは集束板、14a、14bは封止用ホーン、15a、15bは封止用アンビル、16は溶断用ホーン、17は溶断用アンビルである。
図1の装置において、充填ノズル2はフィードポンプ1に連結されており、充填ノズル2の中間部に製筒装置3が設けられ、ロール4から繰り出された帯状の合成樹脂フィルム5はこの製筒装置3を通過するときに筒状に丸められる。そして、筒状に丸められて重ねられたフィルム5の側端部同士を電極6により融着し、筒状フィルムを形成する。一方、充填ノズル2から該筒状フィルムに被包装物7を充填し、筒状体を形成する。筒状体は移送ローラー8によって挟持されて紙面下方に移送され、次いで、絞りローラー9が筒状体を所定の間隔で外部より絞って内部の被包装物7を押しのけ、押しのけられた領域のフィルムを、封止手段10において集束してフィルム集束部を形成し、該フィルム集束部においてフィルム5に超音波を印加して溶断すると同時に、溶断部の前後において、フィルム集束部を合成樹脂線材によって封止し、合成樹脂線材により両端を封止した包装体が得られる。上記一連の工程は全て連続的に行われる。
図2に、図1の封止・切断手段10中の集束手段の拡大斜視図を示す。尚、図2においては、便宜上、超音波印加手段を省略する。
図2において、集束板11a、11b、12a、12bは、被包装物7を押しのけた領域のフィルム18を集束する手段であって、本例では図2に示すように、入口が最も広く、奥になるほど狭い開口部を有し、11aと11b、12aと12bとがそれぞれ開口部を対向させて、上下方向でずれて平行に配置している。従って、フィルムを両側から挟むように互いにフィルムに向かって前進させることにより、図3に示すように、フィルムを絞ってフィルム集束部19を形成することができる。尚、集束手段は、図2に示す形態に限定されるものではなく、同様の作用を有するものであれば、どのような手段であってもかまわない。
このように、集束したフィルム集束部19において合成樹脂線材を用いて超音波融着により封止する。
本発明においては、所定の長さに切断した直線状の合成樹脂線材を先ずU字形に成形し、フィルム集束部を該U字内に配置させた後、U字の開口部である合成樹脂線材の両端部を互いに接触させてO字形に成形し、該接触部を超音波融着する。本発明において好ましくは、直線状の合成樹脂線材をU字形に成形する成形手段と、U字形の合成樹脂線材の両端部を超音波融着する際の超音波印加手段とに、共通のアンビルを用いることができる。即ち、アンビルがU字の湾曲部の外側に対応する凹形の湾曲面を有し、該U字の湾曲部の内側に対応する凸形の湾曲面を有する凸型を用いて成形手段とする。また、封止用ホーンには該U字形の合成樹脂線材の端部同士を接触させてO字形に成形しうる形状を備えたホーンを用いる。具体的には、U字形の合成樹脂線材の両端部に押し当てることにより、該端部同士が近づくような凹型の湾曲面を備えたホーンが好ましく用いられる。
本発明において好ましく用いられる、アンビルが合成樹脂線材の成形用手段を兼ねた、封止用ホーン及びアンビルの構成例を図4、図5に示す。図4は斜視図、図5(a)は平面図、図5(b)は(a)のA−A’断面図である。図中、14はホーン、15はアンビルである。
本構成例のアンビル15は、ホーン14に向かって中央部に凹部を有する平面が略U字形を有し、合成樹脂線材を保持するべく、U字に沿って溝が形成されている。一方、ホーン14は、アンビル15に向かって中央部が凹んだ湾曲面を有している。本超音波印加手段のアンビル15を用いた合成樹脂線材の成形工程を図6に、成形した合成樹脂線材による封止工程を図7にそれぞれ示す。図中の20は凸型、21は合成樹脂線材であり、いずれの図も図5(b)のB−B’断面により各工程を示す。
先ず、所定の長さに切断した合成樹脂線材21をアンビル15と凸型20との間に配置する〔図6(a)〕。該凸型20は合成樹脂線材21を成形するU字形状の湾曲部の内側に対応する凸形の湾曲面をアンビル15に向かって備えている。合成樹脂線材21は予め所定の長さに切断して包装装置に供給しても良いが、包装装置に切断手段を付設して、長尺の線材をリール状に巻いたものを装置内で切断しながら用いるのが好ましい。
