JP4757044B2 - 防爆機器駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラントやビルのメンテナンス、可燃ガス又は粉塵の存在する機器の内部(例えば、ガソリンタンク,プラント及びエンジンの内部)の検査、ボイラ内部の検査等を行うための内視鏡に関するものであり、特に、爆発の可能性の高い場所での使用が可能な防爆映像装置などの防爆機器駆動装置に関する。
従来、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる内視鏡が広く利用されている。また、工業用分野においても、ボイラ、タービン、エンジン、化学プラント等の内部の傷、腐食等の観察、検査に工業用内視鏡が広く用いられている。
上述のように使用される内視鏡(映像装置)には挿入部の先端部に光学像を画像信号に光電変換するCCDなどの撮像素子を配設した電子内視鏡(以下内視鏡と略記する)がある。この内視鏡では、光源装置から供給される照明光によって照らされた観察部位の観察像を撮像素子の撮像面に結像させ、この撮像素子で光電変換した観察像の画像信号を外部装置であるカメラコントロールユニット(以下CCUと略記する)の信号処理部に伝達して映像信号を生成し、モニタ画面上に内視鏡画像を表示させて観察を行う構成になっていた。
上記内視鏡装置としては、例えば、先端部に観察部位を撮像する固体撮像素子,及び観察部位を照明する光源を有する撮像部と、電源及び信号処理部を有する制御部とから構成されている。制御部と撮像部とは複数の電線からなるケーブルで接続されており、このケーブルを介して、制御部から撮像部に対する電力供給と、撮像部を制御する制御信号及び撮像部からの映像信号等の送受信が行われている。
そして、工業用分野で使用される内視鏡の中には、化学プラントの配管やガスタンク等、爆発性雰囲気等の危険場所(以下危険場所と記載する)で使用されるものがある。そして、この危険場所で使用される機器は、この機器が発火源等になることを防止するため、少なくとも本質安全防爆の安全基準条件(後述)を満たさなければならない。
ここで、撮像部が上記危険場所に挿入されて、その内部の映像を撮影するため、制御部が撮像部に対して行う電力供給に対して、安全基準に対応する構成が必要となる。すなわち、制御部の電源と、撮像部の撮像素子及び光源との間に、上記安全基準条件を満たすバリア制限回路が介挿されている防爆映像装置としての内視鏡装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−75020号公報
しかしながら、特許文献1に示す従来の内視鏡装置にあっては、撮像素子を制御する制 御信号や、撮像素子からの映像信号を送受信する各線それぞれに対し、各線の信号に対応した複雑な構成のバリア回路を、制御部側に設ける必要がある。
このため、上記従来の内視鏡装置は、制御部側にバリア回路を設けるため、制御部が大きく、かつ重量も重くなり、携帯性を悪くなる問題がある。
また、従来の内視鏡装置は、制御部が複雑化及び大型化することにより、生産コストが増加する欠点もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、防爆機器とこの防爆機器を制御する駆動装置からなる装置構成において、防爆機器及び駆動装置間の信号を授受する信号線における本質安全防爆の安全基準を満足する、携帯性に優れた小型軽量の防爆機器駆動装置を提供することを目的とする。
<本質安全防爆の説明>
本質安全防爆については、IEC(国際電気標準会議),ATEX(ヨーロッパ),FM(アメリカ),CSA(カナダ),TIIS(日本)等で、規格化され、検定機関より防爆機器として検定される。本明細書中においては、IECのガス蒸気防爆規格IEC60079及び粉塵防爆IEC61241に基づいて説明する。ただし、他の各国の規格と実質的に対応する部分については、他の各国の規格にも適用可能であり、他の規格を排除するものではないことは言うまでもない。
危険領域における爆発のメカニズムについて考察すると、爆発は、一般に、可燃性ガス又は粉塵及び酸素が混合して存在する環境下において、着火源の温度が上昇して混合ガス又は粉塵の発火温度を超えることにより、誘発して起こる。例えば、ガソリンタンク,プラント及びエンジンの内部においては、燃料がガス化又は粉塵化して可燃性となっており、周囲には酸素が存在しており、可燃性混合状態となる。この環境下においては、上述したように着火源が存在する場合、着火源の温度によって爆発を引き起こす危険性がある。逆に言うと、爆発の要素は、可燃性ガス又は粉塵,酸素,着火源の3つであり、この3つのうちの1つでも欠ければ爆発は起こらない。このうち、可燃性ガス又は粉塵及び酸素は環境的に存在するものであり、基本的に着火源によるエネルギー印加要素を絶つことににより、本質安全防爆を確実なものとする。
IECにおいては、安全防爆製品についての使用場所として、危険のレベルにより、Zone0,Zone1及びZone2として定義している。すなわち、Zone0が最も危険性が高く、Zone1が次に危険性が高く、そして、Zone2がその次に危険性が高い。危険区域はHazardous Areaとされ、非危険区域はNon−Hazardous Areaとされる。
