JP4735025B2 - ナビゲーションシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナビゲーションシステムに関するものである。
従来、自動車等の車両に搭載されるナビゲーション装置においては、道路地図データに基づいて、設定された出発地から目的地までの最適な経路を探索して、表示手段に表示するようになっている。この場合、前記出発地から目的地までの距離が最短となるように経路を設定したり、所要時間が最短となるように経路を設定するようになっている。また、リンク毎の所要時間を記録し、全体の所要時間が最短となるように経路を設定する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−150189号公報
しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、運転のしやすさ、走行の容易さ等のように車両を運転する運転者に負担を与える要因について考慮されていない。そのため、探索された経路に沿って走行した場合に運転者が疲労してしまうことがある。例えば、目的地までの距離や所要時間が短い経路であっても、信号待ち等で停止回数が多かったり、車速の変動が激しかったりする経路を走行すると、運転者は、運転操作が煩わしくて走りにくいと感じ、疲労してしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、車速のばらつきが小さい経路を選択して案内することによって、走行する際に走りやすく、ユーザが疲労を感じることがない経路を案内することができるナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
そのために、本発明のナビゲーションシステムにおいては、目的地を設定する設定部と、道路データを含む探索データ及びリンク別車速データを記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された探索データを用いて、前記設定部によって設定された目的地までの経路を探索する経路探索部と、前記リンク別車速データを用いて、探索された経路における車速のばらつきを判定する車速ばらつき判定部と、前記探索された経路の中から、前記車速のばらつきに基づいて選択された経路の案内を行う経路案内部とを有し、前記車速ばらつき判定部は、前記探索された経路に含まれる各リンク毎の車速の前記探索された経路の基準車速に対する乖離に基づいて前記車速のばらつきを判定する。
本発明によれば、ナビゲーションシステムは、車速のばらつきに基づいて選択された経路を案内するようになっている。そのため、走行する際に走りやすく、ユーザが疲労を感じることがない経路を案内することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムの構成を示す図である。
図において、10は本実施の形態におけるナビゲーションシステムであり、ユーザとしての操作者によって操作されるナビゲーション装置11、及び、該ナビゲーション装置11と通信可能に接続されたデータセンタ27を有する。
ここで、前記ナビゲーション装置11は、乗用車、トラック、バス、オートバイ等の車両に搭載された車両用ナビゲーション装置であり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備える一種のコンピュータである。前記ナビゲーション装置11は、GPS(Global Positioning System)、地磁気センサ、距離センサ、ステアリングセンサ、ビーコンセンサ、ジャイロセンサ等によって現在位置を検出する現在位置検出部、道路データ、探索データ等を含む地図データ等を記憶する記憶部としてのデータ部12、入力された情報に基づいて、設定された目的地までの経路を探索する経路探索処理、経路の走行案内処理、地点や施設の検索を行うPOI(Point of Interest)検索処理等のナビゲーション処理等の各種の演算処理を行う処理部21、目的地等を入力する入力部、画像を表示する表示部、目的地等を音声によって入力する音声入力部、音声を出力する音声出力部、及び、通信部を有し、設定された目的地までの経路を探索して案内を行うようになっている。また、前記操作者は、例えば、前記車両の運転者、同乗者等であるが、いかなる者であってもよい。
