JP4733666B2 - 車両用フロア構造 - Google Patents

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Description

この発明は、ビードが形成された車両用フロア構造、とりわけ車両側面衝突時の衝撃荷重を効果的に受けることができる車両用フロア構造に関する。
車両用フロア構造の中には、車両側面衝突時の外力に対して対抗できる強度剛性を確保するため、サイドシルとクロスメンバーとが交差する部位を中心とする凹凸断面のビードをフロアパネル面に設けたものがある。このビードにより車体重量を抑えつつフロアパネルの剛性を格段に高めることができる。
特開平2006−298076号公報
上記従来技術にあってはフロパネルに設けたビードによってフロアパネル自体の剛性を高めることはできるが、車両側面衝突時においては、側部から作用する衝撃荷重が十分にフロアパネルに作用しないと衝撃荷重を効果的にフロアパネル全体で受けることはできない。また、フロアパネルのみでこの衝撃荷重を受けるようにすると、フロアパネルの強度剛性を更に高める必要があり、車体重量が増加して燃費向上に逆行するという問題がある。
そこで、この発明は、車両側面衝突時において作用する衝撃荷重を効果的にフロアパネルに伝達させ、かつ、フロアパネルが分担する荷重を減少させることができる車両用フロア構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、車幅方向中央部に配置され車体前後方向に延びるフロアトンネルフレーム(例えば、実施形態におけるフロアトンネルフレーム2)と、車幅方向に沿って配置され車体前後方向に延びるサイドシル(例えば、実施形態におけるサイドシル5,6)と、前記フロアトンネルフレームと前記左右のサイドシルとを車幅方向で連結する複数の横骨格部材(例えば、実施形態におけるエクステンション11,12及びアウトリガー13,14、ミドルクロスメンバー7)と、前記フロアトンネルフレームと前記サイドシルとに掛け渡されたフロアパネル(例えば、実施形態におけるフロアパネル3,4)とを備え、前記横骨格部材は、フロントサイドフレームの後端部に前端部が接合されると共に後端部が前記サイドシル前端内側から接合されるアウトリガー(例えば、実施形態におけるアウトリガー13,14)と、前端が前記アウトリガーに接合され後端が前記フロアトンネルフレームの側壁に接合されるエクステンション(例えば、実施形態におけるエクステンション11,12)とを含み、前記フロアパネルの外側縁に接合されるサイドシルインナー(例えば、実施形態におけるサイドシルインナー23)を外側に開いたコの字断面形状であって車体前後方向に直線状に形成し、前記サイドシルインナーとこのサイドシルインナーの外側に前記サイドシルインナーに上下の接合フランジ部(例えば、実施形態における接合フランジ部24)を介して接合される内側に開いたコの字断面形状のサイドシルレインフォース(例えば、実施形態におけるレインフォース25)とにより閉断面構造部(例えば、実施形態における閉断面構造部H2、HF2、HR2)を形成する前記サイドシルを設け、前記サイドシルレインフォースの外側壁に前記サイドシル前端と前記サイドシル後端から車体前後方向中央部に進むにしたがって徐々に外側への突出量が大きくなる前傾斜壁(例えば、実施形態における前傾斜壁25F)と後傾斜壁(例えば、実施形態における25R)を設け、前記前傾斜壁は、前記サイドシル前端から、前記フロアトンネルフレームの前後方向略中央部と左右の前記サイドシルとをそれぞれ車幅方向で接合する左右のフロントクロスメンバ(例えば、実施形態におけるフロントクロスメンバ9,10)の前記サイドシルとの接合部に至る部位に配置され、前記フロアトンネルフレームと前記サイドシルと前記横骨格部材とで囲まれた前記フロアパネルの各領域(例えば、実施形態における領域S1,S2)に、前記前傾斜壁と前記後傾斜壁に面する前記サイドシルインナーの前記フロアパネルの接合部分に直角に端を発し、前記サイドシルと前記横骨格部材との交点(例えば、実施形態における交点X1,X2)付近を中心とする同心円弧状の複数のビード(例えば、実施形態におけるビード50)を設け、前記ビードのうち一端側が前記前傾斜壁に面する前記サイドシルインナーの前記フロアパネルとの接合部分に直角に端を発して延びるビードの他端側が前記アウトリガー及び前記エクステンションに連結されることを特徴とする。
