JP4730554B2 - 携帯端末用アンテナ装置およびそれを搭載したストレート式携帯端末 - Google Patents

携帯端末用アンテナ装置およびそれを搭載したストレート式携帯端末 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話機等の携帯端末に関し、特に、携帯端末に内蔵されるアンテナ装置に関する。
近年、携帯電話機などの携帯端末を用いて、音楽を聴くばかりでなく、テレビジョン放送波を受信してテレビジョン放送を視聴可能なものが開発されつつある。地上波デジタル放送において、放送局に与えられる帯域は13のセグメントに分けられる。そのうちの12セグメントは通常の放送サービスに使われる。残る1セグメントを使って、携帯電話機などによる移動受信サービスが行われる。そのため、そのような移動受信サービスはワンセグ・モバイル(1セグメント放送)という呼ばれ方がされている。そして、NHKと民放各社は、携帯電話機向けワンセグ放送を2006年4月1日から開始している。
周知のように、地上波などのテレビジョン放送は、VHF(Very High Frequency)帯、及びUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を利用する。UHF帯の電波を利用したテレビジョン放送では、470MHz〜770MHzの周波数範囲の電波を利用している。以下、この使用周波数帯域をUHF−TV帯域と呼ぶ。このUHF−TV帯域の電波を受信するためのアンテナをUHF−TVアンテナと呼ぶ。
通常、UHF−TVアンテナとしては、携帯端末の外部に取り付けられた棒状アンテナが使用される。このような棒状アンテナは、この技術分野において、ホイップアンテナと呼ばれる。しかしながら、ホイップアンテナでは、携帯端末の携帯性を損なったり、携帯端末のデザインに影響を与えてしまう。そこで、アンテナ装置を携帯端末に内蔵することが望まれている。
携帯端末用内蔵アンテナ装置の使用周波数帯域は、端末の大きさ(サイズ)に依存する。すなわち、端末のサイズが大きいほうが、より低い周波数に対応可能である。一方、携帯端末には、種々のタイプがあって、ストレート式と折畳式とに大別される。
折畳式携帯端末は、テンキーなどの操作部を有する下側ユニットと、表示部を有する上側ユニットと、下側ユニットと上側ユニットとを開閉自在に結合するヒンジ部とを有する(例えば、特許文献1参照)。とにかく、折畳式携帯端末では、操作部と表示部とが別々のユニットに搭載されており、開いた状態では、折畳式携帯端末は比較的大きなサイズとなる。従って、折畳式携帯端末では、上記UHF−TVアンテナを比較的容易に内蔵することが可能である。
一方、ストレート式携帯端末は、操作部と表示部とを1つのユニット本体に搭載したものである。その結果、ストレート式携帯端末は、開状態の折畳式携帯端末と比較して、半分程度の大きさ(サイズ)である。そのため、ストレート式携帯端末では、上記UHF−TVアンテナを搭載することは困難である。
尚、本発明に関連する先行技術文献としては次のものが知られている。例えば、ディスプレイ及び操作部を開閉自在に覆うカバーにアンテナ部を内蔵した移動体通信端末が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に開示された移動体通信端末は、通常の携帯電話としても衛星用の通信端末としても使用することができるデュアルモードの通信端末を構成している。低軌道衛星は準マイクロ波の周波数帯(1.5GHz〜2.6GHz)が使用され、地上の従来のシステムである携帯電話機では500MHzから1.5GHzが使用されるので、特許文献2に開示されたアンテナ部は二つ又は三つの周波数特性を持っている。とにかく、特許文献2に開示された移動体通信端末に内蔵されたアンテナ部は、地上用と、衛星用の通信システムにおいて使用する比較的高い周波数に対応しており、本発明が対象としている、比較的低いUHF−TV帯域の電波を受信するためのものではない。
また、本体にカバーが開閉可能に設けられた携帯用無線機において、本体内部にコイル部を有するアンテナを設け、カバーにパイプアンテナを内設した携帯用無線機も知られている。(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3に開示された携帯用無線機に設けられたアンテナも、通常の携帯電話として使用される比較的高い周波数に対応しており、本発明が対象としている、比較的低いUHF−TV帯域の電波を受信するためのものではない。