機器構造については、ia機器,ib機器,Type−nとして定義されている。ia機器が最も爆発に対して信頼性が高く、ib機器がその次に信頼性が高い。ここで、ia機器は、Zone0,Zone1でも使用可能であり、ib機器はZone1でのみ使用可能である。Zone0又はZone1にて使用可能な機器は本質安全防爆機器と呼ばれている。Type−n機器はZone2での使用が可能である。
本発明の防爆機器駆動装置は、制御部(例えば、実施形態におけるメインユニット1)とこの制御部により制御される防爆機器部(例えば、実施形態におけるコントロールユニット3及び挿入部4)とが信号線で接続され、制御部及び防爆機器部(ここでは、例えば、コントロールユニット3を基準とする)相互間にてデジタル信号を送受信する際、前記デジタル信号による伝送電流の電気エネルギーを制限する防爆機器駆動装置であり、前記デジタル信号によって前記信号線に流れる前記伝送電流の電流値を、本質安全防爆の安全基準に対応する電流値に制限するとともに、カットオフ周波数を、デジタル信号の伝送速度を決定する伝送クロックの周波数に制限するエネルギー制限手段(実施形態における電流制限回路であるバリア回路)が、制御部及び防爆機器部の前記信号線に介挿されていることを特徴とする。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記デジタル信号によって前記信号線に流れる電流値を制限する電流制限抵抗の抵抗値の最大値をRmaxとし、前記信号線による伝送路の浮遊容量であるストレーキャパシティーをCsとし、前記デジタル信号の伝送速度を決定する伝送クロックの周波数のカットオフ周波数をfcとした場合、前記エネルギー制限手段におけるカットオフ周波数fcを、fc=1/(2π・Rmax・Cs)を満足する数値に設定することを特徴とする。
ここで、従来の防爆機器駆動装置は、アナログ信号をそのままの形状で制御部及び防爆機器間にて送受信、すなわち直流成分及び交流成分各々に対して防爆処理を行った後に合成して元のアナログ信号に戻す複雑な回路構成が必要である。
しかしながら、本発明の防爆機器駆動装置は、上述した構成により、デジタル信号による伝送電流を制御することのみで、本質安全防爆の規格に対応した電流制御を行うことができ、「1」と「0」との区別が付けば、電圧レベルも低下させることができるため、アナログ信号を伝送する際のように、複雑なバリア回路が必要なく、制御部におけるバリア回路の規模を縮小することができ、装置のサイズも小さくすることができ、制御部の携帯性を向上させ、かつ製造コストを低下させることができる。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記防爆機器が、撮影した映像を映像信号として出力する撮像手段と、前記映像信号をデジタル信号の画像信号に変換する画像処理手段とを有し、前記制御部が、前記エネルギー制限手段と、該エネルギー制限手段を介して入力される前記画像信号を表示する表示部と前記エネルギー制限手段を介して前記防爆機器に制御信号を出力するカメラ制御部とを有していることを特徴とする。
これにより、本発明の防爆機器駆動装置は、画像信号の伝送電流を制御することのみで、本質安全防爆の規格に対応した電流制御を行うことができ、「1」と「0」との区別が付けば、電圧レベルも低下させることができるため、アナログの映像信号を伝送する際のように、複雑なバリア回路が必要なく、制御部の携帯性を向上させ、かつ製造コストを低下させることができる。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記防爆機器と制御部とにおける、複数の回路間におけるデータ送信が高速シリアルインターフェースにより多重化されていることを特徴とする。
これにより、本発明の防爆機器駆動装置は、防爆機器と制御部との間の信号線の数を削減することができ、エネルギ制限回路の削減及びこれに伴う防爆に対する信頼性の向上を実現することができる。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記エネルギー制限手段が前記信号線に直列に介挿された抵抗手段であることを特徴とする。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記エネルギー制限手段が前記信号線に直列に介挿された複数の容量素子と、該容量素子の信号の出力側と接地点との間に介挿された抵抗手段とから構成されていることを特徴とする。
これにより、本発明の防爆機器駆動装置は、電源制限手段を簡易に構成することができ、制御部におけるバリア回路の規模を縮小することが可能となり、装置のサイズも小さくすることができ、制御部の携帯性を向上させ、かつ製造コストを低下させることができる。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記抵抗手段が、前記制御部及び防爆機器間の伝送速度を満たすカットオフ周波数となる抵抗値と、本質安全防爆を満たす抵抗値との範囲の抵抗値にて設定されることを特徴とする。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記電流制御手段が、前記制御部及び防爆機器間の伝送速度を満たすカットオフ周波数となる容量値と、本質安全防爆を満たす容量値との範囲にて設定されることを特徴とする。
