JP4726071B2 - ピストン構造 - Google Patents

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本発明は、ピストン構造の改良に関する。
従来、この種ピストン構造にあっては、たとえば、特に高減衰力を発生する緩衝器のピストン部等に具現化されており、ピストンの外周全周に亘り環状溝を形成して、この環状溝内にOリング等の環状のシール部材を嵌め込んで、このシール部材でシリンダとピストンとの微小隙間をシールするようにしている。(たとえば、特許文献1参照)。
このようなピストン構造によって、ピストンでシリンダ内に区画した二つの圧力室が油密に保たれ、上記ピストン摺動部における微小隙間を介して作動油が上記各圧力室を交流してしまうことが無くなり、特に、緩衝器に高周波数の振動が入力されても緩衝器が充分な減衰力を発生できるようになる。
特開2000−46088号公報(図4)
しかしながら、上述のようなピストン構造では、以下の不具合があると指摘される可能性がある。
すなわち、特に、高減衰力の発生が要求される緩衝器では、ピストンに設けられるバルブは、上記特許文献1に見られるように、ピストンに形成される通路の途中に設けた環状弁座と、環状弁座に着座する弁体と、弁体を附勢するバネと、バネの一端を支持するバネ座とを備えて構成されるため、ピストン自体が乗用自動車用の緩衝器に比較して大きくなってしまい、このピストンの外周にシール部材を設けようとする場合、ピストンの外周にシール部材が嵌まり込む環状溝を上記通路を直径方向に避けて形成する必要があるので、ただでさえ大きなピストンの外径がこのシール部材を設けることによってさらに大型化してしまうことになる。
そして、ピストンが大型化すると、当然に、シリンダ径も大型化することになって、緩衝器等の油圧機器全体が大型化してしまい、油圧機器の車両、建造物等の適用箇所への搭載性が悪化してしまう危惧がある。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、油圧機器の大型化を招かないピストン構造を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドに連結されるとともにシリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内に二つの圧力室を隔成し、一方の圧力室から他方の圧力室へ向かう作動油の流れのみを許容して通過する作動油の流れに抵抗を与えるバルブを具備する第通路と他方の圧力室から一方の圧力室へ向かう作動油の流れのみを許容して通過する作動油の流れに抵抗を与えるバルブを具備する第通路とを備えた油圧機器のピストン構造において、ピストンの一端側から二つの小径ポートを開口し、ピストンの他端側からそれぞれ小径ポートに連通する二つの大径ポートを開口して、これら小径ポートと大径ポートを組として第一通路と第二通路を形成し、第一通路内に設けられるバルブが大径ポート内に収容されるとともに小径ポートと大径ポートとで形成される段部に着座する弁体を備えて構成され、第二通路内に設けられるバルブが大径ポート内に収容されるとともに大径ポートに固定される筒状の弁座部材の端部に着座する弁体を備えて構成され、ピストンの外周であって小径ポートの長さ範囲内にシール部材を装着してなることを特徴とする。
本発明のシール構造によれば、ピストンの大径ポートを取り囲む部位の外周にシール部材を設けるスペースを確保する必要がなくなることから、ピストンを小型化することができ、油圧機器の外径をより小型化することができ、油圧機器の適用箇所への搭載性が向上することになる。
さらに、シリンダの内径を小型化することができるので、シール部材とシリンダとの摺動抵抗を低減できるので、油圧機器の円滑な伸縮を実現することができ、摺動摩擦による作動油温度上昇を抑制できるので、作動油温度上昇による作動油の粘性低下を抑制でき、長時間にわたる使用によっても減衰力低下を招くことが無く、油圧機器に安定した減衰機能を発揮させることが可能である。
また、シール設計の自由度が高まり、油圧機器の大型化を避けつつ油圧機器に最適なシール形態を採用することが可能となる。
さらに、油圧機器の大型化を避けつつ油圧機器に最適なシール形態を採用することが可能となるので、圧力室と圧力室とのシリンダとピストンとの間の微小隙間を介しての連通を密閉性の高いシール部材で確実に阻止することができるので、特に、油圧機器が緩衝器である場合に、高周波数の振動が入力される際に、緩衝器に高い減衰力を発生させることが可能となる。
そして、より大型なバルブをピストンに設けても、ピストンの外周であってバルブが挿入される大径ポートを避ける位置にシール部材が装着されるので、ピストンの外径を大型化することが無く、バルブの設計自由度向上する。
