JP4728825B2 - 立体像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、立体像の映像を表示する技術に係り、特に、IP(Integral Photography;インテグラルフォトグラフィ)方式の立体像表示装置に関する。
近年、立体像の映像を表示する立体映像方式として、偏光メガネやシャッタメガネ等を用いない方式の開発・検討が盛んに行われている。これらの多くは、ホログラフィ方式を除くと、通常の2次元の映像を表示する液晶などのフラットパネル型の表示部に、レンチキュラースクリーン、パララックスバリア、ピンホールもしくは2次元レンズ配列を組み合わせたものである。これらはメガネを用いないで立体映像が観察できるとともに、左右眼に相当する2種の視差画像を表示する2眼方式だけでなく、3眼以上の多眼方式を構成することが可能である。
そして、従来、レンズ板(レンズアレイ)を用いる方式(レンズ板方式)は、レンズ板としてピンホールやレンズを2次元的に配列したものを用い、任意の視点から見られる立体映像方式の1つであるIP方式として知られている。
以下、図10を参照して、このIP方式においてレンズ板を用いる場合について説明する。図10は、従来のIP方式を説明するための説明図、(a)は、従来のIP方式によってIP画像を撮影する装置の構成を模式的に示す模式図、(b)は、従来のIP方式によって立体像を表示する装置の構成を模式的に示す模式図である。
図10(a)に示すように、撮影装置100は、同一平面上にアレイ状に配列された複数のレンズ(凸レンズ)l、l、…からなるレンズ群(レンズ板)101と、このレンズ群101の後ろに設置された撮像部102とから構成され、レンズ群101の前に設置された被写体Sを撮影する。この撮像部102には、各レンズl、l、…によって被写体Sの像I、I、…が形成され、撮影される。ここで撮影された被写体Sの像I、I、…の各々の画像を要素画像という。
次に、図10(b)に示すように、表示装置110は、撮影装置100[図10(a)]のレンズ群101と同じレンズ群111(レンズl’、l’、…)と、レンズ群111の後ろに撮像部102と同じ位置に設置された表示部112とから構成され、撮影装置100によって撮影された画像を表示部112に表示すると、レンズ群111の前方の観察者Oからは被写体Sの立体再生像S’を観察できる。ここで観察者Oから観察される立体再生像S’の映像情報(輝度と色)は、撮影時に被写体Sをレンズ群101や撮像部102の側(後ろ側)から見たものとなり、奥行き(凹凸)は撮影時に観察者Oの側(前側)から見たものとなる。そのため、被写体Sの正しい立体像とはならず、奥行きが反転した立体再生像S’(逆奥行き像)となる。
これを解決するためには、表示装置110によって表示される立体再生像S’を、撮影装置100で再度撮影し、ここで撮影された要素画像群を表示装置110で表示する必要がある。また、立体再生像S’の再撮影の過程を電子的な変換処理によって行うことも可能である。すなわち、各々の要素画像を、対応する各レンズl、l、…の光軸の位置を中心に点対称になるように反転させる。この要素画像の変換処理を図形の変換として行うことが報告されている(非特許文献1参照)。また、撮影装置100のレンズl、l、…にファイバー光学系を用いることで光学的に画像を反転させる方法が開示されている(特許文献1参照)。この方法によれば、再撮影や電子的な変換処理が不要になる。
更に、要素画像群の表示を電気的な手段によって行う場合には、要素画像群を多数表示するために高精細の映像の表示が可能なLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ、図示せず)を図10(b)の表示部112の位置に設置する。
また、直視型のFPD(Flat Panel Display;フラットパネルディスプレイ)を用いるのではなく、スクリーン(図示せず)に要素画像群を投影し、投影した側の背面側にレンズ群(図示せず)を設置することとしてもよい。このとき、背面側からレンズ群を介して要素画像群を観察することで、観察者Oは立体映像を観察することができる。そして、投影される画像を複数つなぎ合わせて解像度(総画素数)の向上を図った例が報告されている(非特許文献2参照)。なお、IP方式の表示装置では、レンズ群をスクリーンに近接して設置する必要があるため、背面からの投射に限定される。
ここで、背面投射型映像装置(プロジェクタ)及び映像が投射されるスクリーンについて説明する。プロジェクタ(図示せず)は、液晶表示パネルのような電子的な表示デバイスを表示手段として備え、この表示手段に表示された映像を投射レンズを介してスクリーン(図示せず)に投影して結像させる。スクリーンは拡散特性を有し、投影された映像はプロジェクタの反対側から観察される。ここで、拡散板(スクリーン)としてすりガラス状のものを用いることができる。この拡散板は、等方性の拡散性を持ち、広い範囲にわたって観察可能な範囲である視域を確保することができる一方で、光量が不足する。また、通常は水平方向の視域確保が重要となることから、拡散板としてレンチキュラレンズスクリーンを用いることができる。この拡散板は、水平方向のみの拡散特性を有する。
また、図11に示すように、視域内の光量を確保するため、スクリーンCが、プロジェクタPからの光を集光する集光レンズとしてフレネルレンズlfを有し、更に、等方性の拡散層(拡散板B1)と、レンチキュラレンズスクリーンのような水平方向への拡散材(拡散板B2)とを拡散板として有するものも用いられている。なお、図11は、背面投射型映像装置とスクリーンの構造の例を模式的に示す模式図である。
このような背面投写型のプロジェクタPとスクリーンCの構成を、図10に示すIP方式の表示装置110の表示部112に適用することで、表示部112が直視型の表示画面の場合と同様にして立体再生像S’を表示することができる。ここで、IP方式の表示装置110では、要素画像群を表示部112に高精細に表示する必要があることから、要素画像群が投射されるスクリーン上において、通常の2D映像の表示に必要な性能以上に精細度を確保する必要がある。ここで、このスクリーンの拡散板としてレンチキュラレンズスクリーンを用いた場合には、レンチキュラレンズのピッチにより解像度が制限されるため好ましくない。一方、スクリーンの拡散板に等方性の拡散材を用いることは可能であり、解像度特性を高めた拡散材をプロジェクタのスクリーンに使用した例が報告されている(非特許文献2参照)。
