JP4742960B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄水を用いて食器等を洗浄する食器洗い機の扉体の構造に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は、図10に示すような構成であった(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。図10に示すように、食器等の被洗浄物をセットする食器かご1と、食器かご1を収容した洗浄槽2と、洗浄槽2の前面に設けた開口部3と、開口部3を開閉する上扉体4および下扉体5と、上扉体4を移動自在に支持する支持手段6(2本の回転リンク7、8)とで構成されていた。支持手段6は、上扉体4を本体9の上方に開閉し、開口部3をより広く開放し、食器かご1を引き出すことで容易に食器かごへの食器の出し入れが行えるようになっていた。
特開2001−327452号公報
しかしながら、従来の食器洗い機では、開口部は洗浄槽の前面に設けられており、洗浄槽の上部天面付近に設置された食器を出し入れするには、食器かごを前方に引き出す必要があった。このため、使用者にとって食器かごを引き出す動作は必須であり、食器を出し入れする際の煩わしさを増大させるという課題を有していた。
また、図11に示すように、本体10の上面を開口し、扉体11を本体10に回転支持することで、開口部12を大きく開放し、食器かごを引き出さなくとも食器の出し入れが可能となるが、この場合は、扉体11を開放する際に必要な高さが高くなってしまう。特に、吊戸棚や水切り棚が上部に存在する場所に設置する場合には、この高さが致命的となり設置できない可能性も大きく、好ましくない。
本発明は、前記従来の課題をあわせて解決するもので、食器かごを引く出さなくとも洗浄槽の天面付近の食器を容易に出し入れ可能にするとともに、扉体の開放に必要な高さを抑制することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽の開口部を上方に開閉する上扉体と、前記上扉体を開閉自在に支持する支持手段とを備え、前記本体の上部形状は前面から背面にかけて全体を上方へ膨出する略円弧状に形成するとともに、前記開口部は前記本体の上部の前面側略半分が開口し、前記上扉体は、前記本体との側面の境界位置を前記上部形状と略並行で半径が小さい略円弧状に形成するとともに、前記上扉体全体が前記本体の上部に沿うように前記本体の外側へ開成する構成とし、前記上扉体の後端部に後上方に傾斜した傾斜部を設け、前記傾斜部は、上扉体の開成時に本体の上部の背面側の外面と沿うように形成したものである。
これにより、本体の上部を開口することで、食器かごを引き出さなくとも天面付近に設置された食器を容易に出し入れできる。また、本体の外部に開成する上扉体は、後端部に傾斜部を設け、前記傾斜部は、上扉体の開成時に本体の外面と沿うように形成することで、扉体の開閉に必要な高さを低く抑えることができる。
本発明の食器洗い機は、食器かごを引き出さなくとも洗浄槽の天面付近に設置された食器を容易に出し入れでき、扉体の開閉に必要な高さを低く抑制することができる。
第1の発明は、本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽の開口部を上方に開閉する上扉体と、前記上扉体を開閉自在に支持する支持手段とを備え、前記本体の上部形状は前面から背面にかけて全体を上方へ膨出する略円弧状に形成するとともに、前記開口部は前記本体の上部の前面側略半分が開口し、前記上扉体は、前記本体との側面の境界位置を前記上部形状と略並行で半径が小さい略円弧状に形成するとともに、前記上扉体全体が前記本体の上部に沿うように前記本体の外側へ開成する構成とし、前記上扉体の後端部に後上方に傾斜した傾斜部を設け、前記傾斜部は、上扉体の開成時に本体の上部の背面側の外面と沿うように形成したものであり、本体の上部を開口することで、食器かごを引き出さなくとも天面付近に設置された食器を容易に出し入れできる。また、略円弧状の本体を閉塞するために略円弧状をなす上扉体は、その後端部に傾斜部を設け、前記傾斜部は、上扉体の開成時に本体の外面と沿うように形成することで、略円弧状の本体の外側に略円弧状の上扉体を開成した場合に、上扉体の開成状態における高さを低く設定し、扉体の開閉に必要な高さを低く抑えることができる。
