JP4735064B2 - チューナ受信部とこれを用いたデジタル信号受信装置 - Google Patents

チューナ受信部とこれを用いたデジタル信号受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、ダイバシティアンテナを用いたチューナ受信部とこれを用いたデジタル信号受信装置に関するものである。
以下、従来のデジタル信号受信装置について図6を用いて説明する。図6において、デジタル信号受信装置1は、チューナ受信部2と、受信品質制御部3から構成されている。この受信品質制御部3は、デジタル復調部8、9、ダイバシティ部10、誤り訂正部11、ダイバ制御部13とから構成されている。
チューナ受信部2は、アンテナ4、5がそれぞれ入力されるチューナ部6、7とから構成されている。これらのチューナ部6、7には、入力される信号レベルが低い場合に利得制御が行われる中間周波増幅器6a、7aが含まれている。
また、チューナ部6、7の出力は、デジタル復調部8、9にそれぞれ接続されている。これらデジタル復調部8、9の出力は、ダイバシティ部10にそれぞれ別々に入力されている。このダイバシティ部10の出力は、誤り訂正部11に入力されている。この誤り訂正部11から出力される信号は、出力端子12に接続されている。そして、ダイバシティ部10と誤り訂正部11の間には、チューナ部6、7への電源供給が制御されるダイバ制御部13が接続されている。
以上のように構成されたデジタル信号受信装置1について、以下にその動作を説明する。アンテナ4、5から入力されるOFDMデジタル放送信号は、それぞれのチューナ部6、7に供給されて、一定の信号レベルに制御されるとともにあらかじめ決められた周波数に変換された後、それぞれデジタル復調部8、9に入力されて復調される。これらデジタル復調部8、9から出力されるそれぞれの復調信号は、ダイバシティ部10に別々に入力される。
このダイバシティ部10では、デジタル信号を構成するサブキャリア信号が検出され、このサブキャリア検出信号がダイバ制御部13に供給される。このダイバ制御部13は、サブキャリア検出信号が良好な場合には、一方のチューナ部とデジタル復調部を用いてシングル受信を選択する。また、サブキャリア検出信号の悪い場合にはすべてのチューナとデジタル復調部を用いてダイバシティ受信を選択する。
従って例えば、受信品質のよい地域でOFDMデジタル放送信号を受信する場合には、シングル受信として用いることにより、消費電力を低減することができる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2001−156738号公報
このような従来のデジタル信号受信装置においては、入力信号レベルが例えば−90dBm以下の受信品質の悪い地域で受信する場合には、ダイバ制御部13からの信号により、シングル受信からダイバシティ受信に切替えて使用することになる。すなわち、シングル受信で非動作とされていた他方のチューナ部およびデジタル復調部には共に電源が供給され、さらに選局データによって選局されたのち、他方のチューナ部においても利得制御の動作が行われることになる。
ところが、−90dBm以下の入力信号を受信する場合には、チューナ部に設けられた中間周波増幅器6aまたは7aにおいて利得制御の動作が行われる。この中間周波増幅器6aまたは7aでの利得制御の動作は、開始から完了するまでに例えば50msec程度の長い時間を必要とした。従って、動作状態となったチューナ部の出力端子から安定した信号を出力するまでの時間が長くなり、シングル受信からダイバシティ受信への切替えを短時間にスムーズに行うことができなかった。
そこで本発明は、このような問題を解決したもので、シングル受信からダイバシティ受信への切替えを短時間に、スムーズに行うことを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明のチューナ受信部は、第1、第2のチューナ出力端子が夫々接続された受信品質制御部を介してAGC制御信号が入力されるとともにその出力が第1、第2のAGC用入力に夫々接続されたAGC制御部を設け、このAGC制御部は、前記受信品質制御部から出力されるAGC制御信号に基づいて、シングル受信時に動作中となっていた前記一方のチューナのAGC電圧を、シングル受信時には非動作となっていた他方のチューナの前記AGC用入力へ一定時間供給するものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
以上のように、本発明のチューナ受信部は、第1、第2のチューナ出力端子が夫々接続された受信品質制御部を介してAGC制御信号が入力されるとともにその出力が第1、第2のAGC用入力に夫々接続されたAGC制御部を設け、このAGC制御部は、前記受信品質制御部から出力されるAGC制御信号に基づいて、シングル受信時に動作中となっていた一方のチューナのAGC電圧を、シングル受信時には非動作となっていた他方のチューナの前記AGC用入力へ一定時間供給するものである。
