JP4748289B2 - 点眼剤、眼科用組成物及び吸着抑制方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼科用組成物がユニットドース(ディスポーザブル)容器に充填されたタイプの清涼化剤配合点眼剤に関する。また、本発明は、清涼化剤を含有するユニットドース容器充填用眼科用組成物に関する。更に、本発明は、眼科用組成物中の清涼化剤がユニットドース容器に吸着するのを抑制する吸着抑制方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年のドライアイ患者やコンタクトレンズ、特にソフトコンタクトレンズ使用者の急増により、また、長時間のOA機器使用による疲れ目、乾き目症状の増加により、1日5〜6回以上、あるいは1日7回以上の頻回点眼を行う場合が増えており、それに適した点眼剤などの眼科用組成物に対する需要が高まっている。
【0003】
しかしながら、一般の点眼剤には2次汚染を防ぐ目的から防腐剤が配合されており、頻回点眼を行うと様々な眼障害を引き起こす恐れがある。そのため、これらの患者に対しては防腐剤を含まない単回あるいは数回までの使用の使い捨てタイプであるユニットドース点眼剤が好ましい。一方、メントールなどの清涼化剤は、上記症状に有効な成分で、しかもさわやかな使用感が得られるので、眼科用組成物の配合成分として好ましいが、ユニットドース容器の主材質であるポリエチレンなどの樹脂に対して吸着しやすいため、清涼化剤を配合したユニットドース容器充填用眼科用組成物はなかった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ユニットドース(ディスポーザブル)容器に充填された清涼化剤を配合した点眼剤、清涼化剤を含有するユニットドース容器充填用眼科用組成物及び清涼化剤を含有するユニットドース点眼剤において、清涼化剤のユニットドース容器への吸着を抑制する吸着抑制方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、後述する実施例に示すように、清涼化剤を含有する眼科用組成物に多価アルコール類、界面活性剤及びシクロデキストリン類から選ばれる少なくとも1種以上の成分を同時に配合することにより、清涼化剤のディスポーザブル(ユニットドース)容器に対する吸着を抑制し、同時にドライアイやコンタクトレンズ装着による目の疲れなどのトラブルを緩和し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
即ち、本発明は下記発明を提供する。
[1].眼科用組成物が、内容積が0.1〜5mLのポリエチレン製ユニットドース容器に充填された点眼剤であって、上記眼科用組成物が、d−カンフル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネオール、l−メントール及びdl−メントールから選ばれる清涼化剤0.0001〜0.03g/100mLと、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーから選ばれる界面活性剤0.0001〜0.5g/100mLとを含有してなる(但し、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及びアルキルポリアミノエチルグリシンから選ばれる保存剤を含有するものを除く。)ことを特徴とする点眼剤。
[2].コンタクトレンズ装着時用の点眼剤である[1]記載の点眼剤。
[3].1日5〜6回以上の頻回点眼用点眼剤である[1]又は[2]記載の点眼剤。
[4].d−カンフル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネオール、l−メントール及びdl−メントールから選ばれる清涼化剤0.0001〜0.03g/100mLと、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーから選ばれる界面活性剤0.0001〜0.5g/100mLとを含有することを特徴とするユニットドース容器充填用眼科用組成物(但し、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及びアルキルポリアミノエチルグリシンから選ばれる保存剤を含有するものを除く。)
[5].d−カンフル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネオール、l−メントール及びdl−メントールから選ばれる清涼化剤0.0001〜0.03g/100mLを含有する眼科用組成物が、内容積が0.1〜5mLのポリエチレン製ユニットドース容器に充填された点眼剤において、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーよりなる群から選ばれる少なくとも1種以上の成分を、眼科用組成物中0.0001〜0.5g/100mL配合することを特徴とする清涼化剤の上記ユニットドース容器への吸着抑制方法(但し、上記眼科用組成物は、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及びアルキルポリアミノエチルグリシンから選ばれる保存剤を含有するものを除く。)。
【0007】
