JP4746180B2 - インクコントロール集合体の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機のヘッドにインクを供給するためのインクコントロール集合体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタ等に使用されプリンタヘッドにインクを供給するためのインクコントロールユニットとしては、インクを貯蔵するタンクと、インク残量を検知するセンサー部と、インクの流量を制御するインク制御部を有するものが一般的に知られている。このような従来のインクコントロールユニットでは、タンク、インク制御部、センサー部が夫々別体となっており、各部を別個に成形している。そして、インク制御部をタンク及びポンプとチューブにより接続し、センサー部をタンク側面に超音波溶着によって取り付けることによりインクコントロールユニットを製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のインクコントロールユニットは各部が別体で成型されて各種方法によって接続されているが、各部を一体にしたインクコントロールユニットを提供することがコンパクト化を図るために望ましい。
【0004】
ここで、タンク等の中空体を成形する方法として、ダイスライドインジェクション成形法(以下、「DSI成形」という)が知られている。このDSI成形法は、まず1次成形で中空体を形成する一方の半割体を金型に挿入して射出成形し、型開きをして1次成形品を金型内でダイスライドさせ、2次成形で他方の半割体と1次成型品との接合面に2次樹脂を供給して、半割体と1次成型品を接合することにより中空体を成形するものである。このDSI成形によれば、成形工程が少なくなる、等の利点があるため、中空体の成形に近年利用されている。このため、このDSI成形法によってインクコントロールユニットを製造することも考えられる。
【0005】
しかしながら、センサー部は金属製の電極が特殊形状であり、また電極の一端をユニット内部に挿入し、他端をユニット外部に露出させてコネクタと取り付ける構造としなければならない。またこのような複雑な構造とするためにセンサー部には電極部を支持部材で支持する必要もある。このため、電極部を直接金型に挿入することが困難であり、DSI成形により一体成形することができないという問題がある。
【0006】
また、従来のインクコントロールユニットの製造方法では、センサー部及び蓋体をタンクに超音波溶着により取り付けているので、溶着時にセンサー部、蓋体、又はタンクから融着くずが発生し、ユニット内部に紛れ込むおそれがある。更に、全ての部品を別個に成形した後に、各部を接続しなければならないため、製造工程の数が多くなり、この結果製造コストも増大するという問題もある。
【0007】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、DSI成形を容易に行うことができるインクコントロール集合体の製造方法を提供することを主な目的とする。本発明の別の目的は、成形工程においてくず、ゴミ等の不要物が生じることを回避して品質の高いインクコントロール集合体の製造方法を提供することである。本発明の別の目的は、製造工数及び製造コストの削減を図ることができるインクコントロール集合体の製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、本体部にインクを貯蔵するタンクとタンク内部のインクを外部へ導出する流路部を有するインクコントロール集合体の製造方法であって、前記インクコントロール集合体の所定の部品を一体成形する部品成形工程と、前記一体成形された部品を金型内に挿入して、本体部を前記部品と一体成形すると共に、蓋体を成形する1次成形工程と、前記1次成形工程により成形された本体部を金型内でスライドさせ、前記本体部と前記成形された蓋体との接合面に2次樹脂を供給して、前記本体部と前記蓋体とを接合する2次成形工程と、を含み、前記部品成形工程は、インク残量を検知する電極と電極支持部とを一体成形してセンサー部を製造する工程と、予め定められた孔部が穿孔されたインク制御部を射出成形し、該孔部にチェックバルブを嵌めてインク制御部単体を完成させる工程と、を有し、前記1次成形工程は、前記本体部を、少なくとも前記一体成形されたセンサー部及び前記チェックバルブが嵌入されたインク制御部と一体成形して該インク制御部を前記タンクと流路部との間でインク流量を制御する位置に設けると共に、蓋体を成形することを特徴とする。
【0009】
この請求項1に係る発明は、DSI成形法を利用したインクコントロール集合体の製造方法である。本発明では、1次成形工程及び2次成形工程でDSI成形を行ってインクコントロール集合体を製造しているが、1次成形工程では金型内部に部品成形工程で一体成形された所定部品を挿入してタンクと一体成形する。言い換えれば、本発明では部品成形工程で予め所定の部品をインサート成形しておき、このインサート成形された部品を更に1次成形工程及び2次成形工程で本体部とインサート成形する。このため、部品が特殊形状であったり、複雑な構造をしていて直接DSI成形でインサート成形を行うことが困難な場合でも、DSI成形によりインクコントロール集合体を容易に製造することが可能となる。
