JP4745733B2 - 電子レベル - Google Patents

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本発明は、若干傾いても測定可能とするためのコンペンセータ(光路自動補正機構)を備えた電子レベル(水準儀)に関し、さらに詳細には、コンペンセータの補正可能な範囲の限界を検出できるものに関する。
コンペンセータを備えた電子レベルとしては、下記特許文献1に開示されたようなものが知られている。この光電子レベルを図4に示す。この電子レベルは、対物レンズ部11と焦点板17と接眼レンズ部14からなる視準望遠鏡を備え、対物レンズ部11と焦点板17の間にコンペンセータ12とビームスプリッタ13とを配置している。
測定点から来た像は、対物レンズ部11、コンペンセータ12を経て、ビームスプリッタ13で2つに分けられ、一方は焦点板17上に成立結像し、他方はCCDリニアセンサ15上に正立結像する。このCCDリニアセンサ15からの出力される電気信号が演算処理部16で処理されて、標尺の高さや距離の自動測定ができるようになっている。演算処理部16は、アンプ161、サンプルホールド162、A/D変換器163、RAM164、クロックドライバ165、マイクロコンピュータ166とから構成される。演算処理部16には、表示部167とキー操作部550が接続される。
コンペンセータ12は、図5に示したように、本体120に台形状の4本の吊り線122を用い、その台形の下底に懸垂光学部材121を吊り下げている。本体120の下面前後にはミラー123及びプリズム125が固定され、懸垂光学部材121の上面にはミラー124が固定されている。対物レンズ部11を通過した像は、ミラー123、ミラー124、プリズム125で反射して、ビームスプリッタ13を経て、焦点板17上及びCCDリニアセンサ15上に正立結像するようになっている。このため、電子レベルは、本体120が若干傾斜しても、懸垂光学部材121が適切に水平を保持することによって、視準軸を自動的に水平に保って測定可能になっている。
ところで、コンペンセータ12の懸垂光学部材121は4本の吊り線で吊られているため、振動の多い場所で使用すると、懸垂光学部材121の振動が止まらず、正確な測定ができなくなることがあった。そこで、下記特許文献に開示された電子レベルは、懸垂光学部材121の本体120の傾斜角を検出する傾斜角検出部500を備えている(図4参照)。
傾斜角検出部500は、懸垂光学部材121の下方に一対の受発光部127a、127bを配置し、懸垂光学部材121の底面に反射マーク126を固定している。そして、受発光部127a、127bは、発光部ドライバ510を介してマイクロコンピュータ166からの指示で発光させられ、反射マーク126で反射した光を受光して電気信号を出力する。この受発光部127a、127bからの出力は、A/D変換器520a、520bを経て演算処理部16のマイクロコンピュータ166に入力される。マイクロコンピュータ166は、一対の受発光部127a、127bからの出力に基づいて懸垂光学部材121が水平であることを利用して本体120の傾斜角を算出する。
こうして、懸垂光学部材121の本体120に対する傾斜角すなわち電子レベルの傾斜角が算出されれば、この傾斜角によって標尺の高さや距離の測定誤差を補正でき、正確な水準測量ができる。
特開平9−145358号公報
ところで、前記特許文献1に開示された電子レベルでは、電子レベルの傾斜角を検出するのに、発光部ドライバー510、複数の受発光部127a、127b及び複数のA/D変換器520a、520bからなる傾斜角検出部500や反射マーク126等、多数の新たな部品を必要とするため、従来の電子レベルよりも高価になるという問題があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、コンペンセータを備えた電子レベルに対して、新たなに必要となる部品を極力少なくして、価格上昇を抑えながら、電子レベルの傾斜角を検出できるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、視準軸を水平に保つコンペンセータと、標尺が結像するリニアセンサとを有する望遠鏡光学系を備える電子レベルにおいて、
前記望遠鏡光学系内で前記コンペンセータの前方に、前記視準軸から離して前記視準軸と平行に後方へ向けて光線を出射する発光部を配置し、前記発光部の前記リニアセンサ上での結像位置から前記電子レベルの傾斜角を算出する演算処理部と、前記電子レベルの傾斜角が前記コンペンセータで視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に達したときに警報を発する警報器とを設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、電子レベルの望遠鏡光学系内でコンペンセータの前方に、視準軸から離して前記視準軸と平行に後方へ向けて光線を出射する発光部を配置し、前記発光部の前記リニアセンサ上での結像位置から前記電子レベルの傾斜角を算出する演算処理部と、前記電子レベルの傾斜角が前記コンペンセータで視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に達したときに警報を発する警報器とを設けたから、未然に確実に不適切な測定を防止できる。この際、新たな部品としては、コンペンセータの前方に設けた発光部だけであるから、価格上昇がなく経済的である。また、電子レベルの傾斜角を表示部に表示すれば、作業者は、その傾斜角からコンペンセータが正常に働いていて、コンペンセータで視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に対してどの程度余裕があるかを知ることができ、コンペンセータが正常に働いているときは安心して作業を行うことができる。
以下、図面に基づいて、本発明のコンペンセータを備えた電子レベルの一実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例に係る電子レベルの望遠鏡光学系に関する側面図である。図2は、前記望遠鏡光学系に関する平面図である。図3は、電子レベルのCCDリニアセンサ上に結像した像を示す図である。