さらに、操作部を覆うフリップ(カバー)に電波送受信用のアンテナ・エレメントを内蔵した携帯通信機も知られている(例えば、特許文献4参照)。この特許文献4に開示された携帯通信機において、フリップに内蔵されたアンテナ・エレメントは、比較的周波数の高い電波送受信用であって、比較的周波数の低いUHF−TV帯域の電波を受信するためのものではない。
尚、携帯端末ではないが、本体部に対して回動可能に設けられた蓋部(可動部)にアンテナ部材を組み込んだ小型無線機も知られている(例えば、特許文献5参照)。この特許文献4に開示された小型無線機に組み込まれたアンテナ部材は、呼び出し信号を受信するためのものであって、本発明が対象としている、UHF−TV帯域の電波を受信するためのものではない。
特開2003−319043号公報 特開平11−215022号公報 特開平10−135722号公報 特開2002−141725号公報 特開平9−18220号公報
上述したように、特許文献2〜4は、いずれもカバーにアンテナを内蔵したストレート式携帯端末を開示しているとはいうものの、使用周波数帯が本発明が対象としている比較的低いUHF−TV帯域の電波を受信するためのものではなく、比較的高い周波数帯の電波を送受信するためのものでる。そのため、これら特許文献2〜4に開示されたアンテナは、UHF−TV帯域の電波を受信するには不向きである。加えて、特許文献2〜4では、アンテナに対する給電方法ついては何ら開示せず、示唆する記載もない。
一方、特許文献5は、蓋部(可動部)にアンテナ部材を組み込んだ小型無線機を開示しているが、ページャーのような呼び出し信号を受信するためのアンテナ部材を開示しているに過ぎず、本発明が対象としているUHF−TV帯域の電波を受信するためのものではない。そして、特許文献5でも、アンテナ部材に対する給電方法については何ら開示せず、示唆する記載もない。
したがって、本発明の課題は、操作部を覆うカバー部を備えたストレート式携帯端末において、UHF−TV帯域の電波を受信することが可能な、ストレート式携帯端末およびそれに内蔵されたアンテナ装置を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、操作部(21)と表示部(22)とを有するユニット本体(20)と、前記操作部を覆うカバー部(30)とを備えたストレート式携帯端末(10)に内蔵されるアンテナ装置(40)であって、前記カバー部に内蔵されたアンテナ素子(41)と、前記ユニット本体に内蔵され、該アンテナ素子の一端(41a)からアンテナ給電点(42a)まで前記ユニット本体の一方の側壁に沿って延在するアンテナ給電線(42)と、前記ユニット本体の本体基板部(25)の表面(25a)上に設置された複数の整合素子(43,43−1〜43−4)であって、前記本体基板部の裏面(25b)に形成された接地面と電磁結合され、前記アンテナ給電線と選択的に接続される、前記複数の整合素子と、前記複数の整合素子を前記アンテナ給電線に選択的に接続させるための複数のスイッチ(SW1〜SW4)と、を有する携帯端末用内蔵アンテナ装置が得られる。
上記携帯端末用内蔵アンテナ装置(40)において、前記複数の整合素子は、前記アンテナ給電線の前記アンテナ給電点近傍に設けられた第1の整合素子(43−1)と、前記第1の整合素子に接続される第2の整合素子(43−2)と、前記第1及び第2の整合素子より前記アンテナ給電点から離間して配置された第3の整合素子(43−3)と、前記第3の整合素子より前記アンテナ給電点から離間して配置された第4の整合素子(43−4)とから構成されてよい。この場合、前記複数のスイッチは、前記第1の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第1のスイッチ(SW1)と、前記第1の整合素子と前記第2の整合素子との間に配置された第2のスイッチ(SW2)と、前記第3の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第3のスイッチ(SW3)と、前記第4の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第4のスイッチ(SW4)とから構成されてよい。前記本体基板部(25)は水平方向(X)垂直方向(Z)とによって規定される平面と平行に延在しており、前記アンテナ給電線(42)は前記垂直方向(X)に延在していて良い。前記カバー部(30)が前記ユニット本体(20)に対して開いた状態において、前記アンテナ素子(41)は、前記水平方向(X)と前記垂直方向(Z)とによって規定される平面と平行に延在していることが好ましい。前記複数の整合素子(43−1〜43−4)の各々は、前記本体基板部(25)の表面(25a)上で前記水平方向(X)に延在していて良い。前記アンテナ素子の一端は折り曲げ可能な金属接点(41a)から構成されることが好ましい。
