JP4756012B2 - 配電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配電装置に関する。詳しくは、例えば、モータとインバータとを備える配電装置、インバータとDC/DCコンバータとを備える配電装置、および、DC/DCコンバータとバッテリとを備える配電装置に関する。
従来より、電気自動車には、蓄電池から供給された直流電力を交流電力に変換するインバータと、このインバータにより変換された交流電力で駆動するモータと、これらインバータおよびモータを冷却する冷却装置と、を備える駆動装置が設けられる。
このような電気自動車の駆動装置として、例えば特許文献1には、インバータが設けられるインバータ装着室と、モータが設けられるケーシングと、これらインバータおよびモータを冷却する冷却装置とが一体に組み込まれた駆動装置が示されている。この駆動装置によれば、インバータ、モータ、および冷却装置を一体に組み込むことにより、駆動装置を小型なものにしつつ、モータおよびインバータを冷却できる。
特開平7−288949号公報
ところで、インバータは電子回路を備えており、モータよりも耐熱性が劣る。一方、モータとインバータとは、バスバー等の導電部材により電気的に接続されており、モータで発生した熱の一部は、導電部材を介してインバータに伝わる。
特に、特許文献1に示された駆動装置のように、モータとインバータとを一体に組み込むと、導電部材を外部に露出させることが困難となり、モータで発生した熱が導電部材を介してインバータに伝わってしまい、インバータの温度が上昇してしまうおそれがある。
本発明は、2つの電気機器を導電部材により電気的に接続した場合に、この導電部材を介して一方の電気機器から他方の電気機器に熱が伝わるのを抑制できる配電装置を提供することを目的とする。
本発明の配電装置は、第1の電気機器(例えば、後述のモータ10)と、第2の電気機器(例えば、後述のインバータ20)と、前記第1の電気機器と前記第2の電気機器とを電気的に接続する導電部材(例えば、後述の丸棒バスバー51,52,53)と、前記第2の電気機器を冷却する放熱板(例えば、後述のヒートシンクパネル41)と、前記導電部材を被覆し、前記第1の電気機器から前記導電部材に伝導した熱の一部を前記放熱板に伝える熱伝導部(例えば、後述の樹脂成形部57およびインサートカラー54)と、を備え、前記熱伝導部は、前記導電部材を被覆する絶縁性の絶縁部(例えば、後述の樹脂成形部57)と、前記導電部材に対して離れて配置されて前記絶縁部より熱抵抗が小さい熱伝導促進部(例えば、後述のインサートカラー54)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、導電部材を被覆し、第1の電気機器から導電部材に伝導した熱の一部を放熱板に伝える熱伝導部を設けた。これにより、第1の電気機器が発熱し導電部材を介して第2の電気機器へ伝導した熱の一部を、熱伝導部により放熱板に伝えることができる。また、この熱伝導部を、導電部材を覆う絶縁性の絶縁部と、この絶縁部よりも熱抵抗の小さい熱伝導促進部とで構成した。このような熱抵抗の小さい熱伝導促進部を設けることにより、導電部材を単に絶縁性の材料で被覆した場合と比較して、より多くの導電部材の熱を放熱板に伝導させることができる。これにより、第1の電気機器から第2の電気機器への、導電部材を介した熱の伝導を抑制し、第2の電気機器の温度が上昇するのを防止できる。
この場合、前記熱伝導部は、前記放熱板に当接することが好ましい。
この発明によれば、熱伝導部と放熱板との間の熱抵抗をより小さくできる。これにより、導電部材から熱伝導部に伝導した熱を効率よく放熱板に伝えることができる。
この場合、前記導電部材は、略棒状であり、前記熱伝導促進部は、前記導電部材の軸方向に沿って延びる吸熱部(例えば、後述のカラー本体55)と、前記放熱板の面内方向に沿って延びる放熱部(例えば、後述の鍔部56)と、を備えることが好ましい。
この発明によれば、導電部材と吸熱部との間、並びに、放熱部と放熱板との間において熱交換される領域をより広げることができる。これにより、導電部材の熱を、吸熱部および放熱部を介して、さらに効率よく放熱板に伝えることができる。