これにより、本発明の防爆機器駆動装置は、デジタル伝送の必要な伝送速度を満足させ、かつ本質安全防爆の機器に対応した電流制限を行うことができる。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記制御部が電源部を有し、前記電源部が防爆機器に対し電源線を介して駆動電力を供給しており、この電源線に他のエネルギー制限手段がさらに設けられ、本質安全防爆のia機器に対応しており、該他のエネルギー制限手段が、電源線に直列に介挿された抵抗と、該抵抗の前記電源部側の一端にカソード又はアノードのいずれか一方が接続され、他方のアノード又はカソードが接地されたツェナーダイオードとから構成されていることを特徴とする。
これによれば、本発明の防爆機器駆動装置は、データの送受信が行われる信号線の本質安全防爆に加え、本質安全防爆におけるia機器区分に対応した電力供給を行うことが可能となる。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記制御部が電源部を有し、前記電源部が防爆機器に対し電源線を介して駆動電力を供給しており、この電源線に他のエネルギー制限手段がさらに設けられ、本質安全防爆ib機器に対応しており、該他のエネルギー制限手段が、電源線に直列に介挿されたFETまたはトランジスタからなる2組の定電流回路と、該定電流回路の制御部側に電圧制限の為に設けられたツェナーダイオードとから構成されていることを特徴とする。
これによれば、本発明の防爆機器駆動装置は、データの送受信が行われる信号線の本質安全防爆に加え、本質安全防爆におけるib機器区分に対応した電力供給を行うことが可能となる。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記撮像素子がCMOSイメージセンサであることを特徴とする。
本発明の防爆機器駆動装置は、制御部と防爆機器との間に伝送されるデジタル信号がデジタルビデオ信号,防爆機器を駆動するクロック信号,防爆機器を制御する制御信号であることを特徴とする。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記デジタルビデオ信号がシリアル伝送を送信されることを特徴とする。
本発明の防爆機器駆動装置は、前記デジタルビデオ信号がパラレル伝送であることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の防爆機器駆動装置によれば、防爆機器とこの防爆機器を制御する駆動装置からなる装置構成において、防爆機器及び駆動装置間の情報の送受信をデジタル信号で行うようにしたため、従来のアナログ信号を送受信するためのエネルギー制限回路に比較して回路構成が簡易となり、信号線に設けるバリア回路の規模を縮小することが可能となり、本質安全防爆の安全基準を満足する、携帯性に優れた小型軽量の装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態による防爆機器駆動装置を図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の防爆機器駆動装置の第1の実施形態としての内視鏡装置(防爆映像装置)の概要を示す概念図である。この図1において、メインユニット1は、内視鏡装置全体の制御を行っている。メインユニット1の天面には、各種設定を行うためのフロントパネル11が設けられる。また、メインユニット1の側面には、モニタ画像を表示するためのLCDモニタ12が取り付けられている。メインユニット1には、ベルト13が装着可能となっており、ユーザが肩から吊り下げて、ハンズフリーで作業が行えるようになっている。
スコープユニット2は、コントロールユニット3と、コントロールユニット3に取り付けられた挿入部4と、挿入部4の先端に着脱可能な光学アダプタ8からなる。コントロールユニット3は、スコープコネクタ5により、メインユニット1に着脱可能に取り付けられる。本発明の第1の実施形態においては、後に説明するように、スコープコネクタ5内に、エネルギーの制限するためのエネルギー制限回路(バリア回路)が設けられている。メインユニット1とコントロールユニット3との間は、ユニバーサルケーブル6で接続される。
挿入部4は、各種の被検体を撮影できるように、可撓性を有している。
また、挿入部4の先端部には湾曲部9が設けられる。コントロールユニット3内にはモータが設けられており、このモータにより、湾曲部9が上下左右に湾曲可能とされている。湾曲部9を湾曲させることにより、撮影方向を自在に設定することができる。
また、挿入部4の先端には、光学アダプタ8が着脱可能に取り付けられる。光学アダプタ8としては各種の光学性能のものが用意されており、光学アダプタ8を交換することで、異なる視野角、視野方向、明るさ、観察深度等を変更することができる。
コントロールユニット3は、ユーザの指令に基づいて、内視鏡装置の操作を行う部分である。図2に示すように、コントロールユニット3にはグリップ部21が形成されている。ユーザは、このグリップ部21を把持して、内視鏡の操作を手元で行えるようになっている。
コントロールユニット3には、図2(A)に示すように、ジョイスティック22、ズームレバー23、明るさ調整レバー24、ブーストボタン25が配設されている。ジョイスティック22は、挿入部4の先端の湾曲部9の方向を操作するのに用いられる。ブーストボタン25はゲイン変更用のボタンである。
また、コントロールユニット3の側面には、図2(B)に示すように、フリーズ録画ボタン26が配設される。フリーズ録画ボタン26を押すと、そのときのスチル画像が取り込まれ、記録される。