以下、本発明のピストン構造を図に基づいて説明する。図1は、一実施の形態におけるピストン構造が具現化された油圧機器のピストン部の縦断面図である。図2は、一実施の形態の変形例におけるピストン構造が具現化されたディスクの縦断面図である。図3は、一実施の形態の他の変形例におけるピストン構造が具現化されたディスクの縦断面図である。
一実施の形態におけるピストン構造は、図1に示すように、油圧機器たる緩衝器のピストン部に具現化されており、上記ピストン構造が具現化される油圧機器たる緩衝器は、シリンダ1と、シリンダ1内に移動自在に挿入されるロッド2と、ロッド2に連結されるとともにシリンダ1内に摺動自在に挿入されてシリンダ1内に二つの圧力室R1,R2を隔成するピストン3と、ピストン3に形成されて各圧力室R1,R2を連通し通過する作動油の流れに抵抗を与えるバルブ4を備えた第一通路6と、各圧力室R1,R2を連通し通過する作動油の流れに抵抗を与えるバルブ5を備えた第二通路7と、ピストン3の外周に装着されるシール部材23とを備えて構成されている。
なお、このシール構造が具現化される油圧機器たる緩衝器は、周知であるので詳細には図示して説明しないが、具体的にたとえば、シリンダ1と、シリンダ1の上端を封止するヘッド部材(図示せず)と、ヘッド部材(図示せず)を摺動自在に貫通するロッド2と、ロッド2の端部に設けられる上記ピストン3と、シリンダ1内にピストン3で区画した二つの圧力室R1,R2と、シリンダ1の下端を封止する封止部材(図示せず)とを備えて構成され、シリンダ1内には作動油が充填される。
以下、各部について詳細に説明すると、ピストン3は環状とされており、また、ピストン3には、図1に示すように、その上下に亘って貫通されるよう形成された第一通路6及び第二通路7を備えており、この第一通路6及び第二通路7で上記した各圧力室R1,R2とが連通されている。
そして、第一通路6は、ピストン3の一端となる図1中下端から開口される小径ポート6aと、ピストン3の他端となる図1中上端から開口されて小径ポート6aに連通する小径ポート6aより大径に形成される大径ポート6bとで構成され、他方の第二通路7にあっても、ピストン3の一端となる図1中下端から開口される小径ポート7aと、ピストン3の他端となる図1中上端から開口されて小径ポート7aに連通する小径ポート7aより大径に形成される大径ポート7bとで構成されている。
そして、第一通路6の途中には、小径ポート6aと大径ポート6bとで段部が形成され、この段部で環状弁座8を構成している。他方、第二通路7の途中には、小径ポート7aと大径ポート7bとで段部が形成され、この段部でバネ座16を構成している。
さらに、上記した第一通路6の大径ポート6bの図1中上端内周には螺子部6cが形成され、この螺子部6cに第一通路6の全部を閉塞しないよう筒状に形成されたバネ座9が螺着されて固定されている。また、上記した第一通路6の大径ポート6b内には、環状弁座8に着座する弁体10が収容され、この弁体10と、バネ座9との間にはバネ11が介装されて、弁体10は常に上記バネ11によって環状弁座8に着座する方向に附勢され、第一通路6を閉塞している。
この弁体10は、図1中下端側が小径ポート6a内に摺動自在に挿入される軸12と、軸12の中間部外周に形成される円錐台形状の弁本体13と、軸12の弁本体13より下端側に設けられる切欠14とを備えて構成され、弁本体13を環状弁座8の図1中上面に当接させると、弁本体13の下端が環状弁座8の上面内周部に着座して、軸12の切欠14も小径ポート6aの内周に完全に対向して第一通路6を閉塞し圧力室R1と圧力室R2との連通を断つことができるようになっている。
他方、上記した第二通路7の大径ポート7bの図1中上端内周には螺子部7cが形成され、この螺子部7cに第二通路7の全部を閉塞しないよう筒状に形成された弁座部材15が螺着されて固定されている。また、上記した第二通路7の大径ポート7b内には、弁座部材15に着座する弁体17が収容され、この弁体17と、小径ポート7aと大径ポート7bとで形成したバネ座16との間にはバネ18が介装されて、弁体17は常に上記バネ18によって弁座部材15に着座する方向に附勢され、第二通路7を閉塞している。
この弁体17は、図1中上端側が弁座部材15内に摺動自在に挿入される軸19と、軸19の中間部外周に形成される円錐台形状の弁本体20と、軸19の弁本体20より上端側に設けられる切欠21とを備えて構成され、弁本体20を弁座部材15の図1中下面に当接させると、弁本体20の上端が弁座部材15の下面内周部に着座して、軸19の切欠21も弁座部材15の内周に完全に対向して第二通路7を閉塞し圧力室R1と圧力室R2との連通を断つことができるようになっている。
したがって、バルブ4は、上記した環状弁座8と、弁体10と、バネ11と、バネ座9とを備えて構成され、上記弁体10は、常時バネ11によって環状弁座8に押し付けられて着座し、第一通路6内の弁体10は、圧力室R2の圧力が開弁圧に達すると環状弁座8から図1中上方に後退して第一通路6を開放し圧力室R2と圧力室R1とを連通させることができ、バルブ4は常閉型の減衰バルブとして機能し、他方のバルブ5も上記した弁座部材15と、弁体17と、バネ18と、バネ座16とを備えて構成され、上記弁体17は、常時バネ18によって弁座部材15に押し付けられて着座し、第二通路7内の弁体17は、圧力室R1の圧力が開弁圧に達すると弁座部材15から図1中下方に後退して第二通路7を開放し圧力室R1と圧力室R2とを連通させることができ、バルブ5は常閉型の減衰バルブとして機能する。
