JPH10119312A - インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッジ及びインクジェット記録装置

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JPH10119312A
JPH10119312A JP30097596A JP30097596A JPH10119312A JP H10119312 A JPH10119312 A JP H10119312A JP 30097596 A JP30097596 A JP 30097596A JP 30097596 A JP30097596 A JP 30097596A JP H10119312 A JPH10119312 A JP H10119312A
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JP
Japan
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ink
recording apparatus
jet recording
resistor
ink tank
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JP30097596A
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English (en)
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Motoshi Kishi
素志 岸
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクタンク内に電極を設けることなく、低
コストで外部からインクの残量を検出できるインクジェ
ット記録装置およびインクカートリッジを提供するこ
と。 【解決手段】 各インクタンク71のキャップ73を抵
抗体で構成し、その抵抗をインクの抵抗に対し大きく設
定する。そして、キャップ73の接点A、Bに外部から
接触する一対の検出端子72A、72Bを設け、その間
の抵抗値を測定することにより、インク残量を各インク
タンク毎に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置およびそれに使用するインクカートリッジに関
し、さらに詳細には、インクタンク内のインク残量を検
知できるインクジェット記録装置およびインクカートリ
ッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置では、イ
ンクタンク内にインクを保持し、そのインクを例えば圧
電素子を用いたインクジェットヘッドにより、印字用紙
等に噴出することによって印字を行う。インクタンク内
にインクかなくなると印字できなくなるので、新しいイ
ンクタンクと取り替えることによってインクを補充する
必要がある。インクタンク内にインクがどの程度あるか
を、インクタンクの外部から見て判断することはできな
いので、従来、インク切れにより印字できなくなって初
めてインクが無いことに気づくことが多かった。そのた
め、外部からインク残量を検出する方法が望まれてい
た。
【0003】そこで、インク残量をインクの電気抵抗値
の変化を測定することによって判断する方法が提案され
ている。インクは一般に、電気に対し、良導体でも絶縁
体でもなく、ある一定の抵抗値を持った導体となる。従
って、インク内に電極を設けることによって、インクの
電気抵抗値を測定することができる。電極間のインクの
量により、その電気抵抗値が変化する。
【0004】例えば、インクタンク内の下端面とその少
し上に一対の電極を設ける。すると、電極間にインクが
あるときは、一定の抵抗値を持って電気伝導が行われる
が、上電極より下にインク面が下がると、電極間に電流
が伝わらない。このことにより、インクがある一定量よ
り少なくなったことがわかる。また例えば、インクタン
ク内の前面と後面など、一定の距離をおいて一対の電極
を設ける。この場合にはインクを使用することによって
減少するなど、インクの量が変化するにしたがって、電
極間の電気抵抗値が変化する。この電極間の電気抵抗値
を測定することにより、インク残量を推定する方法が提
案されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、インクタンク内に電極を設ける必要があ
る。一般に、インクタンクはインクジェットヘッドヘ通
じる微小な孔を除いて密封された構造を持っているの
で、電極を付け外しすることは不可能である。従って、
一対の電極はインクタンクに一体化した構造を持つ必要
がある。インクタンクはインクがなくなると廃棄してし
まう消耗品であるので、このことは、電極も同時に廃棄
してしまうことを意味する。これは非常に無駄である
し、さらに、各色個々のインクタンク全てに電極を設け
る必要があり、インクタンクのコストアップにつながる
という間題点があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
のものであり、インクタンク内に電極を設けることな
く、低コストで外部からインクの残量を検出できるイン
クジェット記録装置およびそれに使用するインクカート
リッジを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、インクタンク
内のインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェ
ット記録装置において、前記インクタンクの内面の少な
くとも一部を構成する抵抗体と、この抵抗体により構成
されたインクタンクの内面の異なる位置の2箇所と導通
可能に設けられた一対の検出端子と、この一対の検出端
子間の抵抗値を計測する抵抗計測手段とを有し、前記抵
抗計測手段の計測値により前記インクタンク内のインク
残量を検知することを特徴とするインクジェット記録装
置。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載するインクジェット記録装置において、前記一対の検
出端子間に電圧を印加する電圧源と、この電圧源の電圧
により流れる電流の大きさを計測する電流計とを有する
という技術的手段を採用する。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載するインクジェット記録装置におい
て、前記抵抗体の前記2箇所間における抵抗値RT が、
前記インクタンク内のインクの前記2箇所間における抵
抗値RI に対し、 RT >RI の関係を有するという技術的手段を採用する。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載するインクジェット記録装置において、前記抵抗体の
体積固有抵抗値が、106 〜108 Ω・cmの範囲内で
あるという技術的手段を採用する。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載するインクジェット記