この電子レベルは、図1及び図2に示したように、望遠鏡光学系を対物レンズ11aと合焦レンズ11bからなる対物レンズ部11と、コンペンセータ12と、ビームスプリッタ13と、焦点板17と、接眼レンズ14と、CCDリニアセンサ15とから構成している。そして、その望遠鏡光学系内において、前記コンペンセータ12の前方に、視準軸Lから離して視準軸Lと平行に後方へ向けて光線Rを出射するLED(発光ダイオード)又はLD(レーザーダイオード)等の光源2と、光源2をCCDリニアセンサ15上に結像させるコリメーションレンズ4とを備えている。光源2から発した光を受光したCCDリニアセンサ15は電気信号を出力し、この電気信号はアンプ18及びA/D変換器19を経て演算処理部16に入力される。演算処理部16は、CCDリニアセンサ15の出力に基づいて、電子レベルの傾斜角を算出して表示部167に表示させる。
さらに、演算処理部16は、電子レベルの傾斜角が、コンペンセータ12で視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に達したか否かを判断して、この判断結果を表示部167に表示させるとともに、視準軸を水平に補正できる範囲の限界に達したときには、警報器169により音、光又は音と光の両方で警報を出させるプログラムを内蔵している。
この他、演算処理部16は、常に測定点に設置された標尺(図示省略)を検出し易いように、LED駆動部20を介して光源2の輝度を適切に制御している。また、光源2とコリメーションレンズ4からなる発光部6は、標尺から来る光を邪魔しないように、視準望遠鏡の視準軸Lから或る程度横方向と上下方向に離して配置され、視準軸Lと平行に光線Rを出射する。さらに、コストアップを避けるため、懸垂光学部材121の傾斜角による標尺の高さや距離の測定誤差を補正できるようにするための傾斜角検出部500は省略される。
以上のことを除いて、この電子レベルは、図4及び図5に示した従来のものと同じである。なお、懸垂光学部材121は、視準軸を水平に補正できる範囲の限界まで振れたときには、図示しないストッパーによって、揺動が規制されるようになっている。
次に、この電子レベルの動作について説明する。CCDリニアセンサ15は、ピクセル(画素)を一列に並べたもので、一端側から順にピクセル番号が付されている。発光部6から出射された光線Rは、コンペンセータ12及びビームスプリッタ13を経てCCDリニアセンサ15に入射して、図3に示したように、CCDリニアセンサ15上に発光部像7として結像する。一方、測定点に設置された標尺も、CCDリニアセンサ15上に図3に示したように標尺像8として結像する。発光部6は小さくて極めて近いため、発光部像7は、尖頭値が大きな幅の狭い像となるため、標尺像8とは明確に区別がつく。電子レベルが傾くと、発光部6から出射された光線Rの懸垂光学部材121に固定されたミラー124への入射角が変化し、発光部像7が実線位置から破線位置7’へ移動する。
予め、電子レベルが完全に水平な状態の発光部像7の位置(図3の実線位置のピクセル番号)と、電子レベルの傾斜角に応じて発光部像7が移動する移動量9(ピクセル数)との関係を実験等によって求めて、演算処理部16に記憶しておく。これで、演算処理部16は、発光部像7の位置(ピクセル番号)から電子レベルの傾斜角を算出して、この傾斜角を表示部167にする。作業者は、電子レベルの傾斜角を見ることにより、この傾斜角からコンペンセータ12が正常に動作できる範囲内か、視準軸を水平に補正できる範囲の限界に対してどの程度余裕があるか、又は視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に到達したかを知ることができる。これにより、作業者は、コンペンセータ12が正常に働いているときは安心して作業を行うことができ、コンペンセータ12による視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に達したときは、測定値を破棄することにより、誤差の大きな測定値を得ることを防止できる。
さらに、演算処理部16は、電子レベルの傾斜角から、コンペンセータ12で視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に達した否か判断して、この判断結果を表示部167に表示するとともに、コンペンセータ12によるの視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に到達したときは、警報器169により音、光又は音と光の両方による警報を出すとともに、この電子レベルの動作を停止させる。これで、コンペンセータ12で視準軸を水平に補正することが不可能なほど傾斜した状態の電子レベルを用いた測定を防止でき、誤差の大きな測定値を得ることを確実に防止できる。
しかも、この電子レベルでは、従来のものに発光部6を設けるとともに、演算処理部16のプログラムを修正するだけの簡単な改造で済むから経済的である。
本発明の1実施例に係る電子レベルの望遠鏡光学系に関する側面図である。 前記電子レベルの望遠鏡光学系に関する平面図である。 前記電子レベルにおけるCCDリニアセンサ上に結像する像を示した図である。 従来の電子レベルを説明する図である。 従来の電子レベルに用いられるコンペンセータを説明する図である。
符号の説明
6 発光部
12 コンペンセータ
15 CCDリニアセンサ
16 演算処理部

Claims (1)

  1. 視準軸を水平に保つコンペンセータと、標尺が結像するリニアセンサとを有する望遠鏡光学系を備える電子レベルにおいて、
    前記望遠鏡光学系内で前記コンペンセータの前方に、前記視準軸から離して前記視準軸と平行に後方へ向けて光線を出射する発光部を配置し、前記発光部の前記リニアセンサ上での結像位置から前記電子レベルの傾斜角を算出する演算処理部と、前記電子レベルの傾斜角が前記コンペンセータで視準軸を水平に補正可能な範囲の限界に達したときに警報を発する警報器とを設けたことを特徴とする電子レベル。
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