JP4734168B2 - 画像復号化装置及び画像復号化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メモリバンド幅を低減可能にした画像復号化装置及び画像復号化方法に関する。
近年、MPEG(Moving Picture Experts Group)及びH.264等の普及に伴って、画像処理はディジタル化されるようになってきた。これにより、高品位のHD画像データの伝送も行われるようになってきている。一方で、携帯電話機等の携帯端末の普及から、比較的低い解像度の画像表示の必要性も高い。また、標準品位のSD画像の表示用のディスプレイ装置も普及している。
このような縮小画像を生成する復号化装置を搭載した機器においては、処理速度も比較的低速なものが多い。このため、画像データの復号化処理時に必要なデータ転送速度を確保するために、メモリインターフェースのビット幅を大きくする必要がある。
このように従来の画像復号化装置においては、必要なメモリバンド幅が大きいという問題点があった。例えば、携帯電話機等において、外部メモリに画像データを記憶させる場合には、外部メモリのピン数が多くなり、メモリのパッケージサイズも大きくなってしまう。
このような理由から、高品位の符号化画像データを復号化する場合に、解像度を低くした画像(縮小画像)を生成する復号化装置も開発されている。例えば、特許文献1においては、復号化処理に用いる参照画像を簡易圧縮して保存する技術が開示されている。なお、この技術では、間引き処理によって全ての参照画像を得ており、差分復号化時における誤差が蓄積されて、画質劣化が生じるという欠点がある。
特開2000−4440号公報
本発明は、必要なメモリバンド幅を低減させることができる画像復号化装置及び画像復号化方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の画像復号化装置は、符号化対象の画像と参照画像との予測誤差を符号化する動き補償予測符号化処理を含む処理によって所定の画素数領域毎に符号化された符号化画像データが入力され、前記符号化の逆処理によって前記符号化対象画像の復元画像又は前記予測誤差を得る逆変換処理手段と、前記予測誤差と前記参照画像との加算によって前記所定の画素数領域毎に復元画像を得る動き補償手段と、前記復元画像を記憶する記憶手段と、前記動き補償手段の加算処理のために、参照画像を取得するものであって、前記動き補償手段の処理対象の画像が前記所定の画素数領域の2倍以上の画素数の参照画素を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、間引いた復元画像を前記記憶手段から読み出して補間処理によって参照画像を得、2倍未満の画素数の参照画素を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、前記記憶手段から復元画像を読出すことによって参照画像を得る参照画像取得手段と、を具備する。

また、本発明の他の態様の画像復号化装置は、符号化対象の画像と所定の時間関係を有する参照画像との予測誤差を符号化する動き補償予測符号化処理を含む処理によって所定の画素数領域毎に符号化された符号化画像データが入力され、前記符号化の逆処理によって前記予測誤差を得る逆変換処理手段と、前記予測誤差と動き補償した前記参照画像との加算によって符号化処理前の画像を前記所定の画素数領域毎に復元する動き補償手段と、前記動き補償手段によって復元された画像のデータ量を削減した画像を生成するデータ量削減手段と、前記動き補償手段によって復元された画像を参照画像として記憶すると共に前記データ量を削減した画像を記憶する記憶手段と、前記動き補償手段の加算処理のために、前記記憶手段から前記参照画像を読み出すものであって、前記動き補償手段の処理対象の画像が前記所定の画素数領域の2倍以上の画素数の参照画像を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、データ量が削減された参照画像を前記記憶手段から読み出して元のデータ量に戻すことによって参照画像を得る参照画像取得手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、必要なメモリバンド幅を低減させることができるという効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像復号化装置を示すブロック図である。
図1において、ビデオ復号器100の入力端子11には、図示しない画像符号化回路によって符号化した画像データが入力される。画像符号化回路においては、映像信号をブロック単位でDCT処理して量子化し、更に所定の可変長符号表を用いて可変長符号化処理することにより、符号化画像データを得ている。また、画像符号化回路は、差分回路、逆量子化回路、逆DCT回路、動き補償回路等を有しており、入力された映像信号と所定期間前後の参照画像との予測誤差を求め、求めた予測誤差をDCT処理、量子化処理及び可変長符号化処理することにより、入力された映像信号を動き補償予測符号化することもできるようになっている。
予測符号化方法としては、時間的に前方又は後方の参照画像を用いて動き補償して予測誤差を符号化する片方向予測符号化、前方及び後方の両方の参照画像の平均により動き補償して予測誤差を符号化する両方向予測符号化、及び前方の参照画像を2種類の位相(同位相ラインおよび逆位相ライン)で参照してそれらの平均により動き補償して予測誤差を符号化するデュアルプライム予測符号化等がある。
フレーム内符号化によって符号化されたフレーム(以下、Iピクチャという)はフレーム内情報のみによって符号化(フレーム内予測符号化という)されているので、単独の符号化データのみによって復号可能である。従って、MPEG規格においては、エラー伝播抑制等のために、Iピクチャを比較的短い周期で挿入するようになっている。MPEG
規格では、このIピクチャを参照画像として用いた前方からの片方向予測符号化やIピクチャと同様なフレーム内予測符号化をマクロブロック単位で使用して、前方予測符号化フレーム(以下、Pピクチャという)が得られる。なお、Pピクチャは前方にある他のPピクチャを用いた片方向予測符号化によっても得られる。更にMPEG2規格のPピクチャは、図2の第9フレームの様に、表示順序で直前のピクチャタイプがPピクチャ(またはIピクチャ)の場合は、2種類の位相(同位相ラインおよび逆位相ライン)で参照するデュアルプライム予測符号化もマクロブロック単位で使用可能である。なお、ここでは、デュアルプライム予測符号化マクロブロックを含むPピクチャをデュアルプライムピクチャという。また、前方及び後方のIピクチャやPピクチャを参照画像として用いて、前方や後方からの片方向予測符号化や、前方及び後方からの両方向予測符号化や、Iピクチャと同様なフレーム内予測符号化を、マクロブロック単位で使用して、双方向予測符号化フレーム(以下、Bピクチャという)が得られる。
なお、処理する映像信号は、輝度信号と色差信号とでサンプリングクロックが相違する。例えば、色差信号のサンプリングクロックが輝度信号のサンプリングクロックの1/4の周波数であるものとすると、輝度ブロックと色差ブロックの大きさの比は1:4となる。この場合には、輝度4ブロックと色差各1ブロックずつとの6DCTブロックによってマクロブロックを構成して符号化の単位とする。動きベクトルの検出もマクロブロック単位で行われる(MPEG2では、マクロブロックを偶数ラインと奇数ラインに分けた単位でも動きベクトル検出が行われる)。
入力端子11には、動き補償予測符号化された画像データが入力される。この符号化画像データは、バッファ制御部110を介して復号再生部120に供給される。バッファ制御部110は、後述するメモリ制御部140を介してメモリ200に符号化画像データを一時的に格納すると共に読み出して、復号再生部120に供給している。バッファ制御部110は、復号再生部120における復号化レートに応じたレートで符号化画像データを復号再生部120に供給する。
