JP4748777B2 - 骨付き肉の骨分離用刃具及び切断方法 - Google Patents

骨付き肉の骨分離用刃具及び切断方法 Download PDF

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Description

本発明は、豚、牛、羊等、棘突起又は肋骨等を有する動物屠体において、棘突起又は肋骨から肉を分離したり、あるいは魚類の背骨から肉を分離する場合等に好適であり、骨に残肉を残さず、歩留まりを向上させるとともに、上記部分の肉分離工程の自動化を可能とする骨付き肉の骨分離用刃具及び切断方法に関する。
従来豚などの家畜類の屠殺後の解体処理は、腹部を割って放血し、内蔵を取出した後背骨の中央部で背骨に沿って左右に両断した半截ブロック(枝肉)とし、その後豚であれば、肩、ロース、バラ及び腿の4ブロックに大分割された後、それぞれのブロックで除骨処理が施される。
いずれにしろ背骨部分と肉との分離切断、及び背骨から突起した棘突起と肉との分離工程を行なう必要があるが、従来これらの分離工程は自動化されておらず、手作業で行なっていたため、多くの手間と時間を要していた。
従来家畜類の屠体を背割り半截するための背割り機については多数提案されている。例えば特許文献1(特開平54−10178号公報)には、背割りに好適なカッタ装置が開示されている。
また特許文献2(特開2004−261166号公報)には、食肉加工の工程で行なう背割り作業の前に、屠体の背骨の突起骨と赤肉との分離に使用される分離装置が開示されている。
特許文献2に開示された分離装置は、背割り前の屠体に対し2枚刃を使って突起骨の両側から刃を突起骨に沿って挿入し、その後刃を下降させて突起骨と赤身とを分離させるようにしている。
特開昭54−10178号公報 特開2004−261166号公報
特許文献1又は2のカッタ装置等に使用される従来の切断刃は、添付の図28に示すような形状をしている。このような形状の切断刃で、棘突起の肉分離を行なう場合、図28に示すように切断刃01を棘突起34と棘突起34に対し並んで存在する乳頭突起161との間に挿入すると、刃が棘突起34と乳頭突起161との間でガイドされず、刃が棘突起間から抜けたり、ロース肉の芯を傷つけてしまい、分離処理が安定しないという問題がある。
この原因としては、棘突起の先端に切断刃01の曲折部03側が先に当たってしまい、これによって刃が抜けやすくなり、また棘突起34と乳頭突起161の間の付け根凹部162に刃先を当てて、この部分で刃を沿わせようとしても刃をうまくガイドさせることができず、また曲折部03側で先行してカットを行なうために、刃が骨及び肉の形状に追従できないためと考えられる。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、豚、牛、羊等家畜類の棘突起等、背骨又は基幹となる骨とそれに付着する肉との分離処理を行なうに際し、付着した肉を傷つけることなく、かつ刃が棘突起の間から抜けることなく、歩留まりの良い肉分離を可能とする切断刃を実現するとともに、この切断刃を用いて棘突起の肉分離の自動化を可能とする切断方法を提案することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の骨付き肉の骨分離用刃具は、
背骨又は基幹となる骨から突起し間隔をもってほぼ同一方向に列状に並んだ複数の骨から該骨に付着した肉を分離するための刃具において、
板状の基部から該基部に対し斜め方向に第1の曲折部を介して延設された板状の刃本体部と、
該刃本体部の先端から突設され前記基部に対する前記刃本体の曲折方向と同一方向に前記刃本体部から第2の曲折部を介して曲折した刃先端部とからなり、
前記第2の曲折部に対し前記刃先端部を挟んで対向した位置にある前記刃先端部から前記刃本体部に連なる部分にほぼ直線状の骨当て部を設け、
少なくとも前記第1及び第2の曲折部から前記刃先端部を経て前記骨当て部に至る部分に刃先を形成してなることを特徴とする。
本発明の刃具においては、前記列状に並んだ骨の付け根側から肉分離を先行させるために、前記刃本体部を前記基部に対して斜めに角度をつけて延設するとともに、前記刃本体の先端に前記刃先端部を形成している。これによって前記列状骨の先端側より付け根側から肉分離を先行させることで、前記列状骨の間から刃が抜けることがなくなる。
また前記刃先端部が先行して列状骨をガイドとして利用し、骨と肉との間に入り込む役目を果たすとともに、骨付け根側から骨先端側に向かって肉を分離させることにより、骨に付着した残肉を少なくし、安定した歩留まりを得ることができる。
また前記骨当て部が列状骨の付け根部分に当たり、刃具を下降して肉分離を行なう時に、ガイドの役割を果たすため、列状骨と肉との境界から刃が逸脱することがない。これによってロース肉の芯を傷つけることがなく、また刃が列状骨の間から抜けてしまうことを防止することができる。
本発明の刃具において、好ましくは、前記骨当て部の長さを列状に並んだ前記骨の間隔以上に構成する。これによって刃具が前記列状骨の間から抜けることを確実に防止することができる。
またさらに好ましくは、前記骨当て部の長さを前記列状骨の間隔の2〜3倍に構成する。即ち前記骨当て部の長さを前記列状骨の間隔の2倍以上とすることで、前記列状骨の間からの抜けを確実に防止し、かつ3倍以下とすることにより、骨又は肉との摩擦を少なくし、スムーズに下降できるようにするとともに、取り扱いを容易にしている。
また本発明の刃具において、好ましくは、前記骨当て部を前記基部に対してほぼ直行する方向に設ける。これによって刃具を骨肉間に挿入後、分離のため下降させる時、前記基部を水平方向に保持したまま、前記骨当て部が前記列状骨の付け根部に平行に当接しながら下降することが出来るので、前記骨当て部がガイドの役目を確実に果たすことができる。
また好ましくは、前記骨当て部に刃先を両刃に形成する。これによって前記骨当て部の刃先を列状骨と肉との間に挿入することが容易になる。
また本発明の切断方法は、
背骨又は基幹となる骨から突起し間隔をもってほぼ同一方向に列状に並んだ複数の骨から該骨に付着した肉を分離するための刃具を用いた骨付き肉の骨を分離する切断方法において、
板状の基部から該基部に対し斜め方向に第1の曲折部を介して延設された板状の刃本体部と、
該刃本体部の先端から突設され前記基部に対する前記刃本体部の曲折方向と同一方向に前記刃本体部から第2の曲折部を介して曲折した刃先端部とからなり、
前記第2の曲折部に対し前記刃先端部を挟んで対向した位置にある前記刃先端部から前記刃本体部に連なる部分にほぼ直線状の骨当て部とからなる刃具を用い、
前記刃具を前記列状の骨と肉との境界の分離上端に位置させるステップと、
前記刃具の前記刃先端部を前側に突出させるように前記基部を上向きにして前記骨と肉との境界に進入させるステップと、
前記刃先端部が前記列状の骨の前記背骨又は基幹となる骨に対する付け根部分に到達したら、前記刃先端部を下方に向けるステップと、
その後前記骨当て部を前記付け根部分に当接した状態で前記刃具を前記境界に沿って前記列状の骨と肉との分離下端まで下降させるステップとからなることを特徴とする。

本発明方法において、前記刃具を前記列状骨とそれに付着した肉との境界の分離上端に進入させる際には、前記基部の分離対象骨に向いた側を上向きにして前記刃先端部を前方に突出させるようにする。これによって前記刃先端部がガイドの役目をして先行して前記列状骨と肉との境界に進入し、刃先端部に続いて前記刃本体部の前記第1曲折部と第2曲折部との間に形成されたの刃先が前進することで、刃先端部が列状骨の付け根まで進入する。
次に刃具を下降して列状骨と肉の分離を行なう場合には、前記刃先端部を下方に向ける。これによって前記骨当て部が列状骨の付け根部分に当接する。刃具をこの状態で分離上端から分離下端まで下降させることによって、前記骨当て部が列状骨の付け根部分に摺接したまま刃先端部が先行して進行し、これに続いて前記第1曲折部と第2曲折部との間の刃先が前進するので、列状骨の付け根部分から先行して肉分離がなされる。
このように肉分離が列状骨の付け根部分から先行して行なわれ、これに続いて列状骨の先端側の肉分離が行なわれることで、刃具が列状骨から抜けることがなくなり、かつ骨と肉との分離が円滑に行なわれ、安定した歩留まりを可能とする。
このような本発明の刃具及び切断方法は、特に背骨からそれぞれ列状の突出した棘突起と乳頭突起との間に刃具を進入させて棘突起から肉を分離させる場合に適用して好適であるが、本発明は、その他動物屠体の肋骨からの肉分離、あるいは魚の背骨からの肉分離等に適用することができる。
本発明を棘突起の肉分離に適用する場合は、分離上端において上記の態様にて刃先端部を先行させて棘突起と肉との境界に進入させるステップと、棘突起と乳頭突起との間の付け根凹部に到達させ、その後刃先端部を下方に向けて分離下端位置まで下降させるステップとを行なう。
このとき前記骨当て部を前記付け根凹部に当接しながら刃先端部を先行させて下降することにより、棘突起の付け根部分の肉分離が棘突起先端部より先行して行なわれるため、刃の抜けがなく、かつ歩留まりの高い肉分離が行なわれる。
本発明の骨付き肉の骨分離用刃具によれば、板状の基部から該基部に対し斜め方向に第1の曲折部を介して延設された板状の刃本体部と、該刃本体部の先端から突設され前記基部に対する前記刃本体部の曲折方向と同一方向に前記刃本体部から第2の曲折部を介して曲折した刃先端部とからなり、前記第2の曲折部に対し前記刃先端部を挟んで対向した位置にある前記刃先端部から前記刃本体部に連なる部分にほぼ直線状の骨当て部を設け、少なくとも前記第1及び第2の曲折部から前記刃先端部を経て前記骨当て部に至る部分に刃先を形成してなることにより、前記刃先端部が先行して前記列状骨と肉との境界に進入し、またその後の肉分離においては刃先端部が列状骨の先端側よりも付け根部分から先行して肉分離を行ない、かつ前記骨当て部が列状骨の付け根部分に当接した状態で肉分離が行なわれるので、前記骨当て部がガイドの役目を果たし、これによって刃具の列状骨からの抜けが防止されるとともに、歩留まりの高い肉分離を達成することができる。
また本発明の刃具を用いれば、前記列状骨からの肉分離処理が円滑に行なわれるので、自動化も可能となる。
また好ましくは、前記骨当て部の長さを列状に並んだ前記骨の間隔以上に構成することによって、刃が前記列状骨の間から抜けることを確実に防止することができる。
またさらに好ましくは、前記骨当て部の長さを列状に並んだ前記骨の間隔の2〜3倍に構成することによって、前記列状骨の間からの抜けを確実に防止し、かつ骨又は肉との摩擦を少なくし、スムーズに下降できるようにするとともに、取り扱いを容易にすることができる。
また好ましくは、前記骨当て部を前記基部に対してほぼ直交する方向に設けることによって、刃具を骨肉間に挿入後、分離のため下降させる時、前記基部を水平方向に保持したまま前記骨当て部が前記列状骨の付け根部に平行に当接しながら下降することが出来るので、前記骨当て部がガイドの役目を確実に果たすことができる。
また好ましくは、前記骨当て部に刃先を両刃に形成することによって、前記骨当て部の刃先を列状骨と肉との間に挿入することが容易になる。
また本発明方法によれば、前記刃具を前記列状の骨と肉との境界の分離上端に位置させ、前記刃具の前記刃先端部を前側に突出させるように前記基部を上向きにして前記骨と肉との境界に進入させるステップと、前記刃先端部が前記列状の骨の前記背骨又は基部を形成する骨に対する付け根部分に到達したら、前記刃先端部を下方に向けるステップと、その後前記直線状の骨当て部を前記付け根部分に当てた状態で前記刃具を前記境界に沿って前記列状の骨と肉との分離下端まで下降させるステップとからなることによって、刃具の列状骨への進入時及び刃具が下降して列状骨から肉分離を行なう時に常に刃先端部が先行して列状骨の先端側よりも列状骨の付け根部分から肉分離を行ない、また前記骨当て部が列状骨の付け根部分に摺接してガイドの役目をするので、列状骨からの刃具の抜けがなく、かつ歩留まりの良い肉分離を行なうことができる。
