JP4733245B2 - ズーム・データ記録装置ならびにその方法およびそのプログラム - Google Patents
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Description
【技術分野】
この発明は,ズーム・データ記録装置および方法,画像再生装置および方法ならびにズーム・データを記録するためのプログラムを格納した記録媒体および画像再生のためのプログラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【発明の背景】
ディジタル・スチル・カメラ,ディジタル・ムービ・ビデオ・カメラなどのディジタル・カメラにおいては,カメラ本体に表示装置が設けられているものが多い。表示装置に撮影された被写体像が表示される。表示装置に表示されている被写体像を見ながら,カメラ・アングルが決定される。
【0003】
また,ディジタル・カメラには,ズーム機能を有するものもある。ズーム処理により拡大画像または縮小画像を表示装置に表示することができる。ズーム処理により小さな被写体を大きく撮影することができる。また,フォーカシング,露出の確認にも用いることができる。
【0004】
ディジタル・カメラにおいてズーム処理を行う場合には,カメラに設けられたズーム・ボタンが押される。ズーム・ボタンが押されたことにより被写体像のズーム処理が行われる。
【0005】
ズーム処理を行うためには,ユーザによってズーム・ボタンが押されなければならない。
【0006】
【発明の開示】
この発明は,画像の再生時においてズーム・ボタンを押さずともズームされた画像を再生できるようにすることを目的とする。
【0007】
第1の発明によるズーム・データ記録装置は,記録媒体に記録されている画像データを読み取る画像データ読み取り手段,上記画像データ読み取り手段によって読み取られた画像データにより表される原画像を表示するように第1の表示装置を制御する表示制御手段,上記第1の表示装置に表示されている原画像のズーム指令を与えるズーム指令手段,上記第1の表示装置に表示されている原画像を表す画像データについて,上記ズーム指令手段から与えられたズーム指令に応じたズーム処理を行うズーム処理手段,上記ズーム処理手段によりズーム処理された画像データによって表されるズーム画像を表示するように第2の表示装置を制御する第2の表示制御手段,および上記ズーム指令手段から与えられたズーム指令を表すデータを,上記第1の表示装置に表示されている原画像を表す画像データに関連づけて上記記録媒体に記録する記録制御手段を備えていることを特徴とする。
【0008】
第1の発明は,上記記録装置に適した方法も提供している。すなわち,この方法は,記録媒体に記録されている画像データを読み取り,読み取られた画像データにより表される原画像を表示するように第1の表示装置を制御し,上記第1の表示装置に表示されている原画像を表す画像データについて,与えられたズーム指令に応じたズーム処理を行い,ズーム処理された画像データによって表されるズーム画像を表示するように第2の表示装置を制御し,与えられたズーム指令を表すデータを,上記第1の表示装置に表示されている原画像を表す画像データに関連づけて上記記録媒体に記録するものである。
【0009】
第1の発明は,上記方法を実施するためのプログラムを格納した記録媒体も提供している。
【0010】
第1の発明によると,記録媒体に記録されている画像データが読み出され,読み出された画像データによって表される原画像が上記第1の表示装置に表示される。ズーム指令が与えられると原画像がズーム処理される。ズーム処理されたズーム画像が上記第2の表示装置(上記第1の表示装置と上記第2の表示装置とは同じものであってもよいし,異なるものであってもよい)に表示される。
【0011】
ズーム指令を表すデータが,上記原画像を表すデータに関連づけられて記録媒体に記録される。
【0012】
上記第1の発明により記録媒体に記録されたズーム指令データにもとづいて原画像をズームした画像を再生するためのものが第2の発明である。
【0013】
第2の発明による画像再生装置は,記録媒体に画像データと,上記画像データによって表され原画像のズーム指令を表すズーム指令データとが互いに関連づけられて記録されており,上記記録媒体に記録されている上記画像データおよび上記ズーム指令データを読み取るデータ読み取り手段,上記データ読み取り手段により読み取られた画像データによって表される原画像を表示するように第1の表示装置を制御する第1の表示制御手段,上記データ読み取り手段によって読み取られた上記ズーム指令データにもとづいて上記原画像をズーム処理するズーム処理手段,ならびに上記ズーム処理手段によってズーム処理された画像を表示するように第2の表示装置を制御する第2の表示制御手段を備えていることを特徴とする。
【0014】
第2の発明は,上記装置に適した方法も提供している。すなわち,この方法は,記録媒体に画像データと,上記画像データによって表され原画像のズーム指令を表すズーム指令データとが互いに関連づけられて記録されており,上記記録媒体に記録されている上記画像データおよび上記ズーム指令データを読み取り,読み取られた画像データによって表される原画像を第1の表示装置に表示し,読み取られた上記ズーム指令データにもとづいて上記原画像をズーム処理し,ズーム処理された画像を第2の表示装置に表示するものである。
【0015】
第2の発明は,上記方法を実施するためのプログラムを格納した記録媒体も提供している。
【0016】
第2の発明によると,上記記録媒体から上記画像データと上記ズーム指令データとが読み取られる。上記画像データによって表される原画像が上記第1の表示装置に表示される。上記ズーム指令データにもとづいて上記画像データについてズーム処理が行われる。ズーム画像が上記第2の表示装置に表示される。
【0017】