本発明の第2の態様によれば、操作部(21)と表示部(22)とを有するユニット本体(20)と、前記操作部を覆うカバー部(30)とを備えたストレート式携帯端末(10)において、前記ストレート式携帯端末は、それに内蔵されるアンテナ装置(40)を含み、該アンテナ装置(40)は、前記カバー部に内蔵されたアンテナ素子(41)と、前記ユニット本体に内蔵され、該アンテナ素子の一端(41a)からアンテナ給電点(42a)まで前記ユニット本体の一方の側壁に沿って延在するアンテナ給電線(42)と、前記ユニット本体の本体基板部(25)の表面(25a)上に設置された複数の整合素子(43、43−1〜43−4)であって、前記本体基板部の裏面(25b)に形成された接地面と電磁結合され、前記アンテナ給電線と選択的に接続される、前記複数の整合素子と、前記複数の整合素子を前記アンテナ給電線に選択的に接続させるための複数のスイッチ(SW1〜SW4)と、を有するストレート式携帯端末(10)が得られる。
上記ストレート式携帯端末において、前記複数の整合素子は、前記アンテナ給電線の前記アンテナ給電点近傍に設けられた第1の整合素子(43−1)と、前記第1の整合素子に接続される第2の整合素子(43−2)と、前記第1及び第2の整合素子より前記アンテナ給電点から離間して配置された第3の整合素子(43−3)と、前記第3の整合素子より前記アンテナ給電点から離間して配置された第4の整合素子(43−4)とから構成されてよい。この場合、前記複数のスイッチは、前記第1の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第1のスイッチ(SW1)と、前記第1の整合素子と前記第2の整合素子との間に配置された第2のスイッチ(SW2)と、前記第3の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第3のスイッチ(SW3)と、前記第4の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第4のスイッチ(SW4)とから構成されてよい。前記本体基板部(25)は水平方向(X)と垂直方向(Z)とによって規定される平面と平行に延在しており、前記アンテナ給電線(42)は前記垂直方向(Z)に延在していて良い。前記カバー部(30)が前記ユニット本体(20)に対して開いた状態において、前記アンテナ素子(41)は、前記水平方向(X)と前記垂直方向(Z)とによって規定される平面と平行に延在していることが好ましい。前記複数の整合素子(43−1〜43−4)の各々は、前記本体基板部の表面(25a)上で前記水平方向(X)に延在していて良い。前記アンテナ素子の一端は折り曲げ可能な金属接点(41a)から構成されることが好ましい。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、アンテナ給電線をユニット本体の一側面に沿って設置しているので、本体基板部の裏面に形成された接地面との結合を抑制して、アンテナ周波数特性に影響するアンテナ有効長を確保することができる。また、アンテナ給電線の先端に広いアンテナ素子を接続しているので、十分な電気的容量性を得ることができ、その結果として、共振周波数の低下を実現できる。この共振周波数低減効果により、UHF−TV帯域においてVSWRが3以下の共振現象の特性を獲得することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1を参照して、本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置を内蔵するストレート式携帯端末10について説明する。図1において、左右方向(幅方向、水平方向)をX軸方向で表し、前後方向(奥行き方向、厚さ方向)をY軸方向で表し、上下方向(高さ方向、垂直方向)をZ軸方向で表している。
図示のストレート式携帯端末10は、操作部21と表示部22とを有するユニット本体20と、操作部21を覆うカバー部30とを備える。
操作部21は、ストレート式携帯端末10の持つ機能を利用するための複数の操作キーより構成される。ユニット本体20の上端部にはスピーカ23が配置され、ユニット本体20の下端部にはマイクロホン24が配置されている。カバー部30は、操作部21の操作キーに対する誤接触を保護するためのものである。