復号再生部120は、逆変換処理部121、動き補償部122及び画素補間部123を有している。逆変換処理部121は、可変長復号処理、逆DCT処理及び逆量子化処理が可能である。逆変換処理部121は、入力された符号画像データを可変長復号化する。逆変換処理部121は、可変長復号化された符号化画像データを逆量子化処理して、符号化側の量子化処理前の変換係数に戻す。更に、逆変換処理部121は、変換係数を逆DCT処理する。これにより、逆変換処理部121は、符号化側のDCT処理前に近似する画像データを得る。
逆変換処理部121の出力は動き補償部122に供給される。復号再生部120に入力された符号化画像データがフレーム内予測符号化(イントラ符号化)されたイントラマクロブロックである場合には、逆変換処理部121の出力は復元された画像データ(復元画像データ)である。復号再生部120に入力された符号化画像データが片方向予測符号化マクロブロックや両方向予測符号化マクロブロック(非イントラマクロブロック)である場合には、逆変換処理部121の出力は参照ブロックとの差分値である。この場合には、動き補償部122は、動きベクトルに基づいてメモリ200に記憶された参照画像の一部を読み出して予測画素マクロブロックを生成し、逆変換処理部121の出力と予測画素マクロブロックとを加算することで、符号化前に近似する画像データを復元する。
動き補償部122からの復号処理された画像データ(復元画像データ)は、縮小画像生成部131に供給されると共にメモリ制御部140を介してメモリ200に供給される。縮小画像生成部131は、入力された復元画像データから縮小画像の画像データ(縮小画像データ)を生成して出力する。縮小画像生成部131からの縮小画像データもメモリ制御部140を介してメモリ200に供給される。参照画像取得手段を構成するメモリ制御部140は動き補償部122からの復元画像データ及び縮小画像生成部131からの縮小画像データのメモリ200への書き込み及び読み出しを制御する。
メモリ200は、バッファメモリ領域211、参照画像用のメモリ領域221〜224及び表示用のメモリ領域231〜233を有している。バッファメモリ領域211はバッファ制御部110からの符号化データを記憶する領域である。メモリ領域221〜224は、動き補償部122からの復元画像データを参照画像の画像データ(参照画像データ)として記憶する領域である。また、メモリ領域231〜233は、縮小画像生成部131からの縮小画像データを表示用に記憶する領域である。
本実施の形態においては、メモリ制御部140は、メモリ領域221〜224に参照画像データを記憶させる場合には、1フレームの復元画像を偶数列の画素と奇数列の画素とに分け、偶数列の画素の画素データをメモリ領域221又は223に格納し、奇数列の画素の画素データをメモリ領域222又は224に格納するようになっている。また、メモリ制御部140は、縮小画像生成部131からの縮小画像データについては、フレーム毎に各領域231〜233に格納するようになっている。
なお、動き補償部122が必要とする参照画像データ書き込み開始アドレスはマクロブロック単位であり、メモリ制御部140はメモリ200への参照画像データの書き込みを効率良く行え、余分なメモリバンド幅の増加は無い。
一方、参照画像データ読み出し時には、動き補償予測復号化のために、動き補償部122が本来必要とする参照画像データの読み出し開始アドレスは1画素単位であり、メモリ制御部140のメモリ200からの読み出し単位よりも小さい為、余分なメモリアクセスを生じてメモリバンド幅が比較的高くなる。例えば、フレーム動き補償タイプ動きベクトルとして水平及び垂直方向共にハーフペルに設定された場合には、参照画像ブロックとしてはマクロブロックに対して水平及び垂直方向に1画素ずつ加えたブロックが用いられる。例えば、復号処理するマクロブロックが16×16画素の場合には、17×17画素の参照画像ブロックの読み出しが行われる。更に、両方向予測符号化やデュアルプライム予測符号化が用いられたマクロブロックは、片方向予測符号化マクロブロックに比べて、参照画素数が多く、必要なメモリバンド幅が倍増する。
そこで本実施形態においては、動き補償部122は、参照画像データの読み出しに際して、参照画素数が多く読み出しレートが特に高くなる両方向予測符号化やデュアルプライム予測符号化が用いられたマクロブロックについてのみ、偶数列又は奇数列のいずれか一方のみの画素データを読み出して間引き参照画像として画素補間部123に出力するようになっている。なお、デュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロック(Bピクチャでの片方向予測符号化マクロブロックを含む)については、動き補償部122は、通常通り、全画素の参照画像データを読み出して参照画像として動き補償部122に出力する。
ここでデュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロックの場合には、動き補償部122は、動きベクトルに応じて、メモリ200のメモリ領域221〜224に保存されたIまたはPピクチャの復元画像データの読み出し位置(ブロック化位置)を決定する。メモリ制御部140は、決定されたブロック化位置のブロック内画素データを出力する。即ち、メモリ制御部140は、デュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロックについては、マクロブロックに対応した画素数の参照画像ブロックを出力する。
一方、両方向予測符号化マクロブロック及びデュアルプライム予測符号化マクロブロックについては、2つのフレームからの参照画素ブロックや1つのフレームからの2種類の参照画素ブロックが必要であり、本来は、デュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロックの場合の2倍の参照画素を用いた復号化処理を行う必要がある。つまり、本来は、1つのマクロブロックに対して、マクロブロックの2倍以上の画素数の参照画素を用いる必要がある。
本実施の形態においては、動き補償部122は、両方向予測符号化マクロブロックに対する参照画像データとして、それぞれの参照フレームから偶数列又は奇数列のいずれか一方のみの画素データによる参照画像ブロック(以下、間引き参照画像ブロックという)をメモリ制御部140を介して読み出す。
参照画像取得手段を構成する画素補間部123は、間引き参照画像ブロックが与えられると、補間処理によって、偶数列又は奇数列の画素を補間し、間引き参照画像ブロックから通常の画素数の参照画像ブロックを作成する。画素補間部123は、補間して作成した参照画像ブロックを動き補償部122に供給するようになっている。動き補償部122は、供給された参照画像ブロックから生成した予測画素ブロックと、逆変換処理部121からの予測誤差とを加算することで、復元画像ブロックを生成する。
間引き参照画像ブロックは、通常の参照画像ブロックの約半分の画素数によって構成されており、本実施の形態においては、両方向予測符号化マクロブロック及びデュアルプライム予測符号化マクロブロックについても、デュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロックの場合と同様な参照画素数の読み出しで復号処理が可能となる。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図2乃至図4を参照して説明する。図2は復号化処理及び表示のためのメモリ200の各領域に対する書き込み及び読み出しを説明するための説明図である。図2では、水平方向に枠で区切ってフレーム単位の時間を表している。各枠内にはI,P,Bによって対象となるピクチャタイプを示している。なお、各ピクチャタイプに付した数字はフレーム番号を示している。また、図3は復号に用いる参照画像を説明するための説明図であり、図4はマクロブロック毎の復号処理を説明するためのフローチャートである。