第2の発明は、本体の上部外面に、上扉体の開成時に前記上扉体の一部を収容する収容部を備えたものであり、より上扉体の開成状態における高さを低く設定し、扉体の開閉に必要な高さを低く抑えることができる。また、扉体の開成時状態における上扉体から落下水滴のバッファとして作用し、製品外への流出防止効果も有する。
第3の発明は、収容部は、本体の幅方向に所定の間隔を有して複数形成したものであり、より上扉体の開成状態における高さを低く設定し、扉体の開閉に必要な高さを低く抑えるとともに、扉体の開成時状態における上扉体の横方向への振れを抑制でき、高品位な扉を形成できる。
第4の発明は、開成状態の上扉体の前端部は、略水平になるように構成したものであり、略水平に構成することで、扉開放状態において上扉体からの庫内への水滴落下を防止できる。
第5の発明は、支持手段は、上扉体の開放動作の開始時点では、上扉体の下端部は前方上方に、上端部は略上方に移動する構成としたものであり、下端部のシール方向は前後方向、上端部のシール方向は上下方向であることから、上扉体が同じ姿勢で平行運動するのではなく、傾斜しながら移動することで、上扉体のシール構成にあわせて適した移動軌跡をとることができ、確実にシールするために操作力を小さく抑えることができ、操作性の向上が図れる。
第6の発明は、支持手段は、各々本体側と上扉体側とに回転自在に支持された2本の回転リンクとしたものであり、動作は回転支点による回動動作のみで行えることから、より円滑に移動動作を行うことができ、操作性の向上が図れる。
第7の発明は、支持手段は、本体と扉体とに回転自在に支持された回転リンクと、本体に対して扉体をガイドするガイド部を有したものであり、2個の回転リンクを用いた場合よりも設計の自由度が高く、開口部を広く開放しつつ、開閉に必要な高さを低く抑えることができる。
第8の発明は、開口部を上方に開閉する上扉体と、下方に開閉する下扉体とを備えたものであり、扉体を複数個に分割することで、扉体の開閉に必要な領域を小さくすることができ、より本体をキッチンに設置できる率が増加する。また、扉体が小さくなることから、より開口部を広く開口することができ、被洗浄物の出し入れを、さらに容易に行える。また、下扉体を下方に開放することで、被洗浄物のセット時に残さい等の落下に対する汁受けとして作用し、カウンター面等を汚す恐れがなく、使い勝手のよい機器を提供できる。
第9の発明は、扉体の開閉動作を連動する連動手段を設けたものであり、一個の扉体を開閉動作すれば、他の扉体も連動して開閉するため、一回の操作で開口部を開閉でき、複数個の扉体を個別に開閉するわずらわしさがなく、使い勝手のよい機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側壁部の主要断面図、図2は中央部の主要断面図、図3は扉体の開閉移動軌跡図、図4は扉体開放状態での中央部の主要断面図である。図において、食器洗い機本体20は扉体21を備え、扉体21は洗浄槽22に設けた開口部22Aを開閉する。食器等の被洗浄物23は食器かご24にセットされ、洗浄槽22内に収容される。給水弁25は洗浄槽22に洗浄水を供給する。洗浄ポンプ26は洗浄水を加圧して、複数の噴射孔を設けた洗浄ノズル27に供給し、洗浄ノズル27より洗浄水を噴射することで洗浄を行う。
洗浄槽22の底部には、洗浄ポンプ26の吸い込み側へ連通した排水口28を有し、この排水口28には残さいを収集する残さいフィルタ29を備えている。また、加熱用の発熱体30を設け、洗浄槽22の温度を検知する温度センサ31を設けている。排水ポンプ32は洗浄槽22内の洗浄水を排出するものである。送風機33は、送風経路34を通して洗浄槽22に空気を送り、その排気を排気口35より排出するようにしている。