ズーム・ボタンの押下などのユーザからのズーム指令が無くともズーム処理が行われ,上記ズーム指令データにもとづいたズーム画像が表示される。
【0018】
上記第1の表示装置と上記第2の表示装置とが同じものである場合には,上記原画像を表示したあとにズーム画像が表示されることとなろう。
【0019】
上記ズーム指令を表すデータは,上記原画像を表す画像データが格納されている画像ファイルと同じファイルに格納することができる。もっとも上記原画像を表す画像データが格納されている画像ファイルと異なるファイルに上記ズーム指令を表すデータを格納することができるのはいうまでもない。
【0020】
上記ズーム・データの記録装置において,ズーム倍率を与えるズーム倍率指令手段をさらに備えても良い。この場合には,上記ズーム倍率指令手段から与えられるズーム倍率にもとづいてズーム処理し,ズーム倍率を表すデータを上記原画像を表す画像データに関連づけて上記記録媒体に記録することとなろう。
【0021】
再生時には,上記記録媒体に記録されているズーム倍率を表すデータを読み取り,読み取ったデータにより表されるズーム倍率で上記原画像がズーム処理される。
【0022】
また,上記ズーム・データの記録装置において,ズーム位置を与えるズーム位置指令手段をさらに備えても良い。この場合には,上記原画像のうち上記ズーム位置指令手段から与えられるズーム位置によって規定される領域の画像がズーム処理される。ズーム位置を表すデータも上記記録媒体に上記画像データに関連づけられて記録される。
【0023】
再生時には,上記記録媒体に記録されているズーム位置を表すデータが読み取られ,上記原画像のうち読み取られたデータにより表される領域の画像がズーム処理される。
【0024】
上記ズーム・データの記録装置において,上記原画像と上記ズーム画像との表示順序を設定するようにしてもよい。この場合,与えられた表示順序設定データが上記原画像を表すデータに関連づけられて上記記録媒体に記録される。
【0025】
再生時には,上記記録媒体から上記表示順序を表すデータが読み取られる。読み取られた表示順序を表すデータにもとづいて,上記原画像と上記ズーム画像との表示順序が決定する。
【0026】
さらに,上記ズーム・データ記録装置において,上記原画像から上記ズーム画像への切替指示を設定できるようにしてもよい。切替指示を示すデータが上記原画像を表すデータに関連づけられて上記記録媒体に記録される。
【0027】
再生時には,上記切替指示を表すデータが上記記録媒体から読み取られる。読み取られた切替指示を表すデータにもとづいて上記ズーム画像の表示が制御される。上記切替指示データは,たとえば,切替指令が与えられたことにより上記原画像から上記ズーム画像に表示の切替が行われることを示すデータ,一定の時間の間上記原画像が表示されると,自動的にズーム画像が表示されるように切替を行うことを示すデータなどがある。
【0028】
上記ズーム・データ記録装置において,プレビュー指令を与えるようにしてもよい。プレビュー指令が与えられたことにより,上記原画像および上記ズーム画像がプレビューされる。再生時に表示される原画像およびズーム画像を確認できる。
【0029】
また,上記ズーム・データに関連づけられた画像データを再生するときに,関連した上記ズーム・データがあることを報知するようにしてもよい。上記画像データに関連したズーム・データがあることがわかる。
【0030】
【実施例の説明】
図1は,この発明の実施例を示すもので,ディジタル・スチル・カメラを正面から見た斜視図である。
【0031】
ディジタル・スチル・カメラ1は,その正面のほぼ中央部分にズーム・レンズ2が設けられている。カメラ1の正面の右上部には,光学ビューファインダ4およびストロボ5が形成されている。
【0032】
ディジタル・スチル・カメラ1の上面には,正面から見てその左端部にシャッタ・レリーズ・ボタン3が設けられている。カメラ1の上面においてシャッタ・レリーズ・ボタン3が設けられている一端部とは反対側の他端部には,電源スイッチ兼モード切替スイッチ6が設けられている。この電源スイッチ兼モード切替スイッチ6によりカメラ1の電源のオフ,撮影モード,再生モードおよび後述するシナリオ記録モードの切替が行われる。再生モード,撮影モードまたはシナリオ記録モードが設定されることによりカメラ1の電源がオンとなる。
【0033】
正面から見て,カメラ1の右側面には,メモリ・カードを挿入するための開口8が形成されている。
【0034】
図2は,ディジタル・スチル・カメラ1を背面から見た斜視図である。
【0035】
ディジタル・スチル・カメラ1の背面には,そのほぼ全面に表示画面17が形成されている。この表示画面17に撮影によって得られた被写体像が表示される。
【0036】
表示画面17の上には,シフト・スイッチ14,メニュー・スイッチ15および実行スイッチ16が形成されている。
【0037】
光学ビューファインダ4の右側には,撮影した被写体像を拡大するためのズーム・アップ・ボタン11および撮影した被写体像を縮小するためのズーム・ダウン・ボタン12が設けられている。
【0038】
ズーム・アップ・ボタン11およびズーム・ダウン・ボタン12の右側には,操作スイッチ10が設けられている。操作スイッチ10は被写体像のズーム位置を指定するために,および再生する駒を指定するために用いられる。操作スイッチ10には,上矢印,下矢印,左矢印および右矢印が押下可能に形成されている。ズーム位置を指定するときにはシフト・ボタン14と組み合わせて操作スイッチ10が用いられる。再生する駒を指定するときには操作スイッチ10単独で用いられる。
【0039】
操作スイッチ10の右矢印が押されると駒送り指令がカメラ1に与えられ,操作スイッチ10の左矢印が押されると駒戻し指令がカメラ1に与えられる。
【0040】
