JP4748420B2 - 架設作業用桁を用いた波形鋼板ウェブ橋の構築方法 - Google Patents

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本発明は、架設作業用桁を用いた波形鋼板ウェブ橋の構築方法に関し、架設作業用桁に波形鋼板ウェブを支持させて先行施工した後に、この波形鋼板ウェブに上下床版を施工し、波形鋼板ウェブに上床版の荷重を支持させることによってワーゲンの軽量化と施工の容易化および工費の低減化を図った波形鋼板ウェブ橋の構築方法に関する。
波形網板ウェブ橋は高速道等で多く用いられており、大部分は張り出し架改工法によって施工されている。例えば、従来、図10に示すように、波形鋼板ウェブ1の上に上床版2を、また該波形鋼板ウェブ1の下部間に下床版3をそれぞれ場所打ちコンクリートによって一体に成型し、全体が羽子系をした波形鋼板ウェブ箱桁4を橋桁方向に順次延長させて橋梁を架設する工法が知られている。
例えば、図11に示すように橋桁の既設部分(n−1)の上に移動台車5を設置し、この移動台車5から垂れ下げた吊材6を介して作業台7を支持させ、この作業台7に場所打ちの上床版および下床版の荷重およびこれらを成型するための型枠やその他の機材を支持させて現場打ちを行って箱形の橋桁先頭ブロック(n)を成型し、その後に移動台車5を次の先頭ブロックの成型位置に移動して波形鋼板ウェブ箱桁を順次延長することによって橋梁を構築する(例えば特許文献1)。
上記移動台車の一例として、図12に示すように、平行四辺形状に組み合わされた主構10、該主構10の上端に設置された横梁11、該横梁11に垂下された吊材12を有し、レール13に走行自在に設置されているものが知られている(例えば特許文献2)。
また、図13に示すように、移動台車とエレクションノーズを用いた架設方法も従来知られている。この架設方法は、橋桁15の上に移動台車16とエレクションノーズ17を載置し、エレクションノーズ17の先端に接合部用足場28と架設用足場29を吊下支持させると共に、桁吊り装置18を設けてプレキャストブロック19を吊下支持させ、該ブロック19を吊り下げた状態で橋桁15の先端に上記ブロック19を接合して橋桁を延設する方法である。
特開2000−110114号公報 特開平10−88521号公報
従来のPC波形鋼板ウェブ箱桁による橋桁の構築方法では、上下の床版を成型するための型枠や、打設したコンクリート等の多くの荷重を移動台車に受け持たせるため、移動台車が大型で複雑な構造とならざるを得ず、コスト高になると共に重量も大きくなり、片持ち式に延長される桁の下向きのモーメントが大きくなり、設計条件にも制約を及ぼすという問題があった。
本発明は、上述の如き従来の問題に鑑み、従来の移動台車に代えて架設作業用桁を用い、架設作業用桁に波形鋼板ウェブを支持させて先行施工した後に、この波形鋼板ウェブに上下床版を施工し、波形鋼板ウェブに上床版の荷重を支持させることによってワーゲンの軽量化と施工の容易化および工費の低減化を図った波形鋼板ウェブ橋の構築方法を提供するものである。
従来方法の上記問題を解決して初期の目的を達成する請求項1に記載する発明は、既設の完成橋桁の先端に、橋梁延長方向に向けた複数の波形鋼板ウェブと、該波形鋼板ウェブの下端間にコンクリート打設によって成型された下床版と、前記波形鋼板ウェブ上端間に跨らせてコンクリート打設によって成型された上床版とからなる箱桁によって構成される第一延長部を延設し、該第一延長部の先端に前記箱桁からなる第二延長部を延設する作業を繰り返して施工する波形鋼板ウェブ橋の構築方法において、
(イ)既設の完成橋桁の先端に複数の波形鋼板ウェブと下床版とによって構成され、上床版未施工の第一延長部を突設しておき、
