JP4755999B2 - 遮熱カバー構造 - Google Patents

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本発明は、遮熱カバー構造の改良に関するものである。
従来、高温発熱体、例えばエンジンのターボチャージャー部の遮熱を目的としたカバーが設けられている。このような遮熱カバーは、相手部品の振動を減衰する目的で、弾性部材を介して相手部材に固定されている。ここで弾性部材としては、弾性特性とともに耐熱性を備える、例えば特許文献1に記載のような金属メッシュ体やロックウール等が用いられる。
特開昭61−146534号公報
しかしながら、従来の弾性部材を用いる方法では、弾性部材に振動が長時間に亘り伝達されることで、弾性部材がへたり、弾性部材の弾性特性が変化して防振効果が低下したり、遮熱カバーと相手部品が直接接触して異音を生じるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、弾性部材のへたりを抑え、弾性部材の耐久性を向上する遮熱カバー構造を提供することを目的とする。
第1の発明は、高温発熱体の発する熱を遮熱する遮熱カバーにおいて、高温発熱体の発熱部を覆う第1遮熱カバーと、第1遮熱カバーに隣接して配置される第2遮熱カバーと、前記第1、第2遮熱カバーとの間で挟持される遮熱材とからなり、前記第1遮熱カバーは相手部材に弾性部材を介して締結される一方、前記第2遮熱カバーは前記相手部材に直接的に締結され、前記遮熱材は前記第1遮熱カバーの前記第2遮熱カバーに対する変位を抑制する遮熱カバーである。
第1の発明では、第2遮熱カバーに対する第1遮熱カバーの変位を抑制することにより、弾性部材の変形を減少させてへたりを抑え、耐久性を向上させることができる。
以下、図面を用いて本発明の遮熱カバー1の構造を説明する。図1は、遮熱カバー1の鳥瞰図、図2は遮熱カバー1の要部断面図、図3は相手部材への取付部の断面図である。
図1において、遮熱カバー1は、高温発熱体としてのターボチャージャー20のタービン側を覆っており、ターボチャージャー20、不図示のエキゾーストマニホールドやエンジン本体等に固定される。
図2は、遮熱カバー1の構造を示す断面図である。本発明の遮熱カバー1は、相手部品に対して弾性部材4を介して固定される第1遮熱カバー2と、この第1遮熱カバー2を覆うように隣接して配置され、弾性部材を介することなく直接相手部品に固定される第2遮熱カバー3と、第1遮熱カバー2と第2遮熱カバー3との間で挟持される遮熱材5とから構成される。ここで、遮熱材5は、第1、第2遮熱カバー2、3の少なくとも一方に保持、固着されるようにしてもよい。
第1、第2遮熱カバー2、3は、図2に示すように締結部がターボチャージャー20と排気マニホールド部とに渡って、すなわち連結する複数の部材間に渡って配置してもよい。
第1、第2遮熱カバー2、3は、薄板状の鋼板で構成され、相手部材の形状等に応じて形状が決定される。第1、第2遮熱カバー2、3間に挟持される遮熱材5は、弾性部材4と同様に、金属メッシュ、ステンレスフェルトやロックウール等の耐熱性を有する材料を用いて弾性変形可能に形成される。
図3に示すように、第1、第2遮熱カバー2、3の相手部材への締結は、同一箇所で行われ、相手部材に設けられたボス部6にボルト7により締結される。ボルト7は、スペーサ8を挟んでボス部6に締結され、スペーサ8は、ボルト7と同軸上に配置されるパイプ状の本体部9と、この本体部9の上下端に設けられる環状の上下リング部10、11とから構成される。スペーサ8には、その上下リング部10、11間に弾性部材4が配置され、弾性部材4の軸方向略中央部に環状の溝部12が形成される。なお、組み立て性の観点からスペーサ8や弾性部材4を複数部品から構成してもよい。また、上リング部9を廃止して第2遮熱カバー3が兼ねるようにしてもよい。
第2遮熱カバー3は、上リング部10とボルト7との間で締結され、直接的にボス部6に固定される。一方、第1遮熱カバー2は、上下リング部10、11間において、スペーサ8に接触しないように弾性部材4の溝部12に嵌め込まれる。相手部材と第1遮熱カバー2との間に弾性部材4が設置されることにより、相手部材のボス部6からの振動が弾性部材4で減衰されて第1遮熱カバー2に伝達されることになる。
