JP4735091B2 - 電池パックの搬送方法 - Google Patents

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Description

この発明は、一般的には、電池パックの搭載構造および電池パックの搬送方法に関し、より特定的には、車両のトランクルームに収容された電池パックの搭載構造および電池パックの搬送方法に関する。
従来の電池パックの搭載構造に関して、たとえば、特開平11−115504号公報には、バッテリの搭載作業を容易にするともに、バッテリを安定した状態で確実に固定することを目的とした自動車のバッテリ搭載構造が開示されている(特許文献1)。特許文献1では、ハイブリッドバスの後部にボックス状のバッテリ搭載部が設けられている。バッテリ搭載部のバッテリ載置部には、バッテリ搬入口から車体前方方向に向かって延びるバッテリ搭載用ガイドレールが配設されている。
また、特開2004−58697号公報には、後面衝突時のバッテリ等への衝撃荷重を抑えることを目的とした高圧電装部品の車両搭載構造が開示されている(特許文献2)。また、特開2004−262412号公報には、後突時に跳ね上げられたスペアタイヤの衝突を確実に回避することを目的としたバッテリの取り付け構造が開示されている(特許文献3)。また、特開平9−95146号公報には、スライドボックスを容易かつ滑らかに移動させるとともに、収納位置に確実に拘束することを目的とした車両用スライドボックスの収納構造が開示されている(特許文献4)。
特開平11−115504号公報 特開2004−58697号公報 特開2004−262412号公報 特開平9−95146号公報
上述の特許文献1に開示されたバッテリ搭載構造では、バッテリを収容したバッテリキャリアをフォークリフト等によりバッテリ搬入口から搬入する際、バッテリキャリアをバッテリ搭載用ガイドレールに沿って車体前方方向に移動させる。これにより、バッテリキャリアとバッテリ載置部との相対位置が規制され、バッテリ載置部上へのバッテリの搭載作業が容易に行なわれる。しかしながら、電池パックをトランクルームに搭載する車両においては、スペアタイヤを収容するスペースによりレールを設けることができない場合がある。この場合、電池パックの搬出入作業が困難となり、電池パックの保守、交換等のメンテナンスを容易に実施できないおそれが生じる。
また、車両室内のたとえば後部座席の下に電池パックが配置される場合には、電池パックの組み付け工程時、作業員が、後部座席の組み付け前に後部ドアから車両室内に進入し、電池パックを組み付ければ良い。しかしながら、電池パックが、後部座席よりも後ろであって、車両室内とトランクルームとを隔てるパーティションパネルよりもトランクルーム側に配置されている場合には、電池パックを、電池パックと同程度の大きさしかないトランクルームの開口部から搬入せざるを得ない。このため、電池パックの組み付け作業が困難になるおそれがある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、トランクルームに収容された電池パックの搬出もしくは搬入作業が容易に行なわれる電池パックの搬送方法を提供することである。
この発明に従った電池パックの搭載構造は、開口部を有するトランクルームと、開口部から離れた所定の位置でトランクルームに収容され、トランクルームの床面上に設置される電池パックと、所定の位置と開口部との間に位置してトランクルームに設けられ、トランクルームの床面に開口するスペアタイヤ収容部とを備える車両の電池パックの搭載構造である。トランクルームの床面は、所定の位置からスペアタイヤ収容部の開口面にまで渡って、ほぼ同一水平面上に延在している。
このように構成された電池パックの搭載構造によれば、電池パックは、開口部を通してトランクルームと車外との間で搬出もしくは搬入される。この際、電池パックは、所定の位置と開口部との間で移動させられる。本発明では、トランクルームの床面は、所定の位置から、所定の位置と開口部との間にあるスペアタイヤ収容部の開口面にまで渡って、ほぼ同一水平面上に延在している。このため、開口面を塞ぐように適当な板部材を配置すると、トランクルームの床面を、搬出入時の電池パックの移動経路上で同一水平面に形成することが可能となる。これにより、電池パックを傾斜する床面上で押し上げたり、段差を乗り越えて移動させたりする必要がなくなり、電池パックを床面上で容易かつ迅速に移動させることができる。このため、電池パックの搬出入時の作業性を向上させることができる。
