JP4749332B2 - 拡大された焦点深度を有するリソグラフィックシステムおよび方法 - Google Patents

拡大された焦点深度を有するリソグラフィックシステムおよび方法 Download PDF

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Description

本出願は、米国仮出願シリアル番号第60/474,318号に対して優先権を主張し、該仮出願は本明細書において参考として援用される。
本発明は、U.S.Army Aviation and Missile Commandによって授与されたDAAH01−03−C−R202の下で政府支援を得て実現された。該政府は本発明において一定の権利を有する。
集積回路のようなデバイスの半導体製造は、パターンを部品(例えば、ウェーハ、基板、マイクロチップ)上に複製するためのリソグラフィに依存する。従来の光リソグラフィックシステムは、露光源、照明光学機器、オブジェクトマスクあるいはレチクル、フォトレジスト、およびマスクあるいはレチクルからパターンを、フォトレジストに対してと部品に対して転写するための処理方法論を含む。いくつかの種類のリソグラフィが存在するが、最小の形状サイズを有する部品を処理することにおける精度と処理量との理由から、光リソグラフィが好ましいものとして残る。現在の光リソグラフィは、露光中の解像度を向上させるため、短波長(例えば、193nmの紫外線)および高開口数(例えば、Tropel Cheetahは開口数(NA)0.9を採用する)を利用する。
それにも関わらず、光リソグラフィは、完成した半導体部品に対して大きなコストを付加し、全コストのおよそ三分の一を付加する。例えば90nmという減少された形状サイズでを生産するために、動作波長は193nmに減少するのに伴い、リソグラフィックシステムの露光源及び光学部品も同様に、複雑性とコストを増加する。波長が変更されるときには、全く新しいインフラストラクチャに移行する事が要求される。
半導体産業は光リソグラフィに重く依存する。光リソグラフィックシステムは、あるパターンを部品(例えば、ウェーハ、基板、マイクロチップ)上に複製することにより集積回路(IC)を製造するために利用される。ICの複雑性が増すにつれて、部品上の(そして、故にパターンにおける)これまでより小さな形状を生産するという要求が発生する。故に、光リソグラフィックシステムの解像度は、継続的な生産成長を可能にするために増加しなければならない。
従来技術の光リソグラフィックシステムにおいては、非常に高い開口数(例えば、NA>1)を伴って液浸(immersion)することによって、および/または採用される光照明の波長を減少させることによって、全体的な解像度向上は達成される。液浸リソグラフィでは、液体(例えば、超純水)がレンズと部品との間に用いられる。
NAが増加すると、NAの増加の二乗とともに、焦点深度(DOF)が減少する。例えば、0.85から1.3へのNA液浸により、DOFは2.3倍減少する。光照明の波長が減少すると、DOFは波長の減少に伴って直線的に減少する。故に、解像度の増加は、適切なDOFなしには、有用でない。
それにも関わらず、DOFが減少すると、露光ツールは数十ナノメートルの位の精度で焦点を制御することが要求される。減少されたDOFは、例えば、ウェーハの平面度、ウェーハのゆがみ、フォトレジストの厚さ、およびレチクルの平面度を含む他の問題を生じさせる。光リソグラフィックシステムの性能がコストの劇的上昇なしに増加するためには、解像度が増加する一方で、DOFは現在用いられている値の近くに存在しなければならないことは明らかである。例えば、たとえレチクルの平面度の公差がいかなる縮小率の二乗により減少されても、DOFの減少はより平面度の高いレチクルを要求し、それによって、「マスクブランク」(パターニング前のレチクル)製造のコストを増加させる。さらに、マスクブランクのパターニング中のクロム堆積によって生じる応力は、同様にそれをゆがませ得る。DOFの減少の結果として生ずるさらなる考慮は、レチクルおよびウェーハに対する重力の影響である。
堆積されたクロムが照明を吸収して、その温度を増加させ、不均一な熱膨張を起こすときには、レチクルの使用中にもまた、問題が起こり得る。周期的なレチクルの再位置合わせがしばしば要求され、光リソグラフィックシステムの生産性を減少させる。修正不可な位置決め誤差は、100nmノードおよびそれ以上にとって重大である。
レンズは光リソグラフィックシステムのコストの大部分を形成する。Petzval曲率の収差及び非点収差は、NAの二乗に比例して増加し、故に、許容される像面湾曲の量がDOFの減少により減少するので、これらの収差を減少させるためにより高い品質の(そしてより高価な)レンズが要求される。レンズ組み立て公差も同様に、高NAと共に減少する。故に、DOFおよび焦点関連収差、例えば像面湾曲は光リソグラフィの大きな制約になる。例えば結像システムの視界、そして故に、リソグラフィシステムの処理量はNAが増加すると、必然的に減少する。
像の品質に関して、従来のレンズの二次元変調伝達関数(MTF)は対称形で、結像されるフォトマスクあるいはレチクルの空間周波数情報の分布と合致しない。マンハッタン形状を有する集積回路レチクルの空間分布は、水平及び垂直空間周波数軸に沿って、空間周波数情報の大部分を保有する。従って、もっとも重要な空間周波数の伝達は、リソグラフィック結像システムにおいて、最大とされなければならない。
1980年代以来、光リソグラフィは、DOFに関連するこの問題を向上させるために、位相シフトマスクを利用しようと試みたが、しかし、リソグラフィックシステム内の露光源および光学装置の複雑性が増すため、そのような努力は成功していない。故に今日に至るまで、焦点深度を拡大するための従来技術努力は、15%の向上に制限されてきた。
以下の特許明細書に対する有用な技術的背景が、米国特許番号第5、348、837号および米国特許番号第5,748,371号に見出すことができ、それぞれは本明細書において参考として援用される。
光リソグラフィにおいて焦点深度を増加させ、焦点関連収差を制御するためのシステムおよび方法が、従来技術と比較して与えられる。ここでのある実施形態において、そのようなシステムおよび方法はさらに、(a)ミスフォーカス、(b)半導体部品および/またはマスクの位置合わせミス、(c)熱的変化、および/または(d)像面湾曲(field curvature)のような光学収差(これは良焦点の領域を制限する)に関連する、光リソグラフィ内の望ましくない影響を減少させる。
大きなミスフォーカス範囲にわたり、リソグラフィック記録媒体(例えば、フォトレジスト)の閾値より上の空中像(aerial image)の中の所望の形状を維持し、これにより組み立ておよび使用の緩和された公差のもとにおいてもシステムの解像度を保存する、システムおよび方法が提供される。一部の場合において、閾値より上の所望の空中像の形状は維持される。他の場合、システムの開口数(NA)は、焦点深度を減少させずに、増加され得る。他の場合、結像システムのシステム応答は、所望の空中像の空間周波数内容に合致するように作られることができる。また他の場合、レンズ設計のNAは元の設計より高い値に増加され得、これによって、通常起こる焦点深度の損失なしに、解像度を増加させる。
一実施形態においては、拡大された(extended)焦点深度を有する光リソグラフィックシステムは、ウェーハ上のフォトレジストコーティングを露光し、そして、照明サブシステム、レチクル、およびフォトレジストの近傍でレチクルの空中像を形成する瞳面関数(pupil plane function)を有する結像レンズを含む。
別の実施形態においては、方法が光リソグラフィックシステムのためのレチクルを構成する。光リソグラフィックシステムによりウェーハ上へ結像された波面(wavefront)を修正するために、位相関数が選択される。光リソグラフィックシステムからの空中像が決定される。マスク修正関数は、所望の空中像が光リソグラフィックシステムによって形成可能であるように、空中像から生成される。マスク修正(mask−modifying)関数は、オブジェクトマスクの振幅および位相成分の一つあるいは両方を決定するために、所望の空中像と実際の空中像と間の差異から決定される。光リソグラフィックシステムによるオブジェクトマスクの結像に基づいて予測される空中像が、決定される。予測された空中像は、エッチングパターンを決定するためにフォトレジストモデルに適用される。エッチングパターンとウェーハにための所望のエッチングパターンとの差異が、数量化される。その差異が設計目標内でないときには、(a)位相関数、(b)光リソグラフィックシステムの光学処方、そして(c)レチクル、のうち一つあるいはいくつかが修正され、そして差異が設計目標内になるまで、決定、生成、適用、および数量化のステップが繰り返される。その差異が設計目標内であるなら、光リソグラフィックシステムにおいて使用するためのレチクルを構成するために、そのオブジェクトマスクが使用される。
別の実施形態においては、光リソグラフィック結像システムのためのレチクルが形成される。光リソグラフィック結像システムによってウェーハ上に結像された波面を修正するために、位相関数が選択される。光リソグラフィック結像システムからの空中像が決定される。マスク修正関数は、所望の空中像が光リソグラフィック結像システムによって形成可能であるように、実際の空中像から生成される。修正されたマスク関数は、オブジェクトマスクの振幅および位相成分の一つあるいは両方を決定するために、所望の空中像を形成するために、使用される。光リソグラフィック結像システムによるオブジェクトマスクの結像に基づいて予測された空中像が、決定される。予測された空中像は、エッチングパターンを決定するためにフォトレジストモデルに適用される。エッチングパターンとウェーハのための所望のエッチングパターンとの間の差異が、数量化される。その差異が設計目標内でないときには、(a)位相関数、(b)光リソグラフィック結像システムの光学処方、そして(c)照明のうち一つあるいは全てが修正され、その差異が設計目標内になるまで、決定、生成、適用、および数量化のステップが繰り返される。その差異が設計目標内であるときには、レチクルを構成するためにそのオブジェクトマスクが使用される。