録装置において、前記一対の検出端子は、前記抵抗体に
より構成されたインクタンク内面の前記異なる位置の2
箇所とインクタンクの外面より導通可能に設けられてお
り、前記インクタンクの内面の前記2箇所からインクタ
ンクの外面の前記各検出端子の導通点に至るまでの抵抗
値が、それら2箇所以外におけるインクタンクの内面か
ら外面に至るまでの抵抗値より小さい抵抗値となるよう
に形成されてなるという技術的手段を採用する。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載するインクジェット記録装置において、前記抵抗体の
異なる位置の2箇所の体積固有抵抗値が、10〜100
Ω・cmの範囲内であるという技術的手段を採用する。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれか1つに記載するインクジェット記
録装置において、前記抵抗体が導電性樹脂であるという
技術的手段を採用する。
【0014】請求項8に記載の発明では、請求項5ない
し請求項7のいずれか1つに記載するインクジェット記
録装置において、前記抵抗体は、前記2箇所に相当する
部位に低抵抗導電性樹脂粒子を、前記2箇所以外には高
抵抗導電性樹脂粒子を用いて、プレス成形されたもので
あるという技術的手段を採用する。
【0015】請求項9に記載の発明では、請求項5ない
し請求項7のいずれか1つに記載するインクジェット記
録装置において、前記抵抗体の前記2箇所には、金属電
極が埋め込まれているという技術的手段を採用する。
【0016】請求項10に記載の発明では、請求項9に
記載のインクジェット記録装置において、前記抵抗体
は、導電性樹脂により形成されており、前記金属電極
は、前記2箇所に相当する部位にインサート成形された
ものであるという技術的手段を採用する。
【0017】請求項11に記載の発明では、請求項7な
いし請求項10のいずれか1つに記載するインクジェッ
ト記録装置において、前記導電性樹脂が、カーボン繊維
を含有する樹脂、カーボンブラックを含有する樹脂、あ
るいは導電性を付与した鉱物繊維を含有する樹脂である
という技術的手段を採用する。
【0018】請求項12に記載の発明では、請求項1な
いし請求項11のいずれか1つに記載するインクジェッ
ト記録装置において、前記一対の検出端子は、前記イン
クタンクの深さ方向において異なる2箇所の位置にそれ
ぞれ設けられたという技術的手段を採用する。
【0019】請求項13に記載の発明では、請求項1な
いし請求項12のいずれか1つに記載するインクジェッ
ト記録装置において、前記一対の検出端子の一方が、前
記インクタンクの探さ方向に下から、前記インクタンク
の探さの2割以内の位置に存在するという技術的手段を
採用する。
【0020】請求項14に記載の発明では、請求項12
または請求項13に記載するインクジェット記録装置に
おいて、前記一対の検出端子の一方が、前記インクタン
クの探さ方向に上から、前記インクタンクの探さの8割
以内の位置に存在するという技術的手段を採用する。
【0021】請求項15に記載の発明では、請求項1な
いし請求項14のいずれか1つに記載するインクジェッ
ト記録装置において、前記インクタンクが、記録方向に
移動可能なキャリッジに搭載されており、前記一対の検
出端子は、前記キャリッジの移動経路に沿った所定の位
置に固設され、当該所定位置にて前記一対の検出端子が
前記インクタンクに外部から接触するという技術的手段
を採用する。
【0022】請求項16に記載の発明では、請求項15
に記載するインクジェット記録装置において、 前記イ
ンクタンクを複数有し、前記抵抗計測手段は、前記キャ
リッジの移動に同期して、各インクタンクが前記所定位
置に到達して前記一対の検出端子と接触する各タイミン
グで抵抗値を計測し、インクの残量変化を各インクタン
ク毎に検知するという技術的手段を採用する。
【0023】請求項17に記載の発明では、請求項16
に記載するインクジェット記録装置において、 各イン
クタンクに収容されるインクはそれぞれ異なるという技
術的手段を採用する。
【0024】請求項18に記載の発明では、インクタン
ク内にインクを貯留し、そのインクを印字ヘッドに適宜
供給するインクカートリッジにおいて、前記インクタン
クの内面の少なくとも一部を構成する抵抗体を備え、こ
の抵抗体の少なくとも2点間の電気抵抗を検出し、この
検出された電気抵抗に基づきインクの残量変化を検出可
能とするという技術的手段を採用する。
【0025】請求項19に記載の発明では、請求項18
に記載するインクカートリッジにおいて、前記抵抗体の
前記2点間の抵抗値RT が、前記インクタンク内のイン
クの前記2点間の抵抗値RI に対し、 RT >RI の関係を有するという技術的手段を採用する。
【0026】請求項20に記載の発明では、請求項19
に記載するインクカートリッジにおいて、前記抵抗体の
体積固有抵抗値が、106 〜108 Ω・cmの範囲内で
あるという技術的手段を採用する。
【0027】請求項21に記載の発明では、請求項18
ないし請求項20のいずれか1つに記載するインクカー
トリッジにおいて、前記インクタンクの内面の前記2点
からインクタンクの外面に至るまでの抵抗値が、それら
2点以外におけるインクタンクの内面から外面に至るま
での抵抗値より小さい抵抗値となるように形成されてな
るという技術的手段を採用する。
【0028】請求項22に記載の発明では、請求項21
に記載するインクカートリッジにおいて、前記抵抗体の
前記2点における体積固有抵抗値が、10〜100Ω・
cmの範囲内であるという技術的手段を採用する。
【0029】請求項23に記載の発明では、請求項18
ないし請求項20のいずれか1つに記載するインクカー
トリッジにおいて、前記抵抗体が導電性樹脂であるとい
う技術的手段を採用する。
【0030】請求項24に記載の発明では、請求項21
ないし請求項23のいずれか1つに記載するインクカー
トリッジにおいて、前記抵抗体は、前記2箇所に相当す
る部位に低抵抗導電性樹脂粒子を、2箇所以外には高抵
抗導電性樹脂粒子を用いて、プレス成形されたものであ
るという技術的手段を採用する。
【0031】請求項25に記載の発明では、請求項21
ないし請求項23のいずれか1つに記載するインクカー
トリッジにおいて、前記抵抗体の前記2箇所には、金属
電極が埋め込まれているという技術的手段を採用する。
【0032】請求項26に記載の発明では、請求項25
に記載のインクカートリッジにおいて、前記抵抗体は、
導電性樹脂により形成されており、前記金属電極は、前
記2箇所に相当する部位にインサート成形されたもので
あるという技術的手段を採用する。
【0033】請求項27に記載の発明では、請求項2
3、請求項24および請求項26のいずれか1つに記載
のインクカートリッジにおいて、前記導電性樹脂が、カ
ーボン繊維を含有する樹脂、カーボンブラックを含有す
る樹脂、または導電性を付与した鉱物繊維を含有する樹
脂であるという技術的手段を採用する。
【0034】
【作用】請求項1ないし請求項27に記載の発明では、
上記インクタンクの内面の少なくとも一部を構成する抵
