JP4740343B2 - 中継器の開ループ利得測定 - Google Patents

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Description

発明の背景
関連出願
本出願は、2006年1月27日に出願され、参照によりここに組み込まれている米国仮出願第60/762,772号に対する優先権を主張する。
発明の分野
本発明は、無線周波数回路の測定および試験に関し、より詳細には、本発明は、信号中継局中に存在するような、不要な発振に資する状態を含む、ループ利得信号状態の測定および試験に関する。
背景
ワイヤレス通信システムは、音声およびデータのような、さまざまなタイプの通信を提供するために広く展開されている。通常のワイヤレスデータシステムまたはネットワークは、1つ以上の共用リソースに対するアクセスを複数のユーザに提供する。システムは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、コード分割多重化(CDM)、および他のもののような、さまざまな多元接続の技術を使用する。ワイヤレスネットワークの例は、セルラベースのデータシステムを含む。以下のものは、いくつかのこのような例である。(1)“デュアルモード広帯域スペクトル拡散セルラシステムに対するTIA/EIA−95−B移動局ベースの局互換性規格”(IS−95規格)。(2)“第3世代パートナーシッププロジェクト”(3GPP)と名づけられた協会により提供され、文書番号3G TS25.211と、3G TS25.212と、3G TS25.213と、3G TS25.214とを含む1組の文書中で具現化される規格(W−CDMA規格)。(3)“第3世代パートナーシッププロジェクト2”(3GPP2)と名づけられた協会により提供され、“cdma2000スペクトル拡散システムに対するTR−45.5物理層規格”中で具現化される規格(IS−2000規格)。(4)TIA/EIA/IS−856規格(IS−856規格)に準拠する高データレート(HDR)システム。
中継器は、ワイヤレスシステム中で使用されて、通信システムの範囲およびカバレッジを拡張する。一般に、中継器は、物理層で信号を受信し、再送信し、そして、ワイヤレス通信システムにより使用されている規格に関わらず満足な動作を提供できる。特に、十分な容量が存在するが、信号の伝播が困難であるというケースにおいて、中継器は、フレーム化された、共用チャネルワイヤレス通信システムの範囲を拡張する経済的な手段を提供するという点で有利である。
中継器の単純性は、無線周波数フィードバックによる問題を結果として生じる。ワイヤレス通信システムにおける中継器は、中継システム中の、カバレッジとドナーアンテナとの間の不十分なアンテナ隔離により問題が生じる。アンテナ間の隔離が、中継器の利得より小さい場合、アンテナと中継器のRF利得とにより形成される閉ループは、中継器の動作周波数で発振を生じさせることがある。中継器は、物理信号層で受信し、再送信することから、受信信号と再送信信号との間に、フィードバック信号のフィルタリングを行うための固有の区別はない。中継器の利得が、中継器の送信アンテナと受信アンテナとの間のパス損失に近づくとき、中継器は、利得の不安定性を示す。この状態は、中継器のフォワードリンクまたはリバースリンク上で、等しい確率で生じる。
中継器をインストールする間にアンテナの隔離を測定する方法は、扱いにくく、そして、細密な、または扱いにくい試験機器を必要とする。インストール後に環境が変化して、不安定性を招来し、さらなる調整を必要とすることがある。それゆえに、中継器と類似の増幅器装置とにおいて不安定状態を検知および補正する能力を提供することが望まれている。
概要
本発明にしたがうと、信号増幅器の利得測定値を取得し、利得の変化または入力電力の変化のいずれかを導入し、利得測定値の、結果として生じる、対応する変化の発振状態を検出することにより、通信システム中のループ利得が測定される。結果として生じる、対応する変化の発振状態を使用して、増幅器の利得安定性を決定する。増幅器の利得をインクリメントに増加または減少させることにより、利得を調整し、それにより、信号は不安定にならない。
本発明のさらなる観点にしたがうと、デバイスは、増幅器を含む信号パス中のループ利得を測定する。増幅器の入力と通信する入力デバイスは、増幅器に対して利得または入力電力の変化を導入し、増幅器の出力における検出器は、利得の測定値を取得する。制御回路は次に、増幅器の利得の測定値の、結果として生じる、対応する変化の発信状態を検出し、利得の、結果として生じる、対応する変化の発振状態を使用することにより、利得の安定性を決定する。
本発明のさらなる観点において、実行可能命令を組み入れているプログラム記憶デバイスが、信号増幅器の利得の測定値を使用して、信号増幅器の利得の安定性を決定するために使用される。信号増幅器に対して利得または入力電力の変化が導入され、信号増幅器の利得の測定値の、結果として生じる、対応する変化の発振状態が検出される。信号増幅器の利得測定値の、結果として生じる、対応する変化から取得される利得の安定性が検出される。利得の安定性が、信号増幅器の利得測定値の、結果として生じる、対応する変化から取得される。
別の観点において、信号増幅器は、中継器システムにおいて、利得の自動調整をすることができる。信号増幅器は、増幅器の利得の測定値を取得する回路と、利得または入力電力の変化を導入する制御回路とを含む。発振状態の変化が、予め定められた安定性のしきい値内に入るか、または測定された不安定性のしきい値を下回るまで、発振状態が検出され、利得が調整される。
同じ参照文字が、全体にわたって対応する項目を識別する図面に関連して取り入れられるとき、以下で示した詳細な説明から、本発明の特徴、本質および利点は、より明らかになるだろう。
発明の詳細な説明
語“例示的な”は、“例、具体例、または実例としての機能を果たすこと”を意味するようにここで使用されている。“例示的な”としてここで記述した任意の実施形態は、必ずしも他の実施形態に対して好ましいまたは有利であるように解釈される必要はない。
概観
本発明は、単一ユーザおよび複数ユーザのワイヤレス通信システムや、フレーム化された、共用チャネルのワイヤレス通信システムを含むさまざまな通信システムにおいて、そして、CDMAプロトコルのようなさまざまなワイヤレスプロトコルを使用するシステムにおいて有用な中継器を提供する。本発明にしたがうと、フィードバック発振状態が検出され、中継器の利得が、発振状態の検出にしたがって調整される。
中継器におけるループ利得は、中継器の利得、およびドナーアンテナとサーバアンテナとの間の隔離として記述できる。ループ利得が1(すなわち0dB)に近づくにつれて、利得または入力電力における小さな変化が、出力電力において大きな変化を生じさせる。利得または入力電力の小さい変化を導入することと、結果として生じる変化を検出することにより、利得の安定性を推定できる。安定性が十分に乏しく、測定された不安定性のしきい値を超える場合、発振に対する状態は高いと考えられ、利得を減らし、それにより安定性を増加させる動作を中継器において取ることができる。