図3は、挿入部4の先端40,スコープユニット2及びメインユニット1の構成の概要を示す概念図である。ここで、メインユニット1と挿入部4とはコントロールユニット3を介して接続されており、コントロールユニット3及び挿入部4とが危険領域(Zone0またはZone1)に搬入されて用いられるため、コントロールユニット3と挿入部4とを、挿入部4として一体とし、スコープユニットの構成を省略してある。メインユニット1は、Zone2またはNHの領域で用いられる。
上記スコープユニット2には、カメラヘッドモジュール41(CMOSイメージセンサ等の撮像素子が取り付けられている)及び照明部42等が設けられている。照明部42は、複数のLEDが接続されたLEDアレイなどで構成されており、点灯することで光を照射して、カメラヘッドモジュール41の撮影対象の被写体の照明を行う。この挿入部40には、カメラヘッドモジュール41とメインユニット1との間でデータの送受信を行うための信号線43、及び照明部42を発光させるための電源線44が格納されている。また、信号線43にはカメラヘッドモジュール41を駆動する電力を供給する電源線も含まれている。
メインユニット1には、バリア回路45,表示回路46,バリア回路47,DC/DCコンバータ48及びバッテリ49等が搭載されている。
表示回路46は、バリア回路45及び挿入部40を介して、カメラヘッドモジュール41と接続され、撮影された映像のデータであるモニタ画像を入力して、LCDモニタ12にモニタ画像の表示を行う。カメラ制御部A15は、カメラヘッドモジュール41の制御を行う。バリア回路45は、表示回路46から出力または入力される、信号線43で送受信されるデジタルデータを、電流値を制限した伝送電流として伝送する。このデジタル信号が伝送されることで流れる伝送電流の電流値を制限することにより、デジタル信号の伝送における電気エネルギーを本質安全防爆の安全基準条件未満に制限することができる。
また、バリア回路45は、カメラヘッドモジュール41を駆動する際に流れる電流を制限、すなわち直流エネルギーを本質安全防爆の安全基準条件未満に制限し、カメラヘッドモジュール41に対し、駆動のための電力を供給する。
DC/DCコンバータ48は、バッテリ49の電圧値を変換して、バリア回路45及びバリア回路47へ電力を供給している。バリア回路47は、照明部42が発光するための電力を電源線44を介して供給している。
次に、図4を参照して、本発明の主構成である表示回路46,カメラ制御部A15,カメラ制御部B16,バリア回路45及びカメラヘッドモジュール41の接続関係及び構成詳細を説明する。図4は、図3の表示回路46,バリア回路45及びカメラヘッドモジュール41の構成例を示す概念図である。
カメラ制御部A15は、各種制御データが記憶された記憶部81と、メインユニット1及びカメラヘッドモジュール41を制御するデータ制御部82とから構成されている。また、メインユニット1は、シリアルパラレル変換器67と、D/A変換器68と、発振器69とを有している。データ制御部82は、CPUなどの演算能力を持ったマイクロプロセッサー等で構成されている。
尚、データ制御部は、SW13とPC14(パソコン等)に接続可能でありカメラヘッド設定条件できる。手段としては、SW13又はPC14との通信によって行う。
ここで、データ制御部82は、カメラヘッドモジュール41を制御するため、上記制御データをカメラヘッドモジュール41に出力するとともに、カメラヘッドモジュール41からの制御に対する応答データ等を受信する。また記憶部81はEPROMやフラッシュメモリ等で構成されている。シリアルパラレル変換器67は、カメラヘッドモジュール41から入力されるmビット直列の映像データを、mビット並列の映像データに変換して出力する。D/A変換器68は、入力されるmビットの映像データを、LCDモニタ12に対応した映像信号、すなわち映像データに対応した電圧レベルに変換して、LCDモニタ12に対して出力する。
カメラヘッドモジュール41は、レンズ61,撮像素子62,プリアンプ63,A/D変換器64,パラレルシリアル変換66,タイミングジェネレータ70及びカメラ制御部B16を有している。カメラ制御部B16は、記憶部91及びデータ制御部92を有している。データ制御部92は、CPUなどの演算能力を持ったマイクロプロセッサー等で構成されている。撮像素子62は、例えばCMOSイメージセンサやCCD等である。照明部42により挿入部4を介して照明された被写体からの反射光を、挿入部4及びレンズ61を介して画素部に集光して、画素部の各画素が受光した光強度を電気信号である画像信号に変換して、所定の出力タイミングに対応して出力する。タイミングジェネレータ70は、発振器69からクロック信号を入力し、このクロック信号に基づいて、撮像素子62の各画素からのデータの上記出力タイミングを生成する。このタイミングジェネレータ70も、データ制御部92により設定される。
プリアンプ63は、撮像素子62から入力する画像信号をA/D変換器64の変換可能な電圧レベルに変換する。A/D変換器64は、プリアンプ63から入力される画像信号、すなわち電圧レベルを対応するデジタル数値に変換するアナログ/デジタル変換を行い、nビットの画像データ(階調データ)として出力する。このnビットは、A/D変換器64の分解能によって決定される。すなわち、A/D変換器64は、プリアンプ63から入力される最大電圧値と最低電圧値との電圧範囲をn分割して、入力される電圧を対応する段階のデジタル値として画像データを生成する。