これにより、OFDMデジタル放送信号を受信中に、受信の安定した場所から受信の不安定な場所に移動した場合でも、受信品質制御部から出力されるAGC制御信号に基づいて、シングル受信時に動作中となっていた一方のチューナのAGC電圧を、シングル受信時には非動作となっていた他方のチューナのAGC用入力へ一定時間供給するので、始めからAGC電圧を生成する時間が短縮されることになり、シングル受信からダイバシティ受信への切替えを短時間にスムーズに行うことが可能となる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるデジタル信号受信装置のブロック図である。このデジタル信号受信装置20は、チューナ受信部21と受信品質制御部22とから構成されている。
図1において、チューナ受信部21には、チューナ部31、32と、チューナ部31、32の間に接続されたAGC制御部33が設けられている。チューナ部31には、アンテナ37が接続されたアンテナ入力端子35からチューナ出力端子39に向かって順に、高周波増幅器51、混合器52、中間周波フィルタ53、中間周波増幅器54が設けられている。また、混合器52の他方の入力には発振器55の出力が接続されている。
そして、混合器52の出力と高周波増幅器51に設けられたAGC用入力51aの間には、利得制御するための利得制御器56が接続されている。また、AGC用入力51aとグランド間には平滑用のコンデンサ56aが接続されている。
さらに、中間周波増幅器54の出力とこの中間周波増幅器54に設けられたAGC用入力54aの間にも、利得制御するための利得制御器57が接続されている。同様にAGC用入力54aとグランド間には平滑用のコンデンサ58が接続されている。
また、チューナ部31と同様に、チューナ部32には、アンテナ38が接続されたアンテナ入力端子36からチューナ出力端子40に向かって順に、高周波増幅器61、混合器62、中間周波フィルタ63、中間周波増幅器64が設けられている。この混合器62の他方の入力には発振器65の出力が接続されている。
そして、混合器62の出力と、高周波増幅器61に設けられたAGC用入力61aとの間には、利得制御器66が接続されている。また、AGC用入力61aとグランド間にも平滑用のコンデンサ66aが接続されている。
さらに、中間周波増幅器64の出力とこの中間周波増幅器64に設けられたAGC用入力64aの間にも、利得制御するための利得制御器67が接続されている。同様にAGC用入力64aとグランド間には平滑用のコンデンサ68が接続されている。
そして、AGC用入力54a、64aは、チューナ部31、32に設けられたAGC用端子31a、32aにそれぞれ接続されている。これらAGC用端子31a、32aは、AGC制御部33の端子33a、33bにそれぞれ接続されている。さらに、AGC制御部33には、AGC制御信号が入力されるAGC制御端子33cが設けられている。
次に、受信品質制御部22は、デジタル復調部42、43と、ダイバシティ部44と、誤り訂正部45と、ダイバ制御部46とから構成されている。
デジタル復調部42、43の入力端子42a、43aには、チューナ出力端子39、40がそれぞれ接続されている。これらデジタル復調部42、43の出力端子42b、43bは、ダイバシティ部44の入力端子44a、44bにそれぞれ接続されている。
このダイバシティ部44には、入力端子44aと44bとの間に接続されたサブキャリア検出器81と、入力端子44a、44bが夫々接続されたサブキャリア選択・合成器82が設けられている。また、サブキャリア検出器81の出力81aは、サブキャリア選択・合成器82の入力82aに接続されている。そして、サブキャリア選択・合成器82の出力は、ダイバシティ部44の出力端子44cを介して誤り訂正部45の入力端子45aに接続されている。
この誤り訂正部45には、入力端子45aから誤り訂正された信号が出力される出力端子45bに向かって順にOFDMフレーム構成83、デインターリーブ84、誤り訂正85が設けられている。
この誤り訂正85から出力されるBER信号は、BER判定器86の一方の入力86aに入力され、他方の入力86bにはBER基準用入力端子86cからは外部から基準信号が入力される。
次にこれら全体を制御するダイバ制御部46について説明する。このダイバ制御部46に設けられた入力46aには、サブキャリア検出器81の出力81bからのサブキャリア検出信号が入力される。また、入力46b、46cには、AGC制御部33の端子33a、33bがそれぞれ接続されている。
さらに、出力46dから出力されるAGC制御信号は、AGC制御部33のAGC制御端子33cに入力されている。さらに、電源電圧が供給される出力46eは、チューナ部31の電源入力31bおよびデジタル復調部42の電源入力42cに接続されており、46fからは、チューナ部32の電源入力32bおよびデジタル復調部43の電源入力43cに接続されている。
以上のように構成されたデジタル信号受信装置20を用いてシングル受信またはダイバシティ受信を行う場合のダイバ制御部46によるAGC制御部33の動作について、以下説明する。
なお、シングル受信とは、チューナ部31、デジタル復調部42または、チューナ部32、デジタル復調部43のいずれか一方を用いて受信するものである。また、ダイバシティ受信とは、チューナ部31、32およびデジタル復調部42、43の双方を用い、これらデジタル復調部42、43からの復調信号をダイバシティ部44で合成して受信するものである。なお説明の都合上、シングル受信として用いるいずれか一方のチューナ部とデジタル復調部を、チューナ部31、デジタル復調部42として以下説明する。
