JP4741773B2 - 筆記ポイントに乾燥遅延剤が備えられた筆記具および同筆記ポイントの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は筆記具に関し、より具体的には、繊維状または非繊維状のリザーバから、筆記ヘッドの役目をする筆記ポイント端部までのインクの搬送を確保する毛細管状の筆記ポイントを有する筆記具に関する。
【0002】
筆記ヘッドの役目をする筆記ポイント端部は、必ず使用者が筆記する際に持つ筆記具の本体から突出している。支持体上で消耗されたインクはリザーバから来て筆記ポイントの毛管によって搬送されるインクによって順次入れ替わられる。筆記具が使用されない時には、一方では偶発的な衝撃から筆記ポイントを保護するために、他方では筆記ポイントの乾燥を回避するために、筆記ポイントを覆うように筆記具の本体にキャップが嵌め込まれる。実際に、もしも筆記ポイントの突出した端部が自由空気中に放置されると、この端部に存在したインクの溶剤が蒸発する一方、このインクに含まれる種々の成分はそこに残留する。この結果、インクの成分による筆記ヘッドの閉塞が生じる可能性があり、この場合、筆記具の再使用に際しての困難性が生じ得るのみならず、閉塞を引き起こした成分のインク溶媒中での不溶性によって、大量のインクがリザーバに残っている場合でさえ再使用が不可能になる。
【0003】
この不都合を回避するために、筆記具の製造者は、ポイントがキャップで覆われることなく、且つ、それが筆記具の再使用に際して大きな不都合を起こさない筆記具の滞留可能期間を示すために使用される用語、『キャップオフ時間』を増大させようと努めている。
【0004】
一つの解決策が既に推奨されており、これは、特に製膜タイプの、乾燥遅延用添加剤を添加することによる、インクの組成の修正からなる。インクで含浸された筆記ポイントが自由空気中に長時間放置されると、インクの溶媒は蒸発し、この添加剤の作用で、前記ポイントの表面にその後の蒸発を制限する一つのスキンまたは被膜を形成する。このスキンまたは被膜は、使用者が筆記ポイントを支持体に押し当てた時に除去されるような非常に弱い機械的抵抗を示す。
【0005】
この解決策は、ポイントの自由空気中での滞留期間を大幅に改善することができる。しかし、その使用には幾つかの問題の発生が避けられない。実際に、ポイントの乾燥現象は主に、インクがアルコール系の溶媒をベースにしている筆記具に関して著しい。すなわち、適切と思われる製膜添加剤は、これらの溶媒中に余り溶解乃至は分散されないので、筆記具の組立ての際に、一般に、添加剤の十分な溶解性または分散性を得るためにインクを加熱する必要がある。
【0006】
出願人が決定した目標は、筆記具の使用に対して致命的な作用無しに、また、インクの組成及び/又は筆記具の組立て時の通常の操作条件を変更する必要無しに、結果的に筆記ポイントの自由空気中への滞留期間を増大させることによって、前述の不都合の抑制された筆記具を提案することである。
【0007】
この目標は、繊維状乃至は非繊維状のリザーバ中のインク、インク中に溶解可能乃至は分散可能な乾燥遅延剤、及び、インクをリザーバから筆記支持材まで搬送可能な筆記ポイントを公知の構成として備えた、本発明の筆記具によって完全に達された。特徴的な構成として、乾燥遅延剤は、筆記ポイントに含まれており、且つ、筆記ポイント内でのインクの搬送に際してインクによって連行され得る。本明細書において使用される表現、『乾燥遅延剤』は単一の薬剤に限定されるのではなく、複数の乾燥遅延剤の混合物も同様にこれに含まれる。
【0008】
筆記ポイント中におけるインクの搬送に際して、筆記ポイント中に位置する乾燥遅延剤は順次インクによって連行されるので、前記インクが筆記ヘッドの役目を果たしているポイントの領域に着いた時、インクの溶媒の蒸発による乾燥の場合に、前記筆記ヘッドの表面にスキンまたは被膜が形成されて、その後の蒸発を制限するのに十分な乾燥遅延剤をインクが含んでいる。