また本発明方法によって前記列状骨からの肉分離を自動化することも可能である。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の第1実施例の全体立面図、図2は、第1実施例の全体左側面図、図3は、第1実施例の全体平面図、図4は、第1実施例の上部枝肉搬送部を取り去って示す全体平面図、図5の(a)及び(b)は、第1実施例の枝肉の搬送手段(枝肉前進時)を示す平面図及び立面図、図6の(a)及び(b)は同じく枝肉搬送手段(ストッパ前進時)を示す平面図及び立面図、図7の(a)及び(b)は、第1実施例の検知ステーションSにおけるギャンブレル固定手段(固定前)を示す平面図及び立面図、図8の(a)及び(b)は同じくギャンブレル固定手段(固定後)を示す平面図及び立面図である。
図9及び図10は、第1実施例の棘突起の切断上端を検知するための装置を示す斜視図、図11及び図12は、第1実施例の棘突起の切断下端を検知するための装置を示す斜視図、図13〜15は、第1実施例の切断ステーションCにおいて切断位置に停止した枝肉を固定する固定手段を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。図16及び図17は、第1実施例の切断ステーションCにおいてワーク開きガイド前進時を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。図18及び図19は、第1実施例の切断ステーションCにおいてカッタユニット(前進前)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。
図20,21及び22は、第1実施例の切断ステーションCにおける足首押え手段を示す立面図、平面図及び側面図、図23及び図24は、第1実施例の切断ステーションCにおいてカッタユニット(前進後)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。図25は、第1実施例の切断ステーションCにおいてカッタユニット(下降時)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。図26の(a)及び(b)は、棘突起及び乳頭突起を示す立面図及び側面図、図27は、第1実施例の切断ステーションCにおける切断刃を示し、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は枝肉挿入時の平面図、(d)は枝肉挿入時の側面図、(e)は(b)中のe矢視図、図28は、従来の切断刃を示し、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は枝肉挿入時の平面図、(d)は枝肉挿入時の側面図、(e)は(b)中のe矢視図である。
本発明の第1実施例を示す図1〜4において、1及び2は、第1実施例の装置を形成する垂直フレーム及び水平フレームであり、これらのフレームが組み合わされて装置本体が形成されている。Tは枝肉の搬送部であり、Wは待機ステーション、Sは検知ステーション、Cは切断ステーションである。図1において、頭部及び内臓を除去され、背割り半截された左右一対の豚枝肉MR及びMLは、1個のギャンブレル(股かぎ)11に足首のアキレス腱の部分を引っ掛けられて逆さに吊るされた状態で、搬送部Tによって矢印a方向に搬送される。21は水平方向に配置されたレールで、ギャンブレル11を支持するトロリ13がレール21上で滑動可能に載置されている。
搬送部Tには、ギャンブレル11の基部12の高さに水平にエアシリンダ22が配置され、このエアシリンダ22のピストンには第1のプッシャ23が取り付けられ、第1のプッシャ23は、支持バー25a及び25bに支持されて、一定距離矢印a方向に摺動するようになっている。24は第2のプッシャで、第1プッシャ23とは連結棒26で連結されており、第1のプッシャ23と一体となって支持バー25a、25b上を摺動する。
図5及び図6に示すように、エアシリンダ22によって第1のプッシャ23及び第2のプッシャ24が矢印a方向に動いてギャンブレル11の基部12を押して枝肉MR、MLを搬送し、検知ステーションSでは棘突起の検知位置及び切断ステーションCでは切断位置でストッパ27が搬送路に押し出されて、ギャンブレル11が停止するようになっている。
このようにギャンブレル11の搬送は、エアシリンダ22で第1及び第2のプッシャ23及び24を往復動させて行なっているため、ギャンブレル11を一工程送り出した後、第1及び第2のプッシャ23及び24は元の位置に戻る。第1及び第2のプッシャ23及び24が元の位置に戻るときは、次に待機しているギャンブレル11に取り付けられたトロリ13との干渉を避けるために、押し爪23a及び24aがバネ(図示略)により矢印a方向に傾動可能に構成されている。
14は、搬送中にギャンブレル11が振れるのを防止させるために、ギャンブレル11の吊り下げ位置に水平に配置された丸棒である。
次に枝肉が前記検知位置及び切断位置に停止したとき、その位置にトロリ13及びギャンブレル11を固定することにより、検知ステーションSでの検知時及び切断ステーションCでの切断時の位置ズレをなくす。
検知ステーションSにおけるギャンブレル固定と切断ステーションCにおけるギャンブレル固定とは、それぞれ異なる方式で行なっている。
検出ステーションSにおける固定部41を図7及び図8に示す。なお図7及び図8に示す豚の枝肉Mにおいて、31は上腕骨、32は前腕骨、33は肩甲骨、34は棘突起、35は肋骨、36は肋骨35の先端にある肋軟骨、37は背骨、38は腰椎、39は大腿骨、40は坐骨、70はカタ部位付け根である。