入力端子11には符号化画像データが入力される。入力された符号化画像データは、バッファ制御部110によってメモリ200内のメモリ領域211に供給されて、一時的に保持される。バッファ制御部110は入力された符号化画像データを、所定の復号化処理レートで復号再生部120に出力する。復号再生部120の逆変換処理部121は、図4のステップS10において、符号化画像データを可変長復号化し、逆量子化し、更に、逆DCT処理して符号化側のDCT処理前のデータに戻す。
(a) 入力された符号化画像データがフレーム内符号化されたものである場合には、この符号化画像データに対する逆変換処理部121の出力は復元画像マクロブロックである。この場合には、ステップS12〜S16を省略して、動き補償部122は逆変換処理部121の出力を復元画像マクロブロックデータとしてそのまま出力する。
図3は動き補償予測復号化処理に用いる参照画像を示している。図3中のピクチャタイプを示すI,B,Pの符号の下方の実線及び破線は、夫々復元画像及び間引かれた復元画像を示している。また、図3中の四角印は、参照画像を用いた復号処理により復元(再生)されるマクロブロックを示し、矢印の始点によって復号処理に用いる参照画像を示している。図3に示すように、Iピクチャの復号処理には参照画像は用いられない。
動き補償部122からの復元画像マクロブロックデータは縮小画像生成部131に供給されると共に、IピクチャまたはPピクチャの復号処理の場合にはメモリ制御部140を介してメモリ200に供給される。メモリ制御部140は、動き補償部122からの復元画像マクロブロックデータを参照画像データとしてメモリ200の領域221〜224に記憶させる(ステップS18)。縮小画像生成部131は、復元画像マクロブロックデータから表示用の縮小画像マクロブロックデータを生成する(ステップS19)。メモリ制御部140は、縮小画像生成部131からの縮小画像データについてもメモリ200の領域231〜233に記憶させる。
表示制御部150は、符号化順と表示順との差を吸収するように、メモリ200の各領域からの読み出しを制御する。符号化時においては、図2のピクチャタイプの添え字のフレーム番号に示すように、例えば、第2及び第5フレームの画像を用いた両方向予測符号化によって、第3及び第4フレームのBピクチャの符号化画像データを作成し、第5及び第8フレームの画像を用いた両方向予測符号化によって、第6及び第7フレームのBピクチャの符号化画像データを作成している。即ち、符号化順は、図2に示すように、第2,第0,第1,第5,第3,第4,…のフレーム順である。逆変換処理部121からはこのフレーム順で逆変換処理データが得られる。
従って、第2フレームのIピクチャ(I2)の復元画像データの縮小画像は、Iピクチャ(I2)の後で復号される第0及び第1フレームのBピクチャ(B0及びB1)に基づく縮小画像が表示された後に表示される。このため、Iピクチャ(I2)の縮小画像は、その各マクロブロックの復号時において、メモリ200の領域232にも保持される(ステップS20)。
本実施の形態においては、動き補償部122からの復元画像を参照画像として記憶させる場合には、間引き読み出しが容易となるように、偶数列のデータと奇数列のデータとに分けて異なる領域に格納する。即ち、メモリ制御部140は、復元画像データを偶数列の画素データと奇数列の画素データとに分け、異なる領域221,223又は領域222,224に格納する。例えば、第2フレームのIピクチャ(I2)の復元画像データは、図2に示すように、領域221,222に記憶される。
(b) 入力された符号化画像データがフレーム間予測符号化(片方向予測符号化または両方向予測符号化)されたものである場合には、この符号化画像データに対する逆変換処理部121の出力は予測誤差である。例えば、図2の第5フレームのPピクチャ(P5)のデュアルプライム予測でない片方向予測誤差マクロブロックが動き補償部122に供給されるものとする。この場合には、動き補償部122は、ステップS12を介してステップS13に移行し、メモリ制御部140に動きベクトルに応じた読み出しアドレスを与えて、メモリ200の領域221,222に記憶されている第2フレームのIピクチャ(I2)の復元画像から参照画像ブロックを読み出す。メモリ制御部140は、マクロブロックに対応したサイズの参照画像ブロックを読み出して、動き補償部122に出力する。即ち、Pピクチャ(P5)のデュアルプライム予測でない片方向予測符号化マクロブロックの復号処理には、図3の無地の四角印に示すように、1マクロブロックの復号処理に対して約1マクロブロック分の参照画像データを読み出せば良い(なお、Bピクチャの片方向予測符号化マクロブロックも同様である)。
動き補償部122は、読み出された参照画像ブロックから生成した予測画素ブロックと逆変換処理部121からの予測誤差マクロブロックとを加算して、復元画像ブロックデータを得る(ステップS16)。このPピクチャに対する復元画像ブロックデータは、メモリ制御部140を介して、メモリ200の領域223,224に格納される(なお、Bピクチャのマクロブロックの場合はメモリ200の領域221〜224への格納は行われない)。また、このPピクチャの復元画像ブロックデータは、縮小画像生成部131において縮小画像ブロックデータに変換された後、メモリ制御部140を介して、領域232に格納される。
次に、第3フレームのBピクチャ(B3)の符号化データが復号される。ここで両方向予測符号化マクロブロックの場合には、逆変換処理部121の出力は予測誤差である。この場合には、動き補償部122は、Iピクチャ(I2)とPピクチャ(P5)とを用いて復元画像を生成する。即ち、動き補償部122は、メモリ制御部140に動きベクトルに応じた読み出しアドレスを与えて、メモリ200の領域221及び222に分割して記憶されている第2フレームのIピクチャ(I2)の復元画像の内一方の領域(221又は222)の復号画像と領域223及び224に分割して記憶されている第5フレームのPピクチャ(P5)の復元画像の内一方の領域(223又は224)の復号画像の両方から対応するブロック化位置の間引き参照画像ブロックを読み出す(ステップS14)。
これらの間引き参照画像ブロックのデータは、画素補間部123に供給される。画素補間部123は、入力された間引き参照画像ブロックの偶数列又は奇数列を内挿フィルタ等で補間することでI,Pピクチャについての参照画像ブロックを得て、動き補償部122に出力する(ステップS15)。動き補償部122は、Iピクチャ(I2)とPピクチャ(P5)の参照画像ブロックが与えられて予測画素ブロックを生成し、逆変換処理部121からの予測誤差との加算によって、Bピクチャ(B3)の復元画像ブロックデータを得る(ステップS16)。この様に本実施の形態においては、Bピクチャの両方向予測符号化マクロブロックの復号処理に対して、メモリ領域221又は222とメモリ領域223又は224とからの間引き参照画像ブロックを合わせて約1マクロブロック分の画素データを読み出せば良く、デュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロックの場合と同様な参照画素数の読み出しで復号処理が可能となる。
このBピクチャ(B3)の復号処理時において、メモリ200の領域231に記憶されているIピクチャ(I2)の縮小画像データが読み出されて、表示制御部150に供給される。こうして、出力端子12を介して図示しない表示部に縮小画像データが与えられて、画像表示が行われる。
