JP4746855B2 - 血液塗抹標本作製装置 - Google Patents

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Description

この発明は、採取した血液や骨髄液等の塗抹標本を作製するための塗抹標本作製装置に関する。
従来から血液等を顕微鏡等で観察するために、スライドガラスへ血液等を滴下して引きガラス(塗抹部材)により塗抹を行い、観察用の標本を作製する塗抹標本作製装置が用いられている。
塗抹標本は検体ごとに含まれる粒子密度や粘度等の特性が異なっているため、常に一定の塗抹条件で塗抹を行うと、検体によっては観察に適さない塗抹標本になってしまうことがある。
そのため、血液分析装置からの測定結果に基づき検体ごとに塗抹条件が設定されるようにした塗抹標本作製装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−94159号公報
このような従来装置では、例えば、へマトクリット値に基づいて塗抹条件を決めるようにしている。また、血液の粘度はヘモグロビン量が多ければ粘度が高くなることが一般的であることからヘモグロビン量の測定結果に基づいて塗抹条件を設定することも考えられている。
また、上述した従来装置による塗抹の設定方法は、塗抹標本の作製を自動化するために非常に有用な方法であるが、特殊な検体への対応や様々なユーザーニーズへの対応については想定されていない。
例えば、白血病患者ではヘマトクリット値は正常であるかやや小さいくらいであるが白血病患者の白血球は弱く破壊されやすい性質があることがわかった。
このような患者の血液の塗抹標本を作製するときは白血球が壊れないようにするため、スライドガラス上の血液を引きガラスで塗抹する際に、通常のヘマトクリット値に基づく塗抹条件による標本より厚めの標本にする必要がある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、血液分析装置からのヘマトクリット値だけではなく、その他の分析結果に応じた塗抹条件に基づいて血液塗抹標本を作製することが可能な血液塗抹標本作製装置を提供するものである。
この発明は、血液分析装置に接続可能なコンピュータにネットワークを介して接続可能な血液塗抹標本作製装置であって、塗抹制御条件に基づいてスライドガラス上に血液塗抹標本を作製するための塗抹標本作製部と、ヘマトクリット値以外の血液分析装置による分析結果である血液の異常に関する異常メッセージと血球数について、異常メッセージと血球数の範囲との組合せに対応付けられた塗抹レベルを塗抹制御条件と関連付けて記憶するとともに、ヘマトクリット値の範囲を塗抹制御条件と関連付けて記憶するための記憶部と、血液の試料識別データを取得するための取得手段と、取得手段により取得された試料識別データをコンピュータに送信するための情報送信部と、試料識別データに対応する血液のヘマトクリット値以外の分析結果に対応する塗抹レベルまたは試料識別データに対応する血液のヘマトクリット値をコンピュータから受信するための情報受信部と、試料識別データに対応する血液の塗抹標本の作製が必要であり、且つ、その血液の血液分析装置による分析結果である異常メッセージと血球数との組合せに対応する塗抹レベルをコンピュータから情報受信部が受信した場合、受信した塗抹レベルに対応する塗抹制御条件を記憶部から検索し、検索された塗抹制御条件に基づいて血液塗抹標本を作製するように塗抹標本作製部を制御し、試料識別データに対応する血液の塗抹標本の作製が必要であり、且つ、その血液の血液分析装置による分析結果であるヘマトクリット値をコンピュータから情報受信部が受信した場合、受信したヘマトクリット値に対応する塗抹制御条件を記憶部から検索し、検索された塗抹制御条件に基づいて血液塗抹標本を作製するように塗抹標本作製部を制御する制御部とを備えた血液塗抹標本作製装置を提供するものである。
さらに、この発明は別の観点から、 ネットワークを介してコンピュータに接続可能な塗抹標本作製装置であって、塗抹制御条件に基づいてスライドガラス上に塗抹標本を作製するための塗抹標本作製部と、塗抹制御条件を入力するための入力部と、入力部によって入力された塗抹制御条件を塗抹制御条件識別データと関連付けて記憶するための記憶部と、試料識別データを取得するための取得手段と、取得手段から取得した試料識別データをコンピュータに送信するための情報送信部と、コンピュータから試料識別データに対応する塗抹制御条件識別データを受け入れるための情報受入部と、受入部によって受け入れられた塗抹制御条件識別データに対応する塗抹制御条件を記憶部から検索し、検索された塗抹制御条件に基づいて塗抹標本を作製するように塗抹標本作製部を制御する制御部とを備えた塗抹標本作製装置を提供するものである。