別の実施形態においては、ソフトウェア製品はコンピュータ読み込み可能な媒体に記録された命令を有し、そこでは、光リソグラフィックシステムによってウェーハ上に結像される波面を修正する位相関数を選択するための命令、光リソグラフィックシステムによって作られる空中像を決定するための命令、所望の空中像が光リソグラフィックシステムによって形成可能なように作られた空中像から、マスク修正関数を生成するための命令、オブジェクトマスクの振幅および位相成分の一つあるいは両方を決定するために、所望の空中像に対してマスク修正関数を適用する命令、光リソグラフィックシステムによるオブジェクトマスクの結像に基づいて予測された空中像を決定するための命令、エッチングパターンを決定するためにフォトレジストモデルに対して、予測された空中像を適用するための命令、エッチングパターンとウェーハのための所望のエッチングパターンとの間の差異を数量化するための命令、その差異が設計目標内でないときには、(a)位相関数、および(b)光リソグラフィックシステムの光学処方のうち一つあるいは両方を修正するための命令、その差異が設計目標内になるまで、決定、生成、適用、および数量化のステップを繰り返すための命令、その差異が設計目標内のときには、光リソグラフィックシステムにおいて使用するためのレチクルを構成するために、そのオブジェクトマスクを使用するための命令、を含む命令が、コンピュータ上で実行される時、光リソグラフィックシステムのためのレチクルを設計するためのステップを遂行する。
別の実施形態においては、装置がリソグラフィックシステムの焦点深度を増加させる。光学装置が、レチクルあるいはフォトマスクを、露光の閾値を有するリソグラフィック記録媒体上に結像する。瞳面関数は、拡大された焦点深度にわたって、空中像の部分がリソグラフィック記録媒体の記録閾値より上であるように、リソグラフィック結像システムの空中像を、変更する。瞳面関数は、光学装置によって結像される波面の位相に作用することによって、システム応答関数及びアンテナ像を変更する。
別の実施形態においては、ある方法がリソグラフィのためのプロセスウインドウを増加させる。その方法は、空中像が波面位相の変更なしに形成される空中像と比較して、拡大された焦点深度及び増加されたプロセスウインドウ寸法を有するように、レチクルを照明すること、および波面の位相を変更してレチクルの波面を空中像へ結像することによる。
一実施形態においては、方法がビアを形成する。その方法は、ある厚さを有しビアのための孔を定義するレチクルを照明すること、および像はその厚さにわたる拡大された被写界深度(depth of field)を有するように、波面の位相を変更してレチクルの波面をウェーハで像に結像することによる。そこでは、後続するフォトレジストのエッチングが、実質的に均一な幅をもって、ウェーハ中にビアを形成する。
一実施形態においては、ビアのための穴を定義するレチクルを照明すること、および像がビアの所望の深さにわたって拡大された焦点深度を有するように、波面の位相を変更することによって、レチクルの波面をウェーハで像に結像することを含む、方法がビアを形成するために提供される。そこでは、後続するフォトレジストのエッチングが、ビアの所望の深さにわたって実質的に均一な幅をもって、ウェーハ中にビアを形成する。
図1は、焦点深度(DOF)を拡大するための光リソグラフィックシステム100を示す。システム100は、照明システム102、レチクル104、瞳面関数108によって波面コーディングを実行する結像レンズ106、およびウェーハ110と共に示される。照明システム102は、光照明源112およびレンズ群116を伴って示される。光照明源112は、レンズ群116、レチクル104、および瞳面関数108を含む結像レンズ106を通過する光照明114を発生し、空中像122を生成する。レチクル104は、以下により詳細に記載するように、所望のパターンが空中像122に形成されるように、構成される。示されるように、結像レンズ106はレンズ群118および120を含み得る。結像レンズ106は、照明114によって照明されるレチクル104を結像する働きをし、空中像122を生成する。一実施形態においては、照明114は紫外領域スペクトルから選択される。
例えば、レンズ群116、118および120は、(a)一つあるいはそれ以上の光学要素(例えば、レンズおよび/または鏡)、および/または(b)反射および屈折媒体(例えば、固体、液体、および/またはガラス)を、含み得る。結像レンズ106は、屈折表面、回折光学系、鏡、デジタル鏡、(フォトレジストの完結(integration)時間に関して素早く動く)デジタル鏡、ホログラム、および体積ホログラム、を含み得る。
ウェーハー110は、光照明114に対して非線型に感応するフォトレジスト材料124を用いて、コーティングされる。フォトレジスト材料124は、光照明114の強度が露光閾値より下である空中像122の、いかなる部分も記録しない。そして、光照明114強度が露光閾値より上である空中像122の全部を記録する。フォトレジスト材料124は、故に、「露光された」か「露光されない」のいずれかである。
瞳面関数108は、結像レンズ106からの空中像を、たとえ空中像122の位置でミスフォーカスを伴ったとしても、空中像122の強度の高い部分(すなわち、空中像122での光照明114の強度がフォトレジスト材料124の露光閾値より上である部分)がミスフォーカスによって著しく変化しないように、修正する役割を果たす。瞳面関数108は、照明源112によって発生される照明の波長と適合するような位相板または他の光学要素を使用することにより、実行され得る。位相板または光学要素によって実行された位相変化は、故に、例えば、屈折率の変更、光学材料の厚さの変化、空間的光変調(例えば、デジタル鏡変調器の使用)、またはホログラムによって、実行され得る。
拡大された(extended)オブジェクトを結像するとき、オブジェクト上の各点に対する応答の全相互作用は、空中像122に対する全体の寄与を形成し、故に、フォトレジスト材料124によって記録される強度を形成する。全応答の上部は当該の量であり、それは所望の形状に従うように、および以下により詳細に記載するように、ミスフォーカスおよび他の焦点に類似の収差のもとでも、露光閾値より上の一定の値を保つように、制約される。
一実施例においては、レチクル104が平面でない時、ミスフォーカス効果が起こり得る。例えば、レチクル104が熱的効果でゆがむ、非平面の基板を有する、またはシステム100内で厳しい公差を満足できずに配置されるときに、これは起こり得る。ミスフォーカス効果は同様に、ウェーハ110の不正確な配置によって、または、ウェーハ110が非平面の表面を有する場合にも生じ得る。強度がフォトレジスト材料124の露光閾値より下にある場合、空中像122の下部はこのミスフォーカスと共に変化してよい。像の強度の低い部分でのミスフォーカスによる変化を減少させることが必要な場合には、空中像122におけるミスフォーカス効果を減少させるために、空中像122に対してよりむしろレチクル104に対する「像処理」と同等の適用によって、レチクル104が修正され得る。
一実施形態においては、結像レンズ106の瞳面関数108はオブジェクトマスクとともに符号化(encoded)され、その結果、空中像122における閾値より上の強度は、少なくともK*λ*f♯/2のミスフォーカスの範囲に対して実質的に不変である。ただし、K≧1.5であり、f♯は結像レンズ106のfナンバーであり、λは照明114の波長である。
瞳面関数108における波面コーディングの効果を示すために、インコヒーレントな光源112で照明されたときの、システム100の点空中像が、ミスフォーカスの関数として図2に示されている。比較のために、従来のインコヒーレント光源によって照明され、図1の瞳面関数を有しない(フォトレジスト処理をしない)従来の光学結像システムから得られる空中像が図3に示されている。図2および図3のミスフォーカスの増加は、開口数の増加、像面湾曲などの光学収差の増加、および/または光学機材および部品の位置外れを同等に表現する。したがって、光リソグラフィシステム100に対する図2の空中像が、図3の空中像と比較して明らかに優れている。なぜならばシステム100は、(従来の光学結像システムと比較して)ゆるやかな公差によって製造され/位置合わせされ得るからである。そして図2のそれぞれの空中像が、ウェーハ110のフォトレジストによって見られる。
図2の点空中像に関連する対応する光学システム関数は、当該空間周波数バンド内に零値を有しないが、図3のミスフォーカスされた従来の光学結像システムに関連する光学システム関数は、多数の零値の領域を有することは明らかである。従来の光学結像システムの光学システム関数のこれらの零値は、空間的解像度の低下をもたらす。対照的に、システム100の光学システム関数は零値を有せず、それゆえに空間的解像度の低下をもたらさない。ミスフォーカス収差が不可避的な空間的解像度の低下をもたらす状況のもとにおいては、システム100は増加した空間的解像度を与え得る。特に、図2の光学システム関数が零値を有しないことから、オブジェクトマスク内で検出される空間周波数が、像の中およびフォトレジスト上で再生される。かくしてオブジェクトマスクは、事実上事前補正され、その結果、形成された像は所望の像である。
図4は図2および図3からの小孔の空中像の断面図を、正規化せずに示す。焦点外れの存在のほかに、中程度および大きなミスフォーカスを有する図3の空中像のピークが、像を露光するためには小さすぎることが示される。図3から、従来の光学結像システムの空中像の断面は、劇的に変化するのに対して、(システム100からの)空中像の断面は本質的に同じであることは明らかである。0.6の閾値によってシミュレーションされたフォトレジスト処理によるフォトレジストモデル(以下でさらに説明される)が与えられたとき、図2の空中像は図3のインフォーカスな空中像と実質的に区別がつかない。空中像(図2)の基部における拡がりは、ピークの外側のフォトレジストエリアを露光するに十分の大きさではない。フォトレジストは本質的にステップ関数として作用するので、空中像(図2)の拡がった「基部」は露光されることなく、その結果、処理されたウェーハ110の中に現れない。