【0010】
また、本発明では、DSI成形の2次成形工程によって本体部と蓋体とを接合面に2次樹脂を供給して接合しているので、超音波溶着等の振動溶着の際に生じる融着くず等の不要物が生じることなく品質の高いインクコントロール集合体を製造することができる。また、DSI成形の2次成形工程によって、従来の超音波溶着により蓋体の接合に比べて蓋体が本体部に確実に融着されるので、プリンタ使用中にインク漏れ等の不具合が生じることを防止することができる。
【0011】
本発明における1次成形工程は、インクコントロール集合体の所定の部品を一体成形するものであればよく、部品の金型への挿入位置については任意に定めることができる。
【0012】
また、部品成形工程でインサート成形を行う所定の部品も任意に定めることができ、一部の部品の他、複雑な構造の部品が複数個ある場合には、これら複数部品を本体部と一体成形するように構成すれば、DSI成形が容易なものとなる。このような所定の部品としては、例えばインクセンサー、インク制御部等があるが本発明ではこれに限定されるものではない。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のインクコントロール集合体の製造方法において、前記センサー部は、並列した棒状電極が本体部内部に挿入され、該電極の他端が本体部外部に露出しているものであり、前記インク制御部は、2つの孔部に、夫々互いに逆方向に流れを許容する2個のチェックバルブが嵌入されているものであることを特徴とする。
【0014】
発明における部品成形工程で一体成形する部品をセンサー部とした電極の形状や、電極と電極支持部材の支持構造等により、センサー部を直接DSI成形の金型内部に挿入して本体部とインサート成形を行うことが困難な場合がある。しかし、本発明によれば、部品成形工程により、予め電極支持部材を電極とインサート成形してセンサー部を製造しているので、1次成形工程によって、この一体成形されたセンサー部を、電極を電極支持部材で支持した状態で金型に挿入すれば、電極支持部材を本体部と一体成形することができる。従って、電極の形状やセンサー部の構造に拘わらず、インクコントロール集合体をDSI成形により容易に製造することが可能となる。
【0016】
求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のインクコントロール集合体の製造方法において、前記1次成形工程は、更に前記本体部を、インクを外部へ送る複数のチューブを固定するチューブ取付部と、タンク内部に溜まった空気を外部に排出する排出口と、タンク内部のインクを外部へ導出する流路部と一体に成形するものであることを特徴とする。
【0017】
次成形工程によってタンクを全ての部品と一体に成形すると、各部品ごとに別個に成形して後で接続したり、超音波溶着を行う従来の製造方法に比べて製造工数の削減を図ることができる。また部品点数が少なく製造工数も少ないので従来の製造方法に比べて製造コストの削減を図ることができる。更に、2次成形工程で1次成形工程で製造された成形品に蓋体を溶着すれば全ての工程は完了するので、成形工程終了後に接続作業や振動溶着作業等、後の加工を必要としない。このため、後の加工工程でゴミ等の不要物が製品に混入されることもなく品質の向上が図られる。また、各部品を所望の位置に配置して一体成形することができるので、従来の製造方法に比べて設計の自由度が拡がる。
【0018】
また、本発明の製造方法によって製造されたインクコントロール集合体は、タンク、センサー部、他全ての部品が集合して一体化されているので、インクコントロール集合体がシンプルにまとまり、省スペース化が図られる。
【0019】
尚、本発明における全ての部品とは、タンク、センサー部、インク制御部は勿論、インクを外部へ送るチューブを固定するチューブ取付部、タンク内部に溜まった空気を外部に排出する排出口、タンク内部のインクを外部へ導出する流路部等が含まれ、更にインクの貯蔵、供給、検出に関するものであれば他の部品も含まれる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態について、以下図示例とともに説明する。まず、本実施形態のインクコントロール集合体について説明する。図4は、本実施形態のインクコントロール集合体の外観構成図である。図3(a)は本実施形態のインクセンサーの外観構成図であり、図3(b)はインク制御部の外観構成図である。図5(a)は、インクセンサーのコネクタ接続側の外観構成図であり、図5(b)は、インク制御部の拡大図であり、図5(c)は、チューブ取付部の外観構成図である。本実施形態のインクコントロール集合体1は、後述する製造方法により、図3(c)に示すようにタンク4、インクセンサー5、インク制御部8、流路部10、チューブ取付部11、排出口13が一体となって成形されている。尚、図3〜5で示されているインクコントロール集合体の各部品のサイズ、厚さ等はこれに限定されるものではなく、任意に定めることができる。
【0021】
タンク4はインクを貯蔵するものであり、インクセンサー5はタンク4内のインク残存量を検出するものである。インクセンサー5は、2個の並列した棒状電極6と電極6を支持する電極支持部7から構成され、電極支持部7が本体部2と一体成形されている。電極6が本体部内部に挿入され、電極6の他端が図5(c)に示すように本体部外部に露出している。そして、本体外部側の端部はコネクタを取り付けるようになっている。
【0022】
インク制御部8には2つの孔部が穿孔されており、互いに逆方向に流れを許容する2個のチェックバルブ9a,9b(逆止弁)が各孔部に夫々嵌入され、これらのチェックバルブ9a,9bによってインクの流れを制御する。
【0023】
チューブ取付部11は、図(c)に示すように、タンク4側面に断面L字形状の複数の嵌合部を並列して形成されており、インクを外部へ送る複数のチューブを取り付けて固定する。即ち、隣接する嵌合部によってチューブを嵌合し、複数のチューブが乱雑になることを防止している。
【0024】
流路部10は、本体部上縁に刻設されており、タンク内部のインクを外部へ導出する通路となる。排出口13にはチューブが接続され、タンク内部に溜まった空気やインクを外部に排出する。
【0025】
このように本実施形態のインクコントロール集合体1は、全ての部品が一体化されているので、全体がシンプルにまとまり、省スペース化が図られている。
【0026】
尚、インクコントロール集合体1の各部品の配置は本実施形態に限られるものではなく、機能的に問題がなければ他の配置構成を採用することは任意である。
【0027】
次に、このように構成されたインクコントロール集合体1の製造方法について説明する。図1は、本実施形態のインクコントロール集合体製造方法のフローチャートであり、図2は、本製造方法の各工程の金型及び成型品の状態を示す工程図である。本実施形態の製造方法では、タンク4、インクセンサー5、インク制御部8及び蓋体3をDSI成形により一体成形してインクコントロール集合体1を製造する。
【0028】
本実施形態のインクコントロール集合体製造方法で使用する成形装置は、図2に示すように、インクコントロール集合体1の本体部2を成形する可動型金型(スライドコア)15と、蓋体3を成形する固定型金型(キャビティ)16と、1次成形工程で可動型金型15と固定型金型16とで形成される空間17a,17b内に1次溶融樹脂を供給する射出機18aと2次成形工程で間隙17c内に2次溶融樹脂を供給する射出機18bとを主に備えている。可動型金型15は図2における上下方向と左右方向にスライド可能となっており、ダイスライド式の金型として構成されている。
【0029】
本実施形態のインクコントロール集合体製造方法は、DSI成形を利用してインクコントロール集合体1を製造するものであり、まず、予め電極6と電極支持部7とによりインクセンサー5をインサート成形する(部品成形工程)。また、別にインク制御部8を成形する(ステップ101)。尚、インクセンサー5とインク制御部8の成形は通常の射出成形で行う。そして、成形されたインク制御部8の孔部にチェックバルブ9a,9bを嵌めてインク制御部単体を完成させる。
【0030】
次いで、図2(a)に示すようにインサート成形されたインクセンサー5と成形されたインク制御部8を可動型金型15の内部の所定位置に挿入し(ステップ102)、可動型金型15を右方向に移動し固定型金型16に合わせることにより型閉めを行う(ステップ103)。そして、射出機18aから1次溶融樹脂を、可動型金型15と固定型金型16とで形成される空間17a,17b内に注入して、図2(b)に示すようにDSI一次成形を開始する(ステップ104)。空間17a,17b内に1次溶融樹脂が充填されたら、一定時間冷却後一次成形を完了する。そして、可動型金型15を左方向に移動して型開を行う(ステップ105)。これにより、インクコントロール集合体1の本体部2と、蓋体3とが一次成型品として得られる。図3(c)は、一次成形されら本体部2の外観構成図である。図3(c)に示すように、ステップ101でインサート成形されたインクセンサー5と、インク制御部8がタンク4と一体成形されて本体部2が製造されている。
【0031】
次いで、可動型金型15を上方向にダイスライドさせ(ステップ106)、型閉めを行い(ステップ107)、図2(d)に示すように射出機18bから2次溶融樹脂を間隙17c内に注入して2次成形を開始する(ステップ108)。間隙17c内に2次溶融樹脂が充填されたら一定時間冷却後二次成形を完了する。そして、型開をして(ステップ109)、成型品を取り出す(ステップ110)。これにより、本体部2(一次成型品)と蓋体3とが接合されたインクコントロール集合体1が完成する。
【0032】
このように本実施形態の製造方法では、インクセンサー5をインサート成形しておき、インサート成形されたインクセンサー5を更に金型内部に挿入してインサート成形しているので、電極6が電極支持部7に支持されるという複雑な構造をしていても、DSI成形によりインクコントロール集合体1を容易に製造することが可能となる。また、本実施形態では、DSI成形の2次成形によって本体部2と蓋体3とを接合しているので、超音波溶着等の振動溶着の際に生じる融着くず等の不要物が生じるもなく、また、蓋体3と本体部2に確実に接合される。
【0033】
尚、本実施形態におけるインクコントロール集合体の製造方法では、DSI成形の開始前に予めインクセンサー5をインサート成形しているが、更に他の複雑な構造等を有する部品を予めインサート成形するように構成しても良い。
【0034】