この場合、前記放熱部は、前記放熱板に当接することが好ましい。
この発明によれば、放熱部と放熱板との間の熱抵抗をより小さくできる。これにより、導電部材から吸熱部および放熱部に伝導した熱を効率よく放熱板に伝えることができる。
この場合、前記導電部材の表面のうち前記熱伝導部により被覆された部分には、少なくとも1つの凸部(例えば、後述の凸部65)が形成され、前記吸熱部は、前記凸部が形成された部分を覆うことが好ましい。
この発明によれば、導電部材に少なくとも1つの凸部を設けることにより、導電部材と熱伝導部との間で熱交換される領域をより広げることができる。これにより、導電部材の熱を、効率よく熱伝導部に伝えることができる。
この場合、前記吸熱部は、電流の流れる方向を中心として前記導電部材の少なくとも一部を囲繞することが好ましい。
この発明によれば、吸熱部を略棒状の導電部材の少なくとも一部を囲繞するように設けることにより、導電部材から周囲に拡散した熱を効率よく吸熱部に伝えることができる。
この場合、前記第1の電気機器は、三相交流モータであり、前記第2の電気機器は、電力を変換する電力変換器であり、前記導電部材は、互いに位相の異なる電流が流れる複数の三相線であり、前記吸熱部は、電流の流れる方向を中心として前記複数の三相線のそれぞれを囲繞することが好ましい。
この発明によれば、吸熱部を複数の三相線の各々を囲繞するように設けることにより、各三相線から周囲に拡散した熱を効率よく吸熱部に伝えることができる。
この場合、前記第1の電気機器は、車両を駆動するモータであり、前記放熱部は、前記絶縁部よりも強度が高く、締結部材(例えば、後述の端子台固定ボルト58,59)により前記放熱板に締結されることが好ましい。
この発明によれば、放熱部を放熱板に締結部材により締結することにより、放熱部と放熱板とを密着させて、放熱部と放熱板との間の熱抵抗をより小さくできる。これにより、導電部材の熱を、吸熱部および放熱部を介して効率よく放熱板に伝えることができる。またさらに、放熱部の強度を絶縁部よりも高くすることで、車両の振動により放熱部が放熱板から脱落するのを防止できる。
この場合、前記放熱部と前記吸熱部とは一体に形成されていることが好ましい。
この発明によれば、放熱部と吸熱部を一体に形成することにより、吸熱部から放熱部へ熱を効率よく伝えることができる。
この発明によれば、第1の電気機器が発熱し導電部材を介して第2の電気機器へ伝導した熱の一部を、熱伝導部により放熱板に伝えることができる。また、熱抵抗の小さい熱伝導促進部を設けることにより、導電部材を単に絶縁性の材料で被覆した場合と比較して、より多くの導電部材の熱を放熱板に伝導させることができる。これにより、第1の電気機器から第2の電気機器への、導電部材を介した熱の伝導を抑制し、第2の電気機器の温度が上昇するのを防止できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る配電装置1構成を示すブロック図である。
配電装置1は、車両を駆動する第1の電気機器としてのモータ10と、電力を変換する第2の電気機器としてのインバータ20と、これらモータ10およびインバータ20を冷却する冷却システム30とを備え、電気自動車に搭載される。
モータ10は、三相ブラシレスモータで構成され、その出力軸は電気自動車の車輪に機械的に連結されている。モータ10は、三相の給電線11,12,13を介してインバータ20と接続されている。また、このモータ10には、冷却システム30の冷媒が流通する冷媒流路(図示せず)が設けられている。
インバータ20は、図示しないバッテリから供給された直流電力を三相交流電力に変換してモータ10に供給するとともに、モータ10の回生動作によって発電された交流を直流に変換してバッテリに供給する。このインバータ20は、インバータケース40内に収納されている。
冷却システム30は、冷媒との熱交換により冷却する所謂水冷式であり、冷媒が循環する冷媒循環路31と、この冷媒循環路31の循環経路上に設けられたラジエタ36およびウォータポンプ39とを備える。