シフト・スイッチ14と操作スイッチ10の上矢印とが同時に押されると表示画面17に表示されている被写体像が上方向に移動する。シフト・スイッチ14と操作スイッチ10の下矢印とが同時に押されると表示画面17に表示されている被写体像が下方向に移動する。シフト・スイッチ14と操作スイッチ10の右矢印とが同時に押されると表示画面17に表示されている被写体像が右方向に移動する。シフト・スイッチ14と操作スイッチ10の左矢印とが同時に押されると表示画面17に表示される被写体像が左方向に移動する。
【0041】
図3は,ディジタル・スチル・カメラ1の電気的構成を示すブロック図である。
【0042】
カメラ1の全体の動作は,CPU20によって統括される。
【0043】
ディジタル・スチル・カメラ1にはメモリ・カード38が着脱自在に装着可能である。このメモリ・カード38には,後述する処理を行なうためのプログラムが格納されている。メモリ・カード38が装着されることにより,メモリ・カード38に格納されているプログラムが読み出され,その読み出されたプログラムにしたがってCPU20が動作することとなる。
【0044】
上述した,操作スイッチ10,シフト・スイッチ14,メニュー・スイッチ15および実行兼画面切替スイッチ16の押下を示す信号,シャッタ・レリーズ・ボタン3の押し下げを示す信号,ズーム・アップ・ボタン11またはズーム・ダウン・ボタン12の押し下げを示す信号は,いずれもCPU20に入力する(操作スイッチ群40)。
【0045】
ディジタル・スチル・カメラ1には,駆動回路24が設けられている。この駆動回路24によってストロボ5の発光,ズーム・レンズ2の駆動,絞り21の絞り制御,シャッタ22の開閉および撮像ディバイス23の駆動がそれぞれ制御される。
【0046】
撮影モードが設定されていると,被写体像を表す光像がズーム・レンズ2によってCCDのような撮像ディバイス23上に結像する。被写体像を表す映像信号が撮像ディバイス23から出力される。撮像ディバイス23から出力された映像信号はアナログ信号処理回路31に入力し,ガンマ補正などの所定のアナログ信号処理が行われる。アナログ信号処理回路31から出力した映像信号は,アナログ/ディジタル変換回路32に入力し,ディジタル画像データに変換される。ディジタル画像データは,ディジタル信号処理回路33に入力する。
【0047】
ディジタル画像データは,ディジタル信号処理回路33において白バランス調整などの所定のディジタル信号処理が行われる。ディジタル信号処理回路33から出力された画像データは,メモリ34を介して表示装置36に入力する。撮像した被写体像が表示装置36の表示画面17(図2参照)に表示される。
【0048】
シャッタ・レリーズ・ボタン3が押されると,ディジタル信号処理回路33から出力された画像データは,メモリ34に一時的に記憶される。ディジタル画像データは,メモリ34から読み出され,圧縮伸長回路37に入力する。圧縮伸長回路37において入力した画像データについてデータ圧縮処理が行われる。圧縮画像データは,メモリ・カード38に与えられ,記録される。
【0049】
この実施例によるディジタル・スチル・カメラ1は,画像データの再生も可能である。電源スイッチ兼モード切り替えスイッチ6により再生モードが設定されると,圧縮画像データがメモリ・カード38から読み出され,圧縮伸長回路37に入力する。圧縮画像データは,圧縮伸長回路37において,データ伸長処理が施される。データ伸長された画像データは,メモリ34を介して表示装置36に与えられる。メモリ・カード38に記録されている画像データによって表される画像が表示装置36の表示画面17に表示される。
【0050】
図4は,メモリ・カード38のデータ構造を示している。
【0051】
メモリ・カード38には,ヘッダ記録領域と画像データ記録領域とプログラム記録領域とが含まれている。
【0052】
ヘッダ記録領域には,メモリ・カード38に記録されている画像データを管理するためのデータが記録されている。画像ファイル名,ファイル・タイプ,ファイル・サイズなどである。
【0053】
画像データ記録領域には,撮影によって得られた画像データが画像ファイル形式で記録されている。
【0054】
プログラム記録領域に上述したプログラムが格納されている。
【0055】
図5は,画像データ記録領域に記録される画像ファイルを示している。
【0056】
画像ファイル(ここでは,JPEG(joint photographic coding experts group )にしたがう画像ファイルとする)には,第1のJPEGヘッダ,第2のJPEGヘッダ,第3のJPEGヘッダ,圧縮画像データ記録領域および第4のJPEGヘッダが含まれている。
【0057】
第1のJPEGヘッダには,画像ファイルの開始を示すスタート・オブ・イメージが格納されている。第2のJPEGヘッダには,アプリケーション・データが格納されている。アプリケーション・データには,色管理情報,撮影条件情報,縮小画像データなどがある。第3のJPEGヘッダには,その他の情報が格納される。第3のJPEGヘッダに,後述するようにシナリオ・データが格納される。圧縮画像データ記録領域は,圧縮画像データが格納される。第4のJPEGヘッダは,画像ファイルの終了を示すエンド・オブ・イメージが格納される。
【0058】
図6は,シナリオ・データの一例である。図7は,原画像の一例を示し,図8は図7の枠Fを拡大したズーム画像の一例を示している。
【0059】
図6に示すシナリオ・データは,図7に示す原画像を再生したときに,原画像(シーン・ナンバ1)の再生につづいて図8に示すズーム画像(シーン・ナンバ2)を表示させるものである。このシナリオ・データが,図7の原画像を表す画像データが格納される画像ファイルと同じファイルに格納される。
【0060】
シナリオ・データは,所定の一駒の画像(原画像という)に付随するものである。原画像を再生する際に,その原画像にシナリオ・データに付随していると必要に応じて原画像の再生につづいて,そのシナリオ・データにしたがって原画像のズーム画像が再生される。
【0061】
