JP4757169B2 - 周波数選択膜 - Google Patents

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Description

本発明は、相異なる2つの特定周波数帯の電波を選択的に遮蔽する2波用の周波数選択膜の改良に関する。
近年では、携帯電話や無線LANなど、周波数帯の異なる電波を使用する種々の通信システムの発達に伴い、特定周波数帯の電波のみを選択的に遮蔽する一方、その他の周波数の電波についてはその透過を許容できるようにすべく、所定形状をなす多数のアンテナを同一平面上に配置してなる周波数選択膜(FSS:Frequency Selective Surfaces)が注目されている。
ところで、例えば、無線LANでは、2.45GHz帯および5.2GHz帯の2つの周波数帯の電波が使用されており、このような環境においては、使用される2つの周波数帯の電波のみを選択的に遮蔽して情報の漏洩を防止する一方、使用されないそれ以外の周波数の電波(例えば、携帯電話に使用される電波,テレビ放送に使用される電波など)については、その透過を許容する必要があり、このような場合には、周波数選択膜として、低周波数帯用および高周波数帯用の2種類のアンテナを組み合わせるようにしたものが知られている。
例えば、特許文献1には、Y形状をなす第1のアンテナと、この第1のアンテナの周囲を取り囲む中抜き状のY形状をなす第2のアンテナとを組み合わせることが記載されている。
また、本願発明者らも、特許文献2において、図13に示すように、一点から放射状に延びる3本の第1エレメント部と、各第1エレメント部の先端に接続されていて該第1エレメント部に直交する方向に延びる3本の第2エレメント部とからなる新規なアンテナを提案した際に、このアンテナを、低周波帯域(2GHz帯)用の大アンテナおよび高周波帯域(5GHz帯)用の小アンテナの2種類とし、図25に示すように、6つの大アンテナ100を、各大アンテナ100の2本の第1エレメント部110(併せて12本の第1エレメント部110)が六角形を形成するように配置し、その六角形の内側に、6つの小アンテナ200を同じく各小アンテナ200の2本の第1エレメント部210が協働して六角形を形成するように配置することで、高密度に配置することのできる配列を提案している。
特開平10−126090号公報(第3〜第4頁,図6) 特開2006−233457号公報(第14〜第15頁,図18)
しかしながら、上記従来のように2種類のアンテナを組み合わせて配列するようにした周波数選択膜では、2種類のアンテナを組み合わせることになり、そのために、高い透過減衰量特性が得られるように高密度に配置することがすることが困難であるという欠点がある。
また、サイズや形状の異なる2種類のアンテナを配置するということは、1種類のアンテナを配置する場合に比べて、図柄が煩雑になり勝ちであり、そのために、見栄えがよくないという難点もある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、複数のアンテナでもって特定周波数帯の電波を選択的に遮蔽するようにした周波数選択膜において、アンテナの形状に工夫を加えることで、1種類のアンテナでもって、2つの特定周波数帯の電波に対する透過減衰量特性が得られるようにすることにある。
上記の目的を達成すべく、本発明では、アンテナを中抜きにすることで、1種類のアンテナでありながら2つの特定周波数帯の電波に対する透過減衰量特性が得られるとの知見に基づき、アンテナの輪郭に沿った縁部のみを導電性部分とし、この縁部の内側を、非導電性の中抜き部とするようにした。
具体的には、本発明では、電波の入射方向に交差する同一面上に配置された複数のアンテナを備えた周波数選択膜を前提としている。
そして、上記各アンテナは、一点から放射状に延びる3本以上のエレメント部を有しており、かつ、該アンテナの輪郭に沿って延びる閉路状をなす導電性の縁部と、この縁部に囲まれた非導電性の中抜き部とからなっているものとする。
尚、上記の構成において、エレメント部の本数は、3本,4本のうちの何れかであることが好ましい。また、3本である場合には、それらの各エレメント部を第1エレメント部とし、これら3本の第1エレメント部に加え、各第1エレメント部に交差する方向に延びるように配置されかつ該第1エレメント部の先端に連結された3本の第2エレメント部を有するものとすることができる。
さらに、各アンテナの縁部は、透光性を有するものとすることもできる。具体的には、一例として、縁部に微細な多数の開口部(透光孔)を設けて該縁部に透光性を付与することが挙げられ、その場合には、縁部を、メッシュ状に形成された導電部分からなるものとすることができる。
本発明によれば、1種類のアンテナでもって2つの特定周波数帯の電波を減衰させることができるので、2種類のアンテナを組み合わせるようにする従来に比べて、高密度に配置することが容易であり、透過減衰量特性の向上に貢献することができるとともに、図柄の煩雑化を抑えて見栄えの向上に寄与することもできる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る周波数選択膜を示している。この周波数選択膜は、同一平面上に所定のパターンでもって規則的に配置された多数のアンテナ10を備えており、上記の平面が電波入射方向に交差する状態でもって使用される。
各アンテナ10は、図2に拡大して示すように、一点Pから放射状に延びる3本の第1エレメント部11と、各第1エレメント部11に交差する方向に延びていて、長さ方向の中央において該第1エレメント部11の先端に接続した第2エレメント部12とからなっている。第1エレメント部11および第2エレメント部12はそれぞれ直線状であり、3本の第1エレメント部11は、上記の点の周りに120°の間隔をおいて位置している。また、第1エレメント部11と該第1エレメント部11に対応する第2エレメント部12とは、90°の角度をなしている。
さらに、第1および第2エレメント部11,12の各部位の寸法については、一例として、第1エレメント部11の長さL1がL1=9.0mmであり、第2エレメント部12の長さL2がL2=8.0mmであり、また、第1および第2エレメント部11,12の幅W1,W2が、W1=W2=2.0mmである。
そして、本実施形態では、上記の各アンテナ10は、該アンテナ10の輪郭に沿って延びる閉路状をなす導電性の縁部10aと、この縁部10aに囲まれた非導電性の中抜き部10bとからなっている。
具体的には、第1エレメント部11に対応する中抜き部10bの部分の幅Wi1と、第2エレメント部12に対応する中抜き部10bの部分の幅Wi2とは、Wi1=Wi2=1.0mmである。つまり、第1および第2エレメント部11,12における縁部10aの線幅Wo1,Wo2は、該縁部10aの全線に亘ってWo1=Wo2=0.5mmである。また、アンテナ10は、隙間無く並べられた同一サイズの正三角形の各頂点にアンテナ10の中心点Pが位置するように配列されており、相隣るアンテナ10,10間の横ピッチC1はC1=11.4mm、縦ピッチC2はC2=13.2mmである。ここで、横ピッチとは図の横方向におけるピッチの意味であり、縦ピッチとは図の縦方向におけるピッチの意味である。
尚、本周波数選択膜の具体的な態様(特に、製造方法)の一例としては、電波透過性の良好な面材(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムなど)上に、銅,アルミニウム,銀などの粉末状の導電材料がバインダに含有されてなる導電性ペーストを、所定のパターンが得られるように均一に塗布して乾燥させることによりアンテナ10を形成するようにしたものが挙げられる。