すなわち、第一通路6は、圧力室R2から圧力室R1へ向かう作動油の流れに対してはバルブ4が開弁してこれを許容し逆向きの流れに対してはバルブ4が開弁せずこれを阻止する一方通行の通路に設定され、他方の第二通路7は、圧力室R1から圧力室R2へ向かう作動油の流れに対してはバルブ5が開弁してこれを許容し逆向きの流れに対してはバルブ5が開弁せずこれを阻止する一方通行の通路に設定されている。
なお、上記したバネ座9および弁座部材15の外周には、バネ座9の外周と大径ポート6bの内周および弁座部材15の外周と大径ポート7bの内周とをシールするOリング9a,15aがそれぞれ装着されており、バネ座9の外周と大径ポート6bの内周および弁座部材15の外周と大径ポート7bの内周と間を介して圧力室R1と圧力室R2とが連通してしまうことが防止され、高周波振動入力時にあっても緩衝器に高減衰力を発生させることが可能なようになっている。
また、バネ座9の大径ポート6bへの固定および弁座部材15の大径ポート7bへの固定に際しては、スナップリングを用いてもよい。具体的には、バネ座9及び弁座部材15の図1中上端に大径ポート6b,7bに係合するスナップリングを設けてバネ座9及び弁座部材15の図1中上端に大径ポート6b,7bからの脱落を阻止すれば、バネ座9及び弁座部材15のそれぞれがバネ11,18によってスナップリング側へ押し付けられるのでこれらを大径ポート6b,7bへ固定することができる。
このように、バルブ4,5が組み込まれたピストン3の内周側には、段付きのロッド2が挿通され、ピストン3はロッド2の先端に螺着されるピストンナット30でロッド2に固定されることになる。
つづき、ピストン3の外周の全周に亘って環状溝22が設けられ、この環状溝22内にシール部材23が嵌め込まれてピストン3の外周にシール部材23が装着されている。
そして、この環状溝22が設けられるのは、ピストン3の外周であって、ピストン3の図1中下端となる一端から小径ポート6a,7aの長さhまでの範囲、すなわち、小径ポート6a,7aが設けられる長さ範囲内に設けられている。
上述のように、シール部材23が装着される位置をピストン3の外周の小径ポート6a,7aの長さ範囲内とすることによって、ピストン3を大型化することなく、ピストン3の外周にシール部材23を設けることができる。
つまり、大径ポートがピストン3の上下で互い違いの端部から開口される従来のピストンでは、シール部材を装着する環状溝を設けるには、必ず大径ポートを避けるようにしなくてはならず、ピストンの大径化を避けることができなかったが、バルブ4,5が設けられる第一通路6及び第二通路7を上述のように、ピストン3の一端側から開口される小径ポート6a,7aとピストン3の他端側から開口される大径ポート6b,7bで形成し、シール部材23が装着される位置をピストン3の外周であって小径ポート6a,7aの長さ範囲内とすることによって、環状溝22は、小径ポート6a,7aを回避するように形成すればよくなり、その分、環状溝22の底部22aの外径が小さくなり、ピストン3を小型化しても、シール部材23をピストン23に装着することができるのである。
すなわち、特に、高減衰力の発生が要求されピストン3に組み込まれるバルブ4,5が大型な場合にあっても、ピストン3の大径ポート6b,7bを取り囲む部位の外周にシール部材23を設けるスペースを確保する必要がなくなることから、ピストン3を小型化することができ、さらには、ピストン3の外周に環状溝22を設ける際に充分な肉厚を確保することが可能であるので、ピストン3の強度低下を招く恐れもない。
そして、シール部材23をシリンダ1の内周に摺接さることによって、ピストン摺動部であるピストン3とシリンダ1との間にできる微小隙間を介しての圧力室R1と圧力室R2との連通は、シール部材23によって遮断されることになり、これによってピストン摺動部が上記シール部材23によってシールされることになる。
したがって、本発明のピストン構造にあっては、ピストン3を従来に比較して小型化することが可能であるので、油圧機器、本実施の形態においては緩衝器の外径をより小型化することができ、油圧機器の適用箇所への搭載性が向上することになる。
さらに、シリンダ1の内径を小型化することができるので、シール部材23とシリンダ1との摺動抵抗を低減できるので、油圧機器の円滑な伸縮を実現することができ、摺動摩擦による作動油温度上昇を抑制できるので、作動油温度上昇による作動油の粘性低下を抑制でき、長時間にわたる使用によっても減衰力低下を招くことが無く、油圧機器に安定した減衰機能を発揮させることが可能である。