また、Bピクチャの復元画像ブロックデータは、参照画像として用いられないので記憶する必要はなく、縮小画像生成部131に供給される。縮小画像生成部131は復元画像ブロックデータから縮小画像ブロックデータを生成する。この縮小画像ブロックデータは、メモリ制御部140を介して、メモリ200の領域233に書き込まれる。Bピクチャ(B3)の縮小画像データは、次のBピクチャ(B4)の復号化時に読み出されて、表示部において表示される。
以後同様の動作が繰り返されて、メモリ200に対して図2示す書き込み及び読み出しが行われて、各ピクチャの縮小画像データが得られる。画像表示順序は、図2に示すように、元のフレーム順となる。
なお、本実施の形態においては、Bピクチャの両方向予測符号化マクロブロックだけでなく、Pピクチャのデュアルプライム予測符号化マクロブロックについても、動き補償部122は、メモリ200の領域221又は領域222のいずれか一方(或いは、領域223又は領域224のいずれか一方)から、2種類の対応するブロック化位置の間引き参照画像ブロックを読み出す。画素補間部123は、間引き参照画像ブロックに対して、偶数列又は奇数列の画素を補間して、参照画像ブロックを生成して、動き補償部122に供給する(図3参照)。
従って、この場合においても、1マクロブロックの復号処理において2種類の間引き参照画像ブロックを合わせて約1マクロブロック分の画素データを読み出せば良く、デュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロックの場合と同様な参照画素数の読み出しで復号処理が可能となる。
この様に、本実施の形態では、両方向予測符号化マクロブロック及びデュアルプライム予測符号化マクロブロックについての参照画像の読み出し画素数を削減する事により、必要な最大メモリバンド幅を削減している。さらに、両方向予測符号化マクロブロックは、参照画像として使用されないBピクチャにおいてのみ使用されるもので、これによる画質劣化は後続の復号画像の画質に影響を与えない。また、デュアルプライム予測符号化マクロブロックは、後続の復号処理において参照画像として使用されるが、1画面内で使用される割合が少ない為、後続の復号画像の画質への影響は微小である。従って本実施の形態ではデュアルプライム予測符号化マクロブロックを使用しない片方向予測符号化マクロブロックの場合と同様な少ないメモリバンド幅に削減しても、高画質な再生画像を得ることができる。
<第2の実施の形態>
図5乃至図7は本発明の第2の実施の形態に係り、図5は画像復号化装置を示すブロック図である。図6は図2に対応したものであり、復号化処理及び表示のためのメモリ201の各領域に対する書き込み及び読み出しを説明するための説明図である。また、図7はマクロブロック毎の復号処理を説明するためのフローチャートである。図5乃至図7において夫々図1,2,4と同一物には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は表示用の縮小画像を参照画像として利用可能にしたものである。本実施の形態は、参照画像取得手段としてのメモリ制御部141を採用したビデオ復号器101及びメモリ201を採用した点が第1の実施の形態と異なる。メモリ制御部141は、メモリ201に対するアクセス制御が図1のメモリ制御部140と異なるのみである。
メモリ制御部141は、メモリ201の各領域に対する書き込み及び読み出しを制御する。メモリ201は、バッファメモリ領域211、参照画像用のメモリ領域225,226並びに参照及び表示用のメモリ領域241〜244を有している。メモリ領域225,226は、動き補償部122からの復元画像データを参照画像データとして記憶する領域である。また、メモリ領域241〜244は、縮小画像生成部131からの縮小画像データを記憶する領域である。
本実施の形態においては、メモリ領域241〜244に格納される縮小画像データは、表示用だけでなく、参照画像としても利用されるようになっている。縮小画像生成部131からの縮小画像データは、例えば、復元画像からフィルタリング処理及び間引き処理を行って生成される。
動き補償部122が要求するメモリ領域225,226への参照画像データ書き込み開始アドレスは、マクロブロック単位であり、メモリ制御部141はメモリ201への参照画像データの書き込みを効率良く行え、余分なメモリバンド幅の増加は無い。また、領域241〜244への画像データの書き込み開始アドレスも、縮小マクロブロック単位(またはその整数倍の単位)であり、メモリ制御部141はメモリ201への参照画像データの書き込みを効率良く行え、余分なメモリバンド幅の増加は無い。
動き補償予測復号化のための参照画像の読み出しに際して、メモリ制御部141は、動き補償部122の制御により、読み出しレートが高くなりやすいBピクチャの両方向予測符号化マクロブロック及びPピクチャのデュアルプライム予測符号化マクロブロックの復号処理時には、領域241〜244に格納されている縮小画像(縮小参照画像)を画素補間部123に出力するようになっている。また、メモリ制御部141は、動き補償部122の制御により、デュアルプライム予測符号化マクロブロックを除く片方向予測符号化マクロブロックについては、通常通り、領域225,226から参照画像を読み出して動き補償部122に出力するようになっている。
参照画像取得手段としての画素補間部123は、内挿フィルタ処理等の補間処理によって、縮小参照画像ブロックから通常の画素数の参照画像ブロックを作成する。画素補間部123は、補間して作成した参照画像ブロックを動き補償部122に供給するようになっている。
縮小参照画像ブロックは、通常の参照画像ブロックよりもデータ量が小さく、メモリ制御部141は、縮小参照画像ブロックを通常の参照画像ブロックよりも低レートで読み出すことが可能である。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図5及び図7を参照して説明する。
本実施の形態は参照画像として表示用の縮小画像を利用する点及び縮小画像を参照用及び表示用として用いるためのメモリ201のアクセス制御が第1の実施の形態の動作と異なる。
図5に示すように、参照画像用のメモリ領域225,226への書き込み及び読み出しは、偶数列と奇数列とに分けていない点を除いて、図1の領域221〜224への書き込み及び読み出しと同様である。
デュアルプライム予測符号化マクロブロックを除く片方向予測符号化マクロブロックについては、参照画像として、これらの領域225,226に書き込まれた参照画像データが用いられる。これらの参照画像データは、直接動き補償部122に与えられる。また、Bピクチャにおける両方向予測符号化マクロブロック及びデュアルプライムピクチャのデュアルプライム予測符号化マクロブロックについては、参照画像として、領域241〜244に格納されている圧縮画像データが用いられる。
参照用及び表示用メモリ領域241〜244に記憶された縮小画像データは、表示用としてだけでなく参照画像用としても用いられる。従って、縮小画像データは、表示用として読み出された後も、参照画像用として保持されておく必要があることがある。このため、本実施の形態においては、4フレーム分の縮小画像データを4つの領域241〜244に格納する。
例えば、第2フレームのIピクチャ(I2)の復元画像データは、参照画像として領域225に格納されると共に、縮小画像生成部131によって縮小画像に変換され、領域243にも格納される。