42は先細りテーパを有する水平に配置された板状をなす案内ガイド、43は、ギャンブレル11の形状に合わせて上下斜めに4個配置されギャンブレル11が嵌合する溝43aを有する固定ブロックであり、これらがエアシリンダ44のピストン44aに取り付けられた基板45に水平に取り付けられ、矢印b方向に往復動可能に構成されている。
前述のように、ストッパ27によって所定の検知位置に停止したギャンブレル11に対し、エアシリンダ44によって基板45が矢印b方向に押し出され、まず案内ガイド42がギャンブレル11間に挿入されて、センター位置出しを行ない、その後固定ブロック43の溝43aにギャンブレル11が嵌合することで、ギャンブレル11を所定の検知位置に固定する。図7は固定前、図8は固定後の状態を示す。
次に切断ステーションCにおいて棘突起分離用カッタの投入位置を決めるために、検知ステーションSで行なうセンシング工程について説明する。
図9及び図10は、棘突起の切断上端を検知するための装置50を示す斜視図である。図9及び図10において、51a及び51bは、左右一対の丸棒形状をした検出治具であり、これらはそれぞれスライダ52a及び52bに支持されている。スライダ52a及び52bは、水平方向に配置されたレール53に沿って水平方向cに摺動可能に設けられ、従って検出治具51a及び51bも水平方向cに移動可能に構成されている。
また検出治具51a及び51b、スライダ52a及び52b及びレール53が取り付けられた基板54は、これらで検知ユニット57を構成しており、検知ユニット57は、エアシリンダを駆動源とした前後方向駆動機構55及びサーボモータ(図示略)を駆動源とした上下方向駆動機構56によって枝肉に対して近接又は離隔する前後方向e及び垂直方向dに上下に移動可能に構成されている。
また図11及び図12は、棘突起の切断下端を検知するための装置60を示す斜視図である。図11及び12において、61a及び61bは、左右に一対配置され湾曲した形状を有する検出治具であり、水平方向に配置された支持板62に取り付けられ、支持板62は、支軸67を介して検知ユニット63に取り付けられた支持ブラケット66に支持され、支軸67を中心に回動方向cに傾動可能に構成されている。検知ユニット63は、垂直方向に立設されたガイドレール64に支持されて上下方向dに摺動可能に構成され、また検知ユニット63は、エアシリンダを駆動源とした前後方向駆動機構68及びサーボモータ(図示略)を駆動源とした上下方向駆動機構69によって枝肉に対して接近又は離隔する前後方向e及び垂直方向dに往復及び上下に移動可能に構成されている。
65は感知センサで、検出治具61a及び61bが下降して枝肉のカタ部位の付け根位置に当接し、カタ部位に押されて若干上方に傾いた時にそれを感知して、棘突起切断下端位置とする。
図4において、71は、検知ステーションSの下方において先端がテーパ形状となって拡開されてコの字形状をした寄せアームで、中央部でエアシリンダ72と接続され、ギャンブレル11に吊り下げられた一対の枝肉MR及びMLが搬送されて検知位置で停止した時、エアシリンダ72によって枝肉側に押し出され、枝肉を両側から中央部に寄せながら押えて振れを止める役目を有する。
かかる構成を有する検知ステーションSにおいて、一対の枝肉MR及びMLは、ギャンブレル11によって吊り下げ状態で検知ステーションSに搬入されてくる。この際図4に示すように、ガイドレール3及び4の間にガイドレール3及び4にガイドされながら検知ステーションSに搬入される。
枝肉MR及びMLが前記搬送部Tによって所定の検知位置で停止すると、まず寄せアーム71が背側から枝肉側に押し出され、左右枝肉を両側から寄せ振れを止める。次に棘突起切断上端検知装置50の検知ユニット57及び棘突起切断下端検知装置60の検知ユニット63が腹側から枝肉側に押し出される。
まず切断上端検知装置50においては、図9に示すように、検出部全体が前進し、この時左右一対の検出治具51a及び51bが左右もも部位の隙間に入る。検出治具51a及び51bがそれぞれ外側にスライドし、背割り面の背骨37又は寛骨に当たる。その後検知ユニット57が上下方向駆動機構56の駆動により上昇する。この時検出治具51a及び51bが背割り面の背骨37もしくは寛骨の表面を滑る。検出治具51a又は51bのどちらかが尾骨58の上方にある恥骨59の下面に当たると、検知ユニット57は上昇するが、検出治具51a及び51bはバネ力により恥骨59に当たった状態を保持する。
検知ユニット57の基底部にセンサ(図示略)が取り付けられており、センサの反応した位置が検出位置として判断され、検知ユニット57の上昇動作が停止する。位置検出後検出ユニット57は通常の待機位置に戻る。
切断下端検知装置60も、前記上端検知装置50と同時に検出部が枝肉側に前進し、サーボモータ(図示略)の駆動により検知ユニット63全体が下降する。検出治具61a及び61bがカタ部位付け根70(図7(b)又は図8(b)を参照)に当たると、検知ユニット全体は下降するが、検出治具61a及び61bはバネ力によりカタ部位付け根70に当たった位置状態を保持する。バネ力が働いた時点を感知センサ65で感知し、感知センサ65が反応した位置が検出位置として判断され、検知ユニットの加工動作は停止する。
このようにして切断ステーションCで行なう棘突起の切断上端位置及び切断下端位置を検出する。
次に切断ステーションCの構成を説明する。
図13〜15は、切断ステーションCにおいて切断位置に停止した枝肉を固定する固定手段を示す。図13〜15において、80は、固定された基部82に取り付けられた固定装置である。83は、基部82に固定されたエアシリンダであり、そのピストン83aの先端にはボックス84が取り付けられている。ボックス84は基部82のガイドレール85に摺動可能に支持され、ピストン83aが摺動すると、ボックス84がガイドレール85に沿って摺動する。