図2を参照して、図1に図示したストレート式携帯端末10に内蔵されるアンテナ装置40について説明する。図2においても、左右方向(幅方向、水平方向)をX軸方向で表し、前後方向(奥行き方向、厚さ方向)をY軸方向で表し、上下方向(高さ方向、垂直方向)をZ軸方向で表している。図2は、図1のユニット本体20に対してカバー部30を開いた状態を示している。
アンテナ装置40は、地上波ディジタル放送を受信するためのものであって、470MHz〜770MHzの比較的低い周波数(UHF−TV帯域)を受信するためのものである。
図示のアンテナ装置40は、カバー部30に内蔵されたアンテナ素子41と、ユニット本体20に内蔵されたアンテナ給電線42と、ユニット本体20に内蔵された複数の整合素子(但し、図2では1つの整合素子のみ図示してある)43とを有する。
アンテナ素子41は、金属製の平板からなり、電波の受信を行う部分である。アンテナ素子41は、カバー部30全体若しくは一部に延在している。ユニット本体20に対してカバー部30を開いた状態では、アンテナ素子41は、左右方向(水平方向)Xと上下方向(垂直方向)Zとで規定される平面と平行に延在している。
アンテナ給電線42は、アンテナ素子41の一端41aからアンテナ給電点42aまでユニット本体20の一方の側壁に沿って上下方向(垂直方向)Zに延在している。アンテナ給電線42は、金属製で、アンテナ素子41と共に電波の受信と、受信回路(図示せず)への伝達とを行う部分である。アンテナ給電点42aは、アンテナ素子41で受信された受信波を受信回路に供給する点である。図示の例では、アンテナ給電点42aは、ユニット本体20の左上角部付近に設けられている。アンテナ素子41の一端41aは、折り曲げ可能な金属接点であり、アンテナ素子41の左上角部に設けられている。金属接点41aは、例えばフレキシブルプリント基板等を使用し、アンテナ素子41とアンテナ給電線42とを接続する構成としてもよい。とにかく、アンテナ素子41が可動可能なようにアンテナ給電線42と電気的に接続できる部材であればよい。
複数の整合素子43は、ユニット本体20の本体基板部25の表面25a上に設置されており、アンテナ素子41と受信回路との間のインピーダンス整合を行うためのものである。複数の整合素子43は、本体基板部25の裏面25bに形成された接地面(図示せず)と電磁結合され、後述する複数のスイッチ素子によってアンテナ給電線42と選択的に接続される。本体基板部25は、左右方向(水平方向)Xと上下方向(垂直方向)Zとによって規定される平面と平行に延在している。各整合素子43は、本体基板部25の表面25a上で左右方向(水平方向)Xに延在している。
図3を参照して、基板本体部25の表面25a上に設置される複数の整合素子と複数のスイッチとの配置関係について説明する。図示の例では、複数の整合素子は、第1乃至第4の整合素子43−1、43−2、43−3、43−4から成る。複数のスイッチは、第1乃至第4のスイッチSW1、SW2、SW3、およびSW4から成る。
第1乃至第4の整合素子43−1〜43−4は、アンテナ給電線42における、アンテナ給電点42aの側からアンテナ素子41の一端41aの側へ向けてこの順序に配置された所定の箇所(位置)から、アンテナ給電線42の長手方向(上下方向)Zと直交して、基板本体部25の表面25a上で左右方向(水平方向)Xに延在している。
詳述すると、第1の整合素子43−1は、アンテナ給電点42aに最も近い位置で、第1のスイッチSW1を介して左右方向(水平方向)Xへ延在し、第2の整合素子43−2は、この第1の整合素子43−1の先端から第2のスイッチSW2を介して左右方向(水平方向)Xへ延在している。第1の整合素子43−1は、幅が3mmで、長さが20mmである。第2の整合素子43−2は、幅が3mmで、長さが21mmである。第3の整合素子43−3は、アンテナ給電点42aから第1の整合素子43−1よりも離れた位置で、第3のスイッチSW3を介して左右方向(水平方向)Xへ延在している。第3の整合素子43−3は、幅が7mmで、長さが22mmである。第4の整合素子43−4は、アンテナ給電線42のほぼ中央の位置で、第4のスイッチSW4を介して左右方向(水平方向)Xへ延在している。第4の整合素子43−4は、幅が10mmで、長さが4mmである。
