JP4733536B2 - Frp部材の接合部の分断防止構造 - Google Patents

Frp部材の接合部の分断防止構造 Download PDF

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Description

本発明は、FRP部材の接合部の分断防止構造に関するものである。
従来、2以上の部材を組み合わせて接合する技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1には、図7(a)に示すように、セルフピアスリベット(不図示)を用いてFRP(Fiber Reinforced Plastics;繊維強化プラスチック)板101,102同士を締結する技術が記載されている。
特許文献2には、車体部材のフレーム部材とジョイント部材の端部同士を突き合わせて接合する技術が記載されている。特許文献2に記載された技術では、フレーム部材とジョイント部材の接合部の全周を、両部材に跨る2枚の板材(以下、エネルギ吸収部材という。)で環状に覆い、この2枚のエネルギ吸収部材に形成されたフランジ同士を破断容易なリベットで締結している。このような構造によれば、この車体部材に接合部から折れ曲がる方向に外力が作用したとき、まずリベットが破断し、その次にフランジ同士が離間するように作用する。さらに、接合部が折れ曲がろうとすると、エネルギ吸収部材が屈曲する。これにより、エネルギ吸収効率を向上させることができる。
特開2005−69451号公報(請求項1、段落0011、図1) 特開平6−227427号公報(請求項1、段落0022〜0034、図1)
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、外力が作用したとき、FRP板101,102同士の接合部103が起点となるような破断が起こると、図7(b)に示すように、締結された各FRP板101,102が分断(剥離)するおそれがあり、このような分断を制御する必要がある場合があった。
特許文献2に記載された技術は、被締結部材の分断・破断時のエネルギ吸収効率を向上させるための構造であるが、対象とする被締結部材が延性材料である金属であり、FRPのような脆性材料においては、この構造によって破断を効果的に制御できるものではない。そのため、脆性材料からなるFRP部材の接合においては、FRP部材独自の破断制御手法を適用することが必要である。
そこで、本発明は、少なくとも1以上のFRP部材を含む複数の部材が接着して接合されるFRP部材の接合構造において、接合された部材同士が接合部で完全に分断されることを防止するFRP部材の接合部の分断防止構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、少なくとも1つのFRP部材を含む複数の部材が接着して接合されたFRP部材の接合部の分断防止構造であって、前記FRP部材は、このFRP部材における他の部分より破断強度の弱い薄肉部を有し、前記薄肉部は、前記複数の部材を締結する締結部材の座面として形成され、前記締結部材の頭部高さが、前記FRP部材の表面高さ以下であることを特徴とする。
また、前記課題を解決するため、請求項2に係る発明は、少なくとも1つのFRP部材を含む複数の部材が接着して接合されたFRP部材の接合部の分断防止構造であって、 前記FRP部材は、このFRP部材における他の部分より破断強度の弱い切欠部を有し、前記切欠部は、前記FRP部材において所定の方向に向けて形成され、外力作用時における前記FRP部材の割れる方向が制御されていることを特徴とする。
請求項1または請求項2に係る発明によれば、外力が作用したときに、FRP部材の接合部の分断防止構造では、部材同士が接着された接合部が起点となると、その接合部である接着層から分断を開始する破断(剥離)が生じる。そして、FRP部材の薄肉部または切欠部まで接合部の破断が進展すると、薄肉部または切欠部を折れ点としてFRP部材が折れ曲がり、または、割れて、接合部の破断の進展が抑制される。これにより、部材同士が完全に分断されることを防止することができる。
請求項に係る発明によれば、薄肉部を利用して、複数の部材の締結に締結部材を用いることで、接着接合の補強強化と接合部の破断の進展の抑制効果を同時に得ることができる。また、この締結部材の頭部高さはFRP部材の表面高さから突き出ていないので、他部品との干渉も回避することができる。
請求項に係る発明によれば、外力が作用したときに、切欠部を折れ点としてFRP部材が折れ曲がり、または、割れて、接合部の破断の進展が抑制される。このとき、切欠部が所定の方向に向けて形成されているため、切欠部に沿った方向にFRP部材が割れる。これにより、FRP部材が折れ曲がる方向、または、割れる方向を制御することができる。
本発明に係るFRP部材の接合部の分断防止構造によれば、外力が作用したとき、FRP部材が割れることで、接合部の破断(剥離)の進展を抑制し、接合された部材同士が接合部で完全に分断されることを防止することができる。また、このようにFRP部材が折り曲げられ、または、割れることで、外力が作用したときの衝撃エネルギを効果的に吸収することができる。さらに、接合された部材の強度を確保することができる。