凸型20をアンビル15に向かって相対的に前進させ、先端の湾曲面を合成樹脂線材21の長さ方向の中央部に押し当てると、合成樹脂線材21はアンビル15に形成された溝の平面形状に沿って中央部で湾曲し〔図6(b)〕、最終的にアンビル15に形成された凹形の湾曲面に沿ったU字形に形成される〔図6(c)〕。
尚、上記成形工程においては、合成樹脂線材21を成形しやすくするために加熱することが好ましく、加熱手段としては、当該工程に供する前に別途合成樹脂線材21を加熱しても、また、凸型20及び/またはアンビル15を加熱して用いても良い。
U字形に成形された合成樹脂線材21は、凸型20を後退させてもアンビル15の溝に保持されており、この状態で合成樹脂線材21のU字内にフィルム集束部19を配置し、ホーン14をアンビル15に対峙させる〔図7(a)〕。
ホーン14をアンビル15に向かって前進させると、平面方向におけるホーン14の両端が先ず合成樹脂線材21の両端部に接し〔図7(b)〕、次いで、該両端部はホーン14の凹形の湾曲面に沿って中央部に滑り込むことによって互いに接近し〔図7(c)〕、最終的に両端部が接触する〔図7(d)〕。
図7(d)に示すように、U字形の合成樹脂線材21の両端部が接触してO字形を成形した状態で、ホーン14とアンビル15間に超音波を印加する。その結果、超音波は図中の矢印23で示される方向、即ち、合成樹脂線材21の両端部の接触部22と、該合成樹脂線材21の長さ方向の中央部を結ぶ方向に印加され、該接触部22において合成樹脂線材21の両端部が互いに融着し、封止が完了する。
一般的に二つの合成樹脂部材を超音波融着させる場合、二つの合成樹脂部材の接触面に直交する方向に超音波を印加する。しかしながら本発明においては、合成樹脂線材21の両端部の接触部22の面に平行な方向に超音波を印加することにより、該面に直交する方向に印加した場合よりも良好に融着させることができることを見い出し、本発明を完成したものである。本発明においては、このように、一般的な超音波融着とは異なり、合成樹脂線材の両端部の接触部22の面に平行に超音波を印加することから、図6,図7に示したように、合成樹脂線材21をO字形に成形する際の凹型と該合成樹脂線材21の両端部の接触部22に超音波を印加するためのアンビルとを兼用することができ、装置の簡略化を図ることができる。
本発明において、封止部は図3に示したフィルム集束部19の上下の集束板11a、11b及び12a、12bのそれぞれに近い位置に形成され、両封止部の間の中央部においてフィルム集束部19を切断する。
本発明に係るフィルムの切断手段としては、特に限定されず、切断刃を用いた従来と同様の方法でも構わないが、溶断手段を用いた場合には、フィルムを切断すると同時に、切断部においてフィルム同士が互いに融着して包装体の密封性を高めることができる。特に、超音波印加による溶断を用いた場合、封止用の超音波印加手段と溶断用の超音波印加手段を一体に構成することができ、好ましい。具体的には、図1における封止用ホーン14a、14bと溶断用ホーン16とを一体構成とし、封止用アンビル15a、15bと溶断用アンビル17とを一体構成とすることにより、封止工程と溶断工程とをタイミング調整することなく同時に実施することができる。封止部と溶断部とは非常に近接しているため、このように超音波印加手段を一体に構成することはスペース的にも非常に有利である。
溶断用のホーン16、アンビル15の形状としては、一方にフィルムの長さ方向に直交する凸条を設け、他方を該凸状が当接する平面とすればよい。凸状は例えば断面が円形のものが好ましく用いられ、その直径は1.0〜4mm程度が好ましい。
図8は、本発明の包装体の封止部を示す図であり、図8(a)は部分拡大斜視図、(b)は断面図であり、図中24が合成樹脂線材21の端部同士を融着した線材融着部、26が溶断によるフィルム融着部である。
本発明においては、直線状の合成樹脂線材21をO字形にまで成形して封止するため、成形後の合成樹脂線材21内には内部応力が発生する。そのため、封止工程において合成樹脂線材21の端部同士を十分に融着して線材融着部24を形成した後、内部応力によって再び両端部が離れてしまわないように、該融着部24を十分に冷却して固化する必要がある。冷却手段としては、単に所定の時間をかけるだけでも良いが、液体を接触させることで積極的に冷却することができる。用いられる液体としては、室温の水が望ましく用いられる。水を用いて融着部24を冷却する場合、融着部24と同時にホーン16も冷却され、該ホーン16の温度上昇が抑えられて合成樹脂線材21の融着工程が安定するという効果も得られる。
また、後述するように、合成樹脂線材21の素材を選択することによっても、他の素材よりも冷却時間を短縮することが可能である。さらに、図9に示すように、合成樹脂線材21のフィルム集束部19に接する側に、該合成樹脂線材21の長さ方向に直交する方向に凹部25を形成することによって、成形後に発生する合成樹脂線材21内の応力を低減することも、冷却時間を短縮する上で有効である。尚、図9(a)は凹部を正面から見た図であり、(b)は(a)のA−A’断面図である。このような凹部25は、予め線材21に付与して包装装置に供給した場合には、該凹部25がフィルム集束部19に面するように合成樹脂線材21をアンビル15に対して配置することが難しいため、成形工程直前に包装装置内において金型等を用いて成形付与する、或いは、成形工程において凸型20の湾曲面に対応する凸部を設けておき、U字形に成形すると同時にU字の内側に凹部25が形成されるように装置を構成することが好ましい。
本発明においては、フィルム集束部19と合成樹脂線材21との接触領域において、線材とフィルムとが部分的に融着した線材・フィルム融着部を形成することが好ましい。特に、線材・フィルム融着部は包装体の端部側に設けることが望ましく、この場合、包装体に生じた内圧による応力は、フィルム集束部19と線材21との接触領域の胴部側のフィルムと線材21とが融着していない部分にかかる。従って、線材・フィルム融着部にかかる応力は低減されているため、該応力によりフィルムの薄肉化や微細な穴が発生せず、包装体の破裂には至らない。また、線材・フィルム融着部において線材21はフィルム集束部19に固定されているため、上記応力が過大になった場合でも、該線材21が包装体から脱離する恐れがない。尚、線材・フィルム融着部はフィルム集束部19内において、不連続に形成されていても構わない。線材・フィルム融着部の領域としては、フィルム集束部19の水平断面においては、フィルム集束部19の周囲の90%以下が好ましい。
融着に用いられる超音波の周波数は、15〜40kHz程度であり、印加時間や振幅、印加時に線材同士を接触させる圧力等については、用いる線材の素材や直径、必要とされる封止強度に応じて適宜選択すればよい。
また、本発明において用いられる合成樹脂線材21としては、合成樹脂線材21の横断面形状は特に限定されるものではなく、円形、略円形、楕円形、正方形、長方形、だるま型など、適宜用いることができる。図11に横断面が種々の合成樹脂線材を用い、フィルムと合成樹脂線材を部分的に融着させた場合の封止部の断面模式図を示す。図中、31は凹部、32は線材・フィルム融着部である。
図11(a)は合成樹脂線材の断面が円形の場合で、封止時の圧力により変形して半楕円形状を呈している。また、(b)は長方形の長辺を互いに対向させて封止した場合、(c)は正方形の角部を互いに対向させて封止した場合、(d)はだるま型の場合である。前記したように、フィルム集束部19の、包装体端部側のみに部分的に線材・フィルム融着部32を形成する上では、図11(d)に示されるだるま型のように、合成樹脂線材21の横断面形状において、フィルム集束部19と接触する側面が、包装体の長さ方向において少なくとも一つの凹部31を有する線材を用い、該凹部31を挟む二つの凸部のうち包装体の端部側の凸部において前記線材・フィルム融着部32を形成することが好ましい。このような横断面形状の線材を用いて図11(d)の如く封止した場合、線材・フィルム融着部32が、必要以上に胴部側に広がることを防ぐことができる。さらに、図11(d)に示されるように、合成樹脂線材21の横断面形状において、フィルム集束部19と接触する側面に包装体の長さ方向において少なくとも一つの凸部33を、線材・フィルム融着部32よりも胴部側に有する線材を用いることも好ましい。このような線材を用いた場合、包装体の内部の圧力が凸部33の存在によって、線材・フィルム融着部32へは伝わりにくくなるため、線材・フィルム融着部32にかかる応力がさらに低減される。これら凹部31、凸部33は、図11(d)に示されるだるま型だけでなく、他の断面形状の線材でも使用することができる。また、図11(e)は、横断面が円形の合成樹脂線材を、該線材の直径よりも狭い所定の間隙を置いて平行配置させた2本のローラー間に通したもので、当該線材を用いることにより、常に均一な幅の線材が供給され、線材融着部24の再現性が向上する。
さらに本発明においては、フィルムの切断手段として切断刃を用い、切断箇所よりも合成樹脂線材側においてフィルム融着部を形成することにより、融着によって塊状となったフィルム融着部が他の包装体を損傷することを防止できる。
また、切断刃により切断したフィルムの切断部の近傍において、フィルム同士を融着させることにより、封止部の外側で密封性を高める手段を講じることが好ましい。具体的には、水平断面形状がフィルムに向かって開口部を有するコ字形のアンビルと、該コ字内に幅方向に遊びを有して嵌合されるホーンとの組み合わせからなる超音波印加手段を用い、水平断面形状がコ字形のフィルム融着部を形成する。尚、本発明において、コ字形であるとは、角部において製造上、若干のRが形成されたものを含む。
図12に具体的な密封用超音波印加手段の構成例を、図13に図12の超音波印加手段を用いたフィルムの融着工程の平面模式図を、図14に図12の超音波印加手段と切断刃を用いた包装装置の概略図を、図15に該装置を用いて包装した包装体の封止部の拡大斜視図を示す。図中、141,141a,141bはホーン、142,142a,142bはアンビル、143は切断刃である。
図13に示すように、フィルム集束部19を挟んでホーン141とアンビル142とを対峙させ〔図13(a)〕、一方を他方に対して相対的に前進させて集束部19を押し潰し〔図13(b)〕、水平断面形状においてコ字形にフィルムを超音波融着させてフィルム融着部26を形成する〔図13(c)〕。
本発明において好ましく用いられるアンビル142は、図12に示されるように、垂直方向断面において、ホーン141に対向する面が半円形或いは略半円形である。また、本発明においては、図13に示すようにアンビル142のコ字の幅方向の長さW1がホーン141の当該長さW2よりも大きく、ホーン141をアンビル142のコ字内に侵入させた際に、ホーン141とアンビル142とが当該幅方向において遊びを有する。好ましくは、ホーン141とアンビル142との間に0.05〜0.2mm程度の間隙を設ける。当該間隙を設けることにより、図13(b)の如く押し潰された集束部19のフィルムが該間隙内に広がり、フィルム全体が融着され、均一に融着したフィルム融着部26が形成され、包装体は封止部の外側(端部側)でさらに良好に密封され、外部からの雑菌等による汚染を防止することができる。
尚、図12に示した超音波印加手段は合成樹脂線材21の封止に用いる超音波印加手段と一体に構成することにより封止工程とフィルム融着部の融着工程とをタイミング調整することなく同時に実施することができる。また、装置の小型化を図ることもできる。
本発明において用いられる合成樹脂線材21は、融着による封止が可能な素材であれば用いることができるが、好ましくは、超音波適性の高い熱可塑性樹脂と、それよりも軟化温度の低い熱可塑性樹脂との混合物或いは共重合物が挙げられる。具体的には、ナイロン、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、特に高密度ポリエチレン(HDPE)、塩化ビニリデン(VDC)と塩化ビニル(VC)との共重合体(VDC・VC共重合体)やVDCとメチルアクリレート(MA)との共重合体(VDC・MA共重合体)、ブタジエンを加えたハイインパクトポリスチレン(HIPS)が挙げられ、VDC・MA共重合体における好ましい質量組成比は、85/15〜98/2である。尚、前述したように、融着後の冷却時間を短縮するために有効な素材としては、塩化ビニリデン含有量が65〜98質量%、より好ましくは75〜98質量%であるVDC・VC共重合体である。
上記超音波適性としては、結晶性よりも非晶性である(溶けやすい)、純度が高い、ヤング率が高い、軟化温度が低い、といった要因が挙げられる。ポリ塩化ビニリデン(PVDC)はヤング率が高いなど超音波適性に優れているものの、結晶性であるため、やや溶けにくい。一方、ポリ塩化ビニル(PVC)は、非晶性で溶けやすく、軟化温度も低い。そのため、VDC・VC共重合体では、VDCが発熱してVCが溶けるという望ましい状態が形成されることになる。また、HIPSについては、ポリスチレン(PS)単独でも上記超音波適性に優れているが、軟化温度の低いブタジエンを加えることでさらに融着効果が高まる。
また、前述した融着後の冷却時間を短縮するために有効な手段として、結晶核剤の添加が挙げられる。結晶核剤としては、タルクやシリカ、顔料などが用いられ、好ましくはタルクを0.02〜0.05質量%の範囲で合成樹脂線材中に添加する。このような結晶核剤を添加した合成樹脂線材は、添加前に比較して超音波印加による溶融後の再凝固温度が1〜2℃上昇する。
さらに、本発明に用いられる合成樹脂線材は、長さ方向に延伸されているものが好ましく用いられる。このような線材は、線材の製造工程においてロール延伸することで得られる。延伸比としては2〜5倍が好ましく、当該範囲の合成樹脂線材は未延伸のものに比較して再凝固温度が2〜3℃上昇する。
また、本発明においては、合成樹脂線材に熱収縮性を持たせておくことにより、包装後の加熱工程において熱収縮を利用して該線材の剛性を高めることができる。具体的には、冷間延伸配向させた線材を用い、比較的長い線材を用いて封止を行う。このような包装体をボイル工程やレトルト工程などの加熱工程に供した場合、包装体全体で80〜120℃程度まで加温されるが、線材の熱容量よりも包装体の内容物の熱容量の方が大きいため、線材の熱収縮が先に進行して短くなり、剛性が向上する。その結果、包装体の内容物の膨張による応力が封止部にかかっても、既に剛性が向上した線材が該応力に耐えて包装体の密封性が維持される。
尚、合成樹脂線材の熱収縮は、加熱工程に先立って実施させても良い。また、熱収縮性が高すぎる場合には、加熱工程で破断してしまうため、加熱工程の温度や時間等を考慮して熱収縮性を調整する必要がある。例えば、120℃での熱収縮率(120℃での熱収縮処理前後の線材の長さの差/収縮前の線材の長さ)が10〜45%が望ましい。さらに望ましくは、20〜30%である。ここで、熱収縮処理後の線材の長さは、100mmの線材を120℃の油浴に10分間浸漬した後、水道水と洗剤で線材を洗浄して線材の長さを測定する。
本発明において用いられる合成樹脂フィルム5は、融着が可能で、包装後に良好な密封性を有するものであれば特に素材は限定されないが、具体的には、上記した合成樹脂線材21に用いられるものと同様のVDC・VC共重合体やVDC・MA共重合体やHIPS、また、PVDC、PVC、ナイロン(Ny)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等が用いられ、単層フィルムでも、複層フィルムであっても良い。
尚、合成樹脂フィルム5と合成樹脂線材21に同じ素材を用いた場合には、リサイクルする際に分別する必要が無く、好ましい。
本発明において用いられる合成樹脂線材21の大きさは、断面が円形の場合で直径が1〜5mm程度が好ましく、円形以外の場合も、当該直径に相当する大きさが好ましい。また、長さについては6〜24mm程度が好ましい。
(実施例1〜6)
図1に示した封止用ホーン14a、14bと溶断用ホーン16とを一体構成とし、封止用アンビル15a、15bと溶断用アンビル17とを一体構成とした超音波印加手段を用い、包装体の封止を行った。合成樹脂フィルムとしては塩化ビニリデン樹脂製のフィルムを用い、被包装物として魚肉を充填し、包装体の長さを230mm、包装体の胴の直径を30mmとした。また、合成樹脂線材としては、下記表1に示す樹脂素材と結晶核剤を組み合わせた素材を断面の直径が2.2mmの円形に成形し、長さを18mmとして用いた。
(実施例7)
図14に示した封止用ホーン14a、14bと密封用ホーン141a、141bとをそれぞれ一体構成とし、封止用アンビル15a、15bと密封用アンビル142a、142bとをそれぞれ一体構成とし、切断刃143として合金工具鋼製の厚さ1mm板を鋭利に研磨したもの1枚を用いた以外は実施例4と同様にして包装体の封止を行った。尚、密封用超音波手段において、図13のW1は2.2mm、W2は2.0mmとした。
(評価)
得られた各包装体について、微細な穴が生じているかどうかを導電テスターを用いて測定した。具体的には、テスターの(+)側を包装体の中央に差し込み、5%塩水の入った容器にテスターの(−)側を浸し、次いで包装体の両端の封止部を該5%塩水に浸し、導通を測定した。封止部に穴が空いていた場合には、明らかな導通が認められる。その結果、いずれの実施例の包装体も本導通テストでは微細な穴は空いていなかった。
そこでさらに、各実施例の包装体をレトルト工程として120℃の蒸気加圧の熱水釜内に20分置いた。
レトルト工程後、封止工程において冷却時間が短い場合には、合成樹脂線材が上記レトルト工程で融着部において切れてはずれてしまう場合があり、10000本連続包装でこのような不良品が発生しない冷却時間を調べた。結果を表1に示す。
Figure 0004757203
表1に示したように、本発明において合成樹脂線材の素材を選択することにより、さらには、水冷手段を加えることにより包装効率を大幅に改善しうることがわかった。
本発明の包装装置の実施形態の概略図である。 図1の包装装置の集束手段の拡大斜視図である。 図2の集束手段によりフィルムを集束した状態を示す斜視図である。 本発明に用いられる封止用の超音波印加手段の構成例を示す斜視図である。 図4の超音波印加手段の平面図及び断面図である。 図4のアンビルを用いた合成樹脂線材の成形工程を示す図である。 図4の超音波印加手段を用いた封止工程を示す図である。 本発明の包装体の封止部を示す図である。 本発明に用いられる合成樹脂線材を示す図である。 本発明の包装体の模式図である。 本発明の包装体の封止部の断面形状を示す断面模式図である。 本発明に用いられる密封用の超音波印加手段を示す斜視図である。 図12の超音波印加手段を用いたフィルム融着工程を示す図である。 図12の超音波印加手段を用いた本発明の包装装置の概略図である。 図12の超音波印加手段を用いてフィルム融着部を形成した本発明の包装体の封止部を示す斜視図である。
符号の説明
1 フィードポンプ
2 充填ノズル
3 製筒装置
4 ロール
5 合成樹脂フィルム
6 電極
7 被包装物
8 移送ローラー
9 絞りローラー
10 封止・切断手段
11a、11b、12a、12b 集束板
14、14a、14b 封止用ホーン
15、15a、15b 封止用アンビル
16 溶断用ホーン
17 溶断用アンビル
18 フィルム
19 フィルム集束部
20 凸型
21 合成樹脂線材
22 接触部
23 超音波印加方向
24 線材融着部
25 凹部
26 フィルム融着部
31 凹部
32 線材・フィルム融着部
33 凸部
111 合成樹脂フィルム
112 融着部
113 封止材
141,141a,141b 密封用ホーン
142,142a,142b 密封用アンビル
143 切断刃

Claims (11)

  1. 被包装物を充填した筒状フィルムの両端部を合成樹脂線材により封止してなる筒状包装体の包装方法であって、
    帯状の合成樹脂フィルムを連続して繰り出しながら、該フィルムの側端部同士を重ねて融着して筒状フィルムを連続的に形成し、
    該筒状フィルム内に被包装物を連続的に充填して筒状体を形成し、
    該筒状体を所定の間隔で連続的に外部より絞って内部の被包装物を押しのけ、該被包装物が押しのけられた領域のフィルムを集束してフィルム集束部を形成し、
    直線状の合成樹脂線材をU字形に成形した後、該U字内に上記フィルム集束部を配置し、
    該合成樹脂線材の端部同士を接触させて該合成樹脂線材をO字形に成形し、該端部同士の接触部に対して、該接触部と該合成樹脂線材の長さ方向の中央部とを結ぶ方向に超音波を印加することにより融着させて封止し、
    該線材が包装体の両端部に位置するようにフィルムを切断することを特徴とする筒状包装体の包装方法。
  2. 前記合成樹脂線材を、U字形に成形する前に、所定の幅に成形する請求項1に記載の筒状包装体の包装方法。
  3. 前記合成樹脂線材の端部同士の融着と同時に、該合成樹脂線材とフィルム集束部との接触領域の一部において、該合成樹脂線材とフィルムとを融着させる請求項1または2に記載の筒状包装体の包装方法。
  4. 前記フィルムの切断部近傍において、水平断面形状においてコ字形にフィルムを融着させ、フィルムの切断を切断刃によって行う請求項1乃至3のいずれかに記載の筒状包装体の包装方法。
  5. 長尺の合成樹脂フィルムの側端部同士を重ねて融着した筒状フィルム内に被包装物が充填され、該フィルムの両端部に、該合成樹脂フィルムを囲んで合成樹脂線材をO字形に成形し、端部同士を融着させてなる封止部を有し、請求項1乃至3のいずれかに記載の筒状包装体の包装方法によって包装されたことを特徴とする筒状包装体。
  6. 長尺の合成樹脂フィルムの側端部同士を重ねて融着した筒状フィルム内に被包装物が充填され、該フィルムの両端部に、該合成樹脂フィルムを囲んで合成樹脂線材をO字形に成形し、端部同士を融着させてなる封止部を有し、該封止部とフィルム端部との間に断面形状がコ字形のフィルム融着部を有し、請求項4に記載の筒状包装体の包装方法によって包装されたことを特徴とする筒状包装体。
  7. 被包装物を充填した筒状フィルムの両端部を合成樹脂線材により封止してなる筒状包装体の包装装置であって、
    帯状の合成樹脂フィルムを連続して繰り出す手段と、
    該フィルムの側端部同士を重ねて融着して筒状フィルムを連続的に形成する手段と、
    該筒状フィルム内に被包装物を連続的に充填して筒状体を形成する手段と、
    該筒状体を所定の間隔で連続的に外部より絞って内部の被包装物を押しのける手段と、
    被包装物が押しのけられた領域のフィルムを集束してフィルム集束部を形成する手段と、
    所定の長さの直線状の合成樹脂線材をU字形に成形する成形手段と、
    U字形の合成樹脂線材の湾曲部を支えるアンビルと、該合成樹脂線材のU字内にフィルム集束部を配置した後、該合成樹脂線材のU字の両端部に押し当てて該端部同士を接触させて該合成樹脂線材をO字形に成形するホーンとを備え、合成樹脂線材の長さ方向の中央部と端部同士の接触部とを結ぶ方向に超音波を印加する封止用超音波印加手段と、
    該合成樹脂線材が包装体の両端部に位置するようにフィルムを切断する切断手段と、
    を少なくとも備えたことを特徴とする筒状包装体の包装装置。
  8. 上記成形手段が、U字の湾曲部の外側に対応する凹形の湾曲面を有したアンビルと、該U字の湾曲部の内側に対応する凸形の湾曲面を備えた凸型との間に、直線状の合成樹脂線材の中央部を挟み込むことにより、該合成樹脂線材をU字形に成形する手段である請求項7に記載の筒状包装体の包装装置。
  9. 前記フィルムの切断手段が切断刃であり、該切断刃の前後段に、水平断面形状がフィルムに向かって開口部を有するコ字形のアンビルと、該コ字内に幅方向に遊びを有して嵌合されるホーンとからなる密封用超音波印加手段を一組ずつ備えた請求項7または8に記載の筒状包装体の包装装置。
  10. 前記合成樹脂線材を所定の幅に成形する予備成形手段を、前記成形手段の前段に有する請求項7乃至9のいずれかに記載の筒状包装体の包装装置。
  11. 前記封止用超音波印加手段が、合成樹脂線材の端部同士を融着すると同時に、該合成樹脂線材とフィルム集束部との接触領域の一部において、該合成樹脂線材とフィルムとを融着させる請求項7乃至10のいずれかに記載の筒状包装体の包装装置。
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