JP4743077B2 - 高周波電力増幅器 - Google Patents

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Description

この発明は、高周波電力増幅器に関するもので、特に移動体通信、衛星通信用などのマイクロ波帯、ミリ波帯、例えば数MHzから数100GHzの通信機器に用いられる高周波電力増幅器に関する。
近年、マイクロ波帯、ミリ波帯において使用される通信機器はますます小形で高出力な機器が要求されている。これに加えて伝播される信号の品質に対する要求が高くなり、これに伴って歪みが少なく高効率な高周波電力増幅器が求められるようになってきた。
特にマルチキャリア信号や近年のCDMA方式などの変調波信号を用いるマイクロ波通信システムにおいては、信号増幅を行う増幅器の非線形性によって生じる歪みの影響を避けるため、最大電力より遙かに低い出力レベルで増幅器を動作させて用いている。
移動体通信や衛星通信用地上局に使用される高出力電力増幅器においては、大電力を増幅するためにゲート幅が大きいトランジスタ素子を使用する必要があり、多数のゲートフィンガ形のトランジスタを並列に接続して合成して、大ゲート幅のトランジスタ素子を構成する。このような多数のゲートフィンガ形のトランジスタを並列に接続し大ゲート幅のトランジスタ素子を構成した場合には、必然的にトランジスタ素子の入出力インピーダンスが小さくなり、このトランジスタ素子の動作周波数において、このトランジスタ素子とインピーダンス整合させるための整合回路負荷も非常に小さくなる。
高周波増幅器においては入力側の2次高調波を短絡に近い負荷条件にすれば高効率で動作することが知られている。しかしながら高周波電力増幅器のような大ゲート幅のトランジスタ素子を高効率で動作させることを目的として、動作周波数の2次高調波を短絡に近い負荷条件にするためには、動作周波数の基本波に対して非常に低いインピーダンスの整合回路負荷としていることに加え、動作周波数の高調波に対してさらに低インピーダンスの整合回路負荷とすることが必要になる。
公知の高周波電力増幅器としては、、電力用トランジスタのゲートと入力側整合用線路との間にある接続点Bと接地端との間に、電気長が基本周波数に対してほぼ1/4波長に相当する長さを有する第2の線路とコンデンサとが直列に接続された回路を備えた構成が示され、この回路によりB点から第2の線路を見たインピーダンスがほぼ0になり、2次高調波に対する入力インピーダンスを、基本波に対する入力インピーダンスに影響を与えることなく制御することができ、動作効率を高めることができることが開示されている(例えば、特許文献1、段落番号[0039]及び図2参照)。
また他の公知の電力増幅器としては、入力端子INと出力端子OUT間の第1経路A及び第2経路Bに半導体チップからなる電力増幅用デバイスであるGaAsFETがそれぞれソース接地で配置され、これらのGaAsFETそれぞれの入力側および出力側に、等価回路としての共振回路を有する入力整合回路、出力整合回路を備えた構成が開示されている(例えば、特許文献2、段落番号[0006]及び図1参照)。
またもう一つの公知の広帯域電力増幅回路においては、3個の電力増幅器それぞれの前後段に、周波数増幅特性を規定するための、所定の通過域のバンドパスフィルターが配置された構成が示されている。これらのバンドパスフィルタが配置されたことにより3個の電力増幅器は連続する三つの周波数帯域で順次周波数増幅特性を持つ狭帯域電力増幅器として構成される例が示されている(例えば、特許文献3、段落番号[0006]及び図1および2 参照)。
特開平8−37433号公報 特開2005−109651号公報 特開2002−43873号公報
しかしながら、上記に記載した各特許文献に示された電力増幅器においては、一つの電力用トランジスタとして、或いは一つのチップとして入出力端が各々合成されたトランジスタ素子の外部回路側に高調波を制御する回路や共振回路やバンドパスフィルタが配置されている。
高周波電力増幅器のような大ゲート幅のトランジスタ素子の高調波を制御する場合には、従来のように入出力端が各々合成されたトランジスタ素子の外部回路側に高調波を制御する処理回路を付加しても、高調波に対する低インピーダンス付加を得ることが困難になるという問題点があった。さらにトランジスタ素子の動作周波数に帯域幅がある場合には、動作周波数のみならず2次或いはそれ以上の高調波周波数にも帯域幅があり、入力負荷を広帯域に制御する必要がある。
この発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、第1の目的は出力効率が高く、広い周波数帯域において良好な歪み特性を有する高周波電力増幅器を提供することである。