「自動再生」は,原画像を再生したときに,原画像につづいてズーム画像を自動的にシナリオ・データにしたがって表示するかどうかを規定するものである。「自動再生」は,「1」または「2」が選択される。「自動再生」が「1」であると,原画像を再生したときに原画像につづいてズーム画像が自動的にシナリオ・データにしたがって表示される。「自動再生」が「2」であると,原画像を再生しても実行スイッチ16が押されるまでズーム画像は再生されない。
【0062】
「シーン数」は,シナリオ・データにもとづいて再生される原画像とズーム画像とを合わせた画像の数である。
【0063】
「シーン・ナンバ」は,再生画像の識別ナンバである。画像の表示順序も示している。
【0064】
「画像サイズX」は,原画像の横方向の画素数を示している。「画像サイズY」は,原画像の縦方向の画素数を示している。
【0065】
「表示サイズX」は,画像の横方向の画素数を示している。「表示サイズY」は,画像の縦方向の画素数を示している。「表示サイズX」と「画像サイズX」と一致し,かつ「表示サイズY」と「画像サイズY」とが一致するとズームされていない原画像が表示されることとなる(たとえば「画像サイズX」および「表示サイズX」が「1600」,「画像サイズY」および「表示サイズY」が「1200」でともに一致)。「表示サイズX」と「画像サイズX」または「表示サイズY」と「画像サイズY」が不一致であるとズーム画像が表示されることとなる。「表示サイズX」が「1600」,「表示サイズY」が「1200」,「画像サイズX」が「400 」,「画像サイズY」が「300 」であるとすると横方向400 画素,縦方向300 画素の画像が横方向1600画素,縦方向1200画素の画像に拡大されて表示されることとなる。
【0066】
「スタート・アドレスX」および「スタート・アドレスY」は,ズーム画像の原点の表示位置を示すものである。「スタート・アドレスX」および「スタート・アドレスY」がいずれも「0」であれば,ズーム画像の原点と表示画面の原点とが一致する。「スタート・アドレスX」が「450 」,「スタート・アドレスY」が「240 」であれば原画像の横方向450 画素,縦方向240 画素の位置がズーム画像の原点となる。
【0067】
「画像移行手法」は,そのシーン・ナンバをもつ画像への移行の方法を示している。移行の方法には,時間と実行ボタンの押下とがある。
【0068】
「表示時間」は,画像の表示時間を示している。「画像移行手法」において移行手法として「時間」が選択されたときに「表示時間」に時間が格納される。
【0069】
「表示時間の単位」は,「表示時間」に表示されたデータの時間の単位を示すものである。「秒」,「分」などがある。
【0070】
図9から図11は,シナリオ・データを画像ファイルに格納するときの処理手順を示すフローチャートである。
【0071】
図12から図21は,ディジタル・スチル・カメラ1の表示画面17に表示される画像の一例である。
【0072】
まず,電源兼モード設定スイッチ6によりシナリオ記録モードが設定される(ステップ51)。操作スイッチ10を押して画像の駒送りを行いながら,シナリオ・データを記録すべき画像が再生される(ステップ51)。これによりディジタル・スチル・カメラ1の表示画面17には,選択された画像が表示される。
【0073】
選択された画像の画像ファイルにすでにシナリオ・データが格納されているかどうかが判定される(ステップ53)。
【0074】
シナリオ・データがすでに格納されていると(ステップ53でYES),その旨をユーザに知らせるために表示画面17上に「シナリオがすでに記録されています」と表示される(ステップ54)。また,表示画面17上に「新規」アイコン,「追加」アイコンおよび「終了」アイコンが表示される。操作スイッチ10を押すことにより,これらのアイコンの点滅が変わり,実行ボタン16が押されたときに点滅しているアイコンによって指定される処理が行われる。「新規」アイコンは,すでに記録されているシナリオ・データを消去して最初からシナリオ・データを作成し直すときにユーザによって選択される。「追加」アイコンは,すでに記録されているシナリオ・データに追加するときにユーザによって選択される。「終了」アイコンは,シナリオ記録モードを終了するときにユーザによって選択される。
【0075】
ユーザによって「新規」アイコンが選択された場合およびユーザによって選択された画像にシナリオ・データが無い場合(ステップ53でNO),ディジタル・スチル・カメラ1の表示画面17に表示されている画像のシーン・ナンバNがN=1にセットされる(ステップ58)。
【0076】
また,ユーザによって「追加」アイコンが選択された場合には,シナリオ・データが読み出され,そのシナリオ・データにしたがって画像の再生処理が行われる。シナリオ・データにしたがってシーン・ナンバNの最後の画像が表示画面17に表示される(ステップ56)。最後のシーン・ナンバNがシナリオ・データから読出される(ステップ57)。
【0077】
シーン・ナンバNが1であれば,表示画面17には,図12に示す原画像が表示される。この原画像には,アイコンI1からアイコンI4が含まれている。
【0078】
アイコンI1は,シーン番号Nを示すアイコンである。アイコンI2は,記録指令を与えるためのアイコンである。アイコンI3は,終了指令を与えるアイコンである。アイコンI4は,戻る指令を与えるアイコンである。アイコンI2からアイコンI4のいずれかのアイコンが点滅している(ハッチングで示されている)。
【0079】
操作スイッチ10の左矢印または右矢印を押すことにより,アイコンI2からアイコンI4の点滅が右方向または左方向に移動する。実行スイッチ16が押されることにより,点滅しているアイコンによって特定される指令がディジタル・スチル・カメラ1に与えられる。
【0080】