そして、前記データ部12は、探索データ等を含む地図データを記憶する。すなわち、前記データ部12は、各種のデータファイルから成るデータベースを備え、経路を探索するための探索データの他、表示部の表示画面に、探索された経路に沿って案内図を表示したり、他の案内情報を表示したりするために、施設データ等の各種のデータを記録する。なお、前記データ部12には、道路を構成する単位であるリンクに関するデータも含まれている。ここで、リンクとは、道路を構成する単位であり、通常、三叉(さ)路以上の交差点を境界にして区切られている。なお、該交差点は、交通信号灯器の設置されている交差点だけでなく交通信号灯器の設置されていない交差点も含むものである。そのため、一本の道路におけるリンクの数は一定でない。なお、道路の行政道路属性が変化する点もリンクの境界として取り扱われる。そして、通常の車両用ナビゲーション装置においては、道路を構成するそれぞれのリンク、すなわち、道路リンクを識別する識別番号としての道路リンクIDが付与される。さらに、前記データ部12には、所定の情報を音声出力部によって音声出力するための各種のデータも格納される。さらに、前記データ部12には、車両の走行軌跡等の車両の走行履歴データを蓄積して格納することもできる。
また、前記入力部は、走行開始時の位置を修正したり、目的地を入力したりするためのものであり、前記ナビゲーション装置11本体に配設された操作キー、押しボタン、ジョグダイヤル、十字キー等から成るものであるが、リモートコントローラであってもよい。なお、表示部がタッチパネルである場合には、前記表示部の表示画面に表示された操作キー、操作メニュー等の操作スイッチから成るものであることが望ましい。この場合、通常のタッチパネルのように前記操作スイッチに触れる、すなわち、タッチすることによって、入力を行うことができる。
そして、前記表示部の表示画面には、操作案内、操作メニュー、操作キーの案内、現在位置から目的地までの経路、該経路に沿った案内情報等が表示される。前記表示部としては、CRT、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを投影するホログラフィ装置等を使用することができる。また、前記音声入力部としてはマイクロホン等を使用することができ、前記音声出力部としてはラウドスピーカ、ヘッドホン等を使用することができる。
本実施の形態において、前記データ部12は、リンク別車速データとしての各リンク毎の車速を格納するリンク別車速データベース13を備えている。各リンク毎の車速は、道路の区間旅行時間に基づき、該道路の区間旅行時間が提供される区間内のリンクについて算出することができる。また、前記道路の区間旅行時間は、警察、日本道路公団等の交通管制システムのデータを収集して作成することができ、VICS(R)(道路交通情報通信システム:Vehicle Information & Communication System)リンクに対応付けられている。さらに、前記道路の区間旅行時間は、国土交通省が実施する全国道路・街路交通情勢調査による道路の区間旅行時間であってもよい。この場合、該道路の区間旅行時間は、交通センサス区間に対応付けられている。なお、リンク別車速データベース13に格納されている各リンク毎の車速は、過去のデータに基づく統計データであり、データセンタ27から取得したデータ、ナビゲーション装置11が取得した車両の走行履歴データ等に基づいて、適宜更新することができる。
また、前記処理部21は、データ検出処理部22、計算処理部23及び送受信処理部24を備える。前記データ検出処理部22は、前記現在位置検出部が検出したデータに加えて、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ、運転者が操作するブレーキペダルの動きを検出するブレーキセンサ、運転者が操作するウィンカスイッチの動きを検出するウィンカセンサ、運転者が操作する変速機のシフトレバーの動きを検出するシフトレバーセンサ、高度計、車両の走行速度、すなわち、車速を検出する車速センサ等の各種センサが検出したデータを処理する。また、前記計算処理部23は、データセンタ27から取得したデータ、データ部12から取得したデータ等に基づいて計算処理を行い、車速のばらつきを算出する。さらに、前記送受信処理部24は、前記データセンタ27からデータを受信する受信処理、前記データセンタ27に車両の走行履歴データ等のデータを送信する送信処理を行う。
