JP4728974B2 - 無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動装置および方法 - Google Patents

無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、無人車両管制システムに関し、特に、無人車両を遠隔始動させるための装置および方法に関する。
自動車から離れた遠隔の地からエンジンを始動するエンジン遠隔始動装置は、一般自動車の分野では、既に公知技術となっている。
特許文献1では、自動車から離れた遠隔地よりエンジン始動要求指令を受けた場合に、自動車の駐車位置を、ナビゲーションシステムに組み込まれたGPSセンサによって検出して、その検出位置が、公道上あるいは室内など、エンジン始動に不適切な位置であるときには、エンジンの遠隔始動を禁止あるいは留保するという発明が記載されている。
無人車両の分野でも、同様にエンジンを遠隔始動したいとの要請がある。
無人車両管制システムは、砕石現場、鉱山などの広域の作業現場で、管制局による管制のもとに無人車両、つまり無人のダンプトラックを走行させて土砂運搬作業を行うものである。管制局は、無人車両に搭載の位置計測装置で計測された車両位置の情報を取得して無人車両を管制する。また、広域作業現場には、故障などのイベントがある毎に、あるいは定期的に作業現場を巡回する有人の現場管理用車両が存在する。無人車両と有人の現場管理用車両との衝突等の危険を回避するために、現場管理用車両に位置計測装置を搭載して、管制局で現場管理用車両で計測された車両位置の情報を取得して現場管理用車両を管制するようにしている。
特開2005-163702号公報
無人車両のエンジンを遠隔始動させるにあたって安全の確認は、重要な課題となる。
そこで、上述の特許文献1記載の発明を適用して、管制局で、無人車両が安全な位置に存在していることが確認されたことを条件として、管制局から無線にて無人車両のエンジンを遠隔始動することが考えられる。
しかし、管制局で把握できるのは、車両の位置や車両内部機器の動作状態だけであり、大抵の場合、管制局から無人車両の周囲を目視にて見渡すことができないため、無人車両の周囲に人間が存在するかどうかの安全確認までは不可能である。
そこで、現場管理用車両のオペレータに、現場管理用車両を無人車両の存在する場所まで走行させて目視にて無人車両の周囲に人間が存在するかどうかの安全確認を行うことを義務付け、目視による安全確認がなされたことを条件として、無人車両のエンジンを遠隔始動することが考えられる。
しかし、オペレータによる教育やマニュアルにて、目視による安全確認を義務付けたとしても、それを確実に遵守するとは限らない。たとえばオペレータは、慣れや怠惰などによって、無人車両の存在する場所まで出向かずに無人車両から遠く離れた場所からエンジン始動の指示を出すおそれがある。このとき無人車両のエンジンルームを点検中のサービスマンが存在するなど、無人車両から遠く離れた場所から確認できない場所に人間が存在したとすると、エンジン始動によって重大な事故につながるおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、現場管理用車両のオペレータによって安全確認が行われたことを更に確認することを条件に無人車両のエンジンを遠隔始動することで、無人車両のエンジンを遠隔始動する際の安全性を高めることを解決課題とするものである。
第1発明は、
車体に位置計測手段が設けられた無人車両と、車体に位置計測手段が設けられた現場管理用車両と、各車両の位置計測手段で計測された車両位置の情報を取得して前記無人車両および前記現場管理用車両を管制する管制局とが備えられた無人車両管制システムに適用され、
現場管理用車両に、
エンジンを遠隔始動すべき無人車両を特定したエンジン始動要求指令を入力する入力手段と、
入力されたエンジン始動要求指令を管制局に送信する送信手段と
が備えられ、
管制局に、
前記エンジン始動要求指令を受信する受信手段と、
前記エンジン始動要求指令が受信されると、当該エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両で計測された車両位置と、エンジンを遠隔始動すべき無人車両で計測された車両位置とに基づいて、前記エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両が、エンジンを遠隔始動すべき無人車両のエンジン始動の可否を判断することができるエンジン始動可否判断エリア内に存在していることを判断する判断手段と、
前記エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両が、前記エンジン始動可否判断エリア内に存在していることが判断されたことを条件に、当該無人車両に対してエンジン始動指令を送信する送信手段と
が備えられ、
無人車両に、
前記エンジン始動指令を受信する受信手段と、
前記エンジン始動指令が受信されると、自己の車両のエンジンを始動するエンジン始動手段と
が備えられている
無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動装置であることを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、
現場管理用車両と管制局とで、無人車両の車両情報が共有されていること
を特徴とする。
第3発明は、第1発明において、
無人車両でエンジンが始動されたことを検出するエンジン始動検出手段と、エンジン始動が検出されると、エンジンが始動されたという情報を管制局に送信する送信手段と
が無人車両に備えられていること
を特徴とする。
第4発明は、
無人車両と、現場管理用車両と、各車両で計測された車両位置の情報を取得して前記無人車両および前記現場管理用車両を管制する管制局とが備えられた無人車両管制システムに適用され、
現場管理用車両では、
エンジンを遠隔始動すべき無人車両を特定したエンジン始動要求指令を入力する処理と、
入力されたエンジン始動要求指令を管制局に送信する処理と
が行われ、
管制局では、
前記エンジン始動要求指令を受信する処理と、
前記エンジン始動要求指令が受信されると、当該エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両で計測された車両位置と、エンジンを遠隔始動すべき無人車両で計測された車両位置とに基づいて、前記エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両が、エンジンを遠隔始動すべき無人車両のエンジン始動の可否を判断することができるエンジン始動可否判断エリア内に存在していることを判断する処理と、
前記エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両が、前記エンジン始動可否判断エリア内に存在していることが判断されたことを条件に、当該無人車両に対してエンジン始動指令を送信する処理と
が行われ、
無人車両では、
前記エンジン始動指令を受信する処理と、
前記エンジン始動指令が受信されると、自己の車両のエンジンを始動する処理と
が行われる
無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動方法であることを特徴とする。
第1発明は、図1に示すように、無人車両10と、現場管理用車両20と、各車両10、20で計測された車両位置の情報を取得して無人車両10および現場管理用車両20を管制する管制局30とが備えられた無人車両管制システムに適用される。
現場管理用車両20では、図2に示すように、エンジンを遠隔始動すべき無人車両20を特定したエンジン始動要求指令S1を入力する処理(ステップ103)が行われる。つぎに、入力されたエンジン始動要求指令S1を管制局30に送信する処理(ステップ104)が行われる。
管制局30では、図3に示すように、エンジン始動要求指令S1を受信する処理(ステップ201)が行われる。エンジン始動要求指令S1が受信されると、このエンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20で計測された車両位置P2と、エンジンを遠隔始動すべき無人車両10で計測された車両位置P1とを取得して(ステップ202、203)、これら車両位置P1、P2に基づいて、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジンを遠隔始動すべき無人車両10のエンジン始動の可否を判断することができるエンジン始動可否判断エリアAR内に存在していることを判断する処理(ステップ204)が行われる。つぎに、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジン始動可否判断エリアAR内に存在していることが判断されたことを条件に、その無人車両10に対してエンジン始動指令S2を送信する処理(ステップ207)が行われる。
無人車両10では、図4に示すように、エンジン始動指令S2を受信する処理(ステップ301)が行われる。エンジン始動指令S2が受信されると、自己の車両10のエンジンを始動する処理(ステップ304)が行われる。
第1発明によれば、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジン始動可否判断エリアAR内に存在していることを条件に無人車両10のエンジンを始動するようにしたので、無人車両10のエンジンの始動は、現場管理用車両20のオペレータによって安全確認が行われたことを管制局30で更に確認した上で行われる。このため、無人車両10のエンジンを遠隔始動する際の安全性を一層高めることができる。
第2発明では、現場管理用車両20と管制局30とで、無人車両10の車両情報が共有される。このため現場管理用車両20のオペレータは、無人車両情報に基づき適正かつ適切なエンジン始動要求指令S1を管制局30に送信することができる。
第3発明では、無人車両10でエンジンが始動されたことが検出される。そして、エンジン始動が検出されると、エンジンが始動されたという情報が管制局30に送信される。このため無人車両10のエンジンが稼動中であるという無人車両情報を管制局30に与えて、管制局30に格納された無人車両情報を更新することができる。
第4発明は、第1発明の装置の発明に対応する方法の発明である。
以下、図面を参照して本発明に係る無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動装置および方法の実施の形態について説明する。なお、本実施形態では、無人車両としてダンプトラックを想定している。
図6は、実施例の無人車両管制システムの構成を概念的に示している。図6を用いて従来の無人車両管制システムと本実施例の無人車両管制システムとで共通する構成について説明する。