冷媒循環路31は、ラジエタ36の冷媒流出口からインバータケース40に至る第1冷媒流路32と、インバータケース40からモータ10に至る第2冷媒流路33と、モータ10からラジエタ36の冷媒流入口に至る第3冷媒流路34と、を含んで構成される。
ウォータポンプ39は、第1冷媒流路32上に設けられ、冷媒循環路31内の冷媒を圧送する。ウォータポンプ39により圧送された冷媒は、第1冷媒流路32、ヒートシンクパネル41、第2冷媒流路33、モータ10の冷媒流路、第3冷媒流路、およびラジエタ36の順で流通する。ラジエタ36は、熱交換器であり、冷媒を熱交換により冷却する。これにより、冷却システム30は、モータ10、インバータ20、およびインバータケース40を冷却する。
インバータケース40は、インバータ20を冷却する放熱板としてのヒートシンクパネル41と、このヒートシンクパネル41とともにインバータ20を覆うカバー42と、モータ10とインバータ20とを電気的に接続する端子台50と、を含んで構成される。
ヒートシンクパネル41には、冷却システム30の冷媒が流通する冷媒流路が設けられている(図示せず)。インバータ20は、このヒートシンクパネル41に接して設けられており、これによりインバータ20を冷却してその耐熱温度以下に保つことができる。
端子台50は、インバータケース40の内外を貫通して設けられ、そのインバータケース40内側は給電バスバー21を介してインバータ20と接続され、端子台50のインバータケース40外側は給電線11〜13を介してモータ10と接続されている。このように端子台50によりモータ10とインバータ20とを接続することにより、コネクタの形状が複雑なケーブルで接続した場合と比較してコストを低減できる。
以下、図2から図4を参照して、端子台50の構成について説明する。
図2は、端子台50の構成を示す斜視図である。
端子台50は、導電部材としての3つの丸棒バスバー51,52,53と、熱伝導促進部としてのインサートカラー54と、これら丸棒バスバー51,52,53およびインサートカラー54を被覆する絶縁性の絶縁部としての樹脂成形部57と、を含んで構成される。より具体的には、端子台50は、これら丸棒バスバー51,52,53およびインサートカラー54を、ポリフェニレンスルフィド(PPS)や、ポリフェニレンエーテル(PPE)などの樹脂でインサート成形することにより一体に形成される。
図3は、丸棒バスバー51〜53およびインサートカラー54の構成を示す分解斜視図である。図4は、丸棒バスバー51〜53およびインサートカラー54の構成を示す正面図である。
丸棒バスバー51〜53は、それぞれ、導電性の材料で略棒状に形成される。これら丸棒バスバー51〜53の両端には、それぞれ、給電バスバー21が接続される円柱状の端子接続部61、およびモータ10の給電線11が接続される円柱状の端子接続部62が形成されている。これら端子接続部61,62には、それぞれ、ボルトが螺合するねじ穴63,64が形成されている。また、丸棒バスバー51〜53の中央部には、3つの環状の凸部65が形成されている。
また、図3に示すように、丸棒バスバー53は、他の丸棒バスバー51,52よりも長くなっている。
インサートカラー54は、丸棒バスバー51〜53の軸方向に沿って延びる筒状の吸熱部としてのカラー本体55と、これらカラー本体55同士を連結する放熱部としての板状の鍔部56とで構成される。このインサートカラー54は、上述の樹脂成形部57より熱抵抗が小さくかつ強度が高い金属などの材料で一体に形成される。
カラー本体55には、丸棒バスバー51,52,53に沿って延びる吸熱孔551,552,553が列状に配置されている。これら吸熱孔551〜553の内径は、それぞれ、丸棒バスバー51〜53の外径よりも大きく形成されている。これにより、丸棒バスバー51〜53を、それぞれ、吸熱孔551〜553に挿通することが可能となる。
鍔部56の両端側の部分は、他の部分よりも板厚に形成された補強部561,562となっている。また、これら補強部561,562には、それぞれ、後述の端子台固定ボルト58,59(後述の図5参照)が挿通する取付孔563,564が形成されている。
以上の丸棒バスバー51〜53を、吸熱孔551〜553に挿通すると、各丸棒バスバー51〜53のうち凸部65が形成された領域は、カラー本体55により囲繞された状態となる。
図2に戻って、端子台50は、このようにインサートカラー54で丸棒バスバー51〜53を覆い、かつ、丸棒バスバー51〜53とインサートカラー54とを離れて配置した状態で、上述の樹脂でインサート成形することにより形成される。つまり、丸棒バスバー51,52,53とインサートカラー54との間には樹脂が充填されて互いに絶縁される。
このように形成された端子台50では、丸棒バスバー51〜53の両端側に形成された各端子接続部、およびインサートカラー54の補強部561,562のみが露出した状態となり、他の部分は樹脂成形部57により被覆された状態となる。このように、丸棒バスバー51〜53とともにインサートカラー54を樹脂内に埋め込むことにより、端子台50を補強できる。また、樹脂成形部57のうちインサートカラー54を覆う部分は、補強部561,562の表面と面一になるように形成された取付フランジ571となっている。
図5から図7を参照して、端子台50とヒートシンクパネル41およびモータ10との接続部分について説明する。
図5は、端子台50とヒートシンクパネル41との接続部分を示す分解斜視図である。この図5では、モータ10を省略している。図6は、端子台50とヒートシンクパネル41およびモータ10との接続部分を示す断面図である。図7は、図6中のZ方向から視た図である。
ヒートシンクパネル41には、端子台貫通孔411およびねじ穴412,413が形成されている。取付フランジ571がヒートシンクパネル41に係止するまで端子台50を端子台貫通孔411に挿入し、締結部材としての2つの端子台固定ボルト58,59をそれぞれねじ穴412,413に螺合することで、端子台50は、端子台固定ボルト58,59によりヒートシンクパネル41に締結される。これにより、端子台50の先端部は、ヒートシンクパネル41内側に突出し、インサートカラー54の鍔部56は、ヒートシンクパネル41に当接する。
給電バスバー21は、ボルト211(図6参照)により、丸棒バスバー53の端子接続部61に接続される。
図7に示すように、三相の給電線11〜13は、それぞれ、モータ10の外形に沿って円弧状に等間隔に配置されている。これら給電線11〜13の先端には、モータ端子111,112,113が設けられている。
モータ端子111〜113は、ボルト116,117,118により、丸棒バスバー51〜53の端子接続部62に接続される。これにより、インバータ20とモータ10とを電気的に接続し、インバータ20で変換された三相交流電力を、丸棒バスバー51〜53を介して、モータ10に供給できる。
ここで、上述のように、丸棒バスバー53は、丸棒バスバー51,52と比較して長くなっている。これにより、図7に示すように、給電線11〜13を不要に曲げることなく、端子台の端子接続部62に接続できる。
以上のような端子台50において、モータ10で発生した熱の伝達経路について、図6を参照して説明する。
モータ10を駆動することで発生した熱は、給電線13を介して丸棒バスバー53に伝わり、丸棒バスバー53を加熱する。丸棒バスバー53の熱は、その一部が給電バスバー21を介してインバータ20に伝わり、残りは丸棒バスバー53を覆う樹脂成形部57およびインサートカラー54を介してヒートシンクパネル41に伝わる。
ここで、丸棒バスバー53と樹脂成形部57との間では、複数の凸部65が形成された領域において、他の領域と比較して多くの熱交換が行われる。樹脂成形部57に伝わった熱は、樹脂成形部57よりも熱抵抗が小さいカラー本体55に伝わる。カラー本体55に伝わった熱は、鍔部56に伝わり、この鍔部56と当接するヒートシンクパネル41に伝わる。また、その図示および説明を省略するが、丸棒バスバー51,52の熱も同様にヒートシンクパネル41に伝わる。
本実施形態によれば、以下のような作用効果がある。
(1)丸棒バスバー51,52,53を被覆し、モータ10から丸棒バスバー51〜53に伝導した熱の一部をヒートシンクパネル41に伝える樹脂成形部57およびインサートカラー54を設けた。これにより、モータ10が発熱し丸棒バスバーを介してインバータ20へ伝導した熱の一部を、樹脂成形部57およびインサートカラー54によりヒートシンクパネル41に伝えることができる。また、絶縁材よりも熱抵抗の小さい素材で形成されたインサートカラー54と、丸棒バスバー51〜53およびインサートカラーをする樹脂成形部57とを設けた。このような熱抵抗の小さいインサートカラー54を設けることにより、丸棒バスバー51〜53を単に絶縁材で被覆した場合と比較して、より多くの丸棒バスバー51〜53の熱をヒートシンクパネル41に伝導させることができる。これにより、モータ10からインバータ20への、丸棒バスバー51〜53を介した熱の伝導を抑制し、インバータ20の温度が上昇するのを防止できる。
(2)樹脂成形部57およびインサートカラー54と、ヒートシンクパネル41とを当接させることで、これら樹脂成形部57およびインサートカラー54と、ヒートシンクパネル41との間の熱抵抗をより小さくできる。これにより、丸棒バスバー51〜53から樹脂成形部57およびインサートカラー54に伝導した熱を効率よくヒートシンクパネル41に伝えることができる。
(3)略棒状の丸棒バスバー51〜53の軸方向に沿って延びるカラー本体55、および、ヒートシンクパネル41の面内方向に延びる鍔部56を設けることにより、丸棒バスバー51〜53とカラー本体55との間、並びに、鍔部56とヒートシンクパネル41との間において熱交換される領域をより広げることができる。これにより、丸棒バスバー51〜53の熱を、カラー本体55および鍔部56を介して、さらに効率よくヒートシンクパネル41に伝えることができる。
(4)鍔部56をヒートシンクパネル41に当接させることにより、鍔部56とヒートシンクパネル41との間の熱抵抗をより小さくできる。これにより、丸棒バスバー51〜53からカラー本体55および鍔部56に伝導した熱を効率よくヒートシンクパネル41に伝えることができる。
(5)丸棒バスバー51〜53に、それぞれ、少なくとも1つの凸部65を設けることにより、丸棒バスバー51〜53と樹脂成形部57との間で熱交換される領域をより広げることができる。これにより、丸棒バスバー51〜53の熱を、効率よく樹脂成形部57に伝えることができる。
(6)カラー本体55を略棒状の丸棒バスバー51〜53の少なくとも一部を囲繞するように設けることにより、丸棒バスバー51〜53から周囲に拡散した熱を効率よくカラー本体55に伝えることができる。
(7)カラー本体55を丸棒バスバー51〜53の各々を囲繞するように設けることにより、各丸棒バスバー51〜53から周囲に拡散した熱を効率よく吸熱部に伝えることができる。
(8)鍔部56をヒートシンクパネル41に端子台固定ボルト58,59により締結することにより、鍔部56とヒートシンクパネル41とを密着させて、鍔部56とヒートシンクパネル41との間の熱抵抗をより小さくできる。これにより、丸棒バスバー51〜53の熱を、カラー本体55および鍔部56を介して効率よくヒートシンクパネル41に伝えることができる。またさらに、鍔部56の強度を樹脂成形部57よりも高くすることで、電気自動車の振動により鍔部56がヒートシンクパネル41から脱落するのを防止できる。
(9)カラー本体55と鍔部56を、インサートカラー54として一体に形成することにより、カラー本体55から鍔部56へ熱を効率よく伝えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記実施形態では、第1の電気機器をモータ10とし、第2の電気機器をインバータ20とし、これらモータ10およびインバータ20を端子台50で接続したが、これに限らない。例えば、これら電気機器をインバータおよびDC/DCコンバータとし、これらインバータおよびDC/DCコンバータを端子台で接続してもよい。または、これら電気機器をDC/DCコンバータおよびバッテリとし、これらDC/DCコンバータおよびバッテリを端子台で接続してもよい。
上記実施形態では、電力変換器としてインバータ20を設けたがこれに限らない。電力変換器としては、インバータに限らず、DC/DCコンバータなどであってもよい。
また、上記実施形態では、冷媒を流通させる所謂水冷の冷却システム30を設けたがこれに限らない。例えば、空冷の冷却システムを設けてもよい。
本発明の一実施形態に係る配電装置の構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係る端子台の構成を示す斜視図である。 前記実施形態に係る端子台のインサートカラーおよび丸棒バスバーの構成を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る端子台のインサートカラーおよび丸棒バスバーの構成を示す正面図である。 前記実施形態に係る端子台とヒートシンクパネルとの接続部分を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る端子台とヒートシンクパネルおよびモータとの接続部分を示す断面図である。 図6中のZ方向から視た図である。
符号の説明
1 配電装置
10 モータ(第1の電気機器)
20 インバータ(第2の電気機器、電力変換器)
41 ヒートシンクパネル(放熱板)
50 端子台
51,52,53 丸棒バスバー(導電部材)
54 インサートカラー(熱伝導促進部)
55 カラー本体(吸熱部)
56 鍔部(放熱部)
57 樹脂成形部(絶縁部)
58,59 端子台固定ボルト(締結部材)
65 凸部

Claims (8)

  1. 第1の電気機器と、
    第2の電気機器と、
    前記第1の電気機器と前記第2の電気機器とを電気的に接続する略棒状の導電部材と、
    前記第2の電気機器を冷却する放熱板と、
    前記導電部材を被覆し、前記第1の電気機器から前記導電部材に伝導した熱の一部を前記放熱板に伝える熱伝導部と、を備え、
    前記熱伝導部は、
    前記導電部材を被覆する絶縁性の絶縁部と、
    前記導電部材に対して離れて配置されて前記絶縁部より熱抵抗が小さい熱伝導促進部と、を備え
    前記熱伝導促進部は、前記導電部材の軸方向に沿って延びる吸熱部と、前記放熱板の面内方向に沿って延びる放熱部と、を備えることを特徴とする配電装置。
  2. 前記熱伝導部は、前記放熱板に当接することを特徴とする請求項1に記載の配電装置。
  3. 前記放熱部は、前記放熱板に当接することを特徴とする請求項1又は2に記載の配電装置。
  4. 前記導電部材の表面のうち前記熱伝導部により被覆された部分には、少なくとも1つの凸部が形成され、
    前記吸熱部は、前記凸部が形成された部分を覆うことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の配電装置。
  5. 前記吸熱部は、電流の流れる方向を中心として前記導電部材の少なくとも一部を囲繞することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の配電装置。
  6. 前記第1の電気機器は、三相交流モータであり、
    前記第2の電気機器は、電力を変換する電力変換器であり、
    前記導電部材は、互いに位相の異なる電流が流れる複数の三相線であり、
    前記吸熱部は、電流の流れる方向を中心として前記複数の三相線のそれぞれを囲繞することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の配電装置。
  7. 前記第1の電気機器は、車両を駆動するモータであり、
    前記放熱部は、前記絶縁部よりも強度が高く、締結部材により前記放熱板に締結されることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の配電装置。
  8. 前記放熱部と前記吸熱部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の配電装置。
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