JP4752106B2 - 受渡しボックス及び受渡しボックスの予約方法及び受渡しボックスの課金方法 - Google Patents

受渡しボックス及び受渡しボックスの予約方法及び受渡しボックスの課金方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品の受渡しを行うメールボックス、宅配ボックス、クリーニングボックス等の受渡しボックス及びそれを利用した予約方法及びその課金方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術として特開平11-151154号公報に開示されたようにマンション等の集合住宅に設置される宅配物収納ロッカーにおいて配達人等が宅配物収納ロッカーの空いているボックスの予約を行うシステムが提案されている。上記公知例では宅配物収納ロッカーの使用状況や予約状況のデータが電話回線を介して中央管理装置に送られ、配達人は携帯型の端末装置を使用して電話回線を介して直接宅配物収納ロッカーに予約を行う。そして、予め登録されたICカードを挿入したり、業者IDをテンキーにより入力することで予約人の認証識別を行ってロッカーを解錠することが出来るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の公知例では、予め登録されたマンション等の集合住宅に設置される宅配物収納ロッカーに対して、当該ロッカーの所有者または当該集合住宅の居住者に限定された利用者を受取人とする配達に予め登録された配達人が予約を行うものであるため、外部の一般の者を受取人や配達人として当該ロッカーを利用することは出来ない。
【0004】
また、利用料金は一般に預入人及び受取人に対して無料であるために宅配物収納ロッカーの購入費及び維持費はマンションの居住者またはオーナーが負担せざるを得ない。従って宅配物収納ロッカーを新たに新設しようとすると、その経費もマンションの居住者またはオーナーが負担することになり、また、その設置スペースを狭い集合玄関先に確保しなければならないため宅配物収納ロッカーを既存のマンションに増設することは困難であった。
【0005】
また、配達人が一方的に予約したり利用するシステムの場合、受取人からロッカーを受渡し場所とする事前了解をその都度取得したか否かを証明するのは困難でありトラブルが発生し易く、且つ受取人を課金先とすることが出来ないという問題がある。
【0006】
また、特定の預入人(配達人)に契約で利用料金を課金する宅配ボックスは存在したが、この場合、受取人による引き取りが完了したか否かが顕在化しない時には預入人は再度、物品を回収しに来なければならず、当然、時間料金体系の採用は不可能であった。
【0007】
また、荷物がロッカー等に預け入れられた場合にはそのロッカーの表示パネルによって表示される場合はあるももの、荷物がロッカーに預けられたことや取り出されたこと等を受取人や預入人に直接通知されることがなかったため、荷物の受渡しがスムーズに遂行される保証が得られなかった。
【0008】
また、物品代金の決済等を物品引渡しの条件として預入れ、その履行を自動的に確認した上でボックスを解錠するシステムが無かったため、物品代金の代引決済等を条件とする物品の受渡しにロッカーを活用することが出来なかった。
【0009】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、マンション等の集合住宅だけにとどまらず、駅周辺や地下街或いは商店街や人通りのある市街地等の公衆の場に設けられた受渡しボックスを受取人が容易に予約して利用することが出来、更には予約行為毎に固有の予約暗証番号を付与することでセキュリティ性を向上出来る受渡しボックス及び決済等を物品受渡しの条件とすることが出来る受渡しボックス及び受渡しの場所と該受渡しボックスの利用料金の負担につき受取人の事前了解を取り付けることにより受渡しを完了出来る受渡しボックス及びそれを利用した予約方法及びその課金方法を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る受渡しボックスの第1の構成は、物品の受渡しを行う受渡しボックスであって、受渡しボックスの空き状態を検知する空き状態検知手段と、前記空き状態検知手段により検知された空き状態情報を収集して中央管理センターに送信する第1の通信手段と、前記中央管理センターに送信された空き状態情報を随時記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された空き状態情報を通信網上で閲覧可能に提供するサーバ装置と、前記通信網上で閲覧した空き状態情報に基づいて予約を希望する受渡しボックスを選択する予約選択手段と、前記予約選択手段により選択された受渡しボックスの予約ロケーション番号と、予約されたボックス番号とが組み合わされた予約ボックスID情報と、予約を受理した段階で中央管理センターが発行するその予約行為に固有の予約暗証情報とを関連付けて記憶する第2の記憶手段と、前記予約ボックスID情報と予約暗証情報とを予約人に送信して報知する第2の通信手段と、受渡しボックスの予約ボックスID情報及び予約暗証情報を入力可能な第1の入力手段と、物品の預入人の個人認証情報と、該物品の受取人の個人認証情報とを入力可能な第2の入力手段と、前記第2の入力手段により入力された受取人の個人認証情報に基づいて該受取人に向けて物品の預け入れ依頼があったことを事前に登録された該受取人の第3の通信手段に中央管理センター経由で送信して報知する第4の通信手段と、前記第4の通信手段により報知を受けた受取人の前記第3の通信手段から物品の預け入れ行為を承諾したことを中央管理センター経由で受信する第5の通信手段と、前記第1の入力手段により入力された予約ボックスID情報及び予約暗証情報と、前記第2の記憶手段に記憶された予約ボックスID情報及び予約暗証情報とを照合して、両者が一致すると共に、前記第5の通信手段により前記受取人からの前記物品の預け入れ行為の承諾を受理すると、前記受渡しボックスを解錠する解錠制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、空き状態検知手段により検知された受渡しボックスの空き状態情報が中央管理センターに送信され、受渡しボックスの空き状態が随時管理されており、サーバ装置によりその空き状態情報が通信網上で閲覧出来る。
【0012】
また、物品の預入人が受渡しボックスから空きボックスを指定して、その空きボックスのボックスID情報と、預入人の個人認証情報と、該物品の受取人の個人認証情報を第2の入力手段により入力すると、中央管理センターの中央コンピュータが、入力された受取人の個人認証情報に基づいて、その受取人に向けて物品の預入人からの預入依頼を報知する。
【0013】
そして、その預入依頼を受けた受取人は都合が良ければその預入行為を承諾した旨の承諾情報を中央管理センターの中央コンピュータに送信し、それを受理した中央コンピュータは受渡しボックスの解錠制御手段を駆動して受渡しボックスを解錠し、物品の預入を許容する。
【0014】
また、本発明に係る受渡しボックスの第2の構成は、前記第1の構成において、前記予約暗証情報は、予約を受理した段階で中央管理センターが発行するその予約行為に固有の予約暗証番号と、決済識別コードとが組み合わされた情報であることを特徴とする。
【0015】
利用者は通信網上で閲覧した空き状態情報に基づいて予約を希望する受渡しボックスを選択して予約することが出来、中央管理センターが予約を受理した段階で予約人に対して、その予約行為固有の予約暗証番号と、決済識別コードとが組み合わされた予約暗証情報を発行する。予約人には該予約人が選択して予約した受渡しボックスの固有の予約ロケーション番号と、予約されたボックス番号とが組み合わされた予約ボックスID情報と、中央管理センターが発行した予約暗証番号と、決済識別コードとが組み合わされた予約暗証情報とが報知される。
【0016】
予約は不特定の通信端末機から一般に普及したインターネットを介してどの場所からでも出来るため前述した公知例のような特定の端末機に限定されず、使い勝手が良い。
【0017】
予約を一定期間のみ有効とすることにより無制限に受渡しボックスが予約される状態を排除して受渡しボックスの空状態を極力防止出来、受渡しボックスの稼働率を向上することが出来ると共に予約料金と使用料金とを区別して設定することが可能となる。