このように構成することで、車両側面衝突時にサイドシルから作用する衝撃荷重はサイドシルからフロアパネルへ伝達されると共に、サイドシルレインフォースの前傾斜壁と後傾斜壁から横骨格部材にも分散して伝達される。サイドシルに伝達された荷重はフロアパネルを介してフロアトンネルフレームに作用すると共に、サイドシルに直角に端を発する同心円弧状のビードによって横骨格部材に向かう方向にも分散して伝達される。
請求項1に記載した発明によれば、車両側面衝突時にサイドシルから作用する衝撃荷重はサイドシルからフロアパネルへ伝達されると共に、サイドシルレインフォースの前傾斜壁と後傾斜壁から横骨格部材にも分散して伝達されるため、フロアパネルにかかる負担を軽減することが可能となり、ビードが形成されて剛性が向上していることもあり、フロアパネルを軽量化でき、燃費向上に寄与できる効果がある。
また、サイドシルに伝達された荷重はフロアパネルを介してフロアトンネルフレームに作用すると共に、サイドシルに直角に端を発する同心円弧状の複数のビードによって横骨格部材に向かう方向にも分散して伝達されるので、この点でもフロアパネルにかかる負担を軽減することが可能となり、フロアパネルを軽量化でき燃費向上に寄与できる効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、車両のフロア1には、車幅方向中央部に車体前後方向に延びるフロアトンネルフレーム2が形成されている。このフロアトンネルフレーム2の両側縁には左右のフロアパネル3,4の内側縁が接合され、左右のフロアパネル3,4の外側縁にそれぞれ車体前後方向に延びる車体骨格部材である左右のサイドシル5,6が取り付けられている。つまり、左右のフロアパネル3,4はフロアトンネルフレーム2と左右のサイドシル5,6とに掛け渡されている。左右のサイドシル5,6の後部同士が車幅方向に配置された車体骨格部材であるミドルクロスメンバー7によって連結され、ミドルクロスメンバー7の前縁部は左右のフロアパネル3,4の後縁に接合されている。また、フロアトンネルフレーム2の前後方向略中央部と左右のサイドシル5,6がそれぞれ車幅方向に配置された左右のフロントクロスメンバー9,10によって連結されている。
一方、フロアトンネルフレーム2の前端部の両側壁にはそれぞれエクステンション11、12の一端部が接合され、左右のサイドシル5,6の前端部にはそれぞれアウトリガー13,14の一端部が接合され、これら左右のエクステンション11,12がアウトリガー13,14の内側壁に連結されている。そして、ミドルクロスメンバー7の左右端部47,47は斜め前方に屈曲しており、この左右端部47,47の後壁及び左右のサイドシル5,6の後部内壁に左右のリヤサイドフレーム15,16の前端部が連結されている。主としてフロアパネル3,4とフロアトンネルフレーム2とでフロア1を構成している。このように構成された、左右のエクステンション11,12とアウトリガー13,14はサイドシル5,6とフロアトンネルフレーム2とを車幅方向で連結するという点で横骨格部材としても機能している。
図3に示すように、フロアトンネルフレーム2は、上壁17と傾斜した両側壁18,18によってフロアパネル3,4の上方に凸となるように膨出形成されたトンネル本体19と、このトンネル本体19の両側縁を左右のフロアパネル3,4面よりも下側に延出した後、水平方向外側に延出し、フロアパネル3,4下面にフランジ部20によって溶接されるウイング部21,21とで構成されている。左右のフロアパネル3,4の内側縁にはフランジ部22が立ち上げ形成され、このフランジ部22がフロアトンネルフレーム2のトンネル本体19の両側壁18,18に溶接されている。
したがって、フロアトンネルフレーム2の両側壁18,18であって、フロアパネル3,4下に、フロアトンネルフレーム2のウイング部21,21とフロアパネル3,4とで形成された車体前後方向に延出する閉断面構造部H1が形成されることとなる。