この発明によれば、血液分析装置からのヘマトクリット値だけではなく、その他の分析結果に応じた塗抹条件に基づいて血液塗抹標本を作製することができる。
以下、図面に示す実施態様に基づいてこの発明を詳述する。
図1は、この発明の塗抹標本作製装置を含むシステムの平面図である。
図1に示すようにシステム100は、ローダー102、コンベヤー103およびアンローダー111を備え、コンベヤー103に沿って血液分析装置106と塗抹標本作製装置108が配列されている。
さらに、ローダー102、コンベヤー103およびアンローダー111を駆動制御する搬送コントローラ109が設けられると共に、血液分析装置106、塗抹標本作製装置108および搬送コントローラ109に対して情報の交換や指令を行うホストコンピュータ107が設けられている。
ローダー102には複数のサンプルラック101が載せられる。サンプルラック101は、ローダー102に隣接するコンベヤー103の搬入端まで矢印A方向に搬送されてローダー102から降ろされる。各サンプルラック101は、図2に示すように、それぞれ血液検体を収容した複数のサンプル容器104を搭載している。
コンベヤー103によって、サンプルラック101は矢印B方向に搬送され、血液分析装置106、塗抹標本作製装置108を通ってコンベヤー103の搬出端110に達する。ここで、コンベヤー103の搬出端110に隣接するアンローダー111がサンプルラック101を矢印C方向に搬送して収容する。
また、図2に示すように、各サンプル容器104には、検体の識別情報(ID)を示すバーコードラベル200が貼付けられている。サンプルラック101の側面には、サンプル容器104からバーコードを読み取るための窓112が設けられている。
システム100の稼動時、サンプル容器104を載せたサンプルラック101がローダー102に配置されると、システム100が始動される。最初のサンプルラック101がコンベヤー103に載って矢印B方向に移動し、血液分析装置106で止まる。
ここで1番目のサンプル容器104のバーコードがバーコードリーダ113によって読み取られる。血液分析装置106は、サンプル容器104内の検体を採取して分析を行い、バーコードと共にその分析結果をホストコンピュータ107に報告する。血液分析装置106は、サンプルラック101のすべてのサンプル容器104の検体の分析が完了するまでこの処理を繰り返す。ホストコンピュータ107は、分析結果に基づいて、塗抹標本の作製が必要な検体であるか否かを判断する。
次に、塗抹標本の作製が必要のない検体のみが搭載されたサンプルラック101は、ホストコンピュータの指令に基づいて搬送コントローラ109がコンベヤー103をコントロールすることにより、塗抹標本作製装置108を通過し、アンローダー111へ移動する。塗抹標本の作製の必要な検体が搭載されたサンプルラック101は、ホストコンピュータ107の指令に基づいて搬送コントローラ109がコンベヤー103をコントロールすることにより、塗抹標本作製装置108へ移動する。各サンプル容器104のバーコードは、塗抹標本作製装置108のバーコードリーダ113によって読み取られ、ホストコンピュータ107へに報告される。ホストコンピュータ107が、塗抹標本の作製が必要と判断した場合、塗抹標本作製装置108は、塗抹標本の作製が必要なサンプル容器104から検体を採取して血液塗抹標本を作製する。一方、塗抹標本の作製が不要なサンプル容器104はさらに矢印B方向に進み、次のサンプル容器104が塗抹標本作製装置108へ進められる。
次いで、コンベヤー103に載って塗抹標本作製装置108を通過したサンプルラック101は、アンローダー111へ移動する。
図3は塗抹標本作製装置108のブロック図である。この塗抹標本作製装置108は、メモリ20と、入力部30と、制御部40と、検体分注部70と、引きガラス駆動機構50と、バーコードリーダ113とから構成される。
制御部40はCPU、ROM、RAMにより構成され、入力部30はキーボードから構成される。
入力部30から、塗抹レベル(塗抹制御条件識別データ)と対応付けて塗抹制御条件が設定され、メモリ20に格納される。これらの塗抹制御条件は実際に塗抹を行う前に予め格納しておく。