そして、前記データセンタ27は、図示されないサーバ、通信装置等を備え、ナビゲーション装置11と図示されないネットワークを介して相互に通信可能に接続される。なお、該ネットワークは、有線又は無線の公衆通信回線網、専用通信回線網、携帯電話回線網、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、衛星通信回線網等いかなる通信回線網であってもよく、これらを適宜組み合わせたものであってもよい。また、放送衛星によるCS放送やBS放送を利用して通信してもよく、地上波デジタルテレビ放送を利用して通信してもよく、FM多重放送を利用して通信してもよく、また、道路脇(わき)、道路上等に設置されている光ビーコン、電波ビーコン、アンテナ等を利用して路車通信を行ってもよい。なお、前記ナビゲーション装置11のユーザは、あらかじめ前記データセンタ27に登録され、登録IDを所有する者であることが望ましい。また、前記ナビゲーション装置11も登録されていることが望ましい。
前記データセンタ27は、道路の区間旅行時間等のデータを格納する図示されないデータベースを備え、前記データをナビゲーション装置11に配信する。また、前記データベースに格納された道路の区間旅行時間等のデータは、警察、日本道路公団等の交通管制システムから収集したデータや、ナビゲーション装置11から受信した車両の走行履歴データ等のデータに基づいて適宜更新される。また、前記データベースには、道路の区間旅行時間に基づいて算出された各リンク毎の車速が格納されていてもよい。
なお、前記データセンタ27は、探索データ等を含む地図データを格納するデータベースを備えるものであってもよい。この場合、ナビゲーション装置11からの配信要求に応じて、該ナビゲーション装置11に地図データを配信することができる。そのため、前記ナビゲーション装置11は、データ部12に地図データを格納する必要がないので、記憶手段の記憶容量を削減することができる。さらに、前記データセンタ27は、経路探索処理、POI検索処理等のナビゲーション処理を行う機能を備えるものであってもよい。この場合、ナビゲーション装置11からの経路探索要求、POI検索要求に応じて、該ナビゲーション装置11に探索された経路、検索されたPOI等に関するデータを配信することができる。そのため、前記ナビゲーション装置11は、処理部21によって経路探索処理、POI検索処理等のナビゲーション処理を行う必要がないので、演算手段の処理負担を削減することができる。
また、前記データセンタ27を省略することもできる。この場合、ナビゲーション装置11は、データ部12に道路の区間旅行時間等のデータを格納し、該データを警察、日本道路公団等の交通管制システムから収集したデータや車両の走行履歴データ等のデータに基づいて適宜更新し、それに基づいて、更に、リンク別車速データベース13に格納されている各リンク毎の車速を更新する。そのため、前記ナビゲーション装置11は、データセンタ27と通信を行う必要がないので、通信のための時間、経費等を削減することができる。
本実施の形態において、ナビゲーションシステム10は、機能の観点から、目的地を設定する設定部、道路データを含む探索データ及びリンク別車速データを記憶する記憶部、該記憶部に記憶された探索データを用いて、前記設定部によって設定された目的地までの経路を探索する経路探索部、前記リンク別車速データを用いて、探索された経路における車速のばらつきを判定する車速ばらつき判定部、並びに、前記探索された経路の中から、前記車速のばらつきに基づいて選択された経路の案内を行う経路案内部を有する。
ここで、前記設定部は、通常の車両用ナビゲーション装置と同様に、ユーザによって入力された目的地を設定する。また、前記経路探索部は、通常の車両用ナビゲーション装置と同様に、出発地から目的地までの経路を探索する。なお、出発地は、通常、車両の現在位置が自動的に入力されるが、操作者が任意の地点を出発地として入力することもできる。そして、前記経路探索部は、データ部12に格納されたデータベースにアクセスして、出発地から目的地までの距離が最短となるように経路を探索したり、所要時間が最短となるように経路を探索するが、VICS(R)情報等の道路交通情報を参照して経路を探索してもよい。
また、前記車速ばらつき判定部は、データ部12に格納された各リンク毎の車速に基づき、探索された経路における車速のばらつきが大きいか又は小さいかを判定する。さらに、前記経路案内部は、経路が選択されると、表示部の画面に前記案内経路や該案内経路に沿った案内情報を表示したり、音声出力部から案内情報を音声出力することによって、経路案内を行う。なお、前記記憶部、経路探索部及び判定部は、ナビゲーション装置11及びデータセンタ27のいずれに属するものであってもよい。
次に、前記構成のナビゲーションシステム10の動作について説明する。まず、車両の走行履歴データを取得する動作について説明する。
図2は本発明の実施の形態における車両の走行履歴データを取得する動作を示すフローチャートである。