更に、IP方式の表示装置110では、図12(a)に示すように、1つの要素画像Gmにレンズ群111の中の1つのレンズlmが対応し、観察者Oはそのレンズlmを通して要素画像Gmの一部を観察する。図12は、要素画像とレンズと視域との関係を説明するための説明図、(a)は、要素画像とレンズの配置によって決定される視域を模式的に示す模式図、(b)は、偽の視域の例を模式的に示す模式図である。
ここで、要素画像Gmとレンズlmはおおよそレンズlmの焦点距離fだけ隔てて配置されるため、要素画像Gmの大きさと焦点距離fとによって視域が決定される。そして、ある特定の観察距離において視域の幅が最大となる要素画像Gmの幅と配置とが報告されている(非特許文献3参照)。
また、図12(b)に示すように、要素画像Gmを、対応するレンズlmに隣接したレンズ(図12ではレンズlm−1、lm+1)を介しても、観察者Oは立体像(図示せず)を観察することができる。なお、図12(b)では、要素画像Gmに対応するレンズlmと左右に隣接するレンズlm−1、lm+1から見た場合について示したが、例えば上下に隣接するレンズ(図示せず)や、複数個隣に位置するレンズからも要素画像Gmを観察でき、視域(偽の視域)を形成する可能性が生じる。このように、表示装置110では、本来の設計による正しい視域だけでなく、周辺に多数の偽の視域が形成される。
特開平10−150675号公報(段落番号0010〜0076) 山田光穂、「インテグラル立体テレビ」、月間ディスプレイ、vol.7、No.6、p.29−34、2001年6月 廖洪恩、外6名「マルチプロジェクションintegral Videography三次元画像表示装置の開発」、電子情報通信学会論文誌、Vol.J87-D-II、No.12、pp.2198-2208、2004 H. Hoshino, et al., "Analysis of resolution limitation of integral photography", Journal of the Optical Society of America, A, Vol.15, No.8, pp.2059〜2065, 1998
しかしながら、IP方式の表示装置では生成される立体映像において十分な解像度を確保するためには各要素画像の解像度を十分高くする必要がある一方で、複数の人数で立体像を観察可能にするためには、通常の十数インチから20インチ程度の画面サイズではなく、50インチから100インチあるいはそれ以上の画面サイズが必要となる。そして、現在おもに用いられている直視型のディスプレイでは大画面化と解像度の確保との両立は図れない。
また、プロジェクタによって要素画像をスクリーンに投射する場合には、大画面化は容易であるが、スクリーンの拡散板を通過するときに光線が広がるために、解像度の低下が避けられない。そのため、解像度に劣化の生じないスクリーンが望まれていた。
また、偽の視域が生じることで、複数の人数で同時に立体像を観察することが可能になるという利点もあるが、偽の視域から観察すると、観察される立体像に幾何学的な歪みが生じたり、視域の境界を挟んで観察した場合には奥行きが反転するという、いわゆる逆視が生じたりする。よって、正しい立体像を再現するためには、正しい視域での観察に限定できることが望ましい。そのため、設計対象である視域のみで観察可能とし、他の派生的に生じる偽の視域については見えないようにするなどの制限が必要とされていた。
本発明は、前記従来技術の問題を解決するために成されたもので、プロジェクタから投影された要素画像群の解像度を劣化させず、かつ、偽の視域が生じないIP方式の立体像表示装置を提供することを目的とする。
前記問題を解決するため、請求項1に記載の立体像表示装置は、インテグラルフォトグラフィ方式の撮像装置によって撮像された複数の要素画像からなる要素画像群を表示する表示手段と、前記表示手段から入射した光を投射する投射レンズと、を備え、前記要素画像群を投影して同一平面上に前記要素画像群の像を形成する投影装置からの光が入射されて、立体像を表示する立体像表示装置であって、前記投影装置からの光を集光する、あるいは、平行光にする集光光学系と、各々の前記要素画像の像からの光が入射され、当該像の各々の点からの光を集光する、あるいは、平行光にする複数の第1の要素光学レンズ系を、当該第1の要素光学レンズ系の光軸及び前記集光光学系の光軸に対して直交する同一平面上にアレイ状に配列した第1のレンズ群とを備え、前記集光光学系と前記投射レンズとの距離が当該集光光学系の焦点距離以上であり、前記第1の要素光学レンズ系の口径をD 、前記集光光学系と前記第1の要素光学レンズ系との間の距離をb、前記投射レンズの口径をD 、前記投射レンズと前記集光光学系との間の距離をa、とした場合において、D /b≦D /aの関係を満たすこととした。
かかる構成によれば、立体像表示装置は、集光光学系によって投影装置からの発散する光を集光する、あるいは、平行光にするとともに、ある平面上に形成された複数の要素画像の像からの光がそれぞれ対応する第1の要素光学レンズ系に入射する。これによって、観察者が第1のレンズ群を介して複数の要素画像の像の一部を観察することで、立体像表示装置は、投影された要素画像によって示される立体像を観察者に対して表示することができる。また、立体表示装置は、D /b≦D /aの関係を満たすことで、偽の視域の発生を制限することができる。
更に、請求項2に記載の立体像表示装置は、インテグラルフォトグラフィ方式の撮像装置によって撮像された複数の要素画像からなる要素画像群を表示する表示手段と、前記表示手段から入射した光を投射する投射レンズと、を備え、前記要素画像群を投影して同一平面上に前記要素画像群の像を形成する投影装置からの光が入射されて、立体像を表示する立体像表示装置であって、前記投影装置からの光を集光する、あるいは、平行光にする集光光学系と、各々の前記要素画像の像からの光が入射され、当該像の各々の点からの光を集光する、あるいは、平行光にする複数の第1の要素光学レンズ系を、当該第1の要素光学レンズ系の光軸及び前記集光光学系の光軸に対して直交する同一平面上にアレイ状に配列した第1のレンズ群と、各々の第1の要素光学レンズ系に対応し、各々の前記要素画像の像から入射された光を、対応する第1の要素光学レンズ系のみに出射する複数の第2の要素光学レンズ系を、当該第2の要素光学レンズ系の光軸及び前記集光光学系の光軸に対して直交し、かつ、前記要素画像群の像が形成される同一平面上に、アレイ状に配列した第2のレンズ群とを備え、前記集光光学系と前記投射レンズとの距離が当該集光光学系の焦点距離以上であり、前記投射レンズの口径をD 、前記投射レンズと前記第2の要素光学レンズ系との間の距離をa、前記第1の要素光学レンズ系及び前記第2の要素光学レンズ系の口径をD 、前記集光光学系の焦点距離をf 、とした場合において、D /a≦D /f の関係を満たすこととした。
かかる構成によれば、立体像表示装置は、集光光学系によって、投影装置からの発散する光を集光する、あるいは、平行光にする。また、投影装置から出射した光は第2のレンズ群に入射して、各々の第2の要素光学レンズ系の位置に要素画像の像を形成する。そして、立体像表示装置は、各々の第2の要素光学レンズ系によって入射した光を屈折させて、対応する第1の要素光学レンズ系のみに対して出射する。これによって、観察者が第1のレンズ群を介して複数の要素画像の像の一部を観察することで、立体像表示装置は、投影された要素画像によって示される立体像を観察者に対して表示することができる。
また、請求項3に記載の立体像表示装置は、請求項2に記載の立体像表示装置において、前記第1のレンズ群における前記第1の要素光学レンズ系の配列間隔と、前記第2のレンズ群における前記第2の要素光学レンズ系の配列間隔とが同一であり、前記集光光学系が、前記第1のレンズ群と、前記第2のレンズ群との間に設けられ、前記集光光学系と前記投射レンズとの距離が当該集光光学系の焦点距離より大きいこととした。
かかる構成によれば、立体像表示装置は、投影装置から出射した光は第2のレンズ群に入射して、各々の第2の要素光学レンズ系に要素画像の像を形成する。そして、立体像表示装置は、各々の第2の要素光学レンズ系によって入射した光を屈折する。更に、立体像表示装置は、集光光学系によって第2の要素光学レンズ系からの出射した光を集光する。そして、この光は第1のレンズ群に入射する。ここで、集光光学系は、投影装置から当該集光光学系の焦点距離より遠い位置に設置されるため、この集光光学系から出射した光は収束する。これによって、観察者から各々の第1の要素光学レンズ系を介して要素画像が見られる領域のすべてが重複する領域である視域を広くすることができる。
更に、請求項4に記載の立体像表示装置は、請求項2に記載の立体像表示装置において、前記第1のレンズ群における前記第1の要素光学レンズ系の配列間隔が、前記第2のレンズ群における前記第2の要素光学レンズ系の配列間隔より狭く、前記第2のレンズ群が、前記第1のレンズ群と前記集光光学系との間に設けられ、前記集光光学系と前記投射レンズとの距離が当該集光光学系の焦点距離より大きいこととした。
かかる構成によれば、立体像表示装置は、集光光学系によって投影装置からの発散する光を集光し、集光光学系から出射した光は第2のレンズ群に入射して、各々の第2の要素光学レンズ系に要素画像の像を形成する。そして、立体像表示装置は、各々の第2の要素光学レンズ系によって入射した光を屈折して、対応する第1の要素光学レンズ系のみに出射する。ここで、集光光学系は、投影装置から当該集光光学系の焦点距離より遠い位置に設置されるため、この集光光学系から出射した光は収束する。これによって、観察者から各々の第1の要素光学レンズ系を介して要素画像が見られる領域のすべてが重複する領域である視域を広くすることができる。
本発明に係る立体像表示装置では、以下のような優れた効果を奏する。請求項1に記載の発明によれば、投影装置によって要素画像を投影した場合においても拡散板を用いないで立体像を表示することができるため、要素画像の解像度を低下させず、高品質な立体像を表示することができる。そして、投影装置によって要素画像を投影するため、大画面化することもできる。
請求項2に記載の発明によれば、投影装置によって要素画像を投影した場合においても拡散板を用いないで立体像を表示することができるため、要素画像の解像度を低下させず、高品質な立体像を表示することができる。そして、投影装置によって要素画像を投影するため、大画面化することもできる。更に、第2の要素光学レンズ系が、要素画像の像からの光を、対応する第1の要素光学レンズ系のみに出射するため、光量が確保できるとともに、偽の視域の発生を抑制することができる。
請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、偽の視域の発生を抑制することができるとともに、視域の広い立体像表示装置とすることができる。そのため、観察者は立体像表示装置によって表示される立体像を広い範囲から観察することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[立体像表示システムの構成(第一の実施の形態)]
まず、図1を参照して、本発明の第一の実施の形態である立体像表示装置3を備える立体像表示システム1の構成について説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。なお、ここでは、表示手段21に表示された複数の要素画像の中のある要素画像の中心における画素からの光の光路を模式的に図示した。
立体像表示システム1は、要素画像群を投射し、立体像を表示するものである。立体像表示システム1は、プロジェクタ2と、立体像表示装置3とを備える。
プロジェクタ(投影装置)2は、要素画像群を投射するものである。プロジェクタ2は、表示手段21と、投射レンズ22とを備える。
表示手段21は、例えば、液晶表示パネルや微小ミラーデバイス(DMD:Digital Micromirror Device、DLP:Digital Light Processing)のような電子的な表示デバイスである。この表示手段21には、要素画像群が入力されて表示される。そして、ここで表示された要素画像群からの光は、投射レンズ22に入射する。
投射レンズ22は、表示手段21から入射した光を立体像表示装置3に対して投射するものである。ここで投射レンズ22は、例えば、凸レンズ等から構成される。
なお、要素画像群は、IP方式によって立体像を表示するための画像であり、後記する立体像表示装置3の第1のレンズ群33及び第2のレンズ群32の各々のレンズに対応する複数の要素画像を有する。この要素画像群は、例えば、図10に示すような従来のIP方式の撮影装置によって撮影されたものであってもよいし、コンピュータグラフィックスによって生成されたものであってもよい。そして、プロジェクタ2は背面投射するため、要素画像には必要な反転処理が施されているものとする。
立体像表示装置3は、プロジェクタ2から投射された要素画像群の光から立体像を表示するものである。ここで、立体像表示装置3は、凸レンズ31と、第2のレンズ群32と、第1のレンズ群33とを備える。