この発明に係る高周波電力増幅器は、並列接続された複数のマルチフィンガー形のトランジスタで形成され、入力信号が入力される制御端子と定電位端に接続される第1の端子と出力信号が出力される第2の端子とを有する単位トランジスタが第1の半導体基板上に複数個配設されたトランジスタ素子と、このトランジスタ素子の複数の単位トランジスタそれぞれが個別に制御端子と定電位端との間にシャント接続された第1の直列共振回路を有し、この第1の直列共振回路が第2の半導体基板上に配設された高周波処理回路と、トランジスタ素子の複数個の制御端子を相互に接続する第1の接続配線と、トランジスタ素子の複数個の第2の端子を相互に接続する第2の接続配線と、第1の接続配線に接続された入力整合回路と、第2の接続配線に接続された出力整合回路と、を備え、第1の直列共振回路の二つがトランジスタ素子の動作周波数帯域に含まれる周波数の2次以上の高調波共振回路であって互いに異なる共振周波数を有するとともに、この互いに異なる共振周波数を有する二つの第1の直列共振回路が複数配設されたものである。
この発明に係る高周波電力増幅器においては、第1の直列共振回路がトランジスタ素子を構成する単位トランジスタの制御端子と定電位端との間にシャント接続され、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波の所望の周波数で共振するように設定されるので、トランジスタ素子の制御端子側から見て、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波に対する高調波負荷を、容易により低いインピーダンスに制御することが可能となる。さらに第1の直列共振回路の二つがトランジスタ素子の動作周波数帯域に含まれる周波数の2次及びそれ以上の高調波であって互いに異なる共振周波数を有するので、高周波処理回路に動作周波数帯域の高調波に対する二つの異なる共振周波数を有する第1の直列共振回路が混在することになり、一つの共振周波数のみの共振回路を設けた場合に比べて動作周波数帯域における歪みの変化をより少なくすることができ、比較的広い帯域で変化の少ない歪み特性を得ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の部分平面図である。
また図2はこの発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器のFET素子と高周波処理回路とを示す部分平面図である。
図1において、高周波電力増幅器10は、トランジスタ素子としてのFET素子12、高周波処理回路14、第1の接続配線としてのゲート接続配線16およびワイヤ18、ゲート接続配線16と接続された入力整合回路20、第2の接続配線としてのドレイン接続配線22及びワイヤ24、ならびにドレイン接続配線22に接続された出力整合回路26、それぞれが金属基板、例えば銅タングステンからなるPHS28の表面上に配設された構成になっている。
FET素子12は、第1の半導体基板としての一体的なGaAs基板12a上に形成された単位トランジスタとしての単位FET30を複数個並列に接続している。
単位FET30は制御端子としてのゲートパッド30a、第1の端子としてのソースパッド30b、第2の端子としてのドレインパッド30cを備えている。
各単位FET30のゲートパッド30aはワイヤ18を介してゲート接続配線16に集約され、このゲート接続配線16がさらに入力整合回路20に接続されている。
この実施の形態においては、各単位FET30のソースパッド30bはビアホール30dを経由して定電位端としての、例えば接地端に接続されている。
また、この実施の形態においては、ドレインパッド30cは各単位FET30毎に分割されておらずに、一体的に形成されているが、各ドレインパッド30cからそれぞれワイヤ24を介してドレイン接続配線22に集約され、ドレイン接続配線22が出力整合回路26に接続されている。
図2において、単位FET30は複数のマルチフィンガー形の、例えば電界効果型トランジスタを多数並列に接続して構成されている。単位FET30のゲートパッド30aは一群のゲートフィンガー30eの一端を集約して接続したものである。
同様に単位FET30のソースパッド30bは、ゲートパッド30aに集約された一群のゲートフィンガー30e各々に隣接する一群のソースフィンガー30fの一端を集約し接続している。
また同様にドレインパッド30cはゲートパッド30aに集訳された一群のゲートフィンガー30e各々に隣接する一群のドレインフィンガー30gの一端を集約し接続している。
高周波処理回路14は、各単位FET12に対応する第1の直列共振回路としての直列共振回路32が、各単位FET30に隣接して第2の半導体基板としてのGaAs基板14a上に複数個配設された構成になっている。