以下、本発明をより詳細に説明すると、本発明の必須成分である清涼化剤としては、例えばウイキョウ油、d−カンフル、dl−カンフル、クールミントNo.71212、ゲラニオール、ハッカ水、ハッカ油、ベルガモット油、d−ボルネオール、dl−ボルネオール(リュウノウ)、l−メントール、dl−メントール、ユーカリ油、リナロール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキシアミド(例えばWS−3、高砂香料工業(株))などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができるが、本発明の場合、2種以上を組み合わせて用いた方がより好ましい。本発明の清涼化剤としては、これらの中でも、特に、メントール、カンフル、ボルネオール等が眼の疲れに対する効果及び使用感の点からより好適である。
【0008】
本発明において上記清涼化剤の配合量は、特に制限されるものではないが、通常組成物全体に対して0.0001〜0.1g/100mLが好ましく、0.0005〜0.08g/100mLが特に好ましい。最も好ましくは、0.001〜0.02g/100mLの範囲である。配合量が少なすぎると、良好な乾燥感の低減と清涼感が得られ難くなる場合があり、多すぎるとユニットドース容器への吸着を充分に抑制することが困難となる場合がある。
【0009】
本発明の点眼剤は、上記清涼化剤と共に、吸着抑制剤を配合するものであり、該吸着抑制剤としては、例えば多価アルコール類、界面活性剤、シクロデキストリン類などが好適なものとして挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0010】
上記多価アルコール、界面活性剤、シクロデキストリン類は、本発明のユニットドース容器充填用眼科用組成物の(B)成分として配合されるものでもあり、上記多価アルコールとして、より具体的には、例えばエチレングリコール、プロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、マンニトールなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。本発明の多価アルコールとしては、これらの中でも、特に、プロピレングリコール、グリセリン等が吸着抑制効果が高いことから、より好ましい。
【0011】
上記界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(例えばHCO−60、日本サーファクタント工業(株))、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(例えばTO−10、日本サーファクタント工業(株))、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー(例えばポロクサマー407、日本油脂(株))、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、アルキルポリアミノエチルグリシン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、イミダゾリニウムベタイン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸ナトリウム、N−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、N−アシルタウリン塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。これらは、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0012】
本発明の界面活性剤としては、これらの中でも、特にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーなどが眼科用としての安全性や吸着抑制効果が高いことから、より好ましい。
【0013】
上記シクロデキストリン類としては、例えばα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン及びこれらの誘導体などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。本発明のシクロデキストリン類としては、これらの中でも、特に、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン及びγ−シクロデキストリンなどが吸着抑制効果が高いことから、より好ましい。
【0014】
従って、本発明の点眼剤に配合される吸着抑制剤、ユニットドース容器充填用眼科用組成物の(B)成分としては、プロピレングリコール、グリセリン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン及びγ−シクロデキストリンからなる群から選ばれる少なくとも1種以上であると、より効果的であり、また、本発明の吸着抑制方法は、これら特定成分によって上記清涼化剤のユニットドース容器への吸着をより効果的に抑制するものである。
【0015】
本発明において上記多価アルコール類、界面活性剤、シクロデキストリン類の配合量は、特に制限されるものではないが、上記多価アルコール類の配合量は、通常組成物全体に対して0.01〜10g/100mLが好ましく、より好ましくは0.02〜2g/100mLである。配合量が少なすぎると、上記清涼化剤のユニットドース容器に対する吸着を充分に抑制することが困難となる場合があり、多すぎると使用感が損なわれたり、製剤設計上の制限が生じる場合がある。また、同様の理由により、上記清涼化剤に対する配合割合は、上記清涼化剤に対して0.1〜100000倍量(質量比)であることが好ましく、より好ましくは1〜1000倍である。