また、図2に示すように、小径ポート6a,7aの外周側に環状溝22を設ければよいので、環状溝22を深く設定することができるので、シール部材23の内周側により高圧に耐えうるようにバックアップリング24を挿入するようなシール形態を採用することも可能で、ピストン3やシリンダ1の外径を大型化してしまう不具合も無く、シール設計の自由度が高まり、油圧機器の大型化を避けつつ油圧機器に最適なシール形態を採用することが可能となる。
さらに、油圧機器の大型化を避けつつ油圧機器に最適なシール形態を採用することが可能となるので、圧力室R1と圧力室R2とのシリンダ1とピストン3との間の微小隙間を介しての連通を密閉性の高いシール部材で確実に阻止することができるので、特に、緩衝器に、高周波数の振動が入力される際に、高い減衰力を発生させることが可能となる。
そして、より大型なバルブをピストン3に設けても、ピストン3の外周であってバルブが挿入される大径ポート6b,7bを避ける位置にシール部材23が装着されるので、ピストン3の外径を大型化することが無いので、バルブの設計自由度の向上する。
また、図3に示すように、ピストンの一端の外周部から立ち上がる筒状のソケット25を設け、該ソケット25の外周に環状のスライドベアリング26を装着してもよい。このようにソケット25の外周にスライドベアリング26を設けることによって、ピストン3の外径を大径化することがなく、強度低下を防止しつつ油圧機器たる緩衝器のより円滑な伸縮を実現することが可能である。
これで、ピストン摺動部におけるシール構造の実施の形態についての説明を終えるが、このピストン摺動部におけるシール構造は、バルブが内設されるピストンとシリンダとの間の隙間をシールするものであるから、緩衝器の他に上記ピストンとシリンダとを備えた構造を有する油圧機器に適用することが可能であることは言うまでもない。
なお、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されない。
一実施の形態におけるピストン構造が具現化された油圧機器のピストン部の縦断面図である。 一実施の形態の変形例におけるピストン構造が具現化されたディスクの縦断面図である。 一実施の形態の他の変形例におけるピストン構造が具現化されたディスクの縦断面図である。
符号の説明
1 シリンダ
2 ロッド
3 ピストン
4,5バルブ
6 第一通路
7 第二通路
6a,7a 小径ポート
6b,7b 大径ポート
8 環状弁座
9,16 バネ座
10,17 弁体
11,18 バネ
12,19 軸
13,20 弁本体
14,21 切欠
15 弁座部材
22 環状溝
23 シール部材
24 バックアップリング
25 ソケット
26 ライドベアリング
30 ナット
R1,R2 圧力室

Claims (3)

  1. シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドに連結されるとともにシリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内に二つの圧力室を隔成し、一方の圧力室から他方の圧力室へ向かう作動油の流れのみを許容して通過する作動油の流れに抵抗を与えるバルブを具備する第通路と他方の圧力室から一方の圧力室へ向かう作動油の流れのみを許容して通過する作動油の流れに抵抗を与えるバルブを具備する第通路とを備えた油圧機器のピストン構造において、ピストンの一端側から二つの小径ポートを開口し、ピストンの他端側からそれぞれ小径ポートに連通する二つの大径ポートを開口して、これら小径ポートと大径ポートを組として第一通路と第二通路を形成し、第一通路内に設けられるバルブが大径ポート内に収容されるとともに小径ポートと大径ポートとで形成される段部に着座する弁体を備えて構成され、第二通路内に設けられるバルブが大径ポート内に収容されるとともに大径ポートに固定される筒状の弁座部材の端部に着座する弁体を備えて構成され、ピストンの外周であって小径ポートの長さ範囲内にシール部材を装着してなることを特徴とするピストン構造。
  2. 第一通路内に設けられるバルブは、上記弁体と、大径ポートに固定される筒状のバネ座と、バネ座と弁体との間に介装されて弁体を段部側へ向けて附勢するバネとを備えて構成されるとともに、第二通路内に設けられるバルブは、上記弁体と、上記弁座部材と、弁体と小径ポートと大径ポートとで形成される段部との間に介装されて弁体を弁座部材側へ向けて附勢するバネとを備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載のピストン構造。
  3. ピストンの一端の外周部から立ち上がる筒状のソケットを設け、該ソケットの外周に環状のスライドベアリングを装着してなることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のピストン構造。
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