シーン・ナンバNの画像についての再生時の表示指令が設定される(ステップ59)。再生時にズーム画像を表示するのであれば,ズーム・アップ・ボタン11およびズーム・ダウン・ボタン12によりズーム倍率が設定される。また,シフト・スイッチ14と操作スイッチ10とを組み合わせてズーム位置が設定される。詳しくは,後述する(図21参照)。所望のズーム倍率およびズーム位置が設定されると実行スイッチ16が押される。ズーム処理させないときにはズーム・アップ・ボタン11またはズーム・ダウン・ボタン12が押されることなく実行スイッチ16が押される。
【0081】
表示画面17に表示されている画像のシーン・ナンバNが1かどうかが判定される(ステップ60)。シーン・ナンバが1であれば,「記録」アイコンI2と「戻る」アイコンI4との選択が可能である。
【0082】
「記録」アイコンI2が選択されると,シーン・ナンバNの画像をN番目に再生するように,また,ステップ59で設定された表示指令にしたがったシナリオ・データがCPU20内のメモリ(図示略)に一時的に記憶される(ステップ63)。「終了」アイコンI3が選択されると,再生時においては,原画像のみが表示されることとなりシナリオ記録モードが終了する。
【0083】
シーン・ナンバNが1でなければ(ステップ60でNO),「記録」アイコンI2,「終了」アイコンI3または「戻る」アイコンI4の選択が可能である。「戻る」アイコンI4が選択されると,再びステップ59からの処理が繰り返される。「記録」アイコンI2が選択されると,シーン・ナンバNの画像をN番目に再生するように,また,ステップ59で設定された表示指令にしたがったシナリオ・データがCPU20内のメモリ(図示略)に一時的に記憶される(ステップ63)。「終了」アイコンが選択されるとすでに原画像の他にズーム画像についてのシナリオ・データが生成されているので,ステップ68の処理に移行する。
【0084】
「記録」アイコンI2が選択されると表示画面17に表示される画像は,図13に示す画像に切り替わる。図13に示す画像において,再生時において何の指示にしたがって原画像(またはズーム画像)からズーム画像に切り換えるかの選択が行われる。図13に示す画像には,アイコンI1,I4,I5およびI6が含まれている。
【0085】
アイコンI5は,「時間」アイコンであり,時間の経過により次の画像を表示するときにユーザによって選択される。アイコンI6は,「実行スイッチ」アイコンであり,実行スイッチ16の押し下げにより画像の表示を切り換えるときにユーザによって選択される。「時間」アイコンI5が選択されると,表示画面17に表示される画像は,図14に示す画像に切り替わる。
【0086】
図14に示す画像には,「再生時間」アイコンI6および「時間単位」アイコンI7が含まれている。
【0087】
「再生時間」アイコンI6は,再生時間を設定するときにユーザによって選択される。「再生時間」アイコンI6が点滅しているときに実行スイッチ16が押されると,「再生時間」アイコンI6に数字が現れる。操作スイッチ10の右矢印が押下されると,数字が増加し,操作スイッチ10の左矢印が押されると,数字が減少する。再び実行スイッチ16が押されると「再生時間」アイコンI6に表示されている数字が再生時間となる。(ステップ65)。
【0088】
「時間単位」アイコンI7は,再生時間の単位を設定するときにユーザによって選択される。「時間単位」アイコンI7が点滅しているときに実行スイッチ16が押されると「時間単位」アイコンI7に「秒」または「分」の時間単位が現れる。操作スイッチ10の右矢印が押されることによりアイコンI7の表示が「秒」から「分」に,または「分」から「秒」に切り替わる。実行スイッチ16が押されるとアイコンI7に表示されている時間単位が確定する。
【0089】
設定された指示,すなわち再生時間の経過により再生画像の切替が行われるか再生時間はどのくらいか,実行スイッチ16の押下により再生画像の切替が行われるかを表すデータがシナリオ・データの一部としてCPU20内のメモリに一時的に記憶される(ステップ66)。
【0090】
シーン・ナンバNがインクレメントされ(ステップ67),再びステップ59からの処理が繰り返される。
【0091】
再生時において原画像につづけてズーム画像を表示させる場合には,表示画面17に表示されている原画像にズーム指令が与えられる(ステップ59)。ズーム指令が与えられることにより,表示画面17には,図15に示すようなズーム画像が表示される。
【0092】
原画像と同様にしてズーム画像についても,「記録」アイコンI2が選択されることにより(ステップ62),図15に示す画像を表示するようにシナリオ・データが一時的に記憶される(ステップ63)。すると,表示画面17に表示される画像は図16に示す画像に切り替わる。図16に示す画像において,何の指示にしたがって画像を切り換えるかどうかが設定される(ステップ64)。再生時間にしたがって画像を切り換えるのであれば原画像についてのときと同様にして再生時間が設定される(ステップ65,図17参照)。
【0093】
シナリオの記録が終了し,「終了」アイコンが設定されると(ステップ62),つづいて,シナリオ・データにもとづく再生を自動再生とするか実行スイッチ16の押下に伴って行うかが設定される(ステップ68)。表示画面17に表示される画像は,図18に示す画像に切り替わる。
【0094】
図18に示す画像において,アイコンI9は,「自動再生」アイコンI9である。「自動再生」アイコンI9は,再生時において,原画像が再生されるとユーザからの指令がなくともシナリオ・データにしたがって原画像をズームした画像を表示するものである。「自動再生」アイコンI9が選択されると,自動再生によりシナリオ再生するように,シナリオ・データが記憶される(ステップ69)。「実行スイッチ」アイコンI6が選択されると再生時において,実行スイッチ16が押されたことにより原画像をズームしたズーム画像を表示するものである。「実行スイッチ」アイコンI6が選択されると,実行スイッチ16の押し下げがあったことによりシナリオ再生が行われるようにシナリオ・データが記憶される(ステップ70)。