凸レンズ(集光光学系)31は、プロジェクタ2から入射した光を集光するものである。この凸レンズ31は、投射レンズ22と同一の光軸A上に設けられ、投射レンズ22から投射された光のすべてが当該凸レンズ31に入射する。ここでは、凸レンズ31は、投射レンズ22から当該凸レンズ31の焦点距離fだけ隔てた位置に設置されることとした。これによって、投射レンズ22の主点を通った光は、この凸レンズ31によって平行光に変換される。
第2のレンズ群32は、プロジェクタ2から投射された要素画像の像が形成され凸レンズ31の光軸Aに直交する同一平面上に、アレイ状に配列された複数の凸レンズL2、L2、…から構成される。
凸レンズ(第2の要素光学レンズ系)L2は、プロジェクタ2から投射され、凸レンズ31を介して入射した光を、後記する第1のレンズ群33の、対応する凸レンズL1のみに出射するものである。ここで、各々の凸レンズL2は、プロジェクタ2の表示手段21に表示された複数の要素画像の各々に対応し、更に、第1のレンズ群33の複数の凸レンズL1の各々に対応する。また、凸レンズL2は、対応する凸レンズL1と光軸方向に当該凸レンズL1の焦点距離fだけ隔てた位置に設置される。更に、ここでは、第1のレンズ群33の凸レンズL1の配列間隔と、第2のレンズ群32の凸レンズL2の配列間隔とが等しい、つまり、凸レンズL2と、対応する凸レンズL1との口径が同一であり、また、凸レンズL2と、対応する凸レンズL1との光軸(図示せず)も一致することとした。更に、凸レンズL2は、投射レンズ22から投射距離aだけ隔てた位置に設置され、各々の凸レンズL2の内部には、対応する要素画像の像(実像)が形成される。この要素画像の像の配列間隔と、対応する凸レンズL1、L2の配列間隔は一致し、かつ、凸レンズL1、L2の光軸は、対応する要素画像の中心を通るものとする。
以下、図1から図3を参照して、凸レンズL2が、入射した光の光路の方向付けをして、この光を第1のレンズ群33の、対応する凸レンズL1のみに出射させる条件について説明する。図2は、対応する凸レンズL1、L2に入射する光の光路を模式的に示した模式図、(a)は、要素画像の中心における画素からの光が入射した場合の光路を模式的に示した模式図、(b)は、要素画像の中心以外の画素からの光が入射した場合の光路を模式的に示した模式図である。図3は、本発明の第一の実施の形態である立体像表示装置の、対応する凸レンズL1、L2に入射及び出射する光線群を模式的に示した模式図である。
まず、表示手段21に表示された、複数の要素画像の中のある要素画像のひとつの画素について着目すると、この画素から出射し、投射レンズ22の中心を通った光(主光線)は、この投射レンズ22から焦点距離fだけ隔てて設けられた凸レンズ31によって屈折し、光軸Aに平行な光となる。また、この画素から出射し、投射レンズ22を通った光線群は、凸レンズ31によって屈折し、光軸Aに平行な主光線を中心として進行し、凸レンズL2の内部の一点で収束する。その後、凸レンズL2に入射した主光線は、凸レンズL2よって屈折し、凸レンズL1の焦点距離fだけ隔てて設けられた凸レンズL1の中心を通る。また、凸レンズL2の一点に収束した光線群は凸レンズL2によって屈折して、凸レンズL1の中心を通る主光線を中心に拡散して、凸レンズL1に入射する。
ここで、例えば、図2(a)に示すように、ある凸レンズL2の内部に形成された要素画像の像の中心の点からの光は、そのまま透過して光軸Aを中心として拡散し、凸レンズL1に入射する。また、図2(b)に示すように、凸レンズL2の内部に形成された要素画像の像の中心以外の点からの光は、凸レンズL2の中心からの偏移に応じて屈折し、凸レンズL1の中心を通る主光線を中心として拡散し、凸レンズL1に入射する。
そして、図3に示すように、凸レンズL2の内部に形成された要素画像の像の各点から出射する光線群の拡散する角度θにおいて以下の式(1)が成立する場合に、凸レンズL2から出射する光線群が対応する凸レンズL1のみに入射し、かつ、この凸レンズL1の全面に入射する。ここで、Dは、凸レンズL1、L2の口径とする。
θ=2arctan[D/(2f)] …(1)
一方、凸レンズL2の内部に形成された要素画像の像の各点に入射する光線群の収束する角度θ’は、以下の式(2)によって表される。ここで、Dは、投射レンズ22(図1参照)の射出瞳の径(口径)とする。
θ’=2arctan[D/(2a)] …(2)
そして、凸レンズL2の内部に形成された要素画像の像のひとつの点に着目すると、入射する光線群の収束する角度θ’と、出射する光線群の拡散する角度θは、ほぼ同一と考えてよいため、式(1)と式(2)とから、θ’=θ、すなわち、以下の式(3)を満たすように凸レンズL2を設計し、かつ、凸レンズL1の焦点距離fだけ凸レンズL1、L2を光軸方向に離隔させて配置することで、凸レンズL2は、入射した光を対応する凸レンズL1のみに出射することができる。
/f=D/a …(3)
ここで、従来の直視型のディスプレイを用いる場合やスクリーンに要素画像を投射する場合には、ディスプレイやスクリーンの表面から様々な方向に拡散して出射した光が、レンズ群の対応するレンズとそれ以外の複数のレンズとに入射する。しかし、立体像表示装置3では、凸レンズL2の内部に形成された要素画像の像の各々の点からの光はすべて、対応する凸レンズL1に出射するため、光量が確保できるとともに、偽の視域の発生を抑制することができる。更に、拡散板を設けなくても、凸レンズL2からの光を凸レンズL1の全面に過不足なく入射させることができるため、要素画像群の解像度が劣化しない。
ここで、凸レンズL2からの光をすべて凸レンズL1に入射させるためには、以下の式(4)を満たしていればよい。
θ≦2arctan[D/(2f)] …(4)
そして、θ’≒θより、D/a≦D/fを満たしていればよい。ここで、D/a<D/fであるときには、凸レンズL1の周縁に光が入射しない領域が生じ、凸レンズL1の周縁部に非発光の部分が生じるが、凸レンズL2の内部に結像した要素画像からの光が、対応する凸レンズL1以外、例えば、対応する凸レンズL1に隣接する凸レンズL1に入射しない点では、式(3)が成り立つ場合と同様である。
図1に戻って説明を続ける。第1のレンズ群33は、凸レンズ31の光軸Aに直交する同一平面上に、アレイ状に配列された複数の凸レンズL1、L1、…から構成される。なお、凸レンズ31の光軸A上に、第2のレンズ群32及び第1のレンズ群33の中心がくるように設置される。
凸レンズ(第1の要素光学レンズ系)L1は、対応する凸レンズL2から入射した要素画像の像の各々の点からの光を、集光する、あるいは、平行光にするものである。なお、ここでは、凸レンズL1の焦点距離fと凸レンズL2の焦点距離fとが等しいこととし、凸レンズL1が、対応する凸レンズL2から入射した要素画像の像の各々の点からの光を平行光にする場合について説明する。しかし、凸レンズL1の焦点距離fが、凸レンズL1と凸レンズL2の距離より小さいこととし、観察位置において光が主光線を中心に収束するようにしてもよい。
ここで、凸レンズL2の内部の要素画像の像のひとつの点に着目すると、図2(a)及び(b)に示すように、凸レンズL1に入射した光の主光線はそのまま直進し、凸レンズL1に入射した光線群は主光線と同じ傾きを持つ平行光となって出射する。そして、この傾きは、着目する点の凸レンズL2における中心からの偏移量に応じて定まる。
このようにして、各凸レンズL1からは、対応する要素画像からの光が、凸レンズL2における中心からの偏移量に応じた傾きの平行光となって出射して、一定の角度の視域を形成する。そして、立体像表示システム1全体としては、図4に示すような、すべての凸レンズL1の視域の共通領域としての視域が形成される。図4は、立体像表示システムの視域を模式的に示す模式図である。
なお、第2のレンズ群32は、各凸レンズL2が接する境界における一定領域(例えば、口径の外側10%)に黒色の塗料が塗布されるなどして遮光されることとしてもよい。このようにすることで、再生される立体像(図示せず)のコントラストの低下を防ぐことができる。
また、凸レンズ31の焦点距離fを、プロジェクタ2の投射距離aに近い値とし、当該凸レンズ31と第2のレンズ群32とを隣接させて設置することとしてもよい。このように設置することで、立体像表示装置3の大きさを小さくすることができるが、立体像表示装置3の大きさに制限がない場合には、凸レンズ31と、第2のレンズ群32とを離して設置することとしてもよい。
[立体像表示システムの動作(第一の実施の形態)]
次に、図1を参照して、本発明における立体像表示システム1が、立体像を表示する動作について説明する。
まず、プロジェクタ2の表示手段21に要素画像群を表示する。そうすると、表示手段21からの光は、投射レンズ22に入射する。この光は、投射レンズ22によって投射され、立体像表示装置3は、凸レンズ31によって、投射された光を収束する。そして、各々の要素画像の像が、対応する凸レンズL2の内部に形成される。
更に、各凸レンズL2の内部に形成された要素画像の像からの光は、凸レンズL2によって、光路の方向付けがなされ、第1のレンズ群33の、対応する凸レンズL1のみに入射する。そして、凸レンズL2内部の要素画像の像からの光は、凸レンズL2における中心からの偏移量に応じた傾きの平行光となって凸レンズL1から出射する。以上の動作によって、立体像表示システム1は、要素画像群によって示される立体像を表示することができる。
[立体像表示システムの構成(第二の実施の形態)]
次に、図5を参照して、本発明の第二の実施の形態である立体像表示装置3Aを備える立体像表示システム1Aの構成について説明する。図5は、本発明の第二の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。なお、ここでは、表示手段21の表示された複数の要素画像の中のある要素画像の中心における画素からの光の光路を模式的に図示した。図5に示すように、立体像表示システム1Aは、要素画像群を投射し、立体像を表示するものである。
立体像表示システム1Aは、立体像表示装置3に代えて立体像表示装置3Aを備える。立体像表示システム1A内のプロジェクタ2は、図1に示したものと同一であるので、同一の符号を付し、説明を省略する。
立体像表示装置3Aは、プロジェクタ2から投射された要素画像群の光から立体像を表示するものである。ここで、立体像表示装置3Aは、凸レンズ31に代えて凸レンズ31Aを、第1のレンズ群33に代えて第1のレンズ群33Aを備える。立体像表示装置3A内の第2のレンズ群32は、図1に示したものと同一であるので、同一の符号を付し、説明を省略する。
凸レンズ(集光光学系)31Aは、プロジェクタ2から入射した光を集光するものである。この凸レンズ31Aは、投射レンズ22と同一の光軸A上に設けられ、投射レンズ22から投射された光のすべてが当該凸レンズ31Aに入射する。ここで、投射レンズ22と凸レンズ31Aとの距離は、当該凸レンズ31Aの焦点距離fより大きい。そして、この凸レンズ31Aに関して、投射レンズ22の位置及び視域が形成される位置は共役の位置になる。すなわち、投射レンズ22の像が視域の位置に形成される位置関係となる。
第1のレンズ群33Aは、凸レンズ31Aの光軸Aに直交する同一平面上に、アレイ状に配列された複数の凸レンズ(第1の要素光学レンズ系)L1A、L1A、…から構成される。ここでは、第1のレンズ群33Aの凸レンズL1Aの配列間隔P1は、第2のレンズ群32の凸レンズL2の配列間隔P2より小さく設定され、以下の式(5)が成り立つ。なお、fは、凸レンズL1の焦点距離であり、凸レンズL1Aと凸レンズL2との光軸方向の距離と一致する。また、Vは、凸レンズL1Aから視域までの光軸方向の距離である。
P2=P1(1+f/V) …(5)
そして、凸レンズ31Aの光軸A上に、第2のレンズ群32及び第1のレンズ群33Aの中心がくるように設置され、凸レンズL1Aはそれぞれ1つの凸レンズL2に対応している。また、凸レンズL1Aが、光軸Aから当該光軸Aに直交する方向に離れた位置にあるほど、当該凸レンズL1Aに対応する凸レンズL2は、当該凸レンズL1Aに対して光軸Aに直交する方向に更に離れた位置に設置される。
そして、投射レンズ22と凸レンズ31Aとを当該凸レンズ31Aの焦点距離fより大きい距離だけ離して設置するとともに、第1のレンズ群33Aの凸レンズL1Aの配列間隔P1を、第2のレンズ群32の凸レンズL2の配列間隔P2より小さく設定して、凸レンズL1A、L2を対応する要素画像の中心における画素からの光の主光線上に配置することで、対応する凸レンズL1A及び凸レンズL2の組の各々によって形成される視域は、配列間隔P1及び配列間隔P2が等しい場合に比べて、光軸Aよりに傾く。そのため、すべての凸レンズL1A及び凸レンズL2の視域の共通領域としての視域が広くなる。
このような立体像表示装置3Aとすることで、広い視域を確保できるとともに、拡散板を用いないため解像度が劣化せず、更に、前記の式(4)を満たすように凸レンズL1Aを設計することで、偽の視域が生じない立体像表示システム1Aとすることができる。
[立体像表示システムの構成(第三の実施の形態)]
