JP4730973B2 - 通気性断熱屋根複合パネル、及び該パネルを用いた木造外張り断熱屋根構造 - Google Patents

通気性断熱屋根複合パネル、及び該パネルを用いた木造外張り断熱屋根構造 Download PDF

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Description

本発明は、木造建物の屋根を外張り断熱構造に構築するための通気性屋根パネルと、該屋根パネルで構築した断熱構造に関するものであり、木造家屋建築の技術分野に属するものである。
木造建物にあっても、省エネルギー住宅とするため、屋根を通気性外断熱被覆する工法は、例えば従来例1,2,3で挙げる如く、既に提案されている。
図6(A)は、従来例1であって、特許文献1として挙げたものであり、屋根垂木間に、断熱材と、断熱材への熱付加を輻射熱反射作用で軽減するための遮熱材とを重ねて配置するものである。
即ち、従来例1は、図6(A)に示す如く、屋根垂木の側面下端にパネル受材を取付け、屋根垂木間のパネル受材によって支承した断熱材上面に、上面シート、中間シート、下面シートを、空気層空間を保って一体化した、輻射熱反射作用を奏する遮熱材を載置し、遮熱材の上面シートの突出側縁を折曲して垂木側面に沿わせて、上面シートと垂木上面との間にも空気層を形成し、垂木上面に防風シート及び屋根下張材を固着したものである。
そして、屋根面からの加熱は、遮熱材が輻射熱を反射して空気層を流れる空気で放出し、断熱材への加熱付加は、遮熱材による輻射熱除去によって抑制するため、断熱材は従来の屋根断熱材より薄く出来、断熱材の蓄熱も軽減出来るようにしたものである。
また、図6(B)に示す従来例2は、特許文献2に開示された通気屋根パネルであって、該パネルは、図6(B)に示す如く、縦材としての垂木と、横材としての通風口を配置した継ぎ材とで格子枠を形成し、該格子枠内には断熱材を充填し、断熱材上面には、多数の突起を間隔を開けて突出したエンボス加工の断熱シートを載置し、格子枠の上面に野地板を固定した屋根パネルであり、野地板下面に当接した突起群の隙間、及び継ぎ材の通風口を介して、空気をパネル内に貫流させるものである。
また、図6(C)に示す従来例3は、特許文献3に開示された、屋根瓦を支持するための野地パネルであって、下側面材上に断熱材を配置し、断熱材の上面に通気空間を保持して上側面材を配置し、下側面材と上側面材とを、両側縁及び中央の垂木で一体化したものである。
特開2003−171996号公報 特開平8−291600号公報 特開平5−230953号公報
図6(A)に示す従来例1の通気屋根構造は、断熱材の上面を輻射熱反射機能を備えた遮熱材で覆うため、断熱材への加熱負荷、及び蓄熱が軽減出来、断熱材も、従来の屋根断熱材より薄く出来る利点を備えているが、垂木へのパネル受材の設置作業、垂木間への断熱材の支持作業、断熱材上面への遮熱材の配置作業、遮熱材上面に空気層を保っての防風シート及び屋根下地材の固定作業、と使用部材及び施工工数が多い。
しかも、遮熱材は、下面シート、中間シート、上面シートから成る、変位し易いハニカム構造であるため、所期の輻射熱反射作用を奏する様に、垂木間に配置することは、注意を要する作業であり、通気性屋根の構築は、人手を要する煩雑な作業である。
また、図6(B)に示す従来例2の通気屋根構築手法は、垂木を組み込んだ通気屋根パネルを採用するため、施工現場での屋根構築は、工数が少なくて合理化出来るが、通気屋根パネルの製作自体が、垂木と予め通風口を切欠した継ぎ材とでの格子枠の製作、断熱材の格子枠内への充填、エンボス加工で突起群を形成した断熱シートの断熱材上面への配置、野地板の垂木への打付けによる被覆固定、とパネル自体の製作工数が多く、通気屋根パネル自体の製作が煩雑である。
しかも、継ぎ材は通気口以外の部位が空気流の障害となること、及び断熱シートの突起群は空気の平滑な流れの障害となることにより、通気屋根パネルのパネル内での空気のスムーズな貫流は期待出来ない。