直列共振回路32は、この実施の形態においては、一端がワイヤ34を介してゲートパッド30aと接続され、他端がワイヤ36を介してビアホール30dに接続されている。即ち直列共振回路32はゲートパッド30aと接地端との間にシャント接続されている。 この直列共振回路32は例えばMIMキャパシタで形成されたキャパシタ32aと、例えばスパイラルインダクタで形成されたインダクタ32bとが直列に接続されている。
但し図2に示された実施の形態においては直列共振回路32がワイヤ34によりゲートパッド30aと接続され、ワイヤ36によりビアホール30dと接続されているので、これらのワイヤ34およびワイヤ36も直列共振回路32のインダクタ32bに含まれる。
図3は図2のIII−III断面におけるソースパッドの部分断面図である。
図3において、ソースパッド30bはエアブリッジ構造になっていて、脚部でソースフィンガー30fと接合しつつ、ゲートフィンガー30eおよびドレインフィンガー30gを空気を介して跨いでいる。
またGaAs基板12aの構成はGaAs基板本体38と、このGaAs基板本体38の表面上にGaAsのエピタキシャル成長により形成され、能動層が形成されているGaAsエピ層40と、GaAs基板本体38の裏面に形成されたAu層42を備えた構成になっている。そしてGaAs基板12aのAu層42が半田などの接合材によりPHS28の表面上に接合されている。
直列共振回路32が形成されているGaAs基板14aの構成もGaAs基板12aの構成と同様であり、GaAs基板14aも接合材によりPHS28の表面上に接合されている。
図4はこの発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の等価回路図である。
図4において、高周波電力増幅器10の等価回路図の回路要素と図1及び2における高周波電力増幅器10の構成要素とを対応付けて符号が付されている。加えて信号の入力端44および出力端46が設けられている。さらに直列共振回路32を図の上端から順に32(1)、32(2)、32(3)、・・・・、32(k−1)、32(k)と仮に番号を付しておく。
直列共振回路32はそれぞれ動作周波数帯域に含まれる動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波共振回路となるように設定されている。そしてこの直列共振回路32はゲートパッド30aを介して単位FET30のゲート電極に接続されている。
従来の構成であればトランジスタ素子自体の内部側ではなく、トランジスタ素子の外部回路要素として高調波を制御する回路が配置されている。これに対して、この実施の形態に係る高周波電力増幅器10においては、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波共振回路として設定された直列共振回路32が、FET素子12を構成している単位FET30のゲート電極と接地端との間にシャント接続されているので、直列共振回路32がFET素子12自体の内部回路側にシャント接続されたことになる。
従って、従来の構成では高調波に対する低インピーダンス負荷を得ることが困難であったが、高周波電力増幅器10においては、FET素子12を構成する単位FET30のゲート電極と接地端との間に所望の高調波共振周波数を有する直列共振回路32がシャント接続され、所望の周波数で共振するように設定されるので、FET素子12のゲート側から見て、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波に対する高調波負荷を、容易により低いインピーダンスに制御することが可能となる。
さらにFET素子12の動作周波数には帯域幅があるので、動作周波数のみならず2次或いはそれ以上の高調波周波数にも帯域幅があり、入力負荷を広帯域に制御する必要がある。このために高周波処理回路14に、動作周波数帯域の2次及びそれ以上の高調波の周波数であって互いに異なる共振周波数を有する直列共振回路32が混在するように配設される。
図5はこの発明に係る高周波電力増幅器の直列共振回路の共振周波数を説明する模式図である。
図5において、fa、fb、fcは直列共振回路32の共振周波数、f1は高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の下限の動作周波数、f2は高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の上限の動作周波数である。
図5(a)は、直列共振回路32の一つの共振周波数faを、高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の下限の動作周波数f1の2次高調波2f1とし、もう一つの共振周波数fbを、高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の上限の動作周波数f2の2次高調波2f2としたものである。