抗体を有するため、この抵抗体とインク自身とにより、
2種類の抵抗の並列接続を構成することができる。つま
り、インクの残量の変化は、上記2種類の抵抗の抵抗値
の変化となって現れる。そして、上記抵抗体により構成
されたインクタンクの内面の異なる位置の2箇所と導通
可能に設けられた一対の検出端子を有するため、インク
の残量の変化は、上記2箇所間の抵抗値の変化として上
記一対の検出端子に現れ、この検出端子間の抵抗値を上
記抵抗計測手段により計測することにより、インクタン
ク内のインク残量を検知することができる。このよう
に、インクタンクの内部に電極を設けなくても、インク
タンクの外部からインクタンク内のインク残量を検知す
ることができる。
【0035】また、請求項18に記載の発明のように、
インクタンク内にインクを貯留し、そのインクを印字ヘ
ッドに適宜供給するインクカートリッジにおいても、上
記インクタンクの内面の少なくとも一部を構成する抵抗
体を備え、この抵抗体の少なくとも2点間の電気抵抗を
検出することにより、インクタンクの内部に電極を設け
なくても、インクタンクの外部からインクタンク内のイ
ンク残量を検知することができる。
【0036】特に、上記抵抗値を測定するためには、請
求項2に記載の発明のように、電圧源により、上記抵抗
体に接触させた一対の検出端子間に電圧を印加し、その
ときに上記一対の検出端子間に流れる電流の大きさを電
流計により計測することにより行うことができる。
【0037】また、請求項3および請求項19に記載の
発明では、上記抵抗体の上記2箇所間における抵抗値R
T が、上記インクタンク内のインクの上記2箇所間にお
ける抵抗値RI に対し、RT >RI の関係を有するた
め、上記一対の検出端子間に電圧を印加した際には、上
記抵抗体よりも、インクの中に多くの電流を流すことが
できる。したがって、インク残量の変化に対し、電流量
は鋭敏に反応するため、インク残量の検知精度を高める
ことができる。
【0038】特に、請求項4および請求項20に記載の
発明のように、上記抵抗体の体積固有抵抗値を106
108 Ω・cmの範囲内に設定するのが、インク残量の
検知精度を高める上で望ましい。つまり、インクジェッ
ト記録装置に用いられるインクの体積固有抵抗値は、一
般に、およそ105 〜107 Ω・cmであることから、
上記抵抗体の体積固有抵抗値をそれより1桁程度大きく
設定することにより、一対の検出端子間に流れる電 流
のほとんどの部分を抵抗体ではなくインクの中を流すこ
とができるため、イン ク残量の検知精度を高めること
ができる。
【0039】また、請求項5および請求項21に記載の
発明のように、上記インクタンクの内面の上記2箇所か
らインクタンクの外面の上記各検出端子の導通点に至る
までの抵抗値を、それら2箇所以外におけるインクタン
クの内面から外面に至るまでの抵抗値より小さい抵抗値
となるように形成することにより、上記一対の検出端子
と上記導通点との接触抵抗を小さくすることができる。
したがって、接触抵抗が大きいことによるインク残量の
検知精度の低下を防止することができる。
【0040】特に、請求項6および請求項22に記載の
発明のように、上記抵抗体の異なる位置の2箇所の体積
固有抵抗値を10〜100Ω・cmの範囲内に設定する
ことが、インク残量の検知精度を高める上で望ましい。
つまり、上記2箇所の体積固有抵抗値は、より小さいほ
ど、検出端子との接触抵抗を小さくしてインク残量の検
知精度を高めることができる。
【0041】また、請求項7および請求項23に記載の
発明のように、上記抵抗体が導電性樹脂であることによ
り、その導電性樹脂に含まれる導電性材料の含有率を調
整することにより、上記抵抗体の体積固有抵抗値を所望
の大きさに設定することができる。しかも、導電性樹脂
は、成形が容易であり、インクタンクを構成する材質と
して適当である。
【0042】また、インクタンクは、導電性樹脂粒子の
プレス成形により、成形することができるが、特に、請
求項8および請求項24に記載の発明のように、上記抵
抗体の上記2箇所に相当する部位に低抵抗導電性樹脂粒
子を、上記2箇所以外には高抵抗導電性樹脂粒子を用い
てプレス成形することにより、上記抵抗体の上記2箇所
に相当する部位を低抵抗の部位に、上記2箇所以外を高
抵抗の部分に形成することができる。つまり、抵抗値の
異なる2種類の導電性樹脂粒子を用いてプレス成形する
ことにより、検出端子との接触抵抗が小さく、インク残
量の検知精度が高いインクタンクを実現できる。
【0043】さらに、請求項9および請求項25に記載
の発明のように、上記抵抗体の上記2箇所に金属電極を
埋め込むことにより、検出端子との接触抵抗をより一層
小さくすることができるため、インク残量の検知精度を
より一層高めることができる。
【0044】特に、請求項10および請求項26に記載
の発明のように、上記抵抗体を導電性樹脂により形成す
る場合には、上記金属電極を上記2箇所に相当する部位
にインサート成形することにより、上記金属電極を上記
2箇所に相当する部位に容易に埋め込むことができる。
【0045】また、上記導電性樹脂として、請求項11
および請求項27に記載の発明のように、カーボン繊維
を含有する樹脂、カーボンブラックを含有する樹脂、あ
るいは導電性を付与した鉱物繊維を含有する樹脂を用い
ることが望ましい。つまり、カーボン繊維、カーボンブ
ラック、あるいは導電性を付与した鉱物繊維は、導電性
を持ち、さらに樹脂との混合が容易だからである。ま
た、それら導電性材料の樹脂との混合比を調整すること
により、上記抵抗体の抵抗値および強度を容易に調整で
きるからである。
【0046】また、請求項12に記載の発明のように、
上記一対の検出端子は、上記インクタンクの深さ方向に
おいて異なる2箇所の位置にそれぞれ設けることによ
り、単にインク残量が所定量以下になったか否かの検知
だけではなく、インク残量をリニアに検知できる。
【0047】さらに、請求項13に記載の発明のよう
に、上記一対の検出端子の一方が、上記インクタンクの
探さ方向に下から、上記インクタンクの探さの2割以内
の位置に存在することにより、インク残量がインクタン
クの深さの2割以下になるまで、インク残量をリニアに
検知できる。つまり、インク残量検知の目的は、間もな
くインクがなくなることを知ることにあるから、残り僅
かな量になるまで検知できるように、下方の検出端子
は、設置できる範囲内で、できるだけ下方に位置するの
が好ましい。
【0048】一方、一対の検出端子のうちの上方に位置
する検出端子は、請求項14に記載の発明のように、上
記インクタンクの探さ方向に上から、上記インクタンク
の探さの8割以内の位置に存在するのが好ましい。つま
り、上下の検出端子が互いに近くにあると、その間のイ
ンク残量の検知しか行うことができないため、上下の検
出端子は、互いに離して設置するのが好ましい。しか
し、上述のように、間もなくインクがなくなることを知
ることができれば良いことからすれば、上方の検出端子
に関しては、比較的、位置にこだわる必要はない。
【0049】ところで、一般に、インクタンクは、イン
クジェットヘッドと共にキャリッジに搭載されており、
キャリッジがプラテンと並行に移動しつつ、インクジェ