(ロ)前記既設の完成橋桁上の上床版上と、該既設の完成橋桁から突設された上床版未構築の前記第一延長部の波形鋼板ウェブ先端部上とにそれぞれ支柱を介して支持させて複数の架設作業用桁を橋梁延長方向に突設し、前記支柱の内の架設作業用桁先端側の支柱を前記第一延長部の波形鋼板ウェブ先端上に支持させ、
(ハ)該架設作業用桁に設置した走行自在な吊り下げ手段によって新たに延長させる波形鋼板ウェブを前記第一延長部の波形鋼板ウェブ先端位置まで移動させ、該第一延長部の波形鋼板ウェブ先端に連結させて第二延長部の波形鋼板ウェブを延設し、
(ニ)前記架設作業用桁に支持させて第二延長部の波形鋼板ウェブ下端間の下床版コンクリート打設型枠を組んで該第二延長部の下床板コンクリートを打設するとともに、
(ホ)前記第一延長部の上床板用型枠を、前記第一延長部内の支保工及び前記架設作業用桁に支持させた支保工上に第一延長部用の上床版用型枠を組み、該型枠内にコンクリートを打設して第一延長部の上床版を形成し、
(ヘ)しかる後、前記架設作業用桁を橋梁延長方向に移動させて前記(ロ)の状態とし、前記ハ〜ホの工程を繰り返して箱桁を延設することを特徴とする。
請求項2に記載する発明の特徴は、請求項1の構成に加えて、前記架設作業用桁に沿って橋梁延長方向に走行する第1吊下手段と、該架設作業用桁に対して橋梁幅方向に走行する第2走行手段とを設け、第1吊下手段によって吊下支持した波形鋼板ウェブを架設作業用桁に沿って橋桁先端に移動させた後に、第2吊下手段によって波形鋼板ウェブを掴み換えさせ、第2吊下手段に吊下げた波形鋼板ウェブを橋梁幅方向に移動させて施工位置に合わせ、先に施工されている波形鋼板ウェブ先端に接合することにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加えて、前記架設作業用桁から垂下した複数の吊材に床板を吊下支持させて橋桁の下方に作業足場を形成し、波形鋼板ウェブの底部に上記作業足場から型枠を組み立て、下床版を打設成型することにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1〜3の何れか1の請求項の構成に加えて、前記第二延長部の波形鋼板ウェブ下端間の下床版を成型した後に、前記第一延長部の上床版をコンクリート打設成型することにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項1〜5の何れか1の請求項の構成に加えて、架設作業用桁に支持させた第一延長部下の作業足場上にあって、該第一延長部の波形鋼板ウェブの側方に延びる部分に支保工を設け、該支保工に上床版用型枠を支持させて上床版を施工することにある。
本発明の構築方法は、架設作業用桁に設置した走行自在な吊下手段によって第二延長部用の波形鋼板ウェブを吊下支持させ、該波形鋼板ウェブを先端の施工位置に移動させ、先に施工されている第一延長部の先端に波形鋼板ウェブ先端に接合し、その波形鋼板ウェブ下端に波形鋼板ウェブに下床版を打設することによって新たな第二延長部を延設するとともに、先に施工されている上床版未施工の第一延長部上に上床版を成型するものであるため、比較的重量の少ない下床版は架設作業用桁によって支持するが、コンクリート重量の大きい上床版の荷重は下床版が成型された第一延長部によって支えるので、架設作業用桁には従来のような大荷重がかからず、従って、架設作業用桁を軽量化することができる。
なお、従来の架設方法のように、波形鋼板ウェブに架設作業の全荷重を載荷させると、これを支えるために上下鋼フランジを厚くしなければならず、全体荷重が増し、また、桁高が低くなると、下フランジの圧縮力が大きくなり、圧縮力の増加による座屈等を防止するため、ブロック長を長くすることができなくなる。本発明の構築方法によれば、作業時の荷重が架設作業用桁と波形鋼板ウェブ箱桁とに分担されているので、従来の架設方法におけるこのような問題を生じない。