広域作業現場には、無人車両10と、現場管理用車両20とが存在する。なお、広域作業現場では、通例、複数台の無人車両が稼動するが、本実施例では、「無人車両10」で代表させている。同様に、現場管理用車両についても複数台の現場管理用車両を「現場管理用車両20」で代表させて説明する。
広域作業現場を見渡せる所定の場所には、管制局30が設置されている。
無人車両10の車体には、自己の車両10の位置P1を計測する位置計測システム11と、自己の車両10と管制局30との間でデータを相互に無線通信にて送受信する無線システム12と、自己の車両10の走行および操舵を制御する無人制御器13とが設けられている。位置計測システム11は、たとえばGPSセンサを含んで構成されている。
現場管理用車両20の車体には、自己の車両20の位置P2を計測する位置計測システム21と、自己の車両20と管制局30との間でデータを相互に無線通信にて送受信する無線システム22が設けられている。位置計測システム21は、たとえばGPSセンサを含んで構成されている。
管制局30には、管制システム31が設けられている。管制システム31は、管制局30と無人車両10および現場管理用車両20との間でデータを相互に無線通信にて送受信する無線システム32を含んで構成されている。管制システム31は、無線通信にて各車両10、20で計測された車両位置P1、P2の情報を取得して無人車両10および現場管理用車両20を管制するものである。
無人車両管制システムで行われる処理の一例について説明する。
すなわち、管制システム31では、無人車両10に対する操舵制御指令および速度制御指令が生成され、管制システム31の無線システム32を介して無人車両10に対して操舵制御指令および速度制御指令が送信される。
無人車両10の無線システム12では、操舵制御指令および速度制御指令が受信され、無人制御器13にデータが送られる。無人制御器13は、目標走行コースに沿って目標速度で自己車両10を走行させるように走行機構および操舵機構を制御する。すなわち、位置計測システム11で計測される自己車両10の現在の車両位置P1および車両進行方向と、目標走行コース上の逐次の通過点の目標位置および目標進行方向とを比較しつつ、自己車両10が目標走行コース上の逐次の通過点位置を、目標位置および目標進行方向に対してずれなく辿るように、走行および操舵が制御される。
また、無人車両10が他車両20との衝突を回避しつつ走行できるようにするために、管制システム31では、各車両10、20の位置P1、P2に基づいて操舵制御指令および速度制御指令が生成されて、無線システム32を介して無人車両10に対して操舵制御指令および速度制御指令が送信される。
無人車両10の無線システム12では、操舵制御指令および速度制御指令が受信され、無人制御器13にデータが送られる。無人制御器13は、他車両20との衝突を回避しつつ自己車両10を走行させるように走行機構および操舵機構を制御する。
また、現場管理用車両20が他車両10との衝突を回避しつつ走行できるようにするために、管制システム31では、各車両10、20の位置P1、P2に基づいて回避を指示する回避指令が生成されて、無線システム32を介して現場管理用車両20に対して回避指令が送信される。
現場管理用車両20の無線システム22では、回避指令が受信され、これを受けてオペレータは、無人車両10との衝突に注意しつつ自己車両10を運転する。
本実施例では、更にエンジン遠隔始動システムが付加される。エンジン遠隔始動システムは、後述するように、現場管理用車両20のオペレータが無人車両10の周囲を目視にて安全の確認を行った上でエンジンの始動の可否を判断し、その結果エンジンを始動してもよいとの判断がなされたならば、現場管理用車両20から管制局30に対してエンジン始動要求指令S1を送信し、管制局20で、エンジン始動要求指令S1を受信すると、そのエンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20で計測された車両位置P2と、エンジンを遠隔始動すべき無人車両10で計測された車両位置P1とを取得し、これら車両位置P1、P2に基づいて、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジンを遠隔始動すべき無人車両10のエンジン始動の可否を判断することができるエンジン始動可否判断エリアAR内に存在しているか否かを判断し、その結果、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20がエンジン始動可否判断エリアAR内に存在していることが判断されたならば、更に他の始動条件を満たすことを条件に、その無人車両10に対してエンジン始動指令S2を送信してエンジンを遠隔始動するというものである。
エンジン始動可否判断エリアARは、現場管理用車両20のオペレータによって無人車両10の周囲の安全確認が行われたことの確認を確実に担保できる範囲に設定される。たとえば、無人車両10の位置P1を中心とする所定の半径の円が設定され、現場管理用車両20の位置P2が、この円内か円外かによって、現場管理用車両20がエンジン始動可否判断エリアARに存在するか否かが判断される。また現場管理用車両20の位置P2を中心とする所定の半径の円が設定され、無人車両10の位置P1が、この円内か円外かによって、現場管理用車両20がエンジン始動可否判断エリアARに存在するか否かが判断される。