【0016】
また、上記界面活性剤の配合量は、角膜への影響を考慮すれば、通常組成物全体に対して0.0001〜0.5g/100mLとすることが好ましく、特に好ましくは0.0005〜0.2g/100mL、最も好ましくは0.001〜0.1g/100mLである。また、上記清涼化剤に対する配合割合は、上記清涼化剤に対して0.001〜5000倍量(質量比)であることが好ましく、より好ましくは1〜1000倍である。この範囲となるように配合すると、上記清涼化剤のユニットドース容器に対する吸着抑制効果が特に良好である。
【0017】
更に、上記シクロデキストリン類の配合量は、通常組成物全体に対して0.001〜10g/100mLが好ましく、より好ましくは0.002〜5g/100mLである。配合量が少なすぎると、上記清涼化剤のユニットドース容器に対する吸着を充分に抑制することが困難となる場合があり、多すぎると使用感が損なわれたり、製剤設計上の制限が生じる場合がある。また、同様の理由により、上記清涼化剤に対する配合割合は、上記清涼化剤に対して0.01〜100000倍量(質量比)であることが好ましく、より好ましくは0.1〜1000倍である。
【0018】
本発明の眼科用組成物には、更に、アミノ酸類を含有させると、乾燥感の軽減とともに、コンタクトレンズ使用時の不快感、異物感がさらによく解消されるので、より好適である。ここで、アミノ酸類としては、例えばL−アスパラギン酸カリウム、L−アスパラギン酸マグネシウム、L−アスパラギン酸カリウムマグネシウム(等量混合物)、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、コンドロイチン硫酸ナトリウム、イプシロンアミノカプロン酸、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸ナトリウムなどが挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0019】
本発明の眼科用組成物に上記アミノ酸類を配合する場合、その配合量は、特に制限されるものではないが、通常組成物全体に対して0.01〜10g/100mLが好ましく、特に好ましくは、0.1〜5g/100mLである。配合量が少なすぎると、アミノ酸類の配合による上記効果が充分に得られない場合があり、多すぎると使用感が損なわれたり、製剤設計上の制限が生じる場合がある。
【0020】
なお、本発明の眼科用組成物は、本発明の効果を損なわない限り、上記成分に加えて、必要に応じて点眼剤などとして使用される眼科用組成物の調製に通常使用する各種成分をその通常の使用量において配合することができる。ここで、本発明の眼科用組成物は、ユニットドース容器に充填され、1〜6回程度の使い切りタイプとして好適に使用することができるので、防腐剤を無配合とすることも可能である。
【0021】
上記成分として、具体的には、例えば、グリチルリチン酸二カリウム、アラントイン、塩化ベルベリン、硫酸ベルベリン、アズレンスルホン酸ナトリウム、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛、塩化リゾチームなどの抗炎症剤、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(活性型ビタミンB2)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、ビタミンEアセテート、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール(ビタミンAパルミテート)などのビタミン類、エピネフリン、塩酸エピネフリン、塩酸エフェドリン、塩酸ナファゾリン、硝酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリン、塩酸テトラヒドロゾリン等の充血除去成分、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン剤、スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム、スルフイソキサゾール、スルフイソミジンナトリウムなどのサルファ剤、クロモグリク酸、クロモグリク酸ナトリウム、トラニラスト、ペミロラストカリウムなどの抗アレルギー剤、メチル硫酸ネオスチグミンなどの有効成分、及びホウ酸、ホウ砂、リン酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、結晶リン酸ナトリウム、リン酸二水素カリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、塩酸、水酸化ナトリウムなどのpH調節剤や緩衝剤、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、乾燥炭酸ナトリウム、硫酸マグネシウムなどの無機塩類、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(エデト酸ナトリウム)などの安定化剤、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、アスコルビン酸などの抗酸化剤、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ブドウ糖などの増粘剤、クロロブタノールなどの局所麻酔剤などの添加剤を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0022】