図4に図3に示した第1乃至第4のスイッチSW1〜SW4の切り替え遷移図を示す。本実施の形態では、第1乃至第4のスイッチSW1〜SW4を状態1〜状態3の3つの状態に切り替える。状態1は、第1及び第2のスイッチSW1、SW2がオン状態で、第3及び第4のスイッチSW3、SW4がオフ状態である。状態2は、第3のスイッチSW3がオン状態で、第1、第2及び第4のスイッチSW1、SW2、SW4がオフ状態である。状態3は、第1及び第4のスイッチSW1、SW4がオン状態で、第2及び第3のスイッチSW2、SW3がオフ状態である。
図5に、図4に図示した状態1〜状態3におけるVSWR(電圧定在波比)特性を示す。図5において、横軸は周波数[MHz]を表し、縦軸はVSWRを示す。図5から、第1乃至第4のスイッチSW1〜SW4のオン/オフを切り替えることにより、470MHz〜770MHzのUHF−TV帯域において、3以下のVSWRを達成していることが分かる。
本実施の形態に係るアンテナ装置40では、アンテナ給電線42をユニット本体20の一側面に沿って設置しているので、本体基板部25の裏面25bに形成された接地面との結合を抑制して、アンテナ周波数特性に影響するアンテナ有効長を確保することができる。また、アンテナ給電線42の先端41aに広いアンテナ素子41を接続しているので、十分な電気的容量性を得ることができ、その結果として、共振周波数の低下を実現できる。この共振周波数低減効果により、UHF−TV帯域においてVSWRが3以下の共振現象の特性を獲得することができる。
また、上記UHF−TV帯域において、携帯端末10の長手方向(上下方向)Zを軸とした場合の放射特性において、アンテナ装置40が垂直偏波の無指向性を実現し、平均利得−3dBiの利得が得られることを、本発明者は確認した。この得られた利得は、現行のホイップアンテナと同等の利得である。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、マイクロホン24をユニット本体20の下端部に設置しているが、マイクロホンをカバー部30に設置しても良い。また、複数の整合素子は、携帯端末の形状に応じて、種々の形状、個数、接続状態を選択しても良いのは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、各整合素子は矩形をしているが、円形など他の形状であっても良い。さらに、上述した実施の形態では、各整合素子43−1〜43−4は本体基板部25に対して水平方向(左右方向)Xに延在しているが、垂直方向(上下方向)Zに延在しても良い。
本発明に係るアンテナ装置は、ワンセグ放送受信用アンテナだけでなく、アナログUHF−TV放送用アンテナや欧州の地上デジタル放送DVD−H用アンテナとしても利用可能である。
本発明に係るアンテナ装置を内蔵するストレート式携帯端末を示す斜視図である。 図1に示したストレート式携帯端末に内蔵されるアンテナ装置を示す斜視図である。 図2に示したアンテナ装置の基板本体部の表面上に設置される複数の整合素子と複数のスイッチとの配置関係を説明するための平面図である。 図3に示した第1乃至第4のスイッチの切り替え遷移図である。 図4に図示した状態1〜状態3におけるVSWR(電圧定在波比)の特性図である。
符号の説明
10 ストレート式携帯端末
20 ユニット本体
21 操作部
22 表示部
23 スピーカ
24 マイクロホン
25 本体基板部
25a 表面
25b 裏面
30 カバー部
40 アンテナ装置
41 アンテナ素子
41a アンテナ素子の一端(折り曲げ可能な金属接点)
42 アンテナ給電線
42a アンテナ給電点
43、43−1〜43−4 整合素子
SW1〜SW4 スイッチ

Claims (14)

  1. 操作部と表示部とを有するユニット本体と、前記操作部を覆うカバー部とを備えたストレート式携帯端末に内蔵されるアンテナ装置であって、
    前記カバー部に内蔵されたアンテナ素子と、
    前記ユニット本体に内蔵され、該アンテナ素子の一端からアンテナ給電点まで前記ユニット本体の一方の側壁に沿って延在するアンテナ給電線と、
    前記ユニット本体の本体基板部の表面上に設置された複数の整合素子であって、前記本体基板部の裏面に形成された接地面と電磁結合され、前記アンテナ給電線と選択的に接続される、前記複数の整合素子と、
    前記複数の整合素子を前記アンテナ給電線に選択的に接続させるための複数のスイッチと、
    を有する携帯端末用内蔵アンテナ装置。
  2. 前記複数の整合素子は、
    前記アンテナ給電線の前記アンテナ給電点近傍に設けられた第1の整合素子と、
    前記第1の整合素子に接続される第2の整合素子と、
    前記第1及び第2の整合素子より前記アンテナ給電点から離間して配置された第3の整合素子と、