また、本実施形態では、本体部2を成形する金型を上下左右に移動可能な可動型として構成したが、蓋体を成形する金型を可動型とし、本体部を成形する金型を固定型として構成しても良い。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に係る発明では、1次成形工程及び2次成形工程でDSI成形を行い、1次成形工程において金型内部に、部品成形工程でインサート成形された部品を挿入して本体部とインサート成形しているので、部品が複雑な構造をしている場合でもDSI成形によりインクコントロール集合体を容易に製造できるという効果を有する。また、本発明によれば、DSI成形の2次成形工程によって本体部と蓋体とを接合面に2次樹脂を供給して接合しているので、品質の高いインクコントロール集合体を製造できるという効果を有する。更に、蓋体が本体部に確実に融着されるので、プリンタ使用中にインク漏れ等の不具合を防止できるという効果を有する。特に1次成形工程により、予め電極支持部材を電極と一体成形してセンサー部を製造し、このインサート成形されたセンサー部をDSI成形によりインサート成形しているので、電極の形状やセンサー部の複雑な構造に拘わらず、インクコントロール集合体をDSI成形により容易に製造することができる。
【0036】
また、1次成形工程によってタンクを全ての部品と一体に成形すると、後の加工を必要とせず製造工数の削減が図られるという効果を有する。また製造工程が少なく、部品点数も少ないので製造コストの削減が図れる。また、本発明によれば後の加工を必要としないので、2次成形工程完了後にゴミ等の不要物が製品に混入されることもなく品質の向上が図られる。また、各部品を所望の位置に配置して一体成形することができるので、設計の自由度が拡がる。更に、本発明によればインクコントロール集合体は、タンク、センサー部、他全ての部品を一体化できるので、インクコントロール集合体がシンプルにまとまり、省スペース化が図られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のインクコントロール集合体製造方法のフローチャートである。
【図2】本実施形態のインクコントロール集合体製造方法の各工程の状態を示す工程図である。
【図3】図3(a)は本実施形態のインクセンサーの構成図である。図3(b)は本実施形態のインク制御部の構成図である。図3(c)は、本実施形態のインクコントロール集合体製造方法の一次成形で得られた成型品の平面図である。
【図4】本実施形態のインクコントロール集合体製造方法で得られたインクコントロール集合体の構成図である。
【図5】図5(a)は、インクセンサーのコネクタ接続側の外観構成図である。図5(b)は、インク制御部の拡大図である、図5(c)は、チューブ取付部の外観構成図である。
【符号の説明】
1:インクコントロール集合体
2:本体部
3:蓋体
4:タンク
5:インクセンサー
6:電極
7:電極支持部
8:インク制御部
9a,9b:チェックバルブ(逆止弁)
10:流路部
11:チューブ取付部
12:空気抜き
13:排出口
14:弁取付部
15:可動型金型(スライドコア)
16:固定型金型(キャビティ)
17a,17b:空間
17c:間隙
18a,18b:射出機

Claims (3)

  1. 本体部にインクを貯蔵するタンクとタンク内部のインクを外部へ導出する流路部を有するインクコントロール集合体の製造方法であって、
    前記インクコントロール集合体の所定の部品を一体成形する部品成形工程と、
    前記一体成形された部品を金型内に挿入して、本体部を前記部品と一体成形すると共に、蓋体を成形する1次成形工程と、
    前記1次成形工程により成形された本体部を金型内でスライドさせ、前記本体部と前記成形された蓋体との接合面に2次樹脂を供給して、前記本体部と前記蓋体とを接合する2次成形工程と、
    を含み、
    前記部品成形工程は、インク残量を検知する電極と電極支持部とを一体成形してセンサー部を製造する工程と、予め定められた孔部が穿孔されたインク制御部を射出成形し、該孔部にチェックバルブを嵌めてインク制御部単体を完成させる工程と、を有し、
    前記1次成形工程は、前記本体部を、少なくとも前記一体成形されたセンサー部及び前記チェックバルブが嵌入されたインク制御部と一体成形して該インク制御部を前記タンクと流路部との間でインク流量を制御する位置に設けると共に、蓋体を成形するものであることを特徴とするインクコントロール集合体の製造方法。
  2. 前記センサー部は、並列した棒状電極が本体部内部に挿入され、該電極の他端が本体部外部に露出しているものであり、
    前記インク制御部は、2つの孔部に、夫々互いに逆方向に流れを許容する2個のチェックバルブが嵌入されているものであることを特徴とする請求項1に記載のインクコントロール集合体の製造方法。
  3. 前記1次成形工程は、更に前記本体部を、インクを外部へ送る複数のチューブを固定するチューブ取付部と、タンク内部に溜まった空気を外部に排出する排出口と、タンク内部のインクを外部へ導出する流路部と一体に成形するものであることを特徴とする請求項1または2に記載のインクコントロール集合体の製造方法。
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