ボックス84の内部にはエアシリンダ86が設けられ、エアシリンダ86のピストン86aは、リンク87及び支点88を介して上下に2列に設けられた2対のアーム89a及び89bに接続されている。また該アームは、ボックス84に取り付けられた支軸90を中心に回動可能に構成されている。
図13〜15に示すように、切断位置に停止した枝肉に対し、先ずエアシリンダ83が作動して、ボックス84が枝肉側に前進し、これによってアーム89がギャンブレル11の間に挿入され、さらにエアシリンダ86が作動してそのピストン86aをエアシリンダ86側に引張ることにより、アーム89が矢印f方向に開き、ギャンブレル11を固定する。上下2列に設けられたアームのうち、下方に設けられたアーム89bは、上方に設けられたアーム89aに比べて拡開されたギャンブレル11に合わせるため、やや拡開された方向に設定されている。
棘突起の切断工程が終了すれば、前記固定装置80は、前述の操作とは逆の操作によりアーム89が閉じ、その後枝肉から後退する。
次に切断工程に移行する。まず図16及び17に示すように、ワーク開きガイド100が腹側から左右枝肉間に挿入される。ワーク開きガイド100は、図2に示すエアシリンダ101により枝肉側に接近又は離隔する方向に移動可能に構成されている。ワーク開きガイド100は左右枝肉の間隔を若干広げ、次に背側から左右枝肉間に挿入される背骨ガイド112の挿入を確実にする役目をもつ。
110はカッタ装置であり、次にワーク開きガイド100によって若干間隔を広げられた左右枝肉MR、MLに対し背側から一対の背骨ガイド112を枝肉間に挿入する。なお34及び37は、ともに中央部で左右に分断された棘突起及び背骨である。
背骨ガイド112は基板111に対して枝肉側に往復動可能に設けられ、その先端にはローラ113が取り付けられている。ローラ113は、図18及び19に示すように、背骨ガイド111が枝肉間に挿入された時に、ローラ外周面が背骨37の端面に当接して枝肉の振れを防止するとともに、カッタ装置110が下降する時に背骨37の端面にローラ外周面が接触しながら下降を容易にする機能を有する。
114は、一対の切断刃であり、カッタユニット115に対して支軸116を中心に回動可能に取り付けられ、カッタユニット115とともに枝肉側へ往復動可能に設けられているとともに、カッタユニット115に取り付けられたエアシリンダ117のピストン117aに支点118で連結され、支軸116を中心に傾動可能に構成されている。
次に図18及び19において、120は棘突起切断時に左右の足首を足首を押える足首押え装置であり、その構造を図20〜22に示す。図20〜22において、エアシリンダ121のピストン121aの先端に押え部材122が水平に取り付けられ、押え部材122には枝肉MR、MLの足首が嵌合する凹部122aが設けられている。押え部材122の両側前端には外側に拡開するテーパ板126が取り付けられ、またテーパ板126の内側下方には先端に外側に向いたテーパ面123aを有するプレート123が取り付けられている。125は固定部に取り付けられ、押え部材122に取り付けられた補強バーを摺動可能に支持する支持ガイドである。
かかる構成の足首押え装置120は、切断ステーションCにおいて、枝肉が切断位置で停止し、ワーク開きガイド100が腹側から枝肉間に挿入され、その後背骨ガイド112が背側から枝肉に挿入された後、切断刃114が挿入される前に腹側から予め設定された距離だけ枝肉側に水平に前進して足首を凹部122aに嵌合し、枝肉の振れを防止する。
枝肉の足首が凹部122aに嵌合した時、プレート123が足首より下方の腿部に摺接して、図21に示す矢印g方向の捻り力を与え、左右枝肉MR、MLを若干内側に寄せる捻り運動を枝肉に与える。これによって枝肉を振れを効果的に防止することができ、次に挿入されるカッタを確実に棘突起及び乳頭突起間に挿入することができる。
図18及び19に戻り、枝肉が切断位置で停止し、ワーク開きガイド100が腹側から枝肉間に挿入され、その後背骨ガイド112が背側から枝肉に挿入された後、足首押え120が前進して足首を押えた後、開きガイド100が後退する。
背骨ガイド112が枝肉間に挿入されたとき、そのガイド面112aが背割り面sに当接して、枝肉を固定する。その後切断刃114を有するカッタユニット115が枝肉側に前進する前に、カッタ投入用押え130がカッタユニット115の両側から斜めに枝肉側に前進して、枝肉を抑える。カッタ投入用押え130は、エアシリンダ131を具備し、エアシリンダ131のピストン131aの先端に枝肉の外形に沿った湾曲部132が取り付けられており、湾曲部132が前進して枝肉を両側から押える。
カッタ投入用押え130が枝肉を押えた後、カッタユニット115が枝肉側へ水平に前進して、一対の切断刃114が棘突起34と棘突起34に付着する肉との間に挿入されて、棘突起34と肉とを分離する。
この場合の作動手順を図23〜25に基づいて説明する。図23〜25において、カッタ投入用押え130で枝肉を押えた状態で、カッタユニット115を前進させて、一対の切断刃114を棘突起34に沿って挿入する。切断刃114を挿入後、カッタ投入用押え130を枝肉から離し、代わりに一対のカット用押え140がカットユニット114の両側から枝肉側に前進し、枝肉を押える。
カット用押え140は、基板111の下面にエアシリンダ141が取り付けられ、エアシリンダ141のピストン141aが腕142と支点142aと連結している。腕142は一端を支軸143で基板111に回動可能に軸支され、他端は支軸144で枝肉の外形に合わせた形状を有する湾曲部145を回動可能に支持している。湾曲部145と腕142との間にバネ146が介装され、湾曲部145が枝肉に当接したとき、バネの緩衝作用により枝肉の形状とのズレを調節可能になっている。なおカット用押え140はカット装置110と一体に構成されており、カット装置110の下降とともに連動して下降する。