【0095】
つづいて,表示画面17に表示される画像は,図19に示す画像に切り替わる。図19に示す画像は,記憶されたシナリオ・データにもとづいてプレビューするかどうかを設定するためのものである。「プレビュー」アイコンI10は,プレビューするときにユーザによって選択される(ステップ71でYES)。「プレビュー」アイコンI10が選択されると,一時的に記憶されたシナリオ・データにしたがって表示画面17にプレビューされる(ステップ72)。画像の切替が再生時間に基づくものであれば,その再生時間の経過により原画像からズーム画像に切り換えられる。また,画像の切替が実行スイッチ16の押下にもとづくものであれば,実行スイッチ16の押下にしたがい原画像の表示からズーム画像の表示に切り変わる。このプレビューにより図19に示す原画像から図20に示すズーム画像が表示される。
【0096】
図20に示す画像は,プレビューの結果一時的に記憶したシナリオ・データをメモリ・カード38に記憶するかどうかを設定するためのものである。「記録終了」アイコンI12と「キャンセル」アイコンI13が含まれている。
【0097】
プレビューした結果,シナリオ・データによって表される表示が気に入れば,ユーザによってアイコンI12が選択される。一時的に記憶されたシナリオ・データがメモリ・カード38に記録される(ステップ74)。シナリオ・データをメモリ・カード38に記録するのをキャンセルするときには「キャンセル」アイコンI13が選択される。すると一時的に記憶されたシナリオ・データが消去される。
【0098】
図21は,再生時の指示表示の処理手順を示すフローチャートである。図10のステップ59の処理に相当する。
【0099】
ユーザによってズーム・アップ・ボタン11が押されると(ステップ81でYES),そのズーム・アップ・ボタン11が押されている間,表示画面17に表示されている画像が拡大される(ステップ82)。
【0100】
また,ユーザによってズーム・ダウン・ボタン12が押されると(ステップ83でYES),そのズーム・ダウン・ボタン12が押されている間,表示画面17に表示されている画像が縮小される(ステップ84)。
【0101】
さらに,シフト・スイッチ14と操作スイッチ10との組み合わせによりズーム位置が変えられる。
【0102】
シフト・スイッチ14と操作スイッチ10の上矢印が押されると(ステップ85でYES),その押されている間表示画面17に表示されている画像が上方向に移動する(ステップ86)。
【0103】
シフト・スイッチ14と操作スイッチ10の下矢印が押されると(ステップ87でYES),その押されている間表示画面17に表示されている画像が下方向に移動する(ステップ88)。
【0104】
シフト・スイッチ14と操作スイッチ10の右矢印が押されると(ステップ89でYES),その押されている間表示画面17に表示されている画像が右方向に移動する(ステップ88)。
【0105】
シフト・スイッチ14と操作スイッチ10の左矢印が押されると(ステップ91でYES),その押されている間表示画面17に表示されている画像が左方向に移動する(ステップ92)。
【0106】
メニュー・スイッチ15が押されると,メニュー・モードに移行する(ステップ93でYES)。
【0107】
上述したような操作にもとづいて原画像についてズーム処理が行われ,ズーム画像が得られる。得られたズーム画像についてのズーム倍率およびズーム位置を示すデータが上述したようにシナリオ・データとしてメモリ・カード38に記録される。
【0108】
上述した実施例においては,画像データを格納する画像ファイルと同じファイルにシナリオ・データが格納されていたが,必ずしも同じ画像ファイルにシナリオ・データを格納しなくともよい。
【0109】
図22は,ディレクトリ構成を示している。
【0110】
図22に示すディレクトリ構成においては,「ROOT」ディレクトリによって「Dcim」のサブ・ディレクトリおよび「Misc」のサブ・ディレクトリが管理されている。画像ファイルは,「Dcim」のサブ・ディレクトリによって管理される「100 fuji 」のサブ・ディレクトリによって管理されている(画像ファイルのファイル名の一例として「Dscf0001.jpg」が示されている)。「Misc」のサブ・ディレクトリによってシナリオ・データ(ファイル名「Autoplay.mrk 」)が管理されている。このように画像データが格納されている画像ファイルと異なるファイルにシナリオ・データを格納するようにしてもよい(ファイル名「Autoprint.mrk」のファイルは,画像のプリント情報を表わすデータを格納するものである)。
【0111】
図23は,ディジタル・スチル・カメラ1の再生時の処理手順を示すフローチャートである。図24および図25は,表示画面に表示される画像に一例を示している。
【0112】
電源スイッチ兼モード設定スイッチ6により再生モードが設定される。再生モードにおいて,操作スイッチ10を用いて再生すべき画像が選択される(ステップ101 )。選択された画像が表示画面17に表示される(ステップ102 )。また,その選択された画像についてのシナリオ・データが存在すれば読み取られる。
【0113】
シナリオ・データがあれば(ステップ103 でYES),図24に示すようにシナリオ・データがあることを示すアイコンI21が再生画像に表示される。再生画像には,再生モードであることを示す文字が左上に表示され,ファイル名が右上に表示される。もっとも,シナリオ・データがあることをアイコンを用いて示さずとも図25に示すように文字で示すようにしてもよい。
【0114】