【0018】
予約人或いは予約人から予約ロケーション番号と予約されたボックス番号とが組み合わされた予約ボックスID情報と、予約暗証番号と決済識別コードとが組み合わされた予約暗証情報とを通知された預入人は予約された受渡しボックスに出向いて、入力手段により予約ボックスID情報及び予約暗証情報を入力することで受渡しボックスを解錠して利用することが出来る。即ち、鍵の代りに予約暗証情報を配達業者等の特定した預入人に情報の形態で通知することにより鍵を送付する必要や鍵の紛失の虞や、或いは悪戯による物品の預入等の心配がなくなり且つ空きボックスの有無を心配する必要もなくなる。
【0019】
中央管理センターが発行する予約暗証情報は予約行為固有のものであり、予約行為個々に異なる暗証番号等の予約暗証情報が付与されるので、預入人が予め自分専用の受渡しボックスを確保したり、ICカードの盗難や紛失、或いは固定暗証番号の情報漏れを心配することもない。
【0020】
予約された受渡しボックスに預入人が物品を入れた時点で、予約人(受取人)に対して予約暗証情報とは別の預かり暗証情報が入荷事実と共に中央管理センター経由で電子メールやボイスメール或いは口頭通話等により通知される。尚、この預かり暗証情報は預入人には開示されないため、保管セキュリティーが高い。
【0021】
受取人は受取時の鍵となる当該預かり暗証情報を入力すると共に携帯電話機やICカード或いは磁気カード等の認証識別手段を利用して個人(ID)認証を行い、受渡しボックスを解錠して物品を受け取ることが出来る。
【0022】
また、本発明に係る受渡しボックスの第の構成は、前記第1の構成の受渡しボックスにおいて、前記受渡しボックスの予約または預入を受理した段階で中央管理センターが発行する予約行為に固有の予約暗証情報、或いは受渡しボックスを利用して行う物品の受渡し行為に固有の受取暗証情報に関連付けられた物品代金の決済方法を入力する入力手段と、前記物品代金の決済方法と、その履行を記憶する記憶手段と、前記物品代金の決済方法が物品代金の決済を伴う場合に前記受取暗証情報を物品代金の決済を代理して行う決済代行人のみに送信して報知する第6の通信手段と、物品代金の決済を行う決済手段と、自社システムや銀行振込等の決済専門の独立した決済システムを別途活用する別途決済による決済履行を中央管理センターに送受信して問い合わせる第7の通信手段と、前記物品代金の決済の履行を確認した上で前記受渡しボックスのボックスID情報及び前記受取暗証情報が予約または預入の段階で記憶されたものと一致した場合に前記受渡しボックスを解錠する解錠制御手段とを有することを特徴とする。
【0023】
上記構成によれば、物品代金の決済方法が物品代金の決済を伴う場合に、予約暗証情報や受取暗証情報と関連付けて記憶手段に記憶された該物品代金の決済方法が履行されたことを確認した上で解錠制御手段が受渡しボックスを解錠するため、物品代金の決済が物品の受渡しに先行して確実に実行される。
【0024】
前記第2〜第7の通信手段が携帯電話機、携帯情報端末機、パーソナルコンピュータのうちの何れか1つであり、前記入力手段が受渡しボックスに設けられたテンキー及びタッチパネルのうちの何れか1つであれば好ましい。
【0025】
また、前記携帯電話機、携帯情報端末機、パーソナルコンピュータ、或いは受渡しボックスに設けられたテンキー及びタッチパネルはインターネットが利用可能であり、前記受渡しボックスの配置位置、経過利用料金、入出荷情報、空き状態、預入依頼、預入承諾情報のうち少なくとも1つがインターネットを介して知得出来る場合には、現在空いている受渡しボックスを容易に知得して利用することが出来、物品の入出荷状態を容易に知得することが出来、経過利用料金を容易に知得することが出来る。
【0026】
また、前記入力手段及び/または前記第2〜第7の通信手段は携帯電話機であり、該携帯電話機の電話番号、或いは通話音声が前記受渡しボックスの予約や、物品の預入れや取り出しのための解錠を行う際の認証番号や声紋等の認証情報及び該受渡しボックスの利用料金の課金先を兼ねる場合には、携帯電話機の電話番号を予め個人認証情報である会員番号、及び予約暗証情報や受取暗証番号等の受渡しボックスの解錠番号及び課金先として登録しておくことで会員の識別や課金が容易となり、受渡しボックスを解錠する鍵の役割も併せ持たせることが出来る。また、通話音声を声紋により認証して個人認証情報の代わりとすることも出来る。
【0027】
従って、携帯電話機への加入者を自動的に会員として扱うことが出来、個人認証番号や解錠暗証番号の入力操作や課金先の入力操作を省略出来、操作性が良い。
【0028】
また、受渡しボックスに設けられたテンキーや表示手段を兼ねるタッチパネルから予約または預入依頼をする場合には、ID識別手段として、携帯電話機の電話番号の代りにICカードや磁気カード、或いはクレジットカード等をカードリーダで読み取ることで利用することも出来る。
【0029】
また、本発明に係る受渡しボックスの予約方法は、物品の受渡しを行う受渡しボックスを予約する方法であって、物品を預け入れる預入人が、該物品を受け取る受取人に対して前述した受渡しボックスの予約を依頼した後、前記受取人が前記受渡しボックスを予約することを特徴とする。
【0030】
上記予約方法によれば、受渡しボックスに物品を預けたい預入人が予約人に特定の受渡しボックスの予約を依頼し、その依頼を受けた予約人が前述の受渡しボックスを利用して予約を行うので、受渡しボックスの予約は受取人が預入人のために行う所謂他人のための予約行為であり、物品の受取人が予約をすることになり、予約人である受取人が公衆の場に設置された受渡しボックスを物品の受渡し場所として受取人が同意した事実査証となるため、預入人が物品の配達人である場合には、あらためて事前了解をその都度取得したか否かを証明する必要性も無く、配達業者等の預入人が安心して物品の受渡し場所として受渡しボックスを利用することが出来る。
【0031】
また、預入依頼に対する事前承認を得た場合も、その事実がコンピュータに記憶され、且つその記録が印刷出力されるため同様の効果が期待出来る。
【0032】
また、予約人である受取人を課金先とすることが出来るので預入人は利用料金を心配する必要がなく、安心して利用出来る。
【0033】
従って、前述した公知例のように、預入人が予約者となる場合、預入人が課金対象となり、時間制の課金システムであれば、物品を受渡しボックスに預け入れた後にまだ受渡しが完了していない場合、預入人に対する課金が継続するため預入人は受取人の受取時間を気にしなければならず、受取人は自分の都合で受け取る時間を決められず、物品をあわてて取りに行かなければならないという不合理が発生する。また、受取人が物品を受け取りに来ない場合は、預入人が物品を回収に再度受渡しボックスまで行かなければならないという煩わしさがある。
【0034】
また、前述の公知例は利用の都度、預入人が受取人から宅配物収納ロッカーのボックスを物品の受渡し場所として事前に了解を取得することが出来ないため、預入人にとっても使い勝手が悪い。尚、受取人の事前同意や事前承認を得ない場合及び利用料金を預入人の負担とした場合はボックスに預け入れただけでは物品の受渡しが完了していないことになるためトラブル発生の原因ともなる。
【0035】
また、予約人である受取人が預入人が誰か(誰のための予約か)を特定した上で予約を行うため、ゴミや石等の不要物を悪戯で勝手に送りつけられるリスクが無い。
【0036】
また、本発明に係る受渡しボックスの課金方法は、物品の受渡しを行う受渡しボックスの課金方法であって、前述の受渡しボックスを利用して予約を行う予約人を予め登録しておき、その予約人に対して受渡しボックスの利用料金を課金することを特徴とする。
【0037】
上記課金方法によれば、受渡しボックスの利用料金の課金先を予約人(受取人)にすることで受渡しボックスの利用料金を物品の着払い(取り出し時の支払い)に出来、受渡しボックスの利用料金を時間制とすることが出来る。例えば、課金先を預入人として受渡しボックスの利用料金を時間制とした場合には、受取人が受け取るまで延々に課金が継続する虞が有り受渡しボックスの利用料金を時間制とすることが困難である。
【0038】
また、予約人(受取人)を予め登録した会員制とすることで受渡しボックスの利用料金の回収方法(与信システム)を事前に構築しておくことが出来る。
【0039】