切断刃114を枝肉に挿入した後、図24(b)に示すように、エアシリンダ117のピストン117aを矢印h方向に突出させて、切断刃114を若干下方に傾ける。その後カット用押え140で枝肉を押えたままカット装置110が下降して、棘突起34と棘突起34の付着した肉とを分離する。
カット装置110を上下方向に昇降させる駆動装置について説明する。図2において、151は水平フレーム2に固定されたサーボモータであり、サーボモータ151の出力軸に駆動側スプロケットホィール152が接続して連動し、上方のフレームに従動側スプロケットホィール153が設置されて、これらホィール間にチェーン154が懸架され、チェーン154にカット装置110が取り付けられている。カット装置110はサーボモータ151の駆動によって上下するチェーン154に連動して切断時に下降し、切断工程が終了すると、上昇して元の位置に戻る。
切断工程時に、切断ステーションCに水平に配置されたガイドレール5を枝肉側に前進可能に構成して枝肉を押えるように構成してもよい。
図26に棘突起34の部分の骨の形状を示す。図26において、161は、棘突起34と平行に並んでかつ棘突起34と位置がずれながら千鳥足状に背骨37から突出した乳頭突起である。
図27は、切断刃114の形状及び切断刃114の枝肉に対する挿入位置を示す。図27(a)に示すように、切断刃114のA部、即ち図27(b)中でIで示される領域は、両刃にすることで棘突起34と棘突起34に付着する肉との間に挿入しやすくしている。切断刃114の先端は、図27(c)及び(d)に示すように、棘突起34と乳頭突起161との間の付け根凹部162に当たるように挿入される。
この場合背骨固定ガイド112と切断刃114との間隔rは5mm前後であり、切断刃114の厚さは10mmである。従って背骨ガイド112と切断刃114の先端との間隔を9〜12mmにするのが好ましい。
図27(b)において、切断刃114は、板状の基部163、板状の基部163から第1の曲折部164を介して延設された板状の刃本体部165、及び刃本体部165から突設され刃本体部165の曲折方向と同一方向に第2の曲折部166を介して曲折した刃先端部Dから構成されている。なお基部163には、把持部(図示略)に把持されるためのテーパ面163aを有し、また前述のように領域Iにおいて両刃で形成された刃先を形成している。
またBは、基部163に対してほぼ直行する方向に形成された直線状の骨当て部である。
かかる構成を有する切断刃114を枝肉に挿入する時は、切断上端位置において図23
(b)に示すように、エアシリンダ117のピストン117aをやや後退させ、刃先端部
Dを前方に突出させるようにして前進させることによって、刃先端部Dが先行して棘突起
34をガイドとして利用し、棘突起34と肉との境界に進入する。
そして挿入後は、ピストン117aを矢印h方向に前進させて、図24(b)に示すよ
うに、刃先端部Bが垂直方向下方に向くようにする。これによって切断刃114が進行方
向(下方)kに下降する時に、直線状の骨当て部Bが棘突起34と乳頭突起161との間
の付け根凹部162に当接した状態でガイドの役割を果たしながら、刃先端部Dが先行し
て下降し、棘突起34の付け根側から棘突起34の肉分離を行ない、これに刃本体部の傾
斜部Eが続いて肉分離を行なう。
このように切断刃114が棘突起34に進入するときは、刃先端部Cを上向きに傾け、
刃先端部Cを先行させて進入させるので、棘突起34をガイドとして利用し、棘突起34
と肉との境界にスムーズに進入することができる。
また切断刃114を下降させて肉分離を行なう時は、直線状の骨当て部Bが棘突起34
と乳頭突起161との間の付け根凹部162に平行に当接した状態でガイドの役割を果た
しながら、刃先端部Dが先行して下降し、棘突起34の先端側よりも先に棘突起34の付
け根側から棘突起34の肉分離を行なうため、ロース肉の芯を傷つけることもなく、また
刃が棘突起34間から抜けてしまうことを防ぐとともに、安定した高い歩留まりを維持す
ることができる。
なお骨当て部Bの長さは、棘突起34間からの刃の抜けを防止するため、少なくとも棘
突起34間の間隔以上に設定し、また棘突起34と肉とを分離する時の摩擦抵抗を少なく
することを考慮して、棘突起間の間隔Lの2〜3倍とするのが好ましい。
図28は、従来使用されている切断刃01の形状を参考までに示したものである。図2
8において、従来の切断刃01は、I部において刃先が形成されたものであり、その刃先
部Fは、両刃形状でないため、肉に食い込むことができず、棘突起と肉との境界に投入す
ることが困難である。
また先端部Gに本発明のような骨当て部B及び刃先端部Dが形成されていないので、棘
突起と乳頭突起の間でガイドされず、そのため刃が棘突起間から抜けたり、ロース肉を傷
つけてしまい、肉分離処理が安定しない。
即ち曲折部03のほうが先端部Gよりも先行して分離処置を行なうために、棘突起間か
ら抜けやすくなるとともに、ロース芯を傷付けやすくなる。このように曲折部03側が先
行してカットを行なうために、肉分離時に刃が骨及び肉の形状に追従できない。
このように前記第1実施例によれば、大掛かりな装置構成を要することなく、頭なし枝
肉の固定と芯出しとを容易にすることにより、従来困難であった枝肉の棘突起とそれに付
着した肉との分離を自動化した装置を実現することができ、これによって手作業を排し、
作業能率を大幅に向上させることができる。
即ち搬送部Tによって一対の枝肉MR、MLを互いに対面した状態でギャンブレル11
に足首を支持させて逆さに吊り下げ、搬送方向に沿って前後させながら水平方向に搬送す
るとともに、一対の枝肉を検知ステーションSの検知位置及び切断ステーションCの切断
位置で停止するように間欠的に送り出すように構成しているため、前記検知工程および切