ットヘッドは、プラテンに装填された記録媒体にインク
を吐出する。さらに、キャリッジは、インクジェットヘ
ッドのクリーニングなどの回復動作のため、記録媒体の
範囲外まで移動可能に構成されている。そこで、請求項
15に記載の発明のように、上記一対の検出端子を上記
キャリッジの移動経路に沿った所定の位置に固設し、当
該所定位置にて上記一対の検出端子が上記インクタンク
に外部から接触するという構成により、キャリッジを適
当な位置に移動させてインクタンク内のインクの残量を
検知できる。
【0050】また、カラー印字を行うインクジェット記
録装置では、一般に、キャリッジに4色のインクタンク
を移動方向に並べて搭載している。そこで、請求項16
に記載の発明のように、キャリッジの移動に同期して、
各インクタンクが上記所定位置に到達して上記一対の検
出端子と接触する各タイミングで抵抗値を計測すること
により、インクの残量変化を各インクタンク毎に検知で
きる。
【0051】この場合、請求項17に記載の発明のよう
に、各インクタンクに収容されるインクがそれぞれ異な
る場合、たとえば、各インクの抵抗値がそれぞれ異なる
場合であっても、それぞれのインクタンクのインク切れ
を検出できるので、インクがなくなったインクタンクの
みを交換すればよい。
【0052】なお、上記抵抗体とは、電気に対して良導
体でも絶縁体でもなく、ある一定の抵抗を持った導体を
意味する。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録装置の実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、以下の各本実施形態では、圧電素子式のインクジ
ェットヘッドを使用したインクジェット記録装置を代表
に説明する。図1は、そのインクジェット記録装置の主
要部を示す概略斜視図である。
【0054】図1において、インクジェット記録装置1
0のフレーム80には、記録用紙Sを搬送するための円
筒状のプラテンローラ81が軸まわりに回転可能に配置
されている。そして、プラテンローラ81と平行にガイ
ドロッド82及びガイドレール83が設けられ、これら
に支持されつつキャリッジ84がプラテンローラ81と
平行に移動できるようになっている。キャリッジ84
は、フレーム80の下部に設けられたCRモータ85に
よりベルト86を介して駆動されるようになっている。
キャリッジ84には、ノズルからインクを吐出してフル
カラー印刷を行う4色(ブラック、シアン、マゼンダ、
イエロー)のインクジェットヘッド70が搭載されてい
る。
【0055】さらに、キャリッジ84には、インクジェ
ットヘッド70にインクを供給するインクタンク71が
4色分並列して、はめ外し可能に搭載されている。ま
た、フレーム80には、インクジェットヘッド70のイ
ンク吐出状態が悪化したときにこれを回復させるための
回復系として、ノズル面を拭き払うワイパ87と、ノズ
ル面を覆って劣化したインクを吸引するパージキャップ
88とが設けられている。さらに、プラテンローラ81
や回復系を駆動するLF(ラインフィード)モータ89
が搭載されている。さらに、フレーム80には、インク
タンク71の抵抗を測定するための一対の検出端子72
A、72Bが搭載されている。
【0056】図2に示すインクタンク71は、内部にイ
ンクを貯留しており、その前面(図中奥方)にインクジ
ェットヘッド70と連通しインクを供給するためのイン
ク供給孔(図示せず)が形成されている。また、インク
タンク71は、その後面(図中手前側)のキャップ73
の材質を抵抗体で構成している。図3は、図2に示した
インクタンク71を4色分並べたときの様子を模式的に
表した斜視図である。インクタンク71はこのように配
置され、キャリッジ84に搭載される。また、各インク
タンク71のキャップ73はいずれも抵抗体で構成され
ている。
【0057】図3中、方向Lはキャリッジ84の移動方
向であり、図1におけるガイドロック82およびガイド
レール83に並行方向である。キャリッジ84が方向L
に移動するとともに、搭載されたインクタンク71も同
時に移動することは言うまでもない。図1に記載の一対
の検出端子72A、72Bはインクタンク71が移動し
たとき、そのキャップ73の上部と下部(図2のA点と
B点)にちょうど接する位置に、フレーム80に固定し
て設置されている。キャップ73のA−B間の抵抗は、
インクのA−B間の抵抗に対し、大きくなるように設定
される。さらに、インクタンク71の他の部分はすべて
通常の絶縁性樹脂で構成されている。
【0058】次に、インクジェット記録装置10の制御
系を説明する。この制御系は、図4に示すように、ヘッ
ドドライバ30と、ゲートアレイ31と、CPU32と
を中心に構成されている。図4中、ヘッドドライバ30
とインクジェットヘッド70とがキャリッジ84に搭載
されており、他(ホスト78を除く)は装置本体内に設
置されている。ヘッドドライバ30は、インクジェット
ヘッド70の各チャンネルに駆動信号を印加する回路で
ある。ゲートアレイ31はホスト(パソコン等)78か
らインターフェース33を介して印字データ(コードデ
ータ)を受け取り、そのイメージデータへの展開やヘッ
ドドライバ30への転送等を行う回路である。また、ゲ
ートアレイ31には、展開したイメージデータを貯蔵す
るイメージメモリ34が付設している。
【0059】CPU32は、インクジェット記録装置1
0の動作全体の統括制御を行うワンチップマイコンであ
る。CPU32とゲートアレイ31とはバス35で接続
されており、データやタイミング信号等のやりとりが出
来るようになっている。また、ROM36やRAM37
にも接続されている。さらに、CPU32は、インク残
量検出回路40にも接続されている。インク残量検出回
路40には、一対の検出端子72Aと72B、検出端子
間に電圧を印加するための電圧源、検出端子間の電流を
測定するための電流計等が含まれる。さらに、CPU3
2は、印字パラメータ等の設定操作や表示を行うスイッ
チパネル38や機械部分の駆動系39にも接続されてい
る。ここで、駆動系39には、CRモータ85やLFモ
ータ89及びそれらのための位置センサ等が含まれる。
【0060】続いて、図5から図11を参照して、本実
施形態のインクジェット記録装置10の作用を説明す
る。まず、インクの残量と、測定される抵抗値の関係を
説明する。図9、図10、図11は、接点Aから接点B
までの抵抗体からなるキャップ73と残留インクの断面
図(a)と、その等価回路(b)である。図9は、接点
Aまでインクが残っている場合である。この場合、キャ
ップ73の抵抗をRa、インクの抵抗をRbとすると、
等価回路はRaとRbを並列に接続した形(図9
(b))となり、全体の抵抗RABは、
【0061】 RAB={(1/Ra)+(1/Rb)}-1・・・式1
【0062】と表される。図10は、接点Aと接点Bの
中間までインクが残っている場合である。インクの抵抗
は約Rb/2となり、キャップ73の抵抗Raの中間点
に並列に接続された形(図10(b))と等価である。
従って、全体の抵抗RABは、
【0063】 RAB≒(Ra/2)+{(2/Ra)+(2/Rb)}-1・・・式2