第5フレームのPピクチャ(P5)のデュアルプライム予測符号化マクロブロックでない片方向予測符号化マクロブロックの復号処理時には、ステップS13において、動き補償部122は、動きベクトルに基づいてブロック化位置を決定し、メモリ制御部141を介して、メモリ201の領域225に記憶されている第2フレームのIピクチャ(I2)の復元画像からマクロブロックサイズの参照画像ブロックを読み出す。この様にPピクチャ(P5)のデュアルプライム予測符号化マクロブロックでない片方向予測符号化マクロブロックの1マクロブロック分の復号処理時には、図3の無地の四角印に示すように、1マクロブロック分の参照画像データを読み出せば良い(なお、Bピクチャの片方向予測符号化マクロブロックも同様である)。
図6に示すように、第5フレームのPピクチャ(P5)の復号期間の次のフレーム期間において、第2フレームのIピクチャ(I2)の縮小画像が表示用に読み出される。本実施の形態においては、このIピクチャ(I2)の縮小画像は、第3フレームのBピクチャ(B3)の両方向予測符号化マクロブロックの復号処理時には、その参照用と表示用に読み出され、更にその後、第4フレームのBピクチャ(B4)の復号処理の参照用にも読み出される。
即ち、第3及び第4フレームのBピクチャ(B3,B4)の両方向予測符号化マクロブロックの復号処理については、参照及び表示用メモリ領域243,244に格納されているI,Pピクチャ(I2,P5)の縮小参照画像ブロックが読み出される。即ち、動き補償部122は、動きベクトルに基づいて、I,Pピクチャ(I2,P5)の縮小画像のブロック化位置を決定し、比較的小さいデータ量の縮小参照画像ブロックを読み出して、画素補間部123に出力する(ステップS24)。なお、Bピクチャの片方向予測符号化マクロブロックの復号処理については、メモリ201の領域225または226に記憶されている第2フレームのIピクチャ(I2)または第5フレームのPピクチャ(P5)の復元画像からマクロブロックサイズの参照画像ブロックを読み出す(ステップS13)。
画素補間部123は、入力された縮小参照画像ブロックを補間することでI,Pピクチャについての参照画像ブロックを得て、動き補償部122に出力する(ステップS15)。動き補償部122は、Iピクチャ(I2)とPピクチャ(P5)の参照画像ブロックが与えられて、予測画素ブロックを生成し、逆変換処理部121からの予測誤差との加算によって、第3,第4フレームのBピクチャ(B3,B4)の両方向予測符号化マクロブロックの復元画像データを得る(ステップS16)。この様に本実施の形態においては、Bピクチャの両方向予測符号化マクロブロックの復号処理においても、メモリ領域243とメモリ領域244とからの間引き参照画像ブロックを合わせて約1マクロブロック分の画素データを読み出せば良く、デュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロックの場合と同様な参照画素数の読み出しで復号処理が可能となる。
以後同様の動作が繰り返されて、メモリ201に対して図6に示す書き込み及び読み出しが行われて、各ピクチャの縮小画像データが得られる。なお、本実施の形態においては、Bピクチャの両方向予測符号化マクロブロックだけでなく、デュアルプライムピクチャのデュアルプライム予測符号化マクロブロックについても、動き補償部122は、メモリ201の領域241〜244に格納された縮小参照画像ブロックを読み出す。従って、この場合においても、1マクロブロックの復号処理において2種類の間引き参照画像ブロックを合わせて約1マクロブロック分の画素データを読み出せば良く、デュアルプライム予測符号化以外の片方向予測符号化マクロブロックの場合と同様な参照画素数の読み出しで復号処理が可能となる。
このように、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第3の実施の形態>
図8乃至図10は本発明の第3の実施の形態に係り、図8は画像復号化装置を示すブロック図である。図9は図3に対応したものであり、復号処理に用いる参照画像を説明するための説明図である。また、図10はマクロブロック毎の復号処理を説明するためのフローチャートである。図8乃至図10において夫々図5,3,7と同一物には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は表示用の参照及び表示用メモリ領域241〜244に格納する画像データとして、縮小画像に代えて圧縮画像を用いると共に、この圧縮画像を参照画像として用いて、伸張処理することによって、参照画像を得るようにしたものである。本実施の形態におけるビデオ復号器102は、参照画像取得手段としての画像伸張部126を有する復号再生部125を採用すると共に、圧縮画像生成部132を採用し、更に画像伸張部152を付加した表示制御部151を採用した点が図5のビデオ復号器101と異なる。
圧縮画像生成部132は、復号再生部125から復元画像データが与えられ、復元画像データを圧縮処理して、圧縮画像データを生成する。圧縮画像生成部132としては、直交変換器及び量子化器を用いた簡易圧縮器を採用することができる。メモリ制御部141は、圧縮画像生成部132からの圧縮画像データをメモリ201の領域241〜244に格納するようになっている。本実施の形態においては、メモリ領域241〜244に格納される圧縮画像データは、表示用だけでなく、参照画像としても利用されるようになっている。
動き補償部122が要求するメモリ領域225,226への参照画像データ書き込み開始アドレスはマクロブロック単位であり、メモリ制御部141はメモリ201への参照画像データの書き込みを効率良く行え、余分なメモリバンド幅の増加は無い。
また、領域241〜244への画像データの書き込み開始アドレスも、縮小マクロブロック単位(またはその整数倍の単位)であり、メモリ制御部141はメモリ201への参照画像データの書き込みを効率良く行え、余分なメモリバンド幅の増加は無い。
本実施の形態においても、動き補償予測復号化のための参照画像の読み出しに際して、メモリ制御部141は、動き補償部122の制御により、読み出しレートが高くなりやすいBピクチャの双方向予測符号化マクロブロック及びデュアルプライムピクチャのデュアルプライム予測符号化マクロブロック復号処理時には、領域241〜244に格納されている圧縮画像(圧縮参照画像)を画像伸張部126に出力するようになっている。また、メモリ制御部141は、動き補償部122の制御によりデュアルプライム予測符号化マクロブロックを除く片方向予測符号化マクロブロックについては、通常通り、領域225,226から参照画像を読み出して動き補償部122に出力するようになっている。
参照画像取得手段としての画像伸張部126は、圧縮画像生成部132の逆処理によって、圧縮参照画像ブロックから通常の参照画像ブロックを作成する。画像伸張部126は、作成した参照画像ブロックを動き補償部122に供給するようになっている。
圧縮参照画像ブロックは、通常の参照画像ブロックよりもデータ量が小さく、メモリ制御部141は、圧縮参照画像ブロックを通常の参照画像ブロックよりも低レートで読み出すことが可能である。
また、表示制御部151内の画像伸張部152も、圧縮画像生成部132の逆処理によって、圧縮画像から通常の表示画像を作成する(この伸張処理は、ライン単位の処理で良い)。表示制御部151は、伸張された復元画像データを出力端子12に出力するようになっている。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図9及び図10を参照して説明する。
本実施の形態は参照用及び表示用として縮小画像でなく圧縮画像を用いる点が第2の実施の形態の動作と異なるのみである。図9に示すように、デュアルプライム予測符号化マクロブロックを除く片方向予測符号化マクロブロックについては、参照画像として、領域225,226に書き込まれた参照画像データが用いられる。これらの参照画像データは、直接動き補償部122に与えられる。また、Bピクチャの双方向予測符号化マクロブロック及びデュアルプライムピクチャのデュアルプライム予測符号化マクロブロックについては、参照画像として、領域241〜244に格納されている圧縮画像データが用いられる。