また、必要厚さの断熱材の上面に断熱シートを載置して通気構造を形成するため、パネル厚が大となり、屋根厚が大となって、建物の高さ制限の下では、階高が小となり、居住空間を圧迫する問題がある。
また、図6(C)に示す従来例3の野地パネルは、従来例2同様に、垂木一体化物であるため、施工現場での屋根構築は合理化出来るが、下側面材が天井板であるため、室内から小屋組みの露見する建物に限定される。
また、必要厚さの断熱材の上面に通気空間を形成するため、従来例2同様に、パネル厚が大となる。
本発明は、これら従来例1〜3の通気断熱屋根の、施工上、パネル製作上の問題点を、一挙に解決又は改善するものであって、製作が容易で、小屋組み屋根への適用性に優れ、且つ、均質生産品として準備出来る、新規な断熱通気性の屋根複合パネルを採用することにより、木造建物の通気断熱屋根を合理的に構築出来る技術を提供するものである。
本発明の屋根複合パネルは、例えば図1に示す如く、断熱層2Bと屋根下地材2Aとを遮熱反射層を介して層着一体化した屋根複合パネル1であって、断熱層2Bは、層着面2Sに、通気用の条溝Gと、肉厚部2Tとを、交互に、平行に備えると共に、幅中央部及び両側縁部に、断熱層2Bと同厚の縦桟2W,2W´を一体化し、断熱層2Bの層着面2Sには、縦桟2W,2W´面から条溝G面、及び肉厚部2T面に亘って、パネル全幅AWに遮熱反射層2Cを被覆配置し、遮熱反射層2Cの上面から、パネル全幅に亘る屋根下地材2Aを面当接一体化したものである。
この場合、断熱層2Bとしては、屋根下地材2Aに遮熱反射層2Cと一体化層着出来る保形性を備えた板状断熱板であり、且つ次世代省エネ基準に於ける断熱基準(1地区の北海道での木造気密住宅での熱抵抗値は4.3mk/w)を満たせば良く、ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム等の、JISA9511の発泡プラスチック系断熱材であり、典型的には、厚さT5が135mmの押出法ポリスチレンフォーム(熱伝導率:0.024kcal/mh℃以下)である。
また、通気用の条溝G群は、空気流aの最低限の上昇貫流を保証し、且つ断熱欠損を最小限に抑える深さにカッターで切欠配置すれば良く、典型的には、条溝Gは、深さGdが15mm、幅a1が45.5mmで、肉厚部2Tの幅a1と等幅である。
この場合、断熱層2Bの全面積に対して、条溝G群の配置面積が1/2となるため、断熱層2Bの層厚に対する断熱欠損は、条溝Gの深さGdの1/2寸法となる。
そのため、所定基準厚の断熱層2Bに対する所定通気機能を奏する深さの条溝Gの配置面積は、断熱欠損抑制の面と、通気冷却作用面とを配慮して決定すれば良い。
また、縦桟2W,2W´は、垂木としての機能を保持し、且つ断熱層2Bと同厚で一体化する木材であれば良い。
また、屋根下地材2Aは、屋根Rの野地板としての最低限の強度、耐衝撃性、加工性を備えた薄剛板であれば良く、典型的には、軽量(10kg/m)、高強度(240kgf/cm)で12mm厚の構造用合板(JASS規格品)である。
また、遮熱反射層2Cは、表面が輻射熱反射機能を奏し、断熱層2Bの層着面2Sの肉厚部2T上面から条溝G内周面に亘って屈曲張設出来る遮熱反射シートであれば良い。
従って、本発明の屋根複合パネル1は、縦桟2W,2W´が垂木機能を奏しているため、小屋組みへの屋根施工が、母屋22B等への、上面からの縦桟2W,2W´への釘等を介した単純な固定作業で容易となり、屋根パネル1の断熱層2Bが屋内を外断熱保護し、しかも断熱層2B表面の各通気用条溝G群では、屋根面からの加熱を遮熱反射シート2Cが輻射熱放出するため、断熱層2Bへの加熱付加、及び蓄….熱が軽減出来、必要厚さの断熱層2Bに条溝G群を切欠配置しても、条溝Gの切欠による断熱層の断熱欠損を補償する。
即ち、本発明の屋根複合パネル1は、所定基準必要厚さを有する断熱層2Bに、通気層としての必要深さの条溝Gを切欠して断熱層の断熱欠損を最小限に抑制し、条溝Gの切欠で生じた断熱欠損を遮熱反射層2Cが補償するため、従来の断熱層上に通気層を配置するタイプより、パネル厚が薄く出来て、屋根面からの過加熱も、好適に外部へ排除出来る、且つ、垂木を一体的に備えた施工性にも優れる屋根パネルとなる。
また、本発明の屋根パネル1は、図1に示す如く、条溝Gの幅と、肉厚部2Tの幅と、断熱層2B中央部の縦桟2Wの幅とが等幅であり、断熱層側縁の縦桟2W´の幅が、中央部の縦桟2Wの幅の1/2であるのが好ましい。
この場合、縦桟2W,2W´は、断熱層2Bと一体となっているため、屋根複合パネル1の母屋22Bへの固定は、パネル1の屋根下地材2Aから縦桟2W,2W´部での、母屋22B、棟木22A、軒桁21Eへの長ねじ(図示せず)の打込みで強固に固定出来、各パネル1の並列当接配置により、パネル側縁の縦桟2W´もパネル中央の縦桟2Wと同幅形態となって、屋根面は均斉強度となる。
従って、通気用の条溝Gは、非条溝部、即ち肉厚部2T、と等幅で屋根面の全面に亘っての均等配置となるため、条溝Gの配置による断熱層2Bの断熱欠損が、条溝深さ(標準:15mm)の1/2欠損(標準:7.5mm)に抑制出来、遮熱反射層2Cでの断熱欠損の補償が容易となり、通気による屋根面の冷却機能、及び断熱層2Bへの加熱・蓄熱の軽減機能も均等配分となり、屋根面の過加熱からの保護、及び家屋内の外断熱保護が、パネル1の張設屋根面の全面に亘って平準化状態で達成出来る。
また、本発明屋根複合パネル1にあっては、遮熱反射層2Cは、図3(D),(E)に示す如く、プラスチック樹脂シート20a上に突起20b群を付設した芯材20の2枚を、突起20b群面を対向して層着し、表側のシート20a面にアルミ箔20cを層着した遮熱反射シート2Cであるのが好ましい。
この場合、遮熱反射シート2Cは、内部が各突起20b群の当接形態となって、空気層を突起20b群内、突起20b間に介在する形態となるものであり、表裏両面にアルミ箔層を備えた酒井化学工業(株)製のラミパックSD−W(商品名)の採用も可能であり、ラミパックSD−W(商品名)は、軽量(335g/m)、高遮熱性、高強度(引張強度3.9N/mm)で、熱輻射の侵入を阻止し、輻射熱のカット率が高く、耐久性に優れ、カッターや鋏で容易に切断出来る。
従って、遮熱反射層2Cは、内部に空気層を介在するため、表面のアルミ箔が輻射熱反射作用を発揮し、条溝G内の輻射熱を外部に放出すると共に、遮熱反射層2C自体も介在空気層によって断熱機能を発揮するため、必要厚さの断熱層2Bに、十分な通気機能を奏する深さGd(標準:15mm)の条溝G群を切欠し、条溝G群の切欠による断熱欠損を生じても、条溝G群による断熱欠損の補償が、夏季も冬季も好適に達成出来る。
また、遮熱反射シート2Cは、厚さT2が8mmで、断熱層2Bの5〜7mm厚に相当する断熱効果を有するものが好ましい。
板厚T2が8mmの該遮熱反射層2Cは、熱伝導率が0.032kcal/mh℃(0.038w/mk)なので、熱抵抗が0.25kcal/mh℃(0.21w/mk)であり、押出ポリスチレンフォーム(熱伝導率:0.024kcal/mh℃)では6mm厚の断熱効果を有しているため、パネル1の縦桟2W,2W´上面及び肉厚部2T上面では屋根面からの伝導熱を遮断し、条溝G(標準深さ:15mm)内では輻射熱反射と伝導熱遮断を果たす。
従って、条溝G群の配置面積(標準:全面積の1/2)を適切に選定することにより、断熱層2Bの断熱欠損の完全補償が出来、必要通気層を備えた、夏季の外部からの断熱にも、冬季の屋内からの断熱にも好適な屋根パネルが得られる。
従って、遮熱反射層2Cは、条溝G内では輻射熱反射作用及び伝導熱遮断作用を奏し、縦桟2W,2W´上面及び肉厚部2T上面では、断熱層2Bの5〜7mm厚に相当する伝導熱遮断作用を奏し、断熱層2Bの条溝G群を切欠したための断熱欠損を補償し、屋根複合パネル1は、パネル厚T3(標準:155mm)の増大を抑制して十分な通気機能を具備したものとなる。
また、本発明の屋根複合パネル1にあっては、断熱層2Bは、厚さT3が135mmの押出法ポリスチレンフォーム板であり、条溝Gの深さGdが15mmであり、条溝Gの全面積がパネル面積の1/2であるのが好ましい。
現行の、平成11年告示の次世代省エネルギー基準に於ける断熱基準(北海道地区)では、木造の気密住宅の熱抵抗値は4.3mk/wで、押出法ポリスチレンフォーム板では、必要厚さが125mmであるが、本願の断熱層2Bは、押出法ポリスチレンフォーム板の135mmであり、図1(A)に示す如く、等配分の条溝Gの全面積が、パネル面積の1/2であり、条溝Gの深さGdが15mmであるため、断熱層2Bの断熱欠損は条溝Gの深さ15mm(Gd)の1/2(7.5mm)となる。
従って、深さ15mmの条溝Gを等配分した断熱層2Bの断熱欠損は7.5mm厚であり、135mm厚の断熱層2Bから断熱欠損を加味した断熱厚さは、127.5mm(135mm−7.5mm)であるため、施工基準厚(125mm)を満足するものとなる。
そのため、本発明の屋根複合パネル1は、遮熱反射層2Cとして、断熱機能の全く存在しない、輻射熱反射機能のみを備えた慣用のアルミ箔層着フィルムを採用しても、断熱基準を満たし、且つ、通気条溝G群内での遮熱反射層2Cの輻射熱排除を好適に発揮し、冬季にも夏季にも、必要断熱機能を発揮し、冷暖房の省エネルギー化を可能とする。
また、本願の木造外張り断熱屋根構造の発明は、本願の請求項1に記載の屋根複合パネル1を張設した木造外張り断熱屋根構造であって、図5に示す如く、屋根複合パネル1を、軒部8から棟部7へ条溝G群による通気可能に、小屋組みの屋根面に配置し、図4に示す如く、各パネル1の縦桟2W,2W´を軒桁21E、母屋22B、棟木22Aに固定したものである。
この場合、各パネル1の固定は、各パネル1の、上下接続は、断熱層2Bの衝合当接形態で、左右接続は、側縁の縦桟2W´の当接形態で、慣用の長ねじ、例えば、径5.5mm、長さ180mmの、サンコーテクノ(株)のコーススレッド(商品名)を、屋根下地材2Aの上面か、野地垂木兼用の縦桟2W,2W´を貫通して軒桁21E、母屋22B、棟木22Aに打込めば良い。
従って、屋根複合パネル1は、工場生産の均質品として準備出来、且つ野地垂木を兼用する縦桟2W,2W´を備えているため、木造外張り断熱屋根構造は、単に屋根複合パネル1の小屋組み屋根への簡単な打設固定作業で施工出来て、均質で、信頼性の高い通気性外断熱屋根構造が得られる。
そして、屋根複合パネル1を張設した屋根面に対しては、各パネル1の当接線上に、慣用の気密テープ14Aを張って、屋根複合パネル1の上面に、慣用の防水シート9、屋根仕上材10、を張設すれば良い。
そして、仕上がった屋根構造は、パネル左右接続部位では、半幅の縦桟2W´が2本合体するため、屋根強度が均斉となり、断熱層2Bも縦桟2W,2W´と下面が面一であるため、断熱層2Bの縦桟2W,2W´からの脱落は、棟木22A、母屋22B、軒桁21Eで阻止される。
そして、屋根面は、図5に示す如く、軒部8から棟部7へと、空気流aが屋根面全面に均斉に貫流し、条溝G内では、屋根面からの日射熱を遮熱反射層2Cが輻射熱として、空気流aによって棟部7から放出し、屋根面の過加熱による損傷を抑制し、断熱層2Bの蓄熱も軽減する外断熱屋根となる。
また、本発明の屋根構造にあっては、図3に示す如く、棟部用パネル1Aは、屋根下地材2Aを下端部で相欠け段差d1突出させて準備し、中間部用パネル1Bは、屋根下地材2Aを、上端部で相欠け段差d1入り込ませ、下端部で相欠け段差d1突出させて準備し、軒部用パネル1Cは、屋根下地材2Aを、上端部で相欠け段差d1入り込ませ、下端部で大段差d2突出させて準備し、図5に示す如く、棟部用パネル1A、中間部用パネル1B及び軒部用パネル1Cを、上下に相欠け接合すると共に、軒部用パネル1Cの屋根下地材2Aの下端を鼻隠し23A上に固定して、鼻隠し23Aとパネル断熱層端面Dsとの間に空気流入間隔adを配置するのが好ましい。
この場合、鼻隠し23Aの上面には、図5に示す如く、屋根下地材2Aの端部を載置する切欠C23を配置しておけば、屋根下地材2Aと鼻隠し23A上面と面一に固定出来、パネル1の上面への防水シート9、屋根仕上材10の張設作業が容易となる。
従って、各屋根パネル1の上下の衝合接続は、屋根下地材2Aの水平当接界面hf´と断熱層2Bの水平当接界面hfとが相欠け段差d1ずれるため、断熱層2Bの水平当接界面hfは屋根下地材2Aで保護され、各パネル1の水平相欠け接続部では、慣用の気密テープ14Aでの処理が不要となり、各パネル1相互の左右接続部のみに気密テープ14Aを張れば良くなり、パネル張設の作業性が向上する。
そして、軒部用パネル1Cは、屋根下地材2Aの下端を大段差d2(標準:30mm)突出したため、図5に示す如く、大段差d2突出寸法の先端からの1/2寸法(標準:15mm)を鼻隠し23A上に載置して釘打ちするだけで、断熱層下端面Dsと鼻隠し23Aの内側面との間に、大段差d2の1/2寸法(標準:15mm)の間隔adが形成出来、パネル条溝G群内への空気流入間隔adも、単なるパネル1の打設固定作業で簡単、且つ適正に形成出来、屋根構築の作業性が向上する。
本発明の屋根複合パネル1は、小屋組みの棟木22A、母屋22B、軒桁21E上に載置して各パネル1を当接配置し、縦桟2W,2W´部位を、長ねじで小屋組みに固定するだけで木造建物の屋根を通気性外断熱に施工出来る。
そして、屋根パネル1は、断熱層2Bが屋内を外断熱保護し、断熱層表面の通気用条溝G群は、遮熱反射層2Cによって輻射熱量を断熱層2Bに付加することなく屋外へ排出するため、断熱層2Bは、加熱及び蓄熱が抑制出来て、優れた外断熱機能を発揮する。
しかも、断熱層2Bの条溝G群を遮熱反射層2Cが遮熱保護するため、断熱層2Bは、条溝G群を配置したための断熱欠損が、遮熱反射層2Cで好適に補償出来、断熱層2Bの層厚T5(標準:135mm)を必要基準厚の下に、条溝G群の切欠配置が可能となり、屋根複合パネル1は、従来の屋根パネルの如く、通気層配置によるパネル厚の増大を招くことなく、パネル厚が小さく出来る。
そのため、本発明の屋根複合パネル1は、屋根厚の増大を招くことなく、通気性外断熱屋根を簡単に、且つ均質に構築出来る。
また、屋根複合パネル1は、工場生産の均質品として準備出来、野地垂木を兼用する縦桟2W,2W´を備えているため、木造建物の外張り断熱屋根構造は、各パネル1を、上下方向では断熱層相互を衝合当接し、左右方向では側縁部の縦桟2W´の衝合当接で小屋組み屋根に固定するだけで、均質で、信頼性の高い外断熱屋根構造となる。
そして、仕上がった屋根構造は、軒部8から棟部7へと、空気流aが屋根面全面に均斉に貫流し、遮熱反射層2Cを周面に備えた条溝G群内では、屋根面からの侵入日射熱を輻射熱として棟部7から放出し、屋根面の過加熱による損傷を抑制し、断熱層2Bの蓄熱も抑制し、屋根下面を外断熱保護する。
〔屋根複合パネルの構造(図1、図2)〕
屋根複合パネル1は、野地垂木を含む断熱層2B上に、遮熱反射層2Cを介して屋根下地材2Aを面当接一体化したパネルであって、図1(A)はパネル1の幅方向横断面図であり、図1(B)は図1(A)の一部切欠部分拡大図である。
また、図2は、屋根複合パネル1の全体斜視図であって、図2(A)は棟部用パネル1Aを、図2(B)は中間部用パネル1Bを、図2(C)は軒部用パネルを示すものである。
即ち、屋根複合パネル1の断面構造は、図1(A),(B)に示す如く、野地垂木の機能を有する、幅a1が45.5mmの縦桟2Wが、断熱層2Bの幅中央に、幅a2が半幅の22.75mmの縦桟2W´が、断熱層2Bの両側面に、断熱層2Bに対して、下面と上面を面一形態で一体化しており、断熱層2Bの肉厚部2T、条溝G、及び縦桟2W,2W´の全上面を被覆する形態に、遮熱反射層2Cを貼着し、遮熱反射層2Cの上面から厚さT4(12mm)の屋根下地材を接着剤2Dで張設し、釘nで屋根下地材2Aを縦桟2W,2W´に打設一体化したものであり、遮熱反射層2Cは、厚さT2(8mm)であるため、縦桟2W,2W´の上部側面には、遮熱反射層2Cを受け入れる切欠Cwを設けて、断熱層2Bの肉厚部2Tの幅a1、縦桟2Wの幅a1、及び条溝Gの幅a1を等幅とし、パネル幅AWが910mm、パネル厚T3が155mmのパネルである。
そして、図2に示す如く、棟部用パネル1A、中間部用パネル1B、軒部用パネル1Cは、共に、断面形状は同一、且つ同幅AW(910mm)であって、棟部用パネル1Aは、断熱層長さBLが1820mmで、屋根下地材2Aは、断熱層2Bに対し、上端(図面の右上端)が面一、下端が20mm(d1)突出したものであり、中間部パネル1Bは、屋根の棟から軒先までの寸法に応じて断熱層2Bの長さBLを決定するものであるが、標準タイプは、断熱層長さBLが1820mmで、屋根下地材2Aは、断熱層2Bに対し、上端で20mm(d1)入り込み、下端で20mm(d1)突出したものであり、軒部用パネル1Cは、断熱層長さBLが1820mmで、屋根下地材2Aが、断熱層2Bに対し、上端では、20mm(d1)入り込み、下端では30mm(d2)突出したものである。
〔屋根複合パネルの製作(図3)〕
図3はパネル1の構成部材説明図であって、(A)は屋根下地材2Aの斜視図、(B)は遮熱反射層2Cの斜視図、(C)は断熱層2Bの斜視図、(D)は遮熱反射層2Cの芯材平面図、(E)は遮熱反射層2Cの断面図である。
遮熱反射層2Cは、図3(D),(E)に示す如く、プラスチックシート20aに径10mmの突起20b群を付設した芯材20の2枚を、突起20b群面を対向して層着一体化し、表裏面にアルミ箔を層着した厚さ8mmの遮熱反射シート2Cを採用する。
該シート2Cは、ラミパックSD−W(商品名)として酒井化学工業(株)から入手可能である。
断熱層2Bとしては、厚さT5が135mmの押出法ポリスチレンフォーム板(JISA9511)の断熱板2Bを、幅409.5mm(BW)、長さ1820mm(BL)で用意し、断熱板の上面には、幅61mm、深さGdが15mmの条溝G群を幅29mmの肉厚部間に切削配置する。
また、幅45.5mm、厚さ135mmの木材の縦桟2Wと、幅22.75mm、厚さ135mmの木材の縦桟2W´を、図1(B)に示す如く、上半側面に、遮熱反射層2C嵌入用の幅8mmの切欠Cwを加工して用意し、広幅の縦桟2Wを挟んで、図1(A)に示す如く、両側に断熱板2Bを接着固定し、断熱層2Bの両側に半幅の縦桟2W´を接着固定して、縦桟2W,2W´を断熱板と一体化し、上面に条溝G用切削を備えた、図3(C)に示す、幅AWが910mm、長さBLが1820mmの断熱層2Bを形成する。
また、遮熱反射層2Cには、図3(B)の如く、断熱層2B上面の凹凸に整合するように屈曲賦形した幅AWが910mm、長さBLが1820mmの遮熱反射層2Cを用意する。
次いで、図1(B)に示す如く、断熱層2Bの、縦桟2W,2W´の上面、条溝G用の、切削側面及び底面に接着剤2Dを塗布し、屈曲賦形した遮熱反射層2Cを断熱層2Bの上面に面当接嵌合接着し、長さBLが1820mm、幅AWが910mmの、遮熱反射層2Cを層着した断熱層2Bを得る。
そして、屋根下地材2Aとしては、軽量(10kg/m)、高強度(240kgf/cm)で、12mm厚の構造用合板(JASS規格品)を、断熱層2Bと同幅(910mm)で用意する。
次いで、図2に示す如く、棟部用パネル1Aは、屋根下地材2Aを、断熱層2Bに対し、上端を面一に、下端をd1(20mm)突出形態として、断熱層2B上の遮熱反射層2C上面に、図1(B)に示す如く、接着剤2Dを塗布し、屋根下地材2Aを接着固定し、必要に応じて、断熱層2Bの縦桟2W,2W´部位で屋根下地材2Aを縦桟2W,2W´に釘nで固定して、棟部用の屋根複合パネル1Aを得る。
同様に、中間部用パネル1Bは、屋根下地材2Aを、断熱層2Bに対し、上端ではd1(20mm)入り込み、下端ではd1(20mm)突出形態で、遮熱反射層2Cを備えた断熱層2Bと一体化固定し、中間部用の屋根複合パネル1Bを得る。
また、同様に、軒部用パネル1Cは、屋根下地材2Aを、断熱層2Bに対し、上端ではd1(20mm)入り込み、下端ではd2(30mm)突出形態で、遮熱反射層2Cを備えた断熱層2Bと一体化固定し、軒部用の屋根複合パネル1Cを得る。
〔屋根複合パネルの張設(図4、図5)〕
図4(A)は、小屋組み屋根に屋根複合パネル1を張設した屋根構造の、一部切欠斜視図であり、図4(B)は、屋根構造の一部切欠部分拡大斜視図であり、図5は屋根構造の断面説明図である。
小屋組み屋根は、図4(A)に示す如く、慣用の手法によって構築し、柱21A、梁22D、小屋束22C、棟木22A、母屋22B、軒桁21Eを備えている。
そして、小屋組み屋根には、棟木22A、母屋22B、軒桁21E上に、屋根複合パネル1A,1B,1C群を、上下方向では、断熱層2Bの衝合当接で、左右方向では、パネル側縁の半幅の縦桟2W´の衝合当接で配置し、各パネル1A,1B,1Cは、縦桟2W,2W´部位で、屋根下地材2A上面から、パネル下面の棟木22A、母屋22B、軒桁21Eへ、径5.3mm、長さ180mmの長ねじ(サンコーテクノ(株)のコーススレッド(商品名))を打込んで固定する。
該長ねじは、JISA5508の木工事用鉄丸釘(許容剪断耐力:70kgf/本)の5倍の強度を有するので、長ねじの打込み間隔が広く出来、軒桁21E、母屋22B、棟木22Aを割裂することも抑制出来、作業性も良い。
従って、張設した各パネル1A,1B,1C群は、各パネルの上下当接部は相欠け接合となって、図5に示す如く、断熱層2B相互の水平(横方向)当接界面hfは、屋根下地材2A相互の水平当接界面hf´とずれて、屋根下地材2Aで保護されるため、パネル1の上下当接部には気密テープ処理が不要となる。
また、各パネルの左右当接部は、側面が面一の各パネルの縦桟2W´の衝合当接であるため、幅a2(22.75mm)の縦桟2W´の当接でパネル中央の幅a1(45.5mm)と同幅となって、屋根面は等幅(45.5mm)の垂木(縦桟)群の配置となり、屋根強度の均斉を保証する。
そして、パネル1の左右当接部、即ち縦方向当接界面vfには、図4(A)に示す如く、慣用の気密テープ14Aを貼着して気密処理する。
また、軒部用パネル1Cの下端は、鼻隠し23Aの上面の切欠C23に、屋根下地材2Aの下端突出d2(標準:30mm)の、先端の半寸15mmを載置して釘打ちし、鼻隠し23Aとパネル断熱層下端面Dsとの間に、下端突出d2の半寸(15mm)の通気用の間隔adを形成する。
屋根仕上げは、慣用の手法で、屋根パネル面上に、防水シート9、屋根仕上材10を配置し、棟部7では、棟下地材20C、棟換気材20B、棟材20Aで慣用の換気構造を形成し、鼻隠し23Aの間隔ad(15mm)から流入する上昇空気流aを、パネル条溝G(深さGd:15mm、幅a1:45.5mm)を経て棟部7から排出する構造とする。
従って、本実施例で構築した屋根構造は、パネルの縦桟2W,2W´が垂木を兼用するため、小屋組み屋根へのパネル群の張設が、縦桟2W,2W´での長ねじによる固定となり作業性良く実施出来、通気用条溝G内に遮熱反射層2Cを配置したため、屋根厚を大とすることなく、断熱機能の優れた通気構造屋根となった。
〔その他〕
遮熱反射層2Cとして、実施例では、ラミパックSD−W(商品名)を採用したが、遮熱反射層2Cは、条溝G内に入り込む熱線を反射すれば良いものであるため、ラミパックSD−W(商品名)用の芯材20の2枚を積層一体化して、表面のみにアルミ箔を貼着したものも、遮熱性及び断熱性で同効機能を奏するシートとして採用出来る。
また、慣用の、プラスチックフィルムにアルミ箔を層着した、アルミフィルムも条溝G内の熱線を反射して輻射熱として排出するのに有効である。
この場合は、アルミフィルムが可撓性の薄いシートであるため、実施例の如く、断熱層の、条溝用切削幅と、残在肉厚部用幅との配置を異寸法とする必要なく、条溝G用切削幅、肉厚部用幅を同幅で加工出来、且つ、縦桟2W,2W´にも、遮熱反射層用の切欠Cwを配置する必要がない。
本発明の屋根複合パネルの説明図であって、(A)は横断面図、(B)は(A)の部分拡大図である。 屋根複合パネルの斜視図であって、(A)は棟部用パネルを、(B)は中間部用パネルを、(C)は軒部用パネルを示す図である。 屋根複合パネルの構成部材説明図であって、(A)は屋根下地の斜視図、(B)は遮熱反射層の斜視図、(C)は断熱層の斜視図、(D)は遮熱反射層構成芯材の平面図、(E)は遮熱反射層の断面図である。 屋根複合パネルの使用状態説明図であって、(A)は一部切欠斜視図、(B)は一部切欠部分拡大斜視図である。 本発明の屋根構造の一部切欠断面図である。 従来例図であって、(A)は従来例1の1部切欠要部斜視図、(B)は従来例2の一部切欠斜視図、(C)は従来例3の斜視図である。