本体20の上部36の形状は、前面から背面にかけて略円弧状に形成している。また、扉体21は、本体20の上方に開く上扉体37と、開口部22Aの下方側に開く下扉体38とし、下扉体38は本体20に回転支点39で回動自在に支持され、上扉体37は、支持手段40で開閉自在に支持されており、支持手段40は、2本の回転リンク41、42で構成されている。
回転リンク41、42は、一端側を上扉体に一体で構成された固定部材43に回転支点44、45で支持され、他端側は本体側に回転支点46、47で支持されている。下扉体38と上扉体37は連動手段(連動リンク)48で連結され、連動手段48は一端側を固定部材43に回転支点49で支持され、他端側は下扉体側に回転支点50で支持されている。また、本体20と扉体21の間および下扉体38と上扉体37の分割位置には弾性を有するシール部材51が設置されている。
食器洗い機の基本動作としては、食器等の被洗浄物23を食器かご24にセットして洗浄槽22に収納し、洗剤を投入した後、扉21により食器洗い機本体20の開口部22Aを閉塞し、運転を開始する。被洗浄物23の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残さいを流すすすぎ工程、そして被洗浄物23に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
本発明の特徴的な構成である扉体21、特に上扉体37の動作、作用について説明する。上扉体37は、支持手段である回転リンク41、42によって、図1の位置から図3のように、本体20の上方空間へ、本体20の外郭に沿うように移動する。上扉体の後端部52に傾斜部53を設け、傾斜部53は、上扉体37の開成時に本体20の外面と沿うように形成しているので、図3のように、略円弧状の本体20の上方に、略円弧状の上扉体37を移動する場合に、より低い位置に上扉体37を移動することが可能となり、上扉体37の開閉に必要な高さを低く抑えられる。
また、傾斜部53は扉体が回動する方向、すなわち後ろ上方に傾斜させることで、上扉体37を開放開始直後に、上扉体37を本体20から高く離れた位置まで移動させなくても、本体20の上面に沿ってよりコンパクトに回動させることが可能となり、開閉途中の上扉体37の最大高さを低く抑えることができる。
また、図3のように、上扉体37と本体20の境界位置(傾斜部除く)54より外側にシール部材51を配置した場合には、傾斜部53を設けることにより、開口部22Aの上端部55を後方に下げることができ、開放時に開口部22Aをより大きく開放できる。これにより、図4のように、上段の食器かご24Aを引き出さなくとも、洗浄槽22の天面付近の食器23を出し入れすることができる。
特に、図4のように、食器かご24を上下2段に構成した場合には、従来だと、上段の食器かご24Aに食器を出し入れする際には上段の食器かご24Aを引き出し、下段の食器かご24Bに食器を出し入れする際には、上段の食器かご24Aは格納する必要があり、食器等の被洗浄物23をセットする際に、上段の食器かご24Aを頻繁に出し入れする操作が必要であり、食器セットの煩わしさを増大させていた。しかし、本実施の形態の食器洗い機では、下段の食器かご24Bのみを引き出しておけば、上下両方の食器かご24に対しても食器の出し入れが可能であり、食器かごを何度も出し入れする煩わしさがなくなる。
なお、上扉体後方の傾斜部53は、上扉体の開放状態で、本体上部の略円弧形状と完全に一致させる必要はなく、傾斜の方向が同一であれば、開閉高さを低く抑える効果が得られる。傾斜部53の形状も、直線状であったり、屈曲形状であっても同様の効果が得られる。
また、上扉体37の下端部56付近は直線状に形成し、上扉体37の開成状態では、上扉体の下端部(開放時の前端部)56は、略水平になるように構成しており、水滴が集積しないことから、扉体の開放状態において上扉体37からの庫内への水滴の落下を防止する。