図1は、実施例のエンジン遠隔始動システムに係る構成を示している。図1(a)、(b)、(c)はそれぞれ、現場管理用車両20の内部構成、無人車両10の内部構成、管制局30の内部構成を示している。図6で説明したのと同じ構成要素については適宜説明を省略する。
現場管理用車両20には、位置計測システム21、無線システム22の他に、入力装置23と、無人車両情報格納装置24と、モニタ装置25とが設けられている。
入力装置23は、エンジンを遠隔始動すべき無人車両10を特定したエンジン始動要求指令S1を入力する入力手段を構成しており、キーボードなどを操作することでデータが入力される。ここで、エンジン始動要求指令S1は、エンジン始動すべき無人車両を識別する号機ナンバーS11と、「エンジンを遠隔から始動せよ」との要求内容S12と、送信元の現場管理用車両20を識別する号機ナンバーS13からなるデータである。
無線システム22は、入力されたエンジン始動要求指令S1を管制局30に送信する送信手段を構成している。
無人車両情報格納装置24は、現場管理用車両20と管制局30とで共有される無人車両の情報を記憶し格納するメモリ手段を含んで構成される。ここで、無人車両情報とは、無人車両10を識別する号機ナンバーS11、無人車両10の位置P1、無人車両10の運転モードM、無人車両10のエンジン状態Eを含む情報のことである。運転モードMは、無人車両10が管制局30から送られる指令によって自動的に走行制御される自動運転モードM1と、車両10にオペレータが搭乗してオペレータの運転によって走行されるマニュアル運転モードM2の各モードからなる。また、エンジン状態Eとは、エンジンが始動されてエンジンが稼動中であるというエンジン稼動状態E1、エンジンが停止中であるというエンジン停止状態E2、あるいはエンジンが故障中であるというエンジン故障状態E3の各ステータスからなる。
モニタ装置25は、無人車両情報を表示画面に表示する装置である。
管制局30の管制システム31は、無線システム32の他に、無人管制システム33と、エンジン始動指令ユニット34とを備えている。
無線システム32は、エンジン始動要求指令S1を受信する受信手段、および生成されたエンジン始動指令S2を無人車両10に向けて送信する送信手段を構成している。
無人管制システム33は、作業現場内無人車両情報格納装置35と、作業現場内車両情報モニタ36と、エンジン始動可否判断装置37とを含んで構成されている。
エンジン始動指令ユニット34は、エンジン始動判定システム38と、エンジン始動指令システム39とを含んで構成されている。
エンジン始動要求指令S1が受信されると、無人管制システム33のエンジン始動可否判断装置37内に、そのエンジン始動要求指令S1が取り込まれる。エンジン始動可否判断装置37は、そのエンジン始動要求指令S1の号機データS13に基づきエンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20を特定するとともに、号機データS11に基づきエンジンを遠隔始動すべき無人車両10を特定し、それら特定の車両10、20に対して現在の車両情報を送るよう要求指令を無線システム32に送出する。この結果、無人車両10、現場管理用車両20から送信されてきた車両10、20の現在の車両情報がエンジン始動可否判断装置37に取り込まれる。これによって取得された最新の各車両位置P1、P2に基づいて、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジン始動可否判断エリアAR内に存在しているか否かが判断される。この結果、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジン始動可否判断エリアAR内に存在していることが判断された場合には、第1の始動条件ST1が満足されたことを示す信号をエンジン始動指令ユニット34に送る。
作業現場内無人車両情報格納装置35は、作業現場内の全ての無人車両10の車両情報および作業現場内の全ての現場管理用車両20の車両情報を記憶し格納するメモリ手段を含んで構成される。ここで、現場管理用車両20の車両情報とは、現場管理用車両20の位置P2を含む情報のことである。
作業現場内車両情報モニタ36は、作業現場内の無人車両10の車両情報および作業現場内の現場管理用車両20の車両情報を表示画面に表示する装置である。
エンジン始動ユニット34は、第1の始動条件ST1が満足されたことを示す信号を受け取ると、エンジン始動判定システム38にて更に他の第2の始動条件ST2、第3の始動条件ST3が満足されたことを判定する。第2の始動条件ST2とは、無人車両10の運転モードMが自動運転モードM1にあるという条件である。第3の始動条件ST3とは、無人車両10のエンジンが始動可能な状態にあるという条件、つまりエンジン状態Eが、エンジン停止状態E2のステータスにあるという条件である。
エンジン始動判定システム38は、全ての始動条件ST1、ST2、ST3が満足されたか否かの判定結果をエンジン始動指令システム39に送る。
エンジン始動指令システム39は、全ての始動条件ST1、ST2、ST3が満足されたか否かの判定結果を受け取ると、その判定結果に対応する指令を生成して無線通信システム32に送出する。全ての始動条件ST1、ST2、ST3が満足された場合には、エンジン始動指令S2を生成して、無線通信システム32に送出する。エンジン始動指令S2は、無人車両10を識別する号機ナンバーS21と、「エンジンを始動せよ」との指令内容S22からなるデータである。