【0064】と表される。図11は、インクが接点Bよ
り下にしか残っていない場合である。インク部分を流れ
る電流は0となり、その部分の抵抗は∞となるので、キ
ャップ73の抵抗Raのみとなる(図11(b))。従
って、全体の抵抗RABは、
【0065】RAB=Ra・・・式3
【0066】と表される。
【0067】このように、測定された抵抗値は、インク
の残量によって変化することが分かる。ここで、キャッ
プ73の抵抗はインクの抵抗に対し、十分大きく設定さ
れているので、上記、式1における(1/Ra)の値
は、(1/Rb)に比べて十分小さいと考えられる。従
って、式1は
【0068】RAB≒Rb・・・式4
【0069】と、近似される。また、同様に式2におい
て、(2/Ra)の値は、(2/Rb)に比べて十分小
さいと考えて、
【0070】 RAB≒(Ra/2)+(Rb/2)≒Ra/2・・・式5
【0071】と近似できる。即ち、インクが減少するに
したがって、式4→式5→式3と変化することになり、
全体の抵抗値RABは、概略、キャップ73のうちインク
に触れていない部分の抵抗値によることが分かる。よっ
て、測定された全体の抵抗値RABから、概略のインクの
量が分かる。
【0072】なお、本実施の形態においては、検出端子
72A、Bをそれぞれインクタンク71の深さ方向に離
間させて、検出端子72Aを上部に、検出端子72Bを
下部に配置している。インク残量検知の目的は、間もな
くインクが無くなることを知るためにあるが、インクタ
ンク71内のインクの液面が下方に配置した検出端子7
2Bより下にあるとインク残量の変化が検知できなくな
る。従って、残りわずかな量になるまで検知できるよう
にするには、下方の検出端子は設置できる範囲内ででき
るだけ下方に位置するのが好ましい。また、インク残量
が全容量の2割以下になるまでは、インクを使いきるよ
うにするのが好ましい。以上の意図より、検出端子72
Bはインクタンク71の探さ方向に下から、インクタン
クの探さの2割以内の位置にあるのがよい。
【0073】また、インクの残量変化をリニアに常に把
握できるようにするには、検出端子72Aを検出端子7
2Bと離間させて、できるだけ上方に位置することが好
ましい。こうすることで、インク残量を大きな範囲で把
握することができるようになる。一方、インクの残量が
所定量以下になったか否かのみを判定するのであれば、
検出端子72Aと検出端子72Bを横に並べて配置させ
ても構わない。
【0074】ここで、キャップ73の材質である抵抗体
について述べると、この抵抗体の前記接点A、B間の抵
抗値RT は、接点A、B間のインクの抵抗値Rl より大
きいことが好ましい。上述した等価回路からわかるよう
に、抵抗体の抵抗値がインクの抵抗値より充分大きけれ
ば、インクが充分あるときとインクが残りわずかになっ
たときとで接点A、B間全体の抵抗値の変動が大きくな
るため、確実にインク切れを検出できる。特に、インク
の残量を常に監視するようなインク残量検出を行うよう
なときには、抵抗体の抵抗値がインクの抵抗値の10倍
以上であることがより好ましい。このような観点から、
抵抗体の具体的な抵抗値を例示すると、前記抵抗体の体
積固有抵抗値は106 〜108 Ω・cmの範囲であると
よい。
【0075】なお、本実施形態で使用した抵抗体は、そ
の加工性及び耐久性から導電性樹脂が用いられている。
導電性樹脂の中での、カーボン樹脂を含有するもの、カ
ーボンブラックを含有するもの、または導電性を付与し
た鉱物繊維を含有するものが、抵抗体として、また、イ
ンクタンク71のキャップ73として、より好ましい。
なお、前記カーボン樹脂、カーボンブラック、または鉱
物繊維を含有する導電性樹脂を2つ以上混合したものを
用いても当然構わない。
【0076】次に、各インクタンク71ごとの抵抗値を
測定する方法を図5から図8及び図15を参照して説明
する。図5から図8は、各インクタンク71を方向Lに
移動することにより、インク残量を検出する際の検出端
子72Aと72Bの位置を示す説明図であり、図15
は、インク残量検出のために実行されるCPU32の制
御内容を示すフローチャートである。
【0077】最初に、ブラックのインク残量を検出する
場合を図5を参照して説明する。インク残量を検出する
タイミング、例えば、パージングなどのインク吐出状態
を回復するタイミングになると(ステップ100)、キ
ャリッジ84が一対の検出端子72A,72Bが設けら
れた所定位置へ移動開始する(ステップ200)。続い
て、キャリッジ84が上記所定位置に停止すると(ステ
ップ300)、図5に示すように、検出端子72A、7
2Bはブラックのインクタンク71のキャップ73に接
点A及び接点Bで接触した状態となる。続いて、検出端
子72A,72B間にインク残量検出のための電圧が印
加され(ステップ400)、電流計により、検出端子7
2A,72B間に流れる電流の電流値が検出される(ス
テップ500)。
【0078】そして、この電流値及び印加した電圧の電
圧値から、ブラックのインクタンク71の接点AB間の
抵抗値を演算し、この演算結果に基づいてスイッチパネ
ル38(図4)に設けられた図示しないインク残量表示
用LEDなどを点灯させる(ステップ600)。また、
シアンのインクタンク71のインク残量を検出する場合
は、図6に示すように、キャリッジ84を移動させるこ
とにより、検出端子72A、72Bをシアンのインクタ
ンク71のキャップ73に接触させてインク残量を検出
する。同様に、マゼンタのインクタンク71(図7)、
イエローのインクタンク71(図8)についても、キャ
リッジ84を移動させてインク残量を検出できる。
【0079】なお、各インクタンク71のインク残量の
検出は、ブラックからイエローまでを順に一度に行って
もよいし、インク吐出状態を回復させるタイミング毎に
1つずつ行ってもよい。また、インク残量の検出タイミ
ングは、インクジェット記録装置10を起動させたタイ
ミングでもよいし、ホスト78からの印字データの受信
が終了し、一連の印字が終了したタイミングでもよい。
【0080】以上詳細に説明したように、本実施の形態
によれば、インクタンク内に検出端子を設けることな
く、インクタンク71のキャップ73の材質を抵抗体に
変更することと、フレーム80に固定して一対の検出端
子72A、72Bおよび電圧源、電流計等を設けるのみ
の些少な改良で、特にコストアップすることなくインク
の残量を検出できるインクジェット記録装置を提供でき
る。
【0081】次に、本発明第2実施形態のインクジェッ
ト記録装置について、キャップの構造およびキャップと
検出端子との接触状態を示す図12から図14を参照し
て説明する。本第2実施形態のインクジェット記録装置
は、検出端子とインクタンクとの接触抵抗を小さくする
ことにより、高い精度でインク残量を検知できることを
特徴とする。なお、インクジェット記録装置の構成は、
インクタンクを除いて上記実施形態と同じであるため、
説明は省略する。
【0082】上述のように、インク残量の検出は、一対
の検出端子72A,72B間の抵抗値に基づいて行うた
め、それら検出端子72A,72Bとキャップ73との