本発明による眼科用組成物は、pH5.0〜8.0に調整すると、上記清涼化剤のユニットドース容器に対する吸着抑制効果が特に良好となるので、より好適である。ここで、本発明の眼科用組成物のpHは、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ剤、塩酸、クエン酸、リン酸、酢酸、ホウ酸等の酸を用いて調整することができる。更に、本発明の眼科用組成物は、ホウ酸−ホウ砂等の緩衝剤を含有すると、より好適である。
【0023】
本発明の眼科用組成物は、その使用用途は特に制限されず、医療用、市販されている一般用を問わず点眼剤組成物、洗眼剤組成物として使用することができる。眼科用組成物は、上記必須成分、必要に応じて上記任意成分を配合し、常法に準じて点眼剤組成物、洗眼剤組成物などとして調製し得る。
【0024】
本発明は点眼剤容器として、ユニットドース容器を使用するものである。ここで、本発明のユニットドース容器は、内容積が0.1〜5mLの眼科用組成物を充填するための小容量の点眼剤容器であり、このようなユニットドース容器としては、例えば特開平8−34489号公報などに記載された一体成形型(成形充填同時システム)の容器を用いることができる。
【0025】
本発明において上記ユニットドース容器の材質などは特に制限されるものではなく、容器の主材質としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなど通常点眼剤容器として使用する素材が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明の場合、これらの中でも、特にポリエチレンは、容器の硬さが柔らかく、点眼しやすいので好ましい。また、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートは上記清涼化剤が吸着しにくいのでより好ましい。
【0026】
なお、上記容器の内容積は上述したように、0.1〜5mLであり、好ましくは0.3〜5mL、より好ましくは0.5〜3mLである。そして、これに充填する眼科用組成物の量は、容器容量の30〜80%が好ましく、40〜70%が特に好ましい。また、その量は、1〜6回分程度の点眼で使い切る量とすると、より好適である。
【0027】
本発明の点眼剤は、上記清涼化剤及び吸着抑制剤を含有する眼科用組成物をユニットドース容器に充填したものであり、本発明のユニットドース容器充填用眼科用組成物は、ユニットドース容器に充填されるものであるが、本発明の場合、ブローフィルシールシステムにより、上記眼科用組成物の調製からユニットドース容器への充填・包装までが常法により行うことができる。
【0028】
本発明の点眼剤は、その使用用途は特に制限されず、医療用、市販されている一般用を問わず人工涙液、一般点眼剤、抗菌点眼剤、洗眼剤等の各種用途に使用する1〜6回程度の使い切りタイプの点眼剤などとして好適に使用することができる。また、その投与量は、眼科的に許容される範囲であれば、特に制限はないが、例えば1回量1〜3滴を1日4〜10回投与することが好ましい。
【0029】
本発明の点眼剤は、上記清涼化剤を含有するので、特にドライアイ患者やコンタクトレンズ使用時の乾燥からくる眼の疲れに対して効果が高いことより、ドライアイ用点眼剤またはハードコンタクトレンズ、酸素透過型ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ、頻回交換型ソフトコンタクトレンズ、毎日交換型ソフトコンタクトレンズを装着した状態で点眼可能なコンタクトレンズ装着時用の点眼剤として有用である。また、本発明の点眼剤は、ユニットドース容器に充填した眼科用組成物が防腐剤を含有しない場合、コンタクトレンズを装着したままで点眼したり、頻回点眼用点眼剤として特に有用である。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、眼科用組成物に配合された清涼化剤のユニットドース容器への吸着が抑制されるので、ユニットドース容器に充填する眼科用組成物における上記清涼化剤の配合を可能とし、これによって、ドライアイやコンタクトレンズ装着時の目の疲れを軽減することができるユニットドース点眼剤(一回使い捨て型点眼剤)が得られる。さらに、本発明の点眼剤は、1〜6回分程度の使い捨てタイプの点眼剤として好適に使用できるため、防腐剤を無配合とすることも可能であり、この場合、角膜やソフトコンタクトレンズ物性に悪い影響がないため、ソフトコンタクト用点眼剤として特に有用である。
【0031】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0032】
〔実施例1〜9、参考例1及び比較例1,2〕
表1に示す組成に従って、ホウ酸0.5g、ホウ砂0.05g、塩化ナトリウム0.3g、エデト酸ナトリウム0.01gを滅菌精製水90gに溶解し、別にプロピレングリコール0.5gにl−メントール0.005gを溶解したものを加え、水酸化ナトリウム溶液を用いてpHを7.0に調整した後、滅菌精製水を加えて全量を100mLとして、眼科用組成物を得た。この眼科用組成物をろ過した後、4mLを内容積5mLのポリエチレン製のディスポーザブル(ユニットドース)容器に充填、密封して、参考例1の点眼剤を得た。