始動条件ST1、ST2、ST3のうち少なくともいずか1つの条件が満足されなかった場合には、「エンジン始動不可」の通知S3を生成して、無線通信システム32に送出する。「エンジン始動不可」の通知S3は、現場管理用車両20を識別する号機ナンバーS31と、「エンジンの始動は不可」という通知内容S32からなるデータである。
無人車両10には、位置計測システム11、無線システム12、無人制御器13の他に、エンジン始動ユニット14が設けられている。
エンジン始動ユニット14は、エンジン始動回路15と、エンジン状態検出システム16とを含んで構成されている。
無線システム12は、エンジン始動指令S2を受信する受信手段と、エンジンが始動されたという車両情報、あるいはエンジンが始動されなかったという車両情報を管制局30に送信する送信手段とを構成している。
エンジン状態検出システム16は、自己の車両10に備えられている各種センサの検出値に基づいて、エンジンの状態Eを検出する。エンジン状態検出システム16では、エンジンの始動が可能な状態であるか否かが判別される。エンジンが停止中であれば、エンジン始動が可能な状態であると判別され、エンジンが稼動中であるか、あるいはエンジンに故障がある場合には、エンジン始動が不可能であると判別される。この結果、エンジン始動が不可能な状態と判別された場合には、エンジン始動不可の通知S4を無線システム12に送出する。「エンジン始動不可」の通知S4は、無人車両10を識別する号機ナンバーS41と、エンジン稼動状態E1あるいはエンジン故障状態E3からなるデータである。
エンジン状態検出システム16の判断の結果、エンジンの始動が可能な状態である場合には、スタータ起動信号をエンジン始動回路15に送出する。
エンジン始動回路15は、スタータ起動信号を受け取ると、スタータを起動させる。スタータは、たとえばエンジンを始動させる電動モータを含んで構成される。
エンジン状態検出システム16では、エンジンが始動されたか否かを検出することで、スタータの起動によるエンジンの始動がなされたか否かの確認が行われる。
エンジン状態検出システム16は、スタータが起動されることでエンジンが始動されたことが確認されると、「エンジン始動」の通知S5を無線システム12に送出する。「エンジン始動」の通知S5は、無人車両10を識別する号機ナンバーS51と、エンジン稼動状態E1からなるデータである。
また、エンジン状態検出システム16は、スタータが起動されてもエンジンが始動されなかったことが確認されると、「エンジン始動できなかった」旨の通知S6を無線システム12に送出する。「エンジン始動できなかった」旨の通知S6は、無人車両10を識別する号機ナンバーS61と、「スタータを起動してもエンジンの始動ができなかった」という情報S62からなるデータである。
以下、図2、図3、図4、図5に示す各フローチャートを併せ参照して本実施例の動作について説明する。
図2は、現場管理用車両20で行われる処理の手順を示している。
すなわち、現場管理用車両20では、無人車両情報格納装置24に、現場管理用車両20と管制局30とで共有される無人車両情報、つまり無人車両10を識別する号機ナンバーS11、無人車両10の位置P1、無人車両10の運転モードM、無人車両10のエンジン状態E、号機ナンバーS11を含む情報を記憶し格納しており、それら無人車両情報が読み出される(ステップ101)。モニタ装置25の表示画面には、読み出された無人車両情報が表示される(ステップ102)。
現場管理用車両20のオペレータは、モニタ装置25の表示画面に表示された無人車両10の位置P1の情報にしたがい、エンジンを始動すべき無人車両10の場所まで現場管理用車両20を走行させる。また、モニタ装置25の表示画面に表示された無人車両10の運転モードMが自動運転モードM1であって、無人車両10のエンジン状態Eがエンジン停止状態E2であることをもって、無人車両10のエンジンを遠隔始動させること可能であると判断することができる。
現場管理用車両20のオペレータは、無人車両10の周囲の安全確認を目視にて行いエンジンの始動の可否を判断する。その結果エンジンを始動してもよいとの判断がなされたならば、モニタ装置25の表示画面に表示された無人車両10の号機ナンバーS11、自己車両20の号機ナンバーS13が組み込まれたエンジン始動要求指令S1を作成して、入力装置23から入力する(ステップ103)。入力装置23に入力されたエンジン始動要求指令S1は、無線システム22に送出される。無線システム22は、エンジン始動要求指令S1を管制局30に送信する(ステップ104)。以上のように現場管理用車両20のオペレータは、管制局30との間で共有される無人車両情報に基づき適正かつ適切なエンジン始動要求指令S1を管制局30に送信することができる。
図3は、管制局30で行われる処理の手順を示している。