DSP65は、入力された画像データに対して信号処理を行い、mビットの標準の映像データに変換する信号処理を行う。例えば、DSP65は、RGBデータからYCrCbデータへの変換処理や、撮像素子62の光/電気変換特性に基づいた画像データの補正処理や、LCDモニタ12の表示特性基づいた画像データの補正処理等を行い映像データを出力する。ここで、DSP65が出力する画像データは、RGB,YPbPr,YCC,コンポジット信号等の映像信号の規格に対応したものであれば何でも良い。データ制御部92はDSP65とTG70の設定データを記憶部9に格納できる。また、DSP65は、データ制御部92からの制御により、上記映像データを、一旦、記憶91へ記憶させ、後に一括して読み出し、メインユニット1へ出力する場合もある。この記憶部91はEPROMやフラッシュメモリ等で構成されている。パラレルシリアル変換器66は、mビット並列で入力される映像データを、mビット直列に変換して出力する。
バリア回路45は、デジタル信号及び電力を供給する際、これらの電気エネルギーを制限するものであり、メインユニット1とスコープユニット2とで送受信されるデジタル信号を、電流値を制限した伝送電流として伝達する(流す)バリア回路45Aと、コントロールユニット3に供給する電流値(直流エネルギー)を制限して供給するバリア回路45Bとから構成されている。バリア回路45Aは、データ制御部82及びデータ制御部92を接続する信号線51に介挿された電流制限抵抗54と、シリアルパラレル変換器67及びパラレルシリアル変換器66を接続する信号線52に介挿された電流制限抵抗55と、発振器69及びタイミングジェネレータ70を接続する信号線53に介挿された電流制限抵抗56とから構成されている。このように構成すると、故障状態が起きたときには、信号線51,52,53各々に介挿されている電流制限抵抗54,55,56に生じる電圧降下により、それぞれ伝送電流の電気エネルギーが消費され、過剰な電流(過電流)が信号線51,52,53各々に流れ込むのを防ぐことができる。すなわち、上述した各電流制限抵抗によって、信号線に伝達されるデジタル信号の電圧値及び伝送電流の電流値の双方を低下させ、デジタル信号の電気エネルギーを制限することとなる。
ここで、上記各電流制限抵抗の抵抗値は、最低値Rminとして本質安全防爆の安全基準に示された電流値未満となる数値を用い、最大値Rmaxとして伝送速度を満足するカットオフ周波数となる数値を用いる。すなわち、電流制限抵抗の抵抗値の設定方法は、例えばカメラヘッドモジュール41及び信号線51〜53各々が、各電流制限抵抗に対してそれぞれ有するストレーキャパシティ(浮遊容量)の容量値Csにより求められるカットオフ周波数から算出されることとなる。すなわち、上記電流制限抵抗は、本質安全防爆の安全基準に対応する電流値を満足させ、かつカットオフ周波数がデジタル信号の伝送速度(伝送クロックの周波数)を満足させる数値に設定する必要がある。
ここで、抵抗値の最大値Rmaxとし、伝送路のストレーキャパシティー(浮遊容量)をCs,伝送速度を決定する伝送クロックの周波数をカットオフ周波数fcとすると、このカットオフ周波数fcは、以下の式で表せる。
fc=1/(2π・Rmax・Cs)
上記式から抵抗値Rは、以下の式で表せる。
Rmax=1/(2π・fc・Cs)
例えば、伝送クロックの周波数を10MHz(=10×10Hz)とし、伝送路(カメラヘッドモジュール1及び信号線51〜53各々)に付くストレーキャパシティの容量値Cs=10pF(10×10−12F)とすると、fc=10×10Hzを満足する抵抗値Rmaxは、以下の様に求められる。
Rmax=1/(2π・fc・Cs)
=1/(2π×10×10×10×10−12
=1/(2π×10−4
=1.59k(Ω)
上述したように、伝送クロックの周波数が10MHzであり、ストレーキャパシティの容量値Cs=10pFである場合、1.59k(Ω)未満で、防爆本質安全の安全基準に示された電流未満となる最低値Rminの範囲の電流制限抵抗が設定されて用いられる。すなわち、上記各電流制限抵抗は、ストレーキャパシティの容量値に対応して、メインユニット1(制御部)のスコープコネクタ5と、カメラヘッドモジュール41との間の伝送速度を満たすカットオフ周波数となる抵抗値と、本質安全防爆の基準を満たす電流値をとする抵抗値との範囲にて設定されている。このストレーキャパシティの容量値Csは実際に各信号線毎に測定した数値を用い、伝送クロックの周波数も各信号線に対応した伝送速度に対応させる。このように構成することにより、送受信されるデジタル信号の伝送速度を満足させ、またデジタル信号ラインのエネルギー制限を行う。各信号線に介挿された電流制限抵抗に生じる電圧降下によりエネルギーが消費され、過剰な電流が信号線に流れ込むのを防ぐことができる。
また、バリア回路45Bは、図3のDC/DCコンバータ48及びカメラヘッドモジュール41の電源ラインを接続する電源線50に介挿されている。この電源線50は、電力を供給する電源線50Aと接地線50Bとから構成されている。このバリア回路45Bは、入力側に、すなわちDC/DCコンバータ48に接続される端子にヒューズ57が直列に介挿され、このヒューズ57の出力側にツェナーダイオード58,59,60が接続され(ヒューズ57の出力側と接地点との間に3つのツェナーダイオードが並列に介挿されている)、これらのツェナーダイオードのカソードと電源線50Aとに直列に電流制限抵抗71が介挿されている。