さらに、架設作業用桁に加わる負荷が従来の架設方法よりも小さいので、施工ブロックを長くすることができ、施工期間を短縮することができる。具体的には、例えば、従来の架設台車を用いた施工方法では施工長が1ブロックであるのに対して、本発明の施工方法によれば施工長を2ブロックにすることができる。
また、本発明の構築方法は、波形鋼板ウェブの下端間に下床版を打設して第一延長部を成型し、この第一延長部に荷重を載荷するので、断面剛性が高い状態の載荷となり、鋼材の応力度、変形等を低くすることができる。さらに、ガーターワーゲンに作用する転倒モーメントは1ブロック分の底版コンクリート(下床版)荷重のみとなるため、架設作業用桁を支える後方アンカーを簡易なものとすることができる。
本発明の構築方法は、前方の横梁は底版のみの荷重を波形鋼板ウェブの外側で支える構造となるため、大きな横梁を必要としない。一方、後方の横梁は張り出し床版の荷重および側面足場の荷重のみを支えればよいので、前方梁と同様に大きな横梁を必要としない。また、ストラット等があっても側面足場で容易に支持して施工することができる。
本発明の構築方法は、下床版を先行施工して第一、第二延長部を橋桁先端に成型するので、波形鋼板ウェブ間の上床板は波形鋼板ウェブ箱桁内に設けた支保工によって施工することができ、型枠の設置が容易である。また、架設用部材は既存の機材(エレクションノーズ等)を使用することができ、特有の機材を必要としないので、容易に実施することができる。さらに、本発明の構築方法によれば、張り出し施工中に圧縮応力が作用する桁下面部が、コンクリート底版として先行施工されるために、コンクリートと比べて圧縮に弱い鋼フランジ厚を薄いものとするか、場合によっては不要とすることも可能となり、鋼材量を軽減することができ、工費の削減を図ることができる。
以下、本発明の構築方法を図面に示す実施例に基づいて説明する。
本発明の構築方法の施工工程を図1〜図9に示す。図1は前工程が終了した時点の状態を示しており、図に示すように、前工程が終了した施工箇所は、波形鋼板ウェブ40aと下床版50aとからなり、上床版が未施工の状態の第一延長部41aが、完成橋桁20の先端部に成型されており、この第一延長部41aの先端部上側と先に施工が完了している既設の完成橋桁20部分の上床版60上に、支柱22,23を介して橋桁方向に延びる架設作業用桁21が載設されている。また、図6に示すように、架設作業用桁21と支柱23との間には架設作業用桁21の浮き上がりを防止する係合手段27が設けられている。図示する係合手段27はL字型の形状を有し、その下端部が支柱に固定され、先端の屈曲部が架設作業用桁21に係合している。
架設作業用桁21は複数の横梁24a,24bにて連結されており、該横梁24a,24bから垂下した複数の吊材25によって床板による作業足場26が吊下支持されている。尚、この横梁の内、上床版未施工の第一延長部41aの上方位置にある横梁24b,24bは、図7、図8に示すように、第一延長部41aの下床版50aを成型するに必要な作業足場26aを支持できる長さであれば良く、また、図9に示すように、上床版60aの上方に位置する横梁42bは、上床版成型の際に必要な作業足場26bを支持できる長さのものが使用されている。
図1に示す前工程が終了した時点の状態から、図2に示すように、図1に示す前工程の施工後に架設作業用桁21を支持している支柱22,23を既設部分の先端に突設されている第一延長部41aの先端部上及び既設部分の上床版60の先端部分に移し変える作業、即ち、前記支柱22,23の内の架設作業用桁先端側の支柱22を前記第一延長部41aの波形鋼板ウェブ40a先端上に支持させる作業を行う。