接触抵抗が検出精度に影響を与える。つまり、上記接触
抵抗が大きい場合には、インクの検出精度が低下するこ
とが考えられる。そこで、上記接触抵抗を小さくするた
めに、本第2実施形態のインクジェット記録装置に用い
られるインクカートリッジのインクタンクは、図12に
示すように、キャップ73の上端部及び下端部、つま
り、検出端子72Aおよび72Bと接触する部分は、低
抵抗導電性樹脂73Aにより形成されており、それ以外
の部分は、高抵抗導電性樹脂73Bにより形成されてい
る。このキャップ73は、図12に示すようにキャップ
73を成形するための成形型(図示省略)内の上端部及
び下端部に低抵抗導電性樹脂粒子74Aを充填し、それ
以外の部分に高抵抗導電性樹脂粒子74Bを充填して全
体をプレス成形することにより成形される。
【0083】本実施形態では、高抵抗導電性樹脂の体積
固有抵抗値は、106 〜108 Ω・cmであり、低抵抗
導電性樹脂の体積固有抵抗値は、10〜100Ω・cm
である。これにより、一対の検出端子72A,72Bと
キャップ73との接触抵抗は、その接触部分が高抵抗導
電性樹脂74Bにより形成されている場合よりも、低抵
抗導電性樹脂74Aにより形成されている場合の方が、
小さくなるため、インク残量の検出を高い精度でリニア
に行うことができる。
【0084】また、インクの残量が所定量以下になった
か否かのみを検出する場合には、図13に示すように、
キャップ73の下端の両角部を低抵抗導電性樹脂74A
により形成し、それ以外の部分を高抵抗導電性樹脂74
Bにより形成する。これにより、一対の検出端子72
A,72Bとキャップ73との接触抵抗を小さくするこ
とができるため、インクの残量が所定量以下になったか
否かを高い精度で検出できる。
【0085】さらに、図14に示すように、高抵抗導電
性樹脂73Bにより形成されたキャップ73の上端部及
び下端部に金属製の電極75A,75Bを埋め込み、そ
の頭部をキャップ73の表面から突出させた構成にする
こともできる。電極75A,75Bは、キャップ73を
成形する際に、高抵抗導電性樹脂73B内にインサート
成形することにより埋め込むことができる。これによれ
ば、検出端子72A,72Bとの接触部分を低抵抗導電
性樹脂74Aにより形成するものよりも、接触抵抗をよ
り一層小さくすることができるため、インク残量の検出
をより一層高い精度でリニアに行うことができる。な
お、インクの残量が所定量以下になったか否かを検出す
る場合には、キャップ73の下端の両角部に電極75
A,75Bを埋め込むことにより、両角部を低抵抗導電
性樹脂74Aにより形成するものよりも、より一層高い
精度でインクの有無を検出できる。
【0086】また、本第2実施形態では、導電性樹脂と
して、カーボン樹脂を含有するもの、カーボンブラック
を含有するもの、または、導電性を付与した鉱物繊維を
含有するものが用いられる。また、カーボン樹脂、カー
ボンブラック、または、鉱物繊維を含有する導電性樹脂
を2つ以上混合したものを用いても当然構わない。
【0087】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の効果を奏することができる範
囲で種々の改良、変形が可能であることはもちろんであ
る。例えば、ここでは、インクタンク71に用いる抵抗
体をキャップ73の部分としたが、インクタンク71の
前面や下面等、インクと接する部位であればインクタン
ク71のどの部分であっても構わないし、全体であって
も構わない。但し、その場合、一対の検出端子72A、
72Bは、残量の検出が確実に実行できる位置にそれぞ
れを配設する必要がある。
【0088】ところで、上記CPU32により実行され
るステップ100ないしステップ600が、本発明の抵
抗計測手段として機能する。
【0089】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項2
7に記載の発明によれば、インクタンクの内部に電極を
設けなくても、インクタンクの外部からインクタンク内
のインク残量を検知することができる。
【0090】また、請求項18に記載の発明によれば、
インクタンクの内部に電極を設けなくても、インクタン
クの外部からインクタンク内のインク残量を検知できる
インクカートリッジを実現できる。
【0091】特に、上記抵抗値を測定するためには、請
求項2に記載の発明のように、電圧源により、上記抵抗
体に接触させた一対の検出端子間に電圧を印加し、その
ときに上記一対の検出端子間に流れる電流の大きさを電
流計により計測することにより行うことができる。
【0092】また、請求項3または請求項19に記載の
発明によれば、インク残量の変化に対し、インクの中の
電流量は鋭敏に反応するため、インク残量の検知精度を
高めることができる。
【0093】特に、請求項4または請求項20に記載の
発明によれば、上記抵抗体の体積固有抵抗値を106
108 Ω・cmの範囲内に設定することにより、一対の
検出端子間に流れる電流のほとんどの部分を抵抗体では
なくインクの中を流すことができるため、インク残量の
検知精度を高めることができる。
【0094】また、請求項5または請求項21に記載の
発明によれば、上記一対の検出端子と上記導通点との接
触抵抗を小さくすることができるため、インク残量の検
知精度の低下を防止することができる。
【0095】特に、請求項6または請求項22に記載の
発明によれば、上記抵抗体の異なる位置の2箇所の体積
固有抵抗値を10〜100Ω・cmの範囲内に設定する
ことにより、検出端子との接触抵抗を小さくしてインク
残量の検知精度を高めることができる。
【0096】また、請求項7または請求項23に記載の
発明によれば、上記抵抗体が導電性樹脂であることによ
り、上記抵抗体の体積固有抵抗値を所望の大きさに設定
することができるとともに、インクタンクを容易に形成
できる。
【0097】特に、請求項8または請求項24に記載の
発明によれば、抵抗値の異なる2種類の導電性樹脂粒子
を用いてプレス成形することにより、検出端子との接触
抵抗が小さく、インク残量の検知精度が高いインクタン
クを実現できる。
【0098】さらに、請求項9または請求項25に記載
の発明によれば、上記抵抗体の上記2箇所に金属電極を
埋め込むことにより、検出端子との接触抵抗をより一層
小さくすることができるため、インク残量の検知精度を
より一層高めることができる。
【0099】特に、請求項10または請求項26に記載
の発明のように、上記抵抗体を導電性樹脂により形成す
る場合には、上記金属電極を上記2箇所に相当する部位
にインサート成形することにより、上記金属電極を上記
2箇所に相当する部位に容易に埋め込むことができる。
【0100】また、請求項11および請求項27に記載
の発明によれば、上記導電性樹脂として、カーボン繊維
を含有する樹脂、カーボンブラックを含有する樹脂、あ
るいは導電性を付与した鉱物繊維を含有する樹脂を用い
ることにより、容易に導電性を持たせることができると
ともに、樹脂と混合できる。また、それら導電性材料の
樹脂との混合比を調整することにより、上記抵抗体の抵
抗値および強度を容易に調整できる。
【0101】また、請求項12に記載の発明によれば、