[第1の実施の形態]
次に、本発明の第1の実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1(a)は、第1の実施の形態に係る接合構造が採用される車両を示す斜視図であり、(b)は、(a)のルーフパネルとサイドパネルの接合部を拡大して示す一部断面拡大斜視図である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る接合構造1(接合部の分断防止構造)は、車両Cのルーフパネル2とサイドパネル3とを接合する場合などに適用される。
ルーフパネル2およびサイドパネル3は、軽量で、かつ強度的に優れたFRP(Fiber Reinforced Plastics;繊維強化プラスチックス)、例えば、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics;炭素繊維強化プラスチックス)からなる部材であり、図1(b)に示すように、ルーフパネル2とサイドパネル3の間に介在する接着層4(接合部)と、ルーフパネル2とサイドパネル3を貫通するリベット5とで接合されている。
ルーフパネル2は、車幅方向の端縁部21が、中央側より一段下がるように車両前後方向に沿って屈曲して形成されている。このルーフパネル2の端縁部21の上面側には、薄肉状に形成された平面視矩形状の座面22(薄肉部)が、複数箇所(図2参照)に設けられている。この座面22は、薄肉状に形成されていることで、ルーフパネル2における他の部分より強度が弱くなっている。また、サイドパネル3は、ルーフパネル2側の端縁部31が一段下がるように車両前後方向に沿って屈曲して形成されている。
ルーフパネル2とサイドパネル3とは、ルーフパネル2の端縁部21とサイドパネル3の端縁部31とが重ね合わせられて、車両Cの車幅方向両側でそれぞれ接合され(図1(a)参照)、車両前後方向に沿って溝部Dが形成されている。この溝部Dには図示しないルーフモールが設けられる。
図2(a)は、ルーフパネルとサイドパネルの接合部を示す図1のII−II線矢視断面図であり、(b)は、(a)のルーフパネルとサイドパネルの接合部の要部拡大断面図である。
図2(b)に示すように、接着層4は、重ね合わされたルーフパネル2の端縁部21とサイドパネル3の端縁部31との間に介在し、ルーフパネル2とサイドパネル3とを接合している。この接着層4を構成する接着剤は特に限定されるものではないが、例えば、エポキシ系の接着剤が使用される。
リベット5は、ルーフパネル2の座面22に打ち込まれ、ルーフパネル2とサイドパネル3とを貫通して両者を締結している。これにより、接着層4による接着接合の接合強度が補強されている。ここで、図2(b)に示すように、リベット5の頭部51の高さは、ルーフパネル2の端縁部21の上面21aより低く形成されている。このように、リベット5の頭部51が、端縁部21の上面21aより上側に突き出ないことで、ルーフモール(不図示)などの他部品との干渉を回避することができる。
図3は、第1の実施の形態に係る接合構造において外力が作用したときの状態を示す図であり、(a)は、外力が作用して接合構造における破断が進展している様子を示す図、(b)は、破断の進展が抑制された状態を示す図である。
次に、本実施形態に係る接合構造1において、外力が前方から作用した場合について説明する。例えば、接着層4を起点としてルーフパネル2とサイドパネル3とが分断するような外力が加わったとすると、FRPからなるルーフパネル2とサイドパネル3の塑性変形能が乏しいことに起因して、図3(a)に示すように、接着層4が破断し、この接着層4からルーフパネル2とサイドパネル3とが分断される破断(剥離)が進展する。そして、接着層4の破断が座面22まで進展すると、図3(b)に示すように、この座面22を折れ点として、ルーフパネル2が上方に折れ曲がり、割れる方向に作用する。
つまり、座面22がルーフパネル2における他の部分よりも薄肉状に形成されていることで、強度が弱くなって(脆弱化して)いるため、割れ易くなっており、接着層4で進展する破断が、座面22でルーフパネル2の破断へと変化する。このルーフパネル2の破断は強化繊維を切断しながら進展することになるため、進展抵抗は大きく、接着層4の亀裂進展様式と比較して分断し難くなる。これにより、衝撃エネルギを効果的に吸収するとともに、接着層4の破断の進展が抑制される。従って、ルーフパネル2とサイドパネル3との完全な分断を防止し、接合部材としての強度を確保することができる。
以上によれば、第1の実施形態における接合構造1において以下の効果を得ることができる。
本実施形態に係る接合構造1によれば、外力が作用したとき、ルーフパネル2が割れることで、接着層4の破断の進展を抑制し、接合されたルーフパネル2とサイドパネル3とが接着層4で完全に分断されることを防止することができる。これにより、接合部材としての強度を確保することができる。