架設作業用桁21には、図7、図8に示すように、新設しようとする第二延長部の波形鋼板ウェブ40bを桁方向に移動する移送装置Aと、波形鋼板ウェブ40bを横梁方向に移動する移送装置(横取り装置)Bが設けられている。上記移送装置Aは、架設作業用桁21に沿って桁方向に延びるレール30と、該レール30に沿って走行する第1吊下手段31によって形成されている。また、上記移送装置Bは、架設作業用桁21の横梁24aに沿って延びるレール32と、該レール32に沿って走行する第2吊下手段33によって形成されている。
図2に示す支柱移し変え作業の後、図3に示すように、新設しようとする波形鋼板ウェブ40bを既設橋桁20内から設置位置への搬送作業を行う。波形鋼板ウェブ40bは第1吊下手段31によって吊下支持された状態で架設作業用桁21に沿って移送させ、橋桁先端20aの位置に搬入させる。次に、図7および図8に示すように、波形鋼板ウェブ40bを、第1吊下手段31から第2吊下手段33によって掴み換え、第2吊下手段33に吊下支持させた状態で横梁方向に移動させ、橋桁先端部20aの横幅に対応する施工位置に合わせ先に施工されている第一延長部41aの波形鋼板ウェブ40aの先端に連結させる。
次いで、図4に示すように、架設作業用桁21を前方に移動させ、架設作業用桁21上の横梁24a,24b,24bに吊り下げ支持されている床板からなる作業足場26を図5に示すように、新しく延長させた第二延長部41bの波形鋼板ウェブ40b及び先に施工されている上床版未施工の第一延長部41a下に移動させる。
この作業足場26上の支保工52に支持させて下床版50成型用の型枠51を組み立てる。該型枠51内に必要な配筋を施した後、コンクリートを打設して下床版50bを成型する。この下床版50bおよび両側の波形鋼板ウェブ40bによって第二延長部41bが成型される。
一方、図9に示すように、架設作業用桁後部においては、先に施工されている第一延長部41aの桁内に支保工42を設け、箱桁上部上床版用型枠61を組み立てるとともに、波形鋼板ウェブ箱桁の下側に設けられた作業足場26を利用し、既設の第一延長部41aの側方に延びる作業足場26上に支保工43を設け、箱桁側部張出部上床版用型枠62,62を組み立て、それらの型枠内に配筋後、コンクリートを打設して上床版60aを成型する。
このようにして、新たに突設された第二延長部41bの波形鋼板ウェブ40b間の下床版50b、及び先に施工されている第一延長部41a上の上床版60aを成型することによって1つの延設工程を終了し、この工程を繰り返して橋桁20を順次延設させる。
尚、上述の実施例では、新設の波形鋼板ウェブ40b間に下床版50bを打設した後、既設の第一延長部41a上の上床版60aを成型するようにしているが、場合によっては両床版のコンクリート打設は同時に行っても良く、上記上床版60aの成型後上記下床版50bの成型を行ってもよい。
本発明の構築方法による施工箇所について、前工程の終了状態を示す側面図である。 本発明の構築方法による施工箇所について、支柱の移動工程を示す側面図である。 本発明の構築方法による施工箇所について、波形鋼板ウェブの搬入と仮止め工程を示す側面図である。 本発明の構築方法による施工箇所について、下床版の施工と架設作業用桁の移動工程を示す側面図である。 本発明の構築方法による施工箇所について、上床版の施工工程を示す側面図である。 架設作業用桁と支柱の係合状態を示す断面図である。 本発明の構築方法による施工箇所の先端部を示す横梁方向の正面図である。 本発明の構築方法による施工箇所の先端部を示す横梁方向の正面図である。 本発明の構築方法による後方の施工箇所を示す正面図である。 従来の波形鋼板ウェブ箱桁の施工方法を示す正面図である。 従来の波形鋼板ウェブ箱桁の施工方法を示す側面図である。 従来の移動台車による施工方法を示す側面図である。 従来の移動台車とエレクションノーズによる施工方法を示す側面図である。
1 波形鋼板ウェブ
2 上床版
3 下床版
4 波形鋼板ウェブ箱桁
5 移動台車
6 吊材
7 作業台
10 主構
11 横梁