先ず第1の状態として、受信開始時について説明する。この受信開始時には受信品質が不明であるので、受信品質の良いダイバシティ受信を選択する。ダイバ制御部46の出力46eからの電源電圧が、チューナ部31、デジタル復調部42に供給される。また、ダイバ制御部46の出力46fからの電源電圧が、チューナ部32、デジタル復調部43にも供給される。これにより、チューナ部31、32およびデジタル復調部42、43共に電圧が供給される。そして、チューナ部31、32に同じ選局データが送出されて受信動作が開始される。
また、ダイバ制御部46の出力46dからのAGC制御信号により、AGC制御部33の端子33a、33b間は互いに開放状態となっている。従って、中間周波増幅器54、64のAGC用入力54a、64aのそれぞれのAGC電圧は、互いに影響しないものとなる。
そして、アンテナ37から入力されたOFDMデジタル放送信号は、チューナ部31のアンテナ入力端子35を介して高周波増幅器51に入力される。この高周波増幅器51では、利得制御器56により混合器52からの出力レベルが一定レベルになるように利得制御が行われる。
また、この高周波増幅器51からの出力信号と、発振器55の出力は共に混合器52に入力される。この混合器52から出力される中間周波信号は、中間周波フィルタ53により妨害信号が抑圧される。この中間周波フィルタ53からの出力信号は、中間周波増幅器54に入力される。この中間周波増幅器54では、利得制御器57により中間周波増幅器54の出力レベルが一定になるように利得制御が行われたのち、チューナ出力端子39から出力される。
同様に、アンテナ38から入力されたOFDMデジタル放送信号は、チューナ部32のアンテナ入力端子36を介して高周波増幅器61に入力される。この高周波増幅器61では、利得制御器66により混合器62からの出力レベルが一定レベルになるように利得制御が行われる。
また、この高周波増幅器61からの出力信号は、発振器65の出力と共に混合器62に入力される。この混合器62から出力される中間周波信号は、中間周波フィルタ63により妨害信号が抑圧される。この中間周波フィルタ63からの出力信号は、中間周波増幅器64に入力される。この中間周波増幅器64では、利得制御器67により中間周波増幅器64の出力レベルが一定になるように利得制御が行われたのち、チューナ出力端子40から出力される。
そして、チューナ出力端子39、40から出力される中間周波信号は、入力端子42a、43aを介してデジタル復調部42、43にそれぞれ入力される。このデジタル復調部42、43の出力端子42b、43bからは、デジタル化された復調信号がそれぞれ出力される。
さらに、これらデジタル復調信号は、ダイバシティ部44の入力端子44a、44bを介してそれぞれ入力される。このダイバシティ部44では、サブキャリア検出器81において2つの復調信号に含まれるサブキャリアの信号品質が検出される。この検出された信号品質情報に基づいて、それぞれのサブキャリアに対する重み付け係数が算出される。この重み付け係数は、サブキャリア検出器81の出力81aからサブキャリア選択・合成器82の入力82aに入力される。
さらに、それぞれのサブキャリアは、サブキャリア選択・合成器82において、重み付け係数が乗算されることによって合成されたサブキャリア合成信号が出力端子44cから出力される。このように合成された信号は、重み付け係数によってC/Nが最大で2倍改善される。
このサブキャリア合成信号は、誤り訂正部45の入力端子45aを介してOFDMフレーム構成83に入力される。このOFDMフレーム構成83では、サブキャリアに分割・多重された信号からフレーム信号が作成される。このフレーム信号は、デインターリーブ84に入力されて、元のデータへの並び替えが行われる。この元のデータへの並び替えが行われた信号は、誤り訂正85により誤りが訂正されて出力端子45bから誤り訂正された信号が出力される。
以上のように、受信開始時には受信品質が不明であるので、ダイバ制御部46によってデジタル信号受信装置20はダイバシティ受信に設定される。これにより、C/Nが最大で2倍改善された誤り訂正された信号が出力されて、受信品質が改善される。
次に第2の状態として、ダイバシティ受信での受信品質が良好なときには、省電力化の目的でシングル受信に切替える動作について以下説明する。なお、シングル受信に切替える場合に、チューナ部31およびデジタル復調部42を動作状態として用い、チューナ部32およびデジタル復調部43を非動作状態として説明する。
これはアンテナ入力端子35、36に入力されるOFDMデジタル放送信号レベルが例えば−90dBm以上の良好な場合である。この場合には、ダイバ制御部46は、OFDMデジタル放送信号レベルの大きさに応じて変化するAGC電圧が入力される入力46bおよび46c、サブキャリア検出器81の出力81bから出力されるサブキャリア検出信号が入力される入力46a、あるいはBER判定器86から出力されるBERの大きさに応じて判定信号が入力される入力46gのうちの少なくともひとつを用いることにより、受信信号の品質情報を判定することが可能となる。
このように、ダイバシティ受信での受信品質が良好な場合には、ダイバ制御部46の出力46eから出力される電源電圧により、チューナ部31、デジタル復調部42は動作状態が継続される。さらに、ダイバ制御部46の出力46fから出力される電源電圧により、チューナ部32、デジタル復調部43は、動作状態から非動作状態とされる。