まず、車両が走行を開始すると、ナビゲーション装置11は、車速センサが取得した車両の車速、現在位置検出部が検出した車両の現在位置、走行軌跡等を含む車両の走行履歴データを取得する。なお、該走行履歴データは、車両が走行した道路のリンクに関連付けて取得される。続いて、前記ナビゲーション装置11は、取得した走行履歴データをデータセンタ27に格納するか否かを判断する。そして、データセンタ27に格納しない場合、取得した走行履歴データをデータ部12に格納して、すなわち、データ記録を行って、処理を終了する。
また、データセンタ27に格納する場合、ナビゲーション装置11は、取得した走行履歴データをデータセンタ27に送信して、すなわち、データ送信を行って、処理を終了する。なお、データセンタ27に送信する走行履歴データは、車両の走行中に逐次取得されるものであってもよいし、記憶手段にある程度蓄積されたものであってもよい。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 車両の走行履歴データを取得する。
ステップS2 取得した走行履歴データをデータセンタ27に格納するか否かを判断する。取得した走行履歴データをデータセンタ27に格納する場合はステップS4に進み、取得した走行履歴データをデータセンタ27に格納しない場合はステップS3に進む。
ステップS3 データ記録を行って、処理を終了する。
ステップS4 データ送信を行って、処理を終了する。
次に、探索された経路を案内する動作について説明する。
図3は本発明の実施の形態における経路探索結果を表示する表示画面を示す図、図4は本発明の実施の形態における探索経路での車速のばらつきを示す図、図5は本発明の実施の形態における探索経路別の車速ばらつき順リストを表示する表示画面を示す図、図6は本発明の実施の形態における探索経路での車速のばらつきを算出する動作を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、ナビゲーション装置11の入力部を操作して、所望の目的地を入力して設定し、設定された目的地までの経路を探索するように入力して経路探索を行わせる。なお、例えば、高速道路優先、一般道優先等のような経路を探索するための探索条件等も必要に応じて設定することができる。
すると、ナビゲーション装置11は、経路探索処理を行った結果としての経路探索結果を、図3に示されるような経路探索結果表示画面31として、表示部に表示する。図3において、32は車両の現在位置を示す現在位置マークであり、33は設定された目的地を示す目的地マークである。そして、経路探索結果表示画面31には、探索された経路、すなわち、探索経路としてのAルート34a〜Cルート34cが表示されている。なお、図3に示される経路探索結果表示画面31は、各種の探索条件に従って複数の経路を探索させた場合の経路探索結果が示されており、3本の探索経路、すなわち、Aルート34a〜Cルート34cが表示されている。そして、探索条件表示欄35a〜35cには、対応するAルート34a〜Cルート34cの探索条件が表示されている。
一方、前記ナビゲーション装置11は、経路探索が終了すると、各リンク毎の車速がデータセンタ27に格納されているか否かを判断する。そして、データセンタ27に格納されていない場合には、Aルート34a〜Cルート34cにおける各リンクの車速をリンク別車速データベース13から取得する。また、データセンタ27に格納されている場合には、Aルート34a〜Cルート34cにおける各リンクの車速をデータセンタ27から取得する。
続いて、前記ナビゲーション装置11は、取得した各リンクの車速に基づいて、各経路、すなわち、Aルート34a〜Cルート34cでの車速のばらつきを算出して処理を終了する。そして、該処理を終了すると、経路探索結果表示画面31に車速のばらつきを確認するための選択手段として、選択ボタン36が表示される。ここで、該選択ボタン36は、押しボタンスイッチであり、表示部がタッチパネルである場合には、ユーザが手の指等でタッチすることによって押し下げて選択することができる。なお、表示部がタッチパネルでない場合には、十字キー、リモートコントローラ等を操作して、カーソル、ポインタ等を選択ボタン36に当てることによって、該選択ボタン36を押し下げて選択することができる。
通常の車両用ナビゲーション装置においては、道路の区間旅行時間に基づき、探索経路毎に予測所要時間又は到着予測時刻を算出して、表示部に表示させるようになっている。これにより、ユーザは、各探索経路について、全体としての交通の流れ、車速が高いか低いか等を把握することはできるが、探索経路の一部に交通の流れが悪くて車速が低くなってしまう箇所があったり、探索経路の部分毎に交通の流れが変化して車速が変化したりすることは把握することができない。そして、探索経路の部分毎における車速の変動が大きいと、すなわち、車速のばらつきが大きいと、探索経路に沿って実際に走行した場合に、ユーザは、走りにくく感じ、疲労してしまう。そこで、本実施の形態においては、各リンク毎の車速に基づいて、探索経路における車速のばらつきを判定するようになっている。