次に、図6を参照して、本発明の第三の実施の形態である立体像表示装置3Bを備える立体像表示システム1Bの構成について説明する。図6は、本発明の第三の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。なお、ここでは、表示手段21の表示された複数の要素画像の中のある要素画像の中心における画素からの光の光路を模式的に図示した。図6に示すように、立体像表示システム1Bは、要素画像群を投射し、立体像を表示するものである。
立体像表示システム1Bは、立体像表示装置3に代えて立体像表示装置3Bを備える。立体像表示システム1B内のプロジェクタ2は、図1に示したものと同一であるので、同一の符号を付し、説明を省略する。
立体像表示装置3Bは、プロジェクタ2から投射された要素画像群の光から立体像を表示するものである。ここで、立体像表示装置3Bは、凸レンズ31に代えて凸レンズ31Bを備える。立体像表示装置3B内の第2のレンズ群32及び第1のレンズ群33は、図1に示したものと同一であるので、同一の符号を付し、説明を省略する。
凸レンズ(集光光学系)31Bは、第2のレンズ群32から入射した光を集光するものである。この凸レンズ31Bは、投射レンズ22と同一の光軸A上に設けられ、投射レンズ22から投射されて第2のレンズ群32を通過した光のすべてが当該凸レンズ31Bに入射する。ここで、投射レンズ22と凸レンズ31Bとの距離は、当該凸レンズ31Bの焦点距離fより大きく、更に、凸レンズ31Bは、第2のレンズ群32と第1のレンズ群33との間に設置される。
ここで、第1のレンズ群33の凸レンズL1の配列間隔と、第2のレンズ群32の凸レンズL2の配列間隔は等しく、かつ、投射レンズ22によって投射された要素画像群の像は、第2のレンズ群32に形成される。そして、凸レンズ31Bの光軸A上に、第2のレンズ群32及び第1のレンズ群33の中心がくるように設置され、凸レンズL1はそれぞれ1つの凸レンズL2に対応している。
そして、凸レンズ31Bの焦点距離をfとすると、投射レンズ22の位置と視域の位置とが共役の関係になり、以下の式(6)が成り立つ。
1/f=1/(a+c)+1/(f+V−c) …(6)
そして、各要素画像の像の中心は凸レンズL2の中心と一致し、表示手段21上の各要素画像の中心から投射レンズ22の中心を通った光は、凸レンズL2の中心を通り、凸レンズ31Bによって屈折して光軸Aよりに向きを変える。そして、この光が、凸レンズL1の中心を通った後に視域の中心に至るようにすることで、観察者(図示せず)が、第1のレンズ群33を介して第2のレンズ群32の内部に形成された要素画像群の像を見ることができる。
そして、第2のレンズ群32を通過した光を、凸レンズ31Bによって集光させることで、各々の凸レンズL2からの光が光軸Aよりに向きを変えて屈折するため、各々凸レンズL1によって形成される視域は、図1に示す立体像表示装置3と比べて、光軸Aよりに傾く。そのため、すべての凸レンズL1の視域の共通領域としての視域が広くなる。
そして、投射レンズ22と、凸レンズ31Bと、第2のレンズ群32と、第1のレンズ群33との位置関係から、以下の式(7)が成り立つ。
(a+c):(V+f−c)=c:(f−c) …(7)
そして、式(7)から以下の式(8)が得られる。
c=a・f/(a+V) …(8)
そして、凸レンズL1と凸レンズL2は間隔fで固定されており、第2のレンズ群32から前記の式(8)を満たす距離cだけ離れた位置に凸レンズ31Bを設置することで、凸レンズL1、L1、…の配列間隔及び凸レンズL2、L2、…の配列間隔が等しい、同一の形状の第1のレンズ群33及び第2のレンズ群32を用いることができる。
このような立体像表示装置3Bとすることで、広い視域を確保できるとともに、拡散板を用いないため解像度が劣化せず、更に、前記の式(4)を満たすように凸レンズL1を設計することで、偽の視域が生じない立体像表示システム1Bとすることができる。
[立体像表示システムの構成(第四の実施の形態)]
次に、図7及び図8を参照して、本発明の第四の実施の形態である立体像表示装置3Cを備える立体像表示システム1Cの構成について説明する。図7は、本発明の第四の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。図8は、凸レンズ31Cと、1つの凸レンズL1に入射する光を模式的に示した模式図である。なお、図7では、各要素画像の中心における画素から出射し、投射レンズ22の中心を通る光の光路を点線で、各要素画像の境界付近の画素から出射し、投射レンズ22の中心を通る光の光路を実線で示した。また、ここでは、第1のレンズ群33において、6個の凸レンズL1が縦に配列されている場合を示したが、凸レンズL1の数はこれに限定されない。図7に示すように、立体像表示システム1Cは、要素画像群を投射し、立体像を表示するものである。
立体像表示システム1Cは、立体像表示装置3に代えて立体像表示装置3Cを備える。立体像表示システム1C内のプロジェクタ2は、図1に示したものと同一であるので、同一の符号を付し、説明を省略する。
立体像表示装置3Cは、プロジェクタ2から投射された要素画像群の光から立体像を表示するものである。ここで、立体像表示装置3Cは、第2のレンズ群32を備えず、凸レンズ31に代えて凸レンズ31Cを備える。立体像表示装置3C内の第1のレンズ群33は、図1に示したものと同一であるので、同一の符号を付し、説明を省略する。
凸レンズ(集光光学系)31Cは、投射レンズ22から入射した光を集光するものである。この凸レンズ31Cは、投射レンズ22と同一の光軸(図示せず)上に設けられ、投射レンズ22から投射された光のすべてが当該凸レンズ31Cに入射する。ここで、投射レンズ22と凸レンズ31Cとの距離は、当該凸レンズ31Cの焦点距離fに等しく、更に、ここでは、凸レンズ31Cは、光路上において第1のレンズ群33の前に設置されることとした。
また、ここでは、投射レンズ22の投射距離aと、凸レンズ31Cの焦点距離fは等しく、投射レンズ22によって投射された要素画像群の像は、凸レンズ31Cの内部に形成される。そして、投射レンズ22の光軸上に、凸レンズ31C及び第1のレンズ群33の中心がくるように設置され、要素画像の像の各々は1つの凸レンズL1に対応している。
そして、投射レンズ22の中心を通る光線群に着目すると、この光線群は、凸レンズ31Cによって屈折して光軸に平行になって出力される。そして、この光線群は、第1のレンズ群33に入射して、各凸レンズL1の集光作用により後焦点位置で様々な角度を持つ光線となり、視域が形成される。