このとき、ダイバ制御部46の出力46dからのAGC制御信号によって、AGC制御部33の端子33aと端子33bは、共に開放状態とされている。これにより、中間周波増幅器54、64のAGC電圧は互いに影響を受けない。
また、一方のチューナ部31とデジタル復調部42のみに電源電圧が供給されているので、サブキャリア検出器81には、入力端子44aからの復調信号のみが入力され、入力端子44bからは復調信号が入力されていない。従って、サブキャリア選択・合成器82では、サブキャリア検出器81からの信号品質情報に基づいて、入力端子44aから入力された復調信号が選択されたのち出力端子44cへ出力される。このサブキャリア選択・合成器82からの出力信号は、誤り訂正部45の入力端子45aに入力され、出力端子45bから誤り訂正された信号が出力される。
以上のように、ダイバシティ受信での受信中に、ダイバ制御部46が良好な受信品質であると判定した場合には、ダイバ制御部46がダイバシティ受信からシングル受信に切替える。これにより、チューナ部31、デジタル復調部42またはチューナ部32、デジタル復調部43のいずれか一方を動作状態とし他方を非動作状態とできるので、消費電力の削減を図ることができる。
なお、シングル受信時に、非動作状態としたデジタル復調部を動作状態としてもよい。この場合、デジタル復調部42、43はともに動作状態となるので消費電力の削減が減るが、デジタル復調部における電源立ち上りからの動作時間が短縮されることになる。
次に第3の状態として、シングル受信中に受信品質が劣化した場合に、ダイバシティ受信に切替えて受信する動作について以下説明する。なお、シングル受信時は、例えばチューナ部31、デジタル復調部42を動作させ、チューナ部32、デジタル復調部43を非動作状態であった場合について説明する。
なお、受信品質が劣化する場合とは、アンテナ入力端子35、36に入力されるOFDMデジタル放送信号レベルが例えば−90dBm以下をいう。この場合には、入力されるOFDMデジタル放送信号のC/Nが劣化し、さらにデジタル信号受信装置20の雑音指数によりC/Nが劣化し、さらに移動受信中におけるマルチパスの影響によりC/Nの劣化が発生する。これらのC/Nの劣化を改善するために、シングル受信からダイバシティ受信に切替えて、受信品質を改善する。
このようにシングル受信からダイバシティ受信に切替える動作は、受信開始時で用いたダイバシティ受信の動作とは、以下の点で異なる。すなわち、受信開始時のダイバシティ受信では、チューナ部31、32、デジタル復調部42、43のいずれも非動作状態からの動作状態であった。
これに対して、シングル受信からダイバシティ受信に切替える動作では、例えば一方のチューナ部31とデジタル復調部42を動作状態としたままで、他方のチューナ部32とデジタル復調部43を非動作状態から動作状態とするものである。この場合の非動作状態である中間周波増幅器64のAGC電圧の変化を図2(a)、(b)、(c)により以下説明する。
図2(a)は、アンテナ入力端子への入力信号レベルに対する高周波増幅器、中間周波増幅器の利得制御量の特性図である。図2(a)において、101は、入力信号レベルである。102は、利得制御量(利得減少量)である。AGC電圧103は、アンテナ入力端子35または36への入力信号レベルに対する高周波増幅器51または61での利得制御量である。AGC電圧104は、アンテナ入力端子35または36への入力信号レベルに対する中間周波増幅器54または64での利得制御量である。
例えば、アンテナ入力端子35、36に入力信号レベル105(0dBm)から106(−60dBm)の間の入力信号レベル107(−30dBm)が入力された場合には、高周波増幅器51、61では、AGC電圧103によって利得制御量108が決定される。またこのとき、中間周波増幅器54、64では、AGC電圧104によって最大の利得制御量である利得制御量109が決定される。
また、例えばアンテナ入力端子35、36に入力信号レベル106(−60dBm)から109(−110dBm)の間の入力信号レベル110(−90dBm)の信号が入力された場合には、高周波増幅器51、61では、AGC電圧103によって最小の利得制御量111が決定され、中間周波増幅器54、64では、AGC電圧104によって利得制御量112が決定される。
このように、AGC電圧103、104により利得制御が行われ、チューナ出力端子39、40からは、一定レベルの信号が出力される。
図2(b)は、従来例におけるシングル受信からダイバシティ受信に切替えた場合における中間周波増幅器64のAGC電圧の立ち上りの特性図である。ここで、シングル受信からダイバシティ受信に切替える場合を受信品質が急に劣化しはじめる入力信号レベルとして例えば−90dBm以下としている。また、この従来例とは、本実施の形態におけるAGC制御部33の端子33aと端子33bを共に開放して使用した状態と同じことである。
図2(b)において、120は時間を表し、121は中間周波増幅器64のAGC電圧を表している。また、AGC電圧122は、AGC制御部33の端子33aと端子33bを共に開放して使用した状態(従来例と同じ状態)における中間周波増幅器64のAGC電圧のシングル受信からダイバシティ受信に切替える場合の立ち上り特性を表している。