また、上扉体37の開放する軌跡は、まず、上扉体37の下端部(開放時の前端部)56は、やや前方上方に移動してから後方に移動し、上扉体37の上端部(開放時の後端部)52は、略上方に移動してから後方に移動する。上扉体37の下端部56のシール部材51のシール方向は前後方向、上端部52のシール方向は上下方向であることから、上扉体37が同じ姿勢で平行運動するのではなく、傾斜しながら移動することで、上扉体37のシール構成にあわせて適した移動軌跡をとることができる。これにより、シール部材51を圧縮し、確実にシールするために必要な操作力を小さく抑えることができ、小さな力で扉体を閉塞操作できることから、操作性の向上が図れる。
また、支持手段37は、2本の回転リンク41、42で構成しており、動作は回転支点による回動動作のみで行えることから、より円滑に移動動作を行うことができ、操作性の向上が図れる。
また、回転リンク41、42を平行リンクではなく、本体20側の回転支点46、47間の距離よりも、固定部材43側の回転支点44、45間の距離を長くなるように構成することで、図3のように、洗浄槽22の前面に設けた上扉体37を、本体20に沿うように、本体20の上方に移動させることができ、上扉体37の開閉に必要な高さを低く抑えつつ、開口部22Aを大きく開放することができ、扉体37の開閉高さを低く抑えつつ、開口部22Aを大きく開放し、使い勝手と設置性を両立できる。なお、回転リンク41、42の長さは、閉塞状態で前方に位置する回転リンク41の長さ(回転支点44、46間の距離)よりも、後方の回転リンク42の長さ(回転支点45、47間の距離)の方が長
くなるように構成しており、上扉体37を本体の上方20に開放させることができる。
また、本実施の形態では、図1などのように、本体20の上部36の形状は前面から背面にかけて略円弧状に形成し、上扉体37は、本体20の上部に沿うように本体20の外側へ開成する構成としており、開口部22Aは本体20の上面から前面にかけて形成されていることから、被洗浄物23を斜め前方に取り出すことができ、より出し入れが容易に行えるようになっている。また、頂部からの背面にかけての傾斜に沿って、上扉体37を移動させることで、開閉高さの低減に有効である。
なお、上下の食器かご24A、24Bの大きさやセットする食器の配置には、特に制限はなく、図の配置に限定するものではない。
なお、上段の食器かご24Aを引き出さなくとも、食器の出し入れを行うことができる場合であっても、上段の食器かご24Aを前方へ引き出せば、さらに上段の食器かご24Aへのセットのしやすさは向上するので、食器かご出し入れの操作は必要となるが、引き出し可能に構成しておけばより使い勝手のよい食器かご24Aを提供できる。
また、扉体21は下と上に2個に分割しており、1個の扉体21の長さを短くできるため、開口部22Aをより大きく開放したり、開閉に必要な高さをより低くできる。また、下扉体38は、上扉体37や引き出した食器かご24等から落下する水滴や汚れを受けることができ、装置外にそれらが落下することを防止できる。特に、図3のように上扉体37の開閉軌跡を下扉体38の先端より後方で収まるようにしておけば、水滴等の落下を完全に防止できる。また、設計的にも余裕ができるため、扉体21がシール部材49を横に擦りながら移動することを抑制でき、シールをより確実なもとし、水漏れを防止することができる。
また、上扉体37と下扉体38の開閉動作を連動する連動手段48を設けており、一方の扉体を開放すれば、他方の扉体も連動して開放するため、2個の扉体も別個に操作する煩わしさがなく、装置の使い勝手が向上する。また、作業者は扉体21の開閉順序を考慮する必要がなくなる。さらに、連動した扉体21の動作に若干の遊びを設けておき、例えば、下扉体38が先に少し開き、その後上扉体37が開くようにしておけば、下扉体38の先端は上扉体37よりも常に前方に位置するようにできるため、確実に水滴等が装置外に落下することを防止できる。