また、前記受渡しボックスの利用料金を予約人が使用した携帯電話機の電話番号に対して課金する場合には課金が容易であるため好ましい。
【0040】
また、本発明に係る受渡しボックスの他の課金方法は、物品の受渡しを行う受渡しボックスの課金方法であって、前述の受渡しボックスを利用する際の初期料金を物品を預け入れる預入人に対して課金することを特徴とする。
【0041】
上記課金方法によれば、予約料金と時間制使用料金とを予約人(受取人)に課金し、受渡しボックスを利用する初期料金を預入人に課金することも出来るので課金先の設定を多様化出来、予約人(受取人)の費用負担を軽減することが出来、悪戯防止にも寄与する。
【0042】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る受渡しボックスの一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る受渡しボックスを利用して物品を預け入れる様子を示す模式説明図、図2は本発明に係る受渡しボックスの各部の構成を示すブロック図、図3及び図4は本発明に係る受渡しボックスを予約する際の予約フローチャート、図5は携帯電話機を利用して予約をする際の表示画面の一例を示す図、図6〜図8は本発明に係る受渡しボックスにおいて物品を預ける時と受け取る時の手順を示すフローチャート、図9は本発明に係る受渡しボックスにおいて、予約ボックスID情報と予約暗証情報を入力する際の照会画面を示す図、図10は本発明に係る受渡しボックスを利用して代引決済を行うプロセスを説明する図である。
【0043】
図1及び図2において、2はメールボックス、宅配ボックス、クリーニングボックス等として利用出来るマンション等の集合住宅だけにとどまらず、駅周辺や地下街或いは商店街や人通りのある市街地等の人の出入り自由な公衆の場に設けられた受渡しボックスであり、他の用途としてレンタルビデオや写真(DPE)等の受渡しやロッカーとしても利用可能である。
【0044】
物品の受渡しを行う受渡しボックス2にはテンキーや表示パネルを兼ねるタッチパネル、或いはマイク等の入力手段3aや液晶表示装置やブラウン管ディスプレイ等の表示手段3b、更にはスピーカー3c、プリンタ3f、カードリーダ3g、カメラ3h及び携帯電話機接続手段3i等を配置したコントロールパネル3が設けられている。また、コントロールパネル3の正面に人が立ったことを検知する図示しない人感センサ等が設けられている。
【0045】
図2において、1はインターネットが利用可能な携帯電話機であり、例えば、(株)NTTドコモが提供するiモード(NTT移動通信網(株)の登録商標)対応の携帯電話機である。尚、本実施形態では、携帯電話機1としてPHS(Personal Handyphone System)も含む。
【0046】
この携帯電話機1に設けられたディスプレイ1aと、「1〜9」までの数字と「♯、*」の記号からなる所謂テンキー1bを利用したボタン入力操作によってインターネットサイト(情報番組)接続サービスやiモードメール等の各種のオンラインサービスが利用出来るものである。
【0047】
iモード対応の携帯電話機1では、例えば、外出先や移動中でも銀行の残高照会や振込、各種チケットの予約、電子電話番号帳の番号検索、或いは天気予報、株価情報、ニュース速報、レストランガイド等、各種の情報サービス提供者が提供する各種オンラインサービスを利用することが出来、更にはiモード対応の携帯電話機1同士や他のインターネットに接続されたパーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」という)との間でインターネットメール(e-mail;電子メール)としても利用出来る。
【0048】
尚、通信網としてはインターネット9の代りに専用回線や通信衛星等を利用した空中電波による通信網であっても良い。
【0049】
図2に示すように、受渡しボックス2に設けられたコントロールパネル3の内部には中央管理センター11に設けられた中央コンピュータ10から発信された予約行為に固有の予約暗証番号等の予約暗証情報、及び予約された受渡しボックス2の固有の番号等の予約ボックスID情報と、予約人、或いは預入人がテンキーや表示手段を兼ねるタッチパネル等からなる入力手段3a(第1の入力手段)から入力した予約暗証情報、及び予約ボックスID情報とを照合して受渡しボックス2の扉を解錠する解錠制御手段となる制御部4が設けられている。
【0050】
また、各受渡しボックス2の表面部には空き状態、予約状態、入荷状態等を知らせるためのランプ3eが設けられており、各受渡しボックス2の内部には受渡しボックス2の空き状態を検知する空き状態検知手段の一部を構成する物品の存在を検知する赤外線センサ3dが夫々設けられている。尚、赤外線センサ3dの他に重量センサや他の種々のセンサが適用可能である。
【0051】
制御部4の内部には中央コンピュータ10との間で予約ボックスID情報と、予約を受理した段階で中央管理センター11が発行する予約暗証情報、更には音声、文字、画像情報を送受信可能で通信機能を有する送受信部5と、CPU(中央演算処理装置)6と、記憶手段として読み書き可能なメモリ7と、受渡しボックス2の扉を施錠/解錠する施錠機構8が設けられている。
【0052】
CPU6はメモリ7からプログラムや各種データを読み出し、必要な演算や判断を行い、各種制御を行うものである。また、CPU6にはカレンダー機能、時計機能及びタイマー機能及びカウンタ等が設けられている。
【0053】
また、CPU6は受渡しボックス2の空き状態を検知する空き状態検知手段の一部を構成する各赤外線センサ3dの検知した空き状態情報から受渡しボックス2の空き状態を判別して収集し、第1、第7の通信手段となる送受信部5から通信網となるインターネット9を介して図2に示す中央管理センター11に設けられた中央コンピュータ10に受渡しボックス2の空き状態及び運営に関する各種記録データを送信伝達する。
【0054】
そして、この情報に基づいて、インターネット9が利用可能な通信手段となる携帯電話機1、携帯情報端末機、パソコン等を利用して中央コンピュータ10の第4、第5の通信手段となるサーバ装置10aがインターネット9上に提供するウエブサイトを介して受渡しボックス2の配置位置、経過利用料金、入出荷情報、空き状態等を知得出来るようになっている。
【0055】
また、解錠制御手段となるCPU6は施錠機構8により受渡しボックス2の扉を解錠してから赤外線センサ3dが物品の投入を検知するまでの時間を測定しており、予め設定された時間を経過した場合には、施錠機構8により受渡しボックス2の扉を自動的に施錠するオートロックを作動させる。
【0056】
メモリ7はCPU6が命令中のデータや演算結果、或いは入力手段3aから入力された予約ボックスID情報や予約暗証情報を一時記憶すると共に、中央管理センター11から送信された予約ボックスID情報や予約暗証情報を一時記憶するワーキングエリア、CPU6が動作するための各種プログラムや、各種データを格納しておくバッファエリア等からなっている。
【0057】
メモリ7に記憶された入力手段3aから入力された予約ボックスID情報や予約暗証情報と、中央管理センター11から送信された予約ボックスID情報や予約暗証情報とをCPU6が比較演算して両者が一致した場合に施錠機構8により受渡しボックス2の扉を解錠する。
【0058】
受渡しボックス2の扉は使用前は常時施錠された状態であり、これにより悪戯やごみ捨て場と化すことを未然に防止出来るようになっている。
【0059】
また、通信機能を有する送受信部5はインターネット9を介して中央管理センター11に設けられた中央コンピュータ10に接続されており、該中央コンピュータ10のメモリに格納されている複数の受渡しボックス2の空き状態や各地の各場所に設置された受渡しボックス2の配置位置及びそれ等の空き状態等の情報がインターネット9を介して送受信部5からCPU6に送られ、更にはメモリ7に格納されている物品の入出荷情報や利用者の経過利用料金等の情報と共に該送受信部5から中央コンピュータ10を経由して通信手段となる携帯電話機1や携帯情報端末機やパソコンに音声や文字、画像情報として提供される。
【0060】