【0009】
もう一つの特徴的な構成として、筆記ポイントに含ませる乾燥遅延剤の量は、リザーバからインクが無くなった時に筆記ポイントに乾燥遅延剤が残っているように、インクによる乾燥遅延剤の連行能力、リザーバ内のインクの量、及び、場合によっては、インク中に含まれる乾燥遅延剤の量によって決定される。この目的は、筆記具の寿命の全長にわたって求められる結果を得るためである。勿論、リザーバ中に含まれるインクは乾燥遅延剤から完全に免除されていても良いが、室温におけるこの薬剤のインク溶媒中への溶解度または分散度の制限に応じて、低い濃度の乾燥遅延剤を含んでいても良い。このようにして、筆記具の製造に際してインクを加熱する必要性が回避される。有益なことに、非常に大量の乾燥遅延剤を筆記ポイントに含ませる必要性も回避され、さらに、リザーバ内のインクの溶媒中に分散し得る薬剤と、筆記ポイント内の前記溶媒中に溶解可能な薬剤など、多種の乾燥遅延剤を使用することも可能になる。
【0010】
乾燥遅延剤の選択は、勿論インクに使用される溶媒のタイプによって左右される。幾つかの乾燥遅延剤は水ベースのインクとのみ適合性(compatibles)を示すが、他の幾つかの乾燥遅延剤はアルコール系溶媒ベースのインクとのみ適合性を示し、さらに別の幾つかはこれら2つのタイプの溶媒と適合性を示す。インクは水(或いはアルコール)がそのメジャーな溶媒である時に水(或いはアルコール系溶媒)《ベースの》と呼ばれ、これは他方の溶媒のマイナー使用を排除するものではない。
【0011】
水ベースのインクと適合性を示す乾燥遅延剤の中では、N−フェニル尿素、N−エチル尿素、チオ尿素、チオ尿素エチレン、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコールとポリグリコールの混合物、ソルビトール、及び、グリセリンを挙げることができる。
【0012】
アルコール系溶媒ベースのインクと適合性を示す乾燥遅延剤の中では、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、エチレングリコール、ステアリン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、ミリスチルのミリスチン酸、及び、好ましくはソルビタンのエステル(モノステアレートソルビタン)を挙げることができる。
【0013】
水ベースのインク及びアルコール系溶媒ベースのインクとの双方と同時に適合性を示す乾燥遅延剤の中では、蜜蝋、カルナバワックスを挙げることができる。
【0014】
本発明の別の目標は、特に筆記具に用いられるように考えられた筆記ポイントの製造方法を提案することにある。この方法は、以下の各ステップを有する。
a)毛管性の大きな長手素材を所定量の乾燥遅延剤を含む浴によって連続的に含浸し、前記浴によって前記長手素材の横断面内に乾燥遅延剤の均一分布を得る、
b)含浸された長手素材を乾燥する、
c)切断並びに加工する。
【0015】
好ましくは、前記含浸浴は前記乾燥遅延剤の高濃度溶液であり、前記筆記具の前記インクは、前記乾燥遅延剤が僅かに溶解可能な溶媒をベースにしたインクである。このようにして、高濃度の、さらに非常に高濃度の含浸浴を用いることによって、筆記ポイントを形成するための長手素材の中に、大量の乾燥遅延剤を含ませることが可能である。筆記ポイント中でのインクの移動に際して、インクは、インクの溶媒中へのこの乾燥遅延剤の溶解度の限界に応じた少量の乾燥遅延剤だけを連行する。
【0016】
場合によっては、長手素材中での浴の拡散が特に緩慢になり、更には拡散が制限され、工業的条件においては、前記素材の横断面の全体に浴の均一な分布を得ることが困難になるような割合にまで、高濃度の乾燥遅延剤が含浸浴の粘性を増大する可能性がある。このような場合、本発明の方法では、より濃度の低い浴を用い、長手素材中に含まれる乾燥遅延剤の所望量が得られるまで、含浸(a)と乾燥(b)の各複数のステップを実施する。
