JP4750660B2 - 受信装置及び測位システム並びに測位方法 - Google Patents

受信装置及び測位システム並びに測位方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4750660B2
JP4750660B2 JP2006262104A JP2006262104A JP4750660B2 JP 4750660 B2 JP4750660 B2 JP 4750660B2 JP 2006262104 A JP2006262104 A JP 2006262104A JP 2006262104 A JP2006262104 A JP 2006262104A JP 4750660 B2 JP4750660 B2 JP 4750660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
time
positioning
unit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006262104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008085558A5 (ja
JP2008085558A (ja
Inventor
亮介 藤原
健一 水垣
祐行 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006262104A priority Critical patent/JP4750660B2/ja
Priority to US11/767,560 priority patent/US7912481B2/en
Priority to EP20070012602 priority patent/EP1906200A1/en
Publication of JP2008085558A publication Critical patent/JP2008085558A/ja
Publication of JP2008085558A5 publication Critical patent/JP2008085558A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4750660B2 publication Critical patent/JP4750660B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/0284Relative positioning
    • G01S5/0289Relative positioning of multiple transceivers, e.g. in ad hoc networks
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/0205Details
    • G01S5/0218Multipath in signal reception
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、受信装置及びそれを用いて無線装置の位置や、または無線装置間の距離を、電波の到来時間を計測することにより求める測位、測距用受信装置並びに測位、測距方法に関するものである。
移動端末の位置を測定するシステムとして、端末から送信される信号を複数の基地局で受信した時間差を計算し、受信時間差に光速を乗算することによって、ノードからの各基地局までの信号の伝搬距離を算出し、ノードの位置を検出するシステムが提案されている(非特許文献1)。
また、各基地局間の同期のため、基準局を用いて測位システムを構築することが提案されている(非特許文献2)。
さらに、特許文献1には、スペクトル拡散信号を用いて測距を行なう測位システムにおいて、受信波に対してマッチトフィルタ処理を行って遅延プロファイルを作成し、この遅延プロファイルを利用して距離を測定する技術が提案されている。また、特許文献2には、マッチトフィルタ処理を行なって作成した受信信号の遅延プロファイルを時多重処理により複数の遅延プロファイルとし、これを用いて距離を測定する技術が提案されている。
特開2002−14152号公報 特開2003−273778号公報 荻野敦、他5名、「無線LAN統合アクセスシステム(1) 位置検出システムの検討」、2003年総合大会講演論文集、電子情報通信学会、B−5−203、p.662 水垣健一、他9名、「3nW/bps超低消費電力UWB無線システム(6):30cm高精度測位システムの検討」、2005年ソサイエティ大会講演論文集、電子情報通信学会、A−5−15、p.139
上記測位システムや測距システムに用いる無線信号としてUWB-IR (Utlra wideband impulse radio)を用いることにより、測定の分解能をあげることができる。
図20に、UWB-IR信号の波形例を示す。ここでは、振幅が0から0の間をパルス幅WTP と定義する。図20に示すように幅の細いパルスを用いることにより、測定の時間精度を向上させることができ、測位及び測距精度を良いシステムが構築できる。
しかしながら、上記UWB-IR信号を用いた場合、受信器では幅の細いパルスを捉えることが必要となり、ハードウェア規模の増大及び消費電力が増大してしまう問題がある。例えば、パルス幅WTP が約2nsのパルスを受信する場合、図22に示すように、サンプリングのタイミングの時間間隔が狭くなり、WTPの逆数である500MHz以上の速さで動作するアナログディジタル(AD)変換器が必要となる。そのため、特許文献1や特許文献2に開示された発明で、上記UWB-IR信号を用いた測位、測距を行なうシステムを構成すると、遅延プロファイル作成のために必要なハードウェア規模の増大に伴う高コスト及び消費電力の増大を招くことが考えられる。
また、マルチパス環境下における受信波形は、必ずしも直接パスが最も大きい振幅を有していない。図21にマルチパス環境下におけるUWB-IR信号の受信波形例を示す。図の縦軸は信号の電力成分を示す。図21をみても分かるとおり、最も早く到来する信号(第一パス)よりも大きい電力(振幅)を持つ信号が存在する。上記の測位システムや測距システムでは、受信器で第一パスの出力時間を計測する必要がある。一方、通常のデータ通信を考えた場合、最も大きい振幅の信号で受信するのが最も通信誤りは少ないが、測位や測距精度の誤差は大きくなってしまう問題がある。
本発明の主たる解決課題は、上記問題を顧みて、簡易な構成で低消費電力なハードウェアで、受信信号の第一パス信号の到来時間を測定する、受信装置及びそれを用いた測位、測距用受信装置並びに測位、測距方法を提供することである。
本発明の代表的なものの一例を示せば以下の通りである。即ち、本発明の受信装置は、直接拡散が施された間欠的なパルス信号からなる送信信号の公称のパルス繰返し周波数と同じ周波数又は整数倍の周波数、かつパルス幅の逆数未満の周波数でタイミングをΔt毎ずらしながら受信信号のアナログディジタル変換を複数回行い、前記受信信号の観測データとして保存領域に保存する波形観測部と、前記保存された前記受信信号の観測データを基に、前記受信信号に含まれる最も時間的に早く到来する第一パスの到来時間を推定する第一パス推定部、を有する。
本発明により、低速度の信号処理で受信信号の第一到来信号の出力時間を測定することができ、低消費電力、低コストな測位及び測距用受信装置を提供できる。
本発明における受信装置は、公称のパルス繰返し周波数と同じ周波数又は整数倍の周波数、かつパルス幅の逆数未満の周波数でアナログディジタル変換を行い受信信号の測定を行い、上記アナログディジタル変換タイミングをΔtごとずらして複数回受信信号の測定を行った結果を保存領域に格納し、最も時間的に早く到来する第一パスの到来時間を上記保存された波形データから推定する。
また、上記受信信号の測定データは、アナログディジタル変換後のデータを、送信信号に施された拡散符号に対応するタップ係数をもつマッチトフィルタ処理を行い、上記マッチトフィルタ出力の1回の測定時間内の出力が最も高いS個のピーク値とその出力時間とする。
また、上記保存された波形データから、所定の閾値を設定し、上記閾値を越えた最も到来時間の早い波形データを第一パス信号と判定する。