【0033】
実施例1〜9及び比較例1,2について、表1、3及び4に示す処方の眼科用組成物を実施例1と同様にして調製し、各眼科用組成物をろ過した後、4mLを表1、3及び4に示す材質からなる内容積5mLのユニットドース容器に充填、密封して、実施例1〜9及び比較例1,2の点眼剤を得た。各点眼剤につき、下記のユニットドース容器に対する清涼化剤の吸着試験、及びコンタクトレンズ使用者による目の疲れに対する改善効果のテストを行った。結果を表1、3及び4に併記する。
【0034】
<ユニットドース容器に対する清涼化剤の吸着試験>
上記実施例及び比較例の点眼剤を37℃の温度条件下で7日間静置した後、残液から清涼化剤を抽出し、ガスクロマトグラフ法により定量した。なお、内容積5mLの強化ガラス製容器に各眼科用組成物4mLを入れた点眼剤を同様に処理したものをコントロールとし、コンロトールに対する比率から実施例及び比較例の点眼剤のユニットドース容器に対する吸着率を計算し、下記評価基準に従って、各点眼剤における清涼化剤の容器への吸着性を評価した。
【0035】
<評価基準>
A:清涼化剤の容器に対する吸着率が1%未満の場合。
B:清涼化剤の容器に対する吸着率が1%以上5%未満の場合。
C:清涼化剤の容器に対する吸着率が5%以上の場合。
【0036】
<目の疲れに対する改善効果のテスト>
コンタクトレンズ使用者10名のボランティアにより、実施例及び比較例の点眼剤を1回の点眼量を1滴とし、1日6回で7日間適用した時の目の疲れに対する改善効果を下記評価基準に従って評価した。
【0037】
<評価基準>
◎:コンタクトレンズ装着時の目の疲れが顕著に軽減されたと答えた人の割合が70%以上の場合。
○:コンタクトレンズ装着時の目の疲れが軽減されたと答えた人の割合が50%以上70%未満の場合。
△:コンタクトレンズ装着時の目の疲れが軽減されたと答えた人の割合が50%未満の場合(装着時の使用に特に問題のない場合)。
【0038】
【表1】
1)HCO−60:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、日本サーファクタント工業(株)製)(以下、同様)
2)TO−10:ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート、日本サーファクタント工業(株)製(以下、同様)
容器の材質 PE:ポリエチレン
【0040】
【表3】
容器の材質 PE:ポリエチレン
【0041】
【表4】
Claims (5)
- 眼科用組成物が、内容積が0.1〜5mLのポリエチレン製ユニットドース容器に充填された点眼剤であって、上記眼科用組成物が、d−カンフル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネオール、l−メントール及びdl−メントールから選ばれる清涼化剤0.0001〜0.03g/100mLと、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーから選ばれる界面活性剤0.0001〜0.5g/100mLとを含有してなる(但し、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及びアルキルポリアミノエチルグリシンから選ばれる保存剤を含有するものを除く。)ことを特徴とする点眼剤。
- コンタクトレンズ装着時用の点眼剤である請求項1記載の点眼剤。
- 1日5〜6回以上の頻回点眼用点眼剤である請求項1又は2記載の点眼剤。
- d−カンフル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネオール、l−メントール及びdl−メントールから選ばれる清涼化剤0.0001〜0.03g/100mLと、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーから選ばれる界面活性剤0.0001〜0.5g/100mLとを含有することを特徴とするユニットドース容器充填用眼科用組成物(但し、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及びアルキルポリアミノエチルグリシンから選ばれる保存剤を含有するものを除く。)
- d−カンフル、dl−カンフル、d−ボルネオール、dl−ボルネオール、l−メントール及びdl−メントールから選ばれる清涼化剤0.0001〜0.03g/100mLを含有する眼科用組成物が、内容積が0.1〜5mLのポリエチレン製ユニットドース容器に充填された点眼剤において、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーよりなる群から選ばれる少なくとも1種以上の成分を、眼科用組成物中0.0001〜0.5g/100mL配合することを特徴とする清涼化剤の上記ユニットドース容器への吸着抑制方法(但し、上記眼科用組成物は、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及びアルキルポリアミノエチルグリシンから選ばれる保存剤を含有するものを除く。)。
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