【0017】
一つの好適な実施形態では、筆記ポイント中に含まれる乾燥遅延剤は、その大半が前記ポイントの周部の中に局在化している。この場合実際に、同じ効果を得るために必要な乾燥遅延剤の総量を著しく減少させることができることが確認された。
【0018】
乾燥遅延剤の周部への局在化を得るために特別に考えられた筆記ポイントの製造方法が提案される。この方法は以下の各ステップを有する:
a)予め加工された筆記ポイントを所定量の乾燥遅延剤を含む含浸浴によって含浸する、および
b)かくして含浸された筆記ポイントを、攪拌下で且つ60℃に等しい乃至はこれを下回る温度での加熱によって乾燥する。
【0019】
予め加工された筆記ポイントに含浸を実施することには、2つの利点がある。一方では、加工材料、特にグラインダーに、既に乾燥遅延剤を含ませた長手素材を切断し加工する際に発生し得る機能低下の生じる危険がない。他方では、この加工による乾燥遅延剤のロスが制限される。
【0020】
浴による含浸の後で、乾燥遅延剤が筆記ポイントの全部に均一に拡散していても、穏やかな温度、特に60℃を下回る温度での加熱による乾燥が、含浸浴の拡散を引き起こすこと、および、ここには乾燥遅延剤の筆記ポイントの周部への拡散が含まれることは明らかである。乾燥時に特に筆記ポイントどうしの接触による不均質性がこの局在化の中に生じないように、乾燥は筆記ポイントの機械的な攪拌下で行うことが必要である。
【0021】
この乾燥遅延剤の筆記ポイントの周部への集中は、インクによる乾燥遅延剤の連行の効率を増大することができる。このようにして、前述した第1の方法に比較して、乾燥遅延剤の濃度が0.05%から2%と非常に低い含浸浴を使用することが可能になった。一つの好適な実施形態では、水/アルコール混合物(50/50)を元に形成された含浸浴は、0.1から0.5重量%のソルビタンのエステルを含む。
【0022】
乾燥遅延剤が室温で固体である場合、含浸浴を清澄な溶液を得るために十分な温度にすることが好ましく、こうすれば、浴による良好な含浸が、濾過無しで可能になることもまた注目に値する。例えば、ソルビタンのエステルに関しては、浴の前記温度は35℃と略同じ乃至はこれを上回っていた。
【0023】
ポイントが乾燥遅延剤を備えた筆記具並びにそのような筆記用ポイントの製造方法に関する、添付図面によって次に示す記載を読むことによって、本発明をより良く理解できるだろう。
その添付図面の中で、図1と2は筆記具の2つの例の断面を概略的に示したものである。
図3は、筆記具の製造方法の幾つかのステップを概略的に示したものである。
【0024】
図1に示された第1例の筆記具1は、全体として円筒状の本体2を備え、この本体2は、液体インク5のためのリザーバ4を後方に区分する内部隔壁3を有する。この内部隔壁3には開口6が穿孔され、筆記ポイント7によって閉塞されている。筆記ポイント7の後端7aはリザーバ4内に到達し、前端7bは筆記具1の本体2の外に到達し、前記筆記具の筆記用頭部を形成している。図示された例では、筆記具1はまた、本体2の前区画9内でポイント7の周囲に配置されたリザーバパッド8を備える。ポイント7と接触しているこのリザーバパッドは、筆記具1の使用条件が変化した場合、特にリザーバ4内の空気の温度が上昇する場合に、ポイント7中を移動し得る過剰インクを一時的に吸収する機能を有する。リザーバパッド8によって吸収されたインクは、条件が正常に復帰した時にポイント7に再び配置される。このような筆記具1は、特に文献EP.516.538によって知られている。
【0025】