また好ましくは、スペアタイヤ収容部の開口面の内側には、トランクルームの床面から凹む段差部が形成されている。電池パックの搭載構造は、段差部に係止され、スペアタイヤ収容部の開口を塞ぐ板部材をさらに備える。このように構成された電池パックの搭載構造によれば、スペアタイヤ収容部に段差部を形成することで、トランクルームの床面と板部材との間で段差が存在しない構成を容易に得ることができる。
また好ましくは、電池パックの搭載構造は、スペアタイヤ収容部の開口を塞ぐように設けられた板部材をさらに備える。板部材は、スペアタイヤ収容部に収められたスペアタイヤまたはトレイ上に載置されている。このように構成された電池パックの搭載構造によれば、板部材は、スペアタイヤまたはトレイによって支持されている。このため、電池パックの搬出入時、板部材を破損させることなく、電池パックをトランクルームの床面上で移動させることができる。
また、車両は、車両室内とトランクルームとの間を区画するパーティションパネルをさらに備える。電池パックが収容される所定の位置は、トランクルーム内でパーティションパネルに隣接する位置である。このように構成された電池パックの搭載構造によれば、パーティションパネルに遮られ、車両室内からの電池パックの搬出入作業が不可能な車両において、上述の効果を得ることができる。
この発明に従った電池パックの搬送方法は、開口部を有するトランクルームと、開口部から離れた所定の位置でトランクルームに収容され、トランクルームの床面上に設置される電池パックと、所定の位置と開口部との間に位置してトランクルームに設けられ、トランクルームの床面に開口するスペアタイヤ収容部とを備える車両の電池パックの搬送方法である。電池パックの搬送方法は、スペアタイヤ収容部の開口を塞ぐように板部材を設けるステップと、板部材を設けるステップの後、搬出ステップおよび搬入ステップの少なくともいずれか一方のステップとを備える。搬出ステップは、電池パックを、板部材の表面上を滑らせながら開口部に向けて移動させ、開口部を通してトランクルームから搬出する。搬入ステップは、電池パックを、開口部を通してトランクルームに搬入し、板部材の表面上を滑らせながら所定の位置まで移動させる。
このように構成された電池パックの搬送方法によれば、電池パックを、スペアタイヤ収容部の開口を覆う板部材の表面上を滑らすことによって、電池パックの搬出入時の作業性を向上させることができる。
また好ましくは、板部材の表面には、電池パックと接触しながら回転する回転部材が設けられている。このように構成された電池パックの搬送方法によれば、電池パックを板部材の表面上を滑らせながら移動させる際、板部材の表面と電池パックとの間の摩擦を低減させることができる。これにより、電池パックをトランクルームの床面上で円滑に移動させることができる。
また好ましくは、電池パックの搬送方法は、電池パックを搬出入するステップの前に、電池パックとトランクルームの床面との間に摩擦低減部材を設置するステップをさらに備える。このように構成された電池パックの搬送方法によれば、電池パックをトランクルームの床面上を移動させる際、床面と電池パックとの間の摩擦を低減させることができる。これにより、電池パックをトランクルームの床面上で円滑に移動させることができる。
また、車両は、車両室内とトランクルームとの間を区画するパーティションパネルをさらに備える。電池パックが収容される所定の位置は、トランクルーム内でパーティションパネルに隣接する位置である。このように構成された電池パックの搬送方法によれば、パーティションパネルに遮られ、車両室内からの電池パックの搬出入が困難な車両において、上述の効果を得ることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、トランクルームに収容された電池パックの搬出もしくは搬入作業が容易に行なわれる電池パックの搬送方法を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における電池パックの搭載構造が用いられた車両を示す断面図である。図中に示す車両は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池とを動力源とする、FR(front engine rear wheel drive)のハイブリッド自動車である。図中には、車両後部に設けられたトランクルーム周りの断面が表わされている。