上記バリア回路45Bは、ia機器の規格を満足するようなエネルギー制限回路の例を示し、直流電流に対するエネルギー制限回路である。直流電流に対するバリア回路45Bは、上述したように電源線50中に、ヒューズ57と、電流制限抵抗71とを直列接続した回路を設ける。また、ヒューズ57及び電流制限抵抗71と、接地点との間に、3個のツェナーダイオード58,59及び60を設ける。このように、3個のツェナーダイオード58〜60を設けることにより、故障時に電源線50の電圧がツェナーダイオード58,59,60のツェナー電圧以上に上昇しないようにしている。
なお、3個のツェナーダイオード58〜60を設けているのは、3つのツェナーダイオードのうちのいずれか2個が破損しても、最低1つのツェナーダイオードが残り信頼性が保てるようにして、ia機器の規格を満足するようにするためである。このように構成すると、故障時のときには、電流制限抵抗71に生じる電圧降下によりエネルギーが消費され、過剰な電流が電源線50に流れ込むのを防ぐことができる。ヒューズ57の役割は、電流制限抵抗71及びツェナーダイオード58,59,60の定格電力を小さなものを使える様に選定し、部品の小型化を実現させている。
尚、発振器69をカメラヘッド41に内蔵させた場合には、電流制限抵抗56は不用となるのは言うまでも無く、バリア回路45Aは、よりシンプルになる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態は、図4に示す第1の実施形態におけるバリア回路45Aを、図5に示す構成に置き換えた内視鏡装置である。第2の実施形態の構成は、バリア回路45A以外、第1の実施形態と同様である。後述するように、複数のカップリングコンデンサを、各信号線毎に挿入することにより、メインユニット1とコントロールユニット3との回路間を直流的に遮断して、デジタル信号の伝送電流の電流値を制限し、デジタル信号の伝送における電気エネルギーの制限を行う。
図5は、交流に対するバリア回路であるが、画像データをはじめとして、デジタル信号の交流成分を伝達する。図5に示すように、交流に対するバリア回路45Aにおいて、信号線51に対して、直列に接続された3つのコンデンサ、すなわちカップリングコンデンサ100、101、102のコンデンサ列(複数のコンデンサからなる)を介挿し、このコンデンサ列の両端を抵抗103及び104を介して接地して構成されている。この構成により、コンデンサ列によって、データ制御部82及び92間の直流エネルギーをカットし、エネルギー制限を行っている。
また、図5に示すように、信号線52に対して、直列に接続された3つのコンデンサ、カップリングコンデンサ105、106、107のコンデンサ列を介挿し、このコンデンサ列からのデジタル信号の受側の端部(コンデンサ列の出力側)、すなわちシリアルパラレル変換器67側の端部を抵抗108を介して接地して構成されている。この構成により、コンデンサ列によって、パラレルシリアル変換器66から信号線52の直流エネルギーをカットしている。同様に、信号線53に対して、直列に接続された3つのコンデンサ、カップリングコンデンサ109、110、111のコンデンサ列を介挿し、このコンデンサ列からのデジタル信号の受側の端部(コンデンサ列の出力側)、すなわちタイミングジェネレータ70側の端部を抵抗112を介して接地して構成されている。この構成により、コンデンサ列のインピーダンスによって、発振器69の直流エネルギーをカットしている。
なお、上記各信号線に対し、それぞれ3個のカップリングコンデンサを設けているのは、3個のカップリングコンデンサのうちの2個までが破損しても、残りの1個のカップリングコンデンサによって信頼性が保てるように構成することで、ia機器の規格を満足するようにするためである(ib機器の規格を満足させるためには2個のカップリングコンデンサを直列に接続したコンデンサ列を使用する)。また、上記抵抗103,104,108,112は、コンデンサ列の出力側を終端するために設けられている。尚、図5においては、抵抗103,104,108,112は、個別の抵抗としたが等価的に接続されるICの入力インピーダンスで代用することでも良く、その場合は、抵抗103,104,108,112は省略できる。
上述した構成において、コンデンサ列の受側の端部には、回路の入力端子が接続され、これらは入力抵抗がハイインピーダンスである場合が多く、コンデンサ列の端部がフローティング状態とならないように設けられている。配線52に介挿されるエネルギー制限回路は、デジタル信号の送受信を行うため、いずれもデジタル信号の受側となる場合があるため、終端用の抵抗が両端に設けられている。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態は、図4に示す第1の実施形態におけるバリア回路45Bを、図6に示す構成に置き換えた内視鏡装置である。第3の実施形態の構成は、バリア回路45B以外、第1の実施形態と同様である。
図6に示すバリア回路45Bは、ib機器の規格を満足するようなバリア回路の例を示すものであり、駆動電力を供給する直流に対するバリア回路である。このバリア回路45Bは、電流制限型の過負荷保護回路であり、予め設定された制限電流値を超えた場合、制限電流値となるよう出力電圧の制御を行いエネルギーを制限している。