筆記用頭部の役目をする端部であるポイント7の端部7bは、筆記具1の本体2の前部2aから突出している。図示された例では、この前部は全体として円錐台の形状を有し、円筒形のノズル10によって完結している。ノズル10はポイント7の端部7bを通すための中央スペースを有し、同様に、外部から区画9の内部への空気循環のための側口11を有する。
【0026】
筆記具1には更に、ノズル10上に嵌め込まれて、筆記具の頭部を密閉状にカバーするキャップ12が設けてある。このカバー12は2つの機能、即ち、筆記用頭部7bを衝撃から保護すること、及び、端部7bに含まれるインクの乾燥を回避することであり、この乾燥はもしもインク5中に含まれる成分による頭部7bの詰りを引き起こす場合には、致命的となり得る。
【0027】
この詰りの危険性を回避するために、キャップ12による保護無しで、筆記用頭部7bを開けたままにしておくことの可能な期間(これが無いと筆記具1の後日使用に対して致命的である)を延長できる乾燥遅延剤をインク5中に加えることが知られている。この期間は一般に『キャップオフ時間』と呼ばれる。前記乾燥遅延剤を溶解した乃至は分散状態で含んだ液体インク5は、ポイント7の多孔質で毛管状の構造内に、本体2のノズル10から突出した筆記用頭部7bまで拡散している。頭部7bが自由空気中に長く放置された場合には、インクの溶媒のうちで頭部7bの周囲に表面的に位置するものが蒸発する。この蒸発に際しては、位置し続けている乾燥遅延剤は、外気と溶媒の界面に一枚のスキンまたは被膜を形成する。このスキンまたは被膜は、溶媒の蒸発を一貫して制限し、これは結果として、『キャップオフ時間』を増大させる。この被膜は、筆記具1の新たなる使用に際して支持体に対する摩擦によって自ら除去されるような、非常に弱い機械的抵抗を示す。
【0028】
本発明の特徴によれば、リザーバ4から筆記用頭部7bまで搬送される際にインク5が筆記ポイント中に含まれている乾燥遅延剤を担持するように、乾燥遅延剤は筆記ポイント7に含まれている。『キャップオフ時間』を改善する筆記用頭部7bの領域におけるスキンまたは被膜の形成については、既に記した通りである。
【0029】
従来の技術では、溶解度と分散度の制限された条件の中で、大抵は筆記具の組立てに際してインクを加熱しながら、乾燥遅延剤を含んだインクの調整を行う必要があったために、これらの筆記具の製造における操作条件は特別にデリケートであった。本発明の恩恵によって、インクは遅延剤を免除されるか、乃至は、室温における溶解度と分散度の限界を下回る含有量の乾燥遅延剤を含むので、これらの困難は解消される。
【0030】
筆記ポイント中に含まれている乾燥遅延剤は、或る条件に沿って、前記ポイント中を毛管現象によって拡散するインクによって連行され得ることが必要であることが理解される。第1の条件は、筆記用頭部7bの領域に達したインク中の乾燥遅延剤の濃度が、溶媒の蒸発時にスキンまたは被膜を形成し得るために十分なものでなければならないことである。第2の条件は、筆記具の寿命の全期間にわたって、言い換えれば、リザーバ4内に液体インク4が残っている限り求められる効果が観察できるように、インクによる乾燥遅延剤の連行は、それ相応に十分に弱くなければならないことである。
【0031】
ポイント7中に含まれた沢山の乾燥遅延剤を得るために、毛管性の大きな長手素材例えばアクリル繊維のスティック13を、高濃度の乾燥遅延剤の含浸浴(バス)14によって連続的に含浸し、次に、含浸されたスティック13′を乾燥し、その後、ポイント7を獲得するために切断並びに加工するステップによって構成される製造方法を用いる。
【0032】
図3には、含浸ヘッド15と乾燥炉16によって、スティック13の移動に対して連続的に施される含浸と乾燥の2つの過程が、非常に概略的に記されている。誘導、対流、或いは、マイクロウェーブによるあらゆるタイプの乾燥を用いることができる。
【0033】
