JP4742571B2 - 燃料電池の製造方法 - Google Patents

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本発明は、燃料電池の製造方法に関し、詳しくは、セパレータの表面に電池性能の向上のための表面層を設け、表面層を挟んでセパレータとセパレータに隣接する構成部材とが接着される燃料電池の製造方法に関する。
燃料電池は、電解質膜を挟んで一対の電極が配置され、さらにその両側をセパレータで挟んで構成されている。各電極への反応ガスの供給によって発電された電気は、電極からセパレータを介して取り出される。燃料電池の発電効率を高めるためにはセパレータと電極との接触抵抗を低減することが重要であり、従来、セパレータの接触抵抗を低減するための種々の技術が提案されている。例えば特許文献1には、セパレータの表面に金メッキを施すことで接触抵抗を低減する技術が開示されている。また、特許文献2や特許文献3には、金等の貴金属をセパレータの表面に島状に配置することで、少ない貴金属の使用量で接触抵抗を低減できるようにした技術が開示されている。
特開平10−228914号公報 特開2000−323151号公報 特表2002−540584号公報
セパレータと電極との接合には接着剤が用いられるのが一般的である。セパレータの枠部等に接着剤を塗布し、そこに電極(或いは膜電極接合体)を貼り合わせることで、セパレータと電極とが接合されるようになっている。ところが、上記の各特許文献に記載された従来技術のようにセパレータの表面に貴金属の層を設ける場合、貴金属の表面は不活性であるために接着剤が付きにくいという問題がある。上記の各特許文献にはセパレータと電極との接着方法については開示されていないが、従来の一般的な接着方法を適用するならば、セパレータの接着剤を塗布する部位を治具やマスク材でマスクし、その状態で貴金属をスパッタ等でコーティングすることになる。これによれば、マスクした部位には貴金属の層が無くセパレータの表面が露出するので、接着剤が付きやすく、セパレータと電極との接着性を確保することができる。
しかし、上述の従来の接着方法では、マスキングのための工程が必要になってしまう。さらに、マスク材によってマスクする場合には、さらにマスク材を剥がす工程も必要になる。燃料電池の製造コストを低減するためには、工程数は可能なかぎり少なくしたい。また、マスク材によってマスクをする方法では、セパレータの表面にマスク材が残存することで接着不良を起こす可能性もある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、燃料電池の製造方法に関し、セパレータの表面に低接着性物質により形成される表面層を設けることによる電池性能の向上と、セパレータとセパレータに隣接する構造部材との接着性とを両立させることを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、セパレータの表面に前記セパレータの材質よりも接着性が低い低接着性物質により形成される表面層が設けられ、前記表面層を挟んで前記セパレータと前記セパレータに隣接する構成部材とが接着剤にて接着される燃料電池の製造方法であって、
前記構成部材が接着される部位を含む前記セパレータの表面に、前記表面層として前記低接着性物質を島状に分散して配置する第1工程と、
前記低接着性物質が島状に分散して配置された前記セパレータの表面に、前記接着剤にて前記構成部材を接着する第2工程と、
を含むことを特徴としている。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記低接着性物質は高導電性物質であることを特徴としている。
第3の発明は、前記第2の発明において、前記高導電性物は貴金属であることを特徴としている。
第4の発明は、前記第2又は第3の発明において、前記第1工程では、前記高導電性物質が前記セパレータの表面を被覆する表面被覆率と、前記高導電性物質により被覆された表面の接着性及び導電性との関係に基づき、予め設定された表面被覆率になるように前記セパレータの表面に前記高導電性物質を分散配置することを特徴としている。
また、第5の発明は、前記第1の発明において、前記低接着性物質は親水性物質であることを特徴としている。
第6の発明は、前記第5の発明において、前記親水性物質はTiO2であることを特徴としている。
第7の発明は、前記第5又は第6の発明において、前記第1工程では、前記親水性物質が前記セパレータの表面を被覆する表面被覆率と、前記親水性物質により被覆された表面の接着性及び親水性との関係に基づき、予め設定された表面被覆率になるように前記セパレータの表面に前記親水性物質を分散配置することを特徴としている。
第1の発明によれば、表面層を形成する低接着性物質はセパレータ表面に島状に分散配置されるので、構成部材が接着される部位には島状に分散配置された低接着性物質の間からセパレータ表面が露出しており、この露出したセパレータ表面に接着剤がつくことで、セパレータとセパレータに隣接する構造部材との接着性が確保される。したがって、第1の発明によれば、セパレータの表面に表面層を設けることによる電池性能の向上と、セパレータと隣接構造部材との接着性とを両立させることができる。これにより、セパレータ表面の接着部にマスキングを行う必要がなくなり、燃料電池の製造における工程数を削減できるととともに、マスク材の残存による接着不良を防止することもできる。
第2の発明及び第3の発明によれば、貴金属等の高導電性物質がセパレータ表面に島状に分散配置されることで、セパレータと隣接構造部材との間の接触抵抗が低減される。
第4の発明によれば、表面被覆率と接着性及び導電性との関係に基づいて予め設定された表面被覆率になるように高導電性物質が分散配置されるので、接着性と導電性とを確実に両立させることができる。
第5の発明及び第6の発明によれば、TiO2等の親水性物質がセパレータ表面に島状に分散配置されることで、セパレータと隣接構造部材との間に形成されるガス流路では水がはじかれることなく壁面に沿って流れるようになり、ガスの流通抵抗が低減される。
第7の発明によれば、表面被覆率と接着性及び親水性との関係に基づいて予め設定された表面被覆率になるように親水性物質が分散配置されるので、接着性と親水性とを確実に両立させることができる。
実施の形態1.
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。なお、本発明は固体高分子型燃料電池をはじめとする種々の燃料電池の製造に適用することができる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる燃料電池の製造方法について説明する説明図である。図1中には、燃料電池の製造過程における4つの状態(a),(b),(c),(d)が導電部と接着部のそれぞれについて断面図で示されている。図1では、セパレータ2の表面に後述する表面層も接着剤も設けられていない状態(a)を初期状態としている。セパレータ2の材質としては、金属、特にSUSやTi等の表面が活性な金属が用いられる。
図1に示す最初の工程Aでは、セパレータ2の表面全体に貴金属4を島状に分散配置する。島状に分散配置された貴金属4は、セパレータ2の表面をまばらに覆う表面層を形成する。図2は、貴金属4が分散配置されたセパレータ2の表面を拡大して示す平面図であり、図1中の状態(b)は図2のA-A断面を示す断面図に相当している。貴金属4としては、Au,Pt,Ru,Pd等が用いられる。
この工程Aでは、貴金属4がセパレータ2の表面を被覆する表面被覆率が所定の目標被覆率になるように、貴金属4による表面層の形成を制御する。貴金属4による表面層を形成するための膜形成方法には限定はなく、メッキ等の湿式法を用いてもよく、スパッタ、真空蒸着、CVD等の乾式法を用いてもよい。例えば、スパッタにより貴金属4の表面層を形成する場合には、セパレータ2の表面から貴金属4の粒子を島状に成長させていき、表面被覆率が目標被覆率に達したところでスパッタを終了すればよい。
目標被覆率は、図4に示すような表面被覆率と接着性及び導電性との関係に基づいて決めればよい。貴金属はセパレータ2の材質に比較して導電性に優れる反面、接着性に劣ることから、この図に示すように、表面被覆率が大きくなるほど表面の導線性は高くなり、逆に接着性は低下する。したがって、図中に示すように、導電性、接着性のそれぞれについて許容範囲を定め、導電性と接着性の双方が両立する表面被覆率の範囲を許容被覆率として設定し、この許容被覆率の範囲で目標被覆率を設定すればよい。表面被覆率が大きくなれば、その分、貴金属4の島は成長してその高さは高くなる。ここでは、40乃至65%を許容被覆率としており、そのときの貴金属4の島の高さは5乃至20nm程度である。ただし、これらの数値はある条件のもとでの一例であり、許容被覆率やそのときの島の高さは使用する貴金属4の種類や膜形成方法によって左右される。
次の工程Bでは、セパレータ2上の接着部に接着剤6が塗布される。工程Aにおいて貴金属4の島はセパレータ2の表面全体に分散配置されるため、接着部にも貴金属4の島が配置されている。接着剤6は、図1中の状態(c)に示すように、これら貴金属4の島の上から塗布される。図3は接着剤6が塗布されたセパレータ2の平面図であり、図1中の状態(c)は図3中のB部の拡大断面図に相当している。セパレータ2の表面に存在する貴金属4の島は、スパッタ等の薄膜形成法によって形成されているため、従来のマスキング工程で使用されるマスク材とは異なり、接着剤6の膜厚に比較すれば極めて薄い。したがって、接着部における貴金属4の島の存在は、接着部にマスク材が残存しているのとは異なり、接着剤6により接着する際の障害にはならない。
そして、次の工程Cでは、接着剤6が塗布されたセパレータ2上に、隣接する構造部材である電極(或いは膜電極接合体)8が貼り合わされる。表面層を形成する貴金属4はセパレータ2の表面に島状に分散配置されているので、電極8が接着される接着部には貴金属4の島の間からセパレータ2の表面が露出している。この露出したセパレータ2の表面と電極8との間に接着剤6が介在することによって、セパレータ2と電極8との接着性が確保される。また、接着剤6が塗布されていない導電部では、導電性に優れている貴金属4の各島が電極8に接触することで、セパレータ2と電極8との間の接触抵抗は低減される。
以上のように、本実施形態にかかる燃料電池の製造方法によれば、セパレータ2の表面に貴金属4で形成された表面層を設けることによる接触抵抗の低減と、接着剤6によるセパレータ2と電極8との接着性とを両立させることができる。これにより、従来のようにセパレータ2の表面の接着部にマスキングを行う必要がなくなり、燃料電池の製造における工程数を削減できる。また、マスク材の残存による接着不良を防止することもできる。
実施の形態2.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本発明も固体高分子型燃料電池をはじめとする種々の燃料電池の製造に適用することができる。
実施の形態1では、セパレータの表面に貴金属を島状に分散配置しているが、本実施形態では、貴金属の代わりに、親水材であるTiO2を島状に分散配置する。図5A、図5Bは燃料電池の各セルに設けられているガス流路の断面図である。各図に示すように、セパレータ2は、電極8に接触する電極接触面2aと、電極接触面2aと平行で電極8から離れて位置する底面2cと、電極接触面2aと底面2cとを結ぶ立面2bとを有している。そして、電極8、底面2c、及び左右の立面2b,2bで囲まれる空間が、反応ガス(酸化ガス或いは燃料ガス)が流れるガス流路10になっている。ガス流路10内には、発電時の反応で生成された生成水や、電解質膜を加湿するための加湿水も流れている。図5A、図5Bには、これらの水12がガス流路10内を流れている様子を示している。
図5Aは、セパレータ2の表面にTiO2により形成された表面層が設けられていない場合の水12の流れを示している。通常、セパレータ2のガス流路面には、耐食性を備えた導電コート16が施されている。この導電コート16は一般に撥水性であるため、セパレータ2のガス流路面(底面2cや立面2b)ではじかれた水12はガス流路10内で玉になる。この玉になった水12によってガス流路10が閉塞される結果、ガス流路10内でのガスの流通抵抗が増大し、燃料電池の電池性能が低下してしまう。
一方、図5Bに示すように、上記の導電コート16の上からTiO2膜14をコートした場合には、TiO2は親水性であるため、表面にTiO2膜14により形成された表面層が存在することで、水12はセパレータ2のガス流路面に沿って流れるようになる。その結果、ガス流路10が水12によって閉塞されることはなく、ガス流路10内でのガスの流通抵抗は低減される。
しかし、TiO2は接着性に劣ることから、セパレータ2の表面全体をTiO2膜14で覆ってしまうと隣接する電極8との接着性を確保することができない。接着性を確保する方法としては、セパレータ2の表面の接着部にマスキングを行い、その上からTiO2膜14をコーティングする方法が考えられるが、この方法では、マスキングのための工程数が増えるとともに、セパレータ2の表面にマスク材が残存することで接着不良を起こす可能性もある。そこで、本実施形態では、セパレータ2の表面全体をTiO2膜14で覆うのではなく、図5B中のC部を拡大して示すように、セパレータ2の表面にTiO2膜14を島状に分散配置するようにしている。
本実施形態では、次に説明する製造方法によって図5Bに示す燃料電池を製造する。まず、最初の工程では、導電コート16が施されたセパレータ2の表面全体にTiO2膜14を島状に分散配置する。島状に分散配置されたTiO2膜14は、セパレータ2の表面をまばらに覆う表面層を形成する。この工程では、TiO2膜14がセパレータ2の表面を被覆する表面被覆率が所定の目標被覆率になるように、TiO2膜14による表面層の形成を制御する。TiO2膜14による表面層を形成するための膜形成方法には限定はなく、メッキやスプレー塗布等の湿式法を用いてもよく、スパッタやCVD等の乾式法を用いてもよい。
目標被覆率は、表面被覆率と接着性及び親水性との関係に基づいて決めればよい。TiO2はセパレータ2の材質に比較して親水性に優れる反面、接着性に劣ることから、表面被覆率が大きくなるほど表面の親水性は高くなり、逆に接着性は低下する。したがって、親水性、接着性のそれぞれについて許容範囲を定め、親水性と接着性の双方が両立する表面被覆率の範囲を許容被覆率として設定し、この許容被覆率の範囲で目標被覆率を設定すればよい。
次の工程では、セパレータ2上の接着部に接着剤が塗布される。TiO2膜14の島は上述のようにセパレータ2の表面全体に分散配置されるため、接着部にもTiO2膜14の島が配置されている。接着剤は、これらTiO2膜14の島の上から塗布される。そして、次の工程では、接着剤が塗布されたセパレータ2上に、電極(或いは膜電極接合体)8が貼り合わされる。表面層を形成するTiO2膜14はセパレータ2の表面に島状に分散配置されているので、電極8が接着される接着部にはTiO2膜14の島の間からセパレータ2の表面が露出している。この露出したセパレータ2の表面と電極8との間に接着剤が介在することによって、セパレータ2と電極8との接着性が確保される。
以上のように、本実施形態にかかる燃料電池の製造方法によれば、セパレータ2の表面にTiO2膜14の表面層を設けることによるガス流路10内の流通抵抗の低減と、接着剤によるセパレータ2と電極8との接着性を両立させることができる。これにより、実施の形態1と同様、従来のようにセパレータ表面の接着部にマスキングを行う必要がなくなり、燃料電池の製造における工程数を削減できるととともに、マスク材の残存による接着不良を防止することもできる。
その他.
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、次のように変形して実施してもよい。
上記の各実施の形態では、接着剤を塗布したセパレータに電極を貼り合わせているが、電極に接着剤を塗布してそれにセパレータを貼り合わせるようにしてもよい。
また、本発明の製造方法が適用される燃料電池では、セパレータに隣接する構造部材は電極には限定されない。例えば、樹脂フレームや他のセパレータも隣接構造部材に含まれる。これらとの接着に本発明を適用することによっても、セパレータの表面に表面層を設けることによる電池性能の向上と、セパレータと隣接構造部材との接着性とを両立させることができる。
また、実施の形態1では表面層を形成する物質として貴金属を用いているが、他の高導電性物質を用いてもよい。同様に、実施の形態2では表面層を形成する物質としてTiO2を用いているが、他の親水性物質を用いてもよい。
本発明の実施の形態1にかかる燃料電池の製造方法を説明するための説明図である。 貴金属が分散配置されたセパレータの表面を拡大して示す平面図である。 接着剤が塗布されたセパレータの平面図である。 貴金属がセパレータの表面を被覆する表面被覆率と、貴金属により被覆された表面の接着性及び導電性との関係について示す図である。 セパレータの表面にTiO2の表面層が設けられていない場合のガス流路内の水の流れを示す断面図である。 セパレータの表面にTiO2の表面層が設けられている場合のガス流路内の水の流れを示す断面図である。
符号の説明
2 セパレータ
4 貴金属
6 接着剤
8 電極
10 ガス流路
12 水
14 TiO2
16 導電コート

Claims (2)

  1. セパレータの表面に貴金属が配置され、前記貴金属を挟んで前記セパレータと前記セパレータに隣接する構成部材とが接着剤にて接着される燃料電池の製造方法であって、
    前記構成部材が接着される部位を含む前記セパレータの表面を前記貴金属でまばらに覆うための処理を行う工程であって、薄膜形成方法を用いて前記セパレータの表面から前記貴金属を島状に成長させる第1工程と、
    島状に成長した前記貴金属によってまばらに覆われた前記セパレータの表面に、前記接着剤にて前記構成部材を接着する第2工程と、
    を含むことを特徴とする燃料電池の製造方法。
  2. セパレータの表面にTiO 2 が配置され、前記TiO 2 を挟んで前記セパレータと前記セパレータに隣接する構成部材とが接着剤にて接着される燃料電池の製造方法であって、
    前記構成部材が接着される部位を含む前記セパレータの表面を前記TiO 2 でまばらに覆うための処理を行う工程であって、薄膜形成方法を用いて前記セパレータの表面から前記TiO 2 を島状に成長させる第1工程と、
    島状に成長した前記TiO 2 によってまばらに覆われた前記セパレータの表面に、前記接着剤にて前記構成部材を接着する第2工程と、
    を含むことを特徴とする燃料電池の製造方法。
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