JP4741521B2 - 油圧ショベルのフロント制御装置 - Google Patents

油圧ショベルのフロント制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4741521B2
JP4741521B2 JP2007004512A JP2007004512A JP4741521B2 JP 4741521 B2 JP4741521 B2 JP 4741521B2 JP 2007004512 A JP2007004512 A JP 2007004512A JP 2007004512 A JP2007004512 A JP 2007004512A JP 4741521 B2 JP4741521 B2 JP 4741521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jackup
work area
hydraulic excavator
vector
bucket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007004512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008169640A (ja
Inventor
靖彦 金成
弘 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2007004512A priority Critical patent/JP4741521B2/ja
Publication of JP2008169640A publication Critical patent/JP2008169640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4741521B2 publication Critical patent/JP4741521B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

本発明は、設定作業領域に応じてフロント作業機を制御する油圧ショベルのフロント制御装置に関する。
この種のフロント制御装置として、所望深さの作業領域を手動で設定するとともに、バケット先端の速度ベクトルに基づき減速ベクトルを演算し、この減速ベクトルに応じてブームを制御して、バケット先端部の深さを制限するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−167794号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、掘削反力によって機体がジャッキアップすることがあり、作業姿勢が不安定となる。
本発明は、走行体と、走行体に対して旋回可能な旋回体とを有する車体と、車体に取り付けられ、上下方向に回動可能なブーム,アーム,バケットを有する多関節型のフロント作業機と、フロント作業機を駆動する油圧アクチュエータと、フロント作業機の駆動指令を入力する操作部材と、操作部材の操作に応じて油圧アクチュエータへの駆動圧油の流れを制御する油圧制御弁と、走行体に対する旋回体の旋回位置を検出する旋回検出手段と、フロント作業機による掘削位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出された掘削位置がフロント作業機の深さ方向の設定作業領域を超えないように油圧制御弁の駆動を制限する制限手段とを備えた油圧ショベルのフロント制御装置において、車体のジャッキアップを検出するジャッキアップ検出手段と、ジャッキアップ検出手段によりジャッキアップが検出されると、ジャッキアップを抑制するように制限手段による制限量を増加するジャッキアップ抑制手段とを備え、ジャッキアップ抑制手段は、旋回検出手段により検出された旋回位置に応じて制限手段による制限量の増加の程度を変更することを特徴とする。
ジャッキアップ抑制手段として、ジャッキアップが検出されると、設定作業領域を上方にシフトする補正を行うことができる。
設定作業領域を上方にシフトする補正を行った後、ジャッキアップ検出手段によりジャッキアップが検出されなくなると、設定作業領域の補正をリセットすることが好ましい。
ジャッキアップ検出手段が、車体の前後方向の傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、傾斜角検出手段により検出された傾斜角の増加の割合が所定値以上になると、ジャッキアップと判定する判定手段とを有するものであってもよい。
本発明によれば、掘削位置がフロント作業機の深さ方向の設定作業領域を超えないように油圧制御弁の駆動を制限するとともに、ジャッキアップ検出時にジャッキアップを抑制するように油圧制御弁の駆動の制限量を増加するようにした。これにより車体のジャッキアップを防止することができ、安定した姿勢で作業を行うことができる。
以下、図1〜図11を参照して本発明による油圧ショベルのフロント制御装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るフロント制御装置が適用される油圧ショベルの一例を示す斜視図である。油圧ショベルは、フロント作業機10と車体20とを有する。車体20は、左右一対の下部走行体21と、下部走行体21の上方に旋回可能に搭載された上部旋回体22とを備え、上部旋回体22には運転室23が設けられている。
フロント作業機10は、上部旋回体22の前部に回動可能に軸支されたブーム11と、ブーム先端部に回動可能に軸支されたアーム12と、アーム先端部に回動可能に軸支されたバケット13とを有する。ブーム11、アーム12、バケット13はそれぞれブームシリンダ14、アームシリンダ15、バケットシリンダ16により支持され、各シリンダ14〜16の伸縮によってそれぞれ車幅方向に対し垂直面内で回動する。左右の下部走行体21は、それぞれ走行用油圧モータ24,25(図2)の駆動により走行し、上部旋回体22は、旋回用油圧モータ26(図2)の駆動により旋回する。
図2は、本実施の形態に係るフロント制御装置の構成を示す図である。制御ユニット30はCPU,ROM,RAM,その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含んで構成される。制御ユニット30には、ブーム11の駆動指令を入力するブーム用操作レバー31と、アーム12の駆動指令を入力するアーム用操作レバー32と、バケット13の駆動指令を入力するバケット用操作レバー33と、上部旋回体21の旋回指令を入力する旋回用操作レバー34と、左右の下部走行体21の走行指令をそれぞれ入力する走行用操作レバー35,36と、設定器37と、上部旋回体22に対するブーム11の相対角(ブーム角α)を検出するブーム角度検出器38と、ブーム11に対するアーム12の相対角(アーム角β)を検出するアーム角度検出器39と、アーム12に対するバケット13の相対角(バケット角γ)を検出するバケット角度検出器40と、上部旋回体22の前後方向における水平面に対する傾斜角θを検出する傾斜角検出器41と、方向制御弁(電磁比例弁)51〜56のソレノイドがそれぞれ接続されている。なお、傾斜角θは車体前方が上昇した状態で正となる。
操作レバー31〜36は、操作信号としてその操作量に応じた電気信号を出力する電機レバー装置であり、操作レバー31〜36からの信号に応じて制御ユニット30が方向制御弁51〜56のソレノイドに制御信号を出力する。これにより方向制御弁51〜56を切り換え、油圧ポンプ50から油圧シリンダ14〜16および油圧モータ23〜25への圧油の流れを制御する。すなわち制御弁51の切換により油圧ポンプ50からブームシリンダ14への圧油の流れを制御し、制御弁52の切換により油圧ポンプ50からアームシリンダ15への圧油の流れを制御し、制御弁53の切換により油圧ポンプ50からバケットシリンダ16への圧油の流れを制御する。また、制御弁54の切換により油圧ポンプ50から走行用油圧モータ23への圧油の流れを制御し、制御弁55の切換により油圧ポンプ50から走行用油圧モータ24への圧油の流れを制御し、制御弁56の切換により油圧ポンプ50から旋回用油圧モータ25への圧油の流れを制御する。
設定器37は、運転室内の操作パネルあるいは操作レバーの把持部に設けられたスイッチ等により構成される。設定器37には、通常モードまたは領域制限モードに作業モードを切り換える切換スイッチ37aと、作業領域の設定を指令する設定スイッチ37bが設けられている。切換スイッチ37aは、例えばトグルスイッチ等のオンオフ式スイッチであり、切換スイッチ37aのオンにより領域線モードに切り換えられ、オフにより通常モードに切り換えられる。
制御ユニット30は、作業領域を設定する領域設定部30Aと、この設定作業領域に基づきフロント作業機10の動作を制御するフロント制御部30Bとを有する。設定作業領域は、図3に示すようにブーム基端部を原点としたXY直交座標系におけるバケット先端部の深さ(Y座標)として設定される。
領域設定部30Aで実行される領域設定処理について説明する。図4は、領域設定処理の一例を示すフローチャートである。この処理は例えばエンジンキースイッチのオンにより開始され、一連の処理が繰り返し実行される。なお、設定作業領域をリセットするリセットスイッチを設定器37に設け、リセットスイッチのオンにより領域設定処理を開始するようにしてもよい。
ステップS1では、作業領域の初期値を設定する。初期値はバケット先端が届かないような深さ(例えばY=−20m)に設定する。これは後述のフロント制御部30Bでの処理によりフロント作業機10の移動範囲が制限された状態であっても、作業領域を自由に設定できるようにするためである。ステップS2では、設定器37の設定スイッチ37bがオンされたか否かを判定し、肯定されるとステップS3に進む。
ステップS3では、予め制御ユニット30のROMに記憶されたブーム11,アーム12,バケット13の長さL1,L2,L3(図3参照)と、角度検出器38〜40によって検出されたブーム角α,アーム角β,バケット角γ,および傾斜角θとに基づき、バケット先端部P1の位置(X1,Y1)を演算する。ステップS4では、演算されたバケット先端部のY座標の値Y1を作業領域として設定し、この設定作業領域(Y=Y1)を制御ユニット30のRAMに記憶する。
以上の処理によれば、バケット先端部の作業領域を設定する際は、オペレータは操作レバー31〜33を操作してバケット先端部を目標とする作業深さまで移動した後、設定スイッチ37bを操作する。これにより作業領域が設定され、後述のフロント制御部30Bでの処理により設定作業領域を超えないようにフロント作業機10の動作が制限される。
フロント制御部30Bで実行される領域制限処理について説明する。図5は、領域制限処理の一例を示すフローチャートである。この処理は例えばエンジンキースイッチのオンにより開始され、繰り返し実行される。ステップS10では、切換スイッチ37aにより領域制限モードが選択されているか否かを判定する。ステップS10が肯定されるとステップS20に進み、各操作レバー31〜36の操作信号を読み込む。ステップS30では、角度検出器38〜41により検出されたブーム角α,アーム角β,バケット角γ,傾斜角θをそれぞれ読み込む。ステップS40では、検出された傾斜角θに基づき、以下のようにして領域設定処理で記憶された設定作業領域の直線式(Y=Y1)を補正する。
図6は、ステップS40の処理の詳細を示すフローチャートである。まずステップS41で、操作レバー31〜33の操作による操作信号の入力の有無を判定する。ステップS41で、操作信号の入力ありと判定されるとステップS42に進み、そのときの傾斜角θnをRAMに記憶する。操作信号が継続して入力されると、ステップS42の処理が所定時間(領域制限処理の周期)毎に繰り返され、RAMには複数の傾斜角θ1,θ2,・・・・,θnが記憶される。
ステップS43では、記憶された最新の傾斜角θnから前回の傾斜角θn-1を減算して傾斜角の偏差Δθ(=θn−θn-1)を演算し、この偏差ΔNを時間微分して傾斜角の変化の割合ΔN’を求めるとともに、ΔN’が所定値ΔNa以上か否かを判定する。所定値ΔNaは、車体20がジャッキアップしているか否かを判定するための閾値であり、傾斜地でショベルが停車している場合(ΔN’=0)と区別するため、少なくともΔNaは0より大きい値に設定されている。なお、傾斜角の偏差Δθを求める場合は、傾斜角検出器41からの信号θをフィルタ処理してノイズを除去することが好ましい。
ステップS43でΔN’≧ΔNa、つまり車体20がジャッキアップしていると判定されるとステップS44に進む。ステップS44では、操作作業領域の直線式(Y=Y1)に所定値ΔY(例えば1cm)を加算し、直線式をY=Y1+ΔYに補正するとともに、この補正後の直線式(Y=Y1+ΔY)をRAMに記憶する。RAMには、領域設定処理(図4)で設定された補正前の直線式(Y=Y1)もそのまま記憶される。
一方、ステップS41で操作信号の入力なしと判定されるとステップS45に進み、ステップS42と同様、傾斜角θを記憶する。そしてステップS46では、設定作業領域の直線式を補正前の値(Y=Y1)に戻す。ステップS43でΔN’<ΔNa、つまり車体がジャッキしていないと判定されたときもステップS46に進む。以上の処理が終了すると図5のステップS50に進む。
ステップS50では、角度検出器38〜41で検出したブーム角α,アーム角β,バケット角γおよび傾斜角θと、予め記憶されているフロント作業機10および車体20の各部寸法とに基づき、フロント作業機10の位置と姿勢の計算を行い、バケット先端部P1(図3)の位置(X,Y)を演算する。
ステップS60では、角度検出器39,40からの信号を時間微分してアーム12およびバケット13の回動による角速度ω2,ω3を求め、この角速度ω2,ω3からアームシリンダ15およびバケットシリンダ16の駆動速度を算出する。そして、この駆動速度とフロント作業機10の各部寸法を用いてバケット先端の速度ベクトルVを演算し、速度ベクトルの設定作業領域の境界に平行な方向のベクトル成分(X座標成分)Vxと垂直な方向のベクトル成分(Y座標成分)Vyを求める(図7参照)。
ステップS70では、バケット先端の位置が減速領域にあるか否かを判定する。減速領域は、図7に示すように設定作業領域の境界を基準とし、そこから上方に所定値Y1だけ離れた範囲に設定されている。所定値Y1は制御コントローラ30に予め記憶された値である。ステップS70が肯定されるとステップS80に進む。ステップS80では、減速制御としてアーム用操作レバー32の操作信号自体を減速するアーム減速処理(操作指令値を小さくする処理)と、バケット先端の速度ベクトルVの設定作業領域の境界に接近する方向のベクトル成分Vyを減じる処理(減速方向変換処理)とを行う。アーム減速処理では、例えばアーム用操作レバー32の操作信号に所定の係数c1(0<c1<)を乗じる。
ステップS80の減速方向変換処理について説明する。制御ユニット30には予め図8に示すように設定作業領域の境界からバケット先端までの距離D1(絶対値)と減速ベクトル係数hとの関係が記憶されている。図8の特性は、距離D1が所定値Y1よりも大きいとき、つまり減速領域にないときはh=0であり、距離D1が所定値Y1よりも小さくなると、距離D1が減少するにしたがって減速ベクトル係数hが増大し、距離D1=0でh=1となる。
ステップS80では、バケット先端の速度ベクトルVの設定作業領域の境界に接近する方向のベクトル成分、つまりXY座標系のY座標の成分Vyを減じるための減速ベクトルVRを求める。すなわち、図8の関係から設定作業領域の境界とバケット先端との距離D1に対応する減速ベクトル係数hを算出し、この減速ベクトル係数hを速度ベクトルVのY座標成分Vyに乗じ、さらに−1を乗じて減速ベクトルVR(=−hVy)を求める。このようにして求めた減速ベクトルVRを速度ベクトルVのY座標成分Vyに加算すると、距離D1が所定値y1より小さくなるに従い速度ベクトルVのY座標成分Vyの減少量が大きくなり、図7に示すように速度ベクトルVが速度ベクトルVaに補正される。
減速領域において、速度ベクトルVが速度ベクトルVaに補正されたときのバケット先端の軌跡の一例を図9に示す。速度ベクトルVが斜め下方に一定であるときは、その平行成分Vxは一定であり、垂直成分Vyはバケット先端が設定作業領域の境界に近づくに従い、つまり距離D1が小さくなるに従い減少する。したがって、バケット先端が設定作業領域の境界に近づくにつれてVaとVxとのなす角aが小さくなり、バケット先端の軌跡は設定作業領域の境界に沿った曲線形状となる。このとき、D1=0でh=1、VR=−Vyとなるので、設定作業領域の境界上での補正後の速度ベクトルVaは速度ベクトルVの平行成分Vxに一致する。
ステップS90では、方向制御弁51〜56に出力する制御信号を演算する。すなわち、ブーム用方向制御弁51に出力する制御信号として、減速ベクトルVRに対応する方向制御弁51の制御信号を演算する。具体的には、まず減速ベクトルVRに対応するブーム11の角速度の目標値を演算し、それにリンク変換を行い、ブーム角速度の目標値に相当するブーム11の操作信号を演算する。ここで、この操作信号を方向制御弁51に出力し、ブーム11を操作することは、減速ベクトルVRが得られるようにブーム上げを行うことであり、これは、図9に示したように減速ベクトルVRを速度ベクトルVの垂直方向のベクトル成分Vyに加算することに相当する。
さらにステップS90では、アーム用方向制御弁52に出力する制御信号として、ステップS80のアーム減速処理に対応した操作信号を演算する。また、他の方向制御弁53〜56に出力する制御信号として、それぞれステップS20で入力した操作レバー33〜36の操作に対応した操作信号を演算する。ステップS100では、ステップS90で演算した制御信号を方向制御弁51〜56にそれぞれ出力する。
一方、ステップS70が否定されるとステップS110に進み、バケット先端の位置が設定作業領域よりも下側(設定領域外)にあるか否か、つまり図7に示すように復元領域にあるか否かを判定する。ステップS110が肯定されるとステップS120に進む。ステップS120では、復元制御としてアーム用操作レバー32の操作信号自体を減速するアーム減速処理(操作指令値を小さくする処理)と、バケット先端の速度ベクトルVの設定作業領域の境界に接近する方向のベクトル成分Vyを設定作業領域の境界に向かう方向の成分に変換する処理(復元方向変換処理)とを行う。アーム減速処理では、例えばアーム用操作レバー32の操作信号に所定の係数c2(0<c1<)を乗じる。
ステップS120の復元方向変換処理について説明する。制御ユニット30には予め図10に示すように設定作業領域の境界からバケット先端までの距離D2(絶対値)と加算用復元ベクトルARとの関係が記憶されている。図10の特性は、原点を通る直線であり、距離D2が大きくなるに従い加算用復元ベクトルARが増加する。
ステップS120では、まず速度ベクトルVの垂直方向成分Vyをキャンセルする値であるVyの逆方向ベクトルAyを求める。次に、図10の関係を用いて、設定作業領域の境界からバケット先端までの距離D2に対応した加算用復元ベクトルARを演算し、Vyの逆方向ベクトルAyと加算用復元ベクトルARとの和を復元ベクトルVR2(=Ay+AR)とする。このようにして求めた復元ベクトルVR2を速度ベクトルVのY座標成分Vyに加算すると、距離D2が小さくなるに従い垂直方向のベクトル成分Vyが小さくなり、速度ベクトルVが速度ベクトルVaに補正される。
復元領域において、速度ベクトルVが速度ベクトルVaに補正されたときのバケット先端の軌跡の一例を図11に示す。速度ベクトルVが斜め下方に一定であるときは、その平行成分Vxは一定であり、垂直成分Vyはバケット先端が設定作業領域の境界に近づくに従い、つまり距離D2が小さくなるに従い減少する。したがって、バケット先端が設定作業領域の境界に近づくにつれてVaとVxとのなす角bが小さくなり、バケット先端の軌跡は設定作業領域の境界に沿った曲線形状となる。
ステップS130では、方向制御弁51〜56に出力する制御信号を演算する。すなわち、ブーム用方向制御弁51に出力する制御信号として、復元ベクトルVR2に対応する方向制御弁51の制御信号を演算する。具体的には、まず復元ベクトルVR2に対応するブーム11の角速度の目標値を演算し、それにリンク変換を行い、ブーム角速度の目標値に相当するブーム11の操作信号を演算する。ここで、この操作信号を方向制御弁51に出力し、ブーム11を操作することは、復元ベクトルVR2が得られるようにブーム上げを行うことであり、これは、図11に示したように復元ベクトルVR2(=Ay+AR)を速度ベクトルVの垂直方向のベクトル成分Vyに加算することに相当する。
さらにステップS130では、アーム用方向制御弁52に出力する制御信号として、ステップS120のアーム減速処理に対応した操作信号を演算する。また、他の方向制御弁53〜56に出力する制御信号として、それぞれステップS20で入力した操作レバー33〜36の操作に対応した操作信号を演算する。ステップS100では、ステップS130で演算した制御信号を方向制御弁51〜56にそれぞれ出力する。
ステップS110が否定されると、つまりバケット先端位置が設定作業領域から所定値Y1以上上方の制限領域外にあると判定されるとステップS140に進む。ステップS140では、方向制御弁51〜56に出力する制御信号として、それぞれステップS20で入力した操作レバー31〜36の操作に対応した操作信号を演算する。ステップS100では、ステップS140で演算した制御信号を方向制御弁51〜56にそれぞれ出力する。ステップS10で通常モードと判定されたときはステップS150に進み、各操作レバー31〜36の操作信号を読み込み、ステップS140で、この操作信号に対応した制御信号を演算する。
本実施の形態に係るフロント制御装置の特徴的な動作を説明する。
深さ方向の作業領域に制限を設けて掘削作業を行う場合は、まず、操作レバー31〜36の操作により所望の領域制限位置までバケット先端部P1を移動する。その状態で設定スイッチ37bをオンすると、バケット先端のY座標Y1を直線式(Y=Y1)とした作業領域が設定される(ステップS4)。次いで、切換スイッチ37aの操作により領域制限モードを選択した状態で、操作レバー31〜33の操作によりフロント作業機10を駆動し、掘削作業を行う。
バケット先端が減速領域より上方、すなわち制限領域外に位置すれば、減速制御および復元制御のいずれも行われず、方向制御弁51〜56にはそれぞれ操作レバー31〜36の操作に応じた制御信号が出力される(ステップS140)。この場合は操作レバー31〜36の操作量に応じてフロント作業機10が駆動する。
バケット先端が減速領域に入ると、バケット先端部P1に速度ベクトルVとバケット位置に応じた上向きの減速ベクトルVRが作用するようブーム用方向制御弁51にブーム上げの制御信号が出力される(ステップS80,ステップS90)。また、アーム用方向制御弁52にはアーム減速処理に対応した制御信号が出力される。これによりバケット先端が設定作業領域を超えないようにフロント作業機10の動作が制限され、バケット先端の軌跡は図9に示すようになる。このとき、バケット先端と設定作業領域との距離D1が近いほど、減速ベクトル係数hが大きいため(図8)、減速ベクトルVRが大きくなる。
バケット先端が設定作業領域の下方の復元領域に入ると、バケット先端部P1に速度ベクトルVとバケット位置に応じた上向きの復元ベクトルVR2が作用するようブーム用方向制御弁51にブーム上げの制御信号が出力される(ステップS120,ステップS130)。また、アーム用方向制御弁52にはアーム減速処理に対応した制御信号が出力される。これによりバケット先端の速度ベクトルVの垂直方向成分がキャンセルされるとともに、バケット先端を設定作業領域に戻すような復元力が作用し、バケット先端が設定作業領域を超えないようにフロント作業機10の動作が制限される。その結果、バケット先端の軌跡は図11に示すようになる。
バケット先端が減速領域内にあるときに、車体がジャッキアップすると、設定作業領域の直線式(Y=Y1)に補正値ΔYが加算され(Y=Y1+ΔY)、見かけ上の設定作業領域が上方にシフトする(ステップS43)。これにより減速ベクトルVRが大きくなってジャッキアップを防止することができ、車体姿勢が安定した状態で掘削作業を行うことができる。この場合、ジャッキアップが継続している限り、補正値ΔYが繰り返し加算されるため減速ベクトルVRは徐々に大きくなり、ジャッキアップを速やかに防止できる。
バケット先端が設定作業領域に近づいた状態で車体がジャッキアップし、見かけ上の設定作業領域がバケット先端位置よりも上方にシフトすると、バケット先端には減速ベクトルVRよりも大きな上方への復元ベクトルVR2が作用するため、この場合もジャッキアップを速やかに防止できる。また、バケット先端が減速領域より上方にあるときに車体がジャッキアップすると、見かけ上の設定作業領域が上方にシフトしてバケット先端に減速ベクトルVRが作用するため、この場合もジャッキアップを速やかに防止できる。
本実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)アーム12,バケット13の実際の角速度を元にしてバケット先端の速度ベクトルVを演算し、この速度ベクトルVとバケット先端位置(X,Y)とに基づき減速ベクトルVRまたは復元ベクトルVR2を演算し、このベクトルVR,VR2を得るようにブーム11を制御した。これにより掘削時の負荷などによりアーム12およびバケット13が操作レバー32,33の操作指令値通りに動作しなくても、バケット先端が設定作業領域を超えないようにフロント作業機10の動作を制限することができる。また、バケット先端を設定作業領域に沿って移動させる掘削作業も容易に行うこともできる。
(2)操作レバー31〜33の操作による掘削作業時に車体20のジャッキアップの有無を判定し、ジャッキアップと判定されると設定作業領域の直線式(Y=Y1)を上方にシフトするようにした(ステップS44)。これによりバケット先端に作用する減速ベクトルVRが大きくなり、車体20のジャッキアップを防止できる。その結果、安定した姿勢で作業を行うことができる。
(3)ジャッキアップが継続して検出される場合には、補正値ΔYを加算し続けるので、掘削作業領域の上方へのシフト量が徐々に大きくなり、ジャッキアップを速やかに防止できる。
(4)設定作業領域を上方にシフトした後、ジャッキアップが検出されなくなると、設定作業領域を元に戻す(リセットする)ので、当初の設定作業領域に作業領域を制限しての作業に容易に復帰できる。
(5)車体20の傾斜角θの増加の割合ΔN’が所定値ΔNaを超えるとジャッキアップと判定するので、傾斜地(傾斜角θ>0)で車体20が停止したまま行う作業と区別し、ジャッキアップを精度よく検出できる。
なお、上記実施の形態では、ジャッキアップ検出時に補正値として所定値ΔYを加算するようにしたが、所定値ΔYの値を種々の条件によって変更するようにしてもよい。例えば車体前方が上り勾配の傾斜地でジャッキアップしたときは、車体前方が下り勾配の傾斜地や平坦地でジャッキアップしたときよりも車体20の傾斜角θが大きくなる。そのため、車体前方が上り勾配の傾斜地でジャッキアップしたときは、所定値ΔYの大きさをより大きな値に設定してもよい。
また、上部旋回体22と下部走行体21がほぼ同一方向を向いているとき(旋回角が約0°または約180°)およびほぼ直角方向を向いているとき(旋回角が約90°または約270°)は、これ以外の旋回角(例えば45°)の場合よりも、ジャッキアップ時の下部走行体22の接地面積が大きい。ジャッキアップ時の接地面積が大きいときほど、ジャッキアップ時の車体姿勢が安定しているため、ジャッキアップ時の接地面積が大きい旋回角のときは所定値ΔYの大きさを小さくしてもよい。この場合、旋回角検出器により上部旋回体22の旋回角を検出すればよい。旋回検出手段としての旋回角検出器の構成はいかなるものでもよい。
上記実施の形態では、操作部材としての操作レバー31〜33を電気レバーにより構成し、操作レバー31〜33の操作に応じてフロント作業機10の駆動指令を入力するようにしたが、油圧パイロット方式の操作レバーとしてもよい。したがって、油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ14〜16への圧油の流れを制御する方向制御弁51〜53の構成も上述したものに限らない。角度検出器38〜40によりブーム角α,アーム角β,バケット角γを検出してバケット先端の位置、つまりフロント作業機10による掘削位置を検出するようにしたが、シリンダ14〜16のストロークを検出して掘削位置を検出してもよく、位置検出手段は上述したものに限らない。
設定器37の操作によりY=Y1の直線式に作業領域を設定するようにしたが、直線式の態様はこれに限らず、例えばY=aX+b(a,bは定数)の直線式に作業領域を設定してもよい。この場合、例えば作業領域を設定するためにバケット13を任意の2カ所に移動して設定スイッチ37bをオンし、各位置でバケット13の先端位置(X,Y)をそれぞれ演算し、このバケット先端位置に基づき定数a,bを設定するようにしてもよい。また、設定スイッチ37bの操作の代わりに、作業領域の式を数値で直接入力するようにしてもよい。
上記実施の形態では、フロント制御部30Bでの減速処理および復元処理によりブーム用方向制御弁51,アーム用方向制御弁52の駆動を制御したが、掘削位置が設定作業領域を超えないように油圧制御弁の駆動を制限するのであれば、制限手段の構成はこれに限らない。例えばバケット用方向制御弁53の動作を制限するようにしてもよい。上記実施の形態では、ジャッキアップ検出時に設定作業領域を所定値ΔYづつ上方に増加させることで、掘削作業領域の制限量を増加するようにしたが、ジャッキアップ抑制手段の構成はこれに限らない。例えばバケット先端のX座標の変化に応じて所定値ΔYを変更してもよい。
上記実施の形態では、傾斜角検出手段としての傾斜角検出器41により車体の前後方向の傾斜角θを検出するとともに、傾斜角の増加の割合ΔN’が所定値ΔNa以上か否かを判定手段としての制御ユニット30で判定してジャッキアップを検出したが、ジャッキアップ検出手段の構成はこれに限らない。
上記実施の形態では、フロント作業機10がブーム11,アーム12,バケット13の3つのフロント部材を有する油圧ショベルに本発明を適用した場合について説明したが、ブーム11が第1ブームと第2ブームとからなる2ピース式あるいはオフセット式のフロント作業機を有する油圧ショベルにも本発明を適用してもよい。この場合は例えば車体20に最も近い第1ブームを上記実施の形態のブーム11として扱えばよい。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のフロント制御装置に限定されない。
本発明の実施の形態に係るフロント制御装置が適用される油圧ショベルの一例を示す側面図。 本実施の形態に係るフロント制御装置の構成を示す図。 本実施の形態に係るフロント制御装置の領域設定を説明するための図。 本実施の形態に係る領域設定処理の一例を示すフローチャート。 本実施の形態に係る領域制限処理の一例を示すフローチャート。 図5のステップS40の詳細を示す図。 減速領域および復元領域における速度ベクトルの補正方法を示す図。 減速領域のバケット先端から設定作業領域までの距離に対する減速ベクトルの関係を示す図。 減速制御におけるバケット先端の軌跡の一例を示す図。 復元領域のバケット先端から設定作業領域までの距離に対する加算用復元ベクトルの関係の関係を示す図。 復元制御におけるバケット先端の軌跡の一例を示す図。
符号の説明
10 フロント作業機
14 ブームシリンダ
15 アームシリンダ
16 バケットシリンダ
20 車体
21 下部走行体
22 上部旋回体
30 制御ユニット
31〜33 操作レバー
51〜53 方向制御弁
37 設定器
38 ブーム角度検出器
39 アーム角度検出器
40 バケット角度検出器
41 傾斜角検出器

Claims (4)

  1. 走行体と、前記走行体に対して旋回可能な旋回体とを有する車体と、
    前記車体に取り付けられ、上下方向に回動可能なブーム,アーム,バケットを有する多関節型のフロント作業機と、
    前記フロント作業機を駆動する油圧アクチュエータと、
    前記フロント作業機の駆動指令を入力する操作部材と、
    前記操作部材の操作に応じて前記油圧アクチュエータへの駆動圧油の流れを制御する油圧制御弁と、
    前記走行体に対する前記旋回体の旋回位置を検出する旋回検出手段と、
    前記フロント作業機による掘削位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された掘削位置が前記フロント作業機の深さ方向の設定作業領域を超えないように前記油圧制御弁の駆動を制限する制限手段とを備えた油圧ショベルのフロント制御装置において、
    前記車体のジャッキアップを検出するジャッキアップ検出手段と、
    前記ジャッキアップ検出手段によりジャッキアップが検出されると、ジャッキアップを抑制するように前記制限手段による制限量を増加するジャッキアップ抑制手段とを備え
    前記ジャッキアップ抑制手段は、前記旋回検出手段により検出された旋回位置に応じて前記制限手段による制限量の増加の程度を変更することを特徴とする油圧ショベルのフロント制御装置。
  2. 請求項1に記載の油圧ショベルのフロント制御装置において、
    前記ジャッキアップ抑制手段は、前記ジャッキアップが検出されると、前記設定作業領域を上方にシフトする補正を行うことを特徴とする油圧ショベルのフロント制御装置。
  3. 請求項2に記載の油圧ショベルのフロント制御装置において、
    前記ジャッキアップ抑制手段は、前記設定作業領域を上方にシフトする補正を行った後、前記ジャッキアップ検出手段によりジャッキアップが検出されなくなると、前記設定作業領域の補正をリセットすることを特徴とする油圧ショベルのフロント制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の油圧ショベルのフロント制御装置において、
    前記ジャッキアップ検出手段は、
    前記車体の前後方向の傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、
    前記傾斜角検出手段により検出された傾斜角の増加の割合が所定値以上になると、ジャッキアップと判定する判定手段とを有することを特徴とする油圧ショベルのフロント制御装置。
JP2007004512A 2007-01-12 2007-01-12 油圧ショベルのフロント制御装置 Expired - Fee Related JP4741521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007004512A JP4741521B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 油圧ショベルのフロント制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007004512A JP4741521B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 油圧ショベルのフロント制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008169640A JP2008169640A (ja) 2008-07-24
JP4741521B2 true JP4741521B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=39697983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007004512A Expired - Fee Related JP4741521B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 油圧ショベルのフロント制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4741521B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108138460A (zh) * 2015-10-08 2018-06-08 日立建机株式会社 工程机械
EP3848515A4 (en) * 2018-09-03 2022-04-06 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. CONSTRUCTION MACHINE

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5969380B2 (ja) 2012-12-21 2016-08-17 住友建機株式会社 ショベル及びショベル制御方法
JP5969379B2 (ja) 2012-12-21 2016-08-17 住友建機株式会社 ショベル及びショベル制御方法
WO2019155843A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 住友建機株式会社 ショベル

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6286234A (ja) * 1985-10-09 1987-04-20 Komatsu Ltd パワ−シヨベルにおける作業機の制御装置
JP2983283B2 (ja) * 1990-11-30 1999-11-29 日立建機株式会社 建設機械の傾斜角度制御装置
JPH04366236A (ja) * 1991-06-14 1992-12-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の傾斜角度制御装置
JPH08269998A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の領域制限制御装置
JP2003105795A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧ショベルの掘削制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108138460A (zh) * 2015-10-08 2018-06-08 日立建机株式会社 工程机械
CN108138460B (zh) * 2015-10-08 2020-08-25 日立建机株式会社 工程机械
EP3848515A4 (en) * 2018-09-03 2022-04-06 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. CONSTRUCTION MACHINE

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008169640A (ja) 2008-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6511387B2 (ja) 建設機械の制御装置
JP5410373B2 (ja) 双腕型作業機械
JP4776640B2 (ja) 油圧ショベルのフロント制御装置
JP3759961B2 (ja) 2ピースブーム式油圧ショベルの干渉防止装置
WO2010101233A1 (ja) 建設機械、建設機械の制御方法、及びこの方法をコンピュータに実行させるプログラム
KR20180102137A (ko) 작업 기계
JP2018003516A (ja) 作業機械
KR20180111966A (ko) 작업 기계
JP4455465B2 (ja) 建設機械のフロント制御装置
JP4741521B2 (ja) 油圧ショベルのフロント制御装置
JP7247118B2 (ja) ショベル
JP6843039B2 (ja) 作業機械
JP2003184133A (ja) 油圧作業機の振動抑制装置
JP3310783B2 (ja) 作業機の干渉防止装置
JP7274671B2 (ja) 油圧ショベル
JPH08269998A (ja) 建設機械の領域制限制御装置
JPH0820974A (ja) 建設機械の作業範囲制限装置
JP3386797B2 (ja) バックホーの油圧シリンダ制御装置
JP6152178B1 (ja) 作業機械および作業機械の干渉回避方法
JP3821260B2 (ja) 建設機械の作業機制御装置
JP7340123B2 (ja) 作業機械
CN115151473B (zh) 转向装置以及作业机械
WO2024053259A1 (ja) 作業機械、及び、作業機械を制御するための方法
CN110462140B (zh) 作业车辆以及作业车辆的控制方法
JP2000336690A (ja) 建設機械の領域制限掘削制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4741521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees