JP4731555B2 - 通信装置、通信方法、通信プログラム、その記録媒体及び集積回路 - Google Patents

通信装置、通信方法、通信プログラム、その記録媒体及び集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信方法、通信プログラム、その記録媒体及び集積回路に関するものである。
今日、放送局などから多数のコンテンツが視聴者に提供される環境にあり、この多数のコンテンツの中から視聴者に最適なコンテンツを紹介する技術が研究されている。特許文献1には、視聴者の過去の視聴履歴に基づいて選択したコンテンツを視聴者に推薦する技術が開示されている。特許文献1の番組選択装置は、視聴者がコンテンツの視聴を別のコンテンツの視聴に切り替えた情報に基づいて視聴者の好みを算出する。そして、その好みに基づいて選択したコンテンツを視聴者に推薦する。これにより、視聴者は自分の好みに応じたコンテンツの推薦を受けることができるため、見たいコンテンツを見逃すおそれが低くなる。
また特許文献2には、ある視聴者が推薦したコンテンツの情報を、他の視聴者に紹介する仕組みが開示されている。このように、視聴者が他人から推薦されたコンテンツの紹介を受けるため、コンテンツの幅を広げることができる。
特開平10−257405号公報 特開2004−207897号公報
しかし、特許文献1では、視聴者によるコンテンツの選択や録画の履歴などの視聴履歴に基づいてコンテンツの紹介が行われるため、紹介されるコンテンツの範囲が収束する方向に進む。例えば、視聴者がある特定のコンテンツのみを視聴しており、時事問題などのコンテンツの視聴を行っていないとする。このような場合に、時事問題のコンテンツの話題性がいくら高くなったとしても、視聴者の視聴履歴に基づくと、紹介されるコンテンツとして選択されることはない。よって、画一的なコンテンツの推薦が行われ、視聴者が視聴するコンテンツの範囲の幅を狭めてしまうこととなる。
また、特許文献2では、他人からコンテンツの紹介を受けることでコンテンツの幅が広がるが、視聴者は他人からコンテンツの提供を一方的に受けるのみである。つまり、コンテンツを推薦する紹介者の選択に関して視聴者の自由度が無く、また視聴者が紹介者を選択するための有効な情報の提供もない。さらに、紹介されたコンテンツが有効なものであるのか、話題性のあるものであるのかなど、視聴するコンテンツを選択するための有効な情報の提供もない。
そこで、本発明は、コンテンツ及びその紹介者を選択するための情報を提供することができる技術を提供することを目的とする。
本願第1発明は、上記課題を解決するために、コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、受信したコンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の紹介装置に送信されるまでの紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を受信する紹介情報受信手段と、コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、を含むことを特徴とする、通信装置を提供する。
通信装置は、自端末において、コンテンツ紹介者及び/又はコンテンツの評価値を算出する。そして、コンテンツ紹介者の評価値及びコンテンツの評価値をそれぞれランキングして、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを生成し、自端末のユーザに提示する。評価値を算出するための材料である評価要素としては、例えば通信装置が受信した紹介権数、通信装置が行ったコンテンツの紹介数、紹介したコンテンツが紹介先の通信装置において視聴された視聴数、再紹介数などが挙げられる。なお、通信装置は、コンテンツを特定するためのコンテンツ識別情報の送受信を行うこともできるが、以下ではコンテンツを送受信するものとして説明する。
ここで、通信装置のユーザは、提示された紹介者評価値ランキングに基づいて、どの通信装置の紹介者評価値が高いか、つまり全体の通信装置の中での位置づけを把握することができる。よって、通信装置のユーザは、紹介者評価値が最も高い通信装置を紹介者として選択することができるなど、紹介者の選択に関する情報を得ることができる。ここで、紹介者評価値が高い通信装置を選択する場合には、有用性の高いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。また、通信装置のユーザは、紹介者評価値ランキングを参照することで、紹介されたコンテンツの視聴の可否を決定することもできる等、紹介者評価値ランキングをコンテンツ視聴の可否を決定する情報とすることができる。例えば、紹介者評価値ランキングが上位の通信装置から紹介されたコンテンツの場合はコンテンツを視聴するが、紹介者評価値ランキングが下位の場合はコンテンツの視聴を行わないなど、紹介者評価値ランキングをコンテンツの選択の基準とすることができる。さらに、通信装置がコンテンツを紹介する側になる場合には、紹介者評価値ランキングをコンテンツ選択の基準とすることもできる。例えば、通信装置のユーザは、他の通信装置から受信したコンテンツの中から、紹介者評価値の高い通信装置から紹介されたコンテンツを、紹介するコンテンツとして選択できる。
一方、通信装置のユーザは、提示されたコンテンツ評価値ランキングに基づいて、どのコンテンツのコンテンツ評価値が高いか、つまり全体のコンテンツの中での位置づけを把握することができる。よって、通信装置のユーザは、紹介されたコンテンツの位置づけが上位の場合には視聴するコンテンツとして選択するなど、コンテンツの選択に関する情報を得ることができる。ここで、コンテンツ評価値が高いコンテンツを選択する場合には、ユーザは有用性の高いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。また、通信装置がコンテンツを紹介する側になる場合には、コンテンツ評価値が高いコンテンツを、他の通信装置に紹介するコンテンツとして選択できるなど、紹介するコンテンツの選択に関する情報を得ることができる。
また、通信装置のユーザは、例えばコンテンツの紹介を受けてそのコンテンツを視聴する視聴者である。また、コンテンツの紹介の形態としては、コンテンツを受信した視聴者がさらに別の視聴者に紹介する場合も含む。上記の通信装置は、紹介情報を受信し、その紹介情報から直接に通信を行った通信装置の紹介者識別情報及び紹介履歴を抽出する。これにより通信装置のユーザである視聴者は、コンテンツの転送の経緯を把握することができる。
例えば、コンテンツが第3通信装置から第2通信装置に送信され、さらに第2通信装置から第1通信装置に送信されているとする。このとき、第4通信装置は、紹介者である第1通信装置から第1紹介情報を受信する。第1紹介情報には、コンテンツのID及びコンテンツを送信した第1通信装置のIDが含まれるとともに、コンテンツが第1通信装置に送信されるまでの紹介履歴として第3及び第2通信装置のIDがさらに含まれる。よって、通信装置は、コンテンツが第3、第2及び第1通信装置を経由して送信されたものであることを取得する。このように、視聴者は、紹介者の選択に関する情報として紹介履歴を取得することができる。よって、視聴者は、例えばコンテンツを送信した大元の通信装置から、ここでは第3通信装置からコンテンツを直接受信するように設定することができるなど、紹介者である通信装置の選択に関して視聴者の自由度が向上する。
さらに、紹介履歴は、コンテンツの紹介にどの通信装置が携わったかに関する情報であるため、視聴者は、紹介者として適格性のある紹介者情報を取得することができる。つまり、コンテンツの紹介に関連性の無い紹介者情報を取得するのではないため、例えばコンテンツを紹介された視聴者にとって有用性の高いコンテンツを紹介する可能性のある紹介者情報を取得することができる。特に、受信したコンテンツを視聴した視聴者が面白いなど評価をした場合に、そのコンテンツは別の視聴者に送信されてどんどん波及していく場合が多い。ここで、コンテンツを送信する紹介者としての評価値は、例えば波及効果の高いコンテンツを送信したか否かにより決定される場合がある。よって、コンテンツが転送されていくにつれて、最初にそのコンテンツの送信を行った大元の紹介者の評価値が高くなる。このような場合、視聴者が、紹介履歴に基づいてコンテンツの大元の紹介者を次の紹介者として選択すると、有用性が高くまた興味深いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。このように、紹介履歴を提供することで、通信装置のユーザに、どの通信装置が波及効果の高いコンテンツの紹介を行っているかなど紹介者の選択に関する情報を提供することができる。
また、視聴者は、紹介されたコンテンツがどのような経緯で送信されているかを紹介履歴により参照して、視聴の可否を決定することもできる等、コンテンツの視聴に関しても自由度が向上する。さらに、紹介履歴を受信した視聴者が、コンテンツを紹介する側になる場合には、紹介履歴を参照して紹介するコンテンツを選択できる等コンテンツの選択に関しても自由度が向上する。
なお、上記第1発明では、自端末のユーザに評価値ランキングを提示しているが、通信装置がランキング送信手段をさらに含み、他の通信装置に評価値ランキングを送信するようにしても良い。
本願第2発明では、第1発明において、通信装置は、自端末以外の他の通信装置それぞれから評価値を受信する評価値受信手段を含み、ランキング生成手段は、自端末及び他の通信装置の評価値をランキングし、評価値ランキングを生成する。
通信装置は、自端末において、コンテンツ紹介者及び/又はコンテンツの評価値を算出するとともに、他の通信装置の評価値を受信する。
本願第発明は、第1発明において、前記評価要素には、コンテンツ紹介者としての価値を評価するための紹介者評価要素と、コンテンツの価値を評価するためのコンテンツ評価要素と、が含まれる。前記評価値には、前記紹介者評価要素に基づいて算出される紹介者評価値と、前記コンテンツ評価要素に基づいて算出されるコンテンツ評価値と、が含まれる。前記評価値ランキングには、前記紹介者評価値のランキング結果である紹介者評価値ランキングと、前記コンテンツ評価値のランキング結果であるコンテンツ評価値ランキングと、が含まれる。
上記第1発明と同様に、通信装置のユーザは、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングに基づいて、コンテンツの紹介を受ける通信装置の選択、視聴するコンテンツの選択などを行うことができる。
本願第発明は、第1発明において、他の通信装置からコンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信を許可する紹介権を受信する紹介権受信手段をさらに含み、前記送受信手段は、前記紹介権の送信元である通信装置にコンテンツを紹介し、前記評価要素は、前記紹介権受信手段が受信した紹介権数であることを特徴とする通信装置を提供する。
通信装置のユーザは、紹介権の送信によりコンテンツの紹介を受ける通信装置を選択することができる。よって、どの通信装置からコンテンツを受信するかについて通信装置のユーザの意向を反映しつつ、特定の通信装置からの一方的なコンテンツの送信を回避することができる。また、コンテンツの範囲を予め限定してコンテンツの紹介を受ける場合には、コンテンツの視聴範囲が収束しがちである。しかし、紹介する通信装置を紹介権により限定することで、コンテンツの範囲を直接的に限定する場合に比べてコンテンツの収束を防ぐこともできる。また、コンテンツの紹介を行う通信装置は、紹介権の送信元にコンテンツを送信すれば良いため、コンテンツの紹介を許可されていない通信装置に無駄なコンテンツの送信を行わずに済む。
また、評価要素が紹介権数であり、紹介権数に基づいて紹介者評価値及びコンテンツ評価値が算出される。ここで、例えば、紹介権数が多いことは、より多くの通信装置からコンテンツの紹介を依頼されていることを意味しており、より紹介者としての評価値が高く位置づけられる。よって、紹介権数の多い順にランキングされた紹介者評価値ランキングが提示されることで、ユーザは、どの通信装置が紹介者として評価値が高いかを把握することができる。また、紹介権数に基づいて算出された紹介者評価値を、コンテンツの評価要素とすることもできる。例えば、コンテンツの紹介元の通信装置において、紹介権数に基づく紹介者評価値が高い場合は、その通信装置から紹介されたコンテンツのコンテンツ評価値が高く位置づけられる。よって、ユーザは、紹介権数に基づくコンテンツ評価値ランキングが提示されることで、どのコンテンツのコンテンツ評価値が高いかを把握することができる。
本願第発明は、第1発明において、前記評価要素は、コンテンツ又はコンテンツ識別情報の紹介数であることを特徴とする通信装置を提供する。
例えば、紹介数が多いことは、より多くの通信装置からコンテンツの紹介を依頼されていることを意味し、より紹介者としての評価値が高く位置づけられる。よって、紹介数の多い順にランキングされた紹介者評価値ランキングにより、どの通信装置が紹介者として評価値が高いかを把握することができる。また、あるコンテンツにおける紹介数が多いことは、そのコンテンツがより多くの通信装置に紹介されていることを意味しており、よりコンテンツ評価値が高く位置づけられる。よって、通信装置のユーザは、紹介数に基づいてランキングされたコンテンツ評価値ランキングを受信することで、紹介されたコンテンツの全体の中における位置づけを把握することができる。
本願第発明は、第1発明において、前記評価要素は、紹介するコンテンツ以外の他のコンテンツ数又は紹介するコンテンツ以外の他のコンテンツの視聴数であることを特徴とする通信装置を提供する。
紹介するコンテンツ以外の他のコンテンツ数が多いことは、紹介するコンテンツがより多くのコンテンツの中から選択されて紹介されたことを意味しており、よりコンテンツ評価値が高く位置づけられる。他のコンテンツの視聴数が多いことは、紹介するコンテンツが選りすぐられたコンテンツであることを意味しており、よりコンテンツ評価値が高く位置づけられる。
本願第発明は、第1発明において、自端末が紹介したコンテンツ又はコンテンツ識別情報に対応するコンテンツが、紹介先の通信装置のユーザにより視聴されたか否かを示す視聴結果を、前記紹介先の通信装置から受信する視聴結果受信手段をさらに含み、前記評価要素は前記視聴結果であることを特徴とする通信装置を提供する。
視聴結果としては、例えば通信装置のユーザによりコンテンツが視聴された視聴数や紹介数に対する視聴数の割合等が挙げられる。ここで、例えば、通信装置の紹介者評価値は、紹介したコンテンツが通信装置のユーザにより視聴された総数が多いほどより高く位置づけられる。通信装置のユーザは、この視聴結果に基づく紹介者評価値ランキングによって、どの通信装置が紹介者評価値が高いかなど紹介者の選択に関する情報を得ることができる。また、例えば、コンテンツ評価値は、コンテンツの視聴数が多いほど、より高く位置づけられる。通信装置のユーザは、この視聴結果に基づくコンテンツ評価値ランキングによって、どのコンテンツのコンテンツ評価値が高いかなどコンテンツの選択に関する情報を得ることができる。
なお、視聴数の割合についても同様に紹介者評価値及びコンテンツ評価値を評価することができ、これにより紹介者及びコンテンツの選択に関する情報を得ることができる。なお、視聴数の割合を評価要素に用いる場合には、通信装置のユーザがコンテンツを視聴した視聴数が少ない場合であっても、紹介数に対する視聴数の割合が高い場合には紹介者評価値が高く位置づけられる。通信装置は、このような評価要素を用いることで、客観的に自端末の紹介者評価値を算出することができる。
本願第発明は、第発明において、前記視聴結果は、自端末が紹介したコンテンツ又はコンテンツ識別情報に対応するコンテンツが、紹介先の通信装置のユーザにより視聴された視聴数、あるいは自端末がコンテンツ又はコンテンツ識別情報を紹介した紹介数に対する前記視聴数の割合であることを特徴とする通信装置を提供する。
本発明は、前記の第発明と同様の作用効果を奏する。
本願第発明は、第1発明において、自端末が紹介したコンテンツ又はコンテンツ識別情報に対応するコンテンツが、直接的な紹介先の通信装置のユーザにより視聴されたか否かを示す視聴結果に加え、前記直接的な紹介先の通信装置以降の紹介先の通信装置のユーザにより視聴されたか否かを示す視聴結果又はその視聴結果に基づき算出した紹介先の通信装置の紹介者評価値を、前記直接的な紹介先の通信装置の通信装置から受信する視聴結果受信手段をさらに含み、前記評価要素は、前記視聴結果又は前記紹介先の通信装置の紹介者評価値であることを特徴とする通信装置を提供する。
通信装置は、直接的な紹介先の視聴結果だけでなく、直接的な紹介先以降の紹介先の視聴結果又はその視聴結果に基づき算出した紹介先の通信装置の紹介者評価値を紹介先から受信する。そして、上記の視聴結果や紹介先の紹介者評価値を評価要素とすることで、紹介経路の広がりや長さを加味した評価値を算出することができる。
本願第10発明は、第1発明において、コンテンツ又はコンテンツ識別情報の紹介元となる通信装置の指定をユーザから受け付ける指定受付手段と、指定された通信装置に、自端末へのコンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信を許可する紹介権を送信する第1紹介権送信手段と、前記送受信手段は、前記紹介権の送信先の通信装置からコンテンツ又はコンテンツ識別情報を受信することを特徴とする通信装置を提供する。
紹介権の送信により、通信装置のユーザは、自ら選択した通信装置からのみコンテンツの紹介を受けることができる。例えば、通信装置のユーザが紹介者評価値ランキングを提示されている場合には、紹介者評価値が最も高い通信装置を紹介者として選択し、その選択した通信装置からコンテンツの紹介を受けることができる。よって、希望しない通信装置からのコンテンツ紹介を回避しつつ、有用性の高いコンテンツを受信できる可能性が高くなる
本願第11発明は、第発明において、前記提示手段は、さらに前記紹介履歴を自端末のユーザに提示することを特徴とする通信装置を提供する。
紹介履歴をさらに提示することで、通信装置のユーザは、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングだけでなく紹介履歴に基づいて、コンテンツの紹介を受ける通信装置の選択、視聴するコンテンツの選択などを行うことができる。
本願第12発明は、第発明において、前記紹介履歴に基づいて、前記コンテンツの送信を最初に行った通信装置又は前記コンテンツが自端末に至る紹介経路中にある通信装置に、自端末へのコンテンツの送信を許可する紹介権を送信する第2紹介権送信手段をさらに含むことを特徴とする通信装置を提供する。
紹介履歴を参照して、コンテンツの送信を最初に行った紹介者やコンテンツが自端末に至る紹介経路中にある紹介者を選択して、紹介権を送信することができる。
本願第13発明は、第発明において、前記送受信手段は、他の通信装置間で送受信された前記紹介情報を受信することを特徴とする通信装置を提供する。
通信装置の視聴者は、他の通信装置から受信した紹介情報を参照して紹介者の選択及びコンテンツの選択を行うことができる。
本願第14発明は、第13発明において、前記提示手段は、さらに前記紹介情報又は前記紹介情報を集約して図式化した紹介経路モデルを自端末のユーザに提示することを特徴とする通信装置を提供する。
通信装置の視聴者は、他の通信装置から受信した紹介経路モデル等を参照して紹介者の選択及びコンテンツの選択を行うことができる。
本願第15発明は、第14発明において、前記紹介情報又は前記紹介経路モデルを参照して、自端末へのコンテンツの送信を許可する紹介権を送信する第3紹介権送信手段をさらに含むことを特徴とする通信装置を提供する。
紹介経路モデル等を参照して紹介者を選択し、紹介権を送信することができる。
本願第16発明は、第1発明において、前記送受信手段が受信したコンテンツのコンテンツ識別情報と、自端末の通信装置を識別するための通信装置識別情報と、前記受信したコンテンツが自端末に送信されるまでの紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を生成する紹介情報生成手段と、前記送受信手段は、前記コンテンツの再紹介先である通信装置に前記紹介情報を送信することを特徴とする通信装置を提供する。
紹介者である通信装置は、受信したコンテンツをさらに再紹介するにあたって、コンテンツとともに自端末の紹介者識別情報及びコンテンツが自端末に送信されるまでの紹介履歴を、再紹介先の通信装置に送信する。これにより、紹介履歴を受信した通信装置は、紹介者の選択に関する情報としてコンテンツの転送の経緯を把握することができる。このとき、視聴者は例えばコンテンツを送信した大元の通信装置からコンテンツを直接受信するように設定することができるなど、紹介者の選択に関して視聴者の自由度が向上する。
本願第17発明は、コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信ステップと、受信したコンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の紹介装置に送信されるまでの紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を受信する紹介情報受信ステップと、コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出ステップと、前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成ステップと、前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示ステップと、を含むことを特徴とする、通信方法を提供する。
本願第18発明は、コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置を機能させるための通信プログラムであって受信したコンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の紹介装置に送信されるまでの紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を受信する紹介情報受信手段、コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段、前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段、及び前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段、として通信装置を機能させることを特徴とする、通信プログラムを提供する。
本願第19発明は、コンピュータが実行する通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信ステップと、受信したコンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の紹介装置に送信されるまでの紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を受信する紹介情報受信ステップと、コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出ステップと、前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成ステップと、前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示ステップと、を実行する通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本願第20発明は、コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む集積回路であって、受信したコンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の紹介装置に送信されるまでの紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を受信する紹介情報受信手段と、コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、を含むことを特徴とする、集積回路を提供する。
上記第1発明では、各通信装置が評価値を算出しているが、評価値を算出するための評価要素を集約装置に収集し、集約装置のみで評価値の算出及びランキングを行うようにしても良い。例えば、コンテンツの送受信を行う複数の通信装置と接続される集約装置であって、次の構成を含む。
◎コンテンツ紹介者及び/又はコンテンツの価値を評価するための評価要素を複数の通信装置それぞれから収集する収集手段
◎収集された評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段
◎前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段
◎生成した評価値ランキングを前記複数の通信装置に送信するランキング送信手段
上記において、各通信装置は、紹介者を評価するための紹介者評価要素及びコンテンツを評価するためのコンテンツ評価要素を、集約装置に送信する。集約装置は、受信した紹介者評価要素及びコンテンツ評価要素に基づいて、それぞれ紹介者評価値及びコンテンツ評価値を算出してランキングする。ランキング結果は各通信装置に送信され、ユーザに提示される。よって、第1発明と同様に、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングに基づいて、紹介者としての通信装置の選択、視聴するコンテンツの選択などを行うことができる。
また、上記第1発明では、評価値のランキングを各通信装置が行っているが、複数の通信装置に接続される集約装置が評価値のランキングを行っても良い。例えば、コンテンツの送受信を行う複数の通信装置と接続される集約装置であって、次の構成を含む。
◎各通信装置が算出した評価値を受信する評価値受信手段
◎前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段
◎生成した評価値ランキングを前記複数の通信装置に送信するランキング送信手段
これにより、第1発明と同様に、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングに基づいて、コンテンツの紹介を受ける通信装置の選択、視聴するコンテンツの選択などを行うことができる。
また、上記第1発明の通信装置と、前述の集約装置とにより通信システムを構成しても良い。
本発明によれば、通信装置のユーザは、コンテンツ及びその紹介者を選択するための情報として、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを取得することができる。
<発明の概要>
複数の通信装置がネットワークを介して接続されており、互いにコンテンツ又はコンテンツIDの送受信を行っている。通信装置がコンテンツの受信側になる場合は視聴者となり、通信装置がコンテンツの送信側になる場合は紹介者となる。各通信装置は、コンテンツ紹介者及び/又はコンテンツの価値を評価するための評価要素に基づいて、それぞれコンテンツ紹介者としての評価値(以下、紹介者評価値という)及びコンテンツの評価値(以下、コンテンツ評価値という)を算出する。そして、通信装置は、紹介者評価値及びコンテンツ評価値をそれぞれランキングし、ユーザに提示する。
評価要素としては、例えば各コンテンツ紹介装置が受信した紹介権数、各コンテンツ紹介装置が行ったコンテンツの紹介数、各コンテンツ紹介装置が紹介したコンテンツがコンテンツ受信装置において視聴された視聴数、コンテンツ紹介の大元であることなどが挙げられる。例えば、紹介権の数が多いことは、より多くのコンテンツ受信装置からコンテンツの紹介を依頼されていることを意味しており、より紹介者としての評価値が高く位置づけられる。また、例えば、紹介数が多いことは、より多くの通信装置に紹介されていることを意味しており、よりコンテンツ評価値が高く位置づけられる。
よって、通信装置のユーザは、紹介者評価値ランキングにより、紹介者評価値が最も高い通信装置を選択できるなど紹介者の選択に関する情報を得ることができる。さらに、通信装置の視聴者は、紹介者評価値ランキングを参照して受信したコンテンツの視聴の可否を決定したり、コンテンツをさらに他の通信装置に送信するかどうか等を決定することができる。また、通信装置のユーザは、コンテンツ評価値ランキングを受信することで、紹介されたコンテンツの位置づけが上位の場合には視聴するコンテンツとして選択するなど、コンテンツの選択に関する情報を得ることができる。
<第1実施形態例>
(1)構成
(1−1)全体構成
図1は、本発明の第1実施形態例に係るコンテンツ紹介システムのネットワーク構成図である。複数の通信装置1100(通信装置A、B・・・)、複数の通信装置1200(通信装置a、b・・・)、集約装置1300、放送局1400及びコンテンツ記憶装置1450は、ネットワーク1500を介して接続されている。
通信装置1200は、どの通信装置1100からコンテンツまたはコンテンツIDの紹介を受けるかについて視聴者から指定を受け付ける。ここで、コンテンツとは、映像データ、音声データなどであり、例えば動画像、静止画像、音声、テキストなどのデータを含む。また、コンテンツIDとは、コンテンツを識別するための識別情報である。そして、通信装置1200は、コンテンツまたはコンテンツIDの紹介を許可する紹介権を該当する通信装置1100に送信する。一方、通信装置1100は、紹介者から指定されたコンテンツまたはコンテンツIDを、紹介権の送信元である通信装置1200に送信する。通信装置1200は、視聴者が紹介されたコンテンツを視聴したか否かを示す視聴結果を、コンテンツの紹介元の通信装置1100に送信する。各通信装置1100は、受信した視聴結果に基づいて自端末の紹介者評価値と、自端末が紹介した各コンテンツのコンテンツ評価値と、を算出して集約装置1300に送信する。集約装置1300は、紹介者評価値に基づいて通信装置1100をランキングし、コンテンツ評価値に基づいてコンテンツをランキングする。そして、これらのランキング結果を通信装置1200に送信する。これにより、通信装置1200の視聴者は、紹介者の選択に関する情報として紹介者評価値ランキングを受信するとともに、視聴するコンテンツとして選択するか否かに関する情報としてコンテンツ評価値ランキングを受信する。
放送局1400は、通信装置1200、通信装置1100及びコンテンツ記憶装置1450に各種コンテンツや各種コンテンツの格納場所を配信している。また、コンテンツ記憶装置1450は、放送局1400などから受信した各種コンテンツを記憶している。以下では、通信装置1200は、通信装置1100からコンテンツの格納場所を受信し、その格納場所であるコンテンツ記憶装置1450にアクセスすることによりコンテンツを取得するものとする。
なお、コンテンツは、放送局1400から配信されるコンテンツだけでなく、例えばインターネット上の各種サイトから送信されるコンテンツであっても良い。また、ユーザが個々に制作したプライベートコンテンツであっても良い。
(1−2)ハードウェア構成
各通信装置1100及び各通信装置1200は、ハードウェア構成としてユーザ入力受付部1101及び1201、放送波受信部1102及び1202、ネットワーク通信部1103及び1203、デコーダ1104及び1204、RAM1105及び1205、制御部1106及び1206を含む。また、集約装置1300は、ネットワーク通信部1301、RAM1302、制御部1303を含む。
各装置のネットワーク通信部1103、1203及び1301は、例えばモデムなどでありネットワークを介して、通信装置1100、通信装置1200、集約装置1300及びコンテンツ記憶装置1450などとの間で通信を行う。RAM1105、1205及び1305は、各装置での各種処理などに用いる各種情報を格納するメモリである。例えば各通信装置1100及び各通信装置1200のRAM1105及び1205は、コンテンツの格納場所を記憶する。各装置の制御部1106、1206及び1306は例えばCPUなどであり、各装置での各種処理を実行する。
ユーザ入力受付部1101及び1201は、例えばリモコンやキーボードなどであり、ユーザから各種入力を受け付ける。放送波受信部1102及び1202は、放送局1400などからコンテンツまたはコンテンツの格納場所などを受信する。デコーダ1104及び1204は、例えばコンテンツの画像データや音声データなどをデコードするAVデコーダ(図示せず)や、選択肢などの表示行うGUIの生成等を行うGUI生成部(図示せず)を含む。
(2)処理の概要
図2は、本発明の第1実施形態例に係るコンテンツ紹介システムでの処理の概要を説明するための説明図である。以下では、通信装置A及びB、通信装置a〜c、集約装置1300間の処理を例に挙げて説明する。なお、通信装置A及びBはコンテンツの紹介者であり、通信装置a〜cはコンテンツの紹介を受ける視聴者であるものとする。ただし、通信装置A及びBはコンテンツの紹介を受ける視聴者にもなり得、また通信装置a〜cはコンテンツの紹介者にもなり得る。
(2−1)紹介権の受信、紹介情報の送信及び視聴結果の受信処理
(2−1−1)通信装置Aについて
まず、図2従って通信装置Aでのコンテンツの紹介及び視聴結果の受信処理について説明する。通信装置aの視聴者は、コンテンツの紹介をしてもらいたい紹介者として通信装置Aを選択したとする。そこで、通信装置aは、自端末へのコンテンツまたはコンテンツIDの送信を許可する紹介権を通信装置Aに送信する。紹介権は、例えばコンテンツまたはコンテンツIDの紹介を許可する通信装置のID(以下、視聴者IDという)と紹介権を受信する通信装置のID(以下、紹介者IDという)とが対応付けられることにより生成される。通信装置aから通信装置Aには、視聴者ID=「通信装置a」及び紹介者ID=「通信装置A」を含む紹介権が送信される。
通信装置Aは通信装置aから紹介権を受信し、これに応じて通信装置aにコンテンツを含む紹介情報を送信する。ここで、紹介情報は、通信装置Aが紹介を行うコンテンツを識別するためのコンテンツIDと、紹介者である通信装置A自身の紹介者IDと、視聴者である通信装置aの視聴者IDとを含む。具体的に、通信装置Aからコンテンツ視聴装置aに紹介されるコンテンツIDを「コンテンツα」とすると、紹介情報はコンテンツID=「コンテンツα」、紹介者ID=「通信装置A」及び視聴者ID=「通信装置a」を含んで構成される。なお、ここではコンテンツIDを紹介するとしているが、コンテンツそのものを紹介するようにしても良い。つまり、紹介情報にコンテンツそのものを含めるようにしても良い。
紹介情報を受信した通信装置aは、紹介されたコンテンツを視聴したか否かを示す視聴結果を通信装置Aに送信する。視聴結果は、例えば視聴者ID、コンテンツID、視聴の有無及び紹介者IDなどを含む。よって、通信装置aは、視聴結果として、例えば視聴者ID=「通信装置a」、コンテンツID=「コンテンツα」、視聴の有無=「○」及び紹介者ID=「通信装置A」を生成して通信装置Aに送信する。通信装置Aは、受信した視聴結果を例えばコンテンツ毎に記憶しておく。図3は、通信装置1100の視聴結果記憶部1173内に記憶される視聴結果の一例である。なお、視聴結果には、紹介されたコンテンツの興味の度合いなど視聴者の感想を含めても良い。
また、図2を参照すると通信装置bは通信装置Aに紹介権を送信している。そして、通信装置Aがコンテンツを含む紹介情報を通信装置bに送信する。紹介情報を受信した通信装置bは、視聴結果を通信装置Aに送信する。同様に、通信装置cは通信装置Aに紹介権を送信する。そして、通信装置Aがコンテンツを含む紹介情報を通信装置cに送信する。紹介情報を受信した通信装置cは、視聴結果を通信装置Aに送信する。
(2−1−2)通信装置Bについて
通信装置a及び通信装置B間についても同様に、紹介権及びコンテンツを含む紹介情報の送受信が行われている。具体的に、通信装置aから通信装置Bには、視聴者ID=「通信装置a」及び紹介者ID=「通信装置B」を含む紹介権が送信される。通信装置Bは紹介権の受信に応じて、通信装置aにコンテンツを含む紹介情報を送信する。ここで、通信装置Bから通信装置aに紹介されるコンテンツIDを「コンテンツβ」とすると、紹介情報はコンテンツID=「コンテンツβ」、紹介者ID=「通信装置B」及び視聴者ID=「通信装置a」を含んで構成される。紹介情報を受信した通信装置aは、視聴結果を通信装置Bに送信する。
さらに図2を参照すると、通信装置aは、通信装置Bから紹介されたコンテンツをさらに通信装置cに紹介している。具体的に、通信装置cから通信装置aに、視聴者ID=「通信装置c」及び紹介者ID=「通信装置a」を含む紹介権が送信される。通信装置aのユーザは、通信装置Bから紹介されたコンテンツβを紹介するコンテンツとして選択したとする。よって、通信装置aは、コンテンツID=「コンテンツβ」、紹介者ID=「通信装置a」及び視聴者ID=「通信装置c」を含む紹介情報を通信装置cに送信する。このとき、通信装置aは、最初にコンテンツβの紹介を行った通信装置Bに再紹介通知を行う。再紹介通知は、例えばコンテンツID、再紹介を行った通信装置の紹介者ID、再紹介される通信装置の視聴者ID及び最初にコンテンツの紹介を行った大元紹介者IDを含んで構成される。この場合、通信装置aは、コンテンツID=「コンテンツβ」、紹介者ID=「通信装置a」、視聴者ID=「通信装置c」及び大元紹介者ID=「通信装置B」を含む再紹介通知を通信装置Bに送信する。
(2−2)評価値の算出
(2−2−1)紹介者評価値の算出
(i)通信装置Aの紹介者としての紹介者評価値の算出
紹介権の送受信及び紹介情報の送受信を以上のように繰り返し行うことで、通信装置Aは各通信装置1200から視聴結果を取得する。図3は、通信装置Aが取得した視聴結果の一例であり、後述の視聴結果記憶部1173内に記憶されているデータである。図3を参照すると、通信装置aの視聴者は、通信装置Aが紹介したコンテンツαを視聴している。一方、通信装置bの視聴者は、通信装置Aが紹介したコンテンツαを視聴していない。また、通信装置cの視聴者は、通信装置Aが紹介したコンテンツβを視聴している。通信装置Aは、こうした視聴結果に基づいて通信装置Aの紹介者評価値を算出する。例えば、紹介者評価値は次式(1)により算出される。
紹介者評価値=(コンテンツの視聴数)/(コンテンツの総紹介数)・・・(1)
上記式(1)では、各通信装置がコンテンツの紹介を行った総紹介数と、コンテンツの紹介を受けた視聴者が視聴した視聴数との比から紹介者評価値を算出している。これにより、紹介数に対する視聴数の割合が高い場合には紹介者評価値が高く位置づけられる。つまり、紹介者が紹介したコンテンツを視聴者が視聴している割合が多いので、視聴者にとって有用性が高くまた興味深いコンテンツを送信している紹介者とみなすことができる。特に、上記式(1)で紹介者評価値を算出した場合には、通信装置1200のユーザがコンテンツを視聴した視聴数が少ない場合であっても、紹介数に対する視聴数の割合が高ければ紹介者評価値が高くなる。なお、視聴数は、あるコンテンツを複数の通信装置に紹介した場合にそのコンテンツを視聴した通信装置の数や、複数のコンテンツをある通信装置に紹介した場合にその通信装置がそのコンテンツのうち視聴したコンテンツ数などを含む。
また、紹介者評価値は、各通信装置1100において受信している紹介権の総数により算出しても良い。図4は、通信装置1100の視聴者ID記憶部1125内のデータの一例である。このデータに基づいて通信装置1100の紹介権の数を算出し、これにより紹介者評価値を算出する。その他、紹介者評価値は、各通信装置1100が行ったコンテンツの総紹介数、コンテンツの視聴数や再紹介の回数などにより算出しても良い。紹介権の数や紹介数が多いことは、より多くの通信装置1200からコンテンツの紹介を依頼されていることを意味しており、より紹介者としての評価値が高く位置づけられる。また、視聴数が多いことは、より多くの通信装置1200のユーザが紹介されたコンテンツを視聴していることを意味しており、より紹介者としての評価値が高く位置づけられる。
このような紹介権数、紹介数、視聴数、視聴割合及び再紹介の回数などを、紹介者を評価する評価要素とすることで、客観的に自端末の紹介者評価値を算出することができる。
通信装置Aは、算出した通信装置Aの紹介者評価値を集約装置1300に送信する。
なお、複数の評価要素を組み合わせて、紹介者評価値を算出しても良い。
(ii)通信装置B及びCの紹介者としての紹介者評価値の算出
上記と同様に、通信装置B及びC・・・を含むその他の通信装置1100も、紹介者評価値を算出して集約装置1300に送信する。
なお、通信装置Bは、上述の通り通信装置aからコンテンツβの再紹介通知を受信している。よって、通信装置Bは、この再紹介通知を参照して紹介者評価値を算出しても良い。通信装置1200のユーザは、受信したコンテンツが面白いなど評価すると、別の通信装置1200にそのコンテンツを紹介する場合があり、このようにしてコンテンツがどんどん波及していく。そして、紹介者評価値は、例えば波及効果の高いコンテンツを送信したか否かにより決定される場合がある。そのため、この再紹介通知を参照して紹介者評価値を算出することで、どの通信装置1100が波及効果の高いコンテンツの紹介を行っているかを知ることができる。
(2−2−2)コンテンツ評価値の算出
コンテンツ評価値を算出する方法としては、例えば各コンテンツが紹介された紹介数、紹介されたコンテンツが通信装置の視聴者により視聴された視聴数、コンテンツが再紹介される再紹介数、通信装置のコンテンツ紹介者としての評価値(以下、紹介者評価値という)に基づいて算出する方法などが挙げられる。
(i)紹介者評価値に基づくコンテンツ評価値の算出
まず、紹介者評価値に基づくコンテンツ評価値の算出方法について以下に説明する。紹介者評価値の算出方法は、前述の通りである。通信装置1100は、紹介者評価値とともにコンテンツ紹介状況を集約装置1300に送信する。ここで、コンテンツ紹介状況は、例えばあるコンテンツの紹介に携わった通信装置に関する情報である。集約装置1300は、各通信装置から紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況を受信し、コンテンツの紹介に携わった通信装置の紹介者評価値を足し合わせることによりコンテンツ評価値を算出する。
具体的に、例えば集約装置1300が、図5に示す紹介者評価値及び図6に示すコンテンツ紹介状況を受信し記憶しているものとする。ここで、図5は紹介者評価値の一例、図6はコンテンツ紹介状況の一例である。図5の紹介者評価値によると、集約装置1300は、通信装置Aから紹介者評価値=「70」、通信装置Bから紹介者評価値=「100」及び通信装置Cから紹介者評価値=「50」を受信している。また、図6のコンテンツ紹介状況によると、集約装置1300は、コンテンツαの紹介を行った通信装置が、通信装置A、通信装置B及び通信装置Cであることを取得している。この場合、集約装置1300は、コンテンツαのコンテンツ評価値=通信装置Aの紹介者評価値「70」+通信装置Bの紹介者評価値「100」+通信装置Cの紹介者評価値「50」=「220」によりコンテンツ評価値を算出する。つまり、誰に紹介されたかにより重み付けをして足し合わせることによりコンテンツ評価値を算出する。図7は、算出されたコンテンツ評価値の一例である。このようにコンテンツ評価値を算出すると、紹介者評価値の高い紹介者から紹介されたコンテンツほど評価値が高くなる。紹介者評価値が高いほど視聴者にとって有用性が高くまた興味深いコンテンツを送信している紹介者とみなすことができるので、この紹介者評価値に基づいてコンテンツ評価値を算出することで、有用性が高くまた興味深いコンテンツであるかを評価することができる。
また、集約装置1300は、図6に示すように、各通信装置における紹介数を含むコンテンツ紹介状況を受信しても良い。そして、紹介数を加味したコンテンツ評価値を算出しても良い。集約装置1300は、コンテンツαのコンテンツ評価値=通信装置Aの紹介者評価値「70」×通信装置Aのコンテンツαの紹介数「2」+通信装置Bの紹介者評価値「100」×通信装置Bのコンテンツαの紹介数「3」+通信装置Cの紹介者評価値「50」×通信装置Cのコンテンツαの紹介数「1」=「490」によりコンテンツ評価値を算出する。
(ii)紹介数、視聴数及び再紹介数等に基づくコンテンツ評価値の算出
次に、紹介数、視聴数及び再紹介数等に基づくコンテンツ評価値の算出方法について以下に説明する。図8は、図3の視聴結果の一例をコンテンツID毎に整理したデータ例である。通信装置1200は、この図8のデータに基づいて、コンテンツ毎に紹介数、視聴数及び再紹介数等を算出する。例えば、視聴数は視聴結果に「○」が付された数を計数することにより算出する。そして、通信装置1200は、計数された紹介数、視聴数及び再紹介数等に基づいてコンテンツ評価値を算する。通信装置1100は、紹介数、視聴数及び再紹介数等をそのまま集約装置1300に送信するか、あるいは紹介数、視聴数及び再紹介数等に基づいて算出したコンテンツ評価値を集約装置1300に送信する。あるいは、集約装置1300において紹介数の合計及び視聴数の合計をそれぞれ総視聴数及び総紹介数として算出し、総紹介数に対する総視聴数の割合によりコンテンツ評価値を算出しても良い。図9は、集約装置が各通信装置から受信する視聴数の一例である。集約装置1300は、図9に示す視聴数を受信した場合は、視聴数に基づいてコンテンツ評価値を算出する。
(2−3)集約装置でのランキング及び評価値ランキングの送信処理
図10は紹介者評価値ランキングの一例、図11はコンテンツ評価値ランキングの一例である。集約装置1300は、各通信装置1100から図5に示す視聴結果に基づく紹介者評価値を受信する。そして、集約装置1300は、図10に示すように例えば紹介者評価値の大きい順にランキングする。また、図11に示すように例えばコンテンツ評価値の大きい順にコンテンツをランキングする。そして、集約装置1300は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキングを各通信装置1200に送信する。
(2−4)評価値ランキングの受信
各通信装置1200は、集約装置1300から紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを受信する。これにより、各通信装置1200の視聴者は、紹介者評価値が最も高い通信装置1100を選択して紹介権を送信できるなど紹介者の選択に関する情報を得ることができる。また、通信装置1200の視聴者は、紹介されたコンテンツのコンテンツ評価値ランキングが上位の場合は、視聴するコンテンツとして選択するなどコンテンツの選択に関する情報を得ることができる。
(3)機能構成
次に、各装置の機能構成について説明する
(3−1)視聴者である通信装置の機能構成
まず、視聴者である通信装置1200の機能構成について説明する。図12は、通信装置1200の機能構成図である。通信装置1200は、コンテンツ管理部1210、紹介権送信管理部1240、紹介情報受信管理部1250、視聴結果送信管理部1280、ランキング受信部1290、自端末ID記憶部1293、視聴制御部1295及びユーザ入出力受付部1297を含む。各部の機能構成について以下に説明する。
(3−1−1)コンテンツ管理部
コンテンツ管理部1210は、コンテンツID取得部1211及びコンテンツID記憶部1213を含む。コンテンツID取得部1211は、例えば放送局1400などからコンテンツを識別するためのコンテンツID及びURLなどのコンテンツの格納場所を取得する。コンテンツID記憶部1213は、コンテンツID及び格納場所を対応付けて記憶する。なお、ここではコンテンツID及び格納場所を記憶しているが、コンテンツそのものを通信装置1200内に格納しても良い。
(3−1−2)ユーザ入出力受付部、自端末ID記憶部
ユーザ入出力受付部1297は、通信装置1200の視聴者から紹介者の選択や、視聴するコンテンツの選択などの各種入力を受け付ける。また、自端末ID記憶部1293は、通信装置1200自身の装置IDを記憶する。
(3−1−3)紹介権送信管理部
紹介権送信管理部1240は、紹介権送信部1247、紹介権生成部1245、紹介者特定部1243及び紹介者ID記憶部1241を含む。なお、視聴者による紹介者の選択は、視聴者が無作為に紹介者を選択する場合だけでなく、ユーザ入出力受付部1297により視聴者に提示された紹介者評価値ランキングなどに基づいた選択を含むものとする。また、紹介者ID記憶部1241には、紹介者を識別するための紹介者IDが記憶されている。さらに、紹介権は、例えばコンテンツの紹介を許可する視聴者IDと紹介権を受信する紹介者IDとが対応付けられることにより生成される。
ここで、図2に示す通信装置aから通信装置Aへの紹介権の場合を例に挙げて説明する。通信装置aの視聴者は、コンテンツの紹介者として通信装置Aを選択する。通信装置aのユーザ入出力受付部1297は、通信装置aのユーザである視聴者から、コンテンツを紹介する紹介者として通信装置Aの指定を受け付ける。紹介者特定部1243は、ユーザ入出力受付部1297が受け付けた紹介者の紹介者IDを紹介者ID記憶部1241に基づいて特定する。次に、紹介権生成部1245は、自端末ID記憶部1293から視聴者ID=「通信装置a」を取得するとともに、紹介者特定部1243が特定した紹介者IDを受信する。そして、紹介権生成部1245は、視聴者ID=「通信装置a」と紹介者ID=「通信装置A」とから構成される紹介権を生成する。紹介権送信部1247は、生成された紹介権を通信装置Aに送信する。
(3−1−4)紹介情報受信管理部
紹介情報受信管理部1250は、紹介情報受信部1251、コンテンツID抽出部1253及びコンテンツ受信部1255を含む。前述の通り、通信装置aの紹介権送信部1247は、通信装置Aからンテンツ受信装置aへの紹介情報の送信を許可する紹介権を送信している。これにより、通信装置aの紹介情報受信部1251は、通信装置Aから紹介情報を受信する。ここで、紹介情報は、例えばコンテンツID=「コンテンツα」、紹介者ID=「通信装置A」及び視聴者ID=「通信装置a」のデータを含んで構成される。コンテンツID抽出部1253は、紹介情報からコンテンツIDとして「コンテンツα」を抽出する。
また、コンテンツ受信部1255は、紹介されたコンテンツαに関する情報を後述の視聴制御部1295に出力する。コンテンツαに関する情報とは、例えばコンテンツαの概要を説明する情報などである。ここで、コンテンツ受信部1255が、後述の視聴制御部1295を介して、通信装置aの視聴者からコンテンツαを視聴する旨の通知を受けたとする。この場合、コンテンツ受信部1255は、コンテンツID記憶部1213から「コンテンツα」の格納場所を取得し、取得した格納場所にアクセスして「コンテンツα」の画像データや音声データなどを取得する。そして、これらの画像データや音声データを視聴制御部1295に出力する。これにより、通信装置aの視聴者は、通信装置Aから紹介されたコンテンツαを視聴することができる。
(3−1−5)視聴制御部
視聴制御部1295は、通信装置Aから紹介されたコンテンツαに関する情報をコンテンツ受信部1255から受信する。視聴制御部1295は、通信装置aのユーザ入出力受付部1297を介して、視聴者にコンテンツαの視聴を行うかどうかを問い合わせる。ユーザ入出力受付部1297が視聴者からコンテンツαを視聴する旨の入力を受け付けると、視聴制御部1295はコンテンツ受信部1255にその旨の通知を行う。そして、コンテンツ受信部1255は、コンテンツ記憶装置1450から「コンテンツα」の画像データや音声データなどを取得する。そして、視聴制御部1295は、コンテンツ受信部1255から「コンテンツα」の画像データや音声データなどを受信し、ユーザ入出力部に出力する。
さらに、視聴制御部1295は、後述のランキング受信部1290から受信した紹介者評価値ランキングをユーザ入出力受付部1297に出力する。これにより、通信装置aの視聴者は、紹介者評価値ランキングを知ることができる。よって、視聴者は、紹介者評価値ランキングに基づいて通信装置を選択することができる。
また、視聴制御部1295は、通信装置aの視聴者からコンテンツを視聴する旨の通知を受信すると、通信装置aの視聴者がコンテンツαを視聴することを視聴結果生成部1281に通知する。
(3−1−6)視聴結果送信管理部
視聴結果送信管理部1280は、視聴結果生成部1281及び視聴結果送信部1283を含む。視聴結果生成部1281は、視聴制御部1295を介して通信装置aの視聴者からコンテンツを視聴する旨の通知を受信すると、その通知に基づいて視聴結果を生成する。この時の視聴結果は、例えば視聴者ID=「通信装置a」、コンテンツID=「コンテンツα」、視聴の有無=「○」及び紹介者ID=「通信装置A」を含んで生成される。視聴結果送信部1283は、生成された視聴結果を通信装置に送信する。
(3−1−7)ランキング受信部
ランキング受信部1290は、集約装置1300から紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを受信し、視聴制御部1295に送信する。視聴制御部1295は、受信したこれらの紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングをユーザ入出力受付部1297に出力して、通信装置の視聴者にこれらのランキングを提示する。
(3−2)紹介者である通信装置の機能構成
次に、紹介者である通信装置1100の機能構成について説明する。図13は、通信装置1100の機能構成図である。通信装置1100は、コンテンツ管理部1110、紹介権受信管理部1120、紹介情報送信管理部1130、評価値管理部1170、自端末ID記憶部1193及びユーザ入出力受付部1197を含む。各部の機能構成について以下に説明する。
(3−2−1)コンテンツ管理部
通信装置1100のコンテンツ管理部1110は、上述の通信装置1200のコンテンツ管理部1210と同様の構成であり、コンテンツID取得部1111及びコンテンツID記憶部1113を含む。また、コンテンツID記憶部1113は、コンテンツID及び格納場所を対応付けて記憶する。
(3−2−2)ユーザ入出力受付部、自端末ID記憶部
ユーザ入出力受付部1197は、通信装置1100のユーザからコンテンツの選択などの各種入力を受け付ける。また、自端末ID記憶部1193は、通信装置1100自身の装置IDを記憶する。
(3−2−3)紹介権受信管理部
紹介権受信管理部1120は、紹介権受信部1121、視聴者ID抽出部1123及び視聴者ID記憶部1125を含む。図2において通信装置Aが通信装置aから紹介権を受信し、紹介情報を送信する場合を例に挙げて説明する。通信装置Aの紹介権受信部1121は、通信装置aから紹介権を受信する。この場合、通信装置Aの紹介権受信部1121は、視聴者ID=「通信装置a」と紹介者ID=「通信装置A」とから構成される紹介権を受信する。この紹介権は、視聴者である通信装置aが紹介者として通信装置Aを指定したことを意味している。
視聴者ID抽出部1123は、どの通信装置1200から紹介権を受信したのかを取得するため、紹介権受信部1121が受信した紹介権から視聴者IDを抽出する。視聴者ID記憶部1125は、抽出した視聴者IDを格納し、例えば前述の図4に示すように通信装置Aがどの視聴者から紹介権を受信しているかを管理する。
(3−2−4)紹介情報送信管理部
紹介情報送信管理部1130は、コンテンツ特定部1131、視聴者特定部1133、紹介情報生成部1135及び紹介情報送信部1137を含む。上述の通り、通信装置Aは、通信装置aから紹介権を受信しているので、通信装置aに対してコンテンツを含む紹介情報を送信することが可能である。
ここで、ユーザ入出力受付部1197が、通信装置Aのユーザである紹介者から紹介するコンテンツの指定及びそのコンテンツを紹介する視聴者の指定を受け付ける。
コンテンツ特定部1131は、ユーザ入出力受付部1197が受け付けたコンテンツのコンテンツIDを、コンテンツID記憶部1113に基づいて特定する。さらに、視聴者特定部1133は、ユーザ入出力受付部1197が受け付けた視聴者の視聴者IDを、視聴者ID記憶部1125に基づいて特定する。ここで、通信装置Aが通信装置aにコンテンツαを紹介する場合、コンテンツ特定部1131及び視聴者特定部1133は、それぞれコンテンツID=「コンテンツα」及び視聴者ID=「通信装置a」を紹介情報生成部1135に出力する。また、紹介情報生成部1135は、自端末ID記憶部1193から紹介者IDとして通信装置A自身のIDを取得する。
以上より、紹介情報生成部1135は、コンテンツID=「コンテンツα」、視聴者ID=「通信装置a」及び紹介者ID=「通信装置A」を含む紹介情報を生成する。紹介情報送信部1137は、生成された紹介情報を視聴者である通信装置aに送信する。
なお、コンテンツの紹介を受ける通信装置1100は、集約装置1300からコンテンツ評価値ランキングを受信しても良い。そして、このコンテンツ評価値ランキングに基づいて、紹介するコンテンツを選択するようにしても良い。これにより、通信装置1100の紹介者は、視聴者にとってより有効なコンテンツを紹介することが可能となる。
(3−2−5)評価値管理部
評価値管理部1170は、視聴結果受信部1171、視聴結果記憶部1173、評価値算出部1175、評価値データ生成部1177及び評価値データ送信部1179を含む。
例えば、通信装置Aが図2に示すように通信装置a及び通信装置bに紹介情報を送信する場合を例にとり説明する。通信装置Aの視聴結果受信部1171は、通信装置a及び通信装置bの視聴結果送信部1283から視聴結果を受信する。視聴結果記憶部1173は、これらの視聴結果を前述の図3に示すように記憶する。評価値算出部1175は、視聴結果記憶部1173に記憶されている視聴結果に基づいて、通信装置A自身の紹介者評価値を算出する。紹介者評価値は、前述の図3に示す視聴結果記憶部1173のデータや図4に示す視聴者ID記憶部1125データに基づいて、コンテンツの視聴割合、総紹介数、視聴数や再紹介の回数などにより算出される。
また、評価値算出部1175は、通信装置Aがどのコンテンツの紹介を行っているかを表すコンテンツ紹介状況を生成し、このコンテンツ紹介状況ともに紹介者評価値を評価値データ生成部1177に送信する。評価値算出部1175は、例えば紹介情報生成部1135から、自端末が紹介を行ったコンテンツIDを取得することによりコンテンツ紹介状況を生成する。ここで、通信装置Aのコンテンツ紹介状況は、例えば通信装置Aの紹介者ID=「通信装置A」、通信装置Aが紹介を行ったコンテンツのコンテンツID=「コンテンツα」及び「コンテンツβ」を含んで生成される。
評価値データ生成部1177は、集約装置1300に送信するための評価値データを生成する。ここで、評価値データは、例えば紹介者評価値、紹介者ID及びコンテンツ紹介状況を含んで生成される。よって、通信装置Aの紹介者評価値=「70」であるとすると、評価値データ生成部1177は、紹介者評価値=「70」、紹介者ID=「通信装置A」、コンテンツID=「コンテンツα」及び「コンテンツβ」を含む評価値データを生成する。評価値データ送信部1179は、生成された評価値データを集約装置1300に送信する。
なお、前述のように紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況を送信するのではなく、コンテンツ毎の紹介数、視聴数及び再紹介数を送信するようにしても良い。つまり、評価値算出部1175は、視聴結果記憶部1173のデータに基づいてコンテンツ毎の紹介数、視聴数及び再紹介数等を算出する。評価値データ生成部1177は、算出された紹介数、視聴数及び再紹介数等を含む評価値データを生成し、評価値データ送信部1179はこの評価値データを集約装置1300に送信する。
(4)集約装置の機能構成
次に、各集約装置1300の機能構成について説明する。図14は、集約装置1300の機能構成図である。集約装置1300は、評価値データ受信部1310、評価値記憶部1315、ランキング処理部1325、ランキング送信部1327及び評価値算出部1375を含む。各部の機能構成について以下に説明する。
(4−1)評価値データ受信部、評価値記憶部、評価値算出部
評価値データ受信部1310は各通信装置1100から紹介者評価値及び紹介者IDを含む評価値データを受信する。あるいは、評価値データ受信部1310は、各通信装置1100から、コンテンツ毎の紹介数、視聴数及び再紹介数などを受信する。評価値記憶部1315はこの評価値データを格納する。つまり、評価値記憶部1315は、図5の紹介者評価値及び図6のコンテンツ紹介状況を格納する。評価値算出部1375は、上述の通り紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況に基づいてコンテンツ評価値を算出する。あるいは、評価値算出部1375は、コンテンツ毎に紹介数、視聴数及び再紹介数などを合計することによりコンテンツ評価値を算出する。評価値記憶部1315は、算出されたコンテンツ評価値を記憶する。
(4−2)ランキング処理部及びランキング送信部
ランキング処理部1325は、評価値記憶部1315内の紹介者評価値に基づいて、それぞれ紹介者を図10に示すようにランキングする。また、ランキング処理部1325は、評価値記憶部1315内のコンテンツ評価値に基づいて、コンテンツを図11に示すようにランキングする。ランキング送信部1327は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを各通信装置1200のランキング受信部1290に送信する。
(5)各装置での処理の流れ
次に、各紹介者である通信装置1100、視聴者である通信装置1200及び集約装置1300での処理について説明する。
(5−1)紹介者である通信装置における処理
(5−1−1)紹介権受信処理と紹介情報送信処理
まず、紹介者である通信装置1100による紹介権受信処理と紹介情報送信処理について説明する。図15は、紹介権受信処理と紹介情報送信処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1060:紹介権受信部1121は、視聴者IDと紹介者IDとから構成される紹介権を受信する。
ステップS1065:視聴者ID抽出部1123は、どの通信装置の視聴者から紹介権を受信したのかを取得するため、紹介権受信部1121が受信した紹介権から視聴者IDを抽出する。視聴者ID記憶部1125は、抽出された視聴者IDを格納する。
ステップS1070、S1075:ユーザ入出力受付部1197は、通信装置1100のユーザからコンテンツの選択及びそのコンテンツを紹介する視聴者の指定を受け付ける。コンテンツ特定部1131及び視聴者特定部1133は、それぞれ選択されたコンテンツのコンテンツID及び視聴者の視聴者IDを特定して紹介情報生成部1135に出力する。
ステップS1080:紹介情報生成部1135は、自端末ID記憶部1193から紹介者IDとして自端末のIDを抽出する。そして、紹介情報生成部1135は、コンテンツID、視聴者ID及び紹介者IDを含む紹介情報を生成する。
ステップS1085:紹介情報送信部1137は、生成された紹介情報を視聴者である通信装置1200に送信する。
(5−1−2)紹介者評価値算出処理
次に、通信装置1100による紹介者評価値算出処理について説明する。図16は、紹介者評価値算出処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1161:通信装置1100の視聴結果受信部1171は、紹介情報を送信した相手先の通信装置1200の視聴結果送信部1283から視聴結果を受信する。視聴結果記憶部1173はその視聴結果を記憶する。
ステップS1163:評価値算出部1175は、視聴結果記憶部1173に記憶されている視聴結果に基づいて、通信装置1100自身の紹介者評価値を算出する。
ステップS1165、S1167:評価値データ生成部1177は、紹介者評価値、紹介者ID及びコンテンツ紹介状況を含む評価値データを生成する。評価値データ送信部1179は、生成された評価値データを集約装置1300に送信する。
(5−2)集約装置における処理
次に、集約装置1300によるランキング処理について説明する。図17は、集約装置1300によるランキング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1171:集約装置1300の評価値データ受信部1310は、各通信装置の評価値データ送信部1179から紹介者評価値、紹介者ID及びコンテンツ紹介状況を含む評価値データを受信する。評価値記憶部1315はこの評価値データを格納する。
ステップS1173:評価値算出部1375は、評価値データに基づいてコンテンツ評価値を算出する。
ステップS1175:ランキング処理部1325は、評価値データに含まれる紹介者評価値に基づいて紹介者評価値をランキングし、コンテンツ評価値に基づいてコンテンツをランキングする。
ステップS1179:ランキング送信部1327は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを各通信装置1200のランキング受信部1290に送信する。
(5−3)視聴者である通信装置における処理
次に、視聴者である通信装置1200による紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理について説明する。図18は、紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1113、S1115:ランキング受信部1290は、集約装置1300から紹介者評価値ランキングを受信し、ユーザ入出力受付部1297を介して紹介者評価値ランキングを視聴者に提示する。
ステップS1117〜S1121:通信装置1200のユーザである視聴者には、紹介者評価値ランキングが提示されている。よって、視聴者は、紹介者評価値ランキングを参照して紹介者を選択することができる。ここで、ユーザ入出力受付部1297は、視聴者から紹介者の指定を受け付ける。紹介権生成部1245は、視聴者IDと指定された紹介者の紹介者IDとから構成される紹介権を生成する。紹介権送信部1247は、生成された紹介権を紹介者である通信装置1100に送信する。
ステップS1123:紹介情報受信部1251は、紹介権を送信した通信装置100から紹介情報を受信する。
ステップS1125:コンテンツID抽出部1253は、紹介情報受信部1251から受信した紹介情報からコンテンツIDを抽出する。
ステップS1127、S1129:ランキング受信部1190は集約装置1300からコンテンツ評価値ランキングを受信する。視聴制御部195は、ユーザ入出力受付部1197にコンテンツ評価値ランキングを出力し、ユーザにコンテンツ評価値ランキングを提示する。通信装置1200の視聴者は、このコンテンツ評価値ランキングに基づいてコンテンツの視聴可否を決定することができる。
ステップS1131:コンテンツ受信部1255は、コンテンツID抽出部1253が抽出したコンテンツIDに基づいて、そのコンテンツの情報を後述の視聴制御部1295に出力する。ここで、コンテンツ受信部1255が、視聴制御部1295を介して視聴者がコンテンツを視聴する旨の通知を受けたとする。この場合、コンテンツ受信部1255は、コンテンツID記憶部1213から取得したコンテンツの格納場所にアクセスして画像データや音声データなどを取得する。そして、視聴制御部1295及びユーザ入出力受付部1297は、これらの画像データや音声データを出力する。
ステップS1133、S1135:視聴結果生成部1281は、視聴制御部1295から視聴者がコンテンツを視聴する旨の通知を受信すると、その通知に基づいて視聴結果を生成する。視聴結果生成部1281は、生成された視聴結果を通信装置1100に送信する。
(6)作用効果のまとめ
通信装置のユーザは、前述のように紹介者評価値ランキングを受信することで、どの通信装置が紹介者評価値が高いか、つまり全体の通信装置の中での位置づけを把握することができる。よって、通信装置のユーザは、紹介者評価値が最も高い通信装置を選択して紹介権を送信できるなど紹介者の選択に関する情報を得ることができる。ここで、紹介者評価値が高い通信装置を選択する場合には、有用性の高いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。
さらに、通信装置のユーザは、紹介者評価値ランキングを参照することで、受信したコンテンツの視聴の可否を決定することもできる等、紹介者評価値ランキングをコンテンツ視聴の可否を決定する情報とすることができる。例えば、紹介者評価値ランキングが上位の通信装置から紹介されたコンテンツの場合はコンテンツを視聴するが、紹介者評価値ランキングが下位の場合はコンテンツの視聴を行わないなど、紹介者評価値ランキングをコンテンツの選択の基準とすることができる。さらに、通信装置がコンテンツを紹介する側になる場合には、紹介者評価値ランキングをコンテンツ選択の基準とすることもできる。例えば、通信装置のユーザは、紹介するコンテンツとして紹介者評価値の高い通信装置から紹介されたコンテンツを選択できる。
一方、通信装置のユーザは、提示されたコンテンツ評価値ランキングに基づいて、どのコンテンツのコンテンツ評価値が高いか、つまり全体のコンテンツの中での位置づけを把握することができる。よって、通信装置のユーザは、紹介されたコンテンツの位置づけが上位の場合には視聴するコンテンツとして選択するなど、コンテンツの選択に関する情報を得ることができる。ここで、コンテンツ評価値が高いコンテンツを選択する場合には、ユーザは有用性の高いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。また、通信装置がコンテンツを紹介する側になる場合には、コンテンツ評価値が高いコンテンツを、他の通信装置に紹介するコンテンツとして選択できるなど、紹介するコンテンツの選択に関する情報を得ることができる。
さらに、通信装置のユーザは、紹介権の送信によりコンテンツの紹介を受ける通信装置を選択することができる。よって、どの通信装置からコンテンツを受信するかについて通信装置のユーザの意向を反映しつつ、特定の通信装置からの一方的なコンテンツの送信を回避することができる。
また、コンテンツの範囲を予め限定してコンテンツの紹介を受ける場合には、コンテンツの視聴範囲が収束しがちである。しかし、紹介する通信装置を紹介権により限定することで、コンテンツの範囲を直接的に限定する場合に比べてコンテンツの収束を防ぐことができる。
(7)変形例
上記第1実施形態例では、コンテンツの受信者である通信装置1200は図12の機能を備え、コンテンツの紹介者である通信装置1100は図13の機能を備える。ここで、各通信装置は、コンテンツ送信又は受信のいずれかだけでなく、コンテンツの送受信を行える機能を備えていても良い。この場合、通信装置は、図12の通信装置1200及び図13の通信装置1100の両通信装置の機能構成を備える。さらに、通信装置は、算出された紹介者評価値及びコンテンツ評価値をランキングする機能を備えていても良い。この場合、通信装置は、さらに図14に示す集約装置の機能構成を備える。
<第2実施形態例>
(1)構成
第2実施形態例に係るコンテンツ紹介システムでは、集約装置1300が紹介者評価値を算出するとともに紹介者評価値をランキングする。図19は、本発明の第2実施形態例に係るコンテンツ紹介システムのネットワーク構成図である。図19に示すコンテンツ紹介システムのネットワーク構成図は、第1実施形態例の図1と同様であるので説明を省略する。また、各装置のハードウェア構成も第1実施形態例と同様であるので説明を省略する。
(2)処理の概要
図20は、本発明の第2実施形態例に係るコンテンツ紹介システムでの処理の概要を説明するための説明図である。以下では、通信装置A及びB、通信装置a〜c、集約装置1300間でのコンテンツの送受信、紹介者評価値及び紹介者評価値ランキングなどの送受信を例に挙げて説明する。なお、通信装置A及びBはコンテンツの紹介者であり、通信装置a〜cはコンテンツの紹介を受ける視聴者であるものとする。ただし、通信装置A及びBはコンテンツの紹介を受ける視聴者にもなり得、また通信装置a〜cはコンテンツの紹介者にもなり得る。
(2−1)コンテンツの紹介処理
まず、図20従って通信装置Aを例に挙げてコンテンツの紹介処理について説明する。通信装置aの視聴者は、コンテンツの紹介をしてもらいたい紹介者として通信装置Aを選択したとする。そこで、通信装置aは、自端末へのコンテンツの送信を許可する紹介権を通信装置Aに送信する。このときの紹介権は、例えば視聴者ID=「通信装置a」及び紹介者ID=「通信装置A」を含んで構成される。
通信装置Aは通信装置aから紹介権を受信し、これに応じて通信装置aにコンテンツを含む紹介情報を送信する。このときの紹介情報は、例えばコンテンツID=「コンテンツα」、紹介者ID=「通信装置A」及び視聴者ID=「通信装置a」を含んで構成される。
通信装置b及び通信装置cと通信装置A及び通信装置Bとの間で、上記と同様に紹介権及び紹介情報の送受信が行われる。なお、ここではコンテンツIDを紹介するとしているが、コンテンツそのものを紹介するようにしても良い。つまり、紹介情報にコンテンツそのものを含めるようにしても良い。
(2−2)視聴結果の受信及び評価値の算出処理
紹介情報を受信した通信装置1200は、紹介されたコンテンツを視聴したか否かを示す視聴結果を集約装置1300に送信する。視聴結果は、例えば視聴者ID、コンテンツID、視聴の有無及び紹介者IDなどを含む。なお、視聴結果には、紹介されたコンテンツの興味の度合いなど視聴者の感想を含めても良い。
集約装置1300は、受信した視聴結果を例えば通信装置毎に記憶しておく。図21は、集約装置1300の視聴結果記憶部1373に記憶されているデータの一例である。次に、集約装置1300は、図22に示す視聴結果記憶部1373内の視聴結果に基づいて、各通信装置1100の紹介者評価値を算出する。図22は後述の評価値記憶部1315のデータの一例であり、各通信装置1100毎に紹介者評価値を評価値記憶部1315に記憶する。ここで、集約装置1300は、第1実施形態例と同様に、紹介権数、紹介数、視聴数、視聴割合及び再紹介の回数などに基づいて紹介者評価値を算出する。このような紹介権数、紹介数、視聴数、視聴割合及び再紹介の回数などを紹介者を評価する評価要素とすることで、客観的に各通信装置1100の紹介者評価値を算出することができる。また、再紹介通知を参照して紹介者評価値を算出することで、どの通信装置1100が波及効果の高いコンテンツの紹介を行っているかの指標とすることができる。