すなわち、管制局30では、無線システム32にてエンジン始動要求指令S1を受信する処理が行われる(ステップ201)。エンジン始動要求指令S1が受信されると、無人管制システム33のエンジン始動可否判断装置37内に、そのエンジン始動要求指令S1が取り込まれる。エンジン始動可否判断装置37は、そのエンジン始動要求指令S1の号機データS13に基づきエンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20を特定するとともに、号機データS11に基づきエンジンを遠隔始動すべき無人車両10を特定し、それら特定の車両10、20に対して現在の車両情報を送るよう要求指令を無線システム32に送出する。これにより各車両10、20から最新の車両情報が送信される。最新の車両情報は無線システム32にて受信される。この結果、送信されてきた車両10、20の現在の車両情報がエンジン始動可否判断装置37に取り込まれる。無人車両10の車両情報は、無人車両10の位置P1、無人車両10の運転モードM、無人車両10のエンジン状態Eなどである(ステップ202)。現場管理用車両20の車両情報は、現場管理用車両20の位置P2である(ステップ203)。作業現場内無人車両情報格納装置35は、作業現場内の無人車両10の車両情報および作業現場内の現場管理用車両20の車両情報を記憶し格納する。作業現場内車両情報モニタ36は、作業現場内無人車両情報格納装置35に格納されたデータを取り込み、作業現場内の無人車両10の車両情報および作業現場内の現場管理用車両20の車両情報を表示画面に表示する。
つぎに、取得された最新の各車両位置P1、P2に基づいて、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジン始動可否判断エリアAR内に存在しているか否かが判断される(ステップ204)。この結果、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジン始動可否判断エリアAR内に存在していることが判断された場合には、第1の始動条件ST1が満足されたことを示す信号をエンジン始動指令ユニット34に送る(ステップ204の判断Y)。
エンジン始動指令ユニット34は、第1の始動条件ST1が満足されたことを示す信号を受け取ると、エンジン始動判定システム38にて更に他の第2の始動条件ST2、第3の始動条件ST3が満足されたことを判定させる。
まず、無人車両10の運転モードMが自動運転モードM1であるという第2の始動条件ST2が満足されたか否かが判定される(ステップ205)。つぎに、無人車両10のエンジンは始動可能の状態であるという条件、つまりエンジン状態Eが、エンジン停止状態E2のステータスにあるという第3の始動条件ST3が満足されたか否かが判定される(ステップ206)。
エンジン始動判定システム38は、全ての始動条件ST1、ST2、ST3が満足されたか否かの判定結果をエンジン始動指令システム39に送る。
エンジン始動指令システム39は、全ての始動条件ST1、ST2、ST3が満足されたか否かの判定結果を受け取ると、その判定結果に対応する指令を生成して無線通信システム32に送出する。全ての始動条件ST1、ST2、ST3が満足された場合には(ステップ204の判断Y、ステップ205の判断Y、ステップ206の判断Y)、エンジン始動指令S2を生成して、無線通信システム32に送出する。エンジン始動指令S2は、無人車両10を識別する号機ナンバーS21と、「エンジンを始動せよ」との指令内容S22からなるデータである。無線システム32は、エンジン始動指令S2を取り込み、エンジン始動指令S2に組み込まれた号機ナンバーS21に対応する無人車両10に向けてエンジン始動指令S2を送信する(ステップ207)。
始動条件ST1、ST2、ST3のうち少なくともいずか1つの条件が満足されなかった場合には(ステップ204、ステップ205、ステップ206の各判断の少なくともいずれか1つの判断結果がN)、「エンジン始動不可」通知S3を生成して、無線通信システム32に送出する。無線システム32は、「エンジン始動不可」通知S3を取り込み、「エンジン始動不可」通知S3に組み込まれた号機ナンバーS31に対応する現場管理用車両20に向けて、「エンジン始動不可」通知S3を送信する(ステップ208)。これにより現場管理用車両20のオペレータは、エンジン始動の条件が満足されていないことを迅速に知ることができ、迅速に対処することができる。たとえば、現場管理用車両20がエンジン始動可否判断エリアAR内に入るように自己の車両20を走行させることができる。
なお、本実施例では、エンジン始動条件として、第1の始動条件ST1以外に第2の始動条件ST2、第3の始動条件ST3を定めているが、本発明の実施に当って第1の始動条件ST1以外の始動条件の内容は、任意に設定することができる。
図4は、無人車両10で行われる処理の手順を示している。
すなわち、無人車両10の無線システム12では、エンジン始動指令S2が受信される(ステップ301)。エンジン始動指令S2は、エンジン始動ユニット14のエンジン状態検出システム16に取り込まれる。エンジン状態検出システム16は、エンジン始動指令S2を受け取ると、自己の車両10に備えられている各種センサの検出値に基づいて、エンジンの状態Eを検出する(ステップ302)。そしてエンジン状態検出システム16は、エンジンの始動が可能な状態であるか否かを判別する。エンジンが停止中であれば、エンジン始動が可能な状態であると判別され、エンジンが稼動中であるか、あるいはエンジンに故障がある場合には、エンジン始動が不可能であると判別される(ステップ303)。この結果、エンジン始動が不可能な状態と判別された場合には(ステップ303の判断N)、エンジン稼動状態E1あるいはエンジン故障状態E3のステータスからなる「エンジン始動不可」の通知S4が無線システム12に送出される。無線システム12は、「エンジン始動不可」の通知S4を取り込み、管制局30に向けて「エンジン始動不可」通知S4を送信する(ステップ307)。
