JP4739909B2 - 作業工具 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明によれば、作業工具本体と、作業工具本体に回転自在に配置された駆動側回転部材と、駆動側回転部材から動力伝達部を介して回転駆動される被動側回転部材と、駆動側回転部材および被動側回転部材を介して回転駆動されることで所定の加工作業を行う先端工具と、を有する作業工具が構成される。本発明における「作業工具」は、典型的には、先端工具としての砥石の回転動作によって被加工材に研削作業や研磨作業を遂行するディスクグラインダがこれに該当するが、ディスクグラインダに限らず、例えばネジ締め工具、穴開け工具等のように、回転動作を行う先端工具によって被加工材に対し所定の加工作業を遂行する作業工具であれば、広く適用することが可能である。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作業工具におけるフランジ部には、周方向の一部に切欠が形成されており、内側リングは、外周に切欠を通過可能な突部を有する。そして外側リング、内側リングおよびボール部材の組み付け時において、ボール部材を支点にして内側リングが概ね90度回転されたとき、突部が切欠を通過して外側リングの中空孔部内に同心状に収容され、当該収容状態において、内側リングと外側リングが周方向へ所定角度だけ相対移動されることによって突部がフランジ部に係合され、これによりボール部材を支点とする内側リングの外側リングに対する回動動作が規制される構成とした。かかる構成によれば、外側リング、内側リングおよびボール部材は、組み付けられた状態に維持されるため、組付け後は、これらをユニット部品として取り扱うことが可能となり、被動側回転部材あるいは作業工具本体に組み付ける際の組み付け作業を容易に行うことが可能となる。なお本発明における「概ね90度」とは、文字通りの90度のみならず、当該90度に近似する角度を包含するものでる。
次にロックリング161に対して2つのスチールボール165を支点にしてロックカム151を90度回転する。この回転動作の態様が図16〜図18に段階的に断面状態で示される。なお図19には図18の状態が断面方向を変えて示され、図20には図18の状態が平面的に示される。ロックカム151が90度回動動作されることによって当該ロックカム151の爪部153がロックリング161のフランジ部161cの切欠161dを通過する。これによりロックカム151は、ロックリング161の中空孔部内に同心状に収容される(図20参照)。かくして、ロックカム151とロックリング161とは、ロックカム151の外溝155bとロックリング161の内溝161b間に2個のスチールボール165が180度の位相差で介在された状態で組み付けられる。すなわち、ロックリング161とロックカム151とは、軸方向の相対移動が規制された状態に組み付けられることとなる。
この状態から、更にロックカム151をロックリング161に対して周方向のいずれか一方に適宜角度だけ相対回動させ、ロックカム151の爪部153をフランジ部161cの切欠161dから外れた位置に置く。この状態が図21に示される。この状態では、爪部153がフランジ部161cに係合することとなり、スチールボール165を支点とするロックカム151のロックリング161に対する回動動作が規制される。
また本実施の形態は、作業工具の一例として研削作業あるいは研磨作業に用いられる電動ディスクグラインダ101の場合で説明したが、これに限られるものではなく、例えばネジ締め工具あるいは穴開け工具のように、先端工具の回転動作によって所定の加工作業を行う作業工具であれば、適用することが可能である。
103 本体部(作業工具本体)
105 モータハウジング
107 ギアハウジング
107a 凹部
109 動力伝達機構部
111 駆動モータ
113 回転子
115 モータ軸
117 小ベベルギア
119 冷却ファン
121 ギア(駆動側回転部材)
121a 爪部(動力伝達部)
121b 爪部
123 スピンドル(被動側回転部材)
123a スプライン軸部
125 軸受
126 軸受
131 砥石装着部
133 内側の取付フランジ
135 外側の取付フランジ
141 砥石(先端工具)
143 カバー
151 ロックカム(内側リング)
151a スプライン孔
153 爪部(動力伝達部)
155 カム部
155a 平面領域
155b 外溝
157 サークリップ
159 ワッシャ
161 ロックリング(外側リング)
161a 突起
161b 内溝
161c フランジ部
161d 切欠
165 スチールボール(ボール部材)
Claims (2)
- 作業工具本体と、
前記作業工具本体に回転自在に配置された駆動側回転部材と、
前記駆動側回転部材から動力伝達部を介して回転駆動される被動側回転部材と、
前記駆動側回転部材および前記被動側回転部材を介して回転駆動されることで所定の加工作業を行う先端工具と、
前記作業工具本体に周方向の相対移動不能に取り付けられるとともに、所定の曲率半径で形成された内周面を有する中空状の外側リングと、
前記被動側回転部材に一体回転するように取り付けられるとともに、前記外側リングの内側に回転可能に配置され、かつ外周面には前記外側リングの内周面との対向間隔が周方向に漸次変化する面領域を有する内側リングと、
前記外側リングの内周面と前記内側リングの面領域との間に介在され、前記外側リングの内周面と前記内側リングの面領域との間に噛み付く噛み付き位置と、前記噛み付きが解除される噛み付き解除位置との間で移動可能なボール部材と、を有し、
前記ボール部材は、前記被動側回転部材が前記駆動側回転部材から前記動力伝達部を介して回転駆動されるときには、前記噛み付き解除位置に置かれることによって前記内側リングの前記外側リングに対する回転を許容し、前記先端工具から前記被動側回転部材に回転力が入力されたときには、前記噛み付き位置へと移動されることによって前記外側リングに対する前記内側リングの回転をロックする構成とされた作業工具であって、
前記外側リングの内周面には周方向の内溝が設けられ、前記内側リングの外周面には前記面領域が概ね180度の位相差を置いて形成されるとともに、それら各面領域には周方向の外溝が設けられ、前記ボール部材は、前記内溝と前記外溝にそれぞれ嵌合された状態で前記噛み付き位置と前記噛み付き解除位置との間で転動する構成とされ、
前記外側リングの中空孔部は、前記内側リングを同心状に収容することが可能とされ、かつ法線方向が直交した状態で前記内側リングが通過可能とされており、
前記外側リングには、軸方向の一端側に前記中空孔部の内径方向に張り出すリング状のフランジ部が形成されており、
前記外側リングの内溝に前記ボール部材を周方向に概ね180度の位相差で嵌合するとともに、当該ボール部材を前記フランジ部上に置いた状態において、前記外側リングに対して法線方向が直交するように前記内側リングの向きが定められるとともに、前記各外溝の周方向の一端が前記ボール部材にそれぞれ合わせられ、この状態で前記内側リングが前記外側リングの中空孔部内のほぼ中央まで挿入され、当該挿入状態において、前記ボール部材を支点にして前記内側リングが概ね90度回転されて前記外側リングの中空孔部内に同心状に収容されることで前記外側リング、前記内側リングおよびボール部材が相互に組み付けられる構成とされ、これにより前記外側リングと前記内側リングが前記ボール部材を介在した状態で互いに軸方向への相対移動が規制された状態とされることを特徴とする作業工具。 - 請求項1に記載の作業工具であって、
前記フランジ部には、周方向の一部に切欠が形成されており、
前記内側リングは、外周に前記切欠を通過可能な突部を有し、
前記外側リング、前記内側リングおよび前記ボール部材の組み付け時において、前記ボール部材を支点にして前記内側リングが概ね90度回転されたとき、前記突部が前記切欠を通過して前記外側リングの中空孔部内に同心状に収容され、当該収容状態において、前記内側リングと前記外側リングが周方向へ所定角度だけ相対移動されることによって前記突部が前記フランジ部に係合され、これにより前記ボール部材を支点とする前記内側リングの前記外側リングに対する回動動作が規制される構成としたことを特徴とする作業工具。
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