ここで、上記のように構成された周波数選択膜において、その周波数〔単位:GHz〕と透過減衰量〔単位:dB〕との間の関係(以下、透過減衰量特性という)を調べるために行ったテストについて説明する。尚、テスト対象としては、各アンテナ10の第2エレメント部12の長さL2が、L2=8.0mm(実施例1),7.0mm(実施例2),6.0mm(実施例3),5.0mm(実施例4)である4種類の周波数選択膜とした。また、アンテナ10,10間の横ピッチC1および縦ピッチC2は、実施例1ではC1=11.4mmおよびC2=13.2mmである他、実施例2ではC1=11.2mmおよびC2=12.9mmであり、実施例2ではC1=10.9mmおよびC2=12.6mmであり、実施例2ではC1=10.7mmおよびC2=12.3mmである。次表1は、実施例1〜実施例4の各部位および各ピッチの寸法を示している。以上の結果を、図3に併せて示す。
Figure 0004757169
図3から判るように、低周波数側の透過減衰量と、高周波数側の透過減衰量とを対比すると、何れの場合でも、低周波数側の透過減衰量の方が大きいものの、低周波数側および高周波数側の各透過減衰量は、共に、10dB以上である。
また、低周波数側および高周波数側の各透過減衰量のピークは、アンテナ10の第2エレメント部12の長さL2が短くなるに従って、低周波数側および高周波数側の両方において共に高周波数側にシフトしている。その際のシフト量は、低周波側よりも高周波側の方が大きい。
さらに、第2エレメント部長さL2が短くなるに従い、低周波側の透過減衰量のピーク値については、僅かずつではあるが減少する傾向を見て取ることができる一方、高周波数側の透過減衰量のピークについては、はっきりとした増加傾向を示している。
したがって、本実施形態によれば、1種類のアンテナ10でもって2つの特定周波数帯の電波を減衰させることができるので、2種類のアンテナを組み合わせるようにする従来に比べて、高密度に配置することが容易であり、透過減衰量特性の向上に貢献することができるとともに、図柄の煩雑化を抑えて見栄えの向上に寄与することもできる。
尚、上記の実施形態では、縁部10aの領域の全部を導電材料で埋め尽くすようにしているが、透光性を有する基材(窓ガラスなど)に周波数選択膜を貼着して使用する場合には、アンテナ10に透光性を付与すべく、図4および図5に示す変形例1のように、導電部分をメッシュ状に配置することで、縁部10aに略矩形状をなす微小な多数の開口部20を設けるようにしてもよい。尚、図5の(a)〜(c)は、図4中に円で囲まれた部分a〜cを拡大して示す平面図である。
また、上記の実施形態では、平面上に隙間無く並べた正三角形の各頂点に中心点Pが位置付けられるようにアンテナ10を配置しているが、アンテナ10の具体的な配置はアンテナ10の形状や必要とされる配置密度などに応じて適宜設計することができる。例えば、図6に示す変形例2のように、平面上に隙間無く並べた正六角形の各頂点に中心点Pが位置付けられるように配置することもできる。
さらに、上記の実施形態では、相隣るアンテナ10,10間のピッチC1,C2、各アンテナ10の第1および第2エレメント部11,12の形状、第1および第2エレメント部11,12の長さL1,L2および幅W1,W2、第1および第2エレメント部11,12に対応する中抜き部10bの部分の幅Wi1,Wi2、縁部10aの幅Wo1,Wo2などについて具体的な数値を挙げて説明しているが、それらの数値は、必要に応じて適宜定めることができる。
(実施形態2)
図7は、本発明の実施形態2に係る周波数選択膜を示している。
本実施形態では、アンテナ10は、図8に拡大して示すように、一点Pから放射状に延びる3本のエレメント部11を有する。各エレメント部11は直線状であり、中心点P周りに120°の間隔をおいて略Y形状をなすように配置されている。
アンテナ10の各部位の寸法は、例えば、エレメント部11の長さLがL=11.5mmであり、エレメント部11の幅WがW=3.0mmである。そして、エレメント部11に対応する中抜き部10bの部分の長さLiは、Li=10.5mmであり、中抜き部10bの幅Wiは、Wi=1.0mmである。尚、図示する例では、縁部10aの線幅Woは、その全線に亘り、Wo=1.0mm(=11.5−10.5)である。また、これらのアンテナ10は、アンテナ10,10間の横ピッチC1がC1=13.0mmおよび縦ピッチC2がC2=15.0mmとなるように配置されている。
ここで、上記構成の周波数選択膜を実施例1とし、これに、エレメント部11に対応する中抜き部10bの部分の長さLiを、Li=7.5mmおよびLi=4.5mmにそれぞれ変更してなる実施例2および実施例3の2種類の周波数選択膜を加え、これら3種類の周波数選択膜について透過減衰量特性を測定した。つまり、実施例2および実施例3では、エレメント部11の先端における縁部10aの線幅Wo′が、実施例1ではWo′=1.0mmであるのに対し、実施例2および実施例3では、それぞれ、Wo′=4.0mm(=11.5−7.5)およびWo′=7.0mm(=11.5−4.5)である。アンテナ10,10間の横ピッチC1および縦ピッチC2はそれぞれ互いに共通である。その結果を、図9に併せて示す。尚、同図には、実施例1〜実施例3に加え、中抜き部の存在しないものを比較例として併せて示している。次表2に、実施例1〜実施例3および比較例の各部位および各ピッチの寸法を示しておく。
Figure 0004757169
図9から判るように、エレメント部11に対応する中抜き部10bの部分の長さLiが短くなるに従って、透過減衰量のピークが、低周波側および高周波側の何れにおいても高周波側にシフトしている。また、上記中抜き部長さLiが短くなるに従って、低周波側の透過減衰量が増加する一方、高周波側の透過減衰量は減少することが判る。
したがって、本実施形態によっても、実施形態1の場合と略同様の効果を得ることができる。
尚、上記の実施形態では、相隣るアンテナ10,10間のピッチC1,C2、各アンテナ10のエレメント部11の形状、各エレメント部11の長さLおよび幅W、各エレメント部11に対応する中抜き部10bの部分の幅Wi、縁部10aの幅Woなどについて具体的な数値を挙げて説明しているが、それらの数値は、必要に応じて適宜定めることができる。
(実施形態3)
図10は、本発明の実施形態3に係る周波数選択膜の構成を示している。
本実施形態では、各アンテナ10は、図11に拡大して示すように、一点Pから放射状に延びる4本のエレメント部11を有する。各エレメント部11は直線状をなしており、中心点P周りに90°の角度をおいて配置されている。
アンテナ10の各部位の寸法は、エレメント部11の長さLがL=16.8mmであり、エレメント部11の幅WがW=3.0mmである。そして、各エレメント部11に対応する中抜き部10bの部分の長さLiは、Li=15.8mmであり、中抜き部10bの同部分の幅Wiは、Wi=1.0mmである。尚、縁部10aの線幅Woは、その全線に亘り、Wo=1.0mmである。これらのアンテナ10は、アンテナ10,10間の横ピッチC1がC1=37.6mmおよび縦ピッチC2がC2=37.6mmとなるように配置されている。
図12は、上記構成の周波数選択膜(実施例)の透過減衰量特性を示している。尚、比較のために、中抜き部の存在しない周波数選択膜(比較例)の透過減衰量特性を併せて示す。アンテナ10,10間の横ピッチC1および縦ピッチC2は、実施例および比較例においてそれぞれ互いに共通である。次表3に、実施例および比較例の各部位および各ピッチの寸法を示しておく。
Figure 0004757169
図12から判るように、比較例では、4.9GHzの辺りに大きなピークが1つあるだけなのに対し、実施例の場合には、3.0GHzの辺りおよび6.5GHzの辺りに併せて2つのピークが見られる。
したがって、本実施形態によっても、実施形態1の場合とほぼ同様の効果を得ることができる。
尚、上記の実施形態では、相隣るアンテナ10,10間のピッチC1,C2、各アンテナ10のエレメント部11の形状、各エレメント部11の長さLおよび幅W、各エレメント部11に対応する中抜き部10bの部分の幅Wi、縁部10aの幅Woなどについて具体的な数値を挙げて説明しているが、それらの数値は、必要に応じて適宜定めることができる。