圧縮画像データは、ステップS34において参照画像として読み出されて、画像伸張部126に与えられる。画像伸張部126はステップS35において伸張処理を施して、参照画像を復元する。こうして得られた参照画像は、動き補償部122において予測画素ブロックを生成され、逆変換処理部121の出力と加算されて、復元画像が得られる。動き補償部122からの復元画像は、ステップS36において、圧縮画像に変換されて、領域241〜244に書き込まれる。
表示時には、参照及び表示用メモリ領域241〜244から読み出された圧縮画像データは、表示制御部151の画像伸張部152に与えられて伸張処理される。表示制御部151は、伸張された復元画像データを出力端子12に出力する。こうして、図示しない表示装置において、復元画像の表示が可能である。
このように本実施の形態においても、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<圧縮画像生成部>
ところで、図8中の圧縮画像生成部132としては、符号化側における圧縮回路よりも簡単な構成のものを採用してもよい。例えば、圧縮画像生成部132としては、直交変換回路と非線形量子化回路とを組み合わせた回路を採用することができる。
図11乃至図14は図8中の圧縮画像生成部132の具体的な構成例に係り、図11は直交変換回路としてのアダマール変換回路の一例を示している。また、図12及び図13は夫々アダマール変換回路中の量子化器Q1,Q2の一例を示している。また、図14は量子化テーブルを示している。
図11において、加算器A1〜A4には、夫々入力された画像データの各画素値x0,x2,x1,x3が夫々与えられる。また、画素値x0〜x3は、夫々加算器A2,A4,A1,A3にも与えられる。加算器A1〜A4の出力は夫々加算器A5〜A7に与えられる。
即ち、加算器A5には、加算器A1,A3の出力が与えられ、加算器A5は、加算結果を変換係数の直流成分f0’(f0=x0+x1+x2+x3+2)として出力する。また、加算器A6には、加算器A2,A4の出力が与えられ、加算器A6は、加算器A2の出力から加算器A4の出力を減算することで、出力f1’としてf1’=x0+x1−x2−x3を出力する。また、加算器A7には、加算器A2,A4の出力が与えられ、加算器A7は、出力f2’としてf2’=x0−x1−x2+x3を出力する。
4画素を用いたアダマール変換回路では、出力f3として、f3=x0−x1+x2−x3も用いられる。図11の回路では、最も高い周波数成分を含む変換係数f3を出力として用いない。また、図11の例では、入力される各画素値は8ビットであるものとする。従って、加算器A5の出力の直流成分f0’は10ビットであるが、図11の回路では、直流成分f0’については、第0乃至第9ビット中の第2乃至第9ビットの上位8ビット(以下、8([9:2])と表記する)のみを直流成分f0として出力する。即ち、直流成分f0については、四捨五入を含む線形の量子化処理を施した出力となる。
また、加算器A6,A7の10ビットの出力f2’,f3’については、夫々非線形の量子化器Q1,Q2によってビット数を5ビット又は3ビットに変換し、変換係数f2,f3として出力する。輝度信号と色差信号との切換信号YCによって輝度信号が指定されている期間には、選択回路SE1は加算器A5の出力を選択し、選択回路SE2は量子化器Q1,Q2の出力を選択する。選択回路SE2の出力は、第0から第7ビットの8ビットの出力Dout[7:0]となり、選択回路SE1の出力は第8から第15ビットの8ビットの出力Dout[15:8]となる。こうして、第0乃至第31の32ビットの入力画像データが16ビットの変換係数に圧縮されて出力される。
なお、入力画像データが色差信号の場合には、色差信号Cb1,Cb2は加算器A1において加算されて(Cb1+Cb2+1)が算出され、色差信号Cr1,Cr2は加算器A3において加算されて(Cb1+Cb2+1)が算出される。加算器A1の出力9ビット中の上位8ビットが色差信号の変換係数Cbとして、選択回路SE1に供給される。また、加算器A3の出力9ビット中の上位8ビットが色差信号の変換係数Crとして、選択回路SE2に供給される。これらの色差信号の変換係数は、四捨五入を含む平均値処理を施した出力となり、切換信号YCによって色差信号が指定されている期間において、選択回路SE1,SE2によって選択されて、第0乃至第15ビットの16ビットの変換係数として出力される。
図12は10ビットの入力データを5ビットのデータに非線形量子化する量子化器Q1の構成を示し、図13は10ビットの入力データを3ビットのデータに非線形量子化する量子化器Q2の構成を示している。
図12において10ビットの変換係数Din[9:0]は、絶対値回路AB1に与えられる。絶対値回路AB1は、排他的論理和回路EX1、加算器A8、インバータIN1及びノア回路NR1,NR2によって構成されている。
10ビットの変換係数は、排他的論理和回路EX1に与えられる。排他的論理和回路EX1には、変換係数の正負を示す符号ビットDin[9]も与えられており、両者の排他的論理和演算を行う。排他的論理和回路EX1の出力は加算器A8に与えられて、符号ビットDin[9]と加算される。加算器A8の出力のうち上位8ビット8[9:2]は、10ビットの変換係数の絶対値の上位8ビットを示している。加算器A8からの変換係数の絶対値の上位8ビットはインバータIN2を介して、加算器群AA1の各加算器に供給されると共に、ノア回路NR1に供給される。一方、符号ビットDin[9]は、インバータIN1を介してノア回路NR1の出力と共にノア回路NR2に入力され、変換係数の絶対値の上位8ビットが零の時は正となる様にノア回路NR2で補正された符号ビットがアンド回路AN1に供給される。
加算器群AA1を構成する16個の加算器には、夫々比較値1,2,3,4,6,8,11,14,18,22,28,35,49,54,91,101が与えられる。加算器群AA1の各加算器には、インバータIN2から変換係数の絶対値の上位8ビットの反転信号が与えられており、各加算器は、変換係数の絶対値の上位8ビットが各比較値よりも小さい場合には、キャリー出力を発生する。
加算器群AA1の各加算器からのキャリー出力は、夫々インバータ群INV1の各インバータを介して出力される。インバータ群INV1の各インバータからの出力は、加算器A9乃至A15によって加算されて、アンド回路AN2に供給される。
アンド回路AN1には、加算器群AA1の比較値1が与えられる加算器からのキャリー出力が反転されて与えられている。アンド回路AN1は変換係数の絶対値の上位8ビットが1以上の場合に、符号ビットを5ビット出力Dout中の第4ビットとして出力する。
また、この符号ビットはナンド回路NA1にも与えられる。ナンド回路NA1には、加算器群AA1の比較値101が与えられる加算器からのキャリー出力が反転されて与えられている。ナンド回路NA1は変換係数の絶対値が101以上になった場合には、アンド回路AN2に論理値0を与えるようになっている。アンド回路AN2は、ナンド回路NA1の出力が論理値1の場合には、加算器A15の出力を5ビットのDout中の第0乃至第3の4ビットとして出力し、ナンド回路NA1の出力が論理値0の場合には、Dout中の第0乃至第3の4ビットとして0000を出力する。
図14(a)は図12の量子化器Q1による量子化出力を示している。変換係数の入力範囲は、−128〜0〜127である。入力された変換係数の絶対値の上位8ビットが比較値1,2,3,4,6,8,11,14,18,22,28,35,49,54,91と同じになる毎に、加算器群AA1の各加算器の後段のINV1出力が1となる。このINV1出力は加算器A9〜A15によって加算される。加算器A15の出力は、入力変換係数を非線形に変換した係数となる。