探索経路における各リンク毎の車速は、例えば、図4に示されるように変動する。図4において、縦軸には車速を採ってあり、横方向には距離を採ってある。そして、38は、探索経路の基準車速としての探索経路全体に亘(わた)る平均車速を示す線である。なお、探索経路の範囲は41で示されている。図示される探索経路の範囲には、4つのリンクが含まれており、42は3番目のリンクの範囲を示している。また、43は各リンク毎の車速を示す線であり、水平部分の高さは各リンク毎の車速を表し、水平部分の長さは各リンクの距離を表し、垂直部分の長さは隣接するリンク間での平均車速の変動の大きさを表している。そして、線43の垂直部分が線38と交差する点は車速変化点44である。
そして、ユーザが経路探索結果表示画面31に表示された選択ボタン36を選択すると、図5に示されるような探索経路別の車速ばらつき順リストを表示するリスト表示画面45が表示部に表示される。前記リスト表示画面45には、経路選択手段として、第1〜第3の経路選択ボタン46a〜46cが表示されている。この場合、該第1〜第3の経路選択ボタン46a〜46cには各探索経路の名称が記入され、第1〜第3の経路選択ボタン46a〜46cは、各探索経路が車速のばらつきが小さい順に上から順次並ぶように、配置されている。ここで、第1〜第3の経路選択ボタン46a〜46cは、前記選択ボタン36と同様の押しボタンスイッチであり、前記選択ボタン36と同様の動作によって選択される。
続いて、ユーザが第1〜第3の経路選択ボタン46a〜46cのいずれかを押し下げて選択すると、前記ナビゲーション装置11は、選択された探索経路の案内を開始する。なお、リスト表示画面45を表示しないようにすることもできる。この場合、ナビゲーション装置11が自動的に探索経路の中から車速のばらつきが最も小さいものを選択して、選択された探索経路の案内を開始する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 各リンク毎の車速がデータセンタ27に格納されているか否かを判断する。各リンク毎の車速がデータセンタ27に格納されている場合はステップS13に進み、各リンク毎の車速がデータセンタ27に格納されていない場合はステップS12に進む。
ステップS12 各リンクの車速をリンク別車速データベース13から取得する。
ステップS13 各リンクの車速をデータセンタ27から取得する。
ステップS14 各経路での車速のばらつきを算出して処理を終了する。
次に、探索経路の経路ばらつき率を算出する方法について説明する。
図7は本発明の実施の形態における探索経路の経路ばらつき率を算出する方法を説明する図である。
この場合、探索経路における各リンク毎の車速は、図7に示されるようになっているものとする。図7において、縦軸には車速を採ってあり、横方向には距離を採ってある。そして、62は基準車速としての探索経路全体に亘る平均車速を示す線である。また、63は各リンク毎の車速を示す線であり、水平部分の高さは各リンク毎の車速を表し、水平部分の長さは各リンクの距離を表し、垂直部分の長さは隣接するリンク間での車速の変動の大きさを表している。
ここで、第1及び第2の平均車速幅としてのG及びN車速幅を設定する。平均車速幅は任意に設定することができるが、ここでは、基準車速に所定の比率を乗じた値、例えば、第G車速幅を基準車速の15〔%〕、N車速幅を基準車速の30〔%〕とした場合について説明する。
図7において、64はG車速幅を示し、65はN車速幅を示している。なお、車速幅は、探索経路全体に亘る平均車速を中心にして、上下対称の幅となるように設定される。また、66a、66b及び66cは、線63の垂直部分が線62と交差する車速変化点を示し、各々、第1の車速変化点としてのG車速変化点、第2の車速変化点としてのN車速変化点、及び、第3の車速変化点としてのB車速変化点を示している。なお、G車速変化点66aは○で示され、N車速変化点66bは△で示され、B車速変化点66cは□で示されている。この場合、G車速変化点66aは直前のリンクの平均車速がG車速幅64内に入っていることを示し、N車速変化点66bは直前のリンクの車速がG車速幅64外ではあるがN車速幅65内に入っていることを示し、B車速変化点66cは直前のリンクの車速がN車速幅65外であることを示している。