12 吊材
13 レール
15 橋桁
16 移動台車
17 エレクションノーズ
18 桁吊り装置
19 プレキャストブロック
20 橋桁
20a 橋桁先端部
21 架設作業用桁
22、23 支柱
24a,24b 横梁
25 吊材
26 作業足場
27 係合手段
28 接合部用足場
29 架設用足場
30 レール
31 第1吊手段
32 レール
33 第2吊手段
40a,40b 波形鋼板ウェブ
41a 第一延長部
41b 第二延長部
42、43 支保工
50a,50b 下床版
51 型枠
60,60a 上床版
61,62 上床版用型枠

Claims (5)

  1. 既設の完成橋桁の先端に、橋梁延長方向に向けた複数の波形鋼板ウェブと、該波形鋼板ウェブの下端間にコンクリート打設によって成型された下床版と、前記波形鋼板ウェブ上端間に跨らせてコンクリート打設によって成型された上床版とからなる箱桁によって構成される第一延長部を延設し、該第一延長部の先端に前記箱桁からなる第二延長部を延設する作業を繰り返して施工する波形鋼板ウェブ橋の構築方法において、
    (イ)前記既設の完成橋桁の先端に複数の波形鋼板ウェブと下床版とによって構成され、上床版未施工の第一延長部を突設しておき、
    (ロ)前記既設の完成橋桁上の上床版上と、該既設の完成橋桁から突設された上床版未構築の前記第一延長部の波形鋼板ウェブ先端部上とにそれぞれ支柱を介して支持させて複数の架設作業用桁を橋梁延長方向に突設し、前記支柱の内の架設作業用桁先端側の支柱を前記第一延長部の波形鋼板ウェブ先端上に支持させ、
    (ハ)該架設作業用桁に設置した走行自在な吊り下げ手段によって新たに延長させる波形鋼板ウェブを前記第一延長部の波形鋼板ウェブ先端位置まで移動させ、該第一延長部の波形鋼板ウェブ先端に連結させて第二延長部の波形鋼板ウェブを延設し、
    (ニ)前記架設作業用桁に支持させて第二延長部の波形鋼板ウェブ下端間の下床版コンクリート打設型枠を組んで該第二延長部の下床板コンクリートを打設するとともに、
    (ホ)前記第一延長部の上床板用型枠を、前記第一延長部内の支保工及び前記架設作業用桁に支持させた支保工上に第一延長部用の上床版用型枠を組み、該型枠内にコンクリートを打設して第一延長部の上床版を形成し、
    (ヘ)しかる後、前記架設作業用桁を橋梁延長方向に移動させて前記(ロ)の状態とし、前記ハ〜ホの工程を繰り返して箱桁を延設することを特徴とする波形鋼板ウェブ橋の構築方法。
  2. 前記架設作業用桁に沿って橋梁延長方向に走行する第1吊下手段と、該架設作業用桁に対して橋梁幅方向に走行する第2走行手段とを設け、第1吊下手段によって吊下支持した波形鋼板ウェブを架設作業用桁に沿って橋桁先端に移動させた後に、第2吊下手段によって波形鋼板ウェブを掴み換えさせ、第2吊下手段に吊下げた波形鋼板ウェブを橋梁幅方向に移動させて施工位置に合わせ、先に施工されている波形鋼板ウェブ先端に接合する請求項1に記載の波形鋼板ウェブ橋の構築方法。
  3. 前記架設作業用桁から垂下した複数の吊材に床板を吊下支持させて橋桁の下方に作業足場を形成し、波形鋼板ウェブの底部に上記作業足場から型枠を組み立て、下床版を打設成型する請求項1又は2に記載の波形鋼板ウェブ橋の構築方法。
  4. 前記第二延長部の波形鋼板ウェブ下端間の下床版を成型した後に、前記第一延長部の上床版をコンクリート打設成型する請求項1〜3の何れか1に記載の波形鋼板ウェブ橋の構築方法。
  5. 前記架設作業用桁に支持させた第一延長部下の作業足場上にあって、該第一延長部の波形鋼板ウェブの側方に延びる部分に支保工を設け、該支保工に上床版用型枠を支持させて上床版を施工する請求項1〜4の何れか1に記載の波形鋼板ウェブ橋の構築方法。
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