断工程時における頭なし枝肉の固定と芯出しとを容易にすることができる。
また検知ステーションSでの検知位置及び切断ステーションCでの切断位置でギャンブ
レル11を固定する固定部41及び固定装置80のよって、前記検知位置及び前記切断位
置で枝肉を確実に停止させ、検知工程)及び切断工程の実施を容易にしている。
また棘突起34の分離のための切断上端及び切断下端を検知する検知手段50及び60
を具備し、個々の枝肉ごとに前記切断上端及び切断下端を事前に検知しているので、枝肉
に大小の固体差がある場合でも、個々の枝肉の棘突起の切断位置を正確に把握することが
できる。
また切断ステーションCにおいて、ワーク開きガイド100によって一対の枝肉の間隔
を開いた上で、背骨固定ガイド112を枝肉間に挿入し、背骨固定ガイド112のガイド
面112aを背割り面sに当接し、さらに背骨固定ガイド112の先端に設けたローラ1
13のローラ面によって背骨37の先端面を固定した状態で棘突起34に付着した肉を切
断するようにしているので、背骨固定ガイド112を背割り面sの間に確実に挿入するこ
とができるとともに、切断刃114を棘突起34及び乳頭突起161間に確実に挿入する
ことができる。
また切断刃114の枝肉への挿入時及び棘突起の切断時に、足首押え装置120、カッタ投入用押え130又はカット用押え140等によって枝肉を押えながら切断工程を行なうので、切断刃114が正確に棘突起34と乳頭突起161との間に位置決めでき、従って棘突起に付着した肉の分離を確実に行なうことができる。
また図27に示す構造を有する切断刃114を用いて、棘突起34と肉との分離行ない、棘突起への挿入時には、刃先端部Cを前方に向けた状態で挿入することによって、刃先端部Cがガイドの役割を果たし、棘突起と肉との間への進入を容易にすることができる。
また骨当て部Bの長さを棘突起間の長さの2倍にしていることで、切断刃が棘突起間から抜けてしまうことがない。
また切断刃114を下降させる時は、エアシリンダ117のピストン117aを突出させて、骨当て部Bがほぼ垂直になるように刃先を下方に向けた状態で下降させるため、刃先端部Cが先行して棘突起と肉の分離を行ない、刃先端部Cに連なる骨当て部Bがこれに続くことで、棘突起と乳頭時との間の付け根凹部162から先行して肉分離が行なわれ、付け根部162から棘突起先端側に向けて肉分離が行なわれるため、刃先の抜けが防止されるとともに、骨に残肉が残らず、安定した歩留まりを持つことが可能になる。
本発明によれば、豚、牛、羊等家畜類の棘突起とそれに付着する肉との分離処理を行なうに際し、大掛かりな装置構成を要することなく、頭なし枝肉の固定と芯出しとを容易にすることにより、従来困難であった枝肉の棘突起とそれに付着した肉との分離を自動化するとともに、安定した歩留まりをもつ装置を実現し、これによって手作業を排し、作業能率を大幅に向上させることができる。
本発明の第1実施例の全体立面図である。 第1実施例の全体左側面図である。 第1実施例の全体平面図である。 第1実施例の上部枝肉搬送部を取り去って示す全体平面図である。 (a)及び(b)は、第1実施例の枝肉の搬送手段(枝肉前進時)を示す平面図及び立面図である。 (a)及び(b)は同じく枝肉搬送手段(ストッパ前進時)を示す平面図及び立面図である。 (a)及び(b)は、第1実施例の検知ステーションSにおけるギャンブレル固定手段(固定前)を示す平面図及び立面図である。 (a)及び(b)は同じくギャンブレル固定手段(固定後)を示す平面図及び立面図である。 第1実施例の棘突起の切断上端を検知するための装置を示す斜視図である。 第1実施例の棘突起の切断上端を検知するための装置を示す斜視図である。 第1実施例の棘突起の切断下端を検知するための装置を示す斜視図である。 第1実施例の棘突起の切断下端を検知するための装置を示す斜視図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいて切断位置に停止した枝肉を固定する固定手段(前進前)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいて切断位置に停止した枝肉を固定する固定手段(前進後)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいて切断位置に停止した枝肉を固定する固定手段(アーム拡開後)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいてワーク開きガイド(前進前)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいてワーク開きガイド(前進後)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいてカッタユニット(前進前)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいてカッタユニット(前進前及び固定後)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおける足首押え手段を示す立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおける足首押え手段を示す平面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおける足首押え手段を示す側面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいてカッタユニット(前進後)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいてカッタユニット(前進後)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおいてカッタユニット(下降時)を示し、(a)は平面図、(b)は立面図である。 (a)及び(b)は、棘突起及び乳頭突起を示す立面図及び側面図である。 第1実施例の切断ステーションCにおける切断刃を示し、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は枝肉挿入時の平面図、(d)は枝肉挿入時の側面図、(e)は(b)中のe矢視図である。 従来の切断刃を示し、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は枝肉挿入時の平面図、(d)は枝肉挿入時の側面図、(e)は(b)中のe矢視図である。