そして、前記G車速変化点66a、N車速変化点66b及びB車速変化点66cに基づき、第1の車速変化率としてのG車速変化率、第2の車速変化率としてのN車速変化率及び第3の車速変化率としてのB車速変化率を次の式(1)〜(3)に従って算出する。
G車速変化率=G車速変化点の数×0.5 ・・・式(1)
N車速変化率=N車速変化点の数×0.3 ・・・式(2)
B車速変化率=B車速変化点の数×1.0 ・・・式(3)
続いて、探索経路の経路ばらつき率を次の式(4)に従って算出する。
経路ばらつき率={G車速変化率+N車速変化率+B車速変化率+1}
÷探索経路内のリンクの数 ・・・式(4)
そして、ナビゲーション装置11は、算出された経路ばらつき率に基づいて探索経路における車速のばらつきの大小を判定する。すなわち、経路ばらつき率の数値が大きいほど探索経路における車速のばらつきが大きく、経路ばらつき率の数値が小さいほど探索経路における車速のばらつきが小さいと判定する。
このように、本実施の形態においては、探索経路の中からリンク毎の車速のばらつきの小さい経路を選択して案内を行うようになっている。そのため、走行する際に走りやすく、ユーザが疲労を感じることがない経路を案内することができる。
なお、本実施の形態においては、探索経路の全範囲における各リンク毎の車速についてのばらつきを判定するようになっているが、探索経路に、例えば、一般道と高速道路とが混在する場合のように、複数の道路種別に属する区間が含まれている場合には、道路種別毎に規制速度が相違するので、ばらつきが大きくなってしまう。そこで、探索経路に、複数の道路種別に属する区間が含まれている場合には、各道路種別に属する区間毎にばらつき率を算出して、ばらつきを判定するようにしてもよい。また、各規制速度に対応する区間毎にばらつき率を算出して、ばらつきを判定するようにしてもよい。
さらに、経路を探索するための探索条件として、ユーザが希望する車速、例えば、40〔km/h〕を基準車速として入力した場合には、該基準車速に対するばらつきを判定するようにしてもよい。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における車両の走行履歴データを取得する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における経路探索結果を表示する表示画面を示す図である。 本発明の実施の形態における探索経路での車速のばらつきを示す図である。 本発明の実施の形態における探索経路別の車速ばらつき順リストを表示する表示画面を示す図である。 本発明の実施の形態における探索経路での車速のばらつきを算出する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における探索経路の経路ばらつき率を算出する方法を説明する図である。
符号の説明
10 ナビゲーションシステム
12 データ部
34a Aルート
34b Bルート
34c Cルート
46a 第1の経路選択ボタン
46b 第2の経路選択ボタン
46c 第3の経路選択ボタン

Claims (2)

  1. (a)目的地を設定する設定部と、
    (b)道路データを含む探索データ及びリンク別車速データを記憶する記憶部と、
    (c)該記憶部に記憶された探索データを用いて、前記設定部によって設定された目的地までの経路を探索する経路探索部と、
    (d)前記リンク別車速データを用いて、探索された経路における車速のばらつきを判定する車速ばらつき判定部と、
    (e)前記探索された経路の中から、前記車速のばらつきに基づいて選択された経路の案内を行う経路案内部とを有し、
    (f)前記車速ばらつき判定部は、前記探索された経路に含まれる各リンク毎の車速の前記探索された経路の基準車速に対する乖離に基づいて前記車速のばらつきを判定することを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. (a)目的地を設定し、
    (b)探索データを用いて、前記設定された目的地までの経路を探索し、
    (c)リンク別車速データを用いて、前記探索された経路における車速のばらつきを判定し、
    (d)前記探索された経路の中から、前記車速のばらつきに基づいて選択された経路の案内を行うナビゲーション方法であって、
    (e)前記車速のばらつきを前記探索された経路に含まれる各リンク毎の車速の前記探索された経路の基準車速に対する乖離に基づいて判定することを特徴とするナビゲーション方法。
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