図6に示すように、直流に対するバリア回路では、電源線50Aに対し、ヒューズ200と、2つのトランジスタQ1及びQ2とからなる電流制限回路203、204とを直列に介挿する。ここで、電流制限回路203及び電流制限回路204は直列接続された電流制限回路列を構成している。図6においては、トランジスタQ1及びQ2にバイポーラトランジスタを使用しているが、FET(電界効果トランジスタ)等のMOS(金属・酸化膜・半導体)−FETを使用してもよい。
また、電源線50Aには、2個のツェナーダイオード201及び202を並列に介挿されている。なお、電流制限手段として、2組のエネルギー制限回路203,204を設けているのは、電流制限回路203,204のうちの1個が破損しても、破損しない一方が電流を制限してエネルギ制限を行うことにより信頼性が保てるようにし、ib機器の規格を満足するようにするためである。同様に、2個のツェナーダイオード201,202を設けているのは、ツェナーダイオード201,202のうちのいずれかが破損しても、破損しない一方が電圧値を制限することにより、信頼性が保てるようにし、ib機器の規格を満足するようにするためである。このように、2個のツェナーダイオード201,202を設けることで、電源線50Aの電圧が上昇しないようにしている。
また、このように構成すると、故障時には、エネルギー制限回路203,204により、電源線50Aに流れる電流が遮断される。すなわち、エネルギー制限回路203,204各々において、電源線50Aに流れる電流の電流値が大きくなると、抵抗Rsの両端電圧が大きくなり、トランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧VBEを越えた時に、トランジスタQ2がオンする。その結果、トランジスタQ1がオフする。これにより、電源線50Aに流れる電流が遮断される。
また、上述した第1の実施形態によるバリア回路45A,45Bと、第2の実施形態によるバリア回路45Aと、第3の実施形態によるバリア回路45Bとを混在して、各規格に合うように、いずれの実施形態におけるバリア回路の構成を組み合わせて使用してもよい。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態は、図4に示す第1の実施形態におけるバリア回路45Aを、図7に示すように、バリア回路45Cに置き換えた内視鏡装置である。第4の実施形態の構成は、バリア回路45Cとし、信号線51〜信号線53により伝送していた信号を、高速シリアルインターフェース部16A及び16Bにより多重化して信号線55(高速伝送線)のみで伝送する以外の構成は第1の実施形態と同様である。
ここで、上記高速シリアルインターフェースとしては、USBインターフェースやIEEE1394インターフェースなどがある。
上述したように、本実施形態においては、複数の装置間のデータ通信、すなわちデータ制御部82及び92間において送受信されるデータと、パラレルシリアル変換器66により送信されるデジタル映像信号と、タイミングジェネレータのクロックとの3つの信号を多重化して、高速シリアルインターフェースによるデータの送受信を行う。例えば、キャリアセンス方式を用いて各回路が信号線55を共有する。これは、信号線が他の回路により使用中でないことをチェックして、空いていたら送信するという、時間をずらして多重かす方式を用いる。
上記高速シリアルインターフェースを用いることにより、映像データと制御データとを少ない信号線により送受信することができ、バリア回路を効率化することができる。
また、USBやIEEE1394等のインターフェースを示したが、高速シリアル通信であれば、これらの方式に限定されず、インターネットなどのLAN通信手段や光ファイバーによる光通信も可能なRocket I/O方式の通信手段であっても良い。
本発明の防爆機器駆動装置は、実施形態の説明において危険場所にて使用する内視鏡装置を例として説明したが、この内視鏡装置に限らず、危険場所で動作させるロボット,LEDを用いた表示装置,システム機器等の防爆対応機器(実施形態の撮像部が設けられた部分)、すなわちデジタル信号の送受信や電力の供給に対してエネルギ制限が不可欠な用途に対しても適用できる。
本発明の第1(第2及び第3)の実施形態の内視鏡装置の外観構成を示す斜視図である。 本発明の第1(第2及び第3)の実施形態の内視鏡装置におけるコントロールユニットの外観構成を示す斜視図である。 本発明の第1(第2及び第3)の実施例による防爆機器駆動装置を説明する概念図である。 第1の実施形態による図1のカメラヘッドモジュール41と表示回路46の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるエネルギー制限回路45Aの構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態によるエネルギー制限回路45Bの構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態による図1のカメラヘッドモジュール41と表示回路46の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1…メインユニット 2…スコープユニット