サイドシル5,6は、車室内側に凸形状つまり外側に開いたコの字断面形状のサイドシルインナー23と、このサイドシルインナー23と共に上下の接合フランジ部24,24で接合されて閉断面構造部を形成し、内側に開いたコの字断面形状のレインフォース25と、このレインフォース25の外側に閉断面構造部を形成し前記接合フランジ部24に接合されるサイドシルアウター8とで構成されている。サイドシルインナー23はほぼ全長に亘って同一断面形状で直線状に形成されているが、図1、図2に示すようにレインフォース25は前端及び後端から前後方向中央に進むにしたがって徐々に外側への突出寸法が大きくなる前傾斜壁25Fと後傾斜壁25Rによって傾斜閉断面形状部HF2、HR2が形成されている。レインフォース25の外側への突出寸法が最大となる最大突出閉断面構造部H2は車体前後方向所定長さに亘って形成され、この最大突出閉断面構造部H2はミドルクロスメンバー7とフロントクロスメンバー9,10との間に配置されている。
サイドシルインナー23の内側壁26に左右のフロアパネル3,4の外側縁に立ち上げ形成されたフランジ部27が接合されている。
図4に示すように、ミドルクロスメンバー7は、略L字形断面の2つの部材を対向配置し、後部上縁フランジ部28と前部下縁フランジ部29とを互いに溶接してフロアパネル3,4上面に車体骨格部となる略矩形の閉断面構造部H3を形成するものである。前部下縁フランジ部29は左右のフロアパネル3,4の後縁に溶接され、後壁30にはリヤサイドフレーム15,16の前端部が接合されている。
フロントクロスメンバー9,10は下側に開いたハット型断面形状の部材であって、左右のフロアパネル3,4上面に前後のフランジ部31,31が接合され、フロアパネル3,4上面に車幅方向に沿う車体骨格部となる閉断面構造部H4を形成するものである。フロントクロスメンバー9,10の外側端はサイドシルインナー23の上壁を含む側壁26に接合され、内側端は図1,図2に示すように、前フランジ部32と後フランジ部33とがフロアトンネルフレーム2の側壁18外面に、上壁34の端縁はフロアトンネルフレームの上壁17に接合されている。
ここで、図3に示すように、フロアトンネルフレーム2のトンネル本体19の裏側には、左右のフロントクロスメンバー9,10を結ぶ位置にジョイントフレーム35が接合されている。このジョイントフレーム35は、フロントクロスメンバー9,10とは逆に上側に開いたハット型断面形状の部材であって、下壁36はフロアパネル3,4面に整合している。ジョイントフレーム35の前側フランジ37と後側フランジ38(図1,図2参照)はトンネル本体19の裏側に接合され、下壁36の両端縁39,39はフロアトンネルフレーム2のトンネル本体19の裏側に接合されている。
これによりジョイントフレーム35とフロアトンネルフレーム2との間に閉断面構造部H5が形成され、この閉断面構造部H5が左右のフロントクロスメンバー9,10とフロアパネル3,4との間に形成された閉断面構造部H4と連なり、車幅方向に沿ってサイドシル5,6を連結する実質的に連続した車体骨格部材を形成することとなる。
図5に示すように、左右のエクステンション11,12の一端側はフロアトンネルフレーム2のウイング部21を下方から全面を覆うように上に開いた形状に形成されたものであって、内側壁40はフロアパネル3,4のフランジ部22に至る部位をフロアトンネルフレーム2のトンネル本体19の側壁18裏面に接合されている。エクステンション11,12の一端側の外側のフランジ部41はウイング部21のフランジ部20に重合されている。
一方、アウトリガー13,14の一端部はサイドシルインナー23,23の下壁42に接合される下壁43とこの下壁43からフロパネル3,4の下面に立ち上がりフランジ部44によってフロアパネル3,4に接合され、サイドシル5,6とフロアパネル3,4との間に閉断面構造部H6を形成している。
このように形成された、エクステンション11,12とアウトリガー13,14が図4に鎖線で示すように、フロアパネル3,4の前縁上面に接合されたダッシュボードパネル45の裏面に沿って、徐々に前側に立ち上がるようにして形成され、図6、図7に示すように、前側がハット型断面形状に形成されたアウトリガー13,14の下壁43にエクステンション11,12の下壁46が接合され両者が連結されている。そして、アウトリガー13の前端にフロントサイドフレーム(図示せず)の後端が連結されている。尚、図6,図7において鎖線で示すのはアウトリガー13,14、エクステンション11,12との間に閉断面構造部H6を形成するダッシュボードパネル45である。
