JP4744364B2 - 多連式重量選別機 - Google Patents
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複数の同種製品を製品化部で製品化して複数の出力部から出力する製品出力装置と、前記複数の出力部に対応して設置され前記製品出力装置より出力された製品の重量を測定する複数の重量選別手段とを備える多連式重量選別機において、
前記複数の出力部のうち特定の出力部から出力される製品の重量測定値の複数個分による平均値と、前記複数の出力部から出力される製品の重量測定値の複数個分による平均値との比較でもって、前記製品出力装置における前記特定の出力部に対応する前記製品化部または前記特定の出力部に対応して設置された重量選別手段の異常を判定する異常判定手段を備えることを特徴とするものである。
複数の同種製品を製品化部で製品化して複数の出力部から出力する製品出力装置と、前記複数の出力部に対応して設置され前記製品出力装置より出力された製品の重量を測定する複数の重量選別手段とを備える多連式重量選別機において、
前記複数の出力部のうち特定の出力部から出力される製品の重量測定値の複数個分によるばらつき量と、前記複数の出力部から出力される製品の重量測定値の複数個分によるばらつき量との比較でもって、前記製品出力装置における前記特定の出力部に対応する前記製品化部または前記特定の出力部に対応して設置された重量選別手段の異常を判定する異常判定手段を備えることを特徴とするものである。
さらに、製品重量の密度変化、床振動ノイズなど、大きさの判定が難しい要因が判定用のパラメータに入っていると故障判定(異常判定)の許容限界値の設定が難しいが、これらの不確定要因が除外されているので、許容限界値が定め易いという利点もある。
W〈n〉=V〈n〉・p〈n〉+wt (1)
で表される。このW〈n〉は後段の重量選別機によって測定される。なお、
〈 〉で括ってある符号は添え字である(以下同様)。
充填用容器に対してその容量の100%分の被計量物を正確に誤差なく100%充填することは困難であり、充填体積量には目的充填体積量に対して各搬送レーンに特有のオフセット誤差と毎回の充填動作に起因するばらつきとによる誤差が生じる。
s〈n〉=(s1〈n〉2+s2〈n〉2 )1/2と表される。
製品重量の測定値が上記の各種ばらつき要因をもっていても、計量部、すなわち荷重センサのスパン変動を評価するには十分な量の製品を扱って重量変化を見ればよいので、評価のためのサンプリング数Nを大きく設定し、重量選別機1で測定したn番目のレーンの製品重量W〈n〉のN個分の平均値を求め、平均値W〈n〉aとする。
この平均値W〈n〉aのばらつき量は
s〈n〉/N1/2 (2)
である。
サンプリング数Nには、スパン変動が評価でき(=平均値W〈n〉aの値の上にスパン変動現象が現れ)、かつW〈n〉aの値を厳密に評価するに十分な(=平均値W〈n〉aのばらつき量が十分小さくなる)大きさの値を選択する。ただし、温度などを要因として変動する密度の変化がW〈n〉aにおいて現れるようにするため、余り大きいサンプリング数Nの値を選ぶことはできない。
W〈n〉a′=W〈n〉a−wt (3)
であり、W〈n〉a′の変動の異常を判定評価する。
なお、包装されている被計量物の重量に比べて包装材の重量が十分小さい場合は、包装容器の重量wtを引く手続は不要である。
調整中であっても重量選別機1は突然の床振動、電気ノイズなどを受けて少数の計量値が通常のばらつき幅を超えて異常な大きさでばらついたり変位することがまれに起こり得るので、それらの値を除外するため、各レーンが作る製品重量の通常の状態で起きると予測される最大ばらつき幅、例えば充填目標重量値の±数%程度の範囲内のデータを採用するように、重量測定値の取捨選択の範囲を設定して、できるだけ多くのサンプル個数Rを取って求めるものとする。
各レーンの製品(または被計量物)重量測定値のばらつき量の標準偏差をs〈1〉〜s〈n〉とすると、
s〈1〉〜s〈n〉については、レーン全体のばらつき量の代表値として標準偏差の平均値として
s′=(s〈1〉+・・・+s〈n〉)/n (4)
を定める。
また、1〜nレーンのそれぞれr1〜rn個の製品重量の平均値
W〈1〉a、・・・・・・W〈n〉a (5)
を求める。
W〈1〉a′=W〈1〉a−wt
・
・
・
W〈n〉a′=W〈n〉a−wt (6)
充填される被計量物重量値の基準値はWs′であるとする。
そこで、
Ws′=k〈1〉・W〈1〉a′、・・・・Ws′=k〈n〉・W〈n〉a′ (7)
のごとく、各レーンで充填される被計量物重量値が基準重量値Ws′に変換されるような変換係数k〈1〉〜k〈n〉を決定し、これら係数を演算装置のメモリへ記憶させる。この変換係数を使用することによって各レーンで運転中に充填される被計量物の重量値は基準重量相当値に変換される。
なお、計量器のスパンチェックを1日の運転開始直前に実施するようなラインでは、上記の演算および設定・記憶操作は、当日の運転の開始直後に全レーンがそれぞれR個の製品重量を測定した結果に基づいて運転中に行い、設定・記憶完了後に自動的に下記に述べる故障診断のモードに入るようにしてもよい。
異常判定を行うための評価値を求めるには、連続運転中に重量選別機1は突然の床振動、電気ノイズなどを受けて少数の計量値が通常のばらつき幅を超えて異常にばらついたり変位する場合がある。そこで、例えば測定データ全体の95%程度の計測値が評価データとして採用できる範囲である標準偏差±2・s′の値を計測値の取捨選択の幅として採用すると定める。
W〈n〉u=W〈n〉a+2・s′ (8)
W〈n〉l=W〈n〉a−2・s′ (9)
と設定する。他のレーンも同様にする。
そして、この幅によって重量選別機1による製品重量の測定値が選択される。
W〈1〉a′=W〈1〉a−wt
W〈n〉a′=W〈n〉a−wt (10)
次のサンプル数N個を選択するときの上下限値を計算するときは、直前のサンプルN個の製品重量値の平均値を使用する。
rn=Wpa〈1〉/Wpa〈e・1〉 (11)
と定義する。
他のレーンの判定式も同様である。nレーンの判定式の場合は、nレーンを除く他のすべてのレーンの被計量物の基準値重量相当値を加算し、n−1で除して、nレーンを除く被計量物の基準値重量相当値の平均値Wpa〈e・n〉を分母に置く。分子はnレーンの被計量物の基準値重量相当値Wpa〈n〉を置いて
rn=Wpa〈n〉/Wpa〈e・n〉 (12)
上記のように判定式を構成すると、被計量物の密度変化は無く、荷重センサのスパン変化も無ければWpa〈n〉、Wpa〈e・n〉はそれぞれ1の値をとり、r〈n〉も1の値をとる。
しかしながら、上記判定式ならば、その要素を含まないので、1を中心にきわめて小さい上限値、下限値を設定することができ、小さい異常の間に荷重センサの交換などの対応ができる。
0.999<rn<1.001 (13)
とする。
一般に、荷重センサのスパン変動は緩やかに生ずるので、時々前段の生産機械3や充填包装装置2の停止する機会において、製品が流れてこない機会に実施される重量選別機1における計量器10の零点計測のタイミングをとらえて、各レーンともに零点計測後のN個のサンプリングでもって判定を行えば、零点ドリフトの影響も受けず,より正確にスパン変動が判定できる。
nレーンを評価する場合は、nレーンの標準偏差を除いたそのほかのレーン(合計n−1のレーン)の標準偏差の平均値
s2〈e・n〉"=(s2〈1〉+・・・+s2〈n−1〉)/(n−1) (14)
を求め、nレーンの標準偏差s2〈n〉との比率qnをとって
qn=s2〈n〉/s2〈e・n〉" (15)
を評価する。qnの評価方法は、式(13)と同様であり、全レーンに均等に影響するばらつきの因子が除かれるので、厳密に単独レーン特有のばらつき異常を判定することができる。
1a 計量コンベア
2 充填包装装置
5 振り分け装置
10 計量器
11 計測制御装置
12 演算部
14 設定器
15 表示装置
Claims (4)
- 複数の同種製品を製品化部で製品化して複数の出力部から出力する製品出力装置と、前記複数の出力部に対応して設置され前記製品出力装置より出力された製品の重量を測定する複数の重量選別手段とを備える多連式重量選別機において、
前記複数の出力部のうち特定の出力部から出力される製品の重量測定値の複数個分による平均値と、前記複数の出力部から出力される製品の重量測定値の複数個分による平均値との比較でもって、前記製品出力装置における前記特定の出力部に対応する前記製品化部または前記特定の出力部に対応して設置された重量選別手段の異常を判定する異常判定手段を備えることを特徴とする多連式重量選別機。 - 複数の同種製品を製品化部で製品化して複数の出力部から出力する製品出力装置と、前記複数の出力部に対応して設置され前記製品出力装置より出力された製品の重量を測定する複数の重量選別手段とを備える多連式重量選別機において、
前記複数の出力部のうち特定の出力部から出力される製品の重量測定値の複数個分によるばらつき量と、前記複数の出力部から出力される製品の重量測定値の複数個分によるばらつき量との比較でもって、前記製品出力装置における前記特定の出力部に対応する前記製品化部または前記特定の出力部に対応して設置された重量選別手段の異常を判定する異常判定手段を備えることを特徴とする多連式重量選別機。 - 前記重量設定手段において前記製品の重量測定値から製品包装材分の重量を引いて、その後の重量測定値を被計量物重量測定値に変換するようにされる重量設定手段を備える請求項1に記載の多連式重量選別機。
- 前記重量選別手段の異常判定とそれに関連する警報を表示する表示手段を備える請求項1または2に記載の多連式重量選別機。
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---|---|---|---|---|
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