含浸ヘッド15は含浸浴14を含むリザーバ17で構成されている。リザーバ17の互いに対向する2つの垂直壁18,18′には、スティック13の横断面と厳密に一致した2つの開口19,19′が穿孔されている。各開口19,19′は、特にスティックの横断面が円形の場合には環状の、ショルダー20,20′によって外側に延びている。
【0034】
製造方法は、スティック13をショルダー20,20′及び含浸ヘッド15の開口19,19′に、そして、乾燥炉16の開口21,21′に導入することによって実施される。
【0035】
スティック13は含浸ヘッド15及び乾燥炉16内を連続的に牽引される。開口19,19′とショルダー20,20′の寸法は、スティック13自身がショルダー20,20′の内壁と共に、含浸浴14が直接出て来るのを防止する気密ジョイントを形成するように、スティック13の横断面に合わせてある。
【0036】
スティック13が含浸ヘッド15内を連続的に移動する際に、含浸浴14はスティック13の毛細管の孔を介して自然に拡散する。この拡散は、乾燥炉16の入口側開口21の領域において、含浸されたスティック13′の横断面の全体に含浸浴14が拡散されているように行われる必要がある。
【0037】
炉16内を通過した後、含浸浴14の溶媒は、炉16から出たスティック13″の横断面の全体に略均一に乾燥遅延剤が含まれているように、除去される。次に、このスティック13″は筆記ポイント7を形成するために、切断され、加工される。
【0038】
筆記具の寿命の全体において所望の効果が得られるために、筆記ポイントに沢山の乾燥遅延剤が含まれるように努める場合、高濃度なばかりでなく、乾燥遅延剤に関して非常に高濃度の含浸浴を使用することが望ましい。しかし、濃度の増大は、浴の粘度の相関的な増大によって、前述した条件下における前記浴の拡散を阻害する可能性がある。従って、切断と加工の後には筆記ポイントを構成することになる長手素材内に含まれた所望の乾燥遅延剤を最終的に得るために、含浸と乾燥の複数の連続操作を実施しても構わないので、炉の入口におけるスティックの横断面全体に拡散を得るために、浴の乾燥遅延剤に関する適切な濃度を決定することが望ましい。
【0039】
含浸浴の溶媒は、前述した適切な乾燥遅延剤濃度ができる限り最高となるように選択される。対照的に、遅延剤はインクの溶媒中で、制限され且つ制御された溶解度を有する必要がある。一方で、筆記ポイント内に高濃度の乾燥遅延剤を得ることが可能で、他方で、筆記具の使用の際に筆記ポイント内に拡散しているインクによって前記遅延剤の制限され且つ連続した輸送能力が得ることが可能なのは、これらの条件下においてである。
【0040】
この好適な変形例に沿った乾燥遅延剤の中で、以下の組成:即ち、ステアリン酸セチル(cetyl stearate)、パルミチン酸セチル(cetyl palmitate)、ステアリン酸ステアリル(stearyl stearate)、ミリスチルのミリスチン酸(myristate de Myristile)、及び、特にソルビタンのエステル(l’ester de sorbitan)が用いられた。
【0041】
例示的で且つ非限定的な目的で、インクの組成と、ソルビタンのエステル(ソルビタンのモノステリン酸)を使用した含浸浴の組成の例を挙げる。
インクの組成:
エチルアルコール 90%
塩基性色素 5%
樹脂(ポリビニールブチラール) 5%
含浸浴の組成:
水/アルコールの混合物(50/50) 95%
ソルビタンのエステル 5%
【0042】