図1を参照して、ハイブリッド自動車は、車両の最後端で開口する開口部18を有し、リヤシートの後方に設けられたトランクルーム12と、トランクルーム12内に配置された電池パック31と、開口部18と電池パック31との間に位置してトランクルーム12に設けられたスペアタイヤ収容部21とを備える。開口部18には、開閉自在なトランクルームドア17が設けられている。トランクルームドア17は、閉じた状態でリヤウインド16とリヤバンパ15との間で連なり、開口部18を塞ぐように設けられている。
図2は、図1中の矢印IIに示す方向から見たトランクルーム内を示す上面図である。図1および図2を参照して、トランクルーム12内には、車体フレームを構成するサイドメンバ19および20が設置されている。サイドメンバ19および20は、車両幅方向に距離を隔てた位置で、車両の前後方向に延びている。サイドメンバ19とサイドメンバ20との間には、トランクルーム12の床面12aが延在している。サイドメンバ19および20は、床面12aよりも高い位置で、床面12aと平行に延在する頂面19aおよび20aを有する。
電池パック31は、ケース体に、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などからなる2次電池を収容して形成されており、たとえば60kgから70kg程度の重量を有する。電池パック31は、頂面19aおよび20aに車両幅方向の両端を支持されている。床面12a上には、サイドメンバ19とサイドメンバ20との間に位置して電池パック支持ブラケット33が設けられている。電池パック31は、電池パック支持ブラケット33に取り付けられている。電池パック31は、電池パック支持ブラケット33を介して床面12a上に設置されている。
電池パック31は、車両室内とトランクルーム12との間を隔てるパーティションパネル13のすぐ後方であって、開口部18から車両前方に距離を隔てた位置101に配置されている。電池パック支持ブラケット33は、パーティションパネル13に隣接して設けられたリヤクロスメンバ14等の複数箇所で、車両本体に固定されている。
スペアタイヤ収容部21は、床面12a下に形成されている。スペアタイヤ収容部21は、位置101と開口部18との間で床面12aに開口しており、床面12aに開口面102を規定している。開口面102は、車両を平面的に見た場合に、電池パック31および電池パック支持ブラケット33に部分的に重なるように形成されている。床面12aは、位置101から開口面102までの範囲に渡って同一平面上に延在し、かつ、その平面が水平面となるように形成されている。より詳細には、床面12aは、電池パック31が取り付けられた電池パック支持ブラケット33が床面12aに接触する領域から、スペアタイヤ収容部21が床面12aに開口する領域にまで渡って、同一水平面上に延在するように形成されている。なお、開口面102は、位置101から距離を隔てて形成されていても良い。
スペアタイヤ収容部21には、スペアタイヤ22が収容されている。スペアタイヤ収容部21には、開口面102の周縁に沿って延び、床面12aから所定の高さだけ下がって形成された段差部26が設けられている。スペアタイヤ収容部21には、デッキボード41が配置されている。デッキボード41は、段差部26に係止され、開口面102を塞ぐように設けられている。デッキボード41は、車両を平面的に見た場合に、開口面102とほぼ同じ形状を有する。デッキボード41は、たとえば、樹脂を基材として形成されている。
スペアタイヤ22上には、トレイ23が配置されている。トレイ23は、デッキボード41とスペアタイヤ22との間に、レンチ等の工具や停止表示器材、牽引フックなどを収容する空間24を規定している。トレイ23は、スペアタイヤ22と干渉しないように、デッキボード41に対して凹凸形状に形成されている。
この発明の実施の形態1における電池パックの搭載構造は、開口部18を有するトランクルーム12と、開口部18から離れた所定の位置としての位置101でトランクルーム12に収容され、トランクルーム12の床面12a上に設置される電池パック31と、位置101と開口部18との間に位置してトランクルーム12に設けられ、トランクルーム12の床面12aに開口するスペアタイヤ収容部21とを備える車両としてのハイブリッド自動車の電池パックの搭載構造である。トランクルーム12の床面12aは、位置101からスペアタイヤ収容部21の開口面102にまで渡って、ほぼ同一水平面上に延在している。
続いて、電池パック31の保守作業、交換作業などのメンテナンス時や、電池パック31のリサイクル時に、電池パック31をトランクルーム12から搬出する方法について説明を行なう。図3および図4は、図1中の電池パックをトランクルームから搬出する方法のステップを示す断面図である。
