JP4740569B2 - マスタシリンダ - Google Patents

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Description

本発明は、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁(dump valve)に関し、また、かかる弁を製造する方法にも関する。本発明は、また、組み合わせマスタシリンダ及び増力装置すなわちブースタを製造する方法にも関する。
ブルドーザのような特定の車両は、液圧駆動システムを使用する。典型的に、エンジン駆動の液圧ポンプは、液圧モータに対し加圧された液圧流体の流れを提供する。液圧モータは、車両の車輪(又は無限軌道)に接続されている。このように、液圧モータを駆動することにより車両を操縦することが可能である。車両には、ブレーキが設けられ、また、ブレーキを過熱させないようにするため、ブレーキを掛ける前に、液圧モータへの加圧した流れを実質的に停止させなければならない。
エンジン駆動ポンプと液圧モータとの間に「放出弁」を設けることは既知である。放出弁を開くと、ポンプ/モータはタンクに排出し、これにより車両の車輪への駆動力を停止させる。弁が開いたならば、次に、ブレーキが掛けられる。このようにして、ブレーキは、車両の速度を遅くするためだけに必要とされ、液圧ポンプ/モータの何らかの駆動力に抗して作用することはない。当該出願人は新たな組み合わせマスタシリンダ及び放出弁を発明した。
更に、農業用トラクタのような特定のその他の車両は、組み合わせブレーキマスタシリンダ及びブースタを使用することが既知である。特に、液圧駆動システムを使用するこれらの車両は、組み合わせブレーキマスタシリンダ及びブースタを使用しない。同様に、組み合わせブレーキマスタシリンダ及びブースタを使用する車両は、液圧駆動システムを備えていない。
組み合わせブレーキマスタシリンダ及びブースタにおいて、プッシュロッドを介して加えられたブレーキペダル力は、増大し(すなわち増力され)、この増力された力は、マスタシリンダに加えられる。このように、かかる装置は、ブレーキを掛けるとき、車両の運転者を助ける。典型的に、かかるシステムは、機械的に駆動される車両と共に利用される。このように、ブレーキを掛けるためには、運転者は、典型的に、右足をアクセルから離して、その足でブレーキペダルを踏むか、又は、これと代替的に、左足でクラッチペダルを踏み、かつこれと同時に右足でブレーキペダルを踏む。その何れの場合でも、車両の車輪への駆動力は、組み合わせマスタシリンダ及び増力装置すなわちブースタ弁以外の機構を介して停止することは明らかである。換言すれば、組み合わせマスタシリンダ及びブースタ弁は、車両の車輪への駆動力の供給を停止させることに何ら関与しない。
当該出願人は、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁を提供するため、既知の組み合わせマスタシリンダ及びブースタ弁の極めて多数の構成要素を利用することができることを知見した最初の者である。このため、規模の経済性のため、このことは、既知の組み合わせマスタシリンダ及びブースタ弁のコストを削減し、かつ新たな組み合わせマスタシリンダ及び放出弁のコストも削減することを可能にする。
このように、本発明によれば、本体内腔すなわちボア、ブレーキポート、タンクポート及び、圧力ポートを有し、該ポートの各々が各ポートが本体ボアと液圧的に接続された本体と、本体ボア内を摺動可能なピストンと、プランジャとを有する組み合わせマスタシリンダ及び放出弁であって、ピストンがブレーキポートを加圧するマスタシリンダを画成すべく本体ボアの一部の境界を画定し、ピストンは、圧力ポートをタンクポートから隔離し、また、ピストンボアを有するピストンシールを有し、ピストンは、更に、ピストン内腔すなわちボアと、圧力ポートをピストンボアに液圧的に接続する第一の組みのピストン穴と、ピストンボアをタンクポートに液圧的に接続する第二の組みのピストン穴と、を更に有し、プランジャは、ピストンボア内に摺動可能に受け入れられ、かつプランジャ内腔すなわちボアと、第一の組みのピストン穴をプランジャボアと選択的に接続するプランジャの組みの穴と、第一の組みのピストン穴をプランジャボアから選択的に隔離するプランジャのシール装置とを有し、プランジャボアは、ピストンボアに液圧的に接続され、休止位置において、マスタシリンダは加圧されず、シール装置は、第一の組みのピストン穴をプランジャボアから隔離し、これにより圧力ポートをタンクポートから隔離し、また、作動状態において、プランジャは、ピストンを摺動可能に動かして、ブレーキポートを加圧する作用を果たし、また、プランジャの組みの穴は、第一の組みのピストン穴をプランジャボアと液圧的に接続し、これにより圧力ポートをタンクポートに液圧的に接続するようにした、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁が提供される。
本発明の更なる特徴によれば、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁、並びに組み合わせマスタシリンダ及びブースタの一方を製造する方法であって、
組み合わせマスタシリンダ及び放出弁、又は組み合わせたマスタシリンダ及び増力装置すなわちブースタの何れかを製造するのに適した本体を提供するステップと、
組み合わせマスタシリンダ及び放出弁を提供し得るように本体と共に組み立てられる第一の組みの構成要素を提供するステップと、
組み合わせマスタシリンダ及びブースタを提供し得るように本体と共に組み立てられる第二の組みの構成要素を提供するステップと、
組み合わせマスタシリンダ及び放出弁、又は組み合わせマスタシリンダ及びブースタの一方を提供し得るように本体と共に第一又は第二の組みの構成要素の一方を組み立てるステップとを備える、製造方法が提供される。
本発明の更なる特徴によれば、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁、並びに組み合わせマスタシリンダ及びブースタを製造する方法であって、
2つの同一の本体の裸鋳造品を提供するステップと、
組み合わせマスタシリンダ及び放出弁本体を提供し得るように第一の方法にて第一の裸鋳造品を機械加工するステップと、
組み合わせマスタシリンダ及びブースタ本体を提供し得るように異なる第二の方法にて第二の裸鋳造品を機械加工するステップと、
組み合わせマスタシリンダ及び放出弁を提供し得るように組み合わせマスタシリンダ及び放出弁本体と共に、第一の組みの構成要素を組み立てるステップと、
組み合わせマスタシリンダ及びブースタを提供し得るように組み合わせマスタシリンダ及びブースタ本体と共に、第二の組みの構成要素を組み立てるステップとを備える製造方法が提供される。
次に、添付図面を参照しつつ、単に一例としてのみ、本発明について説明する。
図1及び図4を参照すると、液圧ポンプ3に駆動可能に接続されたエンジン2を有する車両1が図示されている。液圧導管4は、液圧ポンプ3からの出力を液圧モータ5の入力側に接続する。液圧モータ5は、車両の車輪6に駆動可能に接続されている。液圧モータ5からの出力は、液圧導管8を介して液圧タンク7に戻り、液圧導管4のT字管は、本発明による組み合わせマスタシリンダ及び放出弁11(CMDVとして知られる)の圧力ポート10に接続された液圧導管9である。液圧導管12は、CMDVのタンクポート13をタンクに接続する。液圧導管15は、CMDVのブレーキポート14をブレーキ16に接続する。車両の運転は次のように行われる。
車両を運転するためには、エンジン2が液圧ポンプ3を駆動し、液圧ポンプがタンク7から液圧流体を受け取り、かつその液圧流体を加圧する。次に、加圧された流体は、液圧導管4に沿って液圧モータ5に供給され、該液圧モータは、回転する一方、車輪6を回し、従って、車両を動かす。車両の運転者が車両にブレーキを掛ける必要があるとき、足でフットブレーキペダルを踏み、そのとき、CMDVの放出弁の構成要素は、導管4を導管9及び導管12を介してタンクに排出する。次に、CMDVのマスタシリンダ構成要素は、導管15を液圧的に加圧し、これによりブレーキを掛ける作用を果たす。
CMDVは、図2により詳細に見ることができる。CMDVは、典型的に鋳造品として形成され、その後に機械加工された本体20を有している。本体20は、直径dの第一の円筒状部分24と、直径Dの第二の円筒状部分26とを有する中央本体の内腔すなわちボア22を備えている。圧力ポート10及びタンクポート13の双方が第二の円筒状部分26に液圧液体が流れるように接続されており、ブレーキポート14は、第一の円筒状部分24に液圧的にすなわち液圧流体が流れるように接続されている。
第一の円筒状部分24は、マスタシリンダ24Aを画成し、第二の円筒状部分26は、本体の主シリンダ26Aを画成する。マスタシリンダの復元(recuperation)穴28は、マスタシリンダ24Aを本体主シリンダ26Aと選択的にかつ液圧的に(液圧流体が流れるように)接続することができる。
本体内には、ピストン30が摺動可能に取り付けられている。ピストン30の第一の端部32は、第一の円筒状部分24内に受け入れられ、ピストンの残りの部分は全体として第二の円筒状部分26内に受け入れられる。第一の端部32は、マスタシリンダのシール34を有している。
第一のピストンランド部36は、第一のピストンランド部を第二の円筒状部分26に対して封止し得るように第一のピストンシール37を受けている。第二のピストンランド部38は、第二のピストンランド部を第二の円筒状部分26に対し封止し得るように第二のピストンシール39を受けている。第一及び第二のピストンランド部は軸方向に隔てられ、かつ本体主シリンダ26Aの環状領域40を画成することが分かる。ピストンは、ピストン内腔すなわちボア42を有し、第一の組みのピストン穴44は、環状領域40をピストンボア42と液圧的に接続する一連の周方向に隔てられかつ半径方向に方向決めされた穴(その2つのみを図示)を有している。
ピストン、特に第一のピストンランド部36は、本体主シリンダ26Aと共に、図2を見たとき、第一のピストンランド部36の左側に環状領域46を画成する。第二の組みのピストン穴48は、ピストンボア42を環状領域46と液圧的に接続する一連の半径方向に方向決めした穴(2つのみを図示)を有している。逆止弁50は、液圧流体がピストンボア42からマスタシリンダ24A内に流れるのを選択的に許容することができる。
ピストンボア42は、直径Eの円筒状部分43を有している。円筒状部分43(直径E)内には、プランジャ52の第一の端部52Aが摺動可能に取り付けられている。第一の端部52Aには、共に円筒状部分43の壁に対し封止する関係にある第一のプランジャシール55と、第二のプランジャシール56とを有するプランジャシール装置54が取り付けられている。
第一のプランジャシール55は、第二のプランジャシール56から軸方向に隔てられていることが明らかである。第一の端部52Aは、ピストンボアの1つの領域をプランジャのプランジャ内腔すなわちボア60にて第二のプランジャシール56の右(図2に見たとき)に液圧的に接続する組みのプランジャ穴58を更に有している。止め座金62が、ピストンの溝内に取り付けられ、かつプランジャを全体としてピストンボア内に保持する。プランジャ52の第二の端部52Bは、第三のプランジャシール65を受け入れる溝64を有している。
第二の端部52Bは、プッシュロッド67を受け入れる凹所66を更に有している。
閉止差込み部68は、全体として、シルクハットの断面形状をしており、また、ランド部と第二の円筒状部分62との間を封止するシール69を有するランド部を備えている。閉止差込み部は、プランジャ52の第二の端部52Bを摺動可能に受け入れ、特に、第三のプランジャシール65と封止可能に係合する、直径Fの中央内腔すなわちボア70を有している。使用時、差込み部68は、本体20に対して動かない。シール69は、液圧流体がCMDV外に漏れるのを防止する。閉止板72がねじ穴74と係合するボルト(図示せず)又はスタッド及びナット(図示せず)を介して本体20に固定されている。
第一のばね76の形態をした第一の弾性手段が、ピストンの第一のばね当接部77とプランジャのばね当接部78との間で作用し、これらの当接部を偏倚して分離させる。第二のばね80の形態をした第二の弾性手段が、本体のばね当接部81とピストン30の第二のばね当接部82(この場合、第一のピストンランド部36)との間で作用し、当接部81、82を偏倚して分離させる。プランジャ52は、プランジャ当接部84を有し、ピストン30は、相応するピストン当接部86を有している。図2に示した休止状態において、当接部84、86は距離xだけ隔てられている。CMDVの作動は次のように行われる。
簡単に説明すれば、運転者のペダル踏み力がプッシュロッド67に加えられ、プッシュロッド67は、最初に、プランジャ52をピストン30に対して左方向に動かし、これにより当接部84、86の間の空隙を漸進的に閉じ、また、圧力ポート10をタンクポート13と液圧的に接続し、これにより放出弁として機能するようにする。当接部84が当接部86に接触したとき、ピストン30は、左方向に動き、このため、マスタシリンダシール34は、復元穴28を経て動き、これによりマスタシリンダ24Aを封止し、かつブレーキポート14を加圧しブレーキを掛けることができるようにする。
図4には、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁11の細部の概略図が示されており、本体20は、破線で示してある。関係した外部の液圧導管を本体20と接続する3つのポート(圧力ポート10、タンクポート13及びブレーキポート14)を見ることができる。以下に更に説明するように、マスタシリンダ24Aに入る空気は無く、このため、逆止弁50及びマスタシリンダの復元穴28は、マスタシリンダを液体流体で満たされた本体20の領域から復元させなければならないことは重要である。この場合、復元穴28及び逆止弁50の双方がマスタシリンダを内部タンクとして効果的に作用する環状領域46から復元する。この内部「タンク」46は、図4に示されている。
作用のより詳細は次の通りである。
圧力ポート10は、環状領域40と液圧的にすなわち液圧流体が通じるように恒久的に接続されており、それは、第一のピストンシール37は、図2に見たとき、常に圧力ポート10の左側に位置しており、また、第三のピストンシール39は、ピストンが図2に見たとき左側に向けて極端に動いたときでさえ、常に圧力ポート10の右側に位置しているからである。
環状領域40は、第一の組みのピストン穴44と液圧的に恒久的に接続されている。
タンクポート13、環状領域46、第二の組みのピストン穴48、ピストンボア42、プランジャボア60及びプランジャの組みの穴58は、全て互いに液圧的に恒久的に接続されている。マスタシリンダ24Aと環状領域46との間の液圧接続は、マスタシリンダシール34が復元穴28の左側に進むとき、選択的に遮断される。
図2に示すように、プランジャシール装置54は、ピストンの第一の組みの穴44がプランジャの組みの穴58から液圧的に隔離されることを保証する。しかし、第二のプランジャシール56が第一の組みのピストン穴の左側に動くとき、第一の組みのピストン穴はプランジャの組みの穴58と液圧的に接続された状態となる。逆止弁50は、マスタシリンダ24が既知の仕方にて復元するのを選択的に許容する。
図2には、プッシュロッド67に力が加えられない休止位置にあるCMDVが示されている。この状況下にて、ばね80は、ピストン30を偏倚させストッパとして作用する閉止差込み部68と当接係合するように作用する。同様に、第一のばね76は、図面で見たとき、プランジャ52を右側に偏倚させて止め座金62と当接係合させる。この位置において、復元穴28は開放しており、第一の組みのピストン穴44は、プランジャシール装置54によって閉止されていることが分かる。従って、圧力ポート10は、タンクポート13に排気することができず、従って、液圧導管9は閉じられる。このため、液圧ポンプ3は、液圧モータ5を駆動することができる。
上述したように、マスタシリンダ24Aがブレーキポート14を加圧する前(すなわち、ブレーキが掛けられる前)、圧力ポート10は、タンクポート13と液圧的に接続される(すなわち、放出弁は開放する)ことが好ましい。この機能を実現するためには、第一及び第二のばね76、80及び当接部84、86の間の距離xを正確に設定しなければならない。単に一例として、1つの装着状態は、第二のばね80に対し200ニュートンの装着時の予荷重を有する。第一のばね76は、60ニュートンの装着時予荷重を有するようにし、また、距離xは7mmとすることができる。第一のばね76のばね率は、7mm当たり140ニュートンとなるであろう。
これらの図面から、CMDVが休止位置にあるとき、第一のばね76の装着時時の予荷重は、第二のばね80の装着時の予荷重以下であることが理解されよう。このように、プッシュロッドに力が加えられたとき、第一のばね76は、第二のばね80に優先して圧縮されよう。このことは、一方、プッシュロッド67が左方向に動くとき、ピストンは、最初、静止したままであり、プランジャシール装置54は、静止した第一の組みのピストン穴に対して左方向に動くことを意味する。プッシュロッド67が更に左方向に動くと、当接部84、86の間の距離は更に短くなり、第二のプランジャシール56は、最終的に、第一の組みのピストン穴の左方向に動き、これにより、圧力ポートをタンクポートに液圧的に接続し、従って、放出弁を開放することになる。
当接部84、86が互いに接触すると、第一のばね76は、7mmだけ圧縮され、このため、200ニュートンの荷重(すなわち、60ニュートンの初期装着時荷重と7mmの圧縮当たり140ニュートンの率にて7mmの圧縮荷重との和)を加えることになろう。このため、当接部84、86が互いに接触するとき、第一のばね76により加えられたばね荷重は、第二のばね80により加えられたばね荷重に実質的に等しいことが理解されよう。プッシュロッドが更に左方向に動くと、当接部84は当接部86に押し付けられ、これにより、ピストンを左方向に動かして、復元弁28を閉じ、従って、マスタシリンダ及びブレーキポート14を加圧する。
ブレーキペダルを離すと、構成要素は図2に示した位置に戻り、これにより、ブレーキを解除し、放出弁を閉じ、これにより液圧ポンプ3が液圧モータ5を駆動して車両を動かすことを許容する。図2に示すように、第一の組みのピストン穴は、ピストンの周りで周方向に隔てられた複数の穴を備えている。全ての穴は、ピストンの同一の長手方向位置に形成されている。
更なる好ましい実施の形態において、第一の組みのピストン穴は、一連の周方向に隔てられた穴を備えることができ、穴の各々は、ピストンの異なる長手方向位置にある。明らかに、かかる実施の形態のプランジャシール装置が第一のプランジャシール及び第二のプランジャシールの形態をしているならば、これらのプランジャシールは、第一の組みのピストン穴の全ての穴を包み込みし、第一の組みのピストン穴が第一の組みのプランジャ穴及びピストンボアの中央領域から液圧的に隔離されることを保証するのに十分、隔てられていなければならない。1つの好ましい実施の形態において、第一の組みのピストン穴の穴は、ピストンの円周の周りでヘリックスの一部として形成されている。
単に一例として、1つの適用例において、第一の組みのピストン穴は、各々、直径1.5mmの半径方向に方向決めした16個の穴を有することができる。ら旋形に形成されるとき、隣接する穴は、0.2mmだけ長手方向に変位させることができる。このように、最初の穴と16番目の穴との間の実際の距離は、3mm(すなわち、15空隙×0.2mm=3mm)となるであろう。更に、第一のピストン穴が開き始めるときと、最後のピストン穴が完全に開くときとの間にて、プランジャがピストンに対して移動する合計距離は、4.5mm(すなわち、15空隙×0.2mm+1つの穴の直径(1.5mm)=4.5mm)である。このように、このような仕方にて穴を配置することにより、漸進的に開放する放出弁を提供することが可能である。このことは、運転者が車両を制御された仕方にて「寸動進行(inch forward)」させ、これにより、極めて遅い速度のとき車両を良好に制御することを許容する点にて、かかる配置は、特に有益である。
上述したように、勿論、異なる穴がピストンにおける異なる長手方向位置に配置されるこの形態にて、第一の組みのピストン穴を提供し得るように穴を設ける必要はないが、穴はら旋形に設けられることが好ましい。
典型的に、上述した16の穴の配置は、当接部84、86の間の距離xを7mmとすることと組み合わせて使用することができよう。このことは、製造許容公差の誤差を許容し、また、休止位置と16の穴の最初の穴が開き始めるときとの間にてプランジャの最初の動き(すなわち、2mm)を許容する。
上述したように、距離xだけ圧縮されたときの第一のばね76のばね力(200ニュートン)は休止位置にあるときのばね80のばね力(同様に200ニュートン)に実質的に等しい。このことは、ペダルの良好な感触を与え、また、放出弁が完全に開く状態からブレーキが掛け始められるとき迄、実質的に無段階に遷移することを可能にする。
CMDVの特定の構成要素はマスタシリンダとして作用し、CMDVのその他の特定の構成要素は放出弁として作用する(全体として矢印90で図示)ことが理解されよう。また、放出弁90及びマスタシリンダは連続的に作用すること、すなわち、放出弁90が開放し、その後、マスタシリンダがブレーキを掛ける作用を果たすことも理解されよう。
このため、当該出願人は、新規かつ特許可能な組み合わせマスタシリンダ及び放出弁を発明した。疑義を避けるため、「組みの穴」という語は、単一数のみの穴を含んで、任意の数の穴を有する1組みの穴を包含する。
図2には、性質上、エラストマー的である色々なシールが示されている。僅かな程度のシールの漏洩が許容される特定の状況の場合、任意のエラストマー的又はその他の別個の「封止」構成要素が存在しないとき、特定のシールを単純なピストンランド部又はプランジャランド部によって画成することができる。
更に、当該出願人は、CMDVを提供するため、既知の組み合わせマスタシリンダ及び増力装置すなわちブースタを適応させることが可能であることを知見した最初の者である。このように、図3を参照すると、既知の組み合わせマスタシリンダ及び増力装置すなわちブースタ110(CMBとして既知)が図示されている。CMB110の特定の構成要素はCMDV11と同一である。特に、本体20、マスタシリンダシール34、逆止弁50、第一のピストンシール37、第二のピストンシール39、第三のプランジャシール65、第一のプランジャシール55、第二のプランジャシール56、閉止板72、閉止差込み部68、閉止差込み部シール69及びプッシュロッド67がある。
単に、図3は技術的製造図であり、図2は概略図であるから、これらの構成要素は異なるものであるかのように見えることが指摘される。図3は構成要素の真の図面である。説明のため、図3は、弁を装着する前に、除去されるポートを覆う保護キャップを含んでいる。
CMB110の動作は既知であるが、以下に簡単に説明する。
最初の点として、ピストン130の第一の組みのピストン穴144は、一連の周方向に隔てられかつ半径方向に方向決めされた穴を有している。しかし、全ての穴はピストンの上で同一の軸方向位置に配置されている。第二の組みのピストン穴148はまた、この場合にも全てピストンにて同一の長手方向位置に配置され、一連の周方向に隔てられ、かつ半径方向に方向決めされた穴を有している。ピストンの第一の組みの穴は、第二のプランジャシール56の丁度、左側に配置され、ピストンの第二の組みの穴148は第一のプランジャシール55の丁度、左側に配置されていることが分かる。
プッシュロッドがフットブレーキの操作によって左方向に動くと、最初に、プランジャは左方向に動いて、第一及び第二のプランジャシール55、56が最初にその相応するピストンの組みの穴148、144の穴の全てを閉じる。次に、プッシュロッドが左方向への動きを続けると、プランジャシール55、56はその相応する組みの穴の全ての穴を部分的に開放する。このことは、圧力ポート10からの加圧された流体がプランジャ内腔すなわちボア160に入るのを許容し、該プランジャボアはピストンを左側に動かして、その結果、プランジャシール55、56はその相応する穴の全てを閉じることを許容する。次に、この加圧された流体は、プランジャボア内に取り込まれて、プランジャの直径F部に作用し、図3に見たとき、プランジャを右方向に付勢し、また、ピストンの直径D部に作用して図3に見たとき、ピストンを左方向に付勢する。直径Dは直径Fよりも大きいため、プッシュロッド67に加えられた力は、(D×D/F×F)の比だけ「増強され」、従って、ピストン130のマスターシリンダピストン部分131に加えられる力は、プッシュロッド67に加えられる力よりも大きくなる。
このように、2対1の増力比を提供するためには、DはFよりも1.412倍大きくなければならない。DがFよりもそれぞれ1.732、2.000、2.236倍大きいことを保証することにより、3対1、4対1及び5対1の増力比を提供することができる。
ある状態下にて、増力装置すなわちブースタがプッシュロッドの荷重を増加するように作動するとき、ばね176及び180は、部分的に圧縮されることが理解されよう。このことは、放出弁が漸進的に開放する間、ばね76は圧縮される一方、ばね80は、その当初の装着状態に止まる、本発明によるCMDVの場合と対照的である。
ピストン30とピストン130とを比較すると、相対的に僅かな相違がある。主たる相違点は、第二の組みのピストの穴48、148の位置の相違である。特に、マスタシリンダのピストン部分131は、ピストン30の相応する部分と同一とすることができる。
更に、プランジャ52及びプランジャ152を比較すると、僅かな相違点があることが分かるが、主たる相違点は、第一のプランジャシール55を代替的に位置決めすることである。特に、第二のプランジャシール56は、同一の位置に配置され、第二のプランジャシール56の左側になるプランジャ152の部分は、プランジャ52の相応する部分と同一である。
このため、当該出願人は、完全に異なる用途にて使用するため、1つの型式の弁(ブースタ弁)を有する装置(CMB)を、完全に異なる型式の弁(放出弁)を有する完全に異なる装置(CMDV)に適応させることができることが分かった。この適応化は、極めて多数の一般的な構成要素を使用して行われ、これにより規模の経済性のため、より低廉なCMDV及びより低廉なCMBを提供することが可能である。
この場合、CMDVに対する何らの「増力」特徴は存在しないことが強調される。CMBの増力比は、相対的な直径F、Dに依存する。当該出願人は、CMBの同一の直径D及びFを保持し、相対的な直径がCMDVの動作に対し何ら関与しない場合でも、これらの直径をCMDVに適用することが可能であることを知見した最初の者である。
典型的に、本体20は、鋳造品にて出来ている。CMDVの最終的に機械加工した本体とCMBの最終的に機械加工した本体との間に僅かな相違点がある場合(例えば、1つ以上のポートにおけるねじ寸法の相違)、同一の本体の裸鋳造品を使用し、かつ該本体鋳造品を僅かに異なる方法にて機械加工し、僅かに相違する最終的に機械加工したCMDV及びCMBの本体を提供することが可能である。しかし、その他の状況下にて、同一の裸鋳造品を使用し、かつその鋳造品を同一の方法にて(例えば、本体20を)機械加工し、CMDV及びCMB双方に対する本体を提供することが可能である。
同様に、CMDVピストン又はCMBピストンを提供し得るように僅かに異なる方法にて機械加工された一般的なピストンの裸鋳造品を提供することが可能である。
同様に、プランジャは、一般的な裸鋳造品として提供し、かつ僅かに異なる方法で機械加工し、CMDVプランジャ又はCMBプランジャを提供することができる。
当該出願人は、同一の裸鋳造品を製造し、かつ特定の状況下にて、裸鋳造品を同一の方法にて機械加工し、著しく異なる用途を有する装置(CMDV又はCMB)を提供することが可能であることを知見した最初の者である。
本発明による組み合わせマスタシリンダ及び放出弁を内蔵する液圧回路の概略図である。 本発明による組み合わせマスタシリンダ及び放出弁が休止位置にあるときの概略断面図である。 既知の組み合わせマスタシリンダ及びブースタが休止位置にあるときの製造断面図である。 組み合わせマスタシリンダ及び放出弁の内部作動状態をより詳細に示す、図1の代替的な概略図である。
符号の説明
1 車両 2 エンジン
3 液圧ポンプ 4 液圧導管
5 液圧モータ 6 車両の車輪
7 液圧タンク 8 液圧導管
9 液圧導管 10 圧力ポート
11 組み合わせマスタシリンダ及び放出弁(CMDV)
12 液圧導管 13 MCDVのタンクポート
14 CMDVのブレーキポート 15 液圧導管
16 ブレーキ 20 CMDVの本体
22 中央本体ボア 24 第一の円筒状部分
24A マスタシリンダ 26 第二の円筒状部分
26A 本体の主シリンダ 28 マスタシリンダの復元穴/復元弁
30 ピストン 32 第一の端部
34 マスタシリンダのシール 36 第一のピストンランド部
37 第一のピストンシール 38 第二のピストンランド部
39 第二のピストンシール 40 本体主シリンダの環状領域
42 ピストンボア 43 円筒状部分
44 第一の組みのピストン穴 46 第一のピストンランド部の環状領域
48 第二の組みのピストン穴 50 逆止弁
52 プランジャ 52A プランジャの第一の端部
52B プランジャの第二の端部 54 プランジャシール装置
55 第一のプランジャシール 56 第二のプランジャシール
58 プランジャ穴 60 プランジャボア
62 止め座金 64 溝
65 第三のプランジャシール 66 凹所
67 プッシュロッド 68 閉止差込み部
69 シール 70 中央ボア
72 閉止板 74 じ穴
76 第一のばね 77 ピストンの第一のばね当接部
78 プランジャのばね当接部 80 第二のばね
81 本体のばね当接部 82 ピストンの第二のばね当接部
84 プランジャ当接部 86 ピストン当接部
90 放出弁 110 CMB
130 ピストン 131 マスターシリンダピストン部分
144 第一の組みのピストン穴 148 第二の組みのピストン穴
152 プランジャ 160 プランジャボア
176、80 ばね d 第一の円筒状部分の直径
D 第二の円筒状部分の直径 E 円筒状部分43の直径
F 中央ボア70の直径

Claims (24)

  1. 本体ボア、ブレーキポート、タンクポート及び、圧力ポートを有し、該ポートの各々が前記本体ボアと液圧的に接続された本体と、前記本体ボア内を摺動可能なピストンと、プランジャとを有する組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、
    前記ピストンは、前記ブレーキポートを加圧するマスタシリンダを画成すべく前記本体ボアの一部の境界を画定し、前記ピストンは、前記圧力ポートを前記タンクポートから隔離するピストンシールを有し、かつ前記ピストンはピストンボアを有し、前記ピストンは、更に前記圧力ポートを前記ピストンボアに液圧的に接続する第一の組みのピストン穴と、前記ピストンボアを前記タンクポートに液圧的に接続する第二の組みのピストン穴と、を有しており、前記プランジャは、前記ピストンボア内に摺動可能に受け入れられ、かつプランジャボアと、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアと選択的に接続するプランジャの組みの穴と、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアから選択的に隔離するプランジャシール装置とを有しており
    前記プランジャボアは、前記ピストンボアに液圧的に接続され、
    休止状態において、前記マスタシリンダは加圧されず、前記プランジャシール装置は、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアから隔離し、これにより前記圧力ポートを前記タンクポートから隔離し、また、
    作動状態において、前記プランジャは、前記ピストンを摺動可能に動かして、前記ブレーキポートを加圧する作用を果たし、また、前記プランジャの組みの穴は、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアと液圧的に接続し、これにより前記圧力ポートを前記タンクポートに液圧的に接続する組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  2. 請求項1に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記本体ボアは、前記ピストンシールが係合する、直径(D)の本体の主シリンダを有し、前記本体の主シリンダは、当該本体の主シリンダに差込まれる差込み部を備え、前記差込み部は差込み部壁を備え、前記プランジャは、前記差込み部壁と摺動可能に係合するシールを有し、前記差込み部壁は、前記本体に対し固定され、かつ直径(F)を有し、前記本体の主シリンダの直径(D)は、前記差込み部壁の直径(F)よりも大きいようにした、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  3. 請求項2に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記本体の主シリンダの直径(D)は、前記差込み部壁の直径(F)よりも少なくとも1.412倍大きく、又は、代替的に、少なくとも1.732倍大きく、又は、代替的に、少なくとも2.000倍大きく、又は、代替的に、少なくとも2.236倍大きいようにした、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  4. 請求項1に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記本体ボアは、前記マスタシリンダを画成する第一の直径(d)の第一の円筒状部分と、前記本体の主シリンダを画成する第二の円筒状部分とを有し、前記第二の直径(D)は前記第一の直径(d)よりも大きい、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  5. 請求項1から4の何れかの一項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記第一の組みの穴は、前記ピストンシールの前記圧力ポート側にあり、前記第二の組みの穴は、前記ピストンシールの前記タンクポート側にある、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  6. 請求項1から5の何れかの項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記第一の組みのピストン穴及び/又は前記第二の組みのピストン穴及び/又は前記プランジャの組みの穴における1つ以上の穴が半径方向に方向決めされる、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  7. 請求項1から6の何れかの項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記第一の組みのピストン穴が、少なくとも2つの穴を有し、前記穴の各々が異なる軸方向位置に配置され、前記プランジャが前記ピストンに対して動くことにより、前記第一の組みのピストン穴の穴の各々が、前記プランジャボアと漸進的に液圧的に接続される組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  8. 請求項6に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記第一の組みのピストン穴が、各々、異なる軸方向位置に配置された少なくとも3つの穴を有し、前記プランジャが動くことにより、前記第一の組みのピストン穴の各々の穴が前記プランジャボアと漸進的に液圧的に接続される組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  9. 請求項8に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記穴が旋形に配置される、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  10. 請求項1から9の何れかの項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記プランジャシール装置は、軸方向に隔てた関係にて第一及び第二のプランジャシールを有する、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  11. 請求項10に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記第一のプランジャシールが、前記第一の組みのピストン穴を前記第二の組みのピストン穴から隔離する組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  12. 請求項10又は11に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記第二のプランジャシールは、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアと選択的に液圧的に接続するように作用する、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  13. 請求項1から12の何れかの項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、第一の弾性手段、好ましくは、ばねであり前記ピストンと前記プランジャとの間にて作用し、前記プランジャを休止状態に偏倚させる組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  14. 請求項1から13の何れかの項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記プランジャは、好ましくは止め座金である保持手段により前記ピストン内に保持される組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  15. 請求項1から14の何れかの項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記プランジャはプランジャ当接部を有し、前記ピストンはピストン当接部を有し、前記休止状態において、前記プランジャ当接部は距離(x)だけ前記ピストン当接部から隔てられ、前記作動状態において、前記プランジャ当接部は、前記ピストン当接部と当接し、これにより、前記ピストンを動かして前記ブレーキポートを加圧する組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  16. 請求項1から15の何れかの項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、第二の弾性手段、好ましくは、ばねであり前記ピストンと前記本体との間にて作用可能に機能し、前記ピストンを休止状態に偏倚させる組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  17. 請求項13に従属するときの請求項16に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記第一の弾性手段はプランジャ当接部がピストン当接部と接触しているとき、第一の偏倚力を提供し、前記第二の弾性手段はピストンが休止状態にあるとき、第二の偏倚力を提供し、前記第一の偏倚力が前記第二の偏倚力より小さく前記ブレーキポートが前記マスタシリンダにより加圧される前に、前記第一の組みのピストン穴の全ての穴が、前記プランジャボアに液圧的に接続される組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  18. 請求項13に従属するときの請求項16に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記組み合わせマスタシリンダ及び放出弁が休止状態にあるとき、前記第一の弾性手段の装着時荷重が、前記第二の弾性手段の装着時荷重より小さい、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  19. 請求項1から18の何れかの項に記載の組み合わせマスタシリンダ及び放出弁において、前記マスタシリンダは、前記本体の内部タンクに排出する復元穴を有する、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁。
  20. 組み合わせマスタシリンダ及び放出弁を作動する方法であって、組み合わせマスタシリンダ及び放出弁の提供する工程を含み、前記組み合わせマスタシリンダ及び放出弁は、本体ボア、ブレーキポート、タンクポート及び、圧力ポートを有し、該ポートの各々が前記本体ボアと液圧的に接続された本体と、前記本体ボア内を摺動可能なピストンと、プランジャとを有する、方法において、
    前記ピストンは、前記ブレーキポートを加圧するマスタシリンダを画成すべく前記本体ボアの一部の境界を画定し、前記ピストンは、前記圧力ポートを前記タンクポートから隔離するピストンシールを有し、かつ前記ピストンはピストンボアを有し、前記ピストンは、更に前記圧力ポートを前記ピストンボアに液圧的に接続する第一の組みのピストン穴と、前記ピストンボアを前記タンクポートに液圧的に接続する第二の組みのピストン穴と、を有しており、前記プランジャは、前記ピストンボア内に摺動可能に受け入れられ、かつプランジャボアと、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアと選択的に接続するプランジャの組みの穴と、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアから選択的に隔離するプランジャシール装置とを有しており、
    前記プランジャボアは、前記ピストンボアに液圧的に接続され、前記方法は、
    前記弁を休止状態にする工程であって、前記マスタシリンダは加圧されず、前記プランジャシール装置は、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアから隔離し、これにより前記圧力ポートを前記タンクポートから隔離する、前記弁を休止状態にする工程と、
    前記弁を作動状態にする工程であって、前記プランジャは、前記ピストンを摺動可能に動かして、前記ブレーキポートを加圧する作用を果たし、また、前記プランジャの組みの穴は、前記第一の組みのピストン穴を前記プランジャボアと液圧的に接続し、これにより前記圧力ポートを前記タンクポートに液圧的に接続する、前記弁を作動状態にする工程とを備える、方法
  21. 請求項20に記載の方法において、前記第一の組みのピストン穴が、少なくとも2つの穴、好ましくは少なくとも3つの穴を有し、好ましくは前記少なくとも3つの穴は螺旋形に配置され、前記穴の各々が異なる軸方向位置に配置され、前記プランジャが前記ピストンに対して動くことにより、前記第一の組みのピストン穴の穴の各々が、前記プランジャボアと漸進的に液圧的に接続される、方法
  22. 請求項20又は21に記載の方法において、第一の弾性手段を提供する工程を含み、前記第一の弾性手段は、好ましくは、ばねであり、前記ピストンと前記プランジャとの間にて作用し、前記プランジャを前記休止状態に偏倚させる、方法。
  23. 請求項20から22の何れかの項に記載の方法において、前記プランジャはプランジャ当接部を有し、前記ピストンはピストン当接部を有し、前記休止状態において、前記プランジャ当接部は距離(x)だけ前記ピストン当接部から隔てられ、前記作動状態において、前記プランジャ当接部は、前記ピストン当接部と当接し、これにより、前記ピストンを動かして前記ブレーキポートを加圧する、方法。
  24. 請求項20から23の何れかの項に記載の方法において、第二の弾性手段を提供する工程を含み、前記第二の弾性手段は、好ましくは、ばねであり、前記ピストンと前記本体との間にて作用可能に機能し、前記ピストンを前記休止状態に偏倚させる、方法。
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