また、扉体21の分割位置は自由端同士となり、熱変形や押圧等によってたわみやすくなるため、確実なシールは困難となるが、開閉順序を定めれば、図4のように、分割位置のシールには扉体21同士で前後にシール部材49を挟みこんでシールできるため、簡単な構成で確実に水漏れを防止できる。
また、図示していないが、扉体の閉塞位置で扉体21と本体20とを係止するロック手段を扉体21の分割位置の近傍に設けておけば、分割位置の近傍は、開閉に伴う移動距離が最も大きい位置であり、最も小さい力で扉体21を係止することができる。なお、上扉体37と下扉体38同士を係合した場合でも、扉体21と本体20とをロックすることができ、連動手段48も含めてどこか1ヶ所を係止すればいい。
扉体21の動作に対してばねなどの付勢力を作用させ、扉体21の開閉操作力を低減したり、常に扉体21の開放方向に付勢力を作用させ、ロック手段を解除するだけで扉体21を略開放状態まで開放することも可能である。
連動手段48はリンク構造としたため、上扉体37を動作させた場合でも、下扉体38は連動して動くことから、操作する扉体21を問わない。なお、連動手段48はリンク構造に限定するものではなく、ワイヤで連結したり、歯車やベルト、チェーン等で連動させるなど、他の構成であっても同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態の食器洗い機の側壁部の主要断面図である。基本的な構成は図1と同様であり、上扉体37のみで扉体を構成している。
食器洗い機本体20高さが、低い場合に有効であり、実施の形態1の上扉体37の開閉動作について同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態の食器洗い機の側壁部の主要断面図である。基本的な構成は図1と同様であり、本体の上部外面に、上扉体の開成時に上扉体の一部を収容する収容部を備えている。
本体20の上部外面に、上扉体の開成時に上扉体37の一部を収容する収容部57を備えることで、上扉体37の開成状態における高さを、さらに低く設定でき、扉体37の開閉に必要な高さをより低く抑えることができる。また、扉体の開成時状態における上扉体37から落下水滴のバッファとして作用し、製品外への流出防止効果も有する。
また、図7は、収容部57を本体20の開口部22Aを正面としたときの幅方向に所定の間隔を有して複数形成したものであり、上扉体37の最も内側に位置するリブの一部が本体の収容部57に収容されるようにすることで、図6と同様に上扉体37の開成状態における高さを低く設定し、扉体の開閉に必要な高さを低くより抑えるとともに、扉体の開成時状態における上扉体37の横方向への振れを抑制でき、扉体の開放状態における品位を高めることができる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の第4の実施の形態の食器洗い機の側壁部の主要断面図である。基本的な構成は図1と同様であり、支持手段は、本体と扉体とに回転自在に支持された回転リンクと、本体に対して扉体をガイドするガイド部を有したものである。
図のように、支持手段40は、回転リンク58とガイド部59で構成されている。回転リンク58は、一端側を回転支点60で本体20に、他端側を回転支点61で上扉体37に回転支持され、ガイド部59は、本体20に設けたガイド溝62とそれに係合する係合部63を有し、係合部63は上扉体37に取付部材64で固定されている。回転リンク58とガイド部59の動作の組み合わせで、上扉体37は図1の位置から図9のように、本体20の上部外郭に沿うように移動し、実施の形態1と同様の作用、効果をなす。
2個の回転リンク7、8を用いた場合よりも設計の自由度が高く、従来より開口部22Aを広く開放しつつ、開閉に必要な高さを低く抑えることができる。
なお、支持手段を2個のガイド部で構成した場合は、扉体の軌跡の設定の自由度がより高く、開口部を大きく開放しつつ、開閉高さを抑えることができるが、摺動部が2ヶ所あるため、左右のこじれ等の発生により、動作が非円滑になる場合がある。これに対し、回転支点は、摺動部のこじれ等の影響がなく、動作が円滑に行えることから、支持手段40は、回転リンク58とガイド部59を用いた場合が、より開口の広さと開閉高さ低減と操作性を両立できる。