図3を参照して、まず、トランクルームドア17を開き、デッキボード41をボード51と取り替える。ボード51は、デッキボード41と同一の平面形状を有する。ボード51は、デッキボード41と同様、段差部26に係止される。ボード51は、デッキボード41よりも大きい強度を有し、本実施の形態では、スペアタイヤ収容部21に面するボード51の裏面51bに、格子状に延びるリブ52が形成されている。トランクルーム12に面するボード51の表面51aには、回転部材としてのころ53が複数、設けられている。ころ53は、電池パック31が設置された位置101から開口部18に向けた方向、もしくはその反対方向に、電池パック31と接触しながら回転する部材である。ころ53の頂点を通る平面53aを規定した場合に、平面53aは、床面12aが延在する水平面上で広がっている。
図4を参照して、次に、矢印201に示すように、電池パック31を電池パック支持ブラケット33ごと車両後方に引き寄せる。電池パック31は、床面12a上およびボード51上を順に滑って、図2中の位置101から開口部18の直下まで移動する。
この際、本実施の形態では、床面12aは、位置101から開口面102までの範囲に渡って同一水平面上に延在している。このため、電池パック31を傾斜する床面12a上で引き上げるという必要がなく、電池パック31をより小さい力で開口部18の直下まで移動させることができる。また、サービスツールとして準備したボード51は、デッキボード41よりも大きい剛性を有する。このため、電池パック31の重量に耐え得るだけの剛性を確保して、ボード51の破損を防止することができる。また、ボード51には、ころ53が設けられているため、電池パック31をボード51上で移動させる際に、ボード51と電池パック支持ブラケット33との間の摩擦抵抗を低減させることができる。また、ころ53の頂点が規定する平面53aは、床面12aが延在する水平面上で広がっているため、電池パック31を、床面12a上からボード51上に滑らかに移動させることができる。
次に、チェーンやリフト等を用いて、電池パック31および電池パック支持ブラケット33を吊り上げる。矢印202に示すように、電池パック31および電池パック支持ブラケット33を、開口部18を通してトランクルーム12から車外に搬出する。以上のステップにより、電池パック31の搬出作業が完了する。
なお、本実施の形態では、電池パック31の重量に絶え得るように、ボード51にリブ52を形成したが、これに限定されず、たとえば、ボード51を金属や木などから形成しても良い。また、ボード51の板厚をデッキボード41の板厚よりも大きく設定しても良い。また、ころ53に替えて、ボード51に車両前後方向に延びるレールが設けられていても良い。
また、ボード51は、必ずしも開口面102に完全に塞ぐ形状を有している必要はなく、十分な剛性が確保されていれば、ボード51に、トランクルーム12とスペアタイヤ収容部21との間を連通させる孔や溝が形成されていても良い。また、ボード51は、互いに離間した複数の部分から構成されていても良い。
電池パック31をトランクルーム12に搬入する場合、上記の搬出作業と逆の作業を行なえば良い。簡単に説明すれば、デッキボード41をボード51に取り替えた後、電池パック31および電池パック支持ブラケット33を、開口部18を通して車外からトランクルーム12に搬入する。次に、電池パック31を電池パック支持ブラケット33ごと車両前方に向けて押し込む。電池パック31は、ボード51上および床面12a上を順に滑って、開口部18の直下から図2中の位置101まで移動する。この際、上記の搬出作業時と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明における電池パックの搬送方法は、電池パックの搬出ステップおよび搬入ステップの双方を必ずしも備えている必要はなく、これらステップの少なくともいずれかを備えていれば良い。上記に説明した電池パックのメンテナンス時やリサイクル時の他、たとえば、工場における電池パックの組み付け時に電池パックを車両に搬入する際、本発明を用いることができる。この場合、本実施の形態におけるボード51を、予め、スペアタイヤ収容部21の開口を塞ぐように設けておいても良い。
この発明の実施の形態1における電池パックの搬送方法は、スペアタイヤ収容部21の開口を塞ぐように板部材としてのボード51を設けるステップと、ボード51を設けるステップの後、搬出ステップおよび搬入ステップの少なくともいずれか一方のステップとを備える。搬出ステップは、電池パック31を、ボード51の表面51a上を滑らせながら開口部18に向けて移動させ、開口部18を通してトランクルーム12から搬出する。搬入ステップは、電池パック31を、開口部18を通してトランクルーム12に搬入し、ボード51の表面51a上を滑らせながら所定の位置としての位置101まで移動させる。