第1、第2遮熱カバー2、3間に挟持される遮熱材5は、図4に示すように薄板状の遮熱材料、例えば金属メッシュ板を波状に加工して弾性変形可能に形成される。
このように構成された遮熱カバー1の作用を説明する。
第1遮熱カバー2は、弾性部材4を介して相手部材に締結されるものであり、ターボチャージャー20のような発熱部材の熱を遮蔽する。また、相手部材からの振動を弾性部材4により吸収することで第1遮熱カバー2への振動を低減する。
しかしながら、経時劣化により弾性部材4がへたりを生じると、振動に対する減衰効果が低下して、異音等を生じる恐れがある。そこで、本発明では、第1遮熱カバー2を覆うように隣接して第2遮熱カバー3を設けて、第1遮熱カバー2と第2遮熱カバー3との間で挟持される遮熱材5を配置する。
第2遮熱カバー3は相手部材に対して弾性部材4を介することなく、直接的に固定される。そのため、第2遮熱カバー3は相手部材と一体的に変位することになる。そして、第1、第2遮熱カバー2、3間に挟持される弾性変形可能な遮熱材5を配置することで、遮熱材5が第2遮熱カバー3に対する第1遮熱カバー2の変位を制限して、第1遮熱カバー2の変位量を低減する。結果として、第1遮熱カバー2を支持する弾性部材4の変位量を抑制し、これにより弾性部材4の耐久性を向上させ、弾性部材4のへたりに起因する異音の発生を防止することができる。
また、第1、第2遮熱カバー2、3は耐熱性を有する遮熱材5を挟持するサンドイッチ構造であるため、第1遮熱カバー2のみの場合に比して遮熱性能が著しく向上する。また遮熱カバー1としての遮熱性を低下させることなく、第1遮熱カバー2の重量を軽減して、軽量化による弾性部材4の耐久性向上を図ることができる。
さらに、第2遮熱カバー3は、相手部材に弾性部材4を介することなく直接的に締結されているため、一体的に連結する複数の部材に渡って配置することで、相手部材間の結合剛性を高めることができる。
また、第1、第2遮熱カバー2、3の相手部材への締結を同一箇所で行うため、ボルト等の締結部材の部品点数を減少させると共に、相手部材のボス部6の形成に伴う重量の増加を抑制することができる。
また、相手部材に直接固定される第2遮熱カバー3は、相手部材の振動が伝達されて異音が発生する恐れがあるが、弾性変形可能な遮熱材5が第2遮熱カバー3の振動を抑制することができる。また、弾性変形可能な遮熱材5を介する第1遮熱カバー2が第2遮熱カバー3の振動を吸収するダイナミックダンパとして機能することで第2遮熱カバー3の異音発生を防止することができる。この場合には、第1、第2遮熱カバー2、3と遮熱材5は一体的に構成されることが適当である。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本実施形態の遮熱カバーの構成を説明する鳥瞰図である。 遮熱カバーの構成を説明する断面図である。 遮熱カバー取付部の構成を説明する断面図である。 遮熱材の構成を説明する断面図である。
符号の説明
1 遮熱カバー
2 第1遮熱カバー
3 第2遮熱カバー
4 弾性部材
5 遮熱材
6 ボス部
7 ボルト
8 スペーサ
9 本体部
10 上リング部
11 下リング部
12 溝部
20 ターボチャージャー

Claims (3)

  1. 高温発熱体の発する熱を遮熱する遮熱カバーにおいて、
    高温発熱体の発熱部を覆う第1遮熱カバーと、
    第1遮熱カバーに隣接して配置される第2遮熱カバーと、
    前記第1、第2遮熱カバーとの間で挟持される遮熱材とからなり、
    前記第1遮熱カバーは相手部材に弾性部材を介して締結される一方、前記第2遮熱カバーは前記相手部材に直接的に締結され、前記遮熱材は前記第1遮熱カバーの前記第2遮熱カバーに対する変位を抑制することを特徴とする遮熱カバー。
  2. 前記遮熱材は、弾性変形可能に形成されることを特徴とする請求項1に記載の遮熱カバー。
  3. 前記第2遮熱カバーは、連結された複数の部材間に渡って締結されることを特徴とする請求項1に記載の遮熱カバー。
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