上記一対の検出端子を上記インクタンクの深さ方向にお
いて異なる2箇所の位置にそれぞれ設けることにより、
単にインク残量が所定量以下になったか否かの検知だけ
ではなく、インク残量をリニアに検知できる。
【0102】さらに、請求項13に記載の発明によれ
ば、上記一対の検出端子の一方を上記インクタンクの探
さ方向に下から、上記インクタンクの探さの2割以内の
位置に存在させることにより、インク残量がインクタン
クの深さの2割以下になるまで、インク残量をリニアに
検知できる。
【0103】一方、請求項14に記載の発明によれば、
一対の検出端子のうちの上方に位置する検出端子を上記
インクタンクの探さ方向に上から、上記インクタンクの
探さの8割以内の位置に存在させることにより、インク
残量がインクタンクの深さの8割から2割以下になるま
で、インク残量をリニアに検知できる。
【0104】また、請求項15に記載の発明によれば、
上記一対の検出端子を上記キャリッジの移動経路に沿っ
た所定の位置に固設し、当該所定位置にて上記一対の検
出端子が上記インクタンクに外部から接触するという構
成により、キャリッジを適当な位置に移動させてインク
タンク内のインクの残量を検知できる。
【0105】さらに、請求項16に記載の発明によれ
ば、キャリッジの移動に同期して、各インクタンクが上
記所定位置に到達して上記一対の検出端子と接触する各
タイミングで抵抗値を計測することにより、インクの残
量変化を各インクタンク毎に検知できる。
【0106】また、請求項17に記載の発明によれば、
各インクタンクに収容されるインクがそれぞれ異なる場
合であっても、それぞれのインクタンクのインク切れを
検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の概略斜視図
である。
【図2】本発明のインクタンクの構造を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明のインクタンクの使用時の構造を示す斜
視図である。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の制御系の構
成図である。
【図5】インクタンクのブラックの抵抗値を測定する時
のインクタンクと検出端子との位置関係を示す斜視図で
ある。
【図6】インクタンクのシアンの抵抗値を測定する時の
インクタンクと検出端子との位置関係を示す斜視図であ
る。
【図7】インクタンクのマゼンタの抵抗値を測定する時
のインクタンクと検出端子との位置関係を示す斜視図で
ある。
【図8】インクタンクのイエローの抵抗値を測定する時
のインクタンクと検出端子との位置関係を示す斜視図で
ある。
【図9】(a)は、インクタンクのインクが満量時の断
面図であり、(b)は、インクタンクのインクが満量時
の等価回路である。
【図10】(a)は、インクタンクのインクが半量時の
断面図であり、(b)は、インクタンクのインクが半量
時の等価回路である。
【図11】(a)は、インクタンクのインクが空量時の
断面図であり、(b)は、インクタンクのインクが空量
時の等価回路である。
【図12】本発明第2実施形態のインクタンクの構造を
示す斜視図である。
【図13】本発明第2実施形態のインクタンクの構造を
示す斜視図である。
【図14】本発明第2実施形態のインクタンクの構造を
示す斜視図である。
【図15】CPU32により実行されるインク残量検出
のための制御の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置 32 CPU 40 インク残量検出回路 71 インクタンク 72A,72B 検出端子 73 キャップ 73A 低抵抗導電性樹脂 73B 高抵抗導電性樹脂 74A 低抵抗導電性樹脂粒子 74B 高抵抗導電性樹脂粒子 84 キャリッジ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンク内のインクを記録媒体に吐
    出して記録を行うインクジェット記録装置において、 前記インクタンクの内面の少なくとも一部を構成する抵
    抗体と、 この抵抗体により構成されたインクタンクの内面の異な
    る位置の2箇所と導通可能に設けられた一対の検出端子
    と、 この一対の検出端子間の抵抗値を計測する抵抗計測手段
    とを有し、 前記抵抗計測手段の計測値により前記インクタンク内の
    インク残量を検知することを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するインクジェット記録
    装置において、 前記一対の検出端子間に電圧を印加する電圧源と、 この電圧源の電圧により流れる電流の大きさを計測する
    電流計とを有することを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するイン
    クジェット記録装置において、 前記抵抗体の前記2箇所間における抵抗値RT が、前記
    インクタンク内のインクの前記2箇所間における抵抗値
    I に対し、 RT >RI の関係を有することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載するインクジェット記録
    装置において、 前記抵抗体の体積固有抵抗値が、106 〜108 Ω・c
    mの範囲内であることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1つ
    に記載するインクジェット記録装置において、 前記一対の検出端子は、前記抵抗体により構成されたイ
    ンクタンク内面の前記異なる位置の2箇所とインクタン
    クの外面より導通可能に設けられており、 前記インクタンクの内面の前記2箇所からインクタンク
    の外面の前記各検出端子の導通点に至るまでの抵抗値
    が、それら2箇所以外におけるインクタンクの内面から
    外面に至るまでの抵抗値より小さい抵抗値となるように
    形成されてなることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載するインクジェット記録
    装置において、 前記抵抗体の異なる位置の2箇所の体積固有抵抗値が、
    10〜100Ω・cmの範囲内であることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1つ
    に記載するインクジェット記録装置において、 前記抵抗体が導電性樹脂であることを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれか1つ
    に記載するインクジェット記録装置において、 前記抵抗体は、前記2箇所に相当する部位に低抵抗導電
    性樹脂粒子を、前記2箇所以外には高抵抗導電性樹脂粒
    子を用いて、プレス成形されたものであることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし請求項7のいずれか1つ
    に記載するインクジェット記録装置において、 前記抵抗体の前記2箇所には、金属電極が埋め込まれて