例えば、入力変換係数の絶対値の上位8ビットが9の場合には、比較値1,2,3,4,6,8が入力される加算器の後段のINV1出力が1となり、加算器A15の出力はINV1出力が1となった個数である0110となる。こうして、図14(a)に示す5ビットの量子化出力(index)が得られる。なお、図14のindex中の最上位ビットは符号ビットである。
図13は10ビットの入力データを3ビットのデータに非線形量子化する量子化器Q2の構成を示している。図12は4個の加算器を備えた加算器群AA2を採用した例である。加算器群AA2の各加算器は、夫々比較値1,3,11,28と入力された変換係数の絶対値の上位8ビットの反転とを比較する。加算器群AA2の各加算器からのキャリー出力は、インバータ群INV2の各インバータを介して加算器A18に供給される。
図14(b)は図13の量子化器Q2による量子化出力を示している。変換係数の入力範囲は、−128〜0〜127である。入力された変換係数の絶対値の上位8ビットが比較値1,3,11と同じになる毎に、加算器群AA2の各加算器の後段のINV2出力が1となる。こうして、図14(b)に示す3ビットの量子化出力(index)が得られる。
上述したように、量子化器Q1,Q2からの各5ビット,3ビットの量子化出力が、変換係数f1,f2として選択回路SE2に供給される。このように、図11の圧縮画像生成部は、アダマール変換によって得た直流成分f0’については、線形量子化によって8ビットのデータf0に変換し、アダマール変換によって得た変換係数f1’,f2’については、非線形量子化によって合わせて8ビットのデータに変換する。これにより、十分な圧縮率で画像を圧縮して参照画像として格納するようにしており、Bピクチャの両方向予測符号化マクロブロック又はデュアルプライムピクチャのデュアルプライム予測符号化マクロブロックの復号処理時の参照画像の読み出しレートを十分に低減可能である。
<画像伸張部>
図8中の画像伸張部126,152としては、圧縮画像生成部132に対応した構成を採用する。図15乃至図19は図11の圧縮画像生成部に対応した画像伸張部の具体的な構成例に係り、図15は画像伸張回路の一例を示している。また、図16乃至図18は夫々図15中の逆量子化器IQ1,IQ2及びリミッタL11〜L14の一例を示している。また、図19は逆量子化テーブルを示している。図19(a)は逆量子化器IQ1による逆量子化処理を示し、図19(b)は逆量子化器IQ2による逆量子化処理を示している。
図15において、逆量子化器IQ1,IQ2には、夫々図11の出力Doutの下位8ビット[7:0]中の上位5ビットと下位3ビットとがDin[7:3],Din[2:0]として入力される。
図16は逆量子化器IQ1の構成を示している。逆量子化器IQ1は、選択回路SE21を有している。選択回路SE21には、代表値として、110,1,2,3,4,6,9,12,15,19,24,31,39,51,58,95が与えられる。選択回路SE21は、5ビットに圧縮された変換係数のうちの絶対値を表す下位4ビットDin[3:0]が与えられる。選択回路SE21は、変換係数の絶対値によって、代表値を選択する。即ち、選択回路SE21は、4ビットの0乃至15の変換係数を7ビットの代表値に変換して出力する。なお、代表値110はアンド回路AN21を介して選択回路SE21に与えられている。アンド回路AN21には符号ビットも与えられており、代表値110は、符号ビットが1、即ち、負の変換係数の場合にのみ選択され、符号ビットが零(即ち、正)の変換係数の場合は零となる。
選択回路SE21からの代表値は、排他的論理和回路EX2に与えられる。排他的論理和回路EX2は、符号ビットとの排他的論理和演算を行い、演算結果を加算器A21に出力する。加算器A21は、排他的論理和回路EX2の出力と符号ビットとを加算する。加算器A21の出力は、入力された変換係数の絶対値を下位7ビットで表すデジタルデータとなる。加算器A21の出力は逆量子化した8ビットの変換係数のうちの下位7ビットDout[6:0]であり、最上位の8ビット目の出力Dout[7]としては、符号ビットがそのまま用いられる。
図19(a)に示すように、5ビットの入力データは、7ビット表現の代表値に変換される。
図17は逆量子化器IQ2の構成を示している。逆量子化器IQ2は、選択回路SE22を有している。選択回路SE22には、代表値として、35,1,4,14が与えられる。選択回路SE22は、3ビットに圧縮された変換係数のうちの絶対値を表す下位2ビットDin[1:0]が与えられる。選択回路SE22は、変換係数の絶対値によって、代表値を選択する。即ち、選択回路SE22は、2ビットの0乃至3の変換係数を6ビットの代表値に変換して出力する。なお、代表値35はアンド回路AN21を介して選択回路SE22に与えられている。
こうして、図19(b)に示すように、選択回路SE22からは、3ビットの変換係数に対応した7ビットの代表値が出力される。加算器A21の出力は、入力された変換係数の絶対値を下位6ビットで表すデジタルデータDout[5:0]となる。また、符号ビットは、上位2ビットDout[7],Dout[6]としてそのまま用いられる。
図19(b)に示すように、3ビットの入力データは、7ビット表現の代表値に変換される。
図15において、直流成分f0及び逆量子化器IQ1の出力は、加算器A31,A32に与えられる。加算器A31は直流成分f0と逆量子化器IQ1からの変換係数f1を加算し、加算器A32は直流成分f0から変換係数f1を減算する。
加算器A33は、加算器A31の出力と逆量子化器IQ2の出力とを加算する。加算器A34は、加算器A31の出力から逆量子化器IQ2の出力を減算する。加算器A35は、加算器A32の出力から逆量子化器IQ2の出力を減算する。加算器A36は、加算器A32の出力と逆量子化器IQ2の出力とを加算する。即ち、変換係数f0〜f2に対して逆アダマール変換が施されて、10ビットの元の画素値x0〜x3が復元される。
加算器A33〜A36からの復元された画素値x0〜x3は、夫々リミッタL11〜L14に与えられる。図18はリミッタL11〜L14の具体的な構成を示す回路図である。
リミッタL11〜L14はいずれも同一構成であり、図18に示すように、インバータIN31及びノア回路NR31〜NR33を有している。10ビットの各画素値のうち最上ビットDin[9]は符号ビットである。画素値の下位8ビットDin[7:0]はノア回路NR32に与えられ、9ビット目Din[8]はインバータIN31に与えられる。インバータIN31の出力及び符号ビットがノア回路NR31に与えられ、ノア回路NR31の出力はノア回路NR32に与えられる。ノア回路NR32の出力及び符号ビットがノア回路NR33に与えられる。ノア回路NR33の出力の8ビットがDout[7:0]として出力される。
第9ビット目が0の場合には、インバータIN31の出力は1であり、ノア回路NR31は必ず0を出力する。従って、ノア回路NR32,NR33はインバータとして機能し、入力された10ビットの画素値のうちの上位8ビットがそのまま出力される。
第9ビット目が1の場合には、インバータIN31の出力は0であり、符号ビットが0のときには、ノア回路NR31は1を出力する。従って、この場合には、ノア回路NR32は0を出力し、ノア回路NR33は1を出力する。こうして、9ビット目が1の場合には、上位8ビットが1の出力Dout[7:0]が出力される。なお、出力としては正の値のみを用いる。そこで、符号ビットをノア回路NR32に与えて、符号ビットが1(負)の場合には、ノア回路NR32の出力を0にするようになっている。