すなわち、時間123以前では、シングル受信が選択されているので、AGC電圧は0Vとなっている。ダイバシティ受信が選択される時間123では、チューナ部32の電源入力32bにダイバ制御部の出力46fから電源電圧が供給され、ほぼ同時に選局データにより選局動作が開始される。この電源電圧が供給される時間123には、選局が完了していないため混合器62からの出力信号が無い。このために中間周波増幅器64のAGC電圧122は、最大利得であるAGC電圧値126となる。
このAGC電圧値126は、選局が終了する時間124には利得制御が開始され、時間125には所定値であるAGC電圧値127となってAGC動作が完了する。
この時間123と124との間の時間128は、選局動作完了の所要時間であり、約3msecである。ところが、時間124と125との間の時間129は、中間周波増幅器64のAGC動作が開始してから完了するまでの所要時間であり、約30msecである。これにより、チューナ部32が非動作状態から動作状態への完了時間は、合計した33msecとなる。このようにシングル受信からダイバシティ受信への切替えの所要時間は、中間周波増幅器64のAGC動作の時間129(30msec)によってほぼ決定されることになる。
この中間周波増幅器64のAGC動作の時間129は、AGC用入力64aとグランド間に接続されたコンデンサ68によって決定されている。このコンデンサ68の容量は、中間周波増幅器64のAGC動作を安定のために、1μFとしている。すなわち、非動作状態から動作状態としたときには、コンデンサ68への充電時間が生じるので、中間周波増幅器64のAGC動作が安定するまでの時間129が必要となる。
なお、コンデンサ68は、デジタル信号受信装置20内のノイズ等、電源電圧の変動や高速移動時の受信信号の変動を吸収するために大きな容量値が望ましい。しかし、極度に大きな容量値とすると、長い充放電時間を必要とするので安定するまでの時間が長くなる。従って、最適な値の容量値にする必要がある。
図2(c)は、実施の形態1における中間周波増幅器64のAGC電圧の立ち上りの特性図である。AGC電圧140は、シングル受信からダイバシティ受信に切替えた場合の中間周波増幅器64のAGC電圧の立ち上り特性を示している。
図2(c)において、時間143以前では、シングル受信が選択されているので、AGC電圧140は0Vとなっている。ダイバシティ受信が選択される時間143以降では、チューナ部32の電源入力32bにダイバ制御部の出力46fから電源電圧が供給され、ほぼ同時に選局データにより選局動作が開始される。そして、時間144において、選局が完了する。この時間143と144との間の時間150は、選局動作完了までの所要時間であり、従来例と同じ約3msecである。
ところが、ダイバ制御部の出力46dから出力されるAGC制御信号がAGC制御部33の端子33cに入力され、これにより、時間143において動作中の中間周波増幅器54のAGC電圧とほぼ同じ電圧値が、中間周波増幅器64のAGC用入力64aに供給される。
さらに、選局動作が完了するとともに(時間144において)、ダイバ制御部46の出力46dから出力されるAGC制御信号により、AGC制御部33の端子33aと端子33bを開放状態とする。これにより、中間周波増幅器54と64のAGC電圧は、互いに影響を受けることがない。従って、中間周波増幅器64のAGC電圧140は、時間145において完了し、所定値のAGC電圧値127へ瞬時に制御される。
この時間144と145との間の時間151は、AGC電圧値142から127に微小変化するまでの所要時間である。この時間151は、約3msecであり、従来例に比べて約1/10の短い時間でAGC動作を完了することができる。
つまり、従来例では、選局時間3msecとAGC電圧の安定時間30msecの合計時間33msecに対して、本実施の形態では、選局時間3msecとAGC電圧の安定時間3msecの合計時間6msecと大幅に短縮できる。
以上のように、チューナ受信部21は、OFDMデジタル放送信号を受信中において、受信品質の安定した場所から受信品質の不安定な場所に移動した場合にシングル受信からダイバシティ受信に切替わったとしても、新たに設けたAGC制御部33によりシングル受信していた一方のチューナ部31の中間周波増幅器54のAGC電圧と同じ大きさのAGC電圧を他方のチューナ部32の中間周波増幅器64のAGC用入力64aに一定時間だけAGC制御部33を介して供給される。
これにより、シングル受信時に非動作状態にあったチューナ部32の中間周波増幅器64のAGC電圧が所定の電圧に到達する時間を短縮することができるので、AGC電圧の立ち上り時間を大幅に短縮することができる。
従って、シングル受信からダイバシティ受信の切替えを短時間にスムーズに行うことができる。
なお、利得制御器57、67への入力は、デジタル復調部42、43の内の信号レベルを検出した利得制御電圧を用いてもよい。この場合には、デジタル復調部42、43内のフィルタにより妨害信号をさらに抑圧した希望信号レベルで利得制御できるので、中間周波増幅器54、64を最適に利得制御することができる。
さらに、シングル受信中において、動作状態のAGC電圧を非動作状態の中間周波増幅器のAGC用入力に供給してもよい。これにより、中間周波増幅器64のAGC電圧140の立ち上り開始である時間144を時間143に近づけることができる。従って、シングル受信からダイバシティ受信への切替え時において、AGC制御部33を用いた切替えによる時間短縮の効果をさらに大きくできる。