また、上記の出力時間は復調されるパスとの時間差を上記保存された出力時間から求め、上記時間差からそれぞれの波形データに対応する出力時間を求める送受信器間に周波数偏差が存在する場合は、受信信号に受信器のクロックを追従させる同期追跡機能から、送信器と受信器の間の周波数偏差を推定し、上記周波数偏差結果を用いて、上記出力時間の計算を補正する。
本発明を実施するための最良の形態に関して、以下の実施例に基づいて詳細に説明する。
本発明の受信装置の第1の実施形態を、図1〜図11を用いて説明する。
第1の実施形態の受信装置は、アンテナから入力されたパルス信号について、同期捕捉処理及び波形観測処理を行なう波形観測部と、保存された受信信号の観測データを基に、前記受信信号に含まれる最も時間的に早く到来する第一パスの到来時間を推定する第一パス推定部と、第一パス推定の結果を用いて距離・位置の測定を行なう測定部を備えている。この受信装置は、復調されたパスによる復調処理や同期追跡の処理を行なう復調・同期追跡部も備えている。
図1は、本発明に係る第1の実施形態における受信装置の構成図を示したものである。本実施形態における受信装置は、アンテナ(ANT) 0100、RFフロントエンド部(RFFE) 0101、アナログディジタル変換部(ADC) 0102、マッチトフィルタ部(MF) 0103、電力部(POW) 0104、波形測定部(WAVE MEAS) 0105、同期捕捉部(ACQ) 0108、第一パス推定部(FIRST PATH) 0109、復調部(DEMOD) 0110、同期追跡部(TRACK) 0111、タイミング制御部(TIM_CTL) 0112、及びADクロック生成部(ADCLK) 0113で構成されている。
波形測定部 (0105)は、ピーク検出部(PEAK )0106と保存部(RAM) 0107から構成される。
RFフロントエンド部 (0101)は、ANT 0100から入力されたパルス信号を必要に応じて、帯域制限、ノイズ除去、周波数変換、増幅を行う。
RFフロントエンド部 (0101)から出力されたパルス信号は、アナログディジタル変換部 (0102)にてアナログディジタル(AD)変換される。
この時のAD変換速度は、公称のパルス繰返し周波数と同じか又はその整数倍、かつパルス幅WTP の逆数未満の速度とする。すなわち、図9に示すように、ADCLK (0113)は、パルス繰返し周波数と同じ(図9の(A))又はその整数倍(図9の(B))、かつパルス幅WTP の逆数未満の周波数を持つクロックを出力し、ADC (0112)に供給する。なお、図9のIpは、パルスとパルスの間隔を示す。
また、アナログディジタル変換部(ADC) 0102におけるサンプリングのタイミングは、ADクロック生成部 (0113)が出力するクロックの出力タイミング、換言するとTIM_CTL (0112)の制御信号により順次ずらされる。すなわち、同期捕捉部(ACQ) 0108の出力信号を受けてタイミング制御部(TIM_CTL) 0112で生成される制御信号により、ADクロック生成部(ADCLK) 0113で生成されるADクロックのタイミングが制御されることにより、アナログディジタル変換部(ADC) 0102におけるAD変換のタイミングを順次Δtだけずらしながら上記動作を繰り返させ、最適なAD変換タイミングとマッチトフィルタ出力位相を探索する。なお、順次シフトするタイミングΔtは、パルス幅WTPよりも小さな値とする。
マッチトフィルタ部(MF) 0103は、AD変換されたADC出力信号に対して逆拡散処理、すなわち、送信信号に施された拡散符号(例えば、+1,−1,−1,+1)に対応したタップ係数(c)をADC出力信号に乗算するマッチトフィルタ処理を行ない、(MF)を出力する。
WAVEMEAS (0105)のPEAK (0106)において、MF (0103)の出力の最大値(M)とその出力時間(P)が求められ、この出力の最大値(M)と出力時間(P)のデータは、RAM 0107に保存される。
第一パス推定部(FIRST PATH) 0109は、RAM (0107)から順に出力された波形データ列と時間データ列から、第一パスを検出し、復調されたパスと第一パスとの出力時間差を推定する。
復調部 (0110)は、同期捕捉部 (0108)で探索されたマッチトフィルタ出力位相でデータ復調を行と共に、受信同期信号(Preceive sync. Signal)を生成し、第一パス推定部(FIRST PATH) 0109に出力する。
同期追跡部 (0111)は、第一パス推定部 (0109)によって探索されたAD変換タイミングを保持する機能を有する。
図2は、図1の受信装置の全般的な動作を示すフローチャートである。
受信装置は、ANT 0100から入力されたパルス信号について、同期捕捉処理及び波形観測処理を行なう(S201)。その後、第一パス検出処理(S202)を行い、距離・位置の測定を行なう(S203)。受信装置は、また、復調・同期追跡の処理も行なう(S204)。なお、距離・位置の測定機能に関する構成については、後の実施例で説明するため、図1では、図示を省略した。
次に、図1に示した受信装置の、波形観測処理及び第一パス検出処理に関するより具体的な構成例について、図3ないし図7で説明する。
まず、図3に、MF (0103)の構成例を示す。MF (0103)は、Ns個のタップ付き遅延線(D) 0401と、Ns個の係数掛け算器(×c1〜cNs) 0402、足し算器(+) 0403から構成される。このマッチトフィルタ部(MF) 0103において、送信信号に施された拡散符号をタップ係数(c)に持つマッチトフィルタ(MF)処理が行われる。上記遅延線の遅延長は理想的にはパルス間隔と同じであり、またNsは送信符号に施された拡散符号長である。これにより、S/N比を良くするためのマッチトフィルタ処理が施される。
マッチトフィルタ処理では、ちょうど拡散符号の位相が係数掛け算器の係数列と一致した時、最大の振幅を持つデータが出力され、SN比を向上させることができる。理想的には各パルスのAD変換後のSN比をSN_pusleとすると、マッチトフィルタ処理後の最大の振幅を持つデータのSN比SN_MF は(Ns×SN_pulse)となる。
その効果を図4に示す。図4の(a)は受信パルス波形の電力成分を示してあり、信号とノイズのレベルの差が大きくない。一方、図4の(b)はマッチトフィルタ処理後の電力成分であり、処理後の合成データにおいて信号とノイズのレベルにより大きな差があるのが見てとれる。
図5に、第1の実施形態の受信装置における第一パス推定部(FIRSTPATH) 0109の構成例を示す。図5の第一パス推定部は、出力時間計算部(ARR_PATH_CAL) 0601、閾値比較部(THCOMP) 0602、最小値検出部(MIN) 0603から構成される。
この第一パス推定部(FIRSTPATH) 0109は、RAM (0107)から順に出力されたMF (0103)の出力波形データ列の最大値(M)とその出力時間(P)のデータ列から、第一パスを検出し、復調されたパスと第一パスとの出力時間差を推定する。
まず、第一パス推定部0109は、RAM (0107)から順に出力された波形データ列M(1〜K)と時間データ列P(1〜K)から、復調されたパスと第一パスとの出力時間差T(L)を推定する。
RAM (0107)は、波形データ列M(1〜K)とP(1〜K)を順に第一パス推定部に出力する。ARR_PATH_CAL (0601)は、受信同期信号(Preceive sync. Signal)を用いて、上記M(1〜K)、P(1〜K)のそれぞれの出力時間すなわち到来時間のデータT(N)と復調パスとの出力時間差をP(1〜K)を用いて計算する。この計算結果はメモリに保存される。THCOMP (0602)は、M(1〜K)と所定の閾値THとの比較を行い、M(N)>THを満たす時に、到来時間データT(N)を出力する。MIN (0603)は上記到来時間データT(N)の最小値(1st path arriving time)を出力する。上記到来時間データの最小値T(N) が第一パスと推定され、この第一パスと復調パスとの出力時間差T(L)が得られる。