    前記第3の整合素子より前記アンテナ給電点から離間して配置された第4の整合素子とから成る、請求項1に記載の携帯端末用内蔵アンテナ装置。
  3. 前記複数のスイッチは、
    前記第1の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第1のスイッチと、
    前記第1の整合素子と前記第2の整合素子との間に配置された第2のスイッチと、
    前記第3の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第3のスイッチと、
    前記第4の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第4のスイッチとから成る、請求項2に記載の携帯端末用内蔵アンテナ装置。
  4. 前記本体基板部は水平方向と垂直方向とによって規定される平面と平行に延在しており、
    前記アンテナ給電線は前記垂直方向に延在している、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の携帯端末用内蔵アンテナ装置。
  5. 前記カバー部が前記ユニット本体に対して開いた状態において、前記アンテナ素子は、前記水平方向と前記垂直方向とによって規定される平面と平行に延在している、請求項4に記載の携帯端末用内蔵アンテナ装置。
  6. 前記複数の整合素子の各々は、前記本体基板部の表面上で前記水平方向に延在している、請求項4又は5に記載の携帯端末用内蔵アンテナ装置。
  7. 前記アンテナ素子の一端が折り曲げ可能な金属接点から成る、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の携帯端末用内蔵アンテナ装置。
  8. 操作部と表示部とを有するユニット本体と、前記操作部を覆うカバー部とを備えたストレート式携帯端末において、前記ストレート式携帯端末は、それに内蔵されるアンテナ装置を含み、該アンテナ装置は、
    前記カバー部に内蔵されたアンテナ素子と、
    前記ユニット本体に内蔵され、該アンテナ素子の一端からアンテナ給電点まで前記ユニット本体の一方の側壁に沿って延在するアンテナ給電線と、
    前記ユニット本体の本体基板部の表面上に設置された複数の整合素子であって、前記本体基板部の裏面に形成された接地面と電磁結合され、前記アンテナ給電線と選択的に接続される、前記複数の整合素子と、
    前記複数の整合素子を前記アンテナ給電線に選択的に接続させるための複数のスイッチと、
    を有するストレート式携帯端末。
  9. 前記複数の整合素子は、
    前記アンテナ給電線の前記アンテナ給電点近傍に設けられた第1の整合素子と、
    前記第1の整合素子に接続される第2の整合素子と、
    前記第1及び第2の整合素子より前記アンテナ給電点から離間して配置された第3の整合素子と、
    前記第3の整合素子より前記アンテナ給電点から離間して配置された第4の整合素子とから成る、請求項8に記載のストレート式携帯端末。
  10. 前記複数のスイッチは、
    前記第1の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第1のスイッチと、
    前記第1の整合素子と前記第2の整合素子との間に配置された第2のスイッチと、
    前記第3の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第3のスイッチと、
    前記第4の整合素子と前記アンテナ給電線との間に配置された第4のスイッチとから成る、請求項9に記載のストレート式携帯端末。
  11. 前記本体基板部は水平方向と垂直方向とによって規定される平面と平行に延在しており、
    前記アンテナ給電線は前記垂直方向に延在している、請求項8乃至10のいずれか1つに記載のストレート式携帯端末。
  12. 前記カバー部が前記ユニット本体に対して開いた状態において、前記アンテナ素子は、前記水平方向と前記垂直方向とによって規定される平面と平行に延在している、請求項11に記載のストレート式携帯端末。
  13. 前記複数の整合素子の各々は、前記本体基板部の表面上で前記水平方向に延在している、請求項11又は12に記載のストレート式携帯端末。
  14. 前記アンテナ素子の一端が折り曲げ可能な金属接点から成る、請求項8乃至13のいずれか1つに記載のストレート式携帯端末。
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