また、BER判定器86の一方の入力86aには、誤り訂正85から出力されるBER信号が入力され、他方の入力86bにはBER基準用入力端子86cから基準信号を外部から入力することができる。従って、BER判定器86への基準信号を任意の値に設定できるので、受信品質の判定基準を最適にすることができる。
さらに、本実施の形態のデジタル信号受信装置20を移動用携帯機に搭載する場合には、アンテナ37、38の距離を十分に離して配置できない。このため、移動用携帯機に互いに近接して配置されたアンテナ37、38によるOFDMデジタル放送信号のレベルには、大きな差が生じにくいので、中間周波増幅器54、64のAGC電圧はほぼ同じ電圧となる。従って、シングル受信からダイバシティ受信への切替え時において、AGC制御部33を用いた切替えによる時間短縮の効果はさらに大きくなる。
なお、チューナ部31、32では、混合器52、62をシングルスーパとして用いたが、ダイレクトコンバージョンとして用いてもよい。すなわち、混合器52をI、Q信号用の2つの混合器とし、これらI、Q信号用の混合器には、互いに90度の位相差を持たせた発振器からの発振信号をそれぞれ入力する。
このように、ダイレクトコンバージョンとした場合には、ダイレクトコンバージョン以降の周波数が、I、Q信号の低周波信号となる。つまり、低周波での信号処理となるので、集積化が容易となる。また、他の信号との干渉が発生しにくい。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態1のAGC制御部33の第1の具体例であり、AGC制御部201として表している。図3の端子33a、33b、33cは、図1と同符号に接続される。
また、AGC制御部201の端子33aと端子33bの間には、電子スイッチ202と抵抗203が直列に接続されている。
図2(c)のシングル受信とした時間143以前では、ダイバ制御部46の出力46dがAGC制御端子33cに入力されることにより、電子スイッチ202は開放されている。これにより、端子33aと端子33bとは開放されて互いに影響を受けない。
さらに、シングル受信からダイバシティ受信とした時間143以降では、チューナ部32、デジタル復調部43にも電源が供給されるとともに、チューナ部32に選局データが入力される。また、時間143において、ダイバ制御部46の出力46dがAGC制御端子33cに入力されることにより、電子スイッチ202が短絡される。これにより、中間周波増幅器54のAGC電圧は、中間周波増幅器64のAGC用入力64aに抵抗203を介して供給される。
そして直ぐに、時間144でAGC電圧から切り離されるので、短時間(約3msec)後の時間145で所定のAGC電圧値127となる。
以上のように、電子スイッチ202と抵抗203からなる簡単な回路構成を用いて、動作中の一方のチューナ部のAGC電圧を他方のチューナ部のAGC入力に伝達することができる。このことにより、一方のチューナ部およびデジタル復調部を用いたシングル受信から2つのチューナ部およびデジタル復調部を用いたダイバシティ受信に切替える場合の時間を大幅に短縮することができる。
なお、抵抗203の抵抗値は、例えば1kΩとしている。この抵抗203の抵抗値を適切に選ぶことにより、電子スイッチ202を短絡した場合に、AGC用入力54a、64aとの間で発生する充放電による電圧変動を互いに低減できる。
さらに、シングル受信時において、動作状態のAGC電圧を非動作状態の中間周波増幅器のAGC用入力に供給してもよい。これにより、中間周波増幅器64のAGC電圧140の立ち上り開始である時間144を時間143に近づけることができる。従って、シングル受信からダイバシティ受信への切替え時において、AGC制御部33を用いた切替えによる時間短縮の効果をさらに大きくすることができる。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態1のAGC制御部33の第2の具体例であり、AGC制御部204として表している。図4の端子33a、33b、33cは、図1と同符号に接続されている。
図4において、AGC制御部204は、電子スイッチ205、206、および同電圧伝達回路207、208とから構成されている。そして、AGC制御部204の端子33aは、電子スイッチ205の共通端子205aに接続されている。また、電子スイッチ205には、切替え用に端子205b、205c、205dが設けられている。
また、電子スイッチ206には、切替え用に端子206b、206c、206dが設けられている。さらに、AGC制御部204の端子33bは、電子スイッチ206の共通端子206aに接続されている。この端子205c、206cには何も接続されてなく、開放状態としている。
さらに、電子スイッチ205の端子205bと電子スイッチ206の端子206bとの間には、入力された電圧と同じ電圧を出力する同電圧伝達回路207が接続されている。この同電圧伝達回路207はコレクタ接地の高インピーダンス回路で構成されているので、動作状態のチューナ部側の回路に影響を与えることなく、AGC電圧を非動作状態のチューナ部側へ伝達することができる。
この同電圧伝達回路207は、端子205bに抵抗211を介してベースに接続されたトランジスタ212と、このトランジスタ212のエミッタとグランドとの間に接続された抵抗213とから構成されており、トランジスタ212のコネクタは電源に接続されるとともに、エミッタは端子206bに接続されている。