図5(b)は、直列共振回路32の一つの共振周波数faを、高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の下限の動作周波数f1と上限の動作周波数f2との中央値である(f1+f2)/2の2次高調波の周波数(f1+f2)と高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の下限の動作周波数f1の2次高調波2f1との中央値である(3f1+f2)/2とし、もう一つの共振周波数fbを、高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の下限の動作周波数f1と上限の動作周波数f2との中央値である(f1+f2)/2の2次高調波の周波数(f1+f2)と高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の上限の動作周波数f2の2次高調波2f2との中央値である(f1+3f2)/2としたものである。
この二つの場合には、例えば直列共振回路32(1)の共振周波数をfaとした場合には、直列共振回路32(2)の共振周波数をfbとし、直列共振回路32(3)の共振周波数をfa、直列共振回路32(4)の共振周波数をfbとなるように交互に配置し、直列共振回路32(k)において、kの約数として2が含まれるのであれば、直列共振回路32(k−1)の共振周波数がfaに、直列共振回路32(k)の共振周波数がfbに設定される。
このように高周波処理回路14に異なる共振周波数を有する直列共振回路32を交互にバランスよく配置することにより、FET素子12に全体として均一な動作をさせることができる。
図5(c)は、直列共振回路32の共振周波数としてfa、fb、fcの三つを設定した場合である。
この場合は、例えば共振周波数faを、高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の下限の動作周波数f1の2次高調波2f1とし、共振周波数fbを高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の下限の動作周波数f1と上限の動作周波数f2との中央値である(f1+f2)/2の2次高調波の周波数(f1+f2)とし、fcとして高周波電力増幅器10の動作周波数帯域の上限の動作周波数f2の2次高調波2f2としたものである。
この場合も、例えば直列共振回路32(1)の共振周波数をfaとし、直列共振回路32(2)の共振周波数をfbとし、直列共振回路32(3)の共振周波数をfcとし、残りの直列共振回路32が共振周波数fa、fb、fcを順次交互に繰り返すように設定される。
直列共振回路32(k)において、kの約数として3が含まれるのであれば、直列共振回路32(k−2)の共振周波数がfaに、直列共振回路32(k−1)の共振周波数がfbに、直列共振回路32(k)の共振周波数がfcに設定される。
この他に、共振周波数をfaとして2f1、fbとして2f2、fcとしてf1+f2とする場合などがある。共振周波数の選定に当たっては直列共振回路のQ値を考慮した上で、より平坦な歪み特性が得られる組み合わせを選択すればよい。
ここで説明したのは、共振周波数として2つまたは3つの周波数を設定した場合であるが、さらに多くの共振周波数を設定してもよい。
また、FET素子12の単位FET30各々に直列共振回路32が付加される場合には、単位FET30と直列共振回路32との数は同一になる。この場合直列共振回路32の共振周波数の数は単位FET30の数の約数になるように設定することがFET素子12全体の均一動作の観点からも望ましい。
なお、この実施の形態のFET素子12においては単位FET30各々に直列共振回路32が付加されている。基本的にはFET素子12においては単位FET30各々に直列共振回路32が付加されていることが望ましいが、必ずしも全ての単位FET30に直列共振回路32が付加されなくてもよい。
図6はこの発明に係る高周波電力増幅器の動作周波数に対する歪み特性を示すグラフである。
図6において、横軸は規格化された動作周波数で、縦軸は隣接チャネル漏洩電力(adjacent channel power ratio; 以下においては、ACPRと略称する)で、単位はdBcである。従って図6は規格化された動作周波数に対するACPRの変化、言い替えれば歪みの変化を示している。
またΔfは動作周波数帯域の中心周波数を中央とする±2%の周波数領域を示している。