予約を行う予約人は、中央管理センター11のサーバ装置10aがインターネット9上に提供するウエブサイト(ホームページ)に設けられた図示しない登録画面等を経由して氏名、住所、電話番号、メールアドレス、銀行等の引落し口座番号、クレジット番号等を予め中央管理センター11に登録して置き、その予約人に対して受渡しボックス2の利用料金を課金する。
【0061】
本実施形態では、予約人が中央管理センター11に予め登録した携帯電話機1の電話番号に対して課金する一例を示すが、課金決済方法は携帯電話機1の電話番号に課金する他に、銀行等の指定口座からの自動引落しやクレジットカード等への課金であっても良い。
【0062】
中央管理センター11には各所に設けられた受渡しボックス2の通信手段となる送受信部5から送信された空き状態情報を随時記憶する記憶手段となるメモリ12が設けられており、空き状態検知手段となる赤外線センサ3dにより随時検知された物品の出入情報や中央コンピュータ10から随時伝達された予約の開始や終了、キャンセル等の各種の状態が随時更新されて記憶され、更には一連の経過情報が所定期間記憶して保存される。
【0063】
10aは中央管理センター11のメモリ12に随時更新して記憶された受渡しボックス2の空き状態情報を通信網となるインターネット9上で閲覧可能に提供するサーバ装置である。
【0064】
尚、中央管理センター11には、何らかのトラブルや問い合わせに対応出来るスタッフが常駐しているコールセンター11aが設けられている。
【0065】
図3は本発明に係る受渡しボックス2で予約を行う際の動作を簡単に説明したものであり、予約するに当たって、先ず予約地域を選択し(ステップS201)、その後、予約ロケーションを選択し(ステップS202)、その後、ボックスサイズを選択すると(ステップS203)、予約可能ボックス番号が表示され(ステップS204)、予約確認メールが送信される(ステップS205)。
【0066】
上記のように構成された受渡しボックスを利用する手順の一例を図4〜図9を用いて詳細に説明する。先ず、図4及び図5を用いて受渡しボックス2を予約する場合の動作について説明する。
【0067】
受渡しボックス2の予約をする場合、インターネット9が利用可能な通信手段であって入力手段となるパソコンや携帯電話機1、或いは携帯情報端末機、或いは受渡しボックス2のコントロールパネル3等からインターネット9を経由して中央管理センター11の中央コンピュータ10にアクセスする(ステップS1)。
【0068】
図5は携帯電話機1のiモード画面に表示される表示画面の一例である。ステップS2において、図5(a)に示す会員番号入力欄13aと会員暗証番号入力欄13bに予め登録した会員番号と会員暗証番号とを入力する。
【0069】
尚、受渡しボックス2の前で予約を行う場合には、図2に示すように、携帯電話機1とコントロールパネル3に設けられた携帯電話機接続手段3iとを接続して携帯電話機1の電話番号により会員番号や会員暗証番号等の個人IDを照会することも出来る。携帯電話機1を携帯電話機接続手段3iに接続した場合には携帯電話機1の電話番号がコントロールパネル3の制御部4に発信されて会員番号と会員暗証番号の入力を兼ねる。
【0070】
また、磁気カードやICカード等からなるクレジットカードや銀行口座等から電子マネーを引き落としたデビットカード等のIDカードをカードリーダ3gにより読み込んで会員番号を認証し、テンキー等の入力手段3aにより会員暗証暗号を入力することでも予約を行うことが出来る。
【0071】
次に、ステップS3において、図5(b)に示すように、予約登録か、一旦予約登録した内容をキャンセルするかの作業内容を選択し、予約登録する場合には、図5(b)に示す「1.ボックス予約」を確定する。
【0072】
次にステップS4において、図5(c)に示すように、予め登録した契約(月極)ボックスを利用するか否かの選択をし、契約ボックスを利用しない場合には、図5(c)に示す「1.契約ボックスなし」を確定する。
【0073】
次にステップS5において、図5(d)に示すように、予約希望地域の選択肢から希望地域を選択して確定する。例えば、図5(d)に示す「4.渋谷区」を確定すると、ステップS6において、図5(e)に示すように、渋谷区において空きボックスがあるロケーション一覧表が表示され、希望するロケーション(例えば、「1.東急ハンズ前」)を選択して確定する。尚、パソコンや携帯情報端末機を利用した場合にはロケーションと共に周辺地図が表示される。
【0074】
次に、図5(f)に示すように、そのロケーションに設置された受渡しボックス2の空きボックスのサイズが表示され、希望に沿う空きボックスが有る場合には、図5(f)に示す希望するボックスのサイズ(例えば、「1.Lサイズ」)を選択して確定する(ステップS7、S8)。
【0075】
次に預入人の選定を行い、預入人が指定業者以外の者の場合には、ステップS10へ進んで、図5(g)に示すように、予約可能なボックス番号(例えば、「C003」)が表示される。
【0076】
そして、ステップS11において、図5(g)に示す「1.予約確定」を選択して確定すれば、ボックスの「C003」が予約され、東急ハンズ前に設置された受渡しボックス2の予約ロケーション番号「001」と、予約されたボックス番号「C003」が組み合わされて予約ボックスID情報として「001C003」が設定される。
【0077】
そして、図5(h),(i)に示すように、予約ボックスID番号「001C003」と、その予約行為毎に付与される固有の予約暗証情報として、例えば、予約暗証番号「*007」が中央管理センター11の中央コンピュータ10から発行されて表示され(ステップS12)、更には予約の有効期限等が表示された後、アクセスが自動的に切断される(ステップS13)。
【0078】
尚、前記ステップS12において、物品が商品であって物品引渡し条件が存在する場合、所定の識別コードが予約暗証番号に付与される。例えば、物品引渡し条件として、物品と引き換えに代金を支払う所謂、代引決済が設定されている場合には前述の予約暗証番号「*007」に「a」の識別コードが付与されて、「*007a」の予約暗証番号が付与される。
【0079】
また、中央管理センター11の記憶手段となるメモリ12には予約ボックスID情報「001C003」と予約暗証番号「*007」或いは「*007a」及び予約開始時刻が関連付けられて記憶される。
【0080】
関連付けられた予約ボックスID情報「001C003」と予約暗証番号「*007」或いは「*007a」は、中央管理センター11の中央コンピュータ10からインターネット9を介して予約されたロケーション番号「001」の受渡しボックス2に向けて送信され、コントロールパネル3に設けられた制御部4のメモリ7に記憶される。
【0081】
予約が受理されると、中央管理センター11の中央コンピュータ10から予約されたロケーション番号「001」の受渡しボックス2の制御部4に向けて施錠機構8の解錠を凍結する旨の指令が出される。尚、予約時間が超過した場合は、中央コンピュータ10から予約(解錠凍結)の解除が指令される。
【0082】
即ち、ステップS14において、中央コンピュータ10から当該予約ボックスの解錠を一時凍結するように現地の受渡しボックス2に設けられたコントロールパネル3のCPU6に向けて指示が発信され、予約人に対して再確認のために図5(j),(k)に示すように、予約情報を第2の通信手段となる電子メールにより通知する。
【0083】
予約が確定した時刻から、例えば、3分以内に予約した予約ボックスに物品を預け入れるか、若しくは予約をキャンセルした場合には予約料金は課金されないが、予約が確定した時刻から3分を経過した場合には、所定の予約料金が予約人に課金される。
【0084】
課金方法は予約人が予め登録した携帯電話機1の電話番号や銀行等の口座番号からの自動引落し或いはクレジットカード等に対して課金される。そして、図5(k)に示すように、予約は24時間のみ有効である旨のメッセージが表示される(ステップS15)。
【0085】
また、前記ステップS9において、預入人として予め中央管理センター11に登録された指定業者を選定する場合には、ステップS16に進んで業者を指定した後、ステップS17において物品引渡し条件を入力する。
【0086】
商品等の物品の代金を受渡しボックス2で決済する場合や、コンビニエンスストアや駅売店等で決済する場合や、eコマース(電子商取引)等の通信販売において決済や配達をコンビニエンスストア等に依頼せず、自社システムや銀行振込等の決済専門の独立した決済システムを別途活用する場合(以下、「別途決済」という)にはステップS18に進んで取引決済番号を入力し、前記ステップS10に進む。
【0087】
即ち、代引決済を条件として通信販売で購入した商品の引渡しに受渡しボックス2を利用する場合、買主(物品の受取人で予約人)と、売主(物品の発送人)は商品の内容、売買金額、決済方法及び受渡し方法等に関して事前に合意した上で、当該取引の取引決済番号(例えば、契約番号や伝票番号等)が売主から買主に事前に通知されている。
【0088】
そして、受渡しボックス2を商品等の物品の代引決済及び受渡し手段として活用する旨を買主(受取人)と事前に合意した売買決済金額を売主(発送人)は、取引決済番号と共に中央管理センター11へ事前に通知登録する。尚、この時点で当該物品が受渡しボックス2に収まる大きさか否かを売主と中央管理センター11間で確認する。
【0089】
売主は入金を確認するまで物品の引渡しを保留するのが望ましいため前記ステップS17において、予約人は決済完了後物品の引渡しを行う旨の入力を行う。
【0090】
また、前記ステップS3において、既に登録した予約をキャンセルする場合には、予約ロケーション番号と予約ボックス番号からなる予約ボックスID番号と、予約暗証番号とを入力して予約をキャンセルする(ステップS19、S20)。
【0091】
また、前記ステップS4において、予め登録した契約ボックスが有る場合には、ステップS9に進み、前述したと同様な操作を行って予約を行う。
【0092】
また、前記ステップS7において、希望に添う空きボックスが無い場合、或いは前記ステップS11において予約を確定しない場合には、例えば、図5(g)に示す「2.キャンセル」等を選択して確定し、アクセスを切断して終了する(ステップS21)。
【0093】
次に図6〜図9を用いて物品を預け入れる時、及び物品を取り出す時の動作について説明する。先ず、図1に示すように、受渡しボックス2に出向いてコントロールパネル3の前に立つと、図示しない人感センサが感知してコントロールパネル3が作動する(ステップS31)。
【0094】
次にコントロールパネル3の入力手段3aにより入出荷の指示を行う(ステップS32)。ステップS32において、物品を預け入れる作業を選択した場合、ステップS33において、預入予約が有るか否かを選択する。
【0095】
預入予約が有る場合には、図9に示す受渡しボックス2のコントロールパネル3の表示手段3bに表示された照会画面14に予約ロケーション番号と、予約ボックス番号とにより構成された予約ボックスID番号と、個々の予約行為毎に付与された固有の予約暗証番号を、受渡しボックス2に設けられたテンキーやタッチパネル等の入力手段3aを用いて入力する(ステップS34)。
【0096】
預入予約を行った予約人と預入人とが異なる場合には、予め、予約ボックスID番号と予約暗証番号とを知得している予約人から預入人に対してその予約ボックスID番号と予約暗証番号とを電子メール等により通知しておくことで預入人が中央管理センター11に登録していない第三者であっても予約された受渡しボックス2に物品を預け入れることが出来る。
【0097】
ステップS34で入力された予約ボックスID番号と予約暗証番号とを照合して正規の番号である場合には(ステップS35)、予約された受渡しボックス2のランプ3eが点滅し(ステップS36)、予約時に事前に設定された物品の引渡し条件が表示手段3bに表示され(ステップS37)、更に、予約人に予約料金を課金する旨が表示手段3bに表示される(ステップS38)。
【0098】
尚、前記ステップS35において、前記ステップS34で入力された予約ボックスID番号と予約暗証番号とを照合した結果が正規の番号でない場合には、「正しい予約ボックスID番号と予約暗証番号を入力してください。」等のメッセージを表示手段3bに表示して、再入力を促し、所定の回数再入力しても正規の番号が入力されない場合には自動的に終了する。また、図示しないキャンセルボタンにより作業をキャンセルすることも出来る。
【0099】
次にステップS39において、予約ボックスを利用するか否かを選択し、予約ボックスを利用する場合には、ステップS40に進んで、予約された受渡しボックス2の扉が解錠され、予約の場合には予約人に解錠されたことが通知される。
【0100】
そして、赤外線センサ3dが作動し(ステップS41)、受渡しボックス2の扉を開けて物品を入荷し(ステップS42)、扉を閉めると(ステップS43)、赤外線センサ3dが物品を検知する(ステップS44)。
【0101】
尚、ステップS44において、赤外線センサ3dにより物品の検知が出来なかった場合には、「預け入れる物品をマークされた所定の位置に置いてください。」等のメッセージを表示手段3bに表示し、赤外線センサ3dにより物品が検知されるまでステップS41〜S44を繰り返す。尚、3回繰り返しても赤外線センサ3dにより物品が検知されない場合には、ステップS50に進んでキャンセルされ、その受渡しボックス2の扉がオートロックされる。
【0102】
前記ステップS44において、赤外線センサ3dにより物品が検知されると、課金を開始する旨のメッセージが表示手段3bに表示され、課金が開始される(ステップS45)。
【0103】
ステップS46において、預入人は、預入人自身、或いは予約人、或いは第三者の受取人を指定するが、予約の場合は予約人が受取人として自動的に指定される。また、コンビニエンスストアや駅売店で決済を行う場合も予約人が受取人として設定される。
【0104】
受取人の指定が完了すると、その受渡しボックス2の扉がオートロックされ、表示手段3bに入荷完了が表示される(ステップS47)。その後、表示手段3bが節電モードに切り換わり、利用記録と受取暗証番号がプリンタ3fにより印刷されて出力される(ステップS48)。
【0105】
尚、受取人が預入人で且つ第3の通信手段となる携帯電話機1の電話番号を個人認証番号(ID)として活用した場合、携帯電話機1の電話番号が受取暗証番号となる旨を表示する。また、予約人が受取人の場合には、受取暗証番号は印刷出力せずに予約人に通知される。但し、コンビニエンスストアや駅売店での代引決済の場合はコンビニエンスストアや駅売店に受取暗証番号と取引決済番号を通知し、印刷出力も予約人への通知もしない。また、受渡しボックス2の利用料金が受取人負担の場合には受取暗証番号は印刷出力せずに受取人に通知する。
【0106】
また、前記ステップS33において、預入予約が無い場合にはステップS51に進み、預入人が携帯電話機1を所持して該携帯電話機1の電話番号が受取暗証番号に設定され、該携帯電話機1の電話番号が課金先として中央管理センター11に登録されている場合には、「登録した携帯電話機を利用する」を選択してステップS52において携帯電話機1をコントロールパネル3の携帯電話機接続手段3iに接続する。
【0107】
また、ステップS51において、登録した携帯電話機1を所持していない場合で、銀行等の指定口座からの自動引落しやクレジットカード等を課金先としている場合は、「会員番号と会員暗証番号を入力する、またはカードの読み込みと暗証番号を入力する」を選択して受渡しボックス2のコントロールパネル3に設けられた入力手段3aを利用して予め中央管理センター11に登録された会員番号と会員暗証番号を入力するか、カードの読み込みと暗証番号を入力する(ステップS69)。
【0108】
次にステップS53において、受渡しボックス2の利用料金の負担者を指定し、利用料金の負担者が預入人である場合には、ステップS54に進む。
【0109】
次にステップS54において、利用するボックスが契約したボックスであるかフリーのボックスであるかを選択し、フリーの受渡しボックス2を選択した場合には、預入人に課金する旨を表示手段3bに表示し(ステップS55)、空ボックスのランプ3eが点滅する(ステップS56)。
【0110】
そして、空ボックスの中から利用するボックスを選択して入力手段3aによりボックス番号を入力すると(ステップS57)、前述したようにステップS40に進んで所定の受渡しボックス2に物品を預け入れることが出来る。
【0111】
また、前記ステップS54において、契約ボックスを選択した場合には、予め契約した受渡しボックス2のランプ3eが点滅し(ステップS70)、前述したようにステップS40に進んで契約した受渡しボックス2に物品を預け入れることが出来る。
【0112】