図6は、第1の実施形態の受信装置における第一パス推定部(FIRST PATH) 0109の別の構成例を示した図である。図6では、図5の構成に加え、閾値計算部(TH_CAL) 0701が追加されている。TH_CAL (0701)は、上記図5の実施例における閾値THを、RAM(0107)に保存された波形データ列P(1〜K)から求める機能を持つ。
TH_CAL(0701)の動作の一つの例として、
TH = (M(1〜K)の最大値)/A
のように処理する機能を持つ。但し、Aは適当な定数である。
また、TH_CAL(0701)の別の動作例として、
TH = ((M(1〜K)の平均値) × A
のように処理する機能を持つ。但し、Aは適当な定数である。
また、TH_CAL(0701)の別の動作例として、データ列M'(1〜K)を、データ列M(1〜K)からM(1〜K)の最大値を取り除いたものとした時、
TH = ((M(1〜K)の平均値)× A
のように処理する機能を持つ。但し、Aは適当な定数である。
このようにTH_CAL(0701)は多数の動作例を持つが、その具体的方法は限定されない。
次に、図7に、第1の実施形態の受信装置における第一パス推定部(FIRST PATH) 0109内の出力時間計算部(ARR_PATH_CAL) 0601の構成例を示す。
出力時間計算部0601は、時間計測部(TIM_MEAS) 0801、出力時間差計算部(DIFF) 0802、時間位相変換部(TIME TO PHASE) 0803から構成される。出力時間計算部は上述のように、受信同期信号(Receive sync. Signal)を用いて、上記M(1〜K)、P(1〜K)のそれぞれの出力時間と復調パスとの出力時間差をP(1〜K)を用いて計算する。
TIM_MEAS (0801)は、受信同期信号(Receive sync. Signal)が入力される時間を計測する。DIFF (0802)では、上記計測結果と時間データ列P(1〜K)を用いて、上記受信同期信号と、それぞれのデータM(1〜K)が到来した時間差T(1〜K)を計算する。TIME TO PHASE (0803)では、上記時間差を拡散パルス列の位相T(N)に変換する。位相に変換する動作は、パルス間隔をTc、拡散符号長をNsとすると、
mod(T(1〜K)、Tc×Ns)
の計算で与えられる。ただし、mod(a,b)はaをbで割った余りである。
上記のような構成をとることにより、パルス幅WTP以下の高い分解能で行うAD変換器、すなわち高速の変換器を用いず、低速のAD変換器で精度の高い第一パス信号の出力時間の推定が可能となり、簡易な構成、低消費電力な測位用受信器の実現が可能となる。
図1の受信装置により第一パス検出機能を実現する動作を、図8のフローチャート、図9に示すUWB-IR信号とAD変換のタイミングの関係を示す図、及び図10の動作概念図を参照しつつ、説明する。
本実施形態における受信装置は、UWB-IR信号、例えば図9の(A)で示すようなBPSK(Binary phase shift keying)変調されたベースバンドパルス波形で、かつ、各々のパルスに直接拡散(Direct Sequence)が施された送信信号を受信する。図9に示すように、振幅が0から0の間をここではパルス幅WTP と定義する。なお、図9の(B)に示すようにサンプリング点を多くすると精度の向上や同期捕捉時間の高速化が期待できるが、ハードウェアの消費電力も増加するので、直接拡散が施された送信信号の公称のパルス繰返し周波数と同じ周波数又は整数倍の周波数、かつパルス幅の逆数未満の周波数という条件の範囲内で、用途に応じてサンプリング周期を設定すればよい。
図8のフローチャートにおいて、Step0301〜Step0305で観測波形の処理、Step0306〜Step0307で第一パス検出の処理が実行される。
受信装置は、受信波形の測定区間Ws(図10Aの(b)参照)において、受信波形とAD変換点の位相関係をΔtずらしながらAD変換(サンプリング)を行う(図8のStep0301)。
なお、図10Aの(a)−(c)に示す波形は横軸に共通の時間軸Tを有し、(b)の観測波形は、縦軸にMをプロットした概念図であり、時間分解能Δtの波形推定結果を示す。図10Aの(c)のt01,t02,t03,−,−,t0kは、測定区間S1に関するAD変換(サンプリング)のタイミングを示しており、k(例えば31)個のサンプリング地点がある。
アナログディジタル変換部(ADC)0102において、測定区間S1に関して、受信されたパルス列信号をパルス繰返し周波数又はその整数倍で、かつパルス幅WTP の逆数未満の速度でアナログディジタル(AD)変換し、図10Aの(e)に示すようなADC出力信号を生成する。
このAD変換されたADC出力信号に対して、マッチトフィルタ部(MF)0103において、送信信号に施された拡散符号に対応したタップ係数(c)をもつマッチトフィルタ(MF)処理が行われ(Step0302)、測定区間S1に関して図10Aの(f)に示すようなMF出力信号を生成する。
WAVEMEAS(0105)におけるPEAK(0106)は、上記MF(0103)の出力の最大値(M)とその出力時間(P)を求める。この測定区間S1に関する波形出力の最大値(M)と出力時間(P)のデータM,Pは、図10Bの(a)に示すように、RAM0107に保存される(Step0303)。
測定区間S2〜Snに関しても、AD変換タイミングを時間分解能Δtだけずらしながら(t01+Tk+Δt,t02+Tk+Δt,−,−,t0k+Tk+Δt,t01+2Tk+2Δt,t02+2Tk+2Δt,−,−,t0k+2Tk+2Δt,−)上記手順を、繰り返し行う。なお、Tk=k(サンプリング地点数)×Ipとする。そして、各タイミングにおける波形出力の最大値(M)と出力時間(P)のデータM(N),P(N)をRAM0107に保存する。このΔtタイミングをずらす動作は、図10Aの(d)に示すように、測定区間S2〜Snにおける受信波形とAD変換点の位相関係を、測定区間S1に対して、各々順次Δt、2Δt、3Δt、−−ずらす意味を持つ。
すなわち、ACQ(0108)は、上記最大値(M)を受け取り、TIM_CTL(0112)、ADCLK(0113)を経由して、ADC(0104)におけるAD変換タイミングを順次Δtだけずらし、上記動作を繰り返させ、最適なAD変換タイミングとマッチトフィルタ出力位相を探索する。
なお、図8の例では、N回目の測定における最大値をM(N)、P(N)としている。
RAM(0107)は、各測定区間すなわちΔtずつずらされたAD変換タイミング毎に、上記最大値(M)を波形データとして、出力時間(P)を時間データとしてRAMにそれぞれ保存する(図10Bの(a)参照)。このMF出力信号の電力成分については、図4の(b)で説明した通りである。
この処理を所定回数(K回)繰り返す(Step0304、Step0305)。
その後、第一パス検出処理、すなわち、第一パス推定部(FIRSTPATH) 0109において、RAM(0107)に保存されたデータ列MとPを用いて、第一パスを推定する処理を行なう。
まず、AD変換されたデータ列P(n)を、それぞれのデータM(N)が到来した時間に変換したデータ列T(n)を作成する(Step0306)。すなわち、時間データ列P(N)(=AD変換タイミングt01,t02,t03,−,−,t0k、t01+Δt,t02+Δt,−,−,t0k+Δt,−,−,etc)を、時間分解能Δt毎の時間データ列T(N)=到来時間順(例えば、tk−1,tk,t1,t2,−,tk−5)に並び替える(図10Bの(b)参照)。なお、図10Aと図10Bにおいて、時間分解能Δtは同じ大きさである。
さらに、FIRST PATH (0109)は、観測波形データM(N)と時間データ列T(N)とから第一パス出力時間(tk)を計算し出力する(Step0307)。すなわち、測定区間Ws(=S1〜Sn)において、所定の閾値THに対して、M(N) > THを満たすNにおいて、T(N)が最小のNをLとすると、FIRST PATH (0109)は、T(L)を第一パス信号の出力時間とする(図10Bの(c)参照)。
図10Bの(c)において、第一パス信号(時間Tk、測波形データM(k)がM(N) > THを満たし、かつ、T(N)が最小の条件を満たしている。また、復調パス信号(時間t2、測波形データM(2))が最大の波形データ値を持つ観測形である。