エンジン状態検出システム16が行う上記判断の結果、エンジンの始動が可能な状態である場合には(ステップ303の判断Y)、スタータ起動信号をエンジン始動回路15に送出する。
エンジン始動回路15は、スタータ起動信号を受け取ると、スタータを起動させる(ステップ304)。
エンジン状態検出システム16では、エンジンが始動されたか否かを検出することで、スタータの起動によってエンジンの始動がなされたか否かの確認が行われる(ステップ305)。
エンジン状態検出システム16は、スタータが起動されてエンジンが始動されたことが確認されると(ステップ305の判断Y)、「エンジン始動」の通知S5を無線システム12に送出する。無線システム12は、「エンジン始動」の通知S5を取り込み、管制局30に向けて「エンジン始動」通知S5を送信する(ステップ306)。
また、エンジン状態検出システム16は、スタータが起動されてもエンジンが始動されなかったことが確認されると(ステップ305の判断N)、「エンジン始動できなかった」旨の通知S6を無線システム12に送出する。無線システム12は、「エンジン始動できなかった」旨の通知S6を取り込み、管制局30に向けて「エンジン始動できなかった」旨の通知S6を送信する(ステップ308)。
図5は、無人車両10のエンジンの始動後に管制局30で行われる処理の手順を示している。
すなわち、管制局30の無線システム32にて、無人車両10から送られてきた「エンジン始動」通知S5を受信する処理が行われる(ステップ401)。「エンジン始動」通知S5が受信されると、無人管制システム33の作業現場内無人車両情報格納装置35に取り込まれ、「エンジン始動」通知S5に組み込まれた号機ナンバーS51、エンジン稼動状態E1に従い、号機ナンバーS51に対応する無人車両10のエンジン状態Eのステータスを、「エンジン稼動状態E1」に書き換える。これにより作業現場内無人車両情報格納装置35に格納された無人車両情報が更新される。これに伴い作業現場内車両情報モニタ36の表示画面に表示される無人車両情報が更新される(ステップ402)。更新された無人車両情報、つまり「号機ナンバーS51で特定される無人車両10の車両状態Eはエンジン稼動状態E1である」という車両情報は、無線システム32に送出される。無線システム32は、この更新された無人車両情報を現場管理用車両20に向けて送信する(ステップ403)。
また、エンジン稼動状態E1あるいはエンジン故障状態E3のステータスからなる「エンジン始動不可」の通知S4も同様に管制局30にて受信され、管制局30に格納されている無人車両情報の内容が更新され、更新された無人車両情報を現場管理用車両20に向けて送信される。
また、「エンジン始動できなかった」旨の通知S6も同様に管制局30にて受信され、管制局30に格納されている無人車両情報の内容が更新される。更新内容はたとえば以下のごとくなる。すなわち、「エンジン始動できなかった」旨の通知S6に組み込まれた「スタータを起動してもエンジンの始動ができなかった」という情報S62から、「始動不良」という故障と判定され、号機ナンバーS61で特定される無人車両10のエンジン状態Eは、「エンジン故障状態E3」のステータスに書き換えられ、無人車両情報が更新される。このように更新された無人車両情報は現場管理用車両20に向けて送信される。
現場管理用車両20では、更新された無人車両情報が無線システム22で受信されて無人車両情報格納装置24に取り込まれる。これにより無人車両情報格納装置24に格納された無人車両情報が更新される(図2のステップ101)。同様にモニタ装置25の表示画面に表示される無人車両情報が更新される(図2のステップ102)。
このようにして現場管理用車両20の無人車両情報格納装置24では、最新の更新された無人車両情報が管制局30との間で共有される。また現場管理用車両20のオペレータは、自己が出した始動要求に対するアンサーバック(「スタータを起動するまでもなく始動できなかった」、あるいは、「始動した」、あるいは「スタータを起動しても始動できなかった」)を迅速に受け取ることができる。
以上のように本実施例によれば、エンジン始動要求指令S1を送信した現場管理用車両20が、エンジン始動可否判断エリアAR内に存在していることを条件に無人車両10のエンジンを始動するようにしたので、無人車両10のエンジンの始動は、現場管理用車両20のオペレータによって安全確認が行われたことを管制局30で更に確認した上で、行われる。このため、無人車両10のエンジンを遠隔始動する際の安全性を一層高めることができる。
なお、上述した実施例では、現場管理用車両20が管制局30との間で無人車両情報を共有し、その共有された無人車両情報に基づいて現場管理用車両20のオペレータがエンジン始動可否の判断等を行っているものとして説明したが、オペレータの目視や現場管理用車両20に搭載の機器によって直接、無人車両情報を取得することができるのであれば、現場管理用車両20は管制局30との間で無人車両情報を共有するには及ばない。たとえば、無人車両10を識別する号機ナンバーを無人車両10の車体の側面に表示するなどしてオペレータが目視にて判別できるようにしてもよく、また無人車両10と現場管理用車両20との間で無線通信を行い無人車両10の車両情報を管制局30を経由することなく直接、現場管理用車両20に取り込むようにしてもよい。