図4の空中像は小孔(例えば、開口)のものであるので、この例の像はまた、文字で示されるように、システム100の点像強度分布(poit spread)関数(PSF)をも表わす。焦点深度の拡大とともに、このPSFはフォトレジスト材料124の中の深さに正確な孔を作り、集積回路(IC)の中に電気的ビアを形成する(つまりパワーまたはグラウンドを提供する)ための有用な方法を提供する。
一実施形態において、またさらに図1に関連して、光リソグラフィ結像システム100の設計は、照明システム102、レチクル104を形成するために使用されるオブジェクトマスク、および瞳面関数108を形成する位相マスクに関連する諸特性のトレードオフによってなされる。これらのトレードオフ、および制約条件は、以下においてより詳細に記載される。
オブジェクトマスクは、位相成分および振幅成分とを有し得、その結果、空中像122がフォトレジスト処理の後に所望の像を形成する。1例として、オブジェクトマスクおよび位相マスクの設計または製造に何らの制約が無いときには、そしてシステム100の光学システム関数に零値が存在しないときには、インコヒーレントな照明のような少なくとも1部のクラスの照明に対しては、マスクに対する近似的なクローズドフォームの解が決定され得る。その解は、位相修正された光学結像システムから回折限界の点空中像を形成するために必要な空間的位相および振幅応答を計算すること、およびこの空間的位相および振幅応答を所望の像の縮尺変更バージョンに巻き込むことによって決定される。フェイズマスクモディファイド光学システムは、位相マスクを有しない結像システムと比較して、システムの点空中像が増加された焦点深度または被写界深度を有するように、例えば対応する光学システム関数の中に零値が存在しないように、構成され配置され得る。インコヒーレントな照明によって、回折限界の点の像を形成するために使用される空間的振幅システム応答は、オブジェクトマスクを特定の位相マスクに変更する「空間フィルタ」と考えることができる。
部分的にコヒーレントな照明に対しては、オブジェクトマスクは線形コンボリューションによって修正されるのではなく、空間的コヒーレンスに応じて、適切な空中像が形成されるような方法で修正される。相互コヒーレンス関数もまた、修正されたオブジェクトマスクをアナログ的な方法で合成するために、オブジェクトマスク、所望の像、およびシステム応答を現す、部分的にコヒーレントなシステムにおいて使用され得る。
検出された像の空中像によって共有された零値空間が与えられたときには、適切な空中像を形成するように、およびフォトレジスト処理の後に所望の像を形成するように、多くの「空間フィルタ」が決定され得る。この「空間フィルタ」はオブジェクトマスクに適用され、その結果マスクの形が変化し、新しい空中像が正しい検出された像を実際に形成し、空間的解像度を増加させ、ミスフォーカスの悪影響を減少させる。これまで述べてきた改善方法はオブジェクトマスクの修正に対する制約をもたらし、振幅および/または位相のステップ/レベルの小さい固定数のみが許容される。
図1の光リソグラフィシステム100を構成するための1つのプロセス130が、図5に示されている。プロセス130は、視界(field of view)、動的または静的な収差および/または被写界深度/焦点深度を含み得る、イメージングボリューム上の空中像の計算131によって始まる。空中像は照明源133(例えば、図1の112)からオブジェクトマスク134および光学機材135(例えば、結像レンズ106)を経由してウェーハ面まで光線を伝播させること(132)によって計算される(131)。回折、干渉および偏光の影響を正確に取り扱うために、幾何学的モードよりもむしろ物理的伝播モードが使用され得る。フォトレジスト処理の後に記録される像は、次いで空中像の強度分布に基づいて決定される(136)。非線形フォトレジスト反応の結果によって得られる像が、像の目標と一致する(137)ときには、最適化は完了する。一致しないときには、空中像は目標に合致するように変更され(138)、空中像に含まれる情報は照明133、瞳関数(例えば、図1の瞳面関数108を形成する位相マスク)、および/またはオブジェクトマスク134を変更する(139)ために使用される。プロセス130のループは、満足な解が得られるまで繰り返す。
図5の組み合わせ最適化プロセス130には利点があり得る。例えば、光学結像システムモデル、位相マスク、および関連するオブジェクトマスクの変数のパラメータ化を通じて、少ない数のパラメータが設計問題を記述する。一実施形態においては、瞳関数108(または位相マスク)は、光リソグラフィシステム100によって生成される焦点がシステムの位置外れおよび/または像面湾曲のような光収差の範囲に対して実質的に不変であるように、設計される。収差の不変性はシステム100を設計するための、視界の増加、位置合わせ公差の増加および/または開口数の増加を決定するために使用される。開口数の4乗の割合で増加する収差モデルを使用することによって、システム100の収差不変性は開口数の少なくとも20%〜30%の増加(従来技術の従来の光学結像システムと比較して)を与えることができる。二次の像面湾曲モデルを使用することによって、システム100の同時的な視界は少なくとも1.5倍(そしてさらに、例えば約8倍にまで)は増加(従来技術に対して)し、それは図2に示されたシステムの焦点深度の増加の平方根に比例する。このことは図1のシステムによって達成される全体的処理量を増加させる。
より詳細には、図6はシステム100の要素を設計するための1つのプロセス140を示す。ステップ141において、光リソグラフィシステム100に対する照明システム(例えば、システム102)が選択される。照明システムは必要に応じて、プロセス140の最適化の部分として変わり得る。例えば照明システムの選択は、光源の特徴、コヒーレンスの程度、照明角度、オブジェクトマスクにおける照度(irradiance)、および/または他の要素の選択を含む。ステップ142においては、システムの拡大率によって所望の最終の像の尺度を決めることによって、初期のオブジェクトマスクが計算される。オブジェクトマスクは後に、性能を制限する一定の視差に対する所望の不変性を達成するために、光リソグラフィシステム100によってもたらされる「アンドゥー」効果に対して修正される。ステップ143においては、位相関数のファミリーおよび位相マスクの初期のパラメータが選択される。ステップ143のある例では、被写界深度/焦点深度およびミスフォーカス収差および光リソグラフィシステム100によって期待される公差を拡大するように働く光学機材および位相マスク(集合的には図1のレンズ群106および瞳面関数108)を選択する。ステップ143で選択された位相マスクは必要に応じて、プロセス140の最適化の部分として変わり得る。ひとたび初期の光リソグラフィックシステムが選択されたときには、照明システムからオブジェクトマスクおよび結像レンズ(位相マスクを含む)を経由する光線の伝播によって規定されるように、ステップ144において空中像が決定される。空中像の決定は照明源に関連する偏光およびコヒ−レンスの影響を含むことができる。ステップ145においては、空中像に対して非線形閾値効果(フォトレジストモデル)を適用することによって、フォトレジスト反応が計算される。ステップ146においては、露光された像が理想的な像に十分に近いかを決定するために、良度指数(figure of merit)(光リソグラフィシステムの最適化の程度の定量化)が使用される。良度指数は例えば最小自乗解析を含み得る。所望の最適化の程度が満たされている(「YES」)ときには、プロセス140の最適化は終了する。満たされていない(「NO」)ときには、プロセス140の最適化はステップ147、ステップ148,ステップ149によって継続する。前記の繰り返しにおいて計算された変数に基づいて、および空中像に基づいて、新しいシステムの変数が計算される。例えばステップ148において、照明源、オブジェクトマスクおよび/または光学機材(レンズ群106)が変更され、新しい良度指数が決定(ステップ144、ステップ145、ステップ146)される。さらなる任意のステップ149においては、変数に対する制約条件もまた適用され得る。例えばステップ149の1つの例においては、オブジェクトマスクは有限個数の位相および振幅のステップを有することのみが許される。
この開示を読みかつ完全に理解したうえで、ここに示された範囲から逸脱することなく、図6のステップの順序が、同じ結果を提供するように変更され得ることが、同業者によって認識される。
別の実施例においては、図1の光リソグラフィシステム100の最適化は、以下のステップを含み得る。
1)瞳面位相関数を(例えば以下に記述する位相関数の「ファミリー」から位相関数を
選択することによって)選択する。
2)結像光学機材の光学処方(オブジジェクトマスクを空中像122に結像するための
)および照明システム102を選択する。
3)光学処方のシステム応答を決定する。
4)ステップ3のシステム応答からオブジェクトマスク修正関数を決定する。オブジェ
クトマスク修正関数は、点、線、縁、などの基本的像が、与えられた特定のシステ
ム応答によって空中像122に形成されるように選ばれる。
5)オブジェクトマスク修正関数(ステップ4からの)を所望の空中像に適用し、修正
されたオブジェクトマスクを決定する。このステップ5は使用される照明に依存す
る。
6)ステップ5の修正されたオブジェクトマスクによって形成された空中像114を決
定する。
7)ステップ6からの空中像をフォトレジストモデルに適用し、ウェーハ上のエッチン
グパターンを決定する。(例えば、エッチングパターンを露光し形成するために立
体像114がフォトレジスト材料124に写される。このステージでは空中像11
4およびエッチングパターンはフォトレジスト材料124の露光における非線形効
果のために同一ではない。)