符号の説明
1 垂直フレーム
2 水平フレーム
3,4,5 ガイドレール
11 ギャンブレル
12 ギャンブレル基部
13 トロリ
14 丸棒
21 レール
22,44,72,83,86,101,117、121,131,141 エアシリンダ
23 第1のプッシャ
24 第2のプッシャ
25a、25b 支持バー
26 連結棒
27 ストッパ
34 棘突起
35 肋骨
37 背骨
41 ギャンブレル固定部
42 案内ガイド
43 固定ブロック
43a 溝
44a、117a、121a、131a、141a ピストン
50 切断上端検知装置
51a、51b 61a、61b検出治具
52a、52b スライダ
53 レール
54,111 基板
55 前後方向駆動機構
56 上下方向駆動機構
57,63 検知ユニット
58 尾骨
59 恥骨
60 切断下端検知装置
62 支持板
64,85 ガイドレール
65 感知センサ
66 支持ブラケット
71 寄せアーム
81,82 基部
84 ボックス
87 リンク
88,118,142a 支点
89a、89b アーム
90,116,143,144 支軸
100 ワーク開きガイド
110 カッタ装置
112 背骨ガイド
113 ローラ
114 切断刃
115 カッタユニット
120 足首押え装置
122 押え部材
123 プレート
124 補強バー
125 支持ガイド
126 テーパ板
130 カッタ投入用押え
132,145 湾曲部
140 カット用押え
142 腕
146 バネ
150 昇降装置
151 サーボモータ
152 駆動側スプロケットホィール
153 従動側スプロケットホィール
154 チェーン
161 乳頭突起
162 付け根凹部
163 基部
163a テーパ面
164,166、02,03 曲折部
165 刃本体部
A、F 刃先部
B 骨当て部
C 切断ステーション
D 刃先端部
E 傾斜部
01 従来の切断刃
S 検知ステーション
W 待機ステーション
MR、ML 枝肉
T 搬送部

Claims (7)

  1. 背骨又は基幹となる骨から突起し間隔をもってほぼ同一方向に列状に並んだ複数の骨から該骨に付着した肉を分離するための刃具において、
    板状の基部から該基部に対し斜め方向に第1の曲折部を介して延設された板状の刃本体部と、
    該刃本体部の先端から突設され前記基部に対する前記刃本体部の曲折方向と同一方向に前記刃本体部から第2の曲折部を介して曲折した刃先端部とからなり、
    前記第2の曲折部に対し前記刃先端部を挟んで対向した位置にある前記刃先端部から前記刃本体部に連なる部分にほぼ直線状の骨当て部を設け、
    少なくとも前記第1及び第2の曲折部から前記刃先端部を経て前記骨当て部に至る部分に刃先を形成してなることを特徴とする骨付き肉の骨分離用刃具。
  2. 前記骨当て部の長さを列状に並んだ前記骨の間隔以上に構成したことを特徴とする請求項1記載の骨付き肉の骨分離用刃具。
  3. 前記骨当て部の長さを列状に並んだ前記骨の間隔の2〜3倍に構成したことを特徴とする請求項1記載の骨付き肉の骨分離用刃具。
  4. 前記骨当て部を前記基部に対してほぼ直行する方向に設けたことを特徴とする請求項1記載の骨付き肉の骨分離用刃具。
  5. 前記骨当て部に刃先を両刃に形成したことを特徴とする請求項1記載の骨付き肉の骨分離用刃具。
  6. 背骨又は基幹となる骨から突起し間隔をもってほぼ同一方向に列状に並んだ複数の骨から該骨に付着した肉を分離するための刃具を用いた骨付き肉の骨を分離する切断方法において、
    板状の基部から該基部に対し斜め方向に第1の曲折部を介して延設された板状の刃本体部と、
    該刃本体部の先端から突設され前記基部に対する前記刃本体部の曲折方向と同一方向に前記刃本体部から第2の曲折部を介して曲折した刃先端部とからなり、
    前記第2の曲折部に対し前記刃先端部を挟んで対向した位置にある前記刃先端部から前記刃本体部に連なる部分にほぼ直線状の骨当て部とからなる刃具を用い、
    前記刃具を前記列状の骨と肉との境界の分離上端に位置させるステップと、
    前記刃具の前記刃先端部を前側に突出させるように前記基部を上向きにして前記骨と肉との境界に進入させるステップと、
    前記刃先端部が前記列状の骨の前記背骨又は基幹となる骨に対する付け根部分に到達したら、前記刃先端部を下方に向けるステップと、
    その後前記骨当て部を前記付け根部分に当接した状態で前記刃具を前記境界に沿って前記列状の骨と肉との分離下端まで下降させるステップとからなることを特徴とする骨付き肉の骨を分離する切断方法。
  7. 前記刃具を背骨から突出した棘突起と肉との境界の分離上端に進入させるステップと、
    前記刃先端部が棘突起と乳頭突起との間の付け根凹部に到達したら、前記刃先端部を下
    方に向けるステップと、
    その後前記骨当て部を前記付け根凹部に当接した状態で前記刃具を分離下端まで下降さ
    せるステップとからなることを特徴とする請求項6記載の骨付き肉の骨を分離する切断方
    法。
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