前記ステップS53において、受渡しボックス2の利用料金を受取人が負担する場合には、図7に示すステップS58に進んで、空きボックスのランプ3eが点滅し、空ボックスの中から利用するボックスを選択して入力手段3aによりボックス番号を入力し(ステップS59)、更に受取人の会員暗証番号を入力する(ステップS60)。
【0113】
そして、中央管理センター11の中央コンピュータ10は、その入力された受取人の会員暗証番号に基づいて、事前に登録された会員のメールアドレスに電子メールで受渡しボックス2の利用の承認を問い合わせる。その際、受取人に対して受渡しボックス2のボックスID情報と、サイズ、利用料金及び預入人の会員暗証番号に基づいた預入人の個人情報を通知する。
【0114】
そして、ステップS62において、通知した受取人から受渡しボックス2の利用と当該利用料金の負担を了承する旨の通知を受け取ると、その受渡しボックス2が解錠され(ステップS63)、赤外線センサ3dが作動し(ステップS64)、受渡しボックス2の扉を開けて物品を入れ(ステップS65)、受渡しボックス2の扉を閉める。
【0115】
そして、赤外線センサ3dにより物品が検知され(ステップS67)、課金の開始を表示手段3bに表示すると共に、受取人にも課金の開始を通知し(ステップS68)、図6のステップS47に進んで受渡しボックス2に物品を預け入れることが出来る。
【0116】
また、図7のステップS62において、受取人から当該物品の預け入れ行為に対して承諾が得られなかった場合には、図6のステップS50に進んでキャンセルされる。また、図7のステップS67において、赤外線センサ3dにより物品の検知が出来なかった場合には、「預け入れる物品をマークされた所定の位置に置いてください。」等のメッセージを表示手段3bに表示し、赤外線センサ3dにより物品が検知されるまでステップS64〜S67を繰り返す。尚、3回繰り返しても赤外線センサ3dにより物品が検知されない場合には、図6のステップS50に進んでキャンセルされ、その受渡しボックス2の扉がオートロックされる。
【0117】
また、図6の前記ステップS39において、預入人がステップS37で表示された物品引渡し条件が正しくない等何らかの都合で予約ボックスを利用しない場合は、図示しない予約キャンセルボタンを押して予約をキャンセルし、予約がキャンセルされた旨を予約人に通知した後(ステップS49)、ステップS50に進んでキャンセルされる。
【0118】
例えば、受渡しボックス2に物品を預け入れる配達業者等の預入人は、予め物品を受け取る受取人(予約人)に対して受渡しボックス2の予約を依頼した後、受取人が受渡しボックス2を予約する。また、受渡しボックス2を利用する際の初期料金を物品を預け入れる預入人に対して課金することでも良い。
【0119】
また、予め予約をせずに受渡しボックス2の前で空いた受渡しボックス2に対して物品の預け入れを受取人に承諾してもらう場合には、コントロールパネル3の入力手段3a(第2の入力手段)により空いた受渡しボックス2のボックスID情報と、物品の預入人の個人認証情報と、該物品の受取人の個人認証情報を入力し、入力手段3aにより入力された受取人の個人認証情報に基づいてインターネット9及び中央コンピュータ10を経由して該受取人に向けて物品の預け入れ依頼があったことを報知すると共に、その報知を受けた受取人から承諾したことを受理して解錠制御手段となる施錠機構8が受渡しボックス2を解錠する。
【0120】
前記ステップS32において、物品を取り出す作業を選択した場合、預入人或いは中央管理センター11から通知された利用ボックス番号を、受渡しボックス2のコントロールパネル3に設けられた入力手段3aを利用して入力する(図8のステップS81)。
【0121】
次にステップS82において、携帯電話機1を鍵とする場合には、携帯電話機1をコントロールパネル3の携帯電話機接続手段3iに接続し(ステップS98)、携帯電話機1を鍵としない場合には受取暗証番号を受渡しボックス2のコントロールパネル3に設けられた入力手段3aを利用して入力する(ステップS83)。
【0122】
尚、預け入れの時に携帯電話機1の電話番号を鍵として活用した場合には、携帯電話機1をコントロールパネル3の携帯電話機接続手段3iに接続することにより受取暗証番号の入力が完了する。
【0123】
そして、ステップS84において、受取暗証番号の照会を行い、受取暗証番号が正規の番号である場合には、ステップS85に進んで物品引渡し条件を入力する。また、ステップS84において、入力された受取暗証番号が間違っている場合にはステップS99に進んで利用不可となり表示手段3bに「受取暗証番号が間違っています。」等のメッセージが表示された後、該表示手段3bを節電モードに切り換える。
【0124】
ステップS84において、入力された受取暗証番号が正規の番号である場合には、ステップS85において、受渡しボックス2で物品の代引決済を行う場合や別途決済を行う場合にはステップS86に進み、受渡しボックス2で代引決済する場合には中央管理センター11の中央コンピュータ10に問い合わせ、事前に登録された代引き金額が表示手段3bに表示される(ステップS87)。
【0125】
中央コンピュータ10は、物品が商品である場合で物品引渡し条件が存在する場合に予約暗証番号に付与された識別コードに対応する識別コードを受取暗証番号にも付与しており、例えば、一般の予約暗証番号「*007」に物品引渡し条件識別コード「a」が付与された物品引渡し条件付予約暗証番号「*007a」の場合には、「#007a」等の物品引渡し条件付受取暗証番号を付与する。
【0126】
中央コンピュータ10は識別コード付きの受取暗証番号からこれに対応する予約暗証番号、更には予約人である受取人が予約時に入力した取引決済番号を遡って検索し、中央管理センター11に事前に登録されている代引決済金額を取引決済番号同士を検索して突き合わせることにより受渡しボックス2の解錠に必要となる代引金額をメモリ12に格納されたデータベースから抽出する。
【0127】
次にステップS88において、決済方法の選択を行う。クレジットカードやデビットカード等の場合にはカードリーダ3gにカードを挿入してカードを読み込み、カード暗証番号を入力し(ステップS89)、ステップS91に進む。また、銀行等の口座引き落としや電話料金に加算する場合には、予め登録した会員番号と会員暗証番号を入力するか、若しくは携帯電話機1を携帯電話機接続手段3iに接続し(ステップS90)、ステップS91に進む。
【0128】
また、ステップS88において、決済方法が選択されなかった場合には、「物品の代金が未決済です」等のメッセージが表示手段3bに表示され(ステップS100)、その後前記ステップS99に進んで利用不可となり表示手段3bにその旨が表示された後、該表示手段3bを節電モードに切り換える。
【0129】
また、前記ステップS86において、受渡しボックス2での決済を選択しなかった場合には、中央コンピュータ10に別途決済での入金を問い合わせて(ステップS101)、ステップS102において入金の確認をし、入金が確認された場合にはステップS91に進む。
【0130】
また、ステップS102において入金が確認されなかった場合には、前記ステップS100、S99に進み、利用不可となり表示手段3bにその旨が表示された後、該表示手段3bを節電モードに切り換える。
【0131】
別途決済では、売主は中央コンピュータ10に対して入金確認を自ら入力するか、或いは売主が所有する決済コントロールコンピュータと、中央コンピュータ10とをリンクさせて自動的に入金確認が入力されるようになっている。
【0132】
また、前記ステップS85において、コンビニエンスストアや駅売店で決済を行う場合や物品の代金を支払う必要がない等の引渡し条件がない場合にはステップS91に進む。
【0133】
ステップS91において、指定されたその利用ボックス番号の受渡しボックス2の扉が解錠されてランプ3eが点滅し、課金が停止する。
【0134】
そして、ステップS92において、指定された受取人の区別を行い、指定された受取人が預入人か若しくは予約人である場合には、その利用ボックス番号の受渡しボックス2の扉を開けて物品を取り出して(ステップS93)、ボックスの扉を閉める(ステップS94)。
【0135】