図1、図2に示すように、フロアパネル3,4にはそのほぼ全面に波紋状の多数のビード50が規則的に設けられるとともに、多数の液抜き孔51と、複数の位置決め孔52が設けられている。フロアパネル3,4は、フロアトンネルフレーム2を中心にして左右対称形をなし、ビード50、液抜き孔51、位置決め孔52についてもフロアパネル3,4では左右対称な配列となっている。以下、左側のフロアパネル3について詳述し、右側のフロアパネルについては同一部分に同一符号を付して説明は省略する。尚、図3〜図5の断面図において、正確には複雑な形状となるビード50の断面形状は、図示都合上単純な形状として示す。
同じフロアパネル3において、フロントクロスメンバー9を境にして前方と後方ではビード50の配列パターンが異なっている。
フロアパネル3において、フロアトンネルフレーム2とフロントクロスメンバー9とエクステンション11及びアウトリガー13により囲まれる領域S1では、アウトリガー13の一端部における断面中心とサイドシルインナー23の内側壁26との交点X1を中心として複数のビード50が同心円孤状に一定間隔で設けられている。ビード50の一端側は前傾斜壁25Fに面するサイドシルインナー23のフロアパネル3との接合部分に直角に端を発して延び、ビード50の他端側の一部は、アウトリガー13に連結される前記フロントサイドフレームの幅方向に対して直角となるように延びている。
一方、フロアパネル3において、フロアトンネルフレーム2とフロントクロスメンバー9とミドルクロスメンバー7とで囲まれる領域S2では、ミドルクロスメンバー7の左側の端部47における断面中心とサイドシルインナー23の内側壁26との交点X2を中心として複数のビード50が同心円孤状に一定間隔で設けられている。ビード50の一端側は後傾斜壁25Rに面するサイドシルインナー23のフロアパネル3との接合部分に直角に端を発して延び、ビード50の他端側は、ミドルクロスメンバー7に直角となるように延びている。尚、ビード50はプレス加工により一般面よりも上方に突出させた台形状に形成されており、隣接するビード50,50間に谷部53が形成されている。
このように多数のビード50を設けたことによって、フロアパネル3,4の剛性を高めている。
また、フロントクロスメンバー9よりも前方の領域では、アウトリガー13とサイドシルインナー23との結合部と、フロアトンネルフレーム2とフロントクロスメンバー9との結合部とを結ぶ対角線上に、液抜き孔51及び位置決め孔52が配置されている。一方、フロントクロスメンバー9よりも後方の領域では、フロアトンネルフレーム2とフロントクロスメンバー9との結合部と、ミドルクロスメンバー7とサイドシルインナー23との結合部とを結ぶ対角線上に、液抜き孔51及び位置決め孔52が配置されている。
液抜き孔51は、隣接するビード50間の谷部53中央に1つずつ設けられている。この液抜き孔51はフロアパネル3の電着塗装工程において、電着液からフロアパネル3を取り出した際にフロアパネル3から電着液を抜くためのものである。
位置決め孔52は、フロアパネル3においてフロントクロスメンバー9の前後各領域にそれぞれ1つずつ設けられており、隣接するビード50,50の頂部同士を連結した部位に設けられている。
上記実施形態によれば、左側のフロアパネル3を例にして図8に示すように、車両側面衝突時にサイドシル5から衝撃荷重(矢印F)が作用すると、この衝撃荷重Fはフロアパネル3の領域S1、S2に各々荷重F11、荷重F12として伝達されると共に、サイドシル5のレインフォース25の前傾斜壁25Fと後傾斜壁25Rに伝達されて、エクステンション11及びアウトリガー13、ミドルクロスメンバー7にも各々荷重F2として分散して伝達される。また、アウトリガー13に接合されるフロントサイドフレームやサイドシル5からリヤサイドフレーム15にも伝達される。
したがって、本来ならサイドシル5から作用する衝撃荷重は荷重Fとして全てフロアパネル3に作用するのであるが、サイドシル5のレインフォース25に設けた前傾斜壁25Fと後傾斜壁25Rにより斜め前後方向に向かって荷重分担される分だけ、フロアパネル3にかかる負担を軽減することが可能となる。よって、フロアパネル3を軽量化でき車体重量を減少させて燃費向上に寄与できるのである。
ここで、サイドシル5に作用する衝撃荷重Fの一部はフロントクロスメンバー9とフロアパネル3との間に形成された閉断面構造部H4、ジョイントフレーム35とフロアトンネルフレーム2との間に形成された閉断面構造部H5、及びフロントクロスメンバー10とフロアパネル4との間に形成された閉断面構造部H4とを介して、サイドシル6側にも伝達される点でも有利である。