続いて、集約装置1300は、図21の視聴結果に基づいて、どの通信装置1100が各コンテンツの紹介に携わったかを示すコンテンツ紹介状況を抽出する。図23は、コンテンツ紹介状況を示すデータの一例である。そして、第1実施形態例と同様に、コンテンツの紹介に携わった通信装置の紹介者評価値を足し合わせることによりコンテンツ評価値を算出する。なお、紹介数、視聴数及び再紹介数等に基づいてコンテンツ評価値を算出しても良い。
(2−3)集約装置での価値ランキングの送信処理
図24は紹介者評価値のランキングの一例、図25はコンテンツ評価値のランキングの一例である。集約装置1300は、図22に示す評価値記憶部1315のデータに基づいて、図24に示すように例えば紹介者評価値の大きい順にランキングする。また、集約装置1300は、評価値記憶部1315のデータに基づいて、図25に示すように例えばコンテンツ評価値の大きい順にランキングする。そして、集約装置1300は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを各通信装置1200に送信する。
(3)機能構成
次に、各装置の機能構成について説明する。
(3−1)視聴者である通信装置の機能構成
まず、視聴者である通信装置1200の機能構成について説明する。図26は、通信装置1200の機能構成図である。通信装置1200は、コンテンツ管理部1210、紹介権送信管理部1240、紹介情報受信管理部1250、視聴結果送信管理部1280、ランキング受信部1290、自端末ID記憶部1293、視聴制御部1295及びユーザ入出力受付部1297を含む。ここで、図26に示す通信装置1200は、第1実施形態例の図12に示す通信装置1200と比較して、視聴結果送信部1283が視聴結果を集約装置1300に送信する点が異なる。以下では視聴結果送信管理部1280についてのみ説明を行い、その他の構成は第1実施形態例の通信装置1200と同様であるので説明を省略する。
視聴結果送信管理部1280は、視聴結果生成部1281及び視聴結果送信部1283を含む。視聴結果生成部1281は、例えば視聴制御部1295を介して通信装置aの視聴者からコンテンツを視聴する旨の通知を受信すると、その通知に基づいて視聴結果を生成する。この時の視聴結果は、例えば視聴者ID=「通信装置a」、コンテンツID=「コンテンツα」、視聴の有無=「○」及び視聴結果の送信先である集約装置1300のID=「集約装置」を含んで生成される。視聴結果送信部1283は、生成された視聴結果を集約装置1300に送信する。
(3−2)紹介者である通信装置の機能構成
次に、紹介者である通信装置1100の機能構成について説明する。図27は、通信装置1100の機能構成図である。通信装置1100は、コンテンツ管理部1110、紹介権受信管理部1120、紹介情報送信管理部1130、自端末ID記憶部1193及びユーザ入出力受付部1197を含む。ここで、図27に示す通信装置1100は、第1実施形態例の図13に示す通信装置100と比較して、評価値管理部1170が設けられていない点が異なる。その他の構成は第1実施形態例の通信装置1100と同様であるので説明を省略する。
(4)集約装置の機能構成
次に、各集約装置1300の機能構成について説明する。図28は、集約装置1300の機能構成図である。集約装置1300は、視聴結果受信部1371、視聴結果記憶部1373、評価値算出部1375、評価値記憶部1315、ランキング処理部1325及びランキング送信部1327を含む。ここで、図28に示す集約装置1300は、第1実施形態例の図14に示す集約装置1300と比較して、評価値データ受信部1310が無く、視聴結果受信部1371及び視聴結果記憶部1373が設けられている点が異なる。以下に、各部の機能構成について以下に説明する。
例えば、通信装置Aが図20に示すように通信装置a及び通信装置bに紹介情報を送信する場合を例に挙げて説明する。集約装置1300の視聴結果受信部1371は、通信装置a及び通信装置bの視聴結果送信部1283から視聴結果を受信する。視聴結果記憶部1373は、これらの視聴結果を前述の図21に示すように記憶する。評価値算出部1375は、視聴結果記憶部1373に記憶されている視聴結果に基づいて、各通信装置の紹介者評価値を算出する。紹介者評価値の算出は、前述のようにコンテンツの視聴割合、総紹介数、視聴数や再紹介の回数などにより算出される。評価値記憶部1315は、算出した紹介者評価値を図22に示すように格納する。
さらに、評価値算出部1375は、図21の視聴結果に基づいて、どの通信装置が各コンテンツの紹介に携わったかを示すコンテンツ紹介状況を、図23に示すように抽出する。そして、評価値算出部1375は、紹介者評価値及び各コンテンツの紹介に携わった通信装置の情報に基づいてコンテンツ評価値を算出する。算出されたコンテンツ評価値は、評価値記憶部1315に格納される。
次に、ランキング処理部1325は、評価値記憶部1315内の紹介者評価値及びコンテンツ評価値に基づいて、それぞれ通信装置1100を図24及び図25に示すようにランキングする。ランキング送信部1327は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを各通信装置1200のランキング受信部1290に送信する。
(5)各装置での処理の流れ
次に、各紹介者である通信装置1100、視聴者である通信装置1200及び集約装置1300での処理について説明する。
(5−1)紹介者である通信装置における処理
まず、紹介者である通信装置1100による紹介権受信処理と紹介情報送信処理について説明する。図29は、紹介権受信処理と紹介情報送信処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、第1実施形態例の図15に示す紹介権受信処理と紹介情報送信処理と同様であるので、ステップS1060〜ステップS1085の処理を以下に簡単に説明する。
紹介権受信部1121は、通信装置1200から紹介権を受信する(ステップS1060参照)。視聴者ID記憶部1125は、視聴者ID抽出部1123が紹介権から抽出した視聴者IDを記憶する(ステップS1065、S1070参照)。紹介情報生成部1135は、通信装置1100のユーザから指定されたコンテンツID、視聴者ID及び紹介者IDを含む紹介情報を生成する(ステップS1075、S1080参照)。紹介情報送信部1137は、紹介情報を通信装置1200に送信する(ステップS1085参照)。
(5−2)集約装置における処理
次に、集約装置1300によるランキング処理について説明する。図30は、集約装置1300によるランキング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1173:視聴結果受信部1371は、通信装置1200の視聴結果送信部1283から視聴結果を受信する。視聴結果記憶部1373は、これらの視聴結果を記憶する。
ステップS1174:評価値算出部1375は、視聴結果記憶部1373に記憶されている視聴結果に基づいて、各通信装置1100の紹介者評価値を算出する。さらに、評価値算出部1375は、視聴結果から抽出された各コンテンツの紹介に携わった通信装置の情報及び紹介者評価値に基づいて、コンテンツ評価値を算出する。
ステップS1175:ランキング処理部1325は、算出された紹介者評価値及びコンテンツ評価値に基づいてランキングを行う。
ステップS1179:ランキング送信部1327は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを各通信装置1200のランキング受信部1290に送信する。
(5−3)視聴者である通信装置における処理
次に、視聴者である通信装置1200による紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理について説明する。図31は、紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、第1実施形態例の図18に示す紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理と同様であるので、ステップS1113〜ステップS1135の処理を以下に簡単に説明する。
ユーザ入出力受付部1297は、ランキング受信部1290を介して集約装置1300から受信した紹介者評価値ランキングを視聴者に提示する(ステップS1113、S1115参照)。紹介権生成部1245は、視聴者IDと指定された紹介者の紹介者IDとから構成される紹介権を生成し、紹介権送信部1247が通信装置1100に生成された紹介権を送信する(ステップS1117〜S1121参照)。紹介情報受信部1251は、通信装置1100からコンテンツIDを含む紹介情報を受信する(ステップS1123参照)。コンテンツ受信部1255は、視聴制御部1295からの通知を受信すると、コンテンツIDに基づいてコンテンツの格納場所にアクセスして画像データや音声データなどを取得する(ステップS1125参照)。視聴制御部1295は、ランキング受信部1290が集約装置1300から受信したコンテンツ評価値ランキングをユーザに提示する(ステップS1127、S1129参照)。そして、視聴制御部1295及びユーザ入出力受付部1297は、これらの画像データや音声データを出力する(ステップS1131参照)。視聴結果生成部1281は、視聴制御部1295からの通知に基づいて視聴結果を生成する(ステップS1133参照)。視聴結果生成部1281は、生成された視聴結果を集約装置1300に送信する(ステップS1135参照)。
(6)作用効果のまとめ
以上の通り、第2実施形態例では集約装置が各通信装置から視聴結果を受信することで、集約装置が視聴結果に基づいて紹介者評価値を算出することができる。よって、各通信装置が自端末の紹介者評価値を算出する必要がない。その他、第1実施形態例と同様に以下の効果を得ることができる。
通信装置の視聴者は、紹介者評価値ランキングを受信することで、紹介者評価値が最も高い通信装置を選択して紹介権を送信できるなど紹介者の選択に関する情報を得ることができる。また、通信装置の視聴者は、紹介権の送信により視聴者の意向を反映しつつ、特定の通信装置からの一方的なコンテンツの送信を回避することができる。
さらに、通信装置の視聴者は、紹介者評価値ランキングを参照して受信したコンテンツの視聴の可否を決定することもできる等、紹介者評価値ランキングによりコンテンツ視聴の可否を決定したり、コンテンツをさらに他の通信装置に送信するかどうか等を決定することができる。
また、コンテンツの範囲を予め限定してコンテンツの紹介を受ける場合には、コンテンツの視聴範囲が収束しがちである。しかし、紹介する通信装置を紹介権により限定することで、コンテンツの範囲を直接的に限定する場合に比べてコンテンツの収束を防ぐこともできる。
<第3実施形態例>
(1)構成
(1−1)全体構成
図32は、本発明の第3実施形態例に係る通信装置を含むネットワーク構成図である。複数の通信装置3100(通信装置A、通信装置B、通信装置C・・・)、集約装置3300及び放送局3400は、ネットワーク3500を介して接続されている。通信装置3100のユーザは、他の通信装置3100にコンテンツまたはコンテンツIDを紹介したり、他の通信装置3100からコンテンツまたはコンテンツIDの紹介を受ける。よって、各通信装置3100のユーザは、コンテンツまたはコンテンツIDを紹介する場合には紹介者となり、紹介者からコンテンツまたはコンテンツIDを受信する場合には視聴者となる。各通信装置間ではコンテンツまたはコンテンツIDの送受信が行われ、集約装置3300には各通信装置3100で演算された紹介者評価値やコンテンツ紹介状況などが送信される。集約装置3300は、この紹介者評価値やコンテンツ紹介状況に基づいてコンテンツ評価値を算出し各通信装置3100に送信する。通信装置3100、集約装置3300、放送局3400のハードウェア構成は、第1実施形態例と同様であるので説明を省略する。
(2)紹介履歴、紹介者評価値及びコンテンツ評価値の送受信処理の概要
図33は、紹介履歴、紹介者評価値及びコンテンツ評価値の送受信処理の概要を説明するための説明図である。ここで、通信装置A、通信装置B、通信装置C、通信装置D及び通信装置E間でコンテンツの紹介及び紹介されたコンテンツの受信が行われているものとする。
(2−1)紹介権の受信、紹介情報の送信及び視聴結果の受信処理
(2−1−1)通信装置Aについて
まず、図33に従って通信装置Aでのコンテンツの紹介及び視聴結果の受信処理について説明する。通信装置Dの視聴者は、コンテンツの紹介をしてもらいたい紹介者として通信装置Aを選択したとする。そこで、通信装置Dは、自端末へのコンテンツまたはコンテンツIDの送信を許可する紹介権を通信装置Aに送信する。ここで、通信装置Dから通信装置Aには、視聴者ID=「通信装置D」及び紹介者ID=「通信装置A」を含む紹介権が送信される。なお、各通信装置は、コンテンツそのものを紹介しても良く、コンテンツを識別するコンテンツIDを紹介しても良い。以下では、コンテンツIDによりコンテンツの紹介を行うものとする。
通信装置Aは通信装置Dから紹介権を受信し、これに応じて通信装置Dにコンテンツを含む紹介情報を送信する。ここで、紹介情報は、通信装置Aが紹介を行うコンテンツを識別するためのコンテンツIDと、紹介者である通信装置A自身の紹介者IDと、視聴者である通信装置Dの視聴者IDと、コンテンツが通信装置Aに送信されるまでの紹介履歴とを含む。例えば、図33に示すように紹介されるコンテンツIDを「コンテンツα」とすると、紹介情報はコンテンツID=「コンテンツα」、紹介者ID=「通信装置A」、視聴者ID=「通信装置D」及び紹介履歴=「A→」のデータを含んで構成される。ここで、紹介履歴=「A→」は、コンテンツαの紹介に通信装置Aが関わっていることを示し、特にコンテンツαが通信装置Aにより最初に紹介されたことを示している。つまり、通信装置Aがコンテンツαの紹介の大元であることを示している。
紹介情報を受信した通信装置Dは、紹介されたコンテンツを視聴したか否かを示す視聴結果を通信装置Aに送信する。視聴結果は、例えば視聴者ID、コンテンツID、視聴の有無及び紹介者IDなどを含む。よって、通信装置Dは、視聴結果として、例えば視聴者ID=「通信装置D」、コンテンツID=「コンテンツα」、視聴の有無=「○」及び紹介者ID=「通信装置A」を生成して通信装置Aに送信する。通信装置Aは、受信した視聴結果を例えばコンテンツ毎に記憶しておく。なお、視聴結果には、紹介されたコンテンツの興味の度合いなど視聴者の感想を含めても良い。
また、図33を参照すると通信装置Eは通信装置Aに紹介権を送信している。ここで、通信装置Aが通信装置EにコンテンツID=「コンテンツβ」のコンテンツを紹介するものとする。よって、通信装置Aは、コンテンツID=「コンテンツβ」、紹介者ID=「通信装置A」、視聴者ID=「通信装置E」及び紹介履歴=「A→」のデータを含んで構成される紹介情報を通信装置Eに送信する。そして、紹介情報を受信した通信装置Eは、視聴結果を通信装置Aに送信する。
さらに、図33を参照すると通信装置Bは通信装置Aに紹介権を送信する。ここで、通信装置Aが通信装置BにコンテンツID=「コンテンツα」のコンテンツを紹介するものとする。よって、通信装置Aは、コンテンツID=「コンテンツα」、紹介者ID=「通信装置A」、視聴者ID=「通信装置B」及び紹介履歴=「A→」のデータを含んで構成される紹介情報を通信装置Bに送信する。そして、紹介情報を受信した通信装置Bは、視聴結果を通信装置Aに送信する。
(2−1−2)通信装置Bについて
図33を参照すると通信装置Cは通信装置Bに紹介権を送信する。ここで、通信装置Bは、通信装置Aから紹介を受けたコンテンツID=「コンテンツα」のコンテンツを通信装置Cに紹介するものとする。よって、コンテンツαが通信装置Cに紹介される際の紹介履歴は、「A→B→」となる。そして、通信装置Bは、コンテンツID=「コンテンツα」、紹介者ID=「通信装置B」、視聴者ID=「通信装置C」及び紹介履歴=「A→B→」のデータを含んで構成される紹介情報を通信装置Cに送信する。紹介情報を受信した通信装置Cは、視聴結果を通信装置Bに送信する。
(2−2)紹介者評価値の算出
(2−2−1)通信装置Aの紹介者としての紹介者評価値の算出
紹介権の送受信及び紹介情報の送受信を以上のように繰り返し行うことで、通信装置Aは各通信装置から視聴結果を取得する。図34は、通信装置Aにおける視聴結果の一例であり、後述の視聴結果記憶部3173内に記憶されているデータである。図34を参照すると、通信装置Dは、通信装置Aが紹介したコンテンツαを視聴している。一方、通信装置Eは、通信装置Aが紹介したコンテンツβを視聴していない。また、通信装置Bは、通信装置Aが紹介したコンテンツαを視聴している。通信装置Aは、こうした視聴結果に基づいて通信装置Aの紹介者としての紹介者評価値を算出する。例えば、紹介者評価値は次式(1)により算出される。
紹介者評価値=(コンテンツの視聴数)/(コンテンツの総紹介数)・・・(1)
上記式(1)では、紹介者がコンテンツの紹介を行った総数と、コンテンツの紹介を受けた視聴者が視聴した視聴数との比を算出している。これにより、紹介数に対する視聴数の割合が高い場合には紹介者評価値が高く位置づけられる。つまり、紹介者が紹介したコンテンツを視聴者が視聴している割合が多いので、視聴者にとって有用性が高くまた興味深いコンテンツを送信している紹介者とみなすことができる。特に、上記式(1)で紹介者評価値を算出した場合には、通信装置のユーザがコンテンツを視聴した視聴数が少ない場合であっても、紹介数に対する視聴数の割合が高ければ紹介者評価値が高くなる。なお、視聴数は、あるコンテンツを複数の通信装置に紹介した場合にそのコンテンツを視聴した通信装置の数や、複数のコンテンツをある通信装置に紹介した場合にその通信装置が複数のコンテンツのうち視聴したコンテンツ数などである。
上記では、視聴結果を、直接的な紹介元、つまり一次的な紹介元だけに返信することによって紹介者評価値の算出する方法を例示した。しかし、一次的な紹介先の視聴結果だけでなく、二次以降の紹介先の視聴結果も、紹介情報に含まれる紹介履歴に基づいて各コンテンツの紹介経路を逆伝播させることで、紹介経路の広がりや長さを加味した紹介者評価値を算出しても良い。
図35は、通信装置Aの視聴結果記憶部のデータの一例である。通信装置Aは、一次紹介先の通信装置B1、B2及びB3にコンテンツαを紹介している。一次紹介先の通信装置B1は、さらに二次紹介先の通信装置C11及びC12にコンテンツαを紹介している。また、一次紹介先の通信装置B2は、さらに二次紹介先の通信装置C21及びC22にコンテンツαを紹介している。さらに、二次紹介先の通信装置C11、C12及びC21は、それぞれ三次紹介先の通信装置D111〜D115、D121〜D122及びD211〜D213にコンテンツαを紹介している。ここで、コンテンツαの紹介の大元である通信装置Aは、一次的な紹介先の通信装置B1、B2及びB3からのみならず、二次以降の紹介先である通信装置C21〜C22、D111〜D115、D121〜D122及びD211〜D213から視聴結果を受信している。よって、通信装置Aは、これらの視聴結果に基づいて紹介者評価値を算出しても良い。あるいは、各通信装置が視聴結果に基づいて自端末の紹介者評価値をそれぞれ算出し、その紹介者評価値を紹介元の通信装置に送信するようにしても良い。例えば、コンテンツ紹介経路の途中に位置する通信装置は、直接的にコンテンツを紹介した通信装置から視聴結果を受信し、自端末の紹介者評価値を算出する。さらに、コンテンツ紹介経路の途中に位置する通信装置は、自端末の紹介者評価値及び紹介されたコンテンツの視聴結果を、コンテンツの紹介元の通信装置に送信する。紹介元の通信装置は、紹介先の通信装置の紹介者評価値及び紹介されたコンテンツの視聴結果に基づいて、自端末の紹介者評価値を算出する。
より具体的に以下に説明する。例えば、紹介元の通信装置をU(i)、U(i)の直接的な紹介先の通信装置をU(i−1)とし、iは整数とする。また、紹介するコンテンツをC(j)とし、jは整数とする。
ここで、各通信装置の紹介者評価値は、下記式の通り算出される。
Figure 0004731555
上記式を図35の視聴結果の例に当てはめると、コンテンツαの紹介の大元である通信装置Aの紹介者評価値が以下の通り算出される。
Figure 0004731555
上記のように紹介者評価値を算出することにより、直接的な紹介先の視聴結果のみならず、二次以降の紹介先の視聴結果も反映させて紹介者評価値を算出することができる。
なお、紹介者評価値の算出は、上記の方法に限定されず、種々の方法を用いることができる。
その他、紹介者評価値は、受信している紹介権の総数、コンテンツの総紹介数やコンテンツの視聴数や再紹介の回数などにより算出しても良い。紹介権の数や紹介数が多いことは、より多くの通信装置からコンテンツの紹介を依頼されていることを意味しており、より紹介者としての評価値が高く位置づけられる。また、視聴数が多いことは、より多くの通信装置のユーザが紹介されたコンテンツを視聴していることを意味しており、より紹介者としての評価値が高く位置づけられる。
このような紹介権数、紹介数、視聴数、視聴割合及び再紹介の回数などを、紹介者を評価する評価要素とすることで、客観的に自端末の紹介者評価値を算出することができる。
通信装置Aは、算出した通信装置Aの紹介者評価値とともにコンテンツ紹介状況を、評価値データとして集約装置3300に送信する。ここで、コンテンツ紹介状況とは、各通信装置が紹介者としてどのコンテンツを紹介したかを表すものであり、例えば紹介者ID及び紹介したコンテンツのコンテンツIDを含んで生成される。図33に示すように、通信装置Aがコンテンツα及びコンテンツβの紹介を行っている場合、通信装置Aは紹介者ID=「通信装置A」、コンテンツID=「コンテンツα」及び「コンテンツβ」を含むコンテンツ紹介状況を生成する。
(2−2−2)通信装置B及びCの紹介者としての紹介者評価値の算出
上記と同様に、通信装置B及びC・・・を含むその他の通信装置も、紹介者評価値を算出してコンテンツ紹介状況とともに集約装置3300に送信する。
(2−3)集約装置でのコンテンツ評価値の算出
集約装置3300は、各通信装置から紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況を受信し、これらに基づいてコンテンツ評価値を算出する。コンテンツ評価値は、例えばあるコンテンツの紹介に携わった通信装置の紹介者評価値を足し合わせることにより算出する。
具体的に、例えば集約装置3300が、図36に示す紹介者評価値及び図37に示すコンテンツ紹介状況を受信し記憶しているものとする。ここで、図36は紹介者評価値の一例、図37はコンテンツ紹介状況の一例であり、集約装置3300の評価値記憶部3315に格納されているデータの例である。図36の紹介者評価値によると、集約装置3300は、通信装置Aから紹介者評価値=「70」、通信装置Bから紹介者評価値=「100」及び通信装置Cから紹介者評価値=「50」を受信している。また、図37のコンテンツ紹介状況によると、集約装置3300は、コンテンツαの紹介を行った通信装置として、通信装置A、通信装置B及び通信装置Cであることを取得している。この場合、集約装置3300は、コンテンツαのコンテンツ評価値=通信装置Aの紹介者評価値「70」+通信装置Bの紹介者評価値「100」+通信装置Cの紹介者評価値「50」=「220」によりコンテンツ評価値を算出する。つまり、誰に紹介されたかにより重み付けをして足し合わせることによりコンテンツ評価値を算出する。図38は、評価値記憶部3315内に格納されたコンテンツ評価値の一例である。このようにコンテンツ評価値を算出すると、紹介者評価値の高い紹介者から紹介されたコンテンツほど評価値が高くなる。紹介者評価値が高いほど視聴者にとって有用性が高くまた興味深いコンテンツを送信している紹介者とみなすことができるので、この紹介者評価値に基づいてコンテンツ評価値を算出することで、有用性が高くまた興味深いコンテンツであるかを評価することができる。
また、集約装置3300は、図37に示すように、各通信装置における紹介数を含むコンテンツ紹介状況を受信しても良い。そして、紹介数を加味したコンテンツ評価値を算出しても良い。集約装置3300は、コンテンツαのコンテンツ評価値=通信装置Aの紹介者評価値「70」×通信装置Aのコンテンツαの紹介数「2」+通信装置Bの紹介者評価値「100」×通信装置Bのコンテンツαの紹介数「3」+通信装置Cの紹介者評価値「50」×通信装置Cのコンテンツαの紹介数「1」=「490」によりコンテンツ評価値を算出する。
その他、コンテンツ評価値は、例えば各コンテンツが紹介された総紹介数、紹介するコンテンツ以外の他のコンテンツ数、紹介するコンテンツ以外の他のコンテンツの視聴数、各コンテンツが視聴された総視聴数や再紹介の回数などにより算出しても良い。総紹介数が多いことは、より多く紹介されていることを意味しており、よりコンテンツの評価値が高く位置づけられる。また、紹介するコンテンツ以外の他のコンテンツ数が多いことは、紹介するコンテンツがより多くのコンテンツの中から選択されて紹介されたことを意味しており、よりコンテンツ評価値が高く位置づけられる。同様に、他のコンテンツの視聴数が多いことは、紹介するコンテンツが選りすぐられたコンテンツであることを意味しており、よりコンテンツ評価値が高く位置づけられる。また、総視聴数が多いことは、より多く視聴されていることを意味しており、よりコンテンツの評価値が高く位置づけられる。この場合、集約装置3300は、各通信装置から各コンテンツ毎に紹介数、視聴数や再紹介の回数などを受信し、それらを演算することで総紹介数、総視聴数や再紹介の総回数を算出する。
なお、複数の評価要素を組み合わせて、コンテンツ評価値を算出しても良い。
(2−4)集約装置でのランキング処理
図39は、紹介者評価値のランキングの一例である。集約装置3300は、例えば図36に示す紹介者評価値を、図39に示すように紹介者評価値に基づいて各通信装置のランキング行う。図40は、ランキング処理部3325でのコンテンツ評価値のランキングの一例である。集約装置3300は、上述にように算出したコンテンツ評価値に基づいて、図40に示すように各コンテンツのランキングを行う。
集約装置3300は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを各通信装置に送信する。
(2−5)紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングの受信
各通信装置は、集約装置から紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを受信する。これにより、各通信装置の視聴者は、紹介者の選択及びコンテンツの選択に関する情報を得ることができる。
(3)紹介者及びコンテンツの選択の自由度
通信装置3100のユーザは、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを受信することにより、例えば以下に説明するような紹介者及びコンテンツの選択の自由度を得ることができる。
例えば、通信装置Cは、図33に示すように通信装置Bからコンテンツαの紹介履歴=「A→B→」を含む紹介情報を受信している。さらに、通信装置Cは、集約装置3300から図39及び図40に示す紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを受信している。通信装置Cのユーザは、これらの紹介履歴、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングに基づいて紹介者の選択、自身が視聴するコンテンツの選択、自身が他の視聴者に紹介するコンテンツの選択などを行う。以下に、紹介者評価値ランキングに基づいた紹介者の選択、コンテンツ評価値ランキングに基づいたコンテンツの選択、紹介履歴に基づいた紹介者の選択について説明する。
(2−5−1)紹介者評価値ランキングに基づく紹介者の選択
紹介者評価値ランキングを受信した通信装置Cの視聴者は、紹介者評価値が最も高い紹介者を通信装置として選択することができる。このように、紹介者評価値ランキングに基づいて紹介者を選択できるので、紹介者の自由度を高めることができる。なお、通信装置は、紹介者評価値ランキングに基づいて上位の通信装置を紹介者として自動的に選択するようにしても良い。
(2−5−2)コンテンツ評価値ランキングに基づくコンテンツの選択
通信装置Cの視聴者がコンテンツの紹介とともにコンテンツ評価値ランキングを受信している場合、紹介されているコンテンツのコンテンツ評価値ランキングに基づいて視聴の可否を決定することができる。また、視聴者である通信装置Cが複数のコンテンツの紹介を受けている場合、視聴者はコンテンツ評価値が最も高いコンテンツを視聴するコンテンツとして選択することができる。一方、通信装置Cのユーザがコンテンツの紹介者である場合、視聴者に紹介するコンテンツを選択する場合に、コンテンツ評価値ランキングに基づいて、例えば上位のコンテンツを選択することができる。このように、コンテンツ評価値ランキングに基づいて紹介するコンテンツや視聴するコンテンツを選択できるので、視聴者または紹介者の自由度を高めつつ有用性が高くまた興味深いコンテンツを選択的に視聴することができる。
なお、通信装置は、コンテンツ評価値ランキングに基づいて自動的に上位にランキングされているコンテンツを紹介するコンテンツや視聴するコンテンツとして選択するようにしても良い。
(2−5−3)紹介履歴に基づく紹介者の選択
通信装置Cが受信したコンテンツαの紹介履歴=「A→B→」は、通信装置Aがコンテンツαの紹介の大元であることを示している。つまり、通信装置Cの視聴者は、コンテンツαの転送の経緯を把握するともに、特にコンテンツαの紹介の大元が通信装置Aであることを知ることができる。この場合、通信装置Cの視聴者は、紹介履歴を参照することによりコンテンツαの紹介の大元である通信装置Aを紹介者として選択することができる。そして、通信装置Cは、図33に示すように通信装置Aに紹介権を送信することで、紹介の大元である通信装置Aからコンテンツの紹介を受けることができる。このように、通信装置が紹介装置から紹介履歴を取得することで、通信装置の視聴者は、紹介履歴に基づいて紹介者の選択を行うことができる。よって、紹介履歴に基づいて選択した紹介者の通信装置に紹介権を設定することができるなど、紹介者の選択に関して視聴者の自由度が向上する。
さらに、紹介履歴は、通信装置が受信したコンテンツの紹介にどの紹介者が携わったかに関する情報であるため、紹介者として適格性のある紹介者情報を取得することができる。つまり、コンテンツの紹介に関連性の無い紹介者情報を取得するのではないため、例えばコンテンツを紹介された視聴者にとって有用性の高いコンテンツを紹介する可能性のある紹介者情報を取得することができる。また、視聴者が、紹介履歴に基づいてコンテンツの大元の紹介者を次の紹介者として選択すると、有用性が高くまた興味深いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。
なお、通信装置は、紹介履歴に基づいてコンテンツの紹介の大元を紹介者として自動的に選択するようにしても良い。
(2−5−4)その他
その他、紹介履歴、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを総合して紹介者の選択及びコンテンツの選択を行うこともできる。例えば、コンテンツ評価値ランキングの順位が低いコンテンツであっても、紹介者評価値ランキングが高い紹介者から紹介されているコンテンツである場合は、紹介されたコンテンツを視聴対象として選択するなど、総合的に判断することができる。
また、他の通信装置から紹介情報を受信し、それらを集約し図式化した紹介経路モデルを視聴者に提示しても良い。これにより、視聴者は、他の通信装置から受信した紹介情報や紹介経路モデル等を参照して紹介者の選択をして紹介権を送信したり、コンテンツの選択を行うことができる。
また、例えば図35のような視聴結果を他の通信装置から受信し、通信装置やコンテンツ毎に集計した結果などを視聴者に提示しても良い。これにより、視聴者は、集計結果を参照して紹介者の選択及びコンテンツの選択を行うことができる。
(3)通信装置の機能構成
次に、各通信装置3100の機能構成について説明する。図41は、通信装置3100の機能構成図である。通信装置3100は、コンテンツ管理部3110、紹介権受信管理部3120、紹介情報送信管理部3130、紹介権送信管理部3140、紹介情報受信管理部3150、紹介履歴管理部3160、紹介者評価値管理部3170、視聴結果送信管理部3180、ランキング受信部3190、自端末ID記憶部3193、視聴制御部3195及びユーザ入出力受付部3197を含む。各部の機能構成について以下に説明する。なお、各通信装置3100は同様の機能構成である。
(3−1)コンテンツ管理部
コンテンツ管理部3110は、コンテンツID取得部3111及びコンテンツID記憶部3113を含む。コンテンツID取得部3111は、例えば放送局3400などからコンテンツを識別するためのコンテンツID及びそのURLなどのコンテンツの格納場所を取得する。コンテンツID記憶部3113は、コンテンツID及び格納場所を対応付けて記憶する。なお、ここではコンテンツID及び格納場所を記憶しているが、コンテンツそのものを通信装置3100内に格納しても良い。
(3−2)ユーザ入出力受付部、自端末ID記憶部
ユーザ入出力受付部3197は、通信装置3100のユーザから紹介者の選択、コンテンツの選択などの各種入力を受け付ける。また、自端末ID記憶部3193は、通信装置3100自身の通信装置IDを記憶する。
(3−3)紹介権送信管理部
紹介権送信管理部3140は、紹介権送信部3147、紹介権生成部3145、紹介者特定部3143及び紹介者ID記憶部3141を含む。なお、視聴者による紹介者の選択は、視聴者が無作為に紹介者を選択する場合だけでなく、ユーザ入出力受付部3197により視聴者に提示された紹介履歴や紹介者評価値ランキングなどに基づいた選択を含むものとする。また、紹介者ID記憶部3141には、紹介者を識別するための紹介者IDが記憶されている。さらに、紹介権は、例えばコンテンツの紹介を許可する視聴者IDと紹介権を受信する紹介者IDとが対応付けられることにより生成される。
ここで、図33に示す通信装置Dから通信装置Aへの紹介権の場合を例に挙げて説明する。通信装置Dのユーザである視聴者は、コンテンツの紹介者として通信装置Aを選択する。通信装置Dのユーザ入出力受付部3197は、通信装置Dのユーザである視聴者から、コンテンツを紹介する紹介者として通信装置Aの指定を受け付ける。紹介者特定部3143は、ユーザ入出力受付部3197が受け付けた紹介者の紹介者IDを紹介者ID記憶部3141に基づいて特定する。次に、紹介権生成部3145は、自端末ID記憶部3193から視聴者ID=「通信装置D」を取得するとともに、紹介者特定部3143が特定した紹介者IDを受信する。そして、紹介権生成部3145は、視聴者ID=「通信装置D」と紹介者ID=「通信装置A」とから構成される紹介権を生成する。紹介権送信部3147は、生成された紹介権を通信装置Aに送信する。
(3−4)紹介情報受信管理部
紹介情報受信管理部3150は、紹介情報受信部3151、コンテンツID抽出部3153及びコンテンツ受信部3155を含む。前述の通り、通信装置Dの紹介権送信部3147は、通信装置Dから通信装置Aへの紹介情報の送信を許可する紹介権を送信している。これにより、通信装置Dの紹介情報受信部3151は、通信装置Aから紹介情報を受信する。ここで、紹介情報は、例えば図33に示すとおりコンテンツID=「コンテンツα」、紹介者ID=「通信装置A」、視聴者ID=「通信装置D」及び紹介履歴=「A→」のデータを含んで構成される。コンテンツID抽出部3153は、紹介情報からコンテンツIDとして「コンテンツα」を抽出する。
また、コンテンツ受信部3155は、紹介されたコンテンツαに関する情報を後述の視聴制御部3195に出力する。コンテンツαに関する情報とは、例えばコンテンツαの概要を説明する情報などである。ここで、コンテンツ受信部3155が、後述の視聴制御部3195を介して、通信装置Dの視聴者からコンテンツαを視聴する旨の通知を受けたとする。この場合、コンテンツ受信部3155は、コンテンツID記憶部3113から「コンテンツα」の格納場所を取得し、取得した格納場所にアクセスして「コンテンツα」の画像データや音声データなどを取得する。そして、これらの画像データや音声データを視聴制御部3195に出力する。これにより、通信装置Dの視聴者は、通信装置Aから紹介されたコンテンツαを視聴することができる。
(3−5)紹介履歴管理部
紹介履歴管理部3160は、紹介履歴抽出部3161及び紹介履歴記憶部3163を含む。紹介履歴抽出部3161は、紹介情報受信部3151が受信した紹介情報から紹介履歴を抽出する。例えば、通信装置Dの紹介履歴抽出部3161は、紹介情報から紹介履歴=「A→」を抽出する。紹介履歴記憶部3163は、抽出した紹介履歴をコンテンツ毎に記憶する。この抽出された紹介履歴を参照することにより、通信装置の視聴者がコンテンツの紹介者を選択することができる。なお、紹介履歴抽出部3161は、紹介履歴に基づいてコンテンツの紹介の大元を紹介者として自動的に選択するようにしても良い。紹介履歴抽出部3161がこの最初にコンテンツの送信を行った通信装置を自動的に紹介者として選択して紹介権を設定することで、視聴者は有用性が高くまた興味深いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。
(3−6)視聴制御部
視聴制御部3195は、通信装置Aから紹介されたコンテンツαに関する情報をコンテンツ受信部3155から受信する。視聴制御部3195は、通信装置Dのユーザ入出力受付部3197を介して視聴者にコンテンツαの視聴を行うかどうかを問い合わせる。ユーザ入出力受付部3197が視聴者からコンテンツαを視聴する旨の入力を受け付けると、視聴制御部3195はコンテンツ受信部3155にその旨の通知を行う。そして、コンテンツ受信部3155は「コンテンツα」の画像データや音声データなどを取得する。そして、視聴制御部3195は、コンテンツ受信部3155から「コンテンツα」の画像データや音声データなどを受信し、ユーザ入出力部に出力する。
さらに、視聴制御部3195は、紹介履歴記憶部3163内の紹介履歴をユーザ入出力受付部3197に出力する。例えば、視聴制御部3195は、コンテンツαの視聴可否の問い合わせとともにコンテンツαに関する紹介履歴=「A→」をユーザ入出力受付部3197に出力する。これにより、通信装置Dの視聴者は、コンテンツαの紹介履歴を参照して次に紹介者を選択することができる。あるいは、視聴者は、コンテンツがどのように紹介されているかを参照してコンテンツの視聴可否を決定することができる。
さらに、視聴制御部3195は、後述のランキング受信部3190から受信した紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングをユーザ入出力受付部3197に出力する。これにより、通信装置Dの視聴者は、紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングに基づいて紹介者やコンテンツを選択することができる。
また、視聴制御部3195は、例えばユーザ入出力受付部3197を介して通信装置Dの視聴者からコンテンツを視聴する旨の通知を受信すると、通信装置Dの視聴者がコンテンツαを視聴したことを視聴結果生成部3181に通知する。
(3−7)視聴結果送信管理部
視聴結果送信管理部3180は、視聴結果生成部3181及び視聴結果送信部3183を含む。視聴結果生成部3181は、視聴制御部3195を介して通信装置Dの視聴者からコンテンツを視聴する旨の通知を受信すると、その通知に基づいて視聴結果を生成する。この時の視聴結果は、例えば視聴者ID=「通信装置D」、コンテンツID=「コンテンツα」、視聴の有無=「○」及び紹介者ID=「通信装置A」を含んで生成される。通信装置Dの視聴結果送信部3183は、生成された視聴結果をコンテンツ紹介元の通信装置Aに送信する。
(3−8)紹介権受信管理部
紹介権受信管理部3120は、紹介権受信部3121、視聴者ID抽出部3123及び視聴者ID記憶部3125を含む。図33において通信装置Aが通信装置Dから紹介権を受信し、紹介情報を送信する場合を例に挙げて説明する。通信装置Aの紹介権受信部3121は、通信装置Dから紹介権を受信する。この場合、通信装置Aの紹介権受信部3121は、視聴者ID=「通信装置D」と紹介者ID=「通信装置A」とから構成される紹介権を受信する。この紹介権は、視聴者である通信装置Dが紹介者として通信装置Aを指定したことを意味している。
視聴者ID抽出部3123は、どの通信装置から紹介権を受信したのかを取得するため、紹介権受信部3121が受信した紹介権から視聴者IDを抽出する。視聴者ID記憶部3125は、抽出した視聴者IDを格納し、通信装置Aがどの視聴者から紹介権を受信しているかを管理する。
(3−9)紹介情報送信管理部
紹介情報送信管理部3130は、コンテンツ特定部3131、視聴者特定部3133、紹介情報生成部3135及び紹介情報送信部3137を含む。上述の通り、通信装置Aは、通信装置Dから紹介権を受信しているので通信装置Dに対してコンテンツを含む紹介情報を送信することが可能である。
ここで、ユーザ入出力受付部3197が、通信装置Aのユーザである紹介者からコンテンツの選択及びそのコンテンツを紹介する視聴者の指定を受け付ける。ここで、コンテンツの選択は、無作為にコンテンツを選択する場合だけでなく、ユーザ入出力受付部3197により提示された紹介履歴、紹介者評価値ランキングやコンテンツ評価値ランキングなどに基づいた選択を含むものとする。
コンテンツ特定部3131は、ユーザ入出力受付部3197が受け付けたコンテンツのコンテンツIDを、コンテンツID記憶部3113に基づいて特定する。さらに、視聴者特定部3133は、ユーザ入出力受付部3197が受け付けた視聴者の視聴者IDを、視聴者ID記憶部3125に基づいて特定する。ここで、図33に示すように通信装置Aから通信装置Dにコンテンツαが紹介されるため、通信装置Aのコンテンツ特定部3131及び視聴者特定部3133は、コンテンツID=「コンテンツα」及び視聴者ID=「通信装置D」を紹介情報生成部3135に出力する。また、紹介情報生成部3135は、自端末ID記憶部3193から紹介者IDとして通信装置AのIDを取得する。さらに、紹介情報生成部3135は、コンテンツ特定部3131からのコンテンツIDに基づいて、紹介履歴記憶部3163から対応するコンテンツの紹介履歴を抽出する。ここで、コンテンツαの紹介の大元が通信装置A自身であるので、紹介履歴記憶部3163内にはコンテンツαの紹介履歴がまだ格納されていない。よって、紹介情報生成部3135は、コンテンツαの紹介履歴として紹介履歴=「A→」を生成する。なお、紹介履歴記憶部3163内に対応するコンテンツの紹介履歴が格納されている場合は、その紹介履歴に自端末の紹介者IDを付加した紹介履歴を生成する。例えば、紹介履歴記憶部3163から紹介履歴=「A→B→」が検索され、紹介者ID=「通信装置C」である場合、紹介履歴=「A→B→C→」が生成される。
以上より、紹介情報生成部3135は、コンテンツID=「コンテンツα」、視聴者ID=「通信装置D」、紹介者ID=「通信装置A」及び紹介履歴=「A→」を含む紹介情報を生成する。紹介情報送信部3137は、生成された紹介情報を視聴者である通信装置Dに送信する。
(3−10)紹介者評価値管理部
紹介者評価値管理部3170は、視聴結果受信部3171、視聴結果記憶部3173、紹介者評価値算出部3175、評価値データ生成部3177及び評価値データ送信部3179を含む。
例えば、通信装置Aが図33に示すように通信装置D及び通信装置Eに紹介情報を送信した場合を例に挙げると、通信装置Aの視聴結果受信部3171は、通信装置D及び通信装置Eの視聴結果送信部3183から視聴結果を受信する。視聴結果記憶部3173は、これらの視聴結果を前述の図34に示すように記憶する。紹介者評価値算出部3175は、視聴結果記憶部3173に記憶されている視聴結果に基づいて、通信装置A自身の紹介者評価値を算出する。紹介者評価値の算出は、前述のようにコンテンツの視聴割合、総紹介数、視聴数や再紹介の回数などにより算出される。
また、紹介者評価値算出部3175は、通信装置Aがどのコンテンツの紹介を行っているかを表すコンテンツ紹介状況を生成し、このコンテンツ紹介状況ともに紹介者評価値を評価値データ生成部3177に送信する。紹介者評価値算出部3175は、例えば紹介情報生成部3135から、自端末が紹介を行ったコンテンツIDを取得することによりコンテンツ紹介状況を生成する。ここで、通信装置Aのコンテンツ紹介状況は、例えば通信装置Aの紹介者ID=「通信装置A」、通信装置Aが紹介を行ったコンテンツのコンテンツID=「コンテンツα」及び「コンテンツβ」を含んで生成される。
評価値データ生成部3177は、この紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況により、集約装置3300に送信するための評価値データを生成する。ここで、評価値データは、例えば紹介者評価値、紹介者ID及びコンテンツ紹介状況を含んで生成される。よって、通信装置Aの紹介者評価値=「70」であるとすると、評価値データ生成部3177は、紹介者評価値=「70」、紹介者ID=「通信装置A」、コンテンツID=「コンテンツα」及び「コンテンツβ」を含む評価値データを生成する。評価値データ送信部3179は、生成された評価値データを集約装置3300に送信する。なお、コンテンツ紹介状況は、各通信装置における紹介数を含んで生成されても良い。
(3−11)ランキング受信部
ランキング受信部3190は、集約装置3300から紹介者評価値ランキングおよびコンテンツ評価値ランキングを受信し、視聴制御部3195に送信する。視聴制御部3195は、受信したこれらのランキングをユーザ入出力受付部3197に出力して、通信装置のユーザにこれらのランキングを提示する。
(4)集約装置の機能構成
次に、各集約装置3300の機能構成について説明する。図42は、集約装置3300の機能構成図である。集約装置3300は、評価値データ受信部3310、評価値記憶部3315、コンテンツ評価値算出部3320、ランキング処理部3325及びランキング送信部3327を含む。各部の機能構成について以下に説明する。
(4−1)評価値データ受信部、評価値記憶部
評価値データ受信部3310は各通信装置3100から紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況を含む評価値データを受信する。評価値記憶部3315はこの評価値データを格納する。つまり、評価値記憶部3315は、前述の図36の紹介者評価値及び図37に示すコンテンツ紹介状況を格納する。
(4−2)コンテンツ評価値算出部
コンテンツ評価値算出部3320は、評価値記憶部3315内の紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況に基づいてコンテンツ評価値を算出する。コンテンツ評価値は、前述のように例えばコンテンツの紹介に携わった通信装置3100の紹介者評価値の合算、総紹介数、総視聴数や再紹介の回数などにより算出される。評価値記憶部3315は、コンテンツ評価値算出部3320が算出したコンテンツ評価値を記憶する。
(4−3)ランキング処理部及びランキング送信部
ランキング処理部3325は、評価値記憶部3315内の紹介者評価値及びコンテンツ評価値に基づいて、それぞれ紹介者及びコンテンツを図39及び図40に示すようにランキングする。ランキング送信部3327は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを各通信装置3100のランキング受信部3190に送信する。
(5)通信装置の処理
(5−1)紹介権及び視聴結果の送信処理と紹介情報受信処理
次に、通信装置3100による紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理について説明する。図43は、紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS3101:ユーザ入出力受付部3197は、自端末のユーザである視聴者から紹介者の指定を受け付ける。
ステップS3103:次に、紹介権生成部3145は、視聴者ID=自端末のIDと紹介者特定部3143が特定した紹介者IDとから構成される紹介権を生成する。
ステップS3105:紹介権送信部3147は、生成された紹介権を紹介者である通信装置3100に送信する。
ステップS3107:紹介情報受信部3151は、紹介権を送信した通信装置3100から紹介情報を受信する。
ステップS3109:紹介履歴抽出部3161は、紹介情報受信部3151が受信した紹介情報から紹介履歴を抽出する。紹介履歴記憶部3163は、抽出した紹介履歴をコンテンツ毎に記憶する。
ステップS3111:視聴制御部3195は、紹介履歴記憶部3163内の紹介履歴をユーザ入出力受付部3197に出力し、コンテンツの紹介履歴を視聴者に提示する。
ステップS3113、S3115:ランキング受信部3190は、集約装置3300から紹介者評価値ランキングを受信し、ユーザ入出力受付部3197を介して紹介者評価値ランキングを視聴者に表示する。
ステップS3117〜S3121:通信装置3100のユーザである視聴者には、コンテンツの紹介履歴が提示されるとともに、紹介者評価値ランキングが提示されている。よって、視聴者は、紹介履歴及び/または紹介者評価値ランキングを参照して紹介者を選択することができる。ここで、ユーザ入出力受付部3197は、視聴者から紹介者の指定を受け付ける。紹介権生成部3145は、視聴者IDと指定された紹介者の紹介者IDとから構成される紹介権を生成する。紹介権送信部3147は、生成された紹介権を紹介者である通信装置3100に送信する。
ステップS3123:紹介情報受信部3151は、紹介権を送信した通信装置3100から紹介情報を受信する。
ステップS3125:コンテンツID抽出部3153は、紹介情報受信部3151から受信した紹介情報からコンテンツIDを抽出する。
ステップS3127、S3129:ランキング受信部3190は集約装置3300からコンテンツ評価値ランキングを受信する。視聴制御部3195は、ユーザ入出力受付部3197にコンテンツ評価値ランキングを出力し、ユーザにコンテンツ評価値ランキングを提示する。
ステップS3131:さらに、コンテンツ受信部3155は、コンテンツID抽出部3153が抽出したコンテンツIDに基づいて、そのコンテンツの情報を後述の視聴制御部3195に出力する。ここで、コンテンツ受信部3155が、視聴制御部3195を介して視聴者がコンテンツを視聴する旨の通知を受けたとする。この場合、コンテンツ受信部3155は、コンテンツID記憶部3113から取得したコンテンツの格納場所にアクセスして画像データや音声データなどを取得する。そして、これらの画像データや音声データを視聴制御部3195及びユーザ入出力受付部3197を介して出力する。
ステップS3133、S3135:視聴結果生成部3181は、視聴制御部3195から視聴者がコンテンツを視聴する旨の通知を受信すると、その通知に基づいて視聴結果を生成する。視聴結果生成部3181は、生成された視聴結果を紹介者である各通信装置3100に送信する。
(5−2)紹介権受信処理と紹介情報送信処理
次に、通信装置3100による紹介権受信処理と紹介情報送信処理について説明する。図44は、紹介権受信処理と紹介情報送信処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS3141:紹介権受信部3121は、視聴者IDと紹介者IDとから構成される紹介権を受信する。
ステップS3143:視聴者ID抽出部3123は、どの通信装置3100の視聴者から紹介権を受信したのかを取得するため、紹介権から視聴者IDを抽出する。視聴者ID記憶部3125は、抽出した視聴者IDを格納する。
ステップS3145、S3147:ユーザ入出力受付部3197は、通信装置3100のユーザからコンテンツの選択及びそのコンテンツを紹介する視聴者の指定を受け付ける。コンテンツ特定部3131及び視聴者特定部3133は、それぞれ選択されたコンテンツ及び視聴者のコンテンツID及び視聴者IDを特定して紹介情報生成部3135に出力する。
ステップS3149:紹介情報生成部3135は、コンテンツIDに基づいて、紹介履歴記憶部3163から対応するコンテンツの紹介履歴を抽出する。さらに、紹介情報生成部3135は、自端末ID記憶部3193から紹介者IDとして自端末のIDを抽出する。そして、紹介情報生成部3135は、コンテンツID、視聴者ID、紹介者ID及び紹介履歴を含む紹介情報を生成する。
ステップS3151:紹介情報送信部3137は、生成された紹介情報を視聴者である通信装置3100に送信する。
(5−3)紹介者評価値算出処理
次に、通信装置3100による紹介者評価値算出処理について説明する。図45は、紹介者評価値算出処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS3161:視聴結果受信部3171は紹介情報を送信した相手先の通信装置3100の視聴結果送信部3183から視聴結果を受信する。視聴結果記憶部3173はその視聴結果を記憶する。
ステップS3163:紹介者評価値算出部3175は、視聴結果記憶部3173に記憶されている視聴結果に基づいて、通信装置3100自身の紹介者評価値を算出する。また、紹介者評価値算出部3175は、通信装置3100がどのコンテンツの紹介を行っているかを表すコンテンツ紹介状況を生成する。
ステップS3165、S3167:評価値データ生成部3177は、紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況を含む評価値データを生成する。評価値データ送信部3179は、生成された評価値データを集約装置3300に送信する。
(6)集約装置の処理
次に、集約装置3300によるランキング処理について説明する。図46は、集約装置3300によるランキング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS3071:集約装置3300の評価値データ受信部3310は、各通信装置3100の評価値データ送信部3179から評価値データを受信する。評価値記憶部3315はこの評価値データを格納する。
ステップS3073:コンテンツ評価値算出部3320は、評価値記憶部3315内の紹介者評価値及びコンテンツ紹介状況に基づいてコンテンツ評価値を算出する。
ステップS3075、S3077:ランキング処理部3325は、紹介者評価値及びコンテンツ評価値に基づいて、それぞれ紹介者評価値及びコンテンツ評価値をランキングする。
ステップS3079:ランキング送信部3327は、ランキング処理後の紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを各通信装置3100のランキング受信部3190に送信する。
(7)作用効果のまとめ
通信装置の視聴者は、紹介履歴だけでなく紹介者評価値ランキング及びコンテンツ評価値ランキングを受信することができる。よって、これらの情報を参照して、紹介権を送信する紹介者、視聴するコンテンツや紹介するコンテンツを選択することができる。よって、紹介者の選択、コンテンツの選択に関して視聴者の自由度が向上する。
例えば、視聴者は、紹介履歴を参照してコンテンツの紹介に携わった紹介者中から紹介者を選択できる。また、紹介履歴の中から紹介者を選択することで、視聴者は有用性が高くまた興味深いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。さらに、紹介者評価値ランキングの高い通信装置を紹介者として選択した場合にも、有用性が高くまた興味深いコンテンツを受信できる可能性が高くなる。また、コンテンツ評価値ランキングを参照すれば、紹介されているコンテンツが有用性が高くまた興味深いコンテンツであるかなどを、コンテンツ評価値に基づいて判断することができる。よって、コンテンツ評価値ランキングに基づいて、紹介されているコンテンツの視聴可否を決定したり、視聴者に紹介するコンテンツを選択することができる。また、紹介されているコンテンツの紹介履歴を参照することで、コンテンツの視聴可否を決定することもできる。
さらに、視聴者が紹介者の通信装置に対して紹介権を送信することで、どの紹介者からコンテンツを受信するかについて視聴者の意向を反映しつつ、特定の紹介者からの一方的なコンテンツの送信を回避することができる。紹介者の通信装置も、無駄なコンテンツの送信を回避できる。
また、コンテンツの範囲を予め限定してコンテンツの紹介を受ける場合には、コンテンツの視聴範囲が収束しがちである。しかし、紹介する通信装置を紹介権により限定することで、コンテンツの範囲を直接的に限定する場合に比べてコンテンツの収束を防ぐこともできる。
(8)変形例
(i)
上記第3実施形態例では、集約装置が、紹介者評価値及びコンテンツ評価値をランキングする。しかし、通信装置が、紹介者評価値及びコンテンツ評価値をランキングする機能を備えていても良い。この場合、ネットワーク上に集約装置が不要となる。図47は集約装置を備えない場合のネットワーク構成であり、図48は図47のネットワーク構成における通信装置の機能構成である。このとき、各通信装置は、他の通信装置から評価値データを収集するとともに、収集した評価値データと自端末の評価値データとを用いて、紹介者評価値及びコンテンツ評価値を算出するとともに、これらをランキングすることができる。
(ii)
上記第3実施形態例では、各通信装置が紹介者評価値を算出し、評価値データを集約装置に送信している。しかし、第2実施形態例と同様に、各通信装置が視聴結果を集約装置に送信し、集約装置が紹介者評価値及びコンテンツ評価値を算出してこれらをランキングしても良い。そして、ランキング結果は、集約装置から各通信装置に送信される。図49は通信装置が視聴結果を集約装置に送信する場合における、通信装置の機能構成である。図50は、受信した視聴結果に基づいて評価値を算出しランキングする集約装置の機能構成を示すブロックであり、第2実施形態の図28と同様の構成である。
(iii)
上記第3実施形態例では、通信装置は、他の通信装置とのあいだで紹介者評価値ランキング、コンテンツ評価値ランキング及び紹介履歴を送受信する。しかし、他の通信装置とこれらのいずれかを送受信する構成であっても良く、例えば紹介履歴のみを送受信する通信装置であっても良い。図51は、紹介履歴を含む紹介情報のみを送受信する場合の通信装置の機能構成を示すブロック図である。図51の通信装置は、上述と同様に紹介履歴を参照することで、紹介者の選択及びコンテンツの選択に関して自由度が向上する。
<その他の実施形態例>
(1)集積回路
上記第1実施形態例の図12に示す通信装置の機能構成、図13に示す通信装置の機能構成、図14に示す集約装置の機能構成、第2実施形態例の図26に示す通信装置の機能構成、図27に示す通信装置の機能構成、図28に示す集約装置の機能構成、第3実施形態例の図41に示す通信装置の機能構成、図42に示す集約装置のそれぞれは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部または全てを含むように1チップ化されても良い。
ここでは、LSI(Large Scale Integration)としたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに対に置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適応等が可能性としてあり得る。
(2)プログラム及び記録媒体
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blue−ray Disc)、半導体メモリを挙げることができる。
前記コンピュータプログラムは、前記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
本発明のコンテンツ紹介システムによれば、ユーザに話題の中心的存在となっている他ユーザを提示し、ユーザはその話題の中心的存在となっている他ユーザを知ることで、その他ユーザからコンテンツを紹介してほしいユーザを選び紹介する権利を与えて紹介してもらえるようにする仕組みを実現する技術として有用である。
本発明の第1実施形態例に係るコンテンツ紹介システムのネットワーク構成図。 本発明の第1実施形態例に係るコンテンツ紹介システムでの処理の概要。 通信装置Aにおける視聴結果の一例。 通信装置の視聴者ID記憶部内のデータの一例。 紹介者評価値記憶部のデータの一例。 コンテンツ紹介状況の一例。 算出されたコンテンツ評価値の一例。 図3の視聴結果の一例をコンテンツID毎に整理したデータ例。 集約装置が各通信装置から受信する視聴数の一例。 紹介者評価値のランキングの一例。 コンテンツ評価値ランキングの一例 通信装置の機能構成図。 通信装置の機能構成図。 集約装置の機能構成図。 紹介権受信処理と紹介情報送信処理の一例を示すフローチャート。 紹介者評価値算出処理の一例を示すフローチャート。 約装置によるランキング処理の一例を示すフローチャート。 紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理の一例を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態例に係るコンテンツ紹介システムのネットワーク構成図。 本発明の第2実施形態例に係るコンテンツ紹介システムでの処理の概要を説明するための説明図。 集約装置の視聴結果記憶部に記憶されているデータの一例。 紹介者評価値記憶部の一例。 コンテンツ紹介状況を示すデータの一例。 紹介者評価値のランキングの一例。 コンテンツ評価値のランキングの一例。 通信装置の機能構成図。 通信装置の機能構成図。 集約装置の機能構成図。 紹介権受信処理と紹介情報送信処理の一例を示すフローチャート。 集約装置によるランキング処理の一例を示すフローチャート。 紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理の一例を示すフローチャート。 本発明の第実施形態例に係る通信装置を含むネットワーク構成図。 紹介履歴、紹介者評価値及びコンテンツ評価値の送受信処理の概要を説明するための説明図。 視聴結果記憶部内に記憶されているデータの一例。 通信装置Aの視聴結果記憶部内に記憶されているデータの別の一例。 紹介者評価値の一例。 コンテンツ紹介状況の一例。 算出されたコンテンツ評価値の一例。 紹介者評価値のランキングの一例。 コンテンツ評価値のランキングの一例。 実施形態例に係る通信装置の機能構成図。 実施形態例に係る集約装置の機能構成図。 紹介権の送信処理及び紹介情報受信処理の一例を示すフローチャート。 紹介権受信処理と紹介情報送信処理の一例を示すフローチャート。 紹介者評価値算出処理の一例を示すフローチャート。 集約装置によるランキング処理の一例を示すフローチャート。 集約装置を備えない場合のネットワーク構成。 図47のネットワーク構成における通信装置の機能構成。 通信装置が視聴結果を集約装置に送信する場合における、通信装置の機能構成。 受信した視聴結果に基づいて評価値を算出しランキングする集約装置の機能構成を示すブロック 紹介履歴のみを送信する場合の通信装置の機能構成を示すブロック図。

Claims (19)

  1. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、
    他の通信装置より、コンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信を許可する紹介権を受信する紹介権受信手段と、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    を含み、
    前記送受信手段は、前記紹介権の送信元である他の通信装置にコンテンツを紹介し、
    前記所定の評価要素は、前記紹介権受信手段が受信した紹介権数であることを特徴とする、通信装置。
  2. 自端末以外の他の通信装置それぞれから前記評価値を受信する評価値受信手段を含み、
    前記ランキング生成手段は、自端末及び他の通信装置の前記評価値をランキングし、前記評価値ランキングを生成することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記所定の評価要素には、コンテンツ紹介者としての価値を評価するための紹介者評価要素と、コンテンツの価値を評価するためのコンテンツ評価要素と、が含まれ、
    前記評価値には、前記紹介者評価要素に基づいて算出される紹介者評価値と、前記コンテンツ評価要素に基づいて算出されるコンテンツ評価値と、が含まれ、
    前記評価値ランキングには、前記紹介者評価値のランキング結果である紹介者評価値ランキングと、前記コンテンツ評価値のランキング結果であるコンテンツ評価値ランキングと、が含まれることを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  4. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    を含み、
    前記所定の評価要素は、コンテンツ又はコンテンツ識別情報の紹介数であることを特徴とする通信装置。
  5. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    を含み、
    前記所定の評価要素は、紹介するコンテンツ以外の他のコンテンツ数又は紹介するコンテンツ以外の他のコンテンツの視聴数であることを特徴とする通信装置。
  6. 自端末が紹介したコンテンツ又はコンテンツ識別情報に対応するコンテンツが、の通信装置のユーザにより視聴されたか否かを示す視聴結果を、前記の通信装置から受信する視聴結果受信手段をさらに含み、
    前記所定の評価要素は更に、前記視聴結果であることを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記視聴結果は、自端末が紹介したコンテンツ又はコンテンツ識別情報に対応するコンテンツが、の通信装置のユーザにより視聴された視聴数、あるいは自端末がコンテンツ又はコンテンツ識別情報を紹介した紹介数に対する前記視聴数の割合であることを特徴とする、請求項に記載の通信装置。
  8. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    自端末が紹介したコンテンツ又はコンテンツ識別情報に対応するコンテンツが、直接的な紹介先の通信装置のユーザにより視聴されたか否かを示す視聴結果に加え、前記直接的な紹介先の通信装置以降の紹介先の通信装置のユーザにより視聴されたか否かを示す視聴結果又はその視聴結果に基づき算出した紹介先の通信装置の紹介者評価値を、前記直接的な紹介先の通信装置から受信する視聴結果受信手段
    含み、
    前記所定の評価要素は、前記視聴結果又は前記紹介先の通信装置の紹介者評価値であることを特徴とする通信装置。
  9. コンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信元となる通信装置の指定をユーザから受け付ける指定受付手段と、
    指定された通信装置に、自端末へのコンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信を許可する紹介権を送信する第1紹介権送信手段と、
    前記送受信手段は、前記紹介権の送信先の通信装置からコンテンツ又はコンテンツ識別情報を受信することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  10. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    を含み、
    前記提示手段は、さらに前記紹介履歴を自端末のユーザに提示することを特徴とする通信装置。
  11. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    前記紹介履歴に基づいて、前記コンテンツの送信を最初に行った通信装置又は前記コンテンツが自端末に至る紹介経路中にある通信装置に、自端末へのコンテンツの送信を許可する紹介権を送信する第2紹介権送信手段と、
    含むことを特徴とする通信装置。
  12. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    を含み、
    前記送受信手段は、他の通信装置間で送受信された前記紹介情報を受信することを特徴とする通信装置。
  13. 前記提示手段は、さらに前記紹介情報又は前記紹介情報を集約して図式化した紹介経路モデルを自端末のユーザに提示することを特徴とする、請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記紹介情報又は前記紹介経路モデルを参照して、自端末へのコンテンツの送信を許可する紹介権を送信する第3紹介権送信手段をさらに含むことを特徴とする、請求項13に記載の通信装置。
  15. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置であって、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を生成する紹介情報生成手段と、
    前記生成した紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    を含み、
    紹介情報送信手段は、前記コンテンツの再紹介先である通信装置に前記紹介情報を送信することを特徴とする通信装置。
  16. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信ステップと、
    他の通信装置より、コンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信を許可する紹介権を受信する紹介権受信ステップと、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信ステップと、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出ステップと、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成ステップと、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示ステップと、
    を含み、
    前記送受信ステップにおいては、前記紹介権の送信元である他の通信装置にコンテンツを紹介し、
    前記所定の評価要素は、前記紹介権受信ステップにおいて受信した紹介権数である、通信方法。
  17. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む通信装置を機能させるための通信プログラムであって、
    他の通信装置より、コンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信を許可する紹介権を受信する紹介権受信手段、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段、及び
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段、
    として通信装置を機能させ、
    前記送受信手段は、前記紹介権の送信元である他の通信装置にコンテンツを紹介し、
    前記所定の評価要素は、前記紹介権受信手段が受信した紹介権数である、
    通信装置を機能させることを特徴とする、通信プログラム。
  18. コンピュータが実行する通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信ステップと、
    他の通信装置より、コンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信を許可する紹介権を受信する紹介権受信ステップと、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信ステップと、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出ステップと、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成ステップと、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示ステップと、
    を実行する通信プログラムであって、
    前記送受信ステップにおいては、前記紹介権の送信元である他の通信装置にコンテンツを紹介し、
    前記所定の評価要素は、前記紹介権受信ステップにおいて受信した紹介権数である、
    通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. コンテンツを他の通信装置との間で送受信する送受信手段を含む集積回路であって、
    他の通信装置より、コンテンツ又はコンテンツ識別情報の送信を許可する紹介権を受信する紹介権受信手段と、
    前記コンテンツのコンテンツ識別情報と、前記コンテンツの送信元の通信装置を識別するための紹介者識別情報と、前記コンテンツが前記送信元の通信装置に送信されるまでに前記コンテンツの紹介に関わった通信装置を識別するための紹介履歴と、が対応づけられた紹介情報を他の通信装置に送信する紹介情報送信手段と、
    コンテンツ紹介者又はコンテンツの価値を評価するために、前記紹介履歴を利用した所定の評価要素に基づいて、評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値をランキングし、評価値ランキングを生成するランキング生成手段と、
    前記評価値ランキングを自端末のユーザに提示する提示手段と、
    を含み、
    前記送受信手段は、前記紹介権の送信元である他の通信装置にコンテンツを紹介し、
    前記所定の評価要素は、前記紹介権受信手段が受信した紹介権数である、
    ことを特徴とする、集積回路。
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