8)ステップ7のエッチングパターンを所望のパターンと比較する。例えば誤差マトリ
ックス(例えば、最少自乗法による決定)を使用することによって、エッチングパ
ターンを所望の最終パターンと比較する。
9)ステップ1の位相関数および/またはステップ2の光学処方を修正(例えば、反
復により)し、誤差マトリックスが許容限度以内になるまで(例えば、エッチング
パターンと所望のパターンとが十分に接近するまで)ステップ3〜ステップ8を実
行する。
ステップ6において、空中像122の決定は例えば、オブジェクトマスクから空中像までの波面のコヒーレンスの程度を含み得る。例えば相互コヒーレンス関数が、例えば照明源112の物理的形状およびスペクトル幅によって決定されるように、空中像を決定するために使用され得る。この最適化プロセスは、例えばオブジェクトマスクに対する制約条件(図6のステップ149と同様に)を含むように、拡張され得る。従って図1のシステム100を設計するための使用に適した、別の最適化プロセスがここに存在する。
1)位相関数を(例えば、以下に記述する位相関数の「ファミリー」から位相関数
を選択することによって)選択する。
2)結像光学機材の光学処方(オブジェクトマスクを空中像に結像するための)および
照明システム(例えば、システム102)を選択する。
3)光学処方のシステム応答を決定する。
4)ステップ3のシステム応答から修正マスク関数を決定する。
5)修正マスク関数(ステップ4からの)を所望の最終パターンに適用し、修正された
オブジェクトマスクを決定する。このステップ5は使用される照明の形状に依存す
る。
6)オブジェクトマスクの製造に対する実用的な制約条件(例えば、オブジェクトマス
クを離散した位相および/または振幅ステップに限定する)を適用するために、ス
テップ5のオブジェクトマスクを量子化(quantize)する。
7)ステップ6のオブジェクトマスクによって形成される空中像を決定する。
8)ステップ7からの空中像をフォトレジストモデルに適用し、ウェーハ上のエッチン
グパターンを決定する。
9)ステップ8のエッチングパターンを所望の最終パターンと比較する。例えば誤差マ
トリックス(例えば、最少自乗法による決定)を使用することによって、エッチン
グパターンを所望のパターンと比較する。
10)ステップ1の位相関数および/またはステップ2の光学処方を修正(反復)し、
誤差マトリックスが許容限度以内になるまで(例えば、エッチングパターンと所望
のパターンとが十分に接近するまで)および/またはオブジェクトマスクが実用的
な限度内で構成され得るまで、ステップ3〜ステップ9を実行する。
ステップ7において、空中像の決定は例えば、オブジェクトマスクから空中像までの波面を形成する波長の中のコヒーレンスの程度を含み得る。例えば相互コヒーレンス関数が、空中像を決定するために使用され得る。
上記のプロセスにおいて、空中像の決定は照明システム102に関連する照明方式の考慮をもまた含み得る。例えば、照明方式は、軸外れ照明、四重照明、または他の照明方法を含み得る。
ここに記載されたシステムおよび方法によって、確実な利益が実現され得る。例えば、焦点深度を拡大することによって、結像システムの使用可能な視界は、像面湾曲のシステム効果が減少することによって、増加し得る。視界の増加は、光リソグラフィシステム100に関連する処理量(単位時間当たりのウェーハの数)を増加させる(例えば、処理量は大略K1/2の割合によって増加し得る。なぜならば、オブジェクトマスクから空中像122へのイメージングボリュームはKの割合によって増加し得る)。そのうえ、焦点深度が増加すれば、オブジェクトマスク、光学機材、および/または照明システムの製造および/または位置合わせは、緩やかな公差(従来技術と比較して)によってなされ得る。同様に、光リソグラフィシステムの中でウェーハ110および/またはレチクル104が動くときの精度もまた緩和されることを得、より早い速度(例えば、ステッパモータおよびウェーハおよび/またはオブジェクトマスクを移動させる同種のものに関連する)およびウェーハ処理量の増加がもたらされる。1つの例においては、Kは1.5に等しい。2、3、4、5、6、7、8またはより大きい値を超えるKをもたらす、さらなる改善が達成されている。しかしながらKの増加は位相マスク(瞳面関数108を形成するために使用される)およびオブジェクトマスク(レチクル104を形成するために使用される)の製作を複雑にする可能性がある。レチクルまたはフォトマスクの修正は照明源の形状、および照明(照明源112によって生成される)がコヒーレント、部分的コヒーレント、または偏光のいずれであるかに依存し得る。
上記記載されたプロセスおよび最適化において、位相マスクに関連した瞳面位相関数の選択は、ここに記載するコサイン形式ファミリーまたは一定値プロファイルパス(constant profile path)ファミリーのような、位相関数のファミリーから位相関数を選択することを含み得る。
コサイン形式ファミリー−コサイン形式ファミリーによる表面は、ミスフォーカス収差の精密な制御を可能にする。さらに、コサイン形式システムは円形状に対称なMTFを有し、それは高度に均一なMTFをもたらす。コサイン形式関数の一般的な形は、次のように与えられる:P(r,θ)=Σacos(wθ+φ)、ここにrおよびθは極座標による半径および角度であり、φは位相シフト角である。ラジアン位相項wは1部のシステムに対しては全て零値をとることができる。別の特殊な形はP(r,θ)=f(r)cos(wθ+φ)である。例えばある特定のコサイン形式表面150が図7に示されており、ここで線151は一定の位相を表す。+/−5波のミスフォーカス収差に対して不変であるように設計された、最適化されたコサイン形式表面153の例が図8に示されている。最適化されたコサイン形式表面の性能は図8に示され、それは従来の光学結像システムのPSF154、コサイン形式表面153および従来のオブジェクトマスクを採用したシステム100のPSF155、およびコサイン表面153および修正されたオブジェクトマスク(例えば、上記記載された最適化プロセスを通じて実行された修正されたマスク)を採用したシステム100のPSF156を示す。
一定値プロファイルパス(CPP)ファミリー−一定値プロファイルパス表面は、コサイン形式表面と比較して、複雑な光学的デジタル設計においてより一層の制御が要求される場合に使用され得る。この特性はオブジェクトマスクの修正に関して、最適に機能させることができる。CPP表面の表面高さは経路(パス)に沿って定義され、そこでは表面の関数の形状、またはプロファイルが経路の正規化されたバージョンに沿って同じである。実際の表面の高さは、経路ごとに変化する。しかし正規化された経路に沿った関数形状またはプロファイルはそのような必要はない。CPP要素の例が図9に示されており、例えば1つのCPP要素157は正方形状の関数形を有する。CPPファミリーを用いる設計システムの1つの効果は、CPP瞳面位相マスクを採用するシステムが、ミスフォーカスなどの収差に対する低い変動性およびコンパクトなPSFを有する結果を造ることができることである。
図10、図11a、図11bおよび図11cは、K*λ*f♯/2の焦点深度を有し、Kは8に等しい光リソグラフィックシステムにおいて、ビア、または孔に対してオブジェクトマスクを使用した1例を示す。この例におけるミスフォーカスの範囲は0から+2波である。この結果は0から−2波のミスフォーカスの範囲に対する結果と同じである。特に図10は、理想的な光学結影レンズ(例えば、光リソグラフィックシステム100の結像レンズ106として使用されるための)のためになされた修正の表面プロファイル158を示す。この修正は、例えば図1の瞳面関数108を形成するために、理想的なレンズの開口絞り(aperture stop)の位置またはその近くに置かれた理想的な「位相マスク」を追加すること、と考えることができる。位相マスクの関数形状はP(r)として与えられ、それは、+/−2λのミスフォーカスに対して増加した公差を生成するように、位相関数ファミリー上の最適化(例えば、図6)を通じて生成され得る。グラフ159はプロファイル158の光路差(OPD)を、レンズに対する正規化された半径の関数として示す。
図11a〜図11cは、リソグラフィックシステムに対する線形システムモデルを使用した、空中像の理想化されたシミュレーション結果を示し、ここでは最良の焦点において回折限界となるようにモデル化された結像レンズを使用し、インコヒーレントな光源によって照明される。詳細には、図11aは従来の光学結像システムにおけるミスフォーカスの影響を示す像の第1の組を示し、点の空中像の幅の増加に対応してミスフォーカスによるシステム解像度の低下がもたらされることを示す。図11bの像の第2の組は、同等のミスフォ−カス範囲の上に位相マスク(P(r))を追加したときの、点の空中像を示す。図11cの像の第3の組は、特定の位相マスクに対して特別に適合されたオブジェクトマスクを結像するときの、位相マスク/レンズの組み合わせによって生成された最良の像を示し、オブジェクトマスクの空中像は従来の結像システムの最良の焦点の位置の空中像と本質的に同一である。大きな量のミスフォーカスにもかかわらず、特別に適合されたオブジェクトマスクの像は、従来のシステムからの点の最良の焦点の空中像と同様に本質的に良好である。図11cはミスフォーカスに対する不変性、および+/−2λの範囲のミスフォーカスにおいて特別に適合されたオブジェクトの回折限界の結像を示す。
図12は様々な軸上(on−axis)および軸外れ(off−axis)の照明方式に対する、一連の理想的な瞳マップ(a)〜(h)を示す。例えば、瞳マップhは2重露光および2個のマスクを必要とする2個の瞳マップに対応する。
図13は0.7に等しいNAを有する従来技術システム内の、焦点を通過する点空中像を示すグラフ160である。グラフ160は従来のリソグラフィックシステムにおいて、ミスフォーカスによって生じる強度変化を示す。グラフ160のそれぞれの線は、与えられたミスフォーカス距離に対する点の空中像を示す。点の空中像の幅はx−軸においてナノメートルで示され、ミスフォーカスはナノメートルで示される。例えば露光の閾値が0.6にセットされる場合には、記録される「スポット」の大きさはミスフォーカスの関数として極端に変化し、いくつかの場合には記録は全く得られない。グラフ160に示されるように、焦点深度(例えば、使用可能な像が形成されるミスフォーカスの範囲)が非常に小さいので、現状のリソグラフィックシステムの公差に対しては、レチクルの像が焦点に合わないことがあり得る。