    いることを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のインクジェット記録
    装置において、 前記抵抗体は、導電性樹脂により形成されており、前記
    金属電極は、前記2箇所に相当する部位にインサート成
    形されたものであることを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし請求項10のいずれか
    1つに記載するインクジェット記録装置において、 前記導電性樹脂が、カーボン繊維を含有する樹脂、カー
    ボンブラックを含有する樹脂、あるいは導電性を付与し
    た鉱物繊維を含有する樹脂であることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    1つに記載するインクジェット記録装置において、 前記一対の検出端子は、前記インクタンクの深さ方向に
    おいて異なる2箇所の位置にそれぞれ設けられたことを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    1つに記載するインクジェット記録装置において、 前記一対の検出端子の一方が、前記インクタンクの探さ
    方向に下から、前記インクタンクの探さの2割以内の位
    置に存在することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13に記載す
    るインクジェット記録装置において、 前記一対の検出端子の一方が、前記インクタンクの探さ
    方向に上から、前記インクタンクの探さの8割以内の位
    置に存在することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし請求項14のいずれか
    1つに記載するインクジェット記録装置において、 前記インクタンクが、記録方向に移動可能なキャリッジ
    に搭載されており、 前記一対の検出端子は、前記キャリッジの移動経路に沿
    った所定の位置に固設され、当該所定位置にて前記一対
    の検出端子が前記インクタンクに外部から接触すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載するインクジェット
    記録装置において、 前記インクタンクを複数有し、 前記抵抗計測手段は、前記キャリッジの移動に同期し
    て、各インクタンクが前記所定位置に到達して前記一対
    の検出端子と接触する各タイミングで抵抗値を計測し、 インクの残量変化を各インクタンク毎に検知することを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載するインクジェット
    記録装置において、 各インクタンクに収容されるインクはそれぞれ異なるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  18. 【請求項18】 インクタンク内にインクを貯留し、そ
    のインクを印字ヘッドに適宜供給するインクカートリッ
    ジにおいて、 前記インクタンクの内面の少なくとも一部を構成する抵
    抗体を備え、 この抵抗体の少なくとも2点間の電気抵抗を検出し、こ
    の検出された電気抵抗に基づきインクの残量変化を検出
    可能とすることを特徴とするインクカートリッジ。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載するインクカートリ
    ッジにおいて、 前記抵抗体の前記2点間の抵抗値RT が、前記インクタ
    ンク内のインクの前記2点間の抵抗値RI に対し、 RT >RI の関係を有することを特徴とするインクカートリッジ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載するインクカートリ
    ッジにおいて、 前記抵抗体の体積固有抵抗値が、106 〜108 Ω・c
    mの範囲内であることを特徴とするインクカートリッ
    ジ。
  21. 【請求項21】 請求項18ないし請求項20のいずれ
    か1つに記載するインクカートリッジにおいて、 前記インクタンクの内面の前記2点からインクタンクの
    外面に至るまでの抵抗値が、それら2点以外におけるイ
    ンクタンクの内面から外面に至るまでの抵抗値より小さ
    い抵抗値となるように形成されてなることを特徴とする
    インクカートリッジ。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載するインクカートリ
    ッジにおいて、 前記抵抗体の前記2点における体積固有抵抗値が、10
    〜100Ω・cmの範囲内であることを特徴とするイン
    クカートリッジ。
  23. 【請求項23】 請求項18ないし請求項20のいずれ
    か1つに記載するインクカートリッジにおいて、 前記抵抗体が導電性樹脂であることを特徴とするインク
    カートリッジ。
  24. 【請求項24】 請求項21ないし請求項23のいずれ
    か1つに記載するインクカートリッジにおいて、 前記抵抗体は、前記2箇所に相当する部位に低抵抗導電
    性樹脂粒子を、2箇所以外には高抵抗導電性樹脂粒子を
    用いて、プレス成形されたものであることを特徴とする
    インクカートリッジ。
  25. 【請求項25】 請求項21ないし請求項23のいずれ
    か1つに記載するインクカートリッジにおいて、 前記抵抗体の前記2箇所には、金属電極が埋め込まれて
    いることを特徴とするインクカートリッジ。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のインクカートリッ
    ジにおいて、 前記抵抗体は、導電性樹脂により形成されており、前記
    金属電極は、前記2箇所に相当する部位にインサート成
    形されたものであることを特徴とするインクカートリッ
    ジ。
  27. 【請求項27】 請求項23、請求項24および請求項
    26のいずれか1つに記載のインクカートリッジにおい
    て、 前記導電性樹脂が、カーボン繊維を含有する樹脂、カー
    ボンブラックを含有する樹脂、または導電性を付与した
    鉱物繊維を含有する樹脂であることを特徴とするインク
    カートリッジ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002178538A (ja) * 2000-12-13 2002-06-26 Takagi Seiko Corp インクコントロール集合体の製造方法
JP2009503464A (ja) * 2005-07-27 2009-01-29 ブリタ ゲーエムベーハー 導電性液体の流量容量を決定する測定装置及び導電率測定装置と測定素子及び方法

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