そして,シナリオ・データにより自動再生に設定されているかどうかが判断される(ステップ104 )。自動再生が設定されていると(ステップ104 でYES),ディジタル・スチル・カメラ1が自動再生オンに設定されているかどうかが判断される(自動再生オンは,メニュー・スイッチ15により設定されるメニューにおいて設定される)。自動再生オンに設定されていると(ステップ106 でYES),つづいて,次の画像を表示するのが時間の経過によるものか実行ボタン16の押下によるものかが判断される(ステップ106 )。再生時間の経過によるものであれば,シナリオ・データによって規定されるその時間の間,画像が再生される(ステップ107 )。
【0115】
シナリオの自動再生でないか(ステップ104 でNO),ディジタル・スチル・カメラ1の自動再生がオンとされていないか(ステップ105 でNO),次の画像を表示する指示が実行ボタンの押下であれば(ステップ106 ),実行スイッチ16が押されたかどうかが判定される(ステップ108 )。実行スイッチ16が押されたことにより原画像またはズーム画像が表示画面17に表示される(ステップ109 )。
【0116】
表示画面17に表示されている画像が原画像に付随した最後のズーム画像でなければ(ステップ110 でNO),次に表示すべき画像についてのシナリオ・データが読み取られ(ステップ111 ),次の画像が表示されることとなる。最後の画像が表示されると(ステップ110 でYES),その画像についてのシナリオ再生は終了する。
【0117】
画像の再生時において,ユーザからのズーム指令が与えられなくともズーム画像が表示されるようになる。
【0118】
また,メモリ・カードに記録されている画像データによって表される画像の縮小画像の一覧を表すインデックス画像データがメモリ・カードに記録されていることがある。このような場合には,ズーム画像の縮小画像を用いてインデックス画像を構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル・スチル・カメラを正面から見た斜視図である。
【図2】ディジタル・スチル・カメラを背面から見た斜視図である。
【図3】ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】メモリ・カードのデータ構造を示している。
【図5】画像ファイルの構成を示している。
【図6】シナリオ・データの一例を示している。
【図7】原画像を示している。
【図8】ズーム画像を示している。
【図9】シナリオ・データの記録の処理手順の一部を示すフローチャートである。
【図10】シナリオ・データの記録の処理手順の一部を示すフローチャートである。
【図11】シナリオ・データの記録の処理手順の一部を示すフローチャートである。
【図12】表示画面に表示される画像の一例である。
【図13】表示画面に表示される画像の一例である。
【図14】表示画面に表示される画像の一例である。
【図15】表示画面に表示される画像の一例である。
【図16】表示画面に表示される画像の一例である。
【図17】表示画面に表示される画像の一例である。
【図18】表示画面に表示される画像の一例である。
【図19】表示画面に表示される画像の一例である。
【図20】表示画面に表示される画像の一例である。
【図21】再生時の表示指示手順を示すフローチャートである。
【図22】ディレクトリ構成を示している。
【図23】再生モードにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図24】表示画面に表示される画像の一例である。
【図25】表示画面に表示され流画像の一例である。
【符号の説明】
1 ディジタル・スチル・カメラ
2 ズーム・レンズ
10 操作スイッチ
11 ズーム・アップ・ボタン
12 ズーム・ダウン・ボタン
14 シフト・スイッチ
16 実行スイッチ
17 表示画面
20 CPU
23 撮像ディバイス
38 メモリ・カード
Claims (14)
- 記録媒体に記録されている画像ファイルに格納されている画像データを読み取る画像データ読み取り手段,
上記画像データ読み取り手段によって読み取られた画像データにより表される原画像を表示するように第1の表示装置を制御する第1の表示制御手段,
上記第1の表示装置に表示されている原画像のズーム指令を与えるズーム指令手段,
上記第1の表示装置に表示されている原画像を表す画像データについて,上記ズーム指令手段から与えられたズーム指令に応じたズーム処理を行うズーム処理手段,
上記ズーム処理手段によりズーム処理された画像データによって表されるズーム画像を表示するように第2の表示装置を制御する第2の表示制御手段,ならびに
上記ズーム指令手段から与えられたズーム指令を表すデータおよび上記原画像と上記ズーム画像との表示順序を示すシーン・ナンバを表わすデータを,上記第1の表示装置に表示されている原画像を表す画像データが格納されている上記画像ファイルに記録する記録制御手段,
を備えたズーム・データ記録装置。 - 上記第1の表示装置と上記第2の表示装置とが同一のものである,請求項1に記載のズーム・データ記録装置。
- 上記第1の表示装置に表示されている原画像のズーム倍率を与える倍率指令手段をさらに備え,
上記ズーム処理手段は,上記倍率指令手段から与えられたズーム倍率にもとづいてズーム処理するものであり,
上記記録制御手段は,上記倍率指令手段から与えられたズーム倍率を表すデータを上記原画像を表す画像データに関連づけて上記記録媒体に記録するものである,
請求項1または2に記載のズーム・データ記録装置。 - 上記第1の表示装置に表示されている原画像のズーム位置を与える位置指令手段をさらに備え,
上記ズーム処理手段は,上記位置指令手段から与えられたズーム位置にもとづいた領域の画像についてズーム処理をするものであり,
上記記録制御手段は,上記位置指令手段から与えられたズーム位置を表すデータおよび上記原画像と上記ズーム画像との表示順序を示すシーン・ナンバを表わすデータを上記原画像を表す画像データが格納されている上記画像ファイルに記録するものである,