波長193ナノメートル(nm)を有する回転された四極照明(図34参照)および0.7のNAを有する結像レンズが、以下の例示的なシミュレーションのいくつかにおいて、注記する場合を除いて、使用される。回転された四極照明装置(一般のまたは回転されない四極照明装置は対角線上に位置する開口を有するので、回転されたと呼ばれる)は256×256の大きさの格子として設計され、透明な開口(または「孔」)が格子点(4,128)、(252,128)、(128,252)、(128,4)に置かれ(中心が位置し)、ただし点(1,1)が「原点」として定義されマトリックスの右上の隅に位置し、これらの特定のシミュレーションにおいては「孔」は零位相および透過率を有するものとして定義される。

孔=

0 0 0 1 0 0 0

0 1 1 1 1 1 0

0 1 1 1 1 1 0

1 1 1 1 1 1 1

0 1 1 1 1 1 0

0 1 1 1 1 1 0

0 0 0 1 0 0 0

円環状の、他の正規の、指定されたまたは変則な形状などの、代替の照明装置の設計がまた使用され得る。ここに含まれるシミュレーションは、オプティカルリサーチアソシエイツ(Optical Research Associates)の規約(Code)Vを使用して行われた。照明は部分的コヒーレンス(PAR)モデルと共に規約Vの干渉図形ファイル入力を使用してモデル化された。ファイルはシーケンスコマンド「SRC<filename>2.0」によって使用され、ここに2.0は照明装置の相対的な大きさ(「相対的」の定義は規約Vを参照)を表す。偏光、位相および振幅の制御を含む様々な角度配列および窓の形状を有する、その他の照明装置設計は、同等に使用され得る。
図14は、図1の瞳面関数108のコサイン形式の1例を表すグラフ161であり、光リソグラフィックシステム100の焦点深度を拡げるために波面コーディングと共に使用される。瞳面関数108の表面を表す方程式(規約Vで使用される関連のパラメータを含む)が以下に示される。ここで第1の方程式は開口数0.7に対し、第2の方程式は開口数0.8に対するものである。
Figure 0004749332
瞳面関数108は、イメージングレンズ106の瞳面の位置に、位相マスクを具体化する追加の物理的光学部品を導入することによって、実現され得る。別の実施形態においては、瞳面関数108は、瞳面に近いレンズの表面(例えば、レンズ118および120)を修正することによって、導入され得る。
図15は、図1の光リソグラフィックシステム100からの、焦点を通過する、点空中像を表すグラフ162であり、拡大された被写界深度を示す。グラフ162は、例えば露光閾値0.6より上の点空中像強度に対して、大きなミスフォーカスによっても像の寸法はほとんど変化しないことを示す。露光閾値より下の、点空中像強度はより多く変化するものの、それらは記録される像にはほとんど影響を与えない。さらに、残留する影響は、解像度増強法(RET)または光学的近接修正法(OPC)を使用することによるレチクル104のさらなる修正によって、除去され得る。このように、露光閾値より下のPSF強度は、瞳面関数108によって生成される点空中像を考慮に入れてレチクル104を修正することによっても、また制御され得る。
ある種の状況下において、露光閾値より低い点空中像の強度の結合された影響が、加算され、干渉され、または重畳されて、結合された強度が記録されるほどの実質的な寄与を形成する場合には、レチクル104に対する画像処理を採用することおよびRETおよびOPC手法を使用することによる代替の方法が使用され得る。選択される方法および関連する設計規則は、照明の種類、像の挙動、および個別のアプリケーションに依存する。瞳面関数108およびレチクル104は、重なり合う空中像の相互作用がポジティブに(またはネガティブに)、しかし周期的間隔で、連続した領域で、または特定の形状の回路設計で像全体の強度に対して高度に制御されているように、設計され得る。
焦点関連の収差はNAの増加の四乗で増加し、それ故に大きなNAを有するリソグラフィック結像システムの設計および構築は困難かつ高価なものとなる。1例においては、あるNAに関してオリジナルに設計された結像レンズが、瞳面関数108を合体するように光学的要素を付加すること(または既存の光学的要素の表面を修正すること)によって、より大きなNAにおいて作動するように修正され得る。瞳面関数108の追加は焦点深度を増加させ、その結果として焦点関連の収差の悪影響を軽減する。
比較する目的のために、図16は従来技術リソグラフィックシステムでレンズ要素の形状および間隔を変更することなくNAを0.8に増加させた場合の、焦点を通過する点空中像を表す、グラフ163である。ここでは収差は、増加したNAに対して再調整されていない。グラフ163は図13のグラフ160と比較して、解像度はNAの増加に応じて期待されたとおり(グラフ160と比較したグラフ163の横軸の目盛りの変化に注意)増加している。しかしながらグラフ163の焦点深度はグラフ160のそれよりも小さく、それは焦点深度がNAの増加の四乗の割合で減少するためである。
これとは反対に、図17は図1の光リソグラフィックシステム100でNAを0.8に増加させた場合の、焦点を通過する点空中像を表す、グラフ170を示す。図17は、瞳面関数108を追加することによって、レンズのNAは焦点深度の増加を伴って0.8に増加し得ることを示す。点空中像が露光閾値よりも大きな強度を有するグラフ170の部分は、図16のグラフ163のインフォーカスなPSFと、本質的に同じである。このように、結像レンズ106の中に瞳面関数108を包含することは、NAが増加する場合にもレチクルの修正なしに被写界深度を改善する。
図34は、図18、図19、図20、図21、図22および図23のデータおよび/または像を形成するために使用した、1つのレチクル350および1つの照明装置360を示す。照明装置360は四個の開口362を有する回転された四極照明装置であり、レチクル350は位相(例えば、孔352は180度位相シフトを含む)および強度情報(例えば、孔352および354はそれぞれ80nmの正方形であり130nmだけ離れている(356))の両方を含む。
図18は、従来技術リソグラフィック光結像システムによって照明装置360およびレチクル350から生成された、焦点を通過する2連孔空中像の1Dプロファイルを表す、グラフ180を示す。より詳細には、図18はレチクル350の2個の孔またはビアによって生成されるシミュレーションされた空中像の断面を示し、0.8のNAおよび193nmの照明波長を有する照明装置360を使用している。ビアは例えば集積回路の異なるレベルの間を結合するために使用される。達成し得る解像度を増加するために、レチクル350の孔352は、その孔(図34参照)を通過する光の位相に対して加えられたπ位相シフトを有する。グラフ180は、インフォーカスの場合には2個の孔の空中像は良好であるが、しかしミスフォーカスと共に像は急速に劣化することを表す。図19は、従来技術光リソグラフィ光結像システムによって照明装置360およびレチクル350から生成された、焦点を通過する2連孔空中像の2D強度を表す、像のグループである。より詳細には、図19は焦点からの距離が−300nm、−200nm、−100nm、0nm、+100nm、+200nm、+300nmおよび+400nmのそれぞれの像を示し、+0nmの符号が付けられた像がインフォーカスの像を表す。2個の孔の空中像の強度は、焦点合わせの変化につれて変化する。図20は高度に非線形なフォトレジストの中に記録されたときの、図19の像を示す。孔は僅か200nmの範囲のみで記録され、正確な寸法の孔は僅か100nmのミスフォーカスまでで記録されることが注目される。
図21、図22および図23は、図1の光リソグラフィシステム100によって、照明装置360およびレチクル350を使用することにより生成され、図18、図19および図20と比較される。詳細には、図21は、図1の光リソグラフィシステム100によって照明装置360およびレチクル350から生成された、焦点を通過する2連孔空中像の1Dプロファイルを表す、グラフ210を示す。認識されるようにグラフ210は、図18のグラフ180と比較して、増加した被写界深度を示す。図22はグラフ210を作成するために使用された空中像の強度を示す。図23は高度に非線形な感度を有するフォトレジストによって記録される、レチクル350の2個の孔の像を示す。
認識されるように、図21、図22および図23は解像度を損失することなく、許容されるミスフォーカスが大幅に増加していることを表す。なぜならばミスフォーカスの大きな範囲にわたって、空中像の記録された部分が、図20に示されたインフォーカスの像と同じプロファイルを有するからである。図23は、図20に示された範囲の2倍以上の、300nmから400nmのミスフォーカスの範囲にわたって、一定の寸法および形状をもって孔が記録されていることを示す。このように、結像レンズ106に瞳面関数108が含まれる場合には、レチクルの非平面度、ウェーハの非平面度、リソグラフィシステムのあらゆる部品の位置決め誤差、または別の理由によるミスフォーカスは、増加した公差を有する。システム100はそれ故に、従来のリソグラフィック結像システムと比較して、増加した被写界深度、およびそれ故に改善された処理量を有し得る。同様にシステム100は、従来のリソグラフィック結像システムと比較して、増加した開口数、およびそれ故に改善された解像度を有し得る。