また、フロアパネル3に作用した衝撃荷重F11,F12は各々がビード50により剛性が高められたフロアパネル3により受けることができるため、この点でもフロアパネル3に与える負荷を軽減することができる。
そして、フロアパネル3に作用した衝撃荷重F11,F12のうち、本来ならばフロアパネル3自体が分担する荷重F11,F12は、フロアトンネルフレーム2にビード50に沿って作用する荷重F3と、サイドシル5に直角に端を発する複数の同心円弧状のビード50に沿ってエクステンション11及びアウトリガー13に向かう方向の荷重F41と、ミドルクロスメンバー7に向かう方向の荷重F42として分散されて伝達される。したがって、これらフロアトンネルフレーム2、エクステンション11、アウトリガー13及びミドルクロスメンバー7確実に受けることができる点でフロアパネル3にかかる負担を大幅に軽減することが可能となり、フロアパネル3を軽量化でき燃費向上に寄与できる。
したがって、サイドシル5にかかる衝撃荷重をフロア構造全体で受けることができるため、フロアパネル3,4のみならず各部材を軽量化して燃費向上を図りつつ、衝撃荷重に対して十分に対抗することができる。
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、ビードの断面形状を台形としたが、ビードの断面形状は半円形や三角形等であってもよい。
この発明の実施形態の斜視図である。 この発明の実施形態の平面図である。 図2のD−D線に沿う断面図である。 図2のE−E線に沿う断面図である。 図2のC−C線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2の要部拡大図である。
符号の説明
2 フロアトンネルフレーム(フロアパネル)
3,4 フロアパネル
5,6 サイドシル
7 ミドルクロスメンバー(横骨格部材)
11 エクステンション(横骨格部材)
13 アウトリガー(横骨格部材)
23 サイドシルインナー
24 接合フランジ部
25 レインフォース(サイドシルレインフォース)
25F 前傾斜壁
25R 後傾斜壁
50 ビード
H2,HF2,HR2 閉断面構造部
S1,S2 領域
X1,X2 交点

Claims (1)

  1. 車幅方向中央部に配置され車体前後方向に延びるフロアトンネルフレームと、車幅方向に配置され車体前後方向に延びるサイドシルと、前記フロアトンネルフレームと前記左右のサイドシルとを車幅方向で連結する複数の横骨格部材と、前記フロアトンネルフレームと前記サイドシルとに掛け渡されたフロアパネルとを備え、前記横骨格部材は、フロントサイドフレームの後端部に前端部が接合されると共に後端部が前記サイドシル前端内側から接合されるアウトリガーと、前端が前記アウトリガーに接合され後端が前記フロアトンネルフレームの側壁に接合されるエクステンションとを含み、前記フロアパネルの外側縁に接合されるサイドシルインナーを外側に開いたコの字断面形状であって車体前後方向に直線状に形成し、前記サイドシルインナーとこのサイドシルインナーの外側に前記サイドシルインナーに上下の接合フランジ部を介して接合される内側に開いたコの字断面形状のサイドシルレインフォースとにより閉断面構造部を形成する前記サイドシルを設け、前記サイドシルレインフォースの外側壁に前記サイドシル前端と前記サイドシル後端から車体前後方向中央部に進むにしたがって徐々に外側への突出量が大きくなる前傾斜壁と後傾斜壁を設け、前記前傾斜壁は、前記サイドシル前端から、前記フロアトンネルフレームの前後方向略中央部と左右の前記サイドシルとをそれぞれ車幅方向で接合する左右のフロントクロスメンバの前記サイドシルとの接合部に至る部位に配置され、前記フロアトンネルフレームと前記サイドシルと前記横骨格部材とで囲まれた前記フロアパネルの各領域に、前記前傾斜壁と前記後傾斜壁に面する前記サイドシルインナーの前記フロアパネルの接合部分に直角に端を発し、前記サイドシルと前記横骨格部材との交点部を中心とする同心円弧状の複数のビードを設け、前記ビードのうち一端側が前記前傾斜壁に面する前記サイドシルインナーの前記フロアパネルとの接合部分に直角に端を発して延びるビードの他端側が前記アウトリガー及び前記エクステンションに連結されることを特徴とする車両用フロア構造。
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