図2に示された筆記具2は、インクが厳密に言えばリザーバ内の液状ではなく、繊維状のリザーバ23内に閉じ込められている点で第1の例と異なっている。この繊維状のリザーバのタイプは以下のように、すなわち、一般に、多数の繊維どうしの間隙が、インクの蓄積と搬送の双方に同時に役立つ毛管を形成するような、全体として長手方向を有する繊維束24によって構成されているタイプとして知られている。この繊維束24は、概してプラスチック製フィルムのケース25によって覆われている。筆記具22の円筒状の本体26は、後方でキャップ30によって閉じられている。本体26の前方部26aは、全体として円錐台状を呈しており、円筒状のノズル27によって終了しており、このノズル27は、筆記ポイント28の端部28bが通過するための中央スペース、並びに、外部から本体26の内部への空気の循環のためのオリフィス29を有する。繊維状リザーバ23は、本体26の円筒部の内部容積の略全体を占めている。筆記ポイント28は繊維束24の内部に侵入した後端28aを有する。従って、筆記ポイント28にインクを供給するのは繊維状リザーバ23であり、前記インクは第1例と同様に、前記筆記ポイント28に含まれている乾燥遅延剤を筆記ヘッドを構成しているその前端28bまで連行する。
【0043】
ここまで記した例では、スティック13の浴14による含浸は、スティックの断面の全体に、また、スティックの乾燥、切断及び加工の後では筆記ポイントの横断面の全体に均一になるようになされる。ここで記載しようとする第2例では、乾燥遅延剤の大半は、加工を施された部位を含めた、筆記ポイントの周辺部に局在化している。この乾燥遅延剤の集中(concentration)は求められる要素の効果を増大させること、例えば『キャップオフ時間』を増大させることを可能にする。この周辺部への乾燥遅延剤の集中は、インクの溶媒の蒸発の際に、複数のスキン乃至は糸の網を形成し、この網は筆記ポイントの毛管状の網を効果的に閉鎖する。
【0044】
さらに、この周辺部へ局在化した集中の効果によって、より少ない量の乾燥遅延剤の使用で同じ結果が得られる。
【0045】
筆記ポイント内における乾燥遅延剤の局在化した濃度を実現するために、既に上に記したような連続的な方法ではなく、予め切断され加工された筆記ポイントを使用する不連続的な方法を用いる。この方法は、予め加工された筆記ポイントを所定量の乾燥遅延剤を含んだ含浸浴内に浸漬し、次に、このようにして含浸された前記ポイントを、通常の乾燥によって、緩やかな温度特に60℃を下回る温度で攪拌下にて乾燥させることで構成されている。穏やかな温度で攪拌下にてと言う乾燥条件は、筆記ポイントに含浸されている全ての浴が外側へ徐々に拡散すること、従って、この拡散に際して前記ポイントの周部に連行される乾燥遅延剤の集中を可能にする。この集中は、乾燥遅延剤に配置された着色マーカーを用いた後でポイントの横断面を作製した時に著しい。前記マーカーが前記断面内に環状に分配されていることが効果的に確かめられ、これによって、ポイントの周辺部、言い換えれば、ポイントの外表面から数十ミリメートルの厚さのゾーンにおける乾燥遅延剤の集中を良く示している。反対に、もしもマイクロウェーブ型の乾燥処理を使用したら、ポイントの全ての断面内におけるマーカーの非常に均一な分配が見られる。
【0046】
上に示されたものと同一のインクの組成に基づいて、含浸浴の組成として次のものを用いた:
−水/アルコールの混合物(50/50) 99.7%
−ソルビタンのエステル 0.3%
【0047】
このように、ソルビタンのエステル濃度が25倍低い含浸浴を用いたに拘わらず、同等のキャップオフ時間、さらには、より長いキャップオフ時間が得られた。
【0048】
また、ソルビタンのエステルは室温では固体であるが、含浸浴は約35℃に加熱され、これによって完全に清澄な浴が得られ、従って、筆記ポイントの浴による完全な含浸が、前記浴の濾過を必要とすることなく得られることは特筆すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】筆記具の第1例の断面の概略図
【図2】筆記具の第2例の断面の概略図
【図3】筆記具の製造方法の幾つかのステップを示す概略図
Claims (13)
- 繊維状乃至は非繊維状のリザーバ中のインク、前記インク中に溶解可能乃至は分散可能な乾燥遅延剤、及び、前記インクを前記リザーバから筆記支持材まで搬送可能な筆記ポイントを備えた筆記具であって、