瞳面関数108の使用が、ミスフォーカスの大きな範囲にわたって、良好な像を記録することを可能にすることから、より大きなプロセスウインドウが生成され、それは適正(acceptably)に露光されたウェーハの処理量を増加させる。拡大されたプロセスウインドウの1例が、Bossung曲線およびプロセスウインドウ曲線と共に、図24、図25、図26および図27に示される。リソグラフィにおけるプロセスウインドウは、一般にウェーハ(例えば、図1のウェーハ110)上で実行される全てのプロセスを含む。しかしながら以下の例においては、プロセスウインドウ曲線およびBossung曲線は、閾値効果を有するレジストモデルおよび正規化された強度で示される空中像に基づく。
図24は、従来技術のリソグラフィックシステムに対するBossung曲線を表す、グラフ240を示し、ここでは露光閾値は0.65から0.85まで変化し、空中像強度は最大強度1.0によって正規化されている。図25は、従来技術のリソグラフィックシステムに対するプロセスウインドウ曲線を表す、グラフ250を示し、許容される孔の寸法は95nmから115nmまで変化する。
図26は、図1の光リソグラフィシステム100に対するBossung曲線を表す、グラフ260を示し、図24で使用されたものと同じ閾値化および正規化特性を使用している。図27は、図1の光リソグラフィシステム100に対するプロセスウインドウ曲線を表す、グラフ270を示し、図25で使用されたものと同じ閾値化および正規化特性を使用している。従って図26および図27は、それぞれ図24および図25と比較することができる。図1に関連して、増大したプロセスウインドウは、(a)リソグラッフィクシステム100のアセンブリ、(b)ステッパモータの精度、(c)レチクル114またはレチクル114を形成するオブジェクトマスクの平面度、および/または(d)ウェーハ110の平面度に関連する公差が、解像度の損失を伴うことなく緩和され得ることを意味する。
許容される孔の寸法100nmから110nmに対する、プロセスウインドウ252がグラフ250に示され、プロセスウインドウ272がグラフ270に示されている。プロセスウインドウ272はプロセスウインドウ252よりも高さにおいて僅かに短いものの、プロセスウインドウ272の中に囲まれる面積は、プロセスウインドウ252に囲まれる面積よりもはるかに大きく、さらにプロセスウインドウ272は200nmの幅のウインドウであるのに対して、プロセスウインドウ252は100nmより短い幅である。このようにプロセスウインドウ272は、この例のプロセスウインドウ252よりも大きなデフォーカス能力を示す。
瞳面関数108は、図14に示された瞳面位相関数に限定されるものではなく、光学システムの焦点深度を増加するために、他の瞳面位相関数が使用され得る。例えば焦点深度を増加するために、それぞれ異なる効果を有する3つの光学表面のファミリーがあり、それは(a)立方体表面、(b)コサイン形式表面、および(c)一定値プロファイルパス表面、である。これらの表面は瞳面関数108を形成するために、撮像レンズ(例えば、レンズ106)の中において個別の光学要素の上に含まれ得るし、または既存の要素の表面を修正することとして含まれ得る。例えば、ファミリー(c)「一定値プロファイルパス表面」ファミリーはファミリー(a)およびファミリー(b)と比較してかなり異なる位相関数を生成する。図28は、一定値プロファイルパス表面を有するレンズを示す、4つの例示的な瞳面関数108(a)〜108(d)を表す。ファミリーの組み合わせもまた使用され得る。
図29、図30および図31は、一定値プロファイルパス表面に対する位相関数が、2つの関数によって記述され得、その1つの関数は水平軸(線302を参照)に沿って中心からの偏差(variation)を記述し、他の関数は原点からの与えられた距離(線304を参照)におけるパスに沿って偏差を記述する様子を表す。共有に係る同時係属中の米国特許出願シリアル番号第10/376,924号、名称「Optimized Image Processing for Wavefront Coded Imaging Systems」は、特殊な位相関数の記述および設計に関するさらなる情報のために、本明細書中で参考として援用される。図29は例示的な瞳面関数に対する一定値プロファイルパス表面300を示し、アクロスパスライン302およびアロングパスライン304を示す。図30は、一定値プロファイルパス表面300の位相関数に対するアクロスパスライン302のマグニチュードを表す、グラフ310である。図31は、一定値プロファイルパス表面300のアロングパスライン304に対する高さを波数で表すグラフである。
パスに沿って一定値のプロファイルを有する光学的表面を使用して、特定の(specialized)光学的伝達関数(OTF)またはその大きさ(magnitude)であるマグニチュード伝達関数(MTF)を設計するためのプロセスが、図29、図30、図31、図32および図33に示されている。図30には、各パスに沿ったプロファイルに対する倍率が、水平軸に沿った原点からの距離の関数として、マグニチュードのプロットとして示されている。図31は1つのパス304に沿った表面高さの偏差を示す。プロファイル300はこれらの多項式(polynomials)に基づく中間段階の(intermediate)二次元位相プロファイルを示す。プロファイル300には次いで二次のラジアル(radial)関数が掛け合わされ、図32に示されるような最終的プロファイル330が生成される。プロファイル330は結像システムに対して焦点深度を増加する位相修正を提供する。プロファイル330は位相関数に対する一定値の位相を表すコンター(等高線)で示されており、それは光学的システムを修正し、その結果その焦点深度は増加し、そのMTFは図33のプロファイル340に示されるようになる。プロファイル340は一定値の伝達を表すコンター(等高線)で示される。二次元空間周波数の関数としてのこれらの一定値伝達のコンターは、修正された光学的システムが、軸外れ(off−axis)空間周波数に対して行うよりもより高いレベルで、垂直および水平軸に沿った空間周波数を通過させることを示す。大部分の集積回路がx−軸およびy−軸に平行な線(マンハッタン形状)を有するので、像の中の大部分の信号エネルギは二次元空間周波数領域内のこれらの対応する軸に沿って分布する。特定の幾何学的形状に対して最適化された、異なる瞳面位相関数を使用することによって、代替の幾何学的形状が最適に再生成されることができる。実際には、1つの光学的要素、または複数の光学的要素の上に統合された複数の位相表面を使用することが、高度のシステム最適化を可能とする。フォトマスクまたはレチクルに関連する空間周波数が、システムの二次元光学的伝達関数の中で最大値となるように、瞳面関数108は履行され得る。
図29、図30および図31の表面形状成分に対する方程式は、半径方向における(曲線312)、および垂直および水平方向における(曲線322)、多項式である。曲線312に対する多項式は:
P(r)=−0.0784r−0.1094r−0.8245r+0.8220、
ただしr=0から+1まで
そして曲線322に対する多項式は:
P(y)=2.8776y+0.7908、
ただしy=−1から+1まで
P(r)が上記で定義されるrに関する1形状であり、P(y)に関しては二次の多項式を隣接した対角線の間で当てはめるように尺度修正することによって形成される第2の形状とし、これらの2つの形状のアダマール(Hadamard)積算(要素−と−要素ごと)によって表面300が得られる。線304はP(y)によって生成された多項式の形状を指示し、それは対角線の間で当てはまるように尺度修正されており、線302はP(r)によって生成された多項式の形状を指示する。表面300を、1.0<sqrt(x+y)の外側では零値をとる別の表面S(x,y)=0.8034(x+y)に加えることにより、図32に示される最終的な瞳面位相関数330が得られる。瞳面位相関数330に対する対応するMTF340が図33に示される。
図1のシステム100は、例えば集積回路の内部にビアを形成するために有用である。詳細には、空中像122は、ミスフォーカス(従ってシステム100の位置合わせおよび/または製造公差)によってほとんど変化しない、1個またはより多い鮮鋭な点の像(実質的には点像強度分布関数)を形成し得、フォトレジスト材料122の中にビアを生成する。これは部分的には、ミスフォーカスの使用可能な範囲にわたって零値を有しない、システム100の光学的システム応答関数により可能となる。このミスフォーカスの範囲は、より広くより有用なリソグラフィックプロセスウインドウをさらに提供する。開示された方法の中でフォトレジストを処理することによって、例えばフォトレジストに対する空中像の閾値化の設定において有用な、非線形性が得られる。システム100の拡大された焦点深度はまた、フォトレジストの中により深い孔を作り得る。
これに関しての範囲から逸脱することなく、上記方法およびシステムの変更がなされ得る。上記記載事項に含まれる、または添付される図面に示される内容は、例示として理解され、これに限定するものではないことに注意するべきである。添付の請求項はここに記載された全ての包括的および個別的な特徴を、用語上の問題として、それらの間において述べられる、本方法およびシステムの範囲の全ての説明と共に、包含することを意図される。