同様に、電子スイッチ206の端子206dと、電子スイッチ205の端子205dとの間にも、入力された電圧と同じ電圧を出力する同電圧伝達回路208が接続されている。この同電圧伝達回路208もコレクタ接地の高インピーダンス回路で構成されているので、AGC電圧を動作状態のチューナ部側の回路に影響を与えることなく、AGC電圧を非動作状態のチューナ部側へ伝達することができる。
また同電圧伝達回路208も、端子206dに抵抗215を介してベースに接続されたトランジスタ216と、このトランジスタ216のエミッタとグランドとの間に接続された抵抗217とから構成されており、トランジスタ216のコレクタは電源に接続されるとともに、エミッタは端子205dに接続されている。
このように構成されたAGC制御部204において、AGC制御端子33cからのAGC制御信号により電子スイッチ205、206を制御することによって、同電圧伝達回路207の導通状態と開放状態、或いは同電圧伝達回路208の導通状態と開放状態のいずれかひとつを選択することができる。
例えば、受信開始時とダイバシティ受信時には、開放状態を選択し、チューナ部31、32のそれぞれ中間周波増幅器54、64のAGC電圧同士が影響しないようにする。さらに、シングル受信からダイバシティ受信への切替え時には、チューナ部31がシングル受信時の動作状態の場合には同電圧伝達回路207を導通とし、チューナ部32がシングル受信時の動作状態の場合には同電圧伝達回路208を導通状態にする。
これにより、動作状態のチューナ部の中間周波増幅器のAGC電圧と同じ電圧が、非動作状態のチューナ部の中間周波増幅器のAGC入力に供給されることになる。
以上のように、本実施の形態のAGC制御部204を用いることにより、シングル受信からダイバシティ受信への切替において、動作状態にあるチューナ部31の中間周波増幅器54のAGC電圧と同じ電圧を非動作状態にあるチューナ部32のAGC入力に供給し、瞬時に所定の電圧とすることができる。従って、非動作状態にあるチューナ部のAGC動作完了までの時間を、実施の形態2に比べてさらに大幅に短縮することができる。
また、AGC制御部204の入力は高インピーダンス状態であり、動作状態にあるチューナ部のAGC電圧は、非動作状態にあるチューナ部のAGC電圧からの影響を受けることがないので、シングル受信からダイバシティ受信への安定した切替えが可能となる。
なお、シングル受信中において、AGC制御部33に電源供給を行い、動作状態のAGC電圧を非動作状態の中間周波増幅器のAGC用入力に供給してもよい。これにより、中間周波増幅器64のAGC電圧140の立ち上り開始である時間144を時間143に近づけることができる。従って、シングル受信からダイバシティ受信への切替え時において、AGC制御部33を用いた切替えによる時間短縮の効果をさらに大きくできる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4におけるデジタル信号受信装置のブロック図である。なお、チューナ部331、332以外については、実施の形態1と同じであるので同一記号を用いて説明を簡略化している。
実施の形態4のチューナ受信部321を構成するチューナ部331、332は、実施の形態1とは以下の点で相違する。すなわち、実施の形態1において中間周波フィルタ53と中間周波増幅器54との間に利得制御の可能な中間周波増幅器333が挿入されている。また、実施の形態1の中間周波フィルタ63と中間周波増幅器64との間にも中間周波増幅器334が挿入されている。
そして、中間周波増幅器333、334の出力は、利得制御器335、336をそれぞれ介して、中間周波増幅器333、334に設けられたそれぞれのAGC用入力333a、334aに接続されている。このそれぞれのAGC用入力333a、334aとグランド間にはそれぞれ平滑用のコンデンサ337、338がそれぞれ接続されている。これにより、中間周波増幅器333、334は、それぞれの出力信号レベルが一定レベルになるように利得制御する。
以上のように構成されたチューナ部331、332は、アンテナ入力端子35、36から入力される入力信号レベルが、大きなレベルから小さなレベルまで入力されたとしても、高周波増幅器51、61、中間周波増幅器333、334、中間周波増幅器54、64により広範囲の入力レベルに渡って十分に利得制御ができる。
従って、デジタル復調部42を始めとする各増幅器に最適な入力信号レベルを入力することができるので、受信感度が良く、かつ妨害信号に強いデジタル信号受信装置320を実現することができる。
このように構成されたチューナ部331、332において、新たに設けたAGC制御部33によりシングル受信として用いた一方のチューナ部331の中間周波増幅器54のAGC電圧と同じ電圧を他方のチューナ部332の中間周波増幅器64のAGC用入力64aに一定時間だけ供給する。
これにより、例えばシングル受信時に非動作状態にあったチューナ部332の中間周波増幅器64のAGC電圧が所定の電圧に到達する時間を短縮できるので、AGC電圧の立ち上り時間を大幅に短縮できる。
従って、シングル受信からダイバシティ受信の切替えを短時間にスムーズに行うことができる。
また、AGC制御部33には、実施の形態2または3のAGC制御部201、204を用いることにより実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、チューナ部331、332の中間周波増幅器333、334のAGC電圧を用いてもよい。この場合には、AGC制御部33の一方と、他方の端子33a、33bには、AGC用入力333a、334aをそれぞれ接続して用いる。