本実施の形態では、板部材としてのボード51を設けるステップは、ボード51よりも小さい剛性を有する別の板部材としてのデッキボード41をボード51に取り替えるステップを含む。
このように構成された、この発明の実施の形態1における電池パックの搭載構造および搬送方法によれば、電池パック31を、トランクルーム12内の位置101と開口部18の直下との間で容易かつ迅速に移動させることができる。これにより、電池パック31の搬出入時の作業を円滑に進め、電池パック31のメンテナンス性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図5および図6は、この発明の実施の形態2における電池パックの搬送方法のステップを示す断面図である。本実施の形態における電池パックの搬送方法は、実施の形態1における電池パックの搬送方法と比較して、基本的には同様のステップを備える。以下、重複するステップについては説明を繰り返さない。また、本実施の形態では、電池パック31の搬出方法についてのみ説明を行なうが、実施の形態1と同様に、搬入方法は搬出方法と逆の作業によって行なわれる。
図5を参照して、本実施の形態では、まず、デッキボード41をボード61と取り替える。ボード61は、実施の形態1におけるボード51と比較して、表面61aにころ53が設けられていない点で異なる。表面61aは、トランクルーム12に面し、床面12aが延在する水平面上で広がっている。次に、電池パック支持ブラケット33に設けられた搭載用フォークの作業スペースに棒66を差し込み、棒66によって、電池パック31および電池パック支持ブラケット33を持ち上げる。そして、電池パック支持ブラケット33と床面12aとの間に、摩擦低減部材としての台車67を配置する。
図6を参照して、次に、電池パック31および電池パック支持ブラケット33を、台車67に載せた状態で車両後方に引き寄せる。この際、台車67によって、電池パック31をより小さい力で引き寄せることができる。なお、台車67に替えて、段ボールや厚紙などを配置しても良い。
このように構成された、この発明の実施の形態2における電池パックの搬送方法によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図7は、この発明の実施の形態3における電池パックの搭載構造が用いられた車両を示す断面図である。本実施の形態における電池パックの搭載構造は、実施の形態1における電池パックの搭載構造と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図7を参照して、デッキボード41は、トランクルーム12に面する表面41aと、スペアタイヤ収容部21に面する裏面41bとを有する。表面41aは、たとえば、デッキボード41を構成する樹脂製の基材に接着されたフェルト層から形成されており、裏面41bは、デッキボード41を構成する樹脂製の基材が露出して形成されている。表面41aは、床面12aが延在する水平面上で広がっている。つまり、デッキボード41は、デッキボード41の板厚と、床面12aに対する段差部26の段差とが等しくなるように形成されている。
本実施の形態では、スペアタイヤ収容部21に、実施の形態1におけるトレイ23に替えてトレイ76が配置されている。トレイ76は、デッキボード41に向かって突出し、デッキボード41と当接する当接面76aを有する。このような構成により、デッキボード41は、トレイ23上に載置された状態で設けられている。なお、デッキボード41は、スペアタイヤ22上に直接、載置されていても良い。
続いて、電池パック31をトランクルーム12から搬出する方法について説明を行なう。本実施の形態では、搬出方法についてのみ説明を行なうが、実施の形態1と同様に、搬入方法は搬出方法と逆の作業によって行なわれる。
図8は、図7中の電池パックをトランクルームから搬出する方法のステップを示す断面図である。図8を参照して、本実施の形態では、まず、デッキボード41を取り外し、裏返した状態で段差部26に設置する。これにより、デッキボード41は、表面41aがスペアタイヤ収容部21に面し、裏面41bがトランクルーム12に面するように位置決めされる。