こうして、リミッタL11〜L14は、入力された画素値を8ビットで表現可能な最大値に制限して出力する。リミッタL11〜L14の出力は、夫々選択回路SE31〜SE34を介してDout[31:24]、Dout[23:16]、Dout[15:8]、Dout[7:0]として出力される。
なお、入力画素が色差信号の場合には、Din[7:0]は色差信号Crであり、Din[15:8]は色差信号Cbである。色差信号Crは選択回路SE31,SE33に与えられ、色差信号Cbは選択回路SE32,SE34に与えられる。選択回路SE31〜SE34は、切換信号YCによって色差信号であることが指示された場合には色差信号を選択し、輝度信号であることが指示された場合には輝度信号を選択する。
こうして、出力Dout[31:24]、Dout[23:16]、Dout[15:8]、Dout[7:0]として32ビットの輝度信号及び色差信号が得られる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形例が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る画像復号化装置を示すブロック図。 復号化処理及び表示のためのメモリ200の各領域に対する書き込み及び読み出しを説明するための説明図。 復号に用いる参照画像を説明するための説明図。 マクロブロック毎の復号処理を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る画像復号化装置を示すブロック図。 復号化処理及び表示のためのメモリ201の各領域に対する書き込み及び読み出しを説明するための説明図。 マクロブロック毎の復号処理を説明するためのフローチャート。 本発明の第3の実施の形態に係る画像復号化装置を示すブロック図。 復号に用いる参照画像を説明するための説明図。 マクロブロック毎の復号処理を説明するためのフローチャート。 周波数変換回路としてのアダマール変換回路の一例を示す回路図。 図11のアダマール変換回路中の量子化器Q1の一例を示す回路図。 図11のアダマール変換回路中の量子化器Q2の一例を示す回路図。 量子化テーブルを示す説明図。 画像伸張回路の一例を示す回路図。 図15中の逆量子化器IQ1の一例を示す回路図。 図15中の逆量子化器IQ2の一例を示す回路図。 図15中のリミッタL11〜L14の一例を示す回路図。 逆量子化テーブルを示す説明図。
符号の説明
120、125…復号再生部、121…逆変換処理部、122…動き補償部、123…画素補間部、126…画像伸長部、131…縮小画像生成部、132…圧縮画像生成部、140〜141…メモリ制御部、200〜201…メモリ、221〜226…参照画像用メモリ領域、241〜244…参照及び表示用メモリ領域。

Claims (5)

  1. 符号化対象の画像と参照画像との予測誤差を符号化する動き補償予測符号化処理を含む処理によって所定の画素数領域毎に符号化された符号化画像データが入力され、前記符号化の逆処理によって前記符号化対象画像の復元画像又は前記予測誤差を得る逆変換処理手段と、
    前記予測誤差と前記参照画像との加算によって前記所定の画素数領域毎に復元画像を得る動き補償手段と、
    前記復元画像を記憶する記憶手段と、
    前記動き補償手段の加算処理のために、参照画像を取得するものであって、前記動き補償手段の処理対象の画像が前記所定の画素数領域の2倍以上の画素数の参照画素を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、間引いた復元画像を前記記憶手段から読み出して補間処理によって参照画像を得、2倍未満の画素数の参照画素を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、前記記憶手段から復元画像を読出すことによって参照画像を得る参照画像取得手段と、
    を具備したことを特徴とする画像復号化装置。
  2. 符号化対象の画像と参照画像との予測誤差を符号化する動き補償予測符号化処理を含む処理によって所定の画素数領域毎に符号化された符号化画像データが入力され、前記符号化の逆処理によって前記符号化対象画像の復元画像又は前記予測誤差を得る逆変換処理手段と、
    前記予測誤差と前記参照画像との加算によって前記所定の画素数領域毎に復元画像を得る動き補償手段と、
    前記復元画像を圧縮した圧縮画像を生成するデータ量削減手段と、
    前記復元画像と前記圧縮画像とを記憶する記憶手段と、
    前記動き補償手段の加算処理のために、参照画像を取得するものであって、前記動き補償手段の処理対象の画像が前記所定の画素数領域の2倍以上の画素数を有する参照画素を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、前記圧縮画像を前記記憶手段から読み出して伸張処理によって復元画像を復元し、参照画像を得、2倍未満の画素数の参照画素を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、前記記憶手段から復元画像を読出すことによって参照画像を得る参照画像取得手段と、
    を具備した画像復号化装置。
  3. 前記データ量削減手段は、前記動き補償手段によって復元された画像のデータ量を画像縮小処理又は画像圧縮処理によって削減することを特徴とする請求項2に記載の画像復号化装置。
  4. 符号化対象の画像と参照画像との予測誤差を符号化する動き補償予測符号化処理を含む処理によって所定の画素数領域毎に符号化された符号化画像データが入力され、前記符号化の逆処理によって前記予測誤差を得る逆変換処理ステップと、
    前記予測誤差と前記参照画像との加算によって前記所定の画素数領域毎に復元画像を得る動き補償ステップと、
    前記復元画像を記憶する記憶ステップと、
    前記動き補償ステップの加算処理のために、前記動き補償ステップの処理対象の画像が前記所定の画素数領域の2倍以上の画素数の参照画像を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、間引いた復元画像を読み出して補間処理によって参照画像を得、2倍未満の画素数の参照画素を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、復元画像を読出すことによって参照画像を得る参照画像取得ステップと、
    を具備したことを特徴とする画像復号化方法。
  5. 符号化対象の画像と参照画像との予測誤差を符号化する動き補償予測符号化処理を含む処理によって所定の画素数領域毎に符号化された符号化画像データが入力され、前記符号化の逆処理によって前記予測誤差を得る逆変換処理ステップと、
    前記予測誤差と前記参照画像との加算によって前記所定の画素数領域毎に復元画像を得る動き補償ステップと、
    前記復元画像を記憶する記憶ステップと、
    前記復元画像を圧縮した圧縮画像を生成して記憶するデータ量削減画像記憶ステップと、
    前記動き補償ステップの加算処理のために、前記動き補償ステップの処理対象の画像が前記所定の画素数領域の2倍以上の画素数の参照画像を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、前記圧縮画像を読み出して伸張処理することで前記復元画像を復元し、参照画像を得、2倍未満の画素数の参照画素を用いる符号化モードによって符号化されている場合には、前記記憶手段から復元画像を読出すことによって参照画像を得る参照画像取得ステップと、
    を具備したことを特徴とする画像復号化方法。
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