図6において、実線で示された曲線aは、この実施の形態に係るFET素子12に関するもので、各単位FET30各々に直列共振回路32が付加され、この直列共振回路32の共振周波数をfa、fbとするとともに、これらの共振周波数を有する直列共振回路32を交互に配置し、混在させた場合である。
また、曲線b及び曲線cは、曲線aとの比較のために記載されたもので、破線で示された曲線bは各FET素子12に付加した直列共振回路の共振周波数をすべてfaとしたものである。
曲線cは各FET素子12に付加した直列共振回路の共振周波数をすべてfbとしたものである。
曲線bの直列共振回路の共振周波数faは動作周波数帯域の中心周波数の2次高調波に対応し、曲線cの直列共振回路の共振周波数fbは、図6に示されるように、faよりも3%程度高い周波数を共振周波数としている。
曲線aの高周波処理回路14は、曲線bの直列共振回路の共振周波数faを有する直列共振回路32と、曲線cの直列共振回路の共振周波数fbを有する直列共振回路32とを交互に配置し、混在させたものである。
動作周波数帯域内で、動作周波数が変化すると2次高調波が変化し、それに伴って2次高調波周波数での負荷が変化するために歪み特性が変化する。
曲線aに示されるように、共振周波数をfa、fbの直列共振回路32を混在させた場合には、共振周波数をfaとする直列共振回路のみを有する曲線bや共振周波数をfbとする直列共振回路のみを有する曲線cに比べて、ACPRの極小値は少し高めであるが、周波数の変化に伴うACPRの変化は少ない。すなわち、曲線aについて云えば、動作周波数帯域の中心周波数の±2%の周波数領域で歪み特性が平坦化されていることが分かる。
従って、動作周波数の2次及びそれよりも高次の高調波を共振周波数とする直列共振回路32の共振周波数fa、fbを適切に選定し、高周波処理回路14にこれらの共振周波数を有する直列共振回路32を適切に混在させることにより、高調波の入力負荷を広帯域に制御することが可能となるとともに、広い動作周波数帯域で歪みの少ない高周波電力増幅器を構成することができる。
直列共振回路32(1)の共振周波数として、動作周波数の2次高調波の近辺の周波数を選定することを先に説明したが、2次以上の高調波、例えば3次高調波の周波数を選定してもよい。
すなわち共振周波数faとして動作周波数の2次高調波またはその近辺の周波数を選択し、共振周波数fbとして動作周波数の3次高調波またはその近辺の周波数を選択するものである。そして直列共振回路32をこれらの共振周波数fa、fbが順次交互に繰り返されるように設定する。3次高調波近辺の共振周波数を有する直列共振回路32を負荷することにより、動作周波数の5次以上の高次周波数に基づく相互変調歪みの抑制に効果がある。
変形例1
図7はこの発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の変形例の部分平面図である。
図7において示された高周波電力増幅器は基本的には実施の形態1の高周波電力増幅器10と同じであるが、高周波電力増幅器10においてはFET素子12のGaAs基板12aと高周波処理回路14のGaAs基板14aと個別に形成されているが、この変形例の高周波電力増幅器においてはGaAs基板50として一体的に形成されている。
このためにワイヤ34に替えて直列共振回路32の一端とゲートパッド30aとをGaAs基板50の表面に配設された線路パターン52により接続されている。またワイヤ36に替えて直列共振回路32の他端とビアホール30dとをGaAs基板50の表面に配設された線路パターン54により接続されている。
従って、直列共振回路32は直列に接続されたキャパシタ32aとインダクタ32bとから構成されていることになる。このためにインダクタに含まれるワイヤが除かれたことにより、より正確な共振周波数を有する直列共振回路32を構成することができる。
なお、図7におけるVII−VII断面における断面図は図3に示されたものと同じである。
変形例2
図8はこの発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の直列共振回路の変形例を示す等価回路図である。
図8に示される直列共振回路は、図4に示された直列共振回路32のキャパシタ32aに替えて可変容量としてダイオード56を用いている。このダイオード56を用いて容量を変えることにより、共振周波数を調整することが可能になる。
この直列共振回路32においては、ダイオード56の容量をDCバイアスの印加により変化させるためにダイオード56のアノードとインダクタ32bとの間にDCカット用のキャパシタ58が設けられ、キャパシタ58とダイオード56のアノードとの間にDC給電端子60が設けられている。
また共振周波数を変更するために、インダクタ32bをボンディングワイヤで形成し、その長さを変えることによりインダクタンスを変更してもよい。
実施の形態2.