本発明のチューナ受信部は、シングル受信からダイバシティ受信の切替えを短時間にスムーズに行うことができるので、移動用携帯機等に適用することができる。
本発明の実施の形態1におけるデジタル信号受信装置のブロック図 (a)は、同、チューナ部の入力信号レベルに対する利得制御特性図、(b)は、従来例のチューナ部の時間に対するAGC電圧特性図、(c)は、本発明の実施の形態1におけるチューナ部の時間に対するAGC電圧特性図 本発明の実施の形態2におけるAGC制御部の回路図 本発明の実施の形態3におけるAGC制御部の回路図 本発明の実施の形態4におけるデジタル信号受信装置のブロック図 従来例におけるデジタル信号受信装置のブロック図
符号の説明
21 チューナ受信部
31 チューナ部
32 チューナ部
33 AGC制御部
35 アンテナ入力端子
36 アンテナ入力端子
39 チューナ出力端子
40 チューナ出力端子
52 混合器
53 フィルタ
54 中間周波増幅器
55 発振器
57 利得制御器
62 混合器
63 フィルタ
64 中間周波増幅器
65 発振器
67 利得制御器

Claims (8)

  1. 第1のチューナ部と第2のチューナ部とが並列に設けられるとともにダイバシティ制御され、前記第1のチューナ部のみで信号を受信するシングル受信と、前記第1のチューナ部及び前記第2のチューナ部で信号を受信するダイバシティ受信との切り替え機能を有するチューナ受信部であって、前記第1、第2のチューナ部は、デジタル信号が供給される第1、第2のアンテナ入力端子と、これら第1、第2のアンテナ入力端子からの信号が夫々一方の入力に供給される第1、第2の混合器と、これら第1、第2の混合器の他方の入力に夫々供給される第1、第2の発振器と、前記第1、第2の混合器からの出力が夫々供給される第1、第2のフィルタと、これら第1、第2のフィルタからの出力が夫々供給されるとともに利得制御用入力(以下AGC用入力という)を有する第1、第2の中間周波増幅器と、これら第1、第2の中間周波増幅器の出力と前記AGC用入力との間に夫々設けられるとともに利得制御電圧(以下AGC電圧という)を出力する第1、第2の利得制御器と、前記第1、第2の中間周波増幅器からの出力が夫々供給される第1、第2のチューナ出力端子とを備え、前記第1、第2のチューナ出力端子が夫々接続された受信品質制御部を介してAGC制御信号が入力されるとともにその出力が前記第1、第2のAGC用入力に夫々接続されたAGC制御部を設け、このAGC制御部は、前記第1のAGC用入力と前記第2のAGC用入力とを開放状態とし、シングル受信からダイバシティ受信への切替えを行う際、前記受信品質制御部から出力される前記AGC制御信号に基づいて、前記第1のAGC用入力と前記第2のAGC用入力とを短絡状態とすることにより、シングル受信時に動作中となっていた前記一方のチューナの前記AGC電圧を、シングル受信時には非動作となっていた他方のチューナの前記AGC用入力へ一定時間供給するチューナ受信部。
  2. AGC制御部は、第1、第2のAGC用端子の間を電子スイッチと抵抗の直列接続体で接続するとともに、受信品質制御部からの信号で前記電子スイッチをオン・オフ制御する請求項1に記載のチューナ受信部。
  3. AGC制御部は、第1、第2のAGC用端子の間を電子スイッチと高インピーダンスの同電圧伝達回路の直列接続体で接続するとともに、受信品質制御部からの信号で前記電子スイッチをオン・オフ制御する請求項1に記載のチューナ受信部。
  4. 第1、第2の混合器は、ダイレクトコンバージョンとした請求項1に記載のチューナ受信部。
  5. 第1、第2のフィルタと第1、第2の中間周波増幅器との間に利得制御の可能な第3、第4の中間周波増幅器を夫々設けた請求項1に記載のチューナ受信部。
  6. 請求項1に記載のチューナ受信部と、このチューナ受信部の出力に接続された受信品質制御部とから成るデジタル信号受信装置であって、前記受信品質制御部は、前記チューナ受信部の第1、第2のチューナ部からの出力が夫々供給されるとともにデジタル信号を復調する第1、第2のデジタル復調部と、これら第1、第2のデジタル復調部からの復調信号が夫々供給されるとともにサブキャリアの信号品質が検出されるサブキャリア検出器と、このサブキャリア検出器の出力が供給される出力端子と、前記サブキャリア検出器から出力されるサブキャリア信号品質が入力されるとともにAGC制御信号が出力されるダイバ制御部とを設け、前記サブキャリア検出器から出力されるサブキャリア信号品質が劣化した場合には、前記ダイバ制御部はシングル受信からダイバシティ受信にする旨のAGC制御信号を出力するデジタル信号受信装置。
  7. サブキャリア検出器の出力と出力端子との間に、誤り訂正部を設けるとともに前記誤り訂正部の出力とダイバ制御部との間に誤り訂正率(以下BERという)判定器を設け、前記BER判定器から出力される判定信号に基づいてAGC制御部を制御する請求項6に記載のデジタル信号受信装置。
  8. BER判定器の基準値を外部から入力できる基準値入力端子が設けられた請求項7に記載のデジタル信号受信装置。
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