また、前記ステップS92において、指定された受取人が預入人や予約人以外の中央管理センター11に登録されていない第三者である場合には、利用料金負担者となる中央管理センター11に登録された予約人或いは預入人に受渡しボックス2が解錠されたことを通知する(ステップS103)。
【0136】
そして、赤外線センサ3dにより物品が検知されなくなったら(ステップS95)、受渡しボックス2の扉がオートロックされ(ステップS96)、表示手段3bを節電モードに切り換える(ステップS97)。尚、前記ステップS95において赤外線センサ3dによる物品の検知がされなくなるまでステップS93〜S95を繰り返す。
【0137】
図10(a)は予約行為を図式化したものである。先ず、預入人である配達人が、予約人である受取人に予約を依頼し「(1)」、その後、受取人が受渡しボックス2の予約ロッカーを指定する「(2)」。尚、物品の引き渡しのみの場合もあるが、特に、物品の代金の決済を物品の引き渡しと同時に行う場合(以下、「代引決済」という)には、「(2)」の時に中央管理センター11に対して代引決済の指示を行う。
【0138】
その後、中央管理センター11から予約人である受取人に対して予約暗証番号と予約ロッカー番号が通知される「(3)」。
【0139】
受取人はその予約暗証番号と予約ロッカー番号を配達人に通知する「(3)′」。また、「(2)」で、受取人が予め登録された配達人の認証番号を入力すると、予約暗証番号と予約ロッカー番号が受渡しボックス2から配達人に対しても通知される「(3)″」。
【0140】
図10(b)は、入出荷行為を図式化したものであり、図10(a)に示す「(3)′」または「(3)″」により予約暗証番号と予約ロッカー番号を通知された配達人は受渡しボックス2に出向いて予約暗証番号と予約ロッカー番号を入力して受渡しボックス2に物品を入れる「(4)」。
【0141】
受渡しボックス2で物品を預かると、中央管理センター11から受取暗証番号が受取人に電子メールで通知される「(5)」。受取人は、その受取暗証番号と個人認証番号を入力して「(8)」、受渡しボックス2から物品を取り出す「(9)」。
【0142】
尚、物品の引き渡しのみの場合もあるが、特に、物品の代金の決済を物品の引き渡しと同時に行う代引決済の場合には、受渡しボックス2のコントロールパネル3に設けられたカードリーダ3gにクレジットカードやデビットカード等を挿入して指定口座から自動引落しにて代引決済を行うことが出来、携帯電話機1をコントロールパネル3に設けられた携帯電話機接続手段3iに接続して電話料金に加えて代引決済を行うことも出来る。
【0143】
代引決済の場合は(8)の後で中央コンピュータ10から代引金額等を呼び出して表示手段3bに表示し、クレジットカードやデビットカード等の各種カードの読取りや携帯電話機1の接続等により決済が行われる。
【0144】
図10(c)は、コンビニエンスストアや駅売店等が決済を代行する場合を図式化したものであり、図10(a)に示す「(3)′」または「(3)″」により予約暗証番号と予約ロッカー番号を通知された配達人は受渡しボックス2に行って予約暗証番号と予約ロッカー番号を入力して受渡しボックス2に物品を入れる「(4)」。
【0145】
受渡しボックス2で物品を預かると、中央管理センター11から受取暗証番号が予め登録されたコンビニエンスストアや駅売店等に電子メール等により通知される「(5)」。コンビニエンスストアや駅売店等は受渡しボックス2の近傍で営業する店舗でも良いし、受取人が指定する店舗でも良い。また、コンビニエンスストアや駅売店等が受渡しボックス2に物品を預ける配達人を兼ねる場合もあり得る。
【0146】
一方、受取人は物品が配達人に渡される前に予め売主から入荷予定日等が伝票等により通知されており、これに基づいて受渡しボックス2を予約した後、コンビニエンスストアや駅売店等に出向いて伝票を渡すと共に支払いを行い「(6)」、受取暗証番号を受け取る「(7)」。
【0147】
受取暗証番号を知得した受取人は受渡しボックス2に出向いて、その受取暗証番号と個人認証番号を入力して「(8)′」、受渡しボックス2から物品を取り出す「(9)′」。
【0148】
上記図10(a)の「(2)」において、代引決済を指定した場合、予約暗証番号に、その代引決済を示す識別コードが付与され、図10(b)に示すように、カード等による決済を「(9)」の出荷条件としたり、図10(c)において「(5)」の受取暗証番号の提示/通知先を決済代行人とすることが出来るようになっている。
【0149】
即ち、受渡しボックス2の予約人(受取人)による予約、または預入人による預入を受理した段階で中央管理センター11が発行する予約行為に固有の予約暗証情報である予約暗証番号、或いは受渡しボックス2を利用して行う物品の受渡し行為に固有の受取暗証情報である受取暗証番号に関連付けられた物品代金の決済方法が中央コンピュータ10の記憶手段となるメモリ12に記憶されており、物品代金の決済方法が物品代金の決済を伴う場合に受取暗証番号を決済代行人であるコンビニエンスストアや駅売店等にのみ第6の通信手段となる電子メール等により通知され、該コンビニエンスストアや駅売店等で決済等を行って物品代金の決済方法が履行された段階で受渡しボックス2を解錠するための受取暗証番号が提示されてはじめて受渡しボックス2を解錠することが出来る。
【0150】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、マンション等の集合住宅だけにとどまらず、駅周辺や地下街或いは商店街や人通りのある市街地等の公衆の場に設けられた受渡しボックスを容易に予約して利用することが出来、予約行為毎に固有の予約暗証番号を付与することでセキュリティ性を向上出来る。
【0151】
即ち、受渡しボックスの鍵を予約行為毎に付与される固有の予約暗証情報とすることにより、鍵が不要となると共に鍵の受渡しの代りに予約暗証情報を通達するだけで鍵の受渡しが極めて容易になるため受渡しボックスに預けた物品を第三者に引き渡したり、代理に取り出したりしてもらうことが可能となる。また、鍵の紛失や悪用される等の心配がなくセキュリティ性が高い。
【0152】
また、受取人から事前了解が得られるため、預入人は安心して受渡しボックスの利用料を受取人の負担(着払い)とすることを前提に受渡しボックスを物品の受渡し場所に利用することが出来る。
【0153】
中央管理センターが発行する予約暗証情報は予約行為固有のものであり、予約行為個々に異なる暗証番号等の予約暗証情報が付与されるので、ICカードや暗証番号を予め登録しておく手間も必要なく、ICカードの盗難や紛失、或いは固定暗証番号の情報漏れを心配することもない。また、予約人から予約ボックスID情報及び予約暗証情報を通知された任意の預入人が予約された受渡しボックスを利用者が出来る上、セキュリティー性も高い。
【0154】
また、物品の預入人が受渡しボックスから空きボックスを指定して、その空きボックスのボックスID情報と、預入人の個人認証情報と、該物品の受取人の個人認証情報を入力手段により入力すると、中央管理センターの中央コンピュータが、入力された受取人の個人認証情報に基づいて、その受取人に向けて物品の預入人からの預入依頼を報知し、受取人は預入人による物品の預け入れ行為を容易に知得することが出来る。
【0155】
そして、その預入依頼を受けた受取人は都合が良ければその預入行為を承諾した旨の承諾情報を中央管理センターの中央コンピュータに送信し、それを受理した中央コンピュータは受渡しボックスの解錠制御手段を駆動して受渡しボックスを解錠し、物品の預入を許容し、預入人は希望する受渡しボックスに物品を預け入れることが出来る。
【0156】
また、物品代金の決済方法が物品代金の決済を伴う場合に、予約暗証情報や受取暗証情報と関連付けて記憶手段に記憶された該物品代金の決済方法が履行されたことを確認した上で解錠制御手段が受渡しボックスを解錠するため、物品代金の決済が物品の受渡しに先行して確実に実行され、料金未払い等のトラブルが未然に防止出来る。
【0157】
また、本発明に係る受渡しボックスの予約方法によれば、受渡しボックスに物品を預けたい預入人が予約人に特定の受渡しボックスの予約を依頼し、その依頼を受けた予約人が前述の受渡しボックスを利用して予約を行うので、物品の受取人が予約をすることになり、公衆の場に設置された受渡しボックスを物品の受渡し場所として受取人が同意した事実査証となるため、例えば、配達業者等の預入人が安心して物品の受渡し場所として受渡しボックスを利用することが出来る。