本発明にしたがうと、中継器の利得と、ドナーアンテナとサーバアンテナとの間のアンテナプラスパス損失とから構成される中継器システムのループ利得が、発振状態を検出する方法として測定される。ループ利得が、1であるか、またはそれに近い場合、発振状態が存在すると考えられる。発振状態として選ばれる特定の値は、不安定性のしきい値である。1であるか、またはそれに近い測定されたループ利得に応答して、調整を実施して、発振状態を改善し、または減少させる。こうして、ループ利得が1であるか、またはそれに近い場合、中継器の利得を減らすために補正が実施される。1つの観点において、中継器の利得は、発振状態を改善するために、必要に応じて減らされる。代わりに、測定された中継器の利得とともに、中継器において、物理的なまたは他の調整をすることが可能である。増幅器の利得を調整することに加えて、中継器または中継器のアンテナの、位置における物理的調整のような、他の調整を実施することが可能であり、その結果、フィードバックループの利得を減らす。開ループの利得は、中継器システムの利得を測定することにより測定される。増幅器の利得を減らし、または、信号に対する減衰量を増加させることにより、ループ利得の減衰が結果として生じる。利得における減少は、必要に応じて継続されて、発振状態を回避する。
本発明のさらなる実施形態において、中継器利得の測定は、中継器の動作の間に自動的に実施される。利得の安定性を維持する十分に低いレベルで中継器の利得を維持するために使用できる値として、測定値が報告される。
本発明の1つの観点にしたがうと、可変減衰器およびRF電力検出器が、中継器の増幅器の利得パス中に組み込まれる。中継器をインストールする動作の間に、可変の利得または減衰を使用して、小さい、予め定められたインクリメントの量によりRF利得の変化を生じさせる。RF電力が同じ量だけ変化したかどうかを決定するために、RF電力検出器が使用される。電力検出器により検出される変化の量が、可変減衰器の値における変化より多い場合、ループ利得は、1またはそれに近く、その値は、発振を生じさせることがある。
安定したケースにおいて、減衰器の減衰量における変化は、1より小さいか、または1に等しいループ利得を結果として生じる。これは、増幅器の利得を上回る、送信アンテナと受信アンテナとの間のパス損失の結果である。ループ利得が1に近づくにつれて、利得の不安定性が生じ、それは、増幅が、送信アンテナと受信アンテナとの間のパス損失よりも大きいことを意味する。電力検出器により検出される変化の量が、増幅が変化した量を超える場合、その値は、発振の可能性を表すと推定される。電力検出器により検出される変化の量が、増幅が変化した量より小さいかまたは等しい場合、開ループ利得の安定性に関する限り、中継器は、安定していると推定される。
利得または減衰の摂動の結果として、ループ利得中の変化を測定することにより、開ループ利得の安定性の状態を決定することが可能である。中継器によりサポートされる技術が(小さい)電力の変動により劣化しないように、電力の変化が十分小さい限り、中継器が稼動状態を維持できることが、この技術の利点である。例として、CDMAセルラ信号は、顕著な劣化がユーザにより検出されることなく、例えば、1dBのステップのような、電力における小さいステップを許容できる。
ループ利得が1に近い、または1より大きいことを検出する、あるいはそのような検出に応答する、いくつかの可能な構成がある。例として以下のものがある。
減衰器の値を少量だけ減らし、電力検出器をチェックして、電力が同じ量だけ増加しているかどうかを調べる。
電力検出器が、減衰器の変化よりも大きい変化を報告する場合、中継器は利得を減らす動作をとって、発振を防ぐ。
減衰器の値を少量だけ増加させ、電力検出器をチェックして、電力が同じ量だけ減少したかどうかを調べる。電力検出器が、減衰器の変化よりも大きい変化を報告する場合、中継器は利得を減らす動作をとって、発振を防ぐ。
増幅器の利得は、増加および減少される。この技術は、可変利得の増幅器により実行されると有利である。
減衰器の値は、少量だけディザーされ、電力の変化がディザーと類似した比例であるかどうかを調べるために、電力検出器がチェックされる。電力の変化が減衰器のディザーよりも大きい場合、中継器は、利得を減らす動作をとって、発振を防ぐ。所望の中継信号に対する影響を最小化する、ディザー対する最適のレートがある。所望の中継信号に対する影響を最小化する、ディザーに対する最適の振幅がある。減衰器のディザーのパターンに関する知識により、電力検出器は、よりすぐれた正確さおよび感度で、電力の変化を同期的に検出できる。ディザー信号は、周期的またはランダムであり、それにより、所望の中継信号に対する影響を最小化できる。
減衰器の設定および電力センサのチェックは、ソフトウェア制御の下で、プロセッサにより実施でき、または、デジタル状態遷移機械としてハードウェア中で実現できる。さらに、減衰器の設定および電力センサのチェックは、利得ブロックおよび比較回路を有するアナログ回路中で実現できる。
振幅の摂動は、中継器の増幅器のパスに加えられるAM変調として具現化することもある。ワイヤレス通信を妨害しないようにするために、AM変調のインデックスは、かなり低くされ、それにより、AM信号中には、ほとんど電力はない。このタイプの摂動の利点は、システムの安定性の絶え間ない測定を実行する能力である。第2の利点は、固有の摂動波形により、より長い期間にわたって集積する能力のために、より小さい摂動を有する能力である。
動作環境
図1は、1つ以上の無線ネットワーク制御装置(RNC)102や、あるいは、基地局制御装置(BSC)またはノードBのようなローカル制御局や、時には基地局トランシーバシステムと呼ばれる、複数の基地局(BS)104Aないし104Cを使用するワイヤレス通信ネットワーク(以後“ネットワーク”)100の例を図示する図である。基地局104Aないし104Cは、それぞれ、基地局104Aないし104Cのサービスエリア108Aないし108C内にある、遠隔局またはワイヤレス通信デバイス(WCD)106Aないし106Cと通信する。例において、基地局104Aは、サービスエリア108A内のWCD106Aと通信し、基地局104Bは、サービスエリア108B内のWCD106Bと通信し、基地局104Cは、サービスエリア108C内のWCD106Cと通信する。
WCD106Aないし106Cはそれぞれ、限定されないが、セルラ電話機、ワイヤレスハンドセット、データトランシーバ、あるいは、ページングまたは位置決定受信機のようなワイヤレス通信のための装置を有するか、または備えている。さらに、このようなWCDは、望みどおりに、ハンドヘルドのものや、(自動車、トラック、ボート、列車、および飛行機を含む)乗物に取り付けられるようなポータブルのものや、固定式のものとすることができる。ワイヤレス通信デバイスは、いくつかの通信システムにおいて、好み次第で、時には、ユーザ端末、移動局、移動ユニット、加入者ユニット、ワイヤレス送信/受信ユニット、移動無線機または無線電話機、ワイヤレスユニットと呼ばれ、あるいは、単に“ユーザ”、“電話機”、“端末”または“移動体”と呼ばれる。
基地局104Aないし104Cは、フォワードリンク通信チャネル(フォワードリンクまたはダウンリンク)にわたって、ユーザ端末に対してワイヤレス信号の形態で情報を送信し、WCDは、リバースリンク通信チャネル(リバースリンクまたはアップリンク)にわたって情報を送信する。基地局104Aないし104Cは、複数のセルサイトを含む、地上ベースの、通信システムおよびネットワークのようなワイヤレス通信システムの一部を形成してもよい。信号は、WCDMA、CDMA2000またはTD−SCDMAタイプの信号を使用する、IMT−2000/UMT規格のような、任意の適切な規格にしたがってフォーマットできる。さらに、基地局104は、アナログベースの通信システム(例えば、AMPS)のような他のシステムと関係付けることができ、アナログベースの通信信号を転送する。WCD106Aないし106Cと基地局104Aないし104Cは、ネットワークの送信規格にしたがって、エンコードされ、拡散され、チャネル化される信号を使用する。一例として、フォワードCDMAリンクは、パイロットチャネルまたは信号や、同期(sync)チャネルや、いくつかのページングチャネルや、より多数のトラフィックチャネルを含み、一方、リバースリンクは、アクセスチャネルと多数のトラフィックチャネルとを含む。信号は、20ミリ秒のような、予め定められた継続時間を有するデータフレームを使用する。これらのパラメータは、一例であり、他のワイヤレス通信技術を用いるシステム中で、本発明を用いてもよい。
ワイヤレス信号は、ノイズおよび干渉に打ち勝つために十分な電力レベルで送信され、それにより、情報の転送は、指定されたエラーレート内で生じる。しかしながら、これらの信号は、他のWCDを含む通信を干渉しないように、過大でない電力レベルで送信する必要がある。この課題に直面して、いくつかの通信技術における基地局およびWCDは、ダイナミック電力制御技術を用いて、適切な送信電力レベルを確立する。一例として、いくつかのアプローチは、信号対ノイズ比(SNR)や、信号対干渉比(SIR)や、または受信されたフォワードリンクトラフィック信号のエラーレート(BER、FERなど)を決定し、その結果に基づいて、WCDに送られるトラフィック信号の送信電力を増加または減少することを基地局に要求するユーザ端末を含む。アップ/ダウンコマンドを送信することに加えて、基地局間の“ハンドオフ”のような動作をサポートするために、さまざまな電力およびノイズ測定値を含む他のタイプの情報を、定期的に基地局に送信してもよい。このような通信システムにおいて電力制御を実行する技術の例は、“コード分割多元接続システムにおける高速フォワードリンク電力制御”と題する米国特許第5,383,219号や、“送信電力制御システムにおける制御パラメータのダイナミックな修正のための方法およびシステム”と題する米国特許第5,396,516号や、“CDMAセルラ移動電話システムにおいて送信電力を制御するための方法および装置”と題する米国特許第5,056,109中に見出される。
ローカルの地形や、障害物(建物、丘など)や、信号強度や、他の源からの干渉は、所定の基地局によりサービスされる領域の形状を規定する。一般に、複数のカバレッジエリア108(108Aないし108C)は、オーバーラップして、大規模なエリアまたは領域にわたって連続的なカバレッジまたは通信を提供する。しかしながら、カバーされない領域130および132のような、カバーされないいくつかの領域がある。ネットワークの通常のカバレッジエリアの外にある、ホール130または領域132のような、カバーされない領域は、間欠的なサービスを結果として生じる。さらに、山または丘のような地形的特長や、高い建物または中央都市の細長い人口密集地帯で創造されることが多い都市キャニオンのような人工構造や、あるいは、高い木、森林、またはこれらに類似するもののような植生は、それぞれ、信号を部分的にまたは完全にブロックする。類似の状態が、構造134内に存在する。
多くのケースにおいて、ホールまたはカバーされない領域に対してカバレッジを拡張するために1つ以上の中継器を使用することが、より適していることもある。カバレッジを拡張する1つの技術は、中継器141ないし143の使用によるものである。中継器141ないし143は、WCD 106(106D、106E、および106F)と、基地局104Aまたは104Cとの両方からの送信を受け入れ、2つの間の媒介として作用し、“曲がったパイプ”通信パスとして本質的に動作する。中継器141ないし143を使用することにより、基地局104の有効な範囲が、エリア130、132および134まで拡張され、そうでなければ、エリア130、132および134は、カバレッジにおいてギャップを有するだろう。
中継局は通常、無線ネットワーク制御装置により制御されないことは重要なことである。中継局は一般に、物理レベルで機能し、一般に、論理レベルで信号を処理せず、そのため、中継器は、論理レベルにおけるデータを変更しない状態で信号を転送する。中継器の使用は、基地局に対して範囲またはカバレッジを増加させる、より費用対効果が大きい方法であるが、中継器のアンテナは、十分な隔離を有して、フィードバック発振を防ぐように向けられている。
中継器の動作
図2は、本発明にしたがって使用される中継器202を示す概略ブロック図である。中継器202は、サーバアンテナ204と、サーバデュプレクサ206と、ドナーデュプレクサ208と、ドナーアンテナ210とを含む。リバースリンク増幅器221は、入力リンク223により、サーバデュプレクサ206に接続され、出力リンク225により、ドナーデュプレクサ208に接続されている。フォワードリンク増幅器231は、フォワードリンク接続入力233により、ドナーデュプレクサ208に接続され、フォワードリンク接続出力235により、サーバデュプレクサ206に接続されている。サーバアンテナリンク241は、サーバアンテナ204をサーバデュプレクサ206に接続し、ドナーアンテナリンク243は、ドナーアンテナ210をドナーデュプレクサ208に接続する。リバースリンクおよびフォワードリンク増幅器221、231は、低ノイズ増幅器および電力増幅器のような、複数の増幅器として構成されていてもよい。
デュプレクサを示しているが、サーバ側(アンテナ204)とドナー側(アンテナ210)との両方に、別々の送信および受信アンテナを有する中継器202を構成することが可能である。
フォワード動作において、ドナーアンテナ210は、基地局266からワイヤレス信号を受信する。ドナーアンテナ210は、ドナーアンテナリンク243を通して、受信信号をドナーデュプレクサ208に送る。ドナーデュプレクサ208は、信号を受け取り、信号をフォワードリンク増幅器231に送る。フォワードリンク増幅器231は、ドナーデュプレクサ208からの信号を増幅し、信号をサーバデュプレクサ206に送る。サーバデュプレクサ206は、信号を受け取り、サーバアンテナリンク241を通して、信号をサーバアンテナ204に送る。サーバアンテナ204は、サーバデュプレクサ206から信号を受け取り、移動電話機のようなWCD278にワイヤレス信号を送信する。
リバース動作において、サーバアンテナ204は、通信デバイス278から通信信号を受信する。サーバアンテナ204は、サーバアンテナリンク241を通して、受信信号をサーバデュプレクサ206に送る。サーバデュプレクサ206は、受信信号を受け取り、入力リンク223を通して、受信信号をリバースリンク増幅器221に送る。リバースリンク増幅器221は、サーバデュプレクサ206からの通信信号を増幅し、出力リンク225を通して、信号をドナーデュプレクサ208に送る。ドナーデュプレクサ208は、リバースリンク増幅器221から信号を受け取り、ドナーアンテナリンク243を通して、信号をドナーアンテナ210に送る。ドナーアンテナ210は、ドナーデュプレクサ208からの信号を受け取り、ワイヤレス信号を基地局に送信する。このリバース動作は、WCDから基地局266への通信に対する、中継器のリバースリンクから構成される。
中継器は一般に、高利得のデバイスであり、そのため、最大値に設定された可変利得のワイヤレス中継器は、送信および受信(出力および入力)接続の間の隔離損失に打ち勝つために、十分すぎる利得を有することが多い。これは、ドナーアンテナにおける送信出力とサーバアンテナにおける受信入力との間にフィードバックループを結果として生じ、または逆に、フィードバックループがサーバアンテナとドナーアンテナとの間に存在することがある。このことが起こるとき、中継器は本質的に、発振器になり、ワイヤレスネットワークに対して有害である。およそどの利得設定でこの変化が起こるのかを知ることは、有益であり、それにより発振を回避できる。この調査の目標は、最大の安全動作利得を決定する“較正”手続きを開発することである。
図3は、単一の中継器リンクの簡単な線形モデルのブロック図である。図は、中継器の電力利得を表すブロックGRと、ドナーアンテナコネクタとサービングアンテナコネクタとの間の(図2)、すなわちサーバとドナーとの間の隔離を表すブロックLFと、“+”シンボルにより表される信号結合器とを含む。ブロックLFにおける隔離は、中継器GRのアンテナコネクタ間のパス損失を表すパス損失値である。電力利得GRが、隔離またはパス損失LFを超える場合、出力は、再度、中継器により増幅され、過剰のフィードバックを結果として生じる。信号nは、中継器の内部ノイズを表し、入力として参照される。信号xは、外部の入力信号を表す。このモデルは、中継器を通るフォワードまたはリバースリンクパスのいずれかを表すことができる。フォワードリンクに対して、xは、何らかのトラフィックに加えて、パイロットおよびオーバーヘッドチャネルを表す。中継器の利得GRが、隔離またはパス損失LFよりも著しく小さいように、中継器が構成されている場合、信号品質は、一般に、外部入力信号xに関して内部ノイズnにより決定される。
周波数の依存を無視する場合、入力と出力の関係yは、次のように書くことができる。
Figure 0004740343
出力が中継器の利得の関数として表される場合、入力と出力の関係yは、次のように書くことができる。
Figure 0004740343
中継器の利得が、隔離と比較して小さい(GR<<LF)とき、出力電力は、固定された入力に対して、中継器の利得とともに直線的に増加することが理解できる。中継器の利得が隔離と等しい点は、極を確立する。中継器の利得が極に近づくにつれて、出力電力は、利得における固定されたインクリメントに対して、次第に大きなステップをとることが予期される。利得の関数として、出力電力が非線形になる適切な利得を検出する方法を見つけることは、利点となるだろう。
減衰の影響
図4は、中継器の挙動を記述するために使用される基本的なRF増幅器シミュレータの概略ブロック図であり、基地局トランシーバサブシステム(BTS)403と、分波器405と、中継器407と、減衰器409とを含む。中継器407は、その出力を減衰器409に提供し、減衰器409の出力とBTSシミュレータ403の出力は、合計器の入力として利用され、合計器の入力は、次に、中継器407に提供される。中継器の挙動を試験するために、図4中で示したシステムを使用できる。A/Dにおける1量が、約1.5dBに対応する電力検出器を使用して、中継器の出力電力が測定される。中継器の利得が最小となるように、初期化ソフトウェアが、中継器の内部の減衰器を最大に設定することから開始する。ソフトウェアの制御は、例えば、1回に1dBのように、少量だけ減衰量(フォワードおよびリバースの両方)を減少させ、各減衰量の設定で10の電力読取値を収集するために休止する。
出力電力とフィードバック減衰量との間の関係は、低い中継器の利得(高い減衰量)においてでさえ、非線形である。代わりとして、減衰量が減少するにつれて、ほぼ指数関数的なレートで利得が増加する関係がある。いくつかの例において、熱ノイズフロアや、非線形性や、相互変調積は、中継器において、1よりずっと小さいループ利得を有するように十分な電力を発生させる。
検出アルゴリズム
これらの曲線の傾斜が、不安定性のしきい値の計算に対する入力として使用される場合、1つの面倒な問題は、中継器において使用されるプログラム可能な減衰器の非線形性である。中継器の減衰量の設定に対する電力測定の平均化は、出力におけるノイズ変化の影響を減らすかもしれず、減衰器の範囲の変化のアーティファクトおよび差分非線形性の他の源は、出力に対して何らかの影響を有する。
この曲線の傾斜を推定する簡単な方法は、次の1次の差分形態を使用することである。
Figure 0004740343
減衰器の非線形性の影響を減らすために、データを平滑にすることが望ましい。これを実施する1つの方法は、次の形態の単一極のIIR(無限インパルス応答)フィルタを平均化されたサンプルに実行することによるものである。
Figure 0004740343
サンプルの平均は、フィルタを通して処理され、サンプルの平均が収集された順序(最も高い減衰量が最初)で、差分が計算され、最初の入力はまた、IIRの状態を初期化して、最初の過渡的な応答を最小化するために使用される。いくつかのケースにおいて、差分を取り、次にフィルタリングすることは、差分を取ることとは異なる効果を有するかもしれない。
より多くのサンプルを蓄積することと、それらのサンプルを平均化することと、および/またはスライディングボックスカーフィルタを使用することとを含む他の方法は、データを平滑にするために使用できる。
開ループ安定性制御
図5は、中継器502を示す概略ブロック図であり、図5において、本発明にしたがって、開ループ安定性を制御する自動調整を実現できる。中継器502は、中継器202(図2)と類似の方法で機能し、サーバアンテナ504と、サーバデュプレクサ506と、ドナーデュプレクサ508と、ドナーアンテナ510と、入力リンク523によりサーバデュプレクサ506に接続され、出力リンク525によりドナーデュプレクサ508に接続されたリバースリンク増幅器521とを含む。フォワードリンク増幅器531が、フォワードリンク接続入力533により、ドナーデュプレクサ508に接続され、フォワードリンク接続出力535により、サーバデュプレクサ506に接続されている。サーバアンテナリンク541は、サーバアンテナ504をサーバデュプレクサ506に接続し、ドナーアンテナリンク543は、ドナーアンテナ510をドナーデュプレクサ508に接続する。
フォワード動作において、フォワードリンク増幅器531は、ドナーアンテナ510およびデュプレクサ508を通して、基地局566からワイヤレス信号を受け取り、信号をサーバアンテナ504に送る。サーバアンテナ504は、移動電話機のようなWCD578にワイヤレス信号を送信する。
リバース動作において、サーバアンテナ504は、通信デバイス578から通信信号を受信し、デュプレクサ506およびサーバアンテナリンク541を通して、リバースリンク増幅器521に信号を送る。リバースリンク増幅器521は、通信信号を増幅し、信号をドナーアンテナ510に送る。
また、図5において、電力検出器581、582と、マイクロプロセッサ585が描写されている。マイクロプロセッサ585は、電力検出器581、582からの信号を使用して、利得を決定し、(別に示していない)減衰器回路の使用により、増幅器521に利得を減衰させることにより増幅器521を制御する。マイクロプロセッサは、電力検出器581、582により示された利得により決定されるような、検出された安定性にしたがって、増幅器521の利得において調整を実施する。一例として、増幅器に対する、利得または入力電力の変化を導入でき、検出できる電力変化を発生させるために、減衰器回路の減衰値をディザーできる。
図6中で示したように、出力検出器の使用により、利得の決定を行うことが可能である。中継器602は、電力検出器611、612の対を含む。電力検出器611、612の対は、増幅器521、531の出力525、535に直接に接続されている。増幅器の利得は、固定され、既知であり、かつ、減衰器の値は、デジタルコマンドにより既知であるので、入力電力を推論することが可能である。これにより、入力電力を検知することなく、増幅器521、531に対する電力検出器611、612の接続が可能になる。
電力検出器の一例は、LT5534 RF Log Power Detectorであり、
40mV/dBmPin(dBm)+2400mVの出力を提供し、これは、−50ないし−5dBmの入力範囲にわたる。減衰器の一例は、Weinschel 4216−63減衰器である。
図5および6を参照すると、フォワードリンクおよびリバースリンクパス中で利得制御を行うことが可能である。図5中で示したように、組み込まれた電力検出器581、582がフォワードリンク増幅器531およびリバースリンク増幅器521にわたって利得を検知し、フォワードおよびリバースリンク増幅器531、521の利得を制御することを可能にするために、スイッチ591、592が使用される。物理的なスイッチ591、592および組み込まれた電力検出器581、582の共通のセットが描写されているが、フォワードおよびリバース方向に対する別々の組み込まれた電力検出器により、またはそれらなしで、フォワードおよびリバース方向に対する利得の測定および制御は、マイクロプロセッサ585の制御の下で、切り替えすることを含むことが理解されるだろう。マイクロプロセッサ585は、中継器502の測定および調整機能のための制御回路として機能する。別々の制御およびプロセッサコンポーネントを使用して、フォワードおよびリバース方向に対する利得の測定および制御を達成することも可能である。
減衰調整手続き
マイクロプロセッサ585は、何らかの便利な方法で使用して、開ループ利得を制御でき、その結果、開ループ利得の安定性を確立する。1つの技術にしたがうと、開ループ利得の調整は、減衰量をインクリメントに調整し、利得を決定し、減衰量のインクリメントな調整の結果として利得における変化を決定することにより達成される。結果は、予め定められたインクリメントでのRF利得の変化である。これにより、マイクロプロセッサ585は、不安定性のしきい値を検出し、したがって、増幅器521または531を制御できる。
図7は、中継器702を示す概略ブロック図であり、中継器702において、自動調整が、減衰により実現される。中継器702は、中継器202および602(図2および6)に類似した方法で機能し、サーバアンテナ704と、サーバデュプレクサ706と、ドナーデュプレクサ708と、ドナーアンテナ710とを含む。リバースリンク低ノイズ増幅器721は、可変減衰器723を通して出力をリバースリンク電力増幅器725に提供する。リバースリンク低ノイズ増幅器721は、入力リンク727により、サーバデュプレクサ706に接続され、リバースリンク電力増幅器725は、出力リンク728により、ドナーデュプレクサ708に接続されている。フォワードリンク低ノイズ増幅器731は、可変減衰器733を通して出力をフォワードリンク電力増幅器735に提供する。フォワードリンク低ノイズ増幅器731は、入力リンク737により、ドナーデュプレクサ708に接続され、フォワードリンク電力増幅器735は、出力リンク738により、サーバデュプレクサ706に接続されている。減衰器723および733は、各低ノイズ増幅器721および731の出力を減衰することにより、フォワードおよびリバースリンク中の利得を制御するデジタル制御信号に応答する。デジタルに制御される減衰器の例は、Weinschel 4216−63減衰器である。アナログ制御を有する可変減衰器も適している。
フォワード動作において、フォワードリンク低ノイズ増幅器731は、ドナーアンテナ710およびデュプレクサ708を通して、(示していない)基地局からのワイヤレス信号を受け取る。信号は、フォワードリンク可変減衰器733により減衰され、次に、フォワードリンク電力増幅器735により増幅される。フォワード電力増幅器735からの信号は、サーバアンテナ704に送られる。サーバアンテナ704は、ワイヤレス信号を(示していない)WCDに送信する。リバース動作において、サーバアンテナ704は、通信信号を受信し、デュプレクサ706を通して、信号をリバースリンク低ノイズ増幅器721に送る。信号は、リバースリンク可変減衰器723により減衰され、次に、リバースリンク電力増幅器725により増幅される。リバースリンク電力増幅器725は、信号をドナーアンテナ710に送る。
また、電力検出器781、782、およびマイクロプロセッサ785が、図7中で描写されている。電力検出器781、782は、電力センサ787とA/D変換器788とを含む。プロセッサ785は、電力検出器781、782からの信号を使用して、利得を決定し、減衰器回路723、733の使用により、中継器702の利得を制御する。マイクロプロセッサは、電力検出器781、782により示された利得により決定されるような検出された安定性にしたがって、増幅器721、731の減衰量において調整を実施する。これにより、増幅器721、725の組み合せの利得と、増幅器731、735の組み合せの利得は、有効に制御される。別々の減衰器723、733の使用により、リバースリンク中で検出された状態に応答して、電力制御は、フォワードリンク中で行われる。不安定であると決定されたリンク中の不安定な状態に応答して、フォワードおよびリバースリンクの両方を調整することも可能である。フォワードリンクの両方を調整することにより、利得における均斉のとれた変更が行われる。
動作
図8は、不安定性のしきい値の検出のためのアルゴリズムを描写するフロー図である。図8のフロー図中で描写されるアルゴリズムは、不安定性のしきい値の検出のために使用できる。
開始(ステップ801)後、内部減衰器は、最大減衰量に設定される(ステップ803)。電力検出器の値の最初のサンプルが作成される(ステップ804)。減衰量は、少量のインクリメントだけ減少し(ステップ805)、各減衰器の設定で電力読取値の予め定められたサンプリングのセットをとるように十分長く休止する(ステップ811)。
1つの方法は、中継器の利得を、最小値(最大の減衰器の値)から最大の利得または不安定性のポイントまで増加させる(インストールの方法)ことであり、この方法は、常に、最初に来るものである。
第2の方法は、中継器が稼働中であるとき、中継器の公称動作ポイント付近の狭い範囲における利得の不安定性を見ることにより、利得の摂動を実行することである。インクリメントは、増幅器の出力における微調整と考えられるくらいに十分小さいが、一連のインクリメントなステップが、1つ以上のシーケンスの一連のサンプルから結果を発生させることを期待できるほど十分大きい。さらに、少なくとも、ルーチンベースで、オンラインのユーザにより調整が“hot”に実行されているケースにおいて、インクリメントは、ユーザのサービス品質(QoS)に悪影響を及ぼすことを避けるように十分小さい。少量のインクリメントの例は、1回に1dBである。インクリメントを選択する1つのアプローチは、WCDの通常の動作中に存在することが予期される利得における変化に対応する範囲内で、利得の変化を決定することである。そのインクリメントは微調整であり、オンラインの何らかのユーザに対するQoSに悪影響を及ぼさないかもしれない。一例として、予め定められたサンプリングのセットは、各減衰量の設定において、10のフォワードリンクおよび10のリバースリンクの電力読取値であってもよい。サンプリングのセットは、フォワードリンクの電力読取値に対してとられ(ステップ813)、フォワードリンクのサンプルに対する平均が読まれ(ステップ814)、フォワードリンクに対する平均の差分が計算される(ステップ815)。同様に、サンプリングのセットが、リバースリンクの電力読取値に対してとられ(ステップ823)、リバースリンクのサンプルに対する平均が読まれ(ステップ824)、リバースリンクに対する平均の差分が計算される(ステップ825)。差分サンプルが、次に処理される(ステップ829)。これが、フォワードおよびリバースリンクの両方に対する平均の最初の差分の、計算および処理である。
処理(ステップ829)は、差分と、現在のIIR出力とを比較することにより実行され(ステップ814)、IIR出力間の差分が、予め定められたしきい値より大きいかどうかを決定する(ステップ842)ことが後に続く。その例において、しきい値は、5dBで与えられるが、測定される利得のステップが、摂動のステップより大きいことが要求される。差分が、IIR出力より上の、予め定められたしきい値より大きい場合、減衰量は、不安定性のしきい値にあると考えられ(ステップ845)、そうでない場合、減衰量は、不安定性のしきい値より小さいと考えられる(ステップ846)。
出力を更新し(ステップ848)、ステップ805からのシーケンスを繰り返すことにより、シーケンスは、予め定められたしきい値(ステップ845)に続く。代わりに、シーケンスは、予め定められたしきい値(ステップ845)に対する利得をとり、次に、発振状態から離れるように、利得を減らしてもよい。自動化されたベースで、中継器の利得の周期的な調整を行うことも可能である。したがって、状態が中継器の外部または内部のいずれかで変化するとき、中継器の利得は、自動的に調整される。
機能の動作
図9は、通信システム中で本発明を実現するために使用される信号増幅器における、ループ利得の測定のためのプロセス900を示すフローチャートである。開始(ステップ901)後、信号増幅器の利得測定値が取得される(ステップ903)。信号増幅器の利得の変化が導入され(ステップ905)、システムまたはループ利得の、結果として生じる、対応する変化の発振状態が検出される(ステップ907)。システムまたはループ利得の利得測定値の、結果として生じる、対応する変化の発振状態を使用して、利得の安定性に関する決定(ステップ908)が実施される。
図10は、本発明のループ利得測定システム1000の機能動作を示す図である。入力1004と出力1005とを有する増幅器1003が描写されている。利得変化導入ユニット1011や、利得測定値取得ユニット1013や、発振状態検出ユニット1015や、利得安定性決定ユニット1017が、さらに描写されている。利得変化導入ユニット1011は、通常、減衰により、または増幅器中の可変利得回路を制御することにより、増幅器1003における利得に変化を生じさせる。利得測定値取得ユニット1013は、検出された電力と導入された利得とに基づいて、増幅器1003の利得を検出する。発振状態検出ユニット1015は、検出された利得を使用して、発振状態を検出する。利得ユニット1011や、利得測定値取得ユニット1013や、発振状態検出ユニット1015や、利得安定性決定ユニット1017、のさまざまな機能は、マイクロプロセッサにより、または別のユニットにより実行され、増幅器1003の回路に組み込まれていてもよい。
追加のバリエーション
IIRフィルタを無くし、新しい差分と、以前の値とを単に比較し、予め定められたしきい値(例えば、5dBまたはより大きい)より上のステップ変化を注視することにより、複雑さがより少ないアルゴリズムを実現してもよい。これは、IIR出力が、比較に対して使用されないことを除いて、図8中で描写したアルゴリズムと類似している。中継器が動作する環境次第では、どんなフィルタリングまたは他のタイプのもの(FIR、Boxcar、単純な平均化)も、適切ではない。