図9はこの発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の等価回路図である。
図9において示されている高周波電力増幅器70は、図4に示されている高周波電力増幅器10と基本構成は同じであるが、高周波電力増幅器70が高周波電力増幅器10と相違するところは、高周波処理回路14を構成する直列共振回路が、高周波電力増幅器10においては直列共振回路32が一つであるのに対して、高周波電力増幅器70においては第2の直列共振回路としての直列共振回路72が直列共振回路32と並列に接続されていることである。高周波電力増幅器70の他の構成は高周波電力増幅器10と同じである。
直列共振回路72は、各直列共振回路32に隣接してGaAs基板14a上に複数個配設された構成になっている。直列共振回路72は、直列共振回路32と同様に、一端がワイヤを介してゲートパッド30aと接続され、他端がワイヤを介してビアホール30dに接続されている。即ち直列共振回路72はゲートパッド30aと接地端との間にシャント接続されている。
この直列共振回路72を構成する回路要素も直列共振回路32と同様に構成されており、例えばMIMキャパシタで形成されたキャパシタ72aと、例えばスパイラルインダクタで形成されたインダクタ72bとが直列に接続されている。
ただ直列共振回路72は直列共振回路32と共振周波数を異にしている。図5において既に説明したように、例えば直列共振回路32が共振周波数faを有するとすれば、直列共振回路72は共振周波数fbを有するように構成されている。
このように各単位FET30に対応して共振周波数の異なる直列共振回路32と直列共振回路72とを設けることにより、各単位FET30毎に広い周波数帯域において歪み特性を良好にすることができる。また実施の形態1において述べたように直列共振回路32と直列共振回路72の一方の共振周波数を動作周波数の2次高調波およびその近傍の周波数にして、他方の共振周波数を動作周波数の3次高調波およびその近傍の周波数に選定してもよい。
上記の説明においてはなおマルチフィンガー形の電界効果型トランジスタを有するトランジスタ素子について説明したが、マルチフィンガー形のバイポーラトランジスタを有するトランジスタ素子についても同様の効果がある。
以上のように、この発明に係る高周波電力増幅器は並列接続された複数のマルチフィンガー形のトランジスタで形成され、入力信号が入力される制御端子と定電位端に接続される第1の端子と出力信号が出力される第2の端子とを有する単位トランジスタが第1の半導体基板上に複数個配設されたトランジスタ素子と、このトランジスタ素子の単位トランジスタの制御端子と定電位端との間にシャント接続された第1の直列共振回路が第2の半導体基板上に複数個配設された高周波処理回路と、トランジスタ素子の複数個の制御端子を相互に接続する第1の接続配線と、トランジスタ素子の複数個の第2の端子を相互に接続する第2の接続配線と、第1の接続配線に接続された入力整合回路と、第2の接続配線に接続された出力整合回路と、を備え、第1の直列共振回路の二つがトランジスタ素子の動作周波数帯域に含まれる周波数の2次及びそれ以上の高調波であって互いに異なる共振周波数を有するものである。
この構成を有する高周波電力増幅器においては、第1の直列共振回路がトランジスタ素子を構成する単位トランジスタの制御端子と定電位端との間にシャント接続され、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波の所望の周波数で共振するように設定されるので、トランジスタ素子の制御端子側から見て、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波に対する高調波負荷を、より低いインピーダンスに容易に制御することが可能となる。
さらに、第1の直列共振回路の二つがトランジスタ素子の動作周波数帯域に含まれる周波数の2次及びそれ以上の高調波の周波数であって互いに異なる共振周波数を有するので、高周波処理回路に動作周波数帯域の高調波に対する二つの異なる共振周波数を有する第1の直列共振回路が混在することになり、一つの共振周波数のみの共振回路を設けた場合に比べて動作周波数帯域における歪みの変化をより少なくすることができ、比較的広い帯域で変化の少ない歪み特性を得ることができる。延いては動作効率が高く比較的広い周波数帯域において良好な歪み特性を有する高周波電力増幅器を簡単な構成で得ることができる。
実施の形態3.