なお、これまでの説明では、同一AD変換タイミング内(同一測定個区間S内)の一回の測定に関してPEAK(0106)において、最大値とその出力時間のみRAM(0107)に保存していたが、さらに同一AD変換タイミング内の第2の最大値とその出力時間もRAM(0107)に保存し、第1、第2の最大値に関する両データを用いて観測波形データの到来時間データ列T(N)を生成し、同様に第一パス推定に利用することで、精度を高める方法も可能である。
さらにRAM(0107)に保存するデータを増やすことは可能である。より多くのデータを保存することにより、大きい入力信号に隠された信号も計算に利用することができ、第一パス推定の誤りを低減することができる。
図11に、シミュレーションにより検証した本実施形態を適用した効果を示す。マルチパスモデルには、オフィス内の見通しを模擬したモデルを用いた。横軸は適用した複数のマルチパスモデルのインデックス、縦軸にパケット受信時間の計測誤差、第一パス推定なし時と、本発明を適用した第一パス推定ありの場合と示してある。本発明を適用した場合、誤差が少なくなっており、本発明によりかなり正確に、第一パスが推定できていることを示している。
以上述べたとおり、本実施例によれば、無線信号としてUWB-IRを採用した場合に、低速度の信号処理でも受信信号の第一到来信号の出力時間を測定することができる。従って、パルス幅WTP以下の高い分解能で行うAD変換器すなわち高速の変換器を用いる必要が無く、低速のAD変換器で精度の高い第一パス信号の出力時間の推定が可能となり、簡易な構成、低消費電力な測位用受信器の実現が可能となる。
また、通常のデータ通信に関しては、最も大きい振幅の信号に相当する観測波形データの最大値(M)で受信し復調処理できるので、通信誤りが少ない。
本発明の第2の実施形態になる端末測位システムとして、第1の実施形態の受信装置を採用したシステムを図12、13用いて説明する。
図12に、端末測位システムの構成例を示す。上記端末測位システムは、測位サーバ (SVR)2001、基地局(AP1〜3) 2002、2003、2004、基準局 (RS) 2005、端末 (NODE) 2006から構成され、AP1 (2002)、AP2 (2003)、AP3 (2004)とSVR (2001)は、ネットワーク2007で接続される。
NODE (2006)は、無線送信機能を有しており、RS (2005)は、上記無線の受信機能及び送信機能を有する。AP1 (2002)、AP2 (2003)、AP3 (2004)は上記無線の受信機能及び時間計測機能を有する。
AP1 (2002)、AP2 (2003)、AP3 (2004)はRS (2005)が送信する信号を受信し、互いの時間同期を行う。AP1 (2002)、AP2 (2003)、AP3 (2004)は、NODE (2006)から送信された無線信号を受信し、それぞれの到達時間差を計測する。SVR (2001)では、上記計測された到達時間差からNODE (2006)の座標を計算する。
上記、端末測位システムでは、AP1 (2002)、AP2 (2003)、AP3 (2004)の同期、及び端末の位置を計算するため、AP1 (2002)、AP2 (2003)、AP3 (2004)、RS (2005)の座標はあらかじめ既知である必要がある。
図13Aは、基地局 (AP1〜3) 2002、2003、2004の構成例を示すブロック図である。基地局は、アナログ−デジタル変換機能を含む第一パス検出・同期捕捉部2010、検波・復調部2011、メモリ2012、通信部2013、及びアンテナ(ANT)2014から構成されている。第一パス検出・同期捕捉部2010は、同期をとるべきクロック信号の発生源SCGを有している。第一パス検出・同期捕捉部2010は、さらに、SCGで生成されたクロック信号の位相を変化させるシフト信号を生成してクロック信号の位相を変化させ伝送信号と上記クロック信号との同期捕捉を行う同期捕捉機能、第1の実施例で説明した第一パス推定機能、クロック信号とシフト信号を用いて測位信号と基準信号とを受信した時間差を計測する時間差計測機能を備えている。
図13Bは、測位サーバ (SVR) 2001の構成例を示すブロック図である。測位サーバは、通信部2020、測位・測距部2021の各機能及びデータベース2022を備えている。通信部2020は、測位サーバをネットワーク2007に接続するインターフェースとして機能し、基地局から送られる測位情報通知を受けて、測位・測距部2021に送る。測位・測距部2021は、測位情報通知に含まれる各基地局における信号受信時間差の情報及びデータベース2022から得た各基地局及び基準局の位置等の情報に基づいて、ノード2006の位置を算出する。
図14は、第2の実施例の測位・測距システムにおける信号の送受信の概要を示すシーケンス図である。
ノード2006は、位置計算を希望する任意の時刻、例えば、定期的に、又は、ノードに設けられたセンサが異常を検出したときに、周辺の基準局 (RS) 2005と基地局 (AP1〜3) 2002、2003、2004に対して測位信号を含む伝送信号を送信する(S1401)。各基地局(AP1〜3) 2002、2003、2004は、伝送信号を受信した際、この伝送信号例えば測位信号とサンプリングクロックとの同期捕捉を行う。同期捕捉が確立された後、伝送信号の復調・同期追跡を行う。また、各基地局(AP1〜3) 2002、2003、2004は、伝送信号を受信した際、第1の実施例で説明した第一パス検出機能に基づき、測位信号受信時刻T1を検出する(S1402)。基準局 (RS) 2005は、測位信号を含む伝送信号を受信した後、基準信号を含む伝送信号を送信する(S1403)。各基地局(AP1〜3) 2002、2003、2004は、基準信号を含む伝送信号を受信した後、第1の実施例で説明した第一パス検出機能に基づき、基準信号受信時刻T2を検出する(S1404)。そして、各基地局(AP1〜3) 2002、2003、2004は、測位情報、受信時刻T1、T2及び基地局を識別するためのIDその他の情報を、ネットワークを経由して測位サーバ (SVR) 2001に送付する(S1405)。また、各基地局は、同期捕捉、復調・同期追跡などの伝送信号の受信処理と並行して、測位信号と基準信号の受信時間差の計測処理を行い、その結果に基づく情報をサーバ測位サーバ (SVR) 2001に送付する。なお、本実施例における第一パス検出機能に関し、検出する「時刻」は、第1の実施例における、複数の測定区間の位相を揃えた場合の「時間」に相当する。
各基地局(AP1〜3) 2002、2003、2004は、また、基準信号受信時刻T2から信号伝播遅延時間T3を減算した基準信号送信時刻T4を算出する(S1406)。各基地局(AP1〜3) 2002、2003、2004は、さらに、基準信号送信時刻T4から受信時刻T1を減算した時刻T5を算出する(S1407)。
サーバ測位サーバ (SVR) 2001は、これら各基地局(AP1〜3) 2002、2003、2004の時刻T5に関する情報と、サーバが持つデータベースに記録されている情報とから、ノード2006の座標を算出して測位・測距を行う(S1408)。
本実施例によれば、低速度の信号処理で受信信号の第一到来信号の出力時刻を測定することができ、低消費電力、低コストな測位及び測距用受信装置を実現できる。
本発明の受信装置の第3実施形態を図15を用いて説明する。
図15は、本発明に係る第3の実施形態における受信装置の構成図を示したものである。本実施形態における受信装置は、アンテナ(ANT) 0100、低ノイズ増幅器(LNA) 0901、ミキサー(MIX) 0902、低域通過フィルタ(LPF) 0903、アナログディジタル変換部(ADC) 0102、マッチトフィルタ部(MF) 0103、電力部(POW) 0204、波形測定部(WAVE MEAS) 0105、同期捕捉部(ACQ) 0108、第一パス推定部(FIRST PATH) 0109、復調部(DEMOD) 0110、同期追跡部(TRACK) 0111、タイミング制御部(TIM_CTL) 0112、ADクロック生成部(ADCLK) 0113、発振器(OSC) 0906、90度位相器(π/2) 0905からなり、WAVE MEAS (0105)は、ピーク検出部(PEAK) 0106、保存部(RAM) 0107から構成される。
図15において、ANT (0100)、ADC (0102)、MF (0103)、WAVE MEAS (0105)、ACQ (0108)、FIRST PATH (0109)、DEMOD (0110)、TRACK (0111)、TIM_CTL (0112)、ADCLK (0113)、PEAK (0106)、RAM (0107)は、夫々、図1の同記号のブロックと同等機能を有する。
図15の受信装置では、例えば図20の(b)で示すような搬送波にBPSK (Binary phase shift keying) 変調された、変調パルス波形であり、各々のパルスに直接拡散が施された送信信号を受信する。
また、LNA (0901)、MIX (0902)、LPF (0903)、π/2 (0905)、OSC (0906)で図1のRFEE (0101)に相当する部分を構成する。
LNA (0901)で、ANT (0100)から入力された信号を増幅し、MIX (0902)、LPF (0903)、π/2 (0905)、OSC (0906)で、搬送波を除去しベースバンドパルス波形を復元する。この際、90度位相のずれた2つの直交成分を生成する。またPOW (0204)は、二つのMF (0103i)とMF (0104q)から2乗和を計算することにより電力を求めPEAK(0106)に入力する。
その他の構成、動作は、図1〜図11に示した第1の実施例と同様である。
本実施形態をとることにより、送信信号が搬送波を用いた変調パルス波形であっても、簡易な構成、低消費電力で精度の高い第一パスの出力時間の推定が可能である。
本実施例を測距用受信装置に採用すれば、低速度の信号処理で受信信号の第一到来信号の出力時刻を測定することができ、低消費電力、低コストな測位及び測距用受信装置を実現できる。
本発明の受信装置の第4の実施形態を図16、図17を用いて説明する。
図16は、本発明に係る第4の実施形態における受信装置の構成図を示したものである。本実施形態における受信装置は、アンテナ(ANT) 0100、低ノイズ増幅器(LNA) 0901、ミキサー(MIX) 0902、低域通過フィルタ(LPF) 0903、アナログディジタル変換部(ADC) 0102、マッチトフィルタ部(MF) 0103、電力部(POW) 0204、波形測定部(WAVEMEAS) 0105、同期捕捉部(ACQ) 0108、第一パス推定部(FIRST PATH) 1002、復調部(DEMOD) 0110、同期追跡部(TRACK) 0111、タイミング制御部(TIM_CTL)0112、ADクロック生成部(ADCLK)0113、発振器(OSC)0906、90度位相器(π/2) 0905、周波数偏差推定部(FREQ_EST) 1001、からなる。WAVE MEAS (0105)は、ピーク検出部(PEAK) 0106、保存部(RAM) 0107から構成される。
図16において、ANT (0100)、(LNA) 0901、MIX (0902)、LPF (0903)、ADC (0102)、MF (0103)、(POW) 0204、WAVE MEAS (0105)、ACQ (0108)、DEMOD (0110)、TRACK (0111)、TIM_CTL (0112)、ADCLK (0113)、OSC (0906)、π/2 (0905)、PEAK (0106)、RAM (0107)は、図14の同記号のブロックと同等機能を有する。
図16の受信装置では、例えば図20の(b)で示すような搬送波にBPSK (Binary phase shift keying)変調された、変調パルス波形であり、各々のパルスに直接拡散が施された送信信号を受信する。
本実施形態は、送信器と受信器で、内蔵する発振器のクロックに周波数偏差が存在する場合に効果を有する。
TRACK (0111)は、受信信号パルスとADCLK (0113)の出力するクロックのタイミングのずれを検出し、ADCLK (0113)のタイミングを補正する同期追跡機能を有する。TRACK (0111)は通常、同期が確立してから動作する。この同期追跡機能は、送信器と受信器のクロックのずれを補正するため、周波数偏差推定部(FREQ_EST) 1001により、送受信器間の周波数偏差を推定することが可能である。このFREQ_EST (1001)は、上記TRACK (0111)の追跡結果であるクロックの補正量を利用して送受信機間の周波数偏差(δ)を推定する。FIRST PATH (1002)は上記周波数偏差推定の結果(δ)を用いて第一パス推定を行う。
FIRST PATH (1002)は、基本的に図5及び図6に示した構成と同じ構成をとるが、出力時間計算部(ARR_PATH_CAL) 0601に、上記周波数偏差推定結果(δ)が入力される。
図17に、この時のFIRST PATH (1002)内の出力時間計測部の例を示す。
図17において、出力時間計測部は、時間測定部 (TIME_MEAS) 0801、出力時間差計算部(DIFF) 0802、時間位相変換部(TIME TO PHASE) 1101で構成され、TIME_MEAS (0801)、DIFF (0802)は、図14の同記号のものと同じ機能を有する。
TIME TO PHASE (1101)は、上記周波数偏差推定結果(δ)を元に、DIFF (0802)で求められた時間差T(1〜K)を拡散パルス列の位相に変換する。位相に変換する動作は、パルス間隔をTc、拡散符号長をNsとすると、
mod(T(1〜K)×(1+δ)、Tc×Ns)
の計算で与えられる。ただし、mod(a,b)はaをbで割った余りである。
以上の構成を用いることにより、周波数偏差が送受信機間に存在する場合においても、簡易な構成、低消費電力で精度の高い第一パスの出力時間の推定が可能である。
本実施例を測距用受信装置に採用すれば、低速度の信号処理で受信信号の第一到来信号の出力時刻を測定することができ、低消費電力、低コストな測位及び測距用受信装置を実現できる。
本発明の第5の実施形態を図18を用いて説明する。
図18は本実施形態をパケット通信に適用した場合の、第一パス推定処理のシーケンス例と計算手順の具体例を示したものである。送信パケットは、プリアンブル部、SFD部、データ部からなり、SFD部は情報系列の決まったパターンであり、SFD部を検出した時間がパケットの出力時間とする。
以下に第一パス推定処理の処理手順を示す。送信データのプリアンブル部に対応する受信装置の受信状態で、本発明の第一の実施形態等で説明したように、波形観測を行い、AD変換された波形データ(M,P)をRAMに保存する(Step 1201)。同時に受信装置は同期捕捉を完了し、復調モードに入り、SFDを待ち受ける。波形観測終了時点からSFD部検出までの時間を計測し、計測値をTsとする(Step 1202)。SFD検出後からデータ復調中に周波数偏差の推定を行い、推定値δを得る(Step 1203)。
次に、各波形観測時間からSFD検出時間までの時間T(N)を計算する(Step 1204)。T(N)=Ts+Te(P(N))。なお、Te(P(N))は、N番目の波形推定時間から波形観測終了までの時間。
次に、各波形観測時間とSFD検出時間までの拡散パルス列における位相差PH(N)を計算する(Step 1206)。
PH(N) = - mod ( T(N) , Tc*Ns) :剰余計算
最後に、第一パスを推定する(Step 1207)。すなわち、M(N) > TH を満たすNの中でT(N)が最小のNを第一パスとする。
(第一パスと復調パスの到来時間差)=| PH(N) |
本発明により、低速度の信号処理でパケット通信における受信信号の第一到来信号の出力時間を測定することができ、低消費電力、低コストな測位及び測距用受信装置を実現できる。
本発明の受信装置の第6の実施形態を図19を用いて説明する。
図19に、第6の実施形態になる測距システムの構成例を示す。上記測距システムは、2つの無線通信装置(TRS1,TRS2) 2101、2102を含み、無線信号の往復時間を測定することにより、上記TRS1 (2101)とTRS2 (2102)間の距離を求める機能を有する。この無線通信装置(TRS1,TRS2) 210においても、無線信号の往復時間の検出に際して、本発明の第一の実施形態等で説明したように、第一パス検出機能に基づき、正確な往復時間を検出することで、2つの無線通信装置(TRS1,TRS2)間の正確な距離測定が可能となる。