また、上述した実施例では、管制局30は、現場管理用車両20とは別体のものであって所定箇所に設置された固定局であることを想定して説明したが、本発明の実施に当って、管制局30の機能を現場管理用車両20に搭載して管制局30を現場管理用車両20と一体となって移動する移動局として、システムを構築する実施も可能である。
図1は、実施例のエンジン遠隔始動システムに係る構成を示した図で、図1(a)、(b)、(c)はそれぞれ、現場管理用車両の内部構成、無人車両の内部構成、管制局の内部構成を示した図である。 図2は、現場管理用車両で行われる処理の手順を示したフローチャートである。 図3は、管制局で行われる処理の手順を示したフローチャートである。 図4は、無人車両で行われる処理の手順を示したフローチャートである。 図5は、無人車両のエンジンの始動後に管制局で行われる処理の手順を示したフローチャートである。 図6は、実施例の無人車両管制システムの構成を概念的に示した図である。
符号の説明
10 無人車両、20 現場管理用車両、30 管制局

Claims (4)

  1. 車体に位置計測手段が設けられた無人車両と、車体に位置計測手段が設けられた現場管理用車両と、各車両の位置計測手段で計測された車両位置の情報を取得して前記無人車両および前記現場管理用車両を管制する管制局とが備えられた無人車両管制システムに適用され、
    現場管理用車両に、
    エンジンを遠隔始動すべき無人車両を特定したエンジン始動要求指令を入力する入力手段と、
    入力されたエンジン始動要求指令を管制局に送信する送信手段と
    が備えられ、
    管制局に、
    前記エンジン始動要求指令を受信する受信手段と、
    前記エンジン始動要求指令が受信されると、当該エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両で計測された車両位置と、エンジンを遠隔始動すべき無人車両で計測された車両位置とに基づいて、前記エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両が、エンジンを遠隔始動すべき無人車両のエンジン始動の可否を判断することができるエンジン始動可否判断エリア内に存在していることを判断する判断手段と、
    前記エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両が、前記エンジン始動可否判断エリア内に存在していることが判断されたことを条件に、当該無人車両に対してエンジン始動指令を送信する送信手段と
    が備えられ、
    無人車両に、
    前記エンジン始動指令を受信する受信手段と、
    前記エンジン始動指令が受信されると、自己の車両のエンジンを始動するエンジン始動手段と
    が備えられていること
    を特徴とする無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動装置。
  2. 現場管理用車両と管制局とで、無人車両の車両情報が共有されていること
    を特徴とする請求項1記載の無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動装置。
  3. 無人車両でエンジンが始動されたことを検出するエンジン始動検出手段と、エンジン始動が検出されると、エンジンが始動されたという情報を管制局に送信する送信手段と
    が無人車両に備えられていること
    を特徴とする請求項1記載の無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動装置。
  4. 無人車両と、現場管理用車両と、各車両で計測された車両位置の情報を取得して前記無人車両および前記現場管理用車両を管制する管制局とが備えられた無人車両管制システムに適用され、
    現場管理用車両では、
    エンジンを遠隔始動すべき無人車両を特定したエンジン始動要求指令を入力する処理と、
    入力されたエンジン始動要求指令を管制局に送信する処理と
    が行われ、
    管制局では、
    前記エンジン始動要求指令を受信する処理と、
    前記エンジン始動要求指令が受信されると、当該エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両で計測された車両位置と、エンジンを遠隔始動すべき無人車両で計測された車両位置とに基づいて、前記エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両が、エンジンを遠隔始動すべき無人車両のエンジン始動の可否を判断することができるエンジン始動可否判断エリア内に存在していることを判断する処理と、
    前記エンジン始動要求指令を送信した現場管理用車両が、前記エンジン始動可否判断エリア内に存在していることが判断されたことを条件に、当該無人車両に対してエンジン始動指令を送信する処理と
    が行われ、
    無人車両では、
    前記エンジン始動指令を受信する処理と、
    前記エンジン始動指令が受信されると、自己の車両のエンジンを始動する処理と
    が行われること
    を特徴とする無人車両管制システムにおけるエンジン遠隔始動方法。
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