【0158】
また、予約人である受取人が預入人が誰か(誰のための予約か)を特定した上で予約を行うため、ゴミや石等の不要物を悪戯で勝手に送りつけられるリスクが無い。
【0159】
また、本発明に係る受渡しボックスの課金方法によれば、受渡しボックスの利用料金の課金先を予約人(受取人)にしたことで受渡しボックスの利用料金を物品の着払いに出来、受渡しボックスの利用料金を時間制とすることが出来る。
【0160】
また、予約人(受取人)を予め登録した会員制とすることで受渡しボックスの利用料金の回収方法(与信システム)を事前に構築しておくことが出来る。
【0161】
また、前記受渡しボックスの利用料金を予約人が登録した携帯電話機の電話番号に対して課金する場合には課金が容易であるため好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る受渡しボックスを利用して物品を預け入れる様子を示す模式説明図である。
【図2】 本発明に係る受渡しボックスの各部の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る受渡しボックスを予約する際の予約フローチャートである。
【図4】 本発明に係る受渡しボックスを予約する際の予約フローチャートである。
【図5】 携帯電話機を利用して予約をする際の表示画面の一例を示す図である。
【図6】 本発明に係る受渡しボックスにおいて物品を預ける時の手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明に係る受渡しボックスにおいて物品を預ける時の手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明に係る受渡しボックスにおいて物品を受け取る時の手順を示すフローチャートである。
【図9】 本発明に係る受渡しボックスにおいて、予約ボックスID情報と予約暗証情報を入力する際の照会画面を示す図である。
【図10】 本発明に係る受渡しボックスを利用して代引決済を行うプロセスを説明する図である。
【符号の説明】
1…携帯電話機
1a…ディスプレイ
1b…テンキー
2…受渡しボックス
3…コントロールパネル
3a…入力手段
3b…表示手段
3c…スピーカー
3d…赤外線センサ
3e…ランプ
3f…プリンタ
3g…カードリーダ
3h…カメラ
3i…携帯電話機接続手段
4…制御部
5…送受信部
6…CPU
7…メモリ
8…施錠機構
9…インターネット
10…中央コンピュータ
10a…サーバ装置
11…中央管理センター
11a…コールセンター
12…メモリ
13a…会員番号入力欄
13b…会員暗証番号入力欄
14…照会画面

Claims (8)

  1. 物品の受渡しを行う受渡しボックスであって、
    受渡しボックスの空き状態を検知する空き状態検知手段と、
    前記空き状態検知手段により検知された空き状態情報を収集して中央管理センターに送信する第1の通信手段と、
    前記中央管理センターに送信された空き状態情報を随時記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された空き状態情報を通信網上で閲覧可能に提供するサーバ装置と、
    前記通信網上で閲覧した空き状態情報に基づいて予約を希望する受渡しボックスを選択する予約選択手段と、
    前記予約選択手段により選択された受渡しボックスの予約ロケーション番号と、予約されたボックス番号とが組み合わされた予約ボックスID情報と、予約を受理した段階で中央管理センターが発行するその予約行為に固有の予約暗証情報とを関連付けて記憶する第2の記憶手段と、
    前記予約ボックスID情報と予約暗証情報とを予約人に送信して報知する第2の通信手段と、
    受渡しボックスの予約ボックスID情報及び予約暗証情報を入力可能な第1の入力手段と、
    物品の預入人の個人認証情報と、該物品の受取人の個人認証情報とを入力可能な第2の入力手段と
    前記第2の入力手段により入力された受取人の個人認証情報に基づいて該受取人に向けて物品の預け入れ依頼があったことを事前に登録された該受取人の第3の通信手段に中央管理センター経由で送信して報知する第4の通信手段と
    前記第4の通信手段により報知を受けた受取人の前記第3の通信手段から物品の預け入れ行為を承諾したことを中央管理センター経由で受信する第5の通信手段と
    前記第1の入力手段により入力された予約ボックスID情報及び予約暗証情報と、前記第2の記憶手段に記憶された予約ボックスID情報及び予約暗証情報とを照合して、両者が一致すると共に、前記第5の通信手段により前記受取人からの前記物品の預け入れ行為の承諾を受理すると、前記受渡しボックスを解錠する解錠制御手段と、
    を有することを特徴とする受渡しボックス。
  2. 前記予約暗証情報は、予約を受理した段階で中央管理センターが発行するその予約行為に固有の予約暗証番号と、決済識別コードとが組み合わされた情報であることを特徴とする請求項1に記載の受渡しボックス。
  3. 前記受渡しボックスの予約または預入を受理した段階で中央管理センターが発行する予約行為に固有の予約暗証情報、或いは受渡しボックスを利用して行う物品の受渡し行為に固有の受取暗証情報に関連付けられた物品代金の決済方法を入力する入力手段と、
    前記物品代金の決済方法と、その履行を記憶する記憶手段と、
    前記物品代金の決済方法が物品代金の決済を伴う場合に前記受取暗証情報を物品代金の決済を代理して行う決済代行人のみに送信して報知する第6の通信手段と、
    物品代金の決済を行う決済手段と、
    自社システムや銀行振込等の決済専門の独立した決済システムを別途活用する別途決済による決済履行を中央管理センターに送受信して問い合わせる第7の通信手段と、
    前記物品代金の決済の履行を確認した上で前記受渡しボックスのボックスID情報及び前記受取暗証情報が予約または預入の段階で記憶されたものと一致した場合に前記受渡しボックスを解錠する解錠制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受渡しボックス。
  4. 前記第2〜第7の通信手段は、携帯電話機、携帯情報端末機、パーソナルコンピュータのうちの何れか1つであり、前記入力手段は、前記受渡しボックスに設けられたテンキー及びタッチパネルのうちの何れか1つであり、
    更に、前記携帯電話機、携帯情報端末機、パーソナルコンピュータ、或いは前記受渡しボックスに設けられたテンキー及びタッチパネルはインターネットが利用可能であり、前記受渡しボックスの配置位置、経過利用料金、入出荷情報、空き状態、預入依頼、預入承諾情報のうち少なくとも1つがインターネットを介して知得出来ることを特徴とする請求項に記載の受渡しボックス。
  5. 前記入力手段及び/または前記第2〜第7の通信手段は携帯電話機であり、該携帯電話機の電話番号、或いは通話音声が前記受渡しボックスの予約や、物品の預入れや取出しのための解錠を行う際の認証情報及び該受渡しボックスの利用料金の課金先を兼ねることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の受渡しボックス。
  6. 物品の受渡しを行う受渡しボックスを予約する方法であって、
    物品を預け入れる預入人が、該物品を受け取る受取人に対して請求項1または請求項3〜のいずれか1項に記載の受渡しボックスの予約を依頼した後、前記受取人が前記受渡しボックスを預入人のために予約することを特徴とする受渡しボックスの予約方法。
  7. 物品の受渡しを行う受渡しボックスの課金方法であって、
    請求項1または請求項3〜のいずれか1項に記載の受渡しボックスを利用して予約を行う予約人を予め登録しておき、その予約人に対して受渡しボックスの利用料金を課金することを特徴とする受渡しボックスの課金方法。
  8. 物品の受渡しを行う受渡しボックスの課金方法であって、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の受渡しボックスを利用する際の初期料金を物品を預け入れる預入人に対して課金することを特徴とする受渡しボックスの課金方法。
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