次に、電池パック31を電池パック支持ブラケット33ごと車両後方に引き寄せる。本実施の形態では、電池パック31が、通常時にトランクルーム12に露出する表面41a上を滑るということがない。このため、表面41aが傷付いたり荒れたりすることを防止できる。また、デッキボード41は、スペアタイヤ収容部21の上方でトレイ23によって支持されている。このため、電池パック31がデッキボード41上を移動する際に、電池パック31の重量によって電池パック31が破損することを防止できる。
なお、実施の形態1と同様に、本発明を工場における電池パックの組み付け時に用いる場合には、デッキボード41を予め、裏返した状態にして段差部26に設置しておいても良い。
この発明の実施の形態3における電池パックの搬送方法では、板部材としてのデッキボード41を設けるステップは、デッキボード41を取り外し、裏返した状態にしてスペアタイヤ収容部21の開口に再び設置するステップを含む。電池パックの搬送方法は、デッキボード41を設けるステップの後、搬出ステップおよび搬入ステップの少なくともいずれか一方のステップを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態3における電池パックの搬送方法によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。加えて、電池パック31の搬出入時、デッキボード41に替わるサービスツールを準備する必要がない。このため、電池パック31のメンテナンス性をさらに向上させることができる。
なお、以上に説明した実施の形態1から3の電池パックの搭載構造および搬送方法の構成やステップを適宜組み合わせても良く、たとえば、実施の形態3において、デッキボード41の裏面41bと電池パック支持ブラケット33との間に、実施の形態2における台車67を配置しても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における電池パックの搭載構造が用いられた車両を示す断面図である。 図1中の矢印IIに示す方向から見たトランクルーム内を示す上面図である。 図1中の電池パックをトランクルームから搬出する方法の第1ステップを示す断面図である。 図1中の電池パックをトランクルームから搬出する方法の第2ステップを示す断面図である。 この発明の実施の形態2における電池パックの搬送方法の第1ステップを示す断面図である。 この発明の実施の形態2における電池パックの搬送方法の第2ステップを示す断面図である。 この発明の実施の形態3における電池パックの搭載構造が用いられた車両を示す断面図である。 図7中の電池パックをトランクルームから搬出する方法のステップを示す断面図である。
符号の説明
12 トランクルーム、12a 床面、18 開口部、21 スペアタイヤ収容部、23,76 トレイ、26 段差部、31 電池パック、41 デッキボード、51,61 ボード、51a 表面、53 ころ、67 台車、101 位置、102 開口面。

Claims (3)

  1. 開口部を有するトランクルームと、
    前記開口部から離れた所定の位置で前記トランクルームに収容され、前記トランクルームの床面上に設置される電池パックと、
    前記所定の位置と前記開口部との間に位置して前記トランクルームに設けられ、前記トランクルームの床面に開口するスペアタイヤ収容部と、前記スペアタイヤ収容部の開口を塞ぐデッキボードとを備える車両の電池パックの搬送方法であって、
    前記デッキボードと板部材とを取り替え、前記スペアタイヤ収容部の開口を塞ぐように前記板部材を設けるステップと、
    前記板部材を設けるステップの後、前記電池パックを、前記板部材の表面上を滑らせながら前記開口部に向けて移動させ、前記開口部を通して前記トランクルームから搬出するステップと、前記電池パックを、前記開口部を通して前記トランクルームに搬入し、前記板部材の表面上を滑らせながら前記所定の位置まで移動させるステップとの少なくともいずれか一方のステップとを備え
    前記板部材の表面には、前記電池パックと接触しながら回転する回転部材が設けられている、電池パックの搬送方法。
  2. 前記電池パックを搬出入するステップの前に、前記電池パックと前記トランクルームの床面との間に摩擦低減部材を設置するステップをさらに備える、請求項に記載の電池パックの搬送方法。
  3. 前記車両は、車両室内と前記トランクルームとの間を区画するパーティションパネルをさらに備え、
    前記所定の位置は、前記トランクルーム内で前記パーティションパネルに隣接する位置である、請求項1または2に記載の電池パックの搬送方法。
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