拡大された焦点深度を有する一光リソグラフィックシステムを示す。 異なるミスフォーカス量に対する、図1の光リソグラフィックシステムに関する点像分布関数を示す。 図2と同じ異なるミスフォーカス量に対する、従来技術の光リソグラフィックステムに関する点像分布関数を示す。 図2の点像分布関数の断面図および図3の点像分布関数の断面図を示す。 図1の光リソグラフィックシステムを構成するための一プロセスを示す。 図1の光リソグラフィックシステムの要素を設計するための一プロセスを示す。 一定位相の線を表す特殊化された一コサイン形式を示す。 +/−5波のミスフォーカス収差に対して不変に設計された、最適化されたコサイン形式表面の一例を示す。 一定値プロファイルパス要素の例を示す。 理想的な光学投影レンズに対して行われた、一修正の表面プロファイルを示す。 従来の結像システムにおけるミスフォーカス効果、およびミスフォーカスにともなうシステム解像度の減少をもたらす小孔(回路上のビアにあたる)の空中像寸法の対応する増加、を表す、最初の一組の像を示す。 図11aに示されるミスフォーカスと同等の範囲における、瞳面位相関数を付加した小孔の空中像を示す。 特定の位相マスクに特化したオブジェクトマスクを結像するに際して、位相マスク/レンズの組み合わせによって生成された像を示す。 様々な従来形および軸外れ照明方式のための理想化された瞳マップを示す。 0.7に等しい開口数NAを有する従来技術システムの、小孔の焦点を通過する空中像を表すグラフである。 小孔の空中像の一貫した露光閾値より上の強度を与えるために用いられる、瞳面位相関数を表すグラフである。 拡大された焦点深度を示す図1の光リソグラフィックシステムからの、小孔の焦点を通過する空中像を表すグラフである。 0.8に増加されたNAを有する従来技術リソグラフィーシステムからの、小孔の焦点を通過する空中像を表すグラフである。 0.8に増加されたNAを有する図1の光リソグラフィックシステムからの、小孔の焦点を通過する空中像を表すグラフである。 従来技術リソグラフィックシステムからの、二連孔の焦点を通過する空中像の一次元プロファイルを表すグラフである。 従来技術光リソグラフィックシステムの、二連孔の焦点を通過する空中像の二次元強度を表す一群の像である。 従来技術リソグラフィックシステムの、二連孔の焦点を通過する記録された像の二次元強度を表す一群の像である。 図1の光リソグラフィックシステムからの、二連孔の焦点を通過する空中像の一次元プロファイルを表すグラフである。 図1の光リソグラフィックシステムからの、二連孔の焦点を通過する空中像の二次元強度を表す一群の像である。 図1の光リソグラフィックシステムからの、二連孔の焦点を通過する記録された像の二次元強度を表す一群の像である。 従来技術による、異なる記録閾値に対する、孔寸法および焦点通過距離を表すグラフである。 従来技術による、異なる記録閾値に対する、プロセスウインドウ、焦点通過距離、孔寸法を表すグラフである。 図1の光リソグラフィックシステムにおける、異なる記録閾値に対する、孔寸法、焦点通過距離を表すグラフである。 図1の光リソグラフィックシステムにおける、異なる記録閾値に対する、プロセスウインドウ曲線、焦点通過距離、孔寸法を表すグラフである。 一定の位相の等高線を有するレンズを示す、四つの瞳面関数を示す。 一定値パスプロファイル表面を導くときの中間結果を示し、図30および図31にプロットされるアクロスパスおよびアロングパスが強調されている。 図29に関するアクロスパスプロファイルを表すグラフである。 図29に関するアロングパスプロファイルを表すグラフである。 拡大された焦点深度およびマンハッタン形状回路パターン像の空間周波数情報内容と合致する光伝達関数(OTF)を提供する球面項を追加した後の、一定値プロファイル表面の一最終結果を示す。 マンハッタン形状の回路パターンの像の空間周波数情報内容と合致する、一定値伝達(変調伝達関数(MTF)の空間周波数に対する)の線によって表される、図32のプロファイルを示す。 例示的なレチクルおよび照明装置増強を示す。

Claims (61)

  1. ウェーハ上のフォトレジストコーティングを露光するための光リソグラフィシステムであって、該光リソグラフィシステムは、
    照明サブシステムと、
    レチクルと、
    該レチクルの空中像を形成するように、入射光が所定の瞳面関数に従って修正されるように構成されている結像レンズであって、該所定の瞳面関数は、該光リソグラフィシステムによって結像される波面を修正する位相関数であり、該レチクルの空中像は、該フォトレジスト上に集束し、拡大された焦点深度を有する、結像レンズと
    を含み、
    該光リソグラフィシステムの光学的伝達関数が、所望の像において再生されるいかなる空間周波数バンドに対しても零値をとらないように、該所定の瞳面関数が予め決定されている、光リソグラフィシステム。
  2. 前記レチクルは、前記フォトレジストによって前記空中像から所望のパターンが記録されるように構成されている、請求項1に記載の光リソグラフィシステム。
  3. 前記所定の瞳面関数は、前記焦点深度を増加させるように、該所定の瞳面関数に従って、前記レチクルからの波面を修正するように動作する、請求項1に記載の光リソグラフィシステム。
  4. 前記焦点深度は、少なくともK*λ*f♯/2であり、Kは1.5以上の定数であり、f♯は前記結像レンズのfナンバーであり、λは前記照明サブシステムによって生成される光放射の波長である、請求項3に記載の光リソグラフィシステム。
  5. 前記定数Kは、2、3、4、5、6、7または8の一つよりも大きい、請求項4に記載の光リソグラフィシステム。
  6. 前記所定の瞳面関数は、コサイン形式ファミリーまたは一定値プロファイルパスのファミリーからの位相関数である、請求項1に記載の光リソグラフィシステム。
  7. 前記空中像は、焦点深度の範囲にわたって実質的に変化しない、請求項1に記載の光リソグラフィシステム。
  8. 前記照明サブシステムは、インコヒーレント、円環形、四重形、分離形、四極形、CQUEST、QUASASおよび二極形の群から選択される照明源を含む、請求項1に記載の光リソグラフィシステム。
  9. 前記レチクルは、照明の種類に依存する、請求項8に記載の光リソグラフィシステム。
  10. 光リソグラフィックシステムのためのレチクルを構成するための方法であって、
    該光リソグラフィックシステムによってウェーハ上に結像される波面を修正する位相関数を選択することであって、該リソグラフィックシステムの光学的伝達関数が、所望の像において再生されるいかなる空間周波数バンドに対しても零値をとらないように、該位相関数が選択される、ことと、
    該光リソグラフィックシステムの点オブジェクトの像を決定することと、
    点オブジェクトの該像からマスク修正関数を生成することであって、該マスク修正関数は、該光リソグラフィックシステムによって所望の空中像が形成可能となるように、オブジェクトマスクに適用されるものである、ことと、
    オブジェクトマスクの振幅および位相成分の一つまたは両方を決定するために、該マスク修正関数を該所望の空中像に適用することと、
    該光リソグラフィックシステムによって、該オブジェクトマスクの結像に基づいて予告される空中像を決定することと、
    エッチングパターンを決定するために、該予告される空中像をフォトレジストモデルに適用することと、
    該エッチングパターンと該ウェーハに対する所望のエッチングパターンとの間の差異を数量化することと、
    該差異が設計目標内にない場合には、
    (a)該位相関数
    (b)該光リソグラフィックシステムの光学処方
    のうちの一方または両方を修正し、該差異が該設計目標内になるまで、決定するステップ、生成するステップ、適用するステップ、数量化するステップを繰り返すことと、
    該差異が該設計目標内にある場合には、該光リソグラフィックシステムに使用する該レチクルを構成するために、該オブジェクトマスクを使用することと
    を含む、方法。
  11. 前記レチクルの製造可能性に従って、前記マスク修正関数を適用する前記ステップの後に、離散的な位相ステップおよび/または離散的な振幅ステップに前記オブジェクトマスクを制限することによって、該オブジェクトマスクを量子化することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記予告される空中像を決定するステップは、前記光リソグラフィックシステムによる結像と関連してコヒーレンス度を使用することを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記差異を数量化するステップは、前記光リソグラフィックシステムの解像度を決定することを含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記差異を数量化するステップは、前記光リソグラフィックシステムの焦点深度を決定することを含む、請求項10に記載の方法。
  15. 前記設計目標は、前記焦点深度をK*λ*f♯/2として定義し、Kは1.5以上の定数であり、f♯は前記光リソグラフィックシステムのfナンバーであり、λは前記ウェーハを照明する波長である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記位相関数を選択するステップは、該位相関数として、位相関数のファミリーから位相関数を選択することを含む、請求項10に記載の方法。
  17. 前記位相関数のファミリーは、前記コサイン形式ファミリーおよび前記一定値プロファイルパスファミリーの一つ以上を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記差異を数量化するステップは、前記レチクルの製造可能性を評価することを含む、請求項10に記載の方法。
  19. 前記設計目標は、有限な数の振幅ステップによって前記レチクルを定義する、請求項18に記載の方法。
  20. 前記設計目標は、有限な数の位相ステップによって前記レチクルを定義する、請求項19に記載の方法。
  21. 前記マスク修正関数は、空間フィルタである、請求項10に記載の方法。
  22. 前記設計目標は、最大化された解像度を含む、請求項10に記載の方法。
  23. 前記位相関数を選択するステップは、P(r)=Σaの形式を有する位相関数を選択することを含み、iは2より大きい数である、請求項10に記載の方法。
  24. i=3、4、5、6、7であり、|r|≦1であり、a =[11.3908,−4.0017,−6.1467,7.6237,−3.9481]である、請求項23に記載の方法。
  25. i=3、4、5、6、7であり、|r|≦1であり、a =[4.6967,−2.7162,1.7921,−0.7771,−0.5688,−1.3528,0.8717,0.2985,0.0236]である、請求項23に記載の方法。
  26. 前記設計目標は、視界を増加させることを含む、請求項10に記載の方法。
  27. 前記設計目標は、処理量を増加させることを含む、請求項10に記載の方法.