前記筆記ポイント(7,28)に乾燥遅延剤が含まれており、且つ、前記筆記ポイント内での前記インク(5)の搬送に際して前記インク(5)によって連行され得ること、
前記筆記ポイント(7,28)に含ませる乾燥遅延剤の量は、前記リザーバ(4,23)からインクが無くなった時に前記筆記ポイント(7,28)に乾燥遅延剤が残っているように、前記インク(5)による前記乾燥遅延剤の連行能力、前記リザーバ(4,23)内の前記インク(5)の量、及び、場合によっては、前記インク(5)中に含まれる乾燥遅延剤の量によって決定されることを特徴とする筆記具。 - 特に水ベースのインクと適合性を示す乾燥遅延剤が、N−フェニル尿素、N−エチル尿素、チオ尿素、チオ尿素エチレン、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコールとポリグリコールの混合物、ソルビトール、及び、グリセリンによって構成されるグループから選択されることを特徴とする請求項1による筆記具。
- 特にアルコール系溶媒ベースのインクと適合性を示す乾燥遅延剤が、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、エチレングリコール、ステアリン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、ミリスチルのミリスチン酸、及び、好ましくはソルビタンのエステルによって構成されるグループから選択されることを特徴とする請求項1による筆記具。
- 特に水ベースのインク及びアルコール系溶媒ベースのインクとの双方と同時に適合性を示す乾燥遅延剤が、蜜蝋、カルナバワックスのグループから選択されることを特徴とする請求項1による筆記具。
- 請求項1から4のいずれかによる筆記具(1,22)に用いられるように考えられた筆記ポイント(7,28)の製造方法であって、以下の各ステップを有する方法。
a)毛管性の大きな長手素材(13)を所定量の乾燥遅延剤を含む浴(14)によって連続的に含浸し、前記浴によって前記長手素材の横断面内に乾燥遅延剤の均一分布を得る、
b)かくして含浸された長手素材を乾燥する、
c)切断並びに加工する。 - 前記含浸浴(14)は前記乾燥遅延剤の高濃度溶液であり、前記筆記具の前記インクは、前記乾燥遅延剤が僅かに溶解可能な溶媒をベースにしたインクであることを特徴とする請求項5による方法。
- 切断並びに使用の前に、前記長手素材内に前記決定された量を上回る多量の乾燥遅延剤を得るために、含浸と乾燥の連続した複数操作を有することを特徴とする請求項5または6による方法。
- 前記筆記ポイント内に含まれる乾燥遅延剤はその大半が前記ポイントの周部に局在化していることを特徴とする請求項1から4のいずれかによる筆記具。
- 特に請求項8の筆記具に用いられるように考えられた筆記ポイントの製造方法であって、以下の各ステップを有する方法。
a)既に加工された筆記ポイントを所定量の乾燥遅延剤を含む浴中によって含浸する、
b)かくして含浸された筆記ポイントを、攪拌下で且つ60℃に等しい乃至はこれを下回る温度での加熱によって乾燥する。 - 前記含浸浴は0.05から2重量%の乾燥遅延剤を含むことを特徴とする請求項9による方法。
- 前記含浸浴は前記乾燥遅延剤として0.1から0.5重量%のソルビタンのエステルを含むことを特徴とする請求項10による方法。
- 前記乾燥遅延剤は室温で固体であり、前記含浸浴の前記温度は濾過無しで清澄な溶液を得るために十分な高さであることを特徴とする請求項9から11のいずれかによる方法。
- 前記乾燥遅延剤はソルビタンのエステルであり、前記含浸浴の前記温度は35℃と略同じ乃至はこれを上回ることを特徴とする請求項12による方法。
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