本発明に係る受信装置の第1の実施形態を説明するための図。 図1の受信装置の全般的な動作を示すフローチャート。 第1の実施形態におけるマッチトフィルタ部の構成例を示す概略図。 第1の実施形態におけるマッチトフィルタの効果を示す図。 第1の実施形態における第一パス推定部の構成例を示す概略図。 第1の実施形態における第一パス推定部の他の構成例を示す概略図。 第1の実施形態における第一パス推定部/出力時間計算部の構成例を示す概略図。 第1の実施形態における第一パス検出の手順例を説明するためのフローチャート。 第1の実施形態におけるAD変換速度と公称のパルス繰返し周波数の関係を示す図。 第1の実施形態における観測波形の処理の概念図。 第1の実施形態における第一パス検出の概念図。 本発明の第1の実施形態の効果を示す図。 本発明の第2の実施形態になる端末測位システムの例を説明する図。 本発明の第2の実施形態における基地局の構成例を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態における測位サーバの構成例を示すブロック図。 第2の実施形態における信号の送受信の概要を示すシーケンス図。 本発明に係る受信装置の第3の実施形態を説明するための図。 本発明に係る受信装置の第4の実施形態を説明するための図。 第4の実施形態における第一パス推定部/出力時間計算部の構成例を示す概略図。 本発明に係る第5の実施形態としての、パケット通信における第一パス推定シーケンス例と計算例を示す概略図。 本発明に係る第6の実施形態としての、ラウンドトリップ型測距システムを説明する図。 UWB-IR信号の波形例を示す図。 マルチパス環境における受信波形(振幅成分)を示す図。 従来例におけるサンプリングのタイミングの例を示す図。
符号の説明
0100…アンテナ(ANT)、0101…RFフロントエンド(RFFE)、0102…アナログディジタル変換器(ADC)、0103…マッチトフィルタ (MF)、0104…電力部(POW)、0105…波形推定部(WAVEMEAS)、0106…ピーク検出部(PEAK)、0107…保存部(RAM)、0108…同期捕捉部(ACQ)、0109、1002…第一パス推定部(FIRSTPATH)、0110…復調部(DEMOD)、0111…同期追跡部(TRACK)、0112…タイミング制御部(TIM_CTL)、0401…タップ付き遅延線(D)、0402…係数掛け算器(×c1〜cNs)、0403…足し算器(+)、0601…出力時間計算部(ARR_PATH_CAL)、0602…閾値比較部(THCOMP)、0603…最小値検出部、0701…閾値計算部(TH_CAL)、0801…時間計測部(TIM_MEAS)、0802…出力時間差計算部(DIFF)、0803、1101…時間位相変換部(TIMETOPHASE)、0901…低ノイズ増幅器(LNA)、0902…ミキサー(MIX)、0903…低域通過フィルタ (LPF)、0905…90度位相器 (π/2)、0906…発振器(OSC)、1001…周波数偏差推定部(FREQ_EST)。

Claims (20)

  1. 直接拡散が施された間欠的なパルス信号からなる送信信号を受信する受信装置において、
    前記送信信号の公称のパルス繰返し周波数と同じ周波数又は整数倍の周波数、かつパルス幅の逆数未満の周波数で、タイミングを時間分解能Δt毎ずらしながら受信信号のアナログディジタル変換を複数回行い、前記複数回のアナログディジタル変換の結果から生成される観測データを保存領域に保存する波形観測部と、
    前記保存された前記受信信号の観測データを基に、前記受信信号に含まれる最も時間的に早く到来する第一パス信号の到来時間を推定する第一パス推定部、
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1において、
    前記波形観測部における観測データは、
    各測定タイミング毎の、前記アナログディジタル変換後のデータを前記送信信号に施された拡散符号に対応するタップ係数をもつマッチトフィルタ処理を行って得られる前記マッチトフィルタの出力のピーク値である波形データと、該ピーク値の出力時間を含む、
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1において、
    前記波形観測部における観測データは、
    各測定タイミング毎の、前記アナログディジタル変換後のデータを前記送信信号に施された拡散符号に対応するタップ係数をもつマッチトフィルタ処理を行って得られる前記マッチトフィルタの出力のピーク値を含む上位の複数個の波形データ値と、これら各波形データ値の出力時間を含む、
    ことを特徴とする受信装置。
  4. 請求項1において、
    前記第一パス推定部は、
    前記観測データの大きさが予め設定された閾値を越えた、最も到来時間の早い前記観測データを前記第一パス信号と判定する、
    ことを特徴とする受信装置。
  5. 請求項2において、
    前記第一パス推定部は、
    前記保存された前記波形データの各ピーク値の出力時間と復調されるパス信号の時間との時間差をそれぞれ求め、
    前記時間差から、それぞれの前記波形データに対応する到来時間を求める、
    ことを特徴とする受信装置。
  6. 請求項5において、
    前記受信装置は、受信信号に当該受信装置のクロックを追従させる同期追跡部を有し、
    前記第一パス推定部は、
    該同期追跡部から前記送信信号の送信元である送信装置と当該受信装置の間の周波数偏差を推定し、該周波数偏差結果を用いて、前記到来時間の計算を補正する、
    ことを特徴とする受信装置。
  7. 請求項2において、
    前記第一パス推定部は、出力時間計算部、閾値比較部、及び最小値検出部から構成されて成り、
    前記出力時間計算部は、受信同期信号を用いて、前記複数個の波形データM(1〜K)と、該波形データのピーク値の出力時間P(1〜K)のそれぞれの到来時間データT(N)と復調パス信号との出力時間差を計算し、
    前記閾値比較部は、前記波形データM(1〜K)と所定の閾値THとの比較を行い、M(N)>THを満たす時に、到来時間データT(N)を出力し、
    前記最小値検出部は、前記到来時間データT(N)の最小値を前記第一パス信号と推定する、
    ことを特徴とする受信装置。
  8. 請求項7において、
    前記第一パス推定部は、閾値計算部を有して成り、
    前記閾値計算部は、前記閾値THを、前記保存領域に保存された出力時間P(1〜K)から求める
    ことを特徴とする受信装置。
  9. 請求項8において、
    前記閾値計算部は、前記閾値THを、次式により求める、
    TH = (M(1〜K)の最大値)/A
    (但し、Aは定数)
    ことを特徴とする受信装置。
  10. 請求項7において、
    前記出力時間計算部は、時間計測部、出力時間差計算部、及び時間位相変換部を備えて成り、
    前記時間計測部は、前記受信同期信号が入力される時間を計測し、
    前記出力時間差計算部は、前記入力時間の計測結果と前記出力時間P(1〜K)を用いて、前記受信同期信号と、それぞれの前記データM(1〜K)が到来した時間差T(1〜K)を計算し、
    前記時間位相変換部は、前記時間差T(1〜K)を拡散パルス列の到来時間データT(N)に変換する、
    ことを特徴とする受信装置。
  11. 請求項10において、
    前記時間位相変換部は、パルス間隔をTc、拡散符号長をNsとしたとき、次式に基づいて前記時間差T(1〜K)を拡散パルス列の到来時間データT(N)に変換する
    mod(T(1〜K)、Tc×Ns)
    (但し、mod(a,b)はaをbで割った余り)
    ことを特徴とする受信装置。
  12. 請求項1において、
    送受信信号がUWB-IRであり、
    前記受信信号のアナログディジタル変換を順次シフトする前記時間分解能Δtは、前記UWB-IRのパルス幅WTPよりも小さな値である、
    ことを特徴とする受信装置。
  13. 請求項7において、
    前記受信信号の復調・同期追跡の処理を行なうと共に前記受信同期信号を生成する復調・同期追跡部を有して成る、
    ことを特徴とする受信装置。
  14. 測位信号を送信する端末と、基準信号を送信する基準局と、前記測位信号及び前記基準信号を受信する複数の基地局と、前記端末の位置を算出する測位サーバと、前記基地局と前記測位サーバを接続するネットワーク、とを有して成り、
    前記各基地局は、
    直接拡散が施された間欠的なパルス信号からなる前記測位信号及び前記基準信号を受信し、
    前記測位信号及び前記基準信号の公称のパルス繰返し周波数と同じ周波数又は整数倍の周波数、かつパルス幅の逆数未満の周波数で、タイミングを時間分解能Δt毎ずらしながら前記測位信号及び前記基準信号のアナログディジタル変換を複数回行い、前記複数回のアナログディジタル変換の結果から生成される各タイミングにおけるピーク値を前記測位信号及び前記基準信号の観測データとして保存領域に保存する波形観測部と、
    前記保存された前記複数の観測データの到来時間に基づき、前記測位信号及び前記基準信号それぞれで最も時間的に早く到来する第一パス信号の到来時間を推定する第一パス推定部と、
    クロック信号を用いて前記測位信号と前記基準信号とを受信した受信時間差を前記測位信号及び前記基準信号それぞれ前記第一パス信号の到来時間を基に計測する時間差計測部と、
    該受信時間差を含む時間情報を前記測位サーバに送信する送信部、とを有して成り、
    前記測位サーバは、前記各基地局から送信された前記時間情報に基づいて前記端末の位置を算出する位置計算部を備えて成る、
    ことを特徴とする測位システム。
  15. 請求項14において、
    前記波形観測部における観測データは、
    測定タイミング毎の、前記アナログディジタル変換後のデータを前記測位信号及び前記基準信号に施された拡散符号に対応するタップ係数をもつマッチトフィルタ処理を行って得られる前記マッチトフィルタ出力のピーク値である波形データと、該ピーク値の出力時間を含み、
    前記第一パス推定部は、
    前記波形データのピーク値の出力時間を到来時間に並び替え、該到来時間のデータを基に前記測位信号及び前記基準信号で最も時間的に早く到来する前記第一パス信号の到来時間を推定する
    ことを特徴とする測位システム。
  16. 請求項14において、
    前記各基地局の前記第一パス推定部は、
    予め設定された閾値を越えた最も到来時間の早い前記観測データを前記第一パス信号と判定する、
    ことを特徴とする測位システム。
  17. 請求項15において、
    前記各基地局の前記第一パス推定部は、
    前記保存された前記波形データの各ピーク値の出力時間と復調される前記第一パス信号の時間との時間差をそれぞれ求め、
    前記時間差から、それぞれの前記波形データに対応する到来時間を求める、
    ことを特徴とする測位システム。
  18. 請求項14において、
    前記各基地局は、前記測位信号及び前記基準信号に当該受信装置のクロックを追従させる同期追跡部を有し、
    前記第一パス推定部は、
    該同期追跡部から前記測位信号及び前記基準信号の送信元である送信器と当該受信装置の間の周波数偏差を推定し、該周波数偏差の結果を用いて、前記到来時間の計算を補正する、
    ことを特徴とする測位システム。
  19. 測位信号を送信する端末と、基準信号を送信する基準局と、前記測位信号及び前記基準信号を受信する複数の基地局と、前記端末の位置を算出する測位サーバと、前記基地局と前記測位サーバを接続するネットワーク、とを有して成る無線装置における前記端末の測位方法であって、
    前記各基地局が、
    直接拡散が施された間欠的なパルス信号からなる前記測位信号及び前記基準信号を受信し、前記測位信号及び前記基準信号の公称のパルス繰返し周波数と同じ周波数又は整数倍の周波数、かつパルス幅の逆数未満の周波数で、タイミングを時間分解能Δt毎ずらしながら前記測位信号及び前記基準信号のアナログディジタル変換を複数回行い、前記複数回のアナログディジタル変換の結果から生成される各タイミングにおけるピーク値を前記測位信号及び前記基準信号の観測データとして保存領域に保存し、
    前記保存された前記複数の観測データの到来時間に基づき、前記測位信号及び前記基準信号で最も時間的に早く到来する第一パス信号の到来時間を推定し、
    クロック信号を用いて前記測位信号と前記基準信号とを受信した受信時間差を前記測位信号及び前記基準信号前記第一パス信号の到来時間を基に計測し、
    該受信時間差を含む時間情報を前記測位サーバに送信し、
    前記測位サーバで、
    前記各基地局から送信された前記時間情報に基づいて前記端末の位置を算出する、
    ことを特徴とする測位方法。
  20. 請求項19において、
    前記測位信号のパケット通信のための送信パケットが、プリアンブル部、SFD部、データ部からなり、前記SFD部は情報系列の決まったパターンであり、
    前記基地局は、AD変換された波形データ(M,P)をRAMに保存し、
    波形観測終了時点からSFD部の検出までの時間を計測し、計測値をTsとし、
    前記SFD検出後からデータ復調中に周波数偏差の推定を行い、推定値δを求め、
    各波形観測時間からSFD検出時間までの時間T(N)=Ts+Te(P(N))を計算し、
    各波形観測時間とSFD検出時間までの拡散パルス列における位相差PH(N)を計算し、
    M(N) > TH を満たすNの中でT(N)が最小のNを前記第一パス信号と推定する、
    ことを特徴とする測位方法。
JP2006262104A 2006-09-27 2006-09-27 受信装置及び測位システム並びに測位方法 Expired - Fee Related JP4750660B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006262104A JP4750660B2 (ja) 2006-09-27 2006-09-27 受信装置及び測位システム並びに測位方法
US11/767,560 US7912481B2 (en) 2006-09-27 2007-06-25 Receiver, receiver for positioning system using the same, and positioning method
EP20070012602 EP1906200A1 (en) 2006-09-27 2007-06-27 Receiver for positioning using the same, and positioning method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006262104A JP4750660B2 (ja) 2006-09-27 2006-09-27 受信装置及び測位システム並びに測位方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008085558A JP2008085558A (ja) 2008-04-10
JP2008085558A5 JP2008085558A5 (ja) 2009-04-09
JP4750660B2 true JP4750660B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38745135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006262104A Expired - Fee Related JP4750660B2 (ja) 2006-09-27 2006-09-27 受信装置及び測位システム並びに測位方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7912481B2 (ja)
EP (1) EP1906200A1 (ja)
JP (1) JP4750660B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8891698B2 (en) * 2007-12-03 2014-11-18 St-Ericsson Sa First significant path detection
JP5173623B2 (ja) * 2008-06-19 2013-04-03 パナソニック株式会社 無線測距システム及び無線測距方法
US8933776B2 (en) 2012-07-20 2015-01-13 Qualcomm Incorporated Relative positioning applications in wireless devices
US10458954B2 (en) 2016-09-15 2019-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Structure evaluation system, structure evaluation apparatus, and structure evaluation method
CN109814067A (zh) * 2019-01-24 2019-05-28 桂林理工大学 一种三维节点定位方法及装置
US11943083B1 (en) * 2021-02-22 2024-03-26 Marvell Asia Pte Ltd Physical layer transceiver with increased noise and interference tolerance and reduced loss

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000022663A (ja) * 1998-07-03 2000-01-21 Oki Electric Ind Co Ltd 相関受信機
JP2002281543A (ja) * 2001-03-22 2002-09-27 Clarion Co Ltd 測距システム及び測距方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6459902B1 (en) * 1999-09-07 2002-10-01 Qualcomm Incorporated System and method for selectively blocking or dropping calls in a telecommunications network
JP3673700B2 (ja) 2000-06-27 2005-07-20 株式会社日立製作所 スペクトル拡散信号を用いた測距及び位置測定方法、その方法を行う装置
US7269427B2 (en) * 2001-10-09 2007-09-11 General Electric Company Transmitter location for ultra-wideband, transmitted-reference CDMA communication system
JP3733920B2 (ja) 2002-03-15 2006-01-11 株式会社日立製作所 位置検出機能を備えた無線端末装置
JP3801123B2 (ja) 2002-09-06 2006-07-26 株式会社日立製作所 無線システムおよびそのサーバーならびにその基地局
JP3649404B2 (ja) * 2003-02-28 2005-05-18 ソニー株式会社 測距・測位システム及び測距・測位方法、並びに無線通信装置
EP1480369B1 (en) 2003-05-21 2006-08-23 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Sampling device and method in digital receivers
JP4223923B2 (ja) * 2003-11-06 2009-02-12 株式会社日立製作所 測位方式及び測位システム及び無線基地局

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000022663A (ja) * 1998-07-03 2000-01-21 Oki Electric Ind Co Ltd 相関受信機
JP2002281543A (ja) * 2001-03-22 2002-09-27 Clarion Co Ltd 測距システム及び測距方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1906200A1 (en) 2008-04-02
US7912481B2 (en) 2011-03-22
US20080075151A1 (en) 2008-03-27
JP2008085558A (ja) 2008-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5285023B2 (ja) インパルス信号およびインパルス信号列の検出装置並びに方法
JP6876794B2 (ja) テレグラム分割に基づく測位
US8073465B2 (en) Reciever, frequency deviation measuring unit and positioning and ranging system
JP5173623B2 (ja) 無線測距システム及び無線測距方法
JP4854003B2 (ja) 測距システム
JP4750660B2 (ja) 受信装置及び測位システム並びに測位方法
JP5634054B2 (ja) 無線端末装置、及び、無線基地局装置
US20080090588A1 (en) Positioning system
US8976060B2 (en) RF chirp signal propagation delay measurement
JP2007071819A5 (ja)
Fischer et al. An impulse radio UWB transceiver with high-precision TOA measurement unit
KR100953091B1 (ko) 거리추정 카운터를 이용한 거리추정 장치, 시스템 및 방법
JP2008085558A5 (ja)
JP2010276531A (ja) 到来方向推定装置及び到来方向推定方法
US11026192B2 (en) System and method to enhance ranging resolution for localization of a LoRa sensor or device
JP6641778B2 (ja) 位置推定システム、位置推定方法及び無線装置
KR100665259B1 (ko) Oqpsk 복조기의 심벌 동기 추정 방법
US8750346B2 (en) Method for integrating signals transmitted from a transmitter to at least one ultra wide band (UWB) receiver as well as device for the implementation of the method
Lee et al. Methods of channel estimation and symbol detection for ieee 802.15. 4 considering the wireless channel in the high speed train
EP1345465A1 (en) Method and system for determining a propagation delay, and an electronic device
KR101038728B1 (ko) 저속 adc를 이용한 고해상 무선 측위 시스템 및 그 방법
JP5121969B2 (ja) 受信装置および測位測距システム
JP2014023091A (ja) 無線同期方法及び無線同期装置
Reddy et al. WLAN-based local positioning using distorted template
RU2251801C1 (ru) Способ поиска многолучевого широкополосного сигнала и устройство для его реализации

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees