JP4736843B2 - シリンダヘッド - Google Patents

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Description

この発明は、複数の冷却水通路が区画形成されたシリンダヘッドに関する。
水冷式の内燃機関においては、シリンダヘッドに設けられた冷却水通路に冷却水を循環させることによりシリンダヘッドを冷却するようにしている。そして、内燃機関の運転状態によってシリンダヘッドにおける冷却要求が異なるため、内燃機関の運転状態に応じて、冷却水通路に流れる冷却水の状態を切り替えることにより好適な冷却を行うようにしたものがある。
例えば、特許文献1に記載のシリンダヘッドでは、その内部の上下に冷却水通路を区画形成し、上部の冷却水通路と下部の冷却水通路とを連通路により連通するようにしている。この連通路には、冷却水の流量を調節する調節弁が設けられている。この調節弁が閉弁状態であると下部の冷却水通路にのみ冷却水が流れ、一方、開弁状態であると上部の冷却水通路にも冷却水が流れるようになる。このように複数の冷却水通路を形成し、連通路に調節弁を設けることにより、シリンダヘッドの温度状態に即したかたちでこれを好適に冷却することができるようになる。
特開2003−138937号公報
ところで、上記特許文献1に記載のシリンダヘッドでは、シリンダヘッドを上下に分割し、この分割面に調節弁を設置することにより、調節弁をシリンダヘッドの内部に設置している。そのため、調節弁を取り付けたり、これを交換したりする際には、シリンダヘッドボルトを外して、シリンダヘッドをシリンダブロックから取り外さなければならず、そうした作業が繁雑なものとなっていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シリンダヘッドの好適な冷却を行いつつ、さらに調節弁の着脱を容易に行うことができるシリンダヘッドを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関のシリンダヘッドを冷却するための冷却水を通過させる複数の冷却水通路が区画形成されたシリンダヘッドにおいて、前記複数の冷却水通路のうち異なる冷却水通路をシリンダヘッドの内部で連通し、それら冷却水通路間を流れる冷却水の流量を同冷却水の温度に応じて調節する調節弁を有する連通部材がシリンダヘッドの外壁から着脱可能に設けられ、シリンダヘッドには前記外壁から前記連通部材を挿入する挿入孔が形成され、前記連通部材の外周と同外周に対向する前記挿入孔の内壁とに螺子がそれぞれ形成され、前記連通部材はこれら螺子の螺合を通じてシリンダヘッドに螺着されることをその要旨としている。
同構成によれば、連通部材により連通された冷却水通路間における冷却水の流量が調節弁により調節されるため、シリンダヘッドを含む機関本体をその温度状況に即して適切に冷却することができる。さらに、この連通部材をシリンダヘッドの外壁に対して着脱可能に設けるようにしたため、調節弁を交換する必要が生じた場合であっても、その交換の際にシリンダヘッドをシリンダブロックから取り外す必要がなく、同調節弁の交換作業を容易なものとすることができる。
また、同構成によれば、連通部材をシリンダヘッドに直接固定することができるため、連通部材をシリンダヘッドに固定するための部材が不要となり構成の簡略化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシリンダヘッドにおいて、前記連通される冷却水通路はシリンダヘッドの内部においてその上下に形成されることをその要旨としている。
シリンダヘッドにあっては、機関運転時、燃焼室における燃焼の熱によって燃焼室近傍ほどその温度が高くなる。換言すれば、シリンダヘッドはその上下方向において温度勾配が大きくなる。
この点、上記構成では、シリンダヘッドの内部において冷却水通路を上下に形成するようにし、それら冷却水通路間における冷却水の流量を調節弁により調節することにより、こうした温度勾配に即した適切な冷却を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載のシリンダヘッドにおいて、前記連通される冷却水通路のうち前記上方に位置する冷却水通路は排気ポート側に偏在するように形成されることをその要旨としている。
シリンダヘッドにあっては、機関運転時、燃焼室における燃焼の熱によって燃焼室近傍の温度が高くなることに加え、排気が通過する排気ポート周辺もその温度が高くなる。
この点、上記構成によれば、上方に位置する冷却水通路、すなわち燃焼室から離間した位置にある冷却水通路が排気ポート側に偏在するように形成しているため、温度が高くなり易い排気ポート周辺の冷却を好適に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、内燃機関のシリンダヘッドを冷却するための冷却水を通過させる複数の冷却水通路が区画形成されたシリンダヘッドにおいて、前記複数の冷却水通路のうち異なる冷却水通路をシリンダヘッドの内部で連通し、それら冷却水通路間を流れる冷却水の流量を同冷却水の温度に応じて調節する調節弁を有する連通部材がシリンダヘッドの外壁から着脱可能に設けられ、前記連通される冷却水通路はシリンダヘッドの内部においてその上下に形成され、前記連通される冷却水通路のうち前記上方に位置する冷却水通路は排気ポート側に偏在するように形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、連通部材により連通された冷却水通路間における冷却水の流量が調節弁により調節されるため、シリンダヘッドを含む機関本体をその温度状況に即して適切に冷却することができる。さらに、この連通部材をシリンダヘッドの外壁に対して着脱可能に設けるようにしたため、調節弁を交換する必要が生じた場合であっても、その交換の際にシリンダヘッドをシリンダブロックから取り外す必要がなく、同調節弁の交換作業を容易なものとすることができる。
また、シリンダヘッドにあっては、機関運転時、燃焼室における燃焼の熱によって燃焼室近傍ほどその温度が高くなる。換言すれば、シリンダヘッドはその上下方向において温度勾配が大きくなる。
この点、上記構成では、シリンダヘッドの内部において冷却水通路を上下に形成するようにし、それら冷却水通路間における冷却水の流量を調節弁により調節することにより、こうした温度勾配に即した適切な冷却を行うことができる。
また、シリンダヘッドにあっては、機関運転時、燃焼室における燃焼の熱によって燃焼室近傍の温度が高くなることに加え、排気が通過する排気ポート周辺もその温度が高くなる。
この点、上記構成によれば、上方に位置する冷却水通路、すなわち燃焼室から離間した位置にある冷却水通路が排気ポート側に偏在するように形成しているため、温度が高くなり易い排気ポート周辺の冷却を好適に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載のシリンダヘッドにおいて、前記調節弁は前記冷却水の温度が所定温度より低いときには閉弁して前記連通される冷却水通路のうち前記下方に位置する冷却水通路から前記上方に位置する冷却水通路への冷却水の流入を規制し、前記冷却水の温度が所定温度より高いときには開弁して前記連通される冷却水通路のうち前記下方に位置する冷却水通路から前記上方に位置する冷却水通路への冷却水の流入を許容することをその要旨としている。
そして、このように連通部材により連通される冷却水通路をシリンダヘッドの内部においてその上下に形成した構成にあっては、請求項5の発明によるように、請求項2〜4のいずれか一項に記載のシリンダヘッドにおいて、前記調節弁は前記冷却水の温度が所定温度より低いときには閉弁して前記連通される冷却水通路のうち前記下方に位置する冷却水通路から前記上方に位置する冷却水通路への冷却水の流入を規制し、前記冷却水の温度が所定温度より高いときには開弁して前記連通される冷却水通路のうち前記下方に位置する冷却水通路から前記上方に位置する冷却水通路への冷却水の流入を許容する、といった構成を採用するのが望ましい。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシリンダヘッドにおいて、前記冷却水通路は各シリンダの配列方向に沿ってそれらシリンダ全ての周囲に形成され、前記連通部材は各シリンダに対応して設けられることをその要旨としている。
同構成によれば、連通部材をシリンダ毎に設けるようにしたため、冷却水通路間に流れる冷却水の流量をシリンダ毎に調節することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項に記載のシリンダヘッドにおいて、前記シリンダに設けられた連通部材の調節弁は、それらのうち少なくとも一つの開弁温度が他と異なる温度に設定されることをその要旨としている。
同構成によれば、シリンダヘッドの温度分布に応じて冷却水通路間の冷却水の流量を調節することができるため、適切な冷却を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、内燃機関のシリンダヘッドを冷却するための冷却水を通過させる複数の冷却水通路が区画形成されたシリンダヘッドにおいて、前記複数の冷却水通路のうち異なる冷却水通路をシリンダヘッドの内部で連通し、それら冷却水通路間を流れる冷却水の流量を同冷却水の温度に応じて調節する調節弁を有する連通部材がシリンダヘッドの外壁から着脱可能に設けられ、前記冷却水通路は各シリンダの配列方向に沿ってそれらシリンダ全ての周囲に形成され、前記連通部材は各シリンダに対応して設けられ、前記シリンダに設けられた連通部材の調節弁は、それらのうち少なくとも一つの開弁温度が他と異なる温度に設定されることをその要旨としている。
同構成によれば、連通部材により連通された冷却水通路間における冷却水の流量が調節弁により調節されるため、シリンダヘッドを含む機関本体をその温度状況に即して適切に冷却することができる。さらに、この連通部材をシリンダヘッドの外壁に対して着脱可能に設けるようにしたため、調節弁を交換する必要が生じた場合であっても、その交換の際にシリンダヘッドをシリンダブロックから取り外す必要がなく、同調節弁の交換作業を容易なものとすることができる。
また、同構成によれば、連通部材をシリンダ毎に設けるようにしたため、冷却水通路間に流れる冷却水の流量をシリンダ毎に調節することができる。
また、同構成によれば、シリンダヘッドの温度分布に応じて冷却水通路間の冷却水の流量を調節することができるため、適切な冷却を行うことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のシリンダヘッドにおいて、前記連通される冷却水通路はシリンダヘッドの内部においてその上下に形成されることをその要旨としている。
シリンダヘッドにあっては、機関運転時、燃焼室における燃焼の熱によって燃焼室近傍ほどその温度が高くなる。換言すれば、シリンダヘッドはその上下方向において温度勾配が大きくなる。
この点、上記構成では、シリンダヘッドの内部において冷却水通路を上下に形成するようにし、それら冷却水通路間における冷却水の流量を調節弁により調節することにより、こうした温度勾配に即した適切な冷却を行うことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のシリンダヘッドにおいて、前記調節弁は前記冷却水の温度に応じて自立開閉する感温弁であることをその要旨としている。
同構成によれば、調節弁が温度に応じて自立開閉するので、冷却水の温度を検出するための構成を別途設ける必要がなく、構成の簡易化を図ることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を直列四気筒エンジンのシリンダヘッドに具体化した第1の実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1は、シリンダヘッドの縦断面図である。また、図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。これら図1及び図2に示されるように、シリンダヘッド1はシリンダブロック2の直上に取り付けられている。シリンダブロック2の内部には、四つのシリンダ3(図1ではそれらの一つのみを図示)が形成され、冷却水通路20,21が四つのシリンダ3をそれぞれ挟むようにして形成されている。一方の冷却水通路20は吸気側に位置し、他方の冷却水通路21は排気側に位置している。これらの冷却水通路20,21には、ウォータポンプ(図示略)が接続されており、ウォータポンプから冷却水が流入する。
また、シリンダヘッド1には、シリンダ3毎に燃焼室4、吸気ポート5、排気ポート6がそれぞれ形成されている。更にシリンダヘッド1の内部には、二つの冷却水通路10,11がその上下、すなわちシリンダ3の軸方向において離間した位置に区画形成されている。これら冷却水通路10,11のうち下方に位置する下部冷却水通路11は燃焼室4近傍に、上方に位置する上部冷却水通路10は燃焼室4から離間し、排気ポート6側に偏在した位置に、それぞれ四つのシリンダ3の配列方向に沿ってそれら全ての周囲に形成されている。下部冷却水通路11は、シリンダブロック2に形成された冷却水通路20,21に接続されており、同シリンダブロック2に形成された冷却水通路20,21から冷却水が流入する。
また、シリンダヘッド1には、上部冷却水通路10を挟むようにしてシリンダヘッド1の上面から下部冷却水通路11にまで延びる挿入孔12が形成されている。図2に示されるように、この挿入孔12は各シリンダ3の排気ポート6を挟むように各シリンダ3に対応してそれぞれ二つ形成されている。これら挿入孔12には円筒状の連通部材30がそれぞれ挿入されている。挿入孔12において上部冷却水通路10よりも上方に位置する部分の内周壁には螺子12aが形成され、また連通部材30の外周にはこれに螺合する螺子32が形成されている。また、挿入孔12の下端には内方に突出した支持部12bが形成されており、連通部材30の下端部がこの支持部12bに当接して支持されている。
図2に示されるように、シリンダヘッド1の側部には、冷却水をラジエータ(図示略)に戻すリターンパイプ8が取り付けられている。このリターンパイプ8は冷却水通路10,11に接続されており、各冷却水通路10,11の冷却水は図2の破線に示す方向に流れてこのリターンパイプ8からラジエータ側に戻される。
図3は、連通部材30の拡大断面図である。同図3(a),(b)に示されるように、この連通部材30の内部には、シリンダブロック2の各冷却水通路20,21からシリンダヘッド1の各冷却水通路10,11に流れる冷却水の流量を調節するための調節弁50が設けられている。この調節弁50は、冷却水の温度によって自立開閉する感温弁であり、弁体51及び弁座52、弁体51を開弁方向に付勢する感温部53、並びに弁体51を閉弁方向に付勢するスプリング54を備えている。この感温部53にはワックスが封入されており、ワックスが冷却水の熱によって膨張することにより弁体51を開弁方向に付勢する。一方、連通部材30の外周には、上部冷却水通路10に開口する開口部34が形成されている。また、連通部材30の上部にはこれをシリンダヘッド1に取り付ける際に工具を嵌合するための断面六角形状の凹部36が形成されている。
次に、上部冷却水通路10及び下部冷却水通路11への冷却水の循環について説明する。このシリンダヘッド1に循環する冷却水は、ウォータポンプ(図示略)からシリンダブロック2の冷却水通路20,21に送出される。そして、冷却水は冷却水通路20,21からシリンダヘッド1の下部冷却水通路11に流入し、リターンパイプ8に離間する側からリターンパイプ8側に流れる。下部冷却水通路11の冷却水の温度が所定温度より低いときには、弁体51が弁座52に着座して調節弁50が閉弁状態(図3(a))になっているため冷却水は下部冷却水通路11にのみ流れ、同下部冷却水通路11から上部冷却水通路10への冷却水の流入は規制される。一方、下部冷却水通路11の冷却水の温度が所定温度より高いときには、感温部53のワックスが膨張することにより、弁体51が開弁方向に付勢され、これが弁座52から離座して調節弁50が開弁状態(図3(b))となる。そして、下部冷却水通路11の冷却水が連通部材30の内部を通過して開口部34から上部冷却水通路10に流入し、リターンパイプ8に離間する側からリターンパイプ8側に流れ、リターンパイプ8に流出する。ここで、調節弁50が開弁する所定温度は連通部材30毎に設定することができる。本実施形態では四つのシリンダ3のうち中央の二つのシリンダ3は両側のシリンダ3に挟まれているため、両端のシリンダ3より温度が高くなり易いので、中央の二つのシリンダ3の調節弁50の開弁する所定温度を両端のシリンダ3より低く設定している。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)連通部材30により連通された冷却水通路10,11間における冷却水の流量が調節弁50により調節されるため、シリンダヘッド1を含む機関本体をその温度状況に即して適切に冷却することができる。さらに、この連通部材30をシリンダヘッド1の上面に対して着脱可能に設けるようにしたため、調節弁50を交換する必要が生じた場合であっても、その交換の際にシリンダヘッド1をシリンダブロック2から取り外す必要がなく、同調節弁50の交換作業を容易なものとすることができる。
(2)連通部材30の外周と同外周に対向する挿入孔12の内壁とに螺子32,12aがそれぞれ形成され、連通部材30はこれら螺子32,12aの螺合を通じてシリンダヘッド1に螺着されるため、連通部材30をシリンダヘッド1に直接固定することができる。そのため、連通部材30をシリンダヘッド1に固定するための部材が不要となり構成の簡略化を図ることができる。
(3)シリンダヘッド1の内部において冷却水通路10,11を上下に形成し、それら冷却水通路10,11間における冷却水の流量を調節弁50により調節することにより、シリンダヘッド1の上下方向の温度勾配に即した適切な冷却を行うことができる。
(4)燃焼室4から離間した位置にある上部冷却水通路10が排気ポート6側に偏在するように形成しているため、温度が高くなり易い排気ポート6周辺の冷却を好適に行うことができる。
(5)調節弁50が温度に応じて自立開閉するので、冷却水の温度を検出するための構成を別途設ける必要がなく、構成の簡易化を図ることができる。
(6)連通部材30をシリンダ3毎に設けるようにしたため、冷却水通路10,11間に流れる冷却水の流量をシリンダ3毎に調節することができる。
(7)調節弁50の開弁温度をシリンダヘッド1の温度分布に応じて設定して冷却水通路10,11間の冷却水の流量を調節することができるため、適切な冷却を行うことができる。
(8)また、シリンダヘッドの内部に複数の冷却水通路を形成するに際してシリンダヘッドを分割するといった構成を採用していないため、シリンダヘッドの分割面からが冷却水が漏出してしまうことがなく、そうした冷却水漏出の対策も不要になる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を直列四気筒エンジンのシリンダヘッドに具体化した第2の実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。本実施形態のシリンダヘッドは、冷却水通路の位置、及び連通部材の挿入位置が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、シリンダブロック2は、第1の実施形態とほぼ同様の構成である。
図4は、シリンダヘッドの縦断面図である。また、図5は、図4のB−B線に沿った断面図である。これら図4及び図5に示されるように、シリンダヘッド1の内部には、二つの冷却水通路13,14が吸気側と排気側とに離間した位置に区画形成されている。これら冷却水通路13,14のうち吸気側に位置する吸気側冷却水通路13と、排気側に位置する排気側冷却水通路14とは、四つのシリンダ3の配列方向に沿ってそれら全ての周囲に形成されている。吸気側冷却水通路13の下方に位置する冷却水通路20は、ウォータポンプ(図示略)に接続されており、ウォータポンプから冷却水が流入する。排気側冷却水通路14の下方に位置する冷却水通路21には、吸気側冷却水通路13の下方に位置する冷却水通路20が接続されており、冷却水が吸気側冷却水通路13の下方に位置する冷却水通路20から流入する。排気側冷却水通路14は、排気側冷却水通路14の下方に位置する冷却水通路21に接続されており、排気側冷却水通路14の下方に位置する冷却水通路21から冷却水が流入する。
また、シリンダヘッド1には、吸気側冷却水通路13を挟むようにしてシリンダヘッド1の吸気側の側面から排気側冷却水通路14にまで延びる挿入孔15が形成されている。図5に示されるように、この挿入孔15は各シリンダ3に対応してそれぞれ一つ形成されている。これら挿入孔15には円筒状の連通部材30がそれぞれ挿入されている。挿入孔15において吸気側冷却水通路13よりも吸気側に位置する部分の内周壁には螺子15aが形成され、また連通部材30の外周にはこれに螺合する螺子32が形成されている。また、挿入孔15の排気側端部には内部に突出した支持部15bが形成されている。
図5に示されるように、シリンダヘッド1の側部には、冷却水をラジエータ(図示略)に戻すリターンパイプ9が取り付けられている。このリターンパイプ9は冷却水通路13,14に接続されており、各冷却水通路13,14の冷却水は図5の破線に示す方向に流れてこのリターンパイプ9からラジエータ側に戻される。なお、連通部材30の構成については先の図3に示した構成と同様であるため説明については割愛する。
次に、吸気側冷却水通路13及び排気側冷却水通路14への冷却水の循環について説明する。このシリンダヘッド1に循環する冷却水は、ウォータポンプ(図示略)から吸気側冷却水通路13の下方に位置する冷却水通路20に送出される。冷却水は吸気側冷却水通路13の下方に位置する冷却水通路20から排気側冷却水通路14の下方に位置する冷却水通路21に流入し、排気側冷却水通路14に流入する。そして、冷却水は排気側冷却水通路14をリターンパイプ9に離間する側からリターンパイプ9側に流れる。排気側冷却水通路14の冷却水の温度が所定温度より低いときには、弁体51が閉弁された状態であるため冷却水は吸気側冷却水通路13には流入しない。一方、排気側冷却水通路14の冷却水の温度が所定温度より高いときには、感温部53のワックスが膨張することにより、弁体51が開弁方向に付勢される。そして、排気側冷却水通路14の冷却水が連通部材30の内部を通過して開口部34から吸気側冷却水通路13に流入し、リターンパイプ9に離間する側からリターンパイプ9側に流れ、リターンパイプ9に流出する。ここで、調節弁50が開弁する所定温度は連通部材30毎に設定することができる。本実施形態では四つのシリンダ3のうち中央の二つのシリンダ3は両側のシリンダ3に挟まれているため、両端のシリンダ3より温度が高くなり易いので、中央の二つのシリンダ3の調節弁50の開弁する所定温度を両端のシリンダ3より低く設定している。
以上、説明した実施形態においても、第1の実施形態に準じた作用効果を奏することができる。特に、冷却水通路を吸気側と排気側とに配置し、温度の高くなり易い排気ポート6の周辺を吸気ポート5の周辺よりも先に冷却するようにしたため、シリンダヘッド1を好適に冷却することができる。
なお、上記実施形態は以下のようにその構成を変更することができる。
・第1の実施形態では、連通部材30の螺子32とこれに対向する挿入孔12内壁の螺子12aをシリンダヘッド1の上面から上部冷却水通路10までに形成したが、上部冷却水通路10と下部冷却水通路11との間にも螺子を形成するようにしてもよい。
・また、シリンダヘッド1への連通部材30の取り付けは必ずしも螺子によらなくともよい。例えば、連通部材30をシリンダヘッド1に取り付け固定するための部材を別途設けて同部材により連通部材30をシリンダヘッド1に取り付けるようにしてもよい。
・第1の実施形態では、挿入孔12の下端部に支持部12bを形成するようにしたが、挿入孔12の上部冷却水通路10と下部冷却水通路11との間の内壁と連通部材30とのシール性が確保できるのであれば、支持部12bを形成しなくともよい。
・第1の実施形態では、シリンダ3毎に二つずつ連通部材30を設けるようにしたが、シリンダ3毎に一つずつ設けるようにしたり、三つ以上ずつ設けるようにしたり、シリンダ3毎の連通部材30の数を異ならせたりしてもよい。また、シリンダ3毎の温度勾配に対応させる必要がないのであれば、シリンダ3毎に設けなくともよい。
・第2の実施形態では、連通部材30の螺子32とこれに対向する挿入孔15内壁の螺子15aをシリンダヘッド1の側面から吸気側冷却水通路13までに形成したが、吸気側冷却水通路13と排気側冷却水通路14との間にも螺子を形成するようにしてもよい。
・第2の実施形態では、挿入孔15の下端部に支持部15bを形成するようにしたが、挿入孔15の吸気側冷却水通路13と排気側冷却水通路14との間の内壁と連通部材30とのシール性が確保できるのであれば、支持部15bを形成しなくともよい。
・第2の実施形態では、シリンダ3毎に一つずつ連通部材30を設けるようにしたが、シリンダ3毎に二つ以上ずつ設けるようにしたり、シリンダ3毎の連通部材30の数を異ならせたりしてもよい。また、シリンダ3毎の温度勾配に対応させる必要がないのであれば、シリンダ3毎に設けなくともよい。
・上記実施形態では、調節弁50は所定温度で開閉するようにしたが、冷却水の温度変化に応じて弁の開度が徐々に変化するようにしてもよい。
・上記実施形態では、冷却水の流量を調節するための調節弁50として自立開閉する感温弁を用いたが、別途センサにより冷却水の温度を検出するようにし、その検出結果に基づいて開閉駆動される電磁弁等を用いるようにしてもよい。
・上記実施形態では、シリンダブロック2の冷却水通路20,21からシリンダヘッド1の下部冷却水通路11及び吸気側冷却水通路13に冷却水を導入するようにしたが、ウォータポンプからシリンダヘッド1の下部冷却水通路11及び吸気側冷却水通路13に直接導入するようにしてもよい。
・上記実施形態では、複数の冷却水通路を第1の実施形態のように上下及び、第2の実施形態のように吸気側と排気側とに区画形成するようにしたが、シリンダヘッド1の冷却に適したところに複数の冷却水通路を区画形成するようにしてもよい。
・また他に、図6に示されるような構成を採用することもできる。すなわち、この構成では、シリンダヘッド1の内部に、第1の実施形態の上部冷却水通路10がさらに上下に区画されて別の通路として形成されている。シリンダヘッド1には、下部冷却水通路11の上方に位置する冷却水通路10a,10bのうち上部に位置する冷却水通路10aを挟むようにしてシリンダヘッド1の上面から下部冷却水通路11の上方に位置する冷却水通路10a,10bのうち下部に位置する冷却水通路10bにまで延びる挿入孔16が形成され、更に下部冷却水通路11の上方に位置する冷却水通路10a,10bのうち上部に位置する冷却水通路10aと下部冷却水通路11の上方に位置する冷却水通路10a,10bのうち下部に位置する冷却水通路10bとを挟むようにしてシリンダヘッド1の上面から下部冷却水通路11にまで延びる挿入孔17が形成されている。挿入孔16には連通部材30aが挿入され、挿入孔17には連通部材30bが挿入されている。こうした構成によれば、始動時には下部冷却水通路11にのみ冷却水が流入し、冷却水の温度が高くなると、連通部材30bの調節弁が開弁して下部冷却水通路11の上方に位置する冷却水通路10a,10bのうち下部に位置する冷却水通路10bに冷却水が流入する。そして、更に冷却水の温度が高くなると連通部材30aの調節弁が開弁して下部冷却水通路11の上方に位置する冷却水通路10a,10bのうち上部に位置する冷却水通路10aに冷却水が流入する。その結果、温度が高くなり易い排気ポート6周辺の温度勾配により即したかたちで冷却することができる。
・上記実施形態では、直列四気筒エンジンのシリンダヘッドに本発明を適用したが、四気筒に限らず三気筒以下及び五気筒以上のエンジンに適用してもよく、さらに直列エンジンだけでなくV型エンジン等に適用してもよい。
シリンダヘッドの縦断面図。 シリンダヘッドの横断面図。 (a)(b)シリンダヘッドに設けられた連通部材の拡大断面図。 第2の実施形態のシリンダヘッドの縦断面図。 第2の実施形態のシリンダヘッドの横断面図。 シリンダヘッドの縦断面図。
符号の説明
1…シリンダヘッド、2…シリンダブロック、3…シリンダ、4…燃焼室、5…吸気ポート、6…排気ポート、8…リターンパイプ、9…リターンパイプ、10…上部冷却水通路、10a…冷却水通路、10b…冷却水通路、11…下部冷却水通路、12…挿入孔、12b…支持部、13…吸気側冷却水通路、14…排気側冷却水通路、15…挿入孔、15a…支持部、16…挿入孔、17…挿入孔、20…冷却水通路、21…冷却水通路、30…連通部材、30a…連通部材、30b…連通部材、32…螺子、34…開口部、36…凹部、50…調節弁、51…弁体、52…弁座、53…感温部、54…スプリング。

Claims (10)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドを冷却するための冷却水を通過させる複数の冷却水通路が区画形成されたシリンダヘッドにおいて、
    前記複数の冷却水通路のうち異なる冷却水通路をシリンダヘッドの内部で連通し、それら冷却水通路間を流れる冷却水の流量を同冷却水の温度に応じて調節する調節弁を有する連通部材がシリンダヘッドの外壁から着脱可能に設けられ、
    シリンダヘッドには前記外壁から前記連通部材を挿入する挿入孔が形成され、前記連通部材の外周と同外周に対向する前記挿入孔の内壁とに螺子がそれぞれ形成され、前記連通部材はこれら螺子の螺合を通じてシリンダヘッドに螺着される
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  2. 請求項に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記連通される冷却水通路はシリンダヘッドの内部においてその上下に形成される
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  3. 請求項に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記連通される冷却水通路のうち前記上方に位置する冷却水通路は排気ポート側に偏在するように形成される
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  4. 内燃機関のシリンダヘッドを冷却するための冷却水を通過させる複数の冷却水通路が区画形成されたシリンダヘッドにおいて、
    前記複数の冷却水通路のうち異なる冷却水通路をシリンダヘッドの内部で連通し、それら冷却水通路間を流れる冷却水の流量を同冷却水の温度に応じて調節する調節弁を有する連通部材がシリンダヘッドの外壁から着脱可能に設けられ、
    前記連通される冷却水通路はシリンダヘッドの内部においてその上下に形成され、
    前記連通される冷却水通路のうち前記上方に位置する冷却水通路は排気ポート側に偏在するように形成される
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記調節弁は前記冷却水の温度が所定温度より低いときには閉弁して前記連通される冷却水通路のうち前記下方に位置する冷却水通路から前記上方に位置する冷却水通路への冷却水の流入を規制し、前記冷却水の温度が所定温度より高いときには開弁して前記連通される冷却水通路のうち前記下方に位置する冷却水通路から前記上方に位置する冷却水通路への冷却水の流入を許容する
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記冷却水通路は各シリンダの配列方向に沿ってそれらシリンダ全ての周囲に形成され、前記連通部材は各シリンダに対応して設けられる
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  7. 請求項に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記シリンダに設けられた連通部材の調節弁は、それらのうち少なくとも一つの開弁温度が他と異なる温度に設定される
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  8. 内燃機関のシリンダヘッドを冷却するための冷却水を通過させる複数の冷却水通路が区画形成されたシリンダヘッドにおいて、
    前記複数の冷却水通路のうち異なる冷却水通路をシリンダヘッドの内部で連通し、それら冷却水通路間を流れる冷却水の流量を同冷却水の温度に応じて調節する調節弁を有する連通部材がシリンダヘッドの外壁から着脱可能に設けられ、
    前記冷却水通路は各シリンダの配列方向に沿ってそれらシリンダ全ての周囲に形成され、前記連通部材は各シリンダに対応して設けられ、
    前記シリンダに設けられた連通部材の調節弁は、それらのうち少なくとも一つの開弁温度が他と異なる温度に設定される
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  9. 請求項に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記連通される冷却水通路はシリンダヘッドの内部においてその上下に形成される
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記調節弁は前記冷却水の温度に応じて自立開閉する感温弁である
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
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