ここで、図8を参照(適宜図7参照)して、1つの要素画像の像と、この要素画像の像に対応する凸レンズL1とについて説明する。図8に示すように、凸レンズ31C内の要素画像の像の各画素は、投射レンズ22の口径に応じた角度範囲の入射光の結像によって形成されるが、凸レンズ31Cの出力側では、この光線群の主光線はすべて光軸と平行になり、その周囲に入射光とほぼ同じ角度範囲を持つ光線群が出射する。そのため、要素画像の周辺部の光の一部は対応する凸レンズL1に入射しないものの、立体像表示装置3Cを、凸レンズ31Cと、1つのレンズ群(第1のレンズ群33)とで構成できるとともに、拡散板を用いないため解像度が劣化しない。
なお、要素画像の像と凸レンズL1との距離bは、凸レンズL1の焦点距離fとほぼ等しく、凸レンズL1は、要素画像の各々の点からの光を観察者側に集光する、あるいは、平行光にする作用を持つ。また、偽の視域の発生をある程度制限するためには、D/b≦D/aを満たすことが望ましい。更に、凸レンズ31Cは凸レンズL1のプロジェクタ2側に設置されても観察者(図示せず)側に設置されてもよい。
[立体像表示システムの構成(第五の実施の形態)]
次に、図9を参照して、本発明の第五の実施の形態である立体像表示装置3Dを備える立体像表示システム1Dの構成について説明する。図9は、本発明の第五の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。なお、図9では、各要素画像の中心における画素から出射し、投射レンズ22の中心を通る光の光路を点線で、各要素画像の境界付近の画素から出射し、投射レンズ22の中心を通る光の光路を実線で示した。また、ここでは、第1のレンズ群33Dにおいて、6個の凸レンズL1Dが縦に配列されている場合を示したが、凸レンズL1Dの数はこれに限定されない。図9に示すように、立体像表示システム1Dは、要素画像群を投射し、立体像を表示するものである。
立体像表示システム1Dは、立体像表示装置3に代えて立体像表示装置3Dを備える。立体像表示システム1D内のプロジェクタ2は、図1に示したものと同一であるので、同一の符号を付し、説明を省略する。
立体像表示装置3Dは、プロジェクタ2から投射された要素画像群の光から立体像を表示するものである。ここで、立体像表示装置3Dは、第2のレンズ群32を備えず、凸レンズ31に代えて凸レンズ31Dを、第1のレンズ群33に代えて第1のレンズ群33Dを備える。
凸レンズ(集光光学系)31Dは、投射レンズ22から入射した光を集光するものである。この凸レンズ31Dは、投射レンズ22と同一の光軸(図示せず)上に設けられ、投射レンズ22から投射された光のすべてが当該凸レンズ31Dに入射する。ここで、投射レンズ22と凸レンズ31Dとの距離は、当該凸レンズ31Dの焦点距離fより大きく、ここでは、投射レンズ22の投射距離aと、投射レンズ22と凸レンズ31Dとの距離は等しいこととした。そして、投射レンズ22によって投射された要素画像群の像は、凸レンズ31Dの内部に形成される。
更に、凸レンズ31Dは、光路上において第1のレンズ群33Dの前に設置される。そして、この凸レンズ31Dに関して、投射レンズ22の位置及び視域が形成される位置は共役の位置になる。すなわち、投射レンズ22の像が視域の位置に形成される位置関係となる。
第1のレンズ群33Dは、凸レンズ31Dの光軸(図示せず)に直交する同一平面上に、アレイ状に配列された複数の凸レンズ(第1の要素光学レンズ系)L1D、L1D、…から構成される。そして、投射レンズ22の光軸上に、凸レンズ31D及び第1のレンズ群33Dの中心がくるように設置され、凸レンズ31D内部に形成された要素画像の像の各々は1つの凸レンズL1Dに対応している。ここでは、第1のレンズ群33Dの凸レンズL1Dの配列間隔P1は、各々の要素画像の像の配列間隔P2より小さく設定され、以下の式(9)が成り立つ。なお、bは、凸レンズ31Dと第1のレンズ群33Dとの距離である。また、Vは、凸レンズL1Dから視域までの光軸方向の距離である。
P2=P1(1+b/v) …(9)
そして、凸レンズ31Dの光軸上に、要素画像群の像及び第1のレンズ群33Dの中心がくるように設置され、凸レンズL1Dが、光軸から当該光軸に直交する方向に離れた位置にあるほど、当該凸レンズL1Dに対応する要素画像の像は、当該凸レンズL1Dに対して光軸に直交する方向に更に離れた位置に形成される。
そして、投射レンズ22と凸レンズ31Dとを当該凸レンズ31Dの焦点距離fより大きい距離だけ離して設置するとともに、第1のレンズ群33Dの凸レンズL1Dの配列間隔P1を、各々の要素画像の像の配列間隔P2より小さく設定して、凸レンズL1Dを対応する要素画像の中心における画素からの光の主光線上に配置することで、対応する凸レンズL1Dの各々によって形成される視域は、配列間隔P1及び配列間隔P2が等しい場合に比べて、光軸よりに傾く。そのため、すべての凸レンズL1Dの視域の共通領域としての視域が広くなる。
このような立体像表示装置3Dとすることで、広い視域を確保できる。また、立体像表示装置3Dを、凸レンズ31Dと、1つのレンズ群(第1のレンズ群33D)とで構成できるとともに、拡散板を用いないため解像度が劣化しない。
なお、要素画像の像と凸レンズL1Dとの距離bは、凸レンズL1Dの焦点距離fとほぼ等しく、凸レンズL1Dは、要素画像の各々の点からの光を観察者側に集光する、あるいは、平行光にする作用を持つ。また、偽の視域の発生をある程度制限するためには、D/b≦D/aを満たすことが望ましい。更に、凸レンズ31Dは凸レンズL1Dのプロジェクタ2側に設置されても観察者(図示せず)側に設置されてもよい。
なお、ここで説明した第1のレンズ群33、33A、33D及び、第2のレンズ群32は、水平方向及び鉛直方向に集光作用を有する凸レンズL1(L1A、L1D)、L2を2次元方向に配列することとしたが、一方向に集光作用を持つレンズ(図示せず)を一方向に配列した第1のレンズ群及び第2のレンズ群(図示せず)としてもよい。例えば、水平方向に集光作用を有するレンズ(図示せず)を水平方向に配列したレンチキュラーレンズシートからなる第1のレンズ群及び第2のレンズ群(図示せず)としてもよい。このとき、要素画像群の結像位置には垂直方向に拡散作用を有する垂直拡散板(図示せず)が配置される。この垂直拡散板は、垂直方向のみに拡散特性があるようにビーム整形されたホログラフィックディフューザ(図示せず)、もしくは、垂直方向に屈折作用のあるレンチキュラーレンズシートを用いることができる。なお、垂直方向のみに拡散作用を有する垂直拡散板を設置した場合には、立体作用を生じる水平方向の特性に影響を与えず、解像度の低下は生じない。