  28. 前記設計目標は、ビアの深さおよび幅を含む、請求項10に記載の方法。
  29. 前記レチクルは、ビアのための孔を定義する厚さを有する、請求項10に記載の方法。
  30. 光リソグラフィック結像システムのためのレチクルであって、
    該光リソグラフィック結像システムによってウェーハ上に結像される波面を修正する位相関数を選択することであって、該リソグラフィックシステムの光学的伝達関数が、所望の像において再生されるいかなる空間周波数バンドに対しても零値をとらないように、該位相関数が選択される、ことと、
    該光リソグラフィック結像システムにより点オブジェクトの像を決定することと、
    点オブジェクトの該像からマスク修正関数を生成することであって、該マスク修正関数は、該光リソグラフィック結像システムによって所望の空中像が形成可能となるように、オブジェクトマスクに適用されるものである、ことと、
    オブジェクトマスクの振幅および位相成分の一つまたは両方を決定するために、該マスク修正関数を該所望の空中像を形成することに使用することと、
    該光リソグラフィック結像システムによって、該修正されたオブジェクトマスクの結像に基づいて予告される空中像を決定することと、
    エッチングパターンを決定するために、該予告される空中像をフォトレジストモデルに適用することと、
    該エッチングパターンと該ウェーハに対する所望のエッチングパターンとの間の差異を数量化することと、
    該差異が設計目標内にない場合には、
    (a)該位相関数
    (b)該光リソグラフィック結像システムの光学処方
    のうちの一方または両方を修正し、該差異が該設計目標内になるまで、決定するステップ、生成するステップ、適用するステップ、数量化するステップを繰り返すことと、
    該差異が該設計目標内にある場合には、該レチクルを構築するために、該オブジェクトマスクを使用することと
    によって形成される、レチクル。
  31. 前記設計目標は、ビアの深さおよび幅を含む、請求項30に記載の方法。
  32. 前記レチクルは、ビアに対する少なくとも一つの孔を定義する厚さを有する、請求項30に記載の方法。
  33. コンピュータによる読出し可能な媒体上に格納される命令を含むソフトウェア製品であって、該命令は、コンピュータによって実行されるときに、光リソグラフィックシステムのためのレチクルを構成するためのステップを遂行し、該命令は、
    該光リソグラフィックシステムによってウェーハ上に結像される波面を修正する位相関数を選択するための命令であって、該リソグラフィックシステムの光学的伝達関数が、所望の像において再生されるいかなる空間周波数バンドに対しても零値をとらないように、該位相関数が選択される、命令と、
    該光リソグラフィックシステムの点像強度分布関数を決定するための命令と、
    点像強度分布関数からマスク修正関数を生成するための命令であって、該マスク修正関数は、該光リソグラフィックシステムによって所望の空中像が形成可能となるように、オブジェクトマスクに適用されるものである、命令と、
    オブジェクトマスクの振幅および位相成分の一つまたは両方を決定するために、該所望の空中像に対して該マスク修正関数を適用するための命令と、
    該光リソグラフィックシステムによる該オブジェクトマスクの結像に基づいて予告される空中像を決定するための命令と、
    エッチングパターンを決定するために、フォトレジストモデルに対して該予告される空中像を適用するための命令と、
    該エッチングパターンと該ウェーハに対する所望のエッチングパターンとの間の差異を数量化するための命令と、
    該差異が設計目標の中にない場合には、
    (a)該位相関数
    (b)該光リソグラフィックシステムの光学処方
    のうちの一方または両方を修正するための命令と、
    決定するステップ、生成するステップ、適用するステップ、数量化するステップを、該差異が該設計目標の中に入るまで繰り返すための命令と、
    該差異が設計目標の中にある場合には、該光リソグラフィックシステムにおける使用のための該レチクルを構成するために、該オブジェクトマスクを使用するための命令と
    を含む、ソフトウェア製品。
  34. 前記レチクルの製造可能性に従って、離散的な位相ステップおよび/または離散的な振幅ステップに前記オブジェクトマスクを制限することによって、該オブジェクトマスクを量子化するための命令をさらに含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  35. 前記予告される空中像を決定するための命令は、前記光リソグラフィックシステムによる結像に関連してコヒーレンス度を使用するための命令を含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  36. 前記差異を数量化するための命令は、前記光リソグラフィックシステムの解像度を決定するための命令を含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  37. 前記差異を数量化するための命令は、前記光リソグラフィックシステムに対する焦点深度を決定するための命令を含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  38. 前記設計目標は、前記焦点深度をK*λ*f♯/2として定義し、Kは1.5以上の定数であり、f♯は前記光リソグラフィックシステムのfナンバーであり、λは前記ウェーハを照明する波長である、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  39. 前記位相関数を選択するための命令は、該位相関数として、位相関数のファミリーから位相関数を選択するための命令を含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  40. 前記位相関数のファミリーは、前記コサイン形式ファミリーおよび前記一定値プロファイルパスファミリーの一つ以上を含む、請求項39に記載のソフトウェア製品。
  41. 前記差異を数量化するための命令は、前記レチクルの製造可能性を評価するための命令を含む、請求項40に記載のソフトウェア製品。
  42. 前記設計目標は、有限な数の振幅ステップによって前記レチクルを定義する、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  43. 前記設計目標は、有限な数の位相ステップによって前記レチクルを定義する、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  44. 前記マスク修正関数は、空間フィルタである、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  45. 前記設計目標は、最大化された解像度を含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  46. 前記位相関数を選択するための命令は、P(r)=Σaの形式を有する位相関数を選択するための命令を含み、iは2より大きい数である、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  47. i=3、4、5、6、7であり、|r|≦1であり、a=[11.3908,−4.0017,−6.1467,7.6237,−3.9481]である、請求項46に記載のソフトウェア製品。
  48. i=3、4、5、6、7であり、|r|≦1であり、a=[4.6967,−2.7162,1.7921,−0.7771,−0.5688,−1.3528,0.8717,0.2985,0.0236]である、請求項46に記載のソフトウェア製品。
  49. 前記設計目標は、増加された視界を含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  50. 前記設計目標は、増加された処理量を含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  51. 前記設計目標は、ビアの深さおよび幅を含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  52. 前記レチクルのための命令は、ビアのための孔を定義する厚さを含む、請求項33に記載のソフトウェア製品。
  53. リソグラフィックシステムにおける焦点深度を増加するための装置であって、該装置は、
    露光の閾値を有するリソグラフィック記録媒体の上に、レチクルまたはフォトマスクを結像するための光学素子を含み、
    該光学素子は、該リソグラフィックシステムの空中像を形成するように、入射光が所定の瞳面関数によって修正されるように構成されており、該所定の瞳面関数は、該リソグラフィックシステムによって結像される波面を修正する位相関数であり、該空中像の一部は、拡大された焦点深度にわたって、該リソグラフィック記録媒体の記録閾値よりも上であり、該所定の瞳面関数は、該光学素子によって結像される波面の位相に影響を与えることによって、システム応答関数および該空中像を変更し、
    ソグラフィックシステムのシステム応答関数が、所望の像において再生されるいかなる空間周波数バンドに対しても零値をとらないように、該所定の瞳面関数が予め決定されている、装置。
  54. 前記瞳面関数および前記レチクルまたはフォトマスクは、前記システム応答関数を変更する、請求項53に記載の装置。
  55. インコヒーレント光源、円環形光源、四重形光源、分離形光源、四極形光源、CQUEST光源、QUASAS光源、二極形光源の群から選択される照明源をさらに含む、請求項53に記載の装置。
  56. 前記照明源は、コヒーレントな照明または部分的にコヒーレントな照明を生成する、請求項55に記載の装置。
  57. 光リソグラフィックシステムにおけるリソグラフィのためのプロセスウインドウを増大する方法であって、
    レチクルを照明することと、
    入射光が所定の瞳面関数に従って修正されるように構成されている結像レンズを用いて、該波面の位相を変更することによって、該レチクルの波面を空中像に結像することであって、該所定の瞳面関数は、該光リソグラフィックシステムによって結像される波面を修正する位相関数であり、該空中像は、該波面の位相が変更されずに形成された空中像と比較して、拡大された焦点深度および増大したプロセスウインドウを有する、ことと
    を含み、
    該光リソグラフィックシステムの光学的伝達関数が、所望の像において再生されるいかなる空間周波数バンドに対しても零値をとらないように、該レチクルの波面を結像するステップによって、該波面の位相が変更される、方法。
  58. 前記結像するステップは、前記拡大された焦点深度の範囲にわたって、点オブジェクトの本質的にインフォーカスな空中像が保持されるように実装される、請求項57に記載の方法。
  59. 前記結像するステップは、前記空中像が前記焦点深度の範囲にわたって、リソグラフィック記録媒体に実質的に一定値の閾値を提供するように実装される、請求項57に記載の方法。
  60. 前記結像するステップは、点オブジェクトの前記空中像が、レチクル全体に対して実質的に変化しないように実装される、請求項59に記載の方法。
  61. 光リソグラフィックシステムにおいてビアを形成するための方法であって、該方法は、
    厚さを有し該ビアのための孔を定義するレチクルを照明することと、
    入射光が所定の瞳面関数に従って修正されるように構成されている結像レンズを用いて、該波面の位相を変更することによって、該レチクルの波面をウェーハの像に結像することであって、該所定の瞳面関数は、該光リソグラフィックシステムによって結像される波面を修正する位相関数であり、該像は、該厚さの範囲にわたる拡大された被写界深度を有する、ことと
    を含み、
    その後のフォトレジストのエッチングが該ウェーハの中に実質的に均一の幅の該孔を形成し、
    該光リソグラフィックシステムの光学的伝達関数が、所望の像において再生されるいかなる空間周波数バンドに対しても零値をとらないように、該レチクルの波面を結像するステップによって、該波面の位相が変更される、方法。
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