また、上記の実施形態1〜3では、エレメント部11の本数が3本ないし4本の場合について説明しているが、その本数についても、必要に応じて適宜設定することができるのは勿論である。
本発明に係る周波数選択膜は、特定周波数帯以外の電波を使用する機器の電波環境の悪化を招くことなく、特定周波数帯の電波の使用に当たってのノイズ防止および情報の漏洩などに備えられるようにすべく、外壁パネル,内壁パネル,屋根板材,天井板材,床板材,壁装材(壁紙,クロスなど),ガラス窓,間仕切り(パーテーションなど),布(ロールスクリーン,カーテンなど)など、2次元的な広がりを持つ面材上に、多数のアンテナを直接に形成することにより設けられて、又は透明樹脂フィルムなどの基材上に多数のアンテナが予め形成されてなる周波数選択シートを貼付することにより設けられて使用される。
図1は、本発明の実施形態1に係る周波数選択膜の構成を示す平面図である。 図2は、アンテナを拡大して示す平面図である。 図3は、実施例1〜実施例3の各周波数選択膜の透過減衰量特性を比較例のものと対比して示す特性図である。 図4は、変形例1のアンテナを拡大して示す図2相当図である。 図5(a)〜(b)は、変形例1のアンテナの各部位a〜cをさらに拡大して示す平面図である。 図6は、変形例2の周波数選択膜の構成を示す図1相当図である。 図7は、本発明の実施形態2に係る周波数選択膜の構成を示す図1相当図である。 図8は、アンテナを拡大して示す図2相当図である。 図9は、実施例1〜実施例3の各周波数選択膜の透過減衰量特性を比較例のものと対比して示す図3相当図である。 図10は、本発明の実施形態3に係る周波数選択膜の構成を示す図1相当図である。 図11は、アンテナを拡大して示す図2相当図である。 図12は、実施例の周波数選択膜の透過減衰量特性を比較例のものと対比して示す図3相当図である。 図13は、従来の周波数選択膜の構成を示す図1相当図である。
符号の説明
10 アンテナ
10a 縁部
10b 中抜き部
11 第1エレメント部,エレメント部
12 第2エレメント部

Claims (5)

  1. 電波の入射方向に交差する同一面上に配置された複数のアンテナを備えた周波数選択膜であって、
    上記各アンテナは、一点から放射状に延びる3本以上のエレメント部を有し、かつ、該アンテナの輪郭に沿って延びる閉路状をなす導電性の縁部と、該縁部に囲まれた非導電性の中抜き部とからなり、
    上記各エレメント部は、幅方向両側の縁部の線幅が等しく、且つそれらの線幅の和が中抜き部の幅以上であり、
    上記各アンテナの縁部は、メッシュ状に形成された導電部分からなり、透光性を有することを特徴とする周波数選択膜。
  2. 電波の入射方向に交差する同一面上に配置された複数のアンテナを備えた周波数選択膜であって、
    上記各アンテナは、一点から放射状に延びる3本以上のエレメント部を有し、かつ、該アンテナの輪郭に沿って延びる閉路状をなす導電性の縁部と、該縁部に囲まれた非導電性の中抜き部とからなり、
    上記各エレメント部は、幅方向両側の縁部の線幅が等しく、且つそれらの線幅の和と中抜き部の幅とが等しく、
    上記各アンテナの縁部は、メッシュ状に形成された導電部分からなり、透光性を有することを特徴とする周波数選択膜。
  3. 請求項1又は2に記載の周波数選択膜において、
    各アンテナのエレメント部は、3本とされていることを特徴とする周波数選択膜。
  4. 請求項に記載の周波数選択膜において、
    各アンテナのエレメント部は、第1エレメント部であり、
    上記各アンテナは、上記3本の第1エレメント部に加え、該各第1エレメント部に交差する方向に延びるように配置されていて該第1エレメント部の先端に連結された3本の第2エレメント部を有することを特徴とする周波数選択膜。
  5. 請求項1又は2に記載の周波数選択膜において、
    各アンテナのエレメント部は、4本とされていることを特徴とする周波数選択膜。
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