請求項1から3のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。 - 上記原画像と上記ズーム画像との表示順序を設定する表示順序設定手段をさらに備え,
上記記録制御手段は,上記表示順序設定手段から与えられた表示順序を表すデータを上記原画像を表す画像データが格納されている上記画像ファイルにさらに記録するものである,
請求項1から4のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。 - 上記原画像から上記ズーム画像への切替指示を設定する切替指示手段をさらに備え,
上記記録制御手段は,上記切替指示手段により設定された切替指示を表すデータを上記原画像を表わす画像データが格納されている上記画像ファイルにさらに記録するものである,
請求項1から5のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。 - プレビュー指示を与えるプレビュー指示手段,ならびに
上記プレビュー指示手段によりプレビュー指示が与えられたことにより上記原画像および上記ズーム画像を上記第1の表示装置および上記第2の表示装置のうち少なくとも一方の表示装置にプレビュー表示するプレビュー表示制御手段,
をさらに備えた請求項1から6のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。 - 上記記録媒体に記録されている上記画像ファイルに格納されている上記画像データ,ズーム指令データおよび上記シーン・ナンバを表わすデータを読み取るデータ読み取り手段,
上記データ読み取り手段により読み取られた画像データによって表される原画像を表示するように上記第1の表示装置を制御する第3の表示制御手段,
上記データ読み取り手段によって読み取られた上記ズーム指令データにもとづいて上記原画像をズーム処理するズーム処理手段,ならびに
上記ズーム処理手段によってズーム処理された画像を表示するように上記第2の表示装置を制御する第4の表示制御手段をさらに備え,
上記第1の表示制御手段および上記第2の表示制御手段が,上記データ読み取り手段によって読み取られたシーン・ナンバを表わすデータによって表されるシーン・ナンバで示される表示順序で上記原画像と上記ズーム画像とを表示するものである,
請求項1から7のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。 - 上記第1の表示装置と上記第2の表示装置とが同一のものであり,上記原画像の表示後に上記ズーム処理された画像が表示される,請求項1から8のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。
- 上記記録媒体に,ズーム倍率を表すデータおよびズーム位置を表すデータの少なくとも一方を表すズーム・データが記録されており,
上記ズーム・データを読み取るズーム・データ読み取り手段,ならびに
上記ズーム・データ読み取り手段によって読み取られたズーム・データにしたがったズーム倍率のズーム処理およびズーム位置によって規定される領域についてのズーム処理の少なくとも一方の処理を上記画像データについて行うものである,
請求項1から9のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。 - 上記記録媒体に,切替指示を表すデータが記録されており,
上記記録媒体から上記切替指示を表わすデータを読み取る切替指示データ読み取り手段,および
上記切替指示データ読み取り手段により読み取られた切替指示を表わすデータにもとづいて上記原画像の表示から上記ズーム画像の表示に切り替わるものである,
請求項1から10のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。 - 再生モードにおいて,上記シーン・ナンバを表わすデータが記録されていることを示すアイコンまたは文字を表示する,請求項1から11のうちいずれか一項に記載のズーム・データ記録装置。
- 画像データ読み取り手段が,記録媒体に記録されている画像ファイルに格納されている画像データを読み取り,
第1の表示制御手段が,読み取られた画像データにより表される原画像を表示するように第1の表示装置を制御し,
ズーム処理手段が,上記第1の表示装置に表示されている原画像を表す画像データについて,与えられたズーム指令に応じたズーム処理を行い,
第2の表示制御手段が,ズーム処理された画像データによって表されるズーム画像を表示するように第2の表示装置を制御し,
記録制御手段が,与えられたズーム指令を表すデータおよび上記原画像と上記ズーム画像との表示順序を表わすシーン・ナンバを表わすデータを,上記第1の表示装置に表示されている原画像を表す画像データが格納されている上記画像ファイルに記録する,
ズーム・データ記録方法。 - ズーム指令を表わすデータを記録媒体に記録させるためのプログラムであって,
記録媒体に記録されている画像ファイルに格納されている画像データを読み取らせ,
読み取られた画像データにより表わされる原画像を表示するように第1の表示装置を制御させ,
上記第1の表示装置に表示されている原画像を表わす画像データについて,与えられたズーム指令に応じたズーム処理を行なわせ,
ズーム処理された画像データによって表わされるズーム画像を表示するように第2の表示装置を制御させ,
与えられたズーム指令を表すデータおよび上記原画像と上記ズーム画像との表示順序を示すシーン・ナンバを表わすデータを,上記第1の表示装置に表示されている原画像を表わす画像データが格納されている上記画像ファイルに記録させるようにズーム・データ記録装置のコンピュータを制御するためのプログラムを格納したコンピュータが読取り可能な記録媒体。
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