更に、特許請求の範囲に記載の集光光学系、第1の要素光学レンズ系及び第2の要素光学レンズ系が、それぞれ、凸レンズ31、凸レンズL2及び凸レンズL1(L1A、L1D)からなることとしたが、例えば、光ファイバレンズ等のレンズからなることとしてもよいし、複数のレンズを組み合わせて構成されることとしてもよい。
本発明の第一の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。 本発明の第一の実施の形態である立体像表示装置の、対応する凸レンズL1、L2に入射する光の光路を模式的に示した模式図、(a)は、要素画像の中心における画素からの光が入射した場合の光路を模式的に示した模式図、(b)は、要素画像の中心以外の画素からの光が入射した場合の光路を模式的に示した模式図である。 本発明の第一の実施の形態である立体像表示装置の、対応する凸レンズL1、L2に入射及び出射する光線群を模式的に示した模式図である。 本発明の第一の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの視域を模式的に示す模式図である。 本発明の第二の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。 本発明の第三の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。 本発明の第四の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。 本発明の第四の実施の形態である立体像表示装置の凸レンズ31Cと、1つの凸レンズL1に入射する光を模式的に示した模式図である。 本発明の第五の実施の形態である立体像表示装置を備える立体像表示システムの構成を模式的に示した模式図である。 従来のIP方式を説明するための説明図、(a)は、従来のIP方式によってIP画像を撮影する装置の構成を模式的に示す模式図、(b)は、従来のIP方式によって立体像を表示する装置の構成を模式的に示す模式図である。 背面投射型映像装置とスクリーンの構造の例を模式的に示す模式図である。 従来のIP方式の表示装置における要素画像とレンズと視域との関係を説明するための説明図、(a)は、要素画像とレンズの配置によって決定される視域を模式的に示す模式図、(b)は、偽の視域の例を模式的に示す模式図である。
符号の説明
2 プロジェクタ(投影装置)
3、3A、3B、3C、3D 立体像表示装置
31、31A、31B、31C、31D 凸レンズ(集光光学系)
32 第2のレンズ群
L2 凸レンズ(第2の要素光学レンズ系)
33、33A、33D 第1のレンズ群
L1、L1A、L1D 凸レンズ(第1の要素光学レンズ系)

Claims (4)

  1. インテグラルフォトグラフィ方式の撮像装置によって撮像された複数の要素画像からなる要素画像群を表示する表示手段と、前記表示手段から入射した光を投射する投射レンズと、を備え、前記要素画像群を投影して同一平面上に前記要素画像群の像を形成する投影装置からの光が入射されて、立体像を表示する立体像表示装置であって、
    前記投影装置からの光を集光する、あるいは、平行光にする集光光学系と、
    各々の前記要素画像の像からの光が入射され、当該像の各々の点からの光を集光する、あるいは、平行光にする複数の第1の要素光学レンズ系を、当該第1の要素光学レンズ系の光軸及び前記集光光学系の光軸に対して直交する同一平面上にアレイ状に配列した第1のレンズ群と、を備え、
    前記集光光学系と前記投射レンズとの距離が当該集光光学系の焦点距離以上であり、
    前記第1の要素光学レンズ系の口径をD 、前記集光光学系と前記第1の要素光学レンズ系との間の距離をb、前記投射レンズの口径をD 、前記投射レンズと前記集光光学系との間の距離をa、とした場合において、D /b≦D /aの関係を満たすことを特徴とする立体像表示装置。
  2. インテグラルフォトグラフィ方式の撮像装置によって撮像された複数の要素画像からなる要素画像群を表示する表示手段と、前記表示手段から入射した光を投射する投射レンズと、を備え、前記要素画像群を投影して同一平面上に前記要素画像群の像を形成する投影装置からの光が入射されて、立体像を表示する立体像表示装置であって、
    前記投影装置からの光を集光する、あるいは、平行光にする集光光学系と、
    各々の前記要素画像の像からの光が入射され、当該像の各々の点からの光を集光する、あるいは、平行光にする複数の第1の要素光学レンズ系を、当該第1の要素光学レンズ系の光軸及び前記集光光学系の光軸に対して直交する同一平面上にアレイ状に配列した第1のレンズ群と、
    各々の第1の要素光学レンズ系に対応し、各々の前記要素画像の像から入射された光を、対応する第1の要素光学レンズ系のみに出射する複数の第2の要素光学レンズ系を、当該第2の要素光学レンズ系の光軸及び前記集光光学系の光軸に対して直交し、かつ、前記要素画像群の像が形成される同一平面上に、アレイ状に配列した第2のレンズ群と、
    を備え、
    前記集光光学系と前記投射レンズとの距離が当該集光光学系の焦点距離以上であり、
    前記投射レンズの口径をD 、前記投射レンズと前記第2の要素光学レンズ系との間の距離をa、前記第1の要素光学レンズ系及び前記第2の要素光学レンズ系の口径をD 、前記集光光学系の焦点距離をf 、とした場合において、D /a≦D /f の関係を満たすことを特徴とする立体像表示装置。
  3. 前記第1のレンズ群における前記第1の要素光学レンズ系の配列間隔と、前記第2のレンズ群における前記第2の要素光学レンズ系の配列間隔とが同一であり、
    前記集光光学系が、前記第1のレンズ群と、前記第2のレンズ群との間に設けられ、
    前記集光光学系と前記投射レンズとの距離が当該集光光学系の焦点距離より大きいことを特徴とする請求項2に記載の立体像表示装置。
  4. 前記第1のレンズ群における前記第1の要素光学レンズ系の配列間隔が、前記第2のレンズ群における前記第2の要素光学レンズ系の配列間隔より狭く、
    前記第2のレンズ群が、前記第1のレンズ群と前記集光光学系との間に設けられ、
    前記集光光学系と前記投射レンズとの距離が当該集光光学系の焦点距離より大きいことを特徴とする請求項2に記載の立体像表示装置。
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