図10はこの発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の等価回路図である。
図10において示されている高周波電力増幅器80は、図4に示されている高周波電力増幅器10と基本構成は同じであるが、高周波電力増幅器80が高周波電力増幅器10と相違するところは、高周波電力増幅器10がトランジスタ素子としてのFET素子12を使用しているのに対して高周波電力増幅器80はトランジスタ素子としてのヘテロ接合バイポーラトランジスタ素子82(以下、ヘテロ接合バイポーラトランジスタをHBTという)を使用していることである。
HBT素子82は、第1の半導体基板としての一つのGaAs基板12a(図10では図示せず)上に形成された単位トランジスタとしての単位HBT84を複数個並列に接続している。
単位HBT84は制御端子としてのベースパッド84a、第1の端子としてのエミッタパッド84b、第2の端子としてのコレクタパッド84cを備えている。
各単位HBT84のベースパッド84aはワイヤ86を介してベース接続配線88に集約され、このベース接続配線88がさらに入力整合回路20に接続されている。
エミッタパッド84bは、ビアホールなどを経由して定電位端としての、例えば接地端に接続されている。
また、コレクタパッド84cは必ずしも各単位HBT84毎に分割されておらず、一体的に形成されていてもよい。これらの各コレクタパッド84cからそれぞれワイヤ90を介してコレクタ接続配線92に集約され、コレクタ接続配線92が出力整合回路26に接続されている。
単位HBT84は複数のマルチフィンガー形のHBTを並列に接続して構成されている。単位HBT84のベースパッド84aは一群のベースフィンガーの一端が集約されて接続されている。
同様に単位HBT84のエミッタパッド84bには、ベースパッド84aに集訳された一群のベースフィンガーに隣接する一群のエミッタフィンガーの一端が集約されて接続されている。
また同様にコレクタパッド84cはベースパッド84aに集訳された一群のベースフィンガー3に隣接する一群のドコレクタフィンガーの一端が集約され、接続されている。
高周波処理回路14の構成は実施の形態1に記載した構成と同じであるが、 直列共振回路32は、この実施の形態においては、一端がワイヤを介してベースパッド84aと接続され、他端がワイヤを介してエミッタパッド84bに設けられたビアホールに接続されている。即ち直列共振回路32はベースパッド84aと接地端との間にシャント接続されている。
エミッタパッド84bはエアブリッジ構造になっていて、脚部でエミッタフィンガーと接合しつつ、ベースフィンガーおよびコレクタフィンガーを空気を介して跨いでいる。
直列共振回路32はそれぞれ動作周波数帯域に含まれる動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波共振回路となるように設定されている。そしてこの直列共振回路32はベースパッド84aを介して単位HBT84のベース電極に接続されている。
他の構成は実施の形態1の高周波電力増幅器10と同じである。
このために従来の構成であれば高調波を制御する回路は、トランジスタ素子自体の内部側ではなく、トランジスタ素子の外部回路要素として配置されている。これに対して、この実施の形態に係る高周波電力増幅器80においては、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波共振回路として設定された直列共振回路32がHBT素子82を構成している単位HBT84のベース電極と接地端との間にシャント接続されているので、直列共振回路32がHBT素子82自体の内部回路側にシャント接続されたことになる。
従って、従来の構成では高調波に対する低インピーダンス付加を得ることが困難であったが、高周波電力増幅器80においては、HBT素子82を構成する単位HBT84のベース電極と接地端との間に動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波共振周波数を有する直列共振回路32がシャント接続され、所望の周波数で共振するように設定されるので、HBT素子82のベース側から見て、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波に対する高調波負荷を、より低いインピーダンスに制御することが可能となる。この場合は直列共振回路32の共振周波数が一様に同じであってもかまわない。
さらにHBT素子82の動作周波数に帯域幅がある場合、動作周波数のみならず2次或いはそれ以上の高調波周波数にも帯域幅があり、入力負荷を広帯域に制御する必要がある。
このために実施の形態1に記載したように、動作周波数の2次及びそれよりも高次の高調波であって異なる共振周波数を有する直列共振回路32を設定し、これらの互いに異なる共振周波数を有する直列共振回路32を適切に混在させバランスよく配置することにより、広い動作周波数帯域で歪みの少ない高周波電力増幅器を構成することができる。
以上のように、この発明に係る高周波電力増幅器は、並列接続された複数のマルチフィンガー形のバイポーラトランジスタで形成され、入力信号が入力される制御端子と定電位端に接続される第1の端子と出力信号が出力される第2の端子とを有する単位トランジスタを第1の半導体基板上に複数個配設されたトランジスタ素子と、このトランジスタ素子の単位トランジスタの制御端子と定電位端との間にシャント接続された第1の直列共振回路が第2の半導体基板上に複数個配設された高周波処理回路と、トランジスタ素子の複数個の制御端子を相互に接続する第1の接続配線と、トランジスタ素子の複数個の第2の端子を相互に接続する第2の接続配線と、第1の接続配線に接続された入力整合回路と、第2の接続配線に接続された出力整合回路と、を備え、第1の直列共振回路がトランジスタ素子の動作周波数帯域に含まれる周波数の2次またはそれ以上の高調波の共振周波数を有するもので、この発明に係る高周波電力増幅器においては、動作周波数の2次或いはそれ以上の高調波に対する高調波負荷を、より低いインピーダンスに制御することが可能となる。延いては、高出力で効率の高い高周波電力増幅器を構成することができる。
さらには、第1の直列共振回路の二つがトランジスタ素子の動作周波数帯域に含まれる周波数の2次及びそれ以上の高調波であって互いに異なる共振周波数を有するように設定することにより、比較的広い帯域で変化の少ない歪み特性を得ることができる。
延いては高出力で動作効率が高く、比較的広い周波数帯域において良好な歪み特性を有する高周波電力増幅器を簡単な構成で得ることができる。
以上のように、この発明に係る高周波電力増幅器は、移動体通信、衛星通信用などのマイクロ波帯やミリ波帯において使用される通信機器などの使用に適している。
この発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の部分平面図である。 この発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器のFET素子と高周波処理回路とを示す部分平面図である。 図2のIII−III断面におけるソースパッドの部分断面図である。 この発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の等価回路図である。 この発明に係る高周波電力増幅器の直列共振回路の共振周波数を説明する模式図である。 この発明に係る高周波電力増幅器の動作周波数に対する歪み特性を示すグラフである。 この発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の変形例の部分平面図である。 この発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の直列共振回路の変形例を示す等価回路図である。 この発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の等価回路図である。 この発明の一実施の形態に係る高周波電力増幅器の等価回路図である。
符号の説明
30 単位FET、 12a GaAs基板、 12 FET素子、 32 直列共振回路、 14a GaAs基板、 14 高周波処理回路、 16 ゲート接続配線、 18 ワイヤ、 22 ドレイン接続配線、 24 ワイヤ、 20 入力整合回路、 26 出力整合回路、 72 直列共振回路、 84 単位HBT、 82 ヘテロ接合バイポーラトランジスタ素子、 86 ワイヤ、 88 ベース接続配線、 90 ワイヤ、 92 コレクタ接続配線。

Claims (5)

  1. 並列接続された複数のマルチフィンガー形のトランジスタで形成され、入力信号が入力される制御端子と定電位端に接続される第1の端子と出力信号が出力される第2の端子とを有する単位トランジスタが第1の半導体基板上に複数個配設されたトランジスタ素子と、
    このトランジスタ素子の複数の単位トランジスタそれぞれが個別に制御端子と定電位端との間にシャント接続された第1の直列共振回路を有し、この第1の直列共振回路が第2の半導体基板上に配設された高周波処理回路と、
    上記トランジスタ素子の複数個の制御端子を相互に接続する第1の接続配線と、
    上記トランジスタ素子の複数個の第2の端子を相互に接続する第2の接続配線と、
    上記第1の接続配線に接続された入力整合回路と、
    上記第2の接続配線に接続された出力整合回路と、
    を備え、
    上記第1の直列共振回路の二つが上記トランジスタ素子の動作周波数帯域に含まれる周波数の2次以上の高調波共振回路であって互いに異なる共振周波数を有するとともに、この互いに異なる共振周波数を有する二つの第1の直列共振回路が複数配設されたことを特徴とする高周波電力増幅器。
  2. 第1の直列共振回路の互いに異なる共振周波数の数が単位トランジスタの数の約数としたことを特徴とする請求項1記載の高周波電力増幅器。
  3. 第1の直列共振回路に並列して単位トランジスタの制御端子と定電位端との間にシャント接続された一つまたは複数の第2の直列共振回路がさらに上記第2の半導体基板上に配設されるとともに、
    上記第2の直列共振回路が上記トランジスタ素子の動作周波数帯域に含まれる周波数の2次以上の高調波共振回路であって並列して接続された第1の直列共振回路の共振周波数と互いに異なる共振周波数を有したことを特徴とする請求項1または2に記載の高周波電力増幅器。
  4. 第2の直列共振回路の互いに異なる共振周波数の数が単位トランジスタの数の約数としたことを特徴とする請求項3記載の高周波電力増幅器。
  5. 第1の半導体基板と第2の半導体基板とが一体的に形成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
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