符号の説明
1 屋根複合パネル(屋根パネル、パネル)
1A 棟部用パネル(屋根パネル、パネル)
1B 中間部用パネル(屋根パネル、パネル)
1C 軒部用パネル(屋根パネル、パネル)
2A 屋根下地材
2B 断熱層(断熱板)
2C 遮熱反射層(遮熱反射シート)
2D 接着剤
2S 層着面
2T 肉厚部
2W,2W´ 縦桟
7 棟部
8 軒部
9 防水シート
10 屋根仕上材
14A 気密テープ
20 芯材
20a プラスチック樹脂シート(シート)
20b 突起
20c アルミ箔
20A 棟材
20B 棟換気材
20C 棟下地材
21A 柱
21E 軒桁
22A 棟木
22B 母屋
22C 小屋束
22D 梁
22E 転び止め
23A 鼻隠し
a 空気流(空気)
ad 間隔
Cw,C23 切欠
DS 断熱層下端面
G 条溝(通気用条溝)
Gd 条溝深さ
hf,hf´ 水平当接界面(横方向当接界面)
n 釘
R 屋根
vf 縦方向当接界面
wf 木造躯体

Claims (7)

  1. 断熱層(2B)と屋根下地材(2A)とを遮熱反射層を介して層着一体化した屋根複合パネル(1)であって、断熱層(2B)は、層着面(2S)に、通気用条溝(G)と、肉厚部(2T)とを、交互に、平行に備えると共に、幅中央部及び両側縁部に、断熱層(2B)と同厚の縦桟(2W,2W´)を一体化し、断熱層(2B)の層着面(2S)には、縦桟(2W,2W´)面から条溝(G)面、及び肉厚部(2T)面に亘って、パネル全幅(AW)に遮熱反射層(2C)を被覆配置し、遮熱反射層(2C)の上面から、パネル全幅に亘る屋根下地材(2A)を面当接一体化した通気性屋根複合パネル。
  2. 条溝(G)の幅と、肉厚部(2T)の幅と、断熱層(2B)中央部の縦桟(2W)の幅とが等幅であり、断熱層側縁の縦桟(2W´)の幅が、中央部の縦桟(2W)の幅の1/2である、請求項1に記載の屋根複合パネル。
  3. 遮熱反射層(2C)がプラスチック樹脂シート(20a)上に突起(20b)群を付設した芯材(20)の2枚を、突起(20b)群面を対向して層着し、表側のシート(20a)面にアルミ箔(20c)を層着した遮熱反射シート(2C)である、請求項1又は2に記載の屋根複合パネル。
  4. 遮熱反射シート(2C)は、厚さ(T2)が8mmで、断熱層(2B)の5〜7mm厚に相当する断熱効果を有する、請求項3に記載の屋根複合パネル。
  5. 断熱層(2B)は、厚さ(T3)が135mmの押出法ポリスチレンフォーム板であり、条溝(G)の深さ(Gd)が15mmであり、条溝(G)の全面積がパネル面積の1/2である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の屋根複合パネル。
  6. 請求項1に記載の屋根複合パネル(1)を張設した木造外張り断熱屋根構造であって、屋根複合パネル(1)を、軒部(8)から棟部(7)へ条溝(G)群による通気可能に、小屋組みの屋根面に配置し、各パネル(1)の縦桟(2W,2W´)を軒桁(21E)、母屋(22B)、棟木(22A)に固定した木造外張り断熱屋根構造。
  7. 棟部用パネル(1A)は、屋根下地材(2A)を下端部で相欠け段差(d1)突出させて準備し、中間部用パネル(1B)は、屋根下地材(2A)を、上端部で相欠け段差(d1)入り込ませ、下端部で相欠け段差(d1)突出させて準備し、軒部用パネル(1C)は、屋根下地材(2A)を、上端部で相欠け段差(d1)入り込ませ、下端部で大段差(d2)突出させて準備し、棟部用パネル(1A)、中間部用パネル(1B)及び軒部用パネル(1C)を、上下に相欠け接合すると共に、軒部用パネル(1C)の屋根下地材(2A)の下端を鼻隠し(23A)上に固定して、鼻隠し(23A)とパネル断熱層端面(Ds)との間に空気流入間隔(ad)を配置した、請求項6に記載の木造外張り断熱屋根構造。
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