3…コントロールユニット 4…挿入部
5…スコープコネクタ 6…ユニバーサルケーブル
8…光学アダプタ 9…湾曲部
11…フロントパネル 12…LCDモニタ
13…SW 14…PC
15…カメラ制御部A 16…カメラ制御部B
21…グリップ部 22…ジョイスティック
23…ズームレバー 24…明るさ調整レバー
25…ブーストボタン
26…ブースト録画ボタン 40…先端
41…カメラヘッドモジュール 42…照明部
43,51,52,53…信号線 44…電源線
45、45A,45B,47…バリア回路
46…表示回路 48…DC/DCコンバータ
49…バッテリ 50…電源線
54,55,56…電流制限抵抗 57,200…ヒューズ
58,59,60、201,202…ツェナーダイオード
61…レンズ 62…撮像素子
63…プリアンプ 64…A/D変換器
65…DSP(デジタルシグナルプロセッサ) 66…パラレルシリアル変換器
67…シリアルパラレル変換器 68…D/A変換器
69…発振器 70…タイミングジェネレータ
81,91…記憶部 82,92…データ制御部
100,101,102,105,106…コンデンサ
103,104,108,112,Rs,Rp…抵抗
107,109,110,111…コンデンサ
203,204…電流制限回路 Q1,Q2…トランジスタ

Claims (10)

  1. 制御部とこの制御部により制御される防爆機器部とが信号線で接続され、制御部及び防爆機器部相互間にてデジタル信号を送受信する際、前記デジタル信号による電気エネルギーを制限する防爆機器駆動装置であり、
    前記デジタル信号によって前記信号線に流れる電流値を、本質安全防爆の安全基準に対応する電流値に制限するとともに、カットオフ周波数を、デジタル信号の伝送速度を決定する伝送クロックの周波数に制限するエネルギー制限手段が、制御部及び防爆機器部の前記信号線に介挿されていることを特徴とする防爆機器駆動装置。
  2. 前記デジタル信号によって前記信号線に流れる電流値を制限する電流制限抵抗の抵抗値の最大値をRmaxとし、前記信号線による伝送路の浮遊容量であるストレーキャパシティーをCsとし、前記デジタル信号の伝送速度を決定する伝送クロックの周波数のカットオフ周波数をfcとした場合、前記エネルギー制限手段におけるカットオフ周波数fcを、
    fc=1/(2π・Rmax・Cs)
    を満足する数値に設定することを特徴とする請求項1に記載の防爆機器駆動装置。
  3. 前記防爆機器が
    撮影した映像を映像信号として出力する撮像手段と、
    前記映像信号をデジタル信号の画像信号に変換する画像処理手段と
    を有し、
    前記制御部が
    前記エネルギー制限手段と、
    該エネルギー制限手段を介して入力される前記画像信号を表示する表示部と
    前記エネルギー制限手段を介して前記防爆機器に制御信号を出力するカメラ制御部と
    を有していることを特徴とする請求項記載の防爆機器駆動装置。
  4. 前記防爆機器と制御部とにおける、複数の回路間におけるデータ送信が高速シリアルインターフェースにより多重化されていることを特徴とする請求項または請求項に記載の防爆機器駆動装置。
  5. 前記エネルギー制限手段が前記信号線に直列に介挿された抵抗手段であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の防爆機器駆動装置。
  6. 前記抵抗手段が、前記制御部及び防爆機器間の伝送速度を満たすカットオフ周波数となる抵抗値と、本質安全防爆を満たす抵抗値との範囲の抵抗値にて設定されることを特徴とする請求項に記載の防爆機器駆動装置。
  7. 前記エネルギー制限手段が前記信号線に直列に介挿された複数の容量素子と、該容量素子の信号の出力側と接地点との間に介挿された抵抗手段とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の防爆機器駆動装置。
  8. 前記制御部が電源部を有し、前記電源部が防爆機器に対し電源線を介して駆動電力を供給しており、前記電源線に他のエネルギー制限手段がさらに設けられ、本質安全防爆のia機器に対応しており、
    該他のエネルギー制限手段が、
    電源線に直列に介挿された抵抗と、
    該抵抗の前記電源部側の一端にカソード又はアノードのいずれか一方が接続され、他方のアノード又はカソードが接地されたツェナーダイオードとから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の防爆機器駆動装置。
  9. 前記制御部が電源部を有し、前記電源部が防爆機器に対し電源線を介して駆動電力を供給しており、前記電源線に他のエネルギー制限手段がさらに設けられ、本質安全防爆ib機器に対応しており、
    該他のエネルギー制限手段が、
    電源線に直列に介挿されたFETまたはトランジスタからなる定電流回路と、
    該定電流回路に接続された複数のツェナーダイオードとから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の防爆機器駆動装置。
  10. 前記撮像素子がCMOSイメージセンサであることを特徴とする請求項から請求項のいずれかに記載の防爆機器駆動装置。
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