図4はメモリ20に格納される塗抹レベルと塗抹制御条件との関係を示すテーブルの説明図である。
図4に示すように、塗抹レベル1〜10は、それぞれに速度(引きガラス移動速度)、角度(引きガラスのスライドガラスに対する角度)、なじみ時間(スライドガラス上に分注された検体に引きガラスが接触した直後から引きガラスが移動を開始するまでの時間)などの塗抹制御条件に対応している。なお、この塗抹制御条件には、スライドガラスに対する塗抹開始位置やその他の条件を含めることができる。
図4に示すように、塗抹レベル1〜5については、対応する塗抹制御条件に対してデフォルト値が予め設定されており、さらにHCT(ヘマトクリット値)の範囲が、対応付けされている。HCTの範囲についても、デフォルト値が予め設定されている。このHCTと塗抹レベルの関係は、後述するように、ホストコンピュータ107から制御部40へ塗抹レベルの指定がないときに用いられる。塗抹レベル6〜10については、対応する塗抹制御条件が使用者によって任意に設定される。なお、塗抹レベル1〜5についても、対応する塗抹制御条件およびHCTの範囲を使用者によって任意に設定可能である。
制御部40は、ホストコンピュータ107から塗抹レベルの指定がなされたときにメモリ20から対応する塗抹制御条件を読み出し、引きガラス駆動機構50および検体分注部70を、読み出した塗抹制御条件(速度、角度、なじみ時間、分注量)に基づいて制御し、塗抹標本を作製させる。
図5は塗抹標本作製装置108における引きガラス駆動機構50の概略構成を示す説明図である。引きガラス駆動機構50は、塗抹されるスライドガラス60のガラス面に平行に引きガラス62を移動させる前後駆動機構52、引きガラス62をスライドガラス60に対して昇降させる上下駆動機構56、引きガラス62とスライドガラス60とのなす角度を保持する角度保持機構54とからなる。前後駆動機構52および上下駆動機構56は引きガラス62を前後、上下に往復移動させるためのものでありそれぞれモータMとベルトを備えるベルトモータ機構により構成される。
このうち前後駆動機構52は、ベルトモータの回転速度を調整することにより引きガラス62の移動速度を調整することができるようになっている。
また、角度保持機構54は、支軸64を中心に引きガラス62が回転するように引っ張る弾性部材66と、回転の限界を定めるストッパ68を備え、引きガラス62の先端がスライドガラス60に接触した後、さらに下降することによってスライドガラス60に対する引きガラス62の角度が変化するようになっている。
図6は角度保持機構54により引きガラス62の角度を大きく保持した状態を示す図であり、図7は角度を小さく保持した状態を示す図である。弾性部材66の伸縮状態により引きガラス62のスライドガラス6に対する接触角度が調整される。
図8はホストコンピュータ107を示すブロック図であり、制御部80は、入力部81において、塗抹レベルに関連付けて設定される情報を、塗抹レベル情報格納部83に格納し、外部情報受信部82を介して受け入れた血液分析装置106(図1)からの分析結果を、バーコード(ID)情報と共に、分析結果格納部84に格納する。
制御部80は、さらに外部情報受信部82を介して受け入れた外部端末(図示しない)からの検体提供者のカルテ情報およびID情報をカルテ情報格納部85に格納する。表示部86は入力部81から使用者によって入力設定される設定項目や設定内容を表示する。
制御部80はCPU、ROM、RAMから構成される。入力部81はキーボードにより、表示部86はLCDにより、外部情報受信部82は、I/Oポートにより、格納部83〜85はRAMにより、それぞれ構成される。
図9は、入力部81から使用者が塗抹レベル情報を設定するとき、表示部86に表示される画面の一例を示す。
図9において、(a)欄には塗抹レベル(図4)の番号1〜10のいずれかが設定され、(b)、(c)欄にはWBC(白血球数)の上限値と下限値が、(d)、(e)欄には、RBC(赤血球数)の上限値と下限値が、(f)、(g)欄には、異常メッセージとカルテ情報が、それぞれ予め設定される。
なお、異常メッセージとは、血液分析装置106からホストコンピュータ107へ各分析項目の数値と共に報告されると予想される「白血球異常」「好中球減少」「好中球増加」「リンパ球減少」「リンパ球増加」「赤血球異常」「貧血」「赤血球凝集」「ヘモグロビン異常」「血小板異常」などのメッセージであり、(f)欄には、これらの中からいずれか1つあるいは複数が選択されて設定される。
また、カルテ情報とは、予想される検体提供者(患者)の個人情報(年齢、性別、病歴、入院病棟名など)や、診断情報(病名、病状、診察項目)などであり、(g)欄には、これらの中からいずれか1つあるいは複数が選択されて設定される。
図10は、設定を終了した画面の一例を示している。なお、設定を行わない欄については、空欄にしておく。
図13は、図9において使用者が塗抹レベル情報を設定した結果、作成されたテーブルであり、塗抹レベル情報格納部83に格納される。
そして、ホストコンピュータ107は、塗抹標本作製装置108からバーコード情報(ID)を受け取ると、そのID情報に対応する分析結果とカルテ情報を格納部84、85の中から検索し、図13に示すテーブルに一致するものがあれば、対応する塗抹レベルを塗抹標本作製装置108へ指示する。一致するものがない場合には、ID情報に対応する分析結果の中からHCT値を塗抹標本作製装置108へ送る。
次に、塗抹標本作製システム100の一連の動作を図11と図12のフローチャートを用いて説明する。
まず、図11において、検体の提供者(患者)のカルテ情報が、例えば病院内データベースからホストコンピュータ107へ送信されて格納される(ステップS1)。
次に、ホストコンピュータ107において図9、図10に示すように塗抹レベル情報が設定される(ステップS2)。検体を収容した複数のサンプル容器104(図2)がサンプルラック101に搭載されてローダー102に設置される。
システム100が起動すると、搬送コントローラ109によってローダー102およびコンベヤー103が駆動され、サンプルラック101が血液分析装置106へ搬送される(ステップS3)。最初のサンプル容器104のバーコードが読み取られ、サンプル容器104から検体が吸引されて分析が行われる(ステップS5)。分析結果(各項目の分析数値と、その数値から判定された異常メッセージ)がホストコンピュータ107へ報告される(ステップS6)。分析の終了したサンプル容器104は所定距離(容器104の配列ピッチ)だけ移動される(ステップS7)。サンプルラック101中に未分析のサンプル容器104がある場合には(ステップS8)、ステップS4に戻り、未分析のサンプル容器104は血液分析装置106でバーコードが読み取られる。全サンプルが分析された場合(ステップS8)、ステップS9に進む。サンプルラック101中の全サンプルについて塗抹標本の作製が不必要な場合(ステップS9)、サンプルラック101はアンローダー111へ搬送される。塗抹標本の作製が必要な場合(ステップS9)、分析の終了したサンプルラック101は標本作製装置108へ搬送される(ステップS10)。
次に、図12に示すように塗抹標本作製装置108において、最初のサンプル容器104のバーコードが読み取られる(ステップS11)。塗抹標本作製装置108はそのバーコードの検体についてホストコンピュータ107へ問い合わせる。ホストコンピュータ107は、塗抹標本の作製が必要と判断した場合、塗抹レベルの指定があると塗抹レベルを、塗抹レベルの指定がないとHCT値を塗抹標本作製装置108に指示し、標本作製装置108の制御部40は塗抹レベルまたはHCT値に対応する塗抹制御条件をメモリ20から読み出す(ステップS13、S14)。図4に示すように、メモリ20には、塗抹レベル、HCT値、塗抹制御条件の関係が予め設定されたテーブルが格納されており、制御部40はテーブルに基づいて塗抹制御条件をメモリ20から読み出すようになっている。塗抹標本の作製が必要な場合とは、例えば、血液分析装置106で分析された検体の分析結果が異常メッセージを含む場合などである。読み出された塗抹制御条件によって塗抹標本が作製される(ステップS15)。
そして、標本作製の終了したサンプル容器104は所定距離(容器104の配列ピッチ)だけ移動し(ステップS16)、サンプルラック101の全サンプルが処理された場合、サンプルラック101はアンローダー111へ移動する(ステップS17、S18)。ステップS17において、未処理のサンプル容器104がある場合、ステップS11に戻り、塗抹標本作製装置108において、そのバーコードが読み取られる。なお、ステップS13において、塗抹標本作製が不要と判断された場合、サンプル容器104は所定距離だけ移動する(ステップS16)。塗抹標本作製が不要な場合とは、例えば、血液分析装置106で分析された検体の分析結果が異常メッセージを含まない場合などである。
ステップS19で、全サンプルラック101の処理が終了しない場合は、ステップS3に進む。
なお、塗抹制御条件には、検体のスライドガラスへの分注量、スライドガラスに対する塗抹部材の角度、スライドガラスに対する塗抹部材の移動速度、塗抹部材に対する検体のなじみ時間、およびスライドガラスに対する塗抹開始位置から選択される少なくとも一つを用いることができる。
この発明の塗抹標本作製装置を含むシステムの平面図である。 この発明に係るサンプルラックの斜視図である。 この発明の塗抹標本作製装置のブロック図である。 この発明に係る塗抹レベルと塗抹制御条件との関係を示す説明図である。 この発明に係る引きガラス駆動機構を示す構成図である。 図5の引きガラス駆動機構の動作説明図である。 図5の引きガラス駆動機構の動作説明図である。 この発明に係るホストコンピュータのブロック図である。 この発明に係る塗抹レベル情報を示す画面図である。 この発明に係る塗抹レベル情報を示す画面図である。 この発明に係る塗抹標本作製システムの動作を示すフローチャートである。 この発明に係る塗抹標本作製システムの動作を示すフローチャートである。 この発明に係る塗抹レベル情報の設定例を示す説明図である。
符号の説明
101 サンプルラック
102 ローダー
103 コンベヤー
104 サンプル容器
106 血液分析装置
107 ホストコンピュータ
108 塗抹標本作製装置
109 搬送コントローラ
110 搬出端
111 アンローダー
113 バーコードリーダ

Claims (5)

  1. 血液分析装置に接続可能なコンピュータにネットワークを介して接続可能な血液塗抹標本作製装置であって、
    塗抹制御条件に基づいてスライドガラス上に血液塗抹標本を作製するための塗抹標本作製部と、
    ヘマトクリット値以外の血液分析装置による分析結果である血液の異常に関する異常メッセージと血球数について、異常メッセージと血球数の範囲との組合せに対応付けられた塗抹レベルを塗抹制御条件と関連付けて記憶するとともに、ヘマトクリット値の範囲を塗抹制御条件と関連付けて記憶するための記憶部と、
    血液の試料識別データを取得するための取得手段と、
    取得手段により取得された試料識別データをコンピュータに送信するための情報送信部と、
    試料識別データに対応する血液のヘマトクリット値以外の分析結果に対応する塗抹レベルまたは試料識別データに対応する血液のヘマトクリット値をコンピュータから受信するための情報受信部と、
    試料識別データに対応する血液の塗抹標本の作製が必要であり、且つ、その血液の血液分析装置による分析結果である異常メッセージと血球数との組合せに対応する塗抹レベルをコンピュータから情報受信部が受信した場合、受信した塗抹レベルに対応する塗抹制御条件を記憶部から検索し、検索された塗抹制御条件に基づいて血液塗抹標本を作製するように塗抹標本作製部を制御し、試料識別データに対応する血液の塗抹標本の作製が必要であり、且つ、その血液の血液分析装置による分析結果であるヘマトクリット値をコンピュータから情報受信部が受信した場合、受信したヘマトクリット値に対応する塗抹制御条件を記憶部から検索し、検索された塗抹制御条件に基づいて血液塗抹標本を作製するように塗抹標本作製部を制御する制御部とを備えた血液塗抹標本作製装置。
  2. 記憶部は、血液の異常に関する異常メッセージと赤血球数の範囲と白血球数の範囲との組合せに対応付けられた塗抹レベルを塗抹制御条件と関連付けて記憶するとともに、ヘマトクリット値の範囲を塗抹制御条件と関連付けて記憶する請求項1に記載の血液塗抹標本作製装置。
  3. 入力部をさらに備え、
    記憶部は、入力部によって入力された塗抹制御条件を塗抹レベルと関連付けて記憶する請求項1または2に記載の血液塗抹標本作製装置。
  4. 記憶部は、予め設定された塗抹制御条件をヘマトクリット値の範囲と関連付けて記憶する請求項1〜3のいずれかに記載の血液塗抹標本作製装置。
  5. 記憶部は、血液の異常に関する血液分析装置からの異常メッセージとして、白血球異常、好中球減少、好中球増加、リンパ球減少、リンパ球増加、赤血球異常、貧血、赤血球凝集、ヘモグロビン異常および血小板異常から選択される異常メッセージに対応付けられた塗抹レベルを塗抹制御条件と関連付けて記憶する、請求項1〜のいずれかに記載の血液塗抹標本作製装置。
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