また、ルーフパネル2が割れることで、外力が作用したときの衝撃エネルギを効果的に吸収することができる。
さらに、座面22に打ち込んだリベット5により、接着層4の接合強度を補強するとともに、接着層4の破断進展防止の効果を同時に達成することができる。
以上、第1の実施の形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で実施される。
前記実施形態では、ルーフパネル2とサイドパネル3との接合構造1として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の部材の接合構造に適用することができる。
前記実施形態では、ルーフパネル2とサイドパネル3とをカーボン繊維から構成されるCFRPからなる部材としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、FRP部材であれば、ガラス繊維、アラミド繊維等を強化繊維とするものであってもよい。また、強化繊維の形態も連続繊維強化、短繊維強化、平織りクロス等、種類を問うものではない。さらに、マトリクス樹脂としては、不飽和ポリエステル、ビニルエステル、エポキシ樹脂、ポリプロピレン、ナイロン、PEEK等が挙げられ、これも種類を問うものではない。
前記実施形態では、ルーフパネル2とサイドパネル3とを共にFRP(CFRP)からなる部材としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも1つのFRP部材を含む複数の部材の接合構造に適用することができる。例えば、座面22が形成されるルーフパネル2をFRP部材で形成し、サイドパネル3をアルミニウム合金等の金属で形成した場合の接合構造にも適用することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図4(a)は、第2の実施の形態に係る接合構造を示す斜視図であり、(b)は、(a)の接合構造のIV−IV線矢視断面図である。
図4(a)に示すように、第2の実施の形態に係る接合構造1Aは、FRP板8(FRP部材)と、FRP板9(FRP部材)とを、接着層4およびボルト10によって接合した構造である。これらのFRP板8,9は、例えば、カーボン繊維から構成されるCFRPであるが、本発明の接合構造の被接合部材の材質は限定されるものではなく、ガラス繊維、アラミド繊維等、種々の強化繊維を含むFRPについて、適用することができる。
FRP板8の所定の一辺8aの端縁部の上面8bには、薄肉状かつ平面視五角形状の座面81(薄肉部)が形成されている。この座面81は、ボルト10の座面である。FRP板8とFRP板9とは、その端縁部同士が重ね合わされ、接着層4が、FRP板8,9の端縁部間に介在して、両者を接合している。また、ボルト10は、図4(b)に示すように、回転止めのワッシャ11を介して、座面81が形成された部位からFRP板8,9を貫通し、FRP板9の裏面側でナット12によって締結されている。これにより、FRP板8,9の接着強度が補強されている。
このように構成される接合構造1Aにおいても、前記第1の実施の形態と同様の作用をする。つまり、図4(a)に示すように、例えば所定の一辺8aに直交する一辺8c側から、外力が作用し、接着層4からFRP板8とFRP板9とが分断される破断(剥離)が進展した場合であっても、接着層4の破断が座面81まで進展すると、この座面81を折れ点として、FRP板8が折れ曲がり、または、割れる方向に作用する(図3(a),(b)参照)。これにより、FRP板8とFRP板9との完全な分断を防止し、接合部材としての強度を確保することができる。また、座面81に設けられるボルト10により、接着層4の接合強度を補強するとともに、接着層4の破断進展防止の効果を同時に達成することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図5(a)は、第3の実施の形態に係る接合構造を示す斜視図であり、(b)は、第3の実施の形態に係る接合構造において外力が作用した状態を示す斜視図である。なお、本実施形態に係る接合構造1Bは、前記第2の実施形態と同様に、FRP板8とFRP板9とを接合する接合構造について説明する。
図5(a)に示すように、第3の実施の形態に係る接合構造1Bは、FRP板8と、FRP板9とを、接着層4によって接合した構造である。
FRP板8の所定の一辺8aの端縁部の上面8bには、1つの切欠部82が形成されている。この切欠部82は、所定の方向に向けて形成されており、具体的には、所定の一辺8aに直交する一辺8cと平行な線から遠ざかる方向に傾いて形成されている。
このように構成される接合構造1Bにおいても、前記第2の実施の形態と同様の作用をする。つまり、例えば一辺8c側から、外力が作用し、接着層4からFRP板8とFRP板9とが分断される破断(剥離)が進展した場合であっても、接着層4の破断が切欠部82まで進展すると、この切欠部82を折れ点として、図5(b)に示すように、FRP板8が折れ曲がり、または、割れる方向に作用する。これにより、FRP板8とFRP板9との完全な分断を防止し、接合部材としての強度を確保することができる。