増幅器の利得をディザーすることにより、またはよりランダムな方法での減衰により、結果を達成することも可能である。それを実施する際に、増幅器の利得の範囲が選択され、利得がその範囲内でディザーされ、各変化が開ループの不安定性を結果として生じるかどうかを決定する。
開ループフィードバックに関するほとんどの変数は、フォワードリンクとリバースリンクとの両方に影響を及ぼすので、両方のリンクにおける開ループの不安定性間の関係を確立することも可能である。これにより、重要なリンクとして決定されたリンク中のフィードバックの検知を使用して、両方のリンクを制御することが可能になる。図5を再度参照すると、増幅器のうちの1つ、例えば、増幅器521が、開リンクの不安定性に関して最も重要であるように、フォワードおよびリバース521、531が調整される場合、1つのリンク(フォワードまたはリバースリンク)上で測定されたパラメータにしたがって、電力増幅器521、531の両方を調整することにより、開リンクの不安定性を制御することが可能である。開ループの不安定性が懸念される限り、開ループの不安定性が最も重要なリンク上で測定される間、これは機能し、両方の増幅器の減衰量が、調和した方法で制御される。図5において、スイッチ591、592を、1つのリンクに対して検知する位置にすることにより、これは達成されるが、増幅器521、531の両方は、マイクロプロセッサ585により制御される。
電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして、ここで開示した実施形態に関して記述したさまざまな実例となる論理ブロック、モジュール、およびアルゴリズムを実現してもよいことを、当業者はさらに理解するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明瞭に図示するために、さまざまな実例となる構成部品、ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムをそれらの機能の点から一般的に上述した。このような機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実現されるかどうかは、特定の用途およびシステム全体に課される設計制約によって決まる。それぞれの特定の用途に対してさまざまな方法で、当業者は記述した機能を実現するかもしれないが、このような実現決定は、本発明の範囲から逸脱を生じさせるものとして解釈すべきではない。
汎用目的のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP),特定用途向け集積回路(ASIC),フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成部品、あるいはここで記述した機能を実行するために設計された、これらの任意の組み合せにより、ここで開示した実施形態に関して記述した、さまざまな実例となる論理ブロック、モジュール、および回路を実現または実行してもよい。汎用目的のプロセッサはマイクロプロセッサでもよいが、代わりに、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、マイクロプロセッサ、または状態遷移機械であってもよい。計算デバイスの組み合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連した1つ以上のマイクロプロセッサ、または他の任意のこのような構成として、プロセッサを実現してもよい。
ここで開示した実施形態に関して記述した方法またはアルゴリズムを、ハードウェア中で直接、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール中で、またはその2つの組み合せ中で具体化してもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM,または技術的に知られている他の任意の形態の記憶媒体中に存在してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、記憶媒体はプロセッサに結合されている。代替では、記憶媒体はプロセッサと一体化されていてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に存在してもよい。ASICは、ユーザ端末中に存在してもよい。代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中にディスクリート構成部品として存在してもよい。
いかなる当業者であっても本発明を作りまたは使用できるように、開示した実施形態の記述をこれまでに提供している。これらの実施形態に対してさまざまな修正が当業者に容易に明らかになり、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、ここで規定した一般的な原理を他の実施形態に適用してもよい。例えば、1つ以上の要素を並べ変え、および/または結合でき、あるいは追加的な構成要素を追加してもよい。したがって、本発明は、ここで示した実施形態に限定されるように意図されていないが、ここで開示した原理および新規な特徴に矛盾しない最も広い範囲に一致すべきである。
図1は、ワイヤレス通信ネットワークの例を図示する図である。 図2は、本発明にしたがって使用される中継器を示す概略ブロック図である。 図3は、単一の中継器リンクの簡単な線形モデルのブロック図である。 図4は、中継器の挙動を記述するために使用される基本的なRF増幅器シミュレータの概略ブロック図である。 図5は、開ループの安定性を制御する自動調整が実現される中継器を示す概略ブロック図である。 図6は、増幅器の出力において電力センサを使用する中継器の概略ブロック図である。 図7は、本発明にしたがって使用される中継器を示す概略ブロック図である。 図8は、不安定性のしきい値の検出のためのアルゴリズムを描写するフロー図である。 図9は、ループ利得のプロセス測定を示すフローチャートである。 図10は、本発明のループ利得測定システムの機能動作を示す図である。

Claims (30)

  1. 通信システム中のループ利得を測定する方法において、
    前記方法は、
    信号増幅器の利得測定値を取得することと、
    利得または入力電力の変化を前記信号増幅器に導入することと、
    前記導入による記利得測定値の変に基づく発振状態を検出することと、
    記利得測定値の変に基づく発振状態を使用して、利得の安定性を決定することとを含み、
    前記利得または入力電力の変化を前記増幅器に導入することは、前記増幅器の入力に接続された減衰器の値を十分にディザーさせて、検出可能な電力変化を発生させることを含み、
    前記導入による利得測定値の変化に基づく発振状態を検出することは、前記増幅器に接続された電力検出器を使用して、前記電力変化の量を決定することを含み、
    利得の安定性を決定することは、前記電力変化が前記ディザーと類似した比例を有するかどうかを決定することを含み、前記電力変化が、前記減衰器のディザーよりも大きいケースでは、前記増幅器の利得を減らして、発振を防ぐことを含む方法。
  2. 前記減衰器の値をディザーさせることは、定期的に実行される請求項1記載の方法。
  3. 前記減衰器の値をディザーさせることは、ランダムに実行される請求項1記載の方法。
  4. 前記減衰器の値をディザーさせることは、ソフトウェア制御の下で、プロセッサにより実施される請求項1記載の方法。
  5. 前記減衰器の値をディザーさせることは、ハードウェア中で実現される請求項1記載の方法。
  6. 前記ハードウェアは、デジタル状態遷移機械を備える請求項5記載の方法。
  7. 前記ハードウェアは、アナログ回路を備える請求項5記載の方法。
  8. 増幅器を含む信号パス中のループ利得を測定するデバイスにおいて、
    前記デバイスは、
    利得または入力電力の変化を前記信号増幅器に導入し、前記増幅器の入力と通信する入力デバイスと、
    前記増幅器の利得測定値を取得し、前記増幅器の出力と通信する検出器と、
    前記導入による記利得測定値の変に基づく発振状態を検出し、前記利得測定値の変に基づく発振状態を使用して利得の安定性を決定し、前記検出器と通信する制御回路とを具備し、
    前記入力デバイスは、前記増幅器の入力の値を十分にディザーさせて、検出可能な電力変化を発生させることにより、利得または入力電力の変化を前記増幅器に導入し、
    前記制御回路は、前記電力変化が前記ディザーと類似した比例を有するかどうかを決定することにより利得の安定性を決定し、前記電力変化が、前記減衰器のディザーよりも大きいケースでは、前記増幅器の利得を減らして、発振を防ぎ、
    前記制御回路が、前記利得測定値の変化に基づく発振状態を検出することは、前記増幅器に接続された検出器を使用して、前記電力変化の量を決定することを含むデバイス。
  9. 前記入力デバイスは、減衰器を含む請求項記載のデバイス。
  10. 前記検出器は、電力検出器を含む請求項記載のデバイス。
  11. 前記増幅器の入力の値をディザーさせることは、定期的に実行される請求項8記載のデバイス。
  12. 前記増幅器の入力の値をディザーさせることは、ランダムに実行される請求項8記載のデバイス。
  13. 前記増幅器の入力の値をディザーさせることは、ソフトウェア制御の下で、プロセッサにより実施される請求項8記載のデバイス。
  14. 前記増幅器の入力の値をディザーさせることは、ハードウェア中で実現される請求項8記載のデバイス。
  15. 前記ハードウェアは、デジタル状態遷移機械を備える請求項14記載のデバイス。
  16. 前記ハードウェアは、アナログ回路を備える請求項14記載のデバイス。
  17. 信号増幅器を動作する方法のステップを実行するために、機械により実行可能な命令のプログラムを実体的に組み入れている、前記機械により読取り可能なプログラム記憶デバイスにおいて、
    前記方法のステップは、
    前記信号増幅器の利得測定値を取得することと、
    利得または入力電力の変化を前記信号増幅器に導入することと、
    前記導入による記利得測定値の変に基づく発振状態を検出することと、
    記利得測定値の変に基づく発振状態を使用して、利得の安定性を決定することとを含み、
    前記利得または入力電力の変化を前記信号増幅器に導入することは、前記信号増幅器の入力に接続された減衰器の値を十分にディザーさせて、検出可能な電力変化を発生させることを含み、
    前記利得測定値の変化に基づく発振状態を検出することは、前記増幅器に接続された電力検出器を使用して、前記電力変化の量を決定することを含み、
    前記利得の安定性を決定することは、前記電力変化が前記ディザーと類似した比例を有するかどうかを決定することを含み、前記電力変化が、前記減衰器のディザーよりも大きいケースでは、前記増幅器の利得を減らして、発振を防ぐことを含むプログラム記憶デバイス。
  18. 前記減衰器の値をディザーさせることは、定期的に実行される請求項17記載のプログラム記憶デバイス。
  19. 前記減衰器の値をディザーさせることは、ランダムに実行される請求項17記載のプログラム記憶デバイス。
  20. 前記減衰器の値をディザーさせることは、ソフトウェア制御の下で、プロセッサにより実施される請求項17記載のプログラム記憶デバイス。
  21. 前記減衰器の値をディザーさせることは、ハードウェア中で実現される請求項17記載のプログラム記憶デバイス。
  22. 前記ハードウェアは、デジタル状態遷移機械を備える請求項21記載のプログラム記憶デバイス。
  23. 前記ハードウェアは、アナログ回路を備える請求項21記載のプログラム記憶デバイス。
  24. 増幅器を含む信号パス中のループ利得を測定するシステムにおいて、
    前記システムは、
    前記増幅器の利得測定値を取得する手段と、
    利得または入力電力の変化を前記増幅器に導入する手段と、
    前記導入による記利得測定値の変に基づく発振状態を検出する手段と、
    記利得測定値の変に基づく発振状態を使用して、利得の安定性を決定する手段とを具備し、
    前記利得または入力電力の変化を前記増幅器に導入する手段は、前記増幅器の入力に接続された減衰器の値を十分にディザーさせて、検出可能な電力変化を発生させる手段を備え、
    前記利得測定値の変化に基づく発振状態を検出する手段は、前記増幅器に接続された電力検出器を使用して、前記電力変化の量を決定する手段を備え、
    前記利得の安定性を決定する手段は、前記電力変化が前記ディザーと類似した比例を有するかどうかを決定し、前記電力変化が、前記減衰器のディザーよりも大きいケースでは、前記増幅器の利得を減らして、発振を防ぐ手段を備えるシステム。
  25. 前記ディザーさせる手段は、前記減衰器の値のディザーを定期的に実行するように構成されている請求項24記載のシステム。
  26. 前記ディザーさせる手段は、前記減衰器の値のディザーをランダムに実行するように構成されている請求項24記載のシステム。
  27. 前記ディザーさせる手段は、ソフトウェア制御の下で、プロセッサにより実現される請求項24記載のシステム。
  28. 前記ディザーさせる手段は、ハードウェア中で実現される請求項24記載のシステム。
  29. 前記ハードウェアは、デジタル状態遷移機械を備える請求項28記載のシステム。
  30. 前記ハードウェアは、アナログ回路を備える請求項28記載のシステム。
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