このように、本体20の上部に設けた開口部22Aと、上扉体37に支持手段40(回転リンク58とガイド部59)を用いることで、食器かご24Aを引く出さなくとも洗浄槽22の天面付近の食器を容易に出し入れができ、かつ、設置性と操作性に優れた食器洗い機を提供できる。
なお、本実施の形態では、ガイド溝62を本体20側に、係合部63を上扉体37側に設けたが、逆に係合部63を本体20側に、ガイド溝62を上扉体37側に設けた構成も可能である。また、係合部63は、取付部材64で上扉体37に取り付ける構成としたが、上扉体37の構成部材に直接取り付けるなど、上扉体37に固定して取り付けられればよい。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、食器かごを引き出さなくとも洗浄槽の天面付近に設置された容易に食器を出し入れでき、扉体の開閉に必要な高さを低く抑制することができ、食器以外の洗浄機にも適用できる。
本発明の実施の形態1の食器洗い機の側壁部の主要断面図 同食器洗い機の中央部の主要断面図 同食器洗い機の扉体の開閉移動軌跡図 同食器洗い機の扉体開放状態での中央部の主要断面図 本発明の実施の形態2の食器洗い機の主要断面図 本発明の実施の形態3の食器洗い機の主要断面図 本発明の実施の形態3の他の食器洗い機の主要断面図 本発明の実施の形態4の食器洗い機の主要断面図 同食器洗い機の扉体の開閉移動軌跡図 従来の食器洗い機の主要断面図 従来の他の食器洗い機の主要断面図
符号の説明
20 食器洗い機本体
21 扉体
22 洗浄槽
22A 開口部
37 上扉体(扉体)
38 下扉体(扉体)
40 支持手段
41 回転リンク
42 回転リンク
48 連動手段
53 傾斜部
57 収容部
58 回転リンク
59 ガイド部

Claims (9)

  1. 本体と、前記本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽の開口部を上方に開閉する上扉体と、前記上扉体を開閉自在に支持する支持手段とを備え、前記本体の上部形状は前面から背面にかけて全体を上方へ膨出する略円弧状に形成するとともに、前記開口部は前記本体の上部の前面側略半分が開口し、前記上扉体は、前記本体との側面の境界位置を前記上部形状と略並行で半径が小さい略円弧状に形成するとともに、前記上扉体全体が前記本体の上部に沿うように前記本体の外側へ開成する構成とし、前記上扉体の後端部に後上方に傾斜した傾斜部を設け、前記傾斜部は、上扉体の開成時に本体の上部の背面側の外面と沿うように形成した食器洗い機。
  2. 本体の上部外面に、上扉体の開成時に前記上扉体の一部を収容する収容部を備えた請求項1記載の食器洗い機。
  3. 収容部は、本体の幅方向に所定の間隔を有して複数形成した請求項2記載の食器洗い機。
  4. 開成状態の上扉体の前端部は、略水平になるように構成した請求項1記載の食器洗い機。
  5. 支持手段は、上扉体の開放動作の開始時点では、上扉体の下端部は前方上方に、上端部は略上方に移動する構成とした請求項1記載の食器洗い機。
  6. 支持手段は、各々本体側と上扉体側とに回転自在に支持された2本の回転リンクとした請求項1記載の食器洗い機。
  7. 支持手段は、本体と扉体とに回転自在に支持された回転リンクと、本体に対して扉体をガイドするガイド部を有した請求項1記載の食器洗い機。
  8. 開口部を上方に開閉する上扉体と、下方に開閉する下扉体とを備えた請求項1〜7のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  9. 下扉体と上扉体の開閉動作を連動する連動手段を設けた請求項8記載の食器洗い機。
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