また、切欠部82が所定の方向に向けて形成されていることで、図5(b)に示すように、切欠部82に沿った方向にFRP板8が折れ曲がり、または、割れる。このように、FRP板8が折れ曲がる方向、または、割れる方向を制御することで、衝撃エネルギを効果的に吸収させることもできる。
以上、本発明の第2および第3の実施の形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。
図6(a)は、第3の実施の形態の変形例1に係る接合構造を示す斜視図、(b)は、第3の実施の形態の変形例2に係る接合構造を示す斜視図、(c)は、第3の実施の形態の変形例3に係る接合構造を示す斜視図である。
第3の実施の形態では、FRP板8の上面8bにおいて、切欠部82を所定の方向に向けて形成したが、図6(a)に示すように、変形例1に係る接合構造1Cでは、FRP板8の下面8d側に切欠部83を形成してもよい。また、この切欠部83は、一辺8cと平行に形成するものであってもよい。これによっても、第3の実施の形態と同様に、切欠部83を折れ点として作用させることができる。
第3の実施の形態では、FRP板8の一辺8aに切欠部82を形成したが、図6(b)に示すように、変形例2に係る接合構造1Dでは、FRP板8の一辺8aに、平面視五角形状の薄肉部84を形成してもよい。これによっても、第3の実施の形態と同様に、薄肉部84を折れ点として作用させることができる。なお、特に、薄肉部84における五角形の一角84aが起点として、折れ曲げ易く、または、割れ易く作用する。従って、この一角84aの方向を定めることにより、第3の実施の形態と同様に、FRP板8の折れ曲がる方向、または、割れる方向を制御することができる。
第3の実施の形態では、FRP板8の一辺8aに1つの切欠部82を形成したが、図6(c)に示すように、変形例3に係る接合構造1Eでは、複数の切欠部85を形成してもよい。これによっても、第3の実施の形態と同様に、切欠部85を折れ点として作用させることができる。さらに、この接合構造1Eでは、切欠部85が複数形成されていることで、FRP板8を確実に折り曲げ、または、割ることができる。
なお、前記実施形態では、FRP板8とFRP板9を接合する接合構造1A〜1Eとして説明したが、FRP板9の代わりに、アルミニウム、または、アルミニウム合金からなる金属等を対象とするものであってもよい。
(a)は、第1の実施の形態に係る接合構造が採用される車両を示す斜視図であり、(b)は、(a)のルーフパネルとサイドパネルの接合部を拡大して示す一部断面拡大斜視図である。 (a)は、ルーフパネルとサイドパネルの接合部を示す図1のII−II線矢視断面図であり、(b)は、(a)のルーフパネルとサイドパネルの接合部の要部拡大断面図である。 第1の実施の形態に係る接合構造において外力が作用したときの状態を示す図であり、(a)は、外力が作用して接合構造における破断が進展している様子を示す図、(b)は、破断の進展が抑制された状態を示す図である。 (a)は、第2の実施の形態に係る接合構造を示す斜視図であり、(b)は、(a)の接合構造のIV−IV線矢視断面図である。 (a)は、第3の実施の形態に係る接合構造を示す斜視図であり、(b)は、第3の実施の形態に係る接合構造において外力が作用した状態を示す斜視図である。 (a)は、第3の実施の形態の変形例1に係る接合構造を示す斜視図、(b)は、第3の実施の形態の変形例2に係る接合構造を示す斜視図、(c)は、第3の実施の形態の変形例3に係る接合構造を示す斜視図である。 (a)は、従来例に係る接合構造を示す斜視図であり、(b)は、(a)の接合構造において外力が作用した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,1E 接合構造
2 ルーフパネル
3 サイドパネル
4 接着層
5 リベット
8,9 FRP板
10 ボルト
22 座面(薄肉部)
51 頭部
81 座面(薄肉部)
82 切欠部
83 切欠部
84 薄肉部
85 切欠部
C 車両

Claims (2)

  1. 少なくとも1つのFRP部材を含む複数の部材が接着して接合されたFRP部材の接合部の分断防止構造であって、
    前記FRP部材は、このFRP部材における他の部分より破断強度の弱い薄肉部を有し、
    前記薄肉部は、前記複数の部材を締結する締結部材の座面として形成され、前記締結部材の頭部高さが、前記FRP部材の表面高さ以下であることを特徴とするFRP部材の接合部の分断防止構造。
  2. 少なくとも1つのFRP部材を含む複数の部材が接着して接合されたFRP部材の接合部の分断防止構造であって、
    前記FRP部材は、このFRP部材における他の部分より破断強度の弱い切欠部を有し、
    前記切欠部は、前記FRP部材において所定の方向に向けて形成され、外力作用時における前記FRP部材の割れる方向